JP2015509395A - 血行再建手技で使用するためのカテーテルおよびそれを使用する方法 - Google Patents

血行再建手技で使用するためのカテーテルおよびそれを使用する方法 Download PDF

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Abstract

血管の詰まりを除去する方法は、外側カテーテルであって、外側カテーテルの遠位端に鋸歯状切除要素を有する、外側カテーテルと、バイパスカテーテルと、ガイドワイヤとを備えるカテーテルシステムを設けることを含む。カテーテルシステムにおいて、バイパスカテーテルは、外側カテーテル内に摺動可能に配設される。方法は、カテーテルシステムの遠位部を、血管内で位置特定された閉塞部の近位端に位置決めすること、及び、閉塞部によって閉塞された血管によって血液供給される脳又は他の組織のエリアにバイパスカテーテルを通して薬用処置溶液が送出されるように、閉塞部を通してバイパスカテーテルを移動させることを含む。バイパスカテーテルによって血管の閉塞部分に薬用処置溶液を送出している間及び送出した後、医師は、外側カテーテルを時計方向に/反時計方向に又は前方向に/後方向に移動させることによって閉塞部を切除要素に係合させ、血管から閉塞部の少なくとも一部分を切除し、次に、除去することができる。【選択図】なし

Description

本出願は、「Catheter for Use in Revascularization Procedures」という名称の2012年2月13日に出願された米国特許出願第13/371,703号に対する優先権を主張する。
本出願は、一般に、血行再建カテーテルシステム及び大脳血管内の詰まり又は血塊を処置するための方法に関する。具体的には、本出願は、血塊破片を取出すための吸引機構を有するガイドワイヤ上に回転切除機構を組合せる同軸カテーテルシステム及び患者の血管の開通性を長く維持するために血塊をバイパスする方法に関する。
急性脳卒中の直後に、好ましくは、初期閉塞から8時間以内に、閉塞した脳血管を再開口させることが必要である場合がある。大脳血管の内皮の操作は、血小板の付着を伴い、血小板は、損傷部位に付着し、その後、血小板を共に結合させると共に、血液から凝固性が高いタンパク質を誘発する化学誘引物質として作用する凝固因子を放出する。このメカニズム(血小板凝集及び活性化)の結果として、血小板が蓄積し、「白色血栓(white thrombus)」、すなわち、フィブルリン/血小板血栓としてその部位で血小板が共に結合し、それが、血管を急速に再閉塞させる。この状況では、tPAなどの血栓溶解薬は、この異なるタイプの血栓に対して全く活性を持たないため、もはや有効でないことになる。そのため、血管内の閉塞部を除去する従来の方法は、全ての状況において適切でない場合がある。
血管の詰まりを除去する方法は、外側カテーテルであって、その遠位端に鋸歯状切除要素を有する、外側カテーテルと、バイパスカテーテルと、ガイドワイヤとを備えるカテーテルシステムを設けることを含む。カテーテルシステムにおいて、バイパスカテーテルは、外側カテーテル内に摺動可能に配設される。方法は、カテーテルシステムの遠位部を、血管内で位置特定された閉塞部の近位端に位置決めすること、及び、閉塞部によって詰まった血管によって血液供給される(serve)脳又は他の組織のエリアにバイパスカテーテルを通して薬用処置溶液が送出されるように、閉塞部を通してバイパスカテーテルを移動させることを含む。バイパスカテーテルによって血管の詰まった部分(blocked part)に薬用処置溶液を送出している間及び送出した後、医師は、外側カテーテルを時計方向に/反時計方向に又は前方向に/後方向に移動させることによって閉塞部を切除要素に係合させ、血管から閉塞部の少なくとも一部分を切除し、次に、除去することができる。
末梢に配設される外側カテーテルは、穿孔を有する遠位部を含むことができる。閉塞部が除去されるにつれて、外側カテーテルの遠位部は閉塞部のエリアに送出され、さまざまな程度に又は全体的に閉塞部内に残ることができ、医師が、穿孔を通して閉塞部のより大きな表面エリアに薬剤を送出することを可能にする。
本明細書に組込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の態様の種々の例の実施形態を示す種々の例のシステム、方法等を示す。図において示される要素境界(例えば、ボックス、ボックスの群、又は他の形状)が境界の一例を示すことが認識されるであろう。1つの要素が複数の要素として設計されることができること、又は、複数の要素が1つの要素として設計されることができることを当業者は認識するであろう。別の要素の内部コンポーネントとして示される要素が外部コンポーネントとして実装されることができる、また、その逆も同様である。更に、要素は一定比例尺に従って描かれない場合がある。
同軸血行再建カテーテルの側面図である。 図1の同軸血行再建カテーテルの近位部の側面図である。 閉塞部位に配設された図1の同軸血行再建カテーテルの側面図である。 閉塞部位に配設された図1の同軸血行再建カテーテルの側面図である。 閉塞部位に配設された図1の同軸血行再建カテーテルの側面図である。 同軸血行再建カテーテルの別の実施形態の側面図である。 同軸血行再建カテーテルの別の実施形態の側面図である。 身体内に配備された図6の同軸血行再建カテーテルシステムの側面図である。 同軸血行再建カテーテルの代替の実施形態の側面図である。 同軸血行再建カテーテルの代替の実施形態の側面図である。 閉塞部位に配設された図9の同軸血行再建カテーテルの側面図である。 同軸血行再建カテーテルの代替の実施形態の側面図である。 図6の同軸血行再建カテーテルの近位部の側面図である。 閉塞部位に配設された図6の同軸血行再建カテーテルの側面図である。 閉塞部位に配設された図6の同軸血行再建カテーテルの側面図である。
