JP2015228944A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】保留図柄の表示に関して、保留図柄の表示態様を変更する演出を斬新なものにして演出効果を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】保留図柄16aを表示させる保留表示制御手段71は、事前の判定結果に基づいて、保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後、第1特殊表示態様;●▲の何れかから第1特殊表示態様;●▲の何れかよりも特別遊技期待度が高い第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更することが可能な保留変更手段71aと、保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、当該保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆図柄を、当該保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する保留図柄16aに重ねて(示唆表示態様;◎で)表示させることが可能な保留変化示唆手段71cとを有する。【選択図】 図25

Description

本発明は遊技機に関し、特に、保留図柄の表示に関するものである。
パチンコ遊技機において、遊技球が流下可能な遊技領域に始動口と開閉式の大入賞口とを設けた機種では、遊技球が始動口に入賞すると始動条件の成立により判定情報が取得され、その判定情報に基づいて大当り判定が行われて、特別図柄が変動表示されてから、その大当り判定の結果を示す判定図柄が停止表示される。「大当り」と判定されると、大当り図柄が停止表示されて、通常は閉塞している大入賞口を開放する特別遊技が行われ、そこで、多数の遊技球を大入賞口に入賞させて、相当数の遊技球を獲得できる。
更に、始動口として非開閉式の特1始動口と開閉式の特2始動口とを備え、遊技領域にゲートを設けた機種では、遊技球がゲートを通過することを条件に当り判定が行われる。「当り」と判定されると、通常は閉塞している特2始動口を開放する補助遊技が行われ、そこで、数個の遊技球を特2始動口に入賞させることができる。
遊技球が特1始動口に入賞して始動条件が成立すると、特1判定情報が取得されて保留記憶部に記憶され、遊技球が特2始動口に入賞して始動条件が成立すると、特2判定情報が取得されて保留記憶部に記憶され、記憶されている判定情報(特1,特2判定情報)は、特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ、例えば取得された順番で大当り判定に供して保留記憶部から消去される。保留記憶部には、特1,特2判定情報を夫々4個(合計で8個)まで記憶可能であり、つまり、記憶されている特1判定情報の数が4個未満のときに、遊技球が特1始動口に入賞すると始動条件が成立し、記憶されている特2判定情報の数が4個未満のときに、遊技球が特2始動口に入賞すると始動条件が成立する。
ところで、特別図柄が変動表示されているときには、大当り判定の結果を示唆する図柄変動演出が、また、特別遊技が行われているときには、特別遊技を盛り上げる特別遊技演出が、画像表示装置での表示を主体に行われ、こうした遊技演出により遊技性並びに遊技興趣が高められる。この画像表示装置には、通常、記憶されている特1判定情報の数に相当する数の特1保留図柄と、記憶されている特2判定情報の数に相当する数の特2保留図柄が表示される(例えば、特許文献1)。
ここで、保留図柄の表示に関して、特許文献1のように、遊技者に大当りとなることを期待させる演出として、保留記憶部に判定情報が記憶されたときに、その判定情報に基づいて行われる事前の大当り判定(先読み判定)によって、「大当り」と判定される期待度が高い判定情報が保留記憶部の中に存在する場合、その判定情報に対応する保留図柄を特殊な表示態様で表示させる技術が公知である。
尚、本願出願人は、遊技領域に、前記の非開閉式の特1始動口、開閉式の特2始動口、ゲート、開閉式の大入賞口の他に、非開閉式の特2始動口を設けるとともに、遊技球を導入する導入口を有し、その導入口に導入された複数の遊技球を非開閉式の特1,特2始動口に交互に振り分けて入賞させる振分装置(例えば、特許文献2)を設けたパチンコ遊技機を実用化しつつある。
特開2013- 184068号公報 特開2013−212224号公報
保留図柄の表示に関して、特許文献1のように、先読み判定によって「大当り」と判定される期待度が高い判定情報が保留記憶部の中に存在する場合、その判定情報に対応する保留図柄を特殊な表示態様で表示させる技術が公知であるが、遊技性並びに遊技興趣を一層高めるために、保留図柄の表示態様を変更して遊技者に大当りとなることを期待させる演出を、如何に斬新なものにして演出効果を高め得るように実現するかが課題である。
本発明の目的は、前記課題を改善できる遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1) )は、始動条件の成立により判定情報を取得する取得手段(41)と、前記取得手段(41)により取得された判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(44a) と、前記取得手段(41)により取得された判定情報を記憶可能な記憶手段(42)と、所定の保留表示手段(16)に前記記憶手段(42)に記憶されている判定情報ごとに保留図柄(16a) を所定の表示態様で表示させる保留表示制御手段(71)と、前記記憶手段(42)に記憶されている判定情報に基づいて前記特別遊技を行うか否かを事前に判定する事前判定手段(44c) とを備え、前記保留表示制御手段(71)は、前記事前判定手段(44c) による判定結果に基づいて、前記保留図柄(16a) の表示態様を通常と異なる第1特殊表示態様に変更した後、前記第1特殊表示態様から前記第1特殊表示態様よりも前記特別遊技を行うと判定される期待度が高い第2特殊表示態様に変更することが可能な保留変更手段(71a) と、前記保留図柄(16a) が前記第1特殊表示態様で表示されているときに、当該保留図柄(16a) の前記第1特殊表示態様が前記第2特殊表示態様に変化することを示唆する示唆図柄を、当該保留図柄(16a) に対応する判定情報よりも後に前記取得手段(41)により取得された判定情報に対応する保留図柄(16a) に重ねて表示させることが可能な保留変化示唆手段(71c) とを有することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記保留表示制御手段(71)は、前記保留変更手段(71a) により前記保留図柄(16a) の表示態様が前記第1特殊表示態様から前記第2特殊表示態様に変更されることで、前記保留変化示唆手段(71c) による前記示唆図柄の表示を消去することを特徴とする。
本発明によれば、保留図柄の表示に関して、保留図柄の表示態様を変更する演出を斬新なものにして演出効果を高めることができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の斜視図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 始動口装置(振分装置)の断面図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルを示す図表である。 図柄判定テーブルを示す図表である。 特別遊技中の大入賞口の開放パターンと特別遊技終了後の遊技状態を示す図表である。 第2始動口作動モードを示す図表である。 複数の遊技状態を示す図表である。 特図変動時間決定用のテーブルを示す図表である。 各種コマンドを示す図表である。 保留図柄の表示態様の種類を示す図である。 保留図柄の表示態様の変更を示す図である。 複数の保留変化パターンを示す図である。 (1)が第1保留表示状況、(2)が第2保留表示状況を示す図である。 保留変化判定テーブルによる判定の割合を示す図表である。 (1)が第3保留表示状況、(2)が第4保留表示状況を示す図である。 保留変化シナリオ決定テーブルによる決定の割合を示す図表である。 保留変化示唆演出を示す図である。 保留変化示唆演出を示す図である。 (1)が第1条件が成立する保留表示状況の一例を示す図、(2)が第1条件成立時の示唆表示態様への変更割合を示す図表である。 (1)が第2条件が成立する保留表示状況の一例を示す図、(2)が第2条件成立時の示唆表示態様への変更割合を示す図表である。 保留変化示唆演出を示す図である。 (1)が複数の図柄変動演出、(2)が複数の特別遊技演出、(3)が複数のエンディングを示す図表である。 図柄変動演出を示す図である。 図柄変動演出の具体例を示す図である。 図柄変動演出の具体例を示す図である。 複数の演出モードを示す図表である。 通常演出モード及びその変更順序と先読み演出モードを示す図である。 先読み演出モードの選択率を示す図表である。 遊技制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 変動時間選択処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 保留数加算時先読み関連処理のフローチャートである。 図柄変動演出選択処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了中処理のフローチャートである。 保留変化演出処理のフローチャート(1/2) ある。 保留変化演出処理のフローチャート(2/2) ある。 変更形態に係る第3保留表示状況を示す図である。 変更形態に係る保留変化判定テーブルによる判定の割合を示す図表である。 変更形態に係る図柄変動演出における保留変化示唆演出を示す図である。 変更形態に係る図であり、(1)が遊技盤の正面図、(2)が第2の画像表示装置に表示された保留変化示唆演出を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。
開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に遊技者が操作可能な演出ボタンSW6aと十字キーSW6bとエンターボタンSW6cとを有する演出操作装置6(「SW」はスイッチを意味する)が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、第1,第2始動口10a,10bを有する始動口装置10と、開閉式の第2始動口11aを有する第2始動口装置11と、ゲート12と、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13と、複数の一般入賞口14が、夫々遊技球が入賞(入球・通過)可能に図示の配置で設けられている。ゲート12と複数の一般入賞口14には、入賞した遊技球を検出するゲートSW12aと複数の一般入賞口SW14aが夫々付設されている。
図2〜図4に示すように、始動口装置10は、第1,第2始動口10a,10bと、第1始動口10aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10cと、第2始動口10bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW10dと、遊技球を第1始動口10aと第2始動口10bとに振分け可能な振分装置20(振分手段20)とを備えている。
図4に示すように、振分装置20は、遊技球を導入する導入口21aを含む導入通路21と、導入通路21から分岐して遊技球を第1始動口10aへ誘導する第1誘導通路22と、導入通路21から分岐して遊技球を第2始動口10bへ誘導する第2誘導通路23と、導入通路21に導入された複数の遊技球を第1誘導通路22と第2誘導通路23とに交互に1個ずつ振分ける振分機構25とを備えている。
第1,第2始動口10a,10bは、夫々第1,第2誘導通路22,23の下端部の後側に設けられ、第1,第2誘導通路22,23の下部には、夫々第1,第2誘導通路22,23を落下してきた遊技球を後方へ方向変換して第1,第2始動口10a,10bに案内する第1,第2案内部22a,23aが設けられている。振分装置20は、遊技盤4に固定された合成樹脂製のケーシング24を有し、このケーシング24によって、導入通路21、第1,第2誘導通路22,23、振分機構25の一部が形成されている。
振分機構25は、導入通路21の直下に配置されてケーシング24に前後方向の軸心回りに回動自在に装着された回動部材26と、回動部材26の下側に位置するようにケーシング24に形成された膨出部27と、ケーシング24に取付けられた固定磁石28と、回動部材26に取付けられた可動磁石29とを有する。回動部材26は、第1,第2切換羽根26a,26bと振分羽根26cとを有し、膨出部27は、第1,第2切換羽根26a,26bが夫々係合する第1,第2回動規制部27a,27bを有する。
図4(1)に示すように、第2切換羽根26bが第2回動規制部27bに係合した状態で、回動部材26が第1振分位置になって、第1切換羽根26aを第1誘導通路22側に張出して、振分羽根26cを上方斜め右側に向けた右傾斜姿勢になり、図4(2)に示すように、第1切換羽根26aが第1回動規制部27aに係合した状態で、回動部材26が第2振分位置になって、第2切換羽根26bを第2誘導通路23側に張出して、振分羽根26cを上方斜め左側に向けた左傾斜姿勢になる。
先ず、回動部材26が図4(1)に示す第1振分位置にあるときに、導入通路21に導入された遊技球は、振分羽根26cにより第1誘導通路22に案内され、第1切換羽根26aを押動しながら落下して、回動部材26を第1振分位置から第2振分位置に回動させて切換える。次に、回動部材26が図4(2)に示す第2振分位置にあるときに、導入通路21に導入された遊技球は、振分羽根26cにより第2誘導通路23に案内され、第2切換羽根26bを押動しながら落下して、回動部材26を第2振分位置から第1振分位置に回動させて切換える。依って、導入口21aから導入通路21に導入された複数の遊技球は、振分機構25により第1誘導通路22と第2誘導通路23とに交互に振分けられ、つまり、通常は第1始動口10aと第2始動口10bとに交互に入賞することになる。
固定磁石28と可動磁石29は常時互いに反発するように、そして、回動部材26が振分羽根26cを上方へ向けた中立位置にあるときに、その反発力が最大になるように、つまり磁石28,29が再接近するように配設されている。この磁石28,29によって、回動部材26は、中立位置よりも第1振分位置側へ位置するときには、第1振分位置へ回動付勢され、中立位置よりも第2振分位置側へ位置するときには、第2振分位置へ回動付勢される。依って、回動部材26は、第1又は第2振分位置に切換えられると、その第1又は第2振分位置に確実に停止し、ガタつかないように保持される。尚、ケーシング24には、第1誘導通路22から遊技球を排出可能な排出口(図示略)、及び第2誘導通路23から遊技球を排出可能な排出口(図示略)が形成されている。
図2、図3に示すように、第2始動口装置11は、第2始動口11aと、第2始動口11aを開閉する開閉部材11bと、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11cと、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)とを有する。第2始動口11aは、開閉部材11bと第2始動口SOL11dにより、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置13は、大入賞口13aと、大入賞口13aを開閉する開閉部材13bと、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13cと、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dとを有する。大入賞口13aは、開閉部材13bと大入賞口SOL13dにより、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
遊技領域4aに発射された遊技球が入賞口10a,10b,11a,13a,14の何れかに入賞すると、遊技球1個の入賞につき入賞口10a,10b,11a,13a,14毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として貯留皿5に払出される。遊技領域4aに発射された遊技球が入賞口10a,10b,11a,13a,14の何れかに入賞すると、そこから遊技領域4aの外部へ排出されるが、何れにも入賞しないと、最終的に下部排出口9から遊技領域4aの外部へ排出される。遊技球が始動口10a,10b,11aの何れかに入賞すると大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選すると、大入賞口13aが開放する特別遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過すると当り抽選が行われ、その当り抽選で当選すると、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物15が取付けられ、このセンタ役物15又はその周辺に演出用の画像表示装置16と第1,第2可動役物装置17,18が装備されている。センタ役物15は、そのセンタ枠体15aが遊技盤4に形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、そのセンタ枠体15aの下部には遊技球が転動するステージ15bが形成されている。画像表示装置16は、その画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体15aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示装置16に主に遊技演出が表示される。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aに第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dに第1特図保留数が表示され、第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10aに遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bに第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eに第2特図保留数が表示され、第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口10b,11aの何れかに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合に1減算されて、第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示され、或いは、第2特図保留数が1以上の場合に1減算されて、第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cに普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fに普図保留数が表示され、普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合に1減算されて、普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置30は、遊技制御基板31、払出制御基板32、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35を備え、これら制御基板31〜35に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板33は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板31のコンピュータは、第1始動口SW10c、第2始動口SW10d,11c、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、複数の一般入賞口SW14aからの信号、払出制御基板32からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板32、演出制御基板33に制御情報(コマンド)を出力する。
