JP2015230950A - アレイ型受光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】アレイ型受光素子において画素間のS/Nを均一化する。【解決手段】画素アレイKAは方向D1と方向D2とに沿って複数の画素Kα?βがアレイ状に配列され、画素アレイKAを構成する複数の画素Kα?βのそれぞれの分光感度特性は同じであり、画素アレイKAは方向D1に沿って配列され方向D2に伸びる複数の画素Kα?1〜Kα?N2(α一定の画素列)を備え、この画素列には波長に応じて方向D2に分光された光が入射し、この画素列に含まれる画素のうち感度が最小の波長の光を受ける画素Kα?iはこの画素列に含まれる画素のなかで最大の画素面積Aiを備え、この画素列に含まれる画素のうち他の第2の画素の画素面積は画素Kα?iに入射する光の波長に対応する画素Kα?iの感度と画素Kα?iの画素面積Aiとの積を第2の画素に入射する光の波長に対応する第2の画素の感度で割った商である。【選択図】図5

Description

本発明は、アレイ型受光素子に関する。
特許文献1は、受光素子等の技術を開示する。この受光素子は、半導体基板上に画素が形成された受光素子であって、光を受光するための受光層と、受光層内に位置するpn接合と、画素とこの画素の周囲とを溝によって隔てるメサ構造とを備える。メサ構造の溝の壁面にわたって、pn接合の端がメサ構造の壁面に露出しないように不純物壁面層が形成されている。特許文献2は、受光素子等の技術を開示する。この受光素子は、エピタキシャル積層体に含まれる受光層と、受光層とこの受光層に接しており受光層の上層との界面に位置するpn接合とを備える。画素は、エピタキシャル積層体の表面からpn接合を貫通しているメサ構造の溝によって互いに分離される。メサ構造の溝は、画素において、受光層の断面積がpn接合へと向かって縮小するようにテーパが付いている。上層は、pn接合を取り囲むように、メサ構造の溝に露出する庇状もしくは笠状部の下面部分を備える。非特許文献1は、タイプIIのInGaAs/GaAsSb量子井戸構造のフォトダイオードに係る技術が開示されており、画素ピッチ30[μm]で直径15[μm]の画素サイズについての記載がある。
特開2013−93385号公報 特開2013−201219号公報
"MOVPE grown InGaAs/GaAsSb Type II Quantum Well Photodiode for SWIR Focal Plane Array"、H.Inada,H.Mori,Y.Nagai,Y.Iguchi,T.Saitoh,K.Fujii,T.Ishizuka,K.Akita、Proceeding of SPIE,vol.8012 801220(2011)
ハイパースペクトル用カメラでは、撮像素子である二次元アレイセンサのうち横方向に配列した画素から空間の情報と、縦方向に配列した画素から波長の情報とを得る。320×256画素のセンサでは、320画素から空間情報と、256画素から波長情報とを得る場合がある。測定対象から反射あるいは透過してくる光をプリズム等の分光器で分解してセンサの256個の画素に各波長の光を入射させて電気信号(光電流)に変換する。必要に応じて測定対象には光を照射する。赤外領域のハイパースペクトルではハロゲンランプ等が光源として用いられる。電気信号は信号読み出し回路(read−outIC)のキャパシタに一定時間(例えば1ミリ秒)蓄積した後に外部に読み出される。通常、センサの感度は波長特性を持つ。例えば、InGaAsの場合は1620[nm]に感度のピークを持つ。read−outICのキャパシタに蓄積できる電荷の量には限度があるが、感度の高い1620[nm]付近の波長を受け持つ画素のキャパシタが電荷で一杯になる条件(光源の強度や蓄積時間)と感度の低い画素(1000[nm]以下あるいは1620[nm]以上)のキャパシタが電荷で一杯になる条件は異なる。感度の低い波長の条件に合わせると1620[nm]のキャパシタは飽和する。その逆では、感度の低い波長はキャパシタに蓄積される電荷が少なくS/N(信号対ノイズ比)が悪くなる。測定のS/Nを良くするにはキャパシタが飽和する直前まで電荷を蓄積する条件が望ましいが、それが波長毎に大きく異なるため波長によってS/Nが変化する。
そこで、本発明の目的は、上記の事項を鑑みてなされたものであり、アレイ型受光素子において画素間のS/Nを均一化することである。
