JP2015227424A - 接着剤による接着方法及び接着装置 - Google Patents

接着剤による接着方法及び接着装置 Download PDF

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Mamoru Hokari
守 穂刈
貴之 安部
Takayuki Abe
貴之 安部
酒井 覚
Satoru Sakai
覚 酒井
岡田 英夫
Hideo Okada
英夫 岡田
和範 丸山
Kazunori Maruyama
和範 丸山
宜彦 猪谷
Nobuhiko Inotani
宜彦 猪谷
西山 陽二
Yoji Nishiyama
陽二 西山
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Abstract

【課題】接着剤を所望となる量だけ供給することができ、光学部品等を所望の高さに位置に接着することができる接着剤による接着方法を提供する。
【解決手段】接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、前記接着剤に部品を接触させ、前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅が所定の濡れ幅となるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、を有し、前記所定の濡れ幅は、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする接着剤による接着方法により上記課題を解決する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、接着剤による接着方法及び接着装置に関するものである。
近年、様々な装置において小型化が求められており、部品の小型化及び高集積化の検討がなされている。装置の小型化のために高集積化する方法としては、接着剤を用いて部品を接着する方法がある。例えば、光学装置等においては、基材の上に複数の光学部品を接着剤により接着することにより、小型の光学装置等を得ることができる。
特開2006−11248号公報
ところで、基材の上に複数の光学部品を接着剤により所定の高さ位置となるように接着する場合、光学部品等に供給される接着剤の量が所望の量となるように塗布されることが求められる場合がある。例えば、光学装置等において、各々の光学部品を接着する際に用いられる接着剤の量を調整することにより、接着される光学部品における微妙な高さ調整を行い、各々の光学部品における光軸を一致させる方法がある。この方法においては、光学部品の接着に用いられる接着剤の量が、設置される光学部品の高さ位置に影響するため、光学部品の接着に用いられる接着剤の量は、多からず、少なからず、所望の量だけ供給されることが求められる。しかしながら、一般的なディスペンサー等による接着剤の供給方法では、ディスペンサー内の気泡や接着剤の液だれ等により、接着剤を所望の供給量だけ厳密に供給することは困難である。
よって、光学部品等の部品を接着する場合において、接着剤を所望となる量だけ供給して接着することのできる接着剤による接着方法が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、前記接着剤に部品を接触させ、前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅が所定の濡れ幅となるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、を有し、前記所定の濡れ幅は、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする。
開示の接着剤による接着方法においては、光学部品等の部品の接着の場合に、接着剤を所望となる量だけ供給することができるため、光学部品等を所望の高さに位置に接着することができる。
接着剤による接着により作製される光学装置の説明図 第1の実施の形態における接着装置の構造図 第1の実施の形態における接着剤テーブルに供給された接着剤の説明図 他の接着剤テーブルに供給された接着剤の説明図 第1の実施の形態における接着剤テーブルの説明図(1) 第1の実施の形態における接着剤テーブルの説明図(2) 第1の実施の形態における接着剤の供給方法のフローチャート 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(1) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(2) 光学部品における接着剤の濡れ幅Lと光学部品に付着する接着剤の体積Vとの相関図 第1の実施の形態における接着剤による接着方法のフローチャート 接着する際の接着層の厚さと接着剤の濡れ幅L等との関係図 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(3) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(4) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(5) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(6) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(7) 第1の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(8) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(1) 接着剤への光学部品の接触深さDと光学部品に付着する接着剤の体積Vとの相関図 第2の実施の形態における接着剤による接着方法のフローチャート 接着する際の接着層の厚さと接着剤への接触深さD等との関係図 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(2) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(3) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(4) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(5) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(6) 第2の実施の形態における接着剤による接着方法の説明図(7)
