JP2015221110A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】RTC装置406の制御コントローラ部は、ドア開放センサ60sからの入力を監視して、予め定められた特定の日時情報よりも前に、ドア開放センサ60sからの入力があった場合には、ドア開放センサ60sからの入力があった日時情報を所定の記憶領域において保存する。そして、サブCPU402は、電力供給手段から電力が供給されたときに、RTC装置406の所定領域の情報を取得して、所定の記憶領域において日時情報が保存されている場合には、所定の記憶領域に日時情報が保存されていることを報知手段において報知する。
【選択図】図75
Description
第1の実施形態においては、「所定の操作」として、前面扉3が開放されたこと(例えば、サブ制御基板400側で管理するドア開放センサ60sによって、前面扉3の開放を検知したこと)を適用して説明を行う。
まず、図1〜図3を用いて、本発明における遊技機1の構成について具体的に説明する。図1は、遊技機の正面図の一例を示す図であり、図2は、キャビネット2の内部構造の一例を示す図である。また、図3は、前面扉の裏面の一例を示す図である。
第1の実施形態における遊技機1は、後述のキャビネット2と、前面扉3等から構成されている。
キャビネット2は、略矩形状の箱体であって、正面側に開口を有する。また、キャビネット2の正面左側に設けられた蝶番機構2aにより、前面扉3を開閉可能に軸支する。
鍵穴4は、前面扉3の中央右側に設けられ、図示しない施錠装置により前面扉3を開錠するために設けられている。ここで、遊技店の店員等がメンテナンス作業や、設定値の変更等を行う場合に、前面扉3に設けられている図示しない施錠装置の開錠が行われる。まず、前面扉3の鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入して時計回り方向に所定角度回動することにより開錠する。次に、前面扉3を開放し、メンテナンス作業や、設定値の変更等の作業を行う。そして、メンテナンス作業や、設定値の変更等が終了すると、前面扉3を閉じることにより施錠される。
サイドランプ5a,5bは、前面扉3の正面視左右両端に設けられるとともに、高輝度発光ダイオードを内蔵している。また、サイドランプ5a,5bは、遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計されており、後述のART状態中等の所定のタイミングにおいて、後述の演出制御基板410により点灯又は点滅する制御が行われる。なお、サイドランプ5a,5bを総称して「サイドランプ5」と記載する場合がある。
メダル投入口6は、後述の十字キー19の正面視右側に設けられ、遊技者がメダルを投入するために設けられている。
1BETボタン7は、後述のスタートランプ23の下方に設けられ、クレジットされたメダルのうち、「1」枚のメダルを遊技に使用するために設けられている。
MAX−BETボタン8は、1BETボタン7の正面視右側に設けられ、貯留(クレジット)されたメダルのうち、一遊技(1ゲーム)において使用可能な最大枚数のメダルを遊技に使用するために設けられている。ここで、第1の実施形態において、一遊技において、使用可能なメダルの最大値は「3」枚である。なお、1BETボタン7と、MAX−BETボタン8を総称して「BETボタン7,8」と記載する場合がある。
精算ボタン9は、1BETボタン7の下方に設けられ、遊技者が獲得したメダルのうち、貯留されているメダルの精算を行うために設けられている。なお、第1の実施形態において、貯留可能なメダルの最大枚数は「50」枚である。
スタートレバー10は、精算ボタン9の正面視右側に設けられ、遊技者により、後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を開始する契機となる開始操作を検出するために設けられている。ここで、遊技者による開始操作が検出されたことに基づいて、後述のメイン制御基板300は、ハード乱数を取得する処理や、後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を開始する処理を行う。また、スタートレバー10の握り玉の部分は、透光性を有する樹脂により形成されており、握り玉部には、後述のスタートレバー演出用ランプ42が内蔵されている。そして、後述の演出制御基板410は、所定の条件が充足されたことに基づいて、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。これにより、遊技者の視覚に訴える演出が行われる。
左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13は、スタートレバー10の正面視右側に設けられ、停止ボタンユニット14によりユニット化されている。また、左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13は、遊技者により後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を停止する契機となる停止操作を検出するために設けられている。なお、左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13を総称して「停止ボタン11,12,13」と記載する場合がある。
返却ボタン15は、停止ボタンユニット14の正面視右側に設けられている。また、返却ボタン15は、メダル投入口6に投入されたメダルが後述のセレクター16に詰まった場合に、詰まったメダルを返却するために設けられている。
セレクター16は、メダル投入口6の内部に設けられ、メダル投入口6に投入されたメダルの材質や形状等が適正であるか否かを判別するために設けられている。また、セレクター16には、適正なメダルの通過を検出するためのメダルセンサ16sが設けられている。そして、このメダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合には、当該適正なメダルを後述のホッパーガイド部材522により、後述のホッパー520へ案内する。一方で、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合には、後述のガイド部材523により後述のメダル払出口33から排出する。
左リール17a,中リール17b,右リール17cは、キャビネット2の内部に設けられており、それぞれ円筒状の構造を有している。また、左リール17a,中リール17b,右リール17cの円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。そして、左リール17a,中リール17b,右リール17cは、後述のステッピングモータ101,102,103を励磁することにより回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。また、第1の実施形態において、左リール17a,中リール17b,右リール17cは、リールユニット17dによりユニット化されており、遊技機1に対して、左リール17a,中リール17b,右リール17cの着脱が容易となっている。なお、左リール17a,中リール17b,右リール17cを総称して「リール17」と記載する場合がある。
演出ボタン18は、MAX−BETボタン8の正面視右側に設けられており、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。また、演出ボタン18は、演出ボタン検出スイッチ18swが接続されており、後述のサブ制御基板400は、演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出した場合に、後述の演出制御基板410を介して、後述の液晶表示装置46の制御を行う。なお、演出ボタン18を設けずに、1BETボタン7や、MAX−BETボタン8を演出ボタン18と共用とすることもできる。この場合において、後述のメイン制御基板300は、(a)1BETスイッチ7swにより1BETボタン7の操作が検出された場合、(b)MAX−BETスイッチ8swによりMAX−BETボタン8の操作が検出された場合に、後述のサブ制御基板400に対して所定のコマンドを送信する制御を行う。そして、後述のサブ制御基板400は、所定のコマンドを受信したことに基づいて、後述の液晶表示装置46の制御等を行う。これにより、別途演出ボタン18を設ける必要が無いため、部品点数を削減することができる。
十字キー19は、演出ボタン18の正面視右側に設けられており、少なくとも2方向(通常4方向)へ押圧操作が可能であり、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。また、十字キー19は、十字キー検出スイッチ19swが接続されており、後述のサブ制御基板400は、十字キー検出スイッチ19swが十字キー19の操作を検出した場合に、後述の演出制御基板410を介して、後述の液晶表示装置46の制御を行う。
パネル20は、表示窓21、演出用ランプ22a〜22j、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29及び停止操作順序表示ランプ30a〜30cから構成されている。
表示窓21は、パネル20の中央部に設けられ、リール17を視認可能とするために設けられている。具体的には、パネル20のうち、表示窓21に該当する領域を透過させることにより、リール17の周面に描かれた図柄を視認可能としている。
演出用ランプ22a〜22jは、パネル20の左右両端の透過部分の背面側に設けられており、所定の条件下で発光することにより、現在の状態(例えば、後述のART状態)を報知するために設けられている。より具体的には、演出用ランプ22a〜22eは、表示窓21の正面視左側に設けられており、演出用ランプ22f〜22jは、表示窓21の正面視右側に設けられている。なお、演出用ランプ22a〜22jを総称して「演出用ランプ22」と記載する場合がある。
スタートランプ23は、1BETボタン7の上部に設けられており、スタートレバー10の開始操作を受け付けることが可能であるか否かを報知するために設けられている。具体的には、メイン制御基板300は、(a)メダル投入口6にメダルが「3」枚投入された場合、(b)貯留されているメダルの枚数が「3」枚以上の状態で、BETボタン7,8の操作がなされたことにより、投入枚数が「3」枚となった場合、(c)後述のリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されている場合に、スタートランプ23を点灯することにより、スタートレバー10による開始操作を受け付けることが可能である旨を報知する制御を行う。
BETランプ24a〜24cは、スタートランプ23の正面視右側に設けられており、遊技に使用するメダルの投入枚数を報知するために設けられている。具体的には、遊技に使用するメダルの投入枚数が「1」枚の場合には、BETランプ24aが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が「2」枚の場合には、BETランプ24bが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が「3」枚の場合には、BETランプ24cが点灯する。なお、BETランプ24a〜24cを総称して「BETランプ24」と記載する場合がある。
貯留枚数表示器25は、BETランプ24の正面視右側に設けられている。また、貯留枚数表示器25は、遊技者のメダルであって、遊技機1に貯留されているメダルの貯留枚数を表示するために設けられている。
遊技状態表示ランプ26a,26bは、貯留枚数表示器25の正面視右側に設けられている。また、遊技状態表示ランプ26a,26bは、メイン制御基板300による発光制御がなされることにより、現在の遊技状態が報知される。なお、遊技状態表示ランプ26a,26bを総称して「遊技状態表示ランプ26」と記載する場合がある。
払出枚数表示器27は、遊技状態表示ランプ26bの正面視右側に設けられている。また、払出枚数表示器27は、BETボタン7,8を操作することにより有効化された有効ライン上に揃った図柄の組み合わせに応じて払い出されるメダルの払出枚数を表示するために設けられている。また、払出枚数表示器27は、遊技機1がエラー状態となった場合に、エラー状態になったことを表示するために設けられている。
投入可能表示ランプ28は、払出枚数表示器27の正面視右側に設けられている。ここで、後述のメイン制御基板300は、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが可能である場合には、投入可能表示ランプ28を点灯させる制御を行う。一方、後述のメイン制御基板300は、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが不可能である場合には、投入可能表示ランプ28を消灯させる制御を行う。
再遊技表示ランプ29は、投入可能表示ランプ28の下方に設けられている。また、再遊技表示ランプ29は、有効ライン上に後述の再遊技に係る図柄の組み合わせが表示された場合に点灯する。これにより、遊技者に対して、有効ライン上に「再遊技」に係る図柄の組み合わせが表示されたことと、遊技者に対して、メダルを使用することなく、次の遊技を行うことが可能である旨を報知している。
停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、表示窓21の下部に設けられている。具体的には、停止操作順序表示ランプ30aは、左リール17aの下方に設けられており、停止操作順序表示ランプ30bは、中リール17bの下方に設けられており、停止操作順序表示ランプ30cは、右リール17cの下方に設けられている。また、停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、後述のメイン制御基板300により決定された当選エリアに基づいて、停止ボタン11,12,13の最適な停止操作順序を遊技者に対して報知するために設けられている。具体的には、左停止ボタン11を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30aを点灯又は点滅させ、中停止ボタン12を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30bを点灯又は点滅させ、右停止ボタン13を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30cを点灯又は点滅させることにより最適な停止操作順序の報知を行う。なお、停止操作順序表示ランプ30a〜30cを総称して「停止操作順序表示ランプ30」と記載する場合がある。
腰部パネル31は、停止ボタンユニット14の下方に設けられ、機種名やモチーフ等を遊技者へ認識させるために設けられている。具体的には、登場キャラクタの絵などが描かれている。また、腰部パネル31の背面には図示しないライトが設けられており、当該図示しないライトを発光させることにより、遊技機1の機種名やモチーフ等を遊技者へ認識し易くしている。
受皿ユニット32は、腰部パネル31の下方に設けられており、後述のメダル払出口33から排出されたメダルを受け入れて貯留するために設けられている。
メダル払出口33は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、メダルの払出を行う場合において、後述のホッパー520を駆動した際に、ホッパー520により払い出されるメダルを排出するために設けられている。また、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合や、メダルの投入受付禁止時において、メダル投入口6にメダルが投入された場合に、メダル投入口6に投入されたメダルを、メダル払出口33を介して受皿ユニット32に排出するために設けられている。
下部スピーカ34a,34bは、メダル払出口33の左右両側に設けられており、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。なお、下部スピーカ34a,34bを総称して「下部スピーカ34」と記載する場合がある。
上部スピーカ35a,35bは、後述の液晶表示装置46の左右両側に設けられており、下部スピーカ34と同様に、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。なお、上部スピーカ35a,35bを総称して「上部スピーカ35」と記載する場合があり、下部スピーカ34及び上部スピーカ35を総称して「スピーカ34,35」と記載する場合がある。
設定表示部36は、現在の設定値を表示するために設けられている。具体的には、図示しない設定変更用の鍵を図示しない鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させると、メイン制御基板300は、現在設定されている設定値を設定表示部36に表示する制御を行う。
設定変更ボタン37は、設定値を変更するために設けられている。ここで、設定値を変更する方法は、まず、上述した通り、図示しない設定変更用の鍵を鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させることにより、現在設定されている設定値が設定表示部36に表示される。次に、設定変更ボタン37を操作することにより、設定表示部36に表示されている設定値が切替表示されるので、決定したい設定値が設定表示部36に表示されるまで設定変更ボタン37を繰り返し操作する。そして、決定したい設定値が設定表示部36に表示されている状態で、スタートレバー10を操作する。次に、回動されている設定変更用の鍵を抜差可能な角度に戻す操作を行う。これらの操作を行うことにより、設定値が変更される。
液晶表示装置46は、リール17の上方に設けられ、動画像・静止画像等を表示する演出を行うために設けられている。また、液晶表示装置46は、後述の内部抽選処理の結果に係る情報を報知したり、入賞に係る図柄の組み合わせを有効ライン上に停止表示させるために必要な情報を報知したりするために設けられている。具体的には、液晶表示装置46は、停止操作順序表示ランプ30と同様に、後述のメイン制御基板300により決定された当選エリアに基づいて、停止ボタン11,12,13の最適な停止操作順序を遊技者に対して報知する。
メイン制御基板300は、キャビネット2の内部であって、リール17の上方に設けられており、遊技機1の制御を行うために設けられている。なお、メイン制御基板300についての詳細は後述する。
サブ制御基板400は、前面扉3の裏面上方に設けられており、液晶表示装置46や、スピーカ34,35の制御を行うために設けられている。なお、サブ制御基板400についての詳細は後述する。
電源装置510は、キャビネット2の内部であって、後述のホッパー520の正面視左側に設けられており、遊技機1に電力を供給するために設けられている。
ホッパー520は、キャビネット2の内部であって、電源装置510の正面視右側に設けられており、遊技者に対してメダルを払い出すために設けられている。また、ホッパー520は、後述のメイン制御基板300からの所定の信号に基づいて、駆動制御が行われる。また、後述の電源基板500は、ホッパーに設けられたメダルセンサ(図示せず)により、所定枚数のメダルが排出されたか否かを判断し、所定枚数のメダルが排出されたと判断された場合に、メイン制御基板300に対して、所定枚数のメダルの払出が完了した旨の信号を送信する。これにより、後述のメイン制御基板300は、所定枚数のメダルの払出が完了したことを認識することができる。
排出スリット521は、ホッパー520に設けられており、ホッパー520からメダルを排出するために設けられている。
ホッパーガイド部材522は、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合に、当該判別されたメダルをホッパー520へ案内するために設けられている。
ガイド部材523は、メダル投入口6に異物が投入された場合や、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合に、異物や、適正なメダルでないと判別されたメダルをメダル払出口33へ案内するために設けられている。
払出ガイド部材524は、ホッパー520の排出スリット521から排出されたメダルを受皿ユニット32のメダル払出口33側に案内するために設けられている。
補助貯留部530は、ホッパー520に貯留されているメダルが溢れた場合に、溢れたメダルを収納するために設けられている。
次に、図4を用いて、本発明における遊技機1の構成について具体的に説明する。
メイン制御基板300は、メインCPU301、メインROM302、メインRAM303、乱数発生器304、I/F(インタフェース)回路305を有している。また、メイン制御基板300には、設定表示部36、設定変更スイッチ37sw、外部集中端子板38が接続されている。
メインCPU301は、メインROM302に記憶されているプログラムを読み込み、遊技の進行に合わせて所定の演算処理を行うことにより、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500に対して所定の信号を送信する。
メインROM302は、メインCPU301により実行される制御プログラム、当選エリア決定テーブル等のデータテーブル、サブ制御基板400に対するコマンドを送信するためのデータ等を記憶している。具体的には、メインROM302は、後述の図柄配置テーブル(図5参照)、後述の図柄コードテーブル(図6参照)、後述の図柄組み合わせテーブル(図7参照)、後述のRT0用当選エリア決定テーブル(図9参照)、後述のRT1用当選エリア決定テーブル(図10参照)、後述のRT2用当選エリア決定テーブル(図11参照)、後述のRT3用当選エリア決定テーブル(図12参照)等を記憶している。
メインRAM303は、メインCPU301によるプログラムの実行により決定された各種データを格納する格納領域が設けられている。具体的には、メインRAM303には、(a)後述のサブ制御基板400に対してコマンドを送信するための演出用伝送データ格納領域、(b)再遊技が作動している旨を記憶するための再遊技作動中フラグ格納領域、(c)後述の内部抽選処理を行う際に、後述の乱数発生器304により抽出した乱数値を記憶するための当選エリア決定用乱数値格納領域、(d)遊技状態を格納するための遊技状態格納領域、(e)後述の内部抽選処理を行う際に、抽選回数を記憶するための抽選回数格納領域、(f)ステッピングモータ101,102,103により、リール17が回転している状態において、停止ボタン11,12,13が操作された際に取得する押圧基準位置を記憶する押圧基準位置格納領域、(g)メダル投入口6に投入されたメダルの枚数を記憶するメダル投入枚数格納領域、(h)後述の内部抽選処理により決定された当選エリアに係る情報を記憶する当選エリア格納領域等の格納領域が設けられている。
乱数発生器304は、当選エリア等を決定するための乱数を生成するために設けられている。ここで、第1の実施形態において、乱数発生器304は、「0」〜「65535」の範囲で乱数値を生成する。
I/F(インタフェース)回路305は、メイン制御基板300と、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500間での信号(コマンド)の送受信を行うための回路である。
設定変更スイッチ37swは、設定変更ボタン37が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、図示しない設定変更用の鍵を鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させた状態において、設定変更スイッチ37swにより、設定変更ボタン37の操作が検出された場合に、メインCPU301は、設定表示部36に設定値を切替表示する制御を行う。
外部集中端子板38は、遊技機1の内部に設けられ、図示しないホールコンピュータに対して、(a)メダル投入口6に投入したメダルの枚数を特定可能なメダル投入信号、(b)遊技者に対して払い出したメダルの枚数を特定可能なメダル払出信号、(c)RT3遊技状態へ移行したことを特定可能な遊技状態移行信号、(d)リール17の回転が開始したことを特定可能なリール回転開始信号等の所定の信号を出力するために設けられている。
中継基板200には、1BETスイッチ7sw、MAX−BETスイッチ8sw、精算スイッチ9sw、スタートスイッチ10sw、左停止スイッチ11sw、中停止スイッチ12sw、右停止スイッチ13sw、メダルセンサ16s、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、セレクターセンサ39s、リセットキーセンサ40s、ドア開放センサ41sが接続されている。
1BETスイッチ7swは、遊技者による1BETボタン7の操作を検出するためのスイッチである。また、1BETスイッチ7swにより、遊技者による1BETボタン7の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから「1」枚のメダルを使用する制御を行う。
MAX−BETスイッチ8swは、遊技者によるMAX−BETボタン8の操作を検出するためのスイッチである。また、MAX−BETスイッチ8swにより、MAX−BETボタン8の遊技者による操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから「3」枚のメダルを使用する制御を行う。なお、1BETスイッチ7swと、MAX−BETスイッチ8swを総称して「BETスイッチ7sw,8sw」と記載する場合がある。
精算スイッチ9swは、遊技者による精算ボタン9の操作を検出するためのスイッチである。また、精算スイッチ9swにより、遊技者による精算ボタン9の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、電源基板500に対して、貯留しているメダルの返却を行う旨の信号を出力する。そして、電源基板500は、ホッパー520により、貯留しているメダルを返却する制御を行う。
スタートスイッチ10swは、遊技者によるスタートレバー10の操作を検出するためのスイッチである。また、スタートスイッチ10swにより、遊技者によるスタートレバー10の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、リール17の回転を開始する制御等を行う。
左停止スイッチ11swは、遊技者による左停止ボタン11の操作を検出するためのスイッチである。また、左停止スイッチ11swにより、遊技者による左停止ボタン11の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の左リール17aを停止する制御を行う。
中停止スイッチ12swは、遊技者による中停止ボタン12の操作を検出するためのスイッチである。また、中停止スイッチ12swにより、遊技者による中停止ボタン12の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の中リール17bを停止する制御を行う。
右停止スイッチ13swは、遊技者による右停止ボタン13の操作を検出するためのスイッチである。また、右停止スイッチ13swにより、遊技者による右停止ボタン13の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の右リール17cを停止する制御を行う。なお、左停止スイッチ11sw,中停止スイッチ12sw,右停止スイッチ13swを総称して「停止スイッチ11sw,12sw,13sw」と記載する場合がある。
メダルセンサ16sは、メダル投入口6に適正なメダルが投入されたことを検出するためのセンサである。また、メダルセンサ16sにより、正常なメダルの通過が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、メダルが投入された時に行われる処理を行う。
セレクターセンサ39sは、不正行為を検出するためのセンサである。また、セレクターセンサ39sにより、不正行為が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、不正行為を検出した時に行われる処理を行う。尚、当該セレクターセンサ39sは、メダル投入等に係る不正を検出するもので、本実施形態が検出する不正とは別の不正を検出するためのものである。
