JP2015228767A - インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 - Google Patents
インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015228767A JP2015228767A JP2014114177A JP2014114177A JP2015228767A JP 2015228767 A JP2015228767 A JP 2015228767A JP 2014114177 A JP2014114177 A JP 2014114177A JP 2014114177 A JP2014114177 A JP 2014114177A JP 2015228767 A JP2015228767 A JP 2015228767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner core
- core ribbon
- ribbon
- short direction
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
帯状の胴体部と、
前記胴体部の短手方向の一端から突出し、先端に突起部が設けられた凸部と、
前記胴体部の短手方向の他端から前記胴体部の内側に入り込むよう形成された凹部と、を備え、
前記胴体部は可塑性を有する樹脂からなり短手方向の前記一端より前記他端が厚くなるよう構成され、
前記胴体部の短手方向の前記他端に開口する前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅を含む所定範囲内の開口幅を有し、
前記胴体部の短手方向の前記他端と前記胴体部の主表面とが交わる角部は、曲率半径が0mm超0.9mm未満の曲面状に形成されている
インナーコアリボンが提供される。
前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅を中心として±30%の範囲内の開口幅を有する
第1の態様に記載のインナーコアリボンが提供される。
前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅よりも広い開口幅を有する
第1または第2の態様に記載のインナーコアリボンが提供される。
前記胴体部の短手方向の前記他端と前記胴体部の主表面とが交わる角部は、曲率半径が0.1mm以上0.3mm以下となる曲面状に形成されている
第1〜第3の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンが提供される。
前記凸部は、
前記胴体部から突出して伸び、前記胴体部と前記突起部とを接続する首部を備え、
前記凹部は、
前記胴体部の短手方向の前記他端に開口する狭溝と、
前記狭溝の奥側に設けられた中空部と、を備える
第1〜第4の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンが提供される。
前記凸部に設けられた前記突起部は、
前記胴体部の短手方向の断面が円形である
第1〜第5の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンが提供される。
押出成形により形成された
第1〜第6の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンが提供される。
第1〜第7の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンが螺旋状に巻かれ、互いに隣接する両端部同士が固定された筒状に構成され、
前記インナーコアリボンの両端部は、
互いに隣接する前記インナーコアリボンのうち、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部が、他方のインナーコアリボンの前記凹部に嵌め込まれ、前記突起部が嵌め込まれた側の前記胴体部の短手方向の前記他端に荷重が加わることで固定されている
インナーコアが提供される。
軸方向の径が異なる筒状に構成された
第8の態様に記載のインナーコアが提供される。
第1〜第7の態様のいずれかに記載のインナーコアリボンを螺旋状に巻きながら互いに隣接する両端部同士を固定することで、前記インナーコアリボンを筒状とするインナーコアリボン固定工程を有し、
前記インナーコアリボン固定工程は、
互いに隣接する前記インナーコアリボンのうち、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部を、他方のインナーコアリボンの前記凹部に嵌め込む嵌め込み工程と、
前記突起部が嵌め込まれた側の前記胴体部の短手方向の前記他端に荷重を加え、隣接する前記インナーコアリボン同士を固定する固定工程と、
を有する
インナーコアの製造方法が提供される。
前記嵌め込み工程では、
他方のインナーコアリボンの前記凹部の開口幅を拡張した後に、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部を前記凹部に嵌め込む
第10の態様に記載のインナーコアの製造方法が提供される。
筒状となった前記インナーコアリボンを周方向に捻って軸方向の径を異ならせる
第10または第11の態様に記載のインナーコアの製造方法が提供される。
(1)インナーコアリボンの構造
本発明の一実施形態に係るインナーコアリボンの構造について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るインナーコアリボン10の短手方向の断面斜視図である。
本発明の一実施形態に係るインナーコアの製造方法について、図2および図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るインナーコア100の製造方法を示す模式図である。図3は、本実施形態に係るインナーコア100,100a,100bを示す模式図である。
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
次に、本実施形態の変形例に係るインナーコアリボンの構造について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の変形例に係るインナーコアリボンの短手方向の断面図である。
図5は、実施例および比較例に係るインナーコアリボンの短手方向の断面図である。図5(a)〜(d)に示されているように、それぞれ、実施例1,2および比較例1,2のインナーコアリボンを試作した。以下の表1に、実施例1,2および比較例1,2のインナーコアリボンの各部寸法を示す。
