JP2015227801A - 検査用照明方法、及び、検査用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象面の形状に関わらず、検査対象面の全域に光射出機構からの光を均一に照射できる検査用照明方法、及び、検査用照明装置を提供する。【解決手段】発光面を有する光射出機構と、曲面状又は凹凸面状の検査対象面及び前記光射出機構の間に設けられたレンズと、を用いて、前記検査対象面に前記発光面から射出された光を照射する検査用照明方法であって、前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点がそれぞれ前記レンズにより結像するように前記発光面の形状を設定する。【選択図】図4

Description

本発明は、検査対象面に光を照射して検査するための検査用照明方法、及び、検査用照明装置に関するものである。
例えば製品の外観検査を行う場合、特許文献1に記載されているような同軸照明を用いて検査対象物における検査対象面に対して光を照射し、検査対象面からの反射光、又は、散乱光をカメラで撮像して検査対象面の形状誤差や欠陥の有無を画像処理によって判別する事が行われている。
ところで、特許文献1で用いられている同軸照明の光射出機構は平面の発光面を有するものであるため、例えば前記検査対象面が曲面であったり、凹凸面であったりする場合、レンズによって光射出機構から射出された光を集光しても、前記検査対象面の一部でしか発光面が結像しない。そして、検査対象面の大部分では像が結んでいない不均一でぼやけた状態での光照射しか行えていないことは、検査対象面の形状判定や欠陥検出に係る精度を低下させる原因になっていることを本願発明者は鋭意検討の結果見出したのである。
特開2012−185270号公報
本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、検査対象面の形状に関わらず、検査対象面の全域に光射出機構からの光を均一に照射できる検査用照明方法、及び、検査用照明装置を提供することを目的とする。
本発明は検査対象面が曲面又は凹凸面であってもどの検査対象点にも同じ照射態様を実現するには、発光面の形状自体を検査対象面の形状に合わせて適切なものにしなくてはならないことを本願発明者が鋭意検討の結果初めて見出したことによりなされたものである。
すなわち、本発明は、発光面を有する光射出機構と、曲面状又は凹凸面状の検査対象面及び前記光射出機構の間に設けられたレンズと、を用いて、前記検査対象面に前記発光面から射出された光を照射する検査用照明方法であって、前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点がそれぞれ前記レンズにより結像するように前記発光面の形状を設定することを特徴とする。
また、本発明は、発光面を有する光射出機構と、曲面状又は凹凸面状の検査対象面及び前記光射出機構の間に設けられたレンズと、を備え、前記検査対象面に前記発光面から射出された光を照射する検査用照明装置であって、前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点がそれぞれ前記レンズにより結像するように前記発光面の形状が形成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、曲面状又は凹凸面状の前記検査対象面の形状(プロファイル)に応じて、前記発光面を固有の形状に形成して、前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点が結像されるようにしているので、前記検査対象面の全面に亘って、均一な光を照射する事が可能となる。
したがって、本発明の検査用照明方法であれば従来では難しかった検査対象面の形状自体の精密検査や、検査対象面上にある微細な欠陥をも検出も可能となる。
前記発光面の形状を計算によって容易に決定するには、前記検査対象面の各点から前記レンズの主面までの距離a、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点から前記レンズの主面までの距離b、前記レンズの焦点距離fが、ガウスの結像公式1/a+1/b=1/fを満たすように前記発光面の形状を設定すればよい。
前記レンズを介することにより、前記発光面が倒立の実像として前記検査対象面に結像されることを考慮して前記発光面の形状を決定するには、前記検査対象面の各点と、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点と、を結ぶ仮想線のうちの少なくとも一部が前記レンズの主光軸に対して交差するように前記発光面の形状を設定すればよい。
