以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態による無線内視鏡システム10の構成例を示している。図1に示すように、無線内視鏡システム10は内視鏡100と受信装置200とを有する。内視鏡100と受信装置200とは無線通信を行う。受信装置200は、ケーブル等により表示装置300に接続されている。
図2は、内視鏡100の電気的な構成例を示している。図2に示すように、内視鏡100は、撮像部101と、動画生成部102と、静止画生成部103と、試験データ生成部104と、第1の操作部105と、第1の無線通信部106と、第1のアンテナ107と、第2の無線通信部108と、第2のアンテナ109と、第1のROM110と、第1のRAM111と、第1の制御部112とを有する。
撮像部101は、入射する光を結像するレンズ、結像した光を電気信号に変換する撮像素子(CCDまたはCMOSセンサ等)、撮像素子から出力されるアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するADコンバータ(アナログ−デジタル変換器)等を有する撮像モジュールである。撮像部101は被写体を撮像し、画像データを出力する。
動画生成部102は、撮像部101から出力された画像データから動画データを生成する。例えば、撮像部101から出力された画像データがRAWデータであり、動画生成部102は、画像データを、所定の動画フォーマットに適合したデータに変換することにより動画データを生成する。動画生成部102は、撮像部101から出力された画像データに動画圧縮を行うことにより動画データを生成してもよい。
静止画生成部103は、撮像部101から出力された画像データから静止画データを生成する。例えば、撮像部101から出力された画像データがRAWデータであり、静止画生成部103は、画像データを、所定の静止画フォーマットに適合したデータに変換することにより静止画データを生成する。静止画生成部103は、撮像部101から出力された画像データに静止画圧縮を行うことにより静止画データを生成してもよい。静止画データは非圧縮のデータであってもよい。動画データの画素数と静止画データの画素数とが異なっていてもよい。例えば、動画データの画素数が静止画データの画素数よりも少なくてもよい。
試験データ生成部104は、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを生成する。例えば、試験データ生成部104は、PN符号のように一定の周期で繰り返されるランダムな符号列で構成される複数の試験データを生成する。試験データが外部装置から内視鏡100に入力され、入力された試験データが第1のRAM111等に記憶されてもよい。したがって、試験データ生成部104は内視鏡100に必須の構成ではない。
第1の操作部105は、電源スイッチ、レリーズスイッチ等の複数のスイッチを有する。第1の操作部105は、これらのスイッチの状態および状態の変化を第1の制御部112に通知する。また、第1の操作部105は、ユーザから画像の記録指示を受け付けるレリーズ指示部として機能する。ユーザは、第1の操作部105のレリーズスイッチを操作することによって、レリーズスイッチが操作された時点の静止画データを保存することができる。保存された静止画データに基づいて詳細な診断等が可能となる。
第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とは複数の無線チャネルのいずれかを使用して受信装置200と無線通信を行う。複数の無線チャネルの各々の周波数帯域は異なる。例えば、複数の無線チャネルの各々の周波数帯域の中心周波数が異なる。複数の無線チャネルの各々の周波数帯域の一部が重なっていてもよい。
第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とは、無線通信に必要な高周波回路部と、符号化および復号化のための回路部と、バッファメモリとを有する通信インターフェース(通信モジュール)である。第1の無線通信部106に第1のアンテナ107が接続されている。また、第2の無線通信部108に第2のアンテナ109が接続されている。本実施形態では、無線通信の方式の一例として、無線LAN(IEEE802.11)等が使用される。
第1の無線通信部106は、第1のアンテナ107を介して受信装置200と無線通信を行う。例えば、第1の無線通信部106は、無線チャネルを順次変更して試験データを受信装置200に送信する。また、第1の無線通信部106は、レリーズスイッチが記録指示を受け付けた場合、静止画データを受信装置200に送信する。より具体的には、第1の無線通信部106は、レリーズスイッチが記録指示を受け付けた場合、所定期間、すなわち1フレーム分の静止画データを送信する期間、静止画データを受信装置200に送信する。また、第1の無線通信部106は、この期間を除く期間、無線チャネルを順次変更して試験データを受信装置200に送信する。
第2の無線通信部108は、第2のアンテナ109を介して受信装置200と無線通信を行う。例えば、第2の無線通信部108は、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを受信装置200に送信する。第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とは、並行的に無線通信を行うことが可能である。
本実施形態では、第2の無線通信部108が使用している無線チャネルの通信品質が悪化した場合、第2の無線通信部108に設定される無線チャネルが、通信品質がより良い無線チャネルに変更される。試験データの通信結果に基づいて、通信品質がより良い無線チャネルが選択される。受信装置200または内視鏡100が無線チャネルを決定する。
第1のROM110は、FlashROM等の不揮発メモリである。内視鏡100の制御のためのプログラムデータと、通信設定パラメータを含む各種設定情報とが第1のROM110に格納される。第1のRAM111は揮発メモリである。第1のRAM111は、撮像部101から出力される画像データを一時的に格納するバッファ、第1の制御部112による演算等のためのワークエリア、および各種設定情報等を一時的に格納するエリアとして使用される。
第1のアンテナ107と、第2のアンテナ109と、第1のROM110と、第1のRAM111とは、内視鏡100の特徴的な構成ではない。
第1の制御部112は、第1のROM110に格納されているプログラムに従って動作し、内視鏡100の動作を制御する。例えば、第1の制御部112は、第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とによってデータの送信と受信とを行う。つまり、第1の制御部112は、第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とにデータを送信および受信させる。
また、第1の制御部112は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する第1の設定部として機能する。第1の制御部112は、第2の無線通信部108が使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満となった場合に、通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する。
また、第1の制御部112は、第1の無線通信部106に無線チャネルを設定し、予め指定された時間間隔で、第1の無線通信部106に設定された無線チャネルを順次変更する。第1の制御部112は、動画生成部102と、静止画生成部103と、試験データ生成部104との少なくともいずれかの機能を有していてもよい。
第1の制御部112の機能は、例えば第1の制御部112の動作を規定する命令を含むプログラムを、内視鏡100のコンピュータが読み込んで実行することにより、ソフトウェアの機能として実現可能である。また、このプログラムは、例えばフラッシュメモリのような「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」により提供されてもよい。また、上述したプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により内視鏡100に伝送されることで内視鏡100に入力されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように、情報を伝送する機能を有する媒体である。また、上述したプログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上述したプログラムは、前述した機能をコンピュータに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できる、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
図3は、受信装置200の電気的な構成例を示している。図3に示すように、受信装置200は、第3の無線通信部201と、第3のアンテナ202と、第4の無線通信部203と、第4のアンテナ204と、第2の操作部205と、画像処理部206と、画像データ記憶部207と、第2のROM208と、第2のRAM209と、第2の制御部210とを有する。
第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とは、無線通信に必要な高周波回路部と、符号化および復号化のための回路部と、バッファメモリとを有する通信インターフェース(通信モジュール)である。第3の無線通信部201に第3のアンテナ202が接続されている。また、第4の無線通信部203に第4のアンテナ204が接続されている。
第3の無線通信部201は、内視鏡100の第1の無線通信部106が使用する無線チャネルと同一の無線チャネルを使用し、第3のアンテナ202を介して内視鏡100と無線通信を行う。例えば、第3の無線通信部201は、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して内視鏡100から受信する。また、第3の無線通信部201は、静止画データを内視鏡100から受信する。より具体的には、第3の無線通信部201は、内視鏡100の第1の操作部105が記録指示を受け付けた場合、所定期間、すなわち1フレーム分の静止画データを受信する期間、静止画データを内視鏡100から受信する。また、第3の無線通信部201は、この期間を除く期間、無線チャネルを順次変更して試験データを内視鏡100から受信する。
第4の無線通信部203は、内視鏡100の第2の無線通信部108が使用する無線チャネルと同一の無線チャネルを使用し、第4のアンテナ204を介して内視鏡100と無線通信を行う。例えば、第4の無線通信部203は、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを内視鏡100から受信する。第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とは、並行的に無線通信を行うことが可能である。
第2の操作部205は、電源スイッチ等の複数のスイッチを有する。第2の操作部205は、これらのスイッチの状態および状態の変化を第2の制御部210に通知する。
