JP2015231640A - ロボット動作経路チェック装置、ロボットシステム、ロボット動作経路チェック方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ロボット動作経路チェック装置、ロボットシステム、ロボット動作経路チェック方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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雄一郎 田邊
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忠信 宮崎
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Abstract

【課題】教示点の座標値の変更後のロボットの動作によって新たに干渉が発生することを防止する。
【解決手段】演算部は、教示点記憶部に記憶された教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の座標値が変更された際には、該変更が変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断する(S23)。演算部は、変更対象の教示点の座標値の変更が変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、経路記憶部に記憶された経路データおいて変更対象の教示点が始点又は終点として含まれる全ての経路について、許可フラグを不許可情報にする(S25)。
【選択図】図7

Description

本発明は、ロボットが動作する経路のチェックを行うロボット動作経路チェック装置、ロボットシステム、ロボット動作経路チェック方法、プログラム及び記録媒体に関する。
ロボットを有する部品組み立て装置では、何らかの要因でロボットの動作軌道が変化して他の物体に干渉すると、物体又は装置に損傷が発生し、組み立て装置の生産能力が低下することがあった。その対策として、特許文献1では、自動運転動作を行う前にロボットを一度以上本来従うべき所望の軌跡で動作させることで、その軌跡を含む領域を記憶させていた。そして、ロボットが自動運転動作にて動作している際には、その動作軌道が記憶された領域に沿っているかを判断することで、ロボットが予期しない軌道を移動することを防止していた。
また特許文献2では、装置の状態がある許容量以上に変化した際には、装置を非常停止させることで、ロボットが干渉せずに動作ができることが確認されていない経路を動作することを防止していた。
特開2009−83000号公報 特許5088156号公報
特許文献1記載の方法は、ロボットが自動運転動作する際にロボットが所望の軌道を動作しているか否かを監視し、暴走を防止するものである。また、特許文献2記載の方法は、ロボットの先端に取り付けられている工具が別の工具に交換された際に制御部内の設定を交換後の工具に対応して切り替えてあるか否かを監視し、設定の齟齬による不慮の動作を防止するものである。
しかしながら、ロボットの動作軌道が変化する要因には、教示点の座標値(座標パラメータ)を変更して作業者が変化させる場合があり、上記特許文献1,2の方法はいずれも作業者が教示点の座標値の変更をする場合は想定していなかった。
そこで、本発明は、教示点の座標値の変更後のロボットの動作によって新たに干渉が発生することを防止するロボット動作経路チェック装置、ロボットシステム、ロボット動作経路チェック方法、プログラム及び記録媒体を実現することを目的とする。
本発明のロボット動作経路チェック装置は、始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボットが前記始点と前記終点との間を移動する際の移動方法によって、前記ロボットの経路を規定するロボット動作プログラムを記憶する動作記憶部と、複数の教示点について、各教示点の教示点番号、及び前記各教示点の座標値を含む教示点座標値データを記憶すると共に、前記複数の教示点について、前記各教示点の前記座標値の変更可能な許容量を規定する変更許容量データを記憶する教示点記憶部と、前記複数の教示点の中から選択される2つの教示点間の前記ロボットの各経路について、前記各経路の始点となる教示点の教示点番号、前記各経路の終点となる教示点の教示点番号、前記各経路を前記ロボットが移動する際の移動方法、及び前記各経路における前記ロボットの動作が許可された許可情報であるか許可されていない不許可情報であるかを示す許可フラグを含む経路データを記憶する経路記憶部と、前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記経路データに含まれる経路のうち前記許可フラグが前記許可情報である経路と一致するか否かをチェックする演算部と、を備え、前記演算部は、前記教示点記憶部に記憶された前記教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の前記座標値が変更された際には、該変更が前記変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断し、前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記経路記憶部に記憶された前記経路データおいて前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路について、前記許可フラグを前記不許可情報にすることを特徴とする。
