JP2015232139A - ステイン除去が改善された洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境に優しく、ステイン(汚れ)除去の増強を示す、洗浄組成物の提供。【解決手段】カルボキシル化フルクタンから選択される加水分解可能な分散ポリマー及び1つ又は複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を含むアルカリ性洗浄組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、一般には洗浄組成物の分野に関する。特に、本発明は、ステイン除去に適した洗浄組成物に関する。本発明は、家庭内ならびに/または施設内および産業的表面洗浄における洗浄組成物の使用にも関する。
関連技術の説明
洗車機、自動食器洗い機、洗濯洗剤、CIP洗浄剤などの、産業的および施設内領域の表面を洗浄するために用いられる伝統的洗浄剤は、水硬度イオンを制御するための、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびホスホン酸塩などのキレート剤を含むアルカリ性洗浄剤の使用に基づいている。NTAはこれらの適用においてずば抜けて広く用いられる。キレート剤はCa2+およびMg2+などの水硬度イオンを制御するために用いられ、これらのイオンを溶液中に維持することにより硬水中のスケール阻害形成を提供する。キレート剤はマンガン、銅および鉄イオンなどの他の二価および三価イオンの制御をさらに提供する。洗浄組成物が酸素漂白剤を含む場合には、これは最も重要である。事実、これらのイオンはそのような漂白剤の分解のための触媒として作用する。有効な金属イオンキレート剤の添加は、漂白剤安定化を提供する。
洗浄組成物は時に、汚れの分散を提供するポリカルボン酸ポリマーも含む。これは、汚れを溶液中に維持することにより洗浄性能をさらに高める。次いで、汚れは容易に洗い落とされる。そのような適用において最も広く用いられるポリマーは、比較的低分子量のポリアクリレートホモポリマーおよび/または高分子量のポリアクリレートコポリマーである。
NTAに対する最近の規制上の変化(発癌性要素としての分類)ならびに洗浄組成物をより安全で環境に優しい調合物に変換する必要性によって、調合者はNTAおよびEDTAなどの通常のキレート剤の代替物を見いださなければならなくなっている。異なる代替物を市場で見いだすことができるが、単純な置き換え戦略ではステイン除去に関して満足な結果は得られない。
国際公開公報第2008/132133号(特許文献1)は、0.01〜20重量%の少なくとも1つの特定のアルコールアルコキシレート、0.01〜10重量%の少なくとも1つの特定のアルコールエトキシレート、0〜15重量%の少なくとも1つのスルホネート基含有ポリマー、0〜15重量%の少なくとも1つの親水性に修飾したポリカルボキシレート、0〜8重量%の少なくとも1つのポリカルボキシレート、1〜50重量%の少なくとも1つの錯化剤、および0.1〜60重量%の少なくとも1つのさらなる添加剤を含み、成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)および(G)は合計100%となる、リン酸塩を含まない食器洗浄機洗剤を開示している。
国際公開公報第2006/029806号(特許文献2)は、以下の成分を含む、食器洗浄機用のリン酸塩を含まない洗浄調合物を開示している:(a)1〜20重量%の疎水性に修飾したポリカルボキシレート、(b)1〜50重量%の錯化剤、(c)1〜15重量%の非イオン性低発泡性洗剤、(d)0.1〜30重量%の漂白剤および任意に漂白活性化剤、(e)0〜60重量%のさらなる洗剤、(f)0〜8重量%の酵素、(g)0〜50重量%の1つまたはいくつかの型の添加剤、ここで(a)から(g)は100重量%に等しい。
米国特許第2008/0221006号(特許文献3)は、アルカリ性の原因物質、生分解性界面活性剤系および生分解性キレート剤を含む、アルカリ性洗浄組成物を開示している。生分解性物質の抗菌活性に対する影響は室温以上の温度では無視できる。
EP-A 1 655 362(特許文献4)は、水溶性ポリマーポリカルボキシレートを含む組成物を開示している。前記組成物は、錯化剤およびアルカリ化剤を含んでいてもよい。前記アルカリ化剤は2重量%から8重量%の量で用いる。EP-A 2 045 317は、カルシウム結合酵素および錯化剤を含む組成物を開示している。
国際公開公報第2009/020546号(特許文献5)は、スケール制御および腐食阻害特性を有する、医用機器および金属部品を洗浄する際に用いる、水性濃縮中性洗剤組成物を開示いている。組成物は少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つのスケール制御成分、少なくとも1つの腐食阻害剤、緩衝液系および水を含む。
当技術分野において公知の洗浄組成物は、ステイン除去における低い効率、毒性または低い生分解特性などのいくつかの不都合を有する。したがって、家庭内ならびに/または産業的および施設内表面洗浄に適した有効な洗浄組成物が必要とされている。要するに、現在利用可能な製品に対し増強された洗浄能力を有し、生分解性、非毒性、非発癌性または対費用効果が高い、表面洗浄用の有効な洗浄組成物が必要とされている。
本発明は、上で論じた先行技術の欠点を克服する、洗浄組成物を提供することを目的とする。特に、本発明は、環境に優しく、ステイン除去の増強を示す、洗浄組成物を提供することを目的とする。
国際公開公報第2008/132133号 国際公開公報第2006/029806号 米国特許第2008/0221006号 EP-A 1 655 362 国際公開公報第2009/020546号
本発明の利点は、1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤および加水分解可能な分散ポリマーを含む、ステイン除去が増強された洗浄組成物を提供することである。本発明の別の利点は、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤および加水分解可能な分散ポリマーが環境に優しい、洗浄組成物を提供することである。本発明の別の利点は、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤と加水分解可能な分散ポリマーとの間の相乗作用を示す、洗浄組成物を提供することである。本発明の別の利点は、加水分解可能な分散ポリマーを含む洗浄組成物を提供することである。本発明の別の利点は、毒性が低い洗浄組成物を提供することである。