払出制御基板32のコンピュータは、遊技制御基板31からの制御情報、払出球検出SW36b、球有り検出SW36c、満タン検出SW36dからの信号を受けて、払出モータ36aを制御し、遊技制御基板31に制御情報を出力する。演出制御基板33のコンピュータは、遊技制御基板31、画像制御基板34、ランプ制御基板35からの制御情報、演出操作装置6(SW6a,6b,6c)からの信号を受けて、画像制御基板34、ランプ制御基板35に制御情報を出力する。
画像制御基板34のコンピュータは、演出制御基板33からの制御情報を受けて、演出用の画像表示装置16、スピーカ37を制御し、演出制御基板33に制御情報を出力する。ランプ制御基板35のコンピュータは、演出制御基板33からの制御情報、第1,第2可動役物装置17,18(原点SW)からの信号を受けて、演出用の枠ランプ38a、盤ランプ38b、第1,第2可動役物装置17,18(電動モータ,電飾ランプ)を制御し、演出制御基板33に制御情報を出力する。
図5に示すように、遊技制御基板31(主制御部)の主にコンピュータにより、図示の各手段40〜47,50〜57,60,65,66が構成されている。特図カウンタ手段40は、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、変動パターン判定値を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段41は、第1特図保留数が4未満の場合に、遊技球が第1始動口10aに入賞すると特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段40により更新された大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、変動パターン判定値を、1組の第1特図判定情報として取得し、第2特図保留数が4未満の場合に、遊技球が第2始動口10b,11aの何れかに入賞すると特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段40により更新された大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、変動パターン判定値を、1組の第2特図判定情報として取得する。
特図保留記憶手段42は、特図取得手段41により取得され且つ特図判定手段44の大当り判定手段44aによる判定に供していない第1,第2特図判定情報を夫々4個(上限数)まで、つまり第1,第2特図判定情報を合計8個まで記憶(保留)可能であり、特図保留記憶手段42に記憶されている第1特図判定情報の数が第1特図保留数、特図保留記憶手段42に記憶されている第2特図判定情報の数が第2特図保留数となる。
特図保留消化手段43は、特図保留記憶手段42に記憶されている特図判定情報を、特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ大当り判定手段44aによる判定に供して特図保留記憶手段42から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段42に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段42に記憶された順番(即ち、特図取得手段41により取得された順番)で消化する。
特図判定手段44においては、大当り判定手段44aが、特図保留記憶手段42に記憶された特図判定情報、詳しくは特図保留消化手段43により消化された当該特図判定情報に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定し、特別遊技である大当り遊技を行うと判定すると、図柄判定手段44bが、大当り遊技における大入賞口13aの開放パターン、及び大当り遊技終了後の遊技状態を判定する。
具体的に、先ず、大当り判定手段44aは、当該特図判定情報の大当り判定値に基づいて、特別遊技である大当り遊技を行うか否かを、また、大当り遊技と部類が異なる特別遊技である小当り遊技を行うか否かを判定する。この場合、図6に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。
低確テーブルでは、大当り判定値が約1/320 の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致すると、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルでは、大当り判定値が約10/320の割合で大当り特定値(3,7 ・・・)の何れかと一致すると、大当り遊技を行うと判定し、低確テーブルと高確テーブルの何れでも、大当り判定値が約3/320 の割合で小当り特定値(4,44・・・)の何れかと一致すると、小当り遊技を行うと判定する。
図柄判定手段44bは、大当り判定手段44aにより大当り遊技を行うと判定されると、当該特図判定情報の図柄判定値に基づいて、複数の大当り図柄(図7に示す大当り図柄A〜H)の何れか1つを選択し、当該特図判定情報が第1特図判定情報の場合、図7に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報の場合、図7に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。大当り判定手段44aにより小当り遊技を行うと判定されると、小当り図柄を選択し、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定されると、ハズレ図柄を選択する。
特図表示制御手段45は、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果に基づいて、特図保留消化手段43により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段43により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
つまり、大当り判定手段44aにより大当り遊技を行うと判定されると、大当り図柄A〜Hの何れかを停止表示させ、大当り判定手段44aにより小当り遊技を行うと判定されると、小当り図柄を停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定されると、ハズレ図柄を停止表示させる。
特別遊技実行手段46は、大当り判定手段44aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特図表示制御手段45により、当該判定結果を示す判定図柄(図柄判定手段44bにより選択された大当り図柄、小当り図柄)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開放パターンで大入賞口13aを開放する遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。
図8に示すように、大当り遊技における大入賞口13aの開放パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定され、小当り遊技における大入賞口13aの開放パターンは、大当り図柄D,E,G,Hに対応する開放パターンと同様に設定される。
具体的に、16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口13aが16Rに亙って開閉され、各Rは、大入賞口13aを開放して開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口13aを閉塞して終了する。8R長期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各Rは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。8R短期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各Rは開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば0.1 秒経過するR終了条件が成立すると終了する。
確率設定手段47は、大当り判定手段44aにより大当り遊技を行うと判定される大当り確率を、図6に示す低確テーブルを用いて低確率(約1/320 )又は図6に示す高確テーブルを用いて低確率よりも高い高確率(約10/320)に設定する。
一方、普図カウンタ手段50は、当り判定値、普図判定値を、夫々微小時間毎に順次更新する。普図取得手段51は、普図保留数が4未満の場合に、遊技球がゲート12を通過すると普図始動条件が成立して、普図カウンタ手段50により更新された当り判定値、普図判定値を、1組の普図判定情報として取得する。普図保留記憶手段52は、普図取得手段51により取得され且つ普図判定手段54による判定に供していない普図判定情報を4個まで記憶(保留)可能であり、普図保留記憶手段52に記憶されている普図判定情報の数が普図保留数となる。
普図保留消化手段53は、普図保留記憶手段52に記憶されている普図判定情報を、普通図柄の変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段54による判定に供して普図保留記憶手段52から消去(保留消化)する。その際、普図保留記憶手段52に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段52に記憶された順番(即ち、普図取得手段51により取得された順番)で消化する。
普図判定手段54は、普図保留記憶手段52に記憶された普図判定情報、詳しくは普図保留消化手段53により消化された当該普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。普図表示制御手段55は、普図判定手段54による判定結果に基づいて、普図保留消化手段53により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段54により補助遊技を行うと判定されると、当り図柄を停止表示させ、補助遊技を行わないと判定されると、ハズレ図柄を停止表示させる。
補助遊技実行手段56は、普図判定手段54により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段55により、当該判定結果を示す判定図柄(当り図柄)が停止表示された後、第2始動口11aを開放する補助遊技を行う。作動モード設定手段57は、図9に示すように、第2始動口作動モードとして、第2始動口11aを開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードを設定する。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段54により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示制御手段55により普通図柄が変動表示される普図変動時間が12秒、補助遊技実行手段56により補助遊技において第2始動口11aを開放する第2始動口開放パターンが0.1 秒×1 回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10 、普図変動時間が0.5 秒、第2始動口開放パターンが2.0 秒×3 回に設定される。
遊技状態制御手段60は、複数の遊技状態(図10示す通常遊技状態(低確・非時短状態)、時短遊技状態(低確・時短状態)、潜確遊技状態(高確・非時短状態)、確変遊技状態(高確・時短状態))の何れかを設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には通常遊技状態を設定する。
図10に示すように、通常遊技状態、時短遊技状態では、確率設定手段47により低確率が設定され、潜確遊技状態、確変遊技状態では、確率設定手段47により高確率が設定される。また、通常遊技状態、潜確遊技状態では、作動モード設定手段57により低作動モードが設定され、時短遊技状態、確変遊技状態では、作動モード設定手段57により高作動モードが設定される。
遊技状態制御手段60は、特別遊技実行手段46により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図8に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、大当り図柄A,Bの停止からは、その後、特図表示器19a,19bでの特別図柄の特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Cの停止からは、その後、特図変動回数が50回に達すると、潜確遊技状態へ移行され、更に、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Dが停止表示されて、所謂「突確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Eが停止表示されて、所謂「潜確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に潜確遊技状態(又は確変遊技状態)が設定され、その後、特図変動回数が10000 回に達すると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、また、大当り図柄Gが停止表示されて、所謂「突時大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Hが停止表示されて、所謂「突通大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に通常遊技状態が設定される。一方、特別遊技実行手段46により小当り遊技が行われた場合、つまり小当り図柄が停止表示されて、所謂「小当り」になった場合、当該小当り遊技終了後に当該小当り遊技開始前の遊技状態が設定される。
ここで、特図表示制御手段45の変動時間決定手段45a(変動態様決定手段45a)が、第1又は第2特別図柄の変動開始時、遊技状態制御手段60により設定されている遊技状態、及び、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果、つまり図柄判定手段44bにより選択された判定図柄、及び、特図保留記憶手段42に記憶されている特図判定情報(第1,第2特図判定情報)の総数、つまり特図保留数(第1,第2特図保留の合計)等に基づいて、第1又は第2特別図柄を変動表示させる特図変動時間(特図変動態様)を決定する。
具体的には、先ず、図柄判定手段44bにより選択された判定図柄、更には第1又は第2特図判定情報のリーチ判定値、変動パターン判定値に基づいて、大当り判定手段44aにより特別遊技を行うと判定された期待度(特別遊技期待度)が低いリーチ無し変動時間を決定させるのか、或いは特別遊技期待度が高いリーチ有り変動時間を決定させるのかを判定し、その判定に従って、特図変動時間を決定する。
特図表示制御手段45は、変動態様決定手段45aにより決定された特図変動態様で第1又は第2特別図柄を変動表示させてから、つまり、第1又は第2特別図柄を変動表示させてから変動時間決定手段45aにより決定された特図変動時間の経過後に、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果を示す判定図柄(大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)を停止表示させる。
具体的に、図11(1)に示すように、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときに、リーチ無し変動時間を決定させると判定されると、そのリーチ無し変動時間として、特図保留数に応じて9 秒,7秒,5秒,4秒,3秒の何れかを決定し、リーチ有り変動時間を決定させると判定されると、そのリーチ有り変動時間として、特図保留数に関わらず13秒,15 秒・・・,50 秒の何れかを決定する。
