JP2015225561A - 申請データの有効性確認方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいて、データの先祖返りといった現象を防止してマスタデータを効率良く管理できるようにするとともに、運用保守コストを低減可能とする。
【解決手段】申請データを受信すると、この申請データとマスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第1の差分データとしてメモリに格納し、別の申請済み処理中データとマスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第2の差分データとしてメモリに格納し、メモリに格納された第1の差分データと第2の差分データについて、データ項目単位にフラグを確認することで、申請データの有効性を判断する。
【選択図】図13

Description

本発明は、情報システムにおけるマスタデータの変更を申請する申請データの有効性を確認する技術に関する。
ワークフローシステムなどの企業の情報システムにおいては、業務を遂行する際の基礎データとなるマスタデータを管理している。そしてマスタデータは、申請者からのマスタデータの変更申請によって適宜更新される。一方で、既存のワークフローシステムでは、申請から責任者(承認者)による承認、マスタデータへの申請内容(申請データ)の反映までのプロセスが複数同時に発生する。したがって、ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わる複数のプロセスが並行して発生するような情報システムにおいては、マスタデータ更新の際に適切な管理を行わないと、運用上不具合が発生する。例えば、あるマスタデータに対して変更申請がされた後、その申請データが承認されマスタデータに反映される前に同じデータ項目をもつ別の新たな変更申請がされた場合に、この新たな変更申請の申請データがこの変更申請より前に変更申請された申請データより先に承認されマスタデータに反映される、といったような不具合が発生し得る。したがって、新たな申請データが承認されマスタデータに反映された後に、この新たな申請データよりも前に変更申請された古い申請データにマスタデータが書き換えられる、いわゆるデータの先祖返りといった現象が発生し、後に変更申請を行った申請者にとっては、自分より前に変更申請を行った申請者による申請データによりマスタデータが書き換えられることとなり、予期せぬ結果となる。また、データの先祖返りに伴うリカバリー処理が必要となり、このための運用保守コストが発生する。
そこで、ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいては、データの先祖返りといった現象を防止してマスタデータを効率良く管理できるようにするとともに、運用保守コストを低減できる情報システムの実現が求められている。
関連技術として、作業申請内容と作業実績内容から作業申請内容等の的確性を判断する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−215726号公報
上述のように、ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいては、データの先祖返りといった現象を防止してマスタデータを効率良く管理できるようにするとともに、運用保守コストを低減できる仕組みの実現が望まれている。
しかしながら、特許文献1には、情報システムにおけるマスタデータ更新の際の上記問題点を解決する仕組みについては記載されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいて、データの先祖返りといった現象を防止してマスタデータを効率良く管理できるようにするとともに、運用保守コストを低減できる申請データの有効性確認方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための代表的な一例は次の通りである。すなわち、本発明に係る申請データの有効性確認方法は、コンピュータにより、申請データを受信すると、この申請データと上記コンピュータの記憶部に格納されているマスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して差分となるデータ項目にフラグを付与し、第1の差分データとして前記記憶部に格納する。また、上記コンピュータにより、前記記憶部に格納されている別の申請済み処理中データと前記マスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して差分となるデータ項目にフラグを付与し、第2の差分データとして前記記憶部に格納する。そして、上記コンピュータにより、前記記憶部に格納された前記第1の差分データと前記第2の差分データについて、データ項目単位に前記フラグを確認することで、前記申請データの有効性を判断する。
本発明によれば、ワークフローシステムのようにマスタデータの変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいて、データの先祖返りといった現象を防止してマスタデータを効率良く管理できる。また、データの先祖返りに伴うリカバリー処理が不要となるので、運用保守コストを低減できる。