第一の局面に従って、本発明は、
(I)加水分解可能な分散ポリマー、および
(II)1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤
を含むことで特徴づけられる、洗浄組成物を提供する。特に、前記洗浄組成物はアルカリ性組成物である。
本発明の組成物は、任意に洗浄組成物の技術分野において周知の通常の要素の任意の1つまたはその組み合わせを含む成分(III)をさらに含んでいてもよい。
本明細書において用いられる「加水分解可能な」なる用語は、ポリマーの骨格が加水分解を受けやすいこと、すなわち、ポリマーがエーテル、エステルおよび/またはアミド結合を含むポリ縮合物を含むことを意味する。本明細書において用いられる「分散」なる用語は、ポリマーが水性洗浄媒中の汚れ粒子を分散することができることを意味する。本明細書において用いられる「生分解性」なる用語は、アミノカルボキシレートキレート剤が微生物によって分解されうること、好ましくはOECD Guideline for Testing of Chemicals 301の方法AからFのいずれかに従って容易に生分解可能であることを意味する。本明細書において用いられる「キレート剤」なる用語は、化合物が1つの正に荷電した中心原子、好ましくはCa2+またはMg2+などの金属カチオンを結合しうることを意味する。
本発明の洗浄組成物は、分散ポリマーと1つまたは複数のキレート剤との相乗的および特異的組み合わせにより、ステイン除去を増強する。洗浄組成物の別の利点は、水性洗浄組成物が、ホスホン酸塩、リン酸塩、ポリホスフェートなどの様々なリン化合物を含んでいなくてもよいことである。前述のとおり、本発明の洗浄組成物は、驚くことに、洗浄性能に関して相乗的結果を生じる。汚れ除去に関する予想外の結果が得られる。
第二の局面に従って、本発明の洗浄組成物のステイン除去のための使用が提供される。本発明のさらなる局面に従って、表面を洗浄する方法であって、表面を本発明の組成物と接触させる段階を含む方法が提供される。
図1Aおよび1Bは、それぞれデンプン混合物およびコーヒーステインに対して、様々な組成物存在下で得られたステイン除去(ΔΕ)を示す比較図である。これらの図は、1つの加水分解可能な分散ポリマー(カルボキシメチルイヌリン)と1つの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(メチルグリシン二酢酸−MGDA)との間で観察される相乗作用を例示している。 図2Aおよび2Bは、それぞれデンプン混合物およびコーヒーステインに対して、様々な組成物存在下で得られたステイン除去(ΔΕ)を示す比較図である。これらの図は、1つの加水分解可能な分散ポリマー(カルボキシメチルイヌリン)と1つの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(グルタミン酸二酢酸−GLDA)との間で観察される相乗作用を例示している。 図3Aおよび3Bは、デンプン混合物に対して、75%の水酸化ナトリウム溶液存在下、様々な組成物により得られたステイン除去(ΔΕ)を示す比較図である。
発明の詳細な説明
第一の局面に従って、本発明が提供する洗浄組成物は、アルカリ性組成物であり、かつ
(I)加水分解可能な分散ポリマー、および
(II)1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤
を含むことで特徴づけられる。
好ましくは、洗浄組成物は水性アルカリ性組成物である。洗浄組成物のpHは9よりも高くてもよく、好ましくは11よりも高くてもよい。本発明の洗浄組成物は、20℃から95℃、好ましくは40℃から90℃の範囲の温度で用いてもよい。
組成物のアルカリ度を、組成物にアルカリ性成分を加えることによって制御してもよい。前記アルカリ性成分は、水酸化アルカリ、炭酸アルカリ、水酸化アルカリ土類、炭酸アルカリ土類またはその混合物であってもよい。アルカリ性成分の非限定例は、NaOH、KOH、Na2CO3、K2CO3、LiOH、Li2CO3、Mg(OH)2、Ca(OH)2、MgCO3、CaCO3である。本発明の組成物中のアルカリ性成分の量は、10重量%から85%、好ましくは10重量%から75重量%の範囲であってもよい。
本明細書に記載の水性の洗浄組成物の成分に関するパーセンテージは最適と考えられるが、範囲のいくらかの変動が認められる。本発明の組成物の個々の成分に関するこれらの広い範囲は、組成物を必要に応じてさらに希釈する濃縮物として調製することを企図することに留意すべきである。濃縮型および希釈型はいずれも本発明の範囲内である。
洗浄組成物内の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤の数は1から10、好ましくは1から5である。より好ましくは、洗浄組成物は1つの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を含む。または、洗浄組成物は2つの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を含んでいてもよい。
本発明において用いられる「置換」なる用語は、対応する原子の1つまたは複数の水素が選択された置換基で置き換えられることを意味し、ただし該対応する原子の原子価はその通常の原子価を超えず、かつ置換は化学的に安定な化合物、すなわち反応混合物から許容される程度の純度で同定されるまで残存しうる頑強な化合物を生じさせることを条件とする。
置換基の数を示す場合、「1つまたは複数の」なる用語は、1つの置換基から可能な最高の数の置換基、すなわち置換基による1つの水素の置き換えからすべての水素の置き換えまでを意味する。
