JP2015503424A - 飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造 - Google Patents

飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造 Download PDF

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Abstract

ベース(1)、第一部材(2)、第二部材(3)、二つの挟持板(5)、プッシャートレイ(7)、弾性部材(8)、及び二枚のプッシュ板(9)を備えた飲料抽出装置における飲料カプセルの脱落構造である。前記プッシャートレイ(7)は、前記第一部材(2)の収納腔(22)内に設けられ、且つ前後にスライド可能で、プッシャートレイ(7)の内端面には二つの後プッシュロッド(72)が連結され、各後プッシュロッド(72)は収納腔(22)の後壁を貫通して可動的に設置されている。弾性部材(8)は、プッシャートレイ(7)を収納腔(22)から後ろ方向に伸び出すような傾向を保つようにする。二枚のプッシュ板(9)は、それぞれ第二部材(3)の左右両側に設けられ、その前端はそれぞれ収納腔(22)の後壁を貫通して設けられた後プッシュロッド(72)に固定され、各プッシュ板(9)には長さ方向に沿って設置された帯状孔(91)を有し、挟持板(5)にある第一軸(51)と第二軸(52)は帯状孔(91)を貫通し、且つ相対的にスライド可能である。本装置は構造が合理的で、カプセル送り、脱落をよりスムーズに行うことができる。【選択図】図2

Description

本発明は飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造に関し、当該飲料抽出装置は主にコーヒーメーカーである。
コーヒーメーカーは飲料を煎じる装置の一例である。コーヒーメーカーにおいて飲料を煎じる方向には、主に水平及び垂直の二つの方向がある。水平方向に煎ずるコーヒーメーカーは主に第一部材と第二部材とを備える。その内、第一部材はベース内の前端に固定され、第二部材はベース内の後端に設けられ、かつ第一部材に対し前後にスライド可能である。第二部材が第一部材と接触するまでスライドした後、両者の間が密封閉合されることで密封された抽出腔が形成される。操作をし易くするため、既存のコーヒーメーカーには、通常、カプセルを自動的に脱落させる機能がある。
例えば、実用新案登録番号ZL200720110811.2(公告番号CN201044719Y)の中国実用新案「コーヒーメーカーにおけるコーヒーカプセルの自動脱落機構」にはこのようなコーヒーカプセルの脱落構造が開示されている。脱落構造は、ベース、第一部材、第二部材、駆動システムを備える。第一部材には飲料カプセルを収納可能な収納腔が設けられる。第二部材は板部材で、第二部材の両側にはそれぞれ挟持板が可動的に連結される。両挟持板の前端には、何れもコーヒーカプセルを置くことができる収納部を形成する阻止部を有し、挟持板の前端は第二部材に対して開閉可能である。挟持板の前部には第一軸が設けられ、挟持板の後部には第二軸が設けられ、ベースには第一軸と第二軸の上下端をガイドする二組のガイド溝が設けられる。各ガイド溝は上部ガイド溝と下部ガイド溝とからなり、且つ各組のガイド溝に対応する第一軸がガイドされることにより、第二部材が後退する過程で挟持板の前端を駆動して第二部材に対し少なくとも一回の開閉を行うことができる。第一部材の収納腔には圧縮バネが固定されており、第二部材が後退する時に、圧縮バネはコーヒーカプセルに弾性力を加え、コーヒーカプセルがより良く第二部材と伴に後退して脱落するようにしている。駆動システムを通じて第二部材を移動させ、また、第一軸がガイド溝を移動することにより、適時に挟持板前端の阻止部を開閉させ、コーヒーカプセルは阻止部の間から脱落することができる。
前記のコーヒーカプセルの自動脱落機構は、コーヒーカプセルの本体回り及び環状のエッジが硬性材質からなり、飲料カプセルの前後端面が水を流すための細孔で密に覆われているコーヒーカプセルにのみに適している。このようなコーヒーカプセルは本体の強度が高く、変形しにくいため、第一部材の収納腔内にバネを設置するだけで、コーヒーカプセルを収納腔からはじき出して脱落させることを確保できる。もし、コーヒーカプセルがその中に圧縮されたコーヒー粉末を収納している紙製包装であれば、このようなコーヒーカプセルは抽出後に軟らかくなってしまい、バネのみではコーヒーカプセルを収納腔からはじき出すことができないため、この種類のコーヒーカプセルを使用するコーヒーメーカーに対し、脱落機構に更なる改良を行う必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、上述した現状を鑑み、構造が斬新かつ合理的で、カプセルの送り、脱落がよりスムーズに行える、飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造を提供することにある。
上述した課題を解消するための本発明の技術案は以下の通りである。飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造は、ベースと、液出口孔を有しベース内の前部に固定されている第一部材と、水入口孔を有しベース内の後部に位置し且つ第一部材に対して前後にスライド可能な第二部材と、それぞれ第二部材の左右両側に設けられた二枚の挟持板とを備える。前記第一部材内には環状のエッジを有する飲料カプセルを収納可能な収納腔がある。第二部材の前後移動により二つの挟持板を動かして前後移動させることができ、各挟持板の前端は第二部材の前端面の前方まで延伸して飲料カプセルを挟持するクリップを形成し、挟持板の前部には高さ方向に沿って第一軸が設けられ、挟持板の後部には高さ方向に沿って第二軸が設けられる。ベースには挟持板の第一軸と第二軸をガイドする二組のガイド溝が設けられ、第一軸がガイド溝を移動することにより第二部材が一回前進、後退する過程で、挟持板の前端を駆動して第二部材(の移動)に対応し一回の開閉を行わせる。飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造は、さらに収納腔内に設けられ且つ前後スライド可能なプッシャートレイと、弾性部材と、プッシュ板と、を備える。前記プッシャートレイには、軸方向に貫通し、且つ液出口孔に連通している複数の水出口孔が形成され、プッシャートレイの内端面には二つの後プッシュロッドが連結され、各後プッシュロッドは収納腔の後壁に可動的に貫通して設置され、前記弾性部材はプッシャートレイが前記収納腔から後ろ方向に伸び出す傾向を保つようにし、二枚のプッシュ板はそれぞれ第二部材の左右両側に設けられ、各プッシュ板の前端はそれぞれ収納腔の後壁に貫通して設置された後プッシュロッドに固定され、各プッシュ板は長さ方向に沿って設置された帯状孔を有する。前記挟持板にある第一軸と第二軸は当該帯状孔を貫通し、且つ相対的にスライド可能で、第二部材が飲料カプセルとプッシャートレイとが接触するまで前進した状態で、前記第一軸は帯状孔の前内壁と接触することを特徴としている。
