JP2015501675A - 食品を甘くするための装置、糖尿病の治療システム、および方法 - Google Patents

食品を甘くするための装置、糖尿病の治療システム、および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、装置(10)、特にダイエタリ・ディスペンサに関し、糖尿病の治療システムに関し、および食品を甘くするための方法に関する。消費者が食品の風味、特に食品の甘さに満足できるようにし、同時に、簡単かつ確実に、最適な量のカロリーおよび/または炭水化物を消費者に提供するという技術的課題は、少なくとも2つのリザーバ(2、4、60)と、少なくとも1つのノズル(26、26a、26b、26c)と、分注機構(28)とを含む装置、特にダイエタリ・ディスペンサによって解決される。リザーバのそれぞれは、出口部(10、12、64)を含み、各出口部は、少なくとも1つのノズルに連結されている。第1のリザーバ(2)は、砂糖を含む第1の流体(6)を含み、一方、第2のリザーバ(4)は、砂糖代用品を含む第2の流体(8)を含む。分注機構(28)は、それぞれの出口部を通して、および少なくとも1つのノズルを通して、流体を分注することが可能であるように構成される。

Description

本発明は、装置、特にダイエタリ・ディスペンサ(dietary dispenser)、糖尿病の治療システムに関し、および食品を甘くするための方法に関する。
現況技術では、食品を甘くするために、砂糖の代わりに砂糖代用品を使用することが周知である。特に、糖尿病患者にとって、またダイエット中の人々、またはダイエットを管理されている人々にとって、砂糖代用品は、砂糖の一般的な代替品である。砂糖代用品を使用することによって、人々は、食品の甘味なしで済ます必要がなく、一方、カロリーが低く炭水化物が少ない食品が消費される。これは、糖尿病を患う人々、および/またはダイエット中の人々にとって、非常に有益である。
しかし、砂糖代用品を使用するときいくつかの欠点が伴うことは問題である。多くの砂糖代用品(例えば、ほとんどの人工甘味料)は、食品(特に飲料)を甘くするために使用することが可能であり、それを消費する人々にとって、特有の味または後味を伴う。実際に、これは、前記食品を消費する人々にとって、喜びおよび楽しみの減少に通じる。
これらの不利益は、砂糖代用品の代わりに砂糖を使用するときは現れない。しかし、炭水化物および/またはカロリー摂取の量の増加につながるという上述の理由により、砂糖を使用することができないことが多い。炭水化物は、糖尿病患者にとって、少なくとも、制御されない消費状態にあることは回避するべきである。何故なら、炭水化物(および特に砂糖)は、血糖レベルを急速に上昇させ得るからであり、これは、薬剤なしでは、糖尿病を患っている人には、十分に、さらにはまったく対処することができない。ダイエット中の人々に関して、彼らは、カロリーの消費の増加を回避することを望むことが多い。
この問題に対処するために、砂糖と砂糖代用品を共に含む飲料が入手可能であり、味の良さと、カロリーおよび炭水化物の摂取の低減との間のバランスをもたらす。しかし、これは、単に既製品の飲料に関するものであり、消費者の要求を満たさないことが多い。何故なら、糖尿病患者が消費することができる砂糖の量は、特定の人、およびまさにその状況に強く依存するからである。
上述の観点から、本発明は、消費者が食品の風味、特に食品の甘さに満足できるようにし、同時に、簡単かつ確実に、最適な量のカロリーおよび/または炭水化物を消費者に提供するという技術的課題に直面する。
技術的課題は、少なくとも2つのリザーバと、少なくとも1つのノズルと、分注機構とを含む装置、特にダイエタリ・ディスペンサによって解決される。リザーバのそれぞれは、出口部を含み、各出口部は、少なくとも1つのノズルに連結される。第1のリザーバは、砂糖を含む第1の流体を含み、一方、第2のリザーバは、砂糖代用品を含む第2の流体を含む。分注機構は、それぞれの出口部を通して、および少なくとも1つのノズルを通して、流体を分注することが可能であるように構成される。
上述の装置を提供することによって、同時に、および所望の比率で、砂糖および砂糖代用品を用いて、食事および飲料などのような食品を甘くすることが可能である。砂糖は、悪い後味なく、人々が慣れている甘味を提供するが、砂糖代用品は、カロリーおよび炭水化物の量を低減する可能性を提供し、任意の医学的要件または食事要件を満たす。
ノズルを用いて、飲料内へ流体を容易に分注することが可能であるが、より固い食品内へ流体を注入することも可能である。
砂糖を含む第1の流体は、砂糖代用品を含む第2の流体とは異なるリザーバ内に維持されることにより、一般的に、実用上任意の比率の砂糖と砂糖代用品を含む流体を分注することが可能である。また、当然ながら、分注手順によって、2つの流体のうちの1つだけを分注することも可能である。砂糖代用品が望まれない場合には、砂糖を含む第1の流体だけを分注することが可能である。炭水化物またはカロリーの消費が、最小化されるべき場合には、砂糖代用品を含む第2の流体だけを分注することが可能である。しかし、分注される流体は、少なくとも2つの流体を含むことが好ましい。