本発明によれば、作業者が教示点の座標値の変更をした場合であっても、変化があった経路に沿ってロボットを動作させることによる新たな干渉が発生するのを防止できる。
本発明の実施形態に係るロボットシステムの概略構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るロボットシステムを示すブロック図である。 ロボット動作プログラム、教示点座標値データ、変更許容量データ、経路データを示す説明図である。 経路判断部の処理の各工程を示すフローチャートである。 経路判断部にて生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。 経路チェック時のロボット動作制御部の処理の各工程を示すフローチャートである。 許可取り消し判断部によるロボット動作経路チェック方法の各工程を示すフローチャートである。 許可取り消し判断部にて生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。 許可判断部の処理内容を示すフローチャートである。 許可判断部にて生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。 経路記憶部に登録する経路データを作成する方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るロボットシステムの概略構成を示す説明図である。ロボットシステム100は、ロボット11と、ロボット制御装置10とを備えている。ロボット制御装置10には、ロボット11が接続されている。
ロボット11について説明する。ロボット11は、ロボット制御装置10に接続され、これにより駆動制御される。本実施形態ではロボット11が6軸の垂直多関節ロボットアームである場合について説明する。なお、ロボット11は、垂直多関節ロボットアームに限らず、3軸直行型のロボットアーム、或いは、4軸水平多関節ロボットアームなどでもよく、登録された教示点を元に軌道を生成し、動作するロボットであればよい。
ロボット制御装置10は、ロボット動作プログラムに従ってロボット11の動作を制御するものである。本実施形態では、このロボット制御装置10が、ロボット動作経路チェック装置としての機能を有する。
図2は、本発明の実施形態に係るロボットシステム100を示すブロック図である。図2に示すように、ロボット制御装置10は、コンピュータで構成され、演算部(制御部)としてのCPU(Central Processing Unit)201を備えている。また、ロボット制御装置10は、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備えている。また、ロボット制御装置10は、プログラム記憶部13、動作記憶部14、教示点記憶部15、及び経路記憶部16を備えている。また、ロボット制御装置10は、記録ディスクドライブ208及び各種のI/O(インタフェース)211,212を備えている。
CPU201には、ROM202、ROM203、プログラム記憶部13、動作記憶部14、教示点記憶部15、経路記憶部16、記録ディスクドライブ208及びI/O211,212が、バス213を介して接続されている。ROM202には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM203は、CPU201の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
記憶部13,14,15,16は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の1つ又は複数の記憶装置で構成される。
プログラム記憶部13には、許可取り消し判断プログラム241、許可判断プログラム242、経路判断プログラム243、ロボット動作制御プログラム244が格納(記録)されている。そして、CPU201がこれらプログラム241〜244を読み出して実行することにより、図1に示す許可取り消し判断部17、許可判断部18、経路判断部19、ロボット動作制御部20として機能する。
動作記憶部14には、ロボット動作プログラム141が記憶されている。教示点記憶部15には、教示点座標値データ151及び変更許容量データ152が記憶されている。経路記憶部16には、経路データ161が記憶されている。
図2に示す記録ディスクドライブ208は、記録ディスク221に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。I/O211には、ロボット11が接続されている。
ロボット制御装置10は、I/O212に接続されたユーザーインターフェイス(以下、UI)12を備えている。UI12について説明する。UI12は、図1に示すように、報知部として、ディスプレイ等の表示部121と、キーボード、マウス等の操作部122とで構成されている。表示部121は、CPU201の指令に従って画像を表示(報知)するものである。
UI12は、動作記憶部14、教示点記憶部15、経路記憶部16に記憶されたデータの閲覧と変更を実行可能であり、ロボット動作制御部20より得られるロボット11の状態を表すデータを閲覧可能である。UI12はロボット制御装置10内の情報の閲覧と変更が可能であればよく、例えばタッチパネル等でもよい。