上述したガイド溝は、後ストレート溝部、前ストレート溝部、斜め溝部及び外溝部からなる。前記前ストレート溝部の前端は二つのルートに分けられ、一つは第一軸が後ストレート溝から斜め溝部を通過して前ストレート溝部に滑り込むようにするために、斜め溝部を通じて後ストレート溝部の後端に連通するルートであり、もう一つは第一軸が前ストレート溝部から外溝部を通じて後ストレート溝部に滑り込むようにするために、外溝部を通じて後ストレート溝部の後端に連通するルートである。斜め溝部は前向き且つ外向きに傾斜して設置され、外溝部は後ストレート溝部と斜め溝部の外側に位置し、外溝部の底面は前から後に向かって逐次に上向きに傾斜する斜面で、前記第二軸は一貫して後ストレート溝部内でスライドし、斜め溝部と後ストレート溝部が連通する所に階段部が形成されることで、第一軸が前ストレート溝部から斜め溝を通じて後ストレート溝部に進入することを阻止し、第一軸が後退する時に外溝部のみを通じて後ストレート溝部内に進入することを確保し、第一部材と第二部材が閉合した状態で、前記第一軸は前ストレート溝部内に位置する。
当該ガイド溝の構造では、第二部材が前進する初期段階では、挟持板の前端は閉合状態であり飲料カプセルを挟持できる。第一軸が斜め溝部に進入し始める過程で、挟持板の前端は逐次に開き、飲料カプセルがスムーズに第一部材の収納腔内に進入することを確保する。第二部材が中間状態(中間状態は、飲料カプセルがプッシャートレイの作用により、収納腔から露出した状態を指す。)にまで後退する過程では、第一軸が一貫して前ストレート溝部と外溝部内にあるため、この過程では挟持板の前端は一貫して開いた状態にあり、当該飲料カプセルが収納腔から露出した後、飲料カプセルは自重によって、二つの挟持板のクリップから脱落し、カプセルの脱落が完了する。第二部材が引き続き後退する際、第一軸が外溝部から後ストレート溝部に滑り込むまで、挟持板の前端は逐次に閉合し、挟持板の間では再び飲料カプセルを挟持するクリップが形成される。即ち、初期状態に戻され、再び飲料カプセルを挟持できるよう準備しておく。当該ガイド溝は、構造が簡単、合理的で、単方向及び方向転換が安定的である利点を有している。勿論、他のガイド溝構造を採用し、挟持板の前端を駆動して第二部材に対応して一回の開閉を実現してもよい。
第一軸が斜め溝部から前ストレート溝部に滑り込む過程で階段部を通過し、また第一軸は移動する過程で高さの変化があるので、第一軸がガイド溝内で安定的にスライドすることを確保するために、前記第一軸は同一の軸線上にある上軸と下軸からなり、前記上軸は挟持板前端の上端面に固定され、挟持板前端の下端面には取付孔が設けられており、前記下軸は当該取付孔内に位置し、且つ上下に移動可能で、前記取付孔内には下軸が取付孔から下方向に伸び出す傾向を保持する支持バネが設けられ、前記下軸は前記ガイド溝内に位置する。第一軸の高さが変化する時に、下軸は支持バネの作用によって、自動的に高さ調整を行い、第一軸の安定的なスライドを確保する。
更なる改良として、前記プッシャートレイの外端面には十字に交差して設置された二つの弾性シートが固定され、前記弾性シートの外端は外側に向かって反っている。飲料カプセルは圧縮されたコーヒー粉末が収納された紙製包装であるため、当該飲料カプセルは抽出を完了した後、飲料カプセルは濡れ、プッシャートレイの前端面に粘着し易いため脱落しにくい。プッシャートレイの外端面に弾性シートを設置することにより、弾性シートの弾性作用により、飲料カプセルがプッシャートレイに粘着しないようにし、カプセルのスムーズな脱落を確保する。
前記プッシャートレイの内端面はリング溝を有し、前記水出口孔は当該リング溝を通じて液出口孔に連通する。これにより、プッシャートレイが収納腔の内壁と接触しても、抽出した液体の液出口孔を経た流出が確保される。前記プッシャートレイの外端面にはさらにフィルターが固定され、前記弾性シートはフィルターの外側に位置する。フィルターは不純物をろ過することができ、流出液の品質を向上させる。
前記プッシュ板は、収納腔後壁から突き出している後プッシュロッドと連結板により固定され、前記連結板とプッシュ板は一体成形され、連結板の他端はボルトにより前記プッシュロッドに固定されている。
前記挟持板の前端には第二部材前端面の前方まで延伸する係合スロットを有する。係合スロットは飲料カプセルの環状エッジが挿設されるよう垂直に貫通し、係合スロットの二つの側壁内端面は飲料カプセルのボディーの縁部を置くことができるように内向き且つ下向きの斜面になっており、前記挟持板の係合スロットの間には前記飲料カプセルを挟持するクリップが形成される。係合スロットは環状エッジが前後に動くのを阻止する。このほか、係合スロットの二つの側壁内端面は内向き且つ下向きの斜面に設計されており、飲料カプセルのボディーを支持する作用を果たしているため、前記挟持板により形成されたクリップは飲料カプセルを確実に二つの挟持板により形成されたクリップに位置決めすることができる。
前記第二部材の両側にはそれぞれ凸軸が設けられ、二つの凸軸は前後に間隔をあけて設置されており、且つ同じ水平線上に位置する。前記挟持板の中部には横方向に設置された帯状挿入孔が設けられ、前記二つの凸軸は当該挿入孔に挿設され、前部にある凸軸は帯状挿入孔の前内壁に接触し、後部にある凸軸は帯状挿入孔の後内壁に接触する。二つの凸軸が挟持板を拘束することにより、挟持板が第二部材に対して上下に揺れ動くのをより良く防止することができる。
前記弾性部材は二本の引張バネであってもよく、各引張バネの前端はプッシュ板に掛止され、引張バネの後端はベースに掛止される。当該弾性部材は取り付け易い利点がある。
勿論、前記弾性部材は二本のスプリングタワーであっても良く、当該スプリングタワーは第一部材の収納腔に設けられており、収納腔の内底壁とプッシャートレイの内端面の間に支持されている。また、弾性部材は後プッシュロッドに套設された二本のスプリングであっても良い。
弾性部材は主に二つの作用があり、第一は飲料カプセルが収納腔に進入する時に、飲料カプセルを挟持する作用であり、第二は抽出状態が完了した後、収納腔から飲料カプセルを脱落させるために押出す作用である。
従来技術に比べ、本発明は下記の利点がある。飲料カプセルは先ず挟持板前端に形成されたクリップの間に挾持され、飲料カプセルとプッシャートレイの前端面が接触するまで第二部材は前進し、第二部材が引き続き前進すると、挟持板の前端は開いて位置を譲り、第二部材は逐次に飲料カプセルを動かして収納腔内に進入すると同時に、第二部材はプッシャートレイ、プッシュロッド及びプッシュ板を動かして第一部材と第二部材が閉合するまで、弾性部材の弾性力に打ち勝って後退し、カプセル送りを完了し、次いで、飲料の抽出を行う。抽出が完了した後、第二部材は後退し、プッシャートレイ、プッシュロッド及びプッシュ板は弾性部材の弾性力により、飲料カプセルを動かして後退させ、第二部材が中間位置にまで後退した状態で、プッシャートレイは飲料カプセルを収納腔の外に押し出す。この際、第一軸は外溝部内にあり、挟持板の前端は開いた状態で、飲料カプセルは自重により脱落し、ドリップバッグの脱落が完了し、ドリップバッグの脱落過程が完了する。第二部材が引き続き後退して完全に開いた状態で、第一軸は外溝部を経て後ストレート溝部に進入し、挟持板は初期状態にまで閉合し、次回のカプセル挿入を待つ。コーヒードリップバッグの全脱落過程は簡潔で、且つ本装置における各部品の構造も簡単で、組み立て易い。
