JP2015227906A - 背面投写型マルチディスプレイ装置 - Google Patents

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中村 恵司
Keiji Nakamura
恵司 中村
覚 岡垣
Manabu Okagaki
覚 岡垣
彰太 中原
Shota Nakahara
彰太 中原
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Abstract

【課題】 複数の画像の境界部の繋ぎ目をなくし、自然な映像を得ることを可能にする。
【解決手段】 少なくとも2以上の投写光学ユニット101,201と、投写光学ユニット101,201と同数のフレネルレンズスクリーン102,202と、投影スクリーン103とを備え、フレネルレンズスクリーン102,202は、角度調整機構104,204を有し、投写光学ユニット101,201から投写された光線をフレネルレンズスクリーン102,202の面に垂直に出射するように変換し、角度調整機構は、第1のフレネルレンズスクリーン102の出射した光線が投影スクリーン103の面に垂直となるように第1のフレネルレンズスクリーン102の投影スクリーン103に対する角度を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の投写光学ユニットによって背面から投写された複数の画像を並べて表示する背面投写型マルチディスプレイ装置に関する。
より高い臨場感を得るために複数の背面投写型ディスプレイ装置を並べて配置して、大きな画面を得る背面投写型ディスプレイ装置が提案されている。従来の背面投写型ディスプレイ装置を説明する。背面投写型ディスプレイ装置は、複数の投写光学ユニットが一定の間隔で配置されており、所定の距離だけ離れた前方に配置された投影スクリーン上に画像光を投写する。「画像光」とは、画像情報を有する光のことである。投写光学ユニットと投影スクリーンとの間には、フレネルレンズスクリーンが配置されている。「フレネルレンズ」とは、通常のレンズを同心円状の領域に分割することにより厚みを減じたレンズである。「フレネルレンズスクリーン」とは、フレネルレンズをシート状に配置したスクリーンである。フレネルレンズスクリーンは、投写光学ユニットから投写された光線をフレネルレンズスクリーンの面に対して垂直に出射するように方向を変換する。そして、投写光学ユニットから投写された光線は、投影スクリーンを垂直に透過するように作用する。フレネルレンズスクリーンに投写される光線は、隣り合う画面の領域にはみ出る余剰部分をもつように設定される。フレネルレンズスクリーンの投写光学ユニット側の面には黒色の平板状またはテーパ状の遮蔽板が設けられ、余剰表示光を遮蔽し、画像の境界部を自然にする(例えば、特許文献1参照)。
特許3342560号公報(第2頁)
しかしながら、特許文献1の方法では、投写画像の境界部で映像が位置ずれをしないように、各投写光学ユニットの位置とフレネルレンズスクリーン及びフレネルレンズスクリーン上に設けた遮蔽板の位置とを高い精度で配置しない場合には、投写映像の繋ぎ目で映像の位置がずれるという問題がある。又は、投写映像の繋ぎ目で、黒筋がはいるという問題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、フレネルレンズスクリーンの出射した光線が投影スクリーンの面に垂直となるようにフレネルレンズスクリーンの投影スクリーンに対する角度を変更する背面投写型マルチディスプレイ装置を得るものである。
本発明に係わる背面投写型マルチディスプレイ装置は、投写光を発する2以上の投写光学ユニットと、前記投写光学ユニットに対応し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を透過する2以上のフレネルレンズスクリーンと、前記フレネルレンズスクリーンから出射された投写光を入射する投影スクリーンとを備え、前記フレネルレンズスクリーンは、角度調整機構を有し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を前記フレネルレンズスクリーンの面に対して垂直となるように変換して出射し、前記角度調整機構は、前記フレネルレンズスクリーンの出射した投写光による複数の映像の共通部分が前記投影スクリーン上で一致するように、前記投影スクリーンに対する前記第1のフレネルレンズスクリーンの角度を変更することを特徴とする。