本発明の一態様に係るアレイ型受光素子は、画素アレイを備え、前記画素アレイは、第1の方向と前記第1の方向に直交する第2の方向とに沿って複数の画素がアレイ状に配列され、前記画素アレイを構成する複数の画素のそれぞれの分光感度特性は同じであり、前記画素アレイは、前記第1の方向に沿って配列され前記第2の方向に伸びる複数の画素列を備え、前記画素列には、前記第2の方向に沿って複数の画素が配列され、分光器によって波長に応じて前記第2の方向に分光された光が入射し、前記画素列に含まれる画素のうち、感度の最も小さい波長の光を受ける第1の画素は、この画素列に含まれる画素のなかで最も大きな画素面積を備え、前記画素列に含まれる画素のうち前記第1の画素を除く第2の画素の画素面積は、前記第1の画素に入射する光の波長に対応する前記第1の画素の感度と前記第1の画素の画素面積との積を、前記第2の画素に入射する光の波長に対応する前記第2の画素の感度で割った商である。
上記によれば、アレイ型受光素子において画素間のS/Nを均一化できる。
実施形態に係るハイパースペクトル分光器の外観の構成を示す図である。 実施形態に係るハイパースペクトル分光器の内部の構成を示す図である。 実施形態に係るアレイ型受光素子の画素アレイを示す図である。 InGaAsの受光層の場合における画素の分光感度特性を示す図である。 InGaAsの受光層の場合における画素面積と画素の配置とを示す図である。 メサ部に対応する画素の場合の光検出装置の内部の構成を示す図である。 メサ部に対応する画素の場合の光検出装置の製造方法を説明するための図である。 不純物拡散領域に対応する画素の場合の光検出装置の内部構造を示す図である。 不純物拡散領域に対応する画素の場合の光検出装置の製造方法を説明するための図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態を列記して説明する。本発明の一態様に係るアレイ型受光素子は、画素アレイを備え、前記画素アレイは、第1の方向と前記第1の方向に直交する第2の方向とに沿って複数の画素がアレイ状に配列され、前記画素アレイを構成する複数の画素のそれぞれの分光感度特性は同じであり、前記画素アレイは、前記第1の方向に沿って配列され前記第2の方向に伸びる複数の画素列を備え、前記画素列には、前記第2の方向に沿って複数の画素が配列され、分光器によって波長に応じて前記第2の方向に分光された光が入射し、前記画素列に含まれる画素のうち、感度の最も小さい波長の光を受ける第1の画素は、この画素列に含まれる画素のなかで最も大きな画素面積を備え、前記画素列に含まれる画素のうち前記第1の画素を除く第2の画素の画素面積は、前記第1の画素に入射する光の波長に対応する前記第1の画素の感度と前記第1の画素の画素面積との積を、前記第2の画素に入射する光の波長に対応する前記第2の画素の感度で割った商である。このように、本発明の一態様に係るアレイ型受光素子では、それぞれの画素においてその画素に入射する光の波長に対応する感度と画素面積との積が一定の値となるように画素面積が規定されるので、受光量に応じた画素それぞれの出力電荷が画素間において均一化され、従って、受光量に応じた画素間の出力電荷の差が低減される。よって、アレイ型受光素子において画素間のS/Nが均一化される。
本発明の一態様に係るアレイ型受光素子において、複数のメサ部を更に備え、前記メサ部は、前記画素に対応している。このように、画素をメサによって形成された素子を用いることができる。
本発明の一態様に係るアレイ型受光素子において、複数の不純物拡散領域を更に備え、前記不純物拡散領域は、前記画素に対応している。このように、画素を不純物拡散領域によって形成された素子を用いることができる。
本発明の一態様に係るアレイ型受光素子において、受光層を備え、前記受光層は、InGaAs層と、InGaAs/GaAsSb量子井戸層との何れかを備える。このように、受光層に、InGaAs層と、InGaAs/GaAsSb量子井戸層との何れを用いても良い。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るアレイ型受光素子の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、ハイパースペクトル分光器1の主要な構成を示す図である。ハイパースペクトル分光器1は、光検出装置2と分光装置3と筐体4とを備える。分光装置3は、レンズ31と分光器32とを備える。レンズ31は、ベルトコンベア5に対向する位置に設けられ、レンズ31の上に分光器32が設けられ、分光器32の上に筐体4が設けられている。光検出装置2は、筐体4に設けられている。光検出装置2は、筐体4において分光装置3と対向する位置に設けられている。ベルトコンベア5に載置される測定対象物Ob1から光P1が発せられる。光P1は、波長の異なる複数の光成分を含む。光P1が分光装置3に入射すると、分光装置3は、波長に応じて方向D2(第2の方向)に沿って光P1を分光し、分光後の光P2として光検出装置2に出射する。光P1,P2は、測定対象物Ob1の幅に応じて方向D1(第1の方向)に拡がっている。方向D1は、方向D2に直交している。方向D3は、方向D1と方向D2とに直交し、裏面S2の法線方向に向いている。
