JP2015231283A - 空冷モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向の寸法増大を抑えながら、ステータコイルを均等に冷却すること。
【解決手段】ロータ2とステータ4とモータハウジング5とを備え、モータハウジング5内に外部から空気を供給し、ステータ4に巻き付けられたステータコイルを冷却する。この空冷モータ装置M1において、ステータ4の第1コイル端4a側に形成した第1コイル端空間6に外部から空気を供給する給気口10を、モータハウジング5の外周部に設置した。ステータ4及びギャップ3を通過した空気を、ステータ4の第2コイル端4b側に形成した第2コイル端空間7を経由して排出する排気口11を、モータハウジング5に設置した。給気口10から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内する第1ガイド12を、第1コイル端空間6に設置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータハウジング内に外部から空気を導入し、発熱するステータコイルを冷却する空冷モータ装置に関する。
従来、油ポンプが加圧した油の一部を、発電機室に供給し、発電機の回転子及び固定子を冷却し、排気流路に排出する発電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−83169号公報
しかしながら、従来の発電装置にあっては、冷却媒体を油から空気に置き換えた場合、空気の給入口側の空間を大きく(軸方向に長く)とることで、全体に空気を充満させることができ、内部発熱部品が均等に冷却できるという構成になっていた。このため、空間を小さくすると給入口付近のみが冷却されるが全体に均等に冷却できない、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、軸方向の寸法増大を抑えながら、ステータコイルを均等に冷却することができる空冷モータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の空冷モータ装置は、回転軸に設けられたロータと、前記ロータとギャップを介して配置されたステータと、前記ロータと前記ステータを収納するモータハウジングと、を備える。そして、前記モータハウジング内に外部から空気を供給し、前記ステータに巻き付けられたステータコイルを冷却する。
この空冷モータ装置において、前記ステータの第1コイル端側に形成した第1コイル端空間に外部から空気を供給する給気口を、前記モータハウジングの外周部に設置した。
前記ステータ及び前記ギャップを通過した空気を、前記ステータの第2コイル端側に形成した第2コイル端空間を経由して排出する排気口を、前記モータハウジングに設置した。
前記給気口から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内するガイドを、前記第1コイル端空間に設置した。
よって、モータハウジングの外周部に設置した給気口から径方向に供給された空気は、第1コイル端空間において、ガイドにより周方向に分岐して流れる複数の経路に案内される。そして、周方向に分岐した空気は、ステータ及びギャップを通過し、第2コイル端空間を経由して排気口から排出される。
すなわち、第1コイル端空間に、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内するガイドを設けたことで、外部から給気口に供給された空気が、第1コイル端空間の全体に拡がって届く。したがって、第1コイル端空間としては、ガイドを設ける空間を確保するだけで良く、軸方向の寸法増大が抑えられる。そして、第1コイル端空間の全体に給気口からの空気が届くことで、ステータコイルが均等に冷却される。
この結果、軸方向の寸法増大を抑えながら、ステータコイルを均等に冷却することができる。
実施例1の空冷モータ装置を示す図2のA−A線断面図である。 実施例1の空冷モータ装置の第1コイル端空間に設置された第1ガイドを示す断面図である。 実施例2の空冷モータ装置を示す図4のB−B線断面図である。 実施例2の空冷モータ装置の第1コイル端空間に設置された第2ガイドを示す断面図である。 実施例3の空冷モータ装置を示す図6のC−C線断面図である。 実施例3の空冷モータ装置の第1コイル端空間に設置された第1ガイドを示す断面図である。 実施例3の空冷モータ装置の排気経路を示す図5のD−D線断面図である。 実施例3の空冷モータ装置の排気経路を示す一部拡大斜視図である。
以下、本発明の空冷モータ装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
実施例1における空冷モータ装置M1の構成を、図1及び図2に基づき説明する。
