JP2015226967A - ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作を成功する可能性を高くすることができるロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法を提供する。【解決手段】ロボットは、ハンドと、ハンドを制御する制御部とを含み、制御部は、ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、第1の動作とは異なる設定条件に定める。ロボットシステムは、ハンドを備えるロボットと、制御装置とを含む。制御装置、制御方法は、ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、第1の動作とは異なる設定条件に定める。【選択図】図4
Description
本発明は、ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法に関する。
製造等の作業現場では、組み立て等の作業にロボットを用いることで、人手で行っていた作業の自動化が図られてきた。ロボットによる組み立て作業では、ロボットアームの先端に備えられたハンドで部品等の対象物を把持し、他の対象物に組み付ける動作がなされることがある。そのような動作には、例えば、特許文献1に記載されているように、テーブル等に載置され穴を有する対象物に対して、ロボットハンドが把持したワークを押し当てた状態で移動させることによって、ワークを挿入することができる穴の位置を探索する探り動作がある。
探り動作に失敗した場合、探り動作を開始する初期位置であるアプローチポイントに移動して、探り動作を再開する。しかしながら、アプローチポイントが同じであれば、何度探り動作を繰り返しても失敗する可能性が高い。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、動作を成功する可能性を高くすることができるロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法を提供する。
本発明の一態様は、ハンドと、前記ハンドを制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定めるロボットである。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、上述したロボットであって、前記ハンドは第1の対象物を把持し、前記第1の動作及び前記第2の動作は、それぞれ第1の対象物を接触しながら前記第1の対象物の開口部を第2の対象物の先端に挿入できる位置を探索する動作であり、前記設定条件は、前記挿入できる位置の探索領域を含む、構成が用いられてもよい。
この構成によれば、前回の探索領域とは異なる探索領域で、第1の対象物を接触しながら前記第1の対象物の開口部を第2の対象物の先端に挿入できる位置を探索する探り動作が行われるので、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、前回の探索領域とは異なる探索領域で、第1の対象物を接触しながら前記第1の対象物の開口部を第2の対象物の先端に挿入できる位置を探索する探り動作が行われるので、探索に成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、上述したロボットであって、前記ハンドに作用する力を検出するセンサーを含み、前記制御部は、前記第1の動作の実行中に前記センサーが検出した力の大きさに基づいて前記第2の動作の探索領域を定める、構成が用いられてもよい。
この構成によれば、センサーが検出した力の大きさは、第1の対象物の表面の状態に依存するため、前回の探索領域内の第1の対象物の表面の状態に応じて、前回の探索領域の一部を含むように探索領域を定めることができる。そのため、前回の探索領域の一部に第1の対象物の開口部が近接した場合に、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、センサーが検出した力の大きさは、第1の対象物の表面の状態に依存するため、前回の探索領域内の第1の対象物の表面の状態に応じて、前回の探索領域の一部を含むように探索領域を定めることができる。そのため、前回の探索領域の一部に第1の対象物の開口部が近接した場合に、探索に成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、上述したロボットであって、前記制御部は、前記第1の対象物が前記第2の対象物に接触しているときに前記センサーが検出した力の大きさが所定の大きさよりも低下した箇所に基づいて前記探索領域を定める、構成が用いられてもよい。
この構成によれば、前回の探索領域において、第1の対象物の表面が陥没している可能性がある箇所が検出される。その箇所に基づいて設定された探索領域内で探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、前回の探索領域において、第1の対象物の表面が陥没している可能性がある箇所が検出される。その箇所に基づいて設定された探索領域内で探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、上述したロボットであって、前記設定条件は、前記探索領域の初期位置を含む、構成が用いられてもよい。
この構成によれば、第1の対象物の表面が陥没している可能性がある箇所を優先して、探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1の対象物の表面が陥没している可能性がある箇所を優先して、探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、ハンドを備えるロボットと、前記ロボットの動作領を制御する制御装置と、を含み、前記制御装置は、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件と定めるロボットシステムである。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、ハンドを備えるロボットの動作を制御する制御装置であって、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件と定める制御装置である。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