本発明に係る背面投写型マルチディスプレイ装置によれば、簡易な組み立てにより投写映像の繋ぎ目で映像の位置がずれることなく、黒筋を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置角度を調整する前の図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置角度を変更す角度調整機構の図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置の投影スクリーンの全面に投影された映像の図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置の1つの投写光学ユニットから投影された映像の図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置の他の1つの投写光学ユニットから投影された映像の図である。 本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置位置の調整した後の図である。 本発明の実施の形態2に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置角度を調整する前の図である。 本発明の実施の形態2に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置角度を変更する調整機構の図である。 本発明の実施の形態2に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置位置の調整後の図である。 本発明の実施の形態2に係る背面投写型マルチディスプレイ装置のフレネルレンズスクリーンの配置位置を変更した図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。説明を容易にするために、各図中にXYZ直交座標の座標軸を示す。以下の説明において、背面投写型マルチディスプレイ装置100の前方を+Z軸方向とし、後方を−Z軸方向とする。前方を向いて左側を+X軸方向とし、右側を−X軸方向とする。背面投写型マルチディスプレイ装置100の上方向(空の方向)を+Y軸方向とし、背面投写型マルチディスプレイ装置100の下方向(地面の方向)を−Y軸方向とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係る背面投写型マルチディスプレイ装置100の斜視図である。背面投写型マルチディスプレイ装置100は、第1の投写光学ユニット101、第2の投写光学ユニット201、第1のフレネルレンズスクリーン102、第2のフレネルレンズスクリーン202及び投影スクリーン103を備える。第1のフレネルレンズスクリーン102は、第1の角度調整機構104を有する。第2のフレネルレンズスクリーン202は、第2の角度調整機構204を有する。
図2は、フレネルレンズスクリーン102,202の配置角度を調整する前の背面投写型マルチディスプレイ装置100の図である。図2の上側には、背面投写型マルチディスプレイ装置100を+Y軸方向から見た構成図が示され、下側には、X軸方向の位置関係が一致するように、映像111が表示された投影スクリーン103の図が示されている。図3は、フレネルレンズスクリーン102,202の配置角度を変更する角度調整機構104の図である。なお、角度調整機構204は、角度調整機構104と同じ構成部品を有して、Y−Z平面に対して面対称の構成をしている。角度調整機構204に関する説明は、角度調整機構104の説明に代えて省略する。図4は、投影スクリーン103の全面に投影された映像111の図である。図5は、第1の投写光学ユニット101から投影された映像110の図である。図6は、第2の投写光学ユニット201から投影された映像210の図である。図7は、フレネルレンズスクリーン102,202の配置角度の調整した後の図である。図7の上側には、背面投写型マルチディスプレイ装置100を+Y軸方向から見た構成図が示され、下側には、X軸方向の位置関係が一致するように、映像111が表示された投影スクリーン103の図が示されている。各図において、同一または対応する構成については同一符号を付し、他の図で説明した内容に関しては、その説明を省略する。
<第1の投写光学ユニット101>
まず、第1の投写光学ユニット101について説明する。なお、第2の投写光学ユニット201は、第1の投写光学ユニット101と同様の構成をしているため、その構成の説明を省略する。
第1の投写光学ユニット101は、投影スクリーン103の−Z軸側の−X軸側に配置されている。なお、第2の投写光学ユニット201は、投影スクリーン103の−Z軸側の+X軸側に配置されている。第1の投写光学ユニット101は、照明ユニットと投写レンズユニットとで構成されている。照明ユニットは、LED、コリメートレンズ、レンズ、ミラー、プリズム及びDMD(デジタルミラーデバイス)を有している。LEDは、光源として用いられる。レンズは、例えば、ダイクロイックミラーなどである。DMDは、光変調素子である。照明ユニットを構成する部品は、矩形状のキャビネットに配置される。また、照明ユニットを構成する部品は、接着などの方法でキャビネットの内部に固定される。
光源から出射されたLED光は、上述のレンズ、ミラー及びプリズムを通過し、DMDに入射する。DMDは、外部から入力された画像信号に基づいて各微小ミラーの角度を変更する。これにより、DMDは、入射されたLED光を投写レンズユニットへ反射するか否かを切り替える。このように投写光学ユニット101のDMDは、映像情報を映像光として、投写レンズユニットに与える。「映像光」とは、画像情報を有する光のことである。
投写レンズユニットは、投写レンズ群から構成される。投写レンズユニットの投写レンズ群は、円筒状の鏡筒に配置され、熱かしめ等の方法で固定される。投写レンズユニットの鏡筒は、照明ユニットのキャビネットのDMDと対向する側面に位置決めされる。また、投写レンズユニットの鏡筒は、ビス等で固定される。照明ユニットのDMDで反射された映像光は、投写レンズユニットの投写レンズ群を通して拡大投写される。
