JP2015507447A - 送信機における小さなスパーの低減 - Google Patents

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Abstract

スパーを低減するための装置が説明される。装置は、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)を含む。装置はまた、補正項生成器を含む。補正項生成器は、補正項を生成する。補正項は、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)のダイナミックレンジ内の振幅を有する。装置はまた、ベースバンドフィルタを含む。補正項は、ベースバンドフィルタが補正項を伝送信号内のスパーに近い振幅へ低減するように選択される。補正項は、スパーを低減するように使用される。【選択図】図2

Description

関連出願
[0001] 本願は、参照により本明細書に組み込まれた、「CORRECTION OF SMALL SPURS IN TRANSMITTERS」に関する2012年2月13日に出願された米国特許仮出願番号第61/598,135号に関し、その優先権を主張する。
[0002] 本開示は、一般に通信システムに関する。より具体的には、本開示は、送信機における小さなスパーの是正のためのシステムおよび方法に関する。
[0003] 無線通信システムは、音声、ビデオ、データ等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するように広く展開されている。これらのシステムは、1つまたは複数の基地局との複数の無線通信デバイスの同時通信をサポートできる多元接続システムであり得る。
[0004] デジタル信号処理は、無線通信システムおよびデバイスに対する利点を提供する。しかしながら、デジタル信号処理の使用は、伝送の前にデジタル信号をアナログ信号へ変換するためのデジタル/アナログ変換器(DAC)を必要とし得る。さらに、変換されたアナログ信号は、フィルタ、増幅器、ミキサ等のような様々なアナログ回路を介して処理され得る。アナログ信号を処理する際、1つまたは複数のスパーが生成され得る。スパーは、受信機帯域ノイズを悪化させ、無線デバイスが帯域外輻射仕様(out-of-band emission specifications)を見捨てる原因となり得る。
[0005] 様々なスパー低減の技法が存在する。いくつかのスパー低減技法において、小さい方のスパーは、信号に悪影響をもたらすにも関わらず、低減または完全に取り除かれない。さらに、大きい方のスパーのみを取り除くことは、やはり無線デバイスが帯域外輻射仕様を見捨てる原因となり得る。恩恵が小さなスパーを低減する無線デバイスに対する改善で現実のものとなり得る。
[0006] スパーを低減するための装置が説明される。装置は、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)を含む。装置はまた、補正項を生成する補正項生成器を含む。補正項は、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)のダイナミックレンジ内の振幅を有する。装置はまた、ベースバンドフィルタを含む。補正項は、ベースバンドフィルタが補正項を伝送信号内のスパーに近い振幅へ低減するように選択される。補正項は、スパーを低減するように使用される。スパーは、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)のダイナミックレンジより低い振幅を有する。
[0007] 装置は、補正項を伝送信号へ加算するデジタル加算器を含み得る。装置はまた、局部発振器(LO)信号を生成する局部発振器(LO)信号生成器を含み得る。装置はまた、アップコンバータを含み得る。スパーは、アップコンバータによって伝送信号に導入され得る。装置はまた、ドライバ増幅器を含み得る。スパーは、ドライバ増幅器によって伝送信号に導入され得る。
[0008] 補正項は、所望補正項振幅および所望補正項周波数を含み得る。所望補正項周波数は、スパーの周波数に基づき得る。所望補正項周波数振幅は、スパーの振幅、帯域外輻射仕様に対応する所望出力対スパー振幅差分、または無線通信のためのロングタームエボリューション規格に対応する所望出力対スパー振幅差分に基づき得る。補正項の位相は、補正項が前記スパーの振幅を低減するように、スパーの位相からオフセットされ得る。
[0009] 補正項の振幅は、伝送信号の振幅とほぼ同じであり得る。伝送信号におけるスパーの周波数は、伝送信号の周波数を超える可能性がある。補正項生成器は、複数の周波数の範囲にわたって複数のスパーを低減するために、これら周波数の範囲にわたって複数の補正項を生成し得る。
[0010] スパーを低減するための方法がまた説明される。方法は、補正項を生成することを含む。方法はまた、補正項をデジタルドメインにおいて伝送信号へ追加することを含む。方法はまた、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)を使用して、伝送信号をデジタルドメインからアナログドメインへ変換することを含む。方法はまた、ベースバンドフィルタを使用して、伝送信号をフィルタリングすることを含む。ベースバンドフィルタは、補正項の振幅を低減する。方法はまた、低減された補正項を使用して、伝送信号においてスパーを低減することを含む。
[0011] スパーを低減するためのコンピュータプログラム製品がまた説明される。コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令は、無線デバイスに、補正項を生成させるためのコードを含む。命令はまた、無線デバイスに、デジタルドメインにおいて伝送信号へ補正項を追加させるためのコードを含む。命令はまた、無線デバイスに、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)を使用して、伝送信号をデジタルドメインからアナログドメインへ変換させるためのコードを含む。命令はまた、無線デバイスに、ベースバンドフィルタを使用して、伝送信号をフィルタリングさせるためのコードを含む。ベースバンドフィルタは、補正項の振幅を低減する。命令はまた、無線デバイスに、低減された補正項を使用して、伝送信号においてスパーを低減させるためのコードを含む。
[0012] スパーを低減するための装置がまた説明される。装置は、補正項を生成するための手段を含む。装置はまた、補正項をデジタルドメインにおいて伝送信号へ追加するための手段を含む。装置はまた、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)を使用して、伝送信号をデジタルドメインからアナログドメインへ変換するための手段を含む。装置はまた、ベースバンドフィルタを使用して、伝送信号をフィルタリングするための手段を含む。ベースバンドフィルタは、補正項の振幅を低減する。装置はまた、低減された補正項を使用して、伝送信号においてスパーを低減するための手段を含む。
図1は、本システムおよび方法における使用のための送信機に関する無線デバイスを図示するブロック図である。 図2は、送信機においてスパーを低減するための補正項伝送信号チェーン(correction term transmit signal chain)を図示するブロック図である。 図3は、伝送信号チェーンと補正項伝送信号チェーンとの間の比較を図示するブロック図である。 図4は、補正項を使用して、スパーの低減を示すグラフを図示する。 図5は、スパーを低減するための方法のフロー図である。 図6は、スパーを低減するためのより詳細な方法のフロー図である。 図7は、スパー周波数およびスパー振幅に基づいて補正項を生成するための方法のフロー図である。 図8は、基地局内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。 図9は、無線デバイス内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。
詳細な説明
[0022] 図1は、本システムおよび方法における使用ための無線デバイス102を示す。無線デバイス102は、無線通信デバイス、または基地局であり得る。無線デバイス102は、送信機104を含み得る。送信機104は、ベースバンド信号116においてスパーを低減するように使用され得る。より具体的には、送信機104は、補正項118を生成すること、および補正項118をデジタルドメインにおいてベースバンド伝送信号116へ加算することによってスパーを低減し得る。送信機104はまた、有線デバイス内で実現されることができ、無線システムまたはアンテナを介する伝送に制限されない。
[0023] 無線通信デバイスはまた、端末、アクセス端末、ユーザ機器(UE)、加入者ユニット、局、等とも呼ばれ、それらの機能性のいくつかまたはすべてを含み得る。無線通信デバイスは、セルラフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部または内蔵モデム、有線電話、等であり得る。ワイヤレス通信デバイスは、携帯できるまたは固定であり得る。無線通信デバイスは、いずれの所与の時においても、ダウンリンクおよび/またはアップリンクで0、1、または複数の基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局から無線通信デバイスへ通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、無線通信デバイスから基地局への通信リンクを指す。アップリンクおよびダウンリンクは、通信リンクのために使用されるキャリアまたは通信リンクを指し得る。