本発明に係る実施例の立体構造略図である(第二部材が完全に開いた状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルを装入した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルを装入した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルを装入した後、第二部材が前進して飲料カプセルとプッシャートレイとが接触した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルを装入した後、第二部材が前進して飲料カプセルとプッシャートレイとが接触した状態)。 本発明に係る実施例の立体構造略図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルが脱落する状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルが脱落する状態)。 本発明に係る実施例における挟持板の立体構造略図である。 本発明に係る実施例における挟持板の立体断面図である。 本発明に係る実施例におけるプッシュ板の立体構造略図である。 本発明に係る実施例におけるプッシャートレイの立体構造略図である。 本発明に係る実施例における第二部材の構造断面図である。 本発明に係る実施例における下部ケーシングの立体構造概略図である。 本発明に係る実施例において、スプリングタワーを弾性部材として採用する際の第一部材、プッシャートレイ、後プッシュロッド及びプッシュ板の間の取付立体構造概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係わる実施例について詳しく説明する。
本発明に係る一つの好ましい実施例は図1〜図17に示されている。
ベース1を備えた飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造では、ベース1は上部ケーシング11と下部ケーシング12が対合連結され、下部ケーシング12にはカプセル脱落口121が設けられている。
液出口孔21を有する第一部材2はベース1内の前部に固定され、第一部材2内には環状のエッジ41を有する飲料カプセル4を収納可能な収納腔22がある。なお、本実施例における飲料カプセル4は圧縮されたコーヒー粉末が収納された紙製カプセルである。
図15に示されているように、水入口孔31を有する第二部材3はベース1内の後部に位置し、且つ第一部材2に対し前後にスライド可能である。第二部材3は、シェル33とシェル内に位置するピストン体34とからなる。ピストン体34とシェル33内壁との間は、密封リングを通じて液体を密封することができる。第一部材2と第二部材3が閉合されると、相対的に密封された抽出腔が形成される。つまり、ピストン体34部分が収納腔22に入ることによって抽出腔が形成され、抽出する際、液圧によりピストン体を前進させて、ピストン体と飲料カプセルの間に一定の圧力をかけることで密封性を確保するようにする。第二部材3は一般的な設計によっていればよく、勿論、第二部材3は簡単な板状部材であってもよく、例えば、背景技術における第二部材3の構造を採用してもよい。
最適な飲料抽出装置としては、第二部材3を駆動してスライドする駆動構造を備え、駆動構造は取っ手で駆動するコネクティングロッド構造であってもよい。実用新案登録番号ZL200720110811.2(公告番号CN201044719Y)の中国実用新案「コーヒーメーカーにおけるコーヒードリップバッグの自動脱落機構」を参照されたい。
図11、図12に示されているように、二枚の挟持板5はそれぞれ第二部材3の左右両側に設けられ、第二部材3の前後移動によって二つの挟持板5も前後に移動する。第二部材3の両側にはそれぞれ凸軸32が設けられ、当該二つの凸軸32は前後に間隔をあけて設置され、且つ同じ水平線上に位置している。挟持板5の中央部には横方向に設置された帯状挿入孔56が設けられ、二つの凸軸32は当該帯状挿入孔56に挿設され、前部に位置する凸軸32は帯状挿入孔56の前内壁に接触し、後部に位置する凸軸32は帯状挿入孔56の後内壁に接触する。
各挟持板5の前端は第二部材3の前端面の前方まで延伸して飲料カプセル4を挟持するクリップを形成し、挟持板5はその前端に第二部材3の前端面の前方まで延伸する係合スロット55を有する。係合スロット55は、飲料カプセルの環状のエッジが挿入されるよう垂直に貫通しており、係合スロット55の二つの側壁内端面551は飲料カプセル4のボディーの縁部を置くことができるよう内向き且つ下向きの斜面となっており、二つの挟持板の係合スロット55の間には飲料カプセル4を挟持するクリップが形成される。
挟持板5の前部には高さ方向に沿って第一軸51が設けられ、各挟持板5の後部には高さ方向に沿って第二軸52が設けられる。ベース1には挟持板5の第一軸51と第二軸52をガイドする二組のガイド溝6が設けられる。第一軸51は同一の軸線上にある上軸511と下軸512からなる。上軸511は挟持板5前端の上端面に固定されている。挟持板5前端の下端面には取付孔53が設けられており、下軸512は当該取付孔53内に位置し、且つ上下に移動可能で、取付孔53内には下軸512が取付孔53から下方向に伸び出す傾向を保持するようにする支持バネ54が設けられており、下軸512はガイド溝6内に位置する。第一軸51がガイド溝6を移動することで、第二部材3が一回の前進および後退をする過程で、前記挟持板5前端を駆動して第二部材3に対し一回の閉合を行うようにすることができる。二組のガイド溝6は下部ケーシング12の左右両側に設置されている。
図16に示されているように、本実施例におけるガイド溝6は、後ストレート溝部61、前ストレート溝部62、斜め溝部63及び外溝部64からなる。前ストレート溝部62の前端は二つのルートに分けられる。一つは第一軸51が後ストレート溝部61から斜め溝部63を通過して前ストレート溝部62に滑り込むようにするために、斜め溝部63を通じて後ストレート溝部61の後端に連通するルートであり、前ストレート溝部62はやや外向きに傾斜して設置される。もう一つは、第一軸51が前ストレート溝部62から外溝部64を通じて後ストレート溝部61に滑り込むようにするために、外溝部64を通じて後ストレート溝部61の後端に連通するルートである。斜め溝部63は、前向き且つ外向きに傾斜して設置され、外溝部64は後ストレート溝部61と斜め溝部63の外側に位置し、外溝部64の底面は前から後に向かって逐次に上向きに傾斜する斜面である。第二軸52は一貫して後ストレート溝部61内でスライドする。斜め溝部63と後ストレート溝部61とが連通する所には階段部65が形成されることで、第一軸51が前ストレート溝部62から斜め溝部63を通じて後ストレート溝部61に進入するのを阻止し、第一軸51が後退する時に外溝部64のみを通じて後ストレート溝部61内に進入することを確保する。第一部材2と第二部材3が閉合した状態では、第一軸51は前ストレート溝部62内に位置する。
図13、図14に示されているように、プッシャートレイ7は収納腔22内に設けられており、前後にスライド可能である。プッシャートレイ7の内端面はリング溝74を有する。プッシャートレイ7には複数の軸方向に貫通する水出口孔71が形成され、水出口孔71はリング溝74を通じて液出口孔21に連通する。プッシャートレイ7の内端面には二つの後プッシュロッド72が連結され、各後プッシュロッド72は収納腔22の後壁を貫通して可動的に設置される。プッシャートレイ7の外端面には十字に交差して設置された二つの弾性シート73が固定され、弾性シート73の外端は外側に反っている。プッシャートレイ7の外端面にはさらにフィルター75が固定され、弾性シート73はフィルター75の外側に位置する。