<フレネルレンズスクリーン102,202>
次に、第1のフレネルレンズスクリーン102について説明する。なお、第2のフレネルレンズスクリーン202は、第1のフレネルレンズスクリーン102と同様の構成をしているので、第1のフレネルレンズスクリーン102で説明した内容に関しては、その説明を省略する。
第1のフレネルレンズスクリーン102は、第1の投写光学ユニット101と投影スクリーン103との間に配置されている。第1のフレネルレンズスクリーン102は、投影スクリーン103の−Z軸側の−X軸側に配置されている。第1のフレネルレンズスクリーン102は、投影スクリーン103に対して、投影スクリーン103の中央方向を向くように傾けて配置されている。つまり、第1のフレネルレンズスクリーン102は、+Y軸方向から見て、Y軸を回転軸として、投影スクリーン103に対して、反時計回りに回転して配置されている。
一方、第2のフレネルレンズスクリーン202は、第2の投写光学ユニット201と投影スクリーン103との間に配置されている。第2のフレネルレンズスクリーン202は、投影スクリーン103の−Z軸側の+X軸側に配置されている。第2のフレネルレンズスクリーン202は、投影スクリーン103に対して、投影スクリーン103の中央方向を向くように傾けて配置されている。つまり、第2のフレネルレンズスクリーン202は、+Y軸方向から見て、Y軸を回転軸として、投影スクリーン103に対して、時計回りに回転して配置されている。
第1の投写光学ユニット101から投写された光線は、第1のフレネルレンズスクリーン102に入射する。第1のフレネルレンズスクリーン102は、入射した光線をフレネルレンズスクリーン面に垂直に出射するように変換する。投影スクリーン103は、第1のフレネルレンズスクリーン102から投写された光線を透過し、映像110を表示する。
第2の投写光学ユニット201は、第1の投写光学ユニット101と同じ構成をしている。第2のフレネルレンズスクリーン202は、第2の投写光学ユニット201から投写された光線を、フレネルレンズスクリーン面に垂直に出射するように変換する。投影スクリーン103は、第2のフレネルレンズスクリーン202から投写された光線を透過し、映像210を表示する。
第1のフレネルレンズスクリーン102は、第1の角度調整機構104を備える。第1の角度調整機構104は、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上で一致するように、第1のフレネルレンズスクリーン102の投影スクリーン103に対する角度を変更する。角度は、複数の画像の共通する部分の長さを決定すると、第1のフレネルレンズスクリーン102と投影スクリーン103との間の距離から決定されるが、通常3度から10度の間に設計される。
第1の角度調整機構104は、保持ベース105、機構ベース106、ピボット107、スプリング108及びスクリュー109を備える。保持ベース105は、フレネルレンズスクリーン102を保持する部品である。機構ベース106は、第1の角度調整機構104のフレームに取り付けられている。機構ベース106の一端は、保持ベース105の一端にピボット107で接続されている。保持ベース105は、機構ベース106に対して、ピボット107(Y軸)を中心として回転できる。ピボット107は、上述のように、機構ベース106と保持ベース105とを回転可能に接続するヒンジの機能を有する。ピボット107は、Y軸に平行な軸を有する。そして、保持ベース105は、機構ベース106に対して、この軸(Y軸)を回転軸として回転できる。スプリング108は、機構ベース106の他端部と保持ベース105の他端部を繋いでいる。スプリング108は、機構ベース106に対して、保持ベース105を、+Y軸方向から見て反時計回りに回転させる力を生じさせている。スクリュー109は、先端が保持ベース105に接続されている。そして、スクリュー109は、機構ベース106にはめ込まれている。スクリュー109は、Z軸に平行に配置されている。スクリュー109を回転させると、スクリュー109の先端の機構ベース106に対して突出量は、大きくなる。一方、スクリュー109を反対側に回転させると、スクリュー109の先端の機構ベース106に対して突出量は、小さくなる。つまり、スクリュー109を回転させることで、保持ベース105の機構ベース106に対するピボット107を中心とする角度は、スクリュー109の先端の機構ベース106に対して突出量を変えることで変更することができる。
第2のフレネルレンズスクリーン202は、第2の角度調整機構204を備える。第2の角度調整機構204は、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上で一致するように、第2のフレネルレンズスクリーン202の投影スクリーン103に対する角度を変更する。
第1のフレネルレンズスクリーン102が投影スクリーン103となす角度と、第2のフレネルレンズスクリーン202が投影スクリーン103となす角度とは等しく、Y−Z平面又はX−Y平面に関して面対称である。