図2は、図1において、I−I線に沿った面からみたハイパースペクトル分光器1の構成を模式的に示す図である。光検出装置2は、信号読み出し回路基板21とアレイ型受光素子22とを備える。アレイ型受光素子22は、光入射面S1と裏面S2とを備える。アレイ型受光素子22の光入射面S1と裏面S2とは、方向D1と方向D2とに沿って伸びている。光入射面S1は、分光装置3に向けられている。裏面S2は、光入射面S1の反対側に設けられ、信号読み出し回路基板21は裏面S2の側でアレイ型受光素子22に接合されている。アレイ型受光素子22は、複数の画素Kα×βを備える。裏面S2の側には、アレイ型受光素子22において複数の画素Kα×βがアレイ状に配置されている。測定対象物Ob1から入射する光P1は、分光装置3によって方向D2の方向に分光された光P2となり、アレイ型受光素子22の光入射面S1から複数の画素Kα×βに入射する。
図3を参照して、アレイ型受光素子22の画素アレイKAを構成するN1×N2個の画素Kα×βの配置について説明する。N1×N2個の画素Kα×βは同じ材料で構成されており、画素アレイKAを構成する複数の画素Kα×βのそれぞれの分光感度特性は同じである。分光感度特性(図4に示す分光感度特性)は、入射光の波長に応じた光感度[A/W]のスペクトルである。画素Kα×βの感度[A/W]とは、それぞれの画素Kα×βに入射する入射光の波長に応じた光感度である。
N1及びN2は共に2以上の整数であり、例えば、N1=320、N2=256であることができる。N1×N2個の画素Kα×βは、アレイ型受光素子22の裏面S2の側(アレイ型受光素子22において信号読み出し回路基板21が設けられている側)において、方向D1及び方向D2に沿ってアレイ状に配置されている。方向D1における画素Kα×βの位置は、測定対象物Ob1における位置に対応しており、方向D2における画素Kα×βの位置は、分光装置3による分光後の光P2の波長に対応している。
N1は方向D1における画素Kα×βの個数であり、N2は方向D2における画素Kα×βの個数である。αは、画素Kα×βのアレイ状の配置において、方向D1における画素の位置を示しており、具体的には1〜N1の何れかの整数である。βは、画素Kα×βのアレイ状の配置において、方向D2における画素の位置を示しており、具体的には1〜N2の何れかの整数である。方向D1に沿って、N1個の画素Kα×βは、一定のピッチL1で配置されている。方向D2に沿って、N2個の画素Kα×βは、一定のピッチL2で配置されている。
方向D1に沿って配置される複数の画素Kα×β(βが一定の画素列)は、N1個であり、具体的には、方向D1に沿って順に配置される画素K1×β、画素K2×β、・・、画素KN1×β(βは一定)である。画素K1×β、画素K2×β、・・、画素KN1×β(βは一定)は、方向D1と方向D2とに垂直な方向D3から見て何れも例えば正方形、円形等の同一の形状を有し、方向D3から見て同一の画素面積を有する。画素K1×β、画素K2×β、・・、画素KN1×β(βは一定)には、アレイ型受光素子22に入射する光P2のうち同一波長の光成分が入射する。
方向D2に沿って配置される複数の画素Kα×β(αが一定の画素列)は、N2個であり、具体的には、方向D2に沿って順に配置される画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)である。画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)は、方向D3から見て何れも例えば正方形、円形等の同一の形状を有する。画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)それぞれの画素面積(方向D3から見た面積)は、各画素に入射する光の波長に応じて規定される。
