JP2015509067A - バイオマスに由来する粗ポリオールの安定化 - Google Patents

バイオマスに由来する粗ポリオールの安定化 Download PDF

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Abstract

安定剤を用いてバイオマス由来の粗ポリオールを安定化する。

Description

本発明は、バイオマスから生成した粗ポリオールの安定化に関する。更に、本発明は、バイオマスから生成した粗ポリオールを含む組成物及び固体を粉砕する方法に関する。
鉱物バインダー、特にセメントの製造における中心的な工程及び主なコスト要因は、粗い粒状の鉱物成分を微細粉末に粉砕する工程である。したがって、セメント製造中、例えばクリンカーと、セメントの種類に応じて任意で用いられる他の添加物、例えば鋳物砂又は石灰石とが、微細粉末へと粉砕される。セメント及び添加物は基本的に一緒に粉砕しても別々に粉砕してもよい。
ここで、鉱物バインダー又は添加物の粉末度は品質の重要な特徴である。例えば、微細に粉砕された鉱物バインダーを伴う硬化したモルタル又はコンクリートのブレンドは、通常、比較的粗く粉砕された鉱物バインダーをベースとした対応するブレンドよりも圧縮強度が高い。
グラインディングミル中での鉱物バインダー又は添加物の粉末化を容易化するため、かつ得られる粉末様粒子の凝集を防止するために、いわゆる粉砕補助剤(grinding adjuvant)が用いられる。これらは粉砕時間及び粉砕に必要なエネルギー支出を大幅に減少させる。粉砕補助剤は、粉砕材料に応じて、約0.2%まで、例外的な場合には0.5%までの量で粉砕材料と共にセメントミルに加えられる。これにより、同じ粉末度又は同一のブレーン値のバインダーで、ミルの処理能力を、20〜30%、一部のシステムでは50%も向上させることができる。
1960年代以降、有機液体、特にグリコール及びアミノアルコールはそれ自体が粉砕補助剤であることが示されている。粉砕補助剤としてのグリセリンの使用も公知である。
特許文献1(W.R. Grace & Co.−Conn.)は、この点に関して例えばバイオマス由来ポリオールの使用を開示している。例えば、とりわけバイオディーゼル製造の副産物として生じる粗グリセリンが粉砕補助組成物中で用いられる。化石源由来のグリセリンと比べて、バイオマス系ポリオールは粉砕効率を向上させることができる。更に、バイオマス由来グリセリンは環境保護の観点から好ましい。
しかし、バイオマス由来ポリオール、特に粗グリセリンを粉砕補助組成物の一部として用いる場合、ポンプ及びパイプラインの詰まり並びに固体又はバインダーの粉砕中の障害がしばしば起こる。更に、樹脂化効果に対処する必要がある。
国際公開第2006/132762(A2)号パンフレット
発明の説明
したがって、本発明の課題は、前述の欠点が少ない又はない、バイオマス由来の粗ポリオール、特に粗グリセリンを利用可能にすることである。特に、粗ポリオールは、粉砕補助剤として又は粉砕補助組成物中で使用可能であるべきであり、無機及び/又は鉱物固体、特に鉱物バインダーの粉砕プロセスを容易化又は改善するべきである。更に、粉砕補助剤として好ましく用いることができる対応する組成物が提供されるべきである。
上記課題は、独立請求項の特徴により、本発明によって解決される。
したがって、本発明の核心は、バイオマス由来の粗ポリオールを安定化するための可溶化剤の使用である。
示されているように、バイオマス由来の粗ポリオールは、生成プロセスよる二次成分として油性成分を含む。例えば、バイオディーゼルの製造に由来する粗グリセリンは通常、わずかにナタネ油又はナタネ油のメチルエステルを含む。これらの油性二次成分は、粗グリセリン等の粗ポリオール中又は粗ポリオールの水性混合物中での可溶性が低く、分離し易い。したがって、短時間後には既に、粗ポリオール又は粗グリセリンの表面で望ましくない分離相が生じ、これはとりわけ前述の欠点につながる。
