JP2015221571A - 有価証券の真偽検証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有価証券の偽造防止技術としては特別な真贋鑑定装置を使用したり、真贋鑑定のために多くの時間や労力を必要としない技術が求められる。本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は目視状態では偽造防止手段の存在が判別しにくく、偽造の場合はその場で判定することが可能な有価証券の真偽検証方法を提供することにある。
【解決手段】 そこで本発明は、透かしが形成された有価証券であって、前記透かしは、応力発光粒子を含有し且つ前記有価証券の基材に含浸する透明な印刷インキによって形成されており、前記透かしの部分を折り畳み、前記透かしの部分のうち、折り畳んだ部分が発光するか否かで有価証券の真偽を検証することで上記の課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

本発明は有価証券に関し、詳しくは、偽造を防止するための透かしを有する有価証券の真偽検証方法に関する。
有価証券は財産権を表象する証券であって、それによって表象される権利の移転または行使が証券の授受によってなされる手形,小切手,株券,社債券,各種証券と定義されている。
有価証券は、商法などに規定される上記の他商品券,図書券,交通機関の乗車券,有料施設やイベントの入場券,宝くじ,公営競技の投票券の当たり券などがこれに含まれる。 近年はプリンタやスキャナといった電子機器の普及に伴い、有価証券の無許可複製が横行しているが、これはたとえ公の場で使用しない場合であっても違法行為と見なされ、悪質な場合は刑事処罰の対象となる。
近年、前述の有価証券類の偽造とともに、紙幣,身分証明書,チケット,通行券等の偽造による被害が社会問題化しており、偽造技術は巧妙を極める一方であることから、偽造防止を簡易かつ有効に行える技術が待望されている。
従来から、種々の偽造防止又は牽制技術が提案されている。そのなかで、例えば、パール印刷,ホログラム,透かしなどの技術は、材料入手の難しさや製造技術の難しさを伴い、目視でその存在が確認可能で、真偽の判別がし易いために、長年有価証券類の偽造防止技術として採用されてきた。
また、通常の目視状態では判別できないが、装置を使用することによってその存在を確認することができる真偽判別技術として、ブラックライトを使用する蛍光インキによる隠し印刷などが実用されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、通常の目視状態で偽造防止技術の存在が判別できない技術の場合、特殊な装置などを用いたり、大掛かりな装置によって真偽を判別する方法があるが、特殊な装置を配備しなければならずコストがかかるという問題と、真贋鑑定に時間がかかりその場で鑑定できないという問題がある。
特開平9−175067号公報
手形,小切手,株券,社債券などの有価証券の場合、換金される場所が金融機関であるために特殊な装置を使用して真贋の鑑定をすることが可能であるが、商品券,図書券などに対しては偽造防止技術としては特別な真贋鑑定装置を使用したり、真贋鑑定のために多くの時間や労力を必要としない技術が求められる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は目視状態では偽造防止手段の存在が判別しにくく、偽造の場合はその場で判定することが可能な有価証券の真偽検証方法を提供することを目的とするものである。
前記課題は以下の各態様により解決した。
本発明の第一の態様は、透かしが形成された有価証券であって、前記透かしは、応力発光粒子を含有し且つ前記有価証券の基材に含浸する透明な印刷インキが使用され、このインキで印刷された部分の基材は乾燥した状態で透けた状態となっており、前記透かしの部分を折り畳み、前記透かしの部分のうち、折り畳んだ部分が発光するか否かで有価証券の真偽を検証することを特徴とする有価証券の真偽検証方法である。
本発明の第二の態様は、透かしが形成された有価証券であって、前記透かしは、応力発光粒子を含有し且つ前記有価証券の基材に含浸する透明な印刷インキが使用され、このインキで印刷された部分の基材は乾燥した状態で透けた状態となっており、前記透かしの部分を折り畳んで元に戻し、前記透かしの部分のうち、折り畳んだ部分が発光するか否かで有価証券の真偽を検証することを特徴とする有価証券の真偽検証方法である。
