JP2015505217A - Iceベースnatトラバーサル - Google Patents

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Abstract

IMSネットワーク(105)における発信/着信P−CSCFノード(114a/114b)による使用のための双方向接続性確立ICEベースNATトラバーサル機構が記載されている。発信P−CSCFノード(114a)は、第2のUE(103)へ呼を発信する第1のユーザ機器(UE)(101)からSIP INVITE要求を受け取る。第1のUE(101)のためのリレー候補アドレスがSIP INVITE要求に存在しない場合、SIP INVITE要求は、発信IMS−AGWノード(115a)により与えられる第1のアドレスを第1のUE(101)のためのリレー候補として含むように変更され、第2のUE(103)へ転送される。発信P−CSCFノード(114a)は、SIP INVITE要求に応じて第2のUE(103)からSIP INVITE応答メッセージを受け取る。第2のUE(103)のためのリレー候補アドレスがSIP INVITE応答に存在しない場合、SIP INVITE応答は、発信IMS−AGWノード(115a)により与えられる第2のアドレスを第2のUE(103)のためのリレー候補として含むように変更され、第1のUE(101)へ転送される。対応する候補アドレス情報は、ICE手順において両方のUE(101,103)により使用される。リレーサーバが必要とされる場合、IMS−AGWノード(115a)のみが展開される。

Description

本発明は、ネットワークアドレス変換(NAT)デバイスの背後にあるユーザ機器間のセッション確立のための通信ネットワークにおける方法および装置に関する。更に特に、本発明は、ユーザ機器がNATデバイスの背後に位置するときにインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)を含む通信ネットワークにおいてマルチメディアセッションを確立するための方法および装置に関する。
インターネットプロトコルマルチメディア(IPMM)サービスは、音声、ビデオ、メッセージング、データなどの動的な組合せを同じ呼セッションまたはメディアセッション(マルチメディアセッション)内で与える。組み合わせることができる基本的なアプリケーションおよびメディアの数を増大させることにより、エンドユーザに提供されるサービスの数が増大することになり、個人間通信経験が豊かにされることになる。これは、いわゆる「組合せIPマルチメディア」サービスを含む個別の豊富なマルチメディア通信サービスの新しい世代をもたらすことになる。
IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワーク(IMSとも称される)は、固定通信ネットワークおよび移動体通信ネットワークにわたってIPMMサービスを提供するために第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により規定される技術である。IMSは、サービスの統合および相互作用によってエンドユーザ個人対個人通信経験を豊かにするために重要な特徴を与える。IMSは、インターネットプロトコル(IP)ベースネットワークにわたる新しい豊富な個人対個人(クライアント対クライアント)通信および個人対コンテンツ(クライアント対サーバ)通信を可能にする。IMSは、ユーザ機器とアプリケーションサーバとの間の呼セッションまたはマルチメディアセッションをセットアップし制御するためにセッション開始プロトコル(SIP)を使用する。SIP信号送信によって運ばれるセッション記述プロトコル(SDP)は、呼セッションまたはマルチメディアセッションのメディアコンポーネントを記述し取り決めるために使用される。SIPに加えて、リアルタイムトランスポートプロトコル・リアルタイムトランスポート制御プロトコル(RTP/RTCP)など、メディアの送信および制御のために他のプロトコルが使用され得る。
ユーザ機器(UE)は、IPベース通信ネットワークにわたる通信のために使用される任意のデバイスを備えまたは表し得る。記載された通信ネットワークまたはアクセスネットワークの特定の実施形態で使用され得るUEの例は、IPベース通信ネットワークにアクセスするための固定された、配線された、または、有線のデバイス、あるいは、移動型または無線のデバイスであり、デバイスとしては、コンピュータ、端末、電話、携帯ハンドセット、携帯電話、スマートフォン、携帯型コンピュータデバイス、例えば、ラップトップ、手持ち式デバイス、タブレット、ネットブック、コンピュータ、携帯端末、加入者宅内機器、モデム、および、IPベース通信ネットワークにアクセスできる他の通信デバイスが挙げられ得るが、これらに限定されない。
図1aは、第1のUE101が第2のUE103へ呼セッションまたはマルチメディアセッションを発信する通信ネットワーク100を概略的に示し、第1のUE101は発信ネットワーク102に位置し、第2のUE103は着信ネットワーク104に位置する。第1のUE101および第2のUE103は、IMSネットワーク105を介して互いに通信し得る。第1のUE101は、発信ネットワーク102内の第1のアクセスネットワーク106を介してIMSネットワーク105にアクセスし、第2のUE103は、着信ネットワーク104内の第2のアクセスネットワーク107を介してIMSネットワーク105にアクセスする。また、第1のUE101とIMSネットワーク105との間の通信経路には、発信ネットワーク102における第1のNATデバイス108が存在する。同様に、第2のUE103とIMSネットワーク105との間の通信経路には、着信ネットワーク104における第2のNATデバイス109が存在する。
第1および第2のNATデバイス108および109は、単一のパブリッックIPアドレスを多くのUE間またはIPホスト間で共有できるようにする。NATデバイスの背後にあるUE(例えば、第1のUE101は第1のNATデバイス108の背後にあり、第2のUE103は第2のNATデバイス109の背後にある)には、第1および第2のアクセスネットワーク106および107のシステム管理者、単数のオペレータ、または、複数のオペレータによって割り当てられるプライベートIPアドレス空間内にあるIPアドレスが与えられ得る。これらのプライベートアドレスは、パブリックIPベースネットワーク、例えばインターネットまたは他のオペレータのアクセスネットワークにわたって、例えば、IMSネットワーク105および他の通信ネットワークにわたってルーティングできないことがある。第1および第2のNATデバイス108および109は、1接続ごとにパブリックアドレス空間とプライベートアドレス空間(単数または複数)との間に一時的な結合を作り出す。結合は、特定のトランスポートと関連するパブリックアドレスおよびポートとプライベートアドレスおよびポートとの間のマッピング、例えば、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)または送信制御プロトコル(TCP)である。
第1および第2のアクセスネットワーク106および107は、第1および第2のアクセスネットワーク106および107とIMSネットワーク105との間にインタフェースを与える様々なサポートエンティティまたはノード(図示せず)、例えば、様々なインタフェースノード、アクセスポイント、ルータ、LANブリッジ、スイッチ、基地局、切り換えセンター、ネットワークゲートウェイを含むがこれらに限定されない任意のコアネットワークまたはアクセスネットワーク技術を含み得る。これにより、第1および第2のUE101および103がIMSネットワーク105を介して互いに通信できるようになる。
第1のUE101のユーザAなどの発呼者が第2のUE103のユーザBなどの被呼者へ呼を発信するまたは被呼者と共にマルチメディアセッションを開始するときに、セットアッププロセスは、発信ネットワーク102においてセットアップされる第1のUE101と関連する発呼と、着信ネットワーク104においてセットアップされる第2のUE103と関連する着呼とを伴う。
「発呼」および「着呼」なる用語は、第1のUE101および第2のUE103にそれぞれ関するセッションまたは接続セットアップ送信信号を備えまたは表し得る。記載されたネットワークの特定の実施形態で使用され得る発呼または着呼の例は、2呼半体モデルにおいて第1のUE101のユーザAと第2のUE103のユーザBとの間での通信接続を可能にする接続セットアップ信号送信を含むが、これらに限定されない。発呼は、第1の呼半体における発信ネットワーク102に関する第1のUE101のユーザAのための接続セットアップ信号送信であり、着呼は、第2の呼半体における着信ネットワーク104に関する第2のUE103のユーザBと呼を接続するための接続セットアップ信号送信である。
IMSネットワーク105は、発信ネットワーク102と関連する発信IMS110と、着信ネットワーク104と関連する着信IMS111とを含む。発信および着信IMSネットワーク110および111はそれぞれ、第1および第2のアクセスネットワーク106および107へ/から信号を送る/受け取るネットワークエンティティ、ノード、または、IMSネットワークノードを含み得る。これらのIMSネットワークノードは、アクセスネットワークゲートウェイまたは切り換えセンターノードを介して第1および第2のアクセスネットワーク106および107と接続する。IMSネットワークノードは、IMSネットワーク105内でSIPプロキシとして動作する呼/セッション制御機能(CSCF)ノードを含み得る。3GPPアーキテクチャは、幾つかのタイプのCSCFノード、一般にSIP使用可能なUEのためのIMSネットワーク105内の第1の接触ポイントであるプロキシCSCF(P−CSCF)ノード、ユーザが加入するサービスをユーザに提供するサービングCSCF(S−CSCF)ノード、ならびに、その役割が正しいS−CSCFを特定することおよびP−CSCFノードを介してUEから受け取られた要求をそのS−CSCFへ転送することであるインタロゲーティングCSCF(I−CSCF)ノードを規定する。
この例では、IMS音声サービス、メッセージング、ビデオ、マルチメディア等を含むIMSサービスに第1のUE101が加入されると想定する。第1のUE101が第2のUE103との呼セッションまたはマルチメディアセッションを発信するときに、第1のUE101が発呼者となり、第1の呼半体の呼信号送信は、第1のUE101に関する発呼である。第1のUE101がIPアドレス指定を使用することになるので、これがIPベースの呼セッションまたはマルチメディアセッションとなるため、呼セットアップ信号送信は、第1のUE101から第1のNAT108を介して発信ネットワーク102における発信IMSネットワーク110へ方向付けられることになる。第2のUE103は着信ネットワーク104に位置するので、IMSネットワーク110は、第2のUE103である被呼者への呼信号送信をセットアップするためのIMSネットワーク111へ呼セットアップ信号送信を送り、第2の呼半体の呼信号送信、すなわち、第2のUE103に関する着呼は、第2のNATデバイス109を介して第2のUE103へと方向付けられる。第1および第2のUE101および103は、呼またはマルチメディアセッションをセットアップし制御するために、SIPメッセージングを使用してIMSネットワーク105を介して通信することになる。
しかしながら、IMSネットワーク105を介して送られるSIPメッセージおよびSDPメッセージの場合、UEは、UEがメディアを受け取りたい同じIPアドレスからのSIPメッセージを送ることになるため、SIPコンタクトヘッダおよびSDP接続アドレス(c−ライン)に位置するIPアドレスは通常は同一である。IMSネットワーク105内において、SIP信号送信およびマルチメディアセッションは、それらが互いに独立に終端間で運ばれるため、同じネットワークノードを横切らない。第1および第2のNATデバイス108および109は、通常、異なる信号送信プロトコル間の複雑な関係に気付かないことになり、IPアドレス変換を行うときにこれらの関係を考慮に入れない場合がある。このことは、IMSネットワーク105が殆どの呼セットアップ信号送信のために使用するSIP信号送信を第1および第2のNATデバイス108または109の背後にあるUEのために使用できないことがあることを意味する。
NATトラバーサル機構は、UEがNATデバイスの背後にあるかどうかをUEが見出すこと、および着信ネットワーク104における第2のUEである遠隔エンドのパブリックIPアドレスおよびパブリックアドレスなどのパブリックトランスポートアドレス(IPアドレスおよびポート)にUEが気付くことができるようにする。3GPP技術仕様TS 24.229は、SIPを使用してNATデバイスの背後にあるUE間のマルチメディアセッションをセットアップするためのSIP終端間信号送信を可能にする2つのNATトラバーサル機構を定める。これらは、双方向接続確立(ICE)(または、UE管理NATトラバーサル)およびホストNATトラバーサル(または、ネットワーク管理NATトラバーサル)と称される。
図1bおよび図1cはそれぞれ、発信および着信ネットワーク102および104を介した第1のUE101と第2のUE103との間のICE NATトラバーサルの一例を示す概略図および信号フロー図である。第1のUE101および第2のUE103はSIPポートおよびメディアポートを含み、SIPポートは、実線矢印により表されたSIP信号送信のために使用され、メディアポートは、トラフィックまたはメディアを運ぶための破線矢印により表されたメディアベアラーへのインタフェースである。第1および第2のUE101および103がICEベースNATトラバーサルをサポートすると想定する。
マルチメディアセッションを開始しマルチメディアストリームをセットアップする前に、第1のUE101は、TURNサーバ112aが第1のUE101に割り当て得るIPアドレスA3などのパブリックトランスポートアドレス(IPアドレスおよびポート番号)を発見するために、通信ネットワーク100におけるTraversal Using Relays around NAT(TURN)サーバ112aと相互に作用する。TURNサーバ112aは通信ネットワーク100内のリレー機能性を与え、したがって、メディアは、TURNサーバ112aを介して第1のNATデバイス108を横切ることができる。第1のUE101は、第1のUE101が第1のNATデバイス108の背後に位置するときに、パブリックアドレス、例えばIPアドレスA2を発見するために、セッショントラバーサルユーティリティNAT(STUN)サーバ113aと相互に作用する。
TURNサーバ112aおよび/またはSTUNサーバ113aからのトランスポートアドレス情報が与えられると、第1のUE101は、トランスポートアドレス情報に基づいて候補アドレス情報を含むSDPオファーを伴うSIP INVITE(呼セットアップ要求)要求メッセージを第2のUE103へ送ることによって呼を発信する。SIP INVITE要求メッセージは、発信ネットワーク104の発信IMS P−CSCFノード114aおよび着信ネットワーク104の着信IMS P−CSCFノード114bを介して通信ネットワーク100を横切る。