分注機構を用いて、砂糖代用品と比較して、特定の比率の砂糖を分注することが可能である。このために、比率は、ユーザの入力に基づいて、ユーザによって、直接的に設定され得るか、またはユーザの入力に基づいて、および/もしくは、装置に提供されるさらなる情報に基づいて、装置が、随意的なコンピューティング手段を介して、比率を決定するように、間接的に設定され得る。例えば、分注機構を機械的な分注機構として設計することが可能であり、ユーザが、スプリングをある程度まで機械的にチャージする(charging)ことによって、砂糖および砂糖代用品の量を個別に設定するようになっており、例えば、それは、次いで、プランジャを介して、リザーバの外へ流体を押し出す。また、例えば、電気モータを備える、電子的に制御されるポンプ機構として、分注機構を設計することも可能である。また、分注機構は、それぞれの流体の分注を制御するために設けられた加圧リザーバおよび弁から構成されることも考えられる。
砂糖および/または砂糖代用品は、それぞれの流体内に溶解されることが好ましい。これは、流体の滑らかな分注および混合を可能にする。
砂糖は、人間の体のインスリン反応を引き起こす、任意の種類の甘味のある炭水化物であることが理解される。砂糖代用品は、任意の甘味のある食用の物質とすることができるが、砂糖と比較して、人間の体のインスリン反応が少なく、または好ましくは人間の体のインスリン反応を引き起こさず、かつ砂糖と比較してカロリーが低い、またはカロリーがない。これは、砂糖代用品が実質的に砂糖ほど消化されないことによる。砂糖代用品は、例えば甘味料または糖アルコールである。砂糖代用品は、通常、少なくとも砂糖と同様の甘さを有するが、大抵は、砂糖よりも強い甘さを有している。
本発明による装置は、2つのリザーバの使用に限定されない。さらなるリザーバが存在し、最初の2つのリザーバ内のものと同じまたは異なる砂糖または砂糖代用品を流体に提供してもよい。これは、例えば、多種多様な味または濃度を生成することが可能であるように有用となり得る。また、ノズルなどのような流体チャネルをすすぐか、または洗浄するために、水を含むさらなるリザーバを提供することも有用となり得る。さらなる実施形態では、さらなるリザーバは、バニラのような風味、または風味の混合物を含むことが可能である。
本発明による装置の第1の実施形態によれば、第1の流体内の砂糖は、単糖、二糖、オリゴ糖のうちの少なくとも1つである。これらの砂糖の多くは、市場で容易に入手可能であり、食用の流体内に溶解可能である。また、それらは、任意の悪い後味のない周知の甘味を生じさせる。また、これらの砂糖は、人体に周知の影響をもたらす。そして、砂糖と砂糖代用品との間の特定の比率が選択されるときに、例えば、血中グルコース・レベルに対する砂糖の影響を説明する血糖インデックスなどのような、これらの砂糖の特性を、同様に考慮することが可能である。
好ましくは、第2の流体内の砂糖代用品は、天然の砂糖代用品、または人工の砂糖代用品である。人工の砂糖代用品(合成甘味料または人工甘味料とも呼ばれる)は、一般的に、例えば、植物または果実から天然の砂糖代用品を抽出するよりも生成するのが容易である。他方では、天然甘味料は、物質の天然起源により、ユーザに好まれ得る。砂糖代用品は、特に、その安定性、溶解性、および/または甘さに関するその適用性に応じて、選択することが可能である。人工の砂糖代用品は、特に:アセスルファム・カリウム、アリテーム、アスパルテーム、アスパルテーム−アセスルファム塩、チクロ、ズルチン、グルシン(Glucin)、ネオヘスペリジンジハイドロカルコン、ネオテーム、P−4000、サッカリン、および/またはスクラロースであるといことが理解される。天然の砂糖代用品は、特にクルクリン、エリスリトール、グリシルリジン、グリセリン、水素添加デンプン加水分解物(Hydrogenated starch hydrolysates)、イヌリン、イソマルト、ラクチトール、羅漢果、マビンリン、マルチトール、マルトオリゴ糖、マンニトール、ミラクリン、モナチン、モネリン、オスラジン、ペンタジン、ソルビトール、ステビア、タガトース、タウマチン、および/またはキシリトールである。
本発明による装置のさらなる実施形態によれば、装置はさらに、少なくとも2つのリザーバの出口部が単一のノズルに連結され得るようにマニホールドを含む。流体を分注する単一のノズルしかないとき、装置の使いやすさおよび操作性は、特に簡単なものになる。そのうえ、甘くするための流体が、単一のノズルを通して分注されると、食品内の砂糖と砂糖代用品との間の空間的な分離がなく、さらに改善された均質な味を消費者に提供する。
他方で、本発明による装置の代替的な実施形態にしたがって、装置が、各リザーバごとに別々のノズルをさらに含むときには、マニホールドなどのような複雑な部材が必要ないので、装置の製造は容易になる。追加的に、単一のリザーバ間に相互作用は存在していない。例えば、流体が、次々と分注され、リザーバが、マニホールドを介して互いに連結されているときには、一方の流体の特定の量が、もう一方の流体のリザーバに進入することが起こる可能性があり、結果として、不正確な投与を伴う分注手順になる。そのような影響は、別々のノズルによって効果的に回避される。これは、所望の量のカロリーおよび/または炭水化物が分注されながら、食品の味のさらなる改善を提供することが可能である。
