JP2015224863A - 空調機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法 - Google Patents

空調機器を遠隔制御する端末装置の制御方法、端末装置が実行するプログラム及び端末装置が実行するレコメンド方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の空調機器を簡便に遠隔操作することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本出願は、車から複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置の制御方法を開示する。制御方法は、遠隔操作の開始条件が満たされたか否かを判定させる第1判定ステップと、車が、建物の周りに規定された制御領域内に存在するか否かを判定させる第2判定ステップと、ディスプレイに、遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる第1表示ステップと、複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が開始指示画像上で操作されるならば、コンピュータに、制御データをネットワークへ出力させる出力ステップと、ディスプレイに、制御データが複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる第2表示ステップと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内に設置された空調機器を車から遠隔操作する技術に関する。
近年の通信技術の進歩は、建物内に設置された家電機器を車から遠隔操作することを可能にしている(特許文献1を参照)。特許文献1によれば、車内のユーザは、通信端末を操作し、ユーザの家の中に配置されたホームサーバを呼び出す。ユーザは、その後、呼び出されたホームサーバを用いて、家の中の家電機器の動作に関する予約設定を行う。この結果、ユーザは、家電機器を遠隔制御することができる。
特開2002−64881号公報
一般的に、多くのユーザは、複数の空調機器を所有している。特許文献1の技術は、ユーザが、空調機器を遠隔制御することを可能にするけれども、ユーザは、1台の空調機器を遠隔制御するために様々な操作を要求される。ユーザが複数の空調機器を操作しようとするならば、ユーザに要求される操作量は膨大になる。
本発明は、複数の空調機器を簡便に遠隔操作することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る端末装置の制御方法は、ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置に適用される。制御方法は、前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させる第1判定ステップを備える。制御方法は、前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させる第2判定ステップを備える。制御方法は、前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる第1表示ステップを備える。制御方法は、前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させる出力ステップと、前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる第2表示ステップと、を備える。
上記構成によれば、ユーザは、指示画像領域を開始指示画像上で操作し、複数の操作対象機器に対して、遠隔操作の開始を簡便に指示することができる。その後、ディスプレイは、複数の通知画像を表示するので、ユーザは、遠隔操作の開始の指示が、操作対象機器へ適切に伝達されたか否かを視覚的に確認することができる。
上記構成において、前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車の現在位置に関する第1位置情報と、前記建物の位置を表す第2位置情報と、を取得させることを含んでもよい。
上記構成によれば、コンピュータは、第1位置情報と第2位置情報とに基づいて、車が制御領域内に存在するか否かを適切に判定することができる。したがって、ユーザは、建物から過度に離れた位置から複数の操作対象機器に対する遠隔操作を要求しなくなる。したがって、操作対象機器の不必要な運転は生じにくくなる。
上記構成において、前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車が、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したか否かを判定させることを含んでもよい。前記コンピュータが、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したと判定するならば、前記第1表示ステップが実行されてもよい。
上記構成によれば、コンピュータが、制御領域の外の領域から制御領域内へ進入したと判定するならば、第1表示ステップが実行されるので、車が、建物に近づいているときに、ユーザは、複数の操作対象機器に対する遠隔操作を要求することができる。
上記構成において、前記第1表示ステップは、前記端末装置のタイマに前記第1表示ステップが実行された実行時刻からの経過時間を計測させることを含んでもよい。前記経過時間が、閾値期間を超えないならば、前記第1表示ステップは再度実行されなくてもよい。
上記構成によれば、ディスプレイは、開始指示画像を頻繁に表示しなくなる。したがって、ユーザは、複数の操作対象機器に対する遠隔操作を不必要に要求しなくなる。
上記構成において、前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記設定温度と、前記外気温度として取得された前記車の外の温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させることを含んでもよい。
上記構成によれば、コンピュータは、設定温度と車の外の温度との間の関係に基づいて、複数の操作候補機器それぞれについて、開始条件が満たされたか否かを適切に判定することができる。
上記構成において、前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度を規定してもよい。前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第1設定温度よりも低いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第1設定温度よりも高い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させてもよい。
上記構成によれば、複数の操作対象機器の周囲の温度が第1設定温度よりも高くなるように、ユーザは、複数の操作対象機器を運転させることができる。
上記構成において、前記条件情報は、前記設定温度として、第2設定温度を規定してもよい。前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第2設定温度よりも高いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第2設定温度よりも低い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含んでもよい。
上記構成によれば、複数の操作対象機器の周囲の温度が第2設定温度よりも低くなるように、ユーザは、複数の操作対象機器を運転させることができる。
上記構成において、前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度と、前記第1設定温度よりも高い第2設定温度と、を規定してもよい。前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記外気温度が、前記第1設定温度と前記第2設定温度との間の温度範囲にあるか否かを判定させることを含んでもよい。前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記外気温度が前記温度範囲から外れていると判断するならば、前記複数の操作対象機器に前記温度範囲内で設定された目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含んでもよい。
上記構成によれば、複数の操作対象機器の周囲の温度が第1設定温度と第2設定温度とによって規定される範囲内の温度になるように、ユーザは、複数の操作対象機器を運転させることができる。
上記構成において、前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含んでもよい。前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含んでもよい。前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記第1対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第1温度差を算出させることと、前記第2対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第2温度差を算出させることと、を含んでもよい。前記第2表示ステップは、前記第1温度差が前記第2温度差よりも大きいならば、前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、前記第2温度差が前記第1温度差よりも大きいならば、前記第2通知画像を前記第1通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、を含んでもよい。
上記構成によれば、ディスプレイは、温度差の大きい環境下に置かれた操作対象機器に関する情報を、ユーザに先に与えることができる。
上記構成において、前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含んでもよい。前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含んでもよい。前記設定情報は、前記第1通知画像が前記第2通知画像よりも先に表示されることを予め定めてもよい。前記第2表示ステップは、前記ディスプレイに前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に表示させてもよい。
上記構成によれば、ディスプレイは、所定の順序に従って、操作対象機器に関する情報を、ユーザに先に与えることができる。
上記構成において、制御方法は、前記コンピュータに、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの運転状態を表す情報を取得させる取得ステップを更に備えてもよい。前記第2表示ステップは、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの前記運転状態を表す前記情報を表示させることを含んでもよい。
上記構成によれば、ユーザは、複数の操作対象機器が、適切に運転しているか否かを視覚的に確認することができる。
本発明の他の局面に係るプログラムは、ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置によって実行される。プログラムは、前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させる。前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、プログラムは、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させる。前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、プログラムは、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる。前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、プログラムは、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させ、前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる。
上記構成によれば、ユーザは、指示画像領域を開始指示画像上で操作し、複数の操作対象機器に対して、遠隔操作の開始を簡便に指示することができる。その後、ディスプレイは、複数の通知画像を表示するので、ユーザは、遠隔操作の開始の指示が、操作対象機器それぞれへ適切に伝達されたか否かを視覚的に確認することができる。
本発明の更に他の局面に係るレコメンド方法は、ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムによって実行される。レコメンド方法は、前記複数の空調機器を特定する設定情報を格納する第1メモリを用いて、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むか否かを判定するステップと、前記複数の空調機器が前記遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むと判定されるならば、前記遠隔操作が開始される設定温度を表す開始条件を格納する第2メモリを用いて、外気温度と前記開始条件との間の関係に基づいて、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判断し、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を前記複数の操作候補機器から見出すステップと、前記複数の操作対象機器が見出されるならば、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判断するステップと、前記車が前記制御領域内に存在すると判断されるならば、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示するステップと、前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力するステップと、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示するステップと、を備える。
上記構成によれば、ユーザは、指示画像領域を開始指示画像上で操作し、複数の操作対象機器に対して、遠隔操作の開始を簡便に指示することができる。その後、ディスプレイは、複数の通知画像を表示するので、ユーザは、遠隔操作の開始の指示が、操作対象機器へ適切に伝達されたか否かを視覚的に確認することができる。
本発明は、ユーザが複数の空調機器を簡便に遠隔操作することを可能にする。
ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する制御システムが実行する概略的な処理を表すフローチャートである(第1実施形態)。 図1に示されるフローチャートのステップS110における処理の概念図である(第1実施形態)。 図1に示されるフローチャートのステップS120における処理の概念図である(第1実施形態)。 図1に示されるフローチャートのステップS120における処理の概念図である(第1実施形態)。 図1に示されるフローチャートのステップS130における処理の概念図である(第1実施形態)。 通信端末と空調機器の間の通信を表す概念図である(第1実施形態)。 図1に示されるフローチャートのステップS150における処理の概念図である(第1実施形態)。 図5に示される通信端末の例示的なハードウェア構成を表す概略的なブロック図である(第2実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像である(第3実施形態)。 図8Eに示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイの概略的な処理を表すフローチャートである(第3実施形態)。 図8Fに示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイの概略的な処理を表すフローチャートである(第3実施形態)。 図7に示される通信端末のメモリに格納される設定データを表す表である(第3実施形態)。 ユーザが、建物の位置を設定するために利用する例示的な画像である(第4実施形態)。 図12に示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイの概略的な処理を表すフローチャートである(第4実施形態)。 通信端末を含む制御システムの概念図である(第5実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第5実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第5実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第5実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第5実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第6実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第6実施形態)。 図8Cに示される画像が表示されているときの通信端末の概略的な処理を表すフローチャートである(第6実施形態)。 図8Dに示される画像が表示されているときの通信端末の概略的な処理を表すフローチャートである(第6実施形態)。 図16Aに示される画像が表示されているときの通信端末の概略的な処理を表すフローチャートである(第6実施形態)。 図16Bに示される画像が表示されているときの通信端末の概略的な処理を表すフローチャートである(第6実施形態)。 図15Dに示される画像が表示されているときの通信端末の概略的な処理を表すフローチャートである(第6実施形態)。 ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ上に表示される例示的な画像である(第7実施形態)。 ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ上に表示される例示的な画像である(第7実施形態)。 ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ上に表示される例示的な画像である(第8実施形態)。 ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ上に表示される例示的な画像である(第9実施形態)。 ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ上に表示される例示的な画像である(第10実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第11実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第11実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第11実施形態)。 図7に示される通信端末が、ユーザに提示する例示的な画像である(第11実施形態)。 第12実施形態の通信端末の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 第13実施形態のサーバ装置の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 第14実施形態の空調機器の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 第15実施形態の通信端末の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 制御領域の境界の近くを走行する車両VCの概念図である。 図30に示される通信端末が実行する処理を表す概略的なフローチャートである。 図30に示される通信端末の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである(第16実施形態)。 オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第17実施形態)。 図34に示されるフローチャートのステップS1340における処理を表す概略的なフローチャートである(第17実施形態)。 図34に示されるフローチャートのステップS1360における処理を表す概略的なフローチャートである(第17実施形態)。 図34に示されるフローチャートのステップS1380における処理を表す概略的なフローチャートである(第17実施形態)。 図30に示される通信端末の第1記憶部に格納された空調機器のデータを表す表である(第18実施形態)。 画像表示判定処理によって操作対象機器として決定された空調機器を表す表である(第18実施形態)。 画像表示判定処理の概略的なフローチャートである(第18実施形態)。 図33に示されるフローチャートのステップS1240において実行される処理の概略的なフローチャートである(第19実施形態)。 オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第20実施形態)。 オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第21実施形態)。 第22実施形態の通信端末の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 運転モードを決定するための手順を表す概略的なフローチャートである(第23実施形態)。 運転モードを決定するための他の手順を表す概略的なフローチャートである(第23実施形態)。 図30に示される通信端末の第1記憶部に格納されたデータを示す表である(第24実施形態)。 ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差から画像の表示順序を決定する方法を表す概略的なフローチャートである(第25実施形態)。 第26実施形態のサーバ装置の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第27実施形態)。 図49に示されるフローチャートのステップS1850における処理を表す概略的なフローチャートである(第27実施形態)。 オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第28実施形態)。 図30に示される通信端末の例示的な動作を表す概略的なフローチャートである(第29実施形態)。 図30に示される通信端末の表示部が表示する例示的な画像である(第30実施形態)。 図30に示される通信端末の表示部が表示する例示的な画像である(第30実施形態)。 図53A及び図53Bに示される画像上の操作によって生成された例示的なデータを示す表である(第30実施形態)。 運転を停止させるための制御データの送信先となる操作対象機器のデータを表す表である(第30実施形態)。 図30に示される通信端末の表示部が表示する例示的な画像である(第30実施形態)。 図30に示される通信端末の表示部が表示する例示的な画像である(第30実施形態)。 図30に示される通信端末の表示部が表示する例示的な画像である(第30実施形態)。 操作候補機器を設定するための設定処理を表す概略的なフローチャートである(第31実施形態)。 図30に示される通信端末がユーザに提示する例示的な画像である(第32実施形態)。 図30に示される通信端末がユーザに提示する例示的な画像である(第32実施形態)。 図30に示される通信端末がユーザに提示する例示的な画像である(第32実施形態)。 図30に示される通信端末がユーザに提示する例示的な画像である(第32実施形態)。 オフレコメンド処理の開始処理を表す概略的なフローチャートである(第33実施形態)。 図60に示されるフローチャートのステップS2140(オフレコメンド処理)を表す概略的なフローチャートである(第33実施形態)。 オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第34実施形態)。 図62に示されるフローチャートのステップS2330における処理を表す概略的なフローチャートである(第34実施形態)。 画像表示判定処理の概略的なフローチャートである(第35実施形態)。 図61に示されるフローチャートのステップS2240において実行される処理の概略的なフローチャートである(第36実施形態)。 オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第37実施形態)。 オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである(第38実施形態)。 図67に示されるフローチャートのステップS2340における処理を表す概略的なフローチャートである(第38実施形態)。
添付の図面を参照して、建物内に設置された空調機器を車から遠隔操作する技術に関する様々な実施形態が以下に説明される。建物内に設置された空調機器を車から遠隔操作する技術は、以下の説明によって、明確に理解可能である。
<本発明者等が見出した課題>
本発明者等は、上述の特許文献1に開示される技術を研究し、特許文献1の開示技術が包含する課題を見出した。特許文献1の開示技術が包含する課題が以下に説明される。
