(手段1)本発明による遊技機は、遊技を行うことが可能な遊技機であって、計時を行う計時手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS702,S703,S707を実行する部分)と、計時手段の計時結果が所定条件を満たしたとき(例えば、ステップS752でYと判定したとき)に、少なくとも音出力を伴う特定演出(例えば、トラックなどのオブジェクトが登場するような態様の動画によって実行される特定演出)を実行する特定演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS810を実行する部分)と、遊技者の操作に従って音量設定を行うことが可能な設定手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS811F〜S811Iを実行する部分)とを備え、特定演出実行手段は、設定手段によって所定の音量(例えば、70%に相当する値)よりも小さい音量に設定されているときには、少なくとも所定の音量以上に変更した音量に従って音出力を行うことにより特定演出を実行可能である(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100が、ステップS5004Dで特定演出の音量を所定値(70%に相当する値)に再設定してステップS5005を実行する部分)ことを特徴とする。そのような構成によれば、遊技者によって音量設定可能に構成された遊技機において、所定の音量以上の音量に従って特定演出を実行することによって、特定演出を好適に行えるようにすることができる。
(手段2)本発明による他の遊技機は、遊技を行うことが可能な遊技機であって、計時を行う計時手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS702,S703,S707を実行する部分)と、計時手段の計時結果が所定条件を満たしたとき(例えば、ステップS752でYと判定したとき)に、少なくとも演出手段(例えば、枠LED28)の発光を伴う特定演出(例えば、トラックなどのオブジェクトが登場するような態様の動画によって実行される特定演出)を実行する特定演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS810を実行する部分)と、遊技者の操作に従って輝度設定を行うことが可能な設定手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS811F〜S811Iを実行する部分)とを備え、特定演出実行手段は、設定手段によって所定の輝度(例えば、70%に相当する値)よりも低い輝度に設定されているときには、少なくとも所定の輝度以上に変更した輝度に従って演出手段を発光させることにより特定演出を実行可能である(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100が、ステップS5004Fで特定演出の輝度を所定値(70%に相当する値)に再設定してステップS5005を実行する部分)ことを特徴とする。そのような構成によれば、遊技者によって輝度設定可能に構成された遊技機において、所定の輝度以上の輝度に従って特定演出を実行することによって、特定演出を好適に行えるようにすることができる。
(手段4)手段1から手段3のうちのいずれかにおいて、始動条件の成立(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14への遊技球の入賞)に応じて可変表示を行い表示結果として特定表示結果(例えば、大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に制御する遊技機であって、可変表示中に複数種類の演出態様(例えば、リーチ態様A〜C)のうちのいずれの演出態様で演出(例えば、リーチ演出)を実行するかを決定する演出態様決定手段(例えば、第2の実施の形態において、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS8002Bを実行する部分)と、可変表示中に演出態様決定手段が決定した演出態様で演出を実行する演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS8005,S8007で選択したプロセステーブルを用いてステップS8009,S8106を実行する部分)とを備え、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって特定演出が実行されているときには、特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様(例えば、リーチ態様C)を決定可能であり(例えば、図39(B)に示すように、特定演出の実行中にのみリーチ態様Cが決定される場合がある)、演出実行手段は、可変表示中に所定条件を満たす場合において、演出態様決定手段によって演出態様が決定された後に所定条件を満たした場合には、当該可変表示中に特別演出態様で演出を実行しない(例えば、第2の実施の形態において、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS8002B,S6001〜S6004を実行することによって、変動表示の開始時に特定演出の実行中でなければ図39(A)の通常用のリーチ態様決定テーブルを用いてリーチ態様Aまたはリーチ態様Bを決定し、その変動表示の途中で特定演出が開始されてもリーチ態様Cでリーチ演出を実行することはない)ように構成されていてもよい。そのような構成によれば、可変表示中に所定条件を満たした場合にも特別演出態様で演出を実行可能に構成した場合と比較して制御負担を軽減することができる。従って、可変表示の途中で特定演出が開始される場合の制御負担を軽減することができる。
(手段5)手段1から手段4のうちのいずれかにおいて、始動条件の成立(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14への遊技球の入賞)に応じて可変表示を行い表示結果として特定表示結果(例えば、大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に制御する遊技機であって、可変表示中に複数種類の演出態様(例えば、リーチ態様A〜C)のうちのいずれの演出態様で演出(例えば、リーチ演出)を実行するかを決定する演出態様決定手段(例えば、第2の実施の形態において、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS8002Bを実行する部分)と、可変表示中に演出態様決定手段が決定した演出態様で演出を実行する演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS8005,S8007で選択したプロセステーブルを用いてステップS8009,S8106を実行する部分)とを備え、特定演出実行手段は、所定期間にわたって特定演出を実行し、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって特定演出が実行されているときには、特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様(例えば、リーチ態様C)を決定可能であり(例えば、図39(B)に示すように、特定演出の実行中にのみリーチ態様Cが決定される場合がある)、特定演出実行手段によって特定演出が実行されていないときには、特定演出が実行されているときには決定されない通常演出態様(例えば、リーチ態様A)を決定可能であり(例えば、図39(A)に示すように、特定演出を実行していないときにのみリーチ態様Aが決定される場合がある)、演出実行手段は、可変表示中に所定期間が経過するときには、当該可変表示中に通常演出態様で演出を実行しない(例えば、第2の実施の形態において、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS8002B,S6001〜S6004を実行することによって、変動表示の開始時に特定演出の実行中であれば図39(B)の特定演出用のリーチ態様決定テーブルを用いてリーチ態様Bまたはリーチ態様Cを決定し、その変動表示の途中で所定期間が経過してもリーチ態様Aでリーチ演出を実行することはない)ように構成されていてもよい。そのような構成によれば、可変表示中に所定期間が経過した場合にも通常演出態様で演出を実行可能に構成した場合と比較して制御負担を軽減することができる。従って、可変表示の途中で所定期間が経過した場合の制御負担を軽減することができる。
(手段6)手段1から手段5のうちのいずれかの遊技機を備えた遊技用システムであって、遊技用システムは、所定条件の成立(例えば、変動回数、大当り回数、いわゆる連荘回数、ミッション達成回数)にもとづいて所定情報(例えば、2次元コード)を出力する遊技機と、遊技機によって出力された所定情報にもとづいて、遊技者に対して所定の特典(例えば、デジタルコンテンツ、遊技機の表示画面のカスタマイズ)を付与する処理を行う特典付与装置(例えば、インタネット上のWebサーバ)とを備えるように構成されていてもよい。そのような構成によれば、遊技用システムにおいて、特定演出を好適に行えるようにすることができる。