弾性部材8はプッシャートレイ7が収納腔22から後ろ方向に伸び出すような傾向を保つ。
図1〜図16に示されているように、弾性部材8は二本の引張バネであって、各引張バネの前端はプッシュ板9に係止され、ドラッグスプリングの後端はベース1の上部ケーシング12に係止される。
図17に示されているように、弾性部材8はスプリングタワーであっても良く、当該スプリングタワーは第一部材の収納腔22に設けられており、収納腔22の内底部とプッシャートレイの内端面との間に支持されている。
二枚のプッシュ板9はそれぞれ第二部材3の左右両側に設けられている。各プッシュ板9の前端はそれぞれ収納腔22の後壁を貫通して設置された後プッシュロッド72に固定される。プッシュ板9は、連結板92を介して、収納腔22後壁から突き出した後プッシュロッド72と固定されている。連結板92とプッシュ板9とは一体成形され、連結板92の他端は、ボルトによりプッシュロッド72に固定されている。各プッシュ板9には長さ方向に沿って設置された帯状孔91が形成される。挟持板5の第一軸51と第二軸52は当該帯状孔91を貫通し、且つ相対的にスライド可能で、飲料カプセル4とプッシャートレイ7とが接触するまで第二部材3が前進した状態で、第一軸51は帯状孔91の前内壁と接触する。
飲料抽出装置における飲料カプセルの脱落構造のメカニズム及びプロセスは下記の通りである。
図1〜図3に示されているように、コーヒー飲料を作る際、飲料カプセルの環状のエッジ41を二つの挟持板5にある係合スロット55内に挿設し、飲料カプセル4のボディーの縁部を係合スロット55の二つの側壁内端面551上に置くことで、飲料カプセル4は第二部材3の前端に安定的に位置決めされる。
図4、図5に示されているように、飲料カプセル4とプッシャートレイ7の前端面が接触するまで第二部材3が前進すると、第一軸51は斜め溝部63と前ストレート溝部62とが接する所に位置する時に、第一軸51はプッシュ板9の帯状孔91の前内壁に接触する。第二部材3が引き続き前進すると、挟持板5の前端は開いて位置を譲り、第二部材3は連続的に飲料カプセル4を動かして収納腔22内に進入させ、第二部材3は、図6〜図8に示されているように、第一部材2と第二部材3が閉合するまで、プッシュ板9、プッシャートレイ7及び後プッシュロッド72を動かして弾性部材8の弾性力に打ち勝って後退し、カプセル送りを完了する。次いで、飲料抽出を行うが、抽出過程は背景特許と類似している。
図9、図10に示されているように、抽出が完了した後、第二部材3は後進し、プッシャートレイ7、後プッシュロッド72及びプッシュ板9は弾性部材8の弾性力によって逐次に元の位置に戻る。プッシャートレイ7は飲料カプセル4を動かして後退させ、第一軸51は階段部に阻止され、後退する時に外溝部64のみを通じて後ストレート溝部61内に進入するため、第二部材3が中間位置にまで後退した状態で、プッシャートレイ7は飲料カプセル4を収納腔22の外に押し出す。第一軸51は外溝部64内にあり、挟持板5の前端は開いた状態であることから、飲料カプセル4は自重によって、カプセル脱落口121に脱落し、脱落過程が完了する。
第二部材3が引き続き後退して完全に開いた状態で、第一軸51は外溝部64を経て後ストレート溝部61に進入し、強制的に挟持板5を初期状態にまで閉合させ、次回のカプセル挿入を待つ。
本発明は飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造に関し、当該飲料抽出装置は主にコーヒーメーカーである。
コーヒーメーカーは飲料を煎じる装置の一例である。コーヒーメーカーにおいて飲料を煎じる方向には、主に水平及び垂直の二つの方向がある。水平方向に煎ずるコーヒーメーカーは主に第一部材と第二部材とを備える。その内、第一部材はベース内の前端に固定され、第二部材はベース内の後端に設けられ、かつ第一部材に対し前後にスライド可能である。第二部材が第一部材と接触するまでスライドした後、両者の間が密封閉合されることで密封された抽出腔が形成される。操作をし易くするため、既存のコーヒーメーカーには、通常、カプセルを自動的に脱落させる機能がある。
例えば、実用新案登録番号ZL200720110811.2(公告番号CN201044719Y)の中国実用新案「コーヒーメーカーにおけるコーヒーカプセルの自動脱落機構」にはこのようなコーヒーカプセルの脱落構造が開示されている。脱落構造は、ベース、第一部材、第二部材、駆動システムを備える。第一部材には飲料カプセルを収納可能な収納腔が設けられる。第二部材は板部材で、第二部材の両側にはそれぞれ挟持板が可動的に連結される。両挟持板の前端には、何れもコーヒーカプセルを置くことができる収納部を形成する阻止部を有し、挟持板の前端は第二部材に対して開閉可能である。挟持板の前部には第一軸が設けられ、挟持板の後部には第二軸が設けられ、ベースには第一軸と第二軸の上下端をガイドする二組のガイド溝が設けられる。各ガイド溝は上部ガイド溝と下部ガイド溝とからなり、且つ各組のガイド溝に対応する第一軸がガイドされることにより、第二部材が後退する過程で挟持板の前端を駆動して第二部材に対し少なくとも一回の開閉を行うことができる。第一部材の収納腔には圧縮バネが固定されており、第二部材が後退する時に、圧縮バネはコーヒーカプセルに弾性力を加え、コーヒーカプセルがより良く第二部材と伴に後退して脱落するようにしている。駆動システムを通じて第二部材を移動させ、また、第一軸がガイド溝を移動することにより、適時に挟持板前端の阻止部を開閉させ、コーヒーカプセルは阻止部の間から脱落することができる。
前記のコーヒーカプセルの自動脱落機構は、コーヒーカプセルの本体回り及び環状のエッジが硬性材質からなり、飲料カプセルの前後端面が水を流すための細孔で密に覆われているコーヒーカプセルにのみに適している。このようなコーヒーカプセルは本体の強度が高く、変形しにくいため、第一部材の収納腔内にバネを設置するだけで、コーヒーカプセルを収納腔からはじき出して脱落させることを確保できる。もし、コーヒーカプセルがその中に圧縮されたコーヒー粉末を収納している紙製包装であれば、このようなコーヒーカプセルは抽出後に軟らかくなってしまい、バネのみではコーヒーカプセルを収納腔からはじき出すことができないため、この種類のコーヒーカプセルを使用するコーヒーメーカーに対し、脱落機構に更なる改良を行う必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、上述した現状を鑑み、構造が斬新かつ合理的で、カプセルの送り、脱落がよりスムーズに行える、飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造を提供することにある。