特許文献1によれば、ユーザ(例えば、運転者)は、車の中で、通信端末を操作し、ホームサーバにアクセスする。その後、ユーザは、ホームサーバを通じて、家電機器に対する予約設定を行う。
予約設定された時刻が近づくと、ホームサーバは、対象の家電機器が、予約設定によって規定された運転を実行してもよいか否かを確認するための確認画像データを、通信端末へ送信する。ユーザが、運転の実行を承認するならば、対象の家電機器の運転を許可する許可信号が、通信端末からホームサーバへ送信される。ホームサーバは、許可信号に応じて、予約設定された運転を実行させるための制御信号を生成する。制御信号は、ホームサーバから対象の空調機器へ送信される。
家電機器が、制御信号を適切に受け取ると、家電機器は、制御信号に従って適切に動作していることを通知するための通知信号を生成する。通知信号は、家電機器からホームサーバへ送信される。ホームサーバは、通知信号を、通信端末へ転送する。
特許文献1の開示技術は、複数の空調機器を遠隔操作するためにも利用可能である。たとえば、ユーザは、第1空調機器と、第1空調機器が温度調整を行う部屋とは別の部屋の温度調整を行う第2空調機器と、を遠隔操作することができる。
ユーザは、第1空調機器に対して、第1時刻を予約時刻として設定することができる。ユーザは、第2空調機器に対して、第1時刻とは異なる第2時刻を予約時刻として設定することができる。
第1時刻が近づくと、ホームサーバは、第1空調機器が、予約設定によって規定された運転を実行してもよいか否かを確認するための確認画像データを、通信端末へ送信する。第2時刻が近づくと、ホームサーバは、第2空調機器が、予約設定によって規定された運転を実行してもよいか否かを確認するための確認画像データを、通信端末へ送信する。したがって、確認画像データが送信されるたびに、ユーザは、通信端末を操作する必要がある。
多くのユーザは、車中における通信端末への頻繁な操作を望まない。ユーザは、信号によって車が停止されている短い期間において通信端末への操作を終えたいこともある。特許文献1の開示技術は、このようなユーザのニーズに応えるものではない。
<第1実施形態>
上述の如く、特許文献1の開示技術は、ユーザに対して頻繁な操作を要求する。第1実施形態において、ユーザが複数の空調機器に対する遠隔操作を簡便に行うことを許容する技術が説明される。
図1は、ネットワークを介して、建物内に設置された複数の空調機器を車から遠隔操作する制御システムが実行する概略的な処理を表すフローチャートである。図1を参照して、制御システムが実行する概略的な処理が説明される。本実施形態において、機器制御システムは、図1のフローチャートに従って様々な処理を実行する制御システムによって例示される。
図1のフローチャートは、複数の空調機器を起動させるために好適に利用可能である。以下の説明において、図1のフローチャートに従う処理は、「オンレコメンド処理」と称される。本実施形態において、レコメンド方法は、以下に説明されるオンレコメンド処理によって例示される。
(ステップS110)
ステップS110において、制御システムは、遠隔操作の対象となる複数の操作対象機器を特定する。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
ステップS120において、制御システムは、車両の位置を特定する。車両の位置が、所定の条件を満たすならば、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
ステップS130において、制御システムは、ユーザに操作画像を提示する。ユーザが、操作画像上で所定の操作を実行すると、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
ステップS140において、制御システムは、ユーザの操作に応じて、制御データを生成する。制御データは、通信端末からネットワークへ出力される。本実施形態において、端末装置は、通信端末によって例示される。通信端末は、車両に取り付けられた車載器(たとえば、カーナビゲーションシステム)であってもよい。代替的に、通信端末は、ユーザが携帯する携帯端末(たとえば、スマートホン)であってもよい。更に代替的に、通信端末は、車からネットワークへ制御データを出力することができる他の装置であってもよい。本実施形態の原理は、特定の通信端末に限定されない。通信端末からネットワークへの制御データの出力の後、ステップS150が実行される。
(ステップS150)
ステップS150において、制御データは、ネットワークから複数の操作対象機器へ出力される。複数の操作対象機器それぞれは、制御データを受け取ったことを表す通知信号を生成する。通知信号は、ネットワークを通じて、複数の操作対象機器それぞれから通信端末へ出力される。通信端末は、通知信号に応じて、制御データが、複数の操作対象機器それぞれに送られたことを表す通知画像を生成する。ユーザは、通知画像を見て、遠隔操作が適切に実行されたか否かを確認することができる。
図2は、ステップS110における処理の概念図である。図1及び図2を参照して、ステップS110における処理が説明される。本実施形態において、第1判定ステップは、ステップS110によって例示される。
通信端末のメモリは、ユーザが所有する複数の空調機器AC1,AC2,AC3,AC4に関する情報を予め格納している。ユーザは、制御システムを用いた遠隔操作の対象となる操作候補機器をメモリ内で予め設定している。ユーザが、複数の空調機器を操作候補機器として定めているならば、ステップS110の処理は継続される。図2は、ユーザが、空調機器AC1,AC2,AC3を操作候補機器として設定していることを示す。本実施形態において、設定情報は、操作候補機器として設定された空調機器AC1,AC2,AC3を表す情報によって例示される。操作候補機器は、ユーザのニーズに応じて設定されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、操作候補機器の特定の設定に限定されない。
メモリは、操作候補機器に関する情報だけでなく、操作候補機器として設定された空調機器AC1,AC2,AC3それぞれに対して定められた温度条件に関する情報も格納する。温度条件は、空調機器AC1,AC2,AC3が起動される開始条件を定める。たとえば、ユーザは、空調機器AC1に対して、温度条件として、20℃の下限温度と30℃の上限温度とを設定してもよい。ユーザは、空調機器AC2に対して、温度条件として、22℃の下限温度と33℃の上限温度とを設定してもよい。ユーザは、空調機器AC3に対して、温度条件として、18℃の下限温度と35℃の上限温度とを設定してもよい。本実施形態において、条件情報は、温度条件に関する情報によって例示される。
通信端末のコンピュータ(たとえば、CPU(Central ProcessingUnit)は、外気温度を、温度条件と比較する。外気温度は、車両の外の温度を意味してもよい。代替的に、外気温度は、複数の空調機器AC1,AC2,AC3,AC4が設置された部屋の温度を意味してもよい。本実施形態の原理は、外気温度が測定される特定の位置に限定されない。
図2は、コンピュータによって、空調機器AC1,AC2が操作対象機器として選択されていることを示す。コンピュータが取得した外気温度に関する情報が、34℃を示すならば、コンピュータは、空調機器AC1,AC2を操作対象機器として選択する。空調機器AC1,AC2は、制御システムの制御下で、冷房モードで運転する。すなわち、上述の上限温度の設定は、冷房モードでの運転を開始する開始条件として利用される。
コンピュータが取得した外気温度に関する情報が、18℃を示すならば、コンピュータは、空調機器AC1,AC2を操作対象機器として選択する。空調機器AC1,AC2は、制御システムの制御下で、暖房モードで運転する。すなわち、上述の下限温度の設定は、暖房モードでの運転を開始する開始条件として利用される。本実施形態において、設定温度は、上述の上限温度及び下限温度によって例示される。上限温度及び下限温度は、ユーザの好みによって決定されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、上限温度及び下限温度の特定の値に限定されない。
図3A及び図3Bは、ステップS120における処理の概念図である。図1乃至図3Bを参照して、ステップS120における処理が説明される。本実施形態において、第2判定ステップは、ステップS120によって例示される。
図2に示される如く、通信端末のコンピュータが、操作対象機器として複数の空調機器(空調機器AC1,AC2)を選択すると、ステップS120が実行される。
図3A及び図3Bに示される如く、制御システムは、空調機器AC1,AC2,AC3,AC4が設置された建物HMを取り囲む制御領域CRを予め設定している。制御領域CRの大きさや形状は、ユーザによって決定されてもよい。代替的に、制御領域CRの大きさや形状は、制御システムによって決定されてもよい。本実施形態の原理は、制御領域CRの特定の大きさや特定の形状に限定されない。
通信端末のコンピュータは、車両VCの位置に関する位置情報を取得する。位置情報の取得は、一般的なカーナビゲーションシステムに用いられるGPS技術に依存してもよい。本実施形態の原理は、位置情報を取得するための特定の技術に限定されない。本実施形態において、車は、車両VCによって例示される。
図3Aは、車両VCが制御領域CRの中に存在することを示す。図3Bは、車両VCが制御領域CRの外の領域に存在することを示す。通信端末のコンピュータは、位置情報に基づき、車両VCが制御領域CRの中に存在するか否かを判定する。
図4は、ステップS130における処理の概念図である。図1、図2、図3A及び図4を参照して、ステップS130における処理が説明される。本実施形態において、第1表示ステップは、ステップS130によって例示される。
図3Aに示される如く、通信端末のコンピュータが、車両VCが制御領域CRの中に存在すると判定すると、ステップS130が実行される。
ステップS130において、通信端末のタッチパネルディスプレイは、操作対象機器として選定された空調機器AC1,AC2に対する遠隔操作の開始の指示を与えるための操作画像OIMを表示する。操作画像OIMは、ユーザによって操作される操作領域OPRを含む。操作領域OPRは、一般的なアイコンボタンであってもよい。本実施形態の原理は、操作領域OPRとして表示される特定の画像デザインに限定されない。本実施形態において、ディスプレイは、通信端末のタッチパネルディスプレイによって例示される。開始指示画像は、操作画像OIMによって例示される。
ユーザが、操作領域OPRを操作するならば、ユーザは、空調機器AC1,AC2の両方に、遠隔操作の開始の指示を与えることができる。したがって、従来技術と比べて、ユーザは、少ない操作量の下で、空調機器AC1,AC2に遠隔操作の開始の指示を与えることができる。本実施形態において、指示画像領域は、操作領域OPRによって例示される。
図5は、通信端末100と、空調機器AC1,AC2と、の間の通信を表す概念図である。図1、図4及び図5を参照して、ステップS140における処理が説明される。本実施形態において、出力ステップは、ステップS140によって例示される。
ユーザが、操作領域OPRを操作すると、車両VC上の通信端末100のコンピュータは、操作対象機器として選定された空調機器AC1,AC2に対する遠隔操作を開始するための制御データを生成する。制御データは、通信端末100からネットワークNTWへ出力される。制御データは、ネットワークNTW上で所定の信号処理を受けてもよい。代替的に、制御データは、ネットワークNTWを経由して、空調機器AC1,AC2へ直接的に伝達されてもよい。本実施形態の原理は、ネットワークNTW上での制御データに対する特定の信号処理に限定されない。
ネットワークNTWは、制御データを、空調機器AC1,AC2それぞれに送信する。空調機器AC1が、制御データを受け取ると、空調機器AC1は、制御データの受領を表す通知データを生成する。通知データは、空調機器AC1からネットワークNTWへ送信される。空調機器AC2が、制御データを受け取ると、空調機器AC2は、制御データの受領を表す通知データを生成する。通知データは、空調機器AC2からネットワークNTWへ送信される。空調機器AC1,AC2から送信された通知データは、ネットワークNTWから通信端末100へ転送される。
ネットワークNTWが、空調機器AC1から通知データを受け取らないならば、ネットワークNTWは、空調機器AC1への制御データの送信が失敗したことを表す通知データを生成してもよい。ネットワークNTWが、空調機器AC2から通知データを受け取らないならば、ネットワークNTWは、空調機器AC2への制御データの送信が失敗したことを表す通知データを生成してもよい。これらの場合において、制御データの送信の失敗を表す通知データは、ネットワークNTWから通信端末100へ送信される。したがって、通信端末100は、制御データの送信の結果を把握することができる。
図6は、ステップS150における処理の概念図である。図1、図5及び図6を参照して、ステップS150における処理が説明される。本実施形態において、第2表示ステップは、ステップS150によって例示される。
通信端末100のコンピュータは、ネットワークNTWから送信された通知データに応じて、通知画像NI1,NI2を生成する。通信端末100のコンピュータは、空調機器AC1に対応する通知データに応じて、空調機器AC1への制御データの送信結果を表す通知画像NI1を生成する。通信端末100のコンピュータは、空調機器AC2に対応する通知データに応じて、空調機器AC2への制御データの送信結果を表す通知画像NI2を生成する。したがって、操作画像とは異なり、通信端末100は、複数の通知画像NI1,NI2を表示する。
<第2実施形態>
第1実施形態に関連して説明された処理は、様々な通信端末によって実行可能である。第2実施形態において、例示的な通信端末が説明される。
図7は、第1実施形態に関連して説明された通信端末100の例示的なハードウェア構成を表す概略的なブロック図である。図1乃至図7を参照して、通信端末100の例示的なハードウェア構成が説明される。
通信端末100は、CPU110と、バス120と、データ通信装置130と、メモリ140と、情報取得装置150と、タッチパネルディスプレイ160と、を備える。CPU110は、バス120を通じて、データ通信装置130、メモリ140、情報取得装置150及びタッチパネルディスプレイ160に接続される。CPU110は、データ通信装置130、メモリ140、情報取得装置150及びタッチパネルディスプレイ160を制御するプログラムを実行する。本実施形態において、コンピュータは、CPU110によって例示される。
データ通信装置130は、図5を参照して説明された制御データの送信及び通知データの受信に用いられる。加えて、データ通信装置130は、空調機器AC1,AC2,AC3,AC4から建物HM内の温度を表す情報を受信してもよい。データ通信装置130は、データを送信及び受信するための一般的な通信技術に基づいて設計されてもよい。本実施形態の原理は、データ通信装置130の特定の構造に限定されない。
メモリ140は、第1記憶領域141と、第2記憶領域142と、を含む。第1記憶領域141は、図2を参照して説明された空調機器AC1,AC2,AC3,AC4を特定する情報を格納するために用いられる。加えて、第1記憶領域141は、図2を参照して説明された操作候補機器の設定に関する情報を格納するために用いられる。第2記憶領域142は、図2を参照して説明された温度条件に関する情報を格納するために用いられる。第2記憶領域142は、第1記憶領域141とは異なるメモリ素子内に確保されてもよい。本実施形態の原理は、メモリ140の特定の構造に限定されない。本実施形態において、第1メモリは、第1記憶領域141によって例示される。第2メモリは、第2記憶領域142によって例示される。
メモリ140は、上述の情報に加えて、他の情報を格納してもよい。たとえば、メモリ140は、建物HMの位置に関する情報を格納してもよい。
情報取得装置150は、車両VCの位置に関する位置情報を取得するGPS装置であってもよい。加えて、車両VCの外の温度を検知する温度センサが、情報取得装置150として用いられてもよい。
タッチパネルディスプレイ160は、ディスプレイ161と、操作検出センサ162と、を含む。ディスプレイ161は、図4を参照して説明された操作画像OIMを表示する。加えて、ディスプレイ161は、図6を参照して説明された複数の通知画像NI1,NI2を表示する。操作検出センサ162は、図4を参照して説明された操作領域OPRに対するユーザの操作を検知する。
タッチパネルディスプレイ160に代えて、操作画像OIM及び複数の通知画像NI1,NI2の表示に専ら用いられるディスプレイ装置及びユーザの操作を受け付けるために専ら用いられる入力装置が用いられてもよい。
CPU110は、図1を参照して説明された処理を行うためのプログラムを実行する。プログラムは、メモリ140に予め格納されてもよい。代替的に、プログラムは、他の記憶媒体からCPU110によって呼び出されてもよい。
図1を参照して説明されたステップS110において、プログラムは、CPU110に、第1記憶領域141内の情報と第2記憶領域142内の情報とを読み出させる。加えて、プログラムは、CPU110に、外気温度に関する情報を取得させる。CPU110は、外気温度に関する情報を、データ通信装置130を通じて取得してもよい。代替的に、CPU110は、外気温度に関する情報を、情報取得装置150から取得してもよい。
CPU110は、第1記憶領域141から読み出した情報から、ユーザが、遠隔操作を受ける操作候補機器として、空調機器AC1,AC2,AC3を設定していることを見出すことができる(図2を参照)。CPU110は、第2記憶領域142から読み出した情報から空調機器AC1,AC2,AC3に対して、遠隔操作が開始される開始条件として設定された温度に関する情報を見出すことができる。
プログラムは、CPU110に、外気温度に関する情報を、開始条件として設定された温度に関する情報と比較させる。この結果、CPU110は、空調機器AC1,AC2を操作対象機器として取り扱うことを決定することができる。
図1を参照して説明されたステップS120において、プログラムは、CPU110に、車両VCの位置に関する情報を情報取得装置150から取得させる。プログラムは、CPU110に、メモリ140から建物HMの位置に関する情報を読み出させる。プログラムは、その後、CPU110に、車両VCの位置に関する情報を、建物HMの位置に関する情報と比較させる。この結果、CPU110は、車両VCが、制御領域CR内に存在するか否かを判定することができる(図3A及び図3Bを参照)。
CPU110が、車両VCが、制御領域CR内に存在すると判定するならば、プログラムは、CPU110に、図4を参照して説明された操作画像OIMを表す画像データを生成させる(図1を参照して説明されたステップS130)。画像データは、CPU110からタッチパネルディスプレイ160へ出力される。タッチパネルディスプレイ160は、画像データに応じて、ディスプレイ161上に操作画像OIMを表示する。
ユーザが、操作画像OIM中の操作領域OPRを操作すると、操作検出センサ162は、ユーザが操作領域OPRを操作したことを表す検出信号を生成する。検出信号は、操作検出センサ162からCPU110へ出力される。
CPU110が、検出信号を受け取ると、プログラムは、CPU110に制御データを生成させる(図1を参照して説明されたステップS140)。制御データは、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。その後、図5を参照して説明された如く、制御データは、ネットワークNTWを通じて、空調機器AC1,AC2へ伝達される。
図5を参照して説明された如く、ネットワークNTWは、通知データを送信する。データ通信装置130は、通知データを受信する。通知データは、データ通信装置130からCPU110へ出力される。
CPU110が、通知データを受け取ると、プログラムは、CPU110に、通知画像NI1,NI2を表す画像データを生成させる。画像データは、CPU110からタッチパネルディスプレイ160へ出力される。タッチパネルディスプレイ160は、ディスプレイ161上で、通知画像NI1,NI2を表示する(図1を参照して説明されたステップS150)。
<第3実施形態>
第1実施形態に関連して説明された如く、操作対象機器を特定するために、ユーザは、複数の操作候補機器を設定する。加えて、ユーザは、複数の操作候補機器それぞれに対して、遠隔操作の開始条件を規定する温度を設定する。第3実施形態において、複数の操作候補機器及び開始条件を設定するための例示的な方法が説明される。
図8A乃至図8Fは、ユーザが、複数の操作候補機器及び遠隔操作の開始条件を設定するために利用する例示的な画像を示す。図7乃至図8Fを参照して、複数の操作候補機器及び開始条件を設定するための例示的な方法が説明される。
アプリケーションプログラムが通信端末100にインストールされると、図8Aに示されるアイコンICNが、ディスプレイ161上に表示される。ユーザが、アイコンICNをダブルクリックすると、ディスプレイ161は、図8Bに示される画像を表示する。
図8Bに示される画像は、2つの入力ウィンドウWD01,WD02と2つのアイコンボタンIB01,IB02と、を含む。図8Bに示される画像は、ユーザを認証するために利用される。ユーザに対して、固有の識別番号が予め割り当てられている。加えて、ユーザは、アプリケーションプログラムを利用するためのパスワードを予め設定している。したがって、第三者がアプリケーションプログラムを無断で利用することはできない。
ユーザは、識別番号を入力ウィンドウWD01に入力する。加えて、ユーザは、パスワードを、入力ウィンドウWD02に入力する。その後、ユーザが、アイコンボタンIB01を押すと、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB02を押すならば、ディスプレイ161は、図8Aに示される画像を再度表示する。
図8Cに示される画像は、7つのアイコンボタンIB03,IB04,IB05,IB06,IB07,IB08,IB09を含む。5つのアイコンボタンIB03,IB04,IB05,IB06,IB07それぞれは、ユーザが所有する複数の空調機器それぞれを示す。図8Cは、ユーザが、5台の空調機器を有していることを表す。
5台の空調機器のうち1つは、リビングルームに設置されている。5台の空調機器のうち他のもう1つは、キッチンルームに設置されている。5台の空調機器のうち他のもう1つは、寝室に設置されている。5台の空調機器のうち他のもう1つは、2つの子供部屋のうち一方に設置されている。5台の空調機器のうち残り1つは、他方の子供部屋に設置されている。ユーザは、5つのアイコンボタンIB03,IB04,IB05,IB06,IB07それぞれを操作し、5台の空調機器それぞれに対して様々な設定を与えることができる。ユーザが、アイコンボタンIB03を押すと、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。この結果、ユーザは、リビングルームに設置された空調機器の動作を設定することができる。
図8Dに示される画像は、4つのアイコンボタンIB10,IB11,IB12,IB13を含む。ユーザが、アイコンボタンIB11を押すと、ディスプレイ161は、ユーザがオンレコメンド処理に関する設定及びオフレコメンド処理に関する設定のうち一方を選択するための画像(図8Eを参照)を表示する。以下の説明において、「オフレコメンド処理」との用語は、通信端末100からの遠隔操作によって、空調機器を停止させるための処理を意味する。
図8Eに示される画像は、3つのアイコンボタンIB14,IB15,IB16を含む。ユーザが、アイコンボタンIB14を押すと、複数の操作候補機器及び開始条件を設定するための画像(図8Fを参照)を表示する。
図8Fに示される画像は、2つの表示ウィンドウWD03,WD04と、6つのアイコンボタンIB17,IB18,IB19,IB20,IB21,IB22と、を含む。表示ウィンドウWD03は、上述の下限温度を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB17を押すと、下限温度の値は増大する。ユーザが、アイコンボタンIB18を押すと、下限温度の値は減少する。表示ウィンドウWD04は、上述の上限温度を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB19を押すと、上限温度の値は増大する。ユーザが、アイコンボタンIB20を押すと、上限温度の値は減少する。したがって、ユーザは、アイコンボタンIB17,IB18,IB19,IB20を操作し、開始条件を設定することができる。図8Fは、外気温度が15℃以下になったとき、又は、外気温度が25℃以上になったとき、通信端末100からの遠隔操作に従って、リビングルームの空調機器が起動することを表す。
ユーザは、図8Fに示される画像を用いて、開始条件だけでなく、操作候補機器を決定することができる。ユーザが、アイコンボタンIB21を押すならば、リビングルームの空調機器は、操作候補機器として登録される。ユーザが、アイコンボタンIB21を押さないならば、リビングルームの空調機器は、操作候補機器として取り扱われない。
図9は、図8Eに示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイ160の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8D乃至図9を参照して、タッチパネルディスプレイ160の概略的な処理が説明される。
(ステップS210)
ステップS210において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。この結果、ユーザは、オンレコメンド処理に関する設定を行うのか、オフレコメンドに関する設定を行うのかを要求される。その後、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