前記空冷モータ装置M1は、電気自動車やハイブリッド車両等の電動車両の駆動源として適用された埋め込み磁石同期モータであり、ステータコイルに三相交流を印加することで回転駆動する。この空冷モータ装置M1は、図1及び図2に示すように、回転軸1と、ロータ2と、ギャップ3と、ステータ4と、モータハウジング5と、第1コイル端空間6と、第2コイル端空間7と、バスバーケース8と、バスバーカバー9と、を備えている。そして、空冷構造として、給気口10と、排気口11と、第1ガイド12(ガイド)と、を設けている。
前記ロータ2は、モータハウジング5に回転可能に支持された回転軸1に固定して設けられ、ステータ4を構成する各ティースに対応する位置に、図外の永久磁石が複数埋め込まれている。
前記ステータ4は、ロータ2とギャップ3を介して配置され、図外のステータコイルが巻き付けられた複数のティースを構成要素とする。このステータ4は、モータハウジング5の内周面に固定されている。
前記モータハウジング5は、ロータ2とステータ4を収納するもので、片側(図2の右側)の開口部分に、ハウジングカバー13を固定することにより閉鎖された空間を形成する。
前記第1コイル端空間6は、ステータ4のうち、コイル端子14が設けられた第1コイル端4a側に形成された空間をいう。第2コイル端空間7は、ステータ4のうち、コイル端子14が設けられた第1コイル端4aとは反対側の第2コイル端4b側に形成された空間をいう。
前記バスバーケース8及びバスバーカバー9は、第1コイル端空間6に設けられた環状部材であり、複数のステータコイルからのコイル端子14に接続される電極バスバー(U相/V相/W相)を収納するものである。
前記給気口10は、図1及び図2に示すように、モータハウジング5の外周部のうち上端部位置に1箇所のみ設置され、第1コイル端空間6に外部からの空気を供給する。この給気口10は、ステータコイルに対して外部から電力授受するための強電ケーブル(=電極バスバー)の導入口と共用している。なお、給気口10へ供給されるステータコイルの冷却用空気は、図外のファンモータにより駆動する送風ファン等により作り出される。
前記排気口11は、モータハウジング5に設置され、ステータ4及びギャップ3を通過した空気を、ステータ4の第2コイル端4b側に形成した第2コイル端空間7を経由して排出する。この排気口11は、図1に示すように、モータハウジング5の上部位置に1箇所開口された軸方向開口により構成されている。なお、ステータ4は、ステータコイルが周方向に複数配列されているため、隣接するステータコイル間に隙間空間が形成され、この隙間空間が空気を軸方向へ流す通路になる。
前記第1ガイド12は、第1コイル端空間6に設置され、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内する。この第1ガイド12は、図1に示すように、既存のバスバーカバー9に一体で形成される。さらに、第1ガイド12は、第1コイル端空間6の上半分の約180度範囲に形成され、給気口10から径方向に供給された空気を、図2に示すように、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む1対の対角位置(左右位置)から第1コイル端空間6の全体に拡がる経路に案内する。
次に、作用を説明する。
実施例1の空冷モータ装置M1における作用を、「ステータコイルの空冷作用」、「他の特徴作用」に分けて説明する。
[ステータコイルの空冷作用]
モータハウジング5の外周部に設置した給気口10から、図2の矢印aに示すように、径方向に供給された空気は、第1コイル端空間6において、図2の矢印b,cに示すように、第1ガイド12により周方向の二手に分岐して流れる二つの経路に案内される。そして、周方向の二手に分岐した空気は、図2の矢印d,eに示すように、回転軸1を挟む1対の対角位置(図2の左右位置)から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内される。その後、第1コイル端空間6の全体に届いた空気は、図1の矢印f,gに示すように、ステータ4及びギャップ3をフロントからリアへ向かう軸方向の流れにより通過する。さらに、図1の矢印hに示すように、第2コイル端空間7を経由し、図1の矢印iに示すように、排気口11から排出される。
このように、空気を周方向に回り込んで流す第1ガイド12を設置すると、給気口10から1対の対角位置まで第1コイル端空間6の全体に空気が届き、ステータコイルを均等に冷却することができる。
上記のように、実施例1では、給気口10を、モータハウジング5の外周部に設置し、排気口11を、モータハウジング5に設置した。そして、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内する第1ガイド12を、第1コイル端空間6に設置する構成とした。
