JP4917042B2 - 添加剤の分注を利用した飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料の分注(dispensing)に関する。より詳細には、本発明は、ベース液と、選択された1つ(または複数)の添加剤とを用いた飲料の調製に関する。
飲料ディスペンサは、1つまたは複数の飲料源から飲料を調製する装置である。いくつかのタイプの飲料ディスペンサでは、濃縮体および/または粉末を含む飲料源と液体(例えば水)とを混合して飲料を調製する。いくつかのタイプのディスペンサは、比較的冷たい飲料(例えば清涼飲料)を分注し、このタイプでは濃縮体が必要となり、他のタイプのディスペンサは、粉末を使用するなどして、比較的熱い飲料(例えばコーヒー、茶、ホットチョコレート)を分注する。
従来の冷飲料ディスペンサが、米国特許第5960997号に開示されている。このディスペンサは、清涼飲料シロップなどのベース飲料と、そのシロップをカップ中に希釈する液剤とを分注するものである。このディスペンサはまた、ベース飲料の分注と同時に、その分注期間にわたって風味料をカップに分注し、それによってベース飲料の容量と風味料の容量との一定比率を維持している。これでは、比率は一定に保たれるものの、理想的な混合には至らない。
従来の温飲料ディスペンサが、米国特許第6419120号に開示されている。このディスペンサは、複数の風味料ディスペンサを有し、ベース粉末、水、および1つまたは複数の風味料をカップ中に分注することによって、風味付飲料を調製する。
粉末を混合して飲料を生成する際、固形物が残って、風味料に結合する可能性がある。風味料が加えられると、それらの風味料は、残留している固形物と結合することがあり、その結果、固形物の濃度が高い場合、風味料の濃縮化や不均質が生じ得る。冷飲料を生成する場合、粉末では特に、大きな固形濃縮物が残らないように十分に溶解させるのは困難である。したがって、風味付飲料を調製する間の、添加剤のベース液との混合を改善するディスペンサおよび分注方法が求められている。
本発明は、1つまたは複数の添加剤(例えば風味料)の、ベース液との混合を改善する飲料ディスペンサおよび分注方法に関する。例えば、添加剤を分注する比率を変えることによって、ベースが分注される際にその混合が改善されることになる。添加剤とベース液の比を変えることは、例えば、飲料を分注する間にその比を変える場合、好ましくは、飲料分注の始めと終わりの一方または両方で添加剤とベースの比を低減させると、特に有利となる。
飲料分注の始めで添加剤とベースの比を低減させることによって、容器の壁に付着し、不適切に混合され得る添加剤が確実になくなるか、または少なくとも少量となり、また、添加剤を前記ベースと適切に混合する(例えば、希釈または拡散による希釈)のに十分な液体および乱流が、ベースによって常に確実にもたらされることとなる。
また、飲料分注の終わりで添加剤とベースの比を低減させることによっても、混合されずに飲料の上部に集まって、飲料に不快な味覚をもたらし得る添加剤が確実になくなるか、または少なくとも少量となる。
本発明によって構築されるディスペンサは、飲料が熱くても冷たくても、非常に高い水準の風味料混合を達成することができる。
飲料を調製する好ましい方法では、ベース液を分注装置から容器中に分注する。ベース液を分注する間、流動可能な添加剤を分注装置から容器中に分注して、流動可能な添加剤をベース液と混合し、それによって飲料を生成する。好ましくは、ベース液および流動可能な添加剤の分注は、分注の間、容器内のベース液中の添加剤の相対濃度を変えるように制御する。
好ましい実施形態では、添加剤の分注は、ベース液の分注開始後に開始する。例えば、かかる実施形態の1つでは、ベース液の分注は、添加剤の分注開始の少なくとも約1秒前に開始する。ベース液の分注は、流動可能な添加剤の分注停止と同時に、またはその後に停止することができるが、好ましくはそれよりも前には停止させない。
ベース液の分注は、好ましくは、添加剤の分注停止後、ベース液中の添加剤濃度を変えるように、流動可能な添加剤の分注停止後に停止する。例えば、ベース液の分注は、添加剤の分注停止後の停止期間後に停止することができ、この停止期間は、添加剤分注の持続時間に比例する。
ベース液および添加剤の分注は、分注制御部を動作させることによって制御することができる。例えば、分注制御部の動作に応答して、ベース液および添加剤を所定の期間の間分注することができる。また、例えば、分注制御部の動作後、ベース液を添加剤よりも長い所定の期間の間自動的に分注することもできる。
添加剤は、好ましくは、ベース液と混合するようにベース液の分注の間に分注する。添加剤は、添加剤とベース液の相対濃度が容量で典型的には1:1000〜1:25でベース液に混合することができる。添加剤には、風味料、栄養補助剤、コーヒーまたは茶増強剤(boost)、甘味料、風味強化剤または風味緩和剤、着色料、香料、および本体(body)をベース液に加えるために選択された物質の1つまたは複数が含まれ得る。
また、添加剤は、所定の持続時間の複数のパルスで分注することができる。好ましくは、ベース液は、少なくともパルスの開始前に分注し、また、好ましくは、パルスが開始する時にも分注する。ベース液はまた、好ましくはパルス停止後も分注する。一連のパルスは、分注制御部の動作に基づいて開始および/または停止することができる。
一態様では、添加剤を、分注すべき飲料ベースの容量に相対して増大する期間の間分注する。こうすることによって、どのようなサイズの飲料を分注する場合でも、1つ(または複数)の添加剤を一定濃度で適切に飲料に配量(dose)し続けることが保証される。
