JP2015224863A - 空調機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本出願は、車から複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置の制御方法を開示する。制御方法は、遠隔操作の開始条件が満たされたか否かを判定させる第1判定ステップと、車が、建物の周りに規定された制御領域内に存在するか否かを判定させる第2判定ステップと、ディスプレイに、遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる第1表示ステップと、複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が開始指示画像上で操作されるならば、コンピュータに、制御データをネットワークへ出力させる出力ステップと、ディスプレイに、制御データが複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる第2表示ステップと、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明者等は、上述の特許文献1に開示される技術を研究し、特許文献1の開示技術が包含する課題を見出した。特許文献1の開示技術が包含する課題が以下に説明される。
上述の如く、特許文献1の開示技術は、ユーザに対して頻繁な操作を要求する。第1実施形態において、ユーザが複数の空調機器に対する遠隔操作を簡便に行うことを許容する技術が説明される。
ステップS110において、制御システムは、遠隔操作の対象となる複数の操作対象機器を特定する。その後、ステップS120が実行される。
ステップS120において、制御システムは、車両の位置を特定する。車両の位置が、所定の条件を満たすならば、ステップS130が実行される。
ステップS130において、制御システムは、ユーザに操作画像を提示する。ユーザが、操作画像上で所定の操作を実行すると、ステップS140が実行される。
ステップS140において、制御システムは、ユーザの操作に応じて、制御データを生成する。制御データは、通信端末からネットワークへ出力される。本実施形態において、端末装置は、通信端末によって例示される。通信端末は、車両に取り付けられた車載器(たとえば、カーナビゲーションシステム)であってもよい。代替的に、通信端末は、ユーザが携帯する携帯端末(たとえば、スマートホン)であってもよい。更に代替的に、通信端末は、車からネットワークへ制御データを出力することができる他の装置であってもよい。本実施形態の原理は、特定の通信端末に限定されない。通信端末からネットワークへの制御データの出力の後、ステップS150が実行される。
ステップS150において、制御データは、ネットワークから複数の操作対象機器へ出力される。複数の操作対象機器それぞれは、制御データを受け取ったことを表す通知信号を生成する。通知信号は、ネットワークを通じて、複数の操作対象機器それぞれから通信端末へ出力される。通信端末は、通知信号に応じて、制御データが、複数の操作対象機器それぞれに送られたことを表す通知画像を生成する。ユーザは、通知画像を見て、遠隔操作が適切に実行されたか否かを確認することができる。
第1実施形態に関連して説明された処理は、様々な通信端末によって実行可能である。第2実施形態において、例示的な通信端末が説明される。
第1実施形態に関連して説明された如く、操作対象機器を特定するために、ユーザは、複数の操作候補機器を設定する。加えて、ユーザは、複数の操作候補機器それぞれに対して、遠隔操作の開始条件を規定する温度を設定する。第3実施形態において、複数の操作候補機器及び開始条件を設定するための例示的な方法が説明される。
ステップS210において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。この結果、ユーザは、オンレコメンド処理に関する設定を行うのか、オフレコメンドに関する設定を行うのかを要求される。その後、ステップS220が実行される。
ステップS220において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Dに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB16を押すならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
ステップS230において、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
ステップS240において、ユーザが、オンレコメンド処理に関する設定を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB14を押すならば、ステップS250が実行される。他の場合には、ステップS260が実行される。
ステップS250において、ディスプレイ161は、図8Fに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Fに示される画像上で所定の操作を実行する。
ステップS260において、ユーザが、オフレコメンド処理に関する設定を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB15を押すならば、ステップS270が実行される。他の場合には、ステップS210が実行される。
ステップS270において、ディスプレイ161は、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像を表示する。ユーザは、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像上で所定の設定を行う。
ステップS310は、図9を参照して説明されたステップS250の後に行われる。ステップS310において、ディスプレイ161は、図8Fに示される画像を表示する。その後、ステップS320が実行される。
ステップS320において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Eに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB22を押すならば、ステップS330が実行される。他の場合には、ステップS340が実行される。
ステップS330において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図9を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
ステップS340において、ユーザが、上限温度を調整しようとしているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、上限温度を調整しようとするならば、ユーザは、アイコンボタンIB19又はアイコンボタンIB20を押す。その後、ステップS350が実行される。他の場合には、ステップS360が実行される。
ステップS350において、ディスプレイ161は、アイコンボタンIB19又はアイコンボタンIB20の押圧に応じて、表示ウィンドウWD04内の数値を更新する。その後、ステップS360が実行される。
ステップS360において、ユーザが、下限温度を調整しようとしているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、下限温度を調整しようとするならば、ユーザは、アイコンボタンIB17又はアイコンボタンIB18を押す。その後、ステップS370が実行される。他の場合には、ステップS380が実行される。
ステップS370において、ディスプレイ161は、アイコンボタンIB17又はアイコンボタンIB18の押圧に応じて、表示ウィンドウWD03内の数値を更新する。その後、ステップS380が実行される。
ステップS380において、ユーザが、対象の空調機器を操作候補機器として登録しようとしているか否かを判定する。ユーザが、対象の空調機器を操作候補機器として登録するならば、ユーザは、アイコンボタンIB21を押す。その後、ステップS390が実行される。他の場合には、ステップS310が実行される。
ステップS390において、ディスプレイ161は、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像を表示する。ユーザは、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像上で所定の設定を行う。
第1実施形態に関連して説明された如く、車両が制御領域に存在するか否かを判定するために、ユーザは、対象の建物の位置を設定する。第4実施形態において、建物の位置を設定するための例示的な方法が説明される。
ステップS410において、ディスプレイ161は、図12に示される画像を表示する。その後、ステップS420が実行される。
ステップS420において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Cに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB25を押すならば、ステップS430が実行される。他の場合には、ステップS440が実行される。
ステップS430において、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Cに示される画像上で所定の操作を実行する。
ステップS440において、ユーザが、建物HMの位置を設定することを要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、建物HMの位置を設定したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB23を押す。その後、ステップS450が実行される。他の場合には、ステップS460が実行される。
ステップS450において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB23が押されたときの通信端末100の位置を建物HMの位置として登録してもよい。建物HMの位置に関する情報は、タッチパネルディスプレイ160からメモリ140へ出力される。その後、ステップS460が実行される。
ステップS460において、ユーザが、建物HMの位置に関する設定を解除することを要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、建物HMの位置を設定したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB24を押す。その後、ステップS470が実行される。他の場合には、ステップS410が実行される。
ステップS470において、CPU110は、メモリ140から建物HMの位置に関する情報を消去する。この結果、建物HMの位置の設定は、適切に解除される。その後、ステップS410が実行される。
第1実施形態に関連して説明された如く、通信端末は、空調機器から通知データを受け取る。通信端末が、通知データに加えて、制御データを受け取った後の空調機器の動作の状況を表す動作データを取得するならば、ユーザは、空調機器が、上述の遠隔操作の下で適切に動作しているか否かを確認することができる。第5実施形態において、空調機器の動作の状況を表す動作データを通知データとして、空調機器から通信端末へ伝達することができる制御システムが説明される。
一般的な空調機器は、様々な運転モード(たとえば、冷房モード、暖房モード、自動モードや除湿モード)で運転することができる。ユーザが、各運転モードの設定を車両から変更することができるならば、ユーザは建物の中に入ったときからユーザは快適な環境を享受することができる。第6実施形態において、車中のユーザが、空調機器の運転モードの設定を変更することを許容する通信端末が説明される。
ユーザが、図8Bに示される画像上で、識別番号とパスワードとを入力すると、ステップS505が開始される。ステップS505において、CPU110は、図11を参照して説明されたデータをメモリ140から読み出すための処理を実行する。その後、ステップS510が実行される。
ステップS510において、CPU110は、図11を参照して説明されたデータが適切に読み出されたか否かを判定する。CPU110が、データの読み出しに失敗するならば、ステップS515が実行される。他の場合には、ステップS520が実行される。
ステップS515において、CPU110は、データが適切に読み出されなかったことを表すエラー画像を、ディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS505が実行される。