さらなる実施形態では、装置は、各出口部と少なくとも1つのノズルとの間に、弁を含む。リザーバまたはリザーバの出口部とノズルとの間に弁を設けることによって、漏れのリスクが最小限の確実な封止を提供することが可能である。各出口部と1つのノズルまたは複数のノズルとの間に、弁を設けることによって、1つのリザーバから別のリザーバ内への流体の逆流を回避することも可能である。そのような弁は、逆止弁(例えば、傘形弁)として設計することが可能であり、リザーバ内への逆流を効果的に抑制する。特定のリザーバ内で圧力が十分に高い場合には、弁が開き、流体を分注する。また、アクティブ制御の弁として弁を設計し、弁の状態をより良く制御することも可能である。流体が、連続的に分注されるときには、弁は、一度に1つずつ開くことが好ましい。追加的に、分注手順の間の投与の精度は、弁の使用によってさらに増加され得る。何故なら、弁が、分注手順の後に装置から滴り落ちる流体の影響を低減するからである。弁がアクティブ制御される場合には、弁は、迅速に、およびしたがって正確に、分注手順を開始および停止することが可能である。これは、最適な量のカロリーおよび/または炭水化物が分注されるので、食品の味のさらなる改善を提供する。
弁の数は、好ましくは、リザーバの数と一致しており、弁は、リザーバそれぞれに割り当てられる。弁は、好ましくは、リザーバの出口部の後方側に直接的に位置付けされており、リザーバとノズルとの間の任意の流体連結部が、流体連結部内に残っている乾燥した流体により、詰まることを防止する。
リザーバの出口部とノズルとの間に、混合チャンバが位置付けされており、その中で、流体が、分注される前に混合され得るときは、さらに有利である。このように、均質な味を実現することが可能である。
分注機構が、各リザーバごとにプランジャを含むときには、同時に第1および第2の流体の量、ならびに、場合により、分注されることとなるさらなる流体の量は、互いに独立して設定および分注することが可能であるが、分注機構を提供する簡単な方法が実現される。プランジャは、それぞれのリザーバ内の圧力を増加させ、流体が、リザーバから押し出される。プランジャは、電気機械的なモータ(例えば、ステッピング・モータ)によって駆動されるピストンとともに、移動させられるか、または押し付けられ得る。そうするときに、分注手順の間の非常に正確な投与が実現可能である。しかし、また、機械的に貯蔵されるエネルギーを用いて、それぞれのプランジャを移動させることも可能であり、機械的に貯蔵されるエネルギーは、負荷をかけられたスプリングによって提供されるか、または例えば、作動ボタンを通じて、ユーザによって及ぼされる圧力によって、直接的に提供される。後者の手段は、電気機械的なモータの提供ほど、コストは大きくかからない。分注機構は、ギヤをさらに含むことが可能であり、プランジャが適当な力および速度を伴って移動するのに最適な変速装置を提供する。
本発明による装置のさらなる実施形態によれば、装置は、ユーザ・インターフェースおよび制御ユニットを含み、それにより、ユーザ固有の用量パラメータを制御ユニットに提供することが可能であり、制御ユニットは、分注機構を制御するように構成される。
分注機構を制御することが可能な制御ユニットを設けることによって、分注手順の間の非常に正確な投与が可能であるというだけでなく、第1の流体と少なくとも第2の流体との間の比率が、ユーザ・インターフェースによって提供される入力に基づいて、制御ユニットによって計算され得る。制御ユニットは、特にマイクロプロセッサであることが可能であり、ユーザ・インターフェースから情報を受け、情報および/または制御信号を分注機構に提供する。
ユーザ・インターフェースは、ボタンおよび/またはディスプレイを用いて実現することが可能であり、ユーザに対して、装置、および特に制御ユニットに情報を提供する可能性を提供する。ディスプレイは、入れられた情報に関するフィードバック、または砂糖、カロリー、および/もしくは炭水化物の分注される量に関するフィードバックを提供することが可能である。
ユーザは、例えば、ユーザ・インターフェースを介して、例えば、角砂糖の同等量、ティースプーンもしくはテーブルスプーンの同等量、または任意の他の適切な甘さの測定値で、所望の甘さに関する情報を入力することが可能であり、所望の量の炭水化物に関する情報を提供することも可能である。次いで、制御ユニットは、所望の量の炭水化物、および所望の量の全体的な甘さをユーザに提供するために、砂糖を含む第1の流体と砂糖代用品を含む第2の流体との間の適切な比率を計算することが可能である。当然ながら、制御ユニットは、さらなるリザーバ(設けられる場合には)から、さらなる流体を利用することが可能である。
また、ユーザは、単に、分注されることを望む甘さの程度だけを入力し、異なる流体間の比率が、さらなる情報に基づいて、制御ユニットによって計算されることも可能である。そのようなさらなる情報は、ユーザによって設定される標準的な値であるか、またはユーザによって入力されるか、もしくは、さらなるデバイスから受ける患者の血糖値から導かれる値であることが可能である。また、そのようなさらなる情報は、過去の特定の期間の間の、以前の分注の履歴から導くことも可能である。
さらに、第1および第2の流体の量、または1つの流体の量と流体間の所望の比率とを、ユーザが直接的に入力することが考えられる。
本発明による装置のさらなる実施形態によれば、ノズルは、実質的に非尖鋭の針またはカニューレを含む。例えば、人の皮膚の下への注射のリスクなどのような、装置の偶発的な誤用の危険性が低減され、したがって、装置の安全性が増加される。