例えば缶の内部底面における欠陥検査において効果的な前記発光面の具体的な形状例としては、前記検査対象面が前記レンズ側へ凸形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凹形状をなすように前記発光面の形状を設定するものが挙げられる。
本発明の別の具体的な実施の態様としては、前記検査対象面が前記レンズ側へ凹形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凸形状をなすように前記発光面の形状を設定するものが挙げられる。
このように本発明の検査用照明方法及び検査用照明装置によれば、検査対象面の形状が平面ではなく、複雑形状であったとしてもその全面に発光面を結像させて均一な光を照射することができ、検査精度を従来よりも向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る検査システムの外観を示す模式的斜視図。 同実施形態における検査システムの内部構造を示す模式的断面図。 同実施形態における照射光学系について示す模式図。 同実施形態における発光面の形状の設定方法について示す模式図。 同実施形態における発光面の形状の一変形例を示す模式図。 同実施形態における発光面の形状の別の変形例を示す模式図。 本発明の別の実施形態に係る検査用照明装置を示す模式図。 本発明のさらに別の実施形態に係る検査用照明装置を示す模式図。 本発明の異なる実施形態に係る検査用照明装置を示す模式図。
本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態の検査用照明装置100と、撮像装置Cにより構成される検査システム200は、検査対象Wを撮像する方向と、検査対象Wを照明する方向とが一致している、いわゆる、同軸照明であり、検査対象Wの欠陥が撮像装置Cにより撮像された画像中に明暗差として現れるようにするために用いられるものである。ここで、検査対象Wの欠陥などの特徴点とは、例えば、表面の傷や、外観の形状、穴の有無等多岐に亘る不具合やその他の特徴種を含むものである。
前記検査用照明装置100は、図1の斜視図、及び図2の断面図に示すように概略L字状の筐体を有するものであり、その内部に、検査光を光射出機構1から検査対象Wに照射する照射光路L1と、検査対象Wからの反射光が撮像装置Cに至るまでの反射光路L2と、を形成してある。より具体的には、水平方向に延びる第1筒状体91と、上下方向に延びる第2筒状体92と、がそれぞれ箱体93に接続してあり、上下方向に延びる第2筒状体92の上面開口側に撮像装置Cが取り付けられ、前記箱体93の下面開口に検査対象Wが載置されるものである。
図2の断面図、図3(a)の簡略化した光路図に示すように前記照射光路L1はL字状に形成されており、水平方向に検査光が進む第1光路L11と、反射されて下向きに進む第2光路L12とから構成してある。
前記第1光路L11上には、検査光が進む順番に、検査光を射出する光射出機構1と、前記光射出機構1の近傍に設けられた第2絞り32と、前記光射出機構1から射出された検査光を集光するレンズ2と、前記レンズ2の光入射側近傍に設けられた第1絞り31と、前記第1絞り31の近傍に設けられた第1遮光マスクM1と、前記検査光を下方へと反射するように前記反射光路L2及び照射光路L1に対して傾けて設けられたハーフミラー4と、が配置してある。さらに前記第2光路L12上には、前記ハーフミラー4で反射された検査光が通過する第3絞り33が設けてある。そして、前記第3絞り33を前記箱体93内部から通過した検査光は、前記検査対象Wへと照射される。
また、前記反射光路L2上には、検査対象Wから反射される反射光の進む順番に、前述した第3絞り33と、前記ハーフミラー4と、前記箱体93の上面に取り付けられた第4絞り34とが、前記撮像装置Cまでに設けられている。つまり、前記ハーフミラー4と、前記第3絞り33は、前記照射光路L1と前記反射光路L2の重なっている部分に配置されていることになる。なお、前述してきた第1絞り31、第2絞り32、第3絞り33、第4絞り34はそれぞれ可変絞りであり、適宜その絞り量を変更することができる。また、使用態様に応じては絞り量の固定された固定絞りであっても構わない。
以下では各部材の配置や構成について詳述する。
前記光射出機構1は、例えばチップ型LED等により光源11が形成されたものであり、外側に向けて放熱用の放熱フィン12が突出させてある。また、この図2の断面図に示すように前記光射出機構1は、第1筒状体91内を軸方向に進退可能に取り付けられており、検査光の照射開始位置を調整できるようにしてある。すなわち、後述する第1絞り31による照射立体角の制御とは独立して、前記光射出機構1、前記レンズ2、前記検査対象Wの位置関係を変更することで、前記検査対象Wにおける検査光の照射範囲を制御することができる。