リセットキーセンサ40sは、鍵穴4に図示しない専用の鍵が挿入され、反時計回り方向に所定角度回動されたことを検出するためのセンサである。また、リセットキーセンサ40sにより、鍵穴4に図示しない専用の鍵が挿入され、反時計回り方向に所定角度回動されたことが検出された場合において、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、エラー状態から復帰する制御を行う。
ドア開放センサ41sは、鍵穴4の裏面側に設けられ、前面扉3の開放を検知するためのセンサである。なお、第1の実施形態において、ドア開放センサ41sは、発光部と受光部からなり、鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入し、当該専用の鍵を時計回り方向に所定角度回動させると、図示しない施錠部が回動することとなる。そして、当該施錠部が回動することにより、発光部から発光された光が受光部に届かなくなる。これにより、ドア開放センサ41sは、前面扉3の開放を検知することとなる。
電源基板500には、電源装置510、ホッパー520、補助貯留部満タンセンサ530sが接続されている。
電源装置510は、電源ボタン511、及び電源スイッチ511swを有している。
電源ボタン511は、遊技店の店員等が遊技機1に電力を供給する操作を行うために設けられている。また、電源ボタン511は、電源スイッチ511swが接続されている。
電源スイッチ511swは、電源ボタン511が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、電源スイッチ511swにより、電源ボタン511の操作が検出されたことに基づいて、遊技機1全体に電力を供給する。
補助貯留部満タンセンサ530sは、補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されたことを検出するためのセンサである。また、補助貯留部満タンセンサ530sにより補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されたことが検出された場合に、電源基板500は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して、所定の信号を出力する。そして、メイン制御基板300が所定の信号を入力した場合には、エラー状態とする制御を行う。
ステッピングモータ101,102,103は、リール17を回転駆動するために設けられる。また、ステッピングモータ101,102,103は、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。そして、ステッピングモータ101,102,103の駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリール17に伝達される。これにより、リール17は、ステッピングモータ101,102,103に対して1回のパルスが出力されるごとに、一定の角度で回転する。なお、メインCPU301は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ101,102,103に対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、リール17の回転角度を管理する。
左リールセンサ111sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、左リール17aが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
中リールセンサ112sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、中リール17bが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
右リールセンサ113sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、右リール17cが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。なお、左リールセンサ111s,中リールセンサ112s,右リールセンサ113sを総称して「リールセンサ111s,112s,113s」と記載する場合がある。
サブ制御基板400は、主として演出を制御するための基板である。また、サブ制御基板400は、I/F(インタフェース)回路401、サブCPU402、乱数発生器403、サブROM404、サブRAM405、RTC(Real Time Clock)装置406を有している。また、サブ制御基板400には、演出ボタン検出スイッチ18sw、十字キー検出スイッチ19sw、演出制御基板410、及びアンプ制御基板440が接続されている。
演出ボタン検出スイッチ18swは、遊技者による演出ボタン18の操作を検出するためのスイッチである。また、演出ボタン検出スイッチ18swにより、遊技者による演出ボタン18の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による演出ボタン18の操作に基づいた制御を行う。
十字キー検出スイッチ19swは、遊技者による十字キー19の操作を検出するためのスイッチである。また、十字キー検出スイッチ19swにより、遊技者による十字キー19の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による十字キー19の操作に基づいた制御を行う。
I/F(インタフェース)回路401は、メイン制御基板300のI/F回路305からの信号等を受信するために設けられている。
サブCPU402は、サブROM404に記憶されている演出用のプログラムを読み込み、メイン制御基板300からのコマンドや、演出ボタン検出スイッチ18swや、十字キー検出スイッチ19swの入力信号に基づいて所定の演算を行い、当該演算の結果を演出制御基板410やアンプ制御基板440に供給するために設けられている。
乱数発生器403は、液晶表示装置46や、スピーカ34,35等により行われる演出等を決定する際に用いられる乱数を発生させるために設けられている。また、乱数発生器403は、後述のART準備状態への移行抽選や、後述のART状態におけるゲーム数の上乗せゲーム数を決定するための乱数を発生させるために設けられている。
サブROM404は、演出を実行するためのプログラム、後述の演出決定テーブル(図16参照)、後述のART準備状態移行ゲーム数決定テーブル(図17参照)、後述のART準備状態振分テーブル(図18参照)、後述の昇格抽選テーブル(図19参照)、後述の上乗せゲーム数決定テーブル(図20参照)、また、後述の初期カウント値設定テーブル(図21参照)、後述の判定値テーブル(図22参照)等を記憶するために設けられている。また、サブROM404は、主に、プログラム記憶領域とテーブル記憶領域によって構成される。
サブRAM405は、サブCPU402の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。具体的には、メイン制御基板300から送信された当選エリア等の各種データを格納する格納領域や、決定された演出内容及び演出データを格納する格納領域が設けられている。具体的には、サブRAM405には、(a)サブ制御基板400により管理している状態を格納する状態番号格納領域、(b)後述のART準備状態A,ART準備状態B,ART準備状態Cのうち、何れのART準備状態に滞在しているかを記憶するためのART準備状態格納領域、(c)後述のART状態で遊技可能なゲーム数を記憶するためのARTゲーム数カウンタ、(d)後述の通常状態において、ART準備状態に移行するまでのゲーム数を記憶するためのART準備状態移行ゲーム数カウンタ、(e)初期カウント値に対応する判定値であって、カウント値格納領域にて記憶されたカウント値と照合するために用いられる判定値を記憶する判定値記憶手段としての判定値格納領域、等の格納領域が設けられている。
RTC装置406は、後述のフレームカウンタ425により計数される計数値とは異なる計数間隔で所定のカウンタ値を計数するために設けられている。また、RTC装置406は、現在の日時や時刻を取得するために設けられている。
演出制御基板410は、主として演出を実行するための基板である。また、演出制御基板410は、画像制御部420と、ランプ制御部430により構成されている。
画像制御部420は、主として演出を行う時に、液晶表示装置46の表示を制御するために設けられている。また、画像制御部420は、VDP(Video Display Processor)421、液晶制御CPU422、液晶制御ROM423、液晶制御RAM424、フレームカウンタ425、CGROM(Character Generator Read Only Memory)426、VRAM427、音源IC428、音源ROM429を有している。また、画像制御部420には、汎用基板45、ランプ制御部430が接続されている。
汎用基板45は、画像制御部420と、液晶表示装置46との間に設けられており、画像データを表示させる際に所定の画像形式に変換して出力するブリッジ機能を有している。また、汎用基板45は、画像データを表示する液晶表示装置46の性能に対応する画像形式に変換するブリッジ機能を有している。例えば、SXGA(1280ドット×1080ドット)の19インチの液晶表示装置46を接続したときと、XGA(1024ドット×768ドット)の17インチの液晶表示装置46を接続したときとの解像度の違い等を吸収する。
VDP421は、いわゆる画像プロセッサであり、液晶制御CPU422からの指示に基づいて、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域のフレームバッファ領域のうち「表示用フレームバッファ領域」から画像データを読み出す制御を行う。そして、読み出した画像データに基づいて、映像信号(例えば、LVDS信号やRGB信号)を生成して、汎用基板45に出力することにより、液晶表示装置46に画像を表示する制御が行われる。なお、VDP421は、図示しない制御レジスタ、CGバス I/F、CPU I/F、クロック生成回路、伸長回路、描画回路、表示回路、メモリコントローラ等を備えており、これらはバスによって接続されている。
液晶制御CPU422は、サブ制御基板400から受信したコマンドに基づいてディスプレイリストを作成し、このディスプレイリストをVDP421に対して送信するために設けられている。また、液晶制御CPU422は、CGROM426に記憶されている画像データを液晶表示装置46に表示させる制御を行う。
液晶制御ROM423は、マスクROM等で構成されており、液晶制御CPU422の制御処理のプログラム、ディスプレイリストを生成するためのディスプレイリスト生成プログラム、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報等が記憶されている。ここでいうアニメパターンは、演出パターンのアニメーションを表示するにあたり参照され、演出パターンに含まれるアニメシーン情報の組み合わせや各アニメシーン情報の表示順序等を記憶している。また、アニメシーン情報には、ウェイトフレーム(表示時間)、対象データ(スプライトの識別番号、転送元アドレス等)、パラメータ(スプライトの表示位置、転送先アドレス等)、描画方法、演出画像を表示する表示装置を指定した情報等の情報を記憶している。
液晶制御RAM424は、液晶制御CPU422に内蔵されている。また、液晶制御RAM424は、液晶制御CPU422の演算処理時におけるデータのワークエリアとしても機能し、液晶制御ROM423から読み出されたデータを一時的に記憶するために設けられている。
フレームカウンタ425は、電源基板500からの電力供給を受けてフレームカウンタ値を計数するために設けられている。また、フレームカウンタ425は、電源基板500からの電力の供給が停止されると、フレームカウンタ値の計数を停止する。そして、フレームカウンタ425は、電源基板500による電力の供給が再開されると、レジスタに登録しているフレームカウンタ値を初期化して計数を再開する。
CGROM426は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、マスクROM等から構成されている。また、CGROM426は、所定範囲の画素(例えば、32ピクセル×32ピクセル)における画素情報の集合からなる画像データ(例えば、スプライト、ムービー)等を圧縮して記憶している。そして、この画素情報は、それぞれの画素毎に色番号を指定する色番号情報と、画像の透明度を示すα値とから構成されている。また、CGROM426は、VDP421によって画像データ単位で読み出しが行われ、フレームの画像データ単位で画像処理が行われる。さらに、CGROM426には、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶している。
VRAM427は、SRAM(Static Random Access Memory)により構成されている。ここで、SRAMとは、読み込み、書き込みが可能なメモリであって、一時的にデータを保持するための揮発性メモリの一種である。そして、VRAM427をSRAMで構成することにより、画像データの書込や読出を高速で処理することができる。また、VRAM427は、任意領域、ディスプレイリスト領域1、ディスプレイリスト領域2、フレームバッファ領域1及びフレームバッファ領域2からなるメモリマップによって構成されている。
音源IC428は、音源ROM429から音声に関するプログラムやデータを読み込み、スピーカ34,35を駆動するための音声信号を生成するために設けられている。
音源ROM429は、演出を実行するためのプログラムやデータを記憶するために設けられている。具体的には、音声に関するプログラムやデータ等を記憶している。
ランプ制御部430は、主として演出を行う時に、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、スタートレバー演出用ランプ42を制御するための基板である。また、ランプ制御部430は、ランプ制御CPU431、ランプ制御ROM432、及びランプ制御RAM433を有している。また、ランプ制御部430には、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、スタートレバー演出用ランプ42、ドライブ基板43が接続されている。
スタートレバー演出用ランプ42は、高輝度発光ダイオードからなり、所定の条件が充足されたことに基づいて、遊技者に対して視覚に訴える演出を行うために設けられている。ここで、ランプ制御部430は、後述の内部抽選処理において、所定の当選エリアが当選された場合等の所定の条件が充足されたことに基づいて、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。
ドライブ基板43は、演出装置44を可動する制御を行うための基板である。また、ドライブ基板43は、ランプ制御部430からの所定の信号を受信したことに基づいて、演出装置44を可動させる制御を行う。
演出装置44は、液晶表示装置46の背面側に設けられている。ここで、ランプ制御部430は、サブ制御基板400から所定の信号を受信したことに基づいて、ドライブ基板43を介して、演出装置44を液晶表示装置46の前面側に可動させる制御を行うことにより、遊技者に対して視覚に訴える演出を行う。
ランプ制御CPU431は、ランプ制御ROM432に記憶されているランプやLEDの発光に関するプログラムやデータを読み込み、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42を発光するための信号を生成するために設けられている。また、ランプ制御CPU431は、ランプ制御ROM432に記憶されているプログラムやデータを読み込み、演出装置44や液晶表示装置46を可動する制御を行うための信号を生成し、ドライブ基板43に送信するために設けられている。
ランプ制御ROM432は、演出を実行するためのプログラムやデータを記憶するために設けられている。具体的には、ランプ制御ROM432は、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42の発光に関するプログラムやデータ等を記憶している。また、ランプ制御ROM432は、ドライブ基板43を介して演出装置44や、液晶表示装置46を可動するためのプログラムやデータ等を記憶している。
ランプ制御RAM433は、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42を発光制御する際の一時的な記憶領域として設けられている。また、ランプ制御RAM433は、ドライブ基板43を介して演出装置44や、液晶表示装置46を可動する際の一時的な記憶領域として設けられている。
アンプ制御基板440は、主としてスピーカ34,35から音声データを出力するための基板である。また、アンプ制御基板は、下部スピーカ用アンプ441、及び上部スピーカ用アンプ442が接続されている。
下部スピーカ用アンプ441は、音源IC428からの音声信号を増幅して下部スピーカ34に出力するために設けられている。
上部スピーカ用アンプ442は、音源IC428からの音声信号を増幅して上部スピーカ35に出力するために設けられている。
第1の実施形態においては、RTC装置406に対して、ドア開放センサ60sが接続されている。ドア開放センサ60sは、鍵穴4の裏面側に設けられ、前面扉3の開放を検知するためのセンサである。なお、第1の実施形態において、ドア開放センサ60sは、発光部と受光部からなり、鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入し、当該専用の鍵を時計回り方向に所定角度回動させると、図示しない施錠部が回動することとなる。そして、当該施錠部が回動することにより、発光部から発光された光が受光部に届かなくなる。これにより、ドア開放センサ60sは、前面扉3の開放を検知することとなる。尚、ドア開放センサ60sに対しては、上述したRTC装置406に用いられるバックアップ電源を用いることができる。このように構成することで、遊技機の電源が切られているときであっても、サブ制御基板400側において(特にRTC装置406において)、前面扉3の開放および閉鎖を検知することができる。尚、ドア開放センサ60sとして用いるセンサとしては、発光部および受光部で構成されるものでもよいし、前面扉3の開状態、閉状態によって押圧状態、非押圧状態に変化するスイッチのようなものでもよい。尚、遊技機に電源が供給されていないときに、バックアップ電源をサブ制御基板400に供給するようにして、サブ制御基板400と、ドア開放センサ60sとで、前面扉3の開放および閉鎖を検知するように設計することもできる。この場合、RTC装置406を備えていない遊技機であっても、遊技機に電源が供給されていないときの、前面扉3の開放および閉鎖を検知することができる。よって、ドア開放センサ60sは、RTC装置406に接続せずに、サブ制御基板400に接続するようにしてもよい。
次に、図5に基づいて、図柄配置テーブルの説明を行う。
次に、図6に基づいて、図柄コードテーブルについて説明を行う。
次に、図7に基づいて、図柄組み合わせテーブルについて説明を行う。
次に、図8に基づいて、当選エリアと、停止ボタンの操作順序と、入賞等の関係について説明を行う。
次に、図9〜図12に基づいて、当選エリア決定テーブルについて説明を行う。
RT0用当選エリア決定テーブルは、図9に示す通り、当選エリア「ハズレ」、「通常リプレイ」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT0遊技状態においては、「ART突入リプレイ01〜03」、「青7揃いリプレイ」、及び「準備リプレイ01〜04」が当選エリアとして決定されることは無い。
RT1用当選エリア決定テーブルは、図10に示す通り、当選エリア「ハズレ」、「青7揃いリプレイ」、「準備リプレイ01〜04」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT1遊技状態においては、「ART突入リプレイ01〜03」、及び「通常リプレイ」が当選エリアとして決定されることは無い。
RT2用当選エリア決定テーブルは、図11に示す通り、当選エリア「ART突入リプレイ01〜03」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT2遊技状態においては、「ハズレ」、「青7揃いリプレイ」、「準備リプレイ01〜04」、及び「通常リプレイ」が当選エリアとして決定されることは無い。
RT3用当選エリア決定テーブルは、図12に示す通り、当選エリア「通常リプレイ」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT3遊技状態においては、「ハズレ」、「ART突入リプレイ01〜03」、「青7揃いリプレイ」、及び「準備リプレイ01〜04」が当選エリアとして決定されることは無い。
次に、図13に基づいて、遊技状態移行図について説明を行う。
次に、図14に基づいて、サブ制御基板により管理される状態一覧について説明を行う。
次に、図15に基づいて、状態移行図についての説明を行う。
次に、図16に基づいて、演出決定テーブルについて説明を行う。
次に、図17に基づいて、ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルについて説明を行う。
次に、図18に基づいて、ART準備状態振分テーブルについて説明を行う。
ART準備状態Aは、ART準備状態A、ART準備状態B,及びART準備状態Cの中で最も有利な度合いが低い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Aにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「BAR1」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
ART準備状態Bは、ART準備状態Aよりも有利な度合いが高く、ART準備状態Cよりも有利な度合いが低い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Bにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「赤7」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
ART準備状態Cは、ART準備状態A、ART準備状態B,及びART準備状態Cの中で最も有利な度合いが高い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Cにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「青7」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
次に、図19に基づいて、昇格抽選テーブルについて説明を行う。
次に、図20に基づいて、上乗せゲーム数決定テーブルについて説明を行う。
次に、図21に基づいて、初期カウント値設定テーブルについて説明を行う。
次に、図22に基づいて、判定値テーブルについて説明を行う。
次に、図23に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
ステップS1において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
ステップS2において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS2において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS2=Yes)、ステップS3に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS2=No)、ステップS5に処理を移行する。
ステップS3において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
ステップS4において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS3で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
ステップS5において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS5の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
次に、図24に基づいて、メインループ処理についての説明を行う。
ステップS101において、メインCPU301は、初期化処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタックポインタをセットしたり、メインRAM303の初期化処理を行ったりする処理を行う。なお、ステップS101の処理は、毎ゲーム行われる初期化処理である。そして、ステップS101の処理が終了すると、ステップS102に処理を移行する。
ステップS102において、メインCPU301は、遊技開始管理処理を行う。具体的には、払出枚数をクリアする処理や、現在の遊技状態をセットする処理を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS103に処理を移行する。
ステップS103において、メインCPU301は、オーバーフロー表示処理を行う。具体的には、補助貯留部満タンセンサ530sにより、補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されていることが検出されたことに基づいて、メインCPU301は、中継基板200を介して、払出枚数表示器27により所定のエラー表示を行う処理を行う。そして、ステップS103の処理が終了すると、ステップS104に処理を移行する。
ステップS104において、メインCPU301は、メダル受付開始処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、再遊技が作動していない場合に、メダルの受付を許可する処理等を行う。そして、ステップS104の処理が終了すると、ステップS105に処理を移行する。
ステップS105において、メインCPU301は、メダル管理処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メダル投入口6にメダルが投入されたか否かをチェックする処理等を行う。そして、ステップS105の処理が終了すると、ステップS106に処理を移行する。
ステップS106において、メインCPU301は、後で図25を用いて詳述するスタートレバーチェック処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、スタートスイッチ10swがONであるか否かを判定する処理等を行う。そして、ステップS106の処理が終了すると、ステップS107に処理を移行する。
ステップS107において、メインCPU301は、後で図26を用いて詳述する内部抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、抽選により当選エリアを決定する処理等を行う。そして、ステップS107の処理が終了すると、ステップS108に処理を移行する。
ステップS108において、メインCPU301は、リール回転開始受付コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS107で決定された当選エリアに係る情報等を有するリール回転開始受付コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に処理を移行する。