この例において、候補アドレス情報は、第1のUE101のための3つのトランスポートアドレス候補を含み、これらのトランスポートアドレス候補は、第1のUE101のためのリレートランスポートアドレス候補(例えば、TURNサーバ112aからのIPアドレスA3)、第1のUE101のためのサーバ再帰アドレス候補(例えば、STUNサーバ113aからのIPアドレスA2)、および、第1のUE101のための局所ホストアドレストランスポートアドレス候補(例えば、IPアドレスA)である。エンドポイント(UE)のうちの一方のみがICEをサポートする場合、TURNリレートランスポートアドレスが常に使用されることになる(ネットワークにおいて利用可能なTURNサーバが存在すると想定する)。
SIP INVITE要求メッセージおよびSDPオファーを第1のUE101から受け取ると、第2のUE103は、第1のUE101と同様に第2のUE103のための候補アドレス情報を収集するためにTURNおよびSTUNサーバ112bおよび113bと相互に作用する。第2のUE103は、着信IMS P−CSCFノード114bおよび発信IMS P−CSCFノード114aを介して候補アドレス情報を含むSDPアンサー(セッション記述)を含むSIP INVITE(呼セットアップ応答)応答メッセージを第1のUE101へ送信する。第2のUE103のための候補アドレス情報は3つのトランスポートアドレス候補を含み、これらのトランスポートアドレス候補は、第2のUE103のためのリレートランスポートアドレス候補(例えば、TURNサーバ112bからのIPアドレスB3)、第2のUE103のためのサーバ再帰アドレス候補(例えば、STUNサーバ113bからのIPアドレスB2)、および、第2のUE103のための局所ホストアドレス候補(例えば、IPアドレスB)である。
第1および第2のUE101および103は、対応する候補アドレス情報を互いから受け取った後、ICE手順を行う。この手順において、第1および第2のUE101および103は、他のUE103または101(エンドポイント)から受け取られたトランスポートアドレス候補へICE接続性チェックを送る。一方のエンドポイントのみがNATデバイス108または109の背後にある場合、あるいは、関与するNATデバイス108および/または109がアドレス制限的でない場合、ホストアドレス候補(単数または複数)またはサーバ再帰アドレス候補(単数または複数)のいずれかの接続性チェックが成功することになる。このことは、TURNサーバ112aおよび112bが必要とされないことを意味する。この場合、UE101および103は、TURNサーバ112aおよび112bが暫定的に既に予約したリレーリソースの割り当てを解除するためにTURNサーバ112aおよび112bと相互に作用する。
ICEベースNATトラバーサルの場合、トラフィックを中継するためにTURNサーバ112aまたは112bを使用するという結果を常にもたらさないようにするには、第1および第2のUE101および103がICE機構をサポートする必要があり、または、IMSネットワーク105がICE機構についてバックツーバックユーザエージェント(B2BUA)の役割を果たさなければならない。しかしながら、レガシーUEおよび更には何らかのより新しいUEなど、ICE機能をサポートしない多くのUEが存在し得る。ICEをサポートしないUEに可能なるNATトラバーサルの場合、および、NATトラバーサルが加入者宅で解決されない(ユニバーサルプラグアンドプレイ(UpNP)またはSIPアプリケーションレイヤーゲートウェイ(ALG)ベースNATトラバーサルなどのインテリジェントNATデバイスの使用によって)場合、IMSは、リレーベースでありTURNサーバベースNATトラバーサルに類似するホストNATトラバーサルと呼ばれる他のNATトラバーサル機構をサポートする。
図1dおよび図1eはそれぞれ、発信および着信ネットワーク102および104を介した第1のUE101と第2のUE103との間のホストNATトラバーサル機構の一例を示す概略図および信号フロー図である。第1および第2のUE101および103はSIPポートおよびメディアポートを含み、SIPポートは、実線矢印により表されたSIP信号送信のために使用され、メディアポートは、破線矢印により表されたメディアベアラーなどへのインタフェースである。第1および第2のUE101および103がICEベースNATトラバーサル機構をサポートすると想定する。
ホストNATトラバーサル機構において、発信および着信IMS P−CSCFノード114aおよび114bは、第1および第2のUE101および103間のSIP信号送信でやりとりされるSDPオファーおよびアンサーのメディア記述におけるトランスポートアドレス情報を操作することによってNATトラバーサルを行う。その際、IMS P−CSCFノード114aおよび114bは、第1および第2のUE101および103間の通信経路内にIMSアクセスゲートウェイ(IMS AGW)ノード115aおよび115bを配置または挿入して、メディアセッションがIMS−AGWノード115aおよび115bを介して中継されるようにする。
IMS−AGWノード115aおよび115bのそれぞれは、このノードと対応するUE101または103との間にNATデバイス108または109が存在する場合、ホストNATトラバーサルをする。このことは、第1および第2のNATデバイスのIMS側で使用されるトランスポートアドレス(およびポート)をIMS−AGWノード115aおよび115bが発見することを意味する。これは、各UE101および103からそれぞれ受け取られた第1のパケットにおけるソーストランスポートアドレス情報を検査することによって行われる。このソーストランスポートアドレス情報は、他の方向で中継されるパケットのための送信先トランスポートアドレス情報として使用される。
このようにして、マルチメディアセッションは、SIP信号送信を操作するために第1および第2のNATデバイス108および109が必要とされないように第1のUE101と第2のUE103との間でセットアップされる。しかしながら、このことは、第1および第2のUE101および103間の通信経路が第1および第2のNATデバイス108および109と発信および着信IMS−AGWノード115aおよび115bとを含むことを意味する。これらのデバイスおよびノードの全ては、第1および第2のUE101および103によりマルチメディアセッションパケットを送信/受信できるようにするためにアドレス変換を行う必要があり、結果として、第1および第2のUE101および103間の通信経路を横切るマルチメディアパケットの遅延を増大させる。
IMS P−CSCFノード114aおよび114bがIMS−AGWノード115aおよび115bを介してマルチメディアセッションをルーティングし得る理由は多く存在する。それは、一般的なセキュリティポリシー(例えば、認証目的)に起因することから、あるいは、IPv6トランスポートとIPv4トランスポートとの間の特定のマルチメディアセッションをマッピングするために必要とされることから、あるいは、NATトラバーサルのために必要とされ第1および/または第2のUE101および/または103のうちの少なくとも一方がICEをサポートしないことから、あるいは、その他の理由などからであり得る。しかしながら、第1のUE101および/または第2のUE103がICEベースNATトラバーサルを使用し、IMS P−CSCFノード114aおよび114bがIMS−AGWノード115aおよび115bを介してマルチメディアセッションをルーティングする場合、ICE機構は、リレー候補アドレスを(TURNサーバ112aおよび/または112bから)選ぶという結果をもたらす。これは、結果として、IMS−AGWノード115aおよび/または115bと直列のTURNサーバ112aおよび/または112bをもたらす。このことは、第1および第2のUE101および103間の通信経路が、第1および第2のNATデバイス108および109、TURNサーバ112aおよび112b、ならびに、IMS AGWノード115aおよび115bを含み得、結果として、第1および第2のUE101および103間の通信経路を横切るマルチメディアパケットの遅延を増大させることを意味する。
これは、IMS−AGWノード115aおよび115bがメディアプレーンにおけるICE接続性チェックを終わらせる一方でIMS P−CSCFノード114aおよび114bがSIP信号送信およびSDPオファー/アンサーボディにおけるICE信号送信を終わらせることができれば軽減され得る。これは、ホストNATトラバーサルおよびICEベースNATトラバーサルを組み入れる複合NATトラバーサル機構の一例を示す信号送信フロー図である図1fに示されている。3GPP TS 24.229において定められるように、IMS AGWノード115aおよび115bは、SDPオファー/アンサーボディにおけるICE機構アドレス候補を、対応するIMS AGWノード115aおよび115bにより与えられるホスト候補アドレス(例えば、IPアドレスT1、T2、T3またはT4)で置き換えることによってICE信号送信を終わらせることができる。
このことは、通信ネットワーク100はホストNATトラバーサルを使用することになり、UE101および103によってICE機構がサポートされ使用される場合であっても、ホスト候補アドレスはICE機構によって常に選択されることになり、そのため、確立された終端間メディア接続においてIMS−AGWノードおよびTURNサーバの両方が決して存在しないことになり得ることを意味する。しかしながら、このことは、依然として、第1および第2のUE101および103間の通信経路が依然として第1および第2のNATデバイス108および109とIMS−AGWノード115aおよび115bとを含むことになり、これには、マルチメディアセッションパケットを第1および第2のUE101および103により送信/受信できるようにするためにアドレス変換を行う必要があることを意味する。これは、依然として、第1および第2のNATデバイス108および109とIMS−AGWノード115aおよび115bとを介して第1および第2のUE101および103間の通信経路を横切るマルチメディアパケットの遅延を結果としてもたらす。
IMSネットワーク105または発信IMSネットワーク110または着信IMSネットワーク111のオペレータは、それらのポリシーがIMS−AGWノード115aおよび/または115bをそれぞれ介して第1および/または第2のNATデバイス108および/または109の背後にある第1および/または第2のUE101および/または103からのメディアを常に固定するようになっていない場合、TURNサーバ112aおよび/または112bならびにIMS−AGW/変換ゲートウェイ(TrGW)ノード115aおよび/または115bを展開し管理する必要があり得る。しかしながら、現在のNATトラバーサル機構が、結果として、第1および第2のUE101および103間の通信経路を横切るマルチメディアパケットの遅延の増大または不必要な遅延をもたらし得ることは避けられない。高帯域幅マルチメディアアプリケーションの使用の増大に伴って、これらの遅延は、マルチメディアストリーミング、音声、および、ビデオ会議用途などの時間依存リアルタイムマルチメディアトラフィックには受け入れられないことになる。
マルチメディアセッションのメディア通信経路内のNATトラバーサルのために必要とされるノードの数を最小にするIMSネットワーク内で使用するためのNATトラバーサル機構の要望がある。
本発明の目的は、TRUNサーバが展開される必要もなくエンドポイント間のメディアセッションの通信経路におけるノードまたはリレーサーバの不必要な使用を最小にするまたは防止するために通信ネットワーク内でICEベースNATトラバーサルを行うための機構を提供することである。
本発明の第1の態様は、IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークにおけるICEベースNATトラバーサルのための発呼P−CSCFノードを動作させるための方法を提供する。第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージは発信P−CSCFノードで受け取られる。SIP Inviteメッセージは、第1のUEのための候補アドレス情報を含む。第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、SIP Inviteメッセージは、発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第1のアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして第1のUEのための候補アドレス情報に含めることによって変更される。変更されたSIP Inviteメッセージは、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送される。そうでない場合には、受け取られたSIP Inviteメッセージは、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送される。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
選択肢として、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージは発信P−CSCFノードで受け取られ、SIP Invite応答メッセージは、第2のUEのための候補アドレス情報を含む。第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、および、リレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、SIP Invite応答メッセージは、発信IMS AGWノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして第2のUEのための候補アドレス情報に含めることによって変更される。変更されたSIP Invite応答メッセージは第1のUEへ転送される。そうでない場合には、受け取られたSIP Invite応答メッセージは第1のUEへ転送される。第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
随意的に、発信IMS−AGWノードの第2のアドレスは、リレー候補アドレスとして使用するために決定される。代替えとしてまたは追加として、第1のUEが第1のNATデバイスの背後にあるときに、発信IMS AGWノードは、第1のNATデバイスが第1のUEのために使用するトランスポートアドレスを発見するための第1のUEへのアドレスラッチングを行うように発信P−CSCFノードによって指示される。代替えとしてまたは追加として、第2のUEが第2のNATデバイスの背後にあるときに、発信IMS AGWノードは、第2のNATデバイスが第2のUEのために使用するトランスポートアドレスを発見するための第2のUEへのアドレスラッチングを行うように発信P−CSCFノードによって指示される。