しかし、本発明に係る可溶化剤、特にアルカリ性物質の助けにより、バイオマス由来の粗ポリオールの安定化を実現することができる。可溶化剤のおかげで、バイオマス由来の粗ポリオールが長時間安定なままであること、及び望ましくない相分離が大幅に減少され得るか完全に阻止され得ることが見出された。したがって、バイオマス由来の粗ポリオールは安定かつ本質的に均一な相の形態で存在する。
そのように処理されたバイオマス由来粗ポリオールを粉砕補助剤として使用すると、ポンプ及びパイプラインの詰まり、並びに固体又はバインダーの粉砕中の障害を大幅に減少させることができる。樹脂化の影響もかなり低減する。
更に、可溶化剤は、粉砕プロセス自体又は粉砕生成物の特性にほとんど又は全く悪影響を与えないことが見出された。
本発明の他の態様が更なる独立請求項の対象である。本発明の特に好ましい実施形態が従属請求項の主題である。
本発明の第1の態様は、バイオマスから生成した粗ポリオールを安定化するための可溶化剤の使用に関する。
可溶化剤は、特にグリセリン(1,2,3−プロパントリオール)と混和性の物質、特に均一に混和できるものであり、好ましくは粗ポリオール中での相分離を低減する傾向を与える。好ましくは可溶化剤の少なくとも5wt%、特に少なくとも10wt%が室温でグリセリンと混和性である。
「バイオマス」又は「再生可能原材料」とは、本発明では、生きた材料及び死んだ材料を意味し、例えば、植物、動物、微生物、木材、葉、又は藁であり得る。一方、地質学的に過去のバイオマスから生じた石炭、石油、又は天然ガス等の化石エネルギー源はバイオマスとは見なさない。
化石源由来ポリオールとバイオマス由来ポリオールは、放射性炭素年代測定により14C異性体の割合の差に基づいて識別することができる。対応する方法、例えばリビー計数管による方法、液体シンチレーションスペクトロメトリー、又は加速質量分析検出は当業者に公知である。
「ポリオール」とは、特に、少なくとも2個のヒドロキシ基を有する有機化合物を意味する。正確に2又は3個のヒドロキシ基を有する化合物が好ましい。例としては、エチレングリコール(1,2−エタンジオール)又はグリセリン(1,2,3−プロパントリオール)が挙げられる。
「バイオマスから生成したポリオール」とは、本発明では特に、少なくとも1つのポリオール並びに少量の(a fraction of)他の有機及び/又は無機物質を含む組成物を意味し得る。他の物質は、少なくとも1つのポリオールと化学的に異なる。例えば、脂肪酸、脂肪酸エステル、アルコール、水、及び/又は糖が他の物質として存在し得る。追加的な物質の割合は好ましくは50wt%未満、特に20wt%未満、更により好ましくは15wt%未満である。特に、他の物質の割合は0.005〜30wt%、好ましくは5〜20wt%、又は5〜10wt%である。
「安定化」とは、本発明では特に、相の安定化を意味する。バイオマス由来ポリオールの相は時間が経過しても可能な限り安定なままであるべきである。言い換えると、ポリオール相の組成及び特性は、安定化又は維持されるべきである。特に、相分離又はポリオール相からの別の相の分離は、低減又は防止されるべきである。
「粉砕」又は「粉砕プロセス」とは特に、固体又は様々な固体の混合物の平均粒度を小さくする方法を意味する。これは例えば、不活性添加物及び/又は活性添加物、例えば石膏、硬石膏、α半水和物、β半水和物、潜在水硬性バインダー、珪酸質混合バインダー、及び/又は不活性充填剤と共に行われてもよいクリンカーの粉砕中にミル中で起こる。前述の固体は個々に粉砕することもできる。典型的には固体又は種々の固体、特に鉱物バインダーの混合物は、少なくとも500cm2/g、特に少なくとも1000cm2/g、好ましくは少なくとも2000cm2/g、更により好ましくは少なくとも2500cm2/gのブレーン値まで粉砕される。
本発明の文脈において、「固体」とは特に無機のかつ/又は鉱物の固体である。特に、固体は、建設用途の無機物質、例えばセメント、モルタル、及び/又はコンクリート組成物の成分である。好ましくは、固体は鉱物バインダー及び/又は鉱物バインダー用の添加物である。固体は基本的に、(粉砕されていない)クリンカー等の粗い形態で存在してもよく、かつ/又は一部が既に粉砕されていてもよい。