ステップS109において、メインCPU301は、後で図27を用いて詳述するリール回転開始準備処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、最小一遊技時間をセットする処理等を行う。そして、ステップS109の処理が終了すると、ステップS110に処理を移行する。
ステップS110において、メインCPU301は、リール回転開始処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101、102、103を駆動することにより、リール17を定速回転させるためのデータをセットする処理を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に処理を移行する。
ステップS111において、メインCPU301は、後で図28を用いて詳述するリール回転中処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13に対する停止操作を検出したことに基づいて、対応するリール17の回転を停止させる制御等を行う。そして、ステップS111の処理が終了すると、ステップS112に処理を移行する。
ステップS112において、メインCPU301は、リール停止コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、停止したリール17の種別に係る情報や、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13に対する停止操作を検出した際の図柄位置に係る情報、当該図柄位置に対応する図柄コードに係る情報を有するリール停止コマンドを送信するために、当該リール停止コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS112の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
ステップS113において、メインCPU301は、全リールが停止済みであるか否かを判定する。具体的には、メインCPU301は、ステップS110のリール回転開始処理により回転されたリール17が、停止ボタン11,12,13の操作により、全て停止したか否かを判定する処理を行う。そして、全リールが停止済みであると判定された場合には(ステップS113=Yes)、ステップS114に処理を移行し、何れかのリールが停止済みでないと判定された場合には(ステップS113=No)、ステップS111に処理を移行する。
ステップS114において、メインCPU301は、後で図29を用いて詳述する表示判定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、入賞した図柄の組み合わせに応じて払出枚数を算定する処理等を行う。そして、ステップS114の処理が終了すると、ステップS115に処理を移行する。
ステップS115において、メインCPU301は、払出処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、電源基板500を介してホッパー520を駆動することによりメダルを払い出す処理等を行う。そして、ステップS115の処理が終了すると、ステップS116に処理を移行する。
ステップS116において、メインCPU301は、後で図30を用いて詳述する遊技状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、遊技状態を移行させる処理等を行う。そして、ステップS116の処理が終了すると、ステップS101に処理を移行し、メインループ処理を繰り返し実行する。
次に、図25に基づいて、図24のステップS106の処理により行われるスタートレバーチェック処理についての説明を行う。なお、図25はスタートレバーチェック処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS106−1において、メインCPU301は、スタートスイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、(a)メインRAM303に設けられているメダル投入枚数格納領域の値が「3」である場合、または(b)メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の再遊技作動中フラグがONである場合において、スタートスイッチ10swが遊技者によるスタートレバー10の操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、スタートスイッチがONであると判定された場合には(ステップS106−1=Yes)、ステップS106−2に処理を移行し、スタートスイッチがONではないと判定された場合には(ステップS106−1=No)、スタートスイッチがONとなるまで、ステップS106−1の処理を繰り返し実行する。
ステップS106−2において、メインCPU301は、再遊技作動中フラグをOFFにする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の値をOFFにする処理を行う。そして、ステップS106−2の処理が終了すると、スタートレバーチェック処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS107に処理を移行する。
次に、図26に基づいて、図24のステップS107の処理により行われる内部抽選処理についての説明を行う。なお、図26は内部抽選処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS107−1において、メインCPU301は、ハード乱数取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数発生器304により生成した乱数値を抽出する処理を行う。ここで、メインCPU301は、乱数発生器304が生成した乱数値を抽出した場合に、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−1の処理が終了すると、ステップS107−2に処理を移行する。
ステップS107−2において、メインCPU301は、遊技状態を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、遊技状態を取得する処理を行う。そして、ステップS107−2の処理が終了すると、ステップS107−3に処理を移行する。
ステップS107−3において、メインCPU301は、抽選回数を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−2の処理により取得した遊技状態に基づいて、抽選回数を取得する処理を行う。ここで、第1の実施形態において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値がどの値であっても、抽選回数として「24」を取得し、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−3の処理が終了すると、ステップS107−4に処理を移行する。
ステップS107−4において、メインCPU301は、抽選データ取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、現在の抽選回数に対応する当選エリアの抽選値を取得する処理を行う。例えば、設定値が「1」の場合において、抽選回数が「24」の場合には、「特殊役02」に係る抽選値「369」を取得する処理を行う。また、設定値が「1」の場合において、抽選回数が「23」の場合には、「特殊役01」に係る抽選値「600」を取得する処理を行う。そして、ステップS107−4の処理が終了すると、ステップS107−5に処理を移行する。
ステップS107−5において、メインCPU301は、演算更新処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている乱数値の値から、ステップS107−4の処理により取得した現在の抽選回数に対応する当選エリアの抽選値を減算する処理を行い、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている乱数値の値を、減算した結果の値に更新する処理を行う。そして、ステップS107−5の処理が終了すると、ステップS107−6に処理を移行する。
ステップS107−6において、メインCPU301は、当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303の当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている値が負の値であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選したと判定された場合には(ステップS107−6=Yes)、ステップS107―7に処理を移行する。一方、当選していないと判定された場合には(ステップS107−6=No)、ステップS107−8に処理を移行する。
ステップS107−7において、メインCPU301は、データ格納処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−6の処理により当選となったと判定された当選エリアを、メインRAM303に設けられている当選エリア格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−7の処理が終了すると、内部抽選処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS108に処理を移行する。
ステップS107−8において、メインCPU301は、抽選回数から「1」減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に記憶されている値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS107−8の処理が終了すると、ステップS107−9に処理を移行する。
ステップS107−9において、メインCPU301は、抽選回数が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−8の処理により、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に記憶されている値から「1」減算された結果、抽選回数格納領域の値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、抽選回数が「0」であると判定された場合には(ステップS107−9=Yes)、内部抽選処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS108に処理を移行する。一方、抽選回数が「0」ではないと判定された場合には(ステップS107−9=No)、ステップS107−4に処理を移行する。
次に、図27に基づいて、図24のステップS109の処理により行われるリール回転開始準備処理についての説明を行う。なお、図27はリール回転開始準備処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS109−1において、メインCPU301は、最小1遊技時間が経過したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、前回の遊技において、後述のステップS109−2の処理により設定されたタイマカウンタの値が「0」になったか否かを判定する処理を行う。そして、最小1遊技時間が経過したと判定された場合には(ステップS109−1=Yes)、ステップS109−2に処理を移行し、最小1遊技時間が経過していないと判定された場合には(ステップS109−1=No)、最小1遊技時間が経過するまで、ステップS109−1の処理を繰り返し実行する。
ステップS109−2において、メインCPU301は、最小1遊技時間をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技に対する射幸性を抑えるために、今回の遊技におけるステップS109−2の処理から次回の遊技におけるステップS109−2の処理までの時間が最小1遊技時間未満とならないように、最小1遊技時間をタイマカウンタにセットする処理を行う。ここで、第1の実施形態において、最小1遊技時間は、約4.1秒である。そして、ステップS109−2の処理が終了すると、ステップS109−3に処理を移行する。
ステップS109−3において、メインCPU301は、定速回転待ち時間をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール17の回転速度が定速になるまでの待ち時間をセットする処理を行う。そして、ステップS109−3の処理が終了すると、ステップS109−4に処理を移行する。
ステップS109−4において、メインCPU301は、リール回転開始コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、リール17の回転が開始される旨の情報等を有するリール回転開始コマンドを送信するために、当該リール回転開始コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS109−4の処理が終了すると、リール回転開始準備処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS110に処理を移行する。
次に、図28に基づいて、図24のステップS111の処理により行われるリール回転中処理についての説明を行う。なお、図28はリール回転中処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS111−1において、メインCPU301は、停止ボタン押圧時か否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13の操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、停止ボタンが押圧されたと判定された場合には(ステップS111−1=Yes)、ステップS111−2に処理を移行し、停止ボタンが押圧されていないと判定された場合には(ステップS111−1=No)、リール回転中処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS112に処理を移行する。
ステップS111−2において、メインCPU301は、押圧基準位置取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、対象となるリール17と、ステッピングモータ101,102,103に供給しているパルスのカウンタ値に基づいて、押圧基準位置を取得し、メインRAM303に設けられている押圧基準位置格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS111−2の処理が終了すると、ステップS111−3に処理を移行する。
ステップS111−3において、メインCPU301は、滑りコマ数取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている滑りコマ数決定テーブル(図示せず)、内部抽選処理により決定された当選エリア、停止ボタン11,12,13の操作順序等に基づいて、滑りコマ数を取得する処理を行う。ここで、本実施の形態において、メインCPU301は、滑りコマ数として、「0」コマから「4」コマの範囲内で滑りコマ数を決定する処理を行う。そして、ステップS111−3の処理が終了すると、ステップS111−4に処理を移行する。
ステップS111−4において、メインCPU301は、リール停止処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS111−2の処理により取得した押圧基準位置と、ステップS111−3の処理により取得した滑りコマ数とに基づいて、制御リールを停止させる処理を行う。そして、ステップS111−4の処理が終了すると、リール回転中処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS112に処理を移行する。
次に、図29に基づいて、図24のステップS114の処理により行われる表示判定処理についての説明を行う。なお、図29は表示判定処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS114−1において、メインCPU301は、表示判定エラー検出処理を行う。具体的には、メインCPU301は、内部抽選処理により決定された当選エリアと、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせとに基づいて、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせが異常でないか否かの判定を行う。そして、ステップS114−1の処理が終了すると、ステップS114−2に処理を移行する。
ステップS114−2において、メインCPU301は、表示判定エラーを検出したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS114−1の表示判定エラー検出処理により異常が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定エラーを検出したと判定された場合には(ステップS114−2=Yes)、ステップS114−3に処理を移行し、表示判定エラーを検出していないと判定された場合には(ステップS114−2=No)、ステップS114−5に処理を移行する。
ステップS114−3において、メインCPU301は、表示判定エラーコマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、表示判定エラーに係る情報を有する表示判定エラーコマンドを送信するために、当該表示判定エラーコマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS114−3の処理が終了すると、ステップS114−4に処理を移行する。
ステップS114−4において、メインCPU301は、表示判定エラー検出時処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS114−2の処理において、表示判定エラーを検出したと判定していることから(ステップS114−2=Yes)、内部抽選処理により決定されていない当選エリアに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたこととなるため、エラー状態から復帰不可能とするための表示判定エラー検出時処理を行う。そして、メインCPU301は、ステップS114−4の処理が終了すると、図24のメインループ処理に復帰せず、処理を終了する。
ステップS114−5において、メインCPU301は、再遊技表示時か否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、再遊技に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、再遊技表示時であると判定された場合には(ステップS114−5=Yes)、ステップS114−6に処理を移行し、再遊技表示時ではないと判定された場合には(ステップS114−5=No)、ステップS114−7に処理を移行する。
ステップS114−6において、メインCPU301は、再遊技作動中フラグをONにする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303の再遊技作動中フラグ格納領域の再遊技作動中フラグをONにする処理を行う。そして、ステップS114−6の処理が終了すると、ステップS114−9に処理を移行する。
ステップS114−7において、メインCPU301は、入賞図柄が表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、入賞図柄が表示されたと判定された場合には(ステップS114−7=Yes)、ステップS114−8に処理を移行し、入賞図柄が表示されていないと判定された場合には(ステップS114−7=No)、ステップS114−9に処理を移行する。
ステップS114−8において、メインCPU301は、払出枚数算定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に表示された入賞に係る図柄の組み合わせと、図柄組み合わせテーブル(図7参照)とに基づいて、払出枚数を算定する処理を行う。そして、ステップS114−8の処理が終了すると、ステップS114−9に処理を移行する。
ステップS114−9において、メインCPU301は、表示判定コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに係る情報を有する表示判定コマンドを送信するために、当該表示判定コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS114−9の処理が終了すると、表示判定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS115に処理を移行する。
次に、図30に基づいて、図24のステップS116の処理により行われる遊技状態移行処理についての説明を行う。なお、図30は遊技状態移行処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS116−1において、メインCPU301は、RT0遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT0遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT0遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−1=Yes)、ステップS116−2に処理を移行し、RT0遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−1=No)、ステップS116−4に処理を移行する。
ステップS116−2において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−2=Yes)、ステップS116−3に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−2=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−3において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−3の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−4において、メインCPU301は、RT1遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT1遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT1遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−4=Yes)、ステップS116−5に処理を移行し、RT1遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−4=No)、ステップS116−9に処理を移行する。
ステップS116−5において、メインCPU301は、準備リプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に準備リプレイに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、準備リプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−5=Yes)、ステップS116−6に処理を移行し、準備リプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−5=No)、ステップS116−7に処理を移行する。
ステップS116−6において、メインCPU301は、RT2遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT2遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−6の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−7において、メインCPU301は、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に青7リプレイまたはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−7=Yes)、ステップS116−8に処理を移行し、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−7=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−8において、メインCPU301は、RT3遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT3遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−8の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−9において、メインCPU301は、RT2遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT2遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT2遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−9=Yes)、ステップS116−10に処理を移行し、RT2遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−9=No)、ステップS116−14に処理を移行する。
ステップS116−10において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−10=Yes)、ステップS116−11に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−10=No)、ステップS116−12に処理を移行する。
ステップS116−11において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−11の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−12において、メインCPU301は、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイの何れかが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイのうち、何れかの図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、赤7リプレイ、青7リプレイ、またはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−12=Yes)、ステップS116−13に処理を移行し、赤7リプレイ、青7リプレイ、またはフォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−12=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−13において、メインCPU301は、RT3遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT3遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−13の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−14において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−14=Yes)、ステップS116−15に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−14=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
