JP2015509307A - データ収集便乗プロトコル - Google Patents

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Abstract

データを移動体デバイス上に便乗させることによって、収集デバイスからのデータを宛先に送信することができる。一例では、移動体デバイスがデータ収集デバイスの通信範囲内に入ると、直接インターネット接続ができないデータ収集デバイスは、宛先まで搬送するために、データをこの移動体デバイスにアップロードすることができる。移動体デバイスは、収集デバイスから受信したデータを格納することができる。移動体デバイスがインターネット接続状態に入ると、移動体デバイスはインターネットを用いて、宛先まで搬送するデータをアップロードすることができる。このように、収集デバイスは、インターネットへの直接の生接続を維持することなく、データをインターネットの場所に送信することができる。【選択図】図1

Description

[0001] デバイスがデータを収集することができ、このデータを後に集計し分析することができるとよい多くの用途がある。交通センサー、天気センサー、汚染センサー等は、このようなデバイスの例である。しかしながら、このようなデバイスに伴う問題は、データを収集地点に送ることである。場合によっては、このようなデバイスには、デバイスをセルラー・システムに接続することを可能にするハードウェアおよびソフトウェアが装備されており、これによって、このデバイスがセル・フォンであるかのように、そのデータをアップロードすることができる。
[0002] しかしながら、セルラー・システムに対する接続を実現するには、費用がかかる可能性があり、場合によっては法外に費用がかかる可能性がある。デバイスをセルラー・システムに接続するには、通常、デバイスをセルラー・タワーと通信させるためのハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントのコストを含み、更にワイヤレス・キャリアとの契約のコストも含む。デバイスによって実行される機能がこのコストに見合うのであれば、セルラー・システム上で通信するようにデバイスを装備すればよい。しかしながら、多くの場合、デバイスにデータを収集しアップロードさせる理由があるが、デバイスをセルラー・システムに接続するコストは、正しいことを理由付けすることができない。
[0003] 収集デバイスは、データを他のデバイスの送信に便乗させる(piggyback)ことによって、そのデータを収集しアップロードすることができる。収集デバイスが送信するデータを有するとき、収集デバイスは、それが送信するデータを有するという事実を告知する信号を送出することができる。これらの信号は、典型的なスマート・フォン、タブレット、ラップトップ、または他の移動体デバイスによって受信できる方法で送ることができる。例えば、信号は、Bluetooth(登録商標)、赤外線、WiFi、または適した方法であれば他のいずれでも送ることができる。移動体デバイスが告知を受信し、収集デバイスのためにデータを搬送できると判断した場合、この移動体デバイスは、収集デバイスに、データのパケットを搬送するために移動体デバイスが利用可能であることを通知する。すると、収集デバイスはデータ・パケットをこの移動体デバイスに送信する。移動体デバイスは、パケットを格納する容量があれば、パケットを受信し続けることができる。収集デバイスは、そのパケットの全てを1つの移動体デバイスに送信することができ、または移動体デバイスの利用可能な容量に応じて、複数の移動体デバイス間でパケットを分割することもできる。
[0004] 収集デバイスからパケットを受信した移動体デバイスがネットワーク接続状態に入ったとき、移動体デバイスは、収集デバイスから受信したパケットを、指定された宛先に送信することができる。パケット自体がそれらの宛先を指定することもでき、または収集デバイスから受信したパケットについて中央地点情報を定めるプロトコルがあってもよい。移動体デバイスは、収集デバイスから受信したパケットを送信するためには、いずれのタイプのネットワーク接続でも使用することができ、例えば、WiFi、移動体ブロードバンド、または他のあらゆる通信技術がある。
[0005] 一例では、収集デバイスは、交通データ、気象データ、または大気品質データを収集する固定デバイスである。しかしながら、収集デバイスはいずれのタイプのデータでも収集することができ、収集デバイスは固定でも固定でなくてもよい。
[0006] この摘要は、詳細な説明において以下で更に説明する概念から選択したものを、簡略化した形態で紹介するために設けられている。この摘要は、特許請求する主題の主要な特徴や必須の特徴を特定することを意図するのではなく、特許請求する主題の範囲を限定するために用いられることを意図するのでもない。
図1は、収集デバイスがデータを移動体デバイスに送信することができるシナリオ例のブロック図である。 図2は、移動体デバイスの一例およびその通信接続のブロック図である。 図3は、収集デバイスがデータを収集しこのデータを移動体デバイスにアップロードするプロセス例の流れ図である。 図4は、収集デバイスから宛先にパケットを搬送するために移動体デバイスが実行することができるプロセス例の流れ図である。 図5は、本明細書において説明する主題の実現に関連して用いることができるコンポーネント例のブロック図である。