前記第2絞り32は、前記光射出機構1の光源11の近傍に設けられており、その絞り量を調節することで、前記光射出機構1の検査光の照射面積を変更し、前記検査対象Wにおける検査光の照射範囲を変更することができる。
前記第1遮光マスクM1は、前記第1絞り31に近接させて設けられるものであり、図3(b)の光軸に沿って見た場合の第1絞り31と第1遮光マスクM1の模式図に示すように透明なガラス板の面板中央部に円形状の遮光部M11が形成してある。すなわち、前記第1絞り31の開口部31a中の一部領域を前記第1遮光マスクM1の遮光部M11が塞ぐようにしてある。前記遮光部M11の直径は前記第1絞り31の開口径よりも小さく形成してあり、前記光射出機構1から射出された検査光のうち、前記第1絞り31において光軸近傍を通るものを遮るようにしてある。一方、前記第1絞り31と前記遮光部M11との間の隙間を通過する検査光は前記レンズ2へと入射し、前記検査対象Wへと到達する。
前記第1絞り31は、前記レンズ2の光入射側に設けてあり、前記レンズ2により前記検査対象Wの表面に対して照射範囲内の各点に集光されている検査光について等しく照射立体角を調節するためのものである。この照射立体角の制御に関する機能については後述する第1遮光マスクM1の作用とともに説明する。
前記レンズ2は、前記箱体93の側面開口部に取り付けられており、前記光射出機構の結像する位置である結像面が、前記検査対象Wの表面近傍に位置するように配置してある。
このような前記第1遮光マスクM1、前記第1絞り31、前記レンズ2によって以下のような効果が生じる。すなわち、前記第1絞り31及び前記第1遮光マスクM1の前記レンズ2に対する位置によって、結像面IMの各点における照射立体角の傾き分布も調節することができる。図4のように第1絞り31と前記第1遮光マスクM1を前記レンズ2の光射出機構1側において焦点よりも内側に配置している場合は、結像面IMの外側ほど外側へと傾き量の大きい照射立体角が形成されることになる。また、前記第1絞り31が光射出機構1側において焦点上に配置される場合には、全ての照射立体角の照射方向は、光軸に対して平行となり、第1絞り31がレンズ2の光射出機構1側における焦点よりも外側に配置されている場合は結像面IMの外側の点にある照射立体角ほど光軸側への傾き量が大きくなる。なお、この例では第1絞り31及び第1遮光マスクM1がレンズ2の光射出機構1側に設けられている場合について説明しているが、例えば第1絞り31及び第1遮光マスクM1がワークW側に設けられている場合でも同様の効果を奏し得る。
次に図3に基づいて、検査対象物Wの検査対象面WAの形状に基づいて設定される光射出機構1の発光面LAの形状の特徴について説明する。なお、本実施形態では、発光面LAは光源11自体の形状であるが、例えば光拡散板に光源11から光を照射し、所定の形状の発光面LAを形成しても構わない。ここで、図3以降では説明の簡略化のため、光路を伸ばした状態で記載するとともに、説明に不要な部材については省略している。
本実施形態における検査対象面WAは前記レンズ2側へ突出したなだらかな凸面形状のものであって、前記発光面LAは前記検査対象面WAの全面において前記レンズ2により結像するようにその形状を形成してある。すなわち、前記検査対象面WAの各点IFに対して前記発光面LAの各点LEがそれぞれ前記レンズ2により結像するように前記発光面LAの形状を設定してある。
次に前記検査対象面WAの形状に基づいて、前記発光面LAの形状を設定する具体的な手順について説明する。
図4では、前記レンズ2の主光軸に沿って検査対象物から発光面LA側へと進む方向をZ軸、図4の紙面奥行方向をY軸、図4の紙面上向きをX軸として設定してある。このような座標系において前記検査対象面WAの形状(プロファイル)は、検査対象物Wの所定断面を基準面とし、その基準面から前記検査対象面WAまでの高さhとして、X,Yの関数Z=h(X,Y)として表現できる。なお、図4ではYがゼロのときを表しているが、Yの値を変化させることで検査対象面WAの立体形状を表現できることは明らかである。
本実施形態では、前記検査対象面WAの各点IFから前記レンズ2の主面までの距離a、前記検査対象面WA上の各点IFに対応する前記発光面LAの各点LEから前記レンズ2の主面までの距離b、前記レンズ2の焦点距離fが、ガウスの結像公式1/a+1/b=1/fを満たすように前記発光面LAの形状を設定してある。
言い換えると、この検査対象点IFに結像することができる位置は、ガウスの結像公式叉は図4のような光路図を作図することで求めることができる。つまり、各点IFに結像できる位置を求めることで、発光面LAの各点LEとして配置すべき座標を算出して、その結果、発光面LAの形状(プロファイル)を算出することができる。