画像処理部206は、受信された動画データに画像処理を行い、動画データを、画像の表示に使用するフォーマットの表示データに変換する。動画データが圧縮されている場合、画像処理部206は動画データを伸長し、伸長された動画データを表示データに変換する。画像処理部206は、処理された表示データを表示装置300に出力する。表示装置300は、表示データに基づいて動画を表示する。
画像処理部206は、受信された静止画データに画像処理を行い、静止画データを、画像の表示に使用するフォーマットの表示データに変換してもよい。静止画データが圧縮されている場合、画像処理部206は静止画データを伸長し、伸長された静止画データを表示データに変換してもよい。表示装置300は、表示データに基づいて静止画を表示してもよい。
画像データ記憶部207は、ハードディスク等の記録媒体である。画像データ記憶部207は、受信された静止画データを記憶する。画像データ記憶部207は、受信装置200から独立した記憶装置であってもよい。したがって、画像データ記憶部207は受信装置200に必須の構成ではない。
第2のROM208は、FlashROM等の不揮発メモリである。受信装置200の制御のためのプログラムデータと、通信設定パラメータを含む各種設定情報とが第2のROM208に格納される。第2のRAM209は揮発メモリである。第2のRAM209は、第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とによって受信されたデータを一時的に格納するバッファ、第2の制御部210による演算等のためのワークエリア、および各種設定情報等を一時的に格納するエリアとして使用される。
第3のアンテナ202と、第4のアンテナ204と、第2の操作部205と、画像処理部206と、第2のROM208と、第2のRAM209とは、受信装置200の特徴的な構成ではない。
第2の制御部210は、第2のROM208に格納されているプログラムに従って動作し、受信装置200の動作を制御する。例えば、第2の制御部210は、第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とによってデータの送信と受信とを行う。つまり、第2の制御部210は、第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とにデータを送信および受信させる。
また、第2の制御部210は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する第2の設定部として機能する。第2の制御部210は、第4の無線通信部203が使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満となった場合に、通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する。
また、第2の制御部210は、第3の無線通信部201に無線チャネルを設定し、予め指定された時間間隔で、第3の無線通信部201に設定された無線チャネルを順次変更する。また、第2の制御部210は、静止画データを画像データ記憶部207に出力する出力部として機能する。第2の制御部210は、画像処理部206の機能を有していてもよい。
第2の制御部210の機能は、例えば第2の制御部210の動作を規定する命令を含むプログラムを、受信装置200のコンピュータが読み込んで実行することにより、ソフトウェアの機能として実現可能である。このプログラムの実装方法は、内視鏡100の第1の制御部112の動作を制御するためのプログラムの実装方法と同様であってもよい。
本実施形態では、動画データと静止画データとが、異なる無線チャネルで送信される。このため、動画データと静止画データとが同一の無線チャネルで送信される従来技術と比較して、動画伝送をより安定的に行うことができる。また、本実施形態では、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルが第2の無線通信部108または第4の無線通信部203に設定される。これによって、通信品質がより良い無線チャネルを動画伝送に使用することが可能となる。このため、動画伝送をより一層安定的に行うことができる。
次に、動画データと試験データとの伝送の詳細を説明する。図31は、動画データが伝送される様子の例を示している。図31の右方向が時間の進む方向である。図31ではn個の無線チャネルCH1からCHnが示されている。nは2以上の自然数である。1フレーム分の画像を表示する時間に対応した1フレーム時間内に1フレーム分の動画データが送信される。複数フレームの動画データが連続的に送信される。動画データは、予め決定された無線チャネルで送信される。図31では動画データが無線チャネルCH1で送信されている。無線チャネルCH1の通信品質が悪化した場合、動画データの送信に使用される無線チャネルが無線チャネルCH1から他の無線チャネルに変更される。
図32は、試験データが伝送される様子の例を示している。図32の右方向が時間の進む方向である。図32ではn個の無線チャネルCH1からCHnが示されている。nは2以上の自然数である。所定の時間であるチャネル試験時間内に複数の試験データが送信される。図32では、2個の試験データがチャネル試験時間内に送信される。チャネル試験時間が経過する毎に無線チャネルが変更される。例えば、チャネル試験時間は、1フレーム時間以上の時間である。
次に、内視鏡100と受信装置200との動作を説明する。以下では、第1から第4の動作例を説明する。第1の動作例では、動画データの送信に使用する無線チャネルを受信装置200が決定する。第2の動作例では、動画データの送信に使用する無線チャネルを内視鏡100が決定する。第3の動作例と第4の動作例とでは、固定された無線チャネルを使用して静止画データが送信される。
(第1の動作例)
第1の動作例では、動画データの送信に使用する無線チャネルを受信装置200が決定する。図4から図9は、第1の動作例における内視鏡100の動作の手順例を示している。図4と図5とは、内視鏡100の主な動作を示している。図6から図9は、図4または図5に示す動作の詳細を示している。
本実施形態では、内視鏡100のモードはAFS(Auto Frequency Select)モードまたはレリーズモードである。AFSモードは、第1の無線通信部106によって試験データを送信するモードである。レリーズモードは、第1の無線通信部106によって静止画データを送信するモードである。
本実施形態では、内視鏡100の電源が投入された直後は、内視鏡100のモードはAFSモードに設定される。ユーザがレリーズスイッチを操作した場合、内視鏡100のモードはレリーズモードに設定される。内視鏡100のモードがレリーズモードに設定された後、静止画データの送信が完了した場合、内視鏡100のモードはAFSモードに設定される。
内視鏡100の電源が投入されると、第1の制御部112は内視鏡100の各機能ブロックを初期化する(ステップS101)。このとき、第1の制御部112は、試験データの送信に使用される無線チャネルを示す値TEST_CHと、動画データの送信に使用される無線チャネルを示す値とを初期値に設定する。例えば、値TEST_CHの初期値は1である。また、動画データの送信に使用される無線チャネルを示す値の初期値は、値TEST_CHの初期値と異なる値である。第1の制御部112は、これらの初期値に基づいて、第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とに無線チャネルを設定する。また、第1の制御部112は、試験データの番号を示す値TEST_NOを初期値に設定する。例えば、値TEST_NOの初期値は1である。上記の各値は第1のRAM111に格納される。また、第1の制御部112は、内視鏡100のモードをAFSモードに設定する。設定されたモードを示す情報が第1のRAM111に格納される。
ステップS101において、撮像部101は、撮像を開始する。また、動画生成部102は、動画データの生成を開始する。また、静止画生成部103は、静止画データの生成を開始する。また、試験データ生成部104は、試験データの生成を開始する。
内視鏡100の各機能ブロックが初期化された後、第1の制御部112は、受信装置200から送信される接続要求パケットの受信を待つ(ステップS102)。接続要求パケットは、無線通信の接続相手に対してデータの受信のために接続を要求するパケットである。例えば、接続要求パケットは、受信装置200のMACアドレスを含む。受信装置200から接続要求パケットが送信された場合、第1の制御部112は、接続要求パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信する。
接続要求パケットが受信された場合、第1の制御部112は、接続要求応答パケットを生成し、生成された接続要求応答パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS103)。この結果、内視鏡100と受信装置200との無線接続が確立される。接続要求応答パケットは、接続要求パケットに対する応答である。
接続要求応答パケットが送信された後、第1の制御部112は、動画生成部102の状態を検出し、動画データが準備されたか否かを判定する(ステップS104)。動画データが準備されていない場合、ステップS104の処理が再度行われる。
動画データが準備された場合、第1の制御部112はチャネル試験時間タイマをクリアする(ステップS105)。これによって、チャネル試験時間タイマが計測する時間が初期化される。チャネル試験時間タイマは、チャネル試験時間を計測するためのタイマである。
チャネル試験時間タイマがクリアされた後、第1の制御部112は、フレーム開始パケットを生成し、生成されたフレーム開始パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS106)。フレーム開始パケットは、1フレーム時間の開始を通知するパケットである。
フレーム開始パケットが送信された後、第1の制御部112は、動画生成部102によって生成された動画データのうち1パケット分の動画データを第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS107)。つまり、第1の制御部112は、撮像部101から出力された画像データから生成された動画データを、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して、第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する。
動画データが送信された後、第1の制御部112は、内視鏡100のモードを示す情報に基づいて、内視鏡100のモードがレリーズモードであるか否かを判定する(ステップS108)。内視鏡100のモードを示す情報は第1のRAM111に格納されている。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、静止画データが送信される(ステップS109)。ステップS109の詳細については後述する。
内視鏡100のモードがレリーズモードではない場合、すなわち内視鏡100のモードがAFSモードである場合、試験データが送信される(ステップS110)。ステップS110の詳細については後述する。
ステップS109またはステップS110の処理が行われた後、第1の制御部112は、1フレーム分の動画データが送信されたか否かを判定する(ステップS111)。1フレーム分の動画データの送信が完了していない場合、ステップS107の処理が再度行われる。