ステップS220において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Dに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB16を押すならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
(ステップS230)
ステップS230において、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
(ステップS240)
ステップS240において、ユーザが、オンレコメンド処理に関する設定を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB14を押すならば、ステップS250が実行される。他の場合には、ステップS260が実行される。
(ステップS250)
ステップS250において、ディスプレイ161は、図8Fに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Fに示される画像上で所定の操作を実行する。
(ステップS260)
ステップS260において、ユーザが、オフレコメンド処理に関する設定を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB15を押すならば、ステップS270が実行される。他の場合には、ステップS210が実行される。
(ステップS270)
ステップS270において、ディスプレイ161は、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像を表示する。ユーザは、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像上で所定の設定を行う。
図10は、図8Fに示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイ160の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8E乃至図10を参照して、タッチパネルディスプレイ160の概略的な処理が説明される。
(ステップS310)
ステップS310は、図9を参照して説明されたステップS250の後に行われる。ステップS310において、ディスプレイ161は、図8Fに示される画像を表示する。その後、ステップS320が実行される。
(ステップS320)
ステップS320において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Eに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB22を押すならば、ステップS330が実行される。他の場合には、ステップS340が実行される。
(ステップS330)
ステップS330において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図9を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
(ステップS340)
ステップS340において、ユーザが、上限温度を調整しようとしているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、上限温度を調整しようとするならば、ユーザは、アイコンボタンIB19又はアイコンボタンIB20を押す。その後、ステップS350が実行される。他の場合には、ステップS360が実行される。
(ステップS350)
ステップS350において、ディスプレイ161は、アイコンボタンIB19又はアイコンボタンIB20の押圧に応じて、表示ウィンドウWD04内の数値を更新する。その後、ステップS360が実行される。
(ステップS360)
ステップS360において、ユーザが、下限温度を調整しようとしているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、下限温度を調整しようとするならば、ユーザは、アイコンボタンIB17又はアイコンボタンIB18を押す。その後、ステップS370が実行される。他の場合には、ステップS380が実行される。
(ステップS370)
ステップS370において、ディスプレイ161は、アイコンボタンIB17又はアイコンボタンIB18の押圧に応じて、表示ウィンドウWD03内の数値を更新する。その後、ステップS380が実行される。
(ステップS380)
ステップS380において、ユーザが、対象の空調機器を操作候補機器として登録しようとしているか否かを判定する。ユーザが、対象の空調機器を操作候補機器として登録するならば、ユーザは、アイコンボタンIB21を押す。その後、ステップS390が実行される。他の場合には、ステップS310が実行される。
(ステップS390)
ステップS390において、ディスプレイ161は、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像を表示する。ユーザは、オフレコメンド処理に関する設定を行うための画像上で所定の設定を行う。
図11は、メモリ140に格納される設定データを表す表である。図7、図10及び図11を参照して、メモリ140に格納される設定データが説明される。
図9及び図10を参照して説明された処理の結果、メモリ140は、図11に示される設定データを格納することができる。図11は、ユーザが、図10を参照して説明されたステップS380において、リビングルーム、キッチンルーム、寝室及び子供部屋(2)に設置された空調機器を操作候補機器として設定する一方で、子供部屋(1)に設置された空調機器を操作候補機器として設定していないことを表す。したがって、リビングルーム、キッチンルーム、寝室及び子供部屋(2)に設置された空調機器は、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の対象になり得る一方で、子供部屋(2)に設置された空調機器は、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の対象から除外されている。
図11は、ユーザが、図10を参照して説明されたステップS340において、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、上限温度を25℃に設定した一方で、寝室に設置された空調機器に対して、上限温度を30℃に設定したことを表す。したがって、外気温度が、25℃を超えるならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器は、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の下で、冷房モードで動作する。外気温度が、30℃を超えるならば、操作候補機器として設定された全ての空調機器が、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の下で、冷房モードで動作する。
図11は、ユーザが、図10を参照して説明されたステップS360において、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、下限温度を10℃に設定した一方で、寝室に設置された空調機器に対して、上限温度を5℃に設定したことを表す。したがって、外気温度が、10℃を下回るならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器は、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の下で、暖房モードで動作する。外気温度が、5℃を下回るならば、操作候補機器として設定された全ての空調機器が、第1実施形態に関連して説明された遠隔操作の下で、暖房モードで動作する。
<第4実施形態>
第1実施形態に関連して説明された如く、車両が制御領域に存在するか否かを判定するために、ユーザは、対象の建物の位置を設定する。第4実施形態において、建物の位置を設定するための例示的な方法が説明される。
図12は、ユーザが、建物HMの位置を設定するために利用する例示的な画像を示す。図3A、図7、図8C及び図12を参照して、建物HMの位置を設定するための例示的な方法が説明される。
ユーザは、第3実施形態に関連して説明された方法を用いて、ディスプレイ161に、図8Cに示される画像を表示させることができる。ユーザが、アイコンボタンIB08を押すと、ディスプレイ161は、図12に示される画像を表示する。
図12に示される画像は、3つのアイコンボタンIB23,IB24,IB25を含む。ユーザは、アイコンボタンIB23を押し、建物HMの位置を設定することができる。ユーザが、アイコンボタンIB23を押すと、タッチパネルディスプレイ160は、情報取得装置150として用いられるGPS装置と連動して、アイコンボタンIB23が押されたときの通信端末100の位置を建物HMの位置として決定してもよい。
ユーザは、アイコンボタンIB24を押し、上述の如く設定された建物HMの位置に関する設定を解除することができる。ユーザが、アイコンボタンIB25を押すならば、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。
図13は、図12に示される画像が表示されているときのタッチパネルディスプレイ160の概略的な処理を表すフローチャートである。図3A、図7、図8C、図12及び図13を参照して、タッチパネルディスプレイ160の概略的な処理が説明される。
(ステップS410)
ステップS410において、ディスプレイ161は、図12に示される画像を表示する。その後、ステップS420が実行される。
(ステップS420)
ステップS420において、ユーザが、前に表示された画像(すなわち、図8Cに示される画像)の表示を要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、アイコンボタンIB25を押すならば、ステップS430が実行される。他の場合には、ステップS440が実行される。
(ステップS430)
ステップS430において、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図8Cに示される画像上で所定の操作を実行する。
(ステップS440)
ステップS440において、ユーザが、建物HMの位置を設定することを要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、建物HMの位置を設定したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB23を押す。その後、ステップS450が実行される。他の場合には、ステップS460が実行される。
(ステップS450)
ステップS450において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB23が押されたときの通信端末100の位置を建物HMの位置として登録してもよい。建物HMの位置に関する情報は、タッチパネルディスプレイ160からメモリ140へ出力される。その後、ステップS460が実行される。
(ステップS460)
ステップS460において、ユーザが、建物HMの位置に関する設定を解除することを要求しているか否かを、タッチパネルディスプレイ160は判定する。ユーザが、建物HMの位置を設定したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB24を押す。その後、ステップS470が実行される。他の場合には、ステップS410が実行される。
(ステップS470)
ステップS470において、CPU110は、メモリ140から建物HMの位置に関する情報を消去する。この結果、建物HMの位置の設定は、適切に解除される。その後、ステップS410が実行される。
<第5実施形態>
第1実施形態に関連して説明された如く、通信端末は、空調機器から通知データを受け取る。通信端末が、通知データに加えて、制御データを受け取った後の空調機器の動作の状況を表す動作データを取得するならば、ユーザは、空調機器が、上述の遠隔操作の下で適切に動作しているか否かを確認することができる。第5実施形態において、空調機器の動作の状況を表す動作データを通知データとして、空調機器から通信端末へ伝達することができる制御システムが説明される。
図14は、ユーザが、通信端末100を含む制御システム200の概念図である。図14を参照して、制御システム200が説明される。
制御システム200は、第1実施形態に関連して説明された通信端末100に加えて、サーバ装置300を備える。サーバ装置300は、インターネット通信回線網ITNを通じて、通信端末100に通信可能に接続される。第1実施形態に関連して説明された制御データは、インターネット通信回線網ITNを通じて、通信端末100からサーバ装置300へ送信される。
制御データは、その後、インターネット通信回線網ITNを通じて、サーバ装置300から空調機器群ACGへ送信される。空調機器群ACGは、建物HM内に設置された複数の空調機器を含む。制御データを受け取った複数の空調機器それぞれは、制御データに応じて動作する。
制御データに応じて動作する複数の空調機器それぞれは、制御データを受け取ったことを表す通知データを生成する。制御データを受け取ったことを表す通知データは、インターネット通信回線網ITNを通じて、空調機器群ACGからサーバ装置300へ送信される。サーバ装置300は、その後、通知データを通信端末100へ送信する。
図15A乃至図15Dは、通信端末100が、ユーザに提示する例示的な画像を示す。図1、図4、図7、図14乃至図15Dを参照して、通信端末100がユーザに提示する画像が説明される。
図1を参照して説明されたステップS130において、ディスプレイ161は、図15Aに示される画像を表示する。図15Aに示される画像は、図4を参照して説明された操作画像OIMに対応する。
図15Aに示される画像は、2つのアイコンボタンIB26,IB27を含む。アイコンボタンIB26,IB27は、図4を参照して説明された操作領域OPRに対応する。
ユーザが、アイコンボタンIB26を押すならば、通信端末100は、図1に示される処理を中断してもよい。ユーザが、アイコンボタンIB27を押すと、CPU110は、制御データを生成する。図14を参照して説明された如く、制御データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGへ伝達される(図1のステップS140)。
制御データは、図1を参照して説明されたステップS110において、操作対象機器として特定された複数の空調機器によって受け取られる。操作対象機器として特定された複数の空調機器それぞれは、その後、通知データを生成する。図14を参照して説明された如く、通知データは、サーバ装置300を通じて、通信端末100へ伝達される。
通信端末100が、操作対象機器として特定された複数の空調機器それぞれから通知データを受け取ると、ディスプレイ161は、図15B及び図15Cに示される画像を順次表示する。図15Bは、リビングルームに設置された空調機器に対応する画像を示す。図15Cは、キッチンルームに設置された空調機器に対応する画像を示す。
図15Bに示される画像は、アイコンボタンIB28,IB29を含む。ユーザが、アイコンボタンIB28を押すと、ディスプレイ161は、図15Cに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB29を押すと、通信端末100は、リビングルームに設置された空調機器に動作状況の通知を要求する。リビングルームに設置された空調機器は、動作状況を表す動作データを生成する。動作データは、その後、リビングルームに設置された空調機器から通信端末100へ送られる。この結果、ディスプレイ161は、リビングルームに設置された空調機器の動作に関する詳細な情報を表示する(図15Dを参照)。
図15Cに示される画像は、アイコンボタンIB30,IB31を含む。ユーザが、アイコンボタンIB30を押すと、通信端末100は、図1に示される処理を終了する。ユーザが、アイコンボタンIB31を押すと、ディスプレイ161は、キッチンルームに設置された空調機器の動作に関する詳細な情報を表示する。
図15Dに示される画像は、リビングルームに設置された空調機器の動作に関する詳細な情報を示す。図15Dに示される画像は、リビングルームの空調機器が、冷房モードで運転していることを表す。図15Dに示される画像は、設定された温度、設定された風量、設定された風向、リビングルームの現在の温度やリビングルームの現在の湿度といった情報を含む。したがって、ユーザは、リビングルームで運転する空調機器が適切に動作していることを視覚的に確認することができる。
図15Dに示される画像は、アイコンボタンIB32を含む。ユーザが、アイコンボタンIB32を押すと、ディスプレイ161は、図15Bに示される画像を再度表示する。
<第6実施形態>
一般的な空調機器は、様々な運転モード(たとえば、冷房モード、暖房モード、自動モードや除湿モード)で運転することができる。ユーザが、各運転モードの設定を車両から変更することができるならば、ユーザは建物の中に入ったときからユーザは快適な環境を享受することができる。第6実施形態において、車中のユーザが、空調機器の運転モードの設定を変更することを許容する通信端末が説明される。
図16A及び図16Bは、通信端末100がユーザに提示する画像を示す。図7、図8C、図8D、図14、図15D、図16A及び図16Bを参照して、空調機器の運転モードの設定を変更することを許容する通信端末100が説明される。
ユーザは、第3実施形態に関連して説明された方法を用いて、図8Cに示される画像をディスプレイ161に表示させることができる。ユーザが、アイコンボタンIB03を押すと、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。ユーザが、その後、アイコンボタンIB10を押すならば、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を表示する。
図16Aに示される画像は、設定領域SRと、3つのアイコンボタンIB33,IB34,IB35と、を含む。設定領域SRは、第1アイコン列FICと、第2アイコン列SICと、表示ウィンドウWD05と、を含む。第1アイコン列FIC及び第2アイコン列SICそれぞれは、運転モードの設定を変更するための複数のアイコンボタンを含む。ユーザは、これらのアイコンボタンを操作し、運転モードの設定を変更することができる。運転モードの設定に関する情報は、表示ウィンドウWD05上に表示される。したがって、ユーザは、運転モードの設定を視覚的に確認することができる。運転モードの設定に関するデータは、メモリ140に格納される。
ユーザが、アイコンボタンIB33を押すと、運転モードの設定に関する情報は、サーバ装置300を通じて、通信端末100から空調機器群ACGへ送信される。この結果、対象の空調機器は、運転モードの設定を変更する。
ユーザが、アイコンボタンIB34を押すと、ディスプレイ161は、図15Dに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB35を押すと、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を再度表示する。
対象の空調機器は、運転モードの設定に関する情報を受け取ると、通信端末100からのデータ送信が適切に行われたことを表す通知データを生成する。通知データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100へ送信される。この結果、データ通信装置130は、通知データを受信する。
データ通信装置130が通知データを受信すると、CPU110は、図16Bに示される画像をディスプレイ161に表示させる。この結果、ユーザは、運転モードの設定に関する情報の通信が適切に行われたことを確認することができる。
図16Bに示される画像は、2つのアイコンボタンIB36,IB37を含む。ユーザが、アイコンボタンIB36を押すと、ディスプレイ161は、図15Dに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB37を押すと、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を再度表示する。
図17は、図8Cに示される画像が表示されているときの通信端末100の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8B、図8C、図11、図13及び図17を参照して、通信端末100の概略的な処理が説明される。
(ステップS505)
ユーザが、図8Bに示される画像上で、識別番号とパスワードとを入力すると、ステップS505が開始される。ステップS505において、CPU110は、図11を参照して説明されたデータをメモリ140から読み出すための処理を実行する。その後、ステップS510が実行される。
(ステップS510)
ステップS510において、CPU110は、図11を参照して説明されたデータが適切に読み出されたか否かを判定する。CPU110が、データの読み出しに失敗するならば、ステップS515が実行される。他の場合には、ステップS520が実行される。
(ステップS515)
ステップS515において、CPU110は、データが適切に読み出されなかったことを表すエラー画像を、ディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS505が実行される。
(ステップS520)
ステップS520において、CPU110は、ディスプレイ161に、図8Cを参照して説明された画像を表示させる。その後、ステップS525が実行される。
(ステップS525)
ステップS525において、ユーザは、図8Cを参照して説明された画像上のアイコンボタンIB03〜IB09のうち1つを押す。その後、ステップS530が実行される。
(ステップS530)
ステップS530において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB09が押されたか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB09を押しているならば、ステップS535が実行される。他の場合には、ステップS540が実行される。
(ステップS535)
ステップS535において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB09が押されたことを表す通知信号を生成する。通知信号は、タッチパネルディスプレイ160からCPU110へ出力される。CPU110は、通知信号に応じて、所定のバックグラウンド動作を実行し、処理を終了する。
(ステップS540)
ステップS540において、タッチパネルディスプレイ160は、アイコンボタンIB03〜アイコンボタンIB07のいずれか1つが押されたかアイコンボタンIB08が押されたかを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB03〜IB07のいずれか1つを押しているならば、ステップS545が実行される。他の場合には、ステップS550が実行される。
(ステップS545)
ステップS545において、ディスプレイ161は、押されたアイコンボタン(アイコンボタンIB03〜アイコンボタンIB07のうち1つ)に対応する空調機器に対する操作選択画面を表示する。図8Dは、アイコンボタンIB03が押されたときに、ディスプレイ161が表示する画像を示す。
(ステップS550)
ステップS550において、図13を参照して説明された処理が実行される。
図18は、図8Dに示される画像が表示されているときの通信端末100の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8C乃至図8E、図14、図15D、図16A、図17及び図18を参照して、通信端末100の概略的な処理が説明される。
(ステップS605)
図17を参照して説明されたステップS545が開始されると、ステップS605が実行される。ステップS605において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB13(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB13を押しているならば、ステップS610が実行される。他の場合には、ステップS615が実行される。
(ステップS610)
ステップS610において、ディスプレイ161は、図8Cに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図17を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
(ステップS615)
ステップS615において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB10(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、図16Aを参照して説明された運転モードの設定を変更したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB10を押す。その後、ステップS620が実行される。他の場合には、ステップS625が実行される。
(ステップS620)
ステップS620において、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を表示する。その後、ユーザは、図16Aに示される画像上で運転モードの設定を変更する。
(ステップS625)
ステップS625において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB11(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、第3実施形態に関連して説明された操作対象機器の登録といった処理を実行したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB11を押す。その後、ステップS630が実行される。他の場合には、ステップS635が実行される。