随意的に、受け取られたSIP Inviteメッセージを変更することは、発信IMS AGWノードの第1のアドレスである第1のUEのためのリレー候補アドレスをデフォルト候補アドレスとなるように設定することを更に含んでもよい。追加として、ICE制御エンドポイントである第1または第2のUEから更新メッセージを受け取ることができ、更新メッセージは、第1のUEのためのリレー候補アドレス以外の他のアドレス候補が使用のために選択されたことを示す。他の選択されたアドレス候補はデフォルト候補アドレスとして設定され、発信IMS−AGWノードの第1のアドレスは、発信IMS−AGWノードが第1および第2のUE間のメディア経路から除去されるように除去される。
本発明の第2の態様によれば、IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークにおけるICEベースNATトラバーサルのための着呼P−CSCFノードを動作させるための方法が提供される。第2のUEのための第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージは着信P−CSCFノードで受け取られ、SIP Inviteメッセージは第1のUEのための候補アドレス情報を含む。受け取られたSIP Inviteメッセージは第2のUEへ転送される。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
随意的に、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージに応じて、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージは着信P−CSCFノードで受け取られる。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。サーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、および、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかった場合、SIP Invite応答メッセージは、着信IMSアクセスゲートウェイノードの第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして第2のUEのための候補アドレス情報に含めることによって変更される。変更されたSIP Invite応答メッセージは、変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送される。そうでない場合には、受け取られたSIP Invite応答メッセージは、受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送される。第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである
選択肢として、第2のUEのためのリレー候補アドレスとして使用するための着信IMS AGWノードの第2のアドレスが決定される。代替えとしてまたは追加として、第1のUEが第1のNATデバイスの背後にあるときに、着信IMS AGWノードは、第1のNATデバイスが第1のUEのために使用するトランスポートアドレスを発見するための第1のUEへのアドレスラッチングを行うように着信P−CSCFノードによって指示される。代替えとしてまたは追加として、第2のUEが第2のNATデバイスの背後にあるときに、着信IMS AGWノードは、第2のNATデバイスが第2のUEのために使用するトランスポートアドレスを発見するための第2のUEへのアドレスラッチングを行うように着信P−CSCFノードによって指示される。
選択肢として、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更することは、着信IMS AGWにより与えられる第2のアドレスを含む第2のUEのためのリレー候補アドレスをデフォルト候補アドレスとなるように設定することを更に含んでもよい。追加として、ICE制御エンドポイントである第1または第2のUEから更新メッセージを受け取ってもよく、更新メッセージは、第1または第2のUEのためのリレー候補アドレス以外の他のアドレス候補が使用のために選択されたことを示す。他のアドレス候補はデフォルト候補アドレスとして設定される。第1または第2のUEのためのリレー候補アドレスは、発信または着信IMS−AGWノードが第1および第2のUE間のメディア経路から除去されるように除去される。
本発明の第3の態様によれば、IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークにおけるネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、受信器、送信器、メモリユニット、および、プロセッサを含み、プロセッサは、受信器、送信器、および、メモリユニットに接続される。受信器は、第2のUEとのメディアストリームを発信するための第1のUEからSIP Inviteメッセージを受け取るように構成されている。受け取られたSIP Inviteメッセージは、少なくとも、ホスト候補アドレスおよび第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスを含む。プロセッサは、第1のUEのためのリレー候補アドレスが受け取られたSIP Inviteメッセージに存在しないときに、発信IMS AGWノードのアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように、受け取られたSIP Inviteメッセージを変更するように構成されている。送信器は、第2のUEと関連する着呼P−CSCFノードへ変更されたSIP Inviteメッセージを送信するように構成されており、第1のUEのための候補アドレスは、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
選択肢として、受信器は、着呼P−CSCFノードからSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成されており、SIP Invite応答メッセージは、少なくとも、ホスト候補アドレスおよび第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスを含む。プロセッサは、第2のUEのためのリレー候補アドレスが受け取られたSIP Invite応答メッセージに存在しないときに、発信IMS AGWノードを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更するように更に構成されている。送信器は、第2のUEとのICE手順を行うときの第1のUEによる使用のために変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ送信するように更に構成されている。
本発明の第4の態様によれば、IMS、第1のユーザUE、第2のUEを含む通信ネットワークにおけるネットワークノードが提供され、ネットワークノードは、受信器、送信器、メモリユニット、および、プロセッサを含み、プロセッサは、受信器、送信器、および、メモリユニットに接続される。受信器は、第2のUEのための第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように構成されている。SIP Inviteメッセージは第1のUEのための候補アドレス情報を含む。送信器は、受け取られたSIP Inviteメッセージを第2のUEへ転送するように構成されている。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
選択肢として、受信器は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージに応じて第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成される。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。サーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、および、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかった場合、プロセッサは、着信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように第2のUEのためのSIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更するように更に構成されている。送信器は、変更されたSIP Invite応答メッセージを、変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するように更に構成されている。そうでない場合には、送信器は、受け取られたSIP Invite応答メッセージを、受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するように更に構成されている。第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
本発明の実施形態は、通信リソースの効率的な使用を与える、例えばTURNサーバなどのリレーサーバの展開を最小にするための、かつNATトラバーサルが必要とされるときにメディアセッションにおけるトラフィックの効率的なスループットを与えるための比較的簡単で効率的な機構を提供できる。これは、メディアセッションのトラフィックにとって最適な通信経路またはメディア経路を選択するようにUEを構成できるようにするNATトラバーサル機能をオペレータが与えるための仕方を提供する。
一例として、NATトラバーサルが必要とされるとき、およびUEがICEをサポートし、IMS−AGWノードが通信経路に存在する理由がNATトラバーサルのため以外にないときの通信ネットワークにおいては、SDP情報にリレー候補が存在しない場合、本発明は、呼セットアップSIP信号送信においてSDP情報を操作することにより、IMSネットワークがIMS−AGWノードのみをリレー候補として付加することができるようにする。これは、ICE機構が使用されるリレー候補を結果としてもたらす場合(例えば、ホスト候補アドレスおよびサーバ再帰候補アドレスが役立たなかった)、最終的に確立された呼経路にIMS−AGWノードのみが存在することになるという利点を与える。
発信ネットワークおよび着信ネットワークを含む通信ネットワークを概略的に示す図である。 ICE NATトラバーサル機構例で使用するための発信ネットワークの一部を概略的に示す図である。 ICE NATトラバーサル機構例の信号送信フロー図である。 ホストNATトラバーサル機構例で使用するための発信ネットワークの一部を概略的に示す図である。 ホストNATトラバーサル機構例の信号送信フロー図である。 ICE機構を使用するUEを伴うホストNATトラバーサル例の信号送信フロー図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信または着信IMS P−CSCFノードを動作させるための解決策例で使用するための発信ネットワークの一部を概略的に示す図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信または着信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例の信号送信フロー図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信IMS P−CSCFノードを動作させるための解決策例のフロー図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための着信IMS P−CSCFノードを動作させるための解決策例のフロー図である。 本発明によるICEベースNATトラバーサルのための着信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図である。 本発明によるネットワークノードの一例の概略図である。 本発明によるネットワークノードの他の例の概略図である。
図1bおよび図1cは、UEがICEをサポートしIMSコアネットワークがIMS−AGWノードをメディア経路に挿入しないときのNATトラバーサルの第1のシナリオを示す。ICEベースNATトラバーサル機構は結果として、メディアリレーノードがNATトラバーサルを達成する唯一の手段であるまたは他のエンドポイントがICE機構をサポートしないときの唯一の手段であるようなNATトラバーサルのケースにTURNサーバを使用するリレーベースNATトラバーサルをもたらす。図1d、図1e、および図1fは、UEとIMSコアネットワークとの間に位置するNATデバイスをIMSネットワークが検出するときのNATトラバーサルの第2のシナリオを示す。A)UEがICEベースNATトラバーサルをサポートしないとき(例えば図1dおよび図1eに示される)またはB)UEがICEベースNATトラバーサルをサポートするがIMS−AGWノードが既にメディア経路で使用されるとき(例えば図1fに示される)に、TURNベースNATトラバーサルを回避するために一般に使用されるIMSネットワークにおけるメディアリレーノードとして複数のIMS−AGWノードが使用される。
本明細書中で先に説明した問題を少なくとも部分的に克服するために、可能な限りTURNサーバの代わりにIMS−AGWノードを効率的に使用することによってICEベースNATトラバーサル機構を改良することが提案される。これは、IMSオペレータが幾つかの異なるタイプのリレーサーバまたはノード(例えば、第1のシナリオをサポートするためのTURNサーバおよび第2のシナリオをサポートするためのIMS−AGWノード)を展開できないようにするがIMS−AGWノードのみを展開できるようにし得る。本明細書中で提案されているICEベース機構は、第1のUEと第2のUEとの間のメディアセッションにおけるトラフィックの待ち時間を更に減少させるメディア経路または通信経路に配置されるリレーサーバ、メディアリレー、または、IMS AGWノードの数を最小にすることができる。
一例として、機構は、第1のUEが第2のUEとの呼を発信するときにICSベースNATトラバーサルのための発呼P−CSCFノードを動作させるための方法および/または装置であることができる。発呼P−CSCFは呼セッション要求を第1のUEから受け取り、呼セッション要求は、第1のUEのための候補アドレス情報(例えば、ホスト候補アドレス、または、サーバ再帰候補アドレス、または、リレー候補アドレス)を含む。候補アドレスは、IPアドレス(単数または複数)またはIPアドレス(単数または複数)とポート(単数または複数)とを備えるトランスポートアドレスであってもよい。第1のUEのためのリレー候補アドレスが呼セッション要求に存在しない場合、発信P−CSCFノードは、発信IMS AGWノードにより与えられる第1のアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして含む(例えば、a−ライン、すなわち、a=IMS AGWアドレスリレーにより与えられる候補第1アドレス)ように呼セッション要求を変更する。このことは、発信IMS AGWノードが、ICE手順(例えば、ICE接続性チェック)を行うときの第2のUEによる使用のためのトランスポートアドレス候補のリスト内にメディアリレーサーバとして働くように含まれることを意味する。変更された呼セッション要求は、第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ送信される。そうでない場合には、リレー候補が存在するときまたはホスト候補アドレスのみが存在するときに、受け取られた呼セッション要求は、第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送される。呼セッション要求における第1のUEのためのトランスポートアドレス候補は、ICE手順を行うときに第2のUEによって使用される。