1フレーム分の動画データの送信が完了した場合、第1の制御部112は、チャネル試験時間タイマが計測した時間を検出し、その時間がチャネル試験時間を超えたか否かを判定する(ステップS112)。
チャネル試験時間タイマが計測した時間がチャネル試験時間を超えた場合、試験チャネルが変更される(ステップS113)。試験チャネルは、試験データの送信に使用される無線チャネルである。ステップS113の詳細については後述する。チャネル試験時間タイマが計測した時間がチャネル試験時間を超えていない場合、試験チャネルは変更されない。
続いて、第1の制御部112は、第1の操作部105の状態を検出し、レリーズスイッチが押されたか否かを判定する(ステップS114)。レリーズスイッチが押された場合、レリーズ処理が行われる(ステップS115)。レリーズ処理は、静止画データを送信するための処理である。ステップS115の詳細については後述する。レリーズスイッチが押されていない場合、レリーズ処理は行われない。
続いて、第1の制御部112は、受信装置200から送信されるチャネル変更指示パケットの受信を待つ(ステップS116)。チャネル変更指示パケットは、動画データの送信に使用される無線チャネルの変更を指示するパケットである。チャネル変更指示パケットは、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。受信装置200からチャネル変更指示パケットが送信された場合、第1の制御部112は、チャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信する。
チャネル変更指示パケットが受信された場合、第1の制御部112は、チャネル変更指示パケットに含まれる無線チャネル情報が示す無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する(ステップS117)。つまり、第1の制御部112は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する。これによって、第2の無線通信部108に設定されている無線チャネルが変更される。チャネル変更指示パケットが受信されていない場合、第2の無線通信部108が使用する無線チャネルは変更されない。
続いて、第1の制御部112は、動画生成部102の状態を検出し、動画データが準備されたか否かを判定する(ステップS118)。動画データが準備されていない場合、ステップS112の処理が再度行われる。また、動画データが準備された場合、ステップS106の処理が再度行われる。
図6は、ステップS115の詳細を示している。レリーズスイッチが押されたので、第1の制御部112は、内視鏡100のモードをレリーズモードに設定する(ステップS1151)。設定されたモードを示す情報が第1のRAM111に格納される。
内視鏡100のモードがレリーズモードに設定された後、第1の制御部112は、静止画生成部103によって静止画データが生成されるのを待つ。静止画生成部103によって静止画データが生成された後、第1の制御部112は、生成された静止画データを、第1のRAM111に設けられたバッファに格納する(ステップS1152)。これによって、ユーザがレリーズスイッチの操作により指定したタイミングで生成された静止画データがバッファに格納される。レリーズスイッチが操作されていない場合に静止画生成部103が動作を停止し、レリーズスイッチが操作されたときに静止画生成部103が静止画データの生成を開始してもよい。静止画データがバッファに格納された後、ステップS115の処理が終了する。
図7は、ステップS109の詳細を示している。第1の制御部112は、第1のRAM111に設けられたバッファに静止画データがあるか否かを判定する(ステップS1091)。静止画生成部103によって生成された静止画データはバッファに格納される。
静止画データがバッファにある場合、第1の制御部112は、静止画生成部103によって生成された静止画データのうち1パケット分の静止画データを第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する(ステップS1092)。つまり、第1の制御部112は、ユーザから画像の記録指示が受け付けられた場合、撮像部101から出力された画像データから生成された静止画データを第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する。このように、第1の制御部112は、ユーザから画像の記録指示が受け付けられた場合、試験データの代わりに静止画データを第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する。
静止画データが送信された後、第1の制御部112は、1フレーム分の静止画データが送信されたか否かを判定する(ステップS1093)。1フレーム分の静止画データの送信が完了していない場合、ステップS109の処理が終了する。
1フレーム分の静止画データの送信が完了した場合、第1の制御部112は、第1のRAM111に設けられたバッファに格納されている静止画データを消去する(ステップS1094)。静止画データが消去された後、ステップS109の処理が終了する。
ステップS1091で静止画データがバッファにない場合、第1の制御部112は、内視鏡100のモードをAFSモードに設定する(ステップS1095)。設定されたモードを示す情報が第1のRAM111に格納される。内視鏡100のモードがAFSモードに設定された後、ステップS109の処理が終了する。
図8は、ステップS110の詳細を示している。第1の制御部112は、試験データ生成部104によって生成されたTEST_NO番目の試験データを第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する(ステップS1101)。例えば、1個の試験データは複数のデータに分割され、分割された各々のデータを含む複数のパケットが送信される。
試験データが送信された後、第1の制御部112は、試験データの番号を示す値TEST_NOを1増加させる(ステップS1102)。値TEST_NOが1増加した後、第1の制御部112は、値TEST_NOが値TEST_MAXよりも大きいか否かを判定する(ステップS1103)。値TEST_MAXは、試験データの番号の最大値である。値TEST_MAXは、第1のRAM111に予め格納されている。
値TEST_NOが値TEST_MAX以下である場合、ステップS110の処理が終了する。また、値TEST_NOが値TEST_MAXよりも大きい場合、第1の制御部112は、値TEST_NOを初期値である1に設定する(ステップS1104)。値TEST_NOが1に設定された後、ステップS110の処理が終了する。
図9は、ステップS113の詳細を示している。第1の制御部112は、試験データの送信に使用される無線チャネルを示す値TEST_CHを1増加させる(ステップS1131)。
値TEST_CHが1増加した後、第1の制御部112は、値TEST_CHに対応する無線チャネルが、第2の無線通信部108によって使用されているか否かを判定する(ステップS1132)。このとき、第1の制御部112は、値TEST_CHと、第2の無線通信部108が使用している無線チャネルすなわち動画データの送信に使用される無線チャネルを示す値とを比較することにより判定を行う。2つの値が同一である場合、値TEST_CHに対応する無線チャネルが、第2の無線通信部108によって使用されていると判定される。また、2つの値が異なる場合、値TEST_CHに対応する無線チャネルが、第2の無線通信部108によって使用されていないと判定される。
値TEST_CHに対応する無線チャネルが、第2の無線通信部108によって使用されている場合、第1の制御部112は、値TEST_CHを1増加させる(ステップS1133)。これによって、第1の無線通信部106が使用する無線チャネルと第2の無線通信部108が使用する無線チャネルとが重複しなくなる。値TEST_CHに対応する無線チャネルが、第2の無線通信部108によって使用されていない場合、値TEST_CHは増加しない。
続いて、第1の制御部112は、値TEST_CHが値CH_MAXよりも大きいか否かを判定する(ステップS1134)。値CH_MAXは、無線チャネルの番号の最大値である。値CH_MAXは、第1のRAM111に予め格納されている。
値TEST_CHが値CH_MAXよりも大きい場合、第1の制御部112は、値TEST_CHを初期値である1に設定する(ステップS1135)。値TEST_CHが値CH_MAX以下である場合、値TEST_CHは変更されない。
続いて、第1の制御部112はチャネル試験時間タイマをクリアする(ステップS1136)。これによって、チャネル試験時間タイマが計測する時間が初期化される。
チャネル試験時間タイマがクリアされた後、第1の制御部112は、試験チャネル変更指示パケットを生成し、生成された試験チャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS1137)。試験チャネル変更指示パケットは、試験データの送信に使用される無線チャネルの設定を指示するパケットである。試験チャネル変更指示パケットは、試験データの送信に使用される無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。無線チャネル情報が示す値は値TEST_CHと同一である。
試験チャネル変更指示パケットが送信された後、第1の制御部112は、値TEST_CHが示す無線チャネルを第1の無線通信部106に設定する。(ステップS1138)。これによって、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルが変更される。無線チャネルが変更された後、ステップS113の処理が終了する。
ステップS112の処理とステップS113の処理は、試験データが送信されている間と、静止画データが送信されている間との両方で行われる。試験データの送信中に、チャネル試験時間タイマが計測した時間がチャネル試験時間を超えた場合、ステップS113の処理によって、無線チャネルが変更される。つまり、第1の制御部112は、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、予め指定された時間すなわちチャネル試験時間の間隔で無線チャネルを順次変更して、第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する。
同様に、1フレーム分の静止画データの送信中に、チャネル試験時間タイマが計測した時間がチャネル試験時間を超えた場合、ステップS113の処理によって、無線チャネルが変更される。つまり、第1の制御部112は、レリーズスイッチがユーザから静止画の記録指示を受け付けた場合、予め指定されたチャネル試験時間の間隔で第1の無線通信部106の無線チャネルを順次変更して、第1の無線通信部106によって静止画データを受信装置200に送信する。
上記のように、無線チャネルを順次変更して静止画データを送信することによって、静止画データの送信と、静止画データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する情報の取得とを並行的に行うことができる。この場合、静止画データを試験データとして使用することができる。すなわち、第1の動作例では、静止画データは試験データと等価である。