(ステップS630)
ステップS630において、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB14を押すならば、ユーザは、オンレコメンド処理のために、第3実施形態に関連して説明された操作対象機器の登録を行うことができる。ユーザが、アイコンボタンIB15を押すならば、ユーザは、オフレコメンド処理のための登録処理を実行することができる。
(ステップS635)
ステップS635において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB12(図8Dを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、空調機器の動作状況を確認したいならば、ユーザは、アイコンボタンIB12を押す。その後、ステップS640が実行される。他の場合には、ステップS605が実行される。
(ステップS640)
ステップS640において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザがアイコンボタンIB12を押したことを表す通知信号を生成する。通知信号は、タッチパネルディスプレイ160からCPU110へ出力される。CPU110は、通知信号に応じて、動作状況を通知することを要求するための要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。その後、要求信号は、データ通信装置130からサーバ装置300を通じて、空調機器群ACGへ送信される。その後、ステップS645が実行される。
(ステップS645)
空調機器が、要求信号を適切に受け取るならば、空調機器は、動作データを生成する。その後、図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、通信端末100へ送信される。この場合、データ通信装置130は、動作データの受信をCPU110へ通知する。その後、ステップS650が実行される。空調機器が、要求信号を適切に受け取らないならば、あるいは、動作データの送信が適切に行われないならば、ステップS655が実行される。
(ステップS650)
ステップS650において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。この結果、ユーザは、空調機器の運転状況を視覚的に確認することができる。
(ステップS655)
ステップS655において、CPU110は、動作データの通信が失敗したことを表すエラー画像を、ディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS605が実行される。
図19は、図16Aに示される画像が表示されているときの通信端末100の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8D、図14、図15D、図16A、図16B、図18及び図19を参照して、通信端末100の概略的な処理が説明される。
(ステップS705)
図18を参照して説明されたステップS620が開始されると、ステップS705が実行される。ステップS705において、CPU110は、メモリ140に、運転モードに対して前回設定された情報を要求する。その後、ステップS710が実行される。
(ステップS710)
メモリ140が、運転モードに対して前回設定された情報を格納していないならば、ステップS715が実行される。メモリ140が、運転モードに対して前回設定された情報を格納しているならば、CPU110は、運転モードに対して前回設定された情報を取得することができる。その後、ステップS720が実行される。
(ステップS715)
ステップS715において、CPU110は、デフォルト値を設定する。CPU110は、デフォルト値を用いた画像データを生成する。画像データは、CPU110からタッチパネルディスプレイ160に出力される。タッチパネルディスプレイ160は、ディスプレイ161上に、図16Aに示される画像を表示する。この場合、デフォルト値によって表現される画像が、表示ウィンドウWD05に表示される。その後、ステップS720が実行される。
(ステップS720)
ステップS720において、CPU110は、ディスプレイ161に、図16Aに示される画像を表示させる。この場合、運転モードに対して前回設定された情報に基づいて作成された画像が、表示ウィンドウWD05に表示される。
(ステップS725)
ステップS725において、ユーザは、第1アイコン列FIC及び/又は第2アイコン列SICを操作し、運動モードに対する設定を変更する。その後、ステップS730が実行される。
(ステップS730)
ステップS730において、ディスプレイ161は、運転モードの更新された設定を表示する。その後、ステップS735が実行される。
(ステップS735)
ステップS735において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB35を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB35を押しているならば、ステップS740が実行される。他の場合には、ステップS745が実行される。
(ステップS740)
ステップS740において、ディスプレイ161は、図8Dに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図18を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
(ステップS745)
ステップS745において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB33を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB33を押しているならば、ステップS750が実行される。他の場合には、ステップS770が実行される。
(ステップS750)
ステップS750において、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報を、データ通信装置130から送信する。その後、ステップS755が実行される。
(ステップS755)
ステップS755において、空調機器が、データ通信装置130から、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報を受け取るならば、空調機器は、情報の伝達が適切に行われたこと表す通知データを生成する。通知データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100に送信される。データ通信装置130が通知データを受け取るならば、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS760が実行される。他の場合には、ステップS765が実行される。
(ステップS760)
ステップS760において、CPU110は、ディスプレイ161に、図16Bに示される画像を表示させる。ユーザは、図16Bに示される画像上で所定の操作を行う。
(ステップS765)
ステップS765において、CPU110は、ユーザがタッチパネルディスプレイ160を用いて設定した情報の通信が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS705が実行される。
(ステップS770)
ステップS770において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB34(図16Aを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB34を押しているならば、ステップS775が実行される。他の場合には、ステップS705が実行される。
(ステップS775)
ステップS775において、CPU110は、動作情報を要求する要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。データ通信装置130は、要求信号を送信する。その後、ステップS780が実行される。
(ステップS780)
空調機器が、データ通信装置130から、要求信号を受け取るならば、空調機器は、動作状況を表す動作データを生成する。図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100へ送信される。データ通信装置130が動作データを受け取るならば、CPU110は、要求信号の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS785が実行される。他の場合には、ステップS790が実行される。
(ステップS785)
ステップS785において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。ユーザは、図15Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
(ステップS790)
ステップS790において、CPU110は、動作状況の要求処理が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS705が実行される。
図20は、図16Bに示される画像が表示されているときの通信端末100の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図14、図15D、図16A、図16B、図19及び図20を参照して、通信端末100の概略的な処理が説明される。
(ステップS810)
図19を参照して説明されたステップS760が開始されると、ステップS810が実行される。ステップS810において、ディスプレイ161は、図16Bに示される画像を表示する。その後、ステップS820が実行される。
(ステップS820)
ステップS820において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB37(図16Bを参照)を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB37を押しているならば、ステップS830が実行される。他の場合には、ステップS840が実行される。
(ステップS830)
ステップS830において、ディスプレイ161は、図16Aに示される画像を表示する。ユーザは、その後、図19を参照して説明されたフローチャートに従って、所定の操作を実行する。
(ステップS840)
ステップS840において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB36を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB36を押しているならば、ステップS850が実行される。他の場合には、ステップS810が実行される。
(ステップS850)
ステップS850において、CPU110は、動作情報を要求する要求信号を生成する。要求信号は、CPU110からデータ通信装置130へ出力される。データ通信装置130は、要求信号を送信する。その後、ステップS860が実行される。
(ステップS860)
空調機器が、データ通信装置130から、要求信号を受け取るならば、空調機器は、動作状況を表す動作データを生成する。図14を参照して説明された如く、動作データは、サーバ装置300を通じて、空調機器群ACGから通信端末100へ送信される。データ通信装置130が動作データを受け取るならば、CPU110は、要求信号の通信が成功したと判定する。この場合、ステップS870が実行される。他の場合には、ステップS880が実行される。
(ステップS870)
ステップS870において、CPU110は、ディスプレイ161に、図15Dに示される画像を表示させる。ユーザは、図15Dに示される画像上で所定の操作を実行する。
(ステップS880)
ステップS880において、CPU110は、動作状況の要求処理が失敗したことを表すエラー画像をディスプレイ161に表示させる。その後、ステップS810が実行される。
図21は、図15Dに示される画像が表示されているときの通信端末100の概略的な処理を表すフローチャートである。図7、図8D、図15B乃至図16B及び図21を参照して、通信端末100の概略的な処理が説明される。
(ステップS910)
図8Dに示されるアイコンボタンIB12、図15Bに示されるアイコンボタンIB29、図15Cに示されるアイコンボタンIB31、図16Aに示されるアイコンボタンIB34又は図16Bに示されるアイコンボタンIB36がユーザによって押されると、ステップS910が実行される。ステップS910において、ディスプレイ161は、図15Dに示される画像を表示する。その後、ステップS920が実行される。
(ステップS920)
ステップS920において、タッチパネルディスプレイ160は、ユーザが、アイコンボタンIB37を押したか否かを判定する。ユーザが、アイコンボタンIB37を押しているならば、ステップS930が実行される。他の場合には、ステップS910が実行される。
(ステップS930)
ステップS930において、ディスプレイ161は、図8D、図15B、図15C、図16A又は図16Bに示される画像のうち1つを表示する。ユーザは、その後、表示された画像上で所定の操作を実行する。
<第7実施形態>
第3実施形態に関連して説明されたアプリケーションプログラムは、ユーザがアプリケーションプログラムを立ち上げるたびにユーザを認証するための処理を必要とする。ユーザは、認証処理のための入力作業を煩わしいと感ずることもある。第7実施形態において、ユーザが認証処理のための入力作業を省略することを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
図22A及び図22Bは、ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ161上に表示される例示的な画像を示す。図7乃至図8C、図22A及び図22Bを参照して、アプリケーションプログラムが説明される。
ユーザが、図8Aに示される画像中のアイコンICNをダブルクリックすると、ディスプレイ161は、図22Aに示される画像を表示する。図8Bに示される画像と同様に、図22Aに示される画像は、入力ウィンドウWD01,WD02とアイコンボタンIB01,IB02と、を含む。
図22Aに示される画像は、アイコンボタンIB38とチェックボックスCBXとを含む。ユーザが、アイコンボタンIB38を押すと、ディスプレイ161は、図22Aに示される画像上での操作に関する説明を表示する。したがって、ユーザは、アプリケーションプログラムを簡単に利用することができる。ユーザが、チェックボックスCBXにチェックを入れると、ユーザは、その後の使用において、図22Aに示される画像の表示なしに、図22Bに示される画像をディスプレイ161に表示させることができる。すなわち、ディスプレイ161は、表示画像を、図8Aに示される画像から図22Bに示される画像へ直接的に変更することができる。
図8Cに示される画像中のアイコンボタンに加えて、図22Bに示される画像は、スクロールバーSRBと、ユーザがログアウトを指示するためのアイコンボタンIB39と、を含む。ユーザが多数の空調機器を所有しているならば、ユーザは、スクロールバーSRBを操作し、対象とする空調機器を表すアイコンボタンをディスプレイ161に表示させることができる。ユーザは、アイコンボタンIB39を押し、アプリケーションプログラムを終了させることができる。
<第8実施形態>
空調機器の運転モードに対する設定変更や空調機器の動作状況の確認とは異なり、第3実施形態に関連して説明された空調機器の設定(操作候補機器を特定するための設定)は頻繁には行われない。したがって、操作候補機器を特定するための設定に利用されるアイコンボタンは、空調機器の運転モードに対する設定変更に利用されるアイコンボタン及び動作状況の確認に利用されるアイコンボタンとは異なるカテゴリに属すると、ユーザに視覚的に認識されるように、アプリケーションプログラムは設計されてもよい。第8実施形態において、操作候補機器を特定するための設定に利用されるアイコンボタンは、空調機器の運転モードに対する設定変更に利用されるアイコンボタン及び動作状況の確認に利用されるアイコンボタンとは異なるカテゴリに属するとユーザに視覚的に認識させることができるアプリケーションプログラムが説明される。
図23は、ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ161上に表示される例示的な画像を示す。図7、図8D、図8E及び図23を参照して、アプリケーションプログラムが説明される。
図8Dに示される画像と同様に、図23に示される画像は、アイコンボタンIB10,IB12,IB13を含む。図23に示される画像は、図8Dに示される画像中のアイコンボタンIB11に代えて、アイコンボタンIB40を含む。アイコンボタンIB40は、アイコンボタンIB10,IB12の下方に表示される。加えて、アイコンボタンIB40は、アイコンボタンIB10,IB12とは形状及び大きさにおいて相違する。アイコンボタンIB40上には、「初期設定」との文字が付されているので、ユーザは、アイコンボタンIB40が、頻繁に利用される必要がないことを視覚的に認識することができる。ユーザが、アイコンボタンIB40を押すと、ディスプレイ161は、図8Eに示される画像を表示する。
<第9実施形態>
ユーザが、1つの画面上で、操作候補機器の設定及び設定の解除を行うことができるように、アプリケーションプログラムが設計されてもよい。第9実施形態において、ユーザが、1つの画面上で、操作候補機器の設定及び設定の解除を行うことを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
図24は、ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ161上に表示される例示的な画像を示す。図7、図8F、図11及び図24を参照して、アプリケーションプログラムが説明される。
図8Fに示される画像と同様に、図24に示される画像は、表示ウィンドウWD03,WD04と、アイコンボタンIB17,IB18,IB19,IB20,IB22と、を含む。図24に示される画像は、図8Fに示される画像中のアイコンボタンIB21に代えて、アイコンボタンIB41,IB42を含む。ユーザが、アイコンボタンIB41を押すと、対象の空調機器は、操作候補機器として登録される。対象の空調機器が、操作候補機器として登録されたことは、メモリ140に記憶される。ユーザが、アイコンボタンIB42を押すと、対象の空調機器の操作候補機器としての登録は解除される。この場合、対象の空調機器の操作候補機器としての登録が消されるように、メモリ140に記憶されたデータ(図11を参照)は更新される。
<第10実施形態>
第4実施形態に関連して説明された如く、ユーザは、アプリケーションプログラムを用いて対象の建物の位置を登録することができる。アプリケーションプログラムは、ユーザが、対象の建物の位置だけでなく、対象の建物の位置を取り巻く制御範囲を設定することを許容してもよい。第10実施形態において、ユーザが、対象の建物の位置だけでなく、制御範囲を設定することを許容するアプリケーションプログラムが説明される。
図25は、ユーザがアプリケーションプログラムを使用するときにディスプレイ161上に表示される例示的な画像を示す。図3A、図7、図12及び図25を参照して、アプリケーションプログラムが説明される。
図12に示される画像と同様に、図25に示される画像は、アイコンボタンIB23,IB24,IB25を含む。図25に示される画像は、アイコンボタンIB43,IB44と、表示ウィンドウWD06と、を更に含む。
ユーザは、アイコンボタンIB43,IB44を操作し、建物HMの位置を中心とする円形の制御領域CRを設定することができる。制御領域CRの半径は、表示ウィンドウWD06に表示される。
ユーザが、その後、アイコンボタンIB23を押すと、建物HMの位置を表す情報及び建物HMを中心とする円形の制御領域CRの情報は、メモリ140に格納される。ユーザが、アイコンボタンIB24を押すと、建物HMの位置を表す情報及び建物HMを中心とする円形の制御領域CRの情報は、メモリ140から消去される。
<第11実施形態>
第5実施形態に関連して説明された通信端末は、ユーザに遠隔操作を実行するか否かを確認するための画像を1回だけ表示する。通信端末が、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求めるならば、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。第11実施形態において、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求める通信端末が説明される。
図26A乃至図26Dは、通信端末100がユーザに提示する例示的な画像を示す。図1、図14、図15B、図26A乃至図26Dを参照して、通信端末100が説明される。
第5実施形態と同様に、通信端末100は、図26Aに示される画像をユーザに提示する。ユーザが、アイコンボタンIB26を押すと、通信端末100は、図26Bに示される画像をユーザに提示する。
図26Bに示される画像は、2つのアイコンボタンIB45,IB46を含む。ユーザが、アイコンボタンIB45を押すと、通信端末100は、制御データを送信する。ユーザが、アイコンボタンIB46を押すと、通信端末100は、処理を中断する。ユーザが、図26Aに示される画像中のアイコンボタンIB26を押し、その後、図26Bに示される画像中のアイコンボタンIB45を押したときのみ、制御データは送信される。したがって、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。
通信端末100が、空調機器の制御データの受領を表す通知データを受け取ると、通信端末100は、図26Cに示される画像をユーザに提示する。図15Bに示される画像と同様に、図26Cに示される画像は、アイコンボタンIB29を含む。図15Bに示される画像とは異なり、アイコンボタンIB28は、図26Bに示される画像から除外されている。
ユーザが、アイコンボタンIB29を押すと、通信端末100は、図26Dに示される画像をユーザに提示する。ユーザが、アイコンボタンIB29を押さなくても、通信端末100は、図26Cに示される画像の表示から所定期間経過後に、図26Dに示される画像をユーザに提示する。したがって、ユーザは、対象の空調機器の動作状況を確認することができる。
<第12実施形態>
設計者は、第2実施形態に関連して説明された通信端末の設計原理に基づいて、様々な機能を有する通信端末を設計することができる。第12実施形態において、例示的な通信端末が説明される。
図27は、第12実施形態の通信端末100Aの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図7、図11、図14及び図27を参照して、通信端末100Aの例示的な機能構成が説明される。
通信端末100Aは、制御部111と、判定部112と、第1取得部113と、通信部131と、第1記憶部143と、第2記憶部144と、第2取得部151と、表示部163と、入力部164と、を備える。制御部111は、通信端末100Aの動作を全体的に制御する。したがって、判定部112、第1取得部113、通信部131、第1記憶部143、第2記憶部144、第2取得部151、表示部163及び入力部164は、制御部111の制御下で所定の動作を行う。
制御部111、判定部112及び第1取得部113は、図7を参照して説明されたCPU110に対応する。判定部112は、CPU110が実行する判定処理を実行する。第1取得部113は、空調機器に動作状況を要求するための要求信号を生成する。
通信部131は、図7を参照して説明されたデータ通信装置130に対応する。通信部131は、図14を参照して説明されたサーバ装置300へ様々な信号(たとえば、第1取得部113によって生成された要求信号)を送信する。加えて、通信部131は、サーバ装置300から様々な信号(たとえば、要求信号に応じて生成された動作データ)を受信する。
第1記憶部143及び第2記憶部144は、図7を参照して説明されたメモリ140に対応する。第1記憶部143は、図11を参照して説明されたデータを記憶する。第2記憶部144は、第4実施形態に関連して説明された方法を用いて、ユーザが設定した建物HMの位置に関する情報を記憶する。
第2取得部151は、図7を参照して説明された情報取得装置150に対応する。第2取得部151は、車両の位置に関する情報を取得する。第2取得部151は、車両に一般的に搭載されているカーナビゲーションシステムのGPS装置であってもよい。本実施形態の原理は、第2取得部151として用いられる特定の装置に限定されない。
表示部163及び入力部164は、図7を参照して説明されたタッチパネルディスプレイ160に対応する。表示部163は、図7を参照して説明されたディスプレイ161に対応する。表示部163は、カーナビゲーションシステムのディスプレイであってもよい。代替的に、表示部163は、スマートホンや他の携帯端末のディスプレイであってもよい。本実施形態の原理は、表示部163として用いられる特定の装置に限定されない。
入力部164は、表示部163と一体的に形成されてもよい。この場合、入力部164は、操作検出センサ162に対応する。代替的に、入力部164は、表示部163と別異の装置であってもよい。したがって、入力部164は、キーボード、マウスデバイスや他の入力装置であってもよい。本実施形態の原理は、入力部164として用いられる特定の装置に限定されない。
<第13実施形態>
第5実施形態に関連して説明された如く、通信端末は、サーバ装置と様々な信号を通信する。第13実施形態において、例示的なサーバ装置が説明される。