本発明の他の態様は、ハンドを備えるロボットの動作を制御する制御方法であって、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件と定める制御方法である。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
以上のように、本発明に係るロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法は、ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定める。
これにより、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
これにより、第1の動作とは異なる設定条件で第2の動作が行われるため、第1の動作が失敗しても、第2の動作が成功する可能性を高くすることができる。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るロボットシステム1の構成を示す図である。ロボットシステム1は、4つの撮像部(撮像部10、第1動撮像部21、第2動撮像部22)を備えるロボット20と、制御装置30を具備する。撮像部10は、第1固定撮像部11と、第2固定撮像部12とを含む。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るロボットシステム1の構成を示す図である。ロボットシステム1は、4つの撮像部(撮像部10、第1動撮像部21、第2動撮像部22)を備えるロボット20と、制御装置30を具備する。撮像部10は、第1固定撮像部11と、第2固定撮像部12とを含む。
ロボットシステム1は、第1固定撮像部11と第2固定撮像部12により、ロボット20が作業を行う範囲を撮像する。ロボットシステム1は、第1固定撮像部11と第2固定撮像部12により撮像された撮像画像に基づいて、ロボット20の動作を制御する。例えば、ロボットシステム1は、ロボット20が把持する第1対象物Wを第2対象物Aに接近させる。第1対象物Wは、その主面の中心部に開口部を有する平板、例えば、歯車である。第2対象物Aは、軸状の形状を有する軸部と、その主面の形状が長方形である平板部とから構成される。軸部は、その一端が突起状の形状を有する軸部材、例えば、挿入ピンである。軸部は、平板部の主面の一方に対して垂直に配置され、平板部の主面の他方は作業台Tの主面上に指示される。従って、第2対象物Aの軸部は、長手方向を鉛直方向に向けて作業台Tの主面上に載置される。第2対象物Aの軸部の他端は、作業台Tの主面上に支持され、第1対象物Wの開口部の半径は、第2対象物Aの軸部の半径よりも大きい。従って、ロボットシステム1が、第2対象物Aの軸部の先端が第1対象物Wの開口部の領域に含まれる位置に第1対象物を移動させることができれば、第1対象物Wを把持する力を解除することで、第1対象物Wの開口部に第2対象物Aの軸部の先端を挿入することができる。なお、以下の説明では、第2対象物Aの軸部を、単に「第2対象物A」と呼ぶことがある。
ロボットシステム1は、第1対象物Wの主面に第2対象物Aの先端を接触させ、接触させたまま第1対象物を移動させることにより、第1対象物の開口部に第2対象物の先端を挿入することができる位置(以下、「挿入可能位置」)を探索する。この挿入可能位置を探索することを目的とする動作は、探り動作とも呼ばれる。以下の説明では、この動作、この動作を行うための処理を、それぞれ、単に「探索」、「探索処理」と呼ぶことがある。また、第1対象物Wの主面上において第2対象物の先端を接触した点を「接触点」と呼ぶことがある。接触点が、第1対象物Wの開口部に含まれる位置に達すると、第2対象物の先端が挿入可能になる。
ロボットシステム1は、所定の探索領域内で探索処理を行うことにより挿入可能位置を探索できたと判定した場合には、第1対象物Wを把持する力を解除して、第1対象物Wの開口部に第2対象物Aを挿入させることができる。挿入可能位置を探索できなかったと判定した場合には、ロボットシステム1は、探索領域を変更して、次の探索処理を行う。なお、動作の目的を達し挿入可能位置を探索できた場合、挿入可能位置を探索できなかった場合、をそれぞれ単に「成功」、「失敗」、と呼ぶことがある。
なお、第1対象物Wは、歯車に限らず、ロボット20が把持可能であって開口部を有する物体であれば、いかなる物体であってもよい。第1対象物Wは、例えば、ナット、Oリング、等である。第2対象物Aは、その全体又は一部に軸状の形状を有する軸部を有し、その先端面が第1対象物Wの開口部の領域に完全に含まれる物体であれば、挿入ピンに限られず、いかなる物体であってもよい。第2対象物Aは、例えば、ボルト、ネジ、等、又はそれらを含んで構成された物体であってもよい。
ロボット20は、撮像部10と、第1動撮像部21と、第2動撮像部22と、力センサー23と、把持部(ハンド)HND1と、把持部(ハンド)HND2と、マニピュレーターMNP1と、マニピュレーターMNP2と、図示しない複数のアクチュエーターを備えた双腕ロボットである。双腕ロボットとは、把持部HND1とマニピュレーターMNP1によって構成される腕(以下、第1腕と称する)と、把持部HND2とマニピュレーターMNP2によって構成される腕(以下、第2腕と称する)との2本の腕を有するロボットである。
なお、ロボット20は、双腕ロボットに限られず、単腕ロボットであってもよい。単腕ロボットとは、1本の腕を有するロボットであり、例えば、前記の第1腕と第2腕のうちのいずれか一方を有するロボットである。また、ロボット20は、さらに制御装置30を内蔵し、内蔵された制御装置30により制御される。なお、ロボット20は、内蔵された制御装置30により制御される構成に代えて、ロボット20と別体の制御装置30により制御される構成を有していてもよい。
第1腕は、6軸垂直多関節型となっており、支持台とマニピュレーターMNP1と把持部HND1とがアクチュエーターによる連携した動作によって6軸の自由度の動作を行うことができる。また、第1腕は、第1動撮像部21と、力センサー23を備える。
第1動撮像部21は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。
第1動撮像部21は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。