図33は、試験データのパケットと静止画データのパケットとの構成例を示している。図33(a)は、試験データのパケットであるパケットPCK1の構成を示している。パケットPCK1の先頭の領域にデータ識別子が格納されている。データ識別子は試験データと静止画データとのいずれかを示している。パケットPCK1のデータ識別子は試験データを示している。パケットPCK1において、先頭の領域に続く領域に試験データが格納されている。試験データは、試験データ番号と試験データの本体とを含む。
図33(b)は、静止画データのパケットであるパケットPCK2の構成を示している。パケットPCK2の先頭の領域にデータ識別子が格納されている。パケットPCK2のデータ識別子は静止画データを示している。パケットPCK2において、先頭の領域に続く領域に静止画データが格納されている。静止画データは、静止画データ番号と、終了マークと、静止画データの本体とを含む。静止画データ番号は、1フレーム分の静止画データを、各パケットに格納されるデータに分割したときのデータの順番を示している。終了マークは、1フレーム分の静止画データを伝送する複数のパケットのうち最後に送信されるパケットを示している。
内視鏡100の第1の制御部112は、パケットPCK1またはパケットPCK2を第1の無線通信部106によって受信装置200に送信する。これによって、第1の制御部112は、試験データと静止画データとを識別する情報すなわちデータ識別子を第1の無線通信部106によって受信装置200に送信することができる。
受信装置200の第2の制御部210は、パケットPCK1またはパケットPCK2を第3の無線通信部201によって内視鏡100から受信する。これによって、第2の制御部210は、試験データと静止画データとを識別する情報すなわちデータ識別子を第3の無線通信部201によって内視鏡100から受信することができる。第2の制御部210は、受信されたデータ識別子に応じて、パケットPCK1またはパケットPCK2に含まれる試験データまたは静止画データに関する処理を行う。これによって、データの種類に応じて受信装置200が処理を行うことができる。
図4から図9に示す各処理の詳細は適宜変更可能である。
図10から図15は、第1の動作例における受信装置200の動作の手順例を示している。図10と図11とは、受信装置200の主な動作を示している。図12から図15は、図10または図11に示す動作の詳細を示している。
受信装置200の電源が投入されると、第2の制御部210は受信装置200の各機能ブロックを初期化する(ステップS201)。このとき、第2の制御部210は、試験データの受信に使用される無線チャネルを示す値TEST_CHと、動画データの受信に使用される無線チャネルを示す値とを初期値に設定する。例えば、値TEST_CHの初期値は1である。また、動画データの送信に使用される無線チャネルを示す値の初期値は、値TEST_CHの初期値と異なる値である。第2の制御部210は、これらの初期値に基づいて、第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とに無線チャネルを設定する。また、第2の制御部210は、フレームの番号を示す値F_COUNTと、動画データの送信においてエラーの数を示す値F_ERRとを初期値に設定する。例えば、これらの初期値は0である。上記の各値は第2のRAM209に格納される。
また、第2の制御部210は、無線チャネル毎に受信されたデータの量を示す値D_AMOUNT[n]と、無線チャネル毎に通信レートを示す値CH_STATUS[n]とを初期値に設定する。nは無線チャネルの番号を示している。値D_AMOUNT[n]は、n番目の無線チャネルで受信されたデータの量を示している。値CH_STATUS[n]は、n番目の無線チャネルの通信レートを示している。例えば、これらの初期値は0である。値D_AMOUNT[n]と値CH_STATUS[n]とは第2のRAM209に格納される。
内視鏡100の各機能ブロックが初期化された後、第2の制御部210は、第2の操作部205からの信号に基づいてユーザによる操作の内容を検出し、ユーザが接続相手の内視鏡100を選択するのを待つ(ステップS202)。接続相手として選択可能な内視鏡100の情報は事前に第2のROM208に格納されている。
ユーザが接続相手の内視鏡100を選択した場合、第2の制御部210は、第2の操作部205からの信号に基づいて、接続相手として選択された内視鏡100を識別する。また、第2の制御部210は、接続要求パケットを生成し、生成された接続要求パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって、接続相手として選択された内視鏡100に送信する(ステップS203)。
接続要求パケットが送信された後、第2の制御部210は、内視鏡100から送信される接続要求応答パケットの受信を待つ(ステップS204)。内視鏡100から接続要求応答パケットが送信された場合、第2の制御部210は、接続要求応答パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって受信する。
接続要求応答パケットが受信されていない場合、第2の制御部210は、接続要求パケットを送信した時点から経過した時間が所定時間を超えたか否かを判定する(ステップS205)。接続要求パケットを送信した時点から経過した時間が所定時間を超えていない場合、ステップS203の処理が再度行われる。また、接続要求パケットを送信した時点から経過した時間が所定時間を超えた場合、第2の制御部210は、接続エラーを表示装置300に表示させる(ステップS206)。接続エラーが表示された後、ステップS202の処理が再度行われる。
接続要求応答パケットが受信された場合、第2の制御部210は、内視鏡100から送信されるフレーム開始パケットの受信を待つ(ステップS207)。内視鏡100からフレーム開始パケットが送信された場合、第2の制御部210は、フレーム開始パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって受信する。
フレーム開始パケットが受信された後、第2の制御部210はフレームエラー計測タイマとチャネル監視時間タイマとをクリアする(ステップS208)。これによって、フレームエラー計測タイマが計測する時間と、チャネル監視時間タイマが計測する時間とが初期化される。フレームエラー計測タイマは、動画データのエラーの発生数を検出する時間を計測するためのタイマである。チャネル監視時間タイマは、チャネル監視時間を計測するためのタイマである。チャネル監視時間は、通信レートの計測のために無線チャネルの状態を監視する時間である。
フレームエラー計測タイマとチャネル監視時間タイマとがクリアされた後、第2の制御部210はフレーム時間タイマをクリアする(ステップS209)。これによって、フレーム時間タイマが計測する時間が初期化される。フレーム時間タイマは、1フレーム時間を計測するためのタイマである。
フレーム時間タイマがクリアされた後、第2の制御部210は、内視鏡100から送信される1パケット分の動画データの受信を待つ。内視鏡100から1パケット分の動画データが送信された場合、第2の制御部210は、動画データを第4の無線通信部203によって受信する(ステップS210)。つまり、第2の制御部210は、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して、第4の無線通信部203によって動画データを内視鏡100から受信する。
動画データが受信された後、試験データの受信に関する処理が行われる(ステップS211)。ステップS211の処理の詳細については後述する。
試験データの受信に関する処理が行われた後、静止画データの受信に関する処理が行われる(ステップS212)。ステップS212の処理の詳細については後述する。ステップS211の処理とステップS212の処理とが行われる順番は逆であってもよい。
静止画データの受信に関する処理が行われた後、第2の制御部210は、フレーム時間タイマが計測した時間が所定時間すなわち1フレーム時間を超えたか否かを判定する(ステップS213)。フレーム時間タイマが計測した時間が1フレーム時間を超えていない場合、ステップS210の処理が再度行われる。
フレーム時間タイマが計測した時間が1フレーム時間を超えた場合、第2の制御部210は、値F_COUNTを1増加させる(ステップS214)。値F_COUNTが1増加した後、第2の制御部210は、1フレーム分の動画データを正常に受信したか否かを判定する(ステップS215)。1フレーム時間内に1フレーム分の動画データの受信が終了した場合、1フレーム分の動画データを正常に受信したと判定される。また、再送の発生量が増加することにより1フレーム時間内に1フレーム分の動画データの受信が終了しなかった場合、1フレーム分の動画データを正常に受信しなかったと判定される。
1フレーム分の動画データを正常に受信した場合、第2の制御部210は、画像処理部206によって動画データの画像処理を行い、表示装置300によって、動画を構成する1フレーム分の画像を表示する(ステップS216)。つまり、第2の制御部210は、受信された動画データに基づく画像を表示装置300によって表示する。1フレーム分の動画データを正常に受信しなかった場合、第2の制御部210は、値F_ERRを1増加させる(ステップS217)。
画像が表示された後、または値F_ERRが1増加した後、1フレーム分の動画データのエラーレートが計算される(ステップS218)。ステップS218の詳細については後述する。
1フレーム分の動画データのエラーレートが計算された後、第2の制御部210は、内視鏡100から送信される試験チャネル変更指示パケットの受信を待つ(ステップS219)。内視鏡100から試験チャネル変更指示パケットが送信された場合、第2の制御部210は、試験チャネル変更指示パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって受信する。
試験チャネル変更指示パケットが受信された場合、無線チャネルに関する情報が更新される(ステップS220)。ステップS220の詳細については後述する。
無線チャネルに関する情報が更新された後、第2の制御部210は、ステップS220の処理の結果に基づいて、第4の無線通信部203に設定されている無線チャネルを変更する(ステップS221)。ステップS221の詳細については後述する。試験チャネル変更指示パケットが受信されていない場合、ステップS220の処理とステップS221の処理とは行われない。
続いて、第2の制御部210は、内視鏡100から送信されるフレーム開始パケットの受信を待つ(ステップS222)。内視鏡100からフレーム開始パケットが送信された場合、第2の制御部210は、フレーム開始パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって受信する。
フレーム開始パケットが受信されていない場合、ステップS219の処理が再度行われる。フレーム開始パケットが受信された場合、ステップS209の処理が再度行われる。
図12は、ステップS211の詳細を示している。第2の制御部210は、内視鏡100から送信される試験データの受信を待つ(ステップS2111)。内視鏡100から試験データが送信された場合、第2の制御部210は、第3の無線通信部201によって試験データを受信する。