血行再建カテーテルシステム10は、虚血性脳卒中を病む患者に導入されて、例えば、脳血管内の閉塞エリアに対して血流を迅速かつ効率的に回復させることができる。一般に、図1に示す血行再建カテーテルシステム10は、ガイドワイヤ上への管状部材の同軸配置からなる。一実施形態では、血行再建カテーテルシステム10は、外側カテーテル12、切除カテーテル14、バイパスカテーテル16、及びガイドワイヤ18を含む。外側カテーテル12は、近位部20、移行部(図示せず)、及び遠位部22を含む全体が管状の本体を含む。
同様に、切除カテーテル14及びバイパスカテーテル16は、それぞれ近位部24及び26、移行部(図示せず)、並びにそれぞれ遠位部28及び30を含む全体が管状の本体を含む。各カテーテルは、カテーテル内に少なくとも1つの管腔を有し、その管腔は、管状本体の遠位部22、28、及び30から管状本体の近位部20、24、及び26まで延在する。
バイパスカテーテル16は、切除カテーテル14内に配設され、切除カテーテル14内で移動可能であるか、回転可能であるか、又は摺動可能である。同様に、切除カテーテル14は、外側カテーテル12内に配設され、外側カテーテル12内で、時計方向に/反時計方向に回転可能であり、水平軸Aに沿って前方向/後方向に摺動可能である。
図1に示すように、切除カテーテル14の遠位部28は、鋸歯状歯32を含むことができ、鋸歯状歯32は、血塊又は閉塞部に係合し、血管及び外側カテーテル12の断面に関して時計方向に/反時計方向に回転するとき、又は、前方移動/後方移動時に血塊又は閉塞部を粉砕する。歯32は、切除カテーテル14の遠位部28と一体に形成されることができる、又は、ステンレス鋼又はチタン等の異なる材料で形成され、接着剤等の適した取付け方法によって切除カテーテル14の遠位部28に取付けられることができる。回転又は前方/後方移動は、一般に、x線透視観察下で手術を行う外科医の手によって手作業で、又は、患者の身体の外にある電気モータ(図示せず)によって与えられる。
切除カテーテル14の歯32は、一般に、長さが約4.0mm以下である。更に、外側カテーテル12は、切除カテーテル14の歯32が、外側カテーテル12によって保護されていない血管内に過度に深くまで延びることを防止するために、対応する切除カテーテル14に比べて、長さが約1.0〜約4.0mm以下だけ短い。この実施形態は、血管壁に損傷を与えることに対する防護を提供する。
頭蓋内用途(急性脳卒中)の場合、バイパスカテーテル16は、150cm〜約300cmの長さを有し、0.62mm〜0.95mmの外径を有することができる。切除カテーテル14は、約0.60mm〜約1.40mmの外径を有し、外側カテーテル12は、約0.75mm〜約1.75mmの外径を有することができる。一般に、外側カテーテル12の内径は、中間カテーテルなしで切除カテーテル14の外径に最も近く、理想的には、切除カテーテル14の外径より約0.10mm〜約0.50mm大きい内径を有することになる。
一実施形態では、切除カテーテル14は、約0.40mm〜約1.17mmの内径を有し、外側カテーテル12は、約0.75mm〜約1.50mmの内径を有することができる。更に、切除カテーテル14は、約130cm〜約150cmの長さを有することができる。しかし、任意の適した寸法のカテーテルが使用されることができることが認識されるべきである。
切除カテーテル14、バイパスカテーテル16、及び少なくとも1つの外側カテーテル12は、照合システムを形成するためにカラーコード化されるか又は数値コード化されることができる。共に使用され得る全てのカテーテルは、どんなミスマッチをも回避するために同様にコード化されるべきである。この特徴は、切除カテーテル14が外側カテーテル12より著しく(1〜4mmを超えて)長い場合に起こる場合がある血管壁に対する損傷の考えられる合併症を最小にすることになることが企図される。
外側カテーテル12、切除カテーテル14、及びバイパスカテーテル16は全て、ステンレス鋼又はチタン等の金属材料、プラスチックまたはポリマ材料、或いは、2つの組合せで作られることができる。他の適した材料もまた企図される。
先に参照したように、血行再建カテーテルシステム10はまた、1つ又は複数のガイドワイヤを含むことができる。主ガイドワイヤ18は、親水性物質でコーティングされ、血行再建カテーテルシステム10の初期留置のために使用されることができる。主ガイドワイヤ18は、約180cm〜約190cmの長さを有することができる。第2のガイドワイヤ(図示せず)は、同軸カテーテルを交換するために使用され、また、同様に構築され、約300cmの長さを有することができる。
図2に示すように、血行再建カテーテルシステム10は、患者の大腿動脈内に2腔シース(図示せず)を挿入することによって患者の身体に導入されることができる。その後、外側カテーテル12、切除カテーテル14、及びバイパスカテーテル16を含む血行再建カテーテルシステム10は、脳卒中患者の場合、シースの第1の管腔を通してナビゲートされ、大腿動脈に入り、大動脈弓を上がりまたそこを回って、頸動脈又は椎骨動脈に入り、頭蓋底に到り、大脳動脈内の動脈閉塞部位に配備されることができる。ガイドワイヤ18は、同軸カテーテル12、14、及び16を配備するために使用されることができる。