上述した課題を解消するための本発明の技術案は以下の通りである。飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造は、ベースと、液出口孔を有しベース内の前部に固定されている第一部材と、水入口孔を有しベース内の後部に位置し且つ第一部材に対して前後にスライド可能な第二部材と、それぞれ第二部材の左右両側に設けられた二枚の挟持板とを備える。前記第一部材内には環状のエッジを有する飲料カプセルを収納可能な収納腔がある。第二部材の前後移動により二つの挟持板を動かして前後移動させることができ、各挟持板の前端は第二部材の前端面の前方まで延伸して飲料カプセルを挟持するクリップを形成し、挟持板の前部には高さ方向に沿って第一軸が設けられ、挟持板の後部には高さ方向に沿って第二軸が設けられる。ベースには挟持板の第一軸と第二軸をガイドする二組のガイド溝が設けられ、第一軸がガイド溝を移動することにより第二部材が一回前進、後退する過程で、挟持板の前端を駆動して第二部材(の移動)に対応し一回の開閉を行わせる。飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造は、さらに収納腔内に設けられ且つ前後スライド可能なプッシャートレイと、弾性部材と、プッシュ板と、を備える。前記プッシャートレイには、軸方向に貫通し、且つ液出口孔に連通している複数の水出口孔が形成され、プッシャートレイの内端面には二つの後プッシュロッドが連結され、各後プッシュロッドは収納腔の後壁に可動的に貫通して設置され、前記弾性部材はプッシャートレイが前記収納腔から後ろ方向に伸び出す傾向を保つようにし、二枚のプッシュ板はそれぞれ第二部材の左右両側に設けられ、各プッシュ板の前端はそれぞれ収納腔の後壁に貫通して設置された後プッシュロッドに固定され、各プッシュ板は長さ方向に沿って設置された帯状孔を有する。前記挟持板にある第一軸と第二軸は当該帯状孔を貫通し、且つ相対的にスライド可能で、第二部材が飲料カプセルとプッシャートレイとが接触するまで前進した状態で、前記第一軸は帯状孔の前内壁と接触することを特徴としている。
上述したガイド溝は、後ストレート溝部、前ストレート溝部、斜め溝部及び外溝部からなる。前記前ストレート溝部の端は二つのルートに分けられ、一つは第一軸が後ストレート溝から斜め溝部を通過して前ストレート溝部に滑り込むようにするために、斜め溝部を通じて後ストレート溝部の端に連通するルートであり、もう一つは第一軸が前ストレート溝部から外溝部を通じて後ストレート溝部に滑り込むようにするために、外溝部を通じて後ストレート溝部の端に連通するルートである。斜め溝部は前向き且つ外向きに傾斜して設置され、外溝部は後ストレート溝部と斜め溝部の外側に位置し、外溝部の底面は前から後に向かって逐次に上向きに傾斜する斜面で、前記第二軸は一貫して後ストレート溝部内でスライドし、斜め溝部と後ストレート溝部が連通する所に階段部が形成されることで、第一軸が前ストレート溝部から斜め溝を通じて後ストレート溝部に進入することを阻止し、第一軸が後退する時に外溝部のみを通じて後ストレート溝部内に進入することを確保し、第一部材と第二部材が閉合した状態で、前記第一軸は前ストレート溝部内に位置する。
当該ガイド溝の構造では、第二部材が前進する初期段階では、挟持板の前端は閉合状態であり飲料カプセルを挟持できる。第一軸が斜め溝部に進入し始める過程で、挟持板の前端は逐次に開き、飲料カプセルがスムーズに第一部材の収納腔内に進入することを確保する。第二部材が中間状態(中間状態は、飲料カプセルがプッシャートレイの作用により、収納腔から露出した状態を指す。)にまで後退する過程では、第一軸が一貫して前ストレート溝部と外溝部内にあるため、この過程では挟持板の前端は一貫して開いた状態にあり、当該飲料カプセルが収納腔から露出した後、飲料カプセルは自重によって、二つの挟持板のクリップから脱落し、カプセルの脱落が完了する。第二部材が引き続き後退する際、第一軸が外溝部から後ストレート溝部に滑り込むまで、挟持板の前端は逐次に閉合し、挟持板の間では再び飲料カプセルを挟持するクリップが形成される。即ち、初期状態に戻され、再び飲料カプセルを挟持できるよう準備しておく。当該ガイド溝は、構造が簡単、合理的で、単方向及び方向転換が安定的である利点を有している。勿論、他のガイド溝構造を採用し、挟持板の前端を駆動して第二部材に対応して一回の開閉を実現してもよい。
第一軸が斜め溝部から前ストレート溝部に滑り込む過程で階段部を通過し、また第一軸は移動する過程で高さの変化があるので、第一軸がガイド溝内で安定的にスライドすることを確保するために、前記第一軸は同一の軸線上にある上軸と下軸からなり、前記上軸は挟持板前端の上端面に固定され、挟持板前端の下端面には取付孔が設けられており、前記下軸は当該取付孔内に位置し、且つ上下に移動可能で、前記取付孔内には下軸が取付孔から下方向に伸び出す傾向を保持する支持バネが設けられ、前記下軸は前記ガイド溝内に位置する。第一軸の高さが変化する時に、下軸は支持バネの作用によって、自動的に高さ調整を行い、第一軸の安定的なスライドを確保する。
更なる改良として、前記プッシャートレイの外端面には十字に交差して設置された二つの弾性シートが固定され、前記弾性シートの外端は外側に向かって反っている。飲料カプセルは圧縮されたコーヒー粉末が収納された紙製包装であるため、当該飲料カプセルは抽出を完了した後、飲料カプセルは濡れ、プッシャートレイの前端面に粘着し易いため脱落しにくい。プッシャートレイの外端面に弾性シートを設置することにより、弾性シートの弾性作用により、飲料カプセルがプッシャートレイに粘着しないようにし、カプセルのスムーズな脱落を確保する。
前記プッシャートレイの内端面はリング溝を有し、前記水出口孔は当該リング溝を通じて液出口孔に連通する。これにより、プッシャートレイが収納腔の内壁と接触しても、抽出した液体の液出口孔を経た流出が確保される。前記プッシャートレイの外端面にはさらにフィルターが固定され、前記弾性シートはフィルターの外側に位置する。フィルターは不純物をろ過することができ、流出液の品質を向上させる。
前記プッシュ板は、収納腔後壁から突き出している後プッシュロッドと連結板により固定され、前記連結板とプッシュ板は一体成形され、連結板の他端はボルトにより前記プッシュロッドに固定されている。
前記挟持板の前端には第二部材前端面の前方まで延伸する係合スロットを有する。係合スロットは飲料カプセルの環状エッジが挿設されるよう垂直に貫通し、係合スロットの二つの側壁内端面は飲料カプセルのボディーの縁部を置くことができるように内向き且つ下向きの斜面になっており、前記挟持板の係合スロットの間には前記飲料カプセルを挟持するクリップが形成される。係合スロットは環状エッジが前後に動くのを阻止する。このほか、係合スロットの二つの側壁内端面は内向き且つ下向きの斜面に設計されており、飲料カプセルのボディーを支持する作用を果たしているため、前記挟持板により形成されたクリップは飲料カプセルを確実に二つの挟持板により形成されたクリップに位置決めすることができる。
前記第二部材の両側にはそれぞれ凸軸が設けられ、二つの凸軸は前後に間隔をあけて設置されており、且つ同じ水平線上に位置する。前記挟持板の中部には横方向に設置された帯状挿入孔が設けられ、前記二つの凸軸は当該挿入孔に挿設され、前部にある凸軸は帯状挿入孔の前内壁に接触し、後部にある凸軸は帯状挿入孔の後内壁に接触する。二つの凸軸が挟持板を拘束することにより、挟持板が第二部材に対して上下に揺れ動くのをより良く防止することができる。
前記弾性部材は二本の引張バネであってもよく、各引張バネの前端はプッシュ板に掛止され、引張バネの後端はベースに掛止される。当該弾性部材は取り付け易い利点がある。