また、機構は、第1のUEが第2のUEとの呼を発信するときにICEベースNATトラバーサルのための着呼P−CSCFノードを動作させるための方法および/または装置などになり得る。着呼P−CSCFノードは、第1のUEから呼セッション要求を受け取り、呼セッション要求は、第1のUEのための候補アドレス情報(例えば、ホスト候補アドレス、または、サーバ再帰候補アドレス、または、リレー候補アドレス)を含む。着信P−CSCFノードは、呼セッション要求を第1のUEから第2のUEへ転送する。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順において第2のUEによって使用される。それに応じて、第2のUEは、第2のUEのための候補アドレス情報(例えば、ホスト候補アドレス、または、サーバ再帰候補アドレス、または、リレー候補アドレス)を収集する。着信P−CSCFノードは、第1のUEから呼セッション要求を受け取る第2のUEに応じて、第2のUEから呼セッション応答を受け取る。着信P−CSCFノードは、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEからの呼セッション応答に存在しない場合および第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEからの対応する呼セッション要求に存在しなかった場合、呼セッション応答を変更することになる。これらの条件が満たされる場合、着信P−CSCFノードは、着信IMS AGWノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含む(例えば、a−ライン、すなわち、a=IMS AGWアドレスリレーにより与えられる候補第2アドレス)ように呼セッション応答を変更する。このことは、着信IMS AGWノードが、ICE手順(例えば、ICE接続性チェック)を行うときの第1のUEによる使用のためのトランスポートアドレス候補のリスト内にメディアリレーサーバとして働くように含まれることを意味する。変更された呼セッション応答は、第1のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ送信される。そうでない場合には、受け取られた呼セッション要求は、第1のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送される。呼セッション応答における第2のUEのためのトランスポートアドレス候補は、ICE手順を行うときに第1のUEによって使用される。
第1および第2のUEがメディア経路および通信経路のそれらの構成を完了するために、発信P−CSCFノードは、第1のUEからの呼セッション要求と関連する第2のUEからの呼セッション応答を受け取るべきである。発信P−CSCFノードは、第2のUEから発信される呼セッション応答を受け取ってもよく、この場合、呼セッション応答は、第2のUEのための候補アドレス情報(例えば、第2のUEのためのホスト候補アドレス、および/または、サーバ再帰候補アドレス、および/または、リレー候補アドレス)を含む。第2のUEのためのリレー候補アドレスが受け取られた呼セッション応答に存在しないがトランスポート候補属性が応答に存在する場合、発呼P−CSCFノードは、発信IMS AGWノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように受け取られた呼セッション応答における第2のUEのための候補アドレス情報を変更する。変更された呼セッション応答は第1のUEへ転送される。そうでない場合には、受け取られた呼セッション応答がそのまま第1のUEへ転送される。第1のUEは、ICE手順を行うときに第2のUEのための候補アドレス情報を使用する。
このことは、リレーサーバがNATトラバーサルのために両方向で必要とされる場合、他のリレーサーバが存在しないときに、第1のUEと第2のUEとの間のメディア経路がリレーサーバとして発信IMS AGWのみを含むことを意味する。リレーサーバがNATトラバーサルのために両方向で必要とされない場合、ICE手順は、最終的に確立される通信経路にリレーサーバが全く存在しなくなるという結果をもたらす。
受け取られた呼セッション要求に第1のUEのためのリレー候補アドレスが存在するときに、発呼P−CSCFノードは、受け取られた呼セッション要求を、第2のUEへルーティングするための更なるIMSへ転送する。このことは、TURNサーバが第1のUEによって発見され、そのため、発信P−CSCFが第1のUEと第2のUEとの間の通信経路またはメディア経路内に更なるリレーサーバを配置すべきでない、例えばIMS AGWを配置すべきでないことを意味する。ICE接続性チェック中に、リレーサーバが第1のUEによって必要とされる場合、TURNサーバのみが通信経路に含まれることになり、IMS AGWが更に含まれない。受け取られた呼セッション応答に第2のUEのためのリレー候補アドレスが存在するときに、発呼P−CSCFノードは、受け取られた呼セッション応答を第1のUEへ転送する。このことは、TURNサーバが第2のUEによって発見され、そのため、発信および/または着信P−CSCFが、第2のUEと第1のUEとの間の通信経路またはメディア経路に更なるリレーサーバ、例えばIMS AGWを配置すべきでないことを意味する。ICE接続性チェック中に、リレーサーバが第2のUEによって必要とされる場合、TURNサーバのみが第2のUEと第1のUEとの間の通信経路に含まれることになり、IMS AGWが更に含まれない。
また、呼セッション要求および呼セッション応答がリレー候補を含むように発信IMS AGWノードによって変更されるときに、リレー候補アドレス(例えば、発信IMS AGWのアドレス)がデフォルト候補アドレスになるように設定される。ICE接続性チェックが第1のUEと第2のUEとの間で完了したときに、ICE制御エンドポイント(第1のUEまたは第2のUEのいずれか)が更新メッセージを発信P−CSCFノードおよび/または着信P−CSCFノードへ送信してもよく、更新メッセージは、第1のUEと第2のUEとの間のメディア経路または通信経路を構成するために第1および第2のUEにより選択されたアドレスの候補対を示す。デフォルト候補アドレスがアドレスの候補対に含まれない場合、発信P−CSCFは、第1のUEと第2のUEとの間のメディア経路から発信IMS−AGWを除去しまたは解放してもよい。
本発明による前述した解決策例は、呼セッション要求メッセージおよび呼セッション応答メッセージを使用した。本発明による以下の解決策例はSIP信号送信プロトコルおよびSDPオファー/アンサープロトコル・モデルについて説明されているが、第1のUEが第2のUEとの呼を発信するときに、他の信号送信プロトコルまたは呼セッションプロトコルおよびセッション記述プロトコルがSIP信号送信プロトコルおよびSDPプロトコルの代わりに使用されてもよいことを理解されたい。
図2aおよび図2bは、通信ネットワーク100におけるICEベースNATトラバーサルのための発信および着信P−CSCFノード114aおよび114bを動作させるための本発明による解決策例を示す概略図および信号フロー図である。図1a〜図1eの参照数字は、同じまたは同様のネットワーク要素に再使用される。この解決策例は、IMSネットワーク環境で通信ネットワーク100におけるICEベースNATトラバーサルを使用するときのTURNサーバの必要性を排除するが、TURNサーバの使用を除外しない。
第1のUE101が第2のUE103へ呼を発信するときに、オペレータは、それがNATトラバーサルを達成するための唯一の仕方でない限り第1および第2のUE101および103間のメディア接続がリレーサーバを経由しないことを望み得る。NATデバイス108および/または109の背後にそれぞれある第1のUE101および/または第2のUE103などのICE準拠UEから連絡を受けるのに利用可能なTURNサーバが存在しない場合、IMSネットワーク105は、例えば発信P−CSCFノード114aおよび/または着信P−CSCFノード114bを使用して、TURNサーバが使用され得る代替リレーサーバとしてIMS−AGWノード115aおよび/または115bを使用するように構成されることになる。
第1および第2のUE101および103でのICE手順は、メディアリレーを伴わずにNATトラバーサルを達成できる状況でIMS−AGWノード115aおよび/または115bが使用されないように第1および第2のUE101および103が最適なメディア経路を選択できるようにすることになる。IMSネットワークオペレータは、TURNサーバを展開させる必要が全くなくなり得る。その代わりに、後述する解決策例に基づいて、オペレータは、IMS−AGWノード115aおよび/または115bを展開でき、メディア経路内のリレーサーバの数を最小にするべくNATトラバーサルのためのIMS−AGWノード115a/115bの使用を控えめに効率的に行うように発信および着信P−CSCFノード114a/114bを構成できる。発信および着信P−CSCFノード114a/115bは、IMS AGWノード115a/115bと通信するときにH.248ゲートウェイネットワーキングプロトコルを使用してもよいが、IMS AGW機能を有するノードと通信するために任意のネットワークプロトコルが使用されてもよいことを理解されたい。
図2aおよび図2bを参照すると、第1のUE101は、発信ネットワーク102の第1のNATデバイス108の背後にあるICE準拠UE101であると想定される。第1および第2のUE101および103はSIPポートおよびメディアポートを含み、SIPポートは、実線矢印により表されたSIP信号送信のために使用され、メディアポートは、破線矢印により表されたメディアベアラー等へのインタフェースである。呼を発信する前に、または、マルチメディアセッションを開始しマルチメディアストリームをセットアップする前に、ステップ200において、第1のUEは、第1のNATデバイス108が第1のUE101へのパケットにアドレス制限またはポート制限フィルタリングを行わないときに発信ネットワーク102の第1のNATデバイス108がそのパブリックネットワーク側でメディアのために割り当て得るトランスポートアドレス(単数または複数)を決定するために第1のSTUNサーバ113aと相互に作用する。トランスポートアドレスは、IPアドレスを表すデータ、または、IPアドレスおよびポートを表すデータを含んでもよい。第1のUE101がTURNサーバ(図示せず)も見出すならば、第1のUE101は次いで、第1のUE101とTURNサーバとの間にトンネルをセットアップするためにTURNサーバと相互に作用することになり、これにより、メディアがTURNサーバのパブリックネットワーク側で使用するためのリレートランスポートアドレス(単数または複数)が割り当てられることになる。この場合、第1のUE101は、TURNサーバを見出さず、そのため、STUNサーバ113aからのアンサーで受け取られた少なくとも1つのサーバ再帰候補トランスポートアドレスを発見するにすぎない。
ステップ201において、第1のUE101は、SDPオファーを伴うSIP INVITE要求メッセージを、第2のUE103へ転送するための発信P−CSCFノード114aへ送ることによって第2のUE101へ呼を発信するためにSIP信号送信を使用する。SDPオファーを伴うSIP INVITE要求メッセージは、第1のUEのための候補アドレス情報を含む。候補アドレス情報は、少なくとも、第1のUEのホスト候補アドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはポート情報A)、STUNサーバからのアンサーで受け取られた第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはポート情報A2)、および、随意的には、それが存在すれば、TURNサーバ(図示せず)から受け取られた第1のUEのためのリレー候補アドレスを含む。この例では、TURNサーバが第1のUE101によって見出されず、そのため、候補アドレス情報に含まれるリレー候補アドレスが存在しないことになる。
図2bに示されるように、第1のUE101は第1のNATデバイス108の背後にあるため、候補アドレス情報は、SDP属性c=A1;a=候補Aホスト;および、a=候補A2 srvrflxのリストを含んでもよく、ここで、A1は、ホストトランスポートアドレスに関するNATデバイス108により与えられるトランスポートアドレスであり、Aは、ホストトランスポートアドレスであり、A2は、STUNサーバ113aにより与えられるトランスポートアドレスである。
図1a〜図1eを参照すると、3GPP TS 24.229は、SIP INVITE要求メッセージをUEから受け取る発信/着信IMS P−CSCFノード114a/114bが、第1のUE101が第1のNATデバイス108の背後にあるときおよびメディアコンポーネントのためのSDPオファーがICE候補属性(例えば、前述のSIP INVITE要求メッセージ)を含むときに、P−CSCFノード114a/114bが、IMS−AGWノード115a/115bをメディア経路に配置してもよいことを必要とする。これは、一般に、局所的に構成されたポリシーによって決定される。しかしながら、発信/着信P−CSCFノード114a/114bがメディア経路にIMS−AGWノード115a/115bを配置するための理由がホストNATトラバーサル以外に存在しない場合、発信/着信P−CSCFノード114a/114bは、A)IMS−AGWノード115a/115bをメディア経路に配置せず、その代わりに、図1cの場合のようにSTUNサーバおよびTURNサーバ113a/113bおよび112a/112bによってそれぞれICEを中継するように選んでもよく、または、B)図1eの場合のように、発信/着信P−CSCFノード114a/114bは、IMS−AGWノード115a/115bをメディア経路に配置し、ホストNATトラバーサルを行うようにIMS−AGWノードに命令してもよい。これにより、メディアは、常に、利用可能であり得るいずれのTURNサーバおよびSTUNサーバ112a/112bおよび113a/113bを含むIMS−AGWノード115a/115bを通じてルーティングされる。
図2aおよび図2bを参照すると、ICEベースNATトラバーサルの解決策例により与えられる利点は、TURNサーバが第1のUE101に利用可能でないときであってもリレーサーバとしての役割を果たすIMS−AGWノード115a/115bの数が大きく最小にされるという点である。解決策例は、リレーサーバを使用する選択肢が維持されることを確実にし、殆どの場合、ICEベースNATトラバーサルのために第1および第2のUE間のメディア経路で必要とされるIMS−AGWノード115a/115bおよびリレーサーバの数を減少させる。