画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)それぞれの画素面積の規定方法について説明する。画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)のそれぞれにおいて、感度をRβ(βは1〜N2の整数)とし、方向D3からみた画素面積をAβ(βは1〜N2の整数)とする。分光装置3による分光後の光P2は、波長λ1、波長λ2、・・、波長λN2の複数の光成分を含む。画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)の画素列において、画素Kα×β(αは一定であり、βは1〜N2の整数)には波長λβの光成分が入射する。波長λ1、波長λ2、・・、波長λN2のそれぞれの値は、λ1<λ2<・・<λN2の大小関係を満たす。波長λ1、波長λ2、・・、波長λN2のうち、画素Kα×β(αは一定であり、βは1〜N2の整数)の感度が最も小さくなる波長をλiとすると、β=iの画素Kα×iの感度Rが感度Rβの中の最小値となる。換言すれば、画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)の画素列に含まれる画素のうち、感度の最も小さい波長の光を受ける画素が画素Kα×iである。更に、この画素Kα×iの画素面積Aを画素面積Aβの中の最大値とする。換言すれば、この画素Kα×iは、画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)の画素列に含まれる全ての画素のなかで最も大きな画素面積Aを備える。この画素面積Aと感度Rとの積をEとし、このEを用いて、画素面積AβをAβ=E/Rβによって規定する。特に、画素Kα×1、画素Kα×2、・・、画素Kα×N2(αは一定)の画素列に含まれる画素のうち画素Kα×iを除く他の画素Kα×β(βはiと異なる)の画素面積Aβは、画素Kα×iの感度Rと画素Kα×iの画素面積Aとの積Eを、この画素Kα×β(βはiと異なる)の感度Rβで割った商である。この画素Kα×β(βはiと異なる)の感度Rβは、上記の他の画素Kα×β(βはiと異なる)に入射する光の波長に対応している。
このように、それぞれの画素Kα×βにおいて感度Rβと画素面積Aβとの積が一定の値(積E)となるように画素面積Aβが規定されるので、受光量に応じた画素Kα×βそれぞれの出力電荷が画素Kα×β間において均一化され、従って、受光量に応じた画素Kα×β間の出力電荷の差が低減される。よって、アレイ型受光素子22において画素間のS/Nが均一化される。
例えば、後述する図6の(A)部(第1の実施例)及び図8の(A)部(第2の実施例)のそれぞれに示すようにInGaAsを受光層の主な材料に用いた構成のアレイ型受光素子22の場合の画素Kα×βの分光感度特性は、図4に示されている。図4の横軸は入射光の波長[nm]を示しており、縦軸はそれぞれの波長に応じた感度[A/W]を示している。図5に示すように、方向D1に配置されている画素K1×α〜K4×1等は、ピッチL1の間隔で配置されている。図5に示すように、方向D2に配置されている画素K1×1〜K1×6等は、ピッチL2の間隔で配置されている。ピッチL1はピッチL2と同じであり、30[μm]程度である。
図6の(A)部及び図8の(A)部のそれぞれに示すアレイ型受光素子22の場合の画素Kα×βの配置が図5に示されている。図6の(A)部及び図8の(A)部のそれぞれに示すアレイ型受光素子22は、1000〜1640[nm]の波長範囲を測定する。N1=320、N2=256であるとする。方向D2に沿った256個の画素Kα×β(αは一定)のそれぞれに入射する光の波長λβ(βは1〜256の何れかの整数)は、2.5[nm](=640[nm]/256)の間隔で画素Kα×β(αは一定)のそれぞれに入射する。例えば、画素Kα×1には光P2に含まれるλ1=1000[nm]の光成分が入射し、画素Kα×2には光P2に含まれるλ2=1002.5[nm]の光成分が入射し、画素Kα×3には光P2に含まれるλ3=1005[nm]の光成分が入射し、画素Kα×4にはλ4=1007.5[nm]であり、画素Kα×5には光P2に含まれるλ5=1010[nm]の光成分が入射し、画素Kα×6には光P2に含まれるλ6=1012.5[nm]の光成分が入射する。
図4に示されている分光感度特性を参照すれば、方向D2に沿った256個の画素Kα×β(αは一定)のうち、感度が最も小さいものは、β=1の場合の画素Kα×1であることがわかる。画素Kα×1は、波長λ1=1000[nm]の光を受光し、図4を参照すれば、波長が1000〜1640[nm]の範囲において、感度の最も小さい波長が1000[nm]であることがわかる。この画素Kα×1の画素面積Aは、画素が正方形であってL1=L2=30[μm]の場合における画素面積の最大値26[μm]×26[μm]であり、感度Rは、0.7[A/W]程度である。すなわち、図6の(A)部(第1の実施例)及び図8の(A)部(第2の実施例)のそれぞれに示すようにInGaAsを受光層の主な材料に用いた構成のアレイ型受光素子22の場合の上記の積E(上記の画素Kα×iの感度Rと画素面積Aとの積)の値は、26×26×0.7の程度となる。画素Kα×β(αは一定)の画素面積Aβは、この積Eの値と、この画素Kα×βに入射する光の波長に対応する感度Rβとを用いて規定される。