「鉱物バインダー(mineral binder)」とは特に、水の存在下で水和反応中で反応して固体水和物又は水和物相を形成するバインダー、特に無機バインダーである。これは、例えば、水硬性バインダー(例えば、セメント又は水硬性石灰)、潜在水硬性バインダー(例えば、スラグ又は鋳物砂)、珪酸質混合バインダー(例えば、フライアッシュ、トラス、又はもみ殻灰)、及び/又は非水硬性バインダー(石膏又は水しっくい)であり得る。種々のバインダーの混合物も可能である。
粗グリセリンがバイオマス由来ポリオールとして好ましい。好ましくは、粗グリセリンの純粋グリセリン、又は1,2,3−プロパントリオールの含有量は少なくとも20wt%、好ましくは少なくとも50wt%、特に少なくとも75wt%、より好ましくは少なくとも80wt%である。特に、グリセリンの割合は20〜98wt%、特に50〜95wt%、特に50〜90wt%である。
他の有機及び/又は無機物質の割合は合わせて、好ましくは50wt%未満、特に0.005〜30wt%、好ましくは5〜20wt%である。特に、無機アルカリ金属塩の割合は特に20wt%未満、特に1〜15wt%、好ましくは1〜10又は2〜8wt%である。塩は特に塩化ナトリウム、硫化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、又はこれらの混合物である。特に、塩は塩化ナトリウム及び/又は硫酸ナトリウムである。特に塩化ナトリウムである。
特に好適な粗グリセリンは、例えばバイオディーゼルの製造に由来する。バイオディーゼルは、例えば、ナタネ油又は大豆油とメタノールのエステル交換反応により製造される。この副産物がとりわけ粗グリセリンであり、これはその組成のために本発明の文脈において好ましい。更に、粗グリセリンはバイオディーゼル製造から大量に世界中で利用可能である。
粗ポリオールは、好ましくは、前述した含有量のグリセリン、又は1,2,3−プロパントリオール並びに前述した少量の他の有機物質及び/若しくは無機物質を含む粗グリセリンである。粗グリセリン又は他の有機物質及び/若しくは無機物質は特に、二次成分として油性成分、特に油、脂肪酸、及び/又は脂肪酸エステル、特にナタネ油及び/又はナタネ油のメチルエステルを含む。
粗グリセリンは特に、二次成分として油性成分、特にバイオディーゼル製造における粗グリセリンの生成中又は植物性の油並びに/若しくは脂肪(特にナタネ油及び/若しくは大豆油)とアルコール(好ましくはメタノール)とのエステル交換反応による粗グリセリンの生成中に生じる、油、脂肪酸、及び/又は脂肪酸エステルを含む。
特に、粗グリセリンは、50wt%未満、特に0.005〜30wt%、好ましくは5〜20wt%、又は5〜10wt%の割合の油性二次成分、特に脂肪酸及び/又は脂肪酸エステルを含む。
しかし、本質的に他の出所の粗グリセリンも用いることができる。したがって、粗グリセリンは、例えば、ヤシ油、オリーブオイル、パーム油、及び動物脂肪、例えば獣脂、ラード、又は骨に由来する脂肪からの石鹸製造中にも生じる。
特に、可溶化剤は、アルカリ性物質を含む、又はアルカリ性物質からなる。
本発明において、「アルカリ性物質」という用語は特に、水溶液に加えられた時に水溶液のpH値を上昇させることができる物質を意味する。更に、アルカリ性物質は、特に前述したように、グリセリンと混和性である。
好ましくはアルカリ性物質は、アルカノールアミン、脂肪アミン、及び/又はアルカリ性水酸化物を含む。特に、アルカリ性物質は、前述の項目のいずれか又はその混合物からなる。
好適なアルカノールアミンは、例えば、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ジエタノール−イソプロパノールアミン、エタノール−ジイソプロパノールアミン、N−メチル−ジイソプロパノールアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミンである。ジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N−メチル−ジイソプロパノールアミンが特に好ましい。トリエタノールアミン及び/又はトリイソプロパノールアミンが特に好ましい。