本発明の一実施例に係るワークフローシステム1の全体構成例を示す図である。 ワークフローサーバ102のハードウェア構成例を示す図である。 更新許可日数管理テーブル221のデータ構成例を示す図である。 申請データテーブル222の構成例を示す図である。 申請データ231の構成例を示す図である。 申請済み処理中データ232の構成例を示す図である。 基幹業務システム101から取得したマスタ登録データ233の構成例を示す図である。 第1のデータ234の構成例を示す図である。 第2の差分データ235の構成例を示す図である。 申請データテーブル222、申請データ231、申請済み処理中データ232、マスタ登録データ233のデータ部(507、403、604、702)の構成例を示す図である。 ワークフローシステム1の処理概要を示す図である。 ワークフローサーバ102における申請データの有効性確認処理(図11のステップS1108)の詳細を示すフローチャートである。 同じく、ワークフローサーバ102における申請データの有効性確認処理(図11のステップS1108)の詳細を示すフローチャートである。 申請データの有効性確認プログラム211により申請データが無効と判断された場合の具体例を示す図である。 申請データの有効性確認プログラム211により申請データが有効と判断された場合の具体例を示す図である。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るワークフローシステム1の全体構成例を示す図である。図1に示すように、ワークフローシステム1は、基幹業務システム101とワークフローサーバ102と複数のユーザ端末103とがネットワーク104に接続されて構成されるコンピュータネットワークシステムである。基幹業務システム101は、企業において業務を遂行する際の基礎データとなるマスタデータの処理や管理を行うシステムである。ワークフローサーバ102は、ユーザ端末103から申請区分(マスタデータの新規登録/変更/削除)、マスタデータ更新日を含む申請データをネットワーク104を介して受信すると、申請区分が変更を示し、マスタデータ更新日がマスタデータ更新有効期限日を超えていない場合に、受信した申請データとマスタ登録データとをデータ項目単位でその値同士を比較して算出した第1の差分データと、本申請より前に申請され処理中の申請データとマスタ登録データとをデータ項目単位でその値同士を比較して算出した第2の差分データとを用いて、申請データの的確性を判断するサーバである。尚、本実施形態におけるマスタ登録データとは、基幹業務システム101でマスタデータを登録、管理しているテーブルからワークフローサーバ102が取得したデータを意味し、実体はマスタデータと同じである。
図2は、ワークフローサーバ102のハードウェア構成例を示す図である。ワークフローサーバ102は、一般的なコンピュータ(電子計算機)により実現でき、各種処理や演算、コンピュータ全体の制御等を行うCPU(Central Processing Unit)等の制御装置201と、ハードディスク等の記憶装置202と、データを一時記憶する記憶部であるメモリ203と、ネットワーク104との接続インタフェースであるネットワークインタフェース部204とを具備する。各部は、データの送受信を行う内部通信線(例えば、BUS)等で接続されている。
記憶装置202には、制御装置201によりメモリ203にロードされ実行される申請データの有効性確認プログラム211と、申請データの更新許可日数を管理する更新許可日数管理テーブル221と、申請データおよびその処理状況を記憶、管理する申請データテーブル222が格納されている。
メモリ203は、申請データの有効性確認プログラム211の実行時に取得や生成される各種データ(申請データ231、申請済み処理中データ232、マスタ登録データ233、第1の差分データ234、第2の差分データ235)を一時記憶する。
更新許可日数管理テーブル221、申請データ231、申請データテーブル222、申請済み処理中データ232、マスタ登録データ233、第1の差分データ234、第2の差分データ235の構成例については、それぞれ図3〜図9を参照しながら順を追って説明する。
図3は、更新許可日数管理テーブル221の構成例を示す図である。更新許可日数管理テーブル221は、ユーザ端末103からマスタデータの変更等が申請された日を起算日として、マスタデータの更新を許可する日数(更新許可日数)301を管理するテーブルである。
図4は、申請データ231の構成例を示す図である。申請データ231は、ユーザ端末103からの申請データをメモリ203に一時記憶したデータであり、区分401、キー402、データ部403、申請日404およびマスタデータ更新日405から構成される。