図11(2)に示すように、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているときに、リーチ無し変動時間を決定させると判定されると、そのリーチ無し変動時間として、特図保留数に応じて12秒,2秒の何れかを決定し、リーチ有り変動時間を決定させると判定されると、そのリーチ有り変動時間として、特図保留数に関わらず13秒,15 秒・・・,50 秒の何れかを決定する。
特図判定手段44の事前判定手段44cは、特図保留記憶手段42に記憶されている特図判定情報(即ち、後に特図保留消化手段43により消化される特図判定情報)に基づいて、具体的には、特図取得手段41により特図判定情報が取得された際、そこで取得された特図判定情報に対して、大当り判定手段44a、図柄判定手段44b、変動時間決定手段45aによる前記処理と同等の処理(即ち、大当り図柄A〜E、小当り図柄、ハズレ図柄の何れかの選択、特図変動時間の決定)を事前に行う。
尚、事前判定手段44cは、取得された各特図判定情報に対して、基本的には取得時の遊技状態に基づいて事前判定を行うが、特図判定情報が取得されたときに、その当該特図判定情報よりも先に取得された特図判定情報に基づく事前判定の結果等から、当該特図判定情報の取得時の遊技状態と当該特図判定情報の消化時の遊技状態が異なることが判ると、その消化時の遊技状態に基づいて事前判定を行うようにすることが好ましい。
コマンド生成手段65は、遊技の進行・状況に応じたコマンド(図12に示す各種コマンド)を生成し、コマンド送信手段66は、コマンド生成手段65により生成されたコマンドを演出制御基板33に送信する。特に、特図保留数増加コマンドは、第1又は第2特図保留数が増加(第1又は第2特図判定情報を取得)したことを示すコマンドであり、事前判定手段44cによる判定結果を示す事前判定情報を含んでいる。また、特図変動開始コマンドは、第1又は第2特別図柄が変動開始したことを示すコマンドであり、大当り判定手段44aと図柄判定手段44bによる判定結果、及び変動時間決定手段45aにより決定された特図変動時間を示す当該判定情報を含んでいる。
図5に示すように、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35(演出制御部)のコンピュータにより、図示の各手段67,70〜74が構成されている。コマンド受信手段67は、遊技制御基板31(主制御部)から、そのコマンド送信手段66により送信されたコマンドを受信する。
遊技演出制御手段70は、保留表示制御手段71、保留変化演出制御手段72、図柄変動演出制御手段73、特別遊技演出制御手段74を有し、コマンド受信手段67により受信された遊技演出用のコマンドに基づいて、演出手段80(画像表示装置16、可動役物装置17,18、スピーカ37、ランプ38a,38b)に遊技演出を行わせる。
保留表示制御手段71は、画像表示装置16の画面下部に、特図保留数(第1,第2特図保留数の合計)と相当数の保留図柄16aを表示させ、そこで、特図保留記憶手段42に記憶されている特図判定情報ごとに保留図柄16aを所定の表示態様で表示させる。
保留表示制御手段71は、複数の保留図柄16aを表示させる場合、対応する複数の特図判定情報について特図取得手段41により取得された順番(つまり、特図保留消化手段43により消化される順番)で、左側から右側へ一列に並べて表示させる。そして、特図保留消化手段43により特図判定情報が消化されると、対応する最も左側の保留図柄16aを表示消去させ、残りの保留図柄16aを全体的に1つ左側へシフトさせて表示させる。尚、第1特図判定情報に対応する保留図柄16aと第2特図判定情報に対応する保留図柄16aとを識別可能に表示させてもよいし、識別可能に表示させなくてもよい。
尚、特図保留消化手段43により消化された特図判定情報に対応する保留図柄16aについては、直ぐに表示消去しないで、別の当該変動保留表示領域にシフトさせて、当該変動保留図柄として、その後暫く(例えば、消化された特図判定情報に基づく特別図柄の変動が終了するまでの間)表示させてもよい。
図13に示すように、保留図柄16aの表示態様の種類は○●▲★◎の5種類あり、○が通常表示態様、●▲★が通常表示態様と異なる特殊表示態様、◎が示唆表示態様であり、示唆表示態様;◎は、実際は、通常表示態様;○で表示された保留図柄16aに示唆図柄である文字「砲」を重ねて表示させた表示態様である。
保留表示制御手段71は、通常は、保留図柄16aを通常表示態様;○で表示させるが、保留表示制御手段71の保留変更手段71aは、特に通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときに、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて、先読み演出の対象とされた特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れかに変更可能である。ここで、●又は▲が第1特殊表示態様、▲又は★が第2特殊表示態様である。図2では、5個の保留図柄16aが全て通常表示態様;○で表示されている。
保留変更手段71aは、例えば、図14(1)に示すように、保留図柄16の表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れか(図14(1)では第1特殊表示態様;●)に変更可能であって、例えば、図14(2)に示すように、1又は複数の第1の保留図柄16aが夫々特殊表示態様;●▲★の何れかで表示(図14(2)では1つの第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●で表示)されているときに、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16の表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れか(図14(2)では第1特殊表示態様;●)に変更可能である。
保留変更手段71aの特別保留変更手段71bは、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて、保留図柄16aの表示態様を、図15に( a)〜(g)で示す複数の保留変化パターンの何れのパターンで、通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後に又は変更しないで、第1特殊表示態様;●▲の何れかと異なる第2特殊表示態様;▲★の何れかであって、第1特殊表示態様;●▲の何れかよりも大当り判定手段44aにより特別遊技を行うと判定される特別遊技期待度が高い第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更することが可能である。
ところで、保留変更手段71a(特別保留変更手段71b)は、特図判定情報が特図保留記憶手段42に記憶されたとき(つまり、特図保留増加コマンドを受信したとき)、その特図判定情報に対する事前判定手段44cによる判定結果(事前判定情報)に基づいて、その特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かを判定する。そして、特殊表示態様;●▲★の何れかに変更すると判定すると、保留変化シナリオを決定し、その保留変化シナリオに従って、保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れかに変更する。
先ず、保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かの判定について具体的に説明する。
保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かを判定する処理では、例えば、16(1)に示すように、表示態様が通常表示態様;○→第1特殊表示態様;●▲の何れか→第2特殊表示態様;▲★何れかに段階的に変更される保留図柄16aが、第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていないときには、表示態様が以降変更されない特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されているか否かに関わらず(図16(1)では表示されていない)、第1保留表示状況であると判断されて、第1保留変化判定テーブル(図17(1)参照)が使用される。
一方、例えば、16(2)に示すように、表示態様が通常表示態様;○→第1特殊表示態様;●▲の何れか→第2特殊表示態様;▲★の何れかに段階的に変更される保留図柄16aが、第1特殊表示態様;●▲の何れか(図16(2)では●)で表示されているときには、その他に表示態様が以降変更されない特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されているか否かに関わらず(図16(1)では表示されていない)、第2保留表示状況であると判断されて、第2保留変化判定テーブル(図17(2)参照)が使用される。
尚、表示態様が通常表示態様;○→第1特殊表示態様;●▲の何れか→第2特殊表示態様;▲★何れかに段階的に変更される保留図柄16aが、通常表示態様;○で表示されているとき、また、表示態様が通常表示態様;○→第2特殊表示態様;▲★の何れかにダイレクトに変更される保留図柄16aが、通常表示態様;○で表示されているとき、第2保留変化判定テーブルが使用されるようにしてもよい。
そして、第1保留変化判定テーブルが使用される(図16(1)等の第1保留表示状況である)場合、図17(1)に示す割合で、また、第2保留変化判定テーブルが使用される(図16(2)等の第2保留表示状況である)場合、図17(2)に示す割合で、夫々、事前判定手段44cによる判定の結果、特別遊技を行わないと判定され且つ特別遊技期待度が比較的低くなる非当選(1) の場合、特別遊技を行わないと判定され且つ特別遊技期待度が比較的高くなる非当選(2) の場合、特別遊技を行うと判定された当選の場合に分けて、最終的に特殊表示態様;●▲★の何れかに変更すると判定される。
ここで、図17(1)(2)の割合(特に、非当選(1) の場合に特殊表示態様;●▲★の何れかに変更する割合)を比較して明らかなるように、保留変更手段71aは、第1の保留図柄16aが特別保留変更手段71bにより変更された第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている(つまり、第1の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更されていて、その後、第1特殊表示態様;●▲の何れから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される)場合、表示されていない場合よりも高い割合で、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図保留取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更する。
このように、特別保留変更手段71bは、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて、第1の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後に、当該第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報に対する前記判定結果に基づいて、第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更するとともに、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、当該第1の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更可能になる。
次に、保留図柄16aを特殊表示態様;●▲★の何れかに変更すると判定した場合に保留変化シナリオを決定する処理について説明する。
保留変化シナリオを決定する処理では、例えば、18(1)に示すように、表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されていない(つまり、全ての保留図柄16aが通常表示態様;○で表示されている)ときには、第3保留表示状況であると判断されて、第1保留変化シナリオ決定テーブル(図19(1)参照)が使用され、一方、例えば、18(2)に示すように、表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかの1又は複数の保留図柄16aが表示(図18(2)では第1特殊表示態様;●の1つの保留図柄16aが表示)されているときには、第4保留表示状況であると判断されて、第2保留変化シナリオ決定テーブル(図19(2)参照)が使用される。
図15、図19に(a)〜(g)で示す複数の保留変化パターンのうち、保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かの判定の結果、最終的に特殊表示態様;●に変更する(最終変化;●となる)場合には、保留変化パターン(a)が決定され、最終的に特殊表示態様;▲に変更する(最終変化;▲となる)場合には、保留変化パターン(b)(c)の何れかが決定され、最終的に特殊表示態様;★に変更する(最終変化;★となる)場合には、保留変化パターン(d)〜(g)の何れかが決定される。
そして、第1保留変化シナリオ決定テーブルが使用される(図18(1)等の第3保留表示状況である)場合、図19(1)に示す割合で、また、第2保留変化シナリオ決定テーブルが使用される(図18(2)等の第4保留表示状況である)場合、図19(2)に示す割合で、夫々、最終変化;●となる場合、最終変化;▲となる場合、最終変化;★となる場合に分けて、保留変化パターン(a)〜(g)の何れかが決定される。このように、保留変化パターンが決定されると共に、その保留変化パターンにおいて保留図柄16aの表示態様を変更するタイミングが決定されることで、保留変化シナリオが決定される。
ここで、特別保留変更手段71bは、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている場合と表示されていない場合の何れの場合においても、第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後に又は変更しないで第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更可能である。
そして、図19(1)(2)の割合(特に、保留変化パターン(c)(e)(f)(g)を決定する割合)を比較して明らかなように、特別保留変更手段71bは、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている場合、表示されていない場合よりも高い割合で、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図保留取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更可能である。
このように、特別保留変更手段71bは、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて、第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後に、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、当該第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更可能になる。
保留変化演出制御手段72は、例えば、図20(1)に示すように、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れか(図20(1)では●)で表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れか(図20(1)では第1特殊表示態様;●)で表示されているときに、その第2の保留図柄16aを用いた保留変化示唆演出であって、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aに影響を与える演出画像を画像表示装置16に表示させて、第1保留図柄16aの表示態様が変更されるか否かを示唆する保留変化示唆演出を行わせることが可能である。
この場合、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aが第2特殊表示態様;▲★の何れかで表示される前に、第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときには、保留変化演出制御手段72は、例えば、図20(2)に示すように、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れか(図20(2)では★)に変更される際、保留変化示唆演出として、図20(1)→(2)のように、第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される少し前から、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させる保留変化演出を行わせる。
尚、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第2特殊表示態様;▲★の何れかにダイレクトに変更される際も、保留変化示唆演出として、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させる保留変化演出を行わせるようにしてもよい。
一方、第1の保留図柄16aが以降変更されない特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているとき、或いは、第1の保留図柄16aが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているが、未だ第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるタイミングでないときに、保留変化演出制御手段72は、保留変化示唆演出として、図20(1)のように、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させないガセ保留変化演出を行わせることが可能である。