ステップS520において、CPU110は、ディスプレイ161に、図8Cを参照して説明された画像を表示させる。その後、ステップS525が実行される。
ステップS525において、ユーザは、図8Cを参照して説明された画像上のアイコンボタンIB03〜IB09のうち1つを押す。その後、ステップS530が実行される。
ステップS530において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB09が押されたか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB09を押しているならば、ステップS535が実行される。他の場合には、ステップS540が実行される。
ステップS535において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB09が押されたことを表す通知信号を生成する。通知信号は、タッチパネルディスプレイ160からCPU110へ出力される。CPU110は、通知信号に応じて、所定のバックグラウンド動作を実行し、処理を終了する。
ステップS540において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB03〜アイコンボタンIB07のいずれか1つが押されたかアイコンボタンIB08が押されたかを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB03〜IB07のいずれか1つを押しているならば、ステップS545が実行される。他の場合には、ステップS550が実行される。
ステップS545において、ディスプレイ161は、押されたアイコンボタン(アイコンボタンIB03〜アイコンボタンIB07のうち1つ)に対応する空調機器に対する操作選択画面を表示する。図8Dは、アイコンボタンIB03が押されたときに、ディスプレイ161が表示する画像を示す。
ステップS550において、図13を参照して説明された処理が実行される。
図17を参照して説明されたステップS545が開始されると、ステップS605が実行される。ステップS605において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB13(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB13を押しているならば、ステップS610が実行される。他の場合には、ステップS615が実行される。
ステップS610において、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図17を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
ステップS615において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB10(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、図16Aを参照して説明された運転モードの設定を変更したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB10を押す。その後、ステップS620が実行される。他の場合には、ステップS625が実行される。
ステップS620において、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図16Aに示される画像上で運転モードの設定を変更する。
ステップS625において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB11(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、第3実施形態に関連して説明された操作対象機器の登録といった処理を実行したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB11を押す。その後、ステップS630が実行される。他の場合には、ステップS635が実行される。
ステップS630において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB14を押すならば、ユーザは、オンレコメンド処理のために、第3実施形態に関連して説明された操作対象機器の登録を行うことができる。ユーザが、アイコンボタンIB15を押すならば、ユーザは、オフレコメンド処理のための登録処理を実行することができる。
ステップS635において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB12(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、空調機器の動作状況を確認したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB12を押す。その後、ステップS640が実行される。他の場合には、ステップS605が実行される。
ステップS640において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB12を押したことを表す通知信号を生成する。通知信号は、タッチパネルディスプレイ160からCPU110へ出力される。CPU110は、通知信号に応じて、動作状況を通知することを要求するための要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。その後、要求信号は、データ通信装置130からサーバ装置300を通じて、空調機器群ACGへ送信される。その後、ステップS645が実行される。
空調機器が、要求信号を適切に受け取るならば、空調機器は、動作データを生成する。その後、図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、通信端末100へ送信される。この場合、データ通信装置130は、動作データの受信をCPU110へ通知する。その後、ステップS650が実行される。空調機器が、要求信号を適切に受け取らないならば、あるいは、動作データの送信が適切に行われないならば、ステップS655が実行される。
ステップS650において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。この結果、ユーザは、空調機器の運転状況を視覚的に確認することができる。
ステップS655において、CPU110は、動作データの通信が失敗したことを表すエラー画像を、ディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS605が実行される。
図18を参照して説明されたステップS620が開始されると、ステップS705が実行される。ステップS705において、CPU110は、メモリ140に、運転モードに対して前回設定された情報を要求する。その後、ステップS710が実行される。
メモリ140が、運転モードに対して前回設定された情報を格納していないならば、ステップS715が実行される。メモリ140が、運転モードに対して前回設定された情報を格納しているならば、CPU110は、運転モードに対して前回設定された情報を取得することができる。その後、ステップS720が実行される。
ステップS715において、CPU110は、デフォルト値を設定する。CPU110は、デフォルト値を用いた画像データを生成する。画像データは、CPU110からタッチパネルディスプレイ160に出力される。タッチパネルディスプレイ160は、ディスプレイ161上に、図16Aに示される画像を表示する。この場合、デフォルト値によって表現される画像が、表示ウィンドウWD05に表示される。その後、ステップS720が実行される。
ステップS720において、CPU110は、ディスプレイ161に、図16Aに示される画像を表示させる。この場合、運転モードに対して前回設定された情報に基づいて作成された画像が、表示ウィンドウWD05に表示される。
ステップS725において、ユーザは、第1アイコン列FIC及び/又は第2アイコン列SICを操作し、運動モードに対する設定を変更する。その後、ステップS730が実行される。
ステップS730において、ディスプレイ161は、運転モードの更新された設定を表示する。その後、ステップS735が実行される。
ステップS735において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB35を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB35を押しているならば、ステップS740が実行される。他の場合には、ステップS745が実行される。
ステップS740において、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図18を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
ステップS745において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB33を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB33を押しているならば、ステップS750が実行される。他の場合には、ステップS770が実行される。
ステップS750において、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報を、データ通信装置130から送信する。その後、ステップS755が実行される。
ステップS755において、空調機器が、データ通信装置130から、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報を受け取るならば、空調機器は、情報の伝達が適切に行われたこと表す通知データを生成する。通知データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100に送信される。データ通信装置130が通知データを受け取るならば、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS760が実行される。他の場合には、ステップS765が実行される。
ステップS760において、CPU110は、ディスプレイ161に、図16Bに示される画像を表示させる。ユーザは、図16Bに示される画像上で所定の操作を行う。
ステップS765において、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報の通信が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS705が実行される。
ステップS770において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB34(図16Aを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB34を押しているならば、ステップS775が実行される。他の場合には、ステップS705が実行される。
ステップS775において、CPU110は、動作情報を要求する要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。データ通信装置130は、要求信号を送信する。その後、ステップS780が実行される。
空調機器が、データ通信装置130から、要求信号を受け取るならば、空調機器は、動作状況を表す動作データを生成する。図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100へ送信される。データ通信装置130が動作データを受け取るならば、CPU110は、要求信号の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS785が実行される。他の場合には、ステップS790が実行される。
ステップS785において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。ユーザは、図15Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
ステップS790において、CPU110は、動作状況の要求処理が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS705が実行される。
図19を参照して説明されたステップS760が開始されると、ステップS810が実行される。ステップS810において、ディスプレイ161は、図16Bに示される画像を表示する。その後、ステップS820が実行される。
ステップS820において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB37(図16Bを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB37を押しているならば、ステップS830が実行される。他の場合には、ステップS840が実行される。
ステップS830において、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図19を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
ステップS840において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB36を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB36を押しているならば、ステップS850が実行される。他の場合には、ステップS810が実行される。
ステップS850において、CPU110は、動作情報を要求する要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。データ通信装置130は、要求信号を送信する。その後、ステップS860が実行される。
空調機器が、データ通信装置130から、要求信号を受け取るならば、空調機器は、動作状況を表す動作データを生成する。図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100へ送信される。データ通信装置130が動作データを受け取るならば、CPU110は、要求信号の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS870が実行される。他の場合には、ステップS880が実行される。
ステップS870において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。ユーザは、図15Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
ステップS880において、CPU110は、動作状況の要求処理が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS810が実行される。
図8Dに示されるアイコンボタンIB12、図15Bに示されるアイコンボタンIB29、図15Cに示されるアイコンボタンIB31、図16Aに示されるアイコンボタンIB34又は図16Bに示されるアイコンボタンIB36がユーザによって押されると、ステップS910が実行される。ステップS910において、ディスプレイ161は、図15Dに示される画像を表示する。その後、ステップS920が実行される。
ステップS920において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB37を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB37を押しているならば、ステップS930が実行される。他の場合には、ステップS910が実行される。
ステップS930において、ディスプレイ161は、図8D、図15B、図15C、図16A又は図16Bに示される画像のうち1つを表示する。ユーザは、その後、表示された画像上で所定の操作を実行する。
第3実施形態に関連して説明されたアプリケーションプログラムは、ユーザがアプリケーションプログラムを立ち上げるたびにユーザを認証するための処理を必要とする。ユーザは、認証処理のための入力作業を煩わしいと感ずることもある。第7実施形態において、ユーザが認証処理のための入力作業を省略することを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
空調機器の運転モードに対する設定変更や空調機器の動作状況の確認とは異なり、第3実施形態に関連して説明された空調機器の設定(操作候補機器を特定するための設定)は頻繁には行われない。したがって、操作候補機器を特定するための設定に利用されるアイコンボタンは、空調機器の運転モードに対する設定変更に利用されるアイコンボタン及び動作状況の確認に利用されるアイコンボタンとは異なるカテゴリに属すると、ユーザに視覚的に認識されるように、アプリケーションプログラムは設計されてもよい。第8実施形態において、操作候補機器を特定するための設定に利用されるアイコンボタンは、空調機器の運転モードに対する設定変更に利用されるアイコンボタン及び動作状況の確認に利用されるアイコンボタンとは異なるカテゴリに属するとユーザに視覚的に認識させることができるアプリケーションプログラムが説明される。
ユーザが、1つの画面上で、操作候補機器の設定及び設定の解除を行うことができるように、アプリケーションプログラムが設計されてもよい。第9実施形態において、ユーザが、1つの画面上で、操作候補機器の設定及び設定の解除を行うことを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
第4実施形態に関連して説明された如く、ユーザは、アプリケーションプログラムを用いて対象の建物の位置を登録することができる。アプリケーションプログラムは、ユーザが、対象の建物の位置だけでなく、対象の建物の位置を取り巻く制御範囲を設定することを許容してもよい。第10実施形態において、ユーザが、対象の建物の位置だけでなく、制御範囲を設定することを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
第5実施形態に関連して説明された通信端末は、ユーザに遠隔操作を実行するか否かを確認するための画像を1回だけ表示する。通信端末が、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求めるならば、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。第11実施形態において、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求める通信端末が説明される。
設計者は、第2実施形態に関連して説明された通信端末の設計原理に基づいて、様々な機能を有する通信端末を設計することができる。第12実施形態において、例示的な通信端末が説明される。
第5実施形態に関連して説明された如く、通信端末は、サーバ装置と様々な信号を通信する。第13実施形態において、例示的なサーバ装置が説明される。
第5実施形態に関連して説明された如く、空調機器は、サーバ装置と様々な信号を通信する。第14実施形態において、例示的な空調機器が説明される。
第1実施形態に関連して説明された制御領域は、車両の走行経路に沿って定められなくてもよい。したがって、車両は、制御領域の境界に沿って走行することもある。この場合、車両は、制御領域へ複数回進入することもある。制御領域への複数回の進入のたびに、通信端末が、遠隔操作が必要か否かを問い合わせるならば、ユーザは、通信端末からの頻繁な問い合わせを煩わしく感じることもある。第15実施形態において、遠隔操作が必要か否かについての問い合わせを過度に頻繁に行わない通信端末が説明される。
ステップS1110において、通信端末100Bは、図1を参照して説明された一連の処理(オンレコメンド処理)を実行する。その後、ステップS1120が実行される。
ステップS1120において、通信端末100Bは、一定時間待機する。その後、ステップS1110が実行される。
第15実施形態に関連して説明された通信端末は、第1実施形態に関連して説明された動作原理に従って動作することができる。第16実施形態において、通信端末の動作が説明される。
ステップS1210において、通信端末100Bは、オンレコメンド判定処理を実行する。オンレコメンド判定処理は、図1を参照して説明されたステップS110及びステップS120に対応する。オンレコメンド判定処理の後、ステップS1220が実行される。
ステップS1220において、通信端末100Bは、画像表示判定処理を実行する。画像表示判定処理は、図15Aに示される画像が表示されるか否かを決定するために用いられる。画像表示判定処理の後、ステップS1230が実行される。
ステップS1230において、図15Aに示される画像が表示されているならば、ステップS1240が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1240において、ユーザは、遠隔操作をするか否かを決定する。ユーザが、図15Aに示されるアイコンボタンIB26を押すならば、オンレコメンド処理は終了する。ユーザが、図15Aに示されるアイコンボタンIB27を押すならば、遠隔操作の処理が実行される。遠隔操作処理は、図1を参照して説明されたステップS130乃至ステップ150に対応する。
第16実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、通信機器は、サーバ装置と協働して様々な処理を実行する。第17実施形態において、オンレコメンド判定処理が説明される。
ステップS1310において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1320が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1330が実行される。
ステップS1320において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1330が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1330において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1340が実行される。
ステップS1340において、通信端末100Bは、空調機器に対する所定の判定処理を行う。空調機器に対する判定処理の後、ステップS1350が実行される。
ステップS1350において、判定部112Bは、ステップS1340の判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているか否かを判定する。「第1候補機器」との用語は、開始条件を満たした空調機器を意味する。判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているならば、ステップS1360が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1360において、サーバ装置300Aの推定部340は、車両VCの行き先に関する推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1370が実行される。
ステップS1370において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物か否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物であると判定するならば、ステップS1380が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1380において、制御領域CRに対する車両VCの位置が判定するための処理が実行される。
ステップS1341において、通信端末100Bの制御部111Bは、温度データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、その後、通信端末100Bの通信部131に、要求信号を送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、温度データ生成部430に、空調機器400Aが配置された空間の温度を表す温度データを生成させる。温度データ生成部430は、温度データを通信部420へ出力する。温度データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。通信端末100Bの通信部131が温度データを受け取ると、ステップS1342が実行される。
ステップS1342において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から開始条件に関するデータを読み出す。その後、ステップS1343が実行される。