ステップS116−15において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−15の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
次に、図31に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を通じて、リール制御基板100,中継基板200、電源基板500からの信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小1遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
次に、図32に基づいて、サブ制御基板400におけるメイン処理についての説明を行う。なお、サブ制御基板400におけるメイン処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
ステップS301において、サブCPU402は、後で図33を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、製造工場から遊技場への遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、RTC装置406の所定の記憶領域に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値を設定する処理を行う。また、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に、初期カウント値に対応する判定値を設定する処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU402は、後で図34を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、遊技場への遊技機の納入時において特定操作を行うことで納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域に記憶されているカウント値と、判定値とを照合して、照合結果を導出する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。尚、納入時確認モードの詳細は、後で図47を用いて説明する。
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU402は、後で図35を用いて詳述する主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
ステップS308において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
次に、図33に基づいて、サブ制御基板400における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図33は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS301−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS301−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
ステップS301−2において、サブCPU402は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷時において、RTC装置406のカウント値格納領域に記憶させる初期カウント値を取得するべく、所定の乱数値を取得する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生器403から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、ステップS301−3に処理を移行する。
ステップS301−3において、サブCPU402は、初期カウント値をRTC装置406に設けられたカウント値格納領域に記憶させるように、初期カウント値情報をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−2において取得した乱数値を基に、サブROM404に記憶された初期カウント値設定テーブル(図21参照)と照らし合わせて、当該乱数値に対応する初期カウント値を選択し、RTC装置406におけるカウント値格納領域に格納させる処理を行う。そして、ステップS301−3の処理が終了すると、ステップS301−4に処理を移行する。
ステップS301−4において、サブCPU402は、判定値をサブRAM405に記憶させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−3においてRTC装置406に記憶させた初期カウント値を基に、当該初期カウント値に対応する判定値を、サブROM404に記憶された判定値テーブル(図22参照)を参照して、判定値格納領域に記憶させる処理を行う。そして、ステップS301−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
次に、図34に基づいて、サブ制御基板400における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図34は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU402は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406のカウント値格納領域に格納されたカウント値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−2の処理が終了すると、ステップS302−3に処理を移行する。
ステップS302−3において、サブCPU402は、判定値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に格納された判定値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、ステップS302−4に処理を移行する。
ステップS302−4において、サブCPU402は、カウント値と判定値とを照合させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2において取得したカウント値と、ステップS302−3において読み出した判定値とを照合させる処理を行う。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
ステップS302−5において、サブCPU402は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−4において、カウント値と判定値とを照合した結果、カウント値と判定値とが一致したか(同じ値を示しているか)否かを判断する処理を行う。そして、カウント値と判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS302−5=Yes)、ステップS302−7に処理を移行し、カウント値と判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS302−5=No)、ステップS302−6に処理を移行する。尚、ステップS302−4における処理と、ステップS302−5における処理とは1つの処理にまとめてもよい。
ステップS302−6において、サブCPU402は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−5において、カウント値と判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって前面扉3が開放されたことを示すエラーを検知する処理を行う。そして、ステップS302−6の処理が終了すると、ステップS302−7に処理を移行する。
ステップS302−7において、サブCPU402は、ステップS302−5の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力し、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力する。そして、ステップS302−7の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図35に基づいて、主基板通信処理についての説明を行う。なお、図35は、主基板通信処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−1において、サブCPU402は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−1=Yes)、ステップS304−2に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−1=No)、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−2において、サブCPU402は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるため、当該前回送信されたコマンドと異なるコマンドに基づいて、遊技情報を作成し、サブRAM405の所定の格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS304−2の処理が終了すると、ステップS304−3に処理を移行する。
ステップS304−3において、サブCPU402は、後で図36を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS304−2の処理により格納した遊技情報に基づいた処理を実行する。そして、ステップS304−3の処理が終了すると、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図36に基づいて、コマンド解析処理についての説明を行う。なお、図36はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−1において、サブCPU402は、設定変更コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが設定変更コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−1=Yes)、ステップS304−3−2に処理を移行し、設定変更コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−1=No)、ステップS304−3−3に処理を移行する。
ステップS304−3−2において、サブCPU402は、設定変更コマンド受信時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、受信した設定変更コマンドに含まれている情報に基づいて、設定変更時の演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、液晶表示装置46に設定変更中である旨の画像データを表示する旨の演出を決定したり、設定変更が完了した旨の画像データを表示する旨の演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS304−3−2の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−3において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始受付コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始受付コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−3=Yes)、ステップS304−3−4に処理を移行し、リール回転開始受付コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−3=No)、ステップS304−3−5に処理を移行する。
ステップS304−3−4において、サブCPU402は、後で図37を用いて詳述するリール回転開始受付コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始受付コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−4の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−5において、サブCPU402は、リール回転開始コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−5=Yes)、ステップS304−3−6に処理を移行し、リール回転開始コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−5=No)、ステップS304−3−7に処理を移行する。
ステップS304−3−6において、サブCPU402は、リール回転開始コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始コマンドに含まれている情報に基づいて、リール回転開始時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−6の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−7において、サブCPU402は、リール停止コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール停止コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール停止コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−7=Yes)、ステップS304−3−8に処理を移行し、リール停止コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−7=No)、ステップS304−3−9に処理を移行する。
ステップS304−3−8において、サブCPU402は、リール停止コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール停止コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−8の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−9において、サブCPU402は、エラーコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがエラーコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、エラーコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−9=Yes)、ステップS304−3−10に処理を移行し、エラーコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−9=No)、ステップS304−3−11に処理を移行する。
ステップS304−3−10において、サブCPU402は、エラーコマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したエラーコマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、演出内容として、エラーが検出された旨の画像データを液晶表示装置46に表示する演出を決定したり、エラーが検出された際に出力する音声データをスピーカ34,35から出力する演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS304−3−10の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−11において、サブCPU402は、表示判定コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが表示判定コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−11=Yes)、ステップS304−3−12に処理を移行し、表示判定コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−11=No)、ステップS304−3−13に処理を移行する。
ステップS304−3−12において、サブCPU402は、後で図41を用いて詳述する表示判定コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信した表示判定コマンドに含まれている情報に基づいて、入賞等が成立した時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−12の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−13において、サブCPU402は、受信したコマンドに応じた処理を実行する制御を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−13の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図37に基づいて、リール回転開始受付コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図37はリール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−4−1において、サブCPU402は、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に格納されている値に基づいて、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「01」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−1=Yes)、ステップS304−3−4−2に処理を移行し、状態番号が「01」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−1=No)、ステップS304−3−4−3に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2において、サブCPU402は、後で図38を用いて詳述する通常状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−2の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−4−3において、サブCPU402は、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に格納されている値に基づいて、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「02」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−3=Yes)、ステップS304−3−4−4に処理を移行し、状態番号が「02」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−3=No)、ステップS304−3−4−5に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4において、サブCPU402は、後で図39を用いて詳述するART準備状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態AまたはART準備状態Bにおいて、昇格抽選テーブル(図19参照)に基づいて、昇格抽選に係る処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−4の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5において、サブCPU402は、後で図40を用いて詳述するART状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、ARTゲーム数を上乗せするARTゲーム数上乗せ抽選処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−5の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理を終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図38に基づいて、通常状態用処理についての説明を行う。なお、図38は通常状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−4−2−1において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に格納されているART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−1の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−2に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2−2において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−2−1の処理によりART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算した結果、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−2−2=Yes)、ステップS304−3−4−2−3に処理を移行し、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−2−2=No)、ステップS304−3−4−2−6に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2−3において、サブCPU402は、状態番号として「02」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「02」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−3の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−4に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2−4において、サブCPU402は、ART準備状態振分処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態振分テーブル(図18参照)に基づいて、ART準備状態A、ART準備状態B、ART準備状態Cのうちの何れかを決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−4の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−5に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2−5において、サブCPU402は、ART準備状態格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−2−4の処理により決定されたART準備状態A、ART準備状態B、ART準備状態Cのうちの何れかに係る情報を、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−5の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−6に処理を移行する。
ステップS304−3−4−2−6において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられている通常状態用演出決定テーブル(図16(a)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−6の処理が終了すると、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図39に基づいて、ART準備状態用処理についての説明を行う。なお、図39はART準備状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−4−4−1において、サブCPU402は、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Aであると判定された場合には(ステップS304−3−4−4−1=Yes)、ステップS304−3−4−4−2に処理を移行し、ART準備状態Aではないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−1=No)、ステップS304−3−4−4−5に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−2において、サブCPU402は、昇格抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ART準備状態A用昇格抽選テーブル(図19(a)参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報に基づいて、昇格抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−4−2の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−3に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−3において、サブCPU402は、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−4−2の昇格抽選処理による抽選の結果、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−3=Yes)、ステップS304−3−4−4−4に処理を移行し、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されていないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−3=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−4において、サブCPU402は、ART準備状態更新処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値を、ステップS304−3−4−4−2の昇格抽選処理による抽選により決定された移行先のART準備状態に係る情報に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−4の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−5において、サブCPU402は、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Bであると判定された場合には(ステップS304−3−4−4−5=Yes)、ステップS304−3−4−4−6に処理を移行し、ART準備状態Bではないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−5=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−6において、サブCPU402は、昇格抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ART準備状態B用昇格抽選テーブル(図19(b)参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報に基づいて、昇格抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−4−6の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−7に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−7において、サブCPU402は、ART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−4−6の昇格抽選処理による抽選の結果、ART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Cに移行することが決定されたと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−7=Yes)、ステップS304−3−4−4−8に処理を移行し、ART準備状態Cに移行することが決定されていないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−7=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−8において、サブCPU402は、ART準備状態更新処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値を、ステップS304−3−4−4−6の昇格抽選処理による抽選により決定された移行先のART準備状態に係る情報に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−8の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