バイパスカテーテル16、切除カテーテル14、及び外側カテーテル12が身体を通してナビゲートされ、閉塞部位に位置決めされる間、加圧された(約300mmHgの)及び/又はヘパリン化された生理食塩水が、カテーテル12、14、及び16の管腔の全てを通して圧送されることが留意されるべきである。ヘパリン化生理食塩水の流入は、血液及び塞栓等の他の考えられる破片が、カテーテルに入りカテーテルを詰まらせるのを防止する。一実施形態では、カテーテルはそれぞれ、一般にルアーロックを含む、34、36、及び38として図2に示す少なくとも1つの入口ポータルを有する。入口ポータル34、36、及び38は、回転止血弁34a、36a、及び38a或いは他のこうした適した接続デバイスによって生理食塩水源又は他の処置溶液源に接続されることができる。
図3及び図4は、血管42内の閉塞部40に対して連続する位置における血行再建カテーテルシステム10を示す。図3は、ガイドワイヤ18の或るセグメントが閉塞部40を貫通して延在する間に、血管42内に配設され、閉塞部40の近位部に位置決めされたバイパスカテーテル16、切除カテーテル14、及び外側カテーテル12を示す。図4は、ガイドワイヤ18に沿って閉塞部40を貫通して延在するバイパスカテーテル16の一部分を示す。
図4に示すように、バイパスカテーテル16は、閉塞部40を通過して遠位に進められて、問題のある閉塞を超えて、脳の血液不足領域に動脈血化された血液を送出することができる。バイパスカテーテル16を使用して脳に血液を送出することによって、患者の虚血性脳に対して血流を再確立するために医師が有する時間量が劇的に増加する。
バイパスカテーテル16が閉塞部40を貫通して移動されると、医師は、バイパスカテーテル16を通して、虚血性事象のために欠乏した脳の部分に血液を圧送し始めることができる。血液は、第2の入口開口44(図2に示す)を通してバイパスカテーテル16に送出されることができる。一実施形態では、シース内の第2の(出力)ポータルは、大腿動脈からバイパスカテーテル16に入るよう血液を再ルーティングするために使用されることができる。
代替的に、ヘパリン化され加圧された生理食塩水を有する動脈血化された血液の注入は、大腿動脈からシリンジ(図示せず)に患者自身の血液を引入れ、血液とヘパリン化された生理食塩水とを混合させることによって、第2の入口開口44を通してバイパスカテーテル16を通して施行されることができる。
一般に、バイパスカテーテル16は、バイパス法を実施するために、切除カテーテル14、及び外側カテーテル12を超えてかなり遠くに(10cmまで)延在することができる。動脈血化された血液に加えて、血栓溶解薬、冷たい血漿、及び生理食塩水が、上述した方法で閉塞部を通過して投与されることができる。冷たい血漿は、局所化された低体温を生成するために使用され、問題のある閉塞を効果的に除去するために外科医が有することができる時間を延長することができる。
動脈血化された血液を、バイパスカテーテル16を通して約5分間送出した後、バイパスカテーテルが除去され、切除カテーテル14が、閉塞部40のコアを除去するために使用されることができる。
切除カテーテル14の遠位部28における歯32の回転及び軸方向移動によって、医師は、閉塞部40のコア断面を彫刻し、小さな塞栓を生成し始める。切除カテーテル14の軸方向移動に加えて、回旋性/回転性彫刻操作は、血管42に入る切除カテーテル14の遠位進行を容易にし、問題のある閉塞を連続的に粉砕する。彫刻操作が実施された後、切除カテーテル14、バイパスカテーテル16、及び主ガイドワイヤ18は、血管42から除去され、薬物、血液、又は他の流体を血管42の虚血性部分に送出するための外側カテーテル12を所定場所に残す。
この実施形態では、医師が閉塞部40を切除し始めると、切除カテーテル14及び外側カテーテル12内の加圧された生理食塩水は、破砕された塞栓が血管42に更に一挙に流入しないように中断されるべきである。負圧は、切除カテーテル14内の管腔に印加されることができる。圧力は、負圧ポンプによって、又は、流量制限弁を有するシリンジを使用してオペレータによって与えられることができる。生成される負圧は、一般に、関係する血管の壁を圧潰させるのに必要とされる圧力より小さいことになる。
別の実施形態では、彫刻操作によって生成される塞栓はまた、閉塞の性質に応じて、血栓溶解剤又は抗血小板剤の反復した用量を使用して処置されることができる。薬剤は、切除カテーテル14の管腔を通して送出されることができる。
約10分間の切除カテーテル14の使用と、動脈血化された血液混合物を約5分間投与するバイパスカテーテル16の使用を交互に行う、上述したバイパス手技は、必要な回数にわたって繰返されることができる。更に、バイパスカテーテル16及び切除カテーテル14が区別された別個の管腔を有するため、バイパスカテーテル16は、切除カテーテル14が閉塞部40の少なくとも一部分に係合し、それを除去するために使用される間、所定場所に残ることができる。したがって、別の実施形態では、バイパスカテーテル16は、切除カテーテル14の使用と同時に機能するようにさせられる場合がある。