[0012] 余所に送信されるデータをデバイスが収集することができるとよい状況が数多くある。しかしながら、デバイスがデータを送信するためには、通常、通信インフラストラクチャーに接続されなければならない。このような接続を行うには、インターネットへの有線接続を行うか、あるいはショート・メッセージ・サービス(SMS)または移動体ブロードバンドを通じてデータを送信することを可能にするために、セルラー・ネットワークへの接続をこのデバイスに装備する必要がある。多くの場合、このような接続は法外に費用がかかる。多くのデバイスは「現場」に位置し(例えば、交通センサー、気象センサー、大気品質センサー等)、これらをデータ・ネットワークに有線接続することは現実では不可能である。データの価値が、デバイスをセルラー・ネットワークに接続することに見合うのであれば、このような接続を可能にするハードウェアおよびソフトウェアをデバイスに装備することができ、接続を通じてデータを送信することを可能にするために、ワイヤレス・キャリアとの契約を維持することができる。
[0013] しかしながら、デバイスによって収集し送信することができるデータには何らかの価値はあるものの、セルラー・システムへの接続を行う費用に見合う十分な価値はないという種々の状況がある。このような場合の中には、手作業のアップロードによってデータを収集することもある(例えば、人が周期的にデバイスの場所に行き、携帯用フラッシュ・デバイスにデータを収集する)。しかしながら、手作業によるデータの収集も何らかの費用を伴い、したがって、データに何らかの価値はあるが、既存のメカニズムによるその移送に見合うだけの十分な価値ではない場合、データの収集および送信は完全に放置される。
[0014] 本明細書において説明する主題は、データを収集するデバイスからデータを移送する効率的で安価な方法を提供する。デバイスによって収集されたデータは、収集デバイスの近傍に偶然入って来た移動体デバイスにアップロードすることができる。次いで、移動体デバイスにアップロードされたデータは、この移動体デバイスがデータ接続状態に入るまで、移動体デバイスによって格納することができる。移動体デバイスがこのような状態に入ると、移動体デバイスはデータをインターネット上の場所にアップロードすることができる。このように、収集デバイス(例えば、交通データ、気象データ、大気汚染データ等を収集する固定デバイス)は、既存の移動体デバイスの最終的なネットワーク接続を想定し、当該収集デバイスのデータ送信を「便乗させる」ことができる。
[0015] このように収集デバイスがデータを送信することを可能にするために、収集デバイスには、通過する移動体デバイスとこの収集デバイスが通信することを可能にするハードウェアを装備することができる。例えば、収集デバイスが、Bluetooth(登録商標)無線機、赤外線送信機および受信機、WiFi送信機および受信機、または通過する移動体デバイスとデータを通信することを収集デバイスに可能にするメカニズムであれば他のいずれでも有してもよい。このように通信することができる典型的な移動体デバイスには、ワイヤレス電話機、音楽プレーヤー、ハンドヘルド・ゲーミング・デバイス、タブレット・コンピューター、ラップトップ等を含むことができる。(これらのデバイスの所有者は、プライバシーに関心があり、更に彼らの許可にしたがって彼らの機械を使用させることにも関心がある。したがって、移動体デバイスが収集デバイスと通信する前に、移動体デバイスの所有者からしかるべき許可を得なければならない。)
[0016] また、収集デバイスには、収集したデータを格納するメモリー、命令を実行するプロセッサー、およびデータのパケットを作成しこれらのパケットの存在を通過する移動体デバイスに告知するために収集デバイスが用いることができるソフトウェアも装備することができる。収集デバイスが送信するパケットを有するとき、その通信能力を用いてこれらのパケットの存在を告知することができる。収集デバイスの範囲内にある移動体デバイスは、収集デバイスからのパケットを受信するその意欲を伝えることによって、告知に応答することができる。次いで、収集デバイスは、移動体デバイスに、移動体デバイスが受信できるだけのパケットまたは受信しようとするだけのパケットを送信することができる。移動体デバイスがそれ以上のパケットを受信できないことまたは受信する意欲がないことを示した後でも収集デバイスがなおも送るべきパケットを有する場合、収集デバイスは、他の移動体デバイスが範囲に入るのを待ち、これらのパケットを他の移動体デバイスに送信することができる。
[0017] 移動体デバイスがインターネット接続状態に入ると、移動体デバイスは、次に、それが収集デバイスから受信したパケットを、インターネットの宛先にアップロードすることができる。一例では、パケット自体が、これらが送られる宛先を指定する。他の例では、移動体デバイスが収集デバイスからパケットを引き取りこれらをインターネットに中継するメカニズムが、既知のプロトコルの一部であってもよく、このパケットの宛先はこのプロトコルによって解決される。
[0018] 異なる移動体デバイスによって収集されたパケットは、共通の宛先によって受信されてもよく、これによってパケットに収容されているデータを再現することが可能になる。再現されたデータは、次いで分析され、このデータを用いていずれかのしかるべきアクションを行うことができる。例えば、気象データを収集し分析して気象モデルを構築することができ、またはトラフィック・データを分析してトラフィック・モデルを構築することができる。
[0019] 一例では、収集デバイスが同じパケットのコピーを異なるデバイスに送信することもできる。データ・パケットがアップロードされた移動体デバイスがネットワーク接続状態に入らない可能性もあるので、この移動体デバイスによって搬送されたパケットが失われる可能性がある。したがって、同じパケットを異なる移動体デバイスに送信することによって、パケットがその宛先に到達する可能性を高める。複製パケットは、宛先において検出することができ(例えば、パケットに添付されるパケット連番を用いることによって)、1回よりも多く宛先に到達したパケットはいずれも破棄することができる。