すなわち、第1コイル端空間6に、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内する第1ガイド12を設けたことで、外部から給気口10に供給された空気が、第1コイル端空間6の全体に拡がって届く。したがって、第1コイル端空間6として、第1ガイド12を設ける空間を確保するだけで十分であり、大きな空間としなくても良く、空冷モータ装置M1としての軸方向の寸法増大が抑えられる。そして、第1コイル端空間6の全体に給気口10からの空気が届くことで、ステータコイルが均等に冷却され、冷却効果が向上する。
この結果、軸方向の寸法増大を抑えながら、ステータコイルを均等に冷却することができる。
[他の特徴作用]
実施例1では、ステータ4の第1コイル端4a側に形成した第1コイル端空間6に、複数のステータコイルからのコイル端子14に接続される電極バスバーを収納するバスバーケース8及びバスバーカバー9を設ける。そして、第1ガイド12を、バスバーカバー9に一体で形成する構成とした。
すなわち、第1ガイド12を設置するにあたり、新たな部品追加を行わず、第1コイル端空間6に、既存部品として存在するバスバーを保護するためのバスバーカバー9を利用して一体で形成している。
したがって、部品点数を増大することなく、第1ガイド12によりステータコイルの均等冷却を実施することができる。
実施例1では、ガイドを、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む1対の対角位置から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する第1ガイド12により構成した。
すなわち、給気口10からの空気を周方向の二手に分岐して流す第1ガイド12を形成するにあたり、第1コイル端空間6の上半分の約180度範囲に半円弧状のプレートを設置するだけで良い。
したがって、ガイド構成を簡単な構成としながら、給気口10からの空気を、第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内することができる。
ここで、半円弧状のプレートは、上半分の180度ではなく、モータの仕様や風量等に応じて、180度以外の角度であっても良い。例えば、左右対称に60度ずつの角度範囲(この場合は合計120度の角度範囲)にプレートを設置しても良く、或いは、左右対称に120度ずつの角度範囲(この場合は合計240度の角度範囲)にプレートを設置しても良い。
次に、効果を説明する。
実施例1の空冷モータ装置M1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 回転軸1に設けられたロータ2と、
ロータ2とギャップ3を介して配置されたステータ4と、
ロータ2とステータ4を収納するモータハウジング5と、を備え、
モータハウジング5内に外部から空気を供給し、ステータ4に巻き付けられたステータコイルを冷却する空冷モータ装置M1において、
ステータ4の第1コイル端4a側に形成した第1コイル端空間6に外部から空気を供給する給気口10を、モータハウジング5の外周部に設置し、
ステータ4及びギャップ3を通過した空気を、ステータ4の第2コイル端4b側に形成した第2コイル端空間7を経由して排出する排気口11を、モータハウジング5に設置し、
給気口10から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内するガイド(第1ガイド12)を、第1コイル端空間6に設置した(図2)。
このため、軸方向の寸法増大を抑えながら、ステータコイルを均等に冷却することができる。
(2) ステータ4の第1コイル端4a側に形成した第1コイル端空間6に、複数のステータコイルからのコイル端子14に接続される電極バスバーを収納するバスバーケース8及びバスバーカバー9を設け、ガイド(第1ガイド12)を、バスバーカバー9に一体で形成した(図1)。
このため、(1)の効果に加え、部品点数を増大することなく、ガイド(第1ガイド12)によりステータコイルの均等冷却を実施することができる。
(3) ガイドを、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む1対の対角位置から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する第1ガイド12により構成した(図2)。
このため、(1)又は(2)の効果に加え、ガイド構成を簡単な構成としながら、給気口10からの空気を、第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内することができる。