ロボット動作制御部20について説明する。ロボット動作制御部20は、必要に応じて各判断部17〜19へ判断処理開始指令を発し、各判断部17〜19の判断処理結果を受け取る。ロボット11を目標教示点に向けて駆動制御する際には教示点記憶部15より教示点座標値情報を受け取る。
図3は、ロボット動作プログラム141、教示点座標値データ151、変更許容量データ152、経路データ161を示す説明図である。図3(a)はロボット動作プログラム141、図3(b)は教示点座標値データ151、図3(c)は変更許容量データ152、図3(d)は経路データ161を示している。
動作記憶部14について説明する。動作記憶部14は、図3(a)に図示されたロボット動作プログラム141を記憶する。ロボット動作プログラム141は、ロボット11を自動運転制御する際の動作内容(経路)がロボット言語で記述されており、自動運転制御にはこの記述内容がCPU201により読み出され、実行される。ロボット動作プログラム141は、UI12の操作によって内容の閲覧と変更が可能となっている。
ロボット11の経路は、始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボット11が始点と終点との間を移動する際の移動方法(軌道生成方法)によって規定される。ロボット動作プログラム141には、ロボット11の経路が記述される。
教示点記憶部15について説明する。教示点記憶部15は、図3(b)に図示された教示点座標値データ151及び図3(c)に図示された変更許容量データ152を記憶する。
教示点座標値データ151には、ロボット11の動作目標点や通過・経由点の役割を成す複数の教示点それぞれの教示点番号、座標値(X,Y,Z,α,β,γ)、その教示点に移動する際のロボット11の姿勢状態を示す姿勢フラグ情報(f)が含まれる。座標値データにはX方向、Y方向、Z方向の位置(X,Y,Z)を示す実数値と、ロボット11の4軸、5軸及び6軸の回転位置(α,β,γ)を示す実数値が含まれる。
変更許容量データ152には、教示点座標値データ151にて規定された複数の教示点それぞれについて、各教示点の座標値の変更可能な許容量(変更許容量)が規定されている。つまり、変更許容量データ152の変更許容量は、教示点座標値データ151に示された各教示点それぞれに対応して1通りずつ存在する。変更許容量データ152は、各座標値が変更された際に、変更を許容する上限値を示す実数値を示している。教示点座標値データ151及び変更許容量データ152はUI12の操作によって内容の閲覧と変更が可能となっている。
経路記憶部16について説明する。経路記憶部16は図3(d)に図示された経路データ161を記憶する。経路データ161には、教示点座標値データ151にて規定されている複数の教示点の中から選択される2つの教示点間のロボット11の各経路が規定されている。即ち、経路データ161には、各経路の始点となる教示点の教示点番号、各経路の終点となる教示点の教示点番号、各経路をロボット11が移動する際の移動方法が含まれている。また、経路データ161には、各経路におけるロボット11の動作が許可された許可情報であるか、ロボット11の動作が許可されていない不許可情報であるかを示す許可フラグ161Fが含まれている。即ち、経路データ161には、ある経路の始点と終点を示す教示点番号、ロボット11がこの経路を動作する際の移動方法、この経路が動作を許可されるものであるか否かを示す許可フラグ161Fが含まれる。
本実施形態では、許可フラグ161Fとして、許可情報を「ON」、不許可情報を「OFF」としている。なお、許可フラグ161Fは、許可の有無を示すものであればよく、ON/OFFに限らず、例えば1/0で示してもよいし、許可/不許可を直接示すものであってもよい。経路データ161はUI12の操作によって内容の閲覧と変更が可能となっている。
以下の説明でロボット動作プログラム141は動作記憶部14に、経路データ161は経路記憶部16に、教示点座標値データ151及び変更許容量データ152は教示点記憶部15に予め記憶(登録)されているものとする。
まず、経路判断部19について説明する。経路判断部19は、ロボット11を自動運転制御する際に動作記憶部14に記憶されたロボット動作プログラム141の記述内容に対して判断処理(チェック処理)を行う。図4は、経路判断部19の処理の各工程を示すフローチャートである。図5は、経路判断部19にて生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。
経路判断部19は、ロボット動作制御部20よりロボット11の現在位置を示す、始点となる教示点の教示点番号の情報(データ)251を取得する(S1)。
経路判断部19は、ロボット動作プログラム141の記述内容より、移動目標の終点となる教示点の教示点番号、及びその際の移動方法の情報(データ)252を取得する(S2)。
経路判断部19は、現在位置の教示点番号データ251、移動目標となる教示点番号、及びその際の移動方法データ252より目標経路データ253を作成する(S3)。
経路判断部19は、経路記憶部16に記憶された経路データ161の中から許可フラグがON(許可情報)のデータのみを示す許可経路データ254を取得(抽出)する(S4)。