前述したように、内視鏡100の第1の無線通信部106は、無線チャネルを順次変更して試験データを受信装置200に送信する。このため、受信装置200の第2の制御部210は、無線チャネルを順次変更して、第3の無線通信部201によって試験データを受信する。
試験データが受信された場合、第2の制御部210は、値D_AMOUNT[TEST_CH]を、受信されたデータの量だけ増加させる(ステップS2112)。受信されたデータの量は、受信されたパケットの数であってもよい。試験データが受信されていない場合、値D_AMOUNT[TEST_CH]は更新されない。以上の処理によってステップS211の処理が終了する。
図13は、ステップS212の詳細を示している。第2の制御部210は、内視鏡100から送信される静止画データの受信を待つ(ステップS2121)。内視鏡100から静止画データが送信された場合、第2の制御部210は、第3の無線通信部201によって静止画データを受信する。
前述したように、内視鏡100の第1の無線通信部106は、無線チャネルを順次変更して静止画データを受信装置200に送信する。このため、受信装置200の第2の制御部210は、無線チャネルを順次変更して、第3の無線通信部201によって静止画データを受信する。
静止画データが受信された場合、第2の制御部210は、値D_AMOUNT[TEST_CH]を、受信されたデータの量だけ増加させる(ステップS2122)。受信されたデータの量は、受信されたパケットの数であってもよい。静止画データが試験データとしても使用されるため、静止画データの通信結果が値D_AMOUNT[TEST_CH]に反映される。静止画データを試験データとして使用しない場合、ステップS2122の処理を行わなくてもよい。静止画データが受信されていない場合、値D_AMOUNT[TEST_CH]は更新されない。
値D_AMOUNT[TEST_CH]が更新された後、第2の制御部210は、受信された静止画データを画像データ記憶部207に保存する(ステップS2123)。静止画データが保存された後、ステップS212の処理が終了する。
図14は、ステップS220の詳細を示している。第2の制御部210は、値CH_STATUS[TEST_CH]を、値D_AMOUNT[TEST_CH]をチャネル監視時間で割った値に設定する(ステップS2201)。前述したように、値CH_STATUS[TEST_CH]は、TEST_CH番目の無線チャネルの通信レートを示している。つまり、値CH_STATUS[TEST_CH]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。チャネル監視時間は、チャネル監視時間タイマによって計測された時間である。
値CH_STATUS[TEST_CH]が設定された後、第2の制御部210は、値TEST_CHを、試験チャネル変更指示パケットで指示された無線チャネルの番号に設定する(ステップS2202)。前述したように、試験チャネル変更指示パケットは、試験データの送信に使用される無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。ステップS2202では、第2の制御部210は、値TEST_CHを、無線チャネル情報が示す無線チャネルの番号に設定する。このため、値TEST_CHが示す無線チャネルの番号は、無線チャネル情報が示す無線チャネルの番号と同一となる。
値TEST_CHが設定された後、第2の制御部210は、値D_AMOUNT[TEST_CH]を0に設定する(ステップS2203)。D_AMOUNT[TEST_CH]が0に設定された後、第2の制御部210は、チャネル監視時間タイマをクリアする(ステップS2204)。これによって、チャネル監視時間タイマが計測する時間が初期化される。チャネル監視時間タイマがクリアされた後、ステップS220の処理が終了する。
前述したステップS221では、第2の制御部210は、値TEST_CHが示す無線チャネルを第3の無線通信部201に設定する。値TEST_CHは、試験チャネル変更指示パケットで指示された無線チャネルの番号である。これによって、内視鏡100の第1の無線通信部106に設定される無線チャネルと同一の無線チャネルが第3の無線通信部201に設定される。また、第2の制御部210は、予め指定された時間、すなわち内視鏡100におけるチャネル試験時間に対応する時間の間隔で無線チャネルを順次変更して、第3の無線通信部201によって試験データを受信する。
図15は、ステップS218の詳細を示している。第2の制御部210は、フレームエラー計測タイマが計測した時間が所定時間を超えたか否かを判定する(ステップS2181)。例えば、所定時間は、1フレーム時間を自然数倍した時間である。フレームエラー計測タイマが計測した時間が所定時間を超えていない場合、ステップS218の処理が終了する。
フレームエラー計測タイマが計測した時間が所定時間を超えた場合、第2の制御部210は、値F_ERR_RATEを、値F_ERRを値F_COUNTで割った値に設定する(ステップS2182)。値F_ERR_RATEは、動画データのエラーレートすなわち動画データの送信に使用された無線チャネルの通信品質を示している。値F_ERR_RATEは、値F_ERRを値F_COUNTで割った値と同一となる。値F_ERR_RATEは第2のRAM209に格納される。
値F_ERR_RATEが設定された後、第2の制御部210は、値F_COUNTと値F_ERRとを0に設定する(ステップS2183)。値F_COUNTと値F_ERRとが0に設定された後、第2の制御部210は、フレームエラー計測タイマをクリアする(ステップS2184)。これによって、フレームエラー計測タイマが計測する時間が初期化される。
フレームエラー計測タイマがクリアされた後、第2の制御部210は、値F_ERR_RATEが所定値を超えているか否かを判定する(ステップS2185)。つまり、第2の制御部210は、動画データのエラーレートが所定値を超えているか否かを判定する。言い換えると、第2の制御部210は、第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満であるか否かを判定する。値F_ERR_RATEが所定値を超えていない場合、すなわち第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質以上である場合、ステップS218の処理が終了する。
値F_ERR_RATEが所定値を超えている場合、すなわち第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満である場合、第2の制御部210は、動画データの送信に使用する無線チャネル、すなわち第4の無線通信部203に設定される無線チャネルを決定する(ステップS2186)。このとき、第2の制御部210は、値CH_STATUS[n]に基づいて無線チャネルを決定する。値CH_STATUS[n]は、n番目の無線チャネルの通信レートを示している。また、値CH_STATUS[n]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。つまり、ステップS2186では、第2の制御部210は、通信品質情報に基づいて無線チャネルを決定する。例えば、第2の制御部210は、複数の無線チャネルの各々に対応する値CH_STATUS[n]の中で最も高い値CH_STATUS[n]に対応する無線チャネルを選択する。
第2の制御部210は、第4の無線通信部203に設定される無線チャネルが、第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルと異なる無線チャネルとなるように無線チャネルを決定してもよい。または、第2の制御部210は、決定された無線チャネルが、第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルと同一の無線チャネルであった場合、第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルを、決定された無線チャネルと異なる無線チャネルに変更してもよい。第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルが変更される場合、第2の制御部210は、試験チャネル変更指示パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信することが望ましい。
無線チャネルが決定された後、第2の制御部210は、チャネル変更指示パケットを生成し、生成されたチャネル変更指示パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信する(ステップS2187)。チャネル変更指示パケットは、ステップS2186で決定された無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。
チャネル変更指示パケットが送信された後、第2の制御部210は、ステップS2186で決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する(ステップS2188)。つまり、第2の制御部210は、通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する。これによって、第4の無線通信部203に設定されている無線チャネルが変更される。無線チャネルが変更された後、ステップS218の処理が終了する。
図10から図15に示す各処理の詳細は適宜変更可能である。
上記のように、第1の動作例では、受信装置200の第2の制御部210は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報を生成する(ステップS2201)。第4の無線通信部203が使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満となった場合、第2の制御部210は、生成された通信品質情報に基づいて無線チャネルを決定する(ステップS2186)。第2の制御部210は、決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する(ステップS2188)。
また、第3の無線通信部201または第4の無線通信部203は、決定された無線チャネルを示す無線チャネル情報を内視鏡100に送信する(ステップS2187)。内視鏡100の第1の無線通信部106または第2の無線通信部108は、無線チャネル情報を受信装置200から受信する(ステップS116)。第1の制御部112は、受信された無線チャネル情報が示す無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する(ステップS117)。
第1の動作例では、第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用している無線チャネルの通信品質が所定の品質未満となった場合、第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用する無線チャネルが変更される。内視鏡100と受信装置200との電源が投入された直後に試験データの通信を行い、その通信の結果に基づいて、第2の無線通信部108と第4の無線通信部203とが使用する無線チャネルを決定してもよい。