本発明の第三の態様は、前記第一の態様または前記第二の態様において、前記透かしは、前記有価証券のいずれかのコーナー部近傍に形成されていることを特徴とする有価証券の真偽検証方法である。
本発明によれば、目視により透かし部分の存在が確認でき、さらに、透かし部分を発光させて二重に真偽がチェックできる。
本実施の形態の有価証券の一例について説明するための図である。 本実施の形態の有価証券の他の例について説明するための図である。 本実施の形態の有価証券の真贋検証の一例について説明するための図である。
図1を参照して、本実施の形態の有価証券について商品券の例で説明する。
図1に示すように、本実施形態の有価証券(以下、商品券という)1は、おもて面に、この商品券は「全国百貨店共通」に使用できる商品券であること、商品券が「¥10,000」券であること、発行百貨店が「○○百貨店」であること、管理番号が「BB00000」であること、その他図柄などの商品券情報3が一般の印刷で使用される印刷インキを使用して印刷されている。そして、商品券のおもて面から見た時に右下コーナー部近傍にマークによる透かし2が応力発光粒子を含有する印刷インキによって印刷されている。
図2を参照して、本実施の形態の有価証券について小切手の例で説明する。
図2に示すように、本実施の形態の有価証券(以下、小切手という)100には、小切手を発行した金融機関情報(振出人、支払人とも同一の金融機関であること),小切手の管理番号(左上コーナーの「AA00000」),金額欄,「東京」の手形交換所加盟店のものであること、などの小切手情報30が一般の印刷で使用される印刷インキを使用して印刷されている。
さらに、小切手のおもて面から見た時に右下コーナー部近傍にマークによる透かし2が応力発光粒子を含有する印刷インキによって印刷されている。
金額欄には、チェックライタによって「¥1,000,000*」と印字されている。
前述の透かし2に使用される応力発光材料を含む印刷インキには無色透明のインキが使用され、このインキで印刷された部分は乾燥した状態で、無光沢で有価証券の基材が透けた状態になっている。
印刷方式は、例えば、スクリーン印刷方式,フレキソ印刷方式,グラビア印刷方式,オフセット印刷方式,凸版印刷方式、いずれの方法で行ってもよい。
応力発光材料を含むインキは、インキ層が厚いほうが、発光効果が大きくなるため、インキの厚さを比較的自由に調整可能なスクリーン印刷方式、または、凸版印刷方式が好ましい。
応力発光材料は、例えば、高度に構造を制御した無機結晶骨格の中に発光中心となる元素を添加した材料であり粉末微粒子の状態で得られる。
無機材料や発光中心の種類を選択することにより、紫外〜可視〜赤外の様々な波長で発光する材料が得られている。
応力発光材料は、与えられたエネルギーによる発光の減衰時間により応力発光蛍光材料と応力発光りん光材料に分けることができる。
蛍光発光性を持つ材料として、CaMgSiO:Ce,SrNb:Euなどが挙げられる。
応力発光インキは印刷方式に応じたインキ特性を持つように、また、検知に必要な発光強度が得られるように配合割合が決定される。
基材に形成された応力発光インキ皮膜には、真偽判別の際に加圧,せん断等の応力が加えられるため、乾燥後の応力発光インキ皮膜はこれらの力に十分耐えうる強度を有するものでなければならない。
ここで、有価証券の製造方法について説明する。
図1,図2の商品券,小切手の場合は、例えば、巻き取り紙から縦5面、横2面の10面付けサイズで図柄や商品券情報3,小切手情報30を印刷し、図示しないが裏面の文言印刷を行い前述の10面付けサイズでシート状にカットする。大量に作製される場合は、管理番号も図柄などの印刷と同時に印刷される。
また、最初からシート状で印刷される場合は、例えば、縦5面,横2面の10面付け程度のサイズで図柄や文言を印刷し、管理番号なども同じラインで一括処理する。
シート印刷装置によって、応力発光材料を含む印刷インキで透かし2を印刷し、印刷方式によっては乾燥装置を使用し、乾燥した後裁断機によって有価証券の仕上がりサイズに裁断する。
図3を参照して、本実施の形態の有価証券の真贋検証の一例について説明する。
図3は、図1の商品券(又は、図2の小切手)の右下コーナー部近傍に形成された透かし2の部分を拡大した図である。
