JP2015508261A - 通信衛星の信号変換 - Google Patents

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Abstract

入力周波数範囲において受信された多重化信号から第1の周波数の範囲の信号を選択するために、通信衛星において用いられる装置が提供される。当該装置は、第1の周波数の範囲の中心周波数での受信された信号内の信号がIFへ変換されるように、受信された信号をダウンコンバートするために、受信された信号を第1の局部発振器LO信号と混合する第1のミキサと、混合された信号を、フィルタ処理の帯域幅が第1の周波数の範囲の幅を規定するようにフィルタ処理し、IFでの中心周波数を含む通過域を有するバンドパスフィルタと、フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、IFの信号を入力周波数範囲とは異なる出力周波数範囲にまでアップコンバートする第2のミキサと、を備える。

Description

本発明は、通信衛星において信号を変換することに関する。
特に、本発明は、第1の局部発振器LO信号を用いて受信信号を中間周波数IFへダウンコンバートし、IFの信号をフィルタリングして受信信号内で信号を選択し、フィルタ処理された信号を第2のLO信号を用いて出力周波数へアップコンバートすることに関し、第1と第2のLO信号の一方が、第1と第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られた混合LO信号である。
通信衛星は、送信及び受信のために異なる周波数帯域を用いて、入力される信号と出力される信号との間での干渉を回避するようにされることができる。この場合、アップリンク帯域において受信された複数の信号が、それらが送信される前に、ダウンリンク帯域における適切な周波数に変換されるべきである。デジタルシステムにおいて、受信されたアナログ信号は、アナログ・デジタルコンバータ(ADC)によってデジタル領域に変換され、デジタル信号は、デジタル信号処理モジュールにおいて必要に応じて処理される。処理された、例えば周波数変換されたデジタル信号は、送信前にアナログ領域へ変換して戻されるために、デジタル・アナログコンバータ(DAC)に送信され、チャネルルーティングにおける適応性を提供するようにされる。しかし、デジタル信号処理システムは、大きな帯域幅での利用には適切ではない。
信号の適応性ルーティング及び変換のためのアナログシステムは当該技術分野において周知であり、2つの別個のカテゴリに分類される。第1のカテゴリは、N×Nディメンションの導波管スイッチマトリックスを用いて、N入力ポートとN出力ポートとの間で信号を切り替える。このようなスイッチマトリックスは大きく、かなりの量を衛星の最大ペイロードに追加し、多数のポート、例えば形成される多数のダウンリンク(ユーザ)ビームがある場合には非実用的になる。第2のカテゴリでは、特定の周波数帯域における信号を分離するために、各自のフィルタ部と混合部を用いて、不必要な高周波数信号と低周波数信号とを順次除いていく。システムの例はUS4,228,401に開示されている。これらのシステムは、複数の局部発振器LO信号の利用に起因して、比較的高い位相ノイズに苦しむ。
発明はこの状況で作成される。
本発明では、入力周波数範囲において受信された多重化信号から第1の周波数の範囲の信号を選択するために、通信衛星において用いられる装置が提供される。当該装置は、第1の周波数の範囲の中心周波数での受信された信号内の信号がIFへ変換されるように、受信された信号をダウンコンバートするために、受信された信号を第1の局部発振器LO信号と混合する第1のミキサと、混合された信号を、フィルタ処理の帯域幅が第1の周波数の範囲の幅を規定するようにフィルタ処理し、IFでの中心周波数を含む通過域を有するバンドパスフィルタと、フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、IFの信号を入力周波数範囲とは異なる出力周波数範囲にまでアップコンバートする第2のミキサと、を備える。第1のLO信号は、第1の周波数の範囲として異なる周波数範囲を選択すべく、ミキサによって中間周波数にまで変換される周波数を変更するように制御可能であり、第1及び第2のLO信号の一方が、第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られる混合LO信号である。混合されたLO信号が、アップコンバート又はダウンコンバートに用いられるので、第1及び第2のLO信号の一方が、ダウンコンバート段階とアップコンバート段階の両方で用いられる。
これは、ダウンコンバート/アップコンバート中に第1及び第2のLO信号の一方によって導入された位相ノイズが、アップコンバート/ダウンコンバート中に実質的に削除され、複数のLO信号を用いる従来技術のシステムに比べて位相ノイズを低減するという結果を有する。
第2のLO信号は、IFの信号がアップコンバートされる出力周波数範囲を変更するように制御可能であってよい。
バンドパスフィルタの帯域幅は、複数の信号が選択される第1の周波数の範囲の幅を変更するように調整可能であるようにされてよい。
バンドパスフィルタは、フィルタ処理の帯域幅を調節するように、複数の所定の帯域幅の間で切換可能であるようにされてよい。
装置は、フィルタ処理されたIFの信号が出力周波数範囲にまでアップコンバートされる前に、フィルタ処理されたIFの信号を増幅するチャネル増幅器を更に備えてよい。
本発明では、受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ複数の信号を柔軟にルーティングするために通信衛星において利用するシステムが提供される。当該システムは、上記装置を各々が有する複数の周波数変換モジュールと、複数の周波数変換モジュールへ受信された信号を送信する入力段と、周波数変換モジュールの少なくとも1つに各々が接続され、少なくとも1つの周波数変換モジュールによって出力されたアップコンバートされた信号を増幅する複数の増幅器と、複数の増幅されて変換された信号を受信し、各々が1又は複数の増幅されて変換された信号を含む複数のダウンリンクビームを形成する出力段とを備える。
各周波数変換モジュールは、受信された信号を受け取って、受信された信号内の任意の周波数の範囲から信号を選択できるので、システムは、複雑な導波管スイッチマトリックスの必要がなく、任意のアップリンクビームから任意のダウンリンクビームへ信号を適応的にルーティングすることができる。
増幅器は、可変増幅器であり、各々は、変換された信号の帯域幅占有率に従って、周波数変換モジュールの1つによって出力された変換された信号を送信電力レベルにまで増幅するようにされていてよい。
これは、衛星において利用可能な電力が、各ビームの帯域幅占有率に依存して複数のダウンリンクビームの間で共有されることを可能にする。
出力段は、入力と複数の出力とを含むデマルチプレクサDEMUX、及び/又は、出力と複数の入力とを含む出力マルチプレクサOMUXを更に有する。DEMUXの入力は、複数の変換された信号のうちの1つを受信する。複数の周波数変換モジュールの1つを制御して、変換された信号を複数のDEMUXの出力の1つの通過域周波数範囲に調整することによって、複数の変換された信号の1つが、複数のDEMUXの出力の1つに接続されたダウンリンクビームにルーティングされることができるように、DEMUXの出力の各々が、複数のダウンリンクビームの異なる1つに接続される。OMUXの出力が、複数のダウンリンクビームの1つに接続される。複数の変換された信号がOMUXの出力に接続されたダウンリンクビームにおいて結合されて送信されることができるように、OMUXの入力の各々が、複数の変換された信号の1つを受信するようにされている。
ダウンリンクビームに接続されたOMUXの利用によって、最初の帯域幅割り当てに加えて、1又は複数のチャネルが、ダウンリンクビームにおける出力帯域セグメントの非占有部分の内のいずれにも適応的に挿入されることができる。
複数の周波数変換モジュールは、複数の第1の周波数変換モジュールと複数の第2の周波数変換モジュールとを有し、複数の第1の周波数変換モジュールは第1の受信された信号を受信し、複数の第2の周波数変換モジュールは、第2の受信された信号を受信し、システムは、複数の第1の周波数変換モジュールの1つによって出力された変換された信号を、複数の第2の周波数変換モジュールの1つによって出力された変換された信号と結合し、結合された信号を複数の増幅器の1つに送信する手段を更に備えてよい。