[0024] 無線通信デバイスは、基地局等というような、他の無線デバイス102を含む無線通信システムにおいて実行され得る。基地局は、1つまたは複数の無線通信デバイスと通信する局である。基地局はまた、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、発展型ノードB、等と呼ばれることができ、それらの機能のうちのいくつかまたはすべてを含み得る。各基地局は、特定の地理的領域に対して、通信カバレッジを提供する。基地局は、1つまたは複数の無線通信デバイスに対して、通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局および/またはそのサービスエリアを指すことができる。
[0025] 無線通信システムにおける通信(例えば、多元接続システム)は、無線リンクを介する伝送を通して達成され得る。このような通信リンクは、単一入力単一出力(SISO)、または多入力多出力(MIMO)システムによって確立され得る。多入力多出力(MIMO)システムは、データ伝送のために複数の(NT)伝送アンテナおよび複数の(NR)受信アンテナをそれぞれ装備した送信機および受信機を含む。SISOシステムは、多入力多出力(MIMO)システムの特定の事例であり得る。多入力多出力(MIMO)システムは、複数の伝送アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加の次元が利用される場合に、改善された性能(例えば、より高い処理能力、より大きな容量、または改善された信頼性)を提供できる。
[0026] 無線通信システムは、単一入力多出力(SIMO)、および他入力多出力(MIMO)の両方を使用し得る。無線通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および伝送電力)を共有することによって、複数の無線デバイスとの通信をサポートできる多元接続システムであり得る。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)システム、および空間分割多元接続(SDMA)システムを含む。
[0027] 無線デバイス102は、送信機104を含み得る。ベースバンド伝送信号116は、ベースバンド周波数において所望伝送信号を含み得る。送信機104は、伝送信号120を得るためにベースバンド伝送信号116を得ることができ、伝送の前に伝送信号120に導入され得る1つまたは複数のスパーを低減する。送信機104は、補正項生成器106、デジタル加算器108、デジタル/アナログ変換器(DAC)110、およびベースバンドフィルタ112を含み得る。送信機104はまた、追加のアナログ回路114を含み得る。ベースバンド伝送信号116が送信機104によって処理される一方、1つまたは複数のスパーは、(例えば、アナログ回路114によって)導入されることができ、それは無線デバイス102によって伝送された伝送信号120の品質を悪化させる。
[0028] スパーは、送信機104が処理することを意図されるバンドの外側にある無線デバイス102内で生成された1つまたは複数の信号を含む。無線デバイス102の伝送信号チェーン内のスパーは、伝送信号120を妨げ得る。スパーはまた、スプリアストーン(spurious tone)、干渉トーン、ロングタームエボリューション(LTE)4fmodターム(4fmod term)、スプリアス輻射(spurious emission)、または出力輻射(output emission)とも呼ばれ得る。スパーは、1つの特定の周波数において単一のトーンであり得る。スパーはまた、複数の周波数の範囲内の複数のトーンを含み得る。無線デバイス120内の伝送信号120は、1つまたは複数のスパーを含み得る。
[0029] スパーは、無線デバイス102内の回路によって、伝送信号120に伝わり得る。無線デバイス120内の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のスパーを導入し得る。例えば、位相ロックループ(PLL)、電圧制御発振器(VCO)、局部発振器(LO)、増幅器(例えば、ドライバ増幅器)、または他のアナログ回路114は、1つまたは複数のスパーを伝送信号120に導入し得る。いくつかの構成において、1つまたは複数のスパーは、フロントエンド回路から、または無線デバイス102の受信機において、等といったような、送信機104による処理の前に導入され得る。
[0030] 補正項生成器106は、1つまたは複数のスパーをキャンセルまたは低減するために、無線デバイス102によって使用され得る。補正項生成器106は、送信機104内で実現され得る。補正項生成器106は、1つまたは複数のスパーを低減するために、1つまたは複数の補正項118を生成し得る。補正項118は、補正項118に対応する周波数および振幅に関してスパーをキャンセルまたは低減するために使用され得る。例えば、補正項118は、スパーと同じ周波数における信号であり得るが、異なる位相を有する。補正項118は、デジタルドメインにおいてベースバンド伝送信号116に導入され得る。補正項118の位相および振幅を調整することによって、補正項118およびスパーは、互いにキャンセルまたは低減し得る。
[0031] 補正項生成器106は、特定の周波数および振幅を有する補正項118を生成し得る。補正項118の周波数および振幅を決定するとファクタの様々な種類のファクタが考慮され得る。例えば、補正項118の周波数は、識別されたスパーの周波数に基づき得る。補正項118の振幅を決定することにおいて考慮され得るファクタは、スパーの振幅、スパーの周波数、ベースバンドフィルタ112のフィルタパス、送信機104の仕様、無線デバイス102の仕様、無線デバイス102の仕様、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ、伝送信号120と低減されたスパーとの間の望ましい比率、および帯域外輻射仕様を含むことができる。いくつかの構成において、補正項118の振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション(LTE)に従った望ましい振幅に対するスパーを低減することに基づいて決定され得る。さらに、補正項118の周波数および振幅を調節することに関する他のファクタもまた、補正項118の周波数および振幅を決定する場合に使用され得る。
[0032] 補正項生成器106は、補正項118をデジタル加算器108へ提供し得る。デジタル加算器108は、ベースバンド伝送信号116と補正項118とを結合し得る。デジタル加算器108の出力は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110に提供され得る。従って、ベースバンド伝送信号116は、補正項118を含んでおり、デジタル/アナログ変換器(DAC)110を介して、デジタル信号からアナログ信号へ変換され得る。いくつかの構成において、デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、狭いダイナミックレンジのデジタル値を有する、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110は、無線デバイス102のコストを低減するように使用され得る。
[0033] デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110が、制限されたダイナミックレンジの処理を有する場合、デジタル/アナログ変換器(DAC)が制限された範囲の振幅内のデジタル信号のみを渡すことができるように、デジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。例えば、デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、ベースバンド伝送信号116はデジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ内に収まる が、1つまたは複数のスパーは、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ内に収まらない場合、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。
[0034] 粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110が使用される場合、補正項106は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ内に十分収まる大きさの補正項118を生成することによって、制限されたデジタル/アナログ変換器(DAC)110の範囲を補い得る。幾つかのケースにおいて、補正項118は、伝送信号120の振幅より少し小さいか、または大体同じ振幅であり得る。
[0035] デジタル/アナログ変換器(DAC)110の出力は、ベースバンドフィルタ112と結合され得る。ベースバンドフィルタ112は、所望伝送信号の周波数上の1つまたは複数の信号をフィルタリングまたは低減するための回路を含み得る。上述されたように、補正項118は、より高い周波数においてベースバンド伝送信号116を加算され得る。従って、ベースバンドフィルタ112は、補正項118をフィルタリングまたは低減し得る。異なる周波数におけるベースバンドフィルタ112の振幅低減は、(ベースバンドフィルタ112の設計によって)知られ得る。従って、ベースバンドフィルタ112による補正項118の低減が予測され得る。補正項118の振幅を選択することによって、ベースバンドフィルタ112は、スパーの振幅に近い振幅へ補正項118を低減するために使用され得る。ベースバンドフィルタ112のフィルタパスを使用して、補正項118は、スパーの振幅に近いものを有するように低減され得る。言い換えると、補正項118の振幅および周波数は、スパーの周波数、スパーの振幅、およびベースバンドフィルタ112の構成を使用して決定され得る。