図4は、投影スクリーン103の全面に投写された映像111の一例を示す図である。図5は、投影スクリーン103に映像111が投写されたときに第1の投写光学ユニット101から投写された映像110を示す図である。図6は、投影スクリーン103に映像111が投写されたときに第2の投写光学ユニット201から投写された映像210を示す図である。映像110の右側部分と映像210の左側部分とには、共通する映像部分がある。映像110は、水平方向の大きさが映像111の左側半分より共通する映像部分だけ大きい映像である。映像210は、水平方向の大きさが映像111の右側半分より共通する映像部分だけ大きい映像である。
図2に示すように、背面投写型マルチディスプレイ装置100には、第1の投写光学ユニット101、第1のフレネルレンズスクリーン102、第2の投写光学ユニット201及び第2のフレネルレンズスクリーン202が配置されている。
投影スクリーン103上で、第1のフレネルレンズスクリーン102及び第2のフレネルレンズスクリーン202から投写された映像は、共通部分を持つ。つまり、投影スクリーン103上で、映像110の右側(+X軸側)の画像と映像210の左側(−X軸側)の画像とは重なって表示されている。第1のフレネルレンズスクリーン102及び第2のフレネルレンズスクリーン202のそれぞれが投影スクリーン103ともつ角度に応じて、映像110,210の投影スクリーン103上の投射位置が水平方向(X軸方向)にずれるからである。つまり、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上でずれていると、映像111における繋ぎ目が不自然になる。
第1の角度調整機構104のスクリュー109を回動させると、保持ベース105は、ピボット107を中心に回動する。これにより、第1のフレネルレンズスクリーン102の投影スクリーン103に対する角度が変更される。第1のフレネルレンズスクリーン102の投影スクリーン103に対する角度が変更されると、投影スクリーン103上の映像110が水平方向(X軸方向)に移動する。映像110を水平方向に移動させることで、映像210と映像110との共通部分の投影される位置が一致する。これにより、不自然な繋ぎ目のない映像111を得る。図7は、背面投写型マルチディスプレイ装置100の第1のフレネルレンズスクリーン102の配置位置を調整した後の図である。図7は、映像110と映像210との位置を調整し、不自然な繋ぎ目がない状態の映像111を示す。
スクリュー109のピッチを適当な値とすれば、映像110が水平方向に移動し、映像210との共通部分の投影される位置を、ずれることなく一致させることができる。
調整後、与圧機構または接着剤などを使用してスクリュー109を固定すれば、背面投写型マルチディスプレイ装置に振動や衝撃が加わっても、画像の位置がずれることはない。
実施の形態1では、映像210を固定し、角度調整機構104を使用して映像110を移動させて全体の映像111を作成した。しかし、角度調整機構104と角度調整機構204との両方を使用すれば、映像110及び映像210それぞれの水平方向の位置を移動させ、映像110及び映像210の共通部分を一致させることができる。
また、実施の形態1では、投写光学ユニット101,201を固定し、フレネルレンズスクリーン102,202の角度を調整して画像の位置を調整した。しかし、フレネルレンズスクリーン102,202の位置を固定し、投写光学ユニット101,201の角度を調整しても画像の位置を調整することができる。
さらに、実施の形態1では、調整後にスクリュー109を固定したが、映像110又は映像210の位置ずれ量を検出し、ずれ量に応じてモーターとスクリュー109とを組み合わせてフレネルレンズスクリーン102又はフレネルレンズスクリーン103の角度を調整する構成にしてもよい。車載用の背面投写型マルチディスプレイ装置においては、振動や衝撃によって画面の位置ずれが生じやすいため、特に有効である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。実施の形態2における背面投写型マルチディスプレイ装置100は、第1の位置調整機構304及び第2の位置調整機構404を有する点が実施の形態1とは異なる。
図8は、本発明の実施の形態2に係る背面投写型マルチディスプレイ装置100のフレネルレンズスクリーン302,402の位置を調整する前の図である。図8の上側には、背面投写型マルチディスプレイ装置100を+Y軸方向から見た構成図が示され、下側には、X軸方向の位置関係が一致するように、映像111が表示された投影スクリーン103の図が示されている。図9は、フレネルレンズスクリーン302,402の位置を変更する位置調整機構の図である。図10は、フレネルレンズスクリーン302,402の位置の調整した後の図である。図8〜10において、図1〜図7と同一の構成要素については同一符号を付し、説明を省略する。
第1の投写光学ユニット101から投写された光線は、第3のフレネルレンズスクリーン302に入射する。第3のフレネルレンズスクリーン302は、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上で一致するように、入射した光線を変換する。