図1及び図3〜5に示すように、外側カテーテル12の遠位部22は、複数の穿孔48を有する拡散部46を含む。穿孔48は、外側カテーテル12の管腔から血管42壁への流体連通を提供する。穿孔48が外側カテーテル12の遠位部22を超えて延在することができることも企図される。
外側カテーテル12は、切除カテーテル14の周りで末梢に配設され、その遠位部22で閉鎖されることができる。遠位部22の閉鎖は、切除カテーテル14の外径に合うように、外側カテーテル12の遠位部22にテーパを付けることによって達成されることができる。しかし、切除カテーテル14は、外側カテーテル12内で依然として回転可能であることになる。
再び図5を参照すると、切除カテーテル14が使用されて、閉塞部の複数の部分を除去するにつれて、切除カテーテル14及び外側カテーテル12は、血管42内を遠位に移動することができる。切除カテーテル14及び外側カテーテル12が血管42を通して移動するにつれて、外側カテーテル12の拡散部46が、処置の継続期間中、閉塞部40内に位置決めされることができる。拡散部46はまた、図5に示すx線撮影マーカを含むことができる。x線撮影マーカは、他の適したマーカの中でもとりわけ、x線不透過性のリング又は埋め込み式ペレットを含むことができる。実際の閉塞部の長さを経験的にわかっていることが役立つことになるが、血栓溶解の初期化と同時に実際の閉塞部の長さがわかるため、長さを知らないことが、血行再建カテーテルシステム10の使用を制限しない。
外側カテーテル12の拡散部46が閉塞部40内に位置決めされると、切除カテーテル14の管腔に印加される負圧は、薬用処置溶液が、外側カテーテル12の拡散部46を通して残りの閉塞部40に直接導入されるように中断され得る。外側カテーテル12の遠位部22及び拡散部46内の穿孔を通して薬剤を局所的に分散的に投与するこのシステムは、血栓溶解薬、抗血小板薬、又はニトロ血管拡張薬(すなわち、一酸化窒素ベース薬剤)等の薬用処置溶液に対してターゲット閉塞部40のより大きな表面エリアを暴露させる。血栓溶解薬、抗血小板薬、又はニトロ血管拡張薬の拡散部46を通した局所的送出は、閉塞部40を除去するか又は閉塞部40のサイズを減少させ、それにより、閉塞された血管42の管腔のサイズを増加させて、その管腔を通る血流を改善することになる。
一酸化窒素ベース血管拡張薬の投与の場合、その効果は、閉塞された血管のセグメントに血管拡張薬剤を分配し、局所化された血管拡張を可能にすること、及び、血管壁が閉塞性血栓から離れて拡張することを可能にすることによって閉塞性血栓から血管壁を自由にするのに役立つことのうちの一方である。
拡散部46はまた、病変内薬剤、特に、病変を分解させるために血栓溶解剤及び/又は閉塞部位において血管42の幅を増加させるための血管拡張剤を送出するために使用されることができる。拡散部46はまた、抗血小板薬(2B3Aグリコプロテイン受容体阻害薬)又は血管拡張剤等の薬剤を血管の選択されたセグメントに送出するために使用されることができる。
図5に示す血行再建カテーテルシステム10が、閉塞部40の一部分を除去するために使用されると、切除カテーテル14は、加圧された冷却用溶液を、閉塞部を超えて送出することによって、局所化された流体媒介低体温を与えるために使用されることができる。溶液は、一般に、血流によって脳に対して局所化された局所低体温を生成するために送出される、ヘパリン化され加圧された生理食塩水及び/又は血液/含酸素化合物を含むことができる。この実施形態では、溶液のヘパリン化され加圧された生理食塩水成分は、血行再建カテーテルシステム10に導入される前に、それ自身によって又は酸素担持化合物(通常、血液)と組合せて冷却される。溶液を冷却する任意の適した方法が、患者の身体の外のサーモスタット制御式冷凍デバイス等によって使用されることができることが企図される。
別の実施形態では、切除カテーテル14が閉塞部40の一部分を除去した後に、切除カテーテル14は、除去され、外側カテーテル12内で径の大きい第2の切除カテーテル(図示せず)に置換されることができる。こうして、閉塞部40のコアは、切除カテーテルによって徐々に除去されることができる。切除カテーテル14の除去及び外径が増加し続ける切除カテーテルとのその置換についてのこの概念は、閉塞部40の複数の部分を全体が離れるよう剥離させることよって生じる血管42壁の不必要な破砕を回避しながら、詰まった動脈内の管腔径の徐々の増加を生成することになる。
更に別の実施形態では、図1に示す血行再建カテーテルシステム10は、第2の外側カテーテル(図示せず)によって構築され得る。3軸配置構成によって提供される支持体は、血行再建カテーテルシステム10が脳血管内への遠位貫入のために使用されることを可能にする。血行再建カテーテルシステム10は、問題のある閉塞部40を切除カテーテル14の鋸歯状遠位部28に係合させると、第2の外側カテーテルを除去することによって解体され、第1の外側カテーテル12だけを残すことができ、切除カテーテル12、バイパスカテーテル16、及び主ガイドワイヤ18が、より大きな管腔の第1の外側カテーテル12内に配設される。この実施形態は、閉塞性塞栓がそこを通して吸引される、又は、特定の薬剤がそこを通して送出されることができる、より大きな管腔を提供する。
血行再建カテーテルシステム10がバイパスカテーテル16なしで使用されることができることも企図される。更に、血行再建カテーテルシステム10が血管不全によって特徴付けられる頭蓋内状況と抹消状況(四肢、虚血性腸、器官虚血)の両方のために使用されることができることが企図される。1つのこうした実施形態は、冠状動脈に挿入することにより、また、システムの血管内バイパス機能、血塊除去機能、及び局所化薬剤送出機能を利用して、心臓虚血を処置するために使用されることができる。こうした実施形態はまた、静脈閉塞又は静脈不全の場合に、静脈血管系において使用されることができる。