複数の出力信号を結合することにより、複数の異なるソース間及び/又は複数の偏波間での周波数共用をすることができる。これは、結合信号を受信するユーザビームが、第1の受信された信号と第2の受信された信号との両方において帯域幅を利用できるためである。
入力段が、受信された信号を、第1及び第2の受信された信号へ分離し、第1の受信された信号が、偏波信号であり、第2の受信された信号が、第1の受信された信号とは反対の偏波を有する信号であってよい。
この場合、反対の偏波の間での周波数共用が可能である。
入力段は、第1のソースからの第1の受信された信号と第2のソースからの第2の受信された信号とを受信するようにされた少なくとも1つのアンテナを有してよい。この場合、複数のソースの間での周波数共用が、例えば複数のゲートウェイの間で可能である。
出力段は、複数のダウンリンクビームの1つを形成するアンテナと、複数の増幅された信号の1つをフィルタ処理して、フィルタ処理して増幅された信号をアンテナに送信するフィルタとを有してよい。フィルタは第1の帯域幅を含む。周波数変換モジュールが、複数のダウンリンクビームの1つの第1の帯域幅範囲内に出力周波数を再調整するように制御されることができるように、増幅された信号は、第1の帯域幅より小さい第2の帯域幅を用いてIFの信号をフィルタ処理する複数の周波数変換モジュールの1つから受信された信号であってよい。
出力段は、第1の複数の周波数変換モジュールが第1の複数のダウンリンクビームの周波数再利用パターンを変更するように再調整されることができるように、第1の複数の周波数変換モジュールを第1の複数のダウンリンクビームに接続する適応性周波数再利用モジュールを有してよい。適応性周波数再利用モジュールは、第1の複数の周波数変換モジュールの1つに接続された入力と複数の出力とを各々が有する複数のデマルチプレクサDEMUXと、第1の複数のダウンリンクビームの1つに接続された出力と複数の入力とを各々が有する複数の出力マルチプレクサOMUXとを備える。DEMUXの複数の出力とOMUXの複数の入力とは、各DEMUXが複数のOMUXの1つずつに接続されるように接続されてよい。
適応性周波数再利用モジュールは、第1の複数の周波数変換モジュールを再調整して、異なる出力周波数の信号をアンテナの異なる出力周波数へ向けることによって、第1の複数のダウンリンクビームの周波数再利用パターンが、軌道上で変更されるようにすることができる。
出力段は、複数のダウンリンクビームを形成する少なくとも1つのアンテナを有し、少なくとも1つのアンテナは、複数のダウンリンクビームの方向を変えるように再構成可能又は可動であるようにされている。
本発明では、第1の周波数の範囲の複数の信号を出力周波数範囲へ変換するために通信衛星において利用される方法を提供する。当該方法は、入力周波数範囲の多重化信号を受信する段階と、選択された周波数範囲の中心周波数での受信された信号内の信号が中間周波数IFにダウンコンバートされるように、受信された信号を第1のLO信号と混合する段階と、IFでの中心周波数を含む通過域の幅が第1の周波数の範囲の幅を規定するように、通過域を用いてIFの信号をフィルタ処理する段階と、フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、フィルタ処理された信号を、入力周波数範囲と異なる出力周波数範囲にアップコンバートする段階と、第1のLO信号を制御して、中間周波数へ変換される周波数を変更し、異なる周波数範囲を第1の周波数の範囲として選択する段階とを備える。第1及び第2のLO信号の一方が、第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られた混合LO信号である。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して、ただの例によって以下説明される。
本発明の実施形態に従って、通信衛星において、受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームに信号をルーティングするシステムを示す。 本発明の実施形態に従って、図1のシステムにおいて、周波数変換モジュールとして用いられる装置を示す。 本発明の更なる実施形態に従って、通信衛星において、受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ信号をルーティングするシステムを示す。 本発明の実施形態に従って、入力周波数帯域における第1の周波数の範囲から複数の信号を選択し、選択された信号を要求された出力周波数へ変換する例を示す。 本発明の実施形態に従って、通信衛星の復路(リターンパス)のペイロードで用いられるシステムを示す。 本発明の実施形態に従った、特定のダウンリンクビームを形成する衛星のペイロードの一部を示す。 図6の装置によって形成されたダウンリンクビームにおいて選択可能な複数のチャンネル位置を示す。 本発明の実施形態に従った、複数のユーザビームのための適応性周波数再利用パターンを示す。 周波数再利用パターンを適応的に変更する交差接続されたOMUXとDEMUXを含むシステムを示す。
以下図1を参照すると、本発明の実施形態に従って、通信衛星において、受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ信号をルーティングするシステムが示されている。
図1に示されたシステムは、説明の目的でのみ提供され、発明の原理を不明瞭にしないために簡略化されたものである。
システムは、入力段110と、信号変換部120と、増幅部130と、出力段140とを備えている。入力段110は、低ノイズ増幅器(LNA)112に接続されたアンテナ111を有する。アンテナ111は、例えばサービスプロバイダの地上送信機からアップリンク信号を受信するようにされている。本実施例において、受信された信号は、ゲートウェイから受信されたゲートウェイ信号GWである。受信された信号GWは、大きな周波数範囲にわたって複数の信号を含む多重化信号であり、ブロードバンド信号と称されうる。LNA112は、とても低い電力レベルで受信された受信信号を増幅する。入力段110は、LNA112に接続された信号スプリッタ113を更に有する。 信号スプリッタ113は、増幅された受信信号を複数の同一の信号へ分け、それらの各々は、受信信号において全周波数を含む。
信号変換部120は、複数の周波数変換モジュール120aを有し、これらは、以下、チャネルアジャイルコンバージョンエキップメント(CACE)と称する。各CACE120aが他のCACEと同じ信号を受信するように、例えば、各CACEが増幅された受信信号を受信するように、複数のCACE120aが、入力段110の信号スプリッタ113に接続されている。各CACE120aが、受信信号内の第1の周波数の範囲から複数の信号を選択し、選択された信号を所望の出力周波数帯域へ変換するように適合されている。特に、各CACEは、第1と第2のLO信号を混合することによって得られた局部発振器(LO)信号と混合することにより、受信された信号を中間周波数(IF)へダウンコンバートし、第2のLO信号と混合することによってIF信号を出力周波数帯域へアップコンバートする。IF信号は、バンドパスフィルタを介して通され、所望の信号、例えば、受信された信号における第1の周波数の範囲内の信号を選択することができる。
第2のLO信号がアップコンバートとダウンコンバートの両方のために用いられるため、ダウンコンバート中に第2のLO信号によって導入された任意の位相ノイズが、IF信号がアップコンバート中に第2のLO信号と再度混合されるときに、効果的に削除される。具体的には、ダウンコンバートにおいて、LO信号と入力信号との間の周波数差が用いられ、一方、アップコンバートにおいて、周波数の和が用いられる。このため、信号変換部120によって導入された位相ノイズは、複数のLOを用いるシステムに比べて、低減され、これは、本実施形態におけるCACEの全ての位相ノイズ寄与が主に第1のLO信号の寄与のみによるためである。
信号変換部120からの出力信号、例えば複数のCACEによって出力周波数帯域に変換された信号が、増幅部130に送信され、増幅部は、各変換された信号を所望の送信電力に増幅する複数の可変増幅器130aを有する。可変増幅器を利用することによって、各増幅信号の送信電力が、その信号の帯域幅占有率に従って制御されるようにできる。可変増幅器は、可変の進行波管増幅器(Travelling Wave Tube Amplifier:Flex TWTA)であってよく、又は、マルチポート増幅器(Multi−Port Amplifier:MPA)のような他のタイプの可変高出力増幅器であってもよい。