別の態様では、飲料中の添加剤の強度または濃度は、使用者が行う選択に従って選択することができる。したがって、添加剤分注時間は、選択された濃度または強度に応じて(例えば、より強い添加剤濃度が望まれる場合)変える(例えば、増大させる)ことができる。
より具体的には、添加剤は以下のステップで分注することができる。
a:様々な飲料サイズの選択肢の中から、所望の飲料サイズ「V」に関する嗜好情報を分注装置の分注制御部から得る。
b:任意選択で、あるサイズについて、添加剤強度(例えば、低、中、高)の選択肢の中から、所望の添加剤強度「X」に関する嗜好情報を分注装置の分注制御部から得る。
c:添加剤分注サイクル時間「Y」の間、飲料サイズに相対し(例えば、比例する)、かつ、任意選択で、選択された強度「X」にも対応するように添加剤を分注するように分注装置を制御する。
ステップaおよびbは、同時に、または実施可能な任意の順序で順に行うことができることに留意しなければならない。
嗜好情報を得るための1つ(または複数)の分注制御部は、適当などのようなタイプのユーザインターフェイスも備えることができる。ユーザインターフェイスは、スイッチボード、タッチスクリーン、ポータブルコンピュータもしくは携帯電話、または他のどのような等価な手段であってもよい。嗜好情報は、ユーザインターフェイスに接続され、制御器に添加剤の分注を始動させる指示を含む、制御器の記憶媒体内に実際に記憶することができる。
添加剤は、好ましくは、単一の飲料を生成するのに、複数の添加剤源の全てよりも少ない添加剤源から分注する。添加剤源は、分注装置の選択制御部の動作に基づいて、それ自体選択することができる。
ベース液は、好ましくは、飲料成分を第1の液体と混合することによって分注装置内で調製する。飲料成分には、タンパク質強化液、ジュース、コーヒー、茶、ココア、牛乳ベース液、穀類、またはそれらの組合せが含まれ得る。一実施形態では、飲料成分には、コーヒーまたはココアベース、甘味料、および粉状ミルク(例えば、非乳製クリーマ、または本物の牛乳固形物を用いた乳製クリーマ)の1つまたは複数が含まれる。飲料成分と第1の液体とを泡立てて、分注されたベース液の液体層上に泡沫層を生成することができる。最終的に分注された量の添加剤を、ベース液と混合することができる。
飲料を調製する方法の別の実施形態では、ベース液を分注装置から容器中に分注する。ベース液の分注の間、流動可能な添加剤を分注装置から容器中に、所定の持続時間の複数のパルスで自動的に分注して、流動可能な添加剤をベース液と混合する。このパルスは、好ましくは、ベース液の分注開始後に開始し、実質的にベース液の分注を停止する時までに終了する。
本発明の方法の一態様では、飲料は、使用者による自由流量ベースのボタン操作に応答して分注される。このため、飲料の分注は、以下の順序で制御することができる。
a:開始時間T=0で、飲料ベースの分注を開始する。
b:開始時間T=0から、以下の式に対応する時間遅延A秒で、添加剤のパルス供給(pulsing)を開始する。
A=v/(V/Z)
式中、容量「v」は、添加剤をパルス供給する前に必要な飲料ベースの最小容量であり、Vは実際の飲料容量であり、Zは飲料分注総時間を秒で表す。
c:以下の式に対応する時間間隔ごとに添加剤をパルス供給する。
時間間隔=(Z−2.A)/n
式中、nは、以下の式によって得られる飲料中に添加剤をXmL送達するのに必要なパルスの総回数である。
n=X/q
式中、qはパルスあたり添加剤配量装置によって送達される添加剤の量である。
d:任意選択で、以下の式で得られる時間遅延で、添加剤の最後のパルスをパルス供給する。
T=(Z−A)(秒)
e:T=Zの時間遅延で、飲料ベースの分注を終了する。
非炭酸飲料を調製する好ましい方法では、飲料成分を第1の液体と混合することによって、分注装置内でベース液を調製する。ベース液を、ベース液ノズルを介して分注装置から容器中に分注する。ベース液を分注する間、流動可能な添加剤を、添加ノズルを介して分注装置から容器中に分注して、ベース液と混合する。ベース液ノズルと添加ノズルとは、好ましくは、噴霧されるベース液と噴霧される添加剤との相互汚染を防止するために、間隔を置いた位置関係で配置する。
好ましい飲料分注装置は、ベース液源、添加剤源、ベース液分注機構、添加剤分注機構、および制御器を含む。ベース液分注機構は、ベース液を容器中に分注するようにベース液源と動作可能に連結され、添加剤分注機構は、流動可能な添加剤を容器中に分注するように添加剤源と動作可能に連結されている。制御器は、分注の間、容器内のベース液中の添加剤の相対濃度を変えるように分注機構と連結されている。これらの分注機構は、ベース液の分注の間、流動可能な添加剤をベース液と混合して、飲料を生成するように構成されている。この飲料分注装置はまた、ベース液を加熱して温かい、または熱い飲料を生成するように構成されたヒータ、および/またはベース液を冷却して冷却飲料を生成するクーラを含むことができる。
制御器は、好ましくは、ベース分注機構によるベース液の分注開始後、それに応答して、添加剤分注機構が添加剤の分注を開始することになるように構成される。また、制御器は、好ましくは、添加剤分注機構による添加剤の分注停止後、ベース分注機構がベース液を所定の期間の間分注し続けることになるように構成される。制御器は、添加剤分注機構が添加剤を所定の持続時間のパルスで分注することになるように構成することができる。
添加剤分注機構は、添加剤を添加剤源から容器中にポンプ供給する(pumping)ように、添加剤源に連結されたポンプ供給機構を含むことができる。
別の好ましい飲料分注装置は、第1の液体源、飲料成分源、およびブレンドシステムを含む。ブレンドシステムは、第1の液体源および飲料成分源に動作可能に連結され、第1の液体および飲料成分をそれらの各源から受け、ブレンドして、ベース液を調製する。