図28は、第13実施形態のサーバ装置300Aの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1、図3A、図3B、図14、図15A、図27及び図28を参照して、サーバ装置300Aの例示的な機能構成が説明される。
サーバ装置300Aは、図14を参照して説明されたサーバ装置300として利用可能である。サーバ装置300Aは、図28を参照して説明された通信端末100Aと様々な信号を通信するように設計される。
サーバ装置300Aは、制御部310と、通信部320と、通知部330と、推定部340と、を備える。制御部310は、サーバ装置300Aの動作を全体的に制御する。したがって、通信部320、通知部330及び推定部340は、制御部310の制御下で所定の動作を行う。
サーバ装置300Aの通信部320は、通信端末100Aの通信部131から制御データを受け取る。通信部320は、空調機器群ACGへ制御データを送信する。制御データを受け取った空調機器群ACGの空調機器は、制御データの受信を表す通知データを生成する。制御データの受信を表す通知データは、空調機器群ACGの空調機器からサーバ装置300Aの通信部320へ送信される。サーバ装置300Aの通信部320は、制御データの受信を表す通知データを通信端末100Aの通信部131へ送信する。
空調機器群ACGへの制御データの送信の後、サーバ装置300Aの通信部320が、所定期間、制御データの受信を表す通知データを受け取らないならば、制御部310は、通知部330に通知データを生成させる。制御部310によって生成される通知データは、制御データの通信が失敗したことを表す。通知データは、サーバ装置300Aの通知部330からサーバ装置300Aの通信部320へ出力される。サーバ装置300Aの通信部320は、通信端末100Aの通信部131へ通知データを送信する。
通信端末100Aの制御部111は、建物HMの位置に関する情報を、第2記憶部144から読み出す。建物HMの位置に関する情報は、通信端末100Aの制御部111から通信部131へ出力される。建物HMの位置に関する情報は、その後、通信端末100Aの通信部131からサーバ装置300Aの通信部320へ送信される。建物HMの位置に関する情報は、サーバ装置300Aの通信部320から推定部340へ出力される。したがって、推定部340は、建物HMの位置に関する情報を取得することができる。
通信端末100Aの第2取得部151は、車両VCの位置を表す位置データを生成する。位置データは、第2取得部151から通信端末100Aの通信部131へ出力される。通信端末100Aの通信部131は、位置データを、サーバ装置300Aの通信部320へ送信する。位置データは、その後、サーバ装置300Aの通信部320から推定部340へ出力される。したがって、推定部340は、建物HMの位置に関する情報及び制御領域CRに関する情報だけでなく、車両VCの位置に関する情報をも取得することができる。
推定部340は、建物HMの位置に関する情報及び車両VCの位置に関する情報を用いて、車両VCが、建物HMから離れていくか、近づいているかを把握することができる。車両VCが、建物HMから離れていくならば、推定部340は、車両VCの行き先が、建物HMではないと推定することができる。車両VCが、建物HMから近づいていくならば、車両VCの行き先が、建物HMであると推定することができる。トリガ信号は、推定部340からサーバ装置300Aの通信部320へ出力される。
サーバ装置300Aの通信部320は、トリガ信号を、通信端末100Aの通信部131へ送信する。通信端末100Aの通信部131が、トリガ信号を受け取った後、通信端末100Aの制御部111は、図15Aに示される画像を表示部163に表示させる。すなわち、通信端末100Aは、図1を参照して説明された処理を、トリガ信号に応じて、ステップS120からステップS130へ切り替える。
<第14実施形態>
第5実施形態に関連して説明された如く、空調機器は、サーバ装置と様々な信号を通信する。第14実施形態において、例示的な空調機器が説明される。
図29は、第14実施形態の空調機器400Aの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図14、図28及び図29を参照して、空調機器400Aの例示的な機能構成が説明される。
空調機器400Aは、図14を参照して説明された空調機器群ACGの空調機器として利用可能である。空調機器400Aは、図29を参照して説明されたサーバ装置300Aと様々な信号を通信するように設計される。
空調機器400Aは、制御部410と、通信部420と、温度データ生成部430と、動作部440と、動作データ生成部450と、通知部460と、を備える。制御部410は、空調機器400Aの動作を全体的に制御する。したがって、通信部420、温度データ生成部430、動作部440、動作データ生成部450及び通知部460は、制御部410の制御下で所定の動作を行う。
空調機器400Aの通信部420は、サーバ装置300Aの通信部320から制御データを受け取る。制御部410は、動作部440に、制御データによって規定される運転を実行させる。動作データ生成部450は、動作部440の動作状況を表す動作データを生成する。動作データは、動作データ生成部450から空調機器400Aの通信部420へ出力される。空調機器400Aの通信部420は、動作データを、サーバ装置300Aの通信部320へ送信する。
温度データ生成部430は、空調機器400Aの周囲の温度を測定する。温度データ生成部430は、測定された温度を表す温度データを生成する。温度データも、空調機器400Aの通信部420からサーバ装置300Aの通信部320へ送信される。
通知部460は、制御データが空調機器400Aによって受け取られたことを通知するための通知データを生成する。通知データは、空調機器400Aの通知部460から空調機器400Aの通信部420へ出力される。空調機器400Aの通信部420は、通知データを、サーバ装置300Aの通信部320へ送信する。
<第15実施形態>
第1実施形態に関連して説明された制御領域は、車両の走行経路に沿って定められなくてもよい。したがって、車両は、制御領域の境界に沿って走行することもある。この場合、車両は、制御領域へ複数回進入することもある。制御領域への複数回の進入のたびに、通信端末が、遠隔操作が必要か否かを問い合わせるならば、ユーザは、通信端末からの頻繁な問い合わせを煩わしく感じることもある。第15実施形態において、遠隔操作が必要か否かについての問い合わせを過度に頻繁に行わない通信端末が説明される。
図30は、第15実施形態の通信端末100Bの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1、図7、図15A、図15D、図28及び図30を参照して、通信端末100Bの例示的な機能構成が説明される。第12実施形態及び第15実施形態の間で共通して用いられる符号は、当該共通の符号が付された要素が、第12実施形態と同一の機能を有することを意味する。したがって、第12実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第12実施形態と同様に、通信端末100Bは、第1取得部113と、通信部131と、第1記憶部143と、第2記憶部144と、第2取得部151と、表示部163と、入力部164と、を備える。第12実施形態の説明は、これらの要素に適用される。
通信端末100Bは、制御部111Bと、判定部112Bと、計時部114と、を更に備える。制御部111B及び計時部114は、図7を参照して説明されたCPU110に対応する。
制御部111Bは、通信端末100Bの動作を全体的に制御する。したがって、判定部112B、第1取得部113、計時部114、通信部131、第1記憶部143、第2記憶部144、第2取得部151、表示部163及び入力部164は、制御部111Bの制御下で所定の動作を行う。
制御部111Bは、表示部163が、図15Aに示される画像を表示した時刻から計時部114を起動する。計時部114は、所定期間TPだけ作動するタイマであってもよい。本実施形態において、所定期間TPは、閾値期間として例示される。
通信端末100Bの通信部131が、サーバ装置300Aの推定部340によって生成されたトリガを受け取ったときに、タイマが作動しているならば、判定部112Bは、図15Aに示される画像の表示は必要ないと判定してもよい。したがって、図1を参照して説明されたステップS130は実行されることなく、通信端末100Bは、処理を終了する。
図31は、制御領域CRの境界の近くを走行する車両VCの概念図である。図15A、図30及び図31を参照して、通信端末100Bが更に説明される。
図31に示される車両VCは、時刻t0において、制御領域CRに進入している。その後、車両VCは、制御領域CRから脱出し、時刻t1において、制御領域CRへ再度進入している。時刻t1と時刻t0との間の差が、計時部114によって規定される閾値期間を下回るならば、時刻t1において、表示部163は、図15Aに示される画像を表示しない。時刻t1と時刻t0との間の差が、計時部114によって規定される閾値期間を上回るならば、表示部163は、図15Aに示される画像を表示する。
図32は、通信端末100Bが実行する処理を表す概略的なフローチャートである。図1、図30及び図32を参照して、通信端末100Bの動作が説明される。
(ステップS1110)
ステップS1110において、通信端末100Bは、図1を参照して説明された一連の処理(オンレコメンド処理)を実行する。その後、ステップS1120が実行される。
(ステップS1120)
ステップS1120において、通信端末100Bは、一定時間待機する。その後、ステップS1110が実行される。
<第16実施形態>
第15実施形態に関連して説明された通信端末は、第1実施形態に関連して説明された動作原理に従って動作することができる。第16実施形態において、通信端末の動作が説明される。
図33は、通信端末100Bの例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図15A、図30及び図33を参照して、通信端末100Bの例示的な動作が説明される。
(ステップS1210)
ステップS1210において、通信端末100Bは、オンレコメンド判定処理を実行する。オンレコメンド判定処理は、図1を参照して説明されたステップS110及びステップS120に対応する。オンレコメンド判定処理の後、ステップS1220が実行される。
(ステップS1220)
ステップS1220において、通信端末100Bは、画像表示判定処理を実行する。画像表示判定処理は、図15Aに示される画像が表示されるか否かを決定するために用いられる。画像表示判定処理の後、ステップS1230が実行される。
(ステップS1230)
ステップS1230において、図15Aに示される画像が表示されているならば、ステップS1240が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1240)
ステップS1240において、ユーザは、遠隔操作をするか否かを決定する。ユーザが、図15Aに示されるアイコンボタンIB26を押すならば、オンレコメンド処理は終了する。ユーザが、図15Aに示されるアイコンボタンIB27を押すならば、遠隔操作の処理が実行される。遠隔操作処理は、図1を参照して説明されたステップS130乃至ステップ150に対応する。
<第17実施形態>
第16実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、通信機器は、サーバ装置と協働して様々な処理を実行する。第17実施形態において、オンレコメンド判定処理が説明される。
図34は、オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図28、図30、図31及び図34を参照して、オンレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS1310)
ステップS1310において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1320が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1330が実行される。
(ステップS1320)
ステップS1320において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1330が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1330)
ステップS1330において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1340が実行される。
(ステップS1340)
ステップS1340において、通信端末100Bは、空調機器に対する所定の判定処理を行う。空調機器に対する判定処理の後、ステップS1350が実行される。
(ステップS1350)
ステップS1350において、判定部112Bは、ステップS1340の判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているか否かを判定する。「第1候補機器」との用語は、開始条件を満たした空調機器を意味する。判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているならば、ステップS1360が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1360)
ステップS1360において、サーバ装置300Aの推定部340は、車両VCの行き先に関する推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1370が実行される。
(ステップS1370)
ステップS1370において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物か否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物であると判定するならば、ステップS1380が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1380)
ステップS1380において、制御領域CRに対する車両VCの位置が判定するための処理が実行される。
図35は、図34を参照して説明されたステップS1340における処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図28乃至図31、図34及び図35を参照して、オンレコメンド判定処理が更に説明される。
(ステップS1341)
ステップS1341において、通信端末100Bの制御部111Bは、温度データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、その後、通信端末100Bの通信部131に、要求信号を送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、温度データ生成部430に、空調機器400Aが配置された空間の温度を表す温度データを生成させる。温度データ生成部430は、温度データを通信部420へ出力する。温度データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。通信端末100Bの通信部131が温度データを受け取ると、ステップS1342が実行される。
(ステップS1342)
ステップS1342において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から開始条件に関するデータを読み出す。その後、ステップS1343が実行される。
(ステップS1343)
ステップS1343において、判定部112Bは、温度データを、開始条件に関するデータと比較する。温度データが開始条件を満たしているならば、ステップS1344が実行される。他の場合には、ステップS1345が実行される。例えば、リビングルームの温度が、30℃であるならば、図11に示されるリビングルームに設置された空調機器に対する処理においては、ステップS1344が実行される。リビングルームの温度が、22℃であるならば、図11に示されるリビングルームに設置された空調機器に対する処理においては、ステップS1345が実行される。
(ステップS1344)
ステップS1344において、処理対象の空調機器は、第1候補機器として選択される。第1候補機器として選択された空調機器に関する情報は、第1記憶部143に一時的に格納される。その後、ステップS1345が実行される。
(ステップS1345)
ステップS1345において、ユーザが所有する全ての空調機器に対する処理が完了したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが所有する全ての空調機器に対する処理が完了していないならば、ステップS1342が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、図34を参照して説明されたステップS1340における処理を終了する。
図36は、図34を参照して説明されたステップS1360における処理を表す概略的なフローチャートである。図28、図30、図34及び図36を参照して、オンレコメンド判定処理が更に説明される。
(ステップS1361)
ステップS1361において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。その後、ステップS1362が実行される。
(ステップS1362)
ステップS1362において、車両及び建物の位置情報は、通信端末100Bの第2取得部151から通信端末100Bの通信部131へ出力される。車両及び建物の位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Aの通信部320へ送信される。その後、ステップS1363が実行される。
(ステップS1363)
ステップS1363において、サーバ装置300Aの通信部320が、車両及び建物の位置情報を受け取ると、サーバ装置300Aの制御部310は、推定部340に車両の行き先を推定させる。車両が、建物から離れていくことを位置情報が表すならば、推定部340は、車両の行き先が建物ではないと判定してもよい。車両が、建物に近づいていくことを位置情報が表すならば、推定部340は、車両の行き先が建物であると判定してもよい。判定結果を表すデータは、サーバ装置300Aの通信部320から通信端末100Bの通信部131へ送信される。推定部340は、他の方法を用いて、車両の行き先を推定してもよい。本実施形態の原理は、車両の行き先を推定するための特定の方法に限定されない。
図37は、図34を参照して説明されたステップS1380における処理を表す概略的なフローチャートである。図25、図30、図33、図34及び図37を参照して、オンレコメンド判定処理が更に説明される。本実施形態において、第2判定ステップは、図34を参照して説明されたステップS1380によって例示される。
(ステップS1381)
ステップS1381において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置と制御領域の半径とに関する位置情報を読み出す。図37において、建物の位置は、記号「P0」で表されている。図37において、制御領域の半径は、記号「R」で表されている。図25に示される設定の下では、「R」は、「5km」である。位置情報の読み出しの後、ステップS1382が実行される。本実施形態において、第2位置情報は、第2記憶部144から目的の建物の位置と制御領域の半径とに関する位置情報によって例示される。
(ステップS1382)
ステップS1382において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bは、ステップS1382において取得された位置情報が表す車両の位置を基準位置として取り扱う。図37において、基準位置は、記号「P1」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1383が実行される。本実施形態において、第1位置情報は、車両の位置に関する位置情報によって例示される。
(ステップS1383)
ステップS1383において、通信端末100Bは、待機処理を実行する。待機時間は、一定であってもよい。代替的に、待機時間は、車両の速度に応じて変更されてもよい。本実施形態の原理は、待機時間によっては何ら限定されない。待機時間が経過した後、ステップS1384が実行される。
(ステップS1384)
ステップS1384において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を再度要求する。通信端末100Bは、ステップS1384において取得された位置情報が表す車両の位置を判定位置として取り扱う。図37において、判定位置は、記号「P2」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1385が実行される。本実施形態において、第1位置情報は、車両の位置に関する位置情報によって例示される。
(ステップS1385)
ステップS1385において、車両の位置「P1」と建物の位置「P0」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも大きく、且つ、車両の位置「P2」と建物の位置「P0」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも小さいならば、ステップS1386が実行される。他の場合には、ステップS1387が実行される。
(ステップS1386)
ステップS1386において、通信端末100Bの制御部111Bは、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS1386の後、図33を参照して説明されたステップS1220が実行される。
(ステップS1387)
ステップS1387において、判定部112Bは、判定位置P2を基準位置P1として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1383が実行される。
<第18実施形態>
第16実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、ユーザに遠隔操作の実行の決定の判断を促す画像が表示されるか否かが決定される。第18実施形態において、画像表示判定処理が説明される。
図38Aは、図35を参照して説明されたステップS1344において、第1記憶部143に格納された空調機器のデータを表す表である。図38Bは、画像表示判定処理によって操作対象機器として決定された空調機器を表す表である。図11、図30、図33、図35、図38A及び図38Bを参照して、画像判定処理が説明される。
温度データが、26℃の温度を表しているならば、図11に示される設定の下で実行されたステップS1344における処理の結果、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器が、第1候補機器として選択される。
子供部屋(2)に設置された空調機器が、運転中であるならば、図33を参照して説明されたステップS1240は実行される必要はない。したがって、判定部112Bは、操作対象機器から、子供部屋(2)に設置された空調機器を除外する。
図39は、画像表示判定処理の概略的なフローチャートである。図11、図15A、図28乃至図30、図33、図38A乃至図39を参照して、画像表示判定処理が実行される。
(ステップS1221)
ステップS1221において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から第1候補機器のデータを読み出す。その後、ステップS1222が実行される。
(ステップS1222)
ステップS1222において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に出力させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が、要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に、動作データを送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1223が実行される。
(ステップS1223)
ステップS1223において、制御部111Bは、判定部112Bに、動作データに基づき、処理対象の空調機器400Aが運転中であるか否かを判定させる。判定部112Bが、処理対象の空調機器400Aが運転中であると判定するならば、ステップS1224が実行される。他の場合には、ステップS1225が実行される。
(ステップS1224)
ステップS1224において、判定部112Bは、処理対象の空調機器400Aを第2候補機器として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1225が実行される。
(ステップS1225)
ステップS1225において、判定部112Bは、第1候補機器全てに対して上述の処理が完了したか否かを判定する。第1候補機器全てに対して上述の処理が完了しているならば、ステップS1226が実行される。他の場合には、ステップS1222が実行される。図38Aに示される空調機器が、第1候補機器として選択されているならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、上述の処理が完了しているならば、ステップS1225が実行される。
(ステップS1226)