[0036] ベースバンドフィルタ112の出力は、アナログ回路114に結合され得る。アナログ回路114は、無線デバイス102からの伝送に備えて、追加の処理信号を提供し得る。アナログ回路114の例は、アップコンバータ、ミキサ、フィルタ、増幅器(例えば、ドライバ増幅器)、電圧制御発振器(VCO)、位相同期ループ(PLL)、および他の回路を含み得る。アナログ回路114は、伝送を可能にするために、伝送信号120のキャリア周波数を調整し得る。アナログ回路114は、伝送信号120の品質を改善するために、伝送信号120をさらにフィルタリングまたは増幅し得る。アナログ回路114はまた、無線デバイス102からの送信のために、干渉を除去し、伝送信号120を準備するための他のコンポーネントを含み得る。伝送信号120の品質を改善し、伝送のために伝送信号120を準備することに加え、アナログ回路114はまた、1つまたは複数のスパーを伝送信号120に導入し得る。1つまたは複数の補正項118は、アナログ回路114を介して、伝送信号120に導入されたスパーを低減および/または除去するために、補正項生成器106によって導入され得る。
[0037] 図2は、送信機104においてスパーを低減する補正項伝送信号チェーンを図示するブロック図である。補正項伝送信号チェーン222は、無線デバイス102上に位置づけられ得る。具体的には、補正項伝送信号チェーン222は、無線デバイス102内の送信機104上で実現され得る。補正項伝送信号チェーン222は、ベースバンド伝送信号216を受信し得る。ベースバンド伝送信号116は、特定の周波数において所望 伝送信号を含み得る。所望伝送信号の周波数は、ベースバンド周波数の近くであり得る。補正項伝送信号チェーン222は、出力伝送信号220を出力し得る。伝送信号220は、1つまたは複数のスパーを含み得る。上述されたように、スパーは、補正項伝送信号チェーン222によって伝送信号220に導入され得る。
[0038] 補正項伝送信号チェーン222は、補正項生成器206を含み得る。補正項生成器206は、1つまたは複数の補正項218を生成し得る。各補正項218は、所望伝送信号より高い周波数で位置づけられ得る。補正項218の周波数は、既知のスパーの周波数に対応し得る。補正項218は、デジタル加算器208を使用して、ベースバンド伝送信号216をデジタルで加算され得る。ベースバンド伝送信号216および補正項218は、複合デジタル伝送信号224を作り出すために結合され得る。複合デジタル伝送信号224は、ベースバンド伝送信号216の所望伝送信号と補正項生成器206によって提供された補正項218の両方を含み得る。
[0039] 補正項伝送信号チェーン222内の1つまたは複数のスパーの周波数は、無線デバイス102によって知られ得る。例えば、無線デバイス102は、スパーを引き起こし得る補正項伝送信号チェーン222内で使用される局部発振器(LO)の周波数を知ることができる。スパーは、複数の局部発振器(LO)周波数であり得る。1つの構成において、20メガヘルツ(MHz)の周波数を有する局部発振器(LO)信号生成器236は、20MHzの倍数であるスパーを作り出し得る。補正項生成器206は、注目するスパー(例えば、ベースバンド伝送信号216の範囲内であるそれらのスパー、および帯域外輻射要求を乱すそれらのスパー)に対応する補正項218を生成し得る。無線デバイス102においてスパーを識別するための技法は、図7に関連して以下にさらに詳細に説明される。
[0040] 複合デジタル伝送信号224は、デジタル/アナログ変換器(DAC)210に提供され得る。上述されたように、デジタル/アナログ変換器(DAC)210は、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)210であり得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)210は、デジタルドメインからアナログドメインへ複合デジタル伝送信号224を変換し得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)210は次に、複合アナログ伝送信号226を出力し得る。復号アナログ伝送信号226は、(ベースバンド伝送信号216の)所望伝送信号と、補正項生成器206からの補正項218を含み得る。複合アナログ信号226は、ベースバンドフィルタ212に提供され得る。
[0041] ベースバンドフィルタ212は、複合アナログ伝送信号226の複数の周波数の範囲をフィルタリングするように使用され得る。具体的には、ベースバンドフィルタ212は、所望伝送信号より高い周波数を有する任意の信号を低減するように構成され得る。例えば、複合アナログ伝送信号226内の補正項218は、既知のスパーと大体同じ振幅に低減され得る。さらに、ベースバンドフィルタ212は、様々な周波数において複数の補正項218をフィルタリングし得る。ベースバンドフィルタ212は、複合フィルタリングアナログ伝送信号(composite filtered analog transmit signal)228を出力し得る。複合フィルタリングアナログ伝送信号228は、アップコンバータ234に提供され得る。
[0042] 補正項伝送信号チェーン222はまた、局部発振器(LO)信号生成器236を含み得る。局部発振器(LO)信号生成器236は、電圧制御発振器(VCO)238、および位相同期ループ(PLL)240を含み得る。電圧制御発振器(VCO)238および位相同期ループ(PLL)240は、局部発振器(LO)信号232を生成するように使用され得る。局部発振器(LO)信号232は、局部発振器(LO)信号232が生成される場合に、電圧制御発振器(VCO)238および位相同期ループ(PLL)240によって導入され得る1つまたは複数のスパーおよび局部発振器(LO)周波数を含み得る。局部発振器(LO)信号232はアップコンバータ234に提供され得る。
[0043] アップコンバータ234は、複合フィルタリングアナログ伝送信号228および局部発振器(LO)信号232を受信し得る。アップコンバータ234は、複合フィルタリングアナログ伝送信号228を局部発振器(LO)信号232の周波数へ混合またはアップコンバートし得る(すなわち、望ましい伝送周波数)。アップコンバータ234は、複合アップコンバート伝送信号230を出力し得る。複合アップコンバート伝送信号230は、アナログドメインにおいて 所望伝送信号、1つまたは複数のスパー、および1つまたは複数の補正項218を含み得る。複合アップコンバート伝送信号230は、ドライバ増幅器242に供給される。
[0044] 1つの構成において、スパーは、局部発振器(LO)信号232を介して導入され得る。局部発振器(LO)信号232が、アップコンバート伝送信号230を作り出すために、復号フィルタリングアナログ伝送信号228と結合する場合、局部発振器(LO)信号232からのスパーは、伝送信号220に導入され得る。補正項218および既知のスパーは、共通の周波数を共有するが異なる位相を有するため、補正項218は、伝送信号220内のスパーを低減し得る。
[0045] ドライバ増幅器242は、複合アップコンバート伝送信号230を増幅し得る。ドライバ増幅器242は、無線デバイス102によって送信されるべき伝送信号220を出力し得る。伝送信号220は、所望伝送信号および低減されたスパーを含み得る。スパーを低減することによって、得られる伝送信号220は、帯域外輻射仕様またはロングタームエボリューション(LTE)規格に適合することができ、それは、無線デバイス102から伝送するための改善された信号を提供する。伝送信号220は、無線デバイス102上の他のコンポーネントに提供され得る、または、アンテナによって伝送され得る。
[0046] 図3は、伝送信号チェーン344と補正項伝送信号チェーン322との間の比較を図示するブロック図である。伝送信号チェーン344は、伝送の前のデジタルベースバンド伝送信号316の処理の1つの構成を示す。伝送信号チェーン344は、それらが伝送信号チェーン344によって処理される際の信号の例を示す複数のグラフが添付されている 。伝送信号チェーン344は、無線デバイス102内の送信機104上で実現され得る。伝送信号チェーン344は、デジタルベースバンド伝送信号316を受信し得る。デジタルベースバンド伝送信号316は、特定の周波数における所望伝送信号358aを含み得る。所望伝送信号358aの周波数は、ベースバンド周波数の近くであり得る。スパー362は、伝送信号チェーン344によって信号に導入され得る。伝送信号チェーン344は、1つまたは複数のスパー362を有する伝送信号352を出力し得る。
[0047] 伝送信号チェーン344において、デジタルベースバンド伝送信号316は、デジタル/アナログ変換器(DAC)310aに提供され得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)310aは、デジタルドメインからアナログドメインへデジタルベースバンド伝送信号316を変換し得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)310aは、アナログベースバンド伝送信号346を出力し得る。アナログベースバンド伝送信号346は、所望伝送信号358bを含み得る。アナログベースバンド伝送信号346はベースバンドフィルタ312aに提供され得る。
[0048] ベースバンドフィルタ312aは、アナログベースバンド伝送信号346の複数の周波数の範囲をフィルタリングするように使用され得る。具体的には、ベースバンドフィルタ312aは、所望伝送信号358より高い周波数を有する任意の信号を低減するように構成され得る。ベースバンドフィルタ312aは、フィルタリングアナログ伝送信号348を出力し得る。高調波または高周波数干渉といった、より高い周波数信号は、フィルタリングアナログ伝送信号348から除去または低減され得る。フィルタリングアナログ伝送信号348は、アップコンバータ334aに提供され得る。