[0020] 収集デバイスの所有者または操作者は、彼らのデータを前述のように移送させることに対して料金を支払ってもよい。一例では、移動体デバイスが接続されるネットワークがこの料金、またはその一部を、収集デバイスからパケットを受信しアップロードすることをそれらのネットワーク上にあるデバイスに許可するための条件として受領することもできる。他の例では、データを搬送するデバイスの所有者が、料金またはその一部を受領することもできる。他の例では、収集デバイスのパケットを移動体デバイスに搬送させる能力を単に移動体デバイスに組み込み、料金を徴収せずに一般に利用可能なサービスを提供することもできる。
[0021] 尚、固定ノードと移動ノードとの間にデータ接続を確立する種々のタイプのシステムが提案されていることを注記しておく。例えば、あるシステムは、ラップトップまたはハンドヘルド・コンピューターを、接続が間欠的である移動車両内において使用することを可能にする。これは、車両がいずれのワイヤレス・ルーターの範囲からも外れて時間を費やすことが頻繁にあるからである。しかしながら、このようなシステムは、データを収集デバイスからネットワークの宛先に中継するシステムとは異なっており、このシステムを考慮しても自明ではない。更に、データ・フェリーがデータを生のネットワーク接続が存在する場所から、生のネットワーク接続が利用できない場所まで搬送するシステムも提案されている。しかしながら、非接続場所にデータを搬送する以外の理由で存在する移動体デバイスにデータを便乗させるという考えは、特別の目的で作られたデータ・フェリー上でデータを搬送する考えとは異なり、この考えを考慮しても自明ではない。
[0022] これより図面に移ると、図1は、収集デバイスがデータを移動体デバイスに送信することができるシナリオ例を示す。
[0023] 収集デバイス102は、何らかのタイプのデータを収集するデバイスである。例えば、収集デバイス102は、カメラ、交通センサー、気象センサー、大気汚染を検出する汚染検出器、計数センサー、工業用センサー、または他のあらゆるタイプのデータ収集デバイスであってもよい。これらおよび他のタイプのデータを収集するメカニズムは一般に知られている。例えば、気象センサーは、温度計、湿度計、および圧力計を含むことができる。交通センサーは、車両の存在を検出するために道路に埋め込まれる誘導性ループを用いることができる。あるタイプのセンサーは収集デバイスの一例になるが、データが発生する元のデバイスがセンサーではない場合もあることを注記しておく。他の例では、デバイスが組み立てライン上にあるロボット型組み立て機であってもよく、データを搬送する「移動体」デバイスが、組み立てられる物体であってもよく、この物体が組み立てラインを下っていくに連れて、ロボットからロボットに組み立てプロセスに関するデータを搬送する。
[0024] 収集デバイス102は、メモリー104と通信ハードウェア106とを有することができる。メモリー104は、デバイス102によるデータ収集を格納するために用いられる。例えば、デバイス102がカメラである場合、メモリー104は、このカメラによって取り込まれる画像を格納するために用いることができる。または、デバイス102が気象センサーである場合、メモリー104は温度、湿度、大気圧等を格納するために用いることができる。通信ハードウェア106は、ワイヤレス電話機、ラップトップ、タブレット等のような移動体デバイスに、格納されたデータを伝達するために用いることができる。通信ハードウェア106は、例えば、Bluetooth(登録商標)無線機、WiFi無線機、赤外線送信機、または移動体デバイスとの通信を可能にする他のあらゆるメカニズムを構成することができる。
[0025] 移動体デバイスによって収集されたデータは、パケット108に分割することができる。以下で更に具体的に論ずるように、データをパケットに分割するためにはソフトウェアを用いることができる。パケット108は、個々に移動体デバイスに送信することができる原子単位としてもよい。各パケットは、ペイロード116(デバイス102が送信したい基礎データ)を収容することができ、更に連番110、課金情報112、および/または宛先114を収容するフィールドも有することができる。連番110は、パケットの順序を示すために用いることができ、パケットがそれらの宛先に到達したときに、基礎データを別々のパケットから再現できるようにしている。課金情報112は、課金インフラストラクチャーが適所にある場合、パケットを移送するコストに対して課金されるエンティティを示すことができる。宛先114は、パケットが送られようとする場所(例えば、ユニフォーム・リソース・ロケータ、即ち、「URL」)を特定することができる。
[0026] 移動体デバイス118は、ワイヤレス電話機、ラップトップ・コンピューター、タブレット・コンピューター、ハンドヘルド・コンピューター、ハンドヘルド・ゲーミング・デバイス、または一般に移動可能な他のしかるべきデバイスであればいずれでもよい。一例では、移動体デバイス118は、通例では人によって携行される種類のデバイスであるが、移動体デバイス118は、車両に永続的に取り付けられるという意味で移動体であることもできる。ある地点において、移動体デバイス118は、収集デバイス102の通信範囲に入り、収集デバイス102と通信リンク120を確立することができる。例えば、移動体デバイス118が収集デバイス102とBluetooth(登録商標)ピコネットに加入することによって、収集デバイス102とアドホックWiFiリンクを確立することによって、または他の何らかのメカニズムによって、通信リンク120を確立することができる。移動体デバイス118は、通信リンク120を通じて、収集デバイス102が送信するパケットを有することを示す、収集デバイス102の告知を受信することができる。移動体デバイス118がパケットを搬送する空間を有しており、そうする意欲がある場合、移動体デバイス118は、通信リンク120を通じて、パケットを搬送するためにそれが利用可能であること、およびその意欲を示すことができる。すると、収集デバイス102はパケットを移動体デバイス118にアップロードし、移動体デバイス118はパケットを格納する。移動体デバイス118が受信したパケットに対して行うことについては、図2および図4に関連付けて以下で更に詳しく説明する。