本明細書において用いられる「C1〜C10直鎖、分枝、環式炭化水素基」なる用語は、1から10個の炭素原子を有するヒドロカルビル基を意味する。例えば、炭化水素基は、基メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、1-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、i-ペンチル、ネオ-ペンチル、t-ペンチル、1-ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシル、1-メチル-1-エチル-n-ペンチル、1,1,2-トリ-メチル-n-プロピル、1,2,2-トリメチル-nプロピル、3,3-ジメチル-n-ブチル、1-ヘプチル、2-ヘプチル、1-エチル-1,2-ジメチル-n-プロピル、1-エチル-2,2-ジメチル-n-プロピル、1-オクチル、3-オクチル、4-メチル-3-n-ヘプチル、6-メチル-2-n-ヘプチル、2-プロピル-1-n-ヘプチル、2,4,4-トリメチル-1-n-ペンチル、1-ノニル、2-ノニル、2,6-ジメチル-4-n-ヘプチル、3-エチル-2,2-ジメチル-3-n-ペンチル、3,5,5-トリメチル-1-n-ヘキシル、1-デシル、2-デシル、4-デシル、3,7-ジメチル-1-n-オクチル、3,7-ジメチル-3-n-オクチルを意味するが、それらに限定されるわけではない。炭化水素基は置換されていてもよい。例えば、「C1-6炭化水素基」なる用語は、1から6個の炭素原子を有する炭化水素基を意味し、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、s-ブチル、t-ブチル、1-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、i-ペンチル、ネオ-ペンチル、t-ペンチル、1-ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシルが含まれるが、それらに限定されるわけではない。例えば、「C1-3炭化水素基」なる用語は、1から3個の炭素原子を有する炭化水素基を意味し、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピルを指すが、それらに限定されるわけではない。
「複素環式」なる用語は、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリール基を意味する。「ヘテロシクロアルキル」なる用語は、一価の飽和または部分不飽和単環式環系を意味する。好ましくは、ヘテロシクロアルキルは5または6員ヘテロシクロアルキル、すなわち、N、O、およびSから選択される1または2個の環ヘテロ原子を含む一価単環式環であってもよい。5または6員ヘテロシクロアルキル部分の例は、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、およびピペラジニルである。好ましい例はモルホリニル、ピペリジニルまたはピペラジニルである。本明細書において定義される「ヘテロアリール」なる用語は、N、O、およびSから選択される1、2、または3個の環ヘテロ原子を含み、残りの環原子は炭素原子である、環原子5または6個の、一価単環式または二環式、好ましくは単環式の芳香環系を意味する。ヘテロアリール部分の例には、チオフェニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]オキサジアゾリル、[1,2,4]トリアゾリル、[1,2,3]トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニルが含まれるが、それらに限定されるわけではない。
本明細書において用いられる「芳香族基」なる用語は、6から10個の炭素原子を含む、1つまたは複数の縮合環を有するか、または共有結合された、多不飽和基を意味し、ここで環は芳香族である。芳香族基は置換されていてもよい。例えば、芳香族基はフェニルまたはナフチルでありうる。
好ましい態様において、本発明の洗浄組成物における、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は一般式(A)のもの、またはその塩である:
Figure 2015232139
式中
R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C10直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基、無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
nは0から10の整数であり、かつ
Xは置換または無置換メチレン基である。
好ましくは、一般式(A)のアミノカルボキシレートキレート剤(II)は、置換基R1およびR2が同時に水素である化合物でなくてもよい。
「メチレン基」なる用語は、1個の炭素原子を有するヒドロカルビル基を意味する。メチレン基は無置換であってもよく、-CH2-部分であってもよい。または、メチレン基は、OH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択される1つまたは2つの置換基で置換されていてもよく、ここでR'はC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基である。
好ましい態様において、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は一般式(A)のもの、またはその塩である:
Figure 2015232139
式中、R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
nは0から10の整数であり、かつ
Xは置換または無置換メチレン基である。
より好ましい態様において、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は一般式(A)のもの、またはその塩である:
Figure 2015232139
式中、R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
nは0から4の整数であり、かつ
Xは置換または無置換メチレン基である。
特に好ましい態様において、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は一般式(A)のもの、またはその塩である:
Figure 2015232139
式中