第1動撮像部21は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の通信規格に基づいて行われる。なお、第1動撮像部21と制御装置30とは、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて行われる無線通信によって接続されてもよい。
第1動撮像部21は、図1に示したように第1腕を構成するマニピュレーターMNP1の一部に備えられており、第1腕の動きによって移動することが可能である。第1動撮像部21は、把持部HND2により把持された物体を含む範囲が撮像可能な位置に設置されている。以下では、第1動撮像部21により撮像される撮像画像を第1動撮像画像と称する。
第1腕に備えられた力センサー23は、第1腕の把持部HND1とマニピュレーターMNP1との間に備えられている。力センサー23は、把持部HND1(あるいは、把持部HND1に把持された第1対象物W)に作用した力やモーメントを検出する。力センサー23は、検出した力やモーメントを示す情報を、通信により制御装置30へ出力する。力センサー23により検出された力やモーメントを示す情報は、例えば、制御装置30によるロボット20のコンプライアントモーション制御に用いられる。
第2腕は、6軸垂直多関節型となっており、支持台とマニピュレーターMNP2と把持部HND2とがアクチュエーターによる連携した動作によって6軸の自由度の動作を行うことができる。また、第2腕は、第2動撮像部22と、力センサー23を備える。
第2動撮像部22は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。
第2動撮像部22は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。
第2動撮像部22は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格に基づいて行われる。なお、第2動撮像部22と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第2動撮像部22は、図1に示したように第2腕を構成するマニピュレーターMNP2の一部に備えられており、第2腕の動きによって移動することが可能である。第2動撮像部22は、把持部HND1により第1対象物Wが把持され、第1対象物Wが第2対象物Aの先端に近接又は接触している場合、第2腕の動きによって把持部HND1により把持された第1対象物Wと、第2対象物Aとを含む範囲が撮像可能な位置に設置されている。以下では、第2動撮像部22により撮像される撮像画像を第2動撮像画像と称する。
第2腕に備えられた力センサー23は、第2腕の把持部HND2とマニピュレーターMNP2との間に備えられている。力センサー23は、把持部HND2(あるいは、把持部HND2に把持された物体)に作用した力やモーメントを検出する。力センサー23は、検出した力やモーメントを示す情報を、通信により制御装置30へ出力する。力センサー23により検出された力やモーメントを示す情報は、例えば、制御装置30によるロボット20のコンプライアントモーション制御に用いられる。
なお、第1腕と第2腕はそれぞれ、5自由度(5軸)以下で動作するものであってもよく、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。以下では、第1腕と第2腕によって行われるロボット20の動作について説明する。また、ロボット20の把持部HND1及び把持部HND2は、物体を把持可能な爪部を備える。これにより、ロボット20は、把持部HND1と把持部HND2のうちいずれか一方又は両方によって第1対象物Wを把持することができる。
撮像部10は、第1固定撮像部11と、第2固定撮像部12を備え、これら2台の撮像部によって構成されるステレオ撮像部である。なお、撮像部10は、2台の撮像部によって構成されることに代えて、3台以上の撮像部によって構成されてもよく、1台のカメラにより二次元画像を撮像する構成であってもよい。本実施形態において、撮像部10は、図1に示したようにロボット20の一部としてロボット20の頭頂部に設置されているが、これに代えて、ロボット20とは別体、つまりロボット20とは異なる位置に設置される構成であってもよい。
第1固定撮像部11は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。第1固定撮像部11は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の通信規格に基づいて行われる。なお、第1固定撮像部11と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第1固定撮像部11は、ロボット20が作業を行う範囲として第1対象物Wと第2対象物Aを含む範囲を撮像可能な位置に設置されている。以下では、第1固定撮像部11により撮像される撮像画像を第1固定撮像画像と称して説明する。なお、第1固定撮像部11は、前記の範囲の静止画像を第1固定撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、前記の範囲の動画像を第1固定撮像画像として撮像する構成であってもよい。
第2固定撮像部12は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。第2固定撮像部12は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の通信規格に基づいて行われる。なお、第2固定撮像部12と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。
第2固定撮像部12は、第1固定撮像部11と同様の撮像範囲を撮像可能な位置に設置されている。以下では、第2固定撮像部12により撮像される撮像画像を第2固定撮像画像と称して説明する。なお、第2固定撮像部12は、前記の範囲の静止画像を第2固定撮像画像として撮像する構成であるとするが、これに代えて、前記の範囲の動画像を第2固定撮像画像として撮像する構成であってもよい。以下では、説明の便宜上、第1固定撮像画像と第2固定撮像画像をまとめてステレオ撮像画像と称して説明する。