区分401は、申請データの申請区分を表す情報であり、本実施形態では「新規登録」または「変更」または「削除」の3種類ある。区分401が「新規」の場合、基幹業務システム101のマスタデータへの申請データの新規登録申請を表す。区分401が「変更」の場合、基幹業務システム101のマスタデータへの申請データの変更申請を表す。区分401が「削除」の場合、基幹業務システム101のマスタデータへの申請データの削除申請を表す。キー402は、申請データの有効性確認プログラム211の実行時に、基幹業務システム101から該当のマスタ登録データを取得するためのキーとなる情報である。また、キー402は、申請データの有効性確認プログラム211の実行時に、後述の申請データテーブル222から責任者(承認者)未承認の別申請レコードデータ(ワークフローナンバー501、申請日502、区分505、キー506およびデータ部507)を申請済み処理中データ232として取得するためのキーとなる情報である。データ部403は、基幹業務システム101に対して「新規登録」または「変更」または「削除」を申請する実体申請データである。申請日404は、基幹業務システム101に対して「新規登録」または「変更」または「削除」を申請した日を表す情報である。マスタデータ更新日405は、ユーザ端末103が要求する基幹業務システム101におけるマスタデータの更新日を表す情報である。
図5は、申請データテーブル222の構成例を示す図である。申請データテーブル222は、ワークフローナンバー501と、申請日502と、責任者承認日503と、マスタ反映日504と、区分505と、キー506と、データ部507とからなるレコードの集合体であり、ユーザ端末103からの申請データおよびその処理状況を記憶、管理するテーブルである。申請日502、区分505、キー506、データ部507の意味は、それぞれ図4に示す申請日404、区分401、キー402、データ部403と同じである。
各レコードのデータは、申請データの有効性確認プログラム211により申請データが有効と判断された後に、ユーザ端末103からの申請データの保存命令を受けて、メモリ203から申請データ231を取得し、この取得データに対してワークフローシステム1で一意に識別するためのワークフローナンバー501を付与して、申請データテーブル222に保存されたデータである。この保存申請データがワークフローシステム1で責任者(承認者)により承認されると、この保存申請データに責任者承認日503が付与され(承認済み申請データ)、当該レコードが更新される。そして、基幹業務システム101のマスタデータに承認済み申請データが反映されると、承認済み申請データにマスタデータ反映日504が付与され、当該レコードが更新される。
図6は、申請済み処理中データ232の構成例を示す図である。申請済み処理中データ232は、申請データの有効性確認プログラム211の実行時に、申請データ231のキー402をもとに申請データテーブル222から取得した責任者(承認者)未承認データ(ワークフローナンバー501、申請日502、区分505、キー506およびデータ部507)をメモリ203に一時記憶したデータである。ワークフローナンバー501、申請日502、区分505、キー506およびデータ部507は、それぞれ申請済み処理中データ232のワークフローナンバー601、申請日605、区分602、キー603およびデータ部604に対応する。ここで、ワークフローサーバ102において、ユーザ端末103からネットワーク104経由で申請データを受信すると、申請データの有効性確認プログラム211が実行されるが、申請済み処理中データ232は、このプログラム実行時に、受信した申請データを基幹業務システム101のマスタデータへ反映可能か否か、受信した申請データの有効性を判断する際に用いる過去の別申請データである。
図7は、マスタ登録データ233の構成例を示す図である。マスタ登録データ233は、ワークフローサーバ102の申請データの有効性確認プログラム211により、申請データ231のキー402をもとに基幹業務システム101でマスタデータを登録、管理しているテーブルから取得したデータ(マスタ登録データ)をメモリ203に一時記憶したデータであり、キー701とデータ部702とから構成される。
次に、第1の差分データ234と第2の差分データ235を説明する前に、図10を用いて、申請データ231(図4)、申請データテーブル222(図5)、申請済み処理中データ232(図6)、マスタ登録データ233(図7)の各データ部(403、507、604、702)の構成例を説明する。図10に示すように、各データ部(403、507、604、702)は、同一構造であり、キー1001と対応付いた複数のデータ項目(1002〜1005)から構成される。
図8は、第1の差分データ234の構成例を示す図である。第1の差分データ234は、申請データの有効性確認プログラム211によりメモリ203に生成され、キー801と、申請データ231およびマスタ登録データ233のデータ部(403、702)のデータ項目と同一のデータ項目(802〜805)とから構成される。本実施形態では、申請データの有効性確認プログラム211により第1の差分データ234を生成する際、申請データ231とマスタ登録データ233とをデータ項目単位でその値同士を比較し、値が異なったデータ項目に差分データ項目であることを示すチェックフラグが付与される。図8に示す例では、キー801と対応付いた複数のデータ項目(802〜805)のうち、データ項目802とデータ項目803にチェックフラグが付与されているので、データ項目802とデータ項目803が申請データ231とマスタ登録データ233との差分データ項目であることがわかる。