第3のフレネルレンズスクリーン302は、投影スクリーン103とZ−X平面上で平行に配置されている。つまり、第3のフレネルレンズスクリーン302と投影スクリーン103とは、X−Y平面に平行に配置されている。第3のフレネルレンズスクリーン302は、第1の位置調整機構304を備えている。第1の位置調整機構304は、第3のフレネルレンズスクリーン302の位置を、投影スクリーン103に対してZ−X平面上で平行に移動させる。つまり、第1の位置調整機構304は、第3のフレネルレンズスクリーン302をX軸方向に移動させる。
第1の位置調整機構304は、保持ベース305、機構ベース306、スプリング307,308、スクリュー309及びスライド支持ベース310を備える。保持ベース305は、第3のフレネルレンズスクリーン302を保持する部品である。機構ベース306は、第1の位置調整機構304のフレームに取り付けられている。スプリング307,308は、機構ベース306と保持ベース305を繋いでいる。スプリング307,308は、機構ベース306に対して、保持ベース305を、−X軸方向に移動させる力を生じさせている。スクリュー309は、先端が保持ベース305に接続されている。そして、スクリュー309は、機構ベース306にはめ込まれている。スクリュー309は、X軸に平行に配置されている。スクリュー309を回転させると、スクリュー309の先端の機構ベース306に対して突出量は、大きくなる。一方、スクリュー309を反対側に回転させると、スクリュー309の先端の機構ベース306に対して突出量は、小さくなる。つまり、スクリュー309を回転させることで、保持ベース3105の機構ベース306に対する位置は、スクリュー309の先端の機構ベース306に対して突出量を変えることで変更することができる。
第2の投写光学ユニット201は、第1の投写光学ユニット101と同じ構成をしている。第4のフレネルレンズスクリーン402は、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上で一致するように、第2の投写光学ユニット201から投写された光線を変換する。
第4のフレネルレンズスクリーン402は、投影スクリーン103とZ−X平面上で平行に配置されている。つまり、第4のフレネルレンズスクリーン402と投影スクリーン103とは、X−Y平面に平行に配置されている。第4のフレネルレンズスクリーン402は、第2の位置調整機構404を備える。第2の位置調整機構404は、第4のフレネルレンズスクリーン402の位置を、投影スクリーン103に対してZ−X平面上で平行に移動させる。つまり、第2の位置調整機構404は、第4のフレネルレンズスクリーン402をX軸方向に移動させる。
図8に示すように、背面投写型マルチディスプレイ装置100には、第1の投写光学ユニット101、第3のフレネルレンズスクリーン302、第2の投写光学ユニット201及び第4のフレネルレンズスクリーン402が配置されている。
投影スクリーン103上に、第3のフレネルレンズスクリーン302から投写された映像110及び第4のフレネルレンズスクリーン402から投写された映像210は、共通する映像部分を持つ。映像110は、水平方向の大きさが映像111の左側半分より共通する映像部分だけ大きい映像である。映像210は、水平方向の大きさが映像111の右側半分より共通する映像部分だけ大きい映像である。
第3のフレネルレンズスクリーン302及び第4のフレネルレンズスクリーン402のそれぞれが投影スクリーン103に投射した位置に応じて、第3のフレネルレンズスクリーン302及び第4のフレネルレンズスクリーン402から投写された映像110,210の投射位置が水平方向にずれるからである。つまり、映像110及び映像210の共通部分が、投影スクリーン103上でずれていると、映像111における繋ぎ目が不自然になる。
第1の位置調整機構304のスクリュー309を回動させると、保持ベース305は、水平方向(X軸方向)に移動する。これにより、第3のフレネルレンズスクリーン302の投影スクリーン103に対する水平方向の位置が変更される。第3のフレネルレンズスクリーン302の投影スクリーン103に対するX軸方向の位置が変更されると、投影スクリーン103上の映像110が(X軸方向)に移動する。映像110を水平方向に移動させることで、映像210と映像110との共通部分の投影される位置が一致する。これにより、不自然な繋ぎ目のない映像111を得る。図10は、背面投写型マルチディスプレイ装置100の第3のフレネルレンズスクリーン302の配置位置を調整した後の図である。図10は、映像110と映像210との位置を調整し、不自然な繋ぎ目がない状態の映像111を示す。
スクリュー309のピッチを適当な値とすれば、映像110が水平方向に移動し、映像210との共通部分の投影される位置を、ずれることなく一致させることができる。
調整後、与圧機構または接着剤などを使用してスクリュー309を固定すれば、背面投写型マルチディスプレイ装置に振動や衝撃が加わっても、画像の位置がずれることはない。