[0049] アップコンバータ334aは、フィルタリングアナログ伝送信号348および局部発振器(LO)信号232を受信し得る。アップコンバータ334aは、フィルタリングアナログ伝送信号348を局部発振器(LO)信号232の周波数へミックスまたはアップコンバートし得る。アップコンバータ334aは、アップコンバート伝送信号350を出力し得る。アップコンバート伝送信号350は、アナログドメインにおいて所望伝送信号358、および1つまたは複数のスパー362を含み得る。スパー362は、伝送信号チェーン344(例えば、局部発振器(LO)信号生成器)の1つまたは複数のコンポーネントを介して伝導入され得る。アップコンバート伝送信号350は、ドライバ増幅器342aに提供され得る。
[0050] ドライバ増幅器342aは、アップコンバート伝送信号350を増幅し得る。ドライバ増幅器342aは、無線デバイス102によって伝送されるべき伝送信号352を出力し得る。伝送信号352は、所望伝送信号358c、および1つまたは複数のスパー362を含み得る。キャリア周波数において、所望伝送信号358cは、ドライバ増幅器342aによって増幅されることから利益を享受し得る一方、1つまたは複数のスパー362もまた増幅され、それは、伝送信号352の品質を悪化させる。いくつかの態様において、1つまたは複数のスパー362は、伝送信号352に、帯域外輻射仕様、または他のロングタームエボリューション(LTE)規格を見捨てる原因となり得る。さらに、1つまたは複数のスパー362を有することは、無線デバイス102によって伝送される低品質の信号をもたらし得る。
[0051] 補正項伝送信号チェーン322はまた、無線デバイス102内の送信機104上で実現され得る。図3の補正項伝送信号チェーン322は、図2に関連する上述された補正項伝送チェーン222の1つの構成であり得る。補正項伝送信号チェーン322は、特定の周波数において、デジタルベースバンド伝送信号316を受信し得る。所望伝送信号358aの周波数は、ベースバンド周波数の近くであり得る。補正項伝送信号チェーン322は、1つまたは複数の低減されたスパー372を有する低減されたスパー伝送信号354を出力し得る。
[0052] 補正項伝送信号チェーン322は、補正項生成器306を含み得る。補正項生成器306は、1つまたは複数の補正項信号364を有する、1つまたは複数の補正項318を生成し得る。各補正項信号364は、所望伝送信号358aより高い周波数で位置づけられ得る。補正項318の周波数は、既知のスパーの周波数に対応し得る。デジタルベースバンド伝送信号316および補正項318は、デジタル加算器308に提供され得る。補正項318は、デジタル加算器308を使用して、デジタルベースバンド伝送信号316をデジタルで加算され得る。デジタルベースバンド伝送信号316および補正項318は、複合デジタル伝送信号324を生成するために組み合わされ得る。複合デジタル伝送信号324は、デジタルベースバンド伝送信号316の所望伝送信号356aと、補正項生成器306によって提供された補正項366aの両方を含み得る。補正項366aの周波数は、既知のスパーに対応し得る。補正項366aの振幅は、補正項伝送信号チェーン322上のデジタル/アナログ変換器(DAC)310bのダイナミックレンジ内であり得る。
[0053] 複合デジタル伝送信号324は、デジタル/アナログ変換器(DAC)310bに提供され得る。いくつかの構成において、デジタル/アナログ変換器(DAC)310bは、制限されたダイナミックレンジを有する、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)310bであり得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)310bは、デジタルドメインからアナログドメインへ複合デジタル伝送信号324を変換し得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)310bは、複合アナログ伝送信号326を出力し得る。複合アナログ伝送信号326は、所望伝送信号356bおよび補正項366bを含み得る。複合アナログ伝送信号326はベースバンドフィルタ312bに提供され得る。
[0054] ベースバンドフィルタ312bは、複合アナログ伝送信号326の複数の周波数の範囲をフィルタリングするように使用され得る。具体的には、ベースバンドフィルタ312bは、所望伝送信号356bより高い周波数を有する任意の信号を低減するように構成され得る。例えば、複合アナログ伝送信号326内の補正項366bは、ベースバンドフィルタ312bによって、既知のスパーと大体同じ振幅に低減され得る。さらに、ベースバンドフィルタ312bは、様々な周波数において複数の補正項318を適用し得る。ベースバンドフィルタ312bは、復号フィルタリングアナログ伝送信号328を出力し得る。復号フィルタリングアナログ伝送信号328は、所望伝送信号356および低減されたスパー368を含み得る。低減された補正項368の周波数および振幅は、既知のスパー(図示されず)に対応し得る。複合フィルタリングアナログ伝送信号328はアップコンバータ334bに提供され得る。
[0055] アップコンバータ334bは、複合フィルタリングアナログ伝送信号328および局部発振器(LO)信号232を受信し得る。アップコンバータ334bは、複合フィルタリングアナログ伝送信号328を局部発振器(LO)信号232の周波数へミックスまたはアップコンバートし得る。アップコンバータ334bは、複合アップコンバート伝送信号330を出力し得る。複合アップコンバート伝送信号330は、アナログドメイン内の所望伝送信号356、1つまたは複数の補正項318、および1つまたは複数のスパーを含み得る。スパーは、伝送信号チェーン322(例えば、局部発振器(LO)信号生成器236)の1つまたは複数のコンポーネントを介して導入され得る。各低減された補正項318の周波数および振幅は、既知のスパーの各々の周波数および振幅に対応し得る。各低減された補正項318の位相は、各対応するスパーの位相からオフセットされ得る。複合アップコンバート伝送信号330は、ドライバ増幅器342bに提供され得る。
[0056] ドライバ増幅器342bは、複合アップコンバート伝送信号330を増幅し得る。ドライバ増幅器342bは、無線デバイス102によって送信されるべき低減されたスパー伝送信号354を出力し得る。低減されたスパー伝送信号354は、所望伝送信号356d、および1つまたは複数の低減されたスパー372を含み得る。デジタルベースバンド伝送信号358aを加算された各補正項318の位相差によって、低減されたスパー372は、キャンセルを生じ得る。スパー372を低減することによって、得られる低減されたスパー伝送信号354は、帯域外輻射仕様またはロングタームエボリューション(LTE)規格に適合することができ、それは、無線デバイス102から送信するための改善された信号を提供する。低減されたスパー伝送信号354は、無線デバイス102上の他のコンポーネントに提供され得る、または、アンテナによって伝送され得る。
[0057] 図4は、補正項418を使用してスパーの低減を示すグラフを図示する。複合アナログ伝送信号426が示される。複合アナログ伝送信号426は、デジタル/アナログ変換器(DAC)310bによって提供される複合デジタル伝送信号324のアナログバージョンであり得る。復号アナログ伝送信号426は、所望伝送信号456aと、補正項生成器106からの補正項418とを含み得る。
[0058] 補正項生成器418は、補正項周波数および補正項振幅を有し得る。補正項418の周波数および振幅を決定すると、様々な種類のファクタが考慮され得る。例えば、補正項418の周波数は、識別されたスパー476の周波数に基づき得る。補正項418の振幅を決定することにおいて考慮され得るファクタは、スパーの振幅476、スパーの周波数476、ベースバンドフィルタ112のフィルタパス、送信機104の仕様、無線デバイス102の仕様、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ、伝送信号120と低減されたスパー472の間の望ましい比率、および帯域外輻射仕様を含むことができる。いくつかの構成において、補正項418の振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション(LTE)に従った望ましい振幅へのスパー476を低減することに基づいて決定され得る。さらに、スパー476に対する補正項418の周波数および振幅を調節することに関する他のファクタはまた、補正項418の周波数および振幅を決定する場合に使用され得る。
[0059] 補正項増幅差分478がまた、示される。補正項振幅差分は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ内に収まり得る。従って、所望伝送信号456aの振幅および補正項418の振幅は、デジタル/アナログ変換器(DAC)のダイナミックレンジ内であり得る。いくつかのケースにおいて、補正項418は、所望伝送信号456aの振幅より少し小さいか、または大体同じ振幅であり得る。
[0060] 複合フィルタリングアナログ伝送信号428がまた、示される。複合フィルタリングアナログ伝送信号428は、複合アナログ伝送信号426をフィルタリングするように使用される、ベースバンドフィルタ112の出力であり得る。復号フィルタリングアナログ伝送信号428は、所望伝送信号456bおよび低減された補正項466を含み得る。補正項フィルタ低減(correction term filter reduction)470がまた、示される。補正項フィルタ低減470は、補正項418上のベースバンドフィルタ112の効果に起因し得る。低減された補正項466の周波数および振幅は、補正項フィルタ低減470と同様に、識別されたスパー476に対応し得る。