以上のように試作した各種のインナーコアリボンを螺旋巻きに巻いて、インナーコアを試作した。比較例2においては、両端部のフックをかみ合わせた後、超音波を用いてそれらを融着させた。試作したそれぞれのインナーコアを、常温収縮チューブに挿入し、引き抜きに要する力を評価した。比較例2以外のインナーコアにおいては、いずれも適正な強さの力で容易に引き抜くことができ、そのときに要する力のばらつきもなかった。両端部のフックを融着させた比較例2は、強い力で引き抜かないと紐ほぐすことができず、また、一定の力で引き抜くことは困難であった。
上記と同様に試作した実施例1,2および比較例1のインナーコアを常温収縮チューブに挿入し、70℃で10日間、保管(常温収縮チューブを収縮させずに保持)し、インナーコアの変形の有無を評価した。以下にその結果を示す。
・実施例2:49本中44本が変形無し(約90%が良品)
・比較例1:18本中10本が変形無し(約56%が良品)
上記において良好な結果が得られた実施例1のインナーコアについて、より長時間の保管力評価を行った。すなわち、実施例1のインナーコアを常温収縮チューブに挿入し、70℃で20日間保管した後に、インナーコアの変形の有無を評価した。その結果、12本中12本とも変形は認められず良好な結果であった。
10r 角部
10s テーパ形状
10t 胴体部
11 凹部
11c 中空部
11n 狭溝
12 凸部
12c 突起部
12n 首部
20 インナーコア巻き付け装置
21 ガイド金具
22 芯金
23r,24r ローラ
100,100a,100b インナーコア
Claims (12)
- 帯状の胴体部と、
前記胴体部の短手方向の一端から突出し、先端に突起部が設けられた凸部と、
前記胴体部の短手方向の他端から前記胴体部の内側に入り込むよう形成された凹部と、を備え、
前記胴体部は可塑性を有する樹脂からなり短手方向の前記一端より前記他端が厚くなるよう構成され、
前記胴体部の短手方向の前記他端に開口する前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅を含む所定範囲内の開口幅を有し、
前記胴体部の短手方向の前記他端と前記胴体部の主表面とが交わる角部は、曲率半径が0mm超0.9mm未満の曲面状に形成されている
ことを特徴とするインナーコアリボン。 - 前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅を中心として±30%の範囲内の開口幅を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のインナーコアリボン。 - 前記凹部は、前記突起部の大きさと同一の幅よりも広い開口幅を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のインナーコアリボン。 - 前記胴体部の短手方向の前記他端と前記胴体部の主表面とが交わる角部は、曲率半径が0.1mm以上0.3mm以下となる曲面状に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインナーコアリボン。 - 前記凸部は、
前記胴体部から突出して伸び、前記胴体部と前記突起部とを接続する首部を備え、
前記凹部は、
前記胴体部の短手方向の前記他端に開口する狭溝と、
前記狭溝の奥側に設けられた中空部と、を備える
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインナーコアリボン。 - 前記凸部に設けられた前記突起部は、
前記胴体部の短手方向の断面が円形である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインナーコアリボン。 - 押出成形により形成された
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインナーコアリボン。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のインナーコアリボンが螺旋状に巻かれ、互いに隣接する両端部同士が固定された筒状に構成され、
前記インナーコアリボンの両端部は、
互いに隣接する前記インナーコアリボンのうち、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部が、他方のインナーコアリボンの前記凹部に嵌め込まれ、前記突起部が嵌め込まれた側の前記胴体部の短手方向の前記他端に荷重が加わることで固定されている
ことを特徴とするインナーコア。 - 軸方向の径が異なる筒状に構成された
ことを特徴とする請求項8に記載のインナーコア。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のインナーコアリボンを螺旋状に巻きながら互いに隣接する両端部同士を固定することで、前記インナーコアリボンを筒状とするインナーコアリボン固定工程を有し、
前記インナーコアリボン固定工程は、
互いに隣接する前記インナーコアリボンのうち、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部を、他方のインナーコアリボンの前記凹部に嵌め込む嵌め込み工程と、
前記突起部が嵌め込まれた側の前記胴体部の短手方向の前記他端に荷重を加え、隣接する前記インナーコアリボン同士を固定する固定工程と、
を有する
ことを特徴とするインナーコアの製造方法。 - 前記嵌め込み工程では、
他方のインナーコアリボンの前記凹部の開口幅を拡張した後に、一方のインナーコアリボンの前記凸部の前記突起部を前記凹部に嵌め込む
ことを特徴とする請求項10に記載のインナーコアの製造方法。 - 筒状となった前記インナーコアリボンを周方向に捻って軸方向の径を異ならせる
ことを特徴とする請求項10または11に記載のインナーコアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014114177A JP6357681B2 (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014114177A JP6357681B2 (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015228767A true JP2015228767A (ja) | 2015-12-17 |
JP6357681B2 JP6357681B2 (ja) | 2018-07-18 |
Family