ステップS1343において、判定部112Bは、温度データを、開始条件に関するデータと比較する。温度データが開始条件を満たしているならば、ステップS1344が実行される。他の場合には、ステップS1345が実行される。例えば、リビングルームの温度が、30℃であるならば、図11に示されるリビングルームに設置された空調機器に対する処理においては、ステップS1344が実行される。リビングルームの温度が、22℃であるならば、図11に示されるリビングルームに設置された空調機器に対する処理においては、ステップS1345が実行される。
ステップS1344において、処理対象の空調機器は、第1候補機器として選択される。第1候補機器として選択された空調機器に関する情報は、第1記憶部143に一時的に格納される。その後、ステップS1345が実行される。
ステップS1345において、ユーザが所有する全ての空調機器に対する処理が完了したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが所有する全ての空調機器に対する処理が完了していないならば、ステップS1342が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、図34を参照して説明されたステップS1340における処理を終了する。
ステップS1361において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。その後、ステップS1362が実行される。
ステップS1362において、車両及び建物の位置情報は、通信端末100Bの第2取得部151から通信端末100Bの通信部131へ出力される。車両及び建物の位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Aの通信部320へ送信される。その後、ステップS1363が実行される。
ステップS1363において、サーバ装置300Aの通信部320が、車両及び建物の位置情報を受け取ると、サーバ装置300Aの制御部310は、推定部340に車両の行き先を推定させる。車両が、建物から離れていくことを位置情報が表すならば、推定部340は、車両の行き先が建物ではないと判定してもよい。車両が、建物に近づいていくことを位置情報が表すならば、推定部340は、車両の行き先が建物であると判定してもよい。判定結果を表すデータは、サーバ装置300Aの通信部320から通信端末100Bの通信部131へ送信される。推定部340は、他の方法を用いて、車両の行き先を推定してもよい。本実施形態の原理は、車両の行き先を推定するための特定の方法に限定されない。
ステップS1381において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置と制御領域の半径とに関する位置情報を読み出す。図37において、建物の位置は、記号「P0」で表されている。図37において、制御領域の半径は、記号「R」で表されている。図25に示される設定の下では、「R」は、「5km」である。位置情報の読み出しの後、ステップS1382が実行される。本実施形態において、第2位置情報は、第2記憶部144から目的の建物の位置と制御領域の半径とに関する位置情報によって例示される。
ステップS1382において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bは、ステップS1382において取得された位置情報が表す車両の位置を基準位置として取り扱う。図37において、基準位置は、記号「P1」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1383が実行される。本実施形態において、第1位置情報は、車両の位置に関する位置情報によって例示される。
ステップS1383において、通信端末100Bは、待機処理を実行する。待機時間は、一定であってもよい。代替的に、待機時間は、車両の速度に応じて変更されてもよい。本実施形態の原理は、待機時間によっては何ら限定されない。待機時間が経過した後、ステップS1384が実行される。
ステップS1384において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を再度要求する。通信端末100Bは、ステップS1384において取得された位置情報が表す車両の位置を判定位置として取り扱う。図37において、判定位置は、記号「P2」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1385が実行される。本実施形態において、第1位置情報は、車両の位置に関する位置情報によって例示される。
ステップS1385において、車両の位置「P1」と建物の位置「P0」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも大きく、且つ、車両の位置「P2」と建物の位置「P0」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも小さいならば、ステップS1386が実行される。他の場合には、ステップS1387が実行される。
ステップS1386において、通信端末100Bの制御部111Bは、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS1386の後、図33を参照して説明されたステップS1220が実行される。
ステップS1387において、判定部112Bは、判定位置P2を基準位置P1として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1383が実行される。
第16実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、ユーザに遠隔操作の実行の決定の判断を促す画像が表示されるか否かが決定される。第18実施形態において、画像表示判定処理が説明される。
ステップS1221において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から第1候補機器のデータを読み出す。その後、ステップS1222が実行される。
ステップS1222において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に出力させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が、要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に、動作データを送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1223が実行される。
ステップS1223において、制御部111Bは、判定部112Bに、動作データに基づき、処理対象の空調機器400Aが運転中であるか否かを判定させる。判定部112Bが、処理対象の空調機器400Aが運転中であると判定するならば、ステップS1224が実行される。他の場合には、ステップS1225が実行される。
ステップS1224において、判定部112Bは、処理対象の空調機器400Aを第2候補機器として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1225が実行される。
ステップS1225において、判定部112Bは、第1候補機器全てに対して上述の処理が完了したか否かを判定する。第1候補機器全てに対して上述の処理が完了しているならば、ステップS1226が実行される。他の場合には、ステップS1222が実行される。図38Aに示される空調機器が、第1候補機器として選択されているならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、上述の処理が完了しているならば、ステップS1225が実行される。
ステップS1226において、判定部112Bは、第2候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むか否かを判定する。判定部112Bは、第2候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むならば、判定部112Bは、第2候補機器として選択され、且つ、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を、第1記憶部143に一時的に格納する。その後、ステップS1227が実行される。他の場合には、制御部111Bは、処理を中断する。図38Aに示されるデータを図11に示されるデータと対比すると、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器は、ユーザによって操作候補機器として設定されているので、ステップS1227が実行されることとなる。
ステップS1227において、制御部111Bは、表示部163に、図15Aに示される画像を表示させる。その後、図33を参照して説明されたステップS1230が実行される。
第18実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、通信端末が、操作対象機器を決定することができるならば、操作対象機器を遠隔操作するための処理が実行される。第19実施形態において、操作対象機器を遠隔操作するための処理が説明される。
ステップS1241において、ユーザがアイコンボタンIB27(図15Aを参照)を押すならば、通信端末100Bの制御部111Bは、操作対象機器として選択された空調機器(図38Bを参照)全てのデータを第1記憶部143から読み出す。第1記憶部143から読み出されるデータは、操作対象機器として選択された空調機器の動作を規定する設定データを含んでもよい。制御部111Bが、操作対象機器として選択された空調機器全てのデータを読み出した後、ステップS1242が実行される。
ステップS1242において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの通信部131に、読み出された設定データを制御データとして送信させる。制御データは、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの通信部420が制御データを受け取ると、空調機器400Aの動作部440は、制御データによって定められた動作を実行する。空調機器400Aの通知部460は、制御データの受信があったことを表す通知データを生成する。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に通知データを送信させる。通知データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1243が実行される。
ステップS1243において、通信端末100Bの制御部111Bは、通知データに応じて、制御データの通信結果を表す画像(図15B及び図15Cを参照)を、表示部163に表示させる。その後、ステップS1244が実行される。
ステップS1244において、通信端末100Bは、ユーザが動作データを要求しているか否かを判定する。ユーザが動作データを要求するならば(ユーザが、アイコンボタンIB29,IB31(図15B及び図15Cを参照)を押すならば)、ステップS1245が実行される。他の場合には、ステップS1247が実行される。
ステップS1245において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの制御部410は、要求信号に応じて、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、動作データを、空調機器400Aの通信部420に送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1246が実行される。本実施形態において、取得ステップは、ステップS1245によって例示される。
ステップS1246において、制御部111Bは、動作データによって表される動作状況を、表示部163に表示させる。その後、ステップS1247が実行される。
通信端末100Bの判定部112Bは、全ての操作対象機器に対して、上述の処理が施与されたか否かを判定する。
第17実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも前に行われる。代替的に、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも後に行われてもよい。第20実施形態において、他のオンレコメンド判定処理が説明される。