R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C3直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C3直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
nは0から2の整数であり、かつ
Xは置換または無置換メチレン基である。
好ましい態様において、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤は、窒素原子のアルファ位またはベータ位の炭素原子上に少なくとも2つのカルボン酸置換基を有する。好ましくは、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤は、窒素原子のアルファ位の炭素原子上に少なくとも2つのカルボン酸置換基を有する。
好ましい態様において、前記1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、イミノ二コハク酸(IDS)、その塩、およびその混合物からなる群より選択される。
生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)は、塩の形であってもよい。好ましくは、塩はアルカリ、アンモニアおよびアミン塩、特にナトリウムまたはカリウム塩である。キレート剤が複数のカルボン酸部分を有する場合、1つまたは複数のカルボン酸部分は塩の形でありうる。
本発明の洗浄組成物は、好ましくはカルボキシル化フルクタン成分、ポリアスパラギン酸、その塩、キトサン、ポリアクリル酸部分およびキトサンを有するブロックコポリマーならびに/または多糖部分からなる群より選択される、加水分解可能な分散ポリマー(I)を含む。特に、本発明の洗浄組成物は、カルボキシル化フルクタン成分である、加水分解可能な分散ポリマー(I)を含む。
好ましくは、本発明の洗浄組成物は、下記からなる群より選択されるカルボキシル化フルクタン成分である、加水分解可能な分散ポリマー(I)を含む:
a)アルキル部分に1から4個の炭素原子を有する、カルボキシアルキルフルクタン、
b)対応するジカルボキシ類縁体に変換された単糖単位のモルパーセンテージで表した、10から100%の酸化度(DO)を有する、ジカルボキシフルクタン、
c)6-カルボキシフルクタン、
d)0.2から3.0のカルボキシアルキル化度またはカルボキシアシル化度を有する、フルクタンポリカルボン酸、および
e)その混合物。
または、前記加水分解可能な分散ポリマー(I)はポリアスパラギン酸であってもよい。
成分(I)として用いるカルボキシル化フルクタンを生成するための出発原料として用いるフルクタンは、多数のアンヒドロフルクトース単位を有するオリゴ糖および多糖であり、多分散鎖長分布を有することができ、かつ直鎖または分枝鎖のものでありうる。好ましくは、フルクタンはイヌリンと同様、主にベータ-2,1結合を含む。成分(I)を生成するための出発原料として用いるフルクタンおよび好ましいイヌリンは、植物原料または他の原料から直接得られる生成物、ならびに分画、酵素合成または加水分解により平均鎖長が改変、増大または低減されている生成物でありうる。
平均鎖長が改変され、本発明の技術により成分(I)として用いるのに適した、カルボキシル化フルクタンは、鎖長が酵素的に増大されたフルクタン、鎖が短縮されたフルクタン加水分解生成物および鎖長が改変された分画生成物から作製することができる。イヌリンなどのフルクタンの分画は、例えば、低温結晶化(国際公開公報第94/01849号参照)、カラムクロマトグラフィ(国際公開公報第94/12541号参照)、膜ろ過(EP-A-0440074、EP-A-0627490参照)またはアルコールによる選択的沈澱を含む、公知の技術によって達成することができる。より短いフルクタンを生じるための加水分解は、例えば、酵素的に(エンド-インスラーゼ)、化学的に(水および酸)または不均一触媒作用(酸性カラム)によって実施することができる。還元、酸化、ヒドロキシアルキル化、および/または架橋フルクタンもまた、成分(I)として用いるカルボキシル化フルクタンを生成するための適切な出発原料でありうる。フルクタンは、少なくとも3から約1000の平均鎖長(重合度、DP)を有する。好ましくは、平均鎖長は3から60、特に5から30の単糖単位である。好ましいフルクタンは、イヌリン(ベータ-2,1-フルクタン)または改変イヌリンであり、これらの好ましいカルボキシル化イヌリンおよび改変イヌリンが適宜作製される。
ジカルボキシフルクタンは、フルクタン原料の酸化によって得ることができ、したがって、好ましいジカルボキシイヌリンは、イヌリン原料の酸化によって得ることができる。アンヒドロフルクトース単位は、開環によりジカルボキシ(ヒドロキシエトキシ)エチレンオキシ単位に変換される。酸化は、国際公開公報第91/17189号に記載されるとおり、次亜ハロゲン酸塩により1段階で、または国際公開公報第95/12619号に記載されるとおり、過ヨウ素酸塩および亜塩素酸塩により2段階で進行しうる。好ましい酸化度(DO)は、20から90%の範囲であり、DOは対応するジカルボキシ類縁体に変換された単糖単位の(モル)パーセンテージである。
フルクタンポリカルボン酸は、好ましくは、選択した出発原料の逐次の酸化およびカルボキシアルキル化によって調製することができるイヌリンポリカルボン酸である。この材料は、0.2から2.0のDO(酸化度)および0.2から3、好ましくは1.5から2.7のカルボキシアルキル/カルボキシアシル置換度を有する。
6-カルボキシフルクタンは、好ましくは周知の材料である6-カルボキシイヌリンである。これは、国際公開公報第95/07303号の方法に従い、酸化によって得ることができる。
「ポリアスパラギン酸」なる用語は、アスパラギン酸の反復単位を含む少なくとも1つのブロックを有するホモまたはコポリマーを意味する。ポリアスパラギン酸は塩の形であってもよい。この用語は、LおよびD-アスパラギン酸モノマーの両方からのポリマーを含む。
「キトサン」なる用語は、無作為に分布したβ-(1-4)-連結D-グルコサミンからなる直鎖多糖を意味する。「キトサン」なる用語は、部分的または全アミン部分が置換されているキトサンを含む。