使用される脂肪アミンは、例えばオクチルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヤシ油アミン、大豆油アミン、及び/又はステアリルアミンであり得る。
好ましいアルカリ性水酸化物は、例えば水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。
特に好ましくは、アルカリ性物質はアルカノールアミンである。このような物質は通常、典型的な可溶化剤を構成しないので、これは驚くべきことである。トリエタノールアミン及び/又はトリイソプロパノールアミンが特に好ましい。トリエタノールアミンが特に好ましい。このような物質は、一方で粗グリセリンをよく安定化することができ、他方で、これらの物質は粉砕補助組成物中における粗グリセリンの使用に関して好ましい。これは、とりわけ、アルカノールアミンが粉砕補助剤としても働くことができ、粉砕補助組成物中に通常存在する物質と比較的適合性であるためである。
別の好ましい実施形態では、可溶化剤は、グリコール及び/又はグリコールエーテルを含む、又はこれからなる。
可能なグリコールは、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及び/又はトリプロピレングリコールである。
可能なグリコールエーテルは、例えばブチルグリコール、n−ヘキシルグリコール、メチルジグリコール、エチルジグリコール、ブチルジグリコール、ブチルトリグリコール、モノフェニルグリコール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、及び/又はヘキシレングリコールである。
モノヒドロキシグリコールエステルが特に好ましい。ブチルジグリコールが特に好ましいことが判明している。ブチルジグリコールは2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール)としても知られる。ブチルジグリコールで特に効果的な粗ポリオールの安定化が観察された。示されているように、可溶化剤、特にアルカリ性物質は、好ましくは1〜50wt%の割合で用いられる。1〜30wt%、特に1〜9wt%、より好ましくは5〜9wt%が好ましい。全ての重量部は、バイオマスから生成した少なくとも1つのポリオールを含む組成物の全重量を基準にする。
特に好ましくは、粗ポリオールは粉砕補助組成物の一部であるか、あるいは粉砕補助剤又は粉砕補助組成物として用いられる。言い換えると、可溶化剤、特にアルカリ性物質を用いて安定化された粗ポリオールは、固体、特に鉱物バインダー及び/又は鉱物バインダー用添加物を粉砕するための粉砕補助剤として又は粉砕補助組成物の一部として用いることができる。
粉砕補助組成物は更に、特に、ポリカルボキシラート、グリコール、アミン、アミノアルコール、有機酸、リグニンスルホナート、気孔形成剤(air pore former)、消泡剤、及び/又は遅延剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を含む。そのような添加物又は粉砕補助成分を用いることで、粉砕補助組成物を特殊な要求に特別に適合させることができる。これは特に、アルカリ性物質の形態、特にアルカノールアミンの形態の可溶化剤と組み合わされる。
粗ポリオールに加えて更に少なくとも1つのポリカルボキシラートを含む粉砕補助剤が特に好ましい。国際公開第2005/123621(A1)号に記載されているように、このようなポリマーはそれ自体粉砕補助剤として働く。粗ポリオールと組み合わせることにより、粉砕補助組成物を特別な要求に経済的に適合させることができる。
少なくとも1つのポリカルボキシラートは特に、ポリエーテル側鎖が結合したポリカルボキシラート骨格を含む櫛型ポリマーである。側鎖は特にエステル、エーテル、及び/又はアミド基を介してポリカルボキシラート骨格に結合している。