ここで、保留変化示唆演出が行われると、第1の保留図柄16aに影響を与えた第2の保留図柄16aについて、その表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかから通常表示態様;○に戻すように変更してもよいし、変更しないで特殊表示態様;●▲★の何れかに維持してもよい。特に、特別遊技期待度が高い第2の保留図柄16aについては、その表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかかに維持され易いようにしてもよい。
また、保留変化演出制御手段72は、例えば、図21(1)に示すように、第1の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れか(図21(1)では第1特殊表示態様;●)で表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れか(図21(1)では●)で表示されているときに、その第1の保留図柄16aを用いた保留変化示唆演出であって、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aに影響を与える演出画像を画像表示装置16に表示させて、第2保留図柄16aの表示態様が変更されるか否かを示唆する保留変化示唆演出を行わせることが可能である。
この場合、特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aが第2特殊表示態様;▲★の何れかで表示される前に、第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときには、保留変化演出制御手段72は、例えば、図21(2)に示すように、特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れか(図21(2)では★)に変更される際、保留変化示唆演出として、図21(1)→(2)のように、第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される少し前から、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させる保留変化演出を行わせる。
尚、特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第2特殊表示態様;▲★の何れかにダイレクトに変更される際も、保留変化示唆演出として、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させる保留変化演出を行わせるようにしてもよい。
一方、第2の保留図柄16aが以降変更されない特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているとき、或いは、第2の保留図柄16aが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているが、未だ第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるタイミングでないときに、保留変化演出制御手段72は、保留変化示唆演出として、図21(1)のように、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させないガセ保留変化演出を行わせることが可能である。
ここで、保留変化示唆演出が行われると、第2の保留図柄16aに影響を与えた第1の保留図柄16aについて、その表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかから通常表示態様;○に戻すように変更してもよいし、変更しないで特殊表示態様;●▲★の何れかに維持してもよい。特に、特別遊技期待度が高い第1の保留図柄16aについては、その表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかかに維持され易いようにしてもよい。
さて、保留表示制御手段71の保留変化示唆手段71cは、特別保留変更手段71bにより第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aが、第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、その第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている当該保留図柄16aとは別の保留図柄16aを、当該保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆表示態様;◎で表示させることが可能である。
具体的に、保留変化示唆手段71cは、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、当該第1の保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆図柄;「砲」を、当該第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する通常表示態様;○の第2の保留図柄16aに重ねて表示させること(第2の保留図柄16aを示唆表示態様;◎で表示させること)が可能である。
また、保留変化示唆手段71cは、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、当該第2の保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆図柄;「砲」を、当該第2の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも先に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する通常表示態様;○の第1の保留図柄16aに重ねて表示させること(第1の保留図柄16aを示唆表示態様;◎で表示させること)も可能である。
そして、保留表示制御手段71は、特別保留変更手段71bにより第1又は第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることで、保留変化示唆手段71cにより示唆表示態様;◎で表示されていた第2又は第1の保留図柄16aを通常表示態様;○で表示させ、つまり、保留変化示唆手段71cによる示唆図柄;「砲」の表示を消去する。
ところで、保留変化示唆手段71cは、事前判定手段44cによる判定結果(事前判定情報)に基づいて、保留図柄16aの表示態様を示唆表示態様;◎に変更する(通常表示態様;○の保留図柄16aに示唆図柄;「砲」を重ねて表示する)か否かを判定し、示唆表示態様;◎に変更すると判定すると、その示唆表示態様;◎への変更タイミング(シナリオ)を決定する。
先ず、保留変化示唆手段71cは、特図判定情報が特図保留記憶手段42に記憶されたとき(つまり、特図保留増加コマンドを受信したとき)、第1条件が成立していると、その特図判定情報に対する事前判定手段44cによる判定結果(事前判定情報)に基づいて、その特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様を示唆表示態様;◎に変更するか否かを判定する。
前記の第1条件については、例えば、図22(1)に示すように、特別保留変更手段71bにより表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aが、通常表示態様;○、又は第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている(図22(1)では第1特殊表示態様;●で表示されている)こと、且つ、他の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されていない、或いは示唆表示態様;◎で表示される予定がないことで成立する。
この第1条件の成立により行われる判定では、図22(2)に示す割合で、事前判定手段44cによる判定の結果、非当選(1) の場合、非当選(2) の場合、当選の場合に分けて、示唆表示態様;◎に変更すると判定される。このように、非当選(1) となる(図27に示す第1の図柄変動演出が行われる)特図判定情報に対応する保留図柄16aだけが、示唆表示態様;◎で表示され得るものになる。但し、非当選(2) 又は当選となる特図判定情報に対応する保留図柄16aも、示唆表示態様;◎で表示され得るものにしてもよい。
この判定によって、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aに対応する特図判定情報の次に、特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示される場合があり、或いは、それ以降に特図取得手段41により取得された1の特図判定情報に対応する保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示される場合がある。
尚、同特図判定情報に対応する保留図柄16aに対して、その表示態様を示唆表示態様;◎に変更する判定結果と、図17(2)を用いて説明したように、その表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更する判定結果の両方が得られる場合があり、その場合、それら判定結果の何れか一方を採用し、他方の判定結果を不採用(却下)とする。
尚、第1条件の成立により行われる判定においては、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aに対応する特図判定情報が消化される順番が1番目である(つまり、その保留図柄16aが最も左側に表示されている)ときには、後述の保留変化演出が行われる時間が確保され難いという理由により、示唆表示態様;◎に変更すると判定されないものとする。
但し、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aに対応する特図判定情報が消化される順番が1番目であるときでも、示唆表示態様;◎に変更すると判定され得るようにし、その場合、前記のように、その保留図柄16aを当該変動保留表示領域にシフトさせて、当該変動保留図柄として表示させている間、その表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させ、後述の保留変化演出を行わせるようにしてもよい。
次に、保留変化示唆手段71cは、特図判定情報が特図保留記憶手段42に記憶されたとき(つまり、特図保留増加コマンドを受信したとき)、第2条件が成立していると、その特図判定情報よりも先に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様を示唆表示態様;◎に変更するか否かを判定する。
前記の第2条件については、例えば、図23(1)に示すように、今回取得の最新の特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様が、第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるものであって、その保留図柄16aが通常表示態様;○、又は第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている(図23(1)では第1特殊表示態様;●で表示されている)こと、且つ、他の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されていない、或いは示唆表示態様;◎で表示される予定がないことで成立する。
この第2条件の成立により行われる判定では、図23(2)に示す割合で、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも先に消化される1又は複数の特図判定情報に対応する1又は複数の保留図柄16aの中に、通常表示態様;○で表示されている保留図柄16aがある場合と無い場合とに分けて、示唆表示態様;◎に変更すると判定される。この場合、1の通常表示態様;○で表示されている保留図柄16aが示唆表示態様;◎への変更対象の保留図柄となる。
尚、第2条件の成立により行われる判定においては、第1条件の成立により行われる判定と同様に、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される保留図柄16aに対応する特図判定情報が消化される順番が1番目である(つまり、その保留図柄16aが最も左側に表示されている)ときには、示唆表示態様;◎に変更すると判定されないものとする。
ここで、第1又は第2条件の成立により行われる判定において、示唆表示態様;◎に変更すると判定された場合、その示唆表示態様;◎への変更タイミングについては、保留図柄16aの表示態様が最終的に第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるまでのタイミングに決定される。ここで、表示態様が最終的に第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される直前に、示唆表示態様;◎へ変更することも可能であるし、表示態様が最終的に第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるときの特別図柄の変動の1つ前の特別図柄の変動において、示唆表示態様;◎へ変更することも可能である。
保留変化演出制御手段72は、例えば、図24に示すように、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れか(図24(1)(2)では●)で表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されて、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れか(図24(3)では★)に変更される際、示唆表示態様;◎で表示された第2の保留図柄16aを用いて、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出を行わせる。
尚、第2の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されている場合、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第2特殊表示態様;▲★の何れかにダイレクトに変更される際も、示唆表示態様;◎で表示された第2の保留図柄16aを用いて、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出を行わせるようにしてもよい。
この保留変化演出においては、具体的に、図24(1)に示すように、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●で表示され、第2の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示された状態から、図24(2)に示すように、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」が意味する「大砲」の第1演出画像16cが表示されると共に、その「大砲」から第1特殊表示態様;●で表示された第1の保留図柄16aに向けて発射されて飛ぶ「玉」の第2演出画像16dが表示される。
ここで、示唆表示態様;◎で表示されていた第2の保留図柄16aが通常表示態様;○で表示され、つまり、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」の表示が消去される。その後、図24(3)に示すように、「大砲」から発射されて飛ぶ「玉」が、第1特殊表示態様;●で表示された第1の保留図柄16aに当って、その保留図柄16aの表示態様が、第1特殊表示態様;●から第2特殊表示態様;★に変更される。
一方、保留変化演出制御手段72は、図示省略するが、第1の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されて、特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際、示唆表示態様;◎で表示された第1の保留図柄16aを用いて、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出を行わせる。
尚、第1の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されている場合、特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第2特殊表示態様;▲★の何れかにダイレクトに変更される際も、示唆表示態様;◎で表示された第1の保留図柄16aを用いて、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出を行わせるようにしてもよい。
この保留変化演出では、図24に示した、特別保留変更手段71bにより第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際、示唆表示態様;◎で表示された第2の保留図柄16aを用いて、示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出と基本的に同じ演出を行わせるので、図示省略する。
尚、示唆表示態様;◎で表示された第2の保留図柄16aを用いた保留変化演出が複数種類あり、行われた保留変化演出の種類によって、特別遊技期待度が最も高い第2特殊表示態様;★に変更される期待度を示唆するようにしてもよい。例えば、エフェクトが青色の保留変化演出とエフェクトが赤色の保留変化演出とがあり、赤色の保留変化演出が行われた場合、青色の保留変化演出が行われた場合よりも高い割合で、特別遊技期待度が最も高い第2特殊表示態様;★に変更されるようにする。