最後に、増幅信号は、出力段140に送信され、出力段は、複数の出力フィルタ141aと、複数のダウンリンクビームUからUを形成する少なくとも1つのアンテナ142aとを備える。出力段140のアンテナは、衛星の利用中に所定のダウンリンクビームの方向変換をできるように再構成可能/可動のアンテナであってよく、又は、非再構成可能/非可動であってよい。各ダウンリンクアンテナ142aは、ダウンリンクビームU,U,Uのうちの1又は複数を形成することができる。図1において、別々のアンテナが各ダウンリンクビームについて明瞭のために示されているが、実際には、各ビームについて物理的に別々のアンテナを提供する必要は無い。例えば、図1の3つのダウンリンクビームU,U,Uは、単一のアンテナによって形成されてよい。また、図1においては3つのみのダウンリンクビームが示されているが、概して、任意の数のダウンリンクビームが提供されてよい。
本実施例において、システムは、衛星の送信のペイロード部分において利用され、ゲートウェイ(例えばサービスプロバイダ)からエンドユーザに信号をルーティングするようにされ、このため、ダウンリンクビームはユーザビームと呼んでよい。各ユーザビームは、ユーザビームによってカバーされたエリア内の任意の数のユーザにより受信されてよい。他の実施形態では、同様のシステムが、返送のペイロード部分において利用されるように適合されてよく、この場合、複数のアップリンク信号が複数のユーザから受信され、ダウンリンクビームは、ゲートウェイに送信される多重化ビームである。
図1に示されるように、各ダウンリンクビームは、増幅器130aとフィルタ141aとを介して特定のCACE120aに接続される。出力段140の構成は固定され、例えば、CACEと、増幅器と、フィルタと、ダウンリンクビームとの間の物理的接続は、通信衛星の打ち上げ後は再構成できなくてよい。また、例として、任意のユーザビームU内に含まれることができる周波数の範囲は、ユーザビームUに接続されたバンドパスフィルタ141aの帯域幅及び中心周波数によって決定される。このため、ダウンリンクビームUに接続されたCACE120aは、フィルタ141aの通過域内の出力周波数範囲における変換された信号を出力するようにされるべきである。それでも、各CACEは、受信されたアップリンク信号内の全周波数を含む同じ入力信号を受信し、ダウンコンバートに用いられたLO周波数を制御することによって、受信された信号内の任意の周波数の範囲で入力信号を選択することができるため、システムは、受信されたビームの信号のいずれかを、任意のダウンリンクビームに適応的にルーティングすることができる。これは、複雑な導波管スイッチングネットワークが任意の入力信号を任意の出力信号へ向けることを必要とする従来技術の解決策と比較して、衛星の構造を単純化する。
図2を参照して、図1のシステムの周波数変換モジュールとして用いられる装置が本発明の実施形態に従って示される。当該装置は、受信されたブロードバンド信号から、例えば、第1の周波数の範囲内でかつ他の周波数での信号を含む受信された信号から、第1の周波数の範囲の信号を選択するために、通信衛星において用いられることができる。当該装置は、第1の周波数の範囲から複数の信号を選択して、装置に接続された特定のダウンリンクビームにおける送信のために、選択された信号を所望の出力周波数範囲へ変換することができる。以下、図2の装置はCACEと称する。本発明が、図2に示された特定の構造に限定されず、同様の機能を提供できる他の配置がありうることは理解されるべきである。
図2に示されたように、本実施形態において、CACE220は、第1のミキサ221、ローパスフィルタ222、チャネルフィルタ(CH FILTER)223、チャネル増幅器224、第2のミキサ225、及び出力フィルタ226を備え、これらは連続して接続されている。CACEは、第1のミキサ221にLO信号を提供するための、第3のミキサ227とバンドパスフィルタ228とを更に備える。具体的には、第1のミキサ221は、受信された信号IINを局部発振器信号LOと混合することによって、受信された信号IINを、例えば、入力段から受信した信号を、中間周波数(IF)へ変換するようにされている。IF信号とも称される変換された信号は、その後、第2のミキサ225によって要求された出力周波数範囲での出力信号IOUTへIFから変換される前に、チャネルフィルタ223によってフィルタ処理され、チャネルベースのゲインをセットするためにチャネル増幅器224によって増幅される。出力フィルタ226は、第2のミキサ225によって生成された不所望の混合生成物を取り除く。チャネル増幅器224は、チャネルゲインが、システムの他のCACEによって適用される他のチャネルゲインとは独立にセットされることを可能にする。
上記したように、受信された信号IINは、第1の周波数の範囲の、例えば信号が選択される周波数の範囲の信号を含み、第1の周波数の範囲の外の他の周波数での信号も含むことができる。例えば、受信された信号IINが、27.5から29.5ギガヘルツ(GHz)の周波数の範囲の信号を含む場合、信号が選択される第1の周波数の範囲は、27.5から27.75GHzの範囲であってよく、又は、27.5と29.5GHzの間の他の周波数範囲であってよい。27.5から27.75GHzの例についは、第1の周波数の範囲は、27.625GHzの中心周波数及び250MHzの帯域幅を有する。これらの周波数の範囲の適応性のある選択は、単なる例であり、本発明の実施形態は任意の周波数で用いられてよい。
第1のミキサ221の出力は、混合された信号IIN及びLOの周波数の和と差の両方での信号を含む。本実施形態において、第1のミキサ221の出力は、ローパスフィルタ222を通され、不所望の混合生成物、この場合は入力周波数、LO信号、又はその高調波の和をもつ信号を含むより高い周波数の信号を取り除く。すなわち、本実施形態において、第1のミキサ221からの所望の信号は、ダウンコンバートされた信号、例えば、IIN及びLO周波数の間の差での混合生成物である。
入力信号IINをLO信号と混合することによって、入力信号は、CACE内での更なる処理のためにIFへダウンコンバートされる。本実施形態においては、2.3GHzのIFが用いられるが、他のIFが他の実施形態では用いられてよい。IFへのダウンコンバート後、変換された信号は、チャネルフィルタ223によってフィルタ処理され、受信された信号の不所望の周波数での、例えば、第1の周波数の範囲の外の周波数での任意の信号を取り除く。チャネルフィルタ223の帯域幅は、信号が選択される第1の周波数の範囲の帯域幅を画定し、チャネルフィルタ223の中心周波数(例えば、IF、2.3GHz)が、受信された信号内の第1の周波数の範囲の位置を画定する。すなわち、受信された信号内の異なる周波数範囲は、LO信号入力を第1のミキサ221へ制御することによって選択されることができ、これにより、受信された信号の異なる周波数がIFにダウンコンバートされる。同時に、第1のミキサ221とチャネルフィルタ223によって、CACEが受信された信号IIN内で任意の周波数の範囲を選択し、入力信号IINから他の周波数における信号を取り除くことができる。
本実施例において、第1の周波数の範囲が、例えば信号が選択される受信された信号の範囲が、27.5から27.75GHzである。2.3GHzの中心周波数IFへダウンコンバートした後は、例えば27.5から27.75GHzの第1の周波数の範囲からの信号が、以下2.175から2.425GHzの範囲にある。すなわち、第1の周波数の範囲の中心周波数が、27.625GHzから2.3GHzへダウンコンバートされている。これは、25.325GHzのLO信号が第1のミキサ221へ入力されることが必要である。
さらに、いくつかの実施形態では、チャネルフィルタ223通過域の帯域幅を、第1の周波数の範囲の幅が変更されることができるように調節できる。チャネルフィルタ223の構造に依存して、帯域幅が複数の所定の帯域幅から選択されてよい。例えば、1つの実施形態では、チャネルフィルタは、3つの個別のフィルタを含んでよく、1つは、125MHzの通過域幅を有し、1つは、250MHzの通過域幅を有し、1つは、500MHzの通過域幅を有する。各フィルタの通過域はIFに中心がある。チャネルフィルタは、必要に応じて適切な帯域幅を選択すべく、各フィルタ間で切換可能とすることができる。