対応するポリカルボキシラートエーテル及び製造方法が例えば欧州特許第1138697(B1)号の7頁20行目〜8頁50行目及びその実施例中又は欧州特許第1061089(B1)号の4頁54行目〜5頁38行目及びその実施例中に開示されている。一改変例では、欧州特許出願公開第1348729(A1)号の3〜5頁及びその実施例中に記載されているように、櫛型ポリマーは凝集固体状態で製造することができる。これらの引用された特許の開示を参照により本明細書に具体的に援用する。
そのような櫛型ポリマーはまた、ViscoCrete(登録商標)の商品名でSika Schweiz AG社から市販されている。
本発明の別の態様は、バイオマスから生成した粗ポリオール及び可溶化剤を含む組成物、特に粉砕補助組成物に関する。可溶化剤、特にアルカリ性物質及び粗ポリオールは上記で定義されている。粉砕補助組成物は、鉱物バインダー等の固体の粉砕に特に適している。
特に、可溶化剤、特にアルカリ性物質は、粉砕補助組成物の全重量の1〜9wt%、好ましくは2〜7wt%の量で存在する。
更に、組成物は、特に上記で既に述べた添加物を含んでもよい。
特に好ましいのは、
a)特に粗グリセリンの形態の、5〜95wt%、特に10〜80wt%、特に20〜50wt%の粗ポリオール
b)0.1〜9wt%、特に1〜7wt%のアルカリ性物質、好ましくはアルカノールアミン
c)0〜40wt%のポリカルボキシラート
d)0〜60wt%のグリコール
e)0〜10wt%の有機酸
f)残部として100wt%までの水
を含む又はからなる粉砕補助組成物である。
5〜40wt%、特に10〜30wt%のポリカルボキシラートを含む組成物が特に好ましい。
グリコールの割合は特に5〜50wt%、特に25〜40wt%である。
1〜10wt%、特に2〜6wt%の割合の有機酸が最適であることがわかっている。
本発明の別の態様は、鉱物バインダーを含むバインダー組成物及び粉砕補助組成物に関する。鉱物バインダー及び粉砕補助組成物は特に前述したように存在する。粉砕補助組成物は、特に鉱物バインダーの0.001〜1wt%の割合である。
更に、本発明は、固体、特に鉱物バインダーの粉砕方法であって、固体が粉砕補助組成物で粉砕される方法に関する。粉砕補助組成物は特に、粉砕される固体の0.001〜1.0wt%の割合で存在する。
詳細な説明及び特許請求の範囲の全体から更に好ましい本発明の実施形態及び本発明の特徴の組合せが明らかとなる。
実施形態の例
1.粗グリセリンの安定化
容器中で、バイオディーゼル製造に由来する粗グリセリン(Wetterauer Agrarservice GmbH社製、グリセリン含有量80%)を表1に示す量のアルカリ性物質と反応させ、5分間撹拌した。次いで、サンプルを静置し、目に見える分離相が形成されるまでの時間(分離時間)を測定した。作製したサンプル及びそれらの特性を表1に示す。
Figure 2015509067
表1から、アルカリ性物質が粗グリセリンを長時間安定化できることは明らかである。サンプルA〜Eは、6ヶ月後でも目に見える相分離を示さない。これは、4週間後には分離層が形成されていた非安定化比較サンプルVとは対照的である。
2.粉砕補助組成物
更に、表2に示す成分で粉砕補助組成物MZを調製した。このために、個々の成分を一緒にブレンドした。使用したポリカルボキシラートエーテルはViscocrete VC 1020X(Sika Schweiz AG社から入手可能)である。
Figure 2015509067
組成物MZは少なくとも6ヶ月、保存中安定であることが示された。この期間中、相分離は観察されなかった。
3.粉砕試験
サンプルA〜D及び粉砕補助組成物MZを、研究室のグラインディングミルで粉砕補助剤として、セメントクリンカーの粉砕中に添加物として用いた。各回、300gのセメントクリンカー(Vigier社製)を、0.02wt%の特定の添加物(セメントクリンカーを基準としたサンプルA〜D又は粉砕補助組成物MZの量))を用いて同一の条件下で研究室ボールミルで粉砕した。試験M0は添加物なしの参照サンプルである。粉砕時間等の条件は全ての粉砕試験で一定に維持した。