追加的な安全性の増加のために、デバイスは、任意の混同または取り違えを防止するために、異なる色および/または形状によって、インスリン注射デバイスなどのようなデバイスから明確に区別され得るように、設計することが可能である。
ノズルが交換可能であるときには、例えば詰まった場合、または衛生標準を維持するためにノズルを交換することが可能であるので、使いやすさが改善される。
さらに、ノズルが交換可能であり、かつ、装置が、ノズルとしての医療用針の取り付けが妨げられるように、ロックアウト機構をさらに提供するときには、例えば詰まった場合、または衛生標準を維持するためにノズルを交換することが可能であるので、使いやすさが改善される。同時に、医療用針を装置に取り付けることができないので、装置の安全性は損なわれない。ロックアウト機構を、幾何学的に適合された、非尖鋭の針またはカニューレの連結部エレメントの特別の形状によって実現することができ、その結果、注射デバイスとともに使用されることが意図される1つまたは複数の標準的な医療用針は、装置に取り付け可能ではない。
追加的にまたは代替的に、特に、制御ユニットが設けられるときには、そのようなロックアウト機構を電子的に提供することが可能である。その場合には、装置は、適切な針またはカニューレが取り付けられているかどうかを検出し、所与の場合だけ、デバイスの使用を承認し、例えば、皮膚の下への流体の偶発的な注射を防止することが可能である。
本発明による装置のさらなる実施形態によれば、リザーバのうちの少なくとも1つが、交換可能である。一方では、デバイスは再使用可能であり、リザーバだけを交換する必要があるので、ユーザのためのコスト低減が実現される。このことは、流体が異なる速度で使い切られる可能性があるので、特に有用である。他方では、このことは、異なる砂糖および/または砂糖代用品を使用するために、リザーバを交換する能力をユーザに与える。このことは、より多くのユーザ固有の味を可能にし、したがって、食品の味をさらに改善する。最大のカスタマイズのために、すべてのリザーバが交換可能であることが好ましい。
少なくとも1つのリザーバが交換可能であるときには、(例えば、カートリッジの形態の)実質的に意図されるリザーバだけが、挿入され得ることがさらに好ましい。このことは、カートリッジおよび装置の幾何学的な適合によって実現することが可能であり、その結果、実質的に意図されるカートリッジだけが、装置に嵌まる。また、装置は、検出システムを提供することが可能であり、その結果、特定の挿入されるカートリッジが許容されるかどうかについて、装置が電子的に検出することが可能である。カートリッジが許容されない場合には、装置は、ユーザがそれを使用することを防止することが可能である。
本発明による装置は、情報を保存するためのメモリ・ユニットを含むことがさらに好ましい。装置は、例えば、過去の分注手順に関する情報を保存することが可能である。分注される流体に関する情報が、第1の流体と第2の流体との間の比率、および場合によりさらなる流体間の比率をより正確に決定するために使用され、味をさらに向上させ、および/または分注されるカロリー/炭水化物の量をより正確に調節することが可能である。
本発明の第2の教示によれば、糖尿病の治療システムは、本発明による装置、ならびに、インスリン注射デバイスおよび血糖測定デバイスのうちの少なくとも1つを含む。本発明による装置は、このシステムの一部である場合には、例えば、情報にアクセスすることが可能であるか、またはインスリン注射デバイスおよび/もしくは血糖測定デバイスの情報を提供され得る。この情報を用いて、第1の流体と少なくとも第2の流体との間の比率を決定し、またはさらに最適化することが可能である。過去のインスリン注射および/または血糖レベルに関する情報を用いて、砂糖代用品に対する砂糖の最適な比率が、所与の状況に関して決定され、適当な量のカロリーおよび/または炭水化物によって、味の良さをユーザに提供することが可能である。
また、追加的に、本発明による装置は、糖尿病の治療システムの別のデバイスに情報を提供することが可能である。例えば、患者の予期される血糖レベルに関する情報を提供するために、そのようなデバイスは、インスリン注射デバイスであることが可能である。
本発明の第3の教示によれば、技術的課題は、食品を甘くするための方法によってさらに解決され、方法は、ユーザ固有の用量パラメータを、装置に、特に本発明による装置に提供する工程と、装置が、第1の流体および第2の流体のうちの少なくとも1つを含む流体を分注する工程とを含み、第1の流体および第2の流体は、提供されるユーザ固有の用量パラメータに基づく比率を有しており、第1の流体は、砂糖を含み、第2の流体は、砂糖代用品を含む。
食品は、飲料だけでなく食事も意味することが理解される。
ユーザ固有の用量パラメータは、任意の情報を意味することが理解され、その任意の情報に基づいて、第1の流体と第2の流体との間の比率を決定することが可能である。そのようなユーザ固有の用量情報は、特に(例えば、角砂糖の同等量の)所望の甘さ、もしくは、任意の他の適切な甘さの測定値、所望の量の炭水化物および/もしくはカロリーに関する情報、異なる流体間の比率、ならびに/または現在のもしくは過去の血糖レベルであることが可能である。ユーザ固有の用量パラメータは、上述の情報のうちの1つまたはそれ以上であると理解される。ユーザ固有の用量パラメータは、ユーザによって手動で提供され得るか、または装置によって少なくとも部分的に計算され得るかのいずれかであり、それは、特に2つの流体間の比率である。流体間の比率は、当然ながら、高く/低くなることが可能であり、1つの流体だけが効果的に分注される。好ましくは、少なくとも2つの流体が分注される。