[0061] 補正されないスパー474がまた、示される。補正されないスパー474は、補正項418に対応する周波数において、スパー476を含み得る。一般に、スパー476は、送信機104が処理することを意味するバンドの外側にある無線デバイス102または送信機104によって生成された1つまたは複数の信号を含み得る。無線デバイス102の伝送信号チェーン344内のスパー476は、伝送信号120を妨げ得る。スパー476はまた、スプリアストーン、干渉トーン、ロングタームエボリューション(LTE)4fmodターム(4fmod term)、スプリアス輻射、または出力輻射とも呼ばれ得る。スパー476は、1つの特定の周波数において単一のトーンであり得る。スパー476はまた、複数の周波数の範囲内の複数のトーンを含み得る。無線デバイス120内の伝送信号120は、1つまたは複数のスパー476を含み得る。スパー476は、補正項418と異なる位相を有し得る。スパー476の異なる位相および補正項418は、スパー476を低減するように使用され得る。
[0062] 低減されたスパー伝送信号454がまた、示される。低減されたスパー伝送信号454は、所望伝送信号456c(キャリア周波数における)、および低減されたスパー472を含み得る。ベースバンド伝送信号116を加算された補正項418の位相差によって、低減されたスパー472は、キャンセルを生じ得る。出力対スパー振幅差分482がまた、示される。出力対スパー振幅差分482は、所望伝送信号456cと低減されたスパー472との間の振幅における差分であり得る。スパー472を低減し、出力対スパー振幅差分482を最大にすることによって、得られる低減されたスパー伝送信号454は、帯域外輻射仕様または他のロングタームエボリューション(LTE)規格に適合することができ、それは、無線デバイス102から送信するための改善された信号を提供する。低減されたスパー伝送信号454は、無線デバイス102上の他のコンポーネントに提供され得る、または、アンテナによって伝送され得る。
[0063] 補正項418は、スパー振幅差分482への特定の出力を生成するために設計され得る。例えば、補正項418は、所望伝送信号456cの振幅と低減されたスパー472の振幅の間で、1000:1の出力対スパー振幅差分482を作成するように生成され得る。
[0064] 図5は、スパー476を低減するための方法500のフロー図である。方法は、無線デバイス102によって行われ得る。無線デバイス102は、補正項118を生成し得る(502)。補正項118は、補正項生成器106によって生成され得る。補正項118は、特定の周波数および振幅を有し得る。補正項118の周波数および振幅を決定すると、様々な種類のファクタが考慮され得る。例えば、補正項118の周波数は、識別されたスパー476の周波数に基づき得る。補正項118の振幅を決定することにおいて考慮され得るファクタは、スパー476の振幅、スパー476の周波数、ベースバンドフィルタ112のフィルタ特性、送信機104の仕様、無線デバイス102の仕様、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ、伝送信号120と低減されたスパーとの間の望ましい比率、および帯域外輻射仕様を含むことができる。いくつかの構成において、補正項118の振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション(LTE)に従った望ましい振幅へのスパー476を低減することに基づいて決定され得る。
[0065] 補正項118は、ベースバンド伝送信号116(例えば、デジタルベースバンド伝送信号316)を加算され得る(504)。無線デバイス102は、複合デジタル伝送信号224を得るために、デジタル加算器108を使用して、ベースバンド伝送信号116を補正項118に加算し得る。複合デジタル伝送信号224は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110に提供され得る。
[0066] 無線デバイス102は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110を使用して、複合デジタル伝送信号224をデジタルドメインからアナログドメインへ変換し得る(506)。いくつかの構成において、デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、デジタル値の狭いダイナミックレンジを有する、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、複合アナログ伝送信号226を出力し得る。複合アナログ信号226は、ベースバンドフィルタ112に提供され得る。
[0067] 無線デバイス102は、ベースバンドフィルタ112を使用して、複合アナログ伝送信号226をフィルタリングし得る(508)。ベースバンドフィルタ112は、所望伝送信号356の周波数上の1つまたは複数の信号をフィルタリングまたは低減するための回路を含み得る。上述されたように、補正項118は、より高い周波数においてベースバンド伝送信号116を加算され得る。従って、ベースバンドフィルタ112は、補正項118をフィルタリングまたは低減し得る。異なる周波数におけるベースバンドフィルタ112の振幅低減は、(ベースバンドフィルタ112の設計によって)知られ得る。従って、ベースバンドフィルタ112による補正項118の低減が予測され得る。補正項118の振幅を選択することによって、ベースバンドフィルタ112は、スパー476の特定の振幅に対し補正項118を低減するために使用され得る。
[0068] 無線デバイス102は、低減された補正項368を使用して、伝送信号120のスパー476を低減し得る(510)。補正項118の位相は、スパー476の位相からオフセットされ得る。補正項118および既知のスパー476が、共通の周波数を共有するが異なる位相を有するため、補正項118は、低減されたスパー伝送信号354を作り出すために、伝送信号120内のスパー476を低減し得る。スパー476を低減することによって、得られる低減されたスパー伝送信号354は、帯域外輻射仕様、または他のロングタームエボリューション(LTE)規格に適合することができ、それは、無線デバイス102から送信するための改善された信号を提供する。低減されたスパー伝送信号354は、無線デバイス102上の他のコンポーネントに提供され得る。無線デバイス102はまた、アンテナを使用して、低減されたスパー伝送信号354を伝送し得る(512)。
[0069] 図6は、スパー476を低減するためのより詳細な方法600のフロー図である。方法600は無線デバイス102によって実行され得る。無線デバイス102は、補正項118を生成し得る(602)。補正項118は、補正項生成器106によって生成され得る。補正項118は、特定の周波数および振幅を有し得る。補正項118の周波数および振幅を決定すると、様々な種類のファクタが考慮され得る。例えば、補正項118の周波数は、識別されたスパー476の周波数に基づき得る。補正項118の振幅を決定することにおいて考慮され得るファクタは、スパー476の振幅、スパー476の周波数、ベースバンドフィルタ112のフィルタパス、送信機104の仕様、無線デバイス102の仕様、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ、伝送信号120と低減されたスパー372の間の望ましい比率(すなわち、出力対スパー振幅差分482)、および帯域外輻射仕様を含み得る。いくつかの構成において、補正項118の振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション(LTE)に従った望ましい振幅へのスパー476を低減することに基づいて決定され得る。
[0070] 補正項118は、ベースバンド伝送信号116(例えば、デジタルベースバンド伝送信号316)を加算され得る(604)。無線デバイス102は、複合デジタル伝送信号224を得るために、デジタル加算器108を使用して、ベースバンド伝送信号116を補正項118に加算し得る(604)。複合デジタル伝送信号224は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110に提供され得る。
[0071] 無線デバイス102は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110を使用して、複合デジタル伝送信号224をデジタルドメインからアナログドメインへ変換し得る(606)。いくつかの構成において、デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、デジタル値の狭いダイナミックレンジを有する、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、複合アナログ伝送信号226を出力し得る。複合アナログ信号226はベースバンドフィルタ112に提供され得る。
[0072] 無線デバイス102は、ベースバンドフィルタ112を使用して、複合アナログ伝送信号226をフィルタリングし得る(608)。ベースバンドフィルタ112は、所望伝送信号356の周波数上の1つまたは複数の信号をフィルタリングまたは低減するための回路を含み得る。上述されたように、補正項118は、より高い周波数においてベースバンド伝送信号116を加算され得る。従って、ベースバンドフィルタ112は、補正項118をフィルタリングまたは低減し得る。異なる周波数におけるベースバンドフィルタ112の振幅低減は、(ベースバンドフィルタ112の設計によって)知られ得る。従って、ベースバンドフィルタ112による補正項118の低減が予測され得る。補正項118の振幅を選択することによって、ベースバンドフィルタ112は、スパー476の特定の振幅に対し補正項118を低減するために使用され得る。ベースバンドフィルタ112は、復号フィルタリングアナログ伝送信号228を作り出し得る。複合フィルタリングアナログ伝送信号228はアップコンバータ234に提供され得る。