[0027] 移動体デバイス118は、例えば、人が歩行移動、車両移動、空路移動等をする際にその人のポケットに入っていることによって、または車両自体に取り付けられることによって(例えば、車両内に設置される、または組み込まれるワイヤレス電話機または車装コンピューターの場合のように)、それが人および/または車両とともに移動できるという意味で移動体である。つまり、移動体デバイス118は、異なる収集デバイスの通信範囲に入り、そして出ることができる。図1では、複数の収集デバイス102、122、および124があり、これらは互いに離れて配置される。つまり、移動体デバイス118は収集デバイス102の通信範囲に入り、この収集デバイスと通信リンク120を確立し、何らかのパケットを受信し、次いで収集デバイス102の通信範囲から離れることができる。移動体デバイス118が移動するに連れて、収集デバイス122の通信範囲に入るかもしれず、収集デバイス122と通信リンク126を確立し、収集デバイス122から何らかのパケットを受信し、次いで収集デバイス122の通信範囲から離れることもできる。同様に、移動体デバイス118は、その後、収集デバイス124の通信範囲に入るかもしれず、収集デバイス124と通信リンク128を確立し、収集デバイス124から何らかのパケットを受信し、次いで収集デバイス124の通信範囲から離れることもできる。このように、移動体デバイス118は、この移動体デバイスがある場所から他の場所に移動するという事実のために、種々の収集デバイスからパケットを受信することができる。
[0028] 尚、移動体デバイス118の一態様は、インターネットと生のインターネット接続がない固定デバイスとの間においてデータを(いずれかの方向に)搬送するために特定的に構築または展開されなくてよいことを注記しておく。言い換えると、移動体デバイス118は、通例、生のインターネット・リンクが存在しない場所間においてデータを交換する(shuttling)以外に何らかの主要な機能を有する。一例では(例えば、スマート・フォンの場合)、移動体デバイスの主要な機能は、人の移動体電話機および移動体インターネット・デバイスとして動作することである。他の例では(例えば、ラップトップ・コンピューターまたはタブレットの場合)、移動体デバイスの主要な機能は、人のコンピューターとして動作することである。他の例では(例えば、車両の車装コンピューターの場合)、移動体デバイスの主要な機能は、車両に計算機能を設けることである。これらの場合、収集デバイスからデータを取り込みそれをインターネットに移送する移動体デバイスの能力は、偶発的であり、移動体デバイスの主要な機能ではない。更に、移動体デバイスが収集デバイスからの特定の項目データを搬送するという事実は、移動体デバイスが収集デバイスの近傍に偶然入り込むという不規則的な可能性によるものであることを注記しておく。この不規則的な可能性は、データを搬送する目的のために実際に作られたのではないにしても、特定のデバイスがどこに向かっているかについての何らかの知識に基づいて、データを搬送するためにこのデバイスが選択される状況とは矛盾する。例えば、場合によっては、バスに搭載されたデバイスが、予期されるデータの消費者の場所の近くをこのバスの経路が通過することが分かっているという考えに基づいて、データを搬送するために選択されるかもしれない。一方、移動体デバイス118は、単純にそれが収集デバイスの近くを偶然通過するという不規則な可能性のために、そのデータを搬送するために移動体デバイス118が前もって選択されることが全くなく、特定のデータを搬送するために選択されるかもしれない。
[0029] 図2は、移動体デバイスおよびその通信接続の例を示す。移動体デバイス118は、メモリー202、ネットワーク通信ハードウェア204(例えば、WiFiカード206、および/または移動体ブロードバンド・カード208を構成することもできる)、データ・コレクター210、およびデータ・アップローダー212を有することができる。
[0030] メモリー202は、半導体メモリー(揮発性ランダム・アクセス・メモリー(RAM)またはフラッシュ・メモリーのような)、ディスク、またはデータを格納することができる他のあらゆるタイプのコンポーネントを含むことができる。メモリー202は、図示のように(項目215)、空から最大までの範囲を取ることができる容量を有すると見なすことができる。
[0031] メモリー202は、収集デバイスから移動体デバイス118によって受信されたパケットを格納するために用いることができ、メモリーの現在の利用度(例えば、空から満杯までの目盛り上におけるその現在の状態)が、収集デバイスからデータを搬送する移動体デバイス118の能力に対する1つの制限になる場合もある。(他の制限もあり得る。例えば、移動体デバイスのメモリーが未だ満杯になっていなくても、データを搬送する意欲がない場合もある。)