分注される流体が少なくとも2つの流体の混合物であるような比率の場合には、流体は、例えば、装置内に設けられる混合チャンバ内で、分注される前に、または分注の間に、混合することが可能である。あるいは、流体は、次々に、または異なるノズルを介して、分注することが可能である。
したがって、ユーザ固有の情報に基づいて食品を甘くするための流体を提供することが可能であり、ユーザは、食品の風味に満足し、同時に、最適な量のカロリーおよび/または炭水化物を提供される。装置は、所望の比率を有する流体の分注を実施しているので、方法は、簡単かつ確実に実施される。
ユーザ固有の用量パラメータが、分注されることとなる所望の甘さに関する情報、および/または分注されることとなる砂糖の絶対的もしくは相対的な量に関する情報を含み、かつ、第1の流体と第2の流体の比率が、提供されるユーザ固有の用量パラメータに基づいて、装置によって計算されると、改善された味と、同時に、所望の量のカロリーおよび/または炭水化物を食品に提供する、非常に便利なおよび効果的な方法が実現される。
所望の甘さは、各分注手順の前に、ユーザが個別に設定することが可能であるか、または例えば、ユーザによって以前設定された標準的な値であることが可能である。絶対的な量の砂糖は、角砂糖の同等量の形態で、またはユーザが分注されることを望む最大量の炭水化物の形態で、ユーザが入力することが可能である。また、ユーザは、味の良さと炭水化物の低減との間の個人的なバランスを実現するために、分注される流体内の相対的な量の砂糖を設定することも可能である。また、ユーザは、所望の甘さだけを装置に提供することも可能であり、一方、分注されることとなる最大量の炭水化物(およびしたがって砂糖)は、ユーザの血糖レベルから引き出すことが可能である。したがって、相対的なまたは絶対的な量の砂糖は、必ずしも直接的に提供されることはなく、分注されることとなる絶対的なまたは相対的な量の砂糖が、ユーザ固有の情報から引き出し可能である限り、それは、間接的にも提供され得る。
ユーザ固有の用量パラメータは、追加的なユーザ固有の情報を含むことが好ましく、そのような情報は、1時間もしくは1日などのような特定の期間に対する炭水化物および/もしくはカロリーの制限値、過去に分注された流体に関する情報、ならびに/または時間およびグルコース値などのような過去のグルコース測定に関する情報であることが可能である。これらの値は、ユーザ・インターフェースを介して、ユーザが手動で入力することが可能であり、または特定の情報は、血糖測定デバイスなどのような、糖尿病の治療システムの他のデバイスから装置に伝達することが可能である。味の良さとカロリーおよび/または炭水化物の低減された量との間の良好なバランスを提供する非常に便利な方法は、追加的なユーザ固有の用量パラメータを用いて実現することが可能である。
装置が過去の分注手順に関する情報を保存することがさらに好ましい。この目的のために、本発明による装置は、情報を保存するためのメモリ・ユニットを含むことが可能である。分注される流体に関する情報は、第1の流体と第2の流体の間の比率、ならびに、場合により、さらなる流体間の比率のより正確な決定のために使用され、味をさらに向上させ、および/または分注されるカロリー/炭水化物の量をより正確に調節することが可能である。
本発明の様々な態様のこれらの利点および他の利点は添付の図面を適当に参照して、以下の詳細な説明を読むことによって、当業者に明らかになることとなる。
特定の分注手順の前の、本発明による装置の例示的な実施形態を示す図である。 図1から、分注手順の間の、本発明による装置の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による装置の第2の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による装置の第3の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による装置の第4の例示的な実施形態を示す図である。 本発明による例示的な糖尿病の治療システムの概略図である。 本発明による方法の例示的な実施形態のダイヤグラムである。
図1は、分注手順の前の、本発明による装置の例示的な実施形態を示している。装置1は、第1のリザーバ2および第2のリザーバ4を含む。第1のリザーバ2は、砂糖溶液を含む第1の流体6を含み、一方、第2のリザーバ4は、低カロリーの人工甘味料を含む第2の流体8を含む。リザーバ6、8は、カートリッジとして設計されている。リザーバ2は、出口部10を含み、一方、リザーバ4は、出口部12を含み、それらを通して、それぞれの流体6、8を分注することが可能である。示されている実施形態では、流体6、8は、弁14、16によって、分注されることが防止されている。この場合には、弁14、16は、逆止弁である;他のタイプの弁も同様に、提供することが可能である。流体システムのさらに下流で、流体チャネル18、20は、混合チャンバ24を含むマニホールド22につながっている。マニホールドは、2つのチャネル18、20を、単一のノズル26に接合させている。