(第1の実施例)図6を参照して光検出装置2の構成を説明する。図6の(A)部は、方向D1と方向D2とに垂直に延びる面から見た光検出装置2の内部構成を模式的に示す。図6の(B)部に示す構成は、図6の(A)部に示す構成の変形例1である。光検出装置2は、信号読み出し回路基板21とアレイ型受光素子22とバンプ23とを備える。信号読み出し回路基板21とアレイ型受光素子22とはバンプ23を介して接合されている。信号読み出し回路基板21は、基板本体211と複数の電極212とを備える。電極212は、バンプ23に接続され、バンプ23を介してアレイ型受光素子22のp側電極22fに接続される。アレイ型受光素子22は、支持基体22aと半導体積層とパッシベーション膜22eとp側電極22fとn側電極22gと配線電極22hとを備える。この半導体積層は、バッファ層22bと受光層22cとキャップ層22dとを含む。アレイ型受光素子22は、複数のメサ部Mを備える。
複数のメサ部Mのそれぞれは、複数の画素Kα×βのそれぞれに対応している。バッファ層22bは、支持基体22aの上に設けられており、受光層22cは、バッファ層22bの上に設けられており、キャップ層22dは、受光層22cの上に設けられている。メサ部Mは、支持基体22aの上に伸びている。メサ部Mには、バッファ層22bの一部と受光層22cとキャップ層22dとが含まれる。領域E1は、メサ部Mを含んでいる。キャップ層22dの表面にはp側電極22fが設けられており、p側電極22fは、キャップ層22dに接触している。メサ部Mの表面は、パッシベーション膜22eによって覆われている。アレイ型受光素子22の外縁には、配線電極22hとn側電極22gとが設けられている。配線電極22hは、パッシベーション膜22eの上に設けられており、n側電極22gとバンプ23とに接触している。n側電極22gは、バッファ層22bに接触している。n側電極22gは、配線電極22hとバンプ23とを介して電極212に接続される。
バッファ層22bと受光層22cとキャップ層22dとは、何れも、支持基体22aの上に順次設けられたエピタキシャル層である。支持基体22aの材料は、例えばFeがドープされたInPであることができる。バッファ層22bの材料は、例えばSiがドープされたInGaAsであることができる。バッファ層22bの厚みは、例えば0.5[μm]の程度である。受光層22cの材料は、例えばノンドープのInGaAs(InGaAs層)であることができる。受光層22cの厚みは、例えば3[μm]の程度である。キャップ層22dの材料は、例えばZnがドープされたInGaAsであることができる。キャップ層22dの厚みは、例えば1[μm]の程度である。p側電極22fの材料は、Ti/Pt/Auであることができる。n側電極22gの材料は、Au/Ge/Niであることができる。パッシベーション膜22eの材料は、SiOであることができる。
光検出装置2の製造方法の概略を、図7の(A)部を参照しながら説明する。まず、基板22a_1を用意する。基板22a_1は、支持基体22aに対応する。基板22a_1の材料は、支持基体22aの材料と同じである。基板22a_1の上に、半導体層22b_1、半導体層22c_1、半導体層22d_1を順次エピタキシャル成長する。半導体層22b_1は、バッファ層22bに対応する。半導体層22b_1の材料は、バッファ層22bの材料と同じである。半導体層22c_1は、受光層22cに対応する。半導体層22c_1の材料は、受光層22cの材料と同じである。半導体層22d_1は、キャップ層22dに対応する。半導体層22d_1の材料は、キャップ層22dの材料と同じである。
次に、半導体層22b_1と半導体層22c_1と半導体層22d_1とを含む積層体に対しドライエッチングを施すことによって画素に対応するメサ部Mを形成する。更に、メサ部Mの表面にSiOのパッシベーション膜(パッシベーション膜22eに対応する)を形成し、半導体層22d_1の表面にパッシベーション膜の開口を設け、この開口を介してp側電極22fを形成し、更に、アレイ型受光素子22の外縁に対応する箇所における半導体層22b_1の表面にn側電極22gを形成する、等の工程を経て、図6の(A)部に示すアレイ型受光素子22を含むウェハを形成する。この後、このウェハを図6の(A)部に示すアレイ型受光素子22に対応する複数のチップに分離し、各チップに対し複数のバンプ23を形成し、このチップと信号読み出し回路基板21とを複数のバンプ23を介してフリップチップ接続する。そうして、第1の実施例に係る光検出装置2が製造される。