ステップS1226において、判定部112Bは、第2候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むか否かを判定する。判定部112Bは、第2候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むならば、判定部112Bは、第2候補機器として選択され、且つ、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を、第1記憶部143に一時的に格納する。その後、ステップS1227が実行される。他の場合には、制御部111Bは、処理を中断する。図38Aに示されるデータを図11に示されるデータと対比すると、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器は、ユーザによって操作候補機器として設定されているので、ステップS1227が実行されることとなる。
(ステップS1227)
ステップS1227において、制御部111Bは、表示部163に、図15Aに示される画像を表示させる。その後、図33を参照して説明されたステップS1230が実行される。
<第19実施形態>
第18実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、通信端末が、操作対象機器を決定することができるならば、操作対象機器を遠隔操作するための処理が実行される。第19実施形態において、操作対象機器を遠隔操作するための処理が説明される。
図40は、図33を参照して説明されたステップS1240において実行される処理の概略的なフローチャートである。図15A乃至図15C、図28乃至図30、図33、図38B、図39及び図40を参照して、ステップS1240において実行される処理が実行される。
(ステップS1241)
ステップS1241において、ユーザがアイコンボタンIB27(図15Aを参照)を押すならば、通信端末100Bの制御部111Bは、操作対象機器として選択された空調機器(図38Bを参照)全てのデータを第1記憶部143から読み出す。第1記憶部143から読み出されるデータは、操作対象機器として選択された空調機器の動作を規定する設定データを含んでもよい。制御部111Bが、操作対象機器として選択された空調機器全てのデータを読み出した後、ステップS1242が実行される。
(ステップS1242)
ステップS1242において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの通信部131に、読み出された設定データを制御データとして送信させる。制御データは、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの通信部420が制御データを受け取ると、空調機器400Aの動作部440は、制御データによって定められた動作を実行する。空調機器400Aの通知部460は、制御データの受信があったことを表す通知データを生成する。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に通知データを送信させる。通知データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1243が実行される。
(ステップS1243)
ステップS1243において、通信端末100Bの制御部111Bは、通知データに応じて、制御データの通信結果を表す画像(図15B及び図15Cを参照)を、表示部163に表示させる。その後、ステップS1244が実行される。
(ステップS1244)
ステップS1244において、通信端末100Bは、ユーザが動作データを要求しているか否かを判定する。ユーザが動作データを要求するならば(ユーザが、アイコンボタンIB29,IB31(図15B及び図15Cを参照)を押すならば)、ステップS1245が実行される。他の場合には、ステップS1247が実行される。
(ステップS1245)
ステップS1245において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの制御部410は、要求信号に応じて、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、動作データを、空調機器400Aの通信部420に送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS1246が実行される。本実施形態において、取得ステップは、ステップS1245によって例示される。
(ステップS1246)
ステップS1246において、制御部111Bは、動作データによって表される動作状況を、表示部163に表示させる。その後、ステップS1247が実行される。
(ステップS1247)
通信端末100Bの判定部112Bは、全ての操作対象機器に対して、上述の処理が施与されたか否かを判定する。
<第20実施形態>
第17実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも前に行われる。代替的に、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも後に行われてもよい。第20実施形態において、他のオンレコメンド判定処理が説明される。
図41は、オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図28、図30、図31、図35乃至図37及び図41を参照して、オンレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS1410)
ステップS1410において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1420が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1430が実行される。
(ステップS1420)
ステップS1420において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1430が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1430)
ステップS1430において、サーバ装置300Aの推定部340は、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1440が実行される。
(ステップS1440)
ステップS1440において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物か否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物であると判定するならば、ステップS1450が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1450)
ステップS1450において、図37を参照して説明された処理が実行され、車両VCが、制御領域CRへ進入したか否かが判定される。その後、ステップS1460が実行される。
(ステップS1460)
ステップS1460において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1470が実行される。
(ステップS1470)
ステップS1470において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
<第21実施形態>
上述の様々な実施形態において、車両の位置に対する判定処理が実行される。したがって、ユーザが、事前に目的の建物の位置に対する設定をしていないならば、オンレコメンド判定処理は、通信端末が様々な処理を実行する前に中断されることが好ましい。加えて、車両の位置に対する判定処理が実行されるならば、車両の行き先に対する推定処理は必ずしも必要とされない。したがって、オンレコメンド判定処理は、非常に簡素化されてもよい。第21実施形態において、簡素化されたオンレコメンド判定処理が説明される。
図42は、オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図12、図25、図30、図31、図35、図37及び図42を参照して、オンレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS1510)
ステップS1510において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1520が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1530が実行される。
(ステップS1520)
ステップS1520において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1530が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1530)
ステップS1530において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っていないならば、制御部111Bは、建物HMに関するデータを読み出すことはできないので、オンレコメンド判定処理を中断する。制御部111Bが、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出すならば、ステップS1540が実行される。
(ステップS1540)
ステップS1540において、図37を参照して説明された処理が実行され、車両VCが、制御領域CRへ進入したか否かが判定される。その後、ステップS1550が実行される。
(ステップS1550)
ステップS1550において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1560が実行される。
(ステップS1560)
ステップS1560において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
<第22実施形態>
通信端末は、外気温度に関する情報を、空調機器と通信することなく取得してもよい。この場合、車両及び建物の外の気温が、通信端末によって取得される。第22実施形態において、外気温度に関する情報を、空調機器と通信することなく取得することができる通信端末が説明される。
図43は、第22実施形態の通信端末100Cの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図35及び図43を参照して、通信端末100Cの例示的な機能構成が説明される。第15実施形態及び第22実施形態の間で共通して用いられる符号は、当該共通の符号が付された要素が、第15実施形態と同一の機能を有することを意味する。したがって、第15実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第15実施形態と同様に、通信端末100Cは、第1取得部113と、判定部112Bと、計時部114と、通信部131と、第1記憶部143と、第2記憶部144と、第2取得部151と、表示部163と、入力部164と、を備える。第15実施形態の説明は、これらの要素に適用される。
通信端末100Cは、制御部111Cと、第3取得部152と、を更に備える。制御部111Cは、図7を参照して説明されたCPU110に対応する。第3取得部152は、図7を参照して説明された情報取得装置150に対応する。第3取得部152は、車両の外の温度を測定する検温素子であってもよい。
制御部111Cは、通信端末100Cの動作を全体的に制御する。したがって、判定部112B、第1取得部113、計時部114、通信部131、第1記憶部143、第2記憶部144、第2取得部151、第3取得部152、表示部163及び入力部164は、制御部111Cの制御下で所定の動作を行う。
通信端末100Cは、図35を参照して説明されたステップS1341を除いて、第15実施形態に関連して説明された動作と同様の動作を実行する。ステップS1341において、制御部111Cは、第3取得部152に、車両の外の気温に関する情報を取得させる。その後、通信端末100Cは、第3取得部152によって取得された情報を用いて、ステップS1342乃至ステップS1345を実行する。したがって、ステップS1341において、通信端末100Cは、家電機器と通信しなくてもよい。本実施形態において、第1判定ステップは、図35に示される一連の処理によって例示される。
<第23実施形態>
通信端末は、取得された外気温度に関する情報に基づいて、運転モードを決定してもよい。第23実施形態において、外気温度に応じて、運転モードを決定する通信端末が説明される。
図44は、運転モードを決定するための手順を表す概略的なフローチャートである。図29、図30、図35、図40及び図44を参照して、運転モードを決定するための方法が説明される。
(ステップS1610)
図35を参照して説明されたステップS1343が開始されると、ステップS1610が実行される。図44において、ユーザによって設定された上限温度は、記号「UTH」によって表される。図44は、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す外気温度を、記号「THD」で表している。ステップS1610において、判定部112Bは、外気温度THDを、上限温度UTHと比較する。外気温度THDが上限温度を上回るならば、ステップS1620が実行される。他の場合には、ステップS1630が実行される。本実施形態において、第2設定温度は、上限温度UTHによって例示される。
(ステップS1620)
ステップS1620において、通信端末100Bは、冷房モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、冷房モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、上限温度よりも低く設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
(ステップS1630)
図44において、ユーザによって設定された下限温度は、記号「LTH」によって表される。ステップS1610において、判定部112Bは、外気温度THDを、下限温度LTHと比較する。外気温度THDが下限温度を下回るならば、ステップS1640が実行される。他の場合には、開始条件が満たされないので、図35に示されたステップS1345が実行されることとなる。
(ステップS1640)
ステップS1640において、通信端末100Bは、暖房モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、暖房モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、下限温度よりも高く設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
図45は、運転モードを決定するための他の手順を表す概略的なフローチャートである。図29、図30、図35、図40及び図45を参照して、運転モードを決定するための方法が説明される。
(ステップS1650)
ステップS1650において、判定部112Bは、外気温度THDが、上限温度UTHと下限温度LTHとの間にあるか否かを判定する。外気温度THDが、上限温度UTHと下限温度LTHとの間にあるならば、開始条件が満たされないので、図35に示されたステップS1345が実行されることとなる。他の場合には、ステップS1660が実行される。
(ステップS1660)
ステップS1660において、通信端末100Bは、自動モードを選択する。この場合、図40を参照して説明されたステップS1242において、通信端末100Bは、自動モード用の制御データを送信する。空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、下限温度と上限温度との間で設定された目標温度に向けて室内の温度が調整されるように動作する。
<第24実施形態>
制御データの送信の後に、制御データの送信状況を表す複数の画像が表示される。複数の画像の表示順序は、予め定められていてもよい。第24実施形態において、複数の画像の表示順序を決定するための方法が説明される。
図46は、第1記憶部143に格納されたデータを示す表である。図15B、図15C、図30、図38B、図40及び図46を参照して、複数の画像の表示順序を決定するための方法が説明される。
図46は、ユーザが所有する複数の空調機器に対して、優先順位が設定されていることを表す。制御部111Bは、優先順位のデータを参照し、優先順位に従って、上述の様々な処理を実行する。優先順位は、ユーザによって設定されてもよい。代替的に、優先順位は、アプリケーションプログラムによって自動的に設定されてもよい。本実施形態の原理は、優先順位を決定するための特定の方法に限定されない。本実施形態において、設定情報は、図46に示されるデータによって例示される。
図38Bは、リビングルームに設置された空調機器及びキッチンルームに設置された空調機器が操作対象機器として選択されていることを表す。図46に示される如く、リビングルームに設置された空調機器に対して、キッチンルームに設置された空調機器よりも高い優先順位が割り振られている。したがって、図40を参照して説明されたステップS1243乃至S1248の処理ループは、リビングルームに設置された空調機器に対して実行され、その後、キッチンルームに設置された空調機器に対して実行される。この結果、表示部163は、図15Bに示される画像の次に、図15Cに示される画像を表示する。本実施形態において、第1対象機器は、リビングルームに設置された空調機器によって例示される。本実施形態において、第1対象機器は、キッチンルームに設置された空調機器によって例示される。第1通知画像は、図15Bに示される画像によって例示される。第2通知画像は、図15Cに示される画像によって例示される。
<第25実施形態>
画像の表示順序は、ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差に依存してもよい。第25実施形態において、ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差から画像の表示順序を決定する方法が説明される。
図47は、ユーザによって設定された温度と測定された温度との間の差から画像の表示順序を決定する方法を表す概略的なフローチャートである。図35、図40、図43及び図47を参照して、複数の画像の表示順序を決定するための方法が説明される。
(ステップS1710)
ステップS1710において、判定部112Bは、通信部131が、冷房モード用の制御データを送信したか否かを判定する。冷房モードと暖房モードとの間の選択技術は、第23実施形態の原理に基づいてもよい。通信部131が、冷房モード用の制御データを送信したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS1720が実行される。他の場合には、ステップS1760が実行される。
(ステップS1720)
ステップS1720において、制御部111Bは、図40を参照して説明されたステップS1241において読み出された操作対象機器のデータから、操作対象機器に対して設定された上限温度の処理グループを設定する。その後、ステップS1730が実行される。
(ステップS1730)
ステップS1730において、制御部111Bは、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す温度THDと、操作対象機器に対して設定された上限温度と、の間の差が最大となる空調機器を見出す。その後、ステップS1740が実行される。
(ステップS1740)
ステップS1740において、制御部111Bは、図40に示されるステップS1243乃至S1248の処理ループに対する処理順位を設定する。処理順位が設定された空調機器のデータは、処理グループから除去される。その後、ステップS1750が実行される。
(ステップS1750)
ステップS1750において、判定部112Bは、上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されたか否かを判定する。上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されているならば処理は終了される。他の場合には、ステップS1720が実行される。
(ステップS1760)
ステップS1760において、制御部111Bは、図40を参照して説明されたステップS1241において読み出された操作対象機器のデータから、操作対象機器に対して設定された下限温度の処理グループを設定する。その後、ステップS1770が実行される。
(ステップS1770)
ステップS1770において、制御部111Bは、図35を参照して説明されたステップS1341において取得された温度データが表す温度THDと、操作対象機器に対して設定された下限温度と、の間の差が最大となる空調機器を見出す。その後、ステップS1780が実行される。
(ステップS1780)
ステップS1780において、制御部111Bは、図40に示されるステップS1243乃至S1248の処理ループに対する処理順位を設定する。処理順位が設定された空調機器のデータは、処理グループから除去される。その後、ステップS1790が実行される。
(ステップS1790)
ステップS1790において、判定部112Bは、上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されたか否かを判定する。上述の処理が全ての操作対象機器に対して施与されているならば処理は終了される。他の場合には、ステップS1760が実行される。
上述の処理の結果、表示部163は、大きな温度差が見出された空調機器の送信結果を、優先的に表示することとなる。
<第26実施形態>
ユーザが目的の建物の位置に関する情報を設定していないならば、第21実施形態に関連して説明された通信端末は、処理を中断する。通信端末が、建物の位置を推定する機能を有するサーバ装置とともに利用されるならば、処理は継続可能である。この場合、通信端末は、サーバ装置によって推定された建物の位置を用いて様々な処理を実行することができる。第26実施形態において、例示的なサーバ装置が説明される。
図48は、第26実施形態のサーバ装置300Bの例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図36及び図48を参照して、サーバ装置300Bの例示的な機能構成が説明される。第13実施形態及び第26実施形態の間で共通して用いられる符号は、当該共通の符号が付された要素が、第13実施形態と同一の機能を有することを意味する。したがって、第13実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
サーバ装置300Bは、通信部320と、通知部330と、を備える。第13実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
サーバ装置300Bは、制御部310Bと、推定部340Bと、を更に備える。制御部310Bは、サーバ装置300Bの動作を全体的に制御する。したがって、通信部320、通知部330及び推定部340Bは、制御部310Bの制御下で所定の動作を行う。
推定部340Bは、第1推定部341と、第2推定部342と、を含む。第1推定部341は、図36を参照して説明されたステップS1363の処理を実行する。
サーバ装置300Bは、通信端末100Bの第2取得部151が生成した車両の位置に関する情報を定期的に受け取ってもよい。この場合、サーバ装置300Bは、車両の移動パターンを大まかに把握することができる。第2推定部342は、車両の移動パターンに基づいて、目的の建物の位置を推定することができる。
目的の建物が、ユーザの自宅であるならば、第2推定部342は、長く停車されていることが多い車両の位置の近くにユーザの自宅が存在すると推定することができる。本実施形態の原理は、第2推定部342が用いる特定の推定方法に限定されない。
<第27実施形態>
オンレコメンド判定処理において、サーバ装置によって推定された建物の位置情報が用いられてもよい。第27実施形態において、サーバ装置によって推定された建物の位置情報を利用するオンレコメンド判定処理が説明される。
図49は、オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図12、図25、図30、図31、図35乃至図37、図48及び図49を参照して、オンレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS1805)
ステップS1805において、通信端末100Bの判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1810が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1815が実行される。
(ステップS1810)
ステップS1810において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1815が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1815)
ステップS1815において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1820が実行される。
(ステップS1820)
ステップS1820において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。その後、ステップS1825が実行される。
(ステップS1825)
ステップS1825において、判定部112Bは、ステップS1820の判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているか否かを判定する。判定処理の結果が、第1候補機器の存在を表しているならば、ステップS1830が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1830)
ステップS1830において、サーバ装置300Bは、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1835が実行される。