経路判断部19は、ステップS3にて作成した目標経路データ253がステップS4にて経路記憶部16より取得した許可経路データ254内に存在しているか否かをチェック(判断)する(S5)。つまり、経路判断部19は、動作記憶部14に記憶されたロボット動作プログラム141にて規定された経路が、経路データ161に含まれる経路のうち許可フラグ161FがON(許可情報)である経路と一致するか否かをチェックする。
本実施形態では、経路判断部19は、許可経路データ254を抽出しているので、動作記憶部14に記憶されたロボット動作プログラム141にて規定された経路が、許可経路データ254に含まれる経路と一致するか否かをチェックする。
経路判断部19は、一致する経路がある判断した場合(S5:YES)は、ロボット動作制御部20に対し経路チェックがOKであったことを示す情報(NGではなかったことを示す情報)を伝達する(S6)。経路判断部19は、一致する経路がないと判断した場合(S5:NO)は、ロボット動作制御部20に対し経路チェックがNGであったことを示す情報を伝達する(S7)。
次に、ロボット動作制御部20がロボット11を自動運転させた際の動作について説明する。図6は、経路チェック時のロボット動作制御部20の処理の各工程を示すフローチャートである。
ロボット動作制御部20は、動作記憶部14より取得したロボット動作プログラム141を記述順序に沿って一行読み込む(S11)。
ロボット動作制御部20は、ステップS11の際に読み込まれたプログラム内容がロボット11への移動命令であるか否かを判断する(S12)。ロボット動作制御部20は、ロボット11への移動命令ではないと判断した場合には(S12:NO)、命令を実行する(S13)。
ロボット動作制御部20は、ロボット11への移動命令であると判断した場合には(S12:YES)、経路判断部19に、図4に示すフローチャートに沿って経路チェックを実施させる(S14)。
ロボット動作制御部20は、ステップS14での判断の結果、チェック判定がOKであれば(S15:NO)、ステップS13に移行する。ロボット動作制御部20は、ステップS14での判断の結果、チェック判定がNGであれば(S15:YES)、その命令を実行することなくロボット11の動作を停止させ、自動運転制御を終了する(S16)。この際、ロボット動作制御部20は、移動しようとしている経路が経路チェックにより移動できない(NG)と判定されたことを示す情報を、UI12の表示部121に表示させて、人に報知する(S17)。ステップS11からステップS17までの一連の処理は、ロボット動作プログラム141を全て読み込み終わるか、ステップS16,S17を実行するまで繰り返す。
以上の動作により、ロボット動作プログラム141の初期設定時やロボット動作プログラム141の内容を変更した場合には、ロボット11の動作経路がチェックされ、ロボット11(又はロボット11が把持したワーク)が他の物体に干渉するのを防止できる。
ところで、ロボット動作プログラム141の記述を変更せずに、教示点記憶部15に記憶されている教示点座標値データ151における教示点の座標値を作業者が変更する場合がある。許可取り消し判断部17は、座標値が変更された場合にロボット11が他の物体に干渉するか否かのチェックを行う。以下、許可取り消し判断部17について説明する。
許可取り消し判断部17は、UI12にて教示点記憶部15に記憶された教示点座標値データ151が作業者によって変更された際に、動作経路チェック処理を行う。図7は、許可取り消し判断部17によるロボット動作経路チェック方法の各工程を示すフローチャートである。図8は、許可取り消し判断部17が生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。なお、作業者が、操作部122を操作して、教示点記憶部15に記憶された教示点座標値データ151における変更対象の教示点の座標値を変更し、座標値の変更量を示す図8に図示した教示点変更量データ261を、教示点記憶部15に記憶させたとする。
まず、許可取り消し判断部17は、教示点記憶部15より教示点変更量データ261を取得する(S21)。許可取り消し判断部17は、教示点記憶部15より、変更許容量データ152中、変更があった教示点に対応する変更許容量データ262を取得する(S22)。
許可取り消し判断部17は、変更があった教示点変更量データ261と変更があった教示点に対応する変更許容量データ262を比較し、この変更が変更許容量データ262の許容量の範囲内か否かを判断する(S23:判断工程)。具体的には、許可取り消し判断部17は、教示点の座標値の変更量が変更許容量以下であるか否かを判断する。
図8において、変更対象の教示点は、教示点番号P131の教示点である。教示点変更量データ261において、教示点番号P131に対応する教示点の座標値として、Y値の変更量が−13、Z値の変更量が+48である。また、変更許容量データ262において、教示点番号P131に対応する教示点の座標値として、Y値の変更許容量が20、Z値の変更許容量が+80である。よって、図8の例では、変更対象の教示点の座標値(Y値)の変更が変更許容量データの許容量の範囲外である。
許可取り消し判断部17は、変更があった教示点変更量データ201に示された全ての変更量が対応する変更許容量データ202に示された許容量内であれば(S23:YES)、処理を終了する。そうでなければ(S23:NO)ステップS24へ移行する。
許可取り消し判断部17は、変更された教示点を含む経路情報が経路記憶部16に存在すれば(S24:YES)、即ち変更対象の教示点の座標値の変更が変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、ステップS25に移行する。そうでなければ(S24:NO)、処理を終了する。