図6の(B)部に示すメサ部Mの他の構成を説明する(第1の実施例に係る変形例1)。メサ部Mは、受光層22iと半導体層22jとキャップ層22kとを、受光層22cとキャップ層22dとに代えて備えてもよい。受光層22iは、バッファ層22bの上に設けられ、半導体層22jは、受光層22iの上に設けられ、キャップ層22kは、半導体層22jの上に設けられる。受光層22cと受光層22iと半導体層22jとキャップ層22kとは、何れも、支持基体22aの上に順次設けられたエピタキシャル層である。受光層22iは、タイプIIのInGaAs/GaAsSb量子井戸層(5[nm]/5[nm]×250ペア)を備える。受光層22iの材料は、ノンドープのInGaAs/GaAsSbである。受光層22iの厚みは、例えば2.5[μm]の程度である。半導体層22jの材料は、ノンドープのInGaAsであることができる。半導体層22jの厚みは、0.1[μm]の程度である。キャップ層22kの材料は、ZnがドープされたInGaAsであることができる。キャップ層22kの厚みは、例えば0.6[μm]の程度である。
変形例1に係る光検出装置2の製造方法の概略を、図7の(B)部を参照しながら説明する。まず、基板22a_1を用意する。基板22a_1は、支持基体22aに対応する。基板22a_1の材料は、支持基体22aの材料と同じである。基板22a_1の上に、半導体層22b_1、半導体層22i_1、半導体層22j_1、半導体層22k_1を順次エピタキシャル成長する。半導体層22i_1は、受光層22iに対応する。半導体層22i_1の材料は、受光層22iの材料と同じである。半導体層22j_1は、半導体層22jに対応する。半導体層22j_1の材料は、半導体層22jの材料と同じである。半導体層22k_1は、キャップ層22kに対応する。半導体層22k_1の材料は、キャップ層22kの材料と同じである。
次に、半導体層22b_1と半導体層22i_1と半導体層22j_1と半導体層22k_1とを含む積層体に対しドライエッチングを施すことによって画素に対応するメサ部Mを形成する。更に、メサ部Mの表面にSiOのパッシベーション膜(パッシベーション膜22eに対応する)を形成し、半導体層22k_1の表面にパッシベーション膜の開口を設け、この開口を介してp側電極22fを形成し、更に、変形例1に係るアレイ型受光素子22の外縁に対応する箇所における半導体層22b_1の表面にn側電極22gを形成する、等の工程を経て、変形例1に係るアレイ型受光素子22を含むウェハを形成する。この後、このウェハを変形例1に係るアレイ型受光素子22に対応する複数のチップに分離し、各チップに対し複数のバンプ23を形成し、このチップと信号読み出し回路基板21とを複数のバンプ23を介してフリップチップ接続する。そうして、変形例1に係る光検出装置2が製造される。
(第2の実施例)図8を参照して光検出装置2_1の構成を説明する。光検出装置2_1は、第1の実施例に係る光検出装置2の構成のうち第1の実施例に係るアレイ型受光素子22を第2の実施例に係るアレイ型受光素子22_1に代えたものであり、ハイパースペクトル分光器1_1は、第1の実施例に係るハイパースペクトル分光器1の構成のうち第1の実施例に係る光検出装置2を第2の実施例に係る光検出装置2_1に代えたものである。また、図1〜図3において、ハイパースペクトル分光器1を第2の実施例に係るハイパースペクトル分光器1_1に代え、光検出装置2を第2の実施例に係る光検出装置2_1に代え、アレイ型受光素子22を第2の実施例に係るアレイ型受光素子22_1に代えて用いることができる。
図8の(A)部は、方向D1と方向D2とに垂直に延びる面から見た光検出装置2_1の内部構成を模式的に示す。図8の(B)部に示す構成は、図8の(A)部に示す構成の変形例2である。光検出装置2_1は、信号読み出し回路基板21とアレイ型受光素子22_1とバンプ23とを備える。信号読み出し回路基板21とアレイ型受光素子22_1とはバンプ23を介して接合されている。電極212は、バンプ23に接続され、バンプ23を介してアレイ型受光素子22_1のp側電極22fに接続される。アレイ型受光素子22_1は、支持基体22mと半導体積層とマスク22sとp側電極22tとn側電極22uと配線電極22vとを備える。この半導体積層は、バッファ層22nと受光層22pとキャップ層22qと不純物拡散領域22rとを含む。アレイ型受光素子22_1は、複数の不純物拡散領域22rを備える。