ステップS304−3−4−4−9において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態用演出決定テーブル(図16(b)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−9の処理が終了すると、ART準備状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図40に基づいて、ART状態用処理についての説明を行う。なお、図40はART状態用処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−4−5−1において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−1の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−2に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5−2において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−5−1の処理により、ARTゲーム数カウンタの値から「1」減算した結果、ARTゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−5−2=Yes)、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行し、ARTゲーム数カウンタの値が「0」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−2=No)、ステップS304−3−4−5−3に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5−3において、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、上乗せゲーム数決定テーブル(図20参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、ART状態において遊技可能なゲーム数の上乗せ抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−5−3の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−4に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5−4において、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−5−3のARTゲーム数上乗せ抽選処理による抽選の結果、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。ここで、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選処理を行った結果、上乗せゲーム数として、「0」ゲームを決定しなかった場合、すなわち、上乗せゲーム数として「10」ゲーム以上のゲーム数を決定した場合に、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したと判定する。そして、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−4=Yes)、ステップS304−3−4−5−5に処理を移行し、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−4=No)、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5−5において、サブCPU402は、ARTゲーム数加算処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に、ステップS304−3−4−5−3のARTゲーム数上乗せ抽選処理により当選したART上乗せゲーム数の値を加算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−5の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行する。
ステップS304−3−4−5−6において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART状態用演出決定テーブル(図16(c)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−6の処理が終了すると、ART状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図41に基づいて、表示判定コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図41は表示判定コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−12−1において、サブCPU402は、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された表示判定コマンドに係る情報に基づいて、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS304−3−12−1=YES)、ステップS304−3−12−2に処理を移行し、赤7リプレイ、青7リプレイ、フォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS304−3−12−1=NO)、ステップS304−3−12−3に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2において、サブCPU402は、後で図42を用いて詳述する赤・青7・フォローリプレイ表示時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2の処理が終了すると、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−3において、サブCPU402は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された表示判定コマンドに係る情報に基づいて、ブランクに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS304−3−12−3=YES)、ステップS304−3−12−4に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS304−3−12−3=NO)、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−4において、サブCPU402は、後で図42を用いて詳述するブランク表示時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態に移行するためのゲーム数を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−12−4の処理が終了すると、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−5において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンド受信時において決定された演出と、停止ボタン11,12,13の停止操作位置や、停止操作順序等に基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−5の処理が終了すると、表示判定コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
次に、図42に基づいて、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理についての説明を行う。なお、図42は赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−12−2−1において、サブCPU402は、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「01」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「01」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−1=Yes)、ステップS304−3−12−2−2に処理を移行し、状態番号が「01」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−1=No)、ステップS304−3−12−2−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−2において、サブCPU402は、当選エリアが「04」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたリール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、当選エリアが「04」であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選エリアが「04」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−2=Yes)、ステップS304−3−12−2−3に処理を移行し、当選エリアが「04」ではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−2=No)、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−3において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−3の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−4に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−4において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−4の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−5において、サブCPU402は、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「02」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「02」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−5=Yes)、ステップS304−3−12−2−6に処理を移行し、状態番号が「02」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−5=No)、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−6において、サブCPU402は、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Aであると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−6=Yes)、ステップS304−3−12−2−7に処理を移行し、ART準備状態Aではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−6=No)、ステップS304−3−12−2−9に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−7において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−7の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−8に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−8において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「50」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「50」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−8の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−9において、サブCPU402は、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Bであると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−9=Yes)、ステップS304−3−12−2−10に処理を移行し、ART準備状態Bではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−9=No)、ステップS304−3−12−2−12に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−10において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−10の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−11に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−11において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「100」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「100」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−11の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−12において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−12の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−13に処理を移行する。
ステップS304−3−12−2−13において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−13の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
次に、図43に基づいて、ブランク表示時処理についての説明を行う。なお、図43はブランク表示時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS304−3−12−4−1において、サブCPU402は、状態番号が「03」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「03」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「03」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−4−1=Yes)、ステップS304−3−12−4−2に処理を移行し、状態番号が「03」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−4−1=No)、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−4−2において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−4−2=Yes)、ステップS304−3−12−4−3に処理を移行し、ARTゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−4−2=No)、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
ステップS304−3−12−4−3において、サブCPU402は、状態番号として「01」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「01」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−4−3の処理が終了すると、ステップS304−3−12−4−4に処理を移行する。
ステップS304−3−12−4−4において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態移行ゲーム数決定テーブル(図17参照)に基づいて、ART準備状態に移行するまでのゲーム数の範囲を決定し、決定されたゲーム数の範囲内で、ART準備状態に移行するまでのゲーム数を抽選により決定する制御を行う。そして、サブCPU402は、決定されたART準備状態に移行するまでのゲーム数を、サブRAM405に設けられているART準備状態移行ゲーム数カウンタに格納する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−4−4の処理が終了すると、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
次に、図44に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図44は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図44における処理を実行可能に構成されている。
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
次に、図45に基づいて、第1の実施形態の概要の説明を行う。
第1の実施形態においては、搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源を用いて、RTC装置406が、前面扉3が開放されたことを検知するようにした。また、サブCPU402は、製造工場における出荷の段階にて定めた値と、遊技場における納入の段階で示す値とが一致しなかった場合に、エラーと判定するようにしたので、搬送過程において前面扉3が開放され、不正な基板に交換するなどの何らかの不正が行われている虞があることに、早期に気付くことができる。
次に、第2の実施形態における説明を行う。尚、第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
まず、図48に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。
ステップS301において、サブCPU402は、後で図49を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、RTC装置406の所定の記憶領域に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値を設定する処理を行う。また、サブCPU402は、初期カウント値を示すコマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU402は、後で図50を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、遊技場への遊技機の納入時において、例えば、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域に記憶されているカウント値を読み出して、カウント値を示すコマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU402は、図35における主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
ステップS308において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
次に、図49に基づいて、サブ制御基板400における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図49は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS301−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS301−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
ステップS301−2において、サブCPU402は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷時においてカウント値格納領域に記憶させる初期カウント値を取得するべく、所定の乱数値を取得する。そして、取得した乱数値を図21で示される初期カウント値設定テーブルと照らし合わせて、初期カウント値を設定する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生器403から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、ステップS301−3に処理を移行する。
ステップS301−3において、サブCPU402は、初期カウント値をRTC装置406に設けられたカウント値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−2において取得した乱数値を基に、当該乱数値に対応する初期カウント値を、カウント値格納領域に記憶させる処理を行う。そして、ステップS301−3の処理が終了すると、ステップS301−4に処理を移行する。
ステップS301−4において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−3において格納させた初期カウント値をメイン制御基板300に送信すべく、初期カウント値コマンドをセットする。そして、ステップS301−4の処理が終了すると、ステップS301−5に処理を移行する。
次に、図50に基づいて、サブ制御基板400における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図50は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU402は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406のカウント値格納領域に格納されたカウント値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−2の処理が終了すると、ステップS302−2に処理を移行する。
ステップS302−3において、サブCPU402は、カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2において読み出したカウント値を、メイン制御基板300に送信すべく、カウント値コマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図51に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図51は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図51における処理を実行可能に構成されている。
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
次に、図52に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
ステップS1において、メインCPU301は、後で図53を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、遊技場への遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による操作によって、サブ制御基板400から送信される初期カウント値コマンドに基づいて、メインRAM303に設けられた判定値格納領域に判定値を設定する処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