図9は、第2の差分データ235の構成例を示す図である。第2の差分データ235は、申請データの有効性確認プログラム211によりメモリ203に生成され、キー901と、申請データ231および申請済み処理中データ232のデータ部(403、604)のデータ項目と同一のデータ項目(902〜905)とから構成される。本実施形態では、申請データの有効性確認プログラム211により第2の差分データ235を生成する際、申請データ231と申請済み処理中データ232とをデータ項目単位でその値同士を比較し、値が異なったデータ項目に差分データ項目であることを示すチェックフラグが付与される。図9に示す例では、キー901と対応付いた複数のデータ項目(902〜905)のうち、データ項目903とデータ項目904にチェックフラグが付与されているので、データ項目903とデータ項目904が申請データ231と申請済み処理中データ232との差分データであることがわかる。
図11は、ワークフローシステム1の処理概要を示す図である。尚、ここでは、申請データの申請区分が「変更」を示し、申請データの有効性確認の結果、申請データが「無効」と判断された場合のワークフローシステム1の処理概要を説明する。
先ず、ユーザ端末103は、ユーザの操作に応じて基幹業務システム101のマスタデータへの「新規登録」または「変更」または「削除」を申請する申請データを作成し(ステップS1101)、作成した申請データをネットワーク104を介してワークフローサーバ102に送信する(ステップS1102)。申請データは、申請区分(新規/変更/削除)、キー、データ部、申請日およびマスタデータ更新日といった情報を含む。
ワークフローサーバ102は、ユーザ端末103からネットワーク104を介して申請
データを受信すると、受信した申請データをメモリ203に格納するとともに、申請データの申請区分を確認する(ステップS1103)。そして、申請区分が「変更」の場合、ワークフローサーバ102は、申請データ231のキー402を含むマスタ登録データの要求をネットワーク104を介して基幹業務システム101に送信する。
基幹業務システム101は、申請データ231のキー402を含むマスタ登録データの要求をネットワーク104を介して受信すると、受信したキー402をもとにマスタデータを登録、管理するテーブルから該当のマスタ登録データを取得し(ステップS1105)、取得したマスタ登録データをネットワーク104を介してワークフローサーバ102に送信する(ステップS1106)。
ワークフローサーバ102は、基幹業務システム101からマスタ登録データをネットワークを介して受信すると、受信したマスタ登録データをメモリ203に格納(マスタ登録データ233)し、さらにキー402をもとに申請データテーブル222から責任者未承認の別申請レコードデータを取得し、メモリ203に格納(申請済み処理中データ232)する(ステップS1107)。次に、ワークフローサーバ102は、メモリ203に格納した申請データ231と、マスタ登録データ233と、申請済み処理中データ232を用いて、ステップS1102で受信した申請データの有効性をチェックする(ステップS1108)。この申請データの有効性確認処理の詳細は、図12と図13を用いて後述する。そして、申請データの有効性確認の結果、申請データが「無効」の場合、ワークフローサーバ102は、エラーメッセージ(例えば、「既に申請中です。」など)を作成し、これを申請データ送信元のユーザ端末103にネットワーク104を介して送信する(ステップS1109)。
尚、図示していないが、申請データの有効性確認の結果、申請データが「有効」の場合、ワークフローサーバ102により、申請データを含む申請データのマスタデータへの変更申請をネットワーク104を介して基幹業務システム101に送信し、基幹業務システム101により該当マスタデータが更新される。また、申請区分が「新規」と「削除」の場合には、それぞれ基幹業務システム101のマスタデータへの申請データの新規登録と該当マスタデータの削除を行えば良いので、本実施形態における申請データの有効性確認処理の対象外とする。また、ステップS1105において、基幹業務システム101に該当のマスタ登録データが存在しなかった場合には、ワークフローサーバ102は、エラーメッセージをネットワーク104を介して申請データ送信元のユーザ端末103に送信する。
図12と図13は、ワークフローサーバ102における申請データの有効性確認処理とその結果を出力する処理(図11のステップS1108、ステップS1109)の詳細を示すフローチャートである。
先ず、ワークフローサーバ102は、メモリ203に一時記憶されている申請データ231(図4)から申請日(例えば、2014/04/01)404とマスタデータ更新日(例えば、2014/04/20)405を取得する(ステップS1201)。
次に、ワークフローサーバ102は、更新許可日数管理テーブル221(図3)から更新許可日数301(例えば、10日)を取得し(ステップS1202)、申請日(2014/04/20)404に更新許可日数(10日)301を加算して、マスタデータの更新有効期限日(2014/04/11)を算出する(ステップS1203)。
次に、ワークフローサーバ102は、マスタデータ更新日(2014/04/20)405とマスタデータの更新有効期限日(2014/04/11)とを比較し(ステップS1204)、マスタデータ更新日405が申請データの更新有効期限日を超えている場合、エラーメッセージ(例えば、「申請は無効です。」など)をネットワーク104を介して申請データ送信元のユーザ端末103に送信する(ステップS1205)。