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
最初に、図1に基づき複数の光学部品を基材の上に接着することにより作製される光学装置について説明する。この光学装置は、例えば、光通信用の光学装置であり、基材910の上に、ダイボンディング等により接着された第1の光学部品921と、接着剤により接着された第2の光学部品922とを有している。光通信用の光学装置等においては、第1の光学部品921と第2の光学部品922との光軸が一致している状態で、第1の光学部品921と第2の光学部品922とが基材910に接着されていることが求められる場合がある。
このような光学装置を製造する際には、最初に、第1の光学部品921をダイボンディング等により基材910の上に接着させた後、第2の光学部品922を接着剤930により基材910に接着する。この方法では、第1の光学部品921を接着する際に、接着された第1の光学部品921の高さ位置にバラツキが生じる場合がある。このように生じたバラツキは、第2の光学部品922を接着する際に、第2の光学部品922の高さ位置が、光軸が一致するように調整して接着することにより解消することができる。
具体的には、基材910に第2の光学部品922を接着する場合、最初に、基材910の第2の光学部品922が接着される領域に、紫外線硬化樹脂からなる接着剤930を供給することにより、接着剤930によるバンプを形成する。この後、この接着剤930によるバンプの上に、第2の光学部品922を載せ、XYZ方向における位置合わせを行った後、紫外線を照射することにより、基材910の上に第2の光学部品922を接着する。尚、X方向及びY方向を基材910の面に平行な方向、即ち、面方向とし、基材910の面に垂直方向、即ち、高さ方向をZ方向として記載する。
ところで、上述したように、基材910において第2の光学部品922を所望の高さ位置に接着する方法として、第2の光学部品922を接着する際に用いられる接着剤930の量を調整する方法がある。具体的には、第2の光学部品922を接着する際に用いられる接着剤930の量が多い場合は、接着される第2の光学部品922の位置を高くすることができ、接着剤930の量が少ない場合は、接着される第2の光学部品922の位置を低くすることができる。よって、第2の光学部品922を接着する際に用いられる接着剤930の量を調整することにより、第2の光学部品922を基材910の上において所望の高さ位置となるように接着することができる。
このように、基材910に接着される第2の光学部品922の高さ位置を第2の光学部品922を接着する際に用いられる接着剤930の量により調整する場合、接着に用いられる接着剤930の量は厳密であることが求められる。例えば、バンプを形成している接着剤930の量が多すぎると、第2の光学部品922の光軸近傍における面まで接着剤930が濡れ広がるため、光学装置における光学的特性を低下させてしまう。また、接着剤930の量が少なすぎると、第2の光学部品922の光軸が一致する所望の高さ位置に接着できない。従って、接着に用いられる接着剤930の量は厳密であることが求められる。
尚、光通信用の光学装置等においては、一般的には、接着剤930としては、粘度が約15000cp以上の高粘度の接着剤が用いられており、接着剤930を供給する装置には、ランニングコストを軽減できるエアー式ディスペンサが用いられている。しかしながら、エアー式ディスペンサを用いて、高粘度の接着剤を供給する場合、エアー式ディスペンサの容器内(シリンジ)の内圧差の影響により、接着剤の液だれが生じてしまい、所望の量だけ接着剤を供給することは極めて困難である。
(接着装置)
次に、図2に基づき本実施の形態における接着剤による接着装置について説明する。本実施の形態における接着剤による接着装置は、基材10に光学部品20を接着剤30により接着する装置であり、接着剤転写部100、実装部150、制御部180等を有している。接着剤30は、紫外線硬化樹脂であり、粘度が約15000cp以上の高粘度の接着剤が用いられている。
接着剤転写部100は、接着剤テーブル110、接着剤供給部120、移動機構部130、第1の撮像部140等を有している。接着剤供給部120は、エアー式ディスペンサのヘッド部等であり、容器内には接着剤が入れられており、吐出エアー圧力を容器内に加えることにより、接着剤供給部120におけるノズル121の先端より接着剤が供給される。移動機構部130は、接着剤供給部120をX方向またはY方向とZ方向に移動させることができる。第1の撮像部140は、CCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子により形成されており、接着剤テーブル110に供給された接着剤30を側面より撮像することができるように設置されている。接着剤テーブル110は、図3に示されるように、テーブル本体部111とテーブル本体部111の上に一部に形成された撥液部112を有しており、接着剤30は接着剤供給部120より、接着剤テーブル110における撥液部112に供給される。尚、X方向及びY方向を基材10及び接着剤テーブル110における面に平行な方向、即ち、面方向とし、基材10の面に垂直方向、即ち、高さ方向をZ方向として記載する。