具体的には、レンズ2の主面から検査対象物の基準面までの距離をh0とした場合、検査対象面WAをなす、ある検査対象点IFからレンズ2の主面までの距離はa=h0−H(X,Y)として表せる。また、この検査対象点IFに対応する光射出点LEとレンズ2の主面との間の距離bについてはb=af/(a‐f)で表せる。さらに、レンズ2の主軸からこの光射出点LEまでの距離Lxはa、bから求まる倍率と、レンズ2の主軸から検査対象点IFまでの距離Xを用いて、Lx=−(a/b)Xとして表せる。なお、マイナスを付しているのは、検査対象点IFと光射出点LEを結ぶ仮想線と主軸が交差し、倒立の実像をなすことを表現するためである。
これらのことから、発光面LAの形状についてはbの最小値bminを用いて、Lz=hL(Lx、Y)=b−bminとして一般的に表すことができる。
つまり、検査対象面WAの形状を示す座標に対して、一対一で発光面LAの形状を算出することができる。
このようにして設定された発光面LAであれば、図3及び図4からも明らかなように、すべての光射出点LEは検査対象面WAをなすすべての検査対象点IFにそれぞれ結像させることができる。すなわち、曲面である検査対象面WAの全面に発光面LAを結像させて、均一な光照射を実現できる。
したがって、検査対象面WA自体の形状を精密に検査したり、検査対象面WA上にある微細な欠陥を検査したりすることが可能となる。
本実施形態の変形例について図5、図6を参照しながら説明する。なお、いずれの変形例でも図4に示した方法により発光面LAの形状は決定されている。
図5に示すように検査対象面WAがレンズ2側へ凹形状となっている場合には、発光面LAはレンズ2側へ凸形状として形成してあり、図3及び図4と同様に光射出面の全面に発光面LAが結像するようにしてある。
また、図6に示すように検査対象面WAが複雑な凹凸形状であったとしても、同様に対応する発光面LAの形状を算出して、設定することが可能である。また、図6に示されるようにこのような複雑な形状の検査対象面WAであったとしても全面に発光面LAを結像させることが可能であり、従来では難しかった検査でも精度のよい検査が可能となる。
本発明のその他の実施形態について説明する。
図3乃至図6に示したように主光軸に対して検査対象面WA、発光面の中心軸が同軸となるように配置されていることは必須の要件ではなく、例えば、図7に示すようにレンズの主面に対して傾けてそれぞれが配置されていても構わない。このような場合でも発光面の形状は前述したのと同様の計算や作図によって設定し、同様の効果を得ることができる。
前記各実施形態では、検査対象物の一面全体が検査対象面として設定してあったが、そのうちの一部のみを検査対象面としても構わない。また、発光面も光射出機構で発光している部分全体でなく、一部だけであってもよい。要するに、本発明でいう検査対象面、発光面とはガウスの結像公式の関係が満たされている部分をいい、その周囲に別の面等が形成されていても構わない。また、検査対象面の形状は任意であり、発光面の形状も前記各実施形態に示したものに限られない。
また、図8に示すように光拡散板DFの一面の形状及び位置を検査対象面WAの形状に合わせてガウスの結像公式に基づいて設定し、光拡散板DFの後方から光源11により光を照射して発光面LAを形成しても構わない。すなわち、光射出機構1は、光源11自体で検査対象面WAに合わせて発光面LAの形状を設定したものであってもよいし、光源11と射出された光を整形する光学素子の形状によって所定の発光面LAを形成したものであってもよい。LEDチップ等を用いた光源11の場合には、基板を検査対象面WAの形状に合わせて、成形しておき、その基板表面にLEDチップを敷き詰めることにより所望の発光面LAの形状を得ることができる。また、光拡散板DF等のような光学素子で発光面LAを形成すれば、複雑な形状の検査対象面WAであっても対応した発光面LAを樹脂成型等により簡単に形成することができる。
加えて、図9に示すように前記検査用照明装置100が、前記発光面LAと検査対象面LAとの間にマスクMを有し、前記検査対象面WA上に発光面LAの像が結像されている光照射領域と、光が照射されない遮光領域とが形成されるようにしてもよい。より具体的には、図9(a)(b)に示すように格子状に形成されたマスクMを前記発光面LAの前に配置した場合、図9(c)に示すように前記検査対象面WAが曲面であっても境界が明確な格子を形成し、検査領域をごく一部に限定したり、検査領域以外からの反射光をなくしたりしてより検査精度を向上させることができる。
言い換えると、曲面上であっても発光面の全体を結像させることができない従来の検査用照明装置では、検査対象面が曲面や凹凸面の場合、光照射領域の外縁がぼやけて、遮光領域にも一部の光が照射されてしまい、不要な光の反射や散乱を抑えることができなかったという問題を本発明であれば解決でき、検査精度を向上させられる。