尚、示唆表示態様;◎で表示された保留図柄16aが無い場合でも、保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○、或いは第1特殊表示態様;●▲の何れかから、第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際に、「大砲」から発射された「玉」が保留図柄16aに当って保留変化させる、前記同保留変化演出を行わせることも可能である。
ところで、前記のように、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される1の保留図柄16aに対して、その他の保留図柄16aの表示態様を示唆表示態様;◎に変更する場合、その示唆表示態様;◎への変更対象となる保留図柄16aの数は1つとなるが、複数の保留図柄16aの表示態様を一度に或いは複数回に分けて示唆表示態様;◎に変更可能にしてもよい。
そして、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される1の保留図柄16aに対して、複数の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されている場合、これら示唆表示態様;◎で表示されている複数の保留図柄16aの全てを用いて1回の保留変化演出が行われるようにしてもよいし、示唆表示態様;◎で表示されている保留図柄16a毎に保留変化演出が行われ、つまり複数回の保留変化演出が行われるようにしてもよい。示唆表示態様;◎で表示されている複数の保留図柄16aの全てを用いて1回の保留変化演出が行われると、それら複数の保留図柄16aの全ての表示態様を一度に通常表示態様;○に戻すように変更してもよい。
複数回の保留変化演出が行われる場合、それら複数回の保留変化演出が1回の特別図柄の変動において連続的に行われるようにしてもよいし、特別図柄の変動毎に1回の保留変化演出が行われ、つまり複数回の特別図柄の変動に亙って複数回の保留変化演出が行われるようにしてもよい。そして、保留変化演出が1回行われる毎に、対応する1つの保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○に戻すように変更してもよいし、この場合、複数回の保留変化演出の最後の保留変化演出が行われる直前に、複数の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されている場合には、残りとなるそれら複数の保留図柄16aの全ての表示態様を通常表示態様;○に戻すように変更してもよい。或いは、当初表示された複数の保留図柄16aの示唆表示態様;◎を最後の保留変化演出が行われる直前まで維持し、最後の保留変化演出が行われると、それら複数の保留図柄16aの全ての表示態様を通常表示態様;○に戻すように変更してもよい。
複数回行われる保留変化演出については、最初に行われる保留変化演出において、その少なくとも一部(図24に示す「大砲」の第1演出画像16c)が一旦表示されると、その後、最後の保留変化演出が行われるまで表示され続けるようにしてもよい。
複数回の保留変化演出が行われる場合、そのうちの1回の保留変化演出が、保留図柄16aの表示態様が変更されるときに行われ、その他の保留変化演出は、保留図柄16aの表示態様が変更されないとき行われるガセ保留変化演出としてもよい。保留図柄16aの表示態様が段階的に変更されるときには、その都度(通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更されるときと、第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるときの両方で)保留変化演出が行われてもよい。
図柄変動演出制御手段73は、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果に基づいて、特図表示制御手段45により特別図柄が変動表示されているときに、変動時間決定手段45aにより決定された特図変動時間に応じた図柄変動演出であって、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果(特別遊技期待度)を示唆する図柄変動演出を、図25(1)に示す複数の図柄変動演出(図柄変動演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせる。
図25(1)に示すように、図柄変動演出1,2,3・・・nの各々は、特別遊技期待度が低い第1の図柄変動演出と、特別遊技期待度が第1の図柄変動演出よりも高い第2の図柄変動演出と、特別遊技期待度が第2の図柄変動演出よりも高い第3の図柄変動演出の何れかに分類され、特図変動時間が図11に示すリーチ無し変動時間であると、第1の図柄変動演出が行われ、特図変動時間が図11に示すリーチ有り変動時間であると、第2,第3の図柄変動演出の何れかが行われる。
図柄変動演出では、基本的に、図26に示すように、画像表示装置16に3つの図柄表示部16bが設定され、これら図柄表示部16bに、(1)3組の演出図柄列が例えば縦スクロールにて変動表示された後、先ず、(2)左側の演出図柄「X」が停止表示され、次に、(3)右側の演出図柄「Y」が停止表示され、最後に、(4)中央の演出図柄「Z」が停止表示され、これら3つの演出停止図柄「XZY」が、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果を示す組み合わせ態様になる。
具体的に、図27に示すように、第1の図柄変動演出では、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「1」が変動停止し、これら演出図柄「7」「1」が揃わない非リーチ状態になり、発展演出が行われることなく、(4)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選(1) )。
第2の図柄変動演出では、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止した後、(5)右側の演出図柄「7」が変動停止し、これら演出図柄「7」「7」が揃ってリーチ状態になるが、発展演出が行われることなく、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選(2) )、又は、(7)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選)。
第3の図柄変動演出では、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(5)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(8)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(9)発展演出である複数のSPリーチ演出(「SP」はスペシャルを意味する)の何れかが行われる。その後、SPリーチ演出の終了を以て、(10)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選(2) )、又は、(11)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選)。
或いは、図28に示すように、第3の図柄変動演出では、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)発展演出である複数のSP・SPリーチ演出(基本的に、SPリーチ演出よりも特別遊技期待度が高い演出)の何れかが行われる。
又は、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(4)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、先ず、(5)発展演出である複数のSPリーチ演出の何れかが行われる。そして、SPリーチ演出の終了を以て、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止した後、再始動し、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)複数のSP・SPリーチ演出の何れかが行われる。その後、SP・SPリーチ演出の終了を以て、(9)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選(2) )、又は、(10)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選)。
図柄変動演出制御手段73においては、演出モード設定手段73aが、複数の演出モード(図29に示す演出モードA〜H)のうち何れかの演出モードを設定し、モード別変動演出制御手段73bが、演出モード設定手段73aにより設定された演出モードで図柄変動演出を行わせる。図29に示すように、演出モード設定手段73aは、通常遊技状態又は潜確遊技状態では演出モードA〜Fの何れかを設定し、時短遊技状態では演出モードGを設定し、確変遊技状態では演出モードHを設定する。
モード別変動演出制御手段73bは、図27に示す第1の図柄変動演出の全ての演出において、また、図27、図28に示す第2,第3の図柄変動演出の少なくとも発展演出が行われるまでの演出において、例えば、演出モードAでは地球を、演出モードBでは火星を、演出モードCでは木星を、演出モードDでは土星を、演出モードEでは月を、演出モードFでは太陽を、演出モードGでは海底を、演出モードHでは火山を、夫々題材とする背景画像を画像表示装置16に表示させる。
図30に示すように、通常遊技状態又は潜確遊技状態で設定可能な演出モードA〜Fのうち、演出モードA〜Dが通常演出モード、演出モードE,Fが先読み演出モードであり、演出モード設定手段73aは、通常演出モードにおいて、設定している演出モードA〜Dの何れかを基本的に演出モードA→B→C→D→A→B・・・の順序で他の演出モードA〜Dの何れかに変更(設定変更)することができる。
演出モード設定手段73aは、通常遊技状態又は潜確遊技状態で演出モードA〜Dの何れか(通常演出モード)を設定しているとき、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて、例えば、図31に示すように、特別遊技期待度が低い(ここでは、特別遊技を行わない)リーチ無し変動時間を決定する事前判定が行われた特図判定情報に対しては、1%の割合で先読み演出モード(演出モードE,Fの何れか)にすると判定し、その1%全ての割合で演出モードEを選択し、特別遊技期待度が高い(ここでは、特別遊技を行う)リーチ無し変動時間を決定する事前判定が行われた特図判定情報に対しては、10%の割合で先読み演出モードにすると判定し、その10%のうち2%の割合で演出モードEを、8%の割合で演出モードFを選択する。
また、特別遊技期待度が低い(ここでは、特定の発展演出を行わない)リーチ有り変動時間を決定する事前判定が行われた特図判定情報に対しては、3%の割合で先読み演出モードにすると判定し、その3%のうち2%の割合で演出モードEを、1%の割合で演出モードFを選択し、特別遊技期待度が高い(ここでは、特定の発展演出を行う)リーチ有り変動時間を決定する事前判定が行われた特図判定情報に対しては、70%の割合で先読み演出モードにすると判定し、その70%のうち30%の割合で演出モードEを、40%の割合で演出モードFを選択する。
図柄変動演出制御手段73において、演出モード設定手段73aが、通常演出モードである演出モードA〜Dの何れかを設定しているときに、演出モードE又はFを選択した場合、決められたタイミングで(シナリオに基づいて)、演出モードA〜Dの何れかから選択した演出モードE又はFに設定変更し、その後、先読み演出モードの変更の対象とされた特図判定情報が消化されると、再び演出モードA〜Dの何れかに設定変更する。
特別遊技演出制御手段74は、特別遊技実行手段46により特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)が行われているときに、特別遊技演出を図25(2)に示す複数の特別遊技演出(特別遊技演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせ、その特別遊技の最後に、エンディング演出を図25(3)に示す複数のエンディング演出(エンディング演出1,2,3・・・n)の中から選択して行わせる。
次に、図5に示す各手段40〜47,50〜57,60,65〜67,70〜74の機能を達成するために、制御装置30(遊技制御基板31、演出制御基板33、画像制御基板34のコンピュータ)が実行する処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図32に示すように、遊技制御基板31のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行される。
図33に示すように、S2のスイッチ処理における始動口SW処理では、第1始動口SW10cがオンになると(S11;Yes )、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes )、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S14)、次に、事前判定処理(S15)が実行され、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S16)。
第2始動口SW10d,11cの何れかがオンになると(S17;Yes )、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S18;Yes )、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S19)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S20)、次に、事前判定処理(S21)が実行され、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S22)。
S15、S21の事前判定処理では、基本的に、次に説明するS3の特別図柄処理のS38とS39と同等の処理が行われ、S16、S22では、S15、S21の事前判定処理に基づく情報を含む特図保留数増加コマンドがセットされる。S16、S22でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S6の出力処理により演出制御基板33に送信される。
図34に示すように、S3の図柄処理における特別図柄処理では、特別遊技フラグがON(つまり、大当り遊技又は小当り遊技が実行中)でない場合(S31;No)、特別図柄が変動中か否か判定され(S32)、S32の判定がYes の場合、S41へ移行し、S32の判定がNoの場合、第1特図保留数U1と第2特図保留数U2の合計;U1+U2が1以上か否か判定される(S33)。
S33の判定がYes の場合、第1特図判定情報を消化する場合には(S34;Yes )、第1特図保留数U1がU1−1に減算され(S35)、第2特図判定情報を消化する場合には(S34;No)、第2特図保留数U2がU2−1に減算される(S36)。S33の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S45)が実行され、ここで、客待ちフラグがOFFの場合にはONにされ、客待ちコマンドがセットされる。S35又はS36の実行後、客待ちフラグがONの場合にはOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動時間選択処理(S39)が実行される。
図35に示すように、S38の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理(S51)が実行され、ここで、特図保留記憶手段42に記憶されている特図判定情報のうち最も先に記憶された当該特図判定情報の大当り判定値が、図6を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定されることで、大当りか否か判定される(S52) 。S52の判定がYes の場合、図柄判定値処理(S53)が実行され、ここで、当該特図判定情報の図柄判定値に基づいて、図7を用いて説明したように、大当り図柄が複数の大当り図柄(大当り図柄A〜H)の中から選択設定される(S54)。
S52の判定がNoの場合、当該特図判定情報の大当り判定値が、図6を用いて説明したように、小当り特定値か否か判定されることで、小当りか否か判定される(S55)。S55の判定がYes の場合、小当り図柄が設定され(S56)、S55の判定がNoの場合、ハズレ図柄が設定される(S57)。
図36に示すように、S39の変動時間選択処理では、S38の大当り判定処理の結果に基づいて、大当りか否か判定され(S61)、S61の判定がYes の場合、大当り用テーブルがセットされる(S62)。S61の判定がNoの場合、リーチ判定値処理(S63)が実行され、ここで、当該特図判定情報のリーチ判定値に基づいて、リーチとするか否か判定され(S64)、S64の判定がYes の場合、リーチ用テーブルがセットされ(S65)、S64の判定がNoの場合、ハズレ用テーブルがセットされる(S66)。
S62又はS65又はS66の実行後、変動パターン判定値処理(S67)が実行され、ここで、S62又はS65又はS66でセットされたテーブルと、当該特図判定情報の変動パターン判定値等に基づいて、図11を用いて説明したように、特図変動時間が選択設定される(S68)。図34に示すように、S39の変動時間選択処理の実行後、当該特図判定情報に対応する第1又は第2特別図柄が変動開始される(S40)。
次に、S40の実行後、或いはS32の判定がYes の場合、特別図柄の変動開始時から、S39で設定された特図変動時間が経過した場合(S41;Yes )、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S42)、ここで、S38で設定された図柄が表示される。続いて、S38で設定された図柄の情報を含む特図変動停止コマンドがセットされ(S43)、停止中処理(S44)が実行される。