実装部150は、ハンド160、第2の撮像部170等を有している。ハンド160は、光学部品20を把持し、光学部品20をX方向またはY方向及びZ方向に移動させるためのものであり、基材10と接着剤テーブル110との間において、光学部品20を移動させることができる。第2の撮像部170は、CCD等の固体撮像素子により形成されており、基材10を側面方向から撮像するためのものである。
制御部180は、コントローラ181、データベース182、演算部183、計測部184等を有している。コントローラ181は、接着剤供給部120、移動機構部130、ハンド160等の制御を行う。計測部184は、第1の撮像部140及び第2の撮像部170において撮像された画像に基づき、接着剤の幅、長さ、大きさ等を計測及び算出することができる。
(接着剤テーブル)
次に、本実施の形態における接着装置における接着剤テーブル110について詳細に説明する。図3に示されるように、本実施の形態における接着剤テーブル110は、テーブル本体部111と、テーブル本体部111の上の中央の一部に形成された撥液部112とを有している。撥液部112は接着剤30に対して濡れ性が低く、例えば、表面が撥液処理のされているテーブル本体部111の凸部に形成されており、撥液部112に供給された接着剤30は、撥液部112の表面においてはじかれるため接触角が大きくなっている。撥液部112の周囲となるテーブル本体部111の表面は、撥液部112よりも濡れ性の高い材料により形成されており、撥液部112より漏れた接着剤は、テーブル本体部111の表面に濡れ広がる。尚、撥液部112は、表面の一部にフッ素樹脂等により形成してもよく、テーブル本体部111の表面は、表面を粗らすことにより濡れ性を高めてもよい。このように、本実施の形態においては、接着剤テーブル110における撥液部112は、撥液部112の周囲のテーブル本体部111の表面よりも濡れ性が低くなるように形成されている。
ところで、図4に示されるように、接着剤テーブル940の表面全体が濡れ性の高い材料により形成されている場合には、接着剤テーブル940の表面に接着剤30を供給した場合、供給された接着剤30は接着剤テーブル940の全面に濡れ広がってしまう。このように、接着剤テーブル940の表面に、接着剤30が全面に濡れ広がってしまうと、後述するように、光学部品20において所望となる量の接着剤30を付着させることが困難となる。
本実施の形態においては、図3に示されるように、接着剤テーブル110の中央の一部には、周囲よりも濡れ性が低く撥液性の高い撥液部112が形成されている。これにより、撥液部112に供給された接着剤30は、接触角の大きい状態で維持されるため、光学部品20に所望となる量の接着剤30を付着させることができる。
尚、接着剤テーブル110における撥液部112の形状は、光学部品20の形状に対応した形状により形成されていてもよく、図5に示されるように円形であってもよく、図6に示されるように長方形等の四角形であってもよい。尚、図5(a)は、円形の形状で撥液部112が形成されている接着剤テーブル110の上面図であり、図5(b)は、この接着剤テーブル110の側面図である。また、図6(a)は、長方形の形状で撥液部112が形成されている接着剤テーブル110の上面図であり、図6(b)は、この接着剤テーブル110の側面図である。
(接着方法)
次に、本実施の形態における接着方法について図7から図18に基づき説明する。本実施の形態における接着方法は、最初に、接着剤テーブル110における撥液部112に接着剤を供給し、撥液部112に供給されている接着剤30に光学部品20を接触させて、接着剤30の一部を光学部品20に付着させる。次に、光学部品20において接着剤30の付着している面を基材10に接触させて、紫外線を照射することにより、基材10の上の所定の位置に光学部品20を接着する。
図7に基づき、接着剤テーブル110における撥液部112に接着剤30を供給し、撥液部112に供給されている接着剤30に光学部品20を接触させて、接着剤30の一部を光学部品20に付着させる方法について説明する。
最初に、ステップ102(S102)に示すように、容器内に接着剤の入れられているエアー式ディスペンサのヘッド部等の接着剤供給部120におけるノズル121の先端を洗浄する。
次に、ステップ104(S014)に示すように、吐出パルスを印加し吐出エアー圧力を容器内に加えることにより、接着剤供給部120におけるノズル121の先端より接着剤30を吐出させる。これにより、図8(a)に示されるように、接着剤供給部120におけるノズル121の先端より吐出した接着剤30のバルーンが形成される。
次に、ステップ106(S106)に示すように、接着剤供給部120におけるノズル121の先端より吐出している接着剤30のバルーンが所定の体積となっているか否かが判断される。具体的には、第1の撮像部140において、接着剤30のバルーンを撮像し、撮像された接着剤30のバルーンの半径rを制御部180における計測部184において計測する。計測部184において計測された接着剤30のバルーンの半径rより、V=4πr /3に基づき、接着剤30のバルーンの体積Vを算出し、算出された接着剤30のバルーンの体積Vが、所定の体積となっているか否かが判断される。接着剤30のバルーンが所定の体積となっている場合には、ステップ108に移行し、接着剤30のバルーンが所定の体積に満たない場合には、ステップ104に移行する。
次に、ステップ108(S108)に示すように、接着剤供給部120を降下させる。具体的には、図8(a)に示される状態から、移動機構部130により接着剤供給部120を降下させる。
次に、ステップ110(S110)に示すように、接着剤供給部120におけるノズル121の先端に吐出した接着剤30のバルーンが、接着剤テーブル110に接触したか否かが判断される。具体的には、第1の撮像部140において、接着剤30のバルーンと接着剤テーブル110の撥液部112とを撮像し、撮像された画像に基づき、接着剤30のバルーンが接着剤テーブル110に接触したか否かが判断される。接着剤30のバルーンが接着剤テーブル110に接触している場合には、ステップ112に移行し、接着剤30のバルーンが接着剤テーブル110に接触していない場合には、ステップ108に移行する。
次に、ステップ112(S112)に示すように、所定の時間経過した後、移動機構部130により、接着剤供給部120を上昇させる。このように、接着剤30のバルーンを接着剤テーブル110に接触させた後、接着剤供給部120を上昇させることにより、図8(b)に示されるように、ノズル121の先端における接着剤30の一部が、接着剤テーブル110の撥液部112の上に移動する。
次に、ステップ114(S114)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30を第1の撮像部140により撮像する。
次に、ステップ116(S116)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30が、所定の体積であるか否かが判断される。この場合における所定の体積とは、後述する光学部品20に付着させる接着剤30の量が最も多い場合を考慮し、光学部品20に付着させる接着剤30の体積が最も多い場合を基準として、これよりも多い体積の値である。具体的には、第1の撮像部140において、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30の形状を撮像し、撮像された接着剤30の形状の曲率半径r及び高さhを制御部180における計測部184において計測する。この後、計測部184において計測された接着剤30の曲率半径rと高さhに基づき、V=πh(3r +h)/6より、接着剤テーブル110の上の接着剤30の体積Vを算出する。この後、算出された接着剤テーブル110の上の接着剤30の体積Vが、所定の体積となっているか否かが判断される。接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30が、所定の体積となっている場合には、ステップ118に移行し、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30が、所定の体積に満たない場合には、ステップ104に移行する。
次に、ステップ118(S118)に示すように、接着剤供給部120を接着剤テーブル110の上方より移動させる。具体的には、移動機構部130により接着剤供給部120を接着剤テーブル110の上方より、接着剤テーブル110の表面に対して平行に移動させる。
次に、ステップ120(S120)に示すように、接着剤供給部120が所定の位置まで移動し移動が完了したか否かが判断される。接着剤供給部120が所定の位置まで移動し移動が完了した場合には、接着剤テーブル110に接着剤を供給する工程は終了する。接着剤供給部120が所定の位置まで移動していない場合には移動が完了していないため、ステップ118に移行する。
次に、光学部品20において接着剤の付着している面を基材10に接触させて、紫外線を照射することにより、基材10の上の所定の位置に光学部品20を接着する方法について説明する。
本実施の形態では、図9(a)に示すように、接着剤テーブル110の撥液部112の上の接着剤30に光学部品20を接触させた後、接着剤テーブル110より光学部品20を離す。これにより、図9(b)に示すように、光学部品20に接着剤30を付着させることができる。
ところで、撥液部112の上の接着剤30に光学部品20を接触させた際の光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lと、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vとの間においては相関関係がある。本実施の形態は、この相関関係に基づくものである。具体的には、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lと光学部品20に付着する接着剤30の体積Vとの間には、図10に示される相関関係があり、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lが広がると、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vも増加する。図10において、10Aは、本実施の形態における接着剤テーブル110を用いて、光学部品20に接着剤30を付着させた場合の関係を示す。また、10Bは、図4に示される撥液部112が形成されていない表面全体が濡れ性の高い接着剤テーブル940を用いて光学部品20に接着剤30を付着させた場合の関係を示す。図10に示されるように、10Aにおける本実施の形態における接着剤テーブル110を用いた場合、10Bにおける図4に示す表面全体が濡れ性の高い接着剤テーブル940を用いた場合よりも、付着する接着剤30の体積Vを大きく変化させることができる。即ち、本実施の形態における撥液部112が形成されている接着剤テーブル110を用いて接着剤30を付着させた方が、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lを変化させた場合においては、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vの変化が大きい。よって、本実施の形態においては、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lを変化させることにより、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vを所望の量となるように、調整することができる。
次に、図11に基づき、光学部品20において接着剤の付着している面を基材10に接触させて、紫外線を照射することにより、基材10の上の所定の位置に光学部品20を接着する方法について説明する。
最初に、ステップ202(S202)に示すように、光学部品20に付着する接着剤30の目標とする濡れ幅Ltを算出する。光学部品20に付着する接着剤30の目標とする濡れ幅Ltは、既に基材10に接着される他の光学部品の高さ位置に基づき算出される。具体的には、制御部180等において、既に設置されている他の光学部品と、設置される光学部品20との光軸が一致する高さにするために必要な接着剤の量を算出し、この接着剤の量に基づき光学部品20に付着する接着剤30の目標とする濡れ幅Ltを算出する。即ち、既に設置されている他の光学部品と、設置される光学部品20との光軸が一致する高さにするために必要な接着剤の層の厚さを算出し、算出された接着剤の層の厚さに基づき光学部品20に付着させる接着剤30の体積Vを算出する。このように、算出された光学部品20に付着させる接着剤30の体積Vより、図12に示される関係に基づき光学部品20に付着する接着剤30の目標とする濡れ幅Lt、光学部品20を接着剤30に接触させた後の引き上げ速度等を得る。従って、光学部品20に付着する接着剤30の目標とする濡れ幅Ltは、光学部品20に付着する接着剤30の量に基づき定められている。尚、図12に示される関係は、制御部180におけるデータベース182等に記憶されている。
次に、ステップ204(S204)に示すように、ハンド160により、光学部品20を把持し、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30の上まで移動させた後、ハンド160により、光学部品20を降下させる。これにより、ステップ206(S206)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30に光学部品20が接触する。
次に、ステップ208(S208)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30と光学部品20との接触状態を第1の撮像部140により撮像する。図13及び図14は、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30と光学部品20とが接触している状態を第1の撮像部140により撮像している様子を示す。接着剤テーブル110の撥液部112の上における接着剤30と光学部品20との接触状態は、光学部品20に付着させる接着剤30の量により異なる。光学部品20に付着させる接着剤の量が少ない場合には、図13に示されるように、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lは狭い。尚、図13(a)は側面図であり、図13(b)は正面図である。また、光学部品20に付着させる接着剤の量が多い場合には、図14に示されるように、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lは広い。尚、図14(a)は側面図であり、図14(b)は正面図である。
次に、ステップ210(S210)に示すように、ステップ208において撮像された画像に基づき、光学部品20に付着している接着剤30の濡れ幅Lを計測し、計測された接着剤30の濡れ幅Lが、目標とする濡れ幅Ltになっているか否かが判断される。計測された接着剤30の濡れ幅Lが、目標とする濡れ幅Ltになっていない場合には、ステップ212に移行する。計測された接着剤30の濡れ幅Lが、目標とする濡れ幅Ltになっている場合には、ステップ214に移行する。
次に、ステップ212(S212)に示すように、ハンド160により、光学部品20を更に降下させる。これにより、接着剤テーブル110に光学部品20が更に近づき、光学部品20に付着している接着剤30の濡れ幅Lが広がる。この後、ステップ208に移行する。
次に、ステップ214(S214)に示すように、ハンド160により、光学部品20を上昇させる。即ち、ステップ210において、光学部品20に付着している接着剤30の濡れ幅Lが目標とする濡れ幅Ltとなっているものと判断されているため、ハンド160により光学部品20を上昇させる。これにより、接着剤テーブル110における接着剤30と光学部品20に付着している接着剤30とが離れ、光学部品20に所望の量(体積)の接着剤30を付着させることができる。
図15及び図16は、接着剤テーブル110における接着剤30と光学部品20に付着している接着剤30とが離れた状態の様子を示す。図15は、図13に対応しており、接着剤テーブル110における接着剤30に光学部品20を接触させた際に、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lが狭いと、光学部品20に付着する接着剤30の量は少なくなる。尚、図15(a)は側面図であり、図15(b)は正面図である。図16は、図14に対応しており、接着剤テーブル110における接着剤30に光学部品20を接触させた際に、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lが広いと、光学部品20に付着する接着剤30の量は多くなる。尚、図16(a)は側面図であり、図16(b)は正面図である。
次に、ステップ216(S216)に示すように、ハンド160により、光学部品20を接着剤テーブル110の上から、基材10の上まで移動させる。
次に、ステップ218(S218)に示すように、光学部品20を基材10に接着する。具体的には、ハンド160により、光学部品20を基材10の上に降下させることにより、光学部品20に付着している接着剤30を基材10に接触させて、所望の高さ位置まで降下させる。基材10の上の所望の高さ位置まで、光学部品20が降下しているか否かは、第2の撮像部170により撮像された画像に基づき判断することができる。この後、紫外線を照射し、接着剤30を硬化させることにより、基材10に光学部品20を接着する。
図17及び図18は、光学部品20が基材10に接着されている状態を示す。図17は、図13及び図15に対応しており、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lが狭く、光学部品20に付着する接着剤30の量が少ないと、基材10に接着される光学部品20の高さ位置は低い位置となる。尚、図17(a)は側面図であり、図17(b)は正面図であり、図17(c)は低い位置に設置された光源等の他の光学部品21を含めた側面図である。また、図18は、図14及び図16に対応しており、光学部品20における接着剤30の濡れ幅Lが広く、光学部品20に付着する接着剤30の量が多いと、基材10に接着される光学部品20の高さ位置は高い位置となる。尚、図18(a)は側面図であり、図18(b)は正面図であり、図18(c)は低い位置に設置された光源等の他の光学部品21を含めた側面図である