なお、前記マスクは光を完全に遮光する者に限られず、例えば、検査光の所定量だけ透過させるものであってもよい。すなわち、遮光領域とは完全に光が到達しない領域であってもよいし、光照射領域に対して光量が低下している領域であってもよい。このようなものであっても、光照射領域と遮光領域の光量の違いを正確に整えることができ、従来では検査しにくかったものでも検査する事が可能となる。また、図9の例からも分かるように検査対象面及び発光面は連続した面ではなく、不連続に形成されているものであってもよい。
本発明は検査に用いられるものであるが、表面検査、外観検査、形状検査等といった様々な検査に用いられるものであり、用途は特に限定されない。検査対象面からの反射光、散乱光を撮像して得られる画像に基づいて検査するものであれば、本発明の効果を享受できる。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な実施形態の変形や、組み合わせを行っても構わない。
200 :検査システム
100 :検査用照明装置
1 :光射出機構
11 :光源
LA :発光面
LE :光射出点
W :検査対象
WA :検査対象面
IF :検査対象点(結像点)

Claims (10)

  1. 発光面を有する光射出機構と、曲面状又は凹凸面状の検査対象面及び前記光射出機構の間に設けられたレンズと、を用いて、前記検査対象面に前記発光面から射出された光を照射する検査用照明方法であって、
    前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点がそれぞれ前記レンズにより結像するように前記発光面の形状を設定することを特徴とする検査用照明方法。
  2. 前記検査対象面の各点から前記レンズの主面までの距離a、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点から前記レンズの主面までの距離b、前記レンズの焦点距離fが、ガウスの結像公式1/a+1/b=1/fを満たすように前記発光面の形状を設定する請求項1記載の検査用照明方法。
  3. 前記検査対象面の各点と、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点と、を結ぶ仮想線のうちの少なくとも一部が前記レンズの主光軸に対して交差するように前記発光面の形状を設定する請求項1又は2記載の検査用照明方法。
  4. 前記検査対象面が前記レンズ側へ凸形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凹形状をなすように前記発光面の形状を設定する請求項1乃至3いずれかに記載の検査用照明方法。
  5. 前記検査対象面が前記レンズ側へ凹形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凸形状をなすように前記発光面の形状を設定する請求項1乃至3いずれかに記載の検査用照明方法。
  6. 発光面を有する光射出機構と、曲面状又は凹凸面状の検査対象面及び前記光射出機構の間に設けられたレンズと、を備え、前記検査対象面に前記発光面から射出された光を照射する検査用照明装置であって、
    前記検査対象面の各点に対して前記発光面の各点がそれぞれ前記レンズにより結像するように前記発光面の形状が形成されていることを特徴とする検査用照明装置。
  7. 前記検査対象面の各点から前記レンズの主面までの距離a、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点から前記レンズの主面までの距離b、前記レンズの焦点距離fが、ガウスの結像公式1/a+1/b=1/fを満たすように前記発光面の形状が形成されている請求項6記載の検査用照明装置。
  8. 前記検査対象面の各点と、前記検査対象面上の各点に対応する前記発光面の各点と、を結ぶ仮想線のうちの少なくとも一部が前記レンズの主光軸に対して交差するように前記発光面の形状が形成されている請求項6又は7記載の検査用照明装置。
  9. 前記検査対象面が前記レンズ側へ凸形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凹形状をなすように前記発光面の形状が形成されている請求項6乃至8いずれかに記載の検査用照明装置。
  10. 前記検査対象面が前記レンズ側へ凹形状をなすものの場合には、前記レンズ側へ凸形状をなすように前記発光面の形状が形成されている請求項6乃至8いずれかに記載の検査用照明装置。
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