ロボット20は、例えばケーブルによって内蔵された制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の通信規格に基づいて行われる。なお、ロボット20と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格に基づいて行われる無線通信によって接続されてもよい。
本実施形態において、ロボット20は、ロボット20に内蔵された制御装置30から制御信号を取得し、取得した制御信号に基づいて、ロボット20の把持部HND1により把持された第1対象物Wの位置を制御することにより、探索を行う場合を例にして説明する。
なお、以下の説明において、第1腕が行う動作は、第2腕によって行われてもよく、第2腕が行う動作は、第1腕によって行われてもよい。換言すると、ロボット20は、把持部HND1により第1対象物Wが把持される構成に代え、把持部HND2により第1対象物Wが把持される構成であってもよい。
なお、以下の説明において、第1腕が行う動作は、第2腕によって行われてもよく、第2腕が行う動作は、第1腕によって行われてもよい。換言すると、ロボット20は、把持部HND1により第1対象物Wが把持される構成に代え、把持部HND2により第1対象物Wが把持される構成であってもよい。
制御装置30は、上述した4つの撮像部により撮像された撮像画像に基づいて、ビジュアルサーボ又はコンプライアントモーション制御により、第1対象物Wの位置を制御する。制御装置30は、例えば、ビジュアルサーボを用いる際、撮像画像から第1対象物Wの位置と第2対象物Aの位置を検出する。制御装置30は、検出した第1対象物Wの位置と第2対象物Aの位置に基づいて、第2対象物Aに第1対象物Wが近づくようにロボット20を制御する。そして、第2対象物Aに第1対象物Wの主面が接触しているときに、制御装置30は、第1対象物Wと第2対象物Aとを含む範囲の静止画像を第2動撮像画像として撮像できるようにロボット20を制御する。
次に、第2動撮像部22による第2動撮像画像の撮像について説明する。図2は、第2動撮像部22によって第2動撮像画像が撮像される様子の一例を示す図である。制御装置30は、第2対象物Aの先端から水平方向に予め定めた距離だけ離れた視点位置に第2動撮像部22を移動させ、第2動撮像部22の光学軸の方向を第2対象物Aの先端に向けるように第2腕を制御する。第2動撮像部22は、この視点位置に配置され、この位置に向くことで、把持部HND1により把持された第1対象物Wの主面と第2対象物Aを含む範囲を、第1対象物Wの側面から撮像することができる。この視点位置は、第2動撮像部22が把持部HND1もしくは第1対象物Wに接触も遮られもしない位置である。
他方、第1腕が第1対象物Wを第2対象物Aに接近又は接触すると、第2対象物Aが第1腕、第1対象物Wによって、第1固定撮像部11又は第2固定撮像部12に対して遮られることがある。よって、制御装置30は、第2動撮像部22が取得した第2動撮像画像を用いることにより、第1対象物Wの位置を安定して制御することができる。
他方、第1腕が第1対象物Wを第2対象物Aに接近又は接触すると、第2対象物Aが第1腕、第1対象物Wによって、第1固定撮像部11又は第2固定撮像部12に対して遮られることがある。よって、制御装置30は、第2動撮像部22が取得した第2動撮像画像を用いることにより、第1対象物Wの位置を安定して制御することができる。
次に、図3を参照して、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図3は、制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34を備え、通信部34を介して第1固定撮像部11、第2固定撮像部12、第1動撮像部21、第2動撮像部22、及びロボット20と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部32は、制御装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、表示部として機能してもよく、さらに、タッチパネルとして構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
次に、図4を参照して、制御装置30の機能構成について説明する。図4は、制御装置30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33と、画像取得部35と、制御部36を備える。制御部36が備える機能部のうち一部又は全部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
画像取得部35は、ロボット20から撮像部10により撮像されたステレオ撮像画像を取得する。画像取得部35は、取得されたステレオ撮像画像を制御部36に出力する。また、画像取得部35は、ロボット20から第1動撮像部21により撮像された第1動撮像画像を取得する。画像取得部35は、取得された第1動撮像画像を制御部36に出力する。また、画像取得部35は、ロボット20から第2動撮像部22により撮像された第2動撮像画像を取得する。画像取得部35は、取得された第2動撮像画像を制御部36に出力する。
制御部36は、撮像制御部41とロボット制御部42とを含んで構成される。
撮像制御部41は、第1腕の動作を制御することにより、第1動撮像部21の位置及び向きを制御し、第2腕の動作を制御することにより、第2動撮像部22の位置及び向きを制御する。撮像制御部41は、例えば、上述した探索を開始する前に、撮像制御部41は、第2動撮像部22の位置を視点位置に移動させ、第2動撮像部22の光学軸の向きを視点方向に向けるように第2腕を制御する。
ロボット制御部42は、ビジュアルサーボ又はコンプライアントモーション制御によりロボット20の動作を制御する。ロボット制御部42は、例えば、以下に説明する制御処理を実行する。
撮像制御部41は、第1腕の動作を制御することにより、第1動撮像部21の位置及び向きを制御し、第2腕の動作を制御することにより、第2動撮像部22の位置及び向きを制御する。撮像制御部41は、例えば、上述した探索を開始する前に、撮像制御部41は、第2動撮像部22の位置を視点位置に移動させ、第2動撮像部22の光学軸の向きを視点方向に向けるように第2腕を制御する。
ロボット制御部42は、ビジュアルサーボ又はコンプライアントモーション制御によりロボット20の動作を制御する。ロボット制御部42は、例えば、以下に説明する制御処理を実行する。