ここで、S38の大当り判定処理で特別遊技(大当り、小当り)を行うと判定されると、S44の停止中処理において、特別遊技の種類を示す情報を含むオープニングコマンドがセットされ、S4の電動役物処理における大入賞口処理において、停止表示された図柄(大当り図柄、小当り図柄)の種類に応じて、大入賞口13aが、16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放の何れかで開放するように制御され、その後、特別遊技の種類を示す情報を含むエンディングコマンドがセットされる。S44の停止中処理、S4の電動役物処理では、遊技状態に関する処理も実行される。
図37に示すように、演出制御基板33のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S101)、演出操作処理(S102)、コマンド送信処理(S103)が順次実行される。
図38に示すように、S101のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信した場合(S111;Yes )、保留数加算処理(S112)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされ(S113)、その後、保留数加算時先読み関連処理(S114)が実行される。
図39に示すように、S114の保留数加算時先読み関連処理では、受信した保留数増加コマンドが解析され(S131)、先ず、保留図柄16aによる先読み演出に関して、S131で解析された情報(S15又はS21の事前判定処理に基づく事前判定情報)に基づいて、図16、図17を用いて説明したように、受信した保留増加コマンドに対応する保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否か判定する保留変化判定が行われ、また、図22、図23を用いて説明したように、保留図柄16aの表示態様を示唆表示態様;◎に変更するか否か判定する保留変化判定が行われ得る(S132)。
そこで、保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに、或いは示唆表示態様;◎に変更すると判定されると(S133;Yes )、図18、図19を用いて説明したように、保留図柄16aの表示態様を、最終的にS132で判定された特殊表示態様;●▲★の何れかに、或いは示唆表示態様;◎に変更する保留変化パターンを決定すると共に、その保留変化パターンに従って保留図柄16aの表示態様を変更するタイミングを決定することで、保留変化シナリオが決定され(S134)、そのシナリオの情報を含む保留変化シナリオコマンドがセットされる(S135)。
次に、図柄変動演出による先読み演出に関して、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されている場合(S136;Yes )、演出モードE又はFが設定されていない場合に(S137;No)、S131で解析された情報に基づいて、図31を用いて説明したように、演出モードE又はFの選択判定が行われる(S138)。そこで、演出モードE又はFが選択されると(S139;Yes )、その演出モードE又はFに変更するタイミングが決定される(S140)。
図38に示すように、特図変動開始コマンドを受信した場合(S115;Yes )、図柄変動演出選択処理(S116)が実行される。図40に示すように、S116の図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され(S151)、保留数減算処理(S152)が実行され、設定されている演出モード(演出モードA〜Hの何れか)が参照され(S153)、演出モード処理(S154)が実行される。
S154の演出モード処理では、現在の演出モードA〜Hの何れかが他の演出モードA〜Hの何れかに変更するタイミングであるときには、その他の演出モードA〜Hの何れかに設定変更される。その後、S151で解析された情報(S38の大当り判定処理、S39の変動時間選択処理に基づく当該判定情報)に基づいて、現在の演出モードに応じた図柄変動演出であってS39で選択された特図変動時間に応じた図柄変動演出が、図25(1)に示す図柄変動演出1,2,3・・・nの中から選択され(S155)、その選択された図柄変動演出の情報を含む図柄変動演出開始コマンドがセットされる(S156)。
図38に示すように、特図変動停止コマンドを受信した場合(S117;Yes )、図柄変動演出終了中処理(S118)が実行される。図41に示すように、S118の図柄変動演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され(S161)、設定されている演出モード(演出モードA〜Hの何れか)が参照され(S162)、演出モード処理(S163)が実行され、図柄変動演出終了コマンドがセットされる(S164)。S163の演出モード処理では、S154の演出モード処理と同等の処理が行われる。
図38に示すように、オープニングコマンドを受信した場合(S119;Yes )、特別遊技演出選択処理(S120)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合(S121;Yes )、エンディング演出選択処理(S122)が実行され、保留変化演出処理(S123)が実行され、最後に、客待ちコマンド受信処理(S124)が実行される。
S120の特別遊技演出選択処理では、受信したオープニングコマンドによって示される特別遊技の種類に応じて、特別遊技演出が図25(2)に示す特別遊技演出1,2,3・・・nの中から選択され、その特別遊技演出の情報を含む特別遊技演出開始コマンドがセットされ、また、S122のエンディング演出選択処理では、受信したエンディングコマンドによって示される特別遊技の種類に応じて、エンディング演出が図25(3)に示すエンディング演出1,2,3・・・nの中から選択され、そのエンディング演出の情報を含むエンディング演出開始コマンドがセットされる。
図42に示すように、S123の保留変化演出処理では、先ず、通常遊技状態又は潜確遊技状態か否か判定され(S171)、S171の判定がYes の場合、保留変化示唆演出が実行中か否か判定され(S172)、S172の判定がNoの場合、示唆表示態様;◎で表示された保留図柄16aが有るか否か判定される(S173)。S173の判定がNoの場合、第1の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れかで表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れかで表示されているか否か判定される(S174)。S171又はS174の判定がNo、或いはS172の判定がYes の場合は、リターンする。
S174の判定がYes の場合、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているか否か判定され(S175)、S175の判定がYes の場合、その第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲から第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される場合には、その第2特殊表示態様;▲★の何れかへの変更タイミグか否か判定され(S176)、S176の判定がYes の場合、図20(1)→(2)のように、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させる第1の保留変化演出を実行する為の処理が行われる(S177)。
S175又はS176の判定がNoの場合、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているか否か判定され(S178)、S178の判定がYes の場合、その第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲から第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される場合には、その第2特殊表示態様;▲★の何れかへの変更タイミグか否か判定され(S179)、S179の判定がYes の場合、図21(1)→(2)のように、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させる第2の保留変化演出を実行する為の処理が行われる(S180)。
S178又はS179の判定がNoの場合、ガセ保留変化演出の実行判定が行われる(S181)。このガセ保留変化演出の実行判定では、第1,第2のガセ保留変化演出の何れかを実行するか否か判定され、第1のガセ保留変化演出を実行すると判定された場合(S182;Yes )、図20(1)のように、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させない第1のガセ保留変化演出を実行する為の処理が行われ(S183)、第2のガセ保留変化演出を実行すると判定された場合(S184;Yes )、図21(1)のように、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させない第2のガセ保留変化演出を実行する為の処理が行われる(S185)。
一方、S173の判定がYes 、つまり示唆表示態様;◎で表示された保留図柄16aが有る場合、図43に示すように、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示され、且つ、第2の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されているか否か判定され(S191)、S191の判定がYes の場合、その第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲から第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される場合には、その第2特殊表示態様;▲★の何れかへの変更タイミグか否か判定され(S192)、S192の判定がYes の場合、図24のように、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させる第3の保留変化演出であって、第2の保留図柄16aの示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する第3の保留変化演出を実行する為の処理が行われる(S193)。
また、第1の保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示され、且つ、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているか否か判定され(S194)、S194の判定がYes の場合、その第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲から第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される場合には、その第2特殊表示態様;▲★の何れかへの変更タイミグか否か判定され(S195)、S195の判定がYes の場合、図示省略しているが、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させる第4の保留変化演出であって、第1の保留図柄16aの示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する第4の保留変化演出を実行する為の処理が行われる(S196)。
画像制御基板34のコンピュータ、ランプ制御基板35のコンピュータは、夫々、演出制御基板33から受信したコマンドに応じた処理を実行する。画像制御基板34のコンピュータは、画像表示装置16に、保留数増加コマンドを受信すると保留図柄16aを1つ追加表示させ、図柄変動演出開始コマンドを受信すると保留図柄16aを1つ表示消去させて図柄変動演出を表示させ、特別遊技演出開始コマンドを受信すると特別遊技演出を表示させ、エンディング演出開始コマンドを受信するとエンディング演出を表示させる。
画像制御基板34のコンピュータが行う保留図柄の表示態様の変更については、保留変化シナリオコマンドを受信すると、その保留変化シナリオに従って、保留変化の対象とする保留図柄16aの表示態様を、通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れかに、或いは示唆表示態様;◎に変更する。ここで、最終的に特殊表示態様;▲★の何れかに変更する場合、通常表示態様;○からダイレクトに最終的に特殊表示態様;▲★の何れかに変更する場合と、先ず、通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後、その第1特殊表示態様;●▲の何れから最終的に第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更する場合とがある。
画像制御基板34のコンピュータが行う保留変化演出については、先ず、演出制御基板33のコンピュータが、画像制御基板34のコンピュータに、第1の保留変化演出を実行させるために、第1の保留変化演出開始コマンドをセットし、第2の保留変化演出を実行させるために、第2の保留変化演出開始コマンドをセットし、第1のガセ保留変化演出を実行させるために、第1のガセ保留変化演出開始コマンドをセットし、第2のガセ保留変化演出を実行させるために、第2のガセ保留変化演出開始コマンドをセットする。第3の保留変化演出を実行させるために、第3の保留変化演出開始コマンドをセットし、第4の保留変化演出を実行させるために、第4の保留変化演出開始コマンドをセットする。
画像制御基板34のコンピュータは、第1又は第2の保留変化演出開始コマンドを受信すると、第1又は第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更する少し前から、第2又は第1保留図柄16aが第1又は第2保留図柄16aを変化させる第1又は第2の保留変化演出を一定時間表示させ、第1又は第2のガセ保留変化演出開始コマンドを受信すると、第2又は第1保留図柄16aが第1又は第2保留図柄16aを変化させない第1又は第2のガセ保留変化演出を一定時間表示させる。
また、画像制御基板34のコンピュータは、第3又は第4の保留変化演出開始コマンドを受信すると、第1又は第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更する少し前から、第2又は第1保留図柄16aが第1又は第2保留図柄16aを変化させる第3又は第4の保留変化演出であって、第2又は第1の保留図柄16aの示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する第3又は第4の保留変化演出を一定時間表示させる。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果は次の通りである。
遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているとき、或いは大当り遊技が行われているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
左打ちにより始動口装置10(振分装置20)、つまり第1,第2始動口10a,10bを狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10aに入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段42に記憶されて、第1特図保留数が1増加し、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口10bに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段42に記憶されて、第2特図保留数が1増加する。
振分装置20において、導入口21aから導入通路21に導入された複数の遊技球は、振分機構25により第1誘導通路22と第2誘導通路23とに交互に振分けられ、通常は第1始動口10aと第2始動口10bとに交互に入賞する。依って、左打ちにより特図保留数(第1,第2特図保留数の合計)を最大で8まで増加させることができる。
一方、右打ちにより第2始動口11a、ゲート12を狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11aに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段42に記憶されて、第2特図保留数が1増加し、普図保留数が4未満のときに、遊技球がゲート12を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段52に記憶されて、普図保留数が1増加する。
ここで先ず、普図保留記憶手段52に記憶された普図判定情報は、普通図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されて、普図保留数が1減少し、当り抽選が行われる。すると、普図表示器19cに普通図柄が変動表示され、その当り抽選で当選すると、当り図柄が停止表示されて、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
通常遊技状態又は潜確遊技状態では、右打ちを行っても第1,第2始動口10a,10bへの遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、第2始動口作動モードとして低作動モードが設定され、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態では、第2始動口作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。
特図保留記憶手段42に記憶された特図判定情報は、特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)され、その際、特図保留記憶手段42に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得(記憶)された順番で消化されて、特図保留数(第1,第2特図保留数の何れか)が1減少し、大当り抽選が行われる。すると、特図表示器19a,19bの何れかに特別図柄が変動表示され、その大当り抽選で当選すると、大当り図柄が停止表示されて、大入賞口13aが開放する大当り遊技が発生する。