ID=54885932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014114177A Active JP6357681B2 (ja) | 2014-06-02 | 2014-06-02 | インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6357681B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11512595A (ja) * | 1995-09-06 | 1999-10-26 | ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー | 高電圧ケーブル終末部のための応力制御 |
JP2002513903A (ja) * | 1998-05-01 | 2002-05-14 | ユニバーシティ カレッジ ロンドン | 柔軟性チューブ状コンジットのための螺旋状に巻かれた補強部品の改良又は関連する改良 |
JP2010213428A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Viscas Corp | コア紐からなる拡径保持部材および拡径保持部材を用いた常温収縮チューブユニット |
-
2014
- 2014-06-02 JP JP2014114177A patent/JP6357681B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11512595A (ja) * | 1995-09-06 | 1999-10-26 | ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー | 高電圧ケーブル終末部のための応力制御 |
JP2002513903A (ja) * | 1998-05-01 | 2002-05-14 | ユニバーシティ カレッジ ロンドン | 柔軟性チューブ状コンジットのための螺旋状に巻かれた補強部品の改良又は関連する改良 |
JP2010213428A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Viscas Corp | コア紐からなる拡径保持部材および拡径保持部材を用いた常温収縮チューブユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6357681B2 (ja) | 2018-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102026037B1 (ko) | 광 케이블 | |
DK157585B (da) | Plastkerne til en elastisk krympelig, roerformet beklaedning | |
US20100012350A1 (en) | Reinforcing Support Element For A Resilient Sheath | |
RU2012134996A (ru) | Опрессованный соединитель и сборочный узел для композитных кабелей и способы их изготовления и использования | |
US20150233446A1 (en) | Connector for synthetic and coated wire rope | |
JPH0928015A (ja) | 弾性的スリーブ用支持体及びその製造方法 | |
US20170012418A1 (en) | Ringed Tubular Sheath Comprising an Internal Clamping Means | |
JP6357681B2 (ja) | インナーコアリボン、インナーコアおよびインナーコアの製造方法 | |
US10199817B2 (en) | Variable diameter core termination with variable diameter housing | |
US8192816B2 (en) | Support coil with mechanical locking device and method for its manufacture | |
CN101673924B (zh) | 由芯绳形成的扩径保持部件及使用其的常温收缩性管单元 | |
JP2010213428A (ja) | コア紐からなる拡径保持部材および拡径保持部材を用いた常温収縮チューブユニット | |
CN219648590U (zh) | 一种医用弹簧鞘管弹簧转绕舌片 | |
DE102013213421A1 (de) | Kabel zur Signalübertragung zwischen einem Sender und Empfänger, sowie Verfahren zur Herstellung eines Kabels | |
JP6024042B2 (ja) | スパイラルコア、電力ケーブル接続用のゴムユニット | |
HUT77729A (hu) | Előnyújtott rugalmas termék | |
AU2017330867B2 (en) | Optical fiber unit and optical fiber cable | |
KR20120047478A (ko) | 나선형 코어를 이용한 케이블 접속공법 | |
JP4995504B2 (ja) | 環状構造体 | |
JP2000217217A (ja) | 呼び線 | |
SE1050973A1 (sv) | Kabel och förfarande för framställning därav | |
KR100632055B1 (ko) | 초전도 케이블의 다심 코어 연합용 스페이서 및 이를 이용한 연합방법 | |
JPH09210288A (ja) | 常温収縮性被覆部材 | |
US1799158A (en) | of milan | |
US20060137183A1 (en) | Recoverable assembly and method of enclosing an elongated substrate using such an assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160428 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20170120 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170602 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180522 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6357681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |