JP5993893B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、複数の図柄が周面に描かれた複数のリールと、当該複数のリールの周面に描かれた図柄の一部を表示する表示窓とを備え、遊技者によるメダル等の遊技価値の投入操作とスタートレバーに対する開始操作とに基づいて全リールを回転させ、遊技者による停止ボタンの操作に基づいて各リールを停止させることにより表示窓に図柄を停止表示する遊技機(いわゆる「パチスロ」)が知られている。このような遊技機は、表示窓に表示される図柄のうち、予め定められたライン(以下、「有効ライン」という)上に予め定められた図柄の組み合わせが停止表示された場合に、遊技者に対して特典(例えば、メダル)を付与する。
また、このような遊技機は、遊技者によるスタートレバーの操作を検出し、スタートレバーの操作を検出したことに基づいて所定の乱数値を抽出し、当該抽出した乱数値と、当選役毎に抽選値が規定された当選役決定テーブルとに基づいて当選役を決定し、当該決定された当選役と、遊技者による停止ボタンの操作とに基づいてリールの停止制御を行う。ここで、決定された当選役によっては、予め定められた図柄の組み合わせのうち、複数の図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されることが許容される場合がある。
このとき、当選役として「ハズレ」が決定された場合には、何れのタイミングで停止ボタンの操作が行われたとしても特典を受けることができる図柄の組み合わせが表示されることはない。また、適切なタイミングで停止ボタンの操作が行われなければ当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されない当選役や、何れのタイミングで停止ボタンの操作が行われても当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示される当選役がある。
すなわち、適切なタイミングで停止ボタンの操作が行われなければ当選役に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示されない当選役が当選役として決定された場合には、適切なタイミングで停止操作を行う必要があることから、遊技者には停止ボタンの操作に関する一定の技量等が要求される。
また、このような遊技機にあっては、遊技者にとって不利な通常状態において、所定の条件が充足された場合には、通常状態と比較して遊技者にとって有利な状態(以下、「特定状態」という)に移行する制御が行われる。ここで、「特定状態」とは、メダルの払出が行われる図柄の組み合わせ(以下、「入賞に係る図柄の組み合わせ」という)が有効ライン上に表示される確率が通常状態よりも向上するボーナスゲーム(「RB(レギュラーボーナス)」,「BB(ビッグボーナス)」,「CB(チャレンジボーナス)」,「MB(ミドルボーナス)」等)や、適切な操作順序で停止ボタンを操作しなければ入賞に係る図柄の組み合わせが表示されない(または適切な操作順序で停止ボタンを操作しなければ、メダルの払出枚数が少ない方の入賞に係る図柄の組み合わせが表示される)特定の当選役が決定された場合に、適切な停止ボタンの操作順序等が報知される「AT(アシストタイム)」、メダルの投入操作を行うことなくスタートレバーを操作することにより遊技が開始される再遊技が当選役として決定される確率を向上させる「RT(リプレイタイム)」、ATとRTが同時に作動する「ART(アシストリプレイタイム)」等がある。従って、遊技者は、遊技者にとって有利な特定状態への移行を望みながら遊技を行うこととなる。
このような遊技機においては、不正に遊技媒体を獲得するための不正行為が後を絶たず、このような不正行為は、遊技場に遊技台が設置された後に限らず、遊技場に設置されるまでの、製造工場から遊技場への搬送過程においても行われる虞があった。
このような行為に対して、特許文献1においては、遊技機を出荷する際、予め包装手段により、遊技機内部に手を加えられない状態にしておき、仮に包装手段が不当に開封された場合には、不正検知信号と遊技機を特定する識別子とを発信するタグ手段を備えている。
このような技術にあっては、遊技機の出荷から納品までの不正行為に対して一定の抑止力を発揮できる。
特開2002−65975号公報
しかしながら、近時の不正行為は巧妙化していることから、上記文献における構成だけでは、例えば、転用品などが用いられると、不正が行われたことに気づかない虞があった。
本発明は、このような実情に鑑み、不正が行われた虞のある場合に、早期発見に繋げることができる遊技機を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る遊技機は、正面側に開口を有し、内部に制御基板が設けられたキャビネット部と、前記キャビネット部に開閉可能に軸支された前面扉と、前記前面扉の開放を検知する検知手段と、カウント値を記憶するカウント値記憶手段と、遊技場への出荷前に行われる処理において前記カウント値記憶手段に設定する初期カウント値として、値の異なる複数のカウント値からいずれかのカウント値を設定する初期カウント値設定手段と、前記初期カウント値設定手段により前記初期カウント値として、値の異なる複数のカウント値からいずれかのカウント値が設定された後に、前記検知手段による検知が行われたことで、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値を更新して、更新後のカウント値を前記カウント値記憶手段に記憶させるカウント値更新手段と、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値と照合するために用いられ、前記値の異なる複数のカウント値毎に、値が異なる判定値を記憶する判定値記憶手段と、遊技場への出荷前に行われる処理において前記初期カウント値設定手段により設定されたカウント値に対応する前記判定値を設定する判定値設定手段と、前記遊技場への出荷前に行われる処理において前記初期カウント値設定手段による前記カウント値の設定と、前記判定値設定手段による前記判定値の設定とが行われた後、遊技場への出荷後の遊技機の起動処理において、前記カウント値記憶手段に記憶されたカウント値と、前記判定値設定手段により設定された判定値とを照合する照合手段と、前記照合手段によって、前記カウント値記憶手段に記憶されたカウント値と、前記判定値設定手段により設定された判定値とが異なると照合された場合に、当該照合された結果をエラー判定とするエラー判定手段と、を備えたことを特徴とする。
ここで、「遊技機の状態」とは、例えば、遊技機が工場から出荷される際に、工場側で設定される状態のことが該当し、「第1の状態」とは、電源がOFF状態、扉体(例えば前面扉3)が閉状態にある状態等が該当し、「第2の状態」とは、「第1の状態」から、扉体が開放された、又は電源が投入されて、変化が生じた状態等が該当する。
また、「所定の操作」とは、例えば、扉体が開放された、又は電源が投入された等の、遊技機に対して何らかの操作がなされた行為が該当する。
また、「カウント値記憶手段」とは、計数記憶が可能なメモリが該当する。
尚、「カウント値記憶手段」として、不揮発性のメモリなどを用いることもできる。
また、「判定値」とは、遊技機の出荷時において、予め定められている値で、遊技機が遊技店に納入された際に、カウント値記憶手段にて記憶されたカウント値が示すべき値が定められている。
また、「初期カウント値」とは、遊技機の出荷時において、例えば、管理者による電源投入などを契機に設定される値である。
また、「初期カウント値」とは、遊技機におけるカウント値記憶手段に、最初に設定される値である。
尚、「判定値」は、この「初期カウント値」に対応付けられている。
例えば、「初期カウント値」が「0」であれば、「判定値」は「1」に対応付けられている。
また、「選択手段」とは、例えば、製造工場の管理者による電源投入などを契機に、遊技機内部の制御で選択する構成であってもよいし、遊技機外部から、製造工場の管理者によって人為的に選択する構成であってもよい。
また、「報知手段」とは、遊技機に設けられた可動演出装置(演出装置44による動作)、各種ランプ(サイドランプ5a、5b、演出用ランプ22a〜22jによる発光)、スピーカ(上部スピーカ35a、35b、下部スピーカ34a、34bによる音出力)、液晶表示装置による表示(液晶表示装置46による表示)など、管理者が把握可能なものであれば、どのようなものであってもよい。
本発明における遊技機によれば、不正が行われた虞のある場合に、早期発見に繋げることができる遊技機を提供することができる。
遊技機の正面図の一例を示す図である。 キャビネットの内部構造の一例を示す図である。 前面扉の裏面の一例を示す図である。 遊技機全体のブロック図の一例を示す図である。 図柄配置テーブルの一例を示す図である。 図柄コードテーブルの一例を示す図である。 図柄組み合わせテーブルの一例を示す図である。 当選エリアと、停止ボタンの操作順序と、入賞等の関係を示す図である。 RT0用当選エリア決定テーブルの一例を示す図である。 RT1用当選エリア決定テーブルの一例を示す図である。 RT2用当選エリア決定テーブルの一例を示す図である。 RT3用当選エリア決定テーブルの一例を示す図である。 遊技状態移行図の一例を示す図である。 サブ制御基板により管理される状態一覧を示す図である。 状態移行図の一例を示す図である。 演出決定テーブルの一例を示す図である。 ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルの一例を示す図である。 ART準備状態振分テーブルの一例を示す図である。 昇格抽選テーブルの一例を示す図である。 上乗せゲーム数決定テーブルの一例を示す図である。 初期カウント値設定テーブルの一例を示す図である。 判定値テーブルの一例を示す図である。 メイン制御基板におけるプログラム開始処理を示す図である。 メイン制御基板におけるメインループ処理を示す図である。 メイン制御基板におけるスタートレバーチェック処理を示す図である。 メイン制御基板における内部抽選処理を示す図である。 メイン制御基板におけるリール回転開始準備処理を示す図である。 メイン制御基板におけるリール回転中処理を示す図である。 メイン制御基板における表示判定処理を示す図である。 メイン制御基板における遊技状態移行処理を示す図である。 メイン制御基板における割込処理を示す図である。 サブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 サブ制御基板における出荷時初期段階処理を示す図である。 サブ制御基板における納入時確認段階処理を示す図である。 サブ制御基板における主基板通信処理を示す図である。 サブ制御基板におけるコマンド解析処理を示す図である。 サブ制御基板におけるリール回転開始受付コマンド受信時処理を示す図である。 サブ制御基板における通常状態用処理を示す図である。 サブ制御基板におけるART準備状態用処理を示す図である。 サブ制御基板におけるART状態用処理を示す図である。 サブ制御基板における表示判定コマンド受信時処理を示す図である。 サブ制御基板における赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理を示す図である。 サブ制御基板におけるブランク表示時処理を示す図である。 RTC装置の制御コントローラ部におけるメイン処理を示す図である。 第1の実施形態における概念図である。 初期値設定モードを示す図である。 納入時確認モードを示す図である。 第2の実施形態に係るサブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 第2の実施形態に係るサブ制御基板における出荷時初期段階処理を示す図である。 第2の実施形態に係るサブ制御基板における納入時確認段階処理を示す図である。 第2の実施形態に係るRTC装置の制御コントローラ部におけるメイン処理を示す図である。 第2の実施形態に係るメイン制御基板におけるプログラム開始処理を示す図である。 第2の実施形態に係るメイン制御基板における出荷時初期段階処理を示す図である。 第2の実施形態に係るメイン制御基板における納入時確認段階処理を示す図である。 第2の実施形態に係るメイン制御基板における割込処理を示す図である。 第2の実施形態に係るメイン制御基板における入力ポート読込処理を示す図である。 第3の実施形態に係るメイン制御基板におけるプログラム開始処理を示す図である。 第3の実施形態に係るメイン制御基板における電源投入時処理を示す図である。 第3の実施形態に係るメイン制御基板における出荷時初期段階処理を示す図である。 第3の実施形態に係るメイン制御基板における納入時確認段階処理を示す図である。 第3の実施形態に係るメイン制御基板における割込処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板における電源投入時処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板における出荷時初期段階処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板における納入時確認段階処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板における主基板通信処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板におけるコマンド解析処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板における初期カウント値コマンド受信時処理を示す図である。 第3の実施形態に係るサブ制御基板におけるカウント値コマンド受信時処理を示す図である。 第3の実施形態に係るRTC装置の制御コントローラ部におけるメイン処理を示す図である。 第4の実施形態に係る日時設定モード(出荷日設定)を示す図である。 第4の実施形態に係る日時設定モード(納入日設定)を示す図である。 第4の実施形態に係るサブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 第4の実施形態に係るサブ制御基板における電源投入時確認処理を示す図である。 第4の実施形態に係るサブ制御基板における日時情報確認処理を示す図である。 第4の実施形態に係るサブ制御基板における各種スイッチ検出時処理を示す図である。 第4の実施形態に係るRTC装置の制御コントローラ部におけるメイン処理を示す図である。 第4の実施形態における概念図である。 第4の実施形態に係る電源投入時の報知態様を示す図である。 第5の実施形態に係るサブ制御基板におけるメイン処理を示す図である。 第5の実施形態に係る電源投入時の確認処理を示す図である。 第5の実施形態に係るサブ制御基板における日時情報確認処理を示す図である。 第5の実施形態に係るサブ制御基板におけるランプ制御処理を示す図である。 第5の実施形態に係る各種スイッチ検出時処理を示す図である。 第5の実施形態に係るRTC装置の制御コントローラ部におけるメイン処理を示す図である。 第5の実施形態に係るカウント値に基づく報知タイミングテーブルを示す図である。 第5の実施形態に係るカウントの概念を示す図である。 第5の実施形態に係る報知動作のタイムチャートを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態においては、「所定の操作」として、前面扉3が開放されたこと(例えば、サブ制御基板400側で管理するドア開放センサ60sによって、前面扉3の開放を検知したこと)を適用して説明を行う。
また、遊技機を製造工場から遊技場へ搬送する搬送過程においては、外部電源に接続されていないので遊技機の電源がOFFとなっている。そのため、メイン制御基板300に入力されるドア開放センサ41sによる前面扉3の開放検知ができない。よって、第1の実施形態においては、遊技機の電源がOFFとなっている搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源と、RTC装置406に接続されるドア開放センサ60sとを用いて、RTC装置406における制御コントローラ部が、前面扉3が開放されたことを検知(監視)するように構成される。そして、遊技機に電源が供給されたときに、サブ制御基板400が、RTC装置406の所定の記憶領域に記憶してある前面扉3の開放監視に係るカウント値と、サブRAM405に格納してある判定値とを照合して、遊技機の電源がOFFとなっている搬送過程において、前面扉3が開放されたか否かを確認するように構成される。
(遊技機の構成)
まず、図1〜図3を用いて、本発明における遊技機1の構成について具体的に説明する。図1は、遊技機の正面図の一例を示す図であり、図2は、キャビネット2の内部構造の一例を示す図である。また、図3は、前面扉の裏面の一例を示す図である。
(遊技機1)
第1の実施形態における遊技機1は、後述のキャビネット2と、前面扉3等から構成されている。
(キャビネット2、蝶番機構2a、前面扉3)
キャビネット2は、略矩形状の箱体であって、正面側に開口を有する。また、キャビネット2の正面左側に設けられた蝶番機構2aにより、前面扉3を開閉可能に軸支する。
(鍵穴4)
鍵穴4は、前面扉3の中央右側に設けられ、図示しない施錠装置により前面扉3を開錠するために設けられている。ここで、遊技店の店員等がメンテナンス作業や、設定値の変更等を行う場合に、前面扉3に設けられている図示しない施錠装置の開錠が行われる。まず、前面扉3の鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入して時計回り方向に所定角度回動することにより開錠する。次に、前面扉3を開放し、メンテナンス作業や、設定値の変更等の作業を行う。そして、メンテナンス作業や、設定値の変更等が終了すると、前面扉3を閉じることにより施錠される。
(サイドランプ5a,5b)
サイドランプ5a,5bは、前面扉3の正面視左右両端に設けられるとともに、高輝度発光ダイオードを内蔵している。また、サイドランプ5a,5bは、遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計されており、後述のART状態中等の所定のタイミングにおいて、後述の演出制御基板410により点灯又は点滅する制御が行われる。なお、サイドランプ5a,5bを総称して「サイドランプ5」と記載する場合がある。
(メダル投入口6)
メダル投入口6は、後述の十字キー19の正面視右側に設けられ、遊技者がメダルを投入するために設けられている。
(1BETボタン7)
1BETボタン7は、後述のスタートランプ23の下方に設けられ、クレジットされたメダルのうち、「1」枚のメダルを遊技に使用するために設けられている。
(MAX−BETボタン8)
MAX−BETボタン8は、1BETボタン7の正面視右側に設けられ、貯留(クレジット)されたメダルのうち、一遊技(1ゲーム)において使用可能な最大枚数のメダルを遊技に使用するために設けられている。ここで、第1の実施形態において、一遊技において、使用可能なメダルの最大値は「3」枚である。なお、1BETボタン7と、MAX−BETボタン8を総称して「BETボタン7,8」と記載する場合がある。
(精算ボタン9)
精算ボタン9は、1BETボタン7の下方に設けられ、遊技者が獲得したメダルのうち、貯留されているメダルの精算を行うために設けられている。なお、第1の実施形態において、貯留可能なメダルの最大枚数は「50」枚である。
(スタートレバー10)
スタートレバー10は、精算ボタン9の正面視右側に設けられ、遊技者により、後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を開始する契機となる開始操作を検出するために設けられている。ここで、遊技者による開始操作が検出されたことに基づいて、後述のメイン制御基板300は、ハード乱数を取得する処理や、後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を開始する処理を行う。また、スタートレバー10の握り玉の部分は、透光性を有する樹脂により形成されており、握り玉部には、後述のスタートレバー演出用ランプ42が内蔵されている。そして、後述の演出制御基板410は、所定の条件が充足されたことに基づいて、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。これにより、遊技者の視覚に訴える演出が行われる。