図2bを参照すると、SIP INVITE要求メッセージを第1のUEから受け取ると、発信P−CSCFノード114aは、第1のUE101のためのリレー候補アドレスが存在するかどうかを決定するために候補アドレス情報をチェックすることになる。サーバ再帰候補アドレスが存在する場合、このことは、第1のUE101が第1のNATデバイス108の背後にあることを意味し、リレー候補アドレスが第1のUE101のための候補アドレス情報に存在しない場合、ステップ202aが行われる。ステップ202aにおいて、発信P−CSCFノード114aは(他の局所的に構成されたポリシーによる)、SDPオファーのc=ラインおよびm=ラインおよびa=ラインにおけるトランスポートアドレス情報を操作することによって発信IMS−AGWノード115aをメディア経路に付加または配置する。これは、SDPオファーに存在する候補に付加される発信IMS−AGWノード115aにより与えられる第1のアドレスに対応するリレー候補アドレスを有することによって達成できる。
SIP INVITE要求メッセージにおける候補アドレス情報は、発信IMS−AGWノード115aにより与えられる第1のアドレスをリレー候補アドレスとして含むように変更される。例えば、図2bにおいて、候補アドレス情報は、SDP属性a=候補T2リレーを含むように変更され、ここで、T2は、リレー候補アドレスとして発信IMS AGWノード115aにより与えられるトランスポートアドレスである。リレー候補アドレスがデフォルト候補として設定されてもよい。あるいは、発信P−CSCFノード114aは、リレーサーバを伴わずにNATトラバーサルが達成されることを信頼し、したがって、IMS−AGWノード115aを経路に配置しなくてもよいが、これは保証されなくてもよい。
発信IMS AGWノード115aが付加された時点で、発信P−CSCFノード114aは、第1のUE101および/または第2のUE103へのアドレスラッチングを行うように発信IMS−AGWノード115aに指示または命令してもよい。これは、発信IMS AGWノード115aがメディアパケットを中継することになるアドレス(IPアドレスおよび/またはポート)を発信P−CSCFノード114aが知らない場合があるからである。そのため、IMS AGWノード115aは、メディアパケットが到達するのを待ち、ソースアドレスを検査し、そのアドレスを使用して、他の方向に中継されるメディアを中継する必要があることになる。ステップ202bにおいて、発信P−CSCFノード114aは、第2のUE103へルーティングするためのIMSネットワーク105における更なるIMSノードへ変更されたSIP INVITE要求メッセージを転送する。
受け取られたSIP INVITE要求メッセージのための候補情報にリレー候補アドレスが存在すること、すなわち、SDPオファーのメディアコンポーネントがTURNサーバリレー候補を含むことが決定される場合、発信P−CSCFノード114aは、メディアコンポーネントのために発信IMS−AGWノード115aによりホストNATトラバーサルを呼び出さないことになる。すなわち、受け取られたSIP INVITE要求メッセージは変更されない。このことは、発信IMS AGWノード115aがメディア経路に配置されないことになることを意味する。この場合、発信P−CSCFノード114aは、受け取られたSIP INVITE要求メッセージ(変更されていないSIP INVITE要求メッセージ)をUE101から、第2のUE103へルーティングするためのIMSネットワーク105における更なるIMSノードへ転送する。
着信P−CSCFノード114bと称される着呼側P−CSCFノード114bが第1のUE101から発信されるSIP INVITE要求メッセージを受け取るときに、これは、前述したような第1のUEからの変更されたSIP INVITEメッセージであってもよく、または、前述したような第1のUEからの変更されていないSIP INVITEメッセージであってもよい。着信P−CSCFノード114bは、リレー候補アドレスがSDPオファーに存在するかどうかを決定するために、受け取られたSIP INVITEメッセージのチェックを行う。変更されたまたは変更されていないSIP要求メッセージのいずれかにおけるリレー候補アドレスの存在に起因して、着信P−CSCFノード114bは、IMS AGWノード115bを経路に配置しない。その代わりに、ステップ203において、着信P−CSCFノード114bは、第1のUE101からのSIP INVITE要求メッセージがリレー候補アドレスを有したことに留意し、受け取られたSIP INVITE要求メッセージを着信ネットワーク104における第2のUE103へ転送する。第1のUE101からのSIP INVITEメッセージがリレー候補アドレスを含まなければ、着信P−CSCFノード114bは、受け取られたSIP INVITEメッセージを第2のUE103へ転送する。
SIP INVITE要求メッセージを受け取ると、第2のUE103は、ICE手順を行うときに第1のUE101のための候補アドレス情報を使用できる。ステップ204では、第1のUE101から発信されるSIP INVITE要求メッセージを受け取った後、第2のUE103は、発信ネットワーク102におけるステップ200で行われた第1のUE101と同様に、STUNサーバ113b(および、存在する場合にはTURNサーバ)により着信ネットワーク104において候補トランスポートアドレス発見を行う。
ステップ205では、第1のUE101からのSIP INVITE要求メッセージに応じて、第2のUE103は、SDPアンサーを伴うSIP INVITE応答メッセージを着信P−CSCFノード114bへ送る。SDPアンサーは、第2のUE103のための候補アドレス情報を含む。図2bに示すように、候補アドレス情報は、少なくとも、第2のUEのホスト候補トランスポートアドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはポート情報B)、STUNサーバ113bからのアンサーで受け取られた第2のUE103のためのサーバ再帰候補トランスポートアドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはポート情報B2)、および、随意的には、TURNサーバ(図示せず)から受け取られた第2のUEのためのリレートランスポートアドレス(例えば、随意的なIPアドレスおよび/またはポート情報B3)を含む。図2bにおいて、角括弧内の属性は随意的であると見なされる。
TURNサーバが見出されない場合、リレートランスポートアドレスが第2のUE103のための候補アドレス情報に含まれない。図2bに示されるように、第2のUE103が着信ネットワーク104における第2のNATデバイス109の背後にあるため、候補アドレス情報は、SDP属性c=B1(例えば、パブリックアドレスNATデバイス109は第2のUE103のために使用する)、a=候補Bホスト(第2のUE103の実際のホストアドレス)、および、a=候補B2 srvrflx(STUNサーバ113bにより与えられるサーバ再帰アドレス)のリストを含んでもよく、ここで、B1は、NATデバイス109により与えられるトランスポートアドレスであり、Bは、第2のUE103のためのホストトランスポートアドレスであり、B2は、STUNサーバ113bにより第2のUE103へ与えられるトランスポートアドレスである。
着信P−CSCFノード114bがSDPアンサーを伴うSIP INVITE応答メッセージを受け取るときに、着信P−CSCFノード114bは、この例では存在しないリレー候補アドレスがSDPアンサーに存在するかどうかを決定する。第2のUE103のためのリレー候補アドレスが第2のUE103のための候補アドレス情報に存在しないことが決定される場合、着信P−CSCFノード114bは、SIP INVITE応答メッセージと関連するSIP INVITE要求メッセージ(例えば、第1のUE101から発信される変更された/変更されていないSIP INVITE要求メッセージ)が第1のUE101のためのリレーアドレス候補を有したかどうかを更に決定する。SIP INVITE応答メッセージと関連するUE101からのSIP INVITE要求メッセージが第1のUE101のためのリレーアドレス候補を有したと着信P−CSCFノードが決定する場合、ステップ206において、着信P−CSCFノード114bは、受け取られたSIP INVITE応答メッセージを、第1のUE101へルーティングするためのIMSネットワーク105における他のIMSノードへ転送する。この例では、着信P−CSCFノード114bがリレー候補アドレス(例えば、トランスポートアドレスT2)を有した変更されたSIP INVITE要求メッセージを第1のUE101から受け取ったため、ステップ206において、着信P−CSCFノード114bは、受け取られたSIP INVITE応答メッセージを、第1のUE101へルーティングするための他のIMSノードへ転送する。このことは、着信IMS AGWノード(図示せず)が経路に配置されないことを意味する。
しかしながら、第1のUE101から発信されるSIP INVITE要求メッセージが第1のUE101のためのリレーアドレス候補を有さなかったと着信P−CSCFノード114bが決定する場合、着信P−CSCFノード114bは、着信IMS AGWノード115bにより与えられる第2のアドレスをリレー候補アドレスとして第2のUE103のための候補アドレス情報に含めることによって着信IMS AGWノード115b(図示せず)を経路内に付加または配置し、これにより、第2のUE103から受け取られたSIP INVITE応答メッセージにおけるSDPアンサーが変更される。着信P−CSCFノード114bは、変更されたSIP INVITE応答メッセージを、第1のUE101へルーティングするためのIMSネットワーク105における他のIMSノードへ転送する。
また、受け取られたSIP INVITE応答メッセージに第2のUE103のためのリレー候補アドレスが存在する場合、ステップ206において、着信P−CSCFノード114bは、第2のUE103から受け取られたSIP INVITE応答メッセージを、第1のUE101へルーティングするためのIMSネットワーク105における他のIMSノードへ転送する。
第2のUE103から発信されるSDPアンサーを伴うSIP INVITE応答メッセージを受け取ると、発信P−CSCFノード114aは、第2のUE101がNATデバイスの背後にあるかどうか、および、第2のUE103のためのリレーアドレス候補がSIP INVITE応答メッセージにおける第2のUE103のための候補アドレス情報に存在するかどうかを決定する。候補アドレス情報が第2のUE103のためのサーバ再帰候補アドレスを含むと決定される場合、第2のUE103がNATデバイスの背後にある。次いで、発信P−CSCFノード114aは、再帰候補アドレスが存在するかどうかを決定する。再帰候補アドレスが候補アドレス情報の候補属性に存在しないことが決定される場合、ステップ207aにおいて、発信P−CSCFノード114aは、IMS−AGWノード115aにより与えられる第2のアドレス(例えばT1)を第2のUE103のためのリレー候補アドレスとして付加することによって第2のUE103のための候補情報を変更する。この例において、SIP Invite応答メッセージのSDPアンサーは、属性c−ラインがc=T1に置き換えられリレー候補アドレスがa−ライン、a=候補T1リレーによって含められるように変更される。ステップ207bにおいて、発信P−CSCFノード114aは、変更されたSIP INVITE応答メッセージを第1のUE101へ転送する。第1のUE101は、ICE手順を行うときに第2のUE103のための候補アドレス情報を使用する。
第2のUE103のためのリレー候補アドレスが第2のUE103のための候補アドレス情報に存在すると決定される場合、受け取られたSIP INVITE応答メッセージが第1のUE101へ転送される。すなわち、IMS AGWノード115aタイプのリレーアドレス候補が付加されない。SDPアンサーがリレーアドレス候補を含んでいた場合、IMS AGWノード115aは、SDPアンサーにおいてではなくSDPオファーにおけるリレーアドレス候補として単に見えることになる。次いで、第1のUE101により行われるICE手順は、ICE接続性チェック段階中に、IMS−AGWノード115aをピア候補として発見することになる。
第1および第2のUE101および103が第2および第1のUE103および101とそれぞれ関連する候補アドレス情報を有すると、これらのUE101および103は、ICE手順に完全に従って、マルチメディアセッションに役立つ最適な候補対を決定するために、ICE接続性チェックを互いにやりとりすることができる。NATトラバーサルのためにリレーサーバが必要とされないことがICE接続性チェックにより決定される場合、図2bに示されるように、第1および第2のUE101および103間の端末相互間通信を可能にする最適な候補対が選ばれる。NATトラバーサルのためにリレーサーバが必要とされることがICE接続性チェックにより決定される場合、次いで、図2bに概説されるようにIMS AGWノード115aが経路に含まれていた場合、IMS AGWノード115aのみがメディア経路に含まれることになる。メディア遅延は、メディアリレーリソースなどの通信リソースの効率的な使用によって最小にされている。
いずれにしても、エンドポイントとも呼ばれる第1および第2のUE101および103は、最終的に、最適な実用候補対(アドレスの組)を選択することになる。最終的に選択される候補対がデフォルト候補でなかった場合、すなわち、デフォルトリレー候補アドレスとしてIMS−AGW115aにより与えられるアドレスでなかった場合、ICE制御エンドポイントは、SDP更新メッセージを発信P−CSCF114aへ送ることになり、SDP更新メッセージは、いずれの候補対が選択されたのかを示す。次いで、発信P−CSCFノード114aは、IMS−AGWノード115aリソースは使用されないので、この割り当てを解除してもよい。
NATトラバーサルのため以外のその他の理由により経路で必要とされるIMS−AGWノード115aが存在せず、リレーサーバを伴わずにNATトラバーサルを行うことができる場合、次いで、セッションにおける両方のエンドポイントが前述の解決策に基づいてNATトラバーサルのためのICEベース機構をサポートする場合、セッションメディアは、常にリレーサーバを介してルーティングされる代わりに最も短い経路をたどることになる。これは、これらのケースのメディア遅延を最小にし、ネットワーク帯域幅およびメディアリレー(IMS−AGWノード115a/115b)リソースを最小にすることによって通信リソースを効率的に使用する。
図3aは、本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図を示す。IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークが想定され、ここで、第1のUEは、第2のUEへ呼を発信する。発信IMS P−CSCFノードにより行われるプロセスステップは以下を含む。