リザーバ2、4内に含まれている流体6、8は、ポンプ機構の形態の分注機構28によって、分注することが可能である。この実施形態では、分注機構28は、第1のリザーバ2のためのプランジャ30と、第2のリザーバ4のためのプランジャ32とを含む。プランジャ30、32に及ぼされる圧力、したがって、流体6、8に及ぼされる圧力が、十分に高いときには、それぞれの流体6、8は、それぞれの逆止弁14、16を通して分注されることとなる。プランジャ30は、ピストン34に連結されており、一方、プランジャ32は、ピストン36に連結されている。ピストン34、36は、電気モータ38および電気モータ40によって、それぞれ駆動することが可能である。両方の電気モータ38、40は、制御ユニット46によって、それぞれ、連結部42および連結部44を通じて制御される。図示されている実施形態では、制御ユニットは、ユーザ・インターフェース48によって情報を提供され、それは、連結部50を介して、ユーザ・インターフェース48に連結されている。あるいは、分注機構は、例えば、ユーザのために、負荷をかけられたスプリングおよび作動手段によって、機械的に提供され得る。
図示されている実施形態では、ユーザは、ユーザ・インターフェース48を介して、ユーザ固有の用量パラメータを制御ユニット46に提供する。ユーザは、例えば、角砂糖の同等量、ティースプーンもしくはテーブルスプーンの同等量、または任意の他の適切な甘さの測定値で、所望の甘さを入力することが可能である。ユーザは、場合によりまたは代替的に、炭水化物および/またはカロリーの所望の量に関する情報を含む、ユーザ固有の用量パラメータを入力することが可能である。ユーザ固有の用量パラメータに含まれ得るさらなる情報は、異なる流体6、8の間の比率、または過去の血糖レベルであることが可能である。
ユーザが、所望の甘さ、および炭水化物の(最大)量に関する所望の値を入力すれば、この情報は、制御ユニット46が、分注されるべき流体6、8の最適な比率を計算するのに十分である。
図2は、図1から、分注手順の間の、本発明による装置の例示的な実施形態を示している。ノズル26から出てくる分注流体52は、流体6、8の混合物である。
図示されている例では、ユーザは、炭水化物の量を入力しており、それは、所望の甘さにおいて、砂糖を含む第1の流体6内に通常含まれている炭水化物の量よりも少なく、所望の甘さも、ユーザによって入力される。制御ユニット46は、自動的に、第1の流体6の量を低減させ、前記低減に起因する甘さの欠如を、第2の流体8で補償することが可能であり、同時に、所望の量の炭水化物および所望の甘さを流体52に提供するように、第1の流体6が分注されることとなる。第2の流体8は、人体にとって使用可能な炭水化物をより少ない量だけ含むか、または実質的に含まないので、第2の流体8を分注することによって、甘さは、分注される流体52内の可消化炭水化物の量を増加させることなく、または最小に増加させて、所望のレベルまで増加されることとなる。このように、味の良さと、消費される食品内の炭水化物および/またはカロリーの低減された量との間の最適なバランスが、簡単かつ確実に実現可能である。プランジャ32が、プランジャ30よりもさらに下に移動したので、分注された第2の流体8の量は、分注された第1の流体6の量よりも大きいことが、図2からさらに理解することが可能である。
また、弁14、16の後方側の流体システム、混合チャンバ24、およびノズル26内に残っている流体は、さらなる分注手順の投与の精度を増加させるために、および乾燥した流体に起因する流体システムの任意の詰まりを防止するために、分注されることが好ましい。あるいは、リザーバ2、4の後の流体システムの体積を、可能な限り小さく維持することが可能であり、その結果、流体システム内に残っている流体6、8の量は、無視できるほどである。
ユーザが砂糖の量をゼロに低減することを望む場合、またはユーザの血糖レベル(それは、インターフェース48を介して装置1に入力され得るか、または他のデバイスから制御ユニット46へ伝達され得る)が、砂糖の使用を許容するには高すぎる場合には、分注される流体52は、第2の流体8だけを含むこととなる。
また、同様に、入力された砂糖/炭水化物の量を超過することなく、所望の甘さに到達することができることも可能である。その場合には、砂糖を含む流体6だけが、最良の味のために、分注されることとなる。この場合には、ユーザ・インターフェース48は、所望の甘さは到達されるけれども、砂糖/炭水化物の量が入力された値よりも低いことを、ユーザに知らせることが可能である。
図3は、本発明による装置の第2の例示的な実施形態を示している。より良い概観のために、図1または図2からのエレメントは、依然として図3に図示されているが、図1または図2からのすべての参照数字が、図3で繰り返されているわけではない。図3に図示されている装置54は、図1および図2に図示されている装置1と同様である。弁14、16の後方側のノズル26a、26bを含む流体システムの設計において、装置54は異なっている。リザーバ2、4は、それぞれ、別々のノズル26aおよび26bをそれぞれ含む。装置1のマニホールド22などのような複雑な部材が必要ないので、装置54の製造は容易になる。追加的に、装置54内のリザーバ2、4の間の相互作用は存在していない。1つの流体6、8の特定の量が、それぞれの他の流体6、8のリザーバ2、4に進入することが、別々のノズル26a、26bによって、効果的に回避されている。これは、最適な量のカロリーおよび/または炭水化物が分注されるが、食品の味のさらなる改善を提供する。