(左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13,停止ボタンユニット14)
左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13は、スタートレバー10の正面視右側に設けられ、停止ボタンユニット14によりユニット化されている。また、左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13は、遊技者により後述の左リール17a,中リール17b,右リール17cの回転を停止する契機となる停止操作を検出するために設けられている。なお、左停止ボタン11,中停止ボタン12,右停止ボタン13を総称して「停止ボタン11,12,13」と記載する場合がある。
(返却ボタン15)
返却ボタン15は、停止ボタンユニット14の正面視右側に設けられている。また、返却ボタン15は、メダル投入口6に投入されたメダルが後述のセレクター16に詰まった場合に、詰まったメダルを返却するために設けられている。
(セレクター16)
セレクター16は、メダル投入口6の内部に設けられ、メダル投入口6に投入されたメダルの材質や形状等が適正であるか否かを判別するために設けられている。また、セレクター16には、適正なメダルの通過を検出するためのメダルセンサ16sが設けられている。そして、このメダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合には、当該適正なメダルを後述のホッパーガイド部材522により、後述のホッパー520へ案内する。一方で、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合には、後述のガイド部材523により後述のメダル払出口33から排出する。
(左リール17a,中リール17b,右リール17c,リールユニット17d)
左リール17a,中リール17b,右リール17cは、キャビネット2の内部に設けられており、それぞれ円筒状の構造を有している。また、左リール17a,中リール17b,右リール17cの円筒状の構造の周面には、透光性のシートが装着されており、当該シートには、複数種類の図柄が一列に描かれている。そして、左リール17a,中リール17b,右リール17cは、後述のステッピングモータ101,102,103を励磁することにより回転駆動され、複数種類の図柄が変動表示される。また、第1の実施形態において、左リール17a,中リール17b,右リール17cは、リールユニット17dによりユニット化されており、遊技機1に対して、左リール17a,中リール17b,右リール17cの着脱が容易となっている。なお、左リール17a,中リール17b,右リール17cを総称して「リール17」と記載する場合がある。
(演出ボタン18)
演出ボタン18は、MAX−BETボタン8の正面視右側に設けられており、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。また、演出ボタン18は、演出ボタン検出スイッチ18swが接続されており、後述のサブ制御基板400は、演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出した場合に、後述の演出制御基板410を介して、後述の液晶表示装置46の制御を行う。なお、演出ボタン18を設けずに、1BETボタン7や、MAX−BETボタン8を演出ボタン18と共用とすることもできる。この場合において、後述のメイン制御基板300は、(a)1BETスイッチ7swにより1BETボタン7の操作が検出された場合、(b)MAX−BETスイッチ8swによりMAX−BETボタン8の操作が検出された場合に、後述のサブ制御基板400に対して所定のコマンドを送信する制御を行う。そして、後述のサブ制御基板400は、所定のコマンドを受信したことに基づいて、後述の液晶表示装置46の制御等を行う。これにより、別途演出ボタン18を設ける必要が無いため、部品点数を削減することができる。
(十字キー19)
十字キー19は、演出ボタン18の正面視右側に設けられており、少なくとも2方向(通常4方向)へ押圧操作が可能であり、遊技者が所定のタイミングで操作するために設けられている。また、十字キー19は、十字キー検出スイッチ19swが接続されており、後述のサブ制御基板400は、十字キー検出スイッチ19swが十字キー19の操作を検出した場合に、後述の演出制御基板410を介して、後述の液晶表示装置46の制御を行う。
(パネル20)
パネル20は、表示窓21、演出用ランプ22a〜22j、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29及び停止操作順序表示ランプ30a〜30cから構成されている。
(表示窓21)
表示窓21は、パネル20の中央部に設けられ、リール17を視認可能とするために設けられている。具体的には、パネル20のうち、表示窓21に該当する領域を透過させることにより、リール17の周面に描かれた図柄を視認可能としている。
(演出用ランプ22a〜22j)