許可取り消し判断部17は、ステップS25では、経路記憶部16内の経路データ161の内、ステップS21にて取得した教示点変更量データ261に示された教示点番号が示している部分の許可フラグをOFFに書き換える(許可取り消し工程)。即ち、許可取り消し判断部17は、経路記憶部16に記憶された経路データ161おいて変更対象の教示点が始点又は終点として含まれる全ての経路について、許可フラグを不許可情報(OFF)にする。図8の例では、経路データ161において教示点番号P131を含む経路全てについて許容フラグをOFFにし、新たな経路データ263を作成している。
許可取り消し判断部17は、ステップS25にて許可フラグ161FをOFFにした経路を指し示す情報を表示部121に表示させる(S26)。許可取り消し判断部17は、変更対象の教示点が始点又は終点として含まれる全ての経路を示す情報の画像を表示部121に表示(報知)させる。
なお、報知部が表示部121である場合について説明したが、これに限定するものではなく、報知部がスピーカ等の音出力部であってもよい。この場合、ステップS26では、音声で報知すればよい。
また、経路データ161内の許可フラグ161FをOFFにする代わりに、その経路を示すデータ部分を消去してもよい。即ち、経路データが、ロボット11の動作が許可された許可経路データ254であり、許可フラグが含まれていない場合であってもよい。この場合、経路データが許可経路データ254であるので、ステップS25では、許可フラグをOFFにする代わりに、その経路を消去すればよい。詳述すれば、変更対象の教示点の座標値の変更が変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、許可経路データおいて変更対象の教示点が始点又は終点として含まれる全ての経路について、許可経路データから消去すればよい。
以上の動作により、作業者が教示点の座標値の変更をした場合であっても、変化があった経路に沿ってロボット11を動作させることによる新たな干渉が発生するのを防止できる。つまり、干渉が発生する可能性のある経路の許可フラグがOFFになるので、図4に示すフローチャートのステップS7において、チェック判定がNGとなる。そして、図6に示すフローチャートのステップS16でロボット11の動作が停止されるので、ロボット11の動作により干渉が生じるのを防止できる。
また、図7のステップS26で許可取り消しとなった経路が表示部121に表示(報知)されるので、作業者は、教示点の座標値の変更によってロボット11において干渉が生じるのを知ることができ、その後、適正に対処することができる。
次に、許可判断部18について説明する。許可判断部18は、ロボット11をある教示点から別の教示点へとポイント移動動作させた際の動作内容について経路作成処理を行う。図9は、許可判断部18の処理内容を示すフローチャートである。図10は、許可判断部18にて生成する各テーブルデータのモデルを示す説明図である。
許可判断部18は、ロボット動作制御部20よりロボット11の現在位置(始点)を示す教示点の教示点番号データ271を取得する(S31)。なお、ロボット11の現在位置が教示点上でない場合には教示点番号データ271は取得できない。
許可判断部18は、ステップS31で教示点番号データ271を取得できたか否かを判断する(S32)。許可判断部18は、判断の結果、教示点番号データ271を取得できた場合(S32:YES)には、ステップS33へ移行し、そうでなければ(S32:NO)ステップS39へ移行する。
許可判断部18は、ステップS33では、ロボット動作制御部20よりロボット11の動作目標位置(終点)を示す教示点の教示点番号データ272を取得する。
許可判断部18は、ロボット動作制御部20よりロボット11の軌道作成方法を示す移動方法データ273を取得する(S34)。
許可判断部18は、ロボット11が移動している際には常にロボット動作制御部20を監視し、移動目標位置情報に変化がないことを確認する(S35)。監視する情報はロボット11が当初移動しようとした軌道を何らかの理由で逸脱したことを検知できるものであればよく、例えばロボット11の各軸モータの電流値であってもいいし、UI12の操作部122のボタン操作内容であってもよい。
許可判断部18は、ロボット11が目標位置を変更することなく目標位置へ到達したか否かを判断する(S36)。許可判断部18は、ロボット11が目標位置を変更することなく移動を完了した場合には(S36:YES)ステップS37へ移行し、そうでなければ(S36:NO)ステップS39へ移行する。
許可判断部18は、ステップS37では、教示点番号データ271、教示点番号データ272、移動方法データ273を統合し、更に許可フラグON情報を付加して新規に許可経路データ254を作成する。
次に、許可判断部18は、作成した許可経路データ254を経路記憶部16に追加で記憶させる(S38)。
許可判断部18は、ステップS39では、UI12の表示部121に経路作成処理の失敗を表示させる。なお、ステップS39では作業者に対して経路作成の失敗を報知できればよく、例えばブザー音で報知してもよい。
図11は、経路記憶部16に登録する(記憶させる)経路データ161を作成する方法を示すフローチャートである。