勿論、前記弾性部材は二本のスプリングタワーであっても良く、当該スプリングタワーは第一部材の収納腔に設けられており、収納腔の内底壁とプッシャートレイの内端面の間に支持されている。また、弾性部材は後プッシュロッドに套設された二本のスプリングであっても良い。
弾性部材は主に二つの作用があり、第一は飲料カプセルが収納腔に進入する時に、飲料カプセルを挟持する作用であり、第二は抽出状態が完了した後、収納腔から飲料カプセルを脱落させるために押出す作用である。
従来技術に比べ、本発明は下記の利点がある。飲料カプセルは先ず挟持板前端に形成されたクリップの間に挾持され、飲料カプセルとプッシャートレイの前端面が接触するまで第二部材は前進し、第二部材が引き続き前進すると、挟持板の前端は開いて位置を譲り、第二部材は逐次に飲料カプセルを動かして収納腔内に進入すると同時に、第二部材はプッシャートレイ、プッシュロッド及びプッシュ板を動かして第一部材と第二部材が閉合するまで、弾性部材の弾性力に打ち勝って後退し、カプセル送りを完了し、次いで、飲料の抽出を行う。抽出が完了した後、第二部材は後退し、プッシャートレイ、プッシュロッド及びプッシュ板は弾性部材の弾性力により、飲料カプセルを動かして後退させ、第二部材が中間位置にまで後退した状態で、プッシャートレイは飲料カプセルを収納腔の外に押し出す。この際、第一軸は外溝部内にあり、挟持板の前端は開いた状態で、飲料カプセルは自重により脱落し、ドリップバッグの脱落が完了し、ドリップバッグの脱落過程が完了する。第二部材が引き続き後退して完全に開いた状態で、第一軸は外溝部を経て後ストレート溝部に進入し、挟持板は初期状態にまで閉合し、次回のカプセル挿入を待つ。コーヒードリップバッグの全脱落過程は簡潔で、且つ本装置における各部品の構造も簡単で、組み立て易い。
本発明に係る実施例の立体構造略図である(第二部材が完全に開いた状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルを装入した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルを装入した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルを装入した後、第二部材が前進して飲料カプセルとプッシャートレイとが接触した状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルを装入した後、第二部材が前進して飲料カプセルとプッシャートレイとが接触した状態)。 本発明に係る実施例の立体構造略図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(第一部材と第二部材が閉合した後、抽出を行う状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の立体構造略図である(カプセルが脱落する状態)。 本発明に係る実施例において、上部ケーシング、弾性部材を取り除いた後の構造断面図である(カプセルが脱落する状態)。 本発明に係る実施例における挟持板の立体構造略図である。 本発明に係る実施例における挟持板の立体断面図である。 本発明に係る実施例におけるプッシュ板の立体構造略図である。 本発明に係る実施例におけるプッシャートレイの立体構造略図である。 本発明に係る実施例における第二部材の構造断面図である。 本発明に係る実施例における下部ケーシングの立体構造概略図である。 本発明に係る実施例において、スプリングタワーを弾性部材として採用する際の第一部材、プッシャートレイ、後プッシュロッド及びプッシュ板の間の取付立体構造概略図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係わる実施例について詳しく説明する。
本発明に係る一つの好ましい実施例は図1〜図17に示されている。
ベース1を備えた飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造では、ベース1は上部ケーシング11と下部ケーシング12が対合連結され、下部ケーシング12にはカプセル脱落口121が設けられている。
液出口孔21を有する第一部材2はベース1内の前部に固定され、第一部材2内には環状のエッジ41を有する飲料カプセル4を収納可能な収納腔22がある。なお、本実施例における飲料カプセル4は圧縮されたコーヒー粉末が収納された紙製カプセルである。
図15に示されているように、水入口孔31を有する第二部材3はベース1内の後部に位置し、且つ第一部材2に対し前後にスライド可能である。第二部材3は、シェル33とシェル内に位置するピストン体34とからなる。ピストン体34とシェル33内壁との間は、密封リングを通じて液体を密封することができる。第一部材2と第二部材3が閉合されると、相対的に密封された抽出腔が形成される。つまり、ピストン体34部分が収納腔22に入ることによって抽出腔が形成され、抽出する際、液圧によりピストン体を前進させて、ピストン体と飲料カプセルの間に一定の圧力をかけることで密封性を確保するようにする。第二部材3は一般的な設計によっていればよく、勿論、第二部材3は簡単な板状部材であってもよく、例えば、背景技術における第二部材3の構造を採用してもよい。
最適な飲料抽出装置としては、第二部材3を駆動してスライドする駆動構造を備え、駆動構造は取っ手で駆動するコネクティングロッド構造であってもよい。実用新案登録番号ZL200720110811.2(公告番号CN201044719Y)の中国実用新案「コーヒーメーカーにおけるコーヒードリップバッグの自動脱落機構」を参照されたい。
図11、図12に示されているように、二枚の挟持板5はそれぞれ第二部材3の左右両側に設けられ、第二部材3の前後移動によって二つの挟持板5も前後に移動する。第二部材3の両側にはそれぞれ凸軸32が設けられ、当該二つの凸軸32は前後に間隔をあけて設置され、且つ同じ水平線上に位置している。挟持板5の中央部には横方向に設置された帯状挿入孔56が設けられ、二つの凸軸32は当該帯状挿入孔56に挿設され、前部に位置する凸軸32は帯状挿入孔56の前内壁に接触し、後部に位置する凸軸32は帯状挿入孔56の後内壁に接触する。
各挟持板5の前端は第二部材3の前端面の前方まで延伸して飲料カプセル4を挟持するクリップを形成し、挟持板5はその前端に第二部材3の前端面の前方まで延伸する係合スロット55を有する。係合スロット55は、飲料カプセルの環状のエッジが挿入されるよう垂直に貫通しており、係合スロット55の二つの側壁内端面551は飲料カプセル4のボディーの縁部を置くことができるよう内向き且つ下向きの斜面となっており、二つの挟持板の係合スロット55の間には飲料カプセル4を挟持するクリップが形成される。
挟持板5の前部には高さ方向に沿って第一軸51が設けられ、各挟持板5の後部には高さ方向に沿って第二軸52が設けられる。ベース1には挟持板5の第一軸51と第二軸52をガイドする二組のガイド溝6が設けられる。第一軸51は同一の軸線上にある上軸511と下軸512からなる。上軸511は挟持板5前端の上端面に固定されている。挟持板5前端の下端面には取付孔53が設けられており、下軸512は当該取付孔53内に位置し、且つ上下に移動可能で、取付孔53内には下軸512が取付孔53から下方向に伸び出す傾向を保持するようにする支持バネ54が設けられており、下軸512はガイド溝6内に位置する。第一軸51がガイド溝6を移動することで、第二部材3が一回の前進および後退をする過程で、前記挟持板5前端を駆動して第二部材3に対し一回の閉合を行うようにすることができる。二組のガイド溝6は下部ケーシング12の左右両側に設置されている。