演出用ランプ22a〜22jは、パネル20の左右両端の透過部分の背面側に設けられており、所定の条件下で発光することにより、現在の状態(例えば、後述のART状態)を報知するために設けられている。より具体的には、演出用ランプ22a〜22eは、表示窓21の正面視左側に設けられており、演出用ランプ22f〜22jは、表示窓21の正面視右側に設けられている。なお、演出用ランプ22a〜22jを総称して「演出用ランプ22」と記載する場合がある。
(スタートランプ23)
スタートランプ23は、1BETボタン7の上部に設けられており、スタートレバー10の開始操作を受け付けることが可能であるか否かを報知するために設けられている。具体的には、メイン制御基板300は、(a)メダル投入口6にメダルが「3」枚投入された場合、(b)貯留されているメダルの枚数が「3」枚以上の状態で、BETボタン7,8の操作がなされたことにより、投入枚数が「3」枚となった場合、(c)後述のリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されている場合に、スタートランプ23を点灯することにより、スタートレバー10による開始操作を受け付けることが可能である旨を報知する制御を行う。
(BETランプ24a〜24c)
BETランプ24a〜24cは、スタートランプ23の正面視右側に設けられており、遊技に使用するメダルの投入枚数を報知するために設けられている。具体的には、遊技に使用するメダルの投入枚数が「1」枚の場合には、BETランプ24aが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が「2」枚の場合には、BETランプ24bが点灯し、遊技に使用するメダルの投入枚数が「3」枚の場合には、BETランプ24cが点灯する。なお、BETランプ24a〜24cを総称して「BETランプ24」と記載する場合がある。
(貯留枚数表示器25)
貯留枚数表示器25は、BETランプ24の正面視右側に設けられている。また、貯留枚数表示器25は、遊技者のメダルであって、遊技機1に貯留されているメダルの貯留枚数を表示するために設けられている。
(遊技状態表示ランプ26a,26b)
遊技状態表示ランプ26a,26bは、貯留枚数表示器25の正面視右側に設けられている。また、遊技状態表示ランプ26a,26bは、メイン制御基板300による発光制御がなされることにより、現在の遊技状態が報知される。なお、遊技状態表示ランプ26a,26bを総称して「遊技状態表示ランプ26」と記載する場合がある。
(払出枚数表示器27)
払出枚数表示器27は、遊技状態表示ランプ26bの正面視右側に設けられている。また、払出枚数表示器27は、BETボタン7,8を操作することにより有効化された有効ライン上に揃った図柄の組み合わせに応じて払い出されるメダルの払出枚数を表示するために設けられている。また、払出枚数表示器27は、遊技機1がエラー状態となった場合に、エラー状態になったことを表示するために設けられている。
ここで、第1の実施形態において、有効ラインは、表示窓21に表示された左リール17a,中リール17b,右リール17cそれぞれの3つの図柄のうち、左リール17aの上段に表示された図柄と、中リール17bの中段に表示された図柄と、右リール17cの下段に表示された図柄を直線で結んだ「右下がりライン」のみを有効ラインとしている。なお、右下がりラインを単に「右下がり」と記載する場合がある。
なお、左リール17aの上段に表示された図柄と、中リール17bの上段に表示された図柄と、右リール17cの上段に表示された図柄を直線で結んだラインを「上段」または「上段ライン」と記載する場合がある。また、左リール17aの中段に表示された図柄と、中リール17bの中段に表示された図柄と、右リール17cの中段に表示された図柄を直線で結んだラインを「中段」または「中段ライン」と記載する場合がある。また、左リール17aの下段に表示された図柄と、中リール17bの下段に表示された図柄と、右リール17cの下段に表示された図柄を直線で結んだラインを「下段」または「下段ライン」と記載する場合がある。また、左リール17aの下段に表示された図柄と、中リール17bの中段に表示された図柄と、右リール17cの上段に表示された図柄を直線で結んだラインを「右上がり」または「右上がりライン」と記載する場合がある。
(投入可能表示ランプ28)
投入可能表示ランプ28は、払出枚数表示器27の正面視右側に設けられている。ここで、後述のメイン制御基板300は、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが可能である場合には、投入可能表示ランプ28を点灯させる制御を行う。一方、後述のメイン制御基板300は、メダル投入口6に投入されたメダルを貯留することが不可能である場合には、投入可能表示ランプ28を消灯させる制御を行う。
なお、第1の実施形態においては、貯留可能なメダルの最大枚数は「50枚」であるため、後述のメイン制御基板300は、貯留しているメダルの枚数が「50枚」未満の場合に投入可能表示ランプ28を点灯する制御を行い、貯留しているメダルの枚数が「50枚」の場合に投入可能表示ランプ28を消灯する制御を行う。また、有効ライン上に後述の再遊技に係る図柄の組み合わせが表示された場合にも、投入可能表示ランプ28を消灯する制御を行う。