[0032] ネットワーク通信ハードウェア204は、アンテナ、ネットワーク・カード、または移動体デバイス118がインターネットと通信することを可能にする他のあらゆる適したタイプのハードウェアを含むことができる。例えば、ネットワーク通信ハードウェア204は、WiFiカード206、移動体ブロードバンド・カード208、イーサネット(登録商標)・ポート、または移動体デバイス118がインターネットと通信することを可能にする他のあらゆるメカニズムを含むことができる。(尚、WiFiカードは、収集デバイスとのアドホックWiFi通信に関与するため、およびインターネットに接続されたルーターとの802.11ローカル・エリア・ネットワークにも関与するために用いることができることを注記しておく。)
[0033] データ・コレクター210は、収集デバイスからのデータ・パケットの受信をネゴシエートするソフトウェアを含むことができる。例えば、データ・コレクター210は、収集デバイスが送信するパケットを有するという事実についての収集デバイスの告知を認識するソフトウェアを収容することもできる。更に、データ・コレクター210は、移動体デバイス118がデータを搬送することができるか否か、そしてどの位のデータを搬送できるか判断するソフトウェアも収容することができる。更に、データ・コレクター210は、移動体デバイス118のデータを搬送するための利用可能性(または利用可能性の欠如)について、収集デバイスに助言するために、収集デバイスと通信するソフトウェアを収容することもできる。
[0034] データ・アップローダー212は、移動体デバイス118がインターネット接続状態に入ったときに、パケットを宛先214にアップロードさせるソフトウェアを含むことができる。データ・アップローダー212は、移動体デバイス118がこのような状態に入ったときを検出することができ、移動体デバイス118がインターネット接続状態に入ったことをそれが検出したことに応答して、収集デバイスから受信したパケットをアップロードさせることができる。
[0035] 移動体デバイス118は、種々の方法でインターネット216と通信することができる。一例では、移動体デバイス118は、セルラー通信タワー218と通信することによって、移動体ブロードバンドを使用する。他の例では、移動体デバイス118はWiFiを用いてWiFiルーター220と通信する。セルラー通信タワー218またはWiFiルーター220はいずれも、インターネット・ゲートウェイ222に接続され、一方、インターネット・ゲートウェイ222はインターネット216に接続することができる。
[0036] 移動体デバイス118がインターネットと通信するメカニズムには関係なく、インターネット接続状態が得られると、移動体デバイス118はインターネット216を用いて、移動体デバイス118が収集デバイス(1つまたは複数)から受信しメモリー202に格納していたパケットを宛先214にアップロードする。先に注記したように、宛先214は、パケット自体の中で指定することもできる(例えば、パケットのフィールドに収容されるURLの形態で)。また、他の例として、宛先214が、収集デバイスから宛先214までのパケットの移行に関与するコンポーネントに知らされてもよい。例えば、宛先214の素性(identity)をコレクター210および/またはデータ・アップローダー212にハードコード化するのでもよい。
[0037] 図3は、収集デバイスがデータを収集しそのデータを移動体デバイスにアップロードするプロセス例を示す。図3の説明に移る前に、ここに含まれる流れ図(図3および図4双方)について、一例として、図1および図2に示したコンポーネントを参照しながら説明するが、これらのプロセスはいずれのシステムにおいて実行することができ、図1および図2に示したシナリオに限定されるのではないことを注記しておく。加えて、図3および図4における流れ図の各々は、プロセスの段階が、ブロックを接続する線で示されるように、特定の順序で実行される例を示すが、これらの図に示す種々の段階は、いずれの順序でも、あるいはあらゆるコンビネーションまたはサブコンビネーションでも実行することができる。
[0038] 302において、収集デバイスがデータを収集する。前述のように、収集プロセスの本質は、収集されるデータの本質に依存する。データが画像である場合、データの収集は、ディジタル・カメラによって写真を撮り、その画像を格納することを伴うであろう。データが気象データである場合、このデータの収集は、周期的に温度、湿度、および大気圧の読み取り値を取り込むことを伴うであろう。データが交通データである場合、このデータの収集は、道路に埋め込まれた誘導性ループによって車両の存在を検出し、車両がこの誘導性ループ上に載った時刻および頻度を記録することを伴うであろう。
[0039] データが収集されるやり方には関係なく、そしてデータの本質にも関係なく、304において、データをパケット化することができる。データは、固定サイズまたは可変サイズのパケットに分割することができる。各パケットは、任意に、連番、課金情報、および/または宛先を収容することもできる。
[0040] 306において、収集デバイスは、送信するパケットの存在を告知することができる。収集デバイスは、例えば、Bluetooth(登録商標)またはWiFi接続を用いて、パケットの入手可能性を示す信号を送出することによって、これを行うことができる。
[0041] 308において、移動体デバイスが、パケットを搬送するための空間の利用可能性を通知したか否か判定を行う。このような信号が受信されていない場合、本プロセスは、パケットの入手可能性を告知し続けるために、306に戻る。移動体デバイスのパケットを搬送する能力を示す信号の欠如は、種々の形態をなすことができる。一例では、移動体デバイスが実際に収集デバイスの告知を受信してこれに応答する。この場合、応答は、移動体デバイスがパケットを搬送できないまたは搬送する意欲がないことを肯定的に示す。他の例では、信号の欠如が、単に、移動体デバイスから何の応答もないことでもよい。このような無応答が発生するのは、移動体デバイスが告知を受信して応答しないことを選択したため、または通信範囲内に告知を受信する移動体デバイスがなかったためであることが考えられる。