第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とのうち、より通信品質の良い無線チャネルを使用している無線通信部が無線チャネル情報を内視鏡100に送信してもよい。同様に、第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とのうち、より通信品質の良い無線チャネルを使用している無線通信部が無線チャネル情報を受信装置200から受信してもよい。
(第2の動作例)
第2の動作例では、動画データの送信に使用する無線チャネルを内視鏡100が決定する。図16から図19は、第2の動作例における内視鏡100の動作の手順例を示している。既に説明した処理については説明を省略する。
内視鏡100は、図4と図5とに示す処理の代わりに、図4と図16とに示す処理を行う。図4に示す処理について、第1の動作例における処理と異なる点のみ説明する。
ステップS101では、第1の制御部112は、第1の動作例で説明した処理に加えて以下の処理を行う。第1の制御部112は、無線チャネル毎に受信されたデータの量を示す値D_AMOUNT[n]と、無線チャネル毎に通信レートを示す値CH_STATUS[n]とを初期値に設定する。例えば、これらの初期値は0である。値D_AMOUNT[n]と値CH_STATUS[n]とは第1のRAM111に格納される。
図16では、図5におけるステップS116がステップS121に変更されている。また、図16では、図5に対してステップS122とステップS123とが追加されている。また、図16では、図5におけるステップS117がステップS124に変更されている。図16に示す処理について、図5に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS114でレリーズスイッチが押されていない場合、またはステップS115の処理が行われた場合、第1の制御部112は、受信装置200から送信されるチャネル変更要求パケットの受信を待つ(ステップS121)。チャネル変更要求パケットは、無線チャネルの変更を要求するパケットである。受信装置200からチャネル変更要求パケットが送信された場合、第1の制御部112は、チャネル変更要求パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信する。
チャネル変更要求パケットが受信されていない場合、ステップS118の処理が行われる。また、チャネル変更要求パケットが受信された場合、第1の制御部112は、動画データの送信に使用する無線チャネル、すなわち第2の無線通信部108に設定される無線チャネルを決定する(ステップS122)。このとき、第1の制御部112は、値CH_STATUS[n]に基づいて無線チャネルを決定する。値CH_STATUS[n]は、n番目の無線チャネルの通信レートを示している。また、値CH_STATUS[n]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。つまり、ステップS122では、第1の制御部112は、通信品質情報に基づいて無線チャネルを決定する。例えば、第1の制御部112は、複数の無線チャネルの各々に対応する値CH_STATUS[n]の中で最も高い値CH_STATUS[n]に対応する無線チャネルを選択する。第1の動作例では受信装置200が値CH_STATUS[n]を算出するが、第2の動作例では内視鏡100が値CH_STATUS[n]を算出する。
第1の制御部112は、第2の無線通信部108に設定される無線チャネルが、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルと異なる無線チャネルとなるように無線チャネルを決定してもよい。または、第1の制御部112は、決定された無線チャネルが、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルと同一の無線チャネルであった場合、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルを、決定された無線チャネルと異なる無線チャネルに変更してもよい。第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルが変更される場合、第1の制御部112は、試験チャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信することが望ましい。
無線チャネルが決定された後、第1の制御部112は、チャネル変更指示パケットを生成し、生成されたチャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS123)。前述したように、チャネル変更指示パケットは、動画データの送信に使用される無線チャネルの変更を指示するパケットである。チャネル変更指示パケットは、ステップS122で決定された無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。
チャネル変更指示パケットが送信された後、第1の制御部112は、ステップS122で決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する(ステップS124)。つまり、第1の制御部112は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する。これによって、第2の無線通信部108に設定されている無線チャネルが変更される。
図17は、図4のステップS109の詳細を示している。図17では、図7に対してステップS1291とステップS1292とが追加されている。図17に示す処理について、図7に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1092で静止画データが送信された後、第1の制御部112は、静止画データが送信された時点から所定時間、受信装置200から送信されるACKの受信を待つ(ステップS1291)。ACKは、内視鏡100から送信されたデータが正常に受信された場合に受信装置200から送信されるパケットである。また、ACKは、静止画データが受信されたことを示す受信情報である。受信装置200からACKが送信された場合、第1の制御部112は、ACKを第1の無線通信部106によって受信する。第1の制御部112は、ACKに相当する情報を第2の無線通信部108によって受信してもよい。
静止画データが送信された時点から所定時間内にACKが受信されなかった場合、ステップS1093の処理が行われる。また、静止画データが送信された時点から所定時間内にACKが受信された場合、第1の制御部112は、値D_AMOUNT[TEST_CH]を、送信されたデータの量だけ増加させる(ステップS1292)。送信されたデータの量は、送信されたパケットの数であってもよい。値D_AMOUNT[TEST_CH]が更新された後、ステップS1093の処理が行われる。
図18は、図4のステップS110の詳細を示している。図18では、図8に対してステップS1311とステップS1312とが追加されている。図18に示す処理について、図8に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1101で試験データが送信された後、第1の制御部112は、試験データが送信された時点から所定時間、受信装置200から送信されるACKの受信を待つ(ステップS1311)。ステップS1311で受信されるACKは、試験データが受信されたことを示す受信情報である。受信装置200からACKが送信された場合、第1の制御部112は、ACKを第1の無線通信部106によって受信する。第1の制御部112は、ACKに相当する情報を第2の無線通信部108によって受信してもよい。
試験データが送信された時点から所定時間内にACKが受信されなかった場合、ステップS1102の処理が行われる。また、試験データが送信された時点から所定時間内にACKが受信された場合、第1の制御部112は、値D_AMOUNT[TEST_CH]を、送信されたデータの量だけ増加させる(ステップS1312)。送信されたデータの量は、送信されたパケットの数であってもよい。続いて、ステップS1102の処理が行われる。
図19は、図16のステップS113の詳細を示している。図19では、図9に対してステップS1331が追加されている。図19に示す処理について、図9に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1131の処理が行われる前に、無線チャネルに関する情報が更新される(ステップS1331)。図20は、図19のステップS1331の詳細を示している。図20では、図14からステップS2202とステップS2204とが除かれている。また、図20では、図14のステップS2201がステップS2401に変更されている。図20に示す処理について、図14に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS2401では、第1の制御部112は、値CH_STATUS[TEST_CH]を、値D_AMOUNT[TEST_CH]をチャネル試験時間タイマによって計測された時間で割った値に設定する。値D_AMOUNT[TEST_CH]は、受信装置200から送信されたACKすなわち受信情報が受信されたときに更新される。また、値CH_STATUS[n]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。したがって、ステップS2401では、第1の制御部112は、受信情報に基づいて通信品質情報を生成する。このため、図16のステップS122では、値CH_STATUS[TEST_CH]に基づいて無線チャネルが決定される。
値CH_STATUS[TEST_CH]が設定された後、ステップS2203でD_AMOUNT[TEST_CH]が0に設定される。D_AMOUNT[TEST_CH]が0に設定された後、ステップS1331の処理が終了する。
図21から図25は、第2の動作例における受信装置200の動作の手順例を示している。既に説明した処理については説明を省略する。
受信装置200は、図10と図11とに示す処理の代わりに、図21と図22とに示す処理を行う。図21では、図10に対してステップS231が追加されている。図21に示す処理について、図10に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS207でフレーム開始パケットが受信された場合、第2の制御部210はフレームエラー計測タイマをクリアする(ステップS231)。これによって、フレームエラー計測タイマが計測する時間が初期化される。前述したように、フレームエラー計測タイマは、動画データのエラーの発生数を検出する時間を計測するためのタイマである。フレームエラー計測タイマがクリアされた後、ステップS209の処理が行われる。
図22では、図11からステップS220が除かれている。また、図22では、図11に対してステップS232とステップS233とが追加されている。図22に示す処理について、図11に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS219で試験チャネル変更指示パケットが受信されていない場合、またはステップS221で第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルが変更された場合、第2の制御部210は、内視鏡100から送信されるチャネル変更指示パケットの受信を待つ(ステップS232)。受信装置200からチャネル変更指示パケットが送信された場合、第1の制御部112は、チャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信する。