ステップS2において、メインCPU301は、後で図54を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、遊技場への遊技機の納入時において、例えば、遊技場の管理者による操作によって、カウント値格納領域に記憶されているカウント値と、判定値とを照合して、照合結果を導出する処理を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
ステップS3において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
ステップS4において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS4において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS4=Yes)、ステップS5に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS4=No)、ステップS7に処理を移行する。
ステップS5において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6に処理を移行する。
ステップS6において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS5で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
ステップS7において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS7の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
次に、図53に基づいて、メイン制御基板300における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図53は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS1−1において、メインCPU301は、判定値がセット済みであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられた判定値格納領域(尚、第2の実施形態において、判定値格納領域は、メインRAM303に設定される)に判定値がセットされているか否かを判断する。そして、判定値がセット済みであると判定された場合には(ステップS1−1=Yes)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理のステップS2に処理を移行し、判定値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS1−1=No)、ステップS1−2に処理を移行する。
ステップS1−2において、メインCPU301は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドとして、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS1−2=Yes)、ステップS1−3に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS1−2=No)、初期カウント値コマンドを受信するまでステップS1−2の処理を繰り返し行う。尚、初期カウント値コマンドは、サブCPU402における出荷時初期段階処理(図49参照)においてセットされるコマンドであって、(図49のステップS301−4の処理)、当該処理を行わせるためには、製造工場の管理者による特定操作によって初期値設定モードを起動させる必要がある。従って、特定操作の情報を知らない製造工場の管理者以外の者が、新たに初期カウント値を設定することは困難となる。これに伴って、メインRAM303に設けられた判定値格納領域に新たに判定値を設定することも困難となる。
ステップS1−3において、メインCPU301は、受信した初期カウント値に対応する判定値をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS1−2において受信した初期カウント値に基づいて、図22における判定値テーブルを参照し、初期カウント値に対応する判定値をメインRAM303の判定値格納領域にセットする。尚、第2の実施形態においては、図22で示される判定値テーブルは、メインROM302に記憶される。そして、ステップS1−3の処理が終了すると、ステップS1−4の処理に移行する。
次に、図54に基づいて、メイン制御基板300における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図54は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS2−1において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドとして、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS2−1=Yes)、ステップS2−2に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS2−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理のステップS3に処理を移行する。尚、カウント値コマンドは、サブCPU402における納入時確認段階処理(図50参照)においてセットされるコマンドであって(図50のステップS302−3の処理)、当該処理を行わせるためには、遊技場の管理者による特定操作によって納入時確認モードを起動させる必要がある。従って、特定操作の情報を知らない遊技場の管理者以外の者が、カウント値をサブCPU402からメインCPU301に送信することは困難となる。
ステップS2−2において、メインCPU301は、判定値を読み出す処理を行う。具体的には、メインCPU301は、図53のステップS1−3の処理において、メインRAM303の判定値格納領域に格納した判定値を読み出す処理を行う。そして、ステップS2−2の処理が終了すると、ステップS2−3の処理に移行する。
ステップS2−3において、メインCPU301は、カウント値と判定値とを照合させる処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−2において読み出した判定値と、サブ制御基板400から受信したカウント値とを照合させる処理を行う。そして、ステップS2−3の処理が終了すると、ステップS2−4に処理を移行する。
ステップS2−4において、メインCPU301は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−3において、カウント値と判定値とを照合した結果、カウント値と判定値とが一致したか(同じ値を示しているか)否かを判断する処理を行う。そして、カウント値と判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS2−4=Yes)、ステップS2−6に処理を移行し、カウント値と判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS2−4=No)、ステップS2−5に処理を移行する。
ステップS2−5において、メインCPU301は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−4において、カウント値と判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって前面扉3が開放されたことを示すエラーと判定する処理を行う。そして、ステップS2−5の処理が終了すると、ステップS2−6に処理を移行する。
ステップS2−6において、メインCPU301は、ステップS2−4の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」の旨の報知を、例えば、外部集中端子板より出力して、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」の旨の報知を、例えば、外部集中端子板より出力する。
次に、図55に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポートを読み込む処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドを受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小一遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
次に、図56に基づいて、入力ポート読込処理についての説明を行う。なお、図56は入力ポート読込処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS202−1において、メインCPU301は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から初期カウント値を示すコマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。そして、初期カウント値を示すコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS202−1=Yes)、ステップS202−2に処理を移行し、初期カウント値を示すコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS202−1=No)、ステップS202−3に処理を移行する。
ステップS202−2において、メインCPU301は、初期カウント値情報を受信したときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS202−1において受信した初期カウント値コマンドに基づいて、初期カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納する。そして、ステップS202−2の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
ステップS202−3において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400からカウント値を示すコマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。そして、カウント値を示すコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS202−3=Yes)、ステップS202−4に処理を移行し、カウント値を示すコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS202−3=No)、ステップS202−5に処理を移行する。
ステップS202−4において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS202−3において受信したカウント値コマンドに基づいて、カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納する。そして、ステップS202−4の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
ステップS202−5において、メインCPU301は、その他のコマンドを受信したときの処理を行う。そして、ステップS202−5の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
第2の実施形態においては、製造工場における出荷の段階において、サブ制御基板400にて設定された初期カウント値を他の制御基板(第2の実施形態においては、メイン制御基板300)に送信して、他の制御基板においては、受信した初期カウント値に基づいて、初期カウント値に対応する判定値を設定するようにした。また、搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源を用いて、前面扉3が開放されたことを検知するようにした。また、遊技場における納入の段階において、RTC装置406の所定の記憶領域でカウントしたカウント値を他の制御基板に送信して、他の制御基板においては、受信したカウント値と、出荷の段階において設定した判定値とを照合して、カウント値と判定値とが一致しなかった場合に、エラーと判定するようにしたので、搬送過程において前面扉3が開放され、不正な基板に交換するなどの何らかの不正が行われている虞があることに、早期に気付くことができる。また、2つの制御手段で照合することで、例えば一方の制御手段が不正なものに取り換えられたとしても、納入の段階において値が一致しないこととなるからエラー判定となる。よって、不正な基板を2つ用意しなくてはならず、不正を行うにあたって、煩雑化することができる。
次に、第3の実施形態における説明を行う。尚、第3の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
電源投入回数をカウントするカウント値格納領域をメインRAM303で構成して、初期カウント値に対応する判定値であって、カウント値格納領域にて記憶されたカウント値と照合するために用いられる判定値を記憶する判定値記憶手段としての判定値格納領域をサブRAM405にて構成する。尚、カウント値格納領域は、メインRAM303と、サブRAM405でともに設定するようにしてもよい。
はじめに、図57に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
ステップS1において、メインCPU301は、後で図58を用いて詳述する電源が投入されたときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みで、納入時処理完了フラグがセットされていないときに、カウント値格納領域の値を「1」加算する。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
ステップS2において、メインCPU301は、後で図59を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機の出荷時において、製造工場の管理者によって電源がオンされたことに基づいて、カウント値格納手段に定める初期カウント値を格納する処理等を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
ステップS3において、メインCPU301は、後で図60を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機の納入時において、遊技場の管理者によって電源がオンされたことに基づいて、カウント値格納領域におけるカウント値を、サブ制御基板400に送信するコマンドをセットする処理等を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
ステップS4において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS5に処理を移行する。
ステップS5において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS5において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS5=Yes)、ステップS6に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS5=No)、ステップS8に処理を移行する。
ステップS6において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS7に処理を移行する。
ステップS7において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS6で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS7の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
ステップS8において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS8の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
次に、図58に基づいて、電源投入時処理についての説明を行う。なお、図58は電源投入時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS1−1において、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域に初期カウント値がセット済みであるかを判断する。そして、初期カウント値がセット済みであると判定された場合には(ステップS1−1=Yes)、ステップS1−2に処理を移行し、初期カウント値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS1−1=No)、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS2に処理を移行する。
ステップS1−2において、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域の値を「1」加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みである場合に、メインRAM303のカウント値格納領域の値を「1」加算する。つまり、初期カウント値が設定された後は、メイン制御基板300に電源が供給された場合、メインRAM303のカウント値格納領域の値が加算されることとなる。そして、ステップS1−2の処理が終了すると、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム処理のステップS2に処理を移行する。
次に、図59に基づいて、出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図59は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS2−1において、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域に初期カウント値がセット済みであるかを判断する。そして、初期カウント値がセット済みであると判定された場合には(ステップS2−1=Yes)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS3に処理を移行し、初期カウント値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS2−1=No)、ステップS2−2に処理を移行する。
ステップS2−2において、メインCPU301は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、出荷時においてカウント値格納領域に格納させる初期カウント値を選択するべく、所定の乱数値を取得する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生部304から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。尚、この場合、図21で示される初期カウント値設定テーブルは、メインROM302に記憶されることとなる。そして、ステップS2−2の処理が終了すると、ステップS2−3に処理を移行する。
ステップS2−3において、メインCPU301は、初期カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−2において取得した乱数値を基に、当該乱数値に対応する初期カウント値を図21の初期カウント値設定テーブル照らし合わせて、カウント値格納領域に格納させる処理を行う。そして、ステップS2−3の処理が終了すると、ステップS2−4に処理を移行する。
ステップS2−4において、メインCPU301は、セットした初期カウント値に関するコマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400に対して、初期カウント値を送信すべく、セットした初期カウント値に関するコマンドをセットする。尚、当該セットした初期カウント値に関するコマンドは、後の図61のステップS207で示される制御コマンド送信処理にて、サブ制御基板400に送信されることとなる。そして、ステップS2−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS3に処理を移行する。
次に、図60に基づいて、納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図60は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS3−1において、メインCPU301は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域にて格納しているカウント値を読み出す。そして、ステップS3−1の処理が終了すると、ステップS3−2に処理を移行する。
ステップS3−2において、メインCPU301は、カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS3−1において読み出したカウント値を、サブ制御基板400に送信すべく、カウント値に関するコマンドをセットする。尚、当該セットしたカウント値に関するコマンドは、後の図61のステップS207で示される制御コマンド送信処理にて、サブ制御基板400に送信されることとなる。そして、ステップS3−2の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS4に処理を移行する。
次に、図61に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を通じて、リール制御基板100,中継基板200、電源基板500からの信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小一遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。尚、図57のステップS2−4においてセットした初期カウント値コマンドや、図58のステップS3−4においてセットしたカウント値コマンドは、当該制御コマンド送信処理にてサブ制御基板400に対して送信される。
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
次に、図62に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。
ステップS301において、サブCPU402は、後で図63を用いて詳述する電源が投入されたときの処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に判定値がセットされているときに、カウント値格納領域の値を「1」加算する。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU402は、後で図64を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、メイン制御基板300から初期カウント値に関するコマンドを受信したことに基づいて、カウント値格納手段に定める初期カウント値と、初期カウント値に係る判定値とを格納する処理等を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
ステップS303において、サブCPU402は、後で図65を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の納入時において、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードを起動させて、メイン制御基板300からカウント値に関するコマンドを受信したことに基づいて、サブ制御基板400における判定値と照合する処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU402は、後で図65を用いて詳述する主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
ステップS307において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
ステップS308において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS309に処理を移行する。
ステップS309において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS309の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
次に、図63に基づいて、電源投入時処理についての説明を行う。なお、図63は電源投入時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS301−1において、サブCPU402は、判定値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に判定値がセット済みであるかを判断する。そして、判定値がセット済みであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、判定値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS2に処理を移行する。
ステップS301−2において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域の値を「1」加算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、判定値がセット済みである場合に、サブRAM405のカウント値格納領域の値を「1」加算する。つまり、判定値が設定された後は、サブ制御基板400に電源が供給された場合、サブRAM405のカウント値格納領域の値が加算されることとなる。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム処理のステップS2に処理を移行する。
次に、図64に基づいて、出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図64は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、図67で示されるコマンド解析処理における、ステップS305−3−14において処理される初期カウント値を受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS302−2=No)、初期カウント値コマンドを受信するまで、ステップS302−2の処理を繰り返し行う。尚、初期カウント値コマンドは、初期値設定モードが起動されているときに、受信可能となっており、初期値設定モードが起動されていないときには、例え、初期値カウント値コマンドが送信されてきても、サブCPU402の方で受信しないように構成する。このように構成することで、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動しているとき以外に新たに初期カウント値が設定されることを防止している。
ステップS302−3において、サブCPU402は、メイン制御基板300から受信した初期カウント値をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に、メイン制御基板300から受信した初期カウント値を格納する。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、ステップS302−4に処理を移行する。