作業者が操作部122を操作してロボット動作制御部20に動作指令を与えることにより、ロボット動作制御部20が許可取り消し判断部17の経路チェック処理により許可フラグ161FをOFFにされた経路についてロボット11を動作させる(S41)。即ち、図7のステップS25(許可取り消し工程)にて、経路記憶部16に記憶されている経路データ161中の許可フラグ161FがON(許可情報)からOFF(不許可情報)に変更された経路についてロボット11を動作させる。ステップS41を実施する間に、許可判断部18では図9に図示したステップS31〜ステップS35の処理を行う。
作業者は、ステップS41の動作中、ロボット11又はロボット11が把持したワークが他の物体に干渉(接触)するか否かを目視にて確認する(S42)。つまりステップS42では、作業者は、目視にて確認した結果、干渉が存在したか否かを判断する。
ステップS42ではステップS41でロボット11を動作させた結果、干渉箇所の有無について判断分岐を行い、干渉箇所が無ければ(S42:YES)ステップS43に、そうでなければ(S42:NO)ステップS44へ移行する。
ステップS42を実施する間に、許可判断部18では図9に図示したステップS36の処理を行う。
作業者は、干渉が無いことが確認された場合には、経路記憶部16に記憶されている経路データ161中、その経路における許可フラグ161FをOFF(不許可情報)からON(許可情報)に変更(設定)することで、記憶処理を行う(S43)。つまり、ステップS43ではステップS31でロボット11を動作させた経路についての情報を経路記憶部16に登録する。
ステップS43を実施する間に、許可判断部18では図9に図示したステップS37〜ステップS38の処理を行う。
作業者は、ステップS44ではステップS41でのロボット11の動作させた経路の始点又は終点を成す位置を示す教示点の座標値の変更を行う。変更を行った後、再度ステップS41に移行して許可取り消し判断部17の経路チェック処理により許可フラグ161FをOFFにされた経路について、ロボット11を動作させる。ステップS41〜ステップS42、ステップS44はステップS43を実行するまで繰り返す。
以上、本実施形態によれば、ロボット11が動作することを許可されていた経路であっても、教示点の座標値が変更されたことによって、ロボット11が干渉せずに動作ができなくなった可能性があると判断された場合にはその旨を報知できる。これにより作業者が教示点の座標値の変更をした場合であっても、変化があった経路に沿ってロボット11を動作させることによる新たな干渉の発生を防止できる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
上記実施形態では、図11に示す各工程を作業者が行う場合について説明したが、これに限定するものではなく、演算部が行う場合についても本発明は適用可能である。この場合、ロボットやワークが他の物体に干渉するか否かの判断は、ロボットを撮像する撮像装置を用意しておき、撮像装置による撮像結果に基づいて行えばよい。
また、上記実施形態では、ロボット動作経路チェック装置がロボット制御装置10に組み込まれている場合について説明したが、これに限定するものではない。ロボット動作経路チェック装置がロボット制御装置10とは別体であってもよい。この場合、ロボット動作経路チェック装置は、仮想的にロボットを動作させるロボットシミュレータであってもよい。
また、上記実施形態の各処理動作は具体的にはCPU201により実行されるものである。従って上述した機能を実現するプログラムを記録した記録媒体をロボット制御装置10に供給し、ロボット制御装置10のコンピュータ(CPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって達成されるようにしてもよい。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体及びそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、上記実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDDであり、HDDにプログラムが格納される場合について説明したが、これに限定するものではない。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラムを供給するための記録媒体としては、ROM202、記録ディスク221、不図示の外部記憶装置等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、書き換え可能な不揮発性のメモリ(例えばUSBメモリ)、ROM等を用いることができる。
また、上記実施形態におけるプログラムを、ネットワークを介してダウンロードしてコンピュータにより実行するようにしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけに限定するものではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、上記実施形態では、コンピュータがHDD等の記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、処理を行う場合について説明したが、これに限定するものではない。プログラムに基づいて動作する演算部の一部又は全部の機能をASICやFPGA等の専用LSIで構成してもよい。なお、ASICはApplication Specific Integrated Circuit、FPGAはField-Programmable Gate Arrayの頭字語である。