図16に示されているように、本実施例におけるガイド溝6は、後ストレート溝部61、前ストレート溝部62、斜め溝部63及び外溝部64からなる。前ストレート溝部62の端は二つのルートに分けられる。一つは第一軸51が後ストレート溝部61から斜め溝部63を通過して前ストレート溝部62に滑り込むようにするために、斜め溝部63を通じて後ストレート溝部61の端に連通するルートであり、前ストレート溝部62はやや外向きに傾斜して設置される。もう一つは、第一軸51が前ストレート溝部62から外溝部64を通じて後ストレート溝部61に滑り込むようにするために、外溝部64を通じて後ストレート溝部61の端に連通するルートである。斜め溝部63は、前向き且つ外向きに傾斜して設置され、外溝部64は後ストレート溝部61と斜め溝部63の外側に位置し、外溝部64の底面は前から後に向かって逐次に上向きに傾斜する斜面である。第二軸52は一貫して後ストレート溝部61内でスライドする。斜め溝部63と後ストレート溝部61とが連通する所には階段部65が形成されることで、第一軸51が前ストレート溝部62から斜め溝部63を通じて後ストレート溝部61に進入するのを阻止し、第一軸51が後退する時に外溝部64のみを通じて後ストレート溝部61内に進入することを確保する。第一部材2と第二部材3が閉合した状態では、第一軸51は前ストレート溝部62内に位置する。
図13、図14に示されているように、プッシャートレイ7は収納腔22内に設けられており、前後にスライド可能である。プッシャートレイ7の内端面はリング溝74を有する。プッシャートレイ7には複数の軸方向に貫通する水出口孔71が形成され、水出口孔71はリング溝74を通じて液出口孔21に連通する。プッシャートレイ7の内端面には二つの後プッシュロッド72が連結され、各後プッシュロッド72は収納腔22の後壁を貫通して可動的に設置される。プッシャートレイ7の外端面には十字に交差して設置された二つの弾性シート73が固定され、弾性シート73の外端は外側に反っている。プッシャートレイ7の外端面にはさらにフィルター75が固定され、弾性シート73はフィルター75の外側に位置する。
弾性部材8はプッシャートレイ7が収納腔22から後ろ方向に伸び出すような傾向を保つ。
図1〜図16に示されているように、弾性部材8は二本の引張バネであって、各引張バネの前端はプッシュ板9に係止され、ドラッグスプリングの後端はベース1の上部ケーシング12に係止される。
図17に示されているように、弾性部材8はスプリングタワーであっても良く、当該スプリングタワーは第一部材の収納腔22に設けられており、収納腔22の内底部とプッシャートレイの内端面との間に支持されている。
二枚のプッシュ板9はそれぞれ第二部材3の左右両側に設けられている。各プッシュ板9の前端はそれぞれ収納腔22の後壁を貫通して設置された後プッシュロッド72に固定される。プッシュ板9は、連結板92を介して、収納腔22後壁から突き出した後プッシュロッド72と固定されている。連結板92とプッシュ板9とは一体成形され、連結板92の他端は、ボルトによりプッシュロッド72に固定されている。各プッシュ板9には長さ方向に沿って設置された帯状孔91が形成される。挟持板5の第一軸51と第二軸52は当該帯状孔91を貫通し、且つ相対的にスライド可能で、飲料カプセル4とプッシャートレイ7とが接触するまで第二部材3が前進した状態で、第一軸51は帯状孔91の前内壁と接触する。
飲料抽出装置における飲料カプセルの脱落構造のメカニズム及びプロセスは下記の通りである。
図1〜図3に示されているように、コーヒー飲料を作る際、飲料カプセルの環状のエッジ41を二つの挟持板5にある係合スロット55内に挿設し、飲料カプセル4のボディーの縁部を係合スロット55の二つの側壁内端面551上に置くことで、飲料カプセル4は第二部材3の前端に安定的に位置決めされる。
図4、図5に示されているように、飲料カプセル4とプッシャートレイ7の端面が接触するまで第二部材3が前進すると、第一軸51は斜め溝部63と前ストレート溝部62とが接する所に位置する時に、第一軸51はプッシュ板9の帯状孔91の前内壁に接触する。第二部材3が引き続き前進すると、挟持板5の前端は開いて位置を譲り、第二部材3は連続的に飲料カプセル4を動かして収納腔22内に進入させ、第二部材3は、図6〜図8に示されているように、第一部材2と第二部材3が閉合するまで、プッシュ板9、プッシャートレイ7及び後プッシュロッド72を動かして弾性部材8の弾性力に打ち勝って前進し、カプセル送りを完了する。次いで、飲料抽出を行うが、抽出過程は背景特許と類似している。
図9、図10に示されているように、抽出が完了した後、第二部材3は後進し、プッシャートレイ7、後プッシュロッド72及びプッシュ板9は弾性部材8の弾性力によって逐次に元の位置に戻る。プッシャートレイ7は飲料カプセル4を動かして後退させ、第一軸51は階段部に阻止され、後退する時に外溝部64のみを通じて後ストレート溝部61内に進入するため、第二部材3が中間位置にまで後退した状態で、プッシャートレイ7は飲料カプセル4を収納腔22の外に押し出す。第一軸51は外溝部64内にあり、挟持板5の前端は開いた状態であることから、飲料カプセル4は自重によって、カプセル脱落口121に脱落し、脱落過程が完了する。
第二部材3が引き続き後退して完全に開いた状態で、第一軸51は外溝部64を経て後ストレート溝部61に進入し、強制的に挟持板5を初期状態にまで閉合させ、次回のカプセル挿入を待つ。

Claims (10)

  1. ベース(1)と、
    液出口孔(21)を有し、前記ベース(1)内の前部に固定されている第一部材(2)と、
    水入口孔(31)を有し、前記ベース(1)内の後部に位置し、且つ前記第一部材(2)に対して前後にスライド可能な第二部材(3)と、
    それぞれ前記第二部材(3)の左右両側に設けられた二枚の挟持板(5)と、
    を備えた、飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造であって、
    前記第一部材内(2)には環状のエッジ(41)を有する飲料カプセル(4)を収納可能な収納腔(22)が形成されており、前記第二部材(3)の前後移動により二つの前記挟持板(5)を動かして前後移動させることができ、各前記挟持板(5)の前端は前記第二部材(3)の前端面の前方まで延伸して前記飲料カプセル(4)を挟持するクリップを形成し、前記挟持板(5)の前部には高さ方向に沿って第一軸(51)が設けられ、前記挟持板(5)の後部には高さ方向に沿って第二軸(52)が設けられ、前記ベース(1)には前記挟持板の前記第一軸(51)と前記第二軸(52)とをガイドする二組のガイド溝(6)が設けられ、前記第一軸(51)が前記ガイド溝(6)を移動することにより、前記第二部材(3)が一回前進及び後退する過程で、前記挟持板(5)の前端を駆動して前記第二部材(3)に対応して一回の開閉を行わせる飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造において、