A1.第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るステップ。SIP Inviteメッセージは第1のUEのための候補アドレス情報を含む。候補アドレス情報は、ホスト候補アドレス、サーバ再帰アドレス、および、リレー候補アドレスの群からの少なくとも1つのトランスポートアドレスを含んでもよい。A2へ進む。
A2.第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうかを決定するステップ。第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、プロセスはステップA3へ進む。そうでない場合、第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、プロセスはステップA6へ進む。
A3.第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうかを決定するステップ。第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、プロセスはステップA4へ進む。そうでない場合、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、プロセスはステップA6へ進む。
A4.発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第1のアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして第1のUEのための候補アドレス情報に含めることによりSIP Inviteメッセージを変更するステップ。ステップA5へ進む。
A5.変更されたSIP Inviteメッセージを、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送するステップ。
A6.受け取られたSIP Inviteメッセージを、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送するステップ。
第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
前述のプロセスは、次いで、第1のUEまたはその他のUEからの更なるSIP Inviteメッセージの受信を待ってもよく、ここでプロセスは、更なるSIP Inviteメッセージに関して前述したステップを行う。あるいは、プロセスが図3bに概説されたプロセスへ進んでもよく、これは、発信P−CSCFノードが次いで、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを予期し得、SIP Invite応答メッセージが、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージと関連するからである。
図3bは、本発明によるICEベースNATトラバーサルのための発信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図を示す。IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークが想定され、ここで、第1のUEは、第2のUEへ呼を発信した。発信IMS P−CSCFノードにより行われるプロセスステップは以下を含む。
B1.第1のUEからのSIP Inviteメッセージに応じて、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るステップ。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。B2へ進む。
B2.第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうかを決定するステップ。第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、B3へ進む。そうでない場合、第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、B6へ進む。
B3.第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうかを決定するステップ。第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、B6へ進む。そうでない場合、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、B4へ進む。
B4.発信IMS AGWノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして第2のUEのための候補アドレス情報に含めることによりSIP Invite応答メッセージを変更するステップ。B5へ進む。
B5.変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ転送するステップ。
B6.受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ転送するステップ。
第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
図3cは、本発明によるICEベースNATトラバーサルのための着信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図を示す。IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークが想定され、ここで、第1のUEは、第2のUEへ呼を発信する。着信IMS P−CSCFノードにより行われるプロセスステップは以下を含む。
C1.第2のUEへ呼を発信する第1のUEに関する第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るステップ。SIP Inviteメッセージは第1のUEのための候補アドレス情報を含む。ステップC2へ進む。
C2.受け取られたSIP Inviteメッセージを第2のUEへ転送するステップ。
第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
前述のプロセスは、次いで、第1のUEまたはその他のUEから発信される更なるSIP Inviteメッセージの受信を待ってもよく、ここで、プロセスは次いで、更なるSIP Inviteメッセージ(単数または複数)に関して前述したステップを行う。あるいは、プロセスは図3dに概説されたプロセスへ進んでもよく、これは、着信P−CSCFノードが次いで、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを予期し得、SIP Invite応答メッセージは、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージと関連するからである。
図3dは、本発明によるICEベースNATトラバーサルのための着信IMS P−CSCFノードを動作させるための他の解決策例のフロー図を示す。IMS、第1のUE、および、第2のUEを含む通信ネットワークが想定され、ここで、第1のUEは、第2のUEへ呼を発信した。着信IMS P−CSCFノードにより行われるプロセスステップは以下を含む。
D1.第1のUEから発信される受け取られたSIP Inviteメッセージに応じて、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るステップ。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。D2へ進む。
D2.サーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうかを決定するステップ。サーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、D7へ進む。そうでない場合、サーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、D3へ進む。
D3.第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうかを決定するステップ。第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、D7へ進む。そうでない場合、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、D4へ進む。
D4.第1のUEのためのリレー候補アドレスが、受け取られたSIP Inviteメッセージからの第1のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうかを決定するステップ。第1のUEのためのリレー候補アドレスが、受け取られたSIP Inviteメッセージからの第1のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、D7へ進む。そうでない場合、第1のUEのためのリレー候補アドレスが、受け取られたSIP Inviteメッセージからの第1のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、D5へ進む。
D5.着信IMSアクセスゲートウェイノードの第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして第2のUEのための候補アドレス情報に含めることによりSIP Invite応答メッセージを変更するステップ。D6へ進む。
D6.変更されたSIP Invite応答メッセージを、変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するステップ。
D7.受け取られたSIP Invite応答メッセージを、受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するステップ。
第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
図4は、第1のUEにより第2のUEへ発信される呼の発信側と関連する本発明による方法、プロセス、および/または、解決策を実施する際に使用するためのP−CSCF機能性(例えば、IMS P−CSCFノード114aおよび/または114b)を伴うネットワークノード401の一例の概略図を示す。ネットワークノード401は、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとの組合せとして実施でき、前述した解決策に従って発信P−CSCFノードとして動作するように構成できる。発信P−CSCFノードとして動作するときに、ネットワークノード401は、受信器402、送信器403、メモリ404、および、プロセッサ405を含み、これらは互いに接続される。メモリ404は、プロセッサ405により実施される様々なプログラム/実行可能ファイルを記憶するとともに、任意の所要のデータ、例えば1つ以上のUEと関連するトランスポートアドレスを表すデータのための記憶ユニットを与える。メモリ404に記憶されプロセッサ405により実施されるプログラム/実行可能ファイルは、発信変更SIP Inviteユニット406(例えば、orig.変更SIP Inviteユニット)および発信変更SIP Invite応答ユニット407(例えば、orig.変更SIP Invite応答ユニット)のうちの1つ以上を含むがこれらに限定されない。
発信変更SIP Inviteユニット406は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージ(第1のUEのための候補アドレス情報を伴うSDPオファーを含むSIP Inviteメッセージ)を受け取るネットワークノード401で、第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうか、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうかを決定するためのプログラム命令を含む。これらの両方の条件が満たされるときに、SIP Inviteメッセージの第1のUEのための候補アドレス情報は、発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第1のアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように変更される。
着信SIP Invite応答ユニット407は、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージ(第2のUEのための候補アドレス情報を含むSIP Invite応答メッセージ)を受け取ると、第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうか、および、リレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうかを決定するためのプログラム命令を含む。これらの両方の条件が満たされるときに、SIP Invite応答メッセージの第2のUEのための候補アドレス情報は、発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように変更される。
動作時、プロセッサ405および受信器402は、第2のUEへ呼を発信する第1のUEに関する第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように、かつ、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように構成されている。プロセッサ405および送信器403は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを第2のUEへ送信するように、かつ、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ送信するように構成されている。
特に、受信器402は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように構成されており、SIP Inviteメッセージは第1のUEのための候補アドレス情報を含む。プロセッサ405は、第1のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在する場合、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、受け取られたSIP Inviteメッセージを変更するように構成されている。