複数の不純物拡散領域22rのそれぞれは、複数の画素Kα×βのそれぞれに対応している。バッファ層22nは、支持基体22mの上に設けられており、受光層22pは、バッファ層22nの上に設けられており、キャップ層22qは、受光層22pの上に設けられている。不純物拡散領域22rは、キャップ層22qの表面(裏面S2)に設けられている。不純物拡散領域22rは、キャップ層22qの表面から受光層22pの内部に至るまで延存する。領域E2は、不純物拡散領域22rを含んでいる。キャップ層22qの表面(不純物拡散領域22rの表面)にはp側電極22tが設けられており、p側電極22tは、キャップ層22q(不純物拡散領域22r)に接触している。キャップ層22qの表面は、マスク22sによって覆われている。アレイ型受光素子22_1の外縁には、配線電極22vとn側電極22uとが設けられている。配線電極22vは、マスク22sの上に設けられており、n側電極22uとバンプ23とに接触している。n側電極22uは、バッファ層22nに接触している。n側電極22uは、配線電極22vとバンプ23とを介して電極212に接続される。
バッファ層22nと受光層22pとキャップ層22qとは、何れも、支持基体22mの上に順次設けられたエピタキシャル層である。支持基体22mの材料は、例えばSiがドープされたInPであることができる。バッファ層22nの材料は、例えばSiがドープされたInGaAsであることができる。バッファ層22nの厚みは、例えば0.5[μm]の程度である。受光層22pの材料は、例えばノンドープのInGaAs(InGaAs層)であることができる。受光層22pの厚みは、例えば3[μm]の程度である。キャップ層22qの材料は、ノンドープのInPであることができる。
キャップ層22qの厚みは、例えば1.5[μm]の程度である。p側電極22tの材料は、Au/Znであることができる。n側電極22uの材料は、Au/Ge/Niであることができる。マスク22sの材料は、SiNであることができる。
光検出装置2_1の製造方法の概略を、図9の(A)部を参照しながら説明する。まず、基板22m_1を用意する。基板22m_1は、支持基体22mに対応する。基板22m_1の材料は、支持基体22mの材料と同じである。基板22m_1の上に、半導体層22n_1、半導体層22p_1、半導体層22q_1を順次エピタキシャル成長する。半導体層22n_1は、バッファ層22nに対応する。半導体層22n_1の材料は、バッファ層22nの材料と同じである。半導体層22p_1は、受光層22pに対応する。半導体層22p_1の材料は、受光層22pの材料と同じである。半導体層22q_1は、キャップ層22qに対応する。半導体層22q_1の材料は、キャップ層22qの材料と同じである。
次に、半導体層22q_1の表面にSiNのマスク(マスク22sに対応)を設け、このマスクを用いて半導体層22q_1の表面から半導体層22p_1の内部に至るまでZnを拡散して半導体層22p_1の内部にpn接合を形成し、画素に対応する不純物拡散領域22zを形成する。更に、不純物拡散領域22zにp側電極22tを形成し、アレイ型受光素子22_1の外縁に対応する箇所における半導体層22n_1の表面にn側電極22uを形成する等の工程を経て、図8の(A)部に示すアレイ型受光素子22_1を含むウェハを形成する。この後、このウェハを図8の(A)部に示すアレイ型受光素子22_1に対応する複数のチップに分離し、各チップに対し複数のバンプ23を形成し、このチップと信号読み出し回路基板21とを複数のバンプ23を介してフリップチップ接続する。そうして、第2の実施例に係る光検出装置2_1が製造される。
図8の(B)部に示す他の構成を説明する(第2の実施例に係る変形例2)。アレイ型受光素子22_1は、受光層22wと半導体層22xとキャップ層22yとを、受光層22pとキャップ層22qとに代えて備えてもよい。受光層22wは、バッファ層22nの上に設けられ、半導体層22xは、受光層22wの上に設けられ、キャップ層22yは、半導体層22xの上に設けられる。バッファ層22nと受光層22wと半導体層22xとキャップ層22yとは、何れも、支持基体22mの上に順次設けられたエピタキシャル層である。受光層22wは、タイプIIのInGaAs/GaAsSb量子井戸層(5[nm]/5[nm]×250ペア)を備える。受光層22wの材料は、ノンドープのInGaAs/GaAsSbである。受光層22wの厚みは、例えば2.5[μm]の程度である。半導体層22xの材料は、ノンドープのInGaAsであることができる。半導体層22xの厚みは、1[μm]の程度である。キャップ層22yの材料は、ノンドープ又はSiがドープされたInPであることができる。キャップ層22yの厚みは、例えば0.8[μm]の程度である。不純物拡散領域22zは、キャップ層22yの表面から受光層22wの内部に至るまで延在し例えばZnが拡散された領域である。