図6を参照すると、別の実施形態では、血行再建カテーテルシステム100は、切除要素114を有する外側カテーテル112、バイパスカテーテル116、及びガイドワイヤ118を含むことができる。この実施形態では、外側カテーテル112は、近位部120、移行部(図示せず)、及び遠位部122を含む全体が管状の本体を含む。外側カテーテル112の遠位部122はまた、複数の穿孔148を有する拡散部146を含む。穿孔148は、図14に示すように、外側カテーテル112の管腔から血管142壁への流体連通を提供する。
バイパスカテーテル116はまた、近位部126、移行部(図示せず)、及び遠位部130を含む全体が管状の本体からなる。外側カテーテル112とバイパスカテーテル116の両方の管状本体は、管状本体の遠位端から管状本体の近位端まで延在する少なくとも1つの管腔を管状本体内に有する。
この実施形態では、バイパスカテーテル116は、外側カテーテル112内に配設され、外側カテーテル112内で時計方向に/反時計方向に移動可能であるか、回転可能であるか、又は摺動可能であり、また、外側カテーテル112内で水平軸Aに沿って前方向/後方向に摺動可能である。
再び図6を参照すると、外側カテーテル112の遠位部122は、切除要素114及び遠位端132を含むことができる。切除要素114は鋸歯状歯を含み、鋸歯状歯は、血塊又は閉塞部に係合し、血管の断面に関して時計方向に/反時計方向に回転するとき、又は、前方移動/後方移動時に血塊又は閉塞部を粉砕しうる。切除要素114の歯は、一般に、長さが約4.0mm以下である。切除要素114は、外側カテーテル112の遠位部122の遠位端132と一体に形成されることができる、又は、遠位端132に別個に固着されることができる。
この実施形態では、外側カテーテル112の遠位部122は、外側カテーテル112の遠位端132の内径が、バイパスカテーテル116の外径よりほんのわずか、ほぼ1.0mm未満、大きいだけであるように徐々にテーパが付けられる。外側カテーテル112の遠位端132にテーパを付けることは、流体が、外側カテーテル112の遠位端132を出ることを防止し、代わりに、穿孔148を通るよう薬剤の流れを向ける。外側カテーテル112の遠位部がバイパスカテーテル116の外径と同一径になるように外側カテーテル112の遠位部にテーパを付けることはまた、切除要素114が、手技中に患者の血管に係合することを防止する。遠位部は、図6に示すように徐々にテーパが付けられるか又は図7に示すように段差状にテーパが付けられることができる。
外側カテーテル112の遠位部122にテーパを付けることに加えて、実際には、バイパスカテーテル116は、図8に示すように、最小距離D、約5mm〜約7mmだけ外側カテーテル112の遠位端132を超えて延在する。最小距離を維持することによって、バイパスカテーテルは、血行再建カテーテルシステム110が閉塞部位に移動されるときに、外側カテーテル112の遠位端132上の切除要素114が患者の血管壁142を切除することを防止することになる。バイパスカテーテル116の遠位端から外側カテーテル112の遠位端132までの最小距離D、約5.0mmを維持することによって、血行再建カテーテルシステム110が血管内の屈曲部を通って移動されるときに、血管壁142は押されて切除要素114から離れることになる。
他の実施形態では、図9〜12に示すように、切除要素は、外側カテーテルの遠位端の内部に固定されるディスクリート部品である。図9に示すように、切除要素314は、外側カテーテル312の遠位端332内にわずかに引込むことができ、それにより、切除要素314は血管壁に独立に係合ことができない。更に別の実施形態では、図10に示すように、切除要素414は、外側カテーテル412の内壁から半径方向に懸垂保持されることができる、又は、内壁に直接取付けられることができる(図示せず)。これらの実施形態では、切除要素314又は414は、例えば血行再建カテーテルシステム310を参照して図11に示すように、閉塞を貫通して外側カテーテル312又は412の遠位端332又は432を徐々に進めることによって閉塞に係合することができる。
別の実施形態では、図12に示すように、切除要素514は、外側カテーテル512の遠位端532の内部に固着されるか又は遠位端532をわずかに超えて延在することができる。切除要素514は、遠位端532を超えて約1mm〜約5mm延在することができる。この実施形態では、切除要素514は、バイパスカテーテル516の周りにぴったりと合う内径を有することができ、それにより、血行再建カテーテルシステム510の留置中に切除要素が血管壁に係合しない。
図6〜12に示す実施形態の任意の実施形態が頭蓋内用途(急性脳卒中等)のために企図されることが認識されるべきである。例えば図6に示す実施形態を参照すると、バイパスカテーテル116は、約150cm〜約300cmの長さを有し、0.62mm〜0.95mmの外径を有することができる。一般に、外側カテーテル112の外径は、バイパスカテーテル116の外径に最も近く、理想的には、バイパスカテーテル116の外径より約0.10mm〜約0.50mm大きい内径を有することになる。任意の適した寸法のカテーテルが使用されることができることが認識されるべきである