一方、ステップS1204において、マスタデータ更新日405が申請データの更新有効期限日を超えていない場合、ワークフローサーバ102は、メモリ203から申請データ231(図4)とマスタ登録データ233(図7)を取得し(ステップS1301)、データ部403とデータ部702とをデータ項目単位でその値同士を比較して、差分データのデータ項目を取得する(ステップS1302)。
次に、ワークフローサーバ102は、比較対象のデータ項目のうち、差分データのデータ項目に差分データ項目であることを示すチェックフラグを付与し、図8に示すようなキーを含む第1の差分データ234としてメモリ203に格納する(ステップS1303)。
次に、ワークフローサーバ102は、メモリ203から申請済み処理中データ232(図6)とマスタ登録データ233(図7)を取得し(ステップS1304)、データ部604とデータ部702をデータ項目単位でその値同士を比較して、差分データのデータ項目を取得する(ステップS1305)。
次に、ワークフローサーバ102は、比較対象のデータ項目のうち、差分データのデータ項目に差分データ項目であることを示すチェックフラグを付与し、図9に示すようなキーを含む第2の差分データ235としてメモリ203に格納する(ステップS1306)
次に、ワークフローサーバ102は、メモリ203から第1の差分データ234と第2の差分データ235を取得し(ステップS1307)、データ項目単位にチェックフラグの有無を確認し(ステップS1308)、第1の差分データ234のデータ項目と第2の差分データ235のデータ項目の両方にチェックフラグが付与されているデータ項目の有無を判断する(ステップS1309)。そして、第1の差分データ234のデータ項目と第2の差分データ235のデータ項目の両方にチェックフラグが付与されているデータ項目が有る場合(ステップS1309でYES)、ワークフローサーバ102は、申請データがこの申請データよりも先に申請されている申請データと同じデータ項目値を含む為、ワークフローサーバ102は、申請データを無効と判断してエラーメッセージ(例えば、「既に申請中です。」など)を作成し、このエラーメッセージを申請データ送信元のユーザ端末103にネットワーク104を介して送信する(ステップS1310)。
一方、ステップS1309において、第1の差分データ234のデータ項目と第2の差分データ235のデータ項目の両方にチェックフラグが付与されているデータ項目が無い場合(ステップS1309でNO)、ワークフローサーバ102は、申請データは有効と判断し、この申請データのマスタデータへの反映をネットワーク104を介して基幹業務システム1へ指示する(ステップS1311)。
以上、ワークフローサーバ102における申請データの有効性確認処理(図11のステップS1108、ステップS1109)の詳細を説明した。次に、ワークフローサーバ102における申請データの有効性確認処理について具体例を用いて説明する。
図14は、申請データの有効性確認プログラム211により申請データが無効と判断された場合の具体例を示す図である。ここでは、データ項目1として値「A」、データ項目2として値「B」、データ項目3として値「C」がそれぞれ登録されているマスタデータが基幹業務システム1に存在し、また、マスタデータのデータ項目1を値「E」、データ項目3を値「G」に変更する申請データ(責任者未承認)が申請データテーブル222に格納されている状況において、新たにマスタデータのデータ項目1を値「I」に変更する新規申請データがユーザ端末103から送信された場合を例にとり説明する。この場合、ステップS1103−ステップS1107(図11)の処理後、メモリ203には、マスタ登録データ233、申請処理中データ232、申請データ231のデータ部(702、604、403)の各データ項目として、図14に示すような値(1401、1402、1403)が記憶される。そして、ステップS1301〜ステップS1306に示す処理後、メモリ203には、データ項目1にチェックフラグが付与された第1の差分データ234(1404)と、データ項目1とデータ項目3にチェックフラグが付与された第2の差分データ235(1405)が格納される。第1の差分データ234(1404)は、申請データ231とマスタ登録データ233とをデータ項目単位でその値同士を比較した結果である。第2の差分データ235(1405)は、申請済み処理中データ232とマスタ登録データ233とをデータ項目単位でその値同士を比較した結果である。このとき、第1の差分データ234のデータ項目1と第2の差分データ235のデータ項目1の両方にチェックフラグが付与されているので、新規申請データは無効となる。
図15は、申請データの有効性確認プログラム211により申請データが有効と判断された場合の具体例を示す図である。ここでは、データ項目1として値「A」、データ項目2として値「B」、データ項目3として値「C」がそれぞれ登録されているマスタデータが基幹業務システム1に存在し、また、マスタデータのデータ項目3を値「G」に変更する申請データ(責任者未承認)が申請データテーブル222に格納されている状況において、新たにマスタデータのデータ項目1を値「I」に変更する新規申請データがユーザ端末103から送信された場合を例にとり説明する。この場合、ステップS1103−ステップS1107(図11)の処理後、メモリ203には、マスタ登録データ233、申請処理中データ232、申請データ231のデータ部(702、604、403)の各データ項目として、図15に示すような値(1501、1502、1503)が記憶される。そして、ステップS1301〜ステップS1306に示す処理後、メモリ203には、データ項目1にチェックフラグが付与された第1の差分データ234(1504)と、データ項目1とデータ項目3にチェックフラグが付与された第2の差分データ235(1505)が格納される。このとき、各データ項目(データ項目1、データ項目2、データ項目3)に関して、第1の差分データ234のデータ項目と第2の差分データ235のデータ項目の両方にチェックフラグが付与されているデータ項目が無い為、申請データは有効となる。