実施の形態2では、映像210を固定し、位置調整機構304を使用して映像110を移動させて全体の映像111を作成した。しかし、位置調整機構304と位置調整機構404との両方を使用すれば、映像110及び映像210それぞれの水平方向の位置を移動させ映像110及び映像210の共通部分を一致させることができる。
また、実施の形態2では、投写光学ユニット101,201を固定し、フレネルレンズスクリーン302,402の位置を調整して画像の位置を調整した。しかし、フレネルレンズスクリーン302,402の位置を固定し、投写光学ユニット101,201の位置を調整しても同様の効果を得ることができる。
さらに、実施の形態2では、調整後にスクリュー309を固定したが、映像110又は映像210の位置ずれ量を検出し、ずれ量に応じてモーターとスクリュー309とを組み合わせてフレネルレンズスクリーン302又はフレネルレンズスクリーン402の位置を調整する構成にしてもよい。車載用の背面投写型マルチディスプレイ装置においては、振動や衝撃によって画面の位置ずれが生じやすいため、特に有効である。
図11は、フレネルレンズスクリーン302,402の配置する位置を調整した後の背面投写型マルチディスプレイ装置100の図である。図11の上側には、背面投写型マルチディスプレイ装置100を+Y軸方向から見た構成図が示され、下側には、X軸方向の位置関係が一致するように、映像111が表示された投影スクリーン103の図が示されている。図11では、図8、10で示した共通する映像部分を有さない。つまり、図11では、投影スクリーン103上に分割された映像310が2つ表示されている。図11に示すように、フレネルレンズスクリーン302,402の移動量を充分にとれば、分割した2つの映像を投影することも可能である。
なお、上述の各実施の形態においては、「水平」、「垂直」又は「平行」などの部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す用語を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す記載をした場合には、製造上の公差又は組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを示している。
なお、以上のように本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限るものではない。
100 背面投写型マルチディスプレイ装置
101 第1の投写光学ユニット
102 第1のフレネルレンズスクリーン
103 投影スクリーン
104 第1の角度調整機構
105 保持ベース
106 機構ベース
107 ピボット
108 スプリング
109 スクリュー
110 第1の投写光学ユニット101から投写された映像
111 投影スクリーン103の全面に投写された映像
201 第2の投写光学ユニット
202 第2のフレネルレンズスクリーン
204 第2の角度調整機構
210 第2の投写光学ユニット201から投写された映像
302 第3のフレネルレンズスクリーン
304 第1の位置調整機構
305 保持ベース
306 機構ベース
307,308 スプリング
309 スクリュー
310 投写された映像
402 第4のフレネルレンズスクリーン
404 第2の位置調整機構

Claims (2)

  1. 投写光を発する2以上の投写光学ユニットと、
    前記投写光学ユニットに対応し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を透過する2以上のフレネルレンズスクリーンと、
    前記フレネルレンズスクリーンから透過された投写光を入射する投影スクリーンとを備え、
    前記フレネルレンズスクリーンは、角度調整機構を有し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を前記フレネルレンズスクリーンの面に対して垂直となるように変換して出射し、
    前記角度調整機構は、前記2以上のフレネルレンズスクリーンから透過された投写光による複数の映像の共通部分が前記投影スクリーン上で一致するように、前記投影スクリーンに対する前記フレネルレンズスクリーンの角度を変更する
    ことを特徴とする背面投写型マルチディスプレイ装置。
  2. 投写光を発する2以上の投写光学ユニットと、
    前記投写光学ユニットに対応し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を透過する2以上のフレネルレンズスクリーンと、
    前記フレネルレンズスクリーンから透過された投写光を入射する投影スクリーンとを備え、
    前記フレネルレンズスクリーンは、位置調整機構を有し、前記投写光学ユニットから発せられた投写光を前記フレネルレンズスクリーンの面に対して垂直となるように変換して出射し、
    前記位置調整機構は、前記2以上のフレネルレンズスクリーンの出射した投写光による複数の映像の共通部分が前記投影スクリーン上で一致するように、前記フレネルレンズスクリーンの位置を前記投影スクリーンに対して平行に移動する
    ことを特徴とする背面投写型マルチディスプレイ装置。
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