バイパスカテーテル116及び外側カテーテル112は、照合システムを形成するためにカラーコード化されるか又は数値コード化されることができる。共に使用され得る全てのカテーテルは、どんなミスマッチをも回避するために同様にコード化されるべきである。この特徴は、バイパスカテーテル116が、先に論じたように外側カテーテル112の遠位端132からの最小距離を提供するのに十分長くない場合に起こる場合がある血管壁に対する損傷の考えられる合併症を最小にすることになることが企図される。
外側カテーテル112、切除要素114、及びバイパスカテーテル116は全て、ステンレス鋼又はチタン等の金属材料、プラスチックまたはポリマ材料、或いは、2つの組合せで作られることができる。他の適した材料もまた企図される。
先に参照したように、血行再建カテーテルシステム110はまた、1つ又は複数のガイドワイヤを含むことができる。主ガイドワイヤ118は、親水性物質でコーティングされ、血行再建カテーテルシステム110の初期留置のために使用されることができる。主ガイドワイヤ118は、約180cm〜約190cmの長さを有することができる。第2のガイドワイヤ(図示せず)は、同軸カテーテルを交換するために使用され、また、同様に構築され、約300cmの長さを有することができる。
図13に示すように、血行再建カテーテルシステム110は、例えば図6に示すように、患者の大腿動脈内に2腔シース(図示せず)を挿入することによって患者の身体に導入されることができる。その後、外側カテーテル112、切除要素114、及びバイパスカテーテル116を含む血行再建カテーテルシステム110は、脳卒中患者の場合、シースの第1の管腔を通してナビゲートされ、大腿動脈に入り、大動脈弓を上がりまたそこを回って、頸動脈又は椎骨動脈に入り、頭蓋底に到り、大脳動脈内の動脈閉塞部位に配備されることができる。ガイドワイヤ118(図示せず)は、システム110を配備するために使用されることができる。
バイパスカテーテル116及び外側カテーテル112が身体を通してナビゲートされ、閉塞部位に位置決めされる間、加圧された(約300mmHgの)及び/又はヘパリン化された生理食塩水が、カテーテル112及び116の両方の管腔を通して圧送されることが留意されるべきである。ヘパリン化生理食塩水の流入は、血液及び塞栓等の他の考えられる破片が、カテーテルに入りカテーテルを詰まらせるのを防止する。一実施形態では、カテーテルはそれぞれ、一般にルアーロックを含む少なくとも1つの入口ポータル134及び136を有する。入口ポータル134及び136は、回転止血弁134a及び136a又は他のこうした適した接続デバイスによって生理食塩水源又は他の処置溶液源に接続されることができる。
図14及び図15は、血管142内の閉塞部140に対して連続する位置における血行再建カテーテルシステム110を示す。図14は、ガイドワイヤ118の或るセグメント及びバイパスカテーテル116が閉塞部140を貫通して延在する間に、血管142内に配設され、閉塞部140の近位部に位置決めされたバイパスカテーテル116及び外側カテーテル112を示す。
図14に示すように、バイパスカテーテル116は、閉塞部140を通過して遠位に進められて、問題のある閉塞を超えて、脳の血液不足領域に動脈血化された血液を送出することができる。バイパスカテーテル116を使用して脳に血液を送出することによって、患者の虚血性脳に対して血流を再確立するために医師が有する時間量が劇的に増加する。
バイパスカテーテル116が閉塞部140を貫通して移動されると、医師は、バイパスカテーテル116を通して、虚血性事象のために欠乏した脳の部分に血液を圧送し始めることができる。血液は、第2の入口開口144(図13に示す)を通してバイパスカテーテル116に送出されることができる。一実施形態では、シース(図示せず)内の第2の(出力)ポータルは、大腿動脈からバイパスカテーテル116に入るよう血液を再ルーティングするために使用されることができる。
代替的に、ヘパリン化され加圧された生理食塩水を有する動脈血化された血液の注入は、大腿動脈からシリンジ(図示せず)に患者自身の血液を引入れ、血液とヘパリン化された生理食塩水とを混合させることによって、第2の入口開口144を通してバイパスカテーテル16を通して施行されることができる。
一般に、バイパスカテーテル116は、バイパス法を実施するために、外側カテーテル112を超えてかなり遠くに(10cmまで)延在することができる。動脈血化された血液に加えて、血栓溶解薬、冷たい血漿、及び生理食塩水が、上述した方法で閉塞部を通過して投与されることができる。冷たい血漿は、局所化された低体温を生成するために使用され、問題のある閉塞を効果的に除去するために外科医が有することができる時間を延長することができる。
任意選択で、動脈血化された血液を、バイパスカテーテル116を通して約5分間送出した後、バイパスカテーテル116が除去され、外側カテーテル112上の切除要素114が、閉塞部40のコアを除去するために使用されることができる。バイパスカテーテル116が、以下で論じる彫刻操作中に所定場所に残ったままになることができることも企図される。
図15に示すように、切除要素114の遠位部132における歯の回転及び軸方向移動によって、医師は、閉塞部140のコア断面を彫刻し、小さな塞栓を生成し始める。切除要素114の軸方向移動に加えて、回旋性/回転性彫刻操作は、血管142に入る外側カテーテル112の遠位進行を容易にし、問題のある閉塞140を連続的に粉砕する。彫刻操作が実施された後、バイパスカテーテル116及び主ガイドワイヤ118は、血管142から除去され、薬物、血液、又は他の流体を複数の穿孔148を通して血管142の虚血性部分に送出するための外側カテーテル112を所定場所に残す。
この実施形態では、医師が閉塞部140を切除し始めると、外側カテーテル112内の加圧された生理食塩水は、破砕された塞栓が血管142に更に一挙に流入しないように中断されるべきである。負圧は、外側カテーテル112内の管腔に印加されることができる。圧力は、負圧ポンプによって、又は、流量制限弁を有するシリンジを使用してオペレータによって与えられることができる。生成される負圧は、一般に、関係する(血管の壁を圧潰させるのに必要とされる圧力より小さいことになる。
別の実施形態では、彫刻操作によって生成される塞栓はまた、閉塞の性質に応じて、血栓溶解剤又は抗血小板剤の反復した用量を使用して処置されることができる。薬剤は、外側カテーテル114の管腔を通して送出されることができる。
約10分間の切除要素114の使用と、動脈血化された血液混合物を約5分間投与するバイパスカテーテル116の使用を交互に行う、上述したバイパス手技は、必要な回数にわたって繰返されることができる。更に、バイパスカテーテル116及び外側カテーテル112が区別された別個の管腔を有するため、バイパスカテーテル16は、バイパスカテーテル116が閉塞部140の少なくとも一部分に係合し、それを除去するために使用される間、所定場所に残ることができる。したがって、別の実施形態では、バイパスカテーテル116は、外側カテーテル112の使用と同時に機能するようにさせられる場合がある。
切除要素114が閉塞部140の複数の部分を除去するために使用されるため、外側カテーテル112は、血管142内を遠位に移動することができる。外側カテーテル112が血管142を通して移動するにつれて、外側カテーテル112の拡散部146が、処置の継続期間中、閉塞部140内に位置決めされることができる。拡散部146はまた、x線撮影マーカ150a及び150bを含むことができる。x線撮影マーカは、他の適したマーカの中でもとりわけ、x線不透過性のリング又は埋め込み式ペレットを含むことができる。実際の閉塞部の長さを経験的にわかっていることが役立つことになるが、血栓溶解の初期化と同時に実際の閉塞部の長さがわかるため、長さを知らないことが、血行再建カテーテルシステム110の使用を制限しない。
外側カテーテル112の拡散部146が閉塞部140内に位置決めされると、外側カテーテル112の管腔に印加される負圧は、薬用処置溶液が、外側カテーテル112の拡散部146を通して残りの閉塞部140に直接導入されるように中断され得る。外側カテーテル112の遠位部122及び拡散部146内の穿孔148を通して薬剤を局所的に分散的に投与するこのシステムは、血栓溶解薬、抗血小板薬、又はニトロ血管拡張薬(すなわち、一酸化窒素ベース薬剤)等の薬用処置溶液に対してターゲット閉塞部140のより大きな表面エリアを暴露させる。血栓溶解薬、抗血小板薬、又はニトロ血管拡張薬の拡散部146を通した局所的送出は、閉塞部140を除去するか又は閉塞部140のサイズを減少させ、それにより、閉塞された血管142の管腔のサイズを増加させて、その管腔を通る血流を改善することになる。
一酸化窒素ベース血管拡張薬の投与の場合、その効果は、閉塞された血管のセグメントに血管拡張薬剤を分配し、局所化された血管拡張を可能にすること、及び、血管壁が閉塞性血栓から離れて拡張することを可能にすることによって閉塞性血栓から血管壁を自由にするのに役立つことのうちの一方である。
拡散部146はまた、病変内薬剤、特に、病変を分解させるために血栓溶解剤及び/又は閉塞部位において血管142の幅を増加させるための血管拡張剤を送出するために使用されることができる。拡散部146はまた、抗血小板薬(2B3Aグリコプロテイン受容体阻害薬)又は血管拡張剤等の薬剤を血管の選択されたセグメントに送出するために使用されることができる。
図16に示す血行再建カテーテルシステム110が、閉塞部140の一部分を除去するために使用されると、外側カテーテル112は、加圧された冷却用溶液を、閉塞部を超えて送出することによって、局所化された流体媒介低体温を与えるために使用されることができる。溶液は、一般に、血流によって脳に対して局所化された局所低体温を生成するために送出される、ヘパリン化され加圧された生理食塩水及び/又は血液/含酸素化合物を含むことができる。この実施形態では、溶液のヘパリン化され加圧された生理食塩水成分は、血行再建カテーテルシステム110に導入される前に、それ自身によって又は酸素担持化合物(通常、血液)と組合せて冷却される。溶液を冷却する任意の適した方法が、患者の身体の外のサーモスタット制御式冷凍デバイス等によって使用されることができることが企図される。
別の実施形態では、外側カテーテル112が閉塞部140の一部分を除去した後に、外側カテーテル112は、除去され、径の大きい第2の外側カテーテル(図示せず)に置換されることができる。こうして、閉塞部140のコアは、切除要素によって徐々に除去されることができる。外側カテーテル112の除去及び外径が増加し続ける外側カテーテルとのその置換についてのこの概念は、閉塞部140の複数の部分を全体が離れるよう剥離させることよって生じる血管142壁の不必要な破砕を回避しながら、詰まった動脈内の管腔径の徐々の増加を生成することになる。