粉砕終了後、規格EN 196−6に従ってブレーン粉末度を決定し、EN 196−6(May 2010)に従って、32μmの篩を用いて、32μmを超える粒子の篩分け残留分(全粒子に対するwt%で表される)を決定した。結果をレーザーグラニュロメトリーにより更に検証した。
実施した粉砕試験及び対応する結果の要約を表3に示す。
Figure 2015509067
表3から、安定化された粗グリセリン及びそれをベースとする粉砕補助組成物MZを粉砕補助剤として好ましく用いることができることが明らかである。ポンプ及びパイプラインの閉塞若しくは詰まり、粉砕中の障害、又は樹脂化は観察されなかった。
しかし、上記実施形態は単に好ましい実施例として取られるべきである、本発明の範囲内で自由に改変することができる。
上記課題は、下記の独立的態様の特徴により、本発明によって解決される。
本発明の他の態様が更なる下記の独立的態様の対象である。本発明の特に好ましい実施形態が下記の従属的態様の主題である。
本発明の態様としては次を挙げることができる:
〈1〉
バイオマスから生成した粗ポリオールを安定化するための可溶化剤の使用。
〈2〉
前記粗ポリオールが、20〜95wt%、特に50〜90wt%の純粋なポリオール、すなわち1,2,3−プロパントリオールを含むことを特徴とする、〈1〉に記載の使用。
〈3〉
前記粗ポリオールが粗グリセリンであることを特徴とする、〈1〉又は〈2〉に記載の使用。
〈4〉
前記粗グリセリンがバイオディーゼルの製造に由来することを特徴とする、〈3〉に記載の使用。
〈5〉
前記可溶化剤が、アルカリ性物質を含み、又はアルカリ性物質からなり、前記アルカリ性物質が特にアルカノールアミン、脂肪アミン、及び/又はアルカリ性水酸化物を含む、又はこれらからなることを特徴とする、〈1〉〜〈4〉のいずれか一項に記載の使用。
〈6〉
前記アルカリ性物質が、アルカノールアミン、特にトリエタノールアミン及び/又はトリイソプロパノールアミンであることを特徴とする、〈1〉〜〈5〉のいずれか一項に記載の使用。
〈7〉
前記可溶化剤が、グリコール及び/又はグリコールエーテル、特にブチルジグリコールを含む、又はこれらからなることを特徴とする、〈1〉〜〈6〉のいずれか一項に記載の使用。
〈8〉
前記可溶化剤が、前記粗ポリオールの全重量を基準として1〜50wt%、特に1〜30wt%、好ましくは5〜30wt%、より好ましくは10〜20wt%の割合で使用されることを特徴とする、〈1〉〜〈7〉のいずれか一項に記載の使用。
〈9〉
前記粗ポリオールが、粉砕補助組成物の一部であるか粉砕補助剤又は粉砕補助組成物として使用されることを特徴とする、〈1〉〜〈8〉のいずれか一項に記載の使用。
〈10〉
前記粉砕補助組成物が、ポリカルボキシラート、グリコール、アミン、アミノアルコール、有機酸、リグニンスルホナート、気孔形成剤、消泡剤、及び/又は遅延剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を更に含むことを特徴とする、〈9〉に記載の使用。
〈11〉
可溶化剤とバイオマスから生成した粗ポリオールとを含む組成物、特に粉砕補助組成物であって、前記可溶化剤が、前記組成物の全重量を基準として1〜9wt%、特に2〜7wt%の量で存在する、組成物。
〈12〉
a)10〜80wt%、特に20〜50wt%の、粗グリセリンの形態の粗ポリオール、
b)0.1〜9wt%、特に1〜7wt%のアルカリ性物質、好ましくはアルカノールアミン、
c)0〜40wt%のポリカルボキシラート、
d)0〜60wt%のグリコール、
e)0〜10wt%の有機酸、
f)残部として100wt%までの水
を含む又はからなる、〈11〉に記載の組成物。
〈13〉
5〜40wt%、特に10〜30wt%の前記ポリカルボキシラート、5〜50wt%、特に25〜40wt%の前記グリコール、及び/又は1〜10wt%、特に2〜6wt%の前記有機酸を含むことを特徴とする、〈12〉に記載の組成物。
〈14〉
鉱物バインダー及び〈11〉〜〈13〉のいずれか一項に記載の組成物を含む、バインダー組成物。
〈15〉