変形例2に係る光検出装置2_1の製造方法の概略を、図9の(B)部を参照しながら説明する。まず、基板22m_1を用意する。基板22m_1は、支持基体22mに対応する。基板22m_1の材料は、支持基体22mの材料と同じである。基板22m_1の上に、半導体層22n_1、半導体層22w_1、半導体層22x_1、半導体層22y_1を順次エピタキシャル成長する。半導体層22w_1は、受光層22wに対応する。半導体層22w_1の材料は、受光層22wの材料と同じである。半導体層22x_1は、半導体層22xに対応する。半導体層22x_1の材料は、半導体層22xの材料と同じである。半導体層22y_1は、キャップ層22yに対応する。半導体層22y_1の材料は、キャップ層22yの材料と同じである。
次に、半導体層22y_1の表面にSiNのマスクを形成し、このマスクを用いて半導体層22y_1の表面からZnを拡散することによって画素に対応する不純物拡散領域22zを形成する。更に、不純物拡散領域22zの表面にp側電極22tを形成し、変形例2に係るアレイ型受光素子22_1の外縁に対応する箇所における半導体層22n_1の表面にn側電極22uを形成する等の工程を経て、変形例2に係るアレイ型受光素子22_1を含むウェハを形成する。この後、このウェハを変形例2に係るアレイ型受光素子22_1に対応する複数のチップに分離し、各チップに対し複数のバンプ23を形成し、このチップと信号読み出し回路基板21とを複数のバンプ23を介してフリップチップ接続する。そうして、変形例2に係る光検出装置2_1が製造される。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
赤外領域で動作するアレイ型検出器、特にハイパースペクトルに用いる二次元アレイ型検出器に用いると有益である。
1…ハイパースペクトル分光器、2,2_1…光検出装置、21…信号読み出し回路基板、211…基板本体、212…電極、22,22_1…アレイ型受光素子、22a,22m…支持基体、22a_1,22m_1…基板、22b,22n…バッファ層、22b_1,22c_1,22d_1,22j,22p_1,22q_1,22i_1,22j_1,22k_1,22x,22x_1,22y_1,22w_1,22n_1…半導体層、22c,22i,22p,22w…受光層、22d,22k,22q,22y…キャップ層、22e…パッシベーション膜、22f,22t…p側電極、22g,22u…n側電極、22h,22v…配線電極、22r,22z…不純物拡散領域、22s…マスク、23…バンプ、3…分光装置、31…レンズ、32…分光器、4…筐体、5…ベルトコンベア、D1,D2,D3…方向、E1,E2…領域、KA…画素アレイ、L1,L2…ピッチ、M…メサ部、Ob1…測定対象物、P1,P2…光、S1…光入射面、S2…裏面。

Claims (4)

  1. アレイ型受光素子であって、
    画素アレイを備え、
    前記画素アレイは、第1の方向と前記第1の方向に直交する第2の方向とに沿って複数の画素がアレイ状に配列され、
    前記画素アレイを構成する複数の画素のそれぞれの分光感度特性は同じであり、
    前記画素アレイは、前記第1の方向に沿って配列され前記第2の方向に伸びる複数の画素列を備え、
    前記画素列には、前記第2の方向に沿って複数の画素が配列され、分光器によって波長に応じて前記第2の方向に分光された光が入射し、
    前記画素列に含まれる画素のうち、感度の最も小さい波長の光を受ける第1の画素は、この画素列に含まれる画素のなかで最も大きな画素面積を備え、
    前記画素列に含まれる画素のうち前記第1の画素を除く第2の画素の画素面積は、前記第1の画素に入射する光の波長に対応する前記第1の画素の感度と前記第1の画素の画素面積との積を、前記第2の画素に入射する光の波長に対応する前記第2の画素の感度で割った商である、
    アレイ型受光素子。
  2. 複数のメサ部を更に備え、
    前記メサ部は、前記画素に対応している、
    請求項1に記載のアレイ型受光素子。
  3. 複数の不純物拡散領域を更に備え、
    前記不純物拡散領域は、前記画素に対応している、
    請求項1又は2に記載のアレイ型受光素子。
  4. 受光層を備え、
    前記受光層は、InGaAs層と、InGaAs/GaAsSb量子井戸層との何れかを備える、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のアレイ型受光素子。
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