図4は、本発明による装置の第3の例示的な実施形態を示している。より良い概観のために、図1または図2からのエレメントは、依然として図4に図示されているが、図1または図2からのすべての参照数字が、図4で繰り返されているわけではない。図4に図示されている装置56は、図3に図示されている装置54と同様である。流体システムの設計において、弁が設けられていない限りにおいて、装置56は、装置54と異なっている。これは、さらに簡単化された装置56の構成を提供する。それは、ノズル26aおよび26bの直径が十分に小さく、ならびに、そうでなければ、リザーバ2、4が気密であるときに、漏れない装置56にとって、一般的に十分である。したがって、図1および図2に図示されている装置1は、例えば、弁12、14なしで設計することも可能である。
図5は、本発明による装置の第4の例示的な実施形態を示している。より良い概観のために、図1または図2からのエレメントは、依然として図5に図示されているが、図1または図2からのすべての参照数字が、図5で繰り返されているわけではない。図5に図示されている装置58は、図4に図示されている装置56と同様である。リザーバ2、4に加えて、第3のリザーバ60が設けられている点において、装置58は、装置56と異なっている。第3のリザーバ60は、第3の流体62を含む。リザーバ60は、同様に、カートリッジとして設計されている。リザーバ60は、出口部64を含み、出口部64を通して、流体62を分注することが可能である。示されている実施形態では、弁は設けられていない(設けることも可能であるが)。出口部64は、ノズル26cにつながっている。また、リザーバ60内に含まれる流体62は、ポンプ機構の形態の分注機構28によって、分注することが可能である。図5に示されている分注機構66は、分注機構28と同様である。分注機構66は、第3のリザーバ60のためのプランジャ68をさらに含む。プランジャ68に及ぼされる圧力、したがって、流体62に及ぼされる圧力が、十分に大きいときには、流体62は、ノズル26cを通して分注されることとなる。プランジャ68は、ピストン70に連結されている。ピストン70は、電気モータ72によって駆動することが可能であり、電気モータ72は、制御ユニット46によって、連結部74を通じて制御される。
第3の流体62は、砂糖および/または砂糖代用品を含むことが可能である。さらなる流体を提供することによって、例えば、多種多様な味および濃度を提供することが可能である。また、第3の流体は、例えば、水であることも考えられる。図1に図示されているように、マニホールド22および共通のノズル26の場合、すすぎのために水を使用することが可能である。また、本発明による装置のさらなる実施形態は、2つまたは3つのリザーバよりも多いリザーバを含むことも可能である。
図6は、本発明による例示的な糖尿病の治療システムの概略図を示している。装置76は、本発明による装置であり、例えば、装置1、54、56、または58のうちのいずれかである。糖尿病の治療システム75は、インスリン注射デバイス78および血糖測定デバイス80をさらに含む。装置76は、連結部82を通じて血糖測定デバイスの情報にアクセスすることが可能である。そのような連結部は、例えば、ケーブル連結部またはワイヤレス連結部であることが可能である。そのような情報は、例えば、ユーザの血糖レベルを含む。この情報によって、第1の流体6と第2の流体8の比率を、さらに最適化することが可能である。また、装置76は、連結部84を通じて、インスリン注射デバイスの情報にアクセスすることも可能である。また、そのような連結部は、例えば、ケーブル連結部またはワイヤレス連結部であることが可能である。過去に注射されたインスリン用量に関する情報を、装置76に提供することが可能である。そのような情報によって、砂糖代用品に対する砂糖の最適な比率が、所与の状況に対して決定され、適当な量のカロリーおよび/または炭水化物によって、ユーザに味の良さを提供することが可能である。また、追加的に、装置76は、分注された砂糖の量などのような情報を、糖尿病の治療システムのデバイス78または80に提供することも可能である。そして、インスリン注射デバイス78は、ユーザの将来の血糖レベルをより良く推定するために、およびしたがって、インスリン用量を調節するために、この情報を考慮することが可能である。
図7は、本発明による方法の例示的な実施形態のダイヤグラムを示している。ユーザ固有の用量パラメータを装置(例えば、装置1、54、56、または58)に提供するために、ユーザは、工程86において、ユーザ・インターフェース48を通じて、制御ユニット46に、角砂糖の同等量によって所望の甘さを提供する。また、制御ユニット46は、分注され得る炭水化物の最大量に関するユーザ固有の情報、またはユーザの血糖レベルに関する情報を提供され、工程88において、ユーザ固有の用量パラメータを補完する。ユーザが、ユーザ・インターフェース48を通じてこの情報を入力するか、または図6に図示されている血糖測定デバイス80が、制御ユニットにこの情報を提供することが可能である。工程90において、制御ユニットが、ユーザに所望の甘さを提供するために、および同時に、ユーザの最近の血糖レベルにしたがって、分注される砂糖の量を低減させるために、分注されるべき流体6と流体8の最適な比率を計算する。次いで、工程92によって、流体6および8の混合物が分注される。最後に、工程94において、分注された砂糖の量、または分注された炭水化物の量などのような、過去の分注手順に関する情報が、保存される。この情報は、ユーザ・インターフェース48を介して、いつでもユーザに表示され得るか、または情報は、糖尿病の治療システム75のデバイスにさらに提供され得る。