[0042] 308において、パケットを搬送するために移動体デバイスが利用可能であると判定した場合、本プロセスは310に進み、ここで収集デバイスは1つ以上のパケットを移動体デバイスにアップロードする。312において、収集デバイスが他にもアップロードするパケットを有するか否か判定する。収集デバイスが他にアップロードするパケットを有していない場合、本プロセスは314において終了する。収集デバイスが他にもアップロードするパケットを有する場合、316において、移動体デバイスがもっと多くのパケットを搬送するための空間を有するか否か判定する。例えば、収集デバイスが、移動体デバイスに、アップロードし続けることができるか否か尋ねることもでき、利用可能な空間があることを移動体デバイスが肯定的に示さなければ、それ以上のアップロード処理は不可能であると想定するのでもよい。(移動体デバイスが、アップロード・プロセスの間に通信範囲外に移動する可能性がある。それ以上のパケットをアップロードする前に、移動体デバイスから肯定的な応答を待つことによって、収集デバイスは、デバイスにパケットをアップロードしたがこのデバイスが今後のアップロード処理に利用できなくなってしまうという事態を回避することもできる。)
[0043] 316において、移動体デバイスが他のパケットを搬送する空間を有すると判定した場合、本プロセスは310に戻り、移動体デバイスにパケットをアップロードし続ける。316において、移動体デバイスが他のパケットを搬送する空間を有さないと判定した場合、収集デバイスは移動体デバイスにパケットをアップロードするのを停止する。次いで、本プロセスは306に戻り、収集デバイスは、パケットが引き続き入手可能であることを告知することができる。
[0044] 図4は、収集デバイスから宛先にパケットを搬送するために移動体デバイスが実行することができるプロセス例を示す。402において、移動体デバイスは、収集デバイスとの接続を形成することができる。前述のように、この接続は、Bluetooth(登録商標)、WiFi、または他の適したメカニズムのいずれかを通じて行えばよい。404において、移動体デバイスは、収集デバイスがアップロードするパケットを有するという指示を受信する。この指示は、前述のように、収集デバイスによってブロードキャストされた告知であるとよい。406において、移動体デバイスは、それがパケットを搬送するために利用可能な空間を有するか否か判定することができる。先に注記したように、移動体デバイスは、そのメモリーが満杯であるため(デバイスはパケットを搬送することができない)、または移動体デバイスはメモリーを有するがパケットを搬送するために使用したくないため(デバイスはパケットを搬送する意欲がない)のいずれかで、利用可能な空間を有していないと判断することもある。(一例では、移動体デバイスが、収集デバイスから、パケットを送信させるために収集デバイスがいくら支払う用意があるか学習するのでもよく、価格が十分に高くない場合拒否してもよい。)移動体デバイスがパケットを搬送できないおよび/またはする意欲がない場合、本プロセスは408において終了する。(収集デバイスおよび移動体デバイスが互いに通信している間、移動体デバイスは、収集デバイスに、それ以上のパケットを搬送しないことを通知することもできる。)デバイスがパケットを搬送する場合(406において判定される)、移動体デバイスは収集デバイスからパケットを受信することができる(410において)。図3に関連して先に説明したように、収集デバイスからパケットを受信するプロセスの間、移動体デバイスおよび収集デバイスは、移動体デバイスが通信範囲内に留まり続けており、パケットを搬送するために利用可能な空間を未だ有していることを判定するための継続中の通信に関わっている場合もある。更に、410から402に戻る点線によって示されるように、移動体デバイスが他の収集デバイスとの接続を行い続けているかもしれず、これらのデバイスからパケットを受信し続けているかもしれない(例えば、移動体デバイスが1つの収集デバイスの通信範囲から出て他の収集デバイスの範囲に入る場合)。
[0045] パケットが移動体デバイスによって受信された後のある時点において(そして、多くの場合、移動体デバイスおよび収集デバイスが互いの通信を失った後)、移動体デバイスは、インターネットのような、ネットワークとの接続を形成することができる(412)。この接続は、WiFi444または移動体ブロードバンド416によってというように、いずれかの適したやり方で形成すればよい。接続が確立されたなら、418において、移動体デバイスがパケットをその宛先にネットワークを通じてアップロードすることができる。
[0046] 先に注記したように、場合によっては、パケットは無料で搬送されてもよい。しかしながら、他の場合では、パケットの搬送に伴う課金インフラストラクチャーがあってもよい。このような課金インフラストラクチャーが適当である場合、420において、移動体デバイスは、パケットについての課金情報を、送信に対して課金されるべきエンティティ422に報告することができる。例えば、パケットに収容される課金情報は、特定の会社(例えば、収集デバイスの所有者または操作者であると考えられるABC社)に、パケットの送信に対して課金することを指定することができ、更に課金する額も指定してもよい。この場合、移動体デバイスは課金情報をネットワーク・キャリア(例えば、移動体デバイスがパケットを送信するために用いた移動体ブロードバンド・キャリア)に報告すればよく、この場合、エンティティ422はネットワーク・キャリアとなる。尚、移動体デバイスが課金情報を報告することを必要としない、課金インフラストラクチャーがあることも可能であることを注記しておく。例えば、パケットが送られる宛先が、パケットが到達したときに、移動体デバイスを巻き込むことなく、課金情報を報告することもできる。