血行再建カテーテルシステム110がバイパスカテーテル116なしで使用されることができることも企図される。更に、血行再建カテーテルシステム110が血管不全によって特徴付けられる頭蓋内状況と抹消状況(四肢、虚血性腸、器官虚血)の両方のために使用されることができることが企図される。1つのこうした実施形態は、冠状動脈に挿入することにより、また、システムの血管内バイパス機能、血塊除去機能、及び局所化薬剤送出機能を利用して、心臓虚血を処置するために使用されることができる。こうした実施形態はまた、静脈閉塞又は静脈不全の場合に、静脈血管系において使用されることができる。
例の方法及び組成物が例を述べることによって示され、また、例がかなり詳細に述べられたが、添付特許請求の範囲をこうした詳細に制限するか又はいずれの点でも限定することは本出願人の意図ではない。もちろん、本明細書で述べるシステム、方法、デバイス等を述べるためにコンポーネント又は方法の全ての考えられる組合せを述べることは可能でない。したがって、本発明は、特定の詳細、代表的な血行再建カテーテルシステム、及び示され述べられる例証的な例に限定されない。そのため、本出願は、添付特許請求の範囲内に入る変更、修正、及び変形を包含することを意図される。更に、先の説明は、本発明の範囲を制限することを意味しない。むしろ、本発明の範囲は、添付特許請求の範囲及びその均等物によって決定される。

Claims (20)

  1. 血管の詰まりを軽減するためのカテーテルシステムであって、
    外側カテーテル及びバイパスカテーテルを備え、前記バイパスカテーテルは、前記外側カテーテル内に摺動可能に配設され、
    前記外側カテーテルは、前記外側カテーテルの遠位端に鋸歯状歯を有する切除要素を備えるカテーテルシステム。
  2. 前記鋸歯状遠位端は、約1.0mmと約4.0mmとの間の長さを有する複数の歯を備える請求項1に記載のカテーテルシステム。
  3. 前記バイパスカテーテルは前記外側カテールの長さより長い長さを有し、前記バイパスカテーテルはマイクロカテーテルである請求項1に記載のカテーテルシステム。
  4. 前記外側カテールは遠位部を備え、前記外側カテールの前記遠位部は、前記遠位部の側壁を通して少なくとも1つの穿孔を備える請求項1に記載のカテーテルシステム。
  5. 前記外側カテールの前記遠位部はテーパが付けられる請求項4に記載のカテーテルシステム。
  6. 前記外側カテールの前記遠位部は徐々にテーパが付けられる請求項5に記載のカテーテルシステム。
  7. 前記外側カテールの前記遠位部は段差状にテーパが付けられる請求項5に記載のカテーテルシステム。
  8. 前記切除要素の前記鋸歯状歯は、前記外側カテールの前記遠位部を超えて延在する請求項4に記載のカテーテルシステム。
  9. 前記外側カテールの前記遠位部は、前記切除要素の前記鋸歯状歯を超えて延在する請求項4に記載のカテーテルシステム。
  10. 負圧ポンプを、前記外側カテールの近位部に取付けるように構成される請求項1に記載のカテーテルシステム。
  11. 血管の詰まりを除去する方法であって、
    鋸歯状歯を有する切除要素を備える外側カテーテル及びバイパスカテーテルを備えるカテーテルシステムを設けることであって、前記バイパスカテーテルは、前記外側カテーテル内に摺動可能に配設される、設けること、
    前記カテーテルシステムの遠位部を、血管内で位置特定された閉塞部の近位端に位置決めすること、
    前記バイパスカテーテルを、前記閉塞部を通して移動させること、
    前記閉塞部に係合して、前記閉塞部の除去可能部を生成するように、前記外側カテールの前記切除要素を時計方向に又は反時計方向に回転させること、および、
    前記閉塞部の前記除去可能部を血管から除去することを含む方法。
  12. 前記バイパスカテーテルを通して薬用処置溶液を送出することをさらに含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記薬用処置溶液は、動脈血化された血液、冷却された生理食塩水(cooled saline)、血栓溶解薬、血管拡張薬、又はその組合せから選択される請求項12に記載の方法。
  14. 前記閉塞部を前記切除要素の鋸歯状歯に係合させ切除するように、水平軸に沿って前方移動及び後方移動で前記外側カテールを移動させることをさらに含む請求項11に記載の方法。
  15. 前記外側カテールは遠位部を備え、前記外側カテールの前記遠位部は、前記遠位部の側壁を通して少なくとも1つの穿孔を備える請求項11に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つの穿孔を通して前記閉塞部に薬用処置溶液を送出することをさらに含む請求項15に記載の方法。
  17. 前記薬用処置溶液は、動脈血化された血液、冷却された生理食塩水、血栓溶解薬、血管拡張薬、又はその組合せから選択される請求項15に記載の方法。
  18. 負圧を印加することによって、前記閉塞部の前記除去可能部を除去することをさらに含む請求項11に記載の方法。
  19. 流量制限式シリンジアスピレータによって手動で前記カテーテルシステムに負圧を印加することをさらに含む請求項18に記載の方法。
  20. 負圧ポンプによって前記カテーテルシステムに負圧を印加することをさらに含む請求項18に記載の方法。
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