[0073] 無線デバイス102は、局部発振器(LO)信号232を生成し得る(610)。局部発振器(LO)信号232は、局部発振器(LO)信号生成器236を使用して生成され得る。局部発振器(LO)信号生成器236は、局部発振器(LO)信号232を生成するために使用される、電圧制御発振器(VCO)238、および位相同期ループ(PLL)240を含み得る。局部発振器(LO)信号232は、局部発振器(LO)信号232が生成される場合、電圧制御発振器(VCO)238および位相同期ループ(PLL)240によって導入され得る1つまたは複数のスパー476および局部発振器(LO)周波数を含み得る。局部発振器(LO)信号232は、アップコンバータ234に提供され得る。
[0074] 無線デバイス102は、アップコンバータ234を使用する複合フィルタリング伝送信号228、および局部発振器(LO)信号232をアップコンバートし得る(612)。具体的には、アップコンバータ234は、複合フィルタリングアナログ伝送信号228を局部発振器(LO)信号232の周波数へミックスまたはアップコンバートし得る。アップコンバータ234は、複合アップコンバート伝送信号230を出力し得る。複合アップコンバート伝送信号230は、ドライバ増幅器242に提供され得る。
[0075] 無線デバイス102は、ドライバ増幅器242を使用して、複合アップコンバート伝送信号230を増幅し得る(614)。ドライバ増幅器242は、伝送信号120を出力し得る。無線デバイス102はまた、低減された補正項368を使用して、伝送信号120のスパー476を低減し得る。補正項118の位相は、スパー476の位相からオフセットされ得る。補正項118および既知のスパー476が、共通の周波数を共有するが異なる位相を有するため、補正項118は、低減されたスパー伝送信号354を得るために、伝送信号120内のスパー476を低減し得る(616)。スパー476は、低減された補正項466を使用して低減され得る。スパー476を低減することによって、得られる低減されたスパー伝送信号354は、帯域外輻射仕様、または他のロングタームエボリューション(LTE)規格に適合することができ、それは、無線デバイス102から伝送するための改善された信号を提供する。低減されたスパー伝送信号354は、無線デバイス102上の他のコンポーネントに提供され得る。1つの構成において、無線デバイス102は、アンテナを使用して、低減されたスパー伝送信号354を伝送し得る(618)。
[0076] 図7は、スパー周波数およびスパー振幅に基づいて補正項118を生成するための方法700のフロー図である。方法700は無線デバイス102によって実行され得る。方法700は、無線デバイス102内のベースバンド伝送信号116の処理中に生成される、1つまたは複数のスパー476に関して行われ得る。無線デバイス102は、スパー周波数およびスパー振幅を識別し得る(702)。スパー周波数およびスパー振幅は、無線デバイス102の設計に基づいて、無線デバイス102のテストに基づいて(例えば、オペレータまたは自動化されたテスト機器)、または1つまたは複数のスパー476を識別する無線デバイス内の回路に基づいて、知られ得る。例として、無線デバイス102は、局部発振器(LO)信号生成器236によって導入されるスパー476の周波数を知ることができる。スパー476は、局部発振器(LO)周波数の倍数であり得る。1つの構成において、20メガヘルツ(MHz)の周波数である局部発振器(LO)は、20MHzの倍数であるスパー476を作り出し得る。他の方法はまた、1つまたは複数のスパー476のスパー周波数およびスパー振幅を識別する(702)際に使用され得る。
[0077] 無線デバイス102は、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジを決定し得る(704)。デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、補正項伝送信号チェーン222の一部として送信機104において実現され得る。いくつかの構成において、デジタル/アナログ変換器(DAC)110は、制限されたダイナミックレンジを有する、粗いデジタル/アナログ変換器(DAC)110であり得る。
[0078] 無線デバイス102は、ベースバンドフィルタ112の周波数応答を得ることができる(706)。ベースバンドフィルタ112は、所望伝送信号356の周波数上の1つまたは複数の信号をフィルタリングまたは低減し得る。異なる周波数におけるベースバンドフィルタ112の周波数応答は、(ベースバンドフィルタ112の設計によって)知られ得る。従って、ベースバンドフィルタ112による補正項118の低減が予測され得る。
[0079] 無線デバイス102はまた、所望出力対スパー振幅差分482を決定し得る(708)。出力対スパー振幅差分482は、所望伝送信号356と低減されたスパー372との間の振幅における差分であり得る。出力対スパー振幅差分482は、帯域外輻射仕様または他のロングタームエボリューション(LTE)規格といった、様々な種類のファクタに基づいて選択され得る。出力対スパー振幅差分482は、所望伝送信号356と低減されたスパー372との間の振幅低減のための任意の所望比率であり得る。一例において、所望出力対スパー振幅差分482は、キャリアに対して−70デシベル(dBc)であり得る。別の例において、出力対スパー振幅差分482は、−85dBcであり得る。
[0080] 無線デバイス102は、所望補正項周波数を得ることができる(710)。補正項118の周波数は、スパー周波数に基づき得る。補正項118の周波数はまた、ベースバンドフィルタ112の周波数応答といった、他のファクタに基づき得る。無線デバイス102はまた、所望補正項振幅を取得し得る(712)。所望補正項振幅は、様々な種類のファクタに基づき得る。所望補正項の振幅を決定することにおいて考慮され得るファクタの例は、スパー476の振幅、スパー476の周波数、ベースバンドフィルタ112のフィルタの仕様、送信機104の周波数、無線デバイス102の仕様、デジタル/アナログ変換器(DAC)110のダイナミックレンジ、所望伝送信号356と低減されたスパー372との間の望ましい比率、および帯域外輻射仕様を含むことができる。いくつかの構成において、補正項118の振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション(LTE)に従った望ましい振幅へのスパーを低減することに基づいて決定され得る。
[0081] 無線デバイス102は、所望補正項周波数、および所望補正項振幅を有する補正項118を生成し得る(714)。補正項118は、補正項伝送信号チェーン222上の補正項生成器106を使用して生成され得る。無線デバイス102は、複合デジタル伝送信号224を作り出すために、ベースバンド伝送信号116(例えば、デジタルベースバンド伝送信号316)を補正項118に加算し得る(716)。複合デジタル伝送信号224は、伝送信号120を作り出すための補正項伝送信号チェーン222によって処理され得る。
[0082] 図8は、基地局802内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。基地局はまた、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、発展型ノードB、等と呼ばれることができ、それらの機能のうちのいくつかまたはすべてを含み得る。基地局802はプロセッサ803を含む。プロセッサ803は、汎用単一またはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、特殊用途向けマイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロプロセッサ、プログラマブルゲートアレイ、等であり得る。プロセッサ803は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。単一のプロセッサ803のみが、図8の基地局802において図示されるが、代替の構成として、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMおよびDSP)が使用され得る。
[0083] 基地局802はまた、メモリ805を含む。メモリ805は、電子情報を記憶できる任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ805は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、およびそれらの組み合わせを含むその他のものとして実現され得る。
[0084] データ807aおよび命令809aは、メモリ805に記憶され得る。命令809aは、本明細書に開示される方法を実現するためにプロセッサ803によって実行可能であり得る。命令809aを実行することは、メモリ805内に記憶されるデータ807aの使用を含み得る。プロセッサ803が命令809aを実行する場合、命令809bの様々な部分がプロセッサ803にロードされ、データ807bの様々な部分がプロセッサ803にロードされ得る。
[0085] 基地局802はまた、基地局802への信号の送信と、それからの信号の受信を可能にするために、送信機811および受信機813を含み得る。送信機811および受信機813は、トランシーバ815と総称され得る。アンテナ817は、トランシーバ815に電気的に連結され得る。基地局802はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る(図示されず)。
[0086] 基地局802は、デジタル信号プロセッサ(DSP)821を含み得る。基地局802はまた、通信インターフェース823を含み得る。通信インターフェース823は、ユーザが基地局802と相互に作用することを可能にし得る。
[0087] 基地局802の様々なコンポーネントが、1つまたは複数のバスによって共に結合され、それは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバス等を含み得る。明確化のために、様々なバスがバスシステム819として図8に図示される。