チャネル変更指示パケットが受信された場合、第2の制御部210は、チャネル変更指示パケットに含まれる無線チャネル情報が示す無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する(ステップS233)。つまり、第2の制御部210は、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する。これによって、第4の無線通信部203に設定されている無線チャネルが変更される。無線チャネルが変更された後、ステップS222の処理が行われる。
図23は、図21のステップS211の詳細を示している。図23では、図12からステップS2112が除かれている。また、図23では、図12にステップS2311が追加されている。図23に示す処理について、図12に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS2111で試験データが受信された場合、第2の制御部210は、ACKを生成し、生成されたACKを第3の無線通信部201によって内視鏡100に送信する(ステップS2311)。第2の制御部210は、ACKに相当する情報を第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信してもよい。ACKが送信された後、ステップS211の処理が終了する。
図24は、図21のステップS212の詳細を示している。図24では、図13からステップS2122が除かれている。また、図24では、図13にステップS2331が追加されている。図24に示す処理について、図13に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS2121で静止画データが受信された場合、第2の制御部210は、受信された静止画データを画像データ記憶部207に保存する(ステップS2123)。静止画データが保存された後、第2の制御部210は、ACKを生成し、生成されたACKを第3の無線通信部201によって内視鏡100に送信する(ステップS2321)。第2の制御部210は、ACKに相当する情報を第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信してもよい。ACKが送信された後、ステップS212の処理が終了する。
図25は、図22のステップS218の詳細を示している。図25では、図15からステップS2186とステップS2188とが除かれている。また、図25では、図15のステップS2187がステップS2381に変更されている。図25に示す処理について、図15に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS2185で値F_ERR_RATEが所定値を超えている場合、第2の制御部210は、チャネル変更要求パケットを生成し、生成されたチャネル変更要求パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信する(ステップS2201)。チャネル変更要求パケットが送信された後、ステップS218の処理が終了する。
上記のように、第2の動作例では、受信装置200の第3の無線通信部201または第4の無線通信部203は、試験データが受信されたことを示す受信情報を内視鏡100に送信する(ステップS2311)。内視鏡100の第1の無線通信部106または第2の無線通信部108は、受信情報を受信装置200から受信する(ステップS1311)。第1の制御部112は、受信された受信情報に基づいて、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報を生成する(ステップS2201)。第1の制御部112は、生成された通信品質情報に基づいて無線チャネルを決定する(ステップS122)。
第1の制御部112は、決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する(ステップS124)。第1の無線通信部106または第2の無線通信部108は、決定された無線チャネルを示す無線チャネル情報を受信装置200に送信する(ステップS123)。受信装置200の第3の無線通信部201または第4の無線通信部203は、無線チャネル情報を内視鏡100から受信する(ステップS232)。第2の制御部210は、受信された無線チャネル情報が示す無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する(ステップS233)。
第1の無線通信部106と第2の無線通信部108とのうち、より通信品質の良い無線チャネルを使用している無線通信部が受信情報を受信装置200から受信してもよい。同様に、第3の無線通信部201と第4の無線通信部203とのうち、より通信品質の良い無線チャネルを使用している無線通信部が受信情報を内視鏡100に送信してもよい。
(第3の動作例)
第3の動作例は第2の動作例の変形例である。第3の動作例では、固定された無線チャネルを使用して静止画データが送信される。第3の動作例では、図6が図26に変更される。また、図19が図27に変更される。図26と図27とに示す処理以外の処理は、第2の動作例における処理と同様である。
図26では、図6にステップS1351と、ステップS1352と、ステップS1353と、ステップS1354とが追加されている。図26に示す処理について、図6に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1152で静止画データがバッファに格納された後、第1の制御部112は、静止画データの送信に使用する無線チャネル、すなわち第1の無線通信部106に設定される無線チャネルを決定する(ステップS1351)。このとき、第1の制御部112は、値CH_STATUS[n]に基づいて無線チャネルを決定する。値CH_STATUS[n]は、n番目の無線チャネルの通信レートを示している。また、値CH_STATUS[n]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。つまり、ステップS1351では、第1の制御部112は、通信品質情報に基づいて無線チャネルを決定する。例えば、第1の制御部112は、複数の無線チャネルの各々に対応する値CH_STATUS[n]の中で最も高い値CH_STATUS[n]に対応する無線チャネルを選択する。
無線チャネルが決定された後、第1の制御部112は、値TEST_CHを、決定された無線チャネルの番号に設定する(ステップS1352)。これによって、値TEST_CHが、決定された無線チャネルの番号によって更新される。
値TEST_CHが設定された後、第1の制御部112は、試験チャネル変更指示パケットを生成し、生成された試験チャネル変更指示パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS1353)。ステップS1353で送信される試験チャネル変更指示パケットは、静止画データの送信に使用される無線チャネルの設定を指示するパケットである。試験チャネル変更指示パケットは、静止画データの送信に使用される無線チャネルを示す無線チャネル情報を含む。無線チャネル情報が示す値は値TEST_CHと同一である。試験チャネル変更指示パケットが受信装置200によって受信されると、ステップS221の処理により、第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルが変更される。
試験チャネル変更指示パケットが送信された後、第1の制御部112は、値TEST_CHが示す無線チャネルを第1の無線通信部106に設定する。(ステップS1354)。これによって、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルが変更される。無線チャネルが変更された後、ステップS115の処理が終了する。
図27では、図19にステップS1431が追加されている。図27に示す処理について、図19に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1331で無線チャネルに関する情報が更新された後、第1の制御部112は、内視鏡100のモードを示す情報に基づいて、内視鏡100のモードがレリーズモードであるか否かを判定する(ステップS1431)。内視鏡100のモードを示す情報は第1のRAM111に格納されている。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、ステップS1136の処理が行われる。また、内視鏡100のモードがレリーズモードではない場合、すなわち内視鏡100のモードがAFSモードである場合、ステップS1131の処理が行われる。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、値TEST_CHが変更されないため、ステップS1138で第1の無線通信部106に設定される無線チャネルは、直前に第1の無線通信部106に設定されていた無線チャネルと同一である。つまり、第1の無線通信部106に設定されている無線チャネルは変更されない。このため、第1の無線通信部106は、レリーズスイッチがユーザから画像の記録指示を受け付けた場合、1つの無線チャネルのみを使用して静止画データを受信装置200に送信する。
また、値TEST_CHが変更されないため、ステップS1137で送信される試験チャネル変更指示パケットに含まれる無線チャネル情報が示す無線チャネルは変更されない。このため、受信装置200の第3の無線通信部201に設定されている無線チャネルは変更されない。したがって、第3の無線通信部201は、1つの無線チャネルのみを使用して静止画データを内視鏡100から受信する。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、ステップS1137の処理とステップS1138の処理とを行わなくてもよい。
(第4の動作例)
第4の動作例は第1の動作例の変形例である。第4の動作例では、固定された無線チャネルを使用して静止画データが送信される。第4の動作例では、図6が図28に変更される。また、図9が図29に変更される。また、図11が図30に変更される。図28と、図29と、図30とに示す処理以外の処理は、第1の動作例における処理と同様である。
図28では、図6にステップS1551と、ステップS1552と、ステップS1351からS1354とが追加されている。図28に示す処理について、図6に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS1152で静止画データがバッファに格納された後、第1の制御部112は、チャネル情報要求パケットを生成し、生成されたチャネル情報要求パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信装置200に送信する(ステップS1551)。チャネル情報要求パケットは、静止画データの送信に使用される無線チャネルを決定するための情報を要求するパケットである。