ステップS302−4において、サブCPU402は、判定値をサブRAM405の判定値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−3において記憶させた初期カウント値に基づいて、当該初期カウント値に対応する判定値を、図22で示される判定値テーブルを参照して、サブRAM405の判定値格納領域に格納させる処理を行う。尚、この場合、図22で示される判定値テーブルは、サブROM404に記憶されることとなる。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図65に基づいて、納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図65は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS303−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS303−1=Yes)、ステップS303−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS303−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS303−2において、サブCPU402は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、図67で示されるコマンド解析処理における、ステップS305−3−16において処理されるカウント値を受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS303−2=Yes)、ステップS303−3に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS303−2=No)、カウント値コマンドを受信するまで、ステップS303−2の処理を繰り返し行う。尚、カウント値コマンドは、納入時確認モードが起動されているときに、受信可能となっており、納入時確認モードが起動されていないときには、例え、カウント値コマンドが送信されてきても、サブCPU402の方で受信しないように構成する。このように構成することで、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動しているとき以外に照合処理が行われることを防止している。
ステップS303−3において、サブCPU402は、サブRAM405で記憶する判定値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300からカウント値コマンドを受信した後に、サブ制御基板400で記憶している判定値をサブRAM405から読み出す処理を行う。そして、ステップS303−3の処理が終了すると、ステップS303−4に処理を移行する。
ステップS303−4において、サブCPU402は、カウント値を照合する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とを照合する処理を行う。そして、ステップS303−4の処理が終了すると、ステップS303−5に処理を移行する。
ステップS303−5において、サブCPU402は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS303−4において照合した、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致したか否かを判断する。そして、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS303−5=Yes)、ステップS303−7に処理を移行し、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS303−5=No)、ステップS303−6に処理を移行する。
ステップS303−6において、サブCPU402は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS303−5において、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって電源装置510における電源ボタン511が操作されたことを示すエラーを検知する処理を行う。そして、ステップS303−6の処理が終了すると、ステップS303−7に処理を移行する。
ステップS303−7において、サブCPU402は、ステップS303−5の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力し、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力する。そして、ステップS303−7の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図66に基づいて、主基板通信処理についての説明を行う。なお、図66は、主基板通信処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS305−1において、サブCPU402は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−1=Yes)、ステップS305−2に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−1=No)、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−2において、サブCPU402は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるため、当該前回送信されたコマンドと異なるコマンドに基づいて、遊技情報を作成し、サブRAM405の所定の格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS305−2の処理が終了すると、ステップS305−3に処理を移行する。
ステップS305−3において、サブCPU402は、後で図67を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS305−2の処理により格納した遊技情報に基づいた処理を実行する。そして、ステップS305−3の処理が終了すると、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
次に、図67に基づいて、コマンド解析処理についての説明を行う。なお、図67はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS305−3−1において、サブCPU402は、設定変更コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが設定変更コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−1=Yes)、ステップS305−3−2に処理を移行し、設定変更コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−1=No)、ステップS305−3−3に処理を移行する。
ステップS305−3−2において、サブCPU402は、設定変更コマンド受信時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、受信した設定変更コマンドに含まれている情報に基づいて、設定変更時の演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、液晶表示装置46に設定変更中である旨の画像データを表示する旨の演出を決定したり、設定変更が完了した旨の画像データを表示する旨の演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS305−3−2の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−3において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始受付コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始受付コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−3=Yes)、ステップS305−3−4に処理を移行し、リール回転開始受付コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−3=No)、ステップS305−3−5に処理を移行する。
ステップS305−3−4において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始受付コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−4の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−5において、サブCPU402は、リール回転開始コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−5=Yes)、ステップS305−3−6に処理を移行し、リール回転開始コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−5=No)、ステップS305−3−7に処理を移行する。
ステップS305−3−6において、サブCPU402は、リール回転開始コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始コマンドに含まれている情報に基づいて、リール回転開始時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−6の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−7において、サブCPU402は、リール停止コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール停止コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール停止コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−7=Yes)、ステップS305−3−8に処理を移行し、リール停止コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−7=No)、ステップS305−3−9に処理を移行する。
ステップS305−3−8において、サブCPU402は、リール停止コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール停止コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−8の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−9において、サブCPU402は、エラーコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがエラーコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、エラーコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−9=Yes)、ステップS305−3−10に処理を移行し、エラーコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−9=No)、ステップS305−3−11に処理を移行する。
ステップS305−3−10において、サブCPU402は、エラーコマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したエラーコマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、演出内容として、エラーが検出された旨の画像データを液晶表示装置46に表示する演出を決定したり、エラーが検出された際に出力する音声データをスピーカ34,35から出力する演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS305−3−10の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−11において、サブCPU402は、表示判定コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが表示判定コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−11=Yes)、ステップS305−3−12に処理を移行し、表示判定コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−11=No)、ステップS305−3−13に処理を移行する。
ステップS305−3−12において、サブCPU402は、表示判定コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信した表示判定コマンドに含まれている情報に基づいて、入賞等が成立した時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−12の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−13において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から初期カウント値に係るコマンドを受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−13=Yes)、ステップS305−3−14に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−13=No)、ステップS305−3−15に処理を移行する。
ステップS305−3−14において、サブCPU402は、後で図68を用いて詳述する初期カウント値コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に格納する初期カウント値をセットする処理を行う。そして、ステップS305−3−14の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−15において、サブCPU402は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300からカウント値に係るコマンドを受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−15=Yes)、ステップS305−3−16に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−15=No)、ステップS305−3−17に処理を移行する。
ステップS305−3−16において、サブCPU402は、後で図69を用いて詳述するカウント値コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に格納するカウント値をセットする処理を行う。そして、ステップS305−3−16の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
ステップS305−3−17において、サブCPU402は、受信したコマンドに応じた処理を実行する制御を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS305−3−17の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
次に、図68に基づいて、初期カウント値コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図68は初期カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS305−3−14−1において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に初期カウント値を格納する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信された初期カウント値をサブRAM405に記憶する。そして、ステップS305−3−14−1の処理が終了すると、ステップS305−3−14−2に処理を移行する。
ステップS305−3−14−2において、サブCPU402は、カウンタに初期カウント値をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−3−14−1の処理において記憶した初期カウント値に基づいて、カウンタの初期値をセットする。例えば、ステップS305−3−14−1の処理において記憶した初期カウント値が「1」であるならば、カウンタの初期値の値として「1」をセットする。つまり、メイン制御基板300の初期カウント値と、サブ制御基板400の初期カウント値は、同じ値が設定されることとなる。尚、この場合、次に電源が投入されると、カウンタの値が「2」に更新され、以降、電源を投入する度に、「3」「4」と加算されることとなる。そして、ステップS305−3−14−2の処理が終了すると、初期カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
次に、図69に基づいて、カウント値コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図69はカウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS305−3−16−1において、サブCPU402は、サブRAM405の照合領域にカウント値を格納する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたカウント値をサブRAM405の照合領域に記憶する。そして、ステップS305−3−16−1の処理が終了すると、カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。尚、照合領域とは、サブRAM405に設けられ、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブ制御基板400で格納している判定値とを照合する際に用いる領域である。
次に、図70に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図70は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図70における処理を実行可能に構成されている。
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
第3の実施形態においては、製造工場における出荷の段階において、メイン制御基板300にて設定された初期カウント値を他の制御基板(第3の実施形態においては、サブ制御基板400)に送信して、他の制御基板においては、受信した初期カウント値に基づいて、他の制御基板側における初期カウント値および判定値を設定するようにした。また、電源ボタン511が操作され、電源装置510より外部電源が供給された場合には、メイン制御基板300、および他の制御基板におけるカウント値格納領域に格納されたカウント値を更新し、更新後のカウント値を新たに格納するようにした。そして、遊技場における納入の段階において、メイン制御基板300のカウント値と、他の制御基板における判定値とを照合して、両者の値が一致しなかった場合は、エラーと判定するようにした。よって、例えば、搬送過程において、不正なROMに交換した後、遊技機の動作確認を行うための電源投入や、電源を投入して遊技を行うことで、遊技機の遊技状態を有利な遊技状態に変更するなどの不正行為を行った場合には、納入の段階で、上記のような何らかの不正行為が行われた虞があることに、早期に気付くことができる。また、2つの制御手段で照合することで、例えば、一方の制御手段が不正なものに取り換えられたとしても、納入の段階において値が一致しないこととなるからエラー判定となる。よって、不正な基板を2つ用意しなくてはならず、不正を行うにあたって、煩雑化することができる。
次に、第4の実施形態における説明を行う。尚、第4の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
はじめに、管理者による日時情報の設定について、説明を行う。
日時設定モードは、図71、図72に示されるように、液晶表示装置46に起動した様子が示されることとなる。尚、日時設定モードは、例えば、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことで受付可能となるモードであるため、日時設定モード起動中は、前面扉3が開放した状態となっている。よって、日時設定モードが起動しているときには、液晶表示装置46には、前面扉3が開放している旨の表示は行わずに、日時設定モードが起動している旨の表示を行うように構成する。尚、日時設定モードは、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込んだ後に、前面扉3を閉状態としてから起動させるものであってもよい。また、特に管理者が管理する鍵を要することなく、十字キー19や、演出ボタン18を用いて特定の操作を行うことで、日時設定モードが起動するようにしてもよい。尚、特定の操作とは、管理者しか知り得ない操作を指している。
まず、図73に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。なお、図73は、遊技機に電源が供給されたときの電源供給時における処理である。
ステップS301において、サブCPU402は、後で図74を用いて詳述する電源投入時確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブ制御基板400に電源が投入されたときの処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU402は、後で図75を用いて詳述する日時情報確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406が管理する日時情報に基づいて、日時情報を確認する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU402は、主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
ステップS308において、サブCPU402は、後で図76を用いて詳述する各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
次に、図74に基づいて、電源投入時確認処理についての説明を行う。なお、図74は電源投入時確認処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS301−1において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)において、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定される出荷日納入日フラグが設定されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグがオンであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、出荷日納入日フラグがオンではない(オフである)と判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
ステップS301−2において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時情報格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に、電源が投入された日時を記憶する。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
次に、図75に基づいて、日時情報確認処理についての説明を行う。なお、図75は日時情報確認処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU402は、指定された納入日を満たしたか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定され、サブRAM405の納入日格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に格納されている納入日情報と、RTC装置406が計時した日時情報とに基づいて、指定された納入日を満たしたか否かを判断する。その結果、指定された納入日を満たしたと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、指定された納入日を満たしていないと判定された場合には(ステップS302−1=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−2=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報が格納されているか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に、日時情報が格納されているか否かを判断する。また、RTC装置406における所定の記憶領域に日時情報が格納されているか否かをRTC装置406から取得する。その結果、日時情報が格納されていると判定された場合には(ステップS302−3=Yes)、ステップS302−4に処理を移行し、日時情報が格納されていないと判定された場合には(ステップS302−3=No)、ステップS302−5に処理を移行する。
ステップS302−4において、サブCPU402は、日時情報報知データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンである場合、つまり、出荷時から搬送過程において、遊技機に電源が投入された、または、遊技機の前面扉3が開放された日付情報を報知するための報知データをセットする。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
ステップS302−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオフにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグ格納領域に格納された出荷日納入日フラグをオフにする。そして、ステップS302−5の処理が終了すると、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図76に基づいて、各種スイッチ検出時処理についての説明を行う。なお、図76は各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS308−1において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力があるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があるか否かを判断する。その結果、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があると判定された場合には(ステップS308−1=Yes)、ステップS308−2に処理を移行し、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力がなしと判定された場合には(ステップS308−1=No)、ステップS308−6に処理を移行する。