実施例2は、給気口からの空気を、回転軸を挟む複数対の対角位置から第1コイル端空間の全体にわたって拡がる経路に案内するガイド構成にした例である。
まず、実施例2の空冷モータ装置M2の構成を、図3及び図4に基づき説明する。
実施例2の空冷モータ装置M2は、回転軸1と、ロータ2と、ギャップ3と、ステータ4と、モータハウジング5と、第1コイル端空間6と、第2コイル端空間7と、バスバーケース8と、バスバーカバー9と、を備えている。そして、空冷構造として、給気口10と、排気口11と、第2ガイド22(ガイド)と、を設けている。
前記第2ガイド22は、図4に示すように、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む2対の対角位置(4箇所の位置)から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する構成としている。この第2ガイド22は、4箇所の通気口を有する円環状リングにより形成され、第2ガイド22から第1コイル端空間6に流れ込む通気口の周方向隙間t1,t2,t2,t3を、給気口10からの距離が近いほど狭く、給気口10からの距離が遠いほど広く設定している(t1<t2=t2<t3)。
なお、他の構成は、実施例1の空冷モータ装置M1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、ステータコイルの空冷作用を説明する。
モータハウジング5の外周部に設置した給気口10から、図4の矢印aに示すように、径方向に供給された空気は、第1コイル端空間6において、図4の矢印b,cに示すように、第1ガイド12により周方向の二手に分岐して流れる二つの経路に案内される。そして、周方向の二手に分岐した空気は、図4の矢印d,e,j,kに示すように、回転軸1を挟む2対の対角位置(図4の上下左右位置)から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内される。その後、第1コイル端空間6の全体に届いた空気は、図3の矢印f,gに示すように、ステータ4及びギャップ3をフロントからリアへ向かう軸方向の流れにより通過する。さらに、図3の矢印hに示すように、第2コイル端空間7を経由し、図3の矢印iに示すように、排気口11から排出される。
このように、空気を周方向に回り込んで流す第2ガイド22を設置すると、給気口10から2対の対角位置まで第1コイル端空間6の全体に空気が届き、ステータコイルを均等に冷却することができる。
上記のように、実施例2では、ガイドを、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む2対の対角位置から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する第2ガイド22により構成した。
すなわち、第2ガイド22による周方向の4箇所位置から、第1コイル端空間6に向かって空気が供給されることで、第1コイル端空間6の全体にわたって均等に空気が届く。
したがって、給気口10からの空気を第1コイル端空間6に案内するに際し、第1コイル端空間6の全体にわたって空気を届けるという均等性を向上させることができる。
さらに、第2ガイド22から第1コイル端空間6に流れ込む通気口の周方向隙間t1,t2,t2,t3を、給気口10からの距離が近いほど狭く、給気口10からの距離が遠いほど広く設定している。このため、第2ガイド22による周方向の4箇所位置から、第1コイル端空間6に向かって同等の空気量が供給され、より均等性を向上させることができる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の空冷モータ装置M2にあっては、下記の効果を得ることができる。
(4) ガイドを、給気口10から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、回転軸1を挟む複数対(2対)の対角位置から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する第2ガイド22により構成した(図4)。
このため、(1)又は(2)の効果に加え、給気口10からの空気を第1コイル端空間6に案内するに際し、第1コイル端空間6の全体にわたって空気を届けるという均等性を向上させることができる。
実施例3は、ステータコイルを冷却する空気を排出する側の構成に工夫を加えた例である。
まず、実施例3の空冷モータ装置M3の構成を、図5〜図8に基づき説明する。
実施例3の空冷モータ装置M3は、回転軸1と、ロータ2と、ギャップ3と、ステータ4と、モータハウジング5と、第1コイル端空間6と、第2コイル端空間7と、バスバーケース8と、バスバーカバー9と、を備えている。そして、空冷構造として、給気口10と、排気口11と、第1ガイド12(ガイド)と、排気通路31と、排気孔32と、排出ダクト33と、を設けている。