[0088] 図9は、無線通信デバイス902内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。無線通信デバイス902は、アクセス端末、モバイル局、ユーザ機器(UE)等であり得る。無線通信デバイス902は、プロセッサ903を含む。プロセッサ903は、汎用単一あるいはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、特殊用途向けマイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロプロセッサ、プログラマブルゲートアレイ等であり得る。プロセッサ903は、中央処理ユニット(CPU)と称され得る。単一のプロセッサ903のみが、図9の無線通信デバイス902において図示されるが、代替の構成として、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMおよびDSP)が使用され得る。
[0089] 無線通信デバイス902はまた、プロセッサ905を含む。メモリ905は、電子情報を記憶できる任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ905は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、およびそれらの組み合わせを含むその他のものとして実現され得る。
[0090] データ907aおよび命令909aは、メモリ905に記憶され得る。命令909aは、本明細書に開示される方法を実現するためにプロセッサ903によって実行可能であり得る。命令909aを実行することは、メモリ905内に記憶されるデータ907aの使用を含み得る。プロセッサ903が命令909を実行する場合、命令909bの様々な部分がプロセッサ903にロードされ、データ907bの様々な部分がプロセッサ903にロードされ得る。
[0091] 無線通信デバイス902はまた、アンテナ917を介して、無線通信デバイス902への信号の送信と、それからの信号の受信を可能にするために、送信機911および受信機913を含み得る。送信機911および受信機913は、トランシーバ915と総称され得る。無線通信デバイス902はまた、複数の送信機、複数のアンテナ、複数の受信機、および/または複数のトランシーバを含み得る(図示されず)。
[0092] 無線通信デバイス902は、デジタル信号プロセッサ(DSP)921を含み得る。無線通信デバイス902はまた、通信インターフェース923を含み得る。通信インターフェース923は、ユーザが無線通信デバイス902と相互に作用することを可能にし得る。
[0093] 無線通信デバイス902の様々なコンポーネントは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバス等を含み得る1または複数のバスによって一緒に結合され得る。明確化のために、様々なバスがバスシステム919として図9に図示される。
[0094] 「決定すること」という用語は、様々なアクションを包含し、従って、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、調べること(例えば、表、データベース、または他のデータ構造を調べること)、確認すること、等を含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)等を含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、等を含むことができる。
[0095] 「に基づく」という用語は、そうではないと明確に指定されていない限りは、「のみに基づく」ことを意味するわけではない。言い換えると、「に基づく」という用語は、「のみに基づく」および「に少なくとも基づく」の両方を説明する。
[0096] 「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理演算装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシン、等を包含するように広く解釈されるべきである。いくつかの状況では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、等を指し得る。「プロセッサ」という用語は、処理デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または、任意の他のこのような構成を指し得る。
[0097] 「メモリ」という用語は、電子情報を記憶できる任意の電子コンポーネントを包含するように広く解釈されるべきである。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶装置、レジスタ等のような、様々なタイプのプロセッサ可読媒体を指し得る。メモリは、プロセッサがそのメモリから情報を読み取ることができるおよび/またはそれに情報を書き込むことができる場合、そのプロセッサと電気通信していると考えられる。プロセッサに統合されているメモリは、そのプロセッサと電子通信している。
[0098] 「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。例えば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーティン、サブルーティン、機能、手順等を指し得る。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメント、あるいは多くのコンピュータ可読ステートメントを備え得る。
[0099] ここで説明される機能は、ハードウェアによって実行されるソフトウェアまたはファームウェアにおいて実現され得る。機能は、コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令として記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」または「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされることができる任意の有形記憶媒体を指す。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶デバイス、または、命令あるいはデータ構造の形態で所望プログラムコードを搬送あるいは記憶するために使用されることができ、かつ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を含み得る。ここで使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここでディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。コンピュータ可読媒体は、有形および非一時的であり得ることが留意されるべきである。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理、または計算され得る(例えば、「プラグラム」の)コードまたは命令と組み合わせたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用されるように、「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コード、またはデータを指し得る。
[00100]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体によって伝送され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他のリモートソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
[00101] 本明細書に開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、本願の特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに置き換えられ得る。言い換えると、ステップまたは動作の具体的な順序は、記載されている方法の適切な動作に必要とされない限り、具体的なステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変形され得る。
[00102] さらに、図5、6、および7によって図示されたもののような、本明細書で説明された方法および技法を行うためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、ダウンロードされることができ、および/または、そうでなければ、デバイスによって取得され得るように適用されるべきである。例えば、デバイスは、本明細書で説明された方法を行うための手段の転送を容易にするために、サーバに結合され得る。代替として、本明細書で説明される様々な方法は、デバイスが、記憶手段(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)のような物理記憶媒体またはフロッピーディスクなど)をそのデバイスに結合または提供する際に様々な方法を取得し得るように、記憶手段を介して提供され得る。さらに、デバイスに対して、本明細書で説明される方法および技法を提供するための任意の他の適切な技法が利用されることができる。
[00103] 特許請求の範囲が、上述された厳密な構成およびコンポーネントに限定されないことが理解されるべきである。様々な変形、変更、および、バリエーションが、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の、配置、作用、および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得る。

Claims (47)

  1. スパーを低減するための装置であって、
    粗いデジタル/アナログ変換器と