図2を続けて参照すると、IFにおける増幅されてフィルタ処理された信号は、第2のミキサ225によって、要求された出力周波数範囲へアップコンバートされる。出力周波数範囲が、第1の周波数の範囲、例えば受信された信号における選択された信号の周波数の範囲とは異なるため、第2のミキサ225は、第1のミキサ221へ供給されたLO信号とは異なるLO信号を必要とする。CACE220は、第1のLO信号LO1と第2のLO信号LO2とを受信し、第2のLO信号LO2を第2のミキサ225へ直接適用して、IFでのチャネル信号を出力周波数範囲へアップコンバートするようにされている。このため、第2のLO信号LO2は、出力周波数範囲の中心周波数とIFとの間の差に従った周波数を有するべきである。本実施例において、要求された出力周波数範囲は、19.7から19.95GHzであり、IFは2.3GHzである場合、第2のLO信号LO2が
(19.95−19.7)/2+19.7−2.3=17.525GHz
の周波数を有するべきであることを意味する。
更に、本実施例において、25.325GHzのLO信号は、上記したように第1のミキサ221によってダウンコンバートするのに必要である。このため、第1のLO信号LO1を17.525GHzの第2のLO信号LO2と混合することによってこのLO信号を得るためには、第1のLO信号LO1が、25.325−17.525=7.8GHzの周波数を有してよく、この場合、第3のミキサ227の所望の混合生成物はLO1周波数とLO2周波数の和である。もしくは、LO1が25.325+17.525=42.85GHzの周波数を有し、この場合、所望の混合生成物は、LO1周波数とLO2周波数との間の差である。第2のバンドパスフィルタ226は、不所望の混合生成物を取り除く。
このような局部発振器の利用は、通信衛星内で選択的にルーティングして信号を変換するCACEの能力に実質的な自由を提供する。例えば、第2のLO信号LO2は、出力周波数範囲、例えば送信ビームへ送信される出力信号IOUTの周波数の範囲を変更するように調節されることができる。同時に、第1のミキサ221へ適用される信号LOが、同じ入力周波数が選択されるように一定のままであるように、第1のLO信号LO1は同様に調節されることができる。もしくは、第2のLO信号LO2は、同じ出力周波数範囲を維持すべく一定にされ、一方、入力信号IINから異なる周波数範囲を選択するために、第1のLO信号LO1が第1のミキサ221へ適用される信号LOを変更するように調節されることができる。さらに、第1及び第2のLO信号LO1,LO2は、第1の周波数の範囲と出力周波数範囲との両方を同時に変更するように共に調節されることができる。このため、CACEは、概して、任意の入力周波数範囲を選択し、選択された周波数範囲の信号をIFへ変換し、IF信号を増幅し、増幅されたIF信号を任意の出力周波数範囲へ変換することができる。
CACEは、LO信号LO1,LO2の一方又は両方を自身で生成してよく、又は、別個のLO生成器から信号を受信してよい。例えば、衛星は、CACEとは別個の専用のLO生成器を更に含んでよく、当該生成器は、CACEへ送信されるLO信号LO1,LO2を生成し、信号の一方又は両方の周波数を変更するように制御可能である。
図1では、各CACEが単一のダウンリンクビームを送り、各ダウンリンクビームが単一のCACEのみから信号を受信するシステムを示しているが、より複雑な配置もまた可能である。通信衛星において受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ信号をルーティングするシステムの更なる例は、本発明の実施形態に従って図3に示される。図3のシステムは、図1のシステムと多数の点で同じであり、同様のもののそのよう詳細な説明はここでは省かれる。しかし、図1のシステムとは異なり、図3のシステムは、2つのアップリンクGW信号を受信するための2つの受信アンテナ311−1、311−2を有する入力段310を備える。また、複数のLNAによって増幅され、複数のCACEモジュール320−1,320−2,320−3,320−4,320−5,320−6,320−7,320−8へ送信されるべく、各アンテナ311−1、311−2によって受信された信号は、水平及び垂直偏波信号H,Vへ分けられる。水平及び垂直偏波が図3において用いられるが、概して信号は、反対の偏波を有する複数の偏波信号へ分けられる。例えば、複数の反対の円偏波が水平及び垂直偏波の代わりに用いられてよい。同様に、本発明は、図3に示したような2つのみではなく、複数のアップリンク信号に適用可能である。本実施形態では、別個の受信アンテナ311−1,311−2が各アップリンク信号について提供されたが、他の実施形態では、複数の受信ビームを形成する複数の受信アンテナ又は1つの受信アンテナが、複数のソースから信号を受信してよい。
システムは、複数のCACEモジュールを含む信号変換部320を更に備えてよい。図3において、第2、第4、第6、及び第7のCACEモジュール320−2、320−4、320−6、320−7は、図1及び図2で前に説明したものと同様である。しかし、第1、第3、第5、及び第8のモジュール320−1、320−3、320−5、320−8は、対のCACEを有し、その各々が図1及び図2に示した個々のCACEと同様である。対のCACEモジュール320−1、320−3、320−5、320−8において、2つのCACEモジュールによって出力された変換された信号は結合され、結合信号は、増幅部330の複数の可変増幅器の1つに送信される。信号を結合するのに適した手段は、1又は複数のハイブリッド結合器又はコンバイナを含んでよい。対のCACEモジュールは、例えば、図3の第1及び第8のCACEモジュール320−1、320−8の場合のように、同じゲートウェイからの及び同じ偏波の信号を結合するために用いられることができる。もしくは、対のCACEモジュールは、図3の第3のCACEモジュール320−3の場合のように、同じゲートウェイからの反対の偏波の信号を、図3の第5のCACEモジュール320−5の場合のように、異なるゲートウェイからの同じ偏波の信号を、又は、異なるゲートウェイからの反対の偏波の信号を結合するために用いられてよい。複数のCACEの出力を結合することによる周波数共用の例は以下説明する。
さらに、2又は3以上のCACEの出力を結合することにより、衛星操作中の特定のユーザビームの容量要求の変化に対応するために、衛星リソースのフレキシブルな利用が可能となる。図3の受信アンテナ311−1の6つのユーザビームUからUの例を考慮すると、帯域幅は、以下のような2つの偏波におけるゲートウェイの複数のビームに最初に割り当てられてよい。図3の水平(H)偏波である第1の偏波において、500MHzがビームUに割り当てられ、125MHzがビームUに割り当てられ、125MHzがビームUに割り当てられ、125MHzがビームUに割り当てられる。図3の垂直(V)偏波である第2の偏波において、375MHzがビームUに割り当てられ、500MHzがビームUに割り当てられる。このため、1750MHzの全容量は、初めに両方の偏波にわたって割り当てられる。本実施例において、複数のビーム間で共用する電力と容量は、これらのビームに割り当てられた例えば1750MHzの全容量及び割り当てられた全容量の1750MHzをサポートする衛星等価等方放射電力(EIRP)密度(eirp/MHz)は、超えられるべきではないものである。利用において、例えば、ビームUが500MHzの容量を必要とし、その割り当てられた容量の500MHzのうちの250MHzのみをビームUが利用する場合がある。この場合、Uに割り当てられた帯域幅の不使用部分がUによって利用されうる。これを達成するために、ビームUに接続された対のCACEモジュールが、例えば、ビームUにおける偏波間での周波数共用を可能にするために、両方の偏波を受信するようにされるべきである。
上記実施例において、ユーザビームの占有周波数帯幅が増大するほど、可変増幅器は占有周波数帯幅に従って送信電力を増大させることができ、例えば、有能電力は、複数のビームの帯域幅占有に依存して、複数のユーザビーム間で共有されることができる。このため、可変増幅器と一体となったアジャイル周波数転換機能を有するCACEの利用によって、第1の偏波におけるUで利用可能な未活用の入力帯域と電力が、そのトラフィック要求をサポートするのには入力帯域が不十分である第2の偏波におけるビームUに転送され、又はビームUと共有されることができる。ここで、125MHzが、例としての転送可能な追加の帯域幅である。しかし、他の実施形態においては、CACEによる最大選択可能チャネル帯域幅は異なりうる。