開示の飲料ディスペンサおよび分注方法の上記その他の特徴は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照することによって、より完全に理解することができよう。図面は、原寸に比例して描かれているのではなく、相対的な寸法を示すものにすぎない。
次に、開示の飲料ディスペンサおよび分注方法の全体的な理解をもたらすために例示的な実施形態を説明する。例示の実施形態の1つまたは複数の例を図面に示す。開示のディスペンサおよび分注方法を適合させ、改変して、他の応用例向けのディスペンサおよび分注方法を実現することができること、また、本開示の範囲から逸脱することなく、開示の飲料ディスペンサおよび分注方法にその他の追加および改変を行うことができることを当業者なら理解するであろう。例えば、例示の実施形態の特徴を組み合わせる、分離する、相互交換する、および/または配置変更して、他の実施形態を生成することができる。かかる改変形態および変形形態は、本開示の範囲内に含まれるものである。
図1に示すように、好ましい実施形態のディスペンサ100は、飲料成分を貯蔵し、ベース液分注機構106と流体連通しているベース貯蔵チャンバ102を含む。添加剤容器112が、添加剤を貯蔵し、添加剤分注機構116と流体連通している。ブレンド機構130が、分注機構106および116、ならびに液体源120と流体連通して設けられている。ディスペンサ100はまた、分注機構106および116、液体源120、ならびにブレンド機構130に動作可能に連結された制御器145を含む。
ディスペンサ100はまた、様々な構造特徴を含むことができ、それらの機能は、当業者には良く知られている。例えば、ディスペンサ100は、ハウジング182、ハウジング182に取り付けられ、貯蔵チャンバ102を支持する棚184、186、188、容器112、および他の構成要素、すなわち、分注された風味付飲料を受ける容器150、容器150から溢れた、またはこぼれた液体を回収する滴受けまたはドレイン190を含むことができる。
ディスペンサ100は、好ましくは、比較的熱い飲料、および比較的冷たい飲料を含めた様々な飲料を調製するように構成される。いくつかの実施形態は、比較的熱い飲料、または比較的冷たい飲料を分注するように構成されるが、それらの両方ではない。
以下でさらに説明するように、ディスペンサ100の動作中、制御器145によって、好ましくは、ベース液分注機構106および添加剤分注機構116が、ベース液(このベース液は、チャンバ102内に貯蔵された飲料成分から調製される)と、1つまたは複数の添加剤とを容器150中に分注することになる。一般に、かかる動作の間、制御器145は、ベース液が分注される際に、分注されるベース液中の分注される添加剤の濃度を変えるように、ベース液および添加剤の分注を制御する。
図1に示す実施形態では、ベース液分注機構106は、導管(例えば管類やプラグ)によって貯蔵チャンバ102に流体的に連結され、飲料成分をそれらのチャンバからブレンド機構130に送達するポンプ140などの成分送達機構を含む。貯蔵チャンバ102は、それだけに限らないが、ヒトの消費に適した飲料を調製するために使用することができる濃縮体、液体、シロップ、および/またはそれらの組合せなどの様々な飲料成分を貯蔵することができる。例えば、貯蔵チャンバ102は、ココア、コーヒー、ホットチョコレート、および/または茶用のベース、甘味料(例えば、砂糖または人工甘味料)、および/または粉状ミルク(例えば乳製クリーマまたは非乳製クリーマ)を含む飲料成分を貯蔵することができる。本明細書では、用語「濃縮体」は、濃縮液などの液状濃縮体を指す。好ましくは、ベース成分は粉末ではない。したがって、濃縮体を扱う成分送達機構などの機構は、粉末ではなく、液状濃縮体を扱うように構成された機構を含む。例えば、オーガではなくポンプを使用することができる。好ましくは、ベース液分注機構106は、貯蔵チャンバ102内に貯蔵された異なる飲料成分間の相互汚染を防止または阻止するように、それぞれの異なる貯蔵チャンバ102用の個別のポンプ140などの配量システムを含む。
図1に示す実施形態では、添加剤分注機構116は、容器112に連結され、添加剤をそれらの容器からブレンド機構130に送達するポンプ160を含む。容器112は、それだけに限らないが、濃縮体、液体、乳濁液、シロップなどの様々な添加剤を貯蔵することができる。例えば、容器112は、風味料(例えばバニラ抽出物)、栄養補助剤(例えば、ビタミンおよび/またはミネラル、乳漿またはふすま、あるいは精神的および身体的健康を改善すると認識されている物質)、コーヒーまたは茶増強剤、甘味料、粉状ミルク、風味強化剤、風味緩和剤、着色料、香料、本体をベース液に加えるための物質(例えば、泡沫を形成可能な物質)、および/または前述の組合せを貯蔵することができる。好ましくは、添加剤分注機構116は、容器112内に貯蔵された異なる添加剤間での相互汚染を防止または阻止するように、それぞれの異なる容器112用の個別のポンプ160を含む。
蠕動ポンプ、ピストンポンプ、膜ポンプなどの当業者に周知の様々なポンプ供給機構を、ベース液分注機構106および添加剤分注機構116に使用して、貯蔵チャンバ102から飲料成分を、また、容器116から添加剤をブレンド機構130に送達することができる。好ましくは、ポンプ140および160は、液体噴射などの液体流を供給することが可能である。