前記排気通路31は、図8に示すように、ステータ4の各ティース4cの外周部に軸方向に設置している。すなわち、排気通路31は、ステータ4の各ティース4cの外周部に軸方向の凹溝を形成しておくと、ステータ4をモータハウジング5に対し圧入等により固定することで構成される。
前記排気孔32は、図8に示すように、第2コイル端空間7から排気通路31を通過した空気を径方向に排出するもので、モータハウジング5の外周部に排気通路31の数に対応して複数設置される。この排気孔32の孔径は、図6及び図7に示すように、吸気口10から排気孔32までの空気経路長が長いほど大孔径とされる。
前記排出ダクト33は、図5〜図7に示すように、モータハウジング5の外周部位置に、複数設置した排気孔32を周方向で覆うように設置される。この排出ダクト33のうち、ダクト上部位置に、1つの排気口11が設けられる。
なお、他の構成は、実施例1の空冷モータ装置M1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、ステータコイルの空冷作用を説明する。
モータハウジング5の外周部に設置した給気口10から、図6の矢印aに示すように、径方向に供給された空気は、第1コイル端空間6において、図6の矢印b,cに示すように、第1ガイド12により周方向の二手に分岐して流れる二つの経路に案内される。そして、周方向の二手に分岐した空気は、図6の矢印d,eに示すように、回転軸1を挟む1対の対角位置(図6の左右位置)から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内される。その後、第1コイル端空間6の全体に届いた空気は、図5の矢印f,gに示すように、ステータ4及びギャップ3をフロントからリアへ向かう軸方向の流れにより通過する。さらに、図5の矢印hに示すように、第2コイル端空間7に到達する。ここまでの空気の流れは、実施例1と同様であるが、第2コイル端空間7から排気口11に至る流れは、下記のように異なる。
第2コイル端空間7に送られた空気は、図8の矢印mに示すように、排気通路31を経由して軸方向(リア→フロント)に流れ、さらに、図8の矢印nに示すように、排気孔32を経由して径方向に流れる。そして、複数の排気孔32を経由して径方向に流れた空気は、図7に示すように、排出ダクト33に流れ込み、二方向に分岐して排出ダクト33を排気口11に向かって周方向に流れ、最終的に排気口11から排出される。
上記のように、実施例3では、ステータ4の各ティース4cの外周部に軸方向の排気通路31を設置し、第2コイル端空間7から排気通路31を通過した空気を径方向に排出する排気孔32を、モータハウジング5の外周部に複数設置した。そして、排気口11を、複数設置した排気孔32を周方向で覆う排出ダクト33に設置する構成とした。
すなわち、ステータ4及びギャップ3を流れる軸方向の空気流れ(フロント→リア)に、第2コイル端空間7から排気通路31を流れる軸方向の空気流れ(リア→フロント)が新たに加わり、ステータ4の外周側も冷却される。
したがって、ステータ4を冷却する空気の流れに、各ティース4cの外周側を流れる空気の流れが加わることで、ステータコイルの冷却効果を向上させることができる。
実施例3では、排気孔32の孔径を、吸気口10から排気孔32までの空気経路長が長いほど大孔径とする構成にした。
すなわち、吸気口10から排気孔32までの空気経路長が長いほど、排気孔32の孔径を大孔径とすることで、排気抵抗が周方向で均等化される。このため、ステータ4及びギャップ3を軸方向に流れる空気の流量が、周方向で均等化されることになる。
したがって、吸気口10が1箇所でありながらも、ステータコイルを均一に冷却することができる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の空冷モータ装置M3にあっては、下記の効果を得ることができる。
(5) ステータ4の各ティースの外周部に軸方向の排気通路31を設置し、
第2コイル端空間7から排気通路31を通過した空気を径方向に排出する排気孔32を、モータハウジング5の外周部に複数設置し、
排気口11を、複数設置した排気孔32を周方向で覆う排出ダクト33に設置した(図5)。
このため、(1)〜(4)の効果に加え、ステータ4を冷却する空気の流れに、各ティース4cの外周側を流れる空気の流れが加わることで、ステータコイルの冷却効果を向上させることができる。
(6) 排気孔32の孔径を、吸気口10から排気孔32までの空気経路長が長いほど大孔径とした(図7)。
このため、(5)の効果に加え、吸気口10が1箇所でありながらも、ステータコイルを均一に冷却することができる。