Claims (16)

  1. ダイエタリ・ディスペンサに関する装置であって、
    少なくとも2つのリザーバ(2、4、60)と、
    少なくとも1つのノズル(26、26a、26b、26c)と、
    分注機構(28)とを備え、
    ここで、前記リザーバ(2、4、60)のそれぞれは、出口部(10、12、64)を含み、
    各出口部(10、12、64)は、少なくとも1つのノズル(26、26a、26b、26c)に連結されており、
    前記第1のリザーバ(2)は、砂糖を含む第1の流体(6)を含み、
    前記第2のリザーバ(4)は、砂糖代用品を含む第2の流体(8)含み、
    前記分注機構(28)は、前記それぞれの出口部(10、12、64)を通して、および前記少なくとも1つのノズル(26、26a、26b、26c)を通して、前記流体(6、8、62)を分注することが可能であるように構成される、上記装置。
  2. 前記第1の流体(6)内の前記砂糖は、単糖、二糖、オリゴ糖のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2の流体(8)内の前記砂糖代用品は、天然のまたは人工の砂糖代用品である、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記少なくとも2つのリザーバ(2、4、60)の前記出口部(10、12、64)が単一のノズル(26)に連結されるように、マニホールド(22)をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 各リザーバ(2、4、60)ごとに別々のノズル(26a、26b、26c)をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  6. 各出口部(10、12、64)と前記少なくとも1つのノズル(26、26a、26b、26c)との間に弁(14、16)、特に逆止弁をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記分注機構(28)は、各リザーバ(2、4、60)ごとにプランジャ(30、32、68)を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. ユーザ・インターフェース(48)および制御ユニット(46)をさらに備え、その結果、ユーザ固有の用量パラメータを、前記分注機構(28)を制御するように構成された前記制御ユニット(46)に提供することができる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記ノズル(26、26a、26b、26c)は、実質的に非尖鋭の針またはカニューレを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記ノズル(26、26a、26b、26c)は、交換可能であり、前記装置は、前記ノズル(26、26a、26b、26c)としての医療用針の取り付けが妨げられるように、ロックアウト機構をさらに提供する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記リザーバ(2、4、60)のうちの少なくとも1つは、交換可能である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置(1、54、56、58)、ならびに、インスリン注射デバイス(78)および血糖測定デバイス(80)のうちの少なくとも1つを含む、糖尿病の治療システム。
  13. ユーザ固有の用量パラメータを、装置、特に請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置に提供する工程と、
    前記装置が、第1の流体および第2の流体のうちの少なくとも1つを含む流体を分注する工程と
    を含み、
    ここで、前記第1の流体および前記第2の流体は、前記提供されるユーザ固有の用量パラメータに基づく比率を有しており、
    前記第1の流体は砂糖を含み、前記第2の流体は砂糖代用品を含む、食品を甘くするための方法。
  14. 前記ユーザ固有の用量パラメータは、分注されるべき所望の甘さに関する情報、および/または分注されるべき砂糖の絶対的もしくは相対的な量に関する情報を含み、前記第1の流体と前記第2の流体の前記比率は、前記提供されるユーザ固有の用量パラメータに基づいて、前記装置によって計算される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ユーザ固有の用量パラメータは、追加的なユーザ固有の情報を含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記装置は、過去の分注手順に関する情報を保存する、13〜15のいずれか1項に記載の方法。
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