図5は、本実施形態に係る制御処理を示すフローチャートである。
図5に示す処理では、ロボット20の動作が、第1腕の把持部HND1で第1対象物Wの開口部が第2対象物Aの先端となる位置を探索する動作(探り動作)である場合を例にする。
(ステップS101)ロボット制御部42は、第1腕に第1対象物Wを把持させ、第1対象物Wの開口部の中心の位置を第2対象物Aの先端の位置に接近させる。
ロボット制御部42は、例えば、公知の画像処理技術を用いて、画像に表された第1対象物W、第2対象物Aをそれぞれ識別し、識別した第1対象物Wの開口部の中心の位置、第2対象物Aの先端の位置を推定する。ロボット制御部42は、推定した第2対象物Aの先端の位置を目標位置と設定し、HND1に第1対象物Wを把持させ、第1対象物Wの開口部の中心の位置が目標位置に近づくように第1腕を制御する。その後、ステップS102に進む。
なお、制御誤差により第1対象物Wの開口部の中心の位置が第2対象物Aの先端の位置からずれるため、第2対象物Aの先端が第1対象物Wの平面部に接触することがある。
図5に示す処理では、ロボット20の動作が、第1腕の把持部HND1で第1対象物Wの開口部が第2対象物Aの先端となる位置を探索する動作(探り動作)である場合を例にする。
(ステップS101)ロボット制御部42は、第1腕に第1対象物Wを把持させ、第1対象物Wの開口部の中心の位置を第2対象物Aの先端の位置に接近させる。
ロボット制御部42は、例えば、公知の画像処理技術を用いて、画像に表された第1対象物W、第2対象物Aをそれぞれ識別し、識別した第1対象物Wの開口部の中心の位置、第2対象物Aの先端の位置を推定する。ロボット制御部42は、推定した第2対象物Aの先端の位置を目標位置と設定し、HND1に第1対象物Wを把持させ、第1対象物Wの開口部の中心の位置が目標位置に近づくように第1腕を制御する。その後、ステップS102に進む。
なお、制御誤差により第1対象物Wの開口部の中心の位置が第2対象物Aの先端の位置からずれるため、第2対象物Aの先端が第1対象物Wの平面部に接触することがある。
(ステップS102)ロボット制御部42は、第1対象物Wの平面部が第2対象物Aの先端に接触したか否かを判定する。平面部とは、第2対象物Aの先端が第1対象物Wの開口部の主面のうち開口部が形成されていない部分である。
ロボット制御部42は、センサー情報が示すセンサー値の単位時間当たりの変化量が、第1閾値よりも大きい場合、接触したと判定し、それ以外の場合、接触していないと判定する。センサー情報とは、第1腕に備えられた力センサー23において検出された力の大きさを示す情報である。第1閾値は、力の単位時間当たりの変化量の予め定めた閾値である。これは、第1対象物Wが、第2対象物Aに接触したときに反力を受け、接触していないとき反力を受けないことによる。
接触したと判定された場合(ステップS102 YES)、ステップS103に進む。接触していないと判定された場合(ステップS102 NO)、ステップS101に戻る。
ロボット制御部42は、センサー情報が示すセンサー値の単位時間当たりの変化量が、第1閾値よりも大きい場合、接触したと判定し、それ以外の場合、接触していないと判定する。センサー情報とは、第1腕に備えられた力センサー23において検出された力の大きさを示す情報である。第1閾値は、力の単位時間当たりの変化量の予め定めた閾値である。これは、第1対象物Wが、第2対象物Aに接触したときに反力を受け、接触していないとき反力を受けないことによる。
接触したと判定された場合(ステップS102 YES)、ステップS103に進む。接触していないと判定された場合(ステップS102 NO)、ステップS101に戻る。
(ステップS103)ロボット制御部42は、第1対象物Wの開口部に、第2対象物Aの先端が挿入したか否かを判定する。
ロボット制御部42は、センサー情報が示す、第1対象物Wに対して第2対象物Aの先端から他端への方向(以下、作用方向と呼ぶ。作用方向は、図1の例では、鉛直方向)への力の大きさを示すセンサー値が、第2閾値よりも小さいとき、挿入したと判定し、それ以外の場合には、挿入していないと判定する。この第2閾値は、例えば、探索において第1対象物Wと第2対象物Aが接触しているときに、第1対象物Wに対して作用させた力の大きさよりも小さい正の値である。これは、第1対象物Wの開口部に第2対象物Aの先端が挿入されたとき、第1対象物Wが第2対象物Aから受けていた反力が緩和又は失われることによる。
挿入したと判定された場合(ステップS103 YES)、ロボット制御部42は、第1腕に対して第1対象物Wに対して作用させていた力を解除させ、本処理を終了する。挿入していないと判定された場合(ステップS103 NO)、ステップS104に進む。
ロボット制御部42は、センサー情報が示す、第1対象物Wに対して第2対象物Aの先端から他端への方向(以下、作用方向と呼ぶ。作用方向は、図1の例では、鉛直方向)への力の大きさを示すセンサー値が、第2閾値よりも小さいとき、挿入したと判定し、それ以外の場合には、挿入していないと判定する。この第2閾値は、例えば、探索において第1対象物Wと第2対象物Aが接触しているときに、第1対象物Wに対して作用させた力の大きさよりも小さい正の値である。これは、第1対象物Wの開口部に第2対象物Aの先端が挿入されたとき、第1対象物Wが第2対象物Aから受けていた反力が緩和又は失われることによる。
挿入したと判定された場合(ステップS103 YES)、ロボット制御部42は、第1腕に対して第1対象物Wに対して作用させていた力を解除させ、本処理を終了する。挿入していないと判定された場合(ステップS103 NO)、ステップS104に進む。
(ステップS104)ロボット制御部42は、予め定めた方法を用いて、探索における初期位置及び探索領域を設定し、第1腕に対して、第1対象物Wの平面部と第2対象物Aの先端との接触点が、設定した初期位置となる位置に第1対象物Wを移動させる。所定のルールによる初期位置及び探索領域の設定例については、後述する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)ロボット制御部42は、第1腕に対して、第1対象物Wの平面部と第2対象物Aの先端との接触点を探索領域内で移動させる(探索)。
このとき、ロボット制御部42は、コンプライアントモーション制御により第1腕に対してその平面部が第2対象物Aに接触させながら第1対象物Wを並進移動させることで、位置制御の精度を確保することができる。その後、ステップS106に進む。