(再遊技表示ランプ29)
再遊技表示ランプ29は、投入可能表示ランプ28の下方に設けられている。また、再遊技表示ランプ29は、有効ライン上に後述の再遊技に係る図柄の組み合わせが表示された場合に点灯する。これにより、遊技者に対して、有効ライン上に「再遊技」に係る図柄の組み合わせが表示されたことと、遊技者に対して、メダルを使用することなく、次の遊技を行うことが可能である旨を報知している。
(停止操作順序表示ランプ30a〜30c)
停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、表示窓21の下部に設けられている。具体的には、停止操作順序表示ランプ30aは、左リール17aの下方に設けられており、停止操作順序表示ランプ30bは、中リール17bの下方に設けられており、停止操作順序表示ランプ30cは、右リール17cの下方に設けられている。また、停止操作順序表示ランプ30a〜30cは、後述のメイン制御基板300により決定された当選エリアに基づいて、停止ボタン11,12,13の最適な停止操作順序を遊技者に対して報知するために設けられている。具体的には、左停止ボタン11を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30aを点灯又は点滅させ、中停止ボタン12を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30bを点灯又は点滅させ、右停止ボタン13を停止操作することが最適なタイミングである場合には、停止操作順序表示ランプ30cを点灯又は点滅させることにより最適な停止操作順序の報知を行う。なお、停止操作順序表示ランプ30a〜30cを総称して「停止操作順序表示ランプ30」と記載する場合がある。
(腰部パネル31)
腰部パネル31は、停止ボタンユニット14の下方に設けられ、機種名やモチーフ等を遊技者へ認識させるために設けられている。具体的には、登場キャラクタの絵などが描かれている。また、腰部パネル31の背面には図示しないライトが設けられており、当該図示しないライトを発光させることにより、遊技機1の機種名やモチーフ等を遊技者へ認識し易くしている。
(受皿ユニット32)
受皿ユニット32は、腰部パネル31の下方に設けられており、後述のメダル払出口33から排出されたメダルを受け入れて貯留するために設けられている。
(メダル払出口33)
メダル払出口33は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、メダルの払出を行う場合において、後述のホッパー520を駆動した際に、ホッパー520により払い出されるメダルを排出するために設けられている。また、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合や、メダルの投入受付禁止時において、メダル投入口6にメダルが投入された場合に、メダル投入口6に投入されたメダルを、メダル払出口33を介して受皿ユニット32に排出するために設けられている。
ここで、第1の実施形態において、メダルの投入受付禁止時とは、(a)左リール17a,中リール17b,右リール17cが回転している場合や、(b)再遊技に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されている場合をいう。
(下部スピーカ34a,34b)
下部スピーカ34a,34bは、メダル払出口33の左右両側に設けられており、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。なお、下部スピーカ34a,34bを総称して「下部スピーカ34」と記載する場合がある。
(上部スピーカ35a,35b)
上部スピーカ35a,35bは、後述の液晶表示装置46の左右両側に設けられており、下部スピーカ34と同様に、演出を行う際にBGMや音声、効果音等を出力するために設けられている。なお、上部スピーカ35a,35bを総称して「上部スピーカ35」と記載する場合があり、下部スピーカ34及び上部スピーカ35を総称して「スピーカ34,35」と記載する場合がある。
(設定表示部36)
設定表示部36は、現在の設定値を表示するために設けられている。具体的には、図示しない設定変更用の鍵を図示しない鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させると、メイン制御基板300は、現在設定されている設定値を設定表示部36に表示する制御を行う。
(設定変更ボタン37)
設定変更ボタン37は、設定値を変更するために設けられている。ここで、設定値を変更する方法は、まず、上述した通り、図示しない設定変更用の鍵を鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させることにより、現在設定されている設定値が設定表示部36に表示される。次に、設定変更ボタン37を操作することにより、設定表示部36に表示されている設定値が切替表示されるので、決定したい設定値が設定表示部36に表示されるまで設定変更ボタン37を繰り返し操作する。そして、決定したい設定値が設定表示部36に表示されている状態で、スタートレバー10を操作する。次に、回動されている設定変更用の鍵を抜差可能な角度に戻す操作を行う。これらの操作を行うことにより、設定値が変更される。