更に、図3に示すように、出力段340は、複数の出力マルチプレクサ(OMUX)の多様な組み合わせを含み、デマルチプレクサ(DEMUX)は、ユーザビームにおいて複数のチャネルを柔軟に組み合わせるために用いられることができる。例えば、対のCACEモジュール320−1である図3の第1のCACEからの、増幅され結合された信号は、DEMUX331−1において分離される。DEMUX331−1からの1つの信号は、第1のユーザビームUにつながり、他の信号はOMUX331−2に送信されて、第2のCACE320−2からの信号と結合される。OMUX331−2の出力は、Uから容量を転送することによって、それが、その容量を柔軟に増大又は減少させることを可能にする第2のユーザビームUに接続される。
また、複数のCACEの出力は、出力帯域の非占有部分へチャネルを柔軟に挿入するために結合されることができる。例えば、ユーザビームは、19.7から20.2GHzの出力帯域内で周波数を送信することができ、初めは、この出力帯域内の250MHzの帯域幅を割り当てられてよい。250MHzの帯域幅を有するチャネルが第1のCACEによって提供されることができる。後に、ユーザビームが追加の帯域幅、例えば追加の125MHzを必要とする場合、第2のCACEは、チャネルに追加の125MHzを提供することができ、同じ入力チャネル中心周波数を維持するようにLO1での対応する段階的減少又は増大とともにLO2の段階的増大又は減少によって、追加の125MHzの帯域幅を、19.7から20.2GHzの帯域の非占有部分内のいずれにも配置するように調整されることができる。第1の及び第2のCACEの出力は、結合され、ユーザビームへ送信されることができる。
出力段における複数のOMUX及び複数のDEMUXの複数の異なる組み合わせを提供することによって、複数のダウンリンクビームは、異なるチャネル組み合わせ、例えばCACEによって選択され変換された信号の複数の異なる組み合わせを含むように形成されることができる。任意のCACEは、受信された信号内の任意の周波数の範囲から信号を選択することができるため、もしCACEのチャネルフィルタが要求された帯域幅にセット可能であれば、信号の任意の組み合わせが特定のダウンリンクビームへルーティングされることができる。このため、可変高出力増幅器とOMUX/DEMUXの組み合わせとを有するCACEを利用する本発明の実施形態は、マルチビーム衛星通信ペイロードを提供することができ、これは、複数のビーム間での帯域幅、周波数帯、及び電力のような衛星リソースを柔軟に利用し、ダウンリンクビーム内のどこにでもチャネルを挿入し、ゲートウェイの任意のユーザビームへ任意の入力チャネルを選択的にルーティングすることができる。異なる周波数範囲、例えば必要であれば異なるチャネルから信号を選択するために、信号は、1又は複数のCACEを制御することによって適応的にルーティングされる。
以下図4を参照すると、本発明の実施形態に従った、入力周波数帯域の第1の周波数の範囲から信号を選択し、選択された信号を要求された出力周波数へ変換する実施例が示される。図4に示された実施例において、受信されたGW信号401は、単一の偏波について、27.5と29.5GHzの間の合計2GHz容量を有する。GWから受信された信号は、17.7−18.2GHz,18.8−19.3GHz,19.7−20.2GHz及び21.4−21.9GHzの範囲の複数の周波数402を有する複数のユーザビームのために用いられる。上記したように、本発明の実施形態は、受信したGW信号の任意の部分を必要に応じて任意のユーザビームへ適応的にルーティングすることができる。すなわち、任意のCACEは、任意の入力チャネルに調整し、調整されたCACEが接続されたビームの要求された出力周波数帯域へそれをルーティングすることができる。
例えば、図4に示すように、27.5から27.75GHzでの250MHzチャネルにおいて受信された信号は、19.7から19.95GHzでのダウンリンクビームへルーティングされることができる。もしくは、27.5から27.75GHzでの同じ入力信号は、27.5から2.75GHzチャネルへ調整すべく、対応するダウンリンクビームに接続されたCACEを単に調整することによって、図4に示すように、ダウンリンク周波数のいずれかでの他のいかなるユーザビームへもルーティングされてよい。このため、初めにダウンリンクビームの1つにルーティングされた周波数は、必要であれば他のビームへ再度ルーティングされることができる。複数のCACEの相互接続が、図3の320−3及び320−5の実施例のように実装される場合は、周波数は、異なるゲートウェイ間及び異なる偏波間で共有されることができる。例えば、衛星のライフタイムを通じて、ゲートウェイのリソース需要は増大し、また他のゲートウェイのリソース需要は減少しうる。そのような状況では、本発明の実施形態に従ったシステムによって、衛星が軌道上にある間に、リソースが必要に応じて再度割り当てられることができる。
上記有利な点に加えて、本発明の実施形態は、ダウンリンクビーム間での適応性の周波数再利用を可能にすることができる。周波数再利用は、複数の個別のビームにおける同じ周波数の同時の利用を参照し、これは、複数のビームの空間的な分離によって、及び/又は複数の個別のビームについて異なる偏波を用いることによって、可能となる。 適応性の周波数再利用は、例えば、衛星が新たな位置に移動する場合に必要とされうる。前にダウンリンクビームにおいて利用された周波数は、新たな位置に現存するサービスに、又は、同じ偏波を用いる空間的に隣接するビームにおいて現存するサービスに干渉する。この場合、現存のサービスに抵触しない出力周波数へ切り替えるべく、ダウンリンクビームへ接続されたCACEを再調整することによって、ダウンリンクビームの出力周波数が変更されることができる。適応性の周波数再利用の例は、以下、図6及び7を参照して説明される。
図6は、特定のユーザビームUを形成する衛星ペイロードの一部を示す。図1及び3のシステムと同様に、GW信号はアップリンクアンテナ611によって受信され、LNA612によって増幅され、信号スプリッタ613を介してCACE620nへ送信され、可変増幅器630nによって増幅され、出力フィルタ641nによってフィルタ処理され、アンテナによって形成されたダウンリンクビームUにおいて送信される。本実施例において、CACE620nのチャネルフィルタの帯域幅は、125MHzにセットされ、CACE620nに接続された出力フィルタ641nは、チャネルフィルタより大きい帯域幅、この場合500MHzを有する。出力フィルタの帯域幅は、チャネル帯域幅より広いため、CACEは、125MHzチャネルを出力フィルタ641nの500MHz通過域内のいずれにも位置させるように調整されることができる。
これは、図7においてより詳細に示され、図6の装置によって形成されたダウンリンクビームにおいて選択可能な複数のチャネル位置を示す。具体的には、出力フィルタ641nの通過域741nは、19.7から20.2GHzまでの500MHzの範囲をカバーする。CACE620nによって出力された125MHzチャネルの4つの可能な位置は、A1からA4と表示されて示される。例えば、衛星が初めにサービス中である場合、ダウンリンクビームUの125MHzチャネルは、帯域A4において、例えば20.075から20.2GHzの範囲において送信されてよい。しかし、衛星が後に新たな位置に移動し、ダウンリンクビームUがこれらの周波数をもはや使用できない場合には、CACE620nは、異なる帯域、例えば19.7から19.825GHzの間の帯域A1を用いるように再調整されることができる。
複数のユーザビームのための適応性周波数再利用パターンは図8に示される。図8の左側には、4つのユーザビームUからUの周波数再利用パターンが、それらの初めの周波数割り当てとともに、図7に示された帯域A1からA4を用いて示されている。各ユーザビームUからUは、図6に示されたような装置を用いて形成される。サービスに入った後のある時点で、衛星は新たな位置に移動してよく、ここでは、当該新たな位置での現存のサービスに干渉しうるため、例えばビームUがもはや帯域A1の周波数を使用できない。同様に、他のビームに対して、初めの周波数割り当ての利用に制限がありうる。しかし、各出力ビームを供給するCACEは、図8の右側の図において示されるように、新たな周波数帯域へ再調整されることができる。ビームUが直ちにA1の代わりに帯域A3の周波数を使用するため、現存のサービスへの干渉は避けられる。周波数再利用パターンは、このため、変更され、周波数の再利用によって初めの容量を維持する。