(ステップS1835)
ステップS1835において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物HMか否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物HMであると判定するならば、ステップS1840が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1840)
ステップS1840において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っているならば、ステップS1845が実行される。他の場合には、ステップS1850が実行される。
(ステップS1845)
ステップS1845において、図37を参照して説明された一連の処理が実行される。
(ステップS1850)
ステップS1850において、通信端末100Bは、サーバ装置300Bと協働して、車両VCの位置に関する推定処理を行う。
図50は、図49を参照して説明されたステップS1850における処理を表す概略的なフローチャートである。図30、図33、図48乃至図50を参照して、ステップS1850における処理が更に説明される。
(ステップS1851)
ステップS1851において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。通信端末100Bは、ステップS1851において取得された位置情報が表す車両の位置を基準位置として取り扱う。図50において、基準位置は、記号「P1」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1852が実行される。
(ステップS1852)
ステップS1852において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS1853が実行される。
(ステップS1853)
ステップS1853において、通信端末100Bは、待機処理を実行する。待機時間は、一定であってもよい。代替的に、待機時間は、車両の速度に応じて変更されてもよい。本実施形態の原理は、待機時間によっては何ら限定されない。待機時間が経過した後、ステップS1854が実行される。
(ステップS1854)
ステップS1854において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を再度要求する。通信端末100Bは、ステップS1854において取得された位置情報が表す車両の位置を判定位置として取り扱う。図50において、判定位置は、記号「P2」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS1855が実行される。
(ステップS1855)
ステップS1855において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS1856が実行される。
(ステップS1856)
ステップS1856において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、建物の推定位置「PE」を第2推定部342に要求する。車両の位置「P1」と建物の推定位置「PE」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも大きく、且つ、車両の位置「P2」と建物の推定位置「PE」との間の差が、制御領域の半径「R」よりも小さいならば、ステップS1857が実行される。他の場合には、ステップS1858が実行される。
(ステップS1857)
ステップS1857において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、車両が制御領域に進入したことを通知する通知信号を通知部330に生成させる。通知信号は、サーバ装置300Bの通信部320から通信端末100Bの通信部131に送信される。通信端末100Bの制御部111Bは、通知信号に応じて、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS1857の後、図33を参照して説明されたステップS1220が実行される。
(ステップS1858)
ステップS1858において、判定部112Bは、判定位置P2を基準位置P1として取り扱うことを決定する。その後、ステップS1853が実行される。
<第28実施形態>
第27実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理において、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも前に行われる。代替的に、空調機器に対する判定処理は、車両の位置に対する判定処理よりも後に行われてもよい。第28実施形態において、他のオンレコメンド判定処理が説明される。
図51は、オンレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図11、図12、図25、図30、図31、図35乃至図37、図49乃至図51を参照して、オンレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS1910)
ステップS1910において、判定部112Bは、制御領域CRが設定された後の最初のオンレコメンド判定処理か否かを判定する。制御領域CRが設定された後に、オンレコメンド判定処理が既に実行されているならば、ステップS1920が実行される。最初のオンレコメンド判定処理が実行されているならば、ステップS1930が実行される。
(ステップS1920)
ステップS1920において、判定部112Bは、前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているか否かを判定する。前回のオンレコメンド処理の実行から一定期間経過しているならば、ステップS1930が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1930)
ステップS1930において、サーバ装置300Bは、図36を参照して説明された推定処理を行う。推定処理の後、ステップS1940が実行される。
(ステップS1940)
ステップS1940において、判定部112Bは、車両VCの行き先が目的の建物HMか否かを判定する。判定部112Bが、車両VCの行き先が目的の建物HMであると判定するならば、ステップS1950が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS1950)
ステップS1950において、通信端末100Bの制御部111Bは、建物HMに関するデータを第2記憶部144から読み出す。ユーザが、図12及び図25を参照して説明された設定を行っているならば、ステップS1960が実行される。他の場合には、ステップS1970が実行される。
(ステップS1960)
ステップS1960において、図37を参照して説明された一連の処理が実行される。その後、ステップS1980が実行される。
(ステップS1970)
ステップS1970において、通信端末100Bは、サーバ装置300Bと協働して、図50を参照して説明された推定処理を行う。その後、ステップS1980が実行される。
(ステップS1980)
ステップS1980において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図11を参照)を読み出させる。その後、ステップS1990が実行される。
(ステップS1990)
ステップS1990において、通信端末100Bは、図35を参照して説明された判定処理を行う。
<第29実施形態>
第17実施形態に関連して説明されたオンレコメンド判定処理の結果、第1候補機器として取り扱われる空調機器が見出される。オンレコメンド判定処理の結果、第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在しないならば、その後の処理は必要とされない。第29実施形態において、オンレコメンド判定処理の結果に応じて、画像表示判定処理の要否を決定するオンレコメンド処理が説明される。
図52は、通信端末100Bの例示的な動作を表す概略的なフローチャートである。図52を参照して、通信端末100Bの例示的な動作が説明される。第16実施形態及び第29実施形態の間で共通して用いられるステップ番号は、当該共通のステップ番号が付された処理が、第16実施形態と同一であることを意味する。したがって、第16実施形態の説明は、これらのステップに援用される。
(ステップS1210)
ステップS1210において、通信端末100Bは、オンレコメンド判定処理を実行する。第17実施形態に関連して説明された如く、オンレコメンド判定処理の結果、通信端末100Bは、第1候補機器として取り扱われる空調機器を見出すことができる。オンレコメンド判定処理の後、ステップS1215が実行される。
(ステップS1215)
ステップS1215において、通信端末100Bは、第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在するか否かを判定する。第1候補機器として取り扱われる空調機器が存在しないならば、通信端末100Bは、オンレコメンド処理を終了する。他の場合には、ステップS1220が実行される。ステップS1220以降の処理は、第16実施形態と同一である。
<第30実施形態>
上述の様々な実施形態の原理は、ユーザが目的の建物に到着する前に、建物内の空調機器を作動させ、建物内の環境をユーザにとって快適にすることを可能にする。ユーザは、目的の建物から出た後に、建物内の空調機器を運転させたままであることに気付くこともある。第30実施形態において、ユーザは、目的の建物から出た後に、建物内の空調機器を停止させるためのオフレコメンド処理におけるユーザの操作が説明される。
図53A及び図53Bは、通信端末100Bの表示部163が表示する例示的な画像を示す。図8E、図30、図53A及び図53Bを参照して、オフレコメンド処理におけるユーザの操作が説明される。
ユーザが、第3実施形態に関連して説明された操作方法に従って、表示部163に映し出された画像上で所定の操作を行うと、表示部163は、図8Eに示される画像を表示することができる。その後、ユーザが、アイコンボタンIB15を押すと、表示部163は、図53A又は図53Bに示される画像を表示する。
図53Aに示される画像は、2つのアイコンボタンIB47,IB48を含む。ユーザが、アイコンボタンIB47を押すと、対象の空調機器を、オフレコメンド処理を受ける操作候補機器として設定することができる。ユーザが、アイコンボタンIB48を押すと、表示部163は、図8Eに示される画像を再度表示する。
図53Bに示される画像は、3つのアイコンボタンIB49,IB50,IB51を含む。ユーザが、アイコンボタンIB49を押すと、対象の空調機器を、オフレコメンド処理を受ける操作候補機器として設定することができる。ユーザが、アイコンボタンIB50を押すと、操作候補機器としての設定を解除することができる。ユーザが、アイコンボタンIB51を押すと、表示部163は、図8Eに示される画像を再度表示する。
図54は、図53A及び図53Bに示される画像上の操作によって生成された例示的なデータを示す表である。図30、図53A乃至図54を参照して、図53A及び図53Bに示される画像上の操作によって生成されたデータが説明される。
ユーザが、アイコンボタンIB47,IB49を押すと、操作候補機器としての設定は有効になる。ユーザが、アイコンボタンIB50を押すと、操作候補機器としての設定は無効になる。図54は、リビングルーム、キッチンルーム、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対する操作候補機器としての設定が有効であることを表す。図54は、寝室に設置された空調機器に対する操作候補機器としての設定が無効であることを表す。
図55は、運転を停止させるための制御データの送信先となる操作対象機器のデータを表す表である。図30、図54及び図55を参照して、オフレコメンド処理が説明される。
通信端末100Bは、オフレコメンド処理を行い、操作候補機器として設定された複数の空調機器から操作対象機器を選択する。図55は、オフレコメンド処理の結果、リビングルーム、キッチンルーム、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器から、リビングルーム及び子供部屋(1)に設置された空調機器が、操作対象機器として選択されたことを表す。
図56は、オフレコメンド処理を行っている通信端末100Bの表示部163が表示する例示的な画像である。図30、図55及び図56を参照して、オフレコメンド処理が更に説明される。
通信端末100Bは、操作対象機器の決定の後、表示部163に、図56に示される画像を表示させる。図56に示される画像は、2つのアイコンボタンIB52,IB53を含む。ユーザが、アイコンボタンIB52を押すと、通信端末100Bは、制御データを送信することなく、オフレコメンド処理を終了する。ユーザが、アイコンボタンIB53を押すと、リビングルーム及び子供部屋(1)に設置された空調機器それぞれに制御データが送信される。この結果、リビングルーム及び子供部屋(1)に設置された空調機器は、運転を停止することができる。
図57A及び図57Bは、制御データの送信の後に表示部163が表示する例示的な画像である。図30、図54、図57A及び図57Bを参照して、オフレコメンド処理が更に説明される。
制御データの送信の後の画像の表示順序の設定は、第24実施形態に関連して説明された原理に依存してもよい。図54は、オフレコメンド処理において、複数の空調機器にたいして割り当てられた優先順位を示す。リビングルームに設置された空調機器に対して、子供部屋(1)に設置された空調機器よりも高い優先順位が割り当てられている。したがって、表示部163は、リビングルームに設置された空調機器への制御データの送信結果の次に、子供部屋(1)に設置された空調機器への制御データの送信結果を表示する。優先順位は、ユーザによって設定されてもよい。代替的に、優先順位は、アプリケーションプログラムによって自動的に設定されてもよい。本実施形態の原理は、優先順位を決定するための特定の方法に限定されない。
図57Aに示される画像は、2つのアイコンボタンIB54,IB55を含む。ユーザが、アイコンボタンIB54を押すと、表示部163は、図57Bに示される画像を表示する。ユーザが、アイコンボタンIB55を押すと、表示部163は、リビングルームに設置された空調機器の詳細な動作状況を表示する。
図57Bに示される画像は、2つのアイコンボタンIB56,IB57を含む。ユーザが、アイコンボタンIB56を押すと、オフレコメンド処理におけるユーザの操作は終了する。ユーザが、アイコンボタンIB57を押すと、表示部163は、子供部屋(1)に設置された空調機器の詳細な動作状況を表示する。
<第31実施形態>
オンレコメンド処理と同様に、ユーザは、オフレコメンド処理のために複数の空調機器それぞれに対して、操作候補機器を設定するための設定処理を行う。第31実施形態において、操作候補機器を設定するための設定処理が説明される。
図58は、操作候補機器を設定するための設定処理を表す概略的なフローチャートである。図8E、図9、図30、図53A乃至図54及び図58を参照して、操作候補機器を設定するための設定処理が説明される。
(ステップS2010)
図9を参照して説明されたステップS270が実行されると、ステップS2010の処理が開始される。ステップS2010において、表示部163は、図53A又は図53Bに示される画像を表示する。その後、ステップS2020が実行される。
(ステップS2020)
ステップS2020において、ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB48を押したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB48を押したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS2030が実行される。他の場合には、ステップS2040が実行される。
(ステップS2030)
ステップS2030において、表示部163は、図8Eに示される画像を表示する。その後、図9を参照して説明された処理が実行される。
(ステップS2040)
ステップS2040において、ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB47,IB49,IB50のうち1つを押したか否かを、判定部112Bは判定する。ユーザが、入力部164を操作し、アイコンボタンIB47,IB49,IB50のうち1つを押したと、判定部112Bが判定するならば、ステップS2050が実行される。他の場合には、ステップS2010が実行される。
(ステップS2050)
ステップS2050において、制御部111Bは、第1記憶部143に格納されたデータ(図54を参照)を、ユーザの操作に応じて更新する。その後、ステップS2010が実行される。
<第32実施形態>
第30実施形態に関連して説明された通信端末は、ユーザに遠隔操作を実行するか否かを確認するための画像を1回だけ表示する。通信端末が、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求めるならば、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。第32実施形態において、遠隔操作を実行するか否かについての複数回の確認をユーザに求める通信端末が説明される。
図59A乃至図59Dは、通信端末100Bがユーザに提示する例示的な画像を示す。図30、図57A、図57B、図59A乃至図59Dを参照して、通信端末100Bが説明される。
第30実施形態と同様に、通信端末100Bは、図59Aに示される画像をユーザに提示する。ユーザが、アイコンボタンIB53を押すと、通信端末100Bは、図59Bに示される画像をユーザに提示する。
図59Bに示される画像は、2つのアイコンボタンIB58,IB59を含む。ユーザが、アイコンボタンIB58を押すと、通信端末100Bは、制御データを送信する。ユーザが、アイコンボタンIB59を押すと、通信端末100Bは、処理を中断する。ユーザが、図59Aに示される画像中のアイコンボタンIB53を押し、その後、図59Bに示される画像中のアイコンボタンIB58を押したときのみ、制御データは送信される。したがって、ユーザの意志に反した遠隔操作は生じにくくなる。
通信端末100Bが、制御データの受領を表す通知データを空調機器から受け取ると、通信端末100Bは、図59Cに示される画像をユーザに提示する。図59Cは、アイコンボタンIB60を含む。アイコンボタンIB60は、図57Aを参照したアイコンボタンIB55及び図57Bを参照して説明されたアイコンボタンIB57それぞれに対応する。
ユーザが、アイコンボタンIB60を押すと、通信端末100Bは、図59Dに示される画像をユーザに提示する。ユーザが、アイコンボタンIB60を押さなくても、通信端末100Bは、図59Cに示される画像の表示から所定期間経過後に、図59Dに示される画像をユーザに提示する。したがって、ユーザは、対象の空調機器の動作状況を確認することができる。
<第33実施形態>
第30実施形態に関連して説明された如く、オフレコメンド処理は、建物内の空調機器を停止させるために実行される。したがって、オフレコメンド処理は、早期に実行されることが好ましい。第33実施形態において、早期に実行されるオフレコメンド処理が説明される。
図60は、オフレコメンド処理の開始処理を表す概略的なフローチャートである。図30及び図60を参照して、オフレコメンド処理の開始処理が説明される。
(ステップS2110)
ステップS2110は、通信端末100Bが、車両から電力供給を受けるまで実行される。通信端末100Bが、車両から電力供給を受けると、ステップS2120が実行される。
(ステップS2120)
ステップS2120において、計時部114は、計時を開始する。図60において、計時部114によって測定された時間長さは、記号「TC」によって表されている。時間長さTCに関する情報は、計時部114から判定部112Bへ出力される。計時部114から判定部112Bへの時間長さTCに関する情報の出力の後、ステップS2130が実行される。
(ステップS2130)
ステップS2130において、判定部112Bは、計時部114から受け取った情報によって表される時間長さTCを、所定の長さの閾値期間TPと比較する。比較結果は、判定部112Bから制御部11Bへ出力される。比較結果が、時間長さTCが、閾値期間TPを下回っていることを表しているならば、ステップS2140が実行される。他の場合には、処理は終了する。
(ステップS2140)
ステップS2140において、時間長さTCが、閾値期間TPを下回っていることを表す比較結果は、判定部112Bから制御部111Bへ出力される。比較結果を受け取った制御部111Bは、オフレコメンド処理の実行を決定する。オフレコメンド処理の結果、ユーザは、建物内に設置された空調機器の運転を、車両から停止させることができる。
オフレコメンド処理において、図56又は図59Aに示される画像が表示される。ユーザが、アイコンボタンIB53を第1所定期間押さないならば、ステップS2140は、終了されてもよい。この場合、図56又は図59Aに示される画像は、表示部163から消去されてもよい。表示部163は、図56又は図59Aに示される画像に代えて、車両の走行位置を表す地図を表示してもよい。この場合、第15実施形態に関連して説明された制御原理に基づいて、図56又は図59Aに示される画像の表示時刻から第2所定期間の間、オフレコメンド処理が実行されないようにアプリケーションプログラムが設計されることが好ましい。
図61は、図60を参照して説明されたステップS2140(オフレコメンド処理)を表す概略的なフローチャートである。図30、図54、図56、図59A、図60及び図61を参照して、オフレコメンド処理の例示的な動作が説明される。
(ステップS2210)
ステップS2210において、通信端末100Bは、オフレコメンド判定処理を実行する。オフレコメンド判定処理において、図54を参照して説明された操作候補機器の設定や車両の位置に対する確認処理が実行される。オフレコメンド判定処理の後、ステップS2220が実行される。
(ステップS2220)
ステップS2220において、通信端末100Bは、画像表示判定処理を実行する。画像表示判定処理は、図56又は図59Aに示される画像が表示されるか否かを決定するために用いられる。画像表示判定処理の後、ステップS2230が実行される。
(ステップS2230)
ステップS2230において、図56又は図59Aに示される画像が表示されているならば、ステップS2240が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。
(ステップS2240)
ステップS2240において、通信端末100Bは、遠隔操作処理を開始する。この結果、ユーザは、空調機器の運転を、車から停止させることができる。
<第34実施形態>
第33実施形態に関連して説明されたオフレコメンド判定処理において、通信機器は、サーバ装置と協働して様々な処理を実行する。第34実施形態において、オフレコメンド判定処理が説明される。
図62は、オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図52A乃至図54及び図62を参照して、オフレコメンド判定処理が説明される。
(ステップS2310)
ステップS2310において、制御部111Bは、判定部112Bに、第1記憶部143から、ユーザが所有する空調機器を表すデータ(図54を参照)を読み出させる。その後、ステップS2320が実行される。
(ステップS2320)
ステップS2320において、判定部112Bは、操作候補機器が存在するか否かを判定する。ユーザが、リビングルーム、キッチンルーム、寝室、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器のいずれにも、図53A又は図53Bを参照して説明された画像を用いて、操作候補機器を設定していないならば、判定部112Bは、操作候補機器は存在しないと判定する。代替的に、ユーザが、リビングルーム、キッチンルーム、寝室、子供部屋(1)及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、図53Bを参照して説明されたアイコンボタンIB50を押し、操作候補機器の設定を解除しているならば、判定部112Bは、操作候補機器は存在しないと判定する。これらの場合には、通信端末100Bは、処理を終了する。他の場合には、ステップS2330が実行される。
(ステップS2380)
ステップS2380において、建物の位置に対する車両VCの位置が判定するための処理が実行される。
図63は、図62を参照して説明されたステップS2330における処理を表す概略的なフローチャートである。図30、図62及び図63を参照して、オフレコメンド判定処理が更に説明される。
(ステップS2331)
ステップS2331において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。図63において、建物の位置は、記号「PB」で表されている。目的の建物の位置に関する位置情報が読み出された後、ステップS2332が実行される。
(ステップS2332)
ステップS2332において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。図63において、車両の位置は、記号「PC」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS2333が実行される。
(ステップS2333)