好ましい実施形態のベース液分注機構106はまた、液体源120に連結され、この液体源120は、ブレンド機構130内で、1つまたは複数の飲料成分および/または1つまたは複数の飲料とブレンドできる液体を供給し、それによってベース液を生成することができる。通常、液体または希釈剤源120は、周囲温度にある飲用水源であり、制御器145によって制御されるベース分注機構106の弁および/またはポンプに連結されている。図1に示すように、液体源120は、加熱ユニット121(例えばボイラ)および/または冷却ユニット123(例えば冷蔵ユニット)と流体連通させることができ、これらのユニットは、制御器145に動作可能に連結され、制御され、それによって、比較的熱い湯、または比較的冷たい水をブレンド機構130に供給する。しかし、一実施形態では、液体源は、温水専用源、冷水専用源、またはその両方(ディスペンサ100外部の専用源など)を含み、これらは、十分、加熱および/または冷却ユニットとすることができる。いくつかの実施形態では、液体源120は、それだけに限らないが、炭酸水、クリーム、ジュース、または牛乳などの水以外の周囲温度にある液体源である。
図1および2を参照すると、ブレンド機構130は、好ましくは漏斗として構成され、導管172を介して、入口ポート173および出口ポート175を有する泡立てチャンバ174に流体的に連結された混合カップ170を含む。この混合カップ170は、ポンプ140および液体源120と流体連通して、そこから飲料成分および液体を受ける。泡立てチャンバ174は、好ましくは、制御器145に動作可能に連結され、羽根車の羽根またはフィン177などの泡立て要素を含む泡立て部176を含み、この泡立て部176は、混合カップ170から、導管172および入口ポート173を介してチャンバ174内を通過するベース液を泡立てる。当業者に周知の様々な泡立て部(例えば円板型や羽根型泡立て部)を泡立て部176として使用して、ベース液を泡立てることができる。
ブレンド機構130は、泡立てチャンバ174の出口ポート175と連通したベース液分注ノズル192と、分注ノズル192を取り囲む送達ガード194と、1つまたは複数の添加剤ノズル196とを含む。ベース分注ノズル192は、ベース液を、泡立てチャンバ174の出口175を通過させて容器150に送り込む。送達ガード194は、とりわけ、ガスケットおよびクランプアセンブリ198によって分注ノズル192に取り付けることができ、この送達ガード194は、ディスペンサ100から分注される液体がはね散る、および/または送達領域、すなわち容器150の開端を実質的に越えて外に飛び出すのを防止または阻止する。添加剤ノズル196は、ポンプ160と流体連通しており、添加剤を容器150中に分注するように分注ノズル192の長手軸に沿って配設されている。送達ガード194の内部では、ノズル192は、添加剤ノズル196から分離されており、各添加剤ノズル196は、ディスペンサ100の動作の間、ベース液および添加剤のはね散り、およびそれらの間での、また、添加剤同士の相互汚染を防止または阻止するように、互いに分離されている。
図示の実施形態では、送達ガード194は、プラスチック、金属、または他の適当な材料製の、閉端195と、開端197と、閉端195に形成され、弧に沿って間隔を置いて配置された1つまたは複数の開口とを有する円筒形中空片を含む。それらの開口は、添加剤ノズル196がその中に配設されると、ノズル196を支持し、容器150中に添加剤を送り込むように配置されるように寸法設定され、成形され、配置されている。あるいは、送達ガード194は、そこを貫通して形成され、添加剤をポンプ160から容器150に誘導するように寸法設定され、成形され、かつ配置された1つまたは複数のチャネルを有する材料でできた円筒形(またはその他の形状の)中実片を含む。送達ガード194の保護機能および保持機能を実現する様々な構成を考案することができる。ガードに適した形状には、完全円、半円、または分注システムに適合する別の形状が含まれる。
図1に示すように、制御器145は、ベース液分注機構106(例えばポンプ140)と、添加剤分注機構116(例えばポンプ160)と、液体源120(およびいくつかの実施形態では、加熱および冷却ユニット121および123)と、ブレンド機構130(例えば泡立て部176)とに動作可能に連結されている。制御器145は、飲料成分、添加剤、および液体の分注の流量およびタイミングを制御することが可能なプロセッサ制御式装置である。当業者に周知の様々なプロセッサ制御式装置を制御器145として使用して、ディスペンサ100およびその構成機構の動作を制御することができる。これらの装置のいくつかには、それだけに限らないが、プログラム可能論理制御器(PLC)、プログラム可能時間調整装置、パーソナルコンピュータ、コンピュータワークステーション、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ、メインフレームコンピュータ、ハンドヘルド装置(例えば、携帯情報端末、ポケットパーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話など)、情報機器などが含まれる。本明細書でさらに説明するように、いくつかの実施形態では、制御器145は、ディスペンサ100の使用者からコマンドおよび/または他の情報を受け取るように、ユーザインターフェイス、例えばマウス、キーボード、タッチ感応スクリーン、トラックボール、キーパッドなどに動作可能に連結されている。