このとき、ロボット制御部42は、コンプライアントモーション制御により第1腕に対してその平面部が第2対象物Aに接触させながら第1対象物Wを並進移動させることで、位置制御の精度を確保することができる。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)ロボット制御部42は、ステップS103と同様に、第1対象物Wの開口部に、第2対象物Aの先端が挿入したか否かを判定する。判定の際、ロボット制御部42は、ステップS103と同様な処理を行ってもよい。
挿入したと判定された場合(ステップS106 YES)、ロボット制御部42は、第1腕に対して第1対象物Wに対して作用させていた力を解除させ、本処理を終了する。挿入していないと判定された場合(ステップS106 NO)、ステップS107に進む。
挿入したと判定された場合(ステップS106 YES)、ロボット制御部42は、第1腕に対して第1対象物Wに対して作用させていた力を解除させ、本処理を終了する。挿入していないと判定された場合(ステップS106 NO)、ステップS107に進む。
(ステップS107)ロボット制御部42は、第1腕に対して、第1対象物Wの平面部と第2対象物Aの先端との接触点の移動を終了させるか否かを判定する。
ここで、ロボット制御部42は、探索領域を形成する探索経路の終点に接触点が到達したか否かにより、接触点の移動を終了させるか否かを判定する。
終了させると判定した場合(ステップS107 YES)、ステップS108に進む。終了させないと判定した場合(ステップS107 NO)、ステップS105に戻る。
ここで、ロボット制御部42は、探索領域を形成する探索経路の終点に接触点が到達したか否かにより、接触点の移動を終了させるか否かを判定する。
終了させると判定した場合(ステップS107 YES)、ステップS108に進む。終了させないと判定した場合(ステップS107 NO)、ステップS105に戻る。
(ステップS108)ロボット制御部42は、探索が行われていたとき、センサー情報が示すセンサー値が、所定の範囲内である接触点の箇所を検出したか否かを判定する。
ここで、ロボット制御部42は、ステップS107で終了すると判定した探索において、センサー情報が示すセンサー値が、所定の範囲として第2閾値以上であって第3閾値よりも小さい接触点があったか否かを判定する。第3閾値は、第2閾値よりも大きく、第1対象物Wに対して作用させた力の大きさよりも小さい値である。第3閾値は、第1対象物Wの平面部の凹凸に伴って一時的に低下した力の下限値よりも小さい値であってもよい。これにより、探索中における第1対象物Wが第2対象物Aから受けていた反力が低下したこと(反力低下)が検知される。検知された時点で第2対象物Aの先端が第1対象物Wの開口部に挿入するに至らないが、開口部の先端に接触したことが推定される。ロボット制御部42は、探索中に反力低下が検知された場合、その時点における接触点の箇所を記憶する。
検出したと判定された場合(ステップS108 YES)、ステップS109に進む。検出していないと判定された場合(ステップS108 NO)、ステップS104に戻る。
ここで、ロボット制御部42は、ステップS107で終了すると判定した探索において、センサー情報が示すセンサー値が、所定の範囲として第2閾値以上であって第3閾値よりも小さい接触点があったか否かを判定する。第3閾値は、第2閾値よりも大きく、第1対象物Wに対して作用させた力の大きさよりも小さい値である。第3閾値は、第1対象物Wの平面部の凹凸に伴って一時的に低下した力の下限値よりも小さい値であってもよい。これにより、探索中における第1対象物Wが第2対象物Aから受けていた反力が低下したこと(反力低下)が検知される。検知された時点で第2対象物Aの先端が第1対象物Wの開口部に挿入するに至らないが、開口部の先端に接触したことが推定される。ロボット制御部42は、探索中に反力低下が検知された場合、その時点における接触点の箇所を記憶する。
検出したと判定された場合(ステップS108 YES)、ステップS109に進む。検出していないと判定された場合(ステップS108 NO)、ステップS104に戻る。
(ステップS109)ロボット制御部42は、検出した箇所に基づいて、探索における初期位置及び探索領域を設定し、第1腕に対して、第1対象物Wの平面部と第2対象物Aの先端との接触点が、設定した初期位置となる位置に第1対象物Wを移動させる。その後、ステップS105に戻る。
次に、探索領域の設定例について説明する。以下の説明では、ステップS104、S109において設定される探索領域を、それぞれ第1探索領域、第2探索領域と呼んで、両者を区別することがある。図6は、探索領域の一例を示す図である。
図6において、探索領域が破線で示されている。この探索領域は、当初接触点Cと変位点S1に基づいて定められる正方形、つまり、当初接触点Cと変位点S1とを結ぶ線分と垂直な方向に、オフセット量dと等しい幅を有する領域である。当初接触点Cとは、ステップS101により第1対象物の平面部のうち第2対象物Aの先端が初めて接触した点である。変位点S1は、当初接触点Cから予め定めた方向(オフセット方向)に予め定めた距離(オフセット量)だけずれた第1対象物Wの平面部上の1点である。ここで、オフセット量として、第1対象物Wの位置の水平面方向の制御誤差の大きさを示す標準偏差σに基づいて、例えば、6σと定めておいてもよい。当初接触点Cから変位点S1に向けられた矢印は、予め定めたオフセット方向を示す矢印であり、W、Bは、それぞれ第1対象物W、第1の対象物の開口部を示す。
図6において、探索領域が破線で示されている。この探索領域は、当初接触点Cと変位点S1に基づいて定められる正方形、つまり、当初接触点Cと変位点S1とを結ぶ線分と垂直な方向に、オフセット量dと等しい幅を有する領域である。当初接触点Cとは、ステップS101により第1対象物の平面部のうち第2対象物Aの先端が初めて接触した点である。変位点S1は、当初接触点Cから予め定めた方向(オフセット方向)に予め定めた距離(オフセット量)だけずれた第1対象物Wの平面部上の1点である。ここで、オフセット量として、第1対象物Wの位置の水平面方向の制御誤差の大きさを示す標準偏差σに基づいて、例えば、6σと定めておいてもよい。当初接触点Cから変位点S1に向けられた矢印は、予め定めたオフセット方向を示す矢印であり、W、Bは、それぞれ第1対象物W、第1の対象物の開口部を示す。