ステップS308−2において、サブCPU402は、日時設定モード中であるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時設定モード格納領域にフラグが格納されている場合には、日時設定モード中であると判断する。尚、日時設定モードは、先に述べたとおり、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことに基づいて起動するため、この起動タイミングにおいて、日時設定モード格納領域にフラグが格納されることとなる。そして、日時設定モード中であると判定された場合には(ステップS308−2=Yes)、ステップS308−4に処理を移行し、日時設定モード中ではないと判定された場合には(ステップS308−2=No)、ステップS308−3に処理を移行する。
ステップS308−3において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、日時設定モードが起動していないときの演出ボタン操作時における処理を実行する。そして、ステップS308−3の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
ステップS308−4において、サブCPU402は、出荷日及び納入日を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAMの出荷日記憶領域及び納入日記憶領域に対して、製造工場の管理者によって指定された、出荷日及び納入日に係る情報を記憶させる処理を行う。そして、ステップS308−4の処理が終了すると、ステップS308−5に処理を移行する。
ステップS308−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域のフラグをオンにする。つまり、日時設定モードが起動しているときに、演出ボタン18への操作によって出荷日及び納入日が確定された場合には、出荷日納入日フラグをオンにすることとなる。尚、出荷日納入日フラグがオンにされた後は、以降、納入日を満たすまで、遊技機への電源投入や、前面扉3の開放が行われた場合に、行われたときの日時情報を所定領域に記憶することとなる。そして、ステップS308−5の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
ステップS308−6において、サブCPU402は、その他のスイッチ検出に係る処理を行う。例えば、十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに、スイッチ検出に係る処理を行う。そして、ステップS308−6の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
次に、図77に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図77は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図77における処理を実行可能に構成されている。
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
ステップS406−2において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域において、出荷日納入日フラグが格納されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグが格納されていると判定された場合には(ステップS406−2=Yes)、ステップS406−3に処理を移行し、出荷日納入日フラグが格納されていないと判定された場合には(ステップS406−2=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
ステップS406−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、制御コントローラ部の所定の記憶領域に、前面扉3が開放された日時を記憶する。そして、ステップS406−3の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
次に、図78に基づいて、第4の実施形態の概要の説明を行う。
第4の実施形態においては、製造工場における出荷時において、管理者によって、出荷日と納入日とを予め設定するよう構成した。また、RTC装置406が計時する日時情報に基づいて更新される日付が予め設定された納入日を満たすまでに、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われた場合には、行われた際の日時情報を格納するようにした。また、納入日を満たした後に、日時情報が格納されている場合に、日時情報が格納されている旨の報知を行うようにした。よって、予め設定された納入日よりも前に、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われた場合は、履歴が残ることとなり、当該履歴が残っていることが、納入段階で把握できるようになる。よって、例えば、搬送過程において、不正なROMに交換した後、遊技機の動作確認を行うための電源投入や、電源を投入して遊技を行うことで、遊技機の遊技状態を有利な遊技状態に変更するなどの不正行為や、前面扉3を開放して、不正な基板に交換するなどの行為を、納入の段階で、早期に気付くことができる。
次に、第5の実施形態における説明を行う。尚、第5の実施形態においては、第4の実施形態をベースとして説明を行う。
はじめに、図80に基づいて、サブ制御基板400におけるメイン処理についての説明を行う。
ステップS301において、サブCPU402は、後で図81を用いて詳述する電源投入時確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブ制御基板400に電源が投入されたときの処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
ステップS302において、サブCPU402は、後で図82を用いて詳述する日時情報確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406が管理する日時情報に基づいて、日時情報を確認する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
ステップS304において、サブCPU402は、主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
ステップS306において、サブCPU402は、後で図83を用いて詳述するランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
ステップS308において、サブCPU402は、後で図84を用いて詳述する各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
次に、図81に基づいて、電源投入時確認処理についての説明を行う。なお、図81は電源投入時確認処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS301−1において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)において、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定される出荷日納入日フラグが設定されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグがオンであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、出荷日納入日フラグがオンではない(オフである)と判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
ステップS301−2において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時情報格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に、電源が投入された日時を記憶する。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
次に、図82に基づいて、日時情報確認処理についての説明を行う。なお、図82は日時情報確認処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS302−1において、サブCPU402は、指定された納入日を満たしたか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定され、サブRAM405の納入日格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に格納されている納入日情報と、RTC装置406が計時した日時情報とに基づいて、指定された納入日を満たしたか否かを判断する。その結果、指定された納入日を満たしたと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、指定された納入日を満たしていないと判定された場合には(ステップS302−1=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−2において、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−2=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
ステップS302−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報が格納されているか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に、日時情報が格納されているか否かを判断する。また、RTC装置406における所定の記憶領域に日時情報が格納されているか否かをRTC装置406から取得する。その結果、日時情報が格納されていると判定された場合には(ステップS302−3=Yes)、ステップS302−4に処理を移行し、日時情報が格納されていないと判定された場合には(ステップS302−3=No)、ステップS302−5に処理を移行する。
ステップS302−4において、サブCPU402は、日時情報報知データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンである場合、つまり、出荷時から搬送過程において、遊技機に電源が投入された、または、遊技機の前面扉3が開放された日付情報を報知するための報知データをセットする。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
ステップS302−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオフにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグ格納領域に格納された出荷日納入日フラグをオフにする。そして、ステップS302−5の処理が終了すると、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
次に、図83に基づいて、サブ制御基板400におけるランプ制御処理についての説明を行う。なお、図83はランプ制御処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS306−1において、サブCPU402は、報知動作タイミング決定済みフラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機に電源が投入されたときに行われる報知動作タイミング決定処理(後述のステップS306−5における処理)が行われた後に、サブRAM405の報知動作タイミング決定済みフラグ格納領域に格納されるフラグがオンであるかを判断する。そして、報知動作タイミング決定済みフラグがオンであると判定された場合には(ステップS306−1=Yes)、ステップS306−2に処理を移行し、報知動作タイミング決定済みフラグがオンではないと判定された場合には(ステップS306−1=No)、ステップS306−3に処理を移行する。
ステップS306−2において、サブCPU402は、報知動作タイミングが決定済み時におけるランプ制御データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ランプ制御CPU431に、決定された報知動作タイミングでランプを制御させるように、決定した報知動作タイミングに係る制御データをセットする。そして、ステップS306−2の処理が終了すると、ランプ制御処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS307に処理を移行する。
ステップS306−3において、サブCPU402は、日時情報を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に格納される日時情報を読み出す処理と、RTC装置406の所定の記憶領域に格納される日時情報を取得する。そして、ステップS306−3の処理が終了すると、ステップS306−4に処理を移行する。
ステップS306−4において、サブCPU402は、報知動作タイミングテーブルを参照する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に格納された報知動作タイミングテーブル(図86参照)を参照する処理を行う。そして、ステップS306−4の処理が終了すると、ステップS306−5に処理を移行する。
ステップS306−5において、サブCPU402は、報知動作タイミングを決定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS306−3において、カウント値格納領域より読み出したカウント値と、ステップS306−4において、参照した報知動作タイミングテーブルとに基づいて、報知動作タイミングを決定する。そして、サブCPU402は、ランプ制御CPU431に、決定された報知動作タイミングでランプを制御させるように、決定した報知動作タイミングに係る制御データをセットする。尚、報知動作タイミングを決定するにあたっては、例えば、図86に示すように、カウント値に対して、1対1の関係であってもよいし、複数の動作タイミングからいずれかを選ぶように構成してもよい。例えば、カウント値が「2」を示すときは、20sより早い報知動作タイミングであれば、どの報知動作タイミングを選んでもよい。そして、ステップS306−5の処理が終了すると、ステップS306−6に処理を移行する。
ステップS306−6において、サブCPU402は、報知動作タイミング決定済みフラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の報知動作タイミング決定済みフラグ格納領域に格納されるフラグをオンにする。尚、当該処理にて格納された報知動作タイミング決定済みフラグは、例えば、電源がオフとされることにより、フラグもオフとなる。このように構成することで、電源投入時は、カウント値に応じた報知動作タイミングにて報知手段(ランプ)に報知動作を行わせることができる。そして、ステップS306−6の処理が終了すると、ランプ制御処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS307に処理を移行する。
次に、図84に基づいて、各種スイッチ検出時処理についての説明を行う。なお、図84は各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを示す図である。
ステップS308−1において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力があるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があるか否かを判断する。その結果、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があると判定された場合には(ステップS308−1=Yes)、ステップS308−2に処理を移行し、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力がなしと判定された場合には(ステップS308−1=No)、ステップS308−6に処理を移行する。
ステップS308−2において、サブCPU402は、日時設定モード中であるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時設定モード格納領域にフラグが格納されている場合には、日時設定モード中であると判断する。尚、日時設定モードは、先に述べたとおり、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことに基づいて起動するため、この起動タイミングにおいて、日時設定モード格納領域にフラグが格納されることとなる。そして、日時設定モード中であると判定された場合には(ステップS308−2=Yes)、ステップS308−4に処理を移行し、日時設定モード中ではないと判定された場合には(ステップS308−2=No)、ステップS308−3に処理を移行する。
ステップS308−3において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、日時設定モードが起動していないときの演出ボタン操作時における処理を実行する。そして、ステップS308−3の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
ステップS308−4において、サブCPU402は、出荷日及び納入日を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAMの出荷日記憶領域及び納入日記憶領域に対して、製造工場の管理者によって指定された、出荷日及び納入日に係る情報を記憶させる処理を行う。そして、ステップS308−4の処理が終了すると、ステップS308−5に処理を移行する。
ステップS308−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域のフラグをオンにする。つまり、日時設定モードが起動しているときに、演出ボタン18への操作によって出荷日及び納入日が確定された場合には、出荷日納入日フラグをオンにすることとなる。尚、出荷日納入日フラグがオンにされた後は、以降、納入日を満たすまで、遊技機への電源投入や、前面扉3の開放が行われた場合に、行われたときの日時情報を所定領域に記憶することとなる。そして、ステップS308−5の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
ステップS308−6において、サブCPU402は、その他のスイッチ検出に係る処理を行う。例えば、十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに、スイッチ検出に係る処理を行う。そして、ステップS308−6の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
次に、図85に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図85は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図85における処理を実行可能に構成されている。
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
ステップS406−2において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域において、出荷日納入日フラグが格納されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグが格納されていると判定された場合には(ステップS406−2=Yes)、ステップS406−3に処理を移行し、出荷日納入日フラグが格納されていないと判定された場合には(ステップS406−2=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
ステップS406−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、制御コントローラ部の所定の記憶領域に、前面扉3が開放された日時を記憶する。そして、ステップS406−3の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
搬送過程において、特に前面扉3が開放されるなどが行われなかった場合、製造工場における初期カウント値が「0」であるので、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「1」となる。(管理者による最初の開放で、値が「1」加算される)。そして、カウント値が「1」であるときの報知動作タイミングは、20s後となっているので、当該遊技機においては、電源投入後から20s経過した後に、ランプ等の報知手段が報知動作を始めることとなる。
搬送過程において、前面扉3が開放された場合、その時点で、カウント値格納領域の値が加算されることとなる。この場合、製造工場における初期カウント値が「0」であるので、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「1」ではなくなる。(管理者による最初の開放で、値が「1」加算されるので、少なくとも「2」以上の値を示すこととなる)。例えば、搬送過程において、2回、前面扉3が開放された場合は、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「3」となる。この場合、カウント値「3」に定められた報知動作タイミングは18s後となっているので、当該遊技機においては、電源投入後から18s経過した後に、ランプ等の報知手段が報知動作を始めることとなる。例えば、図88に示すように、上記の正常の遊技機が複数台ある中で、当該異常の遊技機が存在していると、当該異常の遊技機のみ、ランプ等の報知手段の報知動作タイミングが早まる(正常の遊技台に比べて報知動作タイミングがずれる)こととなる。よって、管理者に対して、報知動作タイミングがずれている台は、何らかの不正が行われた可能性があることを示すことができる。
第5の実施形態においては、遊技機が遊技場に納入されるまでに所定の操作が行われるごとに記憶される値に基づいて、遊技機に電源が投入されてから、報知手段を動作させるまでのタイミングを、値毎に異ならせるようにした。このような構成であれば、搬送過程において、何らかの理由で前面扉3が開放された遊技機を報知手段の報知動作タイミングのずれで報知することができるから、遊技機の納入の段階で、管理者は把握することができる。よって、例えば、搬送過程において、前面扉3を開放して、不正な基板に交換するなどの行為を、納入の段階で、早期に気付くことができる。
(イ)遊技機の状態が、第1の状態から、所定の操作が行われて第2の状態に変化したことを検知する検知手段と、カウント値を記憶するカウント値記憶手段と、前記検知手段による検知が行われたことで、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値を更新して、更新後のカウント値を前記カウント値記憶手段に記憶させるカウント値更新手段と、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値と照合するために用いられる判定値を記憶する判定値記憶手段と、前記カウント値と、前記判定値とを照合する照合手段と、前記照合手段によって、前記カウント値と、前記判定値とが異なると照合された場合に、当該照合された結果をエラー判定とするエラー判定手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
2 キャビネット
2a 蝶番機構
3 前面扉
4 鍵穴
5a,5b サイドランプ
6 メダル投入口
7 1BETボタン
7sw 1BETスイッチ
8 MAX−BETボタン
8sw MAX−BETスイッチ
9 精算ボタン
9sw 精算スイッチ
10 スタートレバー
10sw スタートスイッチ
11 左停止ボタン
11sw 左停止スイッチ
12 中停止ボタン
12sw 中停止スイッチ
13 右停止ボタン
13sw 右停止スイッチ
14 停止ボタンユニット
15 返却ボタン
16 セレクター
16s メダルセンサ
17a 左リール
17b 中リール
17c 右リール
17d リールユニット
18 演出ボタン
18sw 演出ボタン検出スイッチ
19 十字キー
19sw 十字キー検出スイッチ
20 パネル
21 表示窓
22a〜22j 演出用ランプ
23 スタートランプ
24a〜24c BETランプ
25 貯留枚数表示器
26a〜26b 遊技状態表示ランプ
27 払出枚数表示器
28 投入可能表示ランプ
29 再遊技表示ランプ
30a〜30c 停止操作順序表示ランプ
31 腰部パネル
32 受皿ユニット
33 メダル払出口
34a,34b 下部スピーカ
35a,35b 上部スピーカ
36 設定表示部
37 設定変更ボタン
37sw 設定変更スイッチ
38 外部集中端子板
39s セレクターセンサ
40s リセットキーセンサ
41s ドア開放センサ
42 スタートレバー演出用ランプ
43 ドライブ基板
44 演出装置
45 汎用基板
46 液晶表示装置
60s ドア開放センサ
100 リール制御基板
101〜103 ステッピングモータ
111s 左リールセンサ
112s 中リールセンサ
113s 右リールセンサ
200 中継基板
300 メイン制御基板
301 メインCPU
302 メインROM
303 メインRAM
304 乱数発生器
305 I/F回路
400 サブ制御基板
401 I/F回路
402 サブCPU
403 乱数発生器
404 サブROM
405 サブRAM
406 RTC装置
410 演出制御基板
420 画像制御部
421 VDP
422 液晶制御CPU
423 液晶制御ROM
424 液晶制御RAM
425 フレームカウンタ
426 CGROM
427 VRAM
428 音源IC
429 音源ROM
430 ランプ制御部
431 ランプ制御CPU
432 ランプ制御ROM
433 ランプ制御RAM
440 アンプ制御基板
441 下部スピーカ用アンプ
442 上部スピーカ用アンプ
500 電源基板
510 電源装置
511 電源ボタン
511sw 電源スイッチ
520 ホッパー
521 排出スリット
522 ホッパーガイド部材
523 ガイド部材
524 払出ガイド部材
530 補助貯留部
530s 補助貯留部満タンセンサ
Claims (1)
- 外部電力の供給を行う電力供給手段と、
前記電力供給手段による外部電力とは異なる予備電力を用いて日時情報を計時する計時手段と、
予め定められた特定の日時情報を指定する特定日時情報指定手段と、
遊技機の状態が、第1の状態から、所定の操作がなされて第2の状態に変化したことを検知する検知手段と、
前記特定日時情報指定手段によって指定される特定の日時情報よりも前に、前記検知手段による検知が行われた場合に、前記計時手段が計時する日時情報を、所定の記憶領域に保存する日時情報保存手段と、
前記特定日時情報指定手段によって指定される特定の日時情報を満たした後の前記電力供給手段による電力供給時において、前記所定の記憶領域に日時情報が保存されている場合には、前記所定の記憶領域に日時情報が保存されていることを報知可能な報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
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