先に述べたように、ディスペンサ100の動作中、制御器145は、ベース液の分注の間、分注されるベース液中の、分注される1つ(または複数)の添加剤の濃度を変えるように、ベース液および1つ(または複数)の添加剤の分注を制御する。好ましくは、制御器145は、ディスペンサが、(i)ベース液および1つ(または複数)の添加剤を分注する、(ii)ベース液の分注よりも後に1つ(または複数)の添加剤を分注し始める、(iii)ベース液の分注終了よりも遅れずに1つ(または複数)の添加剤を分注し終える、ように分注を制御する。1つ(または複数)の添加剤をこのように分注することによって、噴射型液体流が分注される衝撃によって、調製された飲料に自然に生じる撹拌を利用することにより、1つ(または複数)の添加剤とベース液とのブレンドが促進されることになる。ベース液の分注が停止した時よりも遅れずに1つ(または複数)の添加剤の分注を停止することによって、ブレンドが促進されることに加えて、1つ(または複数)の添加剤が、調製された飲料の表面からはね散るのが阻止され、それによって無駄が低減されることになる。
添加剤には噴射型流または噴霧が好ましいが、非噴射流を使用することもできる。しかし、好ましくは、この流れは、混合を促進するように、高圧でノズルから流出させることによって生じさせる。典型的な流量は、1秒あたり約0.25液量オンス(すなわち1秒あたり7.1グラム)から1秒あたり約10液量オンス(すなわち1秒あたり283.5グラム)、より典型的には、1秒あたり約0.5〜3液量オンス(すなわち1秒あたり14.18グラム〜85.1グラム)であり、好ましい流量は、1秒あたり約1液量オンス(すなわち、1秒あたり28.35グラム)程度である。
一般に、制御器145は、制御器145に風味付飲料を調製させる指示を含む、1つまたは複数の記憶媒体と通信している。これらの指示には、ベース液および/または1つまたは複数の添加剤を容器150中に生成および/または分注するように、ポンプ140および160、加熱および冷却ユニット121および123、ならびに他の構成要素(図1〜3に示す構成要素など)を制御する指示が含まれ得る。
通常、制御器145は、ディスペンサ100の操作者または使用者から、ユーザインターフェイスを介して所望の風味付飲料の選択を受け取る。例えば、制御器145は、マウスクリック、キーボード入力、キーパッド入力、および/または使用者によって行われる別の入力事象を検出することによって、選択を受け取ることができる。いくつかの実施形態では、その選択の受取りに基づいて、制御器145は、選択された好みの飲料を自動的に調製する。例えば、かかる実施形態のいくつかでは、制御器145は、記憶媒体内の指示(例えば、分注のタイミングおよび流量に関する指示)に従って、ベース液と、1つまたは複数の添加剤とを分注する。あるいは、いくつかの実施形態では、制御器145は、記憶媒体内に含まれた指示と、分注の間に使用者から受け取った指示とに基づいて飲料を調製する。例えば、かかる実施形態のいくつかでは、制御器145は、使用者の入力に基づいて、1つまたは複数の添加剤を容器150中に分注するタイミングを決定する。
図3は、図1および2を参照して示し説明したディスペンサを用いて風味付飲料を調製する方法の実施形態を概略的に示す。当業者には理解されるように、開示の分注方法は、図3に示す例示的な方法のみに限られるものではなく、図1および2に示すものとは異なるディスペンサを用いて飲料を調製することができ、また、図3に示すものとは異なる特徴、および/または追加の特徴に基づいて飲料を調製することができる。
図3に示すように、風味付飲料の選択は、例えば、ユーザインターフェイスを介して受け取られる(図3の310)。選択の受取りに基づいて、制御器145によって、選択に対応するベース液を調製し(図3の320)、容器150中に分注する(図3の330)。
ほとんどの実施形態では、ベース液は、貯蔵チャンバ102内に貯蔵された飲料成分の1つまたは複数を、液体源120からの液体と混合することによって調製する。好ましくは、飲料成分の少なくとも1つは、流動可能な液状濃縮体を含む。(当然ながら、いくつかの実施形態では、ベース液は、液体源120からの液体自体を含むことも、あるいは、液体源120からの液体と混合する必要のない1つまたは複数の液体飲料成分を含むこともできる。)したがって、制御器145は通常、所定の量の1つまたは複数の飲料成分と液体源120の液体とをブレンド機構130(例えば混合カップ170)に送るように、ポンプ140および/または他の構成要素を作動させることによって、ベース液を調製する。いくつかの実施形態では、制御器145は、ベース液をほぼ周囲温度で調製する。あるいは、いくつかの実施形態では、制御器145は、液体源120からの液体を加熱または冷却することによって(すなわち、液体を加熱または冷却ユニット121または123に通過させることによって)ベース液を調製してから、この液体をブレンド機構130に送る。液体源120からの液体を冷却することによって、比較的冷たいベース液を生成することができる。ベース液は、いくつかの飲料では約50℃未満で、異なるタイプの飲料では約40℃、30℃、25℃、または20℃未満で、さらには冷飲料では約10℃未満で分注することができる。いくつかの飲料は、約20℃またはそれを超えるような室温で分注することができ、他の飲料は、40℃を超え、より好ましくは、約50℃を超えるような加熱温度で分注することができる。
ベース液の容器150への分注開始後、制御器145によって、ポンプ160を作動させることにより、使用者が選択した風味付飲料に対応する1つの添加剤または複数の添加剤を容器150中に分注し、かつ、分注されるベース液中の分注される添加剤の濃度をベース液分注期間にわたって変えるように、添加剤およびベース液の分注を制御する(すなわち、ポンプ140および/または160および/またはディスペンサ100の他の構成要素を制御する)(図3の340)。
先に述べたように、添加剤の分注は、好ましくは、添加剤とベース液との混合を促進するように、ベース液分注の開始時間後に開始する。添加剤の分注は、ベース液分注の開始時間から約0.5秒〜10秒後に開始することができるものの、添加剤の分注は、混合を高めるために、好ましくはベース液分注の開始時間から少なくとも1秒後に開始する。ほとんどの実施形態では、添加剤の分注は、ベース液分注の開始時間から約1秒〜3秒後に開始することになる。