以上、本発明の空冷モータ装置を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜3では、ガイド(第1ガイド12、第2ガイド22)として、既存のバスバーカバー9に一体で形成する例を示した。しかし、ガイドとしては、バスバーケースやバスバーカバーを有しないモータの場合、部品追加により設置する例であっても良い。
実施例2では、第2ガイド22として、回転軸1を挟む2対の対角位置から第1コイル端空間6の全体にわたって拡がる経路に案内する例を示した。しかし、第2ガイドとしては、回転軸を挟む3対以上の対角位置から第1コイル端空間の全体にわたって拡がる経路に案内する例であっても良い。
実施例3では、第1コイル端空間6側の吸気口10から、第2コイル端空間7側の排気口11に向かって空気を流す例を示した。しかし、実施例3において、吸気口と排気口を逆とし、排気口側から吸気口側に流す使い方をしても良い。この場合、レイアウト自由度を増すことができる。
実施例1〜3では、本発明の空冷モータ装置を、電動車両の駆動源として適用する例を示した。しかし、本発明の空冷モータ装置は、コイル冷却の要求がある様々な用途のモータやジェネレータに対しても適用することができる。
M1,M2,M3 空冷モータ装置
1 回転軸
2 ロータ
3 ギャップ
4 ステータ
4a 第1コイル端
4b 第2コイル端
4c ティース
5 モータハウジング
6 第1コイル端空間
7 第2コイル端空間
8 バスバーケース
9 バスバーカバー
10 給気口
11 排気口
12 第1ガイド(ガイド)
14 コイル端子
22 第2ガイド(ガイド)
31 排気通路
32 排気孔
33 排出ダクト

Claims (6)

  1. 回転軸に設けられたロータと、
    前記ロータとギャップを介して配置されたステータと、
    前記ロータと前記ステータを収納するモータハウジングと、を備え、
    前記モータハウジング内に外部から空気を供給し、前記ステータに巻き付けられたステータコイルを冷却する空冷モータ装置において、
    前記ステータの第1コイル端側に形成した第1コイル端空間に外部から空気を供給する給気口を、前記モータハウジングの外周部に設置し、
    前記ステータ及び前記ギャップを通過した空気を、前記ステータの第2コイル端側に形成した第2コイル端空間を経由して排出する排気口を、前記モータハウジングに設置し、
    前記給気口から径方向に供給された空気を、周方向に分岐して流れる複数の経路に案内するガイドを、前記第1コイル端空間に設置した
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
  2. 請求項1に記載された空冷モータ装置において、
    前記ステータの第1コイル端側に形成した第1コイル端空間に、複数のステータコイルからのコイル端子に接続される電極バスバーを収納するバスバーケース及びバスバーカバーを設け、
    前記ガイドを、前記バスバーカバーに一体で形成した
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された空冷モータ装置において、
    前記ガイドを、前記給気口から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、前記回転軸を挟む1対の対角位置から前記第1コイル端空間の全体にわたって拡がる経路に案内する第1ガイドにより構成した
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載された空冷モータ装置において、
    前記ガイドを、前記給気口から径方向に供給された空気を、周方向の二手に分岐して流し、前記回転軸を挟む複数対の対角位置から前記第1コイル端空間の全体にわたって拡がる経路に案内する第2ガイドにより構成した
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか一項に記載された空冷モータ装置において、
    前記ステータの各ティースの外周部に軸方向の排気通路を設置し、
    前記第2コイル端空間から前記排気通路を通過した空気を径方向に排出する排気孔を、前記モータハウジングの外周部に複数設置し、
    前記排気口を、複数設置した前記排気孔を周方向で覆う排出ダクトに設置した
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
  6. 請求項5に記載された空冷モータ装置において、
    前記排気孔の孔径を、前記吸気口から前記排気孔までの空気経路長が長いほど大孔径とした
    ことを特徴とする空冷モータ装置。
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