以上により、本実施の形態における接着剤による接着方法により基材10に光学部品20を接着することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは異なる接着剤による接着方法である。尚、用いられる接着装置及び接着剤テーブル110における撥液部112に接着剤30を供給する方法については、第1の実施の形態と同様である。
図19から図27に基づき、本実施の形態における接着剤による接着方法について説明する。
本実施の形態では、図19(a)に示すように、接着剤テーブル110の撥液部112の上の接着剤30に光学部品20を接触させた後、接着剤テーブル110より光学部品20を離す。これにより、図19(b)に示すように、光学部品20に接着剤30を付着させる。
ところで、接着剤テーブル110の撥液部112の上の接着剤30に光学部品20を接触させた際における接着剤30への光学部品20の接触深さDと、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vとの間においては相関関係がある。本実施の形態は、この相関関係に基づくものである。尚、接着剤30への光学部品20の接触深さDは、光学部品20が接触していない状態における接着剤テーブル110の撥液部112の上の接着剤30の高さhを基準とした場合、接着剤30に光学部品20が入り込んでいる深さである。具体的には、接着剤30への光学部品20の接触深さDと光学部品20に付着する接着剤30の体積Vとの間には、図20に示される相関関係があり、接着剤30への光学部品20の接触深さDが長くなると、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vも増加する。図20において、20Aは、本実施の形態における接着剤テーブル110を用いて、光学部品20に接着剤30を付着させた場合の関係を示す。また、20Bは、図4に示される撥液部112が形成されていない表面全体が濡れ性の高い接着剤テーブル940を用いて光学部品20に接着剤30を付着させた場合の関係を示す。図20に示されるように、20Aにおける本実施の形態における接着剤テーブル110を用いた場合、20Bにおける図4に示される表面全体が濡れ性の高い接着剤テーブル940を用いた場合よりも、付着する接着剤30の体積Vを大きく変化させることができる。即ち、本実施の形態における撥液部112が形成されている接着剤テーブル110を用いて接着剤30を付着させた方が、接着剤30への光学部品20の接触深さDを変化させた場合における光学部品20に付着する接着剤30の体積Vの変化が大きい。よって、本実施の形態においては、接着剤30への光学部品20の接触深さDを変化させることにより、光学部品20に付着する接着剤30の体積Vを所望の量となるように、容易に調整することができる。
次に、図21に基づき、本実施の形態における光学部品20において接着剤の付着している面を基材10に接触させて、紫外線を照射することにより、基材10の上の所定の位置に光学部品20を接着する方法について説明する。
最初に、ステップ302(S302)に示すように、光学部品20に付着する接着剤30の目標とする接触深さDtを算出する。目標とする接着剤30への光学部品20の接触深さDは、既に基材10に接着される他の光学部品の高さ位置に基づき算出される。具体的には、制御部180等において、既に設置されている他の光学部品と、設置される光学部品20との光軸が一致する高さにするために必要な接着剤の量を算出し、この接着剤の量に基づき光学部品20に付着する接着剤30の目標とする接触深さDtを算出する。即ち、既に設置されている他の光学部品と、設置される光学部品20との光軸が一致する高さにするために必要な接着剤の層の厚さを算出し、算出された接着剤の層の厚さから光学部品20に付着させる接着剤30の体積Vを算出する。この後、算出された光学部品20に付着させる接着剤30の体積Vより、図22に示される関係に基づき光学部品20に付着する接着剤30の目標とする接触深さDt、接着剤30に接触させた後の引き上げ速度等を得る。従って、光学部品20の接着剤30に対する目標とする接触深さDtは、光学部品20に付着する接着剤30の量に基づき定められている。尚、図22に示される関係は、制御部180におけるデータベース182等に記憶されている。
次に、ステップ304(S304)に示すように、ハンド160により、光学部品20を把持し、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30の上まで移動させた後、ハンド160により、光学部品20を降下させる。これにより、ステップ306(S306)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30に光学部品20が接触する。
次に、ステップ308(S308)に示すように、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30と光学部品20との接触状態を第1の撮像部140により撮像する。図23及び図24は、接着剤テーブル110における撥液部112の上の接着剤30と光学部品20とが接触している状態を第1の撮像部140により撮像している様子を示す。接着剤テーブル110の撥液部112の上における接着剤30と光学部品20との接触状態は、光学部品20に付着させる接着剤30の量により異なる。光学部品20に付着させる接着剤の量が少ない場合には、図23に示されるように、接着剤30への光学部品20の接触深さDは浅い。尚、図23(a)は側面図であり、図23(b)は正面図である。また、光学部品20に付着させる接着剤の量が多い場合には、図24に示されるように、接着剤30への光学部品20の接触深さDは深い。尚、図24(a)は側面図であり、図24(b)は正面図である。