10…ロボット制御装置(ロボット動作経路チェック装置)、11…ロボット、13…プログラム記憶部、14…動作記憶部、15…教示点記憶部、16…経路記憶部、100…ロボットシステム、121…表示部(報知部)、141…ロボット動作プログラム、151…教示点座標値データ、152…変更許容量データ、161…経路データ、161F…許可フラグ

Claims (11)

  1. 始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボットが前記始点と前記終点との間を移動する際の移動方法によって、前記ロボットの経路を規定するロボット動作プログラムを記憶する動作記憶部と、
    複数の教示点について、各教示点の教示点番号、及び前記各教示点の座標値を含む教示点座標値データを記憶すると共に、前記複数の教示点について、前記各教示点の前記座標値の変更可能な許容量を規定する変更許容量データを記憶する教示点記憶部と、
    前記複数の教示点の中から選択される2つの教示点間の前記ロボットの各経路について、前記各経路の始点となる教示点の教示点番号、前記各経路の終点となる教示点の教示点番号、前記各経路を前記ロボットが移動する際の移動方法、及び前記各経路における前記ロボットの動作が許可された許可情報であるか許可されていない不許可情報であるかを示す許可フラグを含む経路データを記憶する経路記憶部と、
    前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記経路データに含まれる経路のうち前記許可フラグが前記許可情報である経路と一致するか否かをチェックする演算部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記教示点記憶部に記憶された前記教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の前記座標値が変更された際には、該変更が前記変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断し、
    前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記経路記憶部に記憶された前記経路データおいて前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路について、前記許可フラグを前記不許可情報にすることを特徴とするロボット動作経路チェック装置。
  2. 前記演算部は、前記経路データに含まれる経路のうち前記許可フラグが前記許可情報である経路を許可経路データとして抽出し、前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記許可経路データに含まれる経路と一致するか否かをチェックすることを特徴とする請求項1に記載のロボット動作経路チェック装置。
  3. 始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボットが前記始点と前記終点との間を移動する際の移動方法によって、前記ロボットの経路を規定するロボット動作プログラムを記憶する動作記憶部と、
    複数の教示点について、各教示点の教示点番号、及び前記各教示点の座標値を含む教示点座標値データを記憶すると共に、前記複数の教示点について、前記各教示点の前記座標値の変更可能な許容量を規定する変更許容量データを記憶する教示点記憶部と、
    前記複数の教示点の中から選択される2つの教示点間の前記ロボットの各経路について、前記各経路の始点となる教示点の教示点番号、前記各経路の終点となる教示点の教示点番号、及び前記各経路を前記ロボットが移動する際の移動方法を含む許可経路データを記憶する経路記憶部と、
    前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記経路記憶部に記憶された前記許可経路データに含まれる経路と一致するか否かをチェックする演算部と、を備え、
    前記演算部は、
    前記教示点記憶部に記憶された前記教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の前記座標値が変更された際には、該変更が前記変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断し、
    前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記経路記憶部に記憶された前記許可経路データおいて前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路について、前記許可経路データから消去することを特徴とするロボット動作経路チェック装置。
  4. 前記演算部の指令に従って報知する報知部を更に備え、
    前記演算部は、前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路を示す情報を前記報知部に報知させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット動作経路チェック装置。