上記のように、本発明の実施形態は、ビームを供給するCACEのチャネルフィルタより広い帯域幅を有するダウンリンクビームについて、出力フィルタを用いることにより、適応性の周波数再利用を可能にすることができる。これにより、ビームの出力周波数が、異なる周波数帯域へ再調整されることが可能となる。しかし、他の実施形態では、出力フィルタは、チャネル帯域幅と同じ帯域幅を有しうる。これは、ビームの出力周波数範囲を再調整できないということである。この場合、再構成可能/可動のアンテナは、必要な場合、例えばそのビームによって利用される周波数がその位置で他のサービスに干渉しうる場合、ユーザビームの方向を変えるために利用されることができる。再構成可能/ビーム可変アンテナの場合、ビーム重みを変更して、ビームの要求された周波数再利用パターンに合うようにビームを導くことができる。
図8に示された例は4セル再利用パターンである。しかし、本発明の実施形態は、任意の数のセル再利用パターン、例えば任意の数のダウンリンクビームに適用され、軌道上のサービス位置において又は衛星が異なる位置に移動している時に、アンテナの入力へ送る中継器の出力部分への変更を行わないで、周波数再利用パターンを柔軟に変更することができる。
また、他の本発明の実施形態は、広帯域フィルタを利用しないで、適応性周波数再利用パターンを提供することができる。以下図9を参照すると、周波数再利用パターンを適応的に変更するための交差接続されたOMUX及びDEMUXを含むシステムが、本発明の実施形態に従って示されている。この実施形態において、2つのダウンリンクユーザビームU及びUが示されているが、当業者は、同様の実施形態が、必要に応じて、追加のCACE及び交差接続されたDEMUX/OMUXを提供することによって、任意の数のダウンリンクビームへ適合されうることは認識するであろう。また、図9において、入力段は示されていないが、概して、CACE920−1、920−2は、入力段から同じ信号を受信し又は異なる信号を受信し、例えば同じ又は反対の偏波の信号を受信し、及び複数の同じ又は異なるゲートウェイから信号を受信しうる。
図9の実施形態において、2つのCACE920−1,920−2は、適応性の周波数再利用モジュール941によって、2つのダウンリンクビームU,Uに接続される。上記のように、ユーザビームU、Uは、別々のアンテナによって又は同じアンテナによって形成されうる。適応性の周波数再利用モジュール941は、CACE920−1,920−2を再調整することによって、ユーザビームU、Uの周波数再利用パターンが軌道上で変更されうるように構成される。
より詳細には、適応性の周波数再利用モジュール941は、2つのデマルチプレクサDEMUX941−1a、941−2a及び2つの出力マルチプレクサOMUX941−1b、941−2bを備える。各DEMUX941−1a、941−2aは、複数の出力と、CACE920−1、920−2の一方に接続された入力とを有する。各OMUX941−1b、941−2bは、複数の入力と、ユーザビームU、Uの一方に接続された出力とを有する。また、DEMUXの出力とOMUXの入力は、各DEMUX941−1a、941−2aが、OMUX941−1b、941−2bのそれぞれひとつずつに接続されるように接続される。
各DEMUX941−1a、941−2aは、各OMUX941−1b、941−2bに接続されるため、要求されたビームへ向けられた、例えばそのビームを送るOMUX941−1b、941−2bに接続された特定のDEMUX出力の通過域内に入るように出力周波数を調整することによって、各CACE920−1,920−2は、ユーザビームU、Uのいずれかに信号をルーティングすることができる。さらに、各入力が異なる周波数範囲を受け入れる必要があることはOMUXの固有の特徴である。このため、例えばユーザビームUが第1のDEMUX941−1aを介して第1のCACE920−1から信号を受信するとき、信号は、必然的に、第2のDEMUX941−2aを介して第2のCACE920−2から受信された信号とは周波数が異なる。結果的に、各ユーザビームにおいて占有された周波数は、そのユーザビームのために信号を提供するようにCACEの異なる一方を調整することによって、軌道上で変更されることができる。
当業者は、DEMUXを省いて、代わりに複数の専用CACEを提供して各OMUXを送ることが理論上できることは認識するだろう。しかし、このような配置は、単一のCACEのみが任意の時間に任意のビームのために用いられうるので、多数の余分なCACEが必要となる。図9に示すように、DEMUXと交差接続する配置とを用いることによって、より少ないCACEが使用されうる。
また、本実施形態において、DEMUX941−1a、941−2aは、可変増幅器930−1,930−2を介してCACE920−1,920−2に接続され、OMUX941−1b、941−2bは、ユーザビームU、Uに、例えば各ユーザビームを形成するアンテナに直接接続される。しかし、他の実施形態では、CACEは、適応性周波数再利用モジュールに接続され、増幅器は、適応性周波数再利用モジュールの後に、例えば適応性周波数再利用モジュールとアンテナの間に配置されることができる。
本発明の実施形態は説明され、マルチビーム衛星システムが、複数のダウンリンクビームとゲートウェイのような限定的な数のアップリンクビームを用いることによって、高容量トラフィックを柔軟にサポートすることができる。帯域幅と電力は、ゲートウェイ内のユーザダウンリンクビーム間で、ゲートウェイ間と同様に適応的に共有されることができる。さらに、チャネル位相ノイズは、特に図1のようなCACE構造が利用される場合には、許容限度で又は未満で維持されることができる。
往路(Forward path)ペイロードが、マルチビーム適応性衛星通信ペイロードについて図3で示されるが、当業者は、同様の原理が復路(Return path)ペイロードに適用されうることを認識するであろう。本発明の実施形態に従った復路ペイロードの例は、図5に示される。アップリンク信号がユーザから受信され、ダウンリンク信号がゲートウェイへ送信されること以外は、多くの態様で、復路ペイロードは往路ペイロードと同様である。多くのユーザ信号を単一のダウンリンクGWビームへ組み合わせるために、復路システムは、複数のCACEからの信号を多重化して、多重化信号を出力段のアンテナへ送信するチャネルマルチプレクシング部550を更に含む。
加えて、本発明の実施形態は説明され、混合されたLO信号が、図2に示すようにダウンコンバートのために用いられる。しかし、他の実施形態では、混合されたLO信号は、代わりにアップコンバートに利用されることができる。例えば、第1のLO信号は、IFへのダウンコンバートに用いられ、第1のLO信号を第3のLO信号と混合することによって得られた第2のLO信号は、IFから出力周波数帯域へのアップコンバートに用いられ、第2のLO信号は混合されたLO信号である。この例では、第1のLO信号はダウンコンバートとアップコンバートとの両方に用いられ、結果的に、ダウンコンバート中に第1のLO信号によって導入された位相ノイズがアップコンバート中に削除される。
上記のように本発明の実施形態が説明されたが、当業者は、添付のクレームにおいて定義されたような発明の範囲をはずれることなく、多くの変化及び変更が可能であることを理解するであろう。任意の記載した実施形態の任意の特徴は、他の記載した実施形態の任意の特徴との組み合わせに用いられてよい。
上記のように本発明の実施形態が説明されたが、当業者は、添付のクレームにおいて定義されたような発明の範囲をはずれることなく、多くの変化及び変更が可能であることを理解するであろう。任意の記載した実施形態の任意の特徴は、他の記載した実施形態の任意の特徴との組み合わせに用いられてよい。
本発明の例を下記の各項目として示す。
[項目1]
入力周波数範囲において受信された多重化信号から第1の周波数の範囲の複数の信号を選択するために、通信衛星において用いられる装置であって、前記装置は、
前記第1の周波数の範囲の中心周波数での前記受信された信号内の信号が中間周波数IFへ変換されるように、前記受信された信号をダウンコンバートするために、前記受信された信号を第1の局部発振器LO信号と混合する第1のミキサと、