次に、ステップ310(S310)に示すように、ステップ308において撮像された画像に基づき、接着剤30への光学部品20の接触深さDを計測し、計測された光学部品20の接触深さDが、目標とする接触深さDtになっているか否かが判断される。計測された接着剤30への光学部品20の接触深さDが、目標とする接触深さDtになっていない場合には、ステップ312に移行する。計測された接着剤30への光学部品20の接触深さDが、目標とする接触深さDtになっている場合には、ステップ314に移行する。
次に、ステップ312(S312)に示すように、ハンド160により、光学部品20を更に降下させる。これにより、接着剤テーブル110に光学部品20が更に近づき、接着剤30への光学部品20の接触深さDは深くなる。この後、ステップ308に移行する。
次に、ステップ314(S314)に示すように、ハンド160により、光学部品20を上昇させる。即ち、ステップ310において、接着剤30への光学部品20の接触深さDが目標とする接触深さDtとなっているものと判断されたため、ハンド160により光学部品20を上昇させる。これにより、接着剤テーブル110における接着剤30と光学部品20に付着している接着剤30とが離れ、光学部品20に所望の量(体積)の接着剤30を付着させることができる。
図25及び図26は、接着剤テーブル110における接着剤30と光学部品20に付着している接着剤30とが離れた状態の様子を示す。図25は、図23に対応しており、接着剤テーブル110における接着剤30に光学部品20を接触させた際に、接着剤30への光学部品20の接触深さDが浅いと、光学部品20に付着する接着剤30の量は少なくなる。尚、図25(a)は側面図であり、図25(b)は正面図である。図26は、図24に対応しており、接着剤テーブル110における接着剤30に光学部品20を接触させた際に、接着剤30への光学部品20の接触深さDが深いと、光学部品20に付着する接着剤30の量は多くなる。尚、図26(a)は側面図であり、図26(b)は正面図である。
次に、ステップ316(S316)に示すように、ハンド160により、光学部品20を接着剤テーブル110の上から、基材10の上まで移動させる。
次に、ステップ318(S318)に示すように、光学部品20を基材10に接着する。具体的には、ハンド160により、光学部品20を基材10の上に降下させることにより、光学部品20に付着している接着剤30を基材10に接触させて、所望の高さ位置まで降下させる。基材10の上の所望の高さ位置まで、光学部品20が降下しているか否かは、第2の撮像部170により撮像された画像に基づき判断することができる。この後、接着剤30に紫外線を照射し、接着剤30を硬化させることにより、基材10に光学部品20を接着する。
図27及び図28は、光学部品20が基材10に接着されている状態を示す。図27は、図23及び図25に対応しており、接着剤30への光学部品20の接触深さDが浅く、光学部品20に付着する接着剤30の量が少ないと、基材10に接着される光学部品20の高さ位置は低い位置となる。尚、図27(a)は側面図であり、図27(b)は正面図であり、図27(c)は低い位置に設置された光源等の他の光学部品21を含めた側面図である。また、図28は、図24及び図26に対応しており、接着剤30への光学部品20の接触深さDが深く、光学部品20に付着する接着剤30の量が多いと、基材10に接着される光学部品20の高さ位置は高い位置となる。尚、図28(a)は側面図であり、図28(b)は正面図であり、図28(c)は低い位置に設置された光源等の他の光学部品21を含めた側面図である。
以上により、本実施の形態における接着剤による接着方法により基材10に光学部品20を接着することができる。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、
前記接着剤に部品を接触させ、前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅が所定の濡れ幅となるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、
前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、
前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、
を有し、
前記所定の濡れ幅は、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする接着剤による接着方法。
(付記2)
接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、
前記接着剤に部品を接触させ、前記部品の前記接着剤への接触深さが所定の接触深さとなるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、
前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、
前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、
を有し、
前記所定の接触深さは、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする接着剤による接着方法。
(付記3)
前記接着剤の量は、前記基材に接着される前記光学部品の高さ位置に対応して定められることを特徴とする付記1または2に記載の接着剤による接着方法。
(付記4)
前記接着剤テーブルの表面の一部には撥液部が形成されており、
前記撥液部は、前記撥液部が形成されていない領域よりも、前記接着剤に対する濡れ性が低いものであって、
前記接着剤は、前記接着剤テーブルにおける前記撥液部の上に供給されることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の接着剤による接着方法。