プロセッサ405が続けて、受け取られたSIP Inviteメッセージを変更する場合、プロセッサ405は、発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第1のアドレスを第1のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように、第1のUEのためのSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報を変更する。次いで、プロセッサ405および送信器403は、変更されたSIP Inviteメッセージを、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送するように構成されている。そうでない場合には、プロセッサ405が続けて、SIP Inviteメッセージを変更しないときに、プロセッサ405および送信器403は、受け取られたSIP Inviteメッセージを、SIP Inviteメッセージを第2のUEへルーティングするための更なるIMSノードへ転送するように構成されている。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
受信器402は、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成されている。SIP Invite応答メッセージは、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージと関連する。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。プロセッサ405は、第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在し、かつ第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しない場合、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更するように構成されている。
プロセッサ405が続けて、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更する場合、プロセッサ405は、発信IMS AGWノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように、第2のUEのためのSIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更する。プロセッサ405および送信器403は、変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ転送するように更に構成されている。そうでない場合には、プロセッサ405が続けて、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更しないときに、プロセッサ405および送信器は、受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ転送するように構成されている。第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
図5は、第1のUEにより第2のUEへ発信される呼の着信側と関連する本発明による方法、プロセス、および/または、解決策を実施する際に使用するP−CSCF機能性(例えば、IMS P−CSCFノード114aおよび/または114b)を伴うネットワークノード501の一例の概略図を示す。ネットワークノード501は、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとの組合せとして実施でき、前述した解決策に従って着信P−CSCFノードとして動作するように構成できる。着信P−CSCFノードとして動作するときに、ネットワークノード501は、受信器502、送信器503、メモリ504、および、プロセッサ505を含み、これらは互いに接続される。メモリ504は、プロセッサ505により実施される様々なプログラム/実行可能ファイルを記憶するとともに、任意の所要のデータ、例えば1つ以上のUEと関連するトランスポートアドレスを表すデータのための記憶ユニットを与える。メモリ504に記憶されプロセッサ505により実施されるプログラム/実行可能ファイルは、着信変更SIP Invite応答ユニット507のうちの1つ以上を含むがこれらに限定されない。
着信SIP Invite応答ユニット507は、第1のUEからのSIP Inviteメッセージに応じて第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージ(第2のUEのための候補アドレス情報を含むSIP Invite応答メッセージ)を受け取ると、第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうか、および、リレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうか、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかったかどうかを決定するためのプログラム命令を含む。これらの条件が満たされるときに、SIP Invite応答メッセージの第2のUEのための候補アドレス情報は、発信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように変更される。
動作時、プロセッサ505および受信器502は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように、かつ、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージに応じて第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように構成されている。プロセッサ505および送信器503は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを第2のUEへ送信するように、かつ、第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを第1のUEへ送信するように構成されている。
特に、受信器502は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージに応じて第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように構成されている。SIP Invite応答メッセージは第2のUEのための候補アドレス情報を含む。送信器503は、受け取られたSIP Inviteメッセージを第2のUEへ転送するように構成されている。第1のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第2のUEによる使用のためのものである。
受信器502は、第1のUEから発信されるSIP Inviteメッセージを受け取る第2のUEに応じて第2のUEから発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成されている。SIP Invite応答メッセージは、第2のUEのための候補アドレス情報を含む。プロセッサ505は、第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在するかどうか、および、第2のUEのためのリレー候補アドレスが第2のUEのための候補アドレス情報に存在しないかどうか、および、第1のUEのためのリレー候補アドレスが第1のUEのための関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかったかどうかに基づいて、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更するように構成されている。
プロセッサ505が続けて、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更する場合、プロセッサ505は、着信IMSアクセスゲートウェイノードにより与えられる第2のアドレスを第2のUEのためのリレー候補アドレスとして含むように、第2のUEのためのSIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更する。プロセッサ505および送信器503は、変更されたSIP Invite応答メッセージを、変更されたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するように更に構成されている。そうでない場合には、プロセッサ505が続けて、受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更しないときに、プロセッサ505および送信器503は、受け取られたSIP Invite応答メッセージを、受け取られたSIP Invite応答メッセージを第1のUEへルーティングするための他のIMSノードへ転送するように構成されている。第2のUEのための候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの第1のUEによる使用のためのものである。
当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく前述した例および実施形態に対して様々な変更形態がなされてもよいことが理解されよう。例えば、前述した実施形態は、SIP信号送信プロトコルおよびSDPオファー/アンサーモデルなどの特定のプロトコルに言及したが、第1のUEが第2のUEとの呼を発信するときに、他の信号送信プロトコルまたは呼セッションプロトコルおよびセッション記述プロトコルがSIP信号送信およびSDPの代わりに使用されてもよいことを理解されたい。前述した実施形態は、IMS−AGWノード(単数または複数)、IMS P−CSCF(単数または複数)、NATデバイス(単数または複数)などのIMSネットワーク内のエンティティ、ノード、または、機能に言及したが、これらのエンティティ、ノード、または、機能のうちの1つ以上に言及するために使用される名前が変化し得ること、あるいは、これらのエンティティ、ノード、または、機能のうちの1つ以上の機能性が他のネットワークエンティティまたはIMSノードの機能性と組み合わされてもよいことが可能である。
前述した解決策例または好ましい実施形態の観点から本発明を説明してきたが、これらの例または実施形態が単なる例示であること、および特許請求の範囲がこれらの例または実施形態のみに限定されないことを理解されたい。当業者は、添付の特許請求の範囲内に入ると考えられる変更形態および代替形態を本開示に照らしてなすことができよう。本明細書中に開示または例示された特徴、ステップ、または、ノードのそれぞれは、単独であるいは本明細書中に開示または例示されたその他の特徴、ステップ、または、ノードとの任意の適した組合せで本発明に組み入れられてもよい。

Claims (18)

  1. IPマルチメディアサブシステムIMS(105)、第1のユーザ機器UE(101)、および、第2のUE(103)を含む通信ネットワーク(100)における双方向接続性確立ICEベースネットワークアドレス変換NATトラバーサルのための発呼P−CSCFノード(114a;401)を動作させるための方法であって、前記方法は、
    前記第1のUE(101)から発信されるSIP Inviteメッセージを受け取る(A1;201)ステップであって、前記SIP Inviteメッセージは前記第1のUE(101)のための候補アドレス情報を備える、ステップと、
    前記第1のUE(101)のためのサーバ再帰候補アドレスが前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報に存在し(A2)、かつ前記第1のUE(101)のためのリレー候補アドレスが前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報に存在しない(A3)場合、
    発信IMSアクセスゲートウェイノード(115a)により与えられる第1のアドレスを前記第1のUE(101)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第1のUE(101)のための前記SIP Inviteメッセージ候補アドレス情報を変更する(A4;202a)ステップと、
    前記変更されたSIP Inviteメッセージを、前記SIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へルーティングするための更なるIMSノードへ転送し(A5;202b)、
    そうでない場合(A2,A3)には、前記受け取られたSIP Inviteメッセージを、前記SIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へルーティングするための前記更なるIMSノードへ転送する(A6)ステップと、
    を行うステップと、
    を備え、
    前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第2のUE(103)による使用のためのものである、方法。
  2. 前記第2のUE(103)から発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取る(B1;207,207a)ステップであって、前記SIP Invite応答メッセージは前記第2のUE(103)のための候補アドレス情報を含む、ステップと、
    前記第2のUEのためのサーバ再帰候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在し(B2)、かつリレー候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在しない(B3)場合、前記方法は、
    前記発信IMS AGWノード(115a)により与えられる第2のアドレスを前記第2のUE(103)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第2のUE(103)のための前記SIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更する(B4;207a)ステップと、
    前記変更されたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へ転送し(207b)、
    そうでない場合(B2,B3)には、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へ転送する(B6)ステップと、
    を行うステップと、
    を更に備え、