分注されるベース液中の分注される添加剤の濃度は、好ましくは、容量で添加剤とベース液で約1:1000〜約1:25である。好ましくは、この濃度は、コーヒー製品では、ベース液250mLあたり添加剤約0.1mLからベース液250mLあたり添加剤約2mLであり、栄養補助剤または食感改善化合物(texture improving compound)では、ベース液250mLあたり添加剤約0.5mL〜10mLである。ベース液中の添加剤の実際の濃度は、添加剤、ベース液、および調製すべき飲料のタイプ、ならびに当業者に周知の他の要因に依存することになる。
いくつかの実施形態では、制御器145によって、添加剤を容器150中に連続して分注する、すなわち、添加剤分注の持続時間全体にわたって連続流として分注する。制御器145は、記憶媒体内に記憶された指示および/または使用者からユーザインターフェイスを介して受け取った指示に基づいて(例えば、本明細書で先に述べた「押し続ける(push and hold)」操作に基づいて)、添加剤を連続して分注するように構成することができる。
あるいは、いくつかの実施形態では、制御器145によって、添加剤を断続的に、または「パルス化」して、容器150中に分注する。制御器145は、記憶媒体内に記憶された指示、例えば、パルスの回数、デューティサイクル(すなわち、各パルスの持続時間と総サイクル時間との比を表す百分率として表される比)、ベース液分注開始時間に対するパルス供給開始時間、およびベース液分注開始時間および/または終了時間に対するパルス供給終了時間を示す指示に基づいて、添加剤をパルス供給するように構成することができる。いくつかの「パルス化」実施形態では、ベース液の分注は、パルス供給の間中断することができ、すなわち、添加剤のパルス供給前に終了し、添加剤のパルス供給後に再開することができる。しかし、好ましくは、ベース液は、ベース液と添加剤との混合を高めるように、添加剤のパルス供給の間にわたって分注する。あるいは、制御器145によって、使用者からユーザインターフェイスを介して受け取った指示に基づいて(例えば、本明細書で先に述べた「押す」操作に基づいて)添加剤をパルス供給することができる。かかる実施形態では、パルス供給の特徴(例えば、パルスの回数、持続時間、持続時間間隔、開始時間、デューティサイクル、停止時間)は、選択された特定の飲料や1つ(または複数)の添加剤など、使用者の入力によって決定することができる。
最後に、制御器145によって、添加剤の分注を終了し(図3の360)、ベース液の分注を終了する(図3の370)。一般に、制御器は、ベース液を期間Tの間分注し、添加剤を期間Tの間分注するように、分注期間を制御し、期間Tは、期間Tの開始後に開始し、期間Tの終了よりも遅れずに終了する。添加剤をパルス供給する場合、期間Tは、添加剤分注の総サイクル時間を表す。好ましくは、添加剤の分注は、添加剤とベースとの混合を高め、分注された飲料の表面から添加剤がはね散るのを防止または阻止するように、ベース液の分注終了前に終了する(すなわち、期間Tは、期間Tの終了前に終了する)。このため、ほとんどの実施形態では、添加剤の分注は、ベース液の分注終了の約2秒以内に終了することになる。いくつかの実施形態では、ベース液の分注は、添加剤の分注終了後の期間(「停止期間」)に終了することができる。この期間の持続時間は、添加剤分注期間Tに比例し得る。
いくつかの実施形態では、制御器145は、その分注期間の少なくとも一部分の間(好ましくは、その期間の最後の部分の間)、ベース液が、容器150中に分注される前に泡立て部176によって泡立てられるようにベース液の分注を制御する。例えば、かかる実施形態のいくつかでは、制御器145によって、容器150内の液体飲料上に泡沫層(例えば、カプチーノやラッテなどのコーヒー飲料用の泡沫層)を生成するように、ベース液の分注期間の終わりに向けて泡立て部176によってベース液を泡立てることができる。泡立て期間は、記憶媒体内の指示に基づくこと、および/または、操作者からユーザインターフェイスを介して受け取った指示に基づいて決定することができる。
先に述べたように、制御器145によって、1つまたは複数の添加剤を容器150中に分注することができる(図3の340)。2つ以上の添加剤を分注する実施形態では、制御器145および/またはユーザインターフェイスを介した使用者は、各添加剤の分注特徴、例えば、分注開始時間、分注終了時間などを制御することができる。かかる一実施形態では、2つ以上の添加剤を分注する開始時間および終了時間は重なり、したがって、それらの添加剤は同時に分注され、それによって添加剤間のブレンドが高まる。別の実施形態では、同時分注の間に生じ得る相互汚染を防止または阻止するように、開始時間および/または終了時間を違えることもできる。
例示の実施形態を参照しながら、開示の飲料ディスペンサおよび分注方法を示し、説明してきたが、当業者であれば、通常の実験を用いることによって、それらの実施形態の多くの均等物を理解し、および/または確定することが可能であろう。かかる均等物は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲に包含されるものである。
例えば、開示の飲料ディスペンサは、「貯蔵チャンバ」内に貯蔵された飲料成分および「容器」内に貯蔵された「添加剤」に関して説明してきたが、開示の飲料ディスペンサは、かかる貯蔵媒体のみに限られるものではなく、飲料成分および/または添加剤を、それだけに限らないが、バッグ、カートン、シリンダ、ホッパなど、他のタイプの貯蔵媒体内に貯蔵するように適当に改変することができる。したがって、本明細書で参照する貯蔵チャンバおよび容器は便宜上のものにすぎず、飲料成分および添加剤を貯蔵するための貯蔵媒体の参照として、より一般的に理解されたい。