固体、特に鉱物バインダーを粉砕する方法であって、前記固体が、〈11〉〜〈13〉のいずれか一項に記載の組成物を用いて粉砕される、方法。

Claims (15)

  1. バイオマスから生成した粗ポリオールを安定化するための可溶化剤の使用。
  2. 前記粗ポリオールが、20〜95wt%、特に50〜90wt%の純粋なポリオール、又は1,2,3−プロパントリオールを含むことを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 前記粗ポリオールが粗グリセリンであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記粗グリセリンがバイオディーゼルの製造に由来することを特徴とする、請求項3に記載の使用。
  5. 前記可溶化剤が、アルカリ性物質を含み、又はアルカリ性物質からなり、前記アルカリ性物質が特にアルカノールアミン、脂肪アミン、及び/又はアルカリ性水酸化物を含む、又はこれらからなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記アルカリ性物質が、アルカノールアミン、特にトリエタノールアミン及び/又はトリイソプロパノールアミンであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 前記可溶化剤が、グリコール及び/又はグリコールエーテル、特にブチルジグリコールを含む、又はこれらからなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 前記可溶化剤が、前記粗ポリオールの全重量を基準として1〜50wt%、特に1〜30wt%、好ましくは5〜30wt%、より好ましくは10〜20wt%の割合で使用されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用。
  9. 前記粗ポリオールが、粉砕補助組成物の一部であるか粉砕補助剤又は粉砕補助組成物として使用されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用。
  10. 前記粉砕補助組成物が、ポリカルボキシラート、グリコール、アミン、アミノアルコール、有機酸、リグニンスルホナート、気孔形成剤、消泡剤、及び/又は遅延剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加物を更に含むことを特徴とする、請求項9に記載の使用。
  11. 可溶化剤とバイオマスから生成した粗ポリオールとを含む組成物、特に粉砕補助組成物であって、前記可溶化剤が、前記組成物の全重量を基準として1〜9wt%、特に2〜7wt%の量で存在する、組成物。
  12. a)10〜80wt%、特に20〜50wt%の、粗グリセリンの形態の粗ポリオール、
    b)0.1〜9wt%、特に1〜7wt%のアルカリ性物質、好ましくはアルカノールアミン、
    c)0〜40wt%のポリカルボキシラート、
    d)0〜60wt%のグリコール、
    e)0〜10wt%の有機酸、
    f)残部として100wt%までの水
    を含む又はからなる、請求項11に記載の組成物。
  13. 5〜40wt%、特に10〜30wt%の前記ポリカルボキシラート、5〜50wt%、特に25〜40wt%の前記グリコール、及び/又は1〜10wt%、特に2〜6wt%の前記有機酸を含むことを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. 鉱物バインダー及び請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物を含む、バインダー組成物。
  15. 固体、特に鉱物バインダーを粉砕する方法であって、前記固体が、請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物を用いて粉砕される、方法。
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