  5. 前記報知部が画像を表示する表示部であり、
    前記演算部は、前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路を示す情報の画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項4に記載のロボット動作経路チェック装置。
  6. ロボットと、
    ロボット動作プログラムに従って前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置と、を備え、
    前記ロボット制御装置が、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロボット動作経路チェック装置を有することを特徴とするロボットシステム。
  7. 始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボットが前記始点と前記終点との間を移動する際の移動方法によって、前記ロボットの経路を規定するロボット動作プログラムを記憶する動作記憶部と、
    複数の教示点について、各教示点の教示点番号、及び前記各教示点の座標値を含む教示点座標値データを記憶すると共に、前記複数の教示点について、前記各教示点の前記座標値の変更可能な許容量を規定する変更許容量データを記憶する教示点記憶部と、
    前記複数の教示点の中から選択される2つの教示点間の前記ロボットの各経路について、前記各経路の始点となる教示点の教示点番号、前記各経路の終点となる教示点の教示点番号、前記各経路を前記ロボットが移動する際の移動方法、及び前記各経路における前記ロボットの動作が許可された許可情報であるか許可されていない不許可情報であるかを示す許可フラグを含む経路データを記憶する経路記憶部と、
    前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記経路データに含まれる経路のうち前記許可フラグが前記許可情報である経路と一致するか否かをチェックする演算部と、を有するロボット動作経路チェック装置によるロボット動作経路チェック方法であって、
    前記演算部が、前記教示点記憶部に記憶された前記教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の前記座標値が変更された際には、該変更が前記変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断する判断工程と、
    前記演算部が、前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記経路記憶部に記憶された前記経路データおいて前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路について、前記許可フラグを前記不許可情報にする許可取り消し工程と、を備えたことを特徴とするロボット動作経路チェック方法。
  8. 始点を示す教示点の教示点番号、終点を示す教示点の教示点番号、及びロボットが前記始点と前記終点との間を移動する際の移動方法によって、前記ロボットの経路を規定するロボット動作プログラムを記憶する動作記憶部と、
    複数の教示点について、各教示点の教示点番号、及び前記各教示点の座標値を含む教示点座標値データを記憶すると共に、前記複数の教示点について、前記各教示点の前記座標値の変更可能な許容量を規定する変更許容量データを記憶する教示点記憶部と、
    前記複数の教示点の中から選択される2つの教示点間の前記ロボットの各経路について、前記各経路の始点となる教示点の教示点番号、前記各経路の終点となる教示点の教示点番号、及び前記各経路を前記ロボットが移動する際の移動方法を含む許可経路データを記憶する経路記憶部と、
    前記動作記憶部に記憶された前記ロボット動作プログラムにて規定された経路が、前記経路記憶部に記憶された前記許可経路データに含まれる経路と一致するか否かをチェックする演算部と、を有するロボット動作経路チェック装置によるロボット動作経路チェック方法であって、
    前記演算部が、前記教示点記憶部に記憶された前記教示点座標値データにおいて、変更対象の教示点の前記座標値が変更された際には、該変更が前記変更許容量データの許容量の範囲内か否かを判断する判断工程と、
    前記演算部が、前記変更対象の教示点の前記座標値の変更が前記変更許容量データの許容量の範囲外である場合には、前記経路記憶部に記憶された前記許可経路データおいて前記変更対象の教示点が前記始点又は前記終点として含まれる全ての経路について、前記許可経路データから消去する許可取り消し工程と、を備えたことを特徴とするロボット動作経路チェック方法。
  9. 前記許可取り消し工程にて前記許可フラグが前記許可情報から前記不許可情報に変更された経路について前記ロボットを動作させ、干渉が無いことが確認された場合には、該経路における前記許可フラグを前記許可情報に変更することを特徴とする請求項7に記載のロボット動作経路チェック方法。
  10. コンピュータに請求項7又は8に記載のロボット動作経路チェック方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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