ステップS1410において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1420が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1430が実行される。
ステップS1420において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1430が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1430において、サーバ装置300Aの推定部340は、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1440が実行される。
ステップS1440において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物か否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物であると判定するならば、ステップS1450が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1450において、図37を参照して説明された処理が実行され、車両VCが、制御領域CRへ進入したか否かが判定される。その後、ステップS1460が実行される。
ステップS1460において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1470が実行される。
ステップS1470において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
上述の様々な実施形態において、車両の位置に対する判定処理が実行される。したがって、ユーザが、事前に目的の建物の位置に対する設定をしていないならば、オンレコメンド判定処理は、通信端末が様々な処理を実行する前に中断されることが好ましい。加えて、車両の位置に対する判定処理が実行されるならば、車両の行き先に対する推定処理は必ずしも必要とされない。したがって、オンレコメンド判定処理は、非常に簡素化されてもよい。第21実施形態において、簡素化されたオンレコメンド判定処理が説明される。
ステップS1510において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1520が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1530が実行される。
ステップS1520において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1530が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1530において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っていないならば、制御部111Bは、建物HMに関するデータを読み出すことはできないので、オンレコメンド判定処理を中断する。制御部111Bが、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出すならば、ステップS1540が実行される。
ステップS1540において、図37を参照して説明された処理が実行され、車両VCが、制御領域CRへ進入したか否かが判定される。その後、ステップS1550が実行される。
ステップS1550において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1560が実行される。
ステップS1560において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
通信端末は、外気温度に関する情報を、空調機器と通信することなく取得してもよい。この場合、車両及び建物の外の気温が、通信端末によって取得される。第22実施形態において、外気温度に関する情報を、空調機器と通信することなく取得することができる通信端末が説明される。
通信端末は、取得された外気温度に関する情報に基づいて、運転モードを決定してもよい。第23実施形態において、外気温度に応じて、運転モードを決定する通信端末が説明される。
図35を参照して説明されたステップS1343が開始されると、ステップS1610が実行される。図44において、ユーザによって設定された上限温度は、記号「UTH」によって表される。図44は、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す外気温度を、記号「THD」で表している。ステップS1610において、判定部112Bは、外気温度THDを、上限温度UTHと比較する。外気温度THDが上限温度を上回るならば、ステップS1620が実行される。他の場合には、ステップS1630が実行される。本実施形態において、第2設定温度は、上限温度UTHによって例示される。
ステップS1620において、通信端末100Bは、冷房モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、冷房モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、上限温度よりも低く設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
図44において、ユーザによって設定された下限温度は、記号「LTH」によって表される。ステップS1610において、判定部112Bは、外気温度THDを、下限温度LTHと比較する。外気温度THDが下限温度を下回るならば、ステップS1640が実行される。他の場合には、開始条件が満たされないので、図35に示されたステップS1345が実行されることとなる。
ステップS1640において、通信端末100Bは、暖房モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、暖房モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、下限温度よりも高く設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
ステップS1650において、判定部112Bは、外気温度THDが、上限温度UTHと下限温度LTHとの間にあるか否かを判定する。外気温度THDが、上限温度UTHと下限温度LTHとの間にあるならば、開始条件が満たされないので、図35に示されたステップS1345が実行されることとなる。他の場合には、ステップS1660が実行される。
ステップS1660において、通信端末100Bは、自動モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、自動モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、下限温度と上限温度との間で設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
制御データの送信の後に、制御データの送信状況を表す複数の画像が表示される。複数の画像の表示順序は、予め定められていてもよい。第24実施形態において、複数の画像の表示順序を決定するための方法が説明される。
画像の表示順序は、ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差に依存してもよい。第25実施形態において、ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差から画像の表示順序を決定する方法が説明される。
ステップS1710において、判定部112Bは、通信部131が、冷房モード用の制御データを送信したか否かを判定する。冷房モードと暖房モードとの間の選択技術は、第23実施形態の原理に基づいてもよい。通信部131が、冷房モード用の制御データを送信したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS1720が実行される。他の場合には、ステップS1760が実行される。
ステップS1720において、制御部111Bは、図40を参照して説明されたステップS1241において読み出された操作対象機器のデータから、操作対象機器に対して設定された上限温度の処理グループを設定する。その後、ステップS1730が実行される。
ステップS1730において、制御部111Bは、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す温度THDと、操作対象機器に対して設定された上限温度と、の間の差が最大となる空調機器を見出す。その後、ステップS1740が実行される。
ステップS1740において、制御部111Bは、図40に示されるステップS1243乃至S1248の処理ループに対する処理順位を設定する。処理順位が設定された空調機器のデータは、処理グループから除去される。その後、ステップS1750が実行される。
ステップS1750において、判定部112Bは、上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されたか否かを判定する。上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されているならば処理は終了される。他の場合には、ステップS1720が実行される。
ステップS1760において、制御部111Bは、図40を参照して説明されたステップS1241において読み出された操作対象機器のデータから、操作対象機器に対して設定された下限温度の処理グループを設定する。その後、ステップS1770が実行される。
ステップS1770において、制御部111Bは、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す温度THDと、操作対象機器に対して設定された下限温度と、の間の差が最大となる空調機器を見出す。その後、ステップS1780が実行される。
ステップS1780において、制御部111Bは、図40に示されるステップS1243乃至S1248の処理ループに対する処理順位を設定する。処理順位が設定された空調機器のデータは、処理グループから除去される。その後、ステップS1790が実行される。
ステップS1790において、判定部112Bは、上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されたか否かを判定する。上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されているならば処理は終了される。他の場合には、ステップS1760が実行される。
ユーザが目的の建物の位置に関する情報を設定していないならば、第21実施形態に関連して説明された通信端末は、処理を中断する。通信端末が、建物の位置を推定する機能を有するサーバ装置とともに利用されるならば、処理は継続可能である。この場合、通信端末は、サーバ装置によって推定された建物の位置を用いて様々な処理を実行することができる。第26実施形態において、例示的なサーバ装置が説明される。
オンレコメンド判定処理において、サーバ装置によって推定された建物の位置情報が用いられてもよい。第27実施形態において、サーバ装置によって推定された建物の位置情報を利用するオンレコメンド判定処理が説明される。
ステップS1805において、通信端末100Bの判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1810が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1815が実行される。
ステップS1810において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1815が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1815において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1820が実行される。
ステップS1820において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。その後、ステップS1825が実行される。