ロボット制御部42は、ステップS104において、初回の第1探索領域を当初接触点Cとオフセット方向に基づいて定めてもよい。その場合、ロボット制御部42は、初期位置を当初接触点Cと定め、終点を変位点S1と定めてもよいし、初期位置を変位点S1と定め、終点を当初接触点Cと定めてもよい。ロボット制御部42は、探索において、初期位置から終点まで接触点の軌跡が探索領域内を網羅されるように第1対象物Wを移動させる。
次に、接触点を移動させる際の探索経路の例について説明する。図7は、探索経路の一例を示す図である。
図7に示される探索経路は、変位点S1と当初接触点Cを含むジグザグ状の経路である。この経路は、当初接触点Cと変位点S1とを結ぶ線分に直交する部分(直交線分)と、その1つの直交線分の終点から隣接した直交線分の起点とを結ぶ部分(斜行線分)とが繰り返して構成される。この例では、1つの直交線分の長さは、オフセット量dに等しい。直交線分間又は斜行線分間の間隔を、第1対象物の開口部の直径よりも小さい間隔に定めることで、この探索経路で探索領域が網羅される。この間隔は、例えば、第1の対象物の開口部の直径と第2の対象物の一端の直径との差である。また、この探索経路の起点、終点は、当初接触点C、変位点S1であってもよいが、探索領域の頂点O1、D1であってもよい。
図7に示される探索経路は、変位点S1と当初接触点Cを含むジグザグ状の経路である。この経路は、当初接触点Cと変位点S1とを結ぶ線分に直交する部分(直交線分)と、その1つの直交線分の終点から隣接した直交線分の起点とを結ぶ部分(斜行線分)とが繰り返して構成される。この例では、1つの直交線分の長さは、オフセット量dに等しい。直交線分間又は斜行線分間の間隔を、第1対象物の開口部の直径よりも小さい間隔に定めることで、この探索経路で探索領域が網羅される。この間隔は、例えば、第1の対象物の開口部の直径と第2の対象物の一端の直径との差である。また、この探索経路の起点、終点は、当初接触点C、変位点S1であってもよいが、探索領域の頂点O1、D1であってもよい。
次に、ロボット制御部42による探索領域の設定方法について、さらに説明する。
ロボット制御部42は、ステップS104(図5)において、再度設定される第1探索領域を、既に設定した第1探索領域とは異なる領域に設定する。異なる領域とは、既に設定した第1探索領域の少なくとも一部と重複しない領域が存在することを意味する。例えば、ロボット制御部42は、初期位置をランダムに定め、定めた初期位置を基準として予め定めた範囲であって第1対象物Wの平面部に含まれる領域を第1探索領域と設定してもよい。また、ロボット制御部42は、当初接触点Cを終点とし、当初接触点Cからオフセット量dを半径とする円周状をN(Nは、2以上の整数)等分した点のそれぞれを各回の初期位置とし、初期位置と終点とを結ぶ線を含む領域を第1探索領域と設定してもよい。ロボット制御部42は、各回の初期位置を設定したN点から所定の順序で選択する。その順序は、時計回り、反時計回り、ランダム、のいずれでもよい。
ロボット制御部42は、ステップS104(図5)において、再度設定される第1探索領域を、既に設定した第1探索領域とは異なる領域に設定する。異なる領域とは、既に設定した第1探索領域の少なくとも一部と重複しない領域が存在することを意味する。例えば、ロボット制御部42は、初期位置をランダムに定め、定めた初期位置を基準として予め定めた範囲であって第1対象物Wの平面部に含まれる領域を第1探索領域と設定してもよい。また、ロボット制御部42は、当初接触点Cを終点とし、当初接触点Cからオフセット量dを半径とする円周状をN(Nは、2以上の整数)等分した点のそれぞれを各回の初期位置とし、初期位置と終点とを結ぶ線を含む領域を第1探索領域と設定してもよい。ロボット制御部42は、各回の初期位置を設定したN点から所定の順序で選択する。その順序は、時計回り、反時計回り、ランダム、のいずれでもよい。
他方、ロボット制御部42は、ステップS109(図5)において、ステップS108(図5)で検出した箇所に基づいて、探索における初期位置及び第2探索領域を設定する。ロボット制御部42は、検出した箇所を中心として予め定めた範囲を第2探索領域として設定する。
ロボット制御部42は、初期位置O1として、例えば、ステップS108で検出した箇所と定めてもよい。探索経路は、図8に示すように検出した箇所を初期位置O1とし、初期位置O1から回転に伴い中心からの半径が増加する軌跡で形成される螺旋状の経路であってもよい。1周当たりの半径の増加量を第2対象物Aの直径よりも小さい間隔に定めておく。これにより、第2探索領域として、ほぼ円形の領域が網羅される。図8において、終点D1は、初期位置O1から、その領域の半径だけ離れた位置にある。
ロボット制御部42は、初期位置O1として、例えば、ステップS108で検出した箇所と定めてもよい。探索経路は、図8に示すように検出した箇所を初期位置O1とし、初期位置O1から回転に伴い中心からの半径が増加する軌跡で形成される螺旋状の経路であってもよい。1周当たりの半径の増加量を第2対象物Aの直径よりも小さい間隔に定めておく。これにより、第2探索領域として、ほぼ円形の領域が網羅される。図8において、終点D1は、初期位置O1から、その領域の半径だけ離れた位置にある。
なお、初期位置は、必ずしもステップS108で検出した箇所には限られず、第2探索領域内で探索経路が網羅されれば、第2探索領域内のどこにあってもよい。第2探索領域の形状は、検出した箇所を基準に対称性がある形状として、円の他に、例えば、正方形であってもよい。第2探索領域の形状は、これには限られず、対称性がなくてもよい。ロボット制御部42は、第2探索領域の大きさとして、その特性長を上述した標準偏差σに基づいて設定してもよい。例えば、円の場合には、半径が3σ、正方形の場合には、1辺の長さが6σであってもよい。
上述したように、ロボット制御部42は、ステップS108で検出される箇所に近接した領域を探索領域と定める。この箇所は、第2対象物Aの先端が第1対象物Wにおいて陥没した部位、例えば、開口部の端部に接する箇所である可能性が高い。そのため、探索領域内で第1対象物Wの開口部を探索するために、探索に成功する可能性を高くすることができる。
なお、上記の説明では、主にロボット20の動作が、第1腕の把持部HND1で第1対象物Wの開口部が第2対象物Aの先端となる位置を探索する探り動作である場合を例にしたが、これには限られない。ロボットの20の動作は、成功後に終了し、失敗後に初期位置、探索領域のいずれか又は両者を変更して再度試行する動作、例えば、ビンピッキングであればよい。