前記混合された信号を、フィルタ処理の帯域幅が前記第1の周波数の範囲の幅を規定するように前記フィルタ処理し、前記IFでの中心周波数を含む通過域を有するバンドパスフィルタと、
前記フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、前記IFの信号を前記入力周波数範囲とは異なる出力周波数範囲にまでアップコンバートする第2のミキサと、
を備え、
前記第1のLO信号は、前記第1の周波数の範囲として異なる周波数範囲を選択すべく、前記ミキサによって前記中間周波数にまで変換される前記周波数を変更するように制御可能であり、
前記第1及び第2のLO信号の一方が、前記第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られる混合LO信号である
装置。
[項目2]
前記第2のLO信号は、前記IFの信号がアップコンバートされる前記出力周波数範囲を変更するように制御可能である項目1に記載の装置。
[項目3]
前記バンドパスフィルタの前記帯域幅は、複数の信号が選択される前記第1の周波数の範囲の前記幅を変更するように調整可能である項目1又は2に記載の装置。
[項目4]
前記バンドパスフィルタは、前記フィルタ処理の帯域幅を調節するように、複数の所定の帯域幅の間で切換可能である項目3に記載の装置。
[項目5]
前記フィルタ処理されたIFの信号が前記出力周波数範囲にまでアップコンバートされる前に、前記フィルタ処理されたIFの信号を増幅するチャネル増幅器を更に備える項目1から4のいずれか1項に記載の装置。
[項目6]
受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ複数の信号をルーティングするために通信衛星において利用するシステムであって、前記システムは、
項目1から5のいずれか1項に記載の前記装置を各々が有する複数の周波数変換モジュールと、
前記多重化信号を受信して増幅し、前記複数の周波数変換モジュールへ前記受信された信号を送信する入力段と、
前記周波数変換モジュールの少なくとも1つに各々が接続され、前記少なくとも1つの周波数変換モジュールによって出力された前記アップコンバートされた信号を増幅する複数の増幅器と、
複数の前記増幅されて変換された信号を受信し、各々が1又は複数の前記増幅されて変換された信号を含む前記複数のダウンリンクビームを形成する出力段とを備える
システム。
[項目7]
前記複数の増幅器は、複数の可変増幅器であり、
前記複数の可変増幅器の各々は、変換された信号の帯域幅占有率に従って、前記複数の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号を送信電力レベルにまで増幅する項目6に記載のシステム。
[項目8]
前記出力段は、入力と複数の出力とを含むデマルチプレクサDEMUX、及び/又は、出力と複数の入力とを含む出力マルチプレクサOMUXを更に有し、
前記DEMUXの入力は、複数の前記変換された信号のうちの1つを受信し、
前記複数の周波数変換モジュールの1つを制御して、前記変換された信号を複数の前記DEMUXの出力の1つの通過域周波数範囲に調整することによって、前記複数の変換された信号の前記1つが、複数の前記DEMUXの出力の前記1つに接続された前記ダウンリンクビームにルーティングされることができるように、DEMUXの出力の各々が、複数の前記ダウンリンクビームの異なる1つに接続され、
前記OMUXの出力が、複数の前記ダウンリンクビームの1つに接続され、
複数の前記変換された信号が前記OMUXの出力に接続された前記ダウンリンクビームにおいて結合されて送信されることができるように、OMUXの入力の各々が、複数の前記変換された信号の1つを受信する
項目6又は7に記載のシステム。
[項目9]
前記複数の周波数変換モジュールは、複数の第1の周波数変換モジュールと複数の第2の周波数変換モジュールとを有し、
前記複数の第1の周波数変換モジュールは第1の受信された信号を受信し、
前記複数の第2の周波数変換モジュールは、第2の受信された信号を受信し、
前記システムは、
前記複数の第1の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号を、前記複数の第2の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号と結合し、前記結合された信号を前記複数の増幅器の1つに送信する手段を更に備える
項目6から8のいずれか1項に記載のシステム。
[項目10]
前記入力段が、前記受信された信号を、前記第1及び第2の受信された信号へ分離し、
前記第1の受信された信号が、偏波信号であり、前記第2の受信された信号が、前記第1の受信された信号とは反対の偏波を有する信号である
項目9に記載のシステム。
[項目11]
前記入力段は、第1のソースからの前記第1の受信された信号と第2のソースからの前記第2の受信された信号とを受信する少なくとも1つのアンテナを有する
項目9又は10に記載のシステム。
[項目12]
前記出力段は、前記複数のダウンリンクビームの1つを形成するアンテナと、複数の前記増幅された信号の1つをフィルタ処理して、前記フィルタ処理して増幅された信号を前記アンテナに送信するフィルタとを有し、
前記フィルタは第1の帯域幅を含み、
前記周波数変換モジュールが、前記複数のダウンリンクビームの前記1つの前記第1の帯域幅の範囲内に前記出力周波数を再調整するように制御されることができるように、前記増幅された信号は、前記第1の帯域幅より小さい第2の帯域幅を用いて前記IFの信号をフィルタ処理する前記複数の周波数変換モジュールの1つから受信された信号である
項目6から11のいずれか1項に記載のシステム。
[項目13]
前記出力段は、第1の複数の前記周波数変換モジュールが第1の複数の前記ダウンリンクビームの周波数再利用パターンを変更するように再調整されることができるように、前記第1の複数の周波数変換モジュールを前記第1の複数のダウンリンクビームに接続する適応性周波数再利用モジュールを有し、
前記適応性周波数再利用モジュールは、
前記第1の複数の周波数変換モジュールの1つに接続された入力と複数の出力とを各々が有する複数のデマルチプレクサDEMUXと、
前記第1の複数のダウンリンクビームの1つに接続された出力と複数の入力とを各々が有する複数の出力マルチプレクサOMUXとを備え、
前記DEMUXの複数の出力と前記OMUXの複数の入力とは、各DEMUXが複数の前記OMUXの1つずつに接続されるように接続される
項目6から12のいずれか1項に記載のシステム。
[項目14]
前記出力段は、前記複数のダウンリンクビームを形成する少なくとも1つのアンテナを有し、
前記少なくとも1つのアンテナは、前記複数のダウンリンクビームの方向を変えるように再構成可能又は可動である
項目6から11のいずれか1項に記載のシステム。
[項目15]
第1の周波数の範囲の複数の信号を出力周波数範囲へ変換するために通信衛星において利用される方法であって、前記方法は、
入力周波数範囲の多重化信号を受信する段階と、
選択された周波数範囲の中心周波数での前記受信された信号内の信号が中間周波数IFにダウンコンバートされるように、前記受信された信号を第1のLO信号と混合する段階と、
前記IFでの中心周波数を含む通過域の幅が前記第1の周波数の範囲の幅を規定するように、前記通過域を用いて前記IFの信号をフィルタ処理する段階と、
前記フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、前記フィルタ処理された信号を、前記入力周波数範囲と異なる出力周波数範囲にアップコンバートする段階と、
前記第1のLO信号を制御して、前記中間周波数へ変換される前記周波数を変更し、異なる周波数範囲を前記第1の周波数の範囲として選択する段階とを備え、
前記第1及び第2のLO信号の一方が、前記第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られた混合LO信号である
方法。

Claims (15)

  1. 入力周波数範囲において受信された多重化信号から第1の周波数の範囲の複数の信号を選択するために、通信衛星において用いられる装置であって、前記装置は、
    前記第1の周波数の範囲の中心周波数での前記受信された信号内の信号が中間周波数IFへ変換されるように、前記受信された信号をダウンコンバートするために、前記受信された信号を第1の局部発振器LO信号と混合する第1のミキサと、