商品券などは、複数回使用できないように、使用された時点でコーナー部に鋏を入れる。
商品券が百貨店に持ち込まれて使用された時点で図3に示すように、コーナー部をカットする前に、矢印の順に従って透かし2の部分をクロスするようにコーナー部を折り畳んで元に戻すという動作を行うと、発光領域200である折畳み部11の透かし2が形成された部分の印刷インキが明るく発光する。
また、折畳み部11に鋏を入れることによって、切断された発光領域200の部分で明るく発光する。
図2で説明した小切手も、金融機関に持ち込まれて現金に替えられる時点で図3に示すように、矢印の順に従って、透かし2の部分をクロスするようにコーナー部を折り畳んで元に戻すという動作を行うと、発光領域200である折畳み部11の透かし2が形成された部分の印刷インキが明るく発光する。
また、折畳み部11をコインや爪でライン状に加圧すると発光領域200の部分で発光する。
上述のように、有価証券に印刷手段によって透かしが形成されたことによって、透かしによる偽造防止効果が期待できるとともに、前記透かし部に応力発光粒子を含有する印刷インキが使用されているため疑わしいと思われる有価証券に関しては、透かし部を爪や金属などの硬いもので加圧することによりその部分が発光するか否かで有価証券の真偽を判別することができる。
また、応力発光粒子を含有する印刷インキは、有価証券の基材に含浸する透明なインキであることによって、カラーコピーなどによって複製したものとの区別が可能となる。
図1を参照して、本実施の形態の有価証券1に使用される材料の一例について説明する。
有価証券1の基材には上質紙,中質紙,アート紙,コート紙,晒しクラフト紙が選択的に使用される。
また、透かし部2に使用する印刷インキに含有させる応力発光材料としては、例えば、前述の特開2008−55639号公報他、特開2006−312719号公報,特開2007−55144号公報などに開示されている材料を前述のスクリーン印刷,凸版印刷,グラビア印刷,フレキソ印刷,オフセット印刷用に調合し、印刷インキとして使用する。
また、図柄印刷や、文言印刷用のインキとしては、市販のスクリーン印刷,グラビア印刷,フレキソ印刷,オフセット印刷,凸版印刷用インキを使用する。
本発明の有価証券は、目視により透かし部分の存在を確認し、さらに、透かし部分を加圧することによって発光させ、二重に真偽チェック可能な有価証券類に利用できる。
1 有価証券
2 透かし,透かし部
3 商品券情報
11 折畳み部
30 小切手情報
100 小切手
200 発光領域

Claims (3)

  1. 透かしが形成された有価証券であって、前記透かしは、応力発光粒子を含有し且つ前記有価証券の基材に含浸する透明な印刷インキが使用され、このインキで印刷された部分の基材は乾燥した状態で透けた状態となっており、
    前記透かしの部分を折り畳み、前記透かしの部分のうち、折り畳んだ部分が発光するか否かで有価証券の真偽を検証することを特徴とする有価証券の真偽検証方法。
  2. 透かしが形成された有価証券であって、前記透かしは、応力発光粒子を含有し且つ前記有価証券の基材に含浸する透明な印刷インキが使用され、このインキで印刷された部分の基材は乾燥した状態で透けた状態となっており、
    前記透かしの部分を折り畳んで元に戻し、前記透かしの部分のうち、折り畳んだ部分が発光するか否かで有価証券の真偽を検証することを特徴とする有価証券の真偽検証方法。
  3. 前記透かしは、前記有価証券のいずれかのコーナー部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の有価証券の真偽検証方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08183280A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Toppan Printing Co Ltd 透かし模様形成用紙
JP2007055144A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 応力発光構造物および応力発光構造物の製造方法、並びに真贋判定装置

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