チャネル情報要求パケットが送信された後、第1の制御部112は、受信装置200から送信されるチャネル情報パケットの受信を待つ(ステップS1552)。チャネル情報パケットは、静止画データの送信に使用される無線チャネルを決定するための情報を含むパケットである。全ての無線チャネルについての値CH_STATUS[n]がチャネル情報パケットに含まれる。前述したように、値CH_STATUS[n]は、n番目の無線チャネルの通信レートを示している。また、値CH_STATUS[n]は、試験データが受信された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報である。受信装置200からチャネル情報パケットが送信された場合、第1の制御部112は、チャネル情報パケットを第1の無線通信部106または第2の無線通信部108によって受信する。
チャネル情報パケットが受信された後、ステップS1351の処理が行われる。ステップS1351からS1354は、図26に示すステップS1351からS1354と同様である。
図29では、図9にステップS1431が追加されている。図29に示す処理について、図9に示す処理と異なる点のみ説明する。
第1の制御部112は、内視鏡100のモードを示す情報に基づいて、内視鏡100のモードがレリーズモードであるか否かを判定する(ステップS1431)。内視鏡100のモードを示す情報は第1のRAM111に格納されている。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、ステップS1136の処理が行われる。また、内視鏡100のモードがレリーズモードではない場合、すなわち内視鏡100のモードがAFSモードである場合、ステップS1131の処理が行われる。
第3の動作例と同様に、第1の無線通信部106は、レリーズスイッチがユーザから画像の記録指示を受け付けた場合、1つの無線チャネルのみを使用して静止画データを受信装置200に送信する。また、第3の無線通信部201は、1つの無線チャネルのみを使用して静止画データを内視鏡100から受信する。
内視鏡100のモードがレリーズモードである場合、ステップS1137の処理とステップS1138の処理とを行わなくてもよい。
図30では、図11にステップS241とステップS242とが追加されている。図30に示す処理について、図11に示す処理と異なる点のみ説明する。
ステップS219で試験チャネル変更指示パケットが受信されていない場合、またはステップS221の処理が行われた場合、第2の制御部210は、内視鏡100から送信されるチャネル情報要求パケットの受信を待つ(ステップS241)。内視鏡100からチャネル情報要求パケットが送信された場合、第2の制御部210は、チャネル情報要求パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって受信する。
チャネル情報要求パケットが受信された後、第2の制御部210は、チャネル情報パケットを生成し、生成されたチャネル情報パケットを第3の無線通信部201または第4の無線通信部203によって内視鏡100に送信する(ステップS242)。前述したように、チャネル情報パケットは、全ての無線チャネルについての値CH_STATUS[n]を含む。チャネル情報要求パケットが受信されていない場合、チャネル情報パケットは送信されない。チャネル情報パケットが送信された後、ステップS222の処理が行われる。
本実施形態によれば、被写体を撮像し、画像データを出力する撮像部101と、撮像部101から出力された画像データから動画データを生成する動画生成部102と、撮像部101から出力された画像データから静止画データを生成する静止画生成部103と、ユーザから画像の記録指示を受け付けるレリーズ指示部(第1の操作部105)と、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して受信装置200に送信し、レリーズ指示部が記録指示を受け付けた場合、静止画データを受信装置200に送信する第1の無線通信部106と、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを受信装置200に送信する第2の無線通信部108と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する第1の設定部(第1の制御部112)と、を有する内視鏡100が構成される。
また、本実施形態によれば、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して内視鏡100から受信し、静止画データを内視鏡100から受信する第3の無線通信部201と、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを内視鏡100から受信する第4の無線通信部203と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する第2の設定部(第2の制御部210)と、を有する受信装置200が構成される。
また、本実施形態によれば、内視鏡100と受信装置200とを有する無線内視鏡システム10であって、内視鏡100は、被写体を撮像し、画像データを出力する撮像部101と、撮像部101から出力された画像データから動画データを生成する動画生成部102と、撮像部101から出力された画像データから静止画データを生成する静止画生成部103と、ユーザから画像の記録指示を受け付けるレリーズ指示部(第1の操作部105)と、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して受信装置200に送信し、レリーズ指示部が記録指示を受け付けた場合、静止画データを受信装置200に送信する第1の無線通信部106と、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを受信装置200に送信する第2の無線通信部108と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定する第1の設定部(第1の制御部112)と、を有し、受信装置200は、無線チャネルを順次変更して試験データを受信し、静止画データを受信する第3の無線通信部201と、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して動画データを受信する第4の無線通信部203と、通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定する第2の設定部(第2の制御部210)と、を有する無線内視鏡システム10が構成される。
また、本実施形態によれば、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して第1の無線通信部106が受信装置200に送信するステップS1101と、ユーザから画像の記録指示が受け付けられた場合、撮像部101から出力された画像データから生成された静止画データを第1の無線通信部106が受信装置200に送信するステップS1092と、画像データから生成された動画データを、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して第2の無線通信部108が受信装置200に送信するステップS107と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第1の設定部(第1の制御部112)が第2の無線通信部108に設定するステップS117と、を有する画像送信方法が構成される。
また、本実施形態によれば、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して第3の無線通信部201が内視鏡100から受信するステップS2111と、第3の無線通信部201が静止画データを内視鏡100から受信するステップSS2121と、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して第4の無線通信部203が動画データを内視鏡100から受信するステップS210と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の設定部(第2の制御部210)が第4の無線通信部203に設定するステップS2188と、を有する画像受信方法が構成される。
また、本実施形態によれば、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して、第1の無線通信部106によって受信装置200に送信するステップS1101と、ユーザから画像の記録指示が受け付けられた場合、撮像部101から出力された画像データから生成された静止画データを第1の無線通信部106によって受信装置200に送信するステップS1092と、画像データから生成された動画データを、第1の無線通信部106が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して、第2の無線通信部108によって受信装置200に送信するステップS107と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108に設定するステップS117と、をコンピュータに実行させるためのプログラムが構成される。
また、本実施形態によれば、複数の無線チャネルの各々の通信品質を検出するための試験データを、無線チャネルを順次変更して、第3の無線通信部201によって内視鏡100から受信するステップS2111と、第3の無線通信部201によって静止画データを内視鏡100から受信するステップS2121と、第3の無線通信部201が使用している無線チャネルと異なる無線チャネルを使用して、第4の無線通信部203によって動画データを内視鏡100から受信するステップS210と、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第4の無線通信部203に設定するステップS2188と、をコンピュータに実行させるためのプログラムが構成される。
本実施形態では、動画データと静止画データとが、異なる無線チャネルで送信されるので、動画伝送をより安定的に行うことができる。また、試験データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する通信品質情報から決定された無線チャネルを第2の無線通信部108または第4の無線通信部203に設定することによって、動画伝送をより一層安定的に行うことができる。
また、第1の動作例と第2の動作例とでは、無線チャネルを順次変更して静止画データを送信することによって、静止画データの送信と、静止画データの送信に使用された無線チャネルの通信品質に関する情報の取得とを並行的に行うことができる。
また、第3の動作例と第4の動作例とでは、固定された無線チャネルを使用して静止画データを送信することによって、最も通信品質の良い無線チャネルを使用して静止画データを送信することができる。
また、第1から第4の動作例では、動画データの送信に使用されている無線チャネルの通信品質が所定の品質未満となった場合に、通信品質情報から決定された無線チャネルを動画データの送信に使用することによって、動画伝送をより一層安定的に行うことができる。
また、第1から第4の動作例では、試験データと静止画データとを識別する情報を受信装置200に送信することによって、データの種類に応じて受信装置200が処理を行うことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。