    前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第1のUE(101)による使用のためのものである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記リレー候補アドレスとして使用するための前記発信IMS AGWノード(115a)のアドレスを決定するステップを更に備える、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のUE(101)は第1のNATデバイス(108)の背後にあり、方法は、前記第1のNATデバイス(108)が前記第1のUE(101)のために使用するトランスポートアドレスを発見するための前記第1のUE(101)へのアドレスラッチングを行うように前記発信IMS AGWノード(115a)に命令するステップを更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2のUE(103)は第2のNATデバイス(109)の背後にあり、方法は、前記第2のNATデバイス(109)が前記第2のUE(103)のために使用するトランスポートアドレスを発見するための前記第2のUE(103)へのアドレスラッチングを行うように前記発信IMS AGWノード(115a)に命令するステップを更に備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記受け取られたSIP Inviteメッセージを変更する(A4;202a)前記ステップは、前記発信IMS AGWノード(115a)の前記アドレスを備える前記リレー候補アドレスをデフォルト候補アドレスとなるように設定することを更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ICE制御エンドポイントである前記第1または第2のUE(101)または(103)から更新メッセージを受け取るステップであって、前記更新メッセージは、前記発信IMS AGWノード(115a)の前記アドレスを備える前記リレー候補アドレス以外の他のアドレス候補が使用のために選択されたことを示す、ステップと、
    前記他のアドレス候補を前記デフォルト候補アドレスとして設定するステップと、
    前記発信IMS AGWノード(115a)の前記アドレスを前記第1および第2のUE(101)および(103)間のメディア経路から除去するステップと、
    を更に備える、請求項6に記載の方法。
  8. IPマルチメディアサブシステムIMS(105)、第1のユーザ機器UE(101)、および、第2のUE(103)を含む通信ネットワーク(100)における双方向接続性確立ICEベースNATトラバーサルのための着呼P−CSCFノード(114b;501)を動作させるための方法であって、前記方法は、
    前記第2のUE(103)のための前記第1のUE(101)から発信されるSIP Inviteメッセージを受け取る(C1;202b)ステップであって、前記SIP Inviteメッセージは前記第1のUE(101)のための候補アドレス情報を含む、ステップと、
    前記受け取られたSIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へ転送する(C2;203)ステップと、
    を備え、
    前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第2のUE(103)による使用のためのものである、方法。
  9. 前記第1のUE(101)から発信される前記SIP Inviteメッセージに応じて前記第2のUE(103)から発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取る(D1;205)ステップであって、前記SIP Invite応答メッセージは前記第2のUE(103)のための候補アドレス情報を含む、ステップと、
    サーバ再帰候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在する(D2)場合、および、前記第2のUE(103)のためのリレー候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在しない(D3)場合、および、前記第1のUE(101)のための前記リレー候補アドレスが前記第1のUE(101)のための前記関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかった(D4)場合、
    前記着信IMSアクセスゲートウェイノード(115b)により与えられる第2のアドレスを前記第2のUE(103)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第2のUE(103)のための前記SIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更する(D4,D5)ステップと、
    前記変更されたSIP Invite応答メッセージを、前記変更されたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へルーティングするための他のIMSノードへ転送し(D6;206)、
    そうでない場合には、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へルーティングするための他のIMSノードへ転送する(D7;206)ステップと、
    を行うステップと、
    を更に備え、
    前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第1のUE(101)による使用のためのものである、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記第2のUE(103)のための前記リレー候補アドレスとして使用するための前記着信IMS AGWノード(115b)のアドレスを決定するステップを更に備える、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記第1のUE(101)は第1のNATデバイス(108)の背後にあり、方法は、前記第1のNATデバイス(108)が前記第1のUE(101)のために使用するトランスポートアドレスを発見するための各UE(101,103)へのアドレスラッチングを行うように前記着信IMS AGWノード(115b)に命令するステップを更に備える請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第2のUE(103)は第2のNATデバイス(109)の背後にあり、方法は、前記第2のNATデバイス(109)が前記第2のUE(103)のために使用するトランスポートアドレスを発見するための各UE(101,103)へのアドレスラッチングを行うように前記着信IMS AGWノード(115b)に命令するステップを更に備える請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを変更する(D5)前記ステップは、前記着信IMS AGWノード(115b)の前記アドレスを備える前記リレー候補アドレスをデフォルト候補アドレスとなるように設定することを更に備える、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. ICE制御エンドポイントである前記第1または第2のUE(101,103)から更新メッセージを受け取るステップであって、前記更新メッセージは、前記着信IMS AGWノード(115b)の前記第2のアドレスを備える前記リレー候補アドレス以外の他のアドレス候補が使用のために選択されたことを示す、ステップと、
    前記他のアドレス候補を前記デフォルト候補アドレスとして設定するステップと、
    前記着信IMS AGWノード(115b)の前記第2のアドレスを前記第1および第2のUE(101,103)間のメディア経路から除去するステップと、
    を更に備える、請求項13に記載の方法。
  15. IPマルチメディアサブシステムIMS(105)、第1のユーザ機器UE(101)、および、第2のUE(103)を含む通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(401)であって、前記ネットワークノード(401)は、
    受信器(402)、送信器(403)、メモリユニット(404)、および、プロセッサ(405)を備え、前記プロセッサ(405)は、前記受信器(402)、前記送信器(403)、および、前記メモリユニット(404)に接続され、
    前記受信器(402)は、前記第1のUE(101)から発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように構成されており、前記SIP Inviteメッセージは前記第1のUE(101)のための候補アドレス情報を備え、
    前記第1のUE(101)のためのサーバ再帰候補アドレスが前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報に存在し、かつ前記第1のUE(101)のためのリレー候補アドレスが前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報に存在しない場合、
    前記プロセッサ(405)は、発信IMSアクセスゲートウェイノード(115a)により与えられる第1のアドレスを前記第1のUE(101)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第1のUE(101)のための前記SIP Inviteメッセージ候補アドレス情報を変更するように構成されており、
    前記送信器(403)は、前記変更されたSIP Inviteメッセージを、前記SIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へルーティングするための更なるIMSノードへ転送するように構成されており、
    そうでない場合には、前記送信器(403)は、前記受け取られたSIP Inviteメッセージを、前記SIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へルーティングするための前記更なるIMSノードへ転送するように更に構成されており、
    前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報は、双方向接続性確立ICE手順を行うときの前記第2のUE(103)による使用のためのものである、ネットワークノード(401)。
  16. 前記受信器(402)は、前記第2のUE(103)から発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成されており、前記SIP Invite応答メッセージは前記第2のUE(103)のための候補アドレス情報を含み、
    前記第2のUE(103)のためのサーバ再帰候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在する場合、および、前記第2のUE(103)のためのリレー候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在しない場合、
    前記プロセッサ(405)は、前記発信IMS AGWノード(115a)により与えられる第2のアドレスを前記第2のUE(103)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第2のUE(103)のための前記SIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更するように更に構成されており、
    前記送信器(403)は、前記変更されたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へ転送するように更に構成されており、
    そうでない場合には、前記送信器(403)は、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へ転送するように更に構成されており、
    前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第1のUE(101)による使用のためのものである、
    請求項15に記載のネットワークノード(401)。
  17. IPマルチメディアサブシステムIMS、第1のユーザ機器UE(101)、第2のUE(103)を含む通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(501)であって、前記ネットワークノード(501)は、
    受信器(502)、送信器(503)、メモリユニット(504)、および、プロセッサ(505)を備え、前記プロセッサ(505)は、前記受信器(502)、前記送信器(503)、および、前記メモリユニット(504)に接続され、
    前記受信器(502)は、前記第2のUE(103)のための前記第1のUE(101)から発信されるSIP Inviteメッセージを受け取るように構成されており、前記SIP Inviteメッセージは前記第1のUE(101)のための候補アドレス情報を含み、
    前記送信器(403)は、前記受け取られたSIP Inviteメッセージを前記第2のUE(103)へ転送するように構成されており、
    前記第1のUE(101)のための前記候補アドレス情報は、双方向接続性確立ICE手順を行うときの前記第2のUE(103)による使用のためのものである、ネットワークノード(501)。
  18. 前記受信器(502)は、前記第1のUE(101)から発信される前記SIP Inviteメッセージに応じて前記第2のUE(103)から発信されるSIP Invite応答メッセージを受け取るように更に構成されており、前記SIP Invite応答メッセージは前記第2のUE(103)のための候補アドレス情報を含み、
    サーバ再帰候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在する場合、および、前記第2のUE(103)のためのリレー候補アドレスが前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報に存在しない場合、および、前記第1のUEのための前記リレー候補アドレスが前記第1のUEのための前記関連する受け取られたSIP Inviteメッセージ候補アドレス情報に存在しなかった場合、
    前記プロセッサ(505)は、前記着信IMSアクセスゲートウェイノード(115b)により与えられる第2のアドレスを前記第2のUE(103)のための前記リレー候補アドレスとして含むように前記第2のUE(103)のための前記SIP Invite応答メッセージ候補アドレス情報を変更するように更に構成されており、
    前記送信器(503)は、前記変更されたSIP Invite応答メッセージを、前記変更されたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へルーティングするための他のIMSノードへ転送するように更に構成されており、
    そうでない場合には、前記送信器(503)は、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを、前記受け取られたSIP Invite応答メッセージを前記第1のUE(101)へルーティングするための他のIMSノードへ転送するように更に構成されており、
    前記第2のUE(103)のための前記候補アドレス情報は、ICE手順を行うときの前記第1のUE(101)による使用のためのものである、
    請求項17に記載のネットワークノード(501)。
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