ステップS2333において、通信端末100Bの判定部112Bは、車両の位置「PC」と建物の位置「PB」との間の距離が、予め定められた距離閾値を下回っているか否かを判定する。距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の位置「PB」との間の距離を上回っているならば、ステップS2334が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、オフレコメンド処理を終了する。
(ステップS2334)
ステップS2334において、通信端末100Bの制御部111Bは、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS2334の後、図33を参照して説明されたステップS2220が実行される。
<第35実施形態>
第33実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、ユーザに遠隔操作の実行の決定の判断を促す画像が表示されるか否かが決定される。第35実施形態において、画像表示判定処理が説明される。
図64は、画像表示判定処理の概略的なフローチャートである。図28乃至図30、図54、図56、図59A、図61及び図64を参照して、画像表示判定処理が実行される。
(ステップS2221)
ステップS2221において、通信端末100Bの制御部111Bは、第1記憶部143から図54に示されるデータを読み出す。その後、ステップS2222が実行される。
(ステップS2222)
ステップS2222において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に出力させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420に送信される。空調機器400Aの通信部420が、要求信号を受け取ると、空調機器400Aの制御部410は、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に、動作データを送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2223が実行される。
(ステップS2223)
ステップS2223において、制御部111Bは、判定部112Bに、動作データに基づき、処理対象の空調機器400Aが運転中であるか否かを判定させる。判定部112Bが、処理対象の空調機器400Aが運転中であると判定するならば、ステップS2224が実行される。他の場合には、ステップS2225が実行される。
(ステップS2224)
ステップS2224において、判定部112Bは、処理対象の空調機器400Aを、更なる処理を受ける処理候補機器として取り扱うことを決定する。その後、ステップS2225が実行される。
(ステップS2225)
ステップS2225において、判定部112Bは、図54に示されるデータ中の全ての空調機器400Aに対して上述の処理が完了したか否かを判定する。図54に示されるデータ中の全ての空調機器400Aに対して上述の処理が完了しているならば、ステップS2226が実行される。他の場合には、ステップS2222が実行される。図38Aに示される空調機器が、第1候補機器として選択されているならば、リビングルーム、キッチンルーム及び子供部屋(2)に設置された空調機器に対して、上述の処理が完了しているならば、ステップS2226が実行される。
(ステップS2226)
ステップS2226において、判定部112Bは、処理候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を含むか否かを判定する。判定部112Bは、処理候補機器として選択された空調機器が、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器400Aを含むならば、判定部112Bは、処理候補機器として選択され、且つ、ユーザが操作候補機器として設定した空調機器を、第1記憶部143に一時的に格納する。その後、ステップS2227が実行される。他の場合には、制御部111Bは、処理を中断する。
(ステップS2227)
ステップS2227において、制御部111Bは、表示部163に、図56又は図59Aに示される画像を表示させる。その後、図61を参照して説明されたステップS2230が実行される。
<第36実施形態>
第35実施形態に関連して説明された画像表示判定処理において、通信端末が、操作対象機器を決定することができるならば、操作対象機器を遠隔操作するための処理が実行される。第36実施形態において、操作対象機器を遠隔操作するための処理が説明される。
図65は、図61を参照して説明されたステップS2240において実行される処理の概略的なフローチャートである。図28乃至図30、図56乃至57B、図59A、図61、図65を参照して、ステップS2240において実行される処理が実行される。
(ステップS2241)
ステップS2241において、ユーザがアイコンボタンIB53を押すならば、通信端末100Bの制御部111Bは、操作対象機器として選択された空調機器400A全てのデータを第1記憶部143から読み出す。第1記憶部143から読み出されるデータは、操作対象機器として選択された空調機器400Aの動作を規定する設定データを含んでもよい。制御部111Bが、操作対象機器として選択された空調機器400A全てのデータを読み出した後、ステップS2242が実行される。
(ステップS2242)
ステップS2242において、通信端末100Bの制御部111Bは、通信端末100Bの通信部131に、読み出された設定データを制御データとして送信させる。制御データは、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの通信部420が制御データを受け取ると、空調機器400Aの動作部440は、制御データに応じて、停止する。空調機器400Aの通知部460は、制御データの受信があったことを表す通知データを生成する。空調機器400Aの制御部410は、空調機器400Aの通信部420に通知データを送信させる。通知データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2243が実行される。
(ステップS2243)
ステップS2243において、通信端末100Bの制御部111Bは、通知データに応じて、制御データの通信結果を表す画像(図57A及び図57Bを参照)を、表示部163に表示させる。その後、ステップS2244が実行される。
(ステップS2244)
ステップS2244において、通信端末100Bは、ユーザが動作データを要求しているか否かを判定する。ユーザが動作データを要求するならば(ユーザが、アイコンボタンIB55,IB57(図57A及び図57Bを参照)を押すならば)、ステップS2245が実行される。他の場合には、ステップS2247が実行される。
(ステップS2245)
ステップS2245において、通信端末100Bの制御部111Bは、動作データを要求する要求信号を生成する。通信端末100Bの制御部111Bは、要求信号を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。要求信号は、サーバ装置300Aを経由して、通信端末100Bの通信部131から空調機器400Aの通信部420へ送信される。空調機器400Aの制御部410は、要求信号に応じて、動作データ生成部450に動作データを生成させる。空調機器400Aの制御部410は、動作データを、空調機器400Aの通信部420に送信させる。動作データは、サーバ装置300Aを経由して、空調機器400Aの通信部420から通信端末100Bの通信部131へ送信される。その後、ステップS2246が実行される。
(ステップS2246)
ステップS2246において、制御部111Bは、動作データによって表される動作状況を、表示部163に表示させる。その後、ステップS2247が実行される。
(ステップS2247)
通信端末100Bの判定部112Bは、全ての操作対象機器に対して、上述の処理が施与されたか否かを判定する。
<第37実施形態>
ユーザが、建物の位置を設定していないならば、通信端末は、オフレコメンド処理を終了してもよい。第37実施形態において、ユーザが、建物の位置を設定していないならば終了されるオフレコメンド判定処理が説明される。
図66は、オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図66を参照して、オフレコメンド判定処理が説明される。第34実施形態及び第37実施形態の間で共通して用いられるステップ番号は、当該共通のステップ番号が付された処理が、第34実施形態と同一であることを意味する。したがって、第34実施形態の説明は、これらのステップに援用される。
第34実施形態と同様に、オフレコメンド判定処理は、ステップS2310と、ステップS2320と、ステップS2330と、を含む。これらのステップに援用される。
(ステップS2325)
ステップS2325は、ステップS2320とステップS2330との間に実行される。ステップS2320において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2記憶部144から目的の建物の位置に関する位置情報を読み出す。制御部111Bが、位置情報を読み出すことに失敗するならば、オフレコメンド処理は終了する。他の場合には、ステップS2330が実行される。
<第38実施形態>
ユーザが、建物の位置を設定していないならば、第26実施形態に関連して説明されたサーバ装置を用いて、建物の推定位置を利用してオフレコメンド処理が続行されてもよい。第38実施形態において、建物の推定位置を利用するオフレコメンド判定処理が説明される。
図67は、オフレコメンド判定処理を表す概略的なフローチャートである。図67を参照して、オフレコメンド判定処理が説明される。第37実施形態及び第38実施形態の間で共通して用いられるステップ番号は、当該共通のステップ番号が付された処理が、第37実施形態と同一であることを意味する。したがって、第37実施形態の説明は、これらのステップに援用される。
第37実施形態と同様に、オフレコメンド判定処理は、ステップS2310と、ステップS2320と、ステップS2330と、ステップS2325と、を含む。これらのステップに援用される。
(ステップS2340)
ステップS2325において、制御部111Bが、位置情報を読み出すことに失敗するならば、ステップS2340は実行される。ステップS2340において、建物の位置を推定する推定処理が実行される。
図68は、図67を参照して説明されたステップS2340における処理を表す概略的なフローチャートである。図30、図48、図61、図67及び図68を参照して、オフレコメンド判定処理が更に説明される。本実施形態において、第2判定ステップは、図67を参照して説明されたステップS2340によって例示される。
(ステップS2341)
ステップS2341において、通信端末100Bの制御部111Bは、第2取得部151に、車両の位置に関する位置情報の生成を要求する。図68において、車両の位置は、記号「PC」で表されている。車両の位置に関する位置情報が生成された後、ステップS2342が実行される。
(ステップS2342)
ステップS2342において、通信端末100Bの制御部310Bは、車両の位置に関する位置情報を、通信端末100Bの通信部131に送信させる。車両の位置に関する位置情報は、通信端末100Bの通信部131からサーバ装置300Bの通信部320へ送信される。その後、ステップS2343が実行される。
(ステップS2343)
ステップS2343において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、建物の推定位置「PE」を第2推定部342に要求する。予め定められた距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の推定位置「PE」との間の距離を上回っているならば、ステップS2343が実行される。他の場合には、通信端末100Bは、オフレコメンド処理を終了する。
(ステップS2344)
ステップS2344において、サーバ装置300Bの制御部310Bは、距離閾値が、車両の位置「PC」と建物の推定位置「PE」との間の距離を上回っていることを通知する通知信号を通知部330に生成させる。通知信号は、サーバ装置300Bの通信部320から通信端末100Bの通信部131に送信される。通信端末100Bの制御部111Bは、通知信号に応じて、処理を続行することを決定する。したがって、ステップS2344の後、図61を参照して説明されたステップS2220が実行される。
上述の様々な実施形態の原理は、空調機器の制御に対する要求に適合するように、組み合わされてもよい。
上述の実施形態の原理は、空調機器に対する制御に好適に利用される。
100〜100C・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・通信端末
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CPU
111,111B,111C・・・・・・・・・・・・・・・制御部
112,112B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・判定部
113・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1取得部
114・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計時部
140・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メモリ
141・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1記憶領域
142・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2記憶領域
143・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1記憶部
144・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2記憶部
160・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タッチパネルディスプレイ
161・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスプレイ
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御システム
400A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空調機器
AC1〜AC4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空調機器
CR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・制御領域
HM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・建物
NI1,NI2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・通知画像
NTW・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネットワーク
OIM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・操作画像
OPR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・操作領域
VC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車両

Claims (13)

  1. ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置の制御方法であって、
    (i)前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させる第1判定ステップと、
    (ii)前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させる第2判定ステップと、
    (iii)前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させる第1表示ステップと、
    (iv)前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させる出力ステップと、
    (v)前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる第2表示ステップと、を備える
    制御方法。
  2. 前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車の現在位置に関する第1位置情報と、前記建物の位置を表す第2位置情報と、を取得させることを含む
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第2判定ステップは、前記コンピュータに、前記車が、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したか否かを判定させることを含み、
    前記コンピュータが、前記制御領域の外の領域から前記制御領域内へ進入したと判定するならば、前記第1表示ステップが実行される
    請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. 前記第1表示ステップは、前記端末装置のタイマに前記第1表示ステップが実行された実行時刻からの経過時間を計測させることを含み、
    前記経過時間が、閾値期間を超えないならば、前記第1表示ステップは再度実行されない
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。
  5. 前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記設定温度と、前記外気温度として取得された前記車の外の温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させることを含む
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御方法。
  6. 前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度を規定し、
    前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第1設定温度よりも低いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第1設定温度よりも高い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。
  7. 前記条件情報は、前記設定温度として、第2設定温度を規定し、
    前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記第1判定ステップにおいて、前記外気温度が、前記第2設定温度よりも高いと判定するならば、前記複数の操作対象機器に前記第2設定温度よりも低い目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。
  8. 前記条件情報は、前記設定温度として、第1設定温度と、前記第1設定温度よりも高い第2設定温度と、を規定し、
    前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記外気温度が、前記第1設定温度と前記第2設定温度との間の温度範囲にあるか否かを判定させることを含み、
    前記出力ステップは、前記コンピュータが、前記外気温度が前記温度範囲から外れていると判断するならば、前記複数の操作対象機器に前記温度範囲内で設定された目標温度に向けて温度調整させる要求が前記制御データに含まれるように、前記コンピュータに前記制御データを生成させることを含む
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御方法。
  9. 前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含み、
    前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含み、
    前記第1判定ステップは、前記コンピュータに、前記第1対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第1温度差を算出させることと、前記第2対象機器に対して、前記外気温度と前記設定温度との第2温度差を算出させることと、を含み、
    前記第2表示ステップは、前記第1温度差が前記第2温度差よりも大きいならば、前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、前記第2温度差が前記第1温度差よりも大きいならば、前記第2通知画像を前記第1通知画像よりも先に前記ディスプレイに表示させることと、を含む
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記複数の操作対象機器は、第1対象機器と、第2対象機器と、を含み、
    前記複数の通知画像は、前記第1対象機器に対して作成された第1通知画像と、前記第2対象機器に対して作成された第2通知画像と、を含み、
    前記設定情報は、前記第1通知画像が前記第2通知画像よりも先に表示されることを予め定め、
    前記第2表示ステップは、前記ディスプレイに前記第1通知画像を前記第2通知画像よりも先に表示させる
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
  11. 前記コンピュータに、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの運転状態を表す情報を取得させる取得ステップを更に備え、
    前記第2表示ステップは、前記制御データを受け取った後の前記複数の操作対象機器それぞれの前記運転状態を表す前記情報を表示させることを含む
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御方法。
  12. ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムに利用される端末装置が実行するプログラムであって、
    (i)前記端末装置のメモリ内に格納された設定情報が、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むことを表すならば、前記端末装置のコンピュータに、外気温度と、前記メモリ内に格納された条件情報が、前記遠隔操作が開始される開始条件として規定する設定温度と、を参照させ、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判定させ、
    (ii)前記コンピュータが、前記複数の操作候補機器が、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を含むと判定するならば、前記コンピュータに、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判定させ、
    (iii)前記コンピュータが、前記車が前記制御領域内に存在すると判定するならば、前記端末装置のディスプレイに、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示させ、
    (iv)前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記コンピュータに、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力させ、
    (v)前記ディスプレイに、前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示させる
    プログラム。
  13. ネットワークを介して、車から建物内に設置された複数の空調機器を遠隔操作する機器制御システムが行うレコメンド方法であって、
    前記複数の空調機器を特定する設定情報を格納する第1メモリを用いて、前記複数の空調機器が遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むか否かを判定するステップと、
    前記複数の空調機器が前記遠隔操作を受ける複数の操作候補機器を含むと判定されるならば、前記遠隔操作が開始される設定温度を表す開始条件を格納する第2メモリを用いて、外気温度と前記開始条件との間の関係に基づいて、前記複数の操作候補機器それぞれについて、前記開始条件が満たされたか否かを判断し、前記開始条件を満たす複数の操作対象機器を前記複数の操作候補機器から見出すステップと、
    前記複数の操作対象機器が見出されるならば、前記車が、前記建物の周りに規定された所定の大きさの制御領域内に存在するか否かを判断するステップと、
    前記車が前記制御領域内に存在すると判断されるならば、前記遠隔操作の開始の指示を与えるための開始指示画像を表示するステップと、
    前記遠隔操作の前記開始を指示するために前記複数の操作対象機器に対して共通して利用される指示画像領域が前記開始指示画像上で操作されるならば、前記複数の操作対象機器に対する前記遠隔操作を開始させるための制御データを前記ネットワークへ出力するステップと、
    前記制御データが前記複数の操作対象機器に送られたことを表す複数の通知画像を表示するステップと、を備える
    レコメンド方法。
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