    補正項を生成する補正項生成器と、ここにおいて、前記補正項は、前記粗いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジ内の振幅を有する、
    ベースバンドフィルタと
    を備え、
    前記補正項は、前記ベースバンドフィルタが前記補正項を伝送信号内のスパーのそれに近い振幅へ低減するように選択され、前記補正項は、前記スパーを低減するために使用される、
    装置。
  2. 前記スパーは、前記粗いデジタル/アナログ変換器の前記ダイナミックレンジより低い振幅を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記補正項を前記伝送信号へ加算するデジタル加算器をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  4. 局部発振器信号を生成する局部発振器信号生成器と、
    アップコンバータと、ここにおいて、前記スパーは、前記アップコンバータによって前記伝送信号に導入される、
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. ドライバ増幅器と、ここにおいて、前記スパーは、前記ドライバ増幅器によって前記伝送信号に導入される、をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  6. 前記補正項は、所望補正項振幅および所望補正項周波数を備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記所望補正項周波数は、前記スパーの周波数に基づく、請求項6に記載の装置。
  8. 前記所望補正項振幅は、前記スパーの振幅に基づく、請求項6に記載の装置。
  9. 前記所望補正項振幅は、帯域外輻射仕様に対応する所望出力対スパー振幅差分に基づく、請求項6に記載の装置。
  10. 前記所望補正項振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション規格に対応する所望出力対スパー振幅差分に基づく、請求項6に記載の装置。
  11. 前記補正項の位相は、前記補正項が前記スパーの振幅を低減するように、前記スパーの位相からオフセットされる、請求項6に記載の装置。
  12. 前記補正項の前記振幅は、前記伝送信号の振幅とほぼ同じである、請求項1に記載の装置。
  13. 前記伝送信号内の前記スパーの周波数は、前記伝送信号の周波数を超える、請求項1に記載の装置。
  14. 前記補正項生成器は、複数の周波数の範囲にわたって複数のスパーを低減するために、前記複数の周波数の範囲にわたって複数の補正項を生成する、請求項1に記載の装置。
  15. スパーを低減するための方法であって、
    補正項を生成することと、
    デジタルドメインにおいて前記補正項を伝送信号へ加算することと、
    粗いデジタル/アナログ変換器を使用して、前記伝送信号を前記デジタルドメインからアナログドメインへ変換することと、
    ベースバンドフィルタを使用して、前記伝送信号をフィルタリングすることと、ここにおいて、前記ベースバンドフィルタは、前記補正項の振幅を低減する、
    前記低減された補正項を使用して、前記伝送信号内のスパーを低減することと、
    を備える方法。
  16. 前記スパーは、前記粗いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジより低い振幅を有する、請求項15に記載の方法。
  17. 局部発振器信号生成器を使用して、局部発振器信号を生成することと、
    アップコンバータおよび前記局部発振器信号を使用して、前記伝送信号をアップコンバートすることと、
    をさらに備え、
    前記スパーは、前記アップコンバータによって前記伝送信号に導入される、
    請求項15に記載の方法。
  18. ドライバ増幅器を使用して、前記伝送信号を増幅することをさらに備え、前記スパーは、前記ドライバ増幅器によって前記伝送信号に導入される、請求項15に記載の方法。
  19. 前記補正項は、所望補正項振幅および所望補正項周波数を備える、請求項15に記載の方法。
  20. 前記所望補正項周波数は、前記スパーの周波数に基づく、請求項19に記載の方法。
  21. 前記所望補正項振幅は、前記スパーの振幅に基づく、請求項19に記載の方法。
  22. 前記所望補正項振幅は、帯域外輻射仕様に対応する所望出力対スパー振幅差分に基づく、請求項19に記載の方法。
  23. 前記所望補正項振幅は、無線通信のためのロングタームエボリューション規格に対応する所望出力対スパー振幅差分に基づく、請求項19に記載の方法。
  24. 前記補正項の位相は、前記補正項が前記スパーの振幅を低減するように、前記スパーの位相からオフセットされる、請求項19に記載の方法。
  25. 前記補正項の振幅は、前記伝送信号の振幅とほぼ同じである、請求項15に記載の方法。
  26. 前記スパーの周波数は、前記伝送信号の周波数を超える、請求項15に記載の方法。
  27. 周波数範囲にわたって複数のスパーを低減するために、前記周波数範囲にわたって複数の補正項を生成することをさらに備える、請求項15に記載の方法。
  28. 補正項を生成することは、スパー周波数およびスパー振幅を識別することを備える、請求項15に記載の方法。
  29. 補正項を生成することは、前記粗いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジを決定することをさらに備える、請求項28に記載の方法。
  30. 補正項を生成することは、前記ベースバンドフィルタの周波数応答を得ることをさらに備える、請求項29に記載の方法。
  31. 補正項を生成することは、所望出力対スパー振幅差分を決定することをさらに備える、請求項30に記載の方法。
  32. 前記補正項を生成することは、所望補正項周波数および所望補正項振幅を得ることをさらに備える、請求項31に記載の方法。
  33. 前記所望補正項周波数は、前記スパー周波数に基づく、請求項32に記載の方法。
  34. 前記所望補正項振幅は、前記スパー振幅、前記粗いデジタル/アナログ変換器の前記ダイナミックレンジ、前記ベースバンドフィルタの前記周波数応答、および所望出力対スパー振幅差分に基づく、請求項32に記載の方法。
  35. 前記補正項を生成することは、前記所望補正項周波数および前記所望補正項振幅を有する前記補正項を生成することをさらに備える、請求項32に記載の方法。
  36. スパーを低減するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、命令を有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記命令は、
    無線デバイスに補正項を生成させるためのコードと、
    前記無線デバイスに、デジタルドメインにおいて前記補正項を伝送信号へ加算させるためのコードと、
    前記無線デバイスに、粗いデジタル/アナログ変換器を使用して、前記伝送信号を前記デジタルドメインからアナログドメインへ変換させるためのコードと、
    前記無線デバイスに、ベースバンドフィルタを使用して、前記伝送信号をフィルタリングさせるためのコードと、ここにおいて、前記ベースバンドフィルタは、前記補正項の振幅を低減する、
    前記無線デバイスに、前記低減された補正項を使用して、前記伝送信号内のスパーを低減させるためのコードと、
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  37. 前記スパーは、前記粗いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジより低い振幅を有する、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
  38. 前記補正項は、所望補正項振幅および所望補正項周波数を備える、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
  39. 前記所望補正項周波数は、前記スパーの周波数に基づく、請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  40. 前記所望補正項振幅は、前記スパーの振幅に基づく、請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  41. 前記補正項の位相は、前記補正項が前記スパーの振幅を低減するように、前記スパーの位相からオフセットされる、請求項38に記載のコンピュータプログラム製品。
  42. スパーを低減するための装置であって、
    補正項を生成するための手段と、
    デジタルドメインにおいて前記補正項を伝送信号へ加算するための手段と、
    粗いデジタル/アナログ変換器を使用して、前記伝送信号を前記デジタルドメインからアナログドメインへ変換するための手段と、
    ベースバンドフィルタを使用して、前記伝送信号をフィルタリングするための手段と、ここにおいて、前記ベースバンドフィルタは、前記補正項の振幅を低減する、
    前記低減された補正項を使用して、前記伝送信号内のスパーを低減するための手段と、
    を備える装置。
  43. 前記スパーは、前記粗いデジタル/アナログ変換器のダイナミックレンジより低い振幅を有する、請求項42に記載の装置。
  44. 前記補正項は、所望補正項振幅および所望補正項周波数を備える、請求項42に記載の装置。
  45. 前記所望補正項周波数は、前記スパーの周波数に基づく、請求項44に記載の装置。
  46. 前記所望補正項振幅は、前記スパーの振幅に基づく、請求項44に記載の装置。
  47. 前記補正項の位相は、前記補正項が前記スパーの振幅を低減するように、前記スパーの位相からオフセットされる、請求項44に記載の装置。
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