大当り遊技では、変動停止した大当り図柄の種類によって、大入賞口13aが16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放の何れかがで開放され、右打ちにより大入賞口13aを狙うことで、16R長期開放では、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8R長期開放では、例えば約1000個の遊技球を獲得でき、8R短期開放では、遊技球を実質獲得できない。また、変動停止した大当り図柄の種類によって、大当り遊技終了後の遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかが設定される。
ここで、大当り遊技における大入賞口13aの開放パターン、及び大当り遊技終了後の遊技状態について、第2特図判定情報(第2始動口10b,11aへの遊技球の入賞)に基づく大当り抽選で当選した場合、第1特図判定情報(第1始動口10aへの遊技球の入賞)に基づく大当り抽選で当選した場合よりも、遊技者に有利になる割合が高い。
これを前提に、通常遊技状態又は潜確遊技状態での左打ちにより、複数の遊技球が第1,第2始動口10a,10bに交互に入賞して、第1特図判定情報に基づく大当り抽選と第2特図判定情報に基づく大当り抽選とが交互に行われる一方、時短遊技状態又は確変遊技状態での右打ちにより、複数の遊技球が第2始動口11aに連続的に入賞して、第2特図判定情報に基づく大当り抽選が連続的に行われるので、遊技性が高められる。
一方、特別図柄が変動表示されているときには、大当り抽選の結果(大当り抽選で当選する大当り期待度)を示唆する図柄変動演出が、また、特別遊技が行われているときには特別遊技演出とエンディング演出が、夫々、画像表示装置16での表示を主体に行われ、更に、記憶されている特図判定情報(即ち、後に消化される特図判定情報)に対して行った事前判定の結果、保留図柄16aや図柄変動演出による先読み演出が行われ得るので、遊技性並びに遊技興趣は一層高められる。
特に、保留図柄16aの先読み演出については、保留図柄16aの表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかに変更される、所謂保留変化が行われることで、遊技者に、その特殊表示態様;●▲★の何れかで表示された保留図柄16aに対応する特図判定情報の消化により、大当りになることを期待させることができ、しかも、変更された特殊表示態様の種類(●▲★の何れか)によって大当り期待度を異ならせることができる。
つまり、事前判定の結果、大当り期待度が高い特図判定情報が記憶されている場合、その特図判定情報に対応する保留図柄16aを特殊表示態様;●▲★の何れかで表示させることができるが、遊技性並びに遊技興趣を一層高めるために、保留図柄16aの表示態様を変更して遊技者に大当りとなることを期待させる演出を、如何に斬新なものにして演出効果を高め得るように実現するかが課題になる。
そこで、本発明のパチンコ遊技機1では、通常遊技状態又は潜確遊技状態で、先ず、事前判定の結果に基づいて、保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れかに変更可能であって、1又は複数の第1の保留図柄16aが夫々特殊表示態様;●▲★の何れかで表示されているときに、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aの表示態様を通常表示態様;○から特殊表示態様;●▲★の何れかに変更可能にしている。
また、事前判定の結果に基づいて、第1又は第2の保留図柄16aの表示態様を、場合によっては第1,第2の両方の保留図柄16aの表示態様を、通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更した後に又は変更しないで、通常表示態様;○又は第1特殊表示態様;●▲の何れかから、第1特殊表示態様;●▲の何れかよりも大当り期待度が高い第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更可能にしている。
つまり、遊技者は、保留図柄16aが通常表示態様;○よりも大当り期待度が高い特殊表示態様;●で表示されること、更には、特殊表示態様;●よりも大当り期待度が高い特殊表示態様;▲で表示されること、更には、特殊表示態様;▲よりも大当り期待度が高い特殊表示態様;★で表示されることを期待して遊技を行うことができ、ここで、特殊表示態様;●で表示されても、その特殊表示態様;●から特殊表示態様;▲★の何れかに変更されること、また、特殊表示態様;▲で表示されても、その特殊表示態様;▲から特殊表示態様;★に変更されることを期待することができる。
通常遊技状態又は潜確遊技状態で、左打ちにより特図保留数(第1,第2特図保留数の合計)を最大で8まで増加させ、つまり保留図柄16aを最大で8個まで表示させ得ることが前提に、複数の保留図柄16aを通常表示態様;○から変更した特殊表示態様;●▲の何れかで表示させることができ、そこで、遊技者は、特殊表示態様;●▲の何れかで表示された個々の保留図柄16aに対して、その特殊表示態様;●▲の何れかが、より大当り期待度が高い特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待することができる。
特に、図17に示すように、保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から特殊表示態様;●に変更される割合も比較的高いので、特殊表示態様;●の保留図柄16aをばらまくように追加表示させることができて、遊技者が、特殊表示態様;●から特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待できる機会を多く作ることができ、場合によっては、その期待を連続的に長期間継続させることも可能になる。
次に、第1の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲の何れかで表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れか(主に●)で表示されているときに、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aに影響を与える演出画像を表示させて、第1保留図柄16aの表示態様が変更されるか否かを示唆する保留変化示唆演出を行わせることができる。
この保留変化示唆演出が行われることで、遊技者は、この保留変化示唆演出において、第2の保留図柄16aが第1の保留図柄16aを変化させる保留変化演出が行われること、つまり、第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待することができる。
そして、第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更されている場合、変更されていない場合よりも高い割合で、第2の保留図柄の表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れか(主に●)に変更されるので、保留変化示唆演出(保留示唆演出)が行われて、第1の保留図柄16aの表示態様が特殊表示態様;●▲の何れかから特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待することができる。
また、第1の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★(主に●)の何れかで表示され、且つ、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aに影響を与える演出画像を表示させて、第2保留図柄16aの表示態様が変更されるか否かを示唆する保留変化示唆演出を行わせることができる。
この保留変化示唆演出が行われることで、遊技者は、この保留変化示唆演出において、第1の保留図柄16aが第2の保留図柄16aを変化させる保留変化演出が行われること、つまり、第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待することができる。
そして、第1の保留図柄16aの表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れか(主に●)に変更されている場合、変更されていない場合よりも高い割合で、第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更されるので、保留変化示唆演出(保留示唆演出)が行われて、第2の保留図柄16aの表示態様が特殊表示態様;●▲の何れかから特殊表示態様;▲★の何れかに変更されることを期待することができる。
更に、本発明のパチンコ遊技機1では、通常遊技状態又は潜確遊技状態で、事前判定の結果に基づいて、保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、その第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている当該保留図柄16aとは別の保留図柄16aを、当該保留図柄の第1特殊表示態様;●▲が第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆表示態様;◎で表示させることが可能である。
この場合、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、当該第1の保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆図柄;「砲」を、当該第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に取得された特図判定情報に対応する通常表示態様;○の第2の保留図柄16aに重ねて表示させること(つまり、第2の保留図柄16aを示唆表示態様;◎で表示させること)が可能である。
また、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されているときに、当該第2の保留図柄16aの第1特殊表示態様;●▲の何れかが第2特殊表示態様;▲★の何れかに変化することを示唆する示唆図柄;「砲」を、当該第2の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも先に取得された特図判定情報に対応する通常表示態様;○の第1の保留図柄16aに重ねて表示させること(つまり、第1の保留図柄16aを示唆表示態様;◎で表示させること)も可能である。
そして、保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されると、その保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも先又は後に消化される特図判定情報に対応する保留図柄の表示態様は必ず変更されることになるので、遊技者は、保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示されることを期待して、また、保留図柄16aが示唆表示態様;◎で表示された場合には、次に、保留変化対象となる保留図柄16aの表示態様がより大当り期待度が高い特殊表示態様に変更されることを期待して遊技を行うことができる。
保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際には、示唆表示態様;◎で表示された保留図柄16aを用いて、その示唆表示態様;◎の示唆図柄;「砲」に関連する保留変化演出(「大砲」から発射された「玉」が保留図柄16aに当って保留変化させる演出)を行わせるので、保留図柄16aの示唆表示態様;◎での表示、及び保留変化演出、及び保留図柄16aの第1特殊表示態様から第2特殊表示態様への保留変化を、関連付けた演出とすることができ、演出性を高めることができる。
このように、保留図柄16aの表示に関して、保留図柄16aの表示態様を変更する演出を斬新なものにして演出効果を高めることができる。
尚、前記実施例を部分的に次のように変更してもよい。
(1)保留変更手段71aは、例えば、図44に示すように、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れか(図44では●)で表示され、且つ特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れか(図44では●)で表示されている(つまり、後に第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される)ときには、第2の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更させ難いようにする。
具体的には、保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かの判定において、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示され、且つ特別保留変更手段71bにより第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されている第3保留表示状況下で、第3保留変化判定テーブル(図41参照)が使用される。この第3保留変化判定テーブルが使用された場合、図46に示す割合で、事前判定手段44cによる判定の結果、非当選(1) の場合、非当選(2) の場合、当選の場合に分けて、最終的に特殊表示態様;●▲★の何れかに変更すると判定される。
ここで、図17(1)(2)と図45の割合(特に、非当選(1)(2)の場合に特殊表示態様;●▲★の何れかに変更する割合)を比較して明らかなるように、第3保留表示状況である場合、第1又は第2保留表示状況である場合よりも低い割合で、保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更され、つまり、第2の保留図柄16aに対応する特図判定情報よりも後に特図取得手段41により取得された特図判定情報に対応する保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更され難い。
(2)保留変化示唆演出(図21、図21、図24)については、特図保留数や特図変動時間に基づいて、本来行われる予定であったものを行わないようにしてもよい。特別図柄が所定時間(例えば、5秒)以上の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出(保留変化演出、ガセ保留変化演出)を行わせ得るようにするが、特別図柄が所定時間未満の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出を行わせない(即ち禁止する)。例えば、保留変化示唆演出の開始から終了までの所要時間が最大で所定時間(例えば、5秒)として、保留変化示唆演出が1回の特別図柄の変動内で行われ得るように、特別図柄が所定時間未満の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出を行わせない。
図11(1)に示すように、通常遊技状態又は潜確遊技状態において、リーチ無し変動時間として、特図保留数が6以上のときに4 秒又は3 秒(つまり、所定時間未満)が決定されて、所謂特別図柄の短縮変動が行われるが、この短縮変動のとき、つまり特図保留数が6(所定数)以上のときにリーチ無し変動時間が決定されたときには、保留変化示唆演出を行わせない。
尚、保留変化演出が行われなくても、第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに、或いは、第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、第2の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更され得る。
(3)保留変化対象の(第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていて、後に第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される)保留図柄16aに対応する特図保留図柄の消化順番が所定数(例えば、4)以下のときに、その保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際には、保留変化演出を行わせ得るようにするが、所定数(例えば、4)よりも多いときに、その保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される際には、保留変化演出を行わせない。
(4)保留変化示唆演出は、特別図柄が図11に示すリーチ無し変動時間で変動表示されている(つまり、図24に示す第1の図柄変動演出が行われている)ときには、特別図柄が図11に示すリーチ有り変動時間で変動表示されている(つまり、図24、図25に示す第1又は第2の図柄変動演出が行われている)ときよりも行われ易いようにする。
(5)第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される場合、第2の保留図柄16aの表示態様が通常表示態様;○から第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更された特別図柄の変動よりも後の特別図柄変動において、第1の保留図柄16aの表示態様を第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させるとともに、保留変化演出を行わせる。
(6)第1特図判定情報に対応する保留図柄16aを第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる際に行う保留変化演出の態様と、第2特図判定情報に対応する保留図柄16aを第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる際に行う保留変化演出の態様とを異ならせる。例えば、前記前者の保留変化演出の態様を図20、図21、図24に示すものとし、前記後者の保留変化演出の態様を、図20、図21、図24に示すものよりも派手なものにする。
(7)潜確遊技状態では、保留変化演出を行わせない。更には、保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに段階的に変更させない。
(8)そうした場合、潜確遊技状態で保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れかで表示された場合、通常遊技状態で保留図柄16aが特殊表示態様;●▲★の何れかで表示された場合よりも特別遊技期待度を高くする。
(9)小当り遊技の終了後の所定期間(例えば、少なくとも特別図柄の変動回数が所定回数になるまでの期間)、表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更されるが、以降第2特殊表示態様;▲★の何れかには変更されない保留図柄16a(所謂、ガセ保留)が通常よりも表示され易いようにする。
(10)或いは、小当り遊技の終了後の所定期間、ガセ保留が通常よりも表示され難いようにする。
(11)先読み演出モード(演出モードE,Fの何れか)で図柄変動演出が行われているときには、保留変化演出を行わせない。
(12)演出モードを先読み演出モード(演出モードE,Fの何れか)に切換える判定を行った後、先読み演出モードに切換える前では、通常よりも保留変化演出が行われ易いようにする。
(13)先読み演出モード(演出モードE,Fの何れか)で図柄変動演出が行われているときには、通常の演出モード(演出モードA〜Dの何れか)で図柄変動演出が行われているときよりも、保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに段階的に変更され易いように、また、保留変化演出が行われ易いようにする。
(14)第1特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、同じく第1特図判定情報に対応する第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるように、或いは、第2特図判定情報に対応する第2の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、同じく第2特図判定情報に対応する第1の保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更されるように、第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに変更させる。
(15)第1の保留図柄16aが第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていることによって、第2の保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかから第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる場合、第1の保留図柄16aに対応する特図判定情報の消化に伴って、第2の保留図柄16aの表示態様を第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる。
(16)保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに、或いは第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる際、その保留変化演出を図柄変動演出において行わせることを可能にする。この保留変化演出を含む図柄変動演出では、具体的には、図46に示すように、画像表示装置16の3つの図柄表示部16bに、(1)3組の演出図柄列が例えば縦スクロールにて変動表示された後、先ず、(2)左側の演出図柄「X」が停止表示され、次に、(3)右側の演出図柄「Y」が停止表示され、最後に、(4)中央の演出図柄「保変」が停止表示される。
これら3つの演出停止図柄「X- 保変- Y」は、大当り判定手段44a、図柄判定手段44bによる判定結果(ハズレとなる判定結果)を示す組み合わせ態様であり、中央の演出図柄「保変」は、保留図柄16aが変化することを意味し、その演出図柄「保変」が停止表示されてから、保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに、或いは第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される。
前記実施例の図20、図21、図24のような保留変化演出が行われるときには、この図柄変動演出における保留変化演出が行われないが、図20、図21、図24のような保留変化演出が行われないときに、この図柄変動演出における保留変化演出が行われ得る。この保留変化演出を行わせる場合、保留変化対象の保留図柄16aと異なる保留図柄16aを、第1特殊表示態様;●▲の何れか、或いは示唆表示態様;◎で表示させなくてもよい。
(17)図47(1)に示すように、センタ役物15又はその周辺に、演出用の画像表示装置16と異なる第2の画像表示装置16Aを装備し、保留図柄16aの表示態様を第1特殊表示態様;●▲の何れかに、或いは第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更させる際、その保留変化演出を第2の画像表示装置16Aを用いて行わせることを可能にする。この第2の画像表示装置16Aは、例えば、画像表示装置16の下部前側に配置され、有機ELにより構成してもよいし、更に、上下動されるようにしてもよい。
この保留変化演出では、具体的には、図47(2)に示すように、第2の画像表示装置16Aに「保留変化」が表示され、その後、保留図柄16aの表示態様が第1特殊表示態様;●▲の何れかに、或いは第2特殊表示態様;▲★の何れかに変更される。尚、第2の画像表示装置16Aには、保留変化演出だけでなく、画像表示装置16Aに表示される演出に関する(演出をサポートとする)各種演出を表示させてもよい。
(16)の保留変化演出と同様、前記実施例の図20、図21、図24のような保留変化演出が行われるときには、この図柄変動演出における保留変化演出が行われないが、図20、図21、図24のような保留変化演出が行われないときに、この図柄変動演出における保留変化演出が行われ得る。この保留変化演出を行わせる場合、保留変化対象の保留図柄16aと異なる保留図柄16aを、第1特殊表示態様;●▲の何れか、或いは示唆表示態様;◎で表示させなくてもよい。
(18)保留変化演出として、複数種類の保留変化演出(例えば、図20の保留変化演出、図21の保留変化演出、図24の保留変化演出、図16の保留変化演出、図17の保留変化演出等々)のうちの何れかを選択して行わせるようにしてもよい。この場合、事前判定手段44cによる判定結果に基づいて何れかの保留変化演出を選択して、行われる保留変化演出によって、特別遊技期待度、更には、特別遊技が行われた場合にその終了後に確変遊技状態になる期待度を異ならせるようにしてもよい。
また、複数種類の保留変化演出は、それらの所要時間が互いに異なるものとして、前記のように、特別図柄が比較的短い特図変動時間(例えば、5秒)で変動表示されているときに、複数種類の保留変化演出の中に、その1回の特別図柄の変動内で完結する所要時間の保留変化演出と、完結しない所要時間の保留変化演出とがある場合には、完結する所要時間の保留変化演出が選択され行われるようにしてもよい。
(19)始動口装置10(振分装置20)を省略し、その代わりに非開閉式の第1始動口を設けてもよい。
(20)時短遊技状態又は確変遊技状態でも、前記同様に、保留図柄16aの表示態様を変更するようにしてもよい。
(21)保留図柄16aの表示態様(通常表示態様、特殊表示態様、示唆表示態様)については、前記以外の種々の表示態様としてもよい。
(22)その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施が可能であり、種々のパチンコ遊技機等の遊技機に本発明を適用可能である。
例えば、前記実施例では、大当り確率が高確率に設定される(「確変遊技状態」又は「潜確遊技状態」が設定される)と、大当りとならないで特図変動回数が非現実的な回数(例えば、10000 回)になると低確率(「通常遊技状態」)に設定変更され、つまり実質的には次回大当りとなるまで高確率が継続設定される所謂ループ機に本発明を適用した例であるが、大当り確率が高確率に設定されると、大当りとならないで特図変動回数が現実的な回数(例えば、約100 回)になると低確率に設定変更され、大当り確率が高確率に設定されている回数(例えば、約100 回)内で大当りとなる確率が数10%(例えば、約80%)となる所謂ST機に本発明を適用してもよい。
尚、ST機においては、「通常遊技状態」から小当りになると、小当り遊技(第1の有利特別遊技)終了後に、大当り確率が低確率に(つまり「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が)設定され、大当りになると、その大当りの種類に関わらず100 %の割合で、大当り遊技(第2の有利特別遊技)終了後に、大当り確率が高確率に(つまり「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が)設定される機種の採用が考えられる。
或いは、ST機において、大入賞口内に特定領域を設け、大当り遊技の特定のラウンド遊技中に、遊技球が特定領域を通過しないと、当該大当り遊技終了に大当り確率が低確率に(つまり「通常遊技状態」又は「時短遊技状態」が)設定され、遊技球が特定領域を通過すると、当該大当り遊技終了に大当り確率が高確率に(つまり「潜確遊技状態」又は「確変遊技状態」が)設定される機種の採用が考えられる。ここで、大当りの種類に応じて、特定領域を遊技球が通過し難い第1の有利特別遊技又は特定領域を遊技球が通過し易い第2の有利特別遊技が行われるものとする。尚、小当りを無くしてもよい。
1 パチンコ遊技機
16 画像表示装置
16a 保留図柄
41 特図取得手段
42 特図保留記憶手段
44a 大当り判定手段
44c 事前判定手段
71 保留表示制御手段
71a 保留変更手段
71c 保留変化示唆手段
72 保留変化演出制御手段
発明(遊技機(1))は、始動条件の成立により判定情報を取得する取得手段(41)と、前記取得手段(41)により取得された判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(44a)と、前記取得手段(41)により取得された判定情報を記憶可能な記憶手段(42)と、所定の保留表示手段(16)に前記記憶手段(42)に記憶されている判定情報ごとに保留図柄(16a)を所定の表示態様で表示させる保留表示制御手段(71)と、前記取得手段(41)により取得され判定情報に基づいて、前記判定手段(44a)が判定する前に、前記特別遊技を行うか否かを事前に判定する事前判定手段(44c)とを備え、前記保留表示制御手段(71)は、前記事前判定手段(44c)による判定結果に基づいて、前記保留図柄(16a)を通常表示態様、前記通常表示態様よりも前記特別遊技を行うと判定される期待度が高い第1特殊表示態様、および前記第1特殊表示態様よりも前記特別遊技を行うと判定される期待度が高い第2特殊表示態様の何れかの表示態様で表示可能であり、
第1の発明は、前記事前判定手段(44c)の判定結果に基づいて、前記保留図柄を前記第2特殊表示態様で表示すると決定された場合、前記第2特殊表示態様で表示する保留図柄を前記第1特殊表示態様で表示してから前記第2特殊表示態様に変更する保留変更手段(71a)と、前記保留変更手段(71a)により前記保留図柄(16a)を前記第1特殊表示態様から前記第2特殊表示態様に変更する場合において、当該保留図柄(16a)が前記第1特殊表示態様で表示されているときに、当該保留図柄(16a)の前記第1特殊表示態様が前記第2特殊表示態様に変化することを示唆する示唆図柄を、当該保留図柄(16a)に対応する判定情報よりも後に前記取得手段(41)により取得された判定情報に対応する前記通常表示態様で表示されている保留図柄(16a)に重ねて表示させることが可能な保留変化示唆手段(71c)とを有することを特徴とする。
第2の発明は、前記事前判定手段(44c)の判定結果に基づいて、前記保留図柄を前記第2特殊表示態様で表示すると決定された場合、該保留図柄を前記第1特殊表示態様で表示してから前記第2特殊表示態様に変更する保留変更手段(71a)と、前記保留変更手段(71a)により前記保留図柄(16a)を前記第1特殊表示態様から前記第2特殊表示態様に変更する場合において、当該保留図柄(16a)が前記第1特殊表示態様で表示されているときに、当該保留図柄(16a)の前記第1特殊表示態様が前記第2特殊表示態様に変化することを示唆する示唆図柄を、当該保留図柄(16a)に対応する判定情報よりも先に前記取得手段(41)により取得された判定情報に対応する前記通常表示態様で表示されている保留図柄(16a)に重ねて表示させることが可能な保留変化示唆手段(71c)とを有することを特徴とする。
の発明は、第1又は第2の発明において、前記保留表示制御手段(71)は、前記保留変更手段(71a) により前記保留図柄(16a)の表示態様が前記第1特殊表示態様から前記第2特殊表示態様に変更されることで、前記保留変化示唆手段(71c)による前記示唆図柄の表示を消去して前記通常表示態様で表示させることを特徴とする。
保留図柄16aの表示態様を特殊表示態様;●▲★の何れかに変更するか否かを判定する処理では、例えば、16(1)に示すように、表示態様が通常表示態様;○→第1特殊表示態様;●▲の何れか→第2特殊表示態様;▲★何れかに段階的に変更される保留図柄16aが、第1特殊表示態様;●▲の何れかで表示されていないときには、表示態様が以降変更されない特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されているか否かに関わらず(図16(1)では表示されていない)、第1保留表示状況であると判断されて、第1保留変化判定テーブル(図17(1)参照)が使用される。
一方、例えば、16(2)に示すように、表示態様が通常表示態様;○→第1特殊表示態様;●▲の何れか→第2特殊表示態様;▲★の何れかに段階的に変更される保留図柄16aが、第1特殊表示態様;●▲の何れか(図16(2)では●)で表示されているときには、その他に表示態様が以降変更されない特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されているか否かに関わらず(図16(1)では表示されていない)、第2保留表示状況であると判断されて、第2保留変化判定テーブル(図17(2)参照)が使用される。
保留変化シナリオを決定する処理では、例えば、18(1)に示すように、表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかの保留図柄16aが表示されていない(つまり、全ての保留図柄16aが通常表示態様;○で表示されている)ときには、第3保留表示状況であると判断されて、第1保留変化シナリオ決定テーブル(図19(1)参照)が使用され、一方、例えば、18(2)に示すように、表示態様が特殊表示態様;●▲★の何れかの1又は複数の保留図柄16aが表示(図18(2)では第1特殊表示態様;●の1つの保留図柄16aが表示)されているときには、第4保留表示状況であると判断されて、第2保留変化シナリオ決定テーブル(図19(2)参照)が使用される。
(2)保留変化示唆演出(図20、図21、図24)については、特図保留数や特図変動時間に基づいて、本来行われる予定であったものを行わないようにしてもよい。特別図柄が所定時間(例えば、5秒)以上の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出(保留変化演出、ガセ保留変化演出)を行わせ得るようにするが、特別図柄が所定時間未満の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出を行わせない(即ち禁止する)。例えば、保留変化示唆演出の開始から終了までの所要時間が最大で所定時間(例えば、5秒)として、保留変化示唆演出が1回の特別図柄の変動内で行われ得るように、特別図柄が所定時間未満の特図変動時間で変動表示されているときには、保留変化示唆演出を行わせない。

Claims (2)

  1. 始動条件の成立により判定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された判定情報に基づいて遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記取得手段により取得された判定情報を記憶可能な記憶手段と、
    所定の保留表示手段に前記記憶手段に記憶されている判定情報ごとに保留図柄を所定の表示態様で表示させる保留表示制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されている判定情報に基づいて前記特別遊技を行うか否かを事前に判定する事前判定手段とを備え、
    前記保留表示制御手段は、
    前記事前判定手段による判定結果に基づいて、前記保留図柄の表示態様を通常と異なる第1特殊表示態様に変更した後、前記第1特殊表示態様から前記第1特殊表示態様よりも前記特別遊技を行うと判定される期待度が高い第2特殊表示態様に変更することが可能な保留変更手段と、
    前記保留図柄が前記第1特殊表示態様で表示されているときに、当該保留図柄の前記第1特殊表示態様が前記第2特殊表示態様に変化することを示唆する示唆図柄を、当該保留図柄に対応する判定情報よりも後に前記取得手段により取得された判定情報に対応する保留図柄に重ねて表示させることが可能な保留変化示唆手段とを有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記保留表示制御手段は、
    前記保留変更手段により前記保留図柄の表示態様が前記第1特殊表示態様から前記第2特殊表示態様に変更されることで、前記保留変化示唆手段による前記示唆図柄の表示を消去することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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