以上、説明したように、本実施形態に係るロボット20は、把持部HND1と、把持部HND1を制御するロボット制御部42と、を含み、ロボット制御部42は、把持部HND1による前回の動作の結果に基づいて、動作の設定条件を、前回の動作とは異なる設定条件に定める。
この構成によれば、前回の動作とは異なる設定条件で今回の動作が行われるため、前回の動作が失敗しても、今回の動作が成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、前回の動作とは異なる設定条件で今回の動作が行われるため、前回の動作が失敗しても、今回の動作が成功する可能性を高くすることができる。
また、ロボット20において、把持部HND1は第1対象物Wを把持し、前回の動作及び今回の動作は、それぞれ第1対象物Wを接触しながら第1対象物Wの開口部を第2対象物Aの先端に挿入できる位置を探索する動作であり、設定条件は、挿入できる位置の探索領域を含む。
この構成によれば、前回の探索領域とは異なる探索領域で、第1対象物Wを接触しながら第1対象物Wの開口部を第2対象物Aの先端に挿入できる位置を探索する探り動作が行われるので、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、前回の探索領域とは異なる探索領域で、第1対象物Wを接触しながら第1対象物Wの開口部を第2対象物Aの先端に挿入できる位置を探索する探り動作が行われるので、探索に成功する可能性を高くすることができる。
また、ロボット20は、把持部HND1に作用する力を検出する力センサー23を含み、ロボット制御部42は、前回の動作の実行中に力センサー23が検出した力の大きさに基づいて今回の動作の探索領域を定める。
力センサー23が検出した力の大きさは、第1対象物Wの表面の状態に依存するため、この構成によれば、前回の探索領域内の第1対象物Wの表面の状態に応じて、前回の探索領域の一部を含むように探索領域を定めることができる。そのため、前回の探索領域の一部に第1対象物Wの開口部が近接した場合に、探索に成功する可能性を高くすることができる。
力センサー23が検出した力の大きさは、第1対象物Wの表面の状態に依存するため、この構成によれば、前回の探索領域内の第1対象物Wの表面の状態に応じて、前回の探索領域の一部を含むように探索領域を定めることができる。そのため、前回の探索領域の一部に第1対象物Wの開口部が近接した場合に、探索に成功する可能性を高くすることができる。
また、ロボット制御部42は、第1対象物Wが第2対象物Aに接触しているときに力センサー23が検出した力の大きさが所定の大きさよりも低下した箇所に基づいて探索領域を定める。
この構成によれば、前回の探索領域において、第1対象物Wの表面が陥没している可能性がある箇所が検出される。その箇所に基づいて設定された探索領域内で探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、前回の探索領域において、第1対象物Wの表面が陥没している可能性がある箇所が検出される。その箇所に基づいて設定された探索領域内で探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
また、ロボット制御部42において、設定条件は、探索領域の初期位置を含む。
この構成によれば、第1対象物Wの表面が陥没している可能性がある箇所を優先して、探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
この構成によれば、第1対象物Wの表面が陥没している可能性がある箇所を優先して、探索が行われるため、探索に成功する可能性を高くすることができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、ロボットシステム1の制御装置30)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…ロボットシステム、10…撮像部、11…第1固定撮像部、12…第2固定撮像部、20…ロボット、21…第1動撮像部、22…第2動撮像部、23…力センサー、
30…制御装置、31…CPU、32…記憶部、33…入力受付部、34…通信部、
35…画像取得部、36…制御部、41…撮像制御部、42…ロボット制御部
30…制御装置、31…CPU、32…記憶部、33…入力受付部、34…通信部、
35…画像取得部、36…制御部、41…撮像制御部、42…ロボット制御部
Claims (8)
- ハンドと、
前記ハンドを制御する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定める
ロボット。 - 前記ハンドは第1の対象物を把持し、
前記第1の動作及び前記第2の動作は、それぞれ第1の対象物を接触しながら前記第1の対象物の開口部を第2の対象物の先端に挿入できる位置を探索する動作であり、
前記設定条件は、前記挿入できる位置の探索領域を含む
請求項1に記載のロボット。 - 前記ハンドに作用する力を検出するセンサーを含み、
前記制御部は、前記第1の動作の実行中に前記センサーが検出した力の大きさに基づいて前記第2の動作の探索領域を定める
請求項2に記載のロボット。 - 前記制御部は、前記第1の対象物が前記第2の対象物に接触しているときに前記センサーが検出した力の大きさが所定の大きさよりも低下した箇所に基づいて前記探索領域を定める
請求項3に記載のロボット。 - 前記設定条件は、前記探索領域の初期位置を含む
請求項2から請求項4のいずれかに記載のロボット。 - ハンドを備えるロボットと、
前記ロボットの動作を制御する制御装置と、
を含み、
前記制御装置は、前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定める
ロボットシステム。 - ハンドを備えるロボットの動作を制御する制御装置であって、
前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定める
制御装置。 - ハンドを備えるロボットの動作を制御する制御方法であって、
前記ハンドによる第1の動作の結果に基づいて、前記第1の動作と同じ目的の第2の動作の設定条件を、前記第1の動作とは異なる設定条件に定める
制御方法。
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