    前記収納腔(22)内に設けられた、前後スライド可能なプッシャートレイ(7)、弾性部材(8)、及び二枚のプッシュ板(9)、を更に備え、
    前記プッシャートレイ(7)には、軸方向に貫通し、且つ液出口孔(21)に連通している水出口孔(71)が複数形成され、前記プッシャートレイ(7)の内端面には二つの後プッシュロッド(72)が連結され、各前記後プッシュロッド(72)は前記収納腔(22)の後壁を貫通して可動的に設置され、
    当該弾性部材(8)は前記プッシャートレイ(7)が前記収納腔(22)から後ろ方向に伸び出す傾向を保つようにし、
    二枚の前記プッシュ板(9)はそれぞれ前記第二部材(3)の左右両側に設けられ、各前記プッシュ板(9)の前端はそれぞれ前記収納腔(22)の後壁を貫通して設置された前記後プッシュロッド(72)に固定され、各前記プッシュ板(9)には長さ方向に沿って設置された帯状孔(91)が形成され、前記挟持板(5)にある前記第一軸(51)と前記第二軸(52)とは当該帯状孔(91)を貫通し、且つ相対的にスライド可能で、前記第二部材(3)が前記飲料カプセル(4)と前記プッシャートレイ(7)が接触するまで前進した状態で、前記第一軸(51)は前記帯状孔(91)の前内壁と接触すること、
    を特徴とする、飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  2. 前記ガイド溝(6)は、後ストレート溝部(61)、前ストレート溝部(62)、斜め溝部(63)及び外溝部(64)からなり、前記前ストレート溝部(62)の前端は二つのルートに分けられ、一つは前記第一軸(51)が前記後ストレート溝部(61)から前記斜め溝部(63)を通過して前記前ストレート溝部(62)に滑り込むようにするために、前記斜め溝部(63)を通じて前記後ストレート溝部(61)の後端に連通するルートであり、もう一つは前記第一軸(51)が前記前ストレート溝部(62)から前記外溝部(64)を通じて前記後ストレート溝部(61)に滑り込むようにするために、前記外溝部(64)を通じて前記後ストレート溝部(61)の後端に連通するルートであって、前記斜め溝部(63)は前向き且つ外向きに傾斜して設置され、前記外溝部(64)は前記後ストレート溝部(61)と前記斜め溝部(63)の外側に位置し、前記外溝部(64)の底面は前から後に向かって逐次に上向きに傾斜する斜面であり、前記第二軸(52)は一貫して前記後ストレート溝部(61)内でスライドし、前記斜め溝部(63)と前記後ストレート溝部(61)が連通する所には階段部(65)が形成されることで、前記第一軸(51)が前記前ストレート溝部(62)から前記斜め溝(63)を通じて前記後ストレート溝部(61)に進入することを阻止し、前記第一軸(51)が後退する時に前記外溝部(64)のみを通じて前記後ストレート溝部内(61)に進入することを確保し、前記第一部材(2)と前記第二部材(3)とが閉合した状態で、前記第一軸(51)は前記前ストレート溝部(62)内に位置すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  3. 前記第一軸(51)は、同一の軸線上にある上軸(511)と下軸(512)からなり、前記上軸(511)は、前記挟持板(5)の前端の上端面に固定され、前記挟持板(5)の前端の下端面には、取付孔(53)が設けられており、前記下軸(512)は、当該取付孔(53)内に位置し、且つ上下移動可能で、前記取付孔(53)内には前記下軸(512)が前記取付孔(53)から下方向に伸び出す傾向を保持する支持バネ(54)が設けられ、前記下軸(512)は前記ガイド溝(6)内に位置すること、
    を特徴とする、請求項2に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  4. 前記プッシャートレイ(7)の外端面には十字に交差して設置された二つの弾性シート(73)が固定され、前記弾性シート(73)の外端は外側に反っていること、
    を特徴とする、請求項1に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  5. 前記プッシャートレイ(7)の内端面にはリング溝(74)が形成され、前記水出口孔(71)は当該リング溝(74)を通じて前記液出口孔(21)に連通し、前記プッシャートレイ(7)の外端面にはさらにフィルター(75)が固定され、前記弾性シート(73)は前記フィルター(75)の外側に位置すること、
    を特徴とする、請求項4に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  6. 前記プッシュ板(9)は連結板(92)を通じて前記収納腔(22)の後壁から突き出している前記後プッシュロッド(72)と固定され、前記連結板(92)と前記プッシュ板(9)は一体成形され、前記連結板(92)の他端はボルトにより前記後プッシュロッド(72)に固定されていること、
    を特徴とする、請求項1に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  7. 前記挟持板(5)は、前端に前記第二部材(3)の前端面の前方まで延伸する係合スロット(55)を有し、前記係合スロット(55)は前記飲料カプセルの環状の前記エッジ(41)を挿設するために垂直に貫通し、前記係合スロット(55)の二つの側壁内端面(551)は、前記飲料カプセルのボディーの縁部を置くために内向き且つ下向きの斜面となり、前記挟持板の前記係合スロット(55)の間には前記飲料カプセル(4)を挟持するクリップが形成されている、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  8. 前記第二部材(3)の両側にはそれぞれ二つの凸軸(32)が設けられ、当該二つの凸軸(32)は前後に間隔をあけて設置され、且つ同じ水平線上に位置し、前記挟持板(5)の中央部には横方向に設置された帯状挿入孔(56)が設けられ、前記二つの凸軸(32)は当該帯状挿入孔(56)に挿設され、前部に位置する前記凸軸(32)は前記帯状挿入孔(56)の前内壁に接触し、後部に位置する前記凸軸(32)は前記帯状挿入孔(56)の後内壁に接触すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  9. 前記弾性部材(8)は二本の引張バネで、各前記引張バネの前端は前記プッシュ板(9)に係止され、前記引張バネの後端は前記ベース(1)に係止されること、
    を特徴とする、請求項1から8の何れかに記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
  10. 前記弾性部材(8)はスプリングタワーで、当該スプリングタワーは前記第一部材の前記収納腔(22)内に設けられており、前記収納腔(22)の内底壁と前記プッシャートレイ(7)の内端面との間に支持されていること、
    を特徴とする、請求項1から8の何れかに記載の飲料抽出装置における飲料カプセル脱落構造。
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