好ましい態様において、カルボキシル化フルクタン成分は、アルキル部分に1または2個の炭素原子を有し(例えば、カルボキシメチルイヌリンおよび/またはカルボキシエチルイヌリン)かつ1.5から2.7の置換度を有するカルボキシアルキルイヌリンから選択される。カルボキシメチルイヌリンは、国際公開公報第95/15984号またはEP 1 713 831に記載されるとおり、フルクタンとクロロ酢酸との反応により調製することができる。カルボキシルエチルイヌリンは国際公開公報第96/34017号の方法に従って調製することができる。
したがって、好ましい態様において、分散ポリマー(I)は、アルキル部分に1または2個の炭素原子を有しかつ1.5から2.7の置換度を有するカルボキシアルキルイヌリンからなる群より選択される。
好ましい態様において、カルボキシル化フルクタン成分は、1.5から2.7の置換度を有するカルボキシメチルイヌリンである。より好ましくは、加水分解可能な分散ポリマー(I)は、1.5から2.7の置換度を有するカルボキシメチルイヌリンである。または、より好ましくは、加水分解可能な分散ポリマー(I)は、ポリアスパラギン酸またはその塩である。
成分(I)と(II)との間の重量比は30:1から1:100の範囲であってもよい。好ましくは、成分(I)と(II)との間の重量比は1:1から1:100の範囲である。
好ましい態様において、洗浄組成物中の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)の活性要素におけるパーセンテージは、0.5から50%の範囲である。好ましくは、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤の活性要素におけるパーセンテージは、2%から30%の範囲である。
好ましい態様において、洗浄組成物中の分散ポリマーの活性要素におけるパーセンテージは、0.15%から約5%の範囲である。好ましくは、分散ポリマー(I)の活性要素におけるパーセンテージは、0.3%から2%の範囲である。
第二の局面に従い、本発明の洗浄組成物を、ステイン除去のために用いる。本発明の洗浄組成物は、施設内および産業的表面洗浄において用いてもよい。本発明の洗浄組成物は、家庭内表面洗浄において用いてもよい。「産業的適用」なる用語は、乗り物、壁、床、タイルなど、ステンレススチール表面、トイレ、例えば、産業において用いられる保存タンク、チューブおよびパイプラインを含む機械、食品加工産業において用いられるなどの、加工および生産設備における対象、食堂の厨房、または屠殺場の洗浄および水洗を含むが、それらに限定されるわけではない、産業においてなされる任意の洗浄適用を含む。「施設内適用」なる用語は、壁、床、タイルなど、ステンレススチール表面、トイレ、食器類、銀器、鍋類、陶磁器およびクリスタル製食器類の洗浄および水洗などの、家事、ホテル、病院、空港などにおける対象の洗浄および水洗を含むが、それらに限定されるわけではない、産業外でなされる任意の洗浄適用を含む。「家庭内の硬い表面の洗浄」なる用語は、非職業的家事従事者(主婦など)によって実行される産業外の任意の洗浄適用を含む。本発明の洗浄法をすべてのそのような場合に適用してもよい。
本発明の洗浄組成物は任意に、ビルダー、溶媒、香料、光学的光沢剤、他の分散剤、pH調節剤、繊維柔軟剤、石けん水調整剤、色素、色素移行阻害剤、酵素および抗再析剤ならびに当技術分野において周知の他の界面活性剤成分から選択される界面活性剤要素の任意の1つまたはその組み合わせを含む、成分(III)の要素および補助剤をさらに含む。任意のそのような成分を、公知のレベルでのその公知の機能性のために用いる。任意のそのような成分の選択は、当然のことながら、所与の組成物の物理的状態、pHおよび適用特性に応じて変動することになる。好ましくは、成分(III)、および、したがって、本発明の組成物は、NTAおよび/またはEDTA、より好ましくはNTAもEDTAも含まない。
さらなる好ましい態様において、本発明の組成物は、ホスホン酸塩、リン酸塩、ポリホスフェートなどのリン化合物を含まない。特に好ましい態様において、本発明の組成物は、リン化合物、NTAおよびEDTAを含まない。
ステイン除去試験
試験の原理は以下のとおりである:標準化した色で汚れたメラミンタイルを、一定かつ規定の撹拌下で、2g/Lで評価する洗浄組成物を含むビーカーに浸漬する。ビーカー(汚れたタイルおよび洗浄組成物を含む)を、撹拌プレートを備えたオーブンに入れる。温度を一定に保つ。以下の実施例における活性要素のパーセンテージの記載は、2g/Lに希釈する前の洗浄組成物中で計算したパーセンテージである。
以下に詳細に示すすべての結果は、以下の条件で得た:水硬度(40°fH)、初期温度(95℃)、オーブン温度(60℃)、接触時間(20分)、および100rpmでの撹拌下。ステイン除去(ΔΕ)は、光学測定装置(BYK Additives & Instrumentsからのスペクトロガイド45/0グロス)によって判定した。ステイン除去(ΔΕ)は、着色ステインおよび着色布地について用いる色差メーターの値に基づく公知の計算法であった。色は以下のとおりである:
ΔΕ=[(L洗浄−Lステイン)2+(aL洗浄−aLステイン)2+(bL洗浄−bLステイン)2]1/2
式中、Lは輝度を表し
aは+赤(正の値)/-緑(負の値)を表し
bは+黄(正の値)/-青(負の値)を表す。
以下の実施例において、ステイン除去(ΔΕ)の標準偏差は1.2であった。
以下に詳細に示す実施例において、メチルグリシン二酢酸(MGDA)はBASF(Trilon(登録商標)Mシリーズ)により購入し、グルタミン酸二酢酸(GLDA)はAkzo Nobel(Dissolvine(登録商標)GLシリーズ)により購入した。カルボキシメチルイヌリンはDequest AG(Dequest(登録商標)PBシリーズ)により提供され、ポリアクリル酸ポリマーはRohm&Haas(Acusol(登録商標)445N)により提供された。実施例1から4は、施設内および産業的条件下で実施した。
実施例1