[0047] 尚、パケットがその宛先に到達したときに、これらのパケットにおいて搬送されたデータをパケットから再現できることを注記しておく。一例では、パケットにおける連番によって、宛先は失われたパケットまたは重複するパケットがないか判断することができ、更に宛先はこれらのパケットに収容されたデータを適した順序で再現することができる。宛先(またはデータが送られるかもしれない他の何らかの場所)は、データに対して分析を行うことができる。例えば、受信されたパケットに収容されたデータのタイプに応じて、気象分析、交通分析、画像分析、大気品質分析、または他の何らかのタイプの分析を行うことができる。
[0048] 図5は、本明細書において説明した主題の態様を展開することができる環境例を示す。
[0049] コンピューター500は、1つ以上のプロセッサー502と、1つ以上のデータ記憶コンポーネント504とを含む。プロセッサー(1つまたは複数)502は、通例、パーソナル・デスクトップまたはラップトップ・コンピューター、サーバー、ハンドヘルド・コンピューター、または他の種類の計算デバイスにおいて見られるような、マイクロプロセッサーである。データ記憶コンポーネント(1つまたは複数)504は、短期間または長期間データを格納することができるコンポーネントである。データ記憶コンポーネント(1つまたは複数)504の例には、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク(光ディスクおよび磁気ディスクを含む)、揮発性および不揮発性ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、リード・オンリー・メモリー(ROM)、フラッシュ・メモリー、磁気テープ等が含まれる。データ記憶コンポーネント(1つまたは複数)は、コンピューター読み取り可能記憶媒体の例である。コンピューター500は、ディスプレイ512を含むか、またはこれと関連付けられるのでもよい。ディスプレイ512は、陰極線管(CRT)モニター、液晶表示(LCD)モニター、または他のあらゆるタイプのモニターでもよい。
[0050] データ記憶コンポーネント(1つまたは複数)504にはソフトウェアを格納することができ、1つ以上のプロセッサー(1つまたは複数)502上で実行することができる。このようなソフトウェアの例は、データ中継ソフトウェア506であり、図1から図4に関して以上で説明した機能性の一部または全部を実行することができるが、いずれのタイプのソフトウェアでも用いることができる。ソフトウェア506は、例えば、1つ以上のコンポーネントによって実現することができ、これらのコンポーネントは、分散型システム、別々のファイル、別々の機能、別々のオブジェクト、別々のコード・ライン等におけるコンポーネントであってもよい。プログラムがハード・ディスクに格納され、RAMにロードされ、コンピューターのプロセッサー(1つまたは複数)上で実行されるコンピューター(例えば、パーソナル・コンピューター、サーバー・コンピューター、ハンドヘルド・コンピューター等)は、図5に示すシナリオを代表するが、本明細書において説明する主題は、この例に限定されるのではない。
[0051] 本明細書において説明した主題は、データ記憶コンポーネント(1つまたは複数)504の内1つ以上に格納されプロセッサー(1つまたは複数)502の内1つ以上で実行するソフトウェアとして実現することができる。他の例として、本主題は、1つ以上のコンピューター読み取り可能媒体上に格納される命令として実現することができる。このような命令は、コンピューターまたは他の機械によって実行されると、そのコンピューターまたは他の機械に、方法の1つ以上の動作を実行させることができる。動作を実行する命令は、1つの媒体上に格納することができるが、複数の媒体に跨がって広げることもでき、これらの命令の全てが同じ媒体上に偶然あるか否かには関係なく、これらの命令が1つ以上のコンピューター読み取り可能媒体上に集合的に現れればよい。「コンピューター読み取り可能媒体」という用語は、信号自体を含まず、伝搬信号としてのみ存在する情報も含まない。尚、本明細書における請求項が、伝搬信号の形態でのみ情報を搬送する媒体に言及し、いずれのタイプの持続可能なストレージでもない場合、このような請求項は「一時的」または「短命」(ephemeral)という用語を用いることは理解されよう(例えば、「一時的コンピューター読み取り可能媒体」または「短命コンピューター読み取り可能媒体」)。請求項が明示的に媒体を「一時的」または「短命」と記述しない限り、このような請求項は、伝搬信号としてのみ存在するまたは信号自体としてのみ存在する情報を記述すると理解してはならない。加えて、「ハードウェア媒体」また「有形媒体」は、RAM、ROM、フラッシュ・メモリー、ならびに物理的有形形態で存在するディスクというようなデバイスを含むことを注記しておく。このような「ハードウェア媒体」または「有形媒体」は、信号自体ではない。更に、「記憶媒体」とは情報を格納する媒体である。「記憶」という用語は、データの持続可能な保持を意味するために用いられる。本明細書における主題に限って、伝搬信号の形態のみで存在する情報は、「持続可能に」保持されるとは見なされない。したがって、「記憶媒体」は、ディスク、RAM、ROM等を含むが、伝搬信号の形態のみで存在する情報を含まない。何故なら、このような情報は「格納」されないからである。