また、例えば、開示の飲料ディスペンサは、飲料成分および/または添加剤をハウジング182の内部に貯蔵することのみに限られるものではなく、1つまたは複数の飲料成分および/または1つまたは複数の添加剤をハウジング182の外部に貯蔵し、そこに取り付けるように、および/またはハウジング182の外部とし、そこには取り付けない(例えば、ハウジングから離して配置する)ように適当に改変することができる。さらに、開示の飲料ディスペンサは、ハウジング182内部の、本明細書に示し説明した位置とは異なる位置で飲料成分を貯蔵するように適切に改変することができる。また、例えば、開示の飲料ディスペンサは、図1および2に示す構成要素のタイプおよび/または配置のみに限られるものではなく、本明細書で説明した混合特徴を実現するように、異なるタイプおよび/または異なる配置の構成要素を用いて適切に改変することができる。別段の記載がない限り、冠詞「1つの(aまたはan)」は、本明細書では、名詞を修飾するものであり、これらの冠詞は、修飾される名詞の1つだけでなく、1つまたは複数をも含むものと理解することができる。
実施例1:飲料強度および添加剤の分注回数に対する配量調整の自動制御
以下の表1に、飲料240mLに対して単一の添加剤を1回分注して、飲料中の添加剤がそれぞれ約0.3mL(「低度」)、0.4mL(「中度」)、および0.5mL(「高度」)となる最終的な飲料強度を得る場合の制御仕様の一例を挙げる。
実施例2:自由流量モードによる飲料分注制御
飲料分注の自由流量モードとは、使用者によって、分注される飲料の容量を制御する能力を指す。考えられ得る1つの策は、所望の容量の飲料の制御が可能となるように、所望の分注時間の間、制御スイッチを押し続け、スイッチを放す任意の時間で飲料の分注が停止するようにすることである。飲料ベースポンプのスイッチに繰返し圧力を加えて、スイッチをオンおよびオフにするなどの他の策も可能である。
一態様は、適正な量の添加剤を送達することを可能とすることである。第2の態様は、1つ(または複数)の添加剤が、飲料ベース中に十分希釈された状態で適切に混合された飲料を生成することである。
好ましくは、使用者がスイッチに圧力(例えば、制御システムに応じた継続圧力または断続圧力)を加えることによって、第1に、飲料ベース用のポンプが作動し、第2に、少しの遅延後、添加剤配量ポンプの少なくとも1つが作動することが保証される。
添加剤の適正な配量を保証するために、ディスペンサの制御部は、飲料分注速度に比例した速度で添加剤を分注することができる。自由流量モードの制御は、操作者が現場で、またはディスペンサ製造業者が工場で、実際の飲料容量(「V」)をmLで、飲料の分注総時間(「Z」)を秒で(例えばZ=3.4秒)入力するように設定されている。したがって、飲料ベースの流量は、V/Zに等しい。
例えば、240mL(「V」)あたり0.3mLの容量「X」で分注する必要がある添加剤では、添加剤を分注し始める前に、最小容量「v」=33mLの飲料ベースが必要となり、33mLの飲料ベースを分注するのに必要となる時間は、A=33/(V/Z)(すなわち約0.46秒)に等しい。
したがって、飲料を送達するのに好ましい順序は、以下とすることができる。
ステップA:使用者の入力に対応する時間T=0で飲料ベースの分注を開始する。
ステップB:まず、1回目のパルスをA=(33/(V/Z))秒(すなわち0.46秒)の時間遅延で添加剤ポンプを作動させる。
ステップC:続いて、(Z−2*A)/12秒の時間間隔ごとに(すなわち、約0.206秒ごとに)少なくとも1回のパルスで添加剤ポンプを作動させる。
ステップD:最後に、最後の1回のポンプを、T=Z−A秒(すなわち2.94秒)の時間遅延で添加剤ポンプを作動させる。
ステップE:時間T=Z秒(すなわち3.4秒)で飲料ベースの分注を自動的に停止する。
この順序においてステップdは省略することができるが、添加剤をよりよく混合し、より均質な飲料を得るには、好ましくは順序にステップdを含めるべきであることに留意しなければならない。この順序は、ステップcまたはdの後、完全な量の飲料が送達が達成される前に使用者が作動ボタンを放すことによって停止することができる。好ましい順序では、ステップcの途中で作動ボタンを放すと、ステップdが実行され、飲料ベースの送達は、ステップeの前に終了する。こうすることでもやはり、添加剤が飲料中によく混合することを保証することが可能となる。
例示の目的で、以下の表2に、飲料調製の間の時間間隔、デューティサイクル百分率値、および4つまでの添加剤を分注する回数を示す。
時間間隔とは、添加剤1つだけについて、添加剤ポンプが2回連続して作動する間に経過する時間量を特定している。したがって、2つの添加剤、または、3つの添加剤がそれぞれ配量される場合、飲料中の各添加剤の量それぞれ1/2、または1/3少なくなるので、各添加剤ポンプは、より少ない回数の間隔で順に作動させることができる。例えば、飲料中に各添加剤が同量必要となる場合は、表2に示すように、2つの添加剤を配量する場合、同じ添加剤ポンプの2回の連続するパルス間の時間間隔を2倍長くすることができる。例えば、飲料中に各添加剤が同量必要となる場合は、3つの添加剤を配量する場合、同じ添加剤ポンプの2回の連続するパルス間の時間間隔を3倍長くすることができる。
当然ながら、各添加剤ポンプの時間間隔は、配量する添加剤の数、および飲料中に所望される各添加剤の配量に依存する。添加剤間の比は、添加剤間で同等の分配とは異なっていてもよく、また、各添加剤を送達する時間間隔は、一添加剤と別の添加剤とで変えることができる。