様々な組成物をデンプン混合物およびコーヒーステインに対して試験した。ステイン除去(ΔΕ)を表1に示す。結果は、デンプン混合物に対する試験については図1Aに、コーヒーステインについては図1Bに示す。組成物1は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液を含んでいた。組成物2は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および2.5の置換度(DS)を有する3.3%のカルボキシメチルイヌリンを含んでいた。組成物3は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および75%のメチルグリシン二酢酸(MGDA)を含んでいた。組成物4は本発明の組成物であり、10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液、3.3%のカルボキシメチルイヌリン(2.5のDS)、および75%のメチルグリシン二酢酸(MGDA)を含んでいた。すべての組成物は水で100%に達して完成した。水酸化ナトリウム(NaOH)溶液に関して、活性要素におけるパーセンテージは5%であった。生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(MGDA)に関して、活性要素におけるパーセンテージは30%であった。加水分解可能な分散ポリマー(カルボキシメチルイヌリン)に関して、活性要素におけるパーセンテージは0.5%であった。
組成物4について予想されたステイン除去(ΔΕ)(図1Aおよび図1Bにおいて4aと記載)は、組成物3のステイン除去値に組成物2のステイン除去値と組成物1のステイン除去値との間の差を加えることにより計算した。本発明の組成物4で実験的に得られたステイン除去(ΔΕ)は、図1Aおよび1Bにおいて4bと記載する。
Figure 2015232139
デンプン混合物ステインに関して、本発明の組成物4で得られたステイン除去(ΔΕ)は37.8であり、これは予想値(27.6)と大幅に異なっていた。したがって、カルボキシメチルイヌリンなどの加水分解可能な分散ポリマー、およびメチルグリシン二酢酸などの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を組み合わせた場合、相乗効果が観察された。相乗作用はコーヒーステインでも観察された。ステイン除去(ΔΕ)実測値(60.3)は予想値(51.9)よりも驚くほど高かった。
実施例2
他の組成物をデンプン混合物およびコーヒーステインに対して試験した。ステイン除去(ΔΕ)を表2に示す。結果は、デンプン混合物に対する試験については図2Aに、コーヒーに対する試験については図2Bに示す。組成物1は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液を含んでいた。組成物2は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および2.5の置換度(DS)を有する3.3%のカルボキシメチルイヌリンを含んでいた。組成物5は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および75%のグルタミン酸二酢酸(GLDA)を含んでいた。組成物6は本発明の組成物であり、10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液、3.3%のカルボキシメチルイヌリン(2.5のDS)、および75%のグルタミン酸二酢酸(GLDA)を含んでいた。すべての組成物は水で100%に達して完成した。水酸化ナトリウム(NaOH)溶液に関して、活性要素におけるパーセンテージは5%であった。生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(GLDA)に関して、活性要素におけるパーセンテージは30%であった。加水分解可能な分散ポリマー(カルボキシメチルイヌリン)に関して、活性要素におけるパーセンテージは0.5%であった。
組成物6について予想されたステイン除去(ΔΕ)(図2Aおよび図2Bにおいて6aと記載)は、組成物5のステイン除去に組成物2のステイン除去値と組成物1のステイン除去値との間の差を加えることにより計算した。本発明の組成物6で実験的に得られたステイン除去(ΔΕ)は、図2Aおよび2Bにおいて6bと記載する。
Figure 2015232139
相乗作用は、本発明の組成物6をデンプン混合物またはコーヒーステインに対して用いた場合にも観察された。デンプン混合物に対して、組成物6の予想ステイン除去(ΔΕ)は27.7で、ステイン除去(ΔΕ)実測値は38.7であった。コーヒーステインに対して、予想ステイン除去(ΔΕ)は51.2で、ステイン除去(ΔΕ)実測値は59.8であった。
実施例3
75%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液存在下、2つの異なるアミノカルボキシレートキレート剤(II)によるデンプン混合物に対する試験を実施した。ステイン除去(ΔΕ)を表3に示す。組成物7は75%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液を含んでいた。組成物8は75%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および2.5の置換度(DS)を有する3.3%のカルボキシメチルイヌリンを含んでいた。組成物9は75%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液および10%の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)を含んでいた。組成物10は本発明の組成物であり、75%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液、3.3%のカルボキシメチルイヌリン(2.5のDS)、および10%の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)を含んでいた。すべての組成物は水で100%に達して完成した。組成物10について予想されたステイン除去(ΔΕ)(図3Aおよび図3Bにおいて10aと記載)は、組成物9のステイン除去(ΔΕ)値に組成物8のステイン除去値と組成物7の値との間の差を加えることにより計算した。本発明の組成物10で観察されたステイン除去(ΔΕ)は、図3Aおよび3Bにおいて10bと記載する。水酸化ナトリウム(NaOH)溶液に関して、活性要素におけるパーセンテージは37.5%であった。生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)に関して、活性要素におけるパーセンテージは4%であった。加水分解可能な分散ポリマー(カルボキシメチルイヌリン)に関して、活性要素におけるパーセンテージは0.5%であった。