    前記混合された信号を、フィルタ処理の帯域幅が前記第1の周波数の範囲の幅を規定するように前記フィルタ処理し、前記IFでの中心周波数を含む通過域を有するバンドパスフィルタと、
    前記フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、前記IFの信号を前記入力周波数範囲とは異なる出力周波数範囲にまでアップコンバートする第2のミキサと、
    を備え、
    前記第1のLO信号は、前記第1の周波数の範囲として異なる周波数範囲を選択すべく、前記ミキサによって前記中間周波数にまで変換される前記周波数を変更するように制御可能であり、
    前記第1及び第2のLO信号の一方が、前記第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られる混合LO信号である
    装置。
  2. 前記第2のLO信号は、前記IFの信号がアップコンバートされる前記出力周波数範囲を変更するように制御可能である請求項1に記載の装置。
  3. 前記バンドパスフィルタの前記帯域幅は、複数の信号が選択される前記第1の周波数の範囲の前記幅を変更するように調整可能である請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記バンドパスフィルタは、前記フィルタ処理の帯域幅を調節するように、複数の所定の帯域幅の間で切換可能である請求項3に記載の装置。
  5. 前記フィルタ処理されたIFの信号が前記出力周波数範囲にまでアップコンバートされる前に、前記フィルタ処理されたIFの信号を増幅するチャネル増幅器を更に備える請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 受信された多重化信号から複数のダウンリンクビームへ複数の信号をルーティングするために通信衛星において利用するシステムであって、前記システムは、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の前記装置を各々が有する複数の周波数変換モジュールと、
    前記多重化信号を受信して増幅し、前記複数の周波数変換モジュールへ前記受信された信号を送信する入力段と、
    前記周波数変換モジュールの少なくとも1つに各々が接続され、前記少なくとも1つの周波数変換モジュールによって出力された前記アップコンバートされた信号を増幅する複数の増幅器と、
    複数の前記増幅されて変換された信号を受信し、各々が1又は複数の前記増幅されて変換された信号を含む前記複数のダウンリンクビームを形成する出力段とを備える
    システム。
  7. 前記複数の増幅器は、複数の可変増幅器であり、
    前記複数の可変増幅器の各々は、変換された信号の帯域幅占有率に従って、前記複数の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号を送信電力レベルにまで増幅する請求項6に記載のシステム。
  8. 前記出力段は、入力と複数の出力とを含むデマルチプレクサDEMUX、及び/又は、出力と複数の入力とを含む出力マルチプレクサOMUXを更に有し、
    前記DEMUXの入力は、複数の前記変換された信号のうちの1つを受信し、
    前記複数の周波数変換モジュールの1つを制御して、前記変換された信号を複数の前記DEMUXの出力の1つの通過域周波数範囲に調整することによって、前記複数の変換された信号の前記1つが、複数の前記DEMUXの出力の前記1つに接続された前記ダウンリンクビームにルーティングされることができるように、DEMUXの出力の各々が、複数の前記ダウンリンクビームの異なる1つに接続され、
    前記OMUXの出力が、複数の前記ダウンリンクビームの1つに接続され、
    複数の前記変換された信号が前記OMUXの出力に接続された前記ダウンリンクビームにおいて結合されて送信されることができるように、OMUXの入力の各々が、複数の前記変換された信号の1つを受信する
    請求項6又は7に記載のシステム。
  9. 前記複数の周波数変換モジュールは、複数の第1の周波数変換モジュールと複数の第2の周波数変換モジュールとを有し、
    前記複数の第1の周波数変換モジュールは第1の受信された信号を受信し、
    前記複数の第2の周波数変換モジュールは、第2の受信された信号を受信し、
    前記システムは、
    前記複数の第1の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号を、前記複数の第2の周波数変換モジュールの1つによって出力された前記変換された信号と結合し、前記結合された信号を前記複数の増幅器の1つに送信する手段を更に備える
    請求項6から8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 前記入力段が、前記受信された信号を、前記第1及び第2の受信された信号へ分離し、
    前記第1の受信された信号が、偏波信号であり、前記第2の受信された信号が、前記第1の受信された信号とは反対の偏波を有する信号である
    請求項9に記載のシステム。
  11. 前記入力段は、第1のソースからの前記第1の受信された信号と第2のソースからの前記第2の受信された信号とを受信する少なくとも1つのアンテナを有する
    請求項9又は10に記載のシステム。
  12. 前記出力段は、前記複数のダウンリンクビームの1つを形成するアンテナと、複数の前記増幅された信号の1つをフィルタ処理して、前記フィルタ処理して増幅された信号を前記アンテナに送信するフィルタとを有し、
    前記フィルタは第1の帯域幅を含み、
    前記周波数変換モジュールが、前記複数のダウンリンクビームの前記1つの前記第1の帯域幅の範囲内に前記出力周波数を再調整するように制御されることができるように、前記増幅された信号は、前記第1の帯域幅より小さい第2の帯域幅を用いて前記IFの信号をフィルタ処理する前記複数の周波数変換モジュールの1つから受信された信号である
    請求項6から11のいずれか1項に記載のシステム。
  13. 前記出力段は、第1の複数の前記周波数変換モジュールが第1の複数の前記ダウンリンクビームの周波数再利用パターンを変更するように再調整されることができるように、前記第1の複数の周波数変換モジュールを前記第1の複数のダウンリンクビームに接続する適応性周波数再利用モジュールを有し、
    前記適応性周波数再利用モジュールは、
    前記第1の複数の周波数変換モジュールの1つに接続された入力と複数の出力とを各々が有する複数のデマルチプレクサDEMUXと、
    前記第1の複数のダウンリンクビームの1つに接続された出力と複数の入力とを各々が有する複数の出力マルチプレクサOMUXとを備え、
    前記DEMUXの複数の出力と前記OMUXの複数の入力とは、各DEMUXが複数の前記OMUXの1つずつに接続されるように接続される
    請求項6から12のいずれか1項に記載のシステム。
  14. 前記出力段は、前記複数のダウンリンクビームを形成する少なくとも1つのアンテナを有し、
    前記少なくとも1つのアンテナは、前記複数のダウンリンクビームの方向を変えるように再構成可能又は可動である
    請求項6から11のいずれか1項に記載のシステム。
  15. 第1の周波数の範囲の複数の信号を出力周波数範囲へ変換するために通信衛星において利用される方法であって、前記方法は、
    入力周波数範囲の多重化信号を受信する段階と、
    選択された周波数範囲の中心周波数での前記受信された信号内の信号が中間周波数IFにダウンコンバートされるように、前記受信された信号を第1のLO信号と混合する段階と、
    前記IFでの中心周波数を含む通過域の幅が前記第1の周波数の範囲の幅を規定するように、前記通過域を用いて前記IFの信号をフィルタ処理する段階と、
    前記フィルタ処理されたIFの信号を第2のLO信号と混合して、前記フィルタ処理された信号を、前記入力周波数範囲と異なる出力周波数範囲にアップコンバートする段階と、
    前記第1のLO信号を制御して、前記中間周波数へ変換される前記周波数を変更し、異なる周波数範囲を前記第1の周波数の範囲として選択する段階とを備え、
    前記第1及び第2のLO信号の一方が、前記第1及び第2のLO信号の他方を第3のLO信号と混合することによって得られた混合LO信号である
    方法。
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