ステップS1825において、判定部112Bは、ステップS1820の判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているか否かを判定する。判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているならば、ステップS1830が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1830において、サーバ装置300Bは、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1835が実行される。
ステップS1835において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物HMか否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物HMであると判定するならば、ステップS1840が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1840において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っているならば、ステップS1845が実行される。他の場合には、ステップS1850が実行される。
ステップS1845において、図37を参照して説明された一連の処理が実行される。
ステップS1850において、通信端末100Bは、サーバ装置300Bと協働して、車両VCの位置に関する推定処理を行う。
ステップS1851において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bは、ステップS1851において取得された位置情報が表す車両の位置を基準位置として取り扱う。図50において、基準位置は、記号「P1」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1852が実行される。
ステップS1852において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS1853が実行される。
ステップS1853において、通信端末100Bは、待機処理を実行する。待機時間は、一定であってもよい。代替的に、待機時間は、車両の速度に応じて変更されてもよい。本実施形態の原理は、待機時間によっては何ら限定されない。待機時間が経過した後、ステップS1854が実行される。
ステップS1854において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を再度要求する。通信端末100Bは、ステップS1854において取得された位置情報が表す車両の位置を判定位置として取り扱う。図50において、判定位置は、記号「P2」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1855が実行される。
ステップS1855において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS1856が実行される。
ステップS1856において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、建物の推定位置「PE」を第2推定部342に要求する。車両の位置「P1」と建物の推定位置「PE」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも大きく、且つ、車両の位置「P2」と建物の推定位置「PE」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも小さいならば、ステップS1857が実行される。他の場合には、ステップS1858が実行される。
ステップS1857において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、車両が制御領域に進入したことを通知する通知信号を通知部330に生成させる。通知信号は、サーバ装置300Bの通信部320から通信端末100Bの通信部131に送信される。通信端末100Bの制御部111Bは、通知信号に応じて、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS1857の後、図33を参照して説明されたステップS1220が実行される。
ステップS1858において、判定部112Bは、判定位置P2を基準位置P1として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1853が実行される。
第27実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも前に行われる。代替的に、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも後に行われてもよい。第28実施形態において、他のオンレコメンド判定処理が説明される。
ステップS1910において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1920が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1930が実行される。
ステップS1920において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1930が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1930において、サーバ装置300Bは、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1940が実行される。
ステップS1940において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物HMか否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物HMであると判定するならば、ステップS1950が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS1950において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っているならば、ステップS1960が実行される。他の場合には、ステップS1970が実行される。
ステップS1960において、図37を参照して説明された一連の処理が実行される。その後、ステップS1980が実行される。
ステップS1970において、通信端末100Bは、サーバ装置300Bと協働して、図50を参照して説明された推定処理を行う。その後、ステップS1980が実行される。
ステップS1980において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1990が実行される。
ステップS1990において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
第17実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理の結果、第1候補機器として取り扱われる空調機器が見出される。オンレコメンド判定処理の結果、第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在しないならば、その後の処理は必要とされない。第29実施形態において、オンレコメンド判定処理の結果に応じて、画像表示判定処理の要否を決定するオンレコメンド処理が説明される。
ステップS1210において、通信端末100Bは、オンレコメンド判定処理を実行する。第17実施形態に関連して説明された如く、オンレコメンド判定処理の結果、通信端末100Bは、第1候補機器として取り扱われる空調機器を見出すことができる。オンレコメンド判定処理の後、ステップS1215が実行される。
ステップS1215において、通信端末100Bは、第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在するか否かを判定する。第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在しないならば、通信端末100Bは、オンレコメンド処理を終了する。他の場合には、ステップS1220が実行される。ステップS1220以降の処理は、第16実施形態と同一である。
上述の様々な実施形態の原理は、ユーザが目的の建物に到着する前に、建物内の空調機器を作動させ、建物内の環境をユーザにとって快適にすることを可能にする。ユーザは、目的の建物から出た後に、建物内の空調機器を運転させたままであることに気付くこともある。第30実施形態において、ユーザは、目的の建物から出た後に、建物内の空調機器を停止させるためのオフレコメンド処理におけるユーザの操作が説明される。
オンレコメンド処理と同様に、ユーザは、オフレコメンド処理のために複数の空調機器それぞれに対して、操作候補機器を設定するための設定処理を行う。第31実施形態において、操作候補機器を設定するための設定処理が説明される。
図9を参照して説明されたステップS270が実行されると、ステップS2010の処理が開始される。ステップS2010において、表示部163は、図53A又は図53Bに示される画像を表示する。その後、ステップS2020が実行される。
ステップS2020において、ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB48を押したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB48を押したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS2030が実行される。他の場合には、ステップS2040が実行される。
ステップS2030において、表示部163は、図8Eに示される画像を表示する。その後、図9を参照して説明された処理が実行される。
ステップS2040において、ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB47,IB49,IB50のうち1つを押したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB47,IB49,IB50のうち1つを押したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS2050が実行される。他の場合には、ステップS2010が実行される。
ステップS2050において、制御部111Bは、第1記憶部143に格納されたデータ(図54を参照)を、ユーザの操作に応じて更新する。その後、ステップS2010が実行される。
第30実施形態に関連して説明された通信端末は、ユーザに遠隔操作を実行するか否かを確認するための画像を1回だけ表示する。通信端末が、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求めるならば、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。第32実施形態において、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求める通信端末が説明される。
第30実施形態に関連して説明された如く、オフレコメンド処理は、建物内の空調機器を停止させるために実行される。したがって、オフレコメンド処理は、早期に実行されることが好ましい。第33実施形態において、早期に実行されるオフレコメンド処理が説明される。
ステップS2110は、通信端末100Bが、車両から電力供給を受けるまで実行される。通信端末100Bが、車両から電力供給を受けると、ステップS2120が実行される。
ステップS2120において、計時部114は、計時を開始する。図60において、計時部114によって測定された時間長さは、記号「TC」によって表されている。時間長さTCに関する情報は、計時部114から判定部112Bへ出力される。計時部114から判定部112Bへの時間長さTCに関する情報の出力の後、ステップS2130が実行される。
ステップS2130において、判定部112Bは、計時部114から受け取った情報によって表される時間長さTCを、所定の長さの閾値期間TPと比較する。比較結果は、判定部112Bから制御部11Bへ出力される。比較結果が、時間長さTCが、閾値期間TPを下回っていることを表しているならば、ステップS2140が実行される。他の場合には、処理は終了する。