以上の通り本発明の一実施例について説明したが、こうした実施例によれば、ワークフローシステムのように変更申請に関わるプロセスが複数並行して発生するような情報システムにおいて、申請データをマスタデータに反映する前にその申請データの的確性を判断するようにしたので、不要な申請や誤申請や不適格な申請によるデータの先祖返りといった現象を防止でき、マスタデータの管理を効率良く行うことができる。また、データの先祖返りに伴うリカバリー処理が不要となるので、運用保守コストを低減できる。
尚、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
101・・・基幹業務システム、102・・・ワークフローサーバ、103・・・ユーザ端末、104・・・ネットワーク、201・・・制御装置、202・・・記憶装置、203・・・メモリ、204・・・ネットワークインタフェース部。

Claims (8)

  1. コンピュータにおける申請データの有効性確認方法であって、
    申請データを受信する第1の処理と、
    前記申請データと当該コンピュータの記憶部に格納されているマスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第1の差分データとして前記記憶部に格納する第2の処理と、
    前記記憶部に格納されている別の申請済み処理中データと前記マスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第2の差分データとして前記記憶部に格納する第3の処理と、
    前記記憶部に格納された前記第1の差分データと前記第2の差分データについて、データ項目単位に前記フラグを確認することで、前記申請データの有効性を判断する第4の処理とを実施する、
    ことを特徴とする申請データの有効性確認方法。
  2. 前記第4の処理において、前記第1の差分データのデータ項目と前記第2の差分データのデータ項目の両方にフラグが付与されているデータ項目が有る場合、前記申請データを無効と判断する処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の申請データの有効性確認方法。
  3. 前記第4の処理において、前記第1の差分データのデータ項目と前記第2の差分データのデータ項目の両方にフラグが付与されているデータ項目が無い場合、前記申請データを有効と判断する処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の申請データの有効性確認方法。
  4. 前記申請データを無効と判断した場合に、エラーメッセージを出力する処理を実施する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の申請データの有効性確認方法。
  5. コンピュータに、
    申請データを受信する第1の処理と、
    前記申請データと当該コンピュータの記憶部に格納されているマスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第1の差分データとして前記記憶部に格納する第2の処理と、
    前記記憶部に格納されている別の申請済み処理中データと前記マスタ登録データとを、データ項目単位でその値同士を比較して、差分となるデータ項目にフラグを付与し、第2の差分データとして前記記憶部に格納する第3の処理と、
    前記記憶部に格納された前記第1の差分データと前記第2の差分データについて、データ項目単位に前記フラグを確認することで、前記申請データの有効性を判断する第4の処理とを実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 前記コンピュータに、
    前記第4の処理において、前記第1の差分データのデータ項目と前記第2の差分データのデータ項目の両方にフラグが付与されているデータ項目が有る場合、前記申請データを無効と判断する処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記第4の処理において、前記第1の差分データのデータ項目と前記第2の差分データのデータ項目の両方にフラグが付与されているデータ項目が無い場合、前記申請データを有効と判断する処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータに、
    前記申請データを無効と判断した場合に、エラーメッセージを出力する処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
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