[0052] 加えて、本明細書において説明したいずれの動作も(図に示されたか否かには関係なく)、プロセッサー(例えば、プロセッサー502の内1つ以上)によって、方法の一部として実行されればよい。つまり、動作A、B、およびCが本明細書において説明される場合、A、B、Cの動作を含む方法を実行すればよい。更に、A、B、およびCの動作が本明細書において説明される場合、A、B、およびCの動作を実行するためにプロセッサーを用いることを含む方法を実行すればよい。
[0053] 一環境例では、コンピューター500がネットワーク508を通じて1つ以上の他のデバイスに通信可能に接続されてもよい。コンピューター510は、コンピューター500と構造が同様であってもよく、コンピューター500に接続することができるデバイスの一例であるが、他のタイプのデバイスをそのように接続してもよい。
[0054] 尚、本明細書における説明および請求項では、互いに「別個である」と記載される項目は、その項目の同じインスタンスではないことを注記しておく。例えば、第2デバイスとは「別個である」第1デバイスに言及する文言は、第1デバイスおよび第2デバイスが2つの別々のデバイスであることを示す。これらの2つのデバイスが互いに同一であっても、2つのデバイスは別々のデバイスである(したがって、別個である)。
[0055] 以上、構造的特徴および/または方法論的動作に特定的な文言で主題について説明したが、添付する特許請求の範囲において定められる主題が、以上で説明した特定的な特徴や動作には必ずしも限定されないことは理解されてしかるべきである。逆に、以上で説明した特定的な特徴や動作は、特許請求の範囲を実現する形態例として開示されたまでである。

Claims (10)

  1. データ送信方法であって、
    第1デバイスにおいてデータを収集するステップと、
    前記データを複数のパケットに分割するステップと、
    通信リンクを通じて、前記第1デバイスが送信するパケットを有することを告知するステップと、
    第2デバイスから、前記第2デバイスが前記パケットの一部または全部を搬送するために利用可能であることの指示を受信するステップであって、前記第2デバイスがある人の移動体デバイスであり、前記第2デバイスが、前記第1デバイスからデータを搬送する以外に前記人のために機能を実行する、ステップと、
    前記第1デバイスとも前記第2デバイスとも別個である宛先に送信される第1複数の前記パケットを前記第2デバイスにアップロードするステップと、
    を含む、データ送信方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、更に、
    前記複数のパケットの内、前記第1複数のパケット以外のパケットを前記第2デバイスにアップロードするステップと、
    前記第2デバイスが追加のパケットを受信するために利用できないことを示す、または前記第1デバイスからの通信に対して応答していないと判定するステップと、
    前記第2デバイスにパケットをアップロードするのを中止するステップと、
    を含む、方法。
  3. 請求項1記載の方法において、前記第1複数の前記パケットを前記宛先に送信する命令と共に、前記第1複数の前記パケットが前記第2デバイスにアップロードされる、方法。
  4. 請求項1記載の方法において、前記第1複数のパケットが、前記第2デバイスが受信したパケットを前記宛先に送信するときに従うプロトコルの下で、前記第2デバイスにアップロードされる、方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項記載の方法を実行するための実行可能命令を有するコンピューター読み取り可能媒体。
  6. 収集デバイスであって、
    メモリーと、
    プロセッサーと、
    データを収集するセンサーと、
    前記メモリーに格納され、前記プロセッサー上において実行するコンポーネントであって、前記データを複数のパケットに分割し、前記パケットを前記メモリーに格納し、通信リンクを通じて、前記収集デバイスが送信するパケットを有することを告知し、ある人の第1移動体デバイスから、前記第1移動体デバイスが前記パケットの一部または全部を搬送するために利用可能であることの指示を受信し、前記第1移動体デバイスが、前記収集デバイスからのデータを搬送する以外に前記人のために機能を実行し、前記収集デバイスとも前記第1移動体デバイスとも別個である宛先に送信される第1複数の前記パケットを前記第1移動体デバイスにアップロードする、コンポーネントと、
    を含む、収集デバイス。
  7. 請求項6記載の収集デバイスにおいて、カメラ、交通センサー、気象センサー、または汚染センサーを含む、収集デバイス。
  8. 請求項6記載の収集デバイスにおいて、前記コンポーネントが、前記複数のパケットの内、前記第1複数のパケット以外のパケットを前記第1移動体デバイスにアップロードし、前記コンポーネントが、前記第1デバイスが追加のパケットを受信するために利用できないことを前記第1移動体デバイスが示したこと、または前記第1移動体デバイスが前記収集デバイスからの通信に応答していないことを判定し、前記コンポーネントがパケットを前記第1移動体デバイスにアップロードするのを中止する、収集デバイス。
  9. 請求項6記載の収集デバイスにおいて、前記コンポーネントが、前記第1移動体デバイスとは別個の第2移動体デバイスから、前記第2移動体デバイスが前記複数のパケットの一部または全部を搬送するために利用できることの指示を受信し、前記コンポーネントが、前記第1複数のパケットの複製を前記第2移動体デバイスに送信する、収集デバイス。
  10. 請求項6記載の収集デバイスにおいて、前記パケットの各々が、パケットの送信が課金されるエンティティを示す課金情報を含む、収集デバイス。
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