ステップS2140において、時間長さTCが、閾値期間TPを下回っていることを表す比較結果は、判定部112Bから制御部111Bへ出力される。比較結果を受け取った制御部111Bは、オフレコメンド処理の実行を決定する。オフレコメンド処理の結果、ユーザは、建物内に設置された空調機器の運転を、車両から停止させることができる。
ステップS2210において、通信端末100Bは、オフレコメンド判定処理を実行する。オフレコメンド判定処理において、図54を参照して説明された操作候補機器の設定や車両の位置に対する確認処理が実行される。オフレコメンド判定処理の後、ステップS2220が実行される。
ステップS2220において、通信端末100Bは、画像表示判定処理を実行する。画像表示判定処理は、図56又は図59Aに示される画像が表示されるか否かを決定するために用いられる。画像表示判定処理の後、ステップS2230が実行される。
ステップS2230において、図56又は図59Aに示される画像が表示されているならば、ステップS2240が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
ステップS2240において、通信端末100Bは、遠隔操作処理を開始する。この結果、ユーザは、空調機器の運転を、車から停止させることができる。
第33実施形態に関連して説明されたオフレコメンド判定処理において、通信機器は、サーバ装置と協働して様々な処理を実行する。第34実施形態において、オフレコメンド判定処理が説明される。
ステップS2310において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図54を参照)を読み出させる。その後、ステップS2320が実行される。
ステップS2320において、判定部112Bは、操作候補機器が存在するか否かを判定する。ユーザが、リビングルーム、キッチンルーム、寝室、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器のいずれにも、図53A又は図53Bを参照して説明された画像を用いて、操作候補機器を設定していないならば、判定部112Bは、操作候補機器は存在しないと判定する。代替的に、ユーザが、リビングルーム、キッチンルーム、寝室、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、図53Bを参照して説明されたアイコンボタンIB50を押し、操作候補機器の設定を解除しているならば、判定部112Bは、操作候補機器は存在しないと判定する。これらの場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。他の場合には、ステップS2330が実行される。
ステップS2380において、建物の位置に対する車両VCの位置が判定するための処理が実行される。
ステップS2331において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。図63において、建物の位置は、記号「PB」で表されている。目的の建物の位置に関する位置情報が読み出された後、ステップS2332が実行される。
ステップS2332において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。図63において、車両の位置は、記号「PC」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS2333が実行される。
ステップS2333において、通信端末100Bの判定部112Bは、車両の位置「PC」と建物の位置「PB」との間の距離が、予め定められた距離閾値を下回っているか否かを判定する。距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の位置「PB」との間の距離を上回っているならば、ステップS2334が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、オフレコメンド処理を終了する。
ステップS2334において、通信端末100Bの制御部111Bは、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS2334の後、図33を参照して説明されたステップS2220が実行される。
第33実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、ユーザに遠隔操作の実行の決定の判断を促す画像が表示されるか否かが決定される。第35実施形態において、画像表示判定処理が説明される。
ステップS2221において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から図54に示されるデータを読み出す。その後、ステップS2222が実行される。
ステップS2222において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に出力させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が、要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に、動作データを送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2223が実行される。
ステップS2223において、制御部111Bは、判定部112Bに、動作データに基づき、処理対象の空調機器400Aが運転中であるか否かを判定させる。判定部112Bが、処理対象の空調機器400Aが運転中であると判定するならば、ステップS2224が実行される。他の場合には、ステップS2225が実行される。
ステップS2224において、判定部112Bは、処理対象の空調機器400Aを、更なる処理を受ける処理候補機器として取り扱うことを決定する。その後、ステップS2225が実行される。
ステップS2225において、判定部112Bは、図54に示されるデータ中の全ての空調機器400Aに対して上述の処理が完了したか否かを判定する。図54に示されるデータ中の全ての空調機器400Aに対して上述の処理が完了しているならば、ステップS2226が実行される。他の場合には、ステップS2222が実行される。図38Aに示される空調機器が、第1候補機器として選択されているならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、上述の処理が完了しているならば、ステップS2226が実行される。
ステップS2226において、判定部112Bは、処理候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むか否かを判定する。判定部112Bは、処理候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器400Aを含むならば、判定部112Bは、処理候補機器として選択され、且つ、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を、第1記憶部143に一時的に格納する。その後、ステップS2227が実行される。他の場合には、制御部111Bは、処理を中断する。
ステップS2227において、制御部111Bは、表示部163に、図56又は図59Aに示される画像を表示させる。その後、図61を参照して説明されたステップS2230が実行される。
第35実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、通信端末が、操作対象機器を決定することができるならば、操作対象機器を遠隔操作するための処理が実行される。第36実施形態において、操作対象機器を遠隔操作するための処理が説明される。
ステップS2241において、ユーザがアイコンボタンIB53を押すならば、通信端末100Bの制御部111Bは、操作対象機器として選択された空調機器400A全てのデータを第1記憶部143から読み出す。第1記憶部143から読み出されるデータは、操作対象機器として選択された空調機器400Aの動作を規定する設定データを含んでもよい。制御部111Bが、操作対象機器として選択された空調機器400A全てのデータを読み出した後、ステップS2242が実行される。
ステップS2242において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの通信部131に、読み出された設定データを制御データとして送信させる。制御データは、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの通信部420が制御データを受け取ると、空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、停止する。空調機器400Aの通知部460は、制御データの受信があったことを表す通知データを生成する。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に通知データを送信させる。通知データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2243が実行される。
ステップS2243において、通信端末100Bの制御部111Bは、通知データに応じて、制御データの通信結果を表す画像(図57A及び図57Bを参照)を、表示部163に表示させる。その後、ステップS2244が実行される。
ステップS2244において、通信端末100Bは、ユーザが動作データを要求しているか否かを判定する。ユーザが動作データを要求するならば(ユーザが、アイコンボタンIB55,IB57(図57A及び図57Bを参照)を押すならば)、ステップS2245が実行される。他の場合には、ステップS2247が実行される。
ステップS2245において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの制御部410は、要求信号に応じて、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、動作データを、空調機器400Aの通信部420に送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2246が実行される。
ステップS2246において、制御部111Bは、動作データによって表される動作状況を、表示部163に表示させる。その後、ステップS2247が実行される。
通信端末100Bの判定部112Bは、全ての操作対象機器に対して、上述の処理が施与されたか否かを判定する。
ユーザが、建物の位置を設定していないならば、通信端末は、オフレコメンド処理を終了してもよい。第37実施形態において、ユーザが、建物の位置を設定していないならば終了されるオフレコメンド判定処理が説明される。
ステップS2325は、ステップS2320とステップS2330との間に実行される。ステップS2320において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。制御部111Bが、位置情報を読み出すことに失敗するならば、オフレコメンド処理は終了する。他の場合には、ステップS2330が実行される。
ユーザが、建物の位置を設定していないならば、第26実施形態に関連して説明されたサーバ装置を用いて、建物の推定位置を利用してオフレコメンド処理が続行されてもよい。第38実施形態において、建物の推定位置を利用するオフレコメンド判定処理が説明される。
ステップS2325において、制御部111Bが、位置情報を読み出すことに失敗するならば、ステップS2340は実行される。ステップS2340において、建物の位置を推定する推定処理が実行される。
ステップS2341において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。図68において、車両の位置は、記号「PC」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS2342が実行される。
ステップS2342において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS2343が実行される。
ステップS2343において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、建物の推定位置「PE」を第2推定部342に要求する。予め定められた距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の推定位置「PE」との間の距離を上回っているならば、ステップS2343が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、オフレコメンド処理を終了する。