図3Aは、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤がメチルグリシン二酢酸(MGDA)であった場合の結果を報告した。図3Bは、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤がグルタミン酸二酢酸(GLDA)であった場合の結果を報告した。
Figure 2015232139
組成物10で得られたステイン除去(ΔΕ)は、両方の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤について予想された値よりも高かった。本発明に従い、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤および加水分解可能な分散ポリマーを組み合わせると、ステイン除去の改善が可能となる。生分解性アミノカルボキシレートキレート剤の活性要素におけるパーセンテージが低い場合でも、本発明の洗浄組成物において両成分の間の相乗作用が観察された。
比較実施例4
比較実施例4は、本発明の洗浄組成物の性能をカルボキシメチルイヌリンがポリアクリル酸で置き換えられている組成物と比較することを意図している。試験を、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤としてGLDAまたはMGDAで実施した。ステイン除去(ΔΕ)を表4および表5に示す。組成物11は1.1重量%のポリアクリル酸(MW=4500)および10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液を含んでいた。組成物12は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液、1.1%のポリアクリル酸、および75%のMGDAを含んでいた。組成物13は10%の水酸化ナトリウム(NaOH)溶液、1.1%のポリアクリル酸、および75%のGLDAを含んでいた。水酸化ナトリウム(NaOH)溶液に関して、活性要素におけるパーセンテージは5%であった。ポリアクリル酸に関して、活性要素におけるパーセンテージは0.5%で、これはカルボキシメチルイヌリンでの実施例に比べて一定に維持される。
Figure 2015232139
Figure 2015232139
カルボキシメチルイヌリンなどの加水分解可能な分散ポリマーの代わりにポリアクリル酸を含む組成物12および13では、相乗作用はまったく観察されなかった。NaOHの量が75%で、生分解性アミノカルボキシレートキレート剤の量が10%であった場合にも、同じ結果が観察された。
実施例5
スポッティングおよびフィルミング試験を家庭内条件下で実施した。自動食器洗浄機に加えた洗浄組成物は、45重量%の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(MGDA、GLDA、またはIDS)、22.5重量%のソーダ灰、3重量%の非イオン性7EO、7.5重量%の二ケイ酸ナトリウム、7.5重量%の過ホウ酸ナトリウム、3重量%のテトラアセチルエチレンジアミン、3重量%の酵素(1.5重量%アミラーゼおよび1.5重量%プロテアーゼ)を含んでいた。組成物はカルボキシメチルイヌリン(2重量%)またはポリアクリレート(3重量%)のいずれかをさらに含んでいた。洗浄組成物中、活性要素のパーセンテージはカルボキシメチルイヌリンについては0.3%で、ポリアクリレートについては1.2%であった。ガラスを50gの砂利土で汚し、自動食器洗浄機に入れた。試験を50℃で78分間行った。水硬度は300ppm CaCO3であった。洗浄が完了した後、5名の審査員団が独立に0(汚れたガラス)から10(清浄なガラス)の値をつけた。次いで、平均値を計算した。スポッティング試験について、結果を表6に示す。対照は、1つの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)(MGDAまたはGLDAのいずれか)を含み、加水分解可能な分散ポリマーを含まない組成物に基づいていた。MGDAまたはGLDAを用いた場合、同じ値が得られた。
Figure 2015232139
スポッティング試験により、MGDAまたはGLDAなどの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤をカルボキシメチルイヌリンと組み合わせた組成物が、ポリアクリレートおよび生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を含む組成物よりも効率的であることが示された。組成物中でMGDAまたはGLDAの代わりにイミノ二コハク酸(IDS)を用いた場合にも、同じ結果が観察された。
フィルミング試験は、ガラス表面上にフィルムが存在するか否かを評価した。同じ評定システムを用いた(フィルムが強固に存在する場合の0からフィルムが観察されなかった場合の10)。結果を表7に示す。
Figure 2015232139
フィルミング試験により、MGDAまたはGLDAなどの生分解性アミノカルボキシレートキレート剤を、カルボキシメチルイヌリンなどの加水分解可能な分散ポリマーとの組み合わせで含む洗浄組成物が、カルボキシメチルイヌリンがポリアクリレートで置き換えられている洗浄組成物よりも効率的であることが示された。
本明細書において用いられる用語および記載は、例示のために示すに過ぎず、限定を意図するものではない。当業者であれば、添付の特許請求の範囲、およびそれらの等価物において規定する、本発明の精神および範囲内で、多くの変動が可能であることを理解すると思われ、ここですべての用語は特に記載がないかぎりそれらの最も広い可能な意味で理解されるべきである。したがって、すべての改変および変更は、他者が本発明の前述の記載を読み、理解することによって思いつくことになろう。特に、前述の記載中に示す寸法、材料、および他のパラメーターは、適用の必要性に応じて変動しうる。

Claims (13)

  1. アルカリ性組成物であり、かつ
    (I)加水分解可能な分散ポリマー、および
    (II)1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤
    を含むことで特徴づけられる洗浄組成物であって、該加水分解可能な分散ポリマーがカルボキシル化フルクタン成分からなる群より選択される、洗浄組成物。
  2. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)が一般式(A)のものまたはその塩であることで特徴づけられる、請求項1記載の洗浄組成物:
    Figure 2015232139
    式中
    R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C10直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
    R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基、無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
    nは0から10の整数であり、かつ
    Xは置換または無置換メチレン基である。
  3. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)が一般式(A)のものまたはその塩であることで特徴づけられる、請求項1または2記載の洗浄組成物:
    Figure 2015232139
    式中、R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
    R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C10直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
    nは0から10の整数であり、かつ
    Xは置換または無置換メチレン基である。
  4. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)が一般式(A)のものまたはその塩であることで特徴づけられる、請求項1〜3のいずれか一項記載の洗浄組成物:
    Figure 2015232139
    式中、R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
    R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
    nは0から4の整数であり、かつ
    Xは置換または無置換メチレン基である。
  5. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)が一般式(A)のものまたはその塩であることで特徴づけられる、請求項1〜4のいずれか一項記載の洗浄組成物:
    Figure 2015232139
    式中
    R1およびR2は独立に水素、1つまたは複数のカルボン酸基およびその塩を有するC1〜C3直鎖、分枝、または環式の炭化水素基からなる群より選択され、
    R3およびR4は独立に水素、COOHおよびC1〜C3直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基からなる群より選択され、その基は無置換または1つもしくは複数の置換基で置換されており、該置換基はOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SH、SR'、NH2、NR'2、CONH2、CONR'2、C5〜C6複素環式基ならびに無置換または1つもしくは複数のOH、COOH、COOR'、F、Br、Cl、I、OR'、SO3H、SO3R'、SHおよび/もしくはSR'部分で置換されているC1〜C6直鎖、分枝、環式、または芳香族の基からなる群より選択され、ここでR'はC1〜C3直鎖、分枝、環式、または芳香族の炭化水素基であり、
    nは0から2の整数であり、かつ
    Xは置換または無置換メチレン基である。
  6. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)が、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、イミノ二コハク酸、それらの塩、およびそれらの混合物からなる群より選択されることで特徴づけられる、請求項1〜5のいずれか一項記載の洗浄組成物。
  7. 加水分解可能な分散ポリマー(I)が、下記からなる群より選択されるカルボキシル化フルクタン成分であることで特徴づけられる、請求項1〜6のいずれか一項記載の洗浄組成物:
    a)アルキル部分に1から4個の炭素原子を有する、カルボキシアルキルフルクタン、
    b)対応するジカルボキシ類縁体に変換された単糖単位のモルパーセンテージで表した、10から100%の酸化度(DO)を有する、ジカルボキシフルクタン、
    c)6-カルボキシフルクタン、
    d)0.2から3.0のカルボキシアルキル化度またはカルボキシアシル化度を有する、フルクタンポリカルボン酸、および
    e)それらの混合物。
  8. 分散ポリマー(I)が、1.5から2.7の置換度を有するカルボキシメチルイヌリンであることで特徴づけられる、請求項1〜7のいずれか一項記載の洗浄組成物。
  9. 成分(I)の(II)に対する重量比が、30:1から1:100の範囲内であることで特徴づけられる、請求項1〜8のいずれか一項記載の洗浄組成物。
  10. 1つまたは複数の生分解性アミノカルボキシレートキレート剤(II)の活性要素におけるパーセンテージが、約0.5から約50%の範囲である、請求項1〜9のいずれか一項記載の洗浄組成物。
  11. 加水分解可能な分散ポリマー(I)の活性要素におけるパーセンテージが、約0.15%から約5%の範囲である、請求項1〜10のいずれか一項記載の洗浄組成物。
  12. 施設内および産業的表面洗浄ならびに/または家庭内表面洗浄におけるステイン除去のための、請求項1〜11のいずれか一項記載の洗浄組成物の使用。
  13. 表面を請求項1〜11のいずれか一項記載の洗浄組成物と接触させる段階を含む、表面を洗浄するための方法。
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