飲料ディスペンサの実施形態の正面斜視図である。 図1の飲料ディスペンサの実施形態のブレンド機構の斜視図である。 図1および2のディスペンサを用いて飲料を調製する方法の実施形態を示す概略図である。

Claims (14)

  1. 液状濃縮体飲料成分を第1の液体と混合してベース液を生成するステップと、
    ベース液を分注装置から容器中に分注するステップと、
    前記ベース液の前記分注ステップの間、流動可能な添加剤を前記分注装置から前記容器中に配量し分注して、前記流動可能な添加剤を前記ベース液と混合し、それによって飲料を生成するステップと、
    前記分注ステップの間、前記容器内の前記ベース液中の前記添加剤の相対濃度を変えるように、前記ベース液および添加剤の前記分注ステップを制御するステップと
    を含む飲料を調製する方法であって、
    前記添加剤の前記分注ステップを、前記ベース液の前記分注ステップの開始後に開始し、
    さらに、
    前記流動可能な添加剤の前記分注ステップを停止するステップと、
    前記ベース液の前記分注ステップを、前記流動可能な添加剤の前記分注ステップを停止する時よりも実質的に前には停止させないステップと、
    を含み、
    前記添加剤を所定の持続時間の複数のパルスで分注し、前記ベース液を前記パルスの少なくとも開始前および開始時に分注し、
    前記飲料の前記分注ステップが、
    a:開始時間T=0で、前記飲料ベースの前記分注を開始する順序(a)と、
    b:前記開始時間T=0から、以下の式
    A=v/(V/Z)
    に対応する時間遅延A秒で、前記添加剤のパルス供給を開始する順序(b)であり、式中、容量「v」は、前記添加剤をパルス供給する前に必要な飲料ベースの最小容量であり、Vは実際の飲料容量であり、Zは前記飲料の分注総時間を秒で表す、前記順序(b)と、
    c:以下の式
    時間間隔=(Z−2.A)/n
    に対応する時間間隔ごとに前記添加剤をパルス供給する順序(c)であり、
    式中、nは、以下の式
    n=X/q
    によって得られる前記飲料中に添加剤をXmL送達するのに必要なパルスの総回数であり、
    式中、qはパルスあたり添加剤配量装置によって送達される添加剤の量である、前記順序(c)と、
    d:任意選択で、以下の式
    T=(Z−A)(秒)
    で得られる時間遅延で、添加剤の最後のパルスをパルス供給する順序(d)と、
    e:T=Zの時間遅延で、前記飲料ベースの分注ステップを終了する順序(e)と
    によって制御される、前記飲料を調製する方法。
  2. 前記添加剤の分注ステップを停止した後に、前記ベース液中の前記添加剤の相対濃度を変えるように、前記ベース液の前記分注ステップを、前記流動可能な添加剤の前記分注ステップを停止した後に停止する、請求項に記載の方法であって、前記添加剤の最後の分注量を前記ベース液と混合するステップをさらに含む、方法。
  3. 前記ベース液の前記分注ステップを、前記添加剤の前記分注ステップを停止した後の停止期間後に停止し、前記停止期間が、前記添加剤の分注持続時間に比例する、請求項に記載の方法。
  4. 前記ベース液および添加剤の前記分注ステップを停止するように分注制御部を動作させるステップをさらに含み、前記分注制御部を動作させた後、前記ベース液を前記添加剤よりも長い所定の期間の間自動的に分注する、請求項に記載の方法。
  5. 前記添加剤をそこから分注する添加剤源の1つまたは複数を選択するように、前記分注装置の選択制御部を動作させるステップをさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記添加剤が、風味料、栄養補助剤、コーヒーまたは茶増強剤、甘味料、風味強化剤または風味緩和剤、着色料、香料、および本体を前記ベース液に加えるために処方された物質の1つまたは複数を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記飲料成分と前記第1の液体とを泡立てて、分注された前記ベース液の液体層上に泡沫層を生成するステップをさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記飲料成分が、タンパク質強化液、ジュース、コーヒー、茶、ココア、牛乳、穀類、またはそれらの組合せを含む、請求項に記載の方法。
  9. 前記飲料成分が、
    コーヒー、ココア、または茶ベースと、
    甘味料と、
    粉状ミルクとの1つまたは複数を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記粉状ミルクが非乳製クリーマを含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記粉状ミルクが牛乳固形物を含む乳製クリーマを含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記添加剤を、ベース添加剤とベース液の相対濃度が容量で約1:1000〜約1:25で前記ベース液に混合する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ベース液を少なくとも約50℃で分注する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ベース液を約50℃未満で分注する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
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