ステップS2344において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の推定位置「PE」との間の距離を上回っていることを通知する通知信号を通知部330に生成させる。通知信号は、サーバ装置300Bの通信部320から通信端末100Bの通信部131に送信される。通信端末100Bの制御部111Bは、通知信号に応じて、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS2344の後、図61を参照して説明されたステップS2220が実行される。
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CPU
111,111B,111C・・・・・・・・・・・・・・・制御部
112,112B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・判定部
113・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1取得部
114・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計時部
140・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メモリ
141・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1記憶領域
142・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2記憶領域
143・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1記憶部
144・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2記憶部
160・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タッチパネルディスプレイ
161・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスプレイ
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御システム
400A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空調機器
AC1〜AC4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空調機器
CR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御領域
HM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・建物
NI1,NI2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・通知画像
NTW・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネットワーク
OIM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・操作画像
OPR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・操作領域
VC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車両
Claims (13)
- ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置の制御方法であって、
(i)前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させる第1判定ステップと、
(ii)前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させる第2判定ステップと、
(iii)前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる第1表示ステップと、
(iv)前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させる出力ステップと、
(v)前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる第2表示ステップと、を備える
制御方法。 - 前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車の現在位置に関する第1位置情報と、前記建物の位置を表す第2位置情報と、を取得させることを含む
請求項1に記載の制御方法。 - 前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車が、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したか否かを判定させることを含み、
前記コンピュータが、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したと判定するならば、前記第1表示ステップが実行される
請求項1又は2に記載の制御方法。 - 前記第1表示ステップは、前記端末装置のタイマに前記第1表示ステップが実行された実行時刻からの経過時間を計測させることを含み、
前記経過時間が、閾値期間を超えないならば、前記第1表示ステップは再度実行されない
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記設定温度と、前記外気温度として取得された前記車の外の温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させることを含む
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度を規定し、
前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第1設定温度よりも低いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第1設定温度よりも高い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記条件情報は、前記設定温度として、第2設定温度を規定し、
前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第2設定温度よりも高いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第2設定温度よりも低い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度と、前記第1設定温度よりも高い第2設定温度と、を規定し、
前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記外気温度が、前記第1設定温度と前記第2設定温度との間の温度範囲にあるか否かを判定させることを含み、
前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記外気温度が前記温度範囲から外れていると判断するならば、前記複数の操作対象機器に前記温度範囲内で設定された目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含み、
前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含み、
前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記第1対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第1温度差を算出させることと、前記第2対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第2温度差を算出させることと、を含み、
前記第2表示ステップは、前記第1温度差が前記第2温度差よりも大きいならば、前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、前記第2温度差が前記第1温度差よりも大きいならば、前記第2通知画像を前記第1通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、を含む
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含み、
前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含み、
前記設定情報は、前記第1通知画像が前記第2通知画像よりも先に表示されることを予め定め、
前記第2表示ステップは、前記ディスプレイに前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に表示させる
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。 - 前記コンピュータに、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの運転状態を表す情報を取得させる取得ステップを更に備え、
前記第2表示ステップは、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの前記運転状態を表す前記情報を表示させることを含む
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御方法。 - ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置が実行するプログラムであって、
(i)前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させ、
(ii)前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させ、
(iii)前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させ、
(iv)前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させ、
(v)前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる
プログラム。 - ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムが行うレコメンド方法であって、
前記複数の空調機器を特定する設定情報を格納する第1メモリを用いて、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むか否かを判定するステップと、
前記複数の空調機器が前記遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むと判定されるならば、前記遠隔操作が開始される設定温度を表す開始条件を格納する第2メモリを用いて、外気温度と前記開始条件との間の関係に基づいて、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判断し、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を前記複数の操作候補機器から見出すステップと、
前記複数の操作対象機器が見出されるならば、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判断するステップと、
前記車が前記制御領域内に存在すると判断されるならば、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示するステップと、
前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力するステップと、
前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示するステップと、を備える
レコメンド方法。
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