(付記5)
前記接着剤は、紫外線硬化樹脂を含むものであることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の接着剤による接着方法。
(付記6)
前記部品は、光学部品であることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の接着剤による接着方法。
(付記7)
表面の一部に接着剤が供給される撥液部を有する接着剤テーブルと、
基材に接着される部品を移動させるハンドと、
を有し、
前記撥液部は、前記撥液部が形成されていない領域よりも、前記接着剤に対する濡れ性が低いものであって、
前記ハンドにより、前記部品を前記接着剤テーブルの前記撥液部に供給されている前記接着剤に接触させた後、前記部品を前記接着剤より離すことにより、前記部品に接着剤を付着させ、前記部品に付着している前記接着剤により、前記部品を前記基材に接着させることを特徴とする接着装置。
(付記8)
前記接着剤テーブルの前記撥液部に供給された接着剤と前記部品との接触状態を撮像する第1の撮像部が設けられていることを特徴とする付記7に記載の接着装置。
(付記9)
前記第1の撮像部において撮像された画像に基づき前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅を算出する制御部を有することを特徴とする付記8に記載の接着装置。
(付記10)
前記第1の撮像部において撮像された画像に基づき前記部品の前記接着剤への接触深さを算出する制御部を有することを特徴とする付記8に記載の接着装置。
(付記11)
前記基材と前記部品との高さ位置を撮像する第2の撮像部が設けられていることを特徴とする付記7から10のいずれかに記載の接着装置。
(付記12)
前記撥液部の形状は、円形または四角形であることを特徴とする付記7から11のいずれかに記載の接着装置。
10 基材
20 光学部品
21 他の光学部品
30 接着剤
100 接着剤転写部
110 接着剤テーブル
111 テーブル本体部
112 撥液部
120 接着剤供給部
130 移動機構部
140 第1の撮像部
150 実装部
160 ハンド
170 第2の撮像部
180 制御部
181 コントローラ
182 データベース
183 演算部
184 計測部

Claims (9)

  1. 接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、
    前記接着剤に部品を接触させ、前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅が所定の濡れ幅となるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、
    前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、
    前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、
    を有し、
    前記所定の濡れ幅は、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする接着剤による接着方法。
  2. 接着剤テーブルに接着剤を供給する工程と、
    前記接着剤に部品を接触させ、前記部品の前記接着剤への接触深さが所定の接触深さとなるまで、前記部品を前記接着剤テーブルに近づける工程と、
    前記接着剤より前記部品を離すことにより、前記部品に前記接着剤を付着させる工程と、
    前記部品に付着している前記接着剤を基材に接触させ、前記接着剤を硬化させることにより、前記基材に前記部品を接着する工程と、
    を有し、
    前記所定の接触深さは、前記部品に付着させる前記接着剤の量に対応して定められることを特徴とする接着剤による接着方法。
  3. 前記接着剤の量は、前記基材に接着される前記部品の高さ位置に対応して定められることを特徴とする請求項1または2に記載の接着剤による接着方法。
  4. 前記接着剤テーブルの表面の一部には撥液部が形成されており、
    前記撥液部は、前記撥液部が形成されていない領域よりも、前記接着剤に対する濡れ性が低いものであって、
    前記接着剤は、前記接着剤テーブルにおける前記撥液部の上に供給されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の接着剤による接着方法。
  5. 表面の一部に接着剤が供給される撥液部を有する接着剤テーブルと、
    部材に接着される部品を移動させるハンドと、
    を有し、
    前記撥液部は、前記撥液部が形成されていない領域よりも、前記接着剤に対する濡れ性が低いものであって、
    前記ハンドにより、前記部品を前記接着剤テーブルの前記撥液部に供給されている前記接着剤に接触させた後、前記部品を前記接着剤より離すことにより、前記部品に接着剤を付着させ、前記部品に付着している前記接着剤により、前記部品を前記部材に接着させることを特徴とする接着装置。
  6. 前記接着剤テーブルの前記撥液部に供給された接着剤と前記部品との接触状態を撮像する第1の撮像部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の接着装置。
  7. 前記第1の撮像部において撮像された画像に基づき前記部品に接する前記接着剤の濡れ幅を算出する制御部を有することを特徴とする請求項6に記載の接着装置。
  8. 前記第1の撮像部において撮像された画像に基づき前記部品の前記接着剤への接触深さを算出する制御部を有することを特徴とする請求項6に記載の接着装置。
  9. 前記部材と前記部品との高さ位置を撮像する第2の撮像部が設けられていることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の接着装置。
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