ここで、第1の実施形態において、遊技機1でエラーが発生した場合に、エラーを解除するためのエラー解除ボタンを設けていない。このため、メイン制御基板300は、遊技機1でエラーが発生した場合において、後述の設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、エラー状態から復帰する制御を行う。即ち、第1の実施形態において、設定変更ボタン37は、設定値を切り替える機能と、エラー状態から復帰するための機能を有する。
なお、第1の実施形態において、設定値は、「設定1」から「設定6」の6段階の設定値が設けられており、設定表示部36に「1」が表示されている状態において、設定変更ボタン37が操作されると、設定表示部36に「2」が表示され、以降、設定変更ボタン37を操作する毎に、設定表示部36に表示される設定値が「1」ずつ加算表示される。ただし、設定表示部36に「6」が表示されている状態において、設定変更ボタン37が操作されると、設定表示部36には「1」が表示される。
(液晶表示装置46)
液晶表示装置46は、リール17の上方に設けられ、動画像・静止画像等を表示する演出を行うために設けられている。また、液晶表示装置46は、後述の内部抽選処理の結果に係る情報を報知したり、入賞に係る図柄の組み合わせを有効ライン上に停止表示させるために必要な情報を報知したりするために設けられている。具体的には、液晶表示装置46は、停止操作順序表示ランプ30と同様に、後述のメイン制御基板300により決定された当選エリアに基づいて、停止ボタン11,12,13の最適な停止操作順序を遊技者に対して報知する。
(メイン制御基板300)
メイン制御基板300は、キャビネット2の内部であって、リール17の上方に設けられており、遊技機1の制御を行うために設けられている。なお、メイン制御基板300についての詳細は後述する。
(サブ制御基板400)
サブ制御基板400は、前面扉3の裏面上方に設けられており、液晶表示装置46や、スピーカ34,35の制御を行うために設けられている。なお、サブ制御基板400についての詳細は後述する。
(電源装置510)
電源装置510は、キャビネット2の内部であって、後述のホッパー520の正面視左側に設けられており、遊技機1に電力を供給するために設けられている。
(ホッパー520)
ホッパー520は、キャビネット2の内部であって、電源装置510の正面視右側に設けられており、遊技者に対してメダルを払い出すために設けられている。また、ホッパー520は、後述のメイン制御基板300からの所定の信号に基づいて、駆動制御が行われる。また、後述の電源基板500は、ホッパーに設けられたメダルセンサ(図示せず)により、所定枚数のメダルが排出されたか否かを判断し、所定枚数のメダルが排出されたと判断された場合に、メイン制御基板300に対して、所定枚数のメダルの払出が完了した旨の信号を送信する。これにより、後述のメイン制御基板300は、所定枚数のメダルの払出が完了したことを認識することができる。
(排出スリット521)
排出スリット521は、ホッパー520に設けられており、ホッパー520からメダルを排出するために設けられている。
(ホッパーガイド部材522)
ホッパーガイド部材522は、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルであると判別された場合に、当該判別されたメダルをホッパー520へ案内するために設けられている。
(ガイド部材523)
ガイド部材523は、メダル投入口6に異物が投入された場合や、メダルセンサ16sにより、メダル投入口6に投入されたメダルが適正なメダルでないと判別された場合に、異物や、適正なメダルでないと判別されたメダルをメダル払出口33へ案内するために設けられている。
(払出ガイド部材524)
払出ガイド部材524は、ホッパー520の排出スリット521から排出されたメダルを受皿ユニット32のメダル払出口33側に案内するために設けられている。
(補助貯留部530)
補助貯留部530は、ホッパー520に貯留されているメダルが溢れた場合に、溢れたメダルを収納するために設けられている。
(遊技機全体のブロック図)
次に、図4を用いて、本発明における遊技機1の構成について具体的に説明する。
遊技機1は、遊技機1の主たる動作を制御するメイン制御基板300に対して、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500が接続されている。
(メイン制御基板300)
メイン制御基板300は、メインCPU301、メインROM302、メインRAM303、乱数発生器304、I/F(インタフェース)回路305を有している。また、メイン制御基板300には、設定表示部36、設定変更スイッチ37sw、外部集中端子板38が接続されている。
(メインCPU301)
メインCPU301は、メインROM302に記憶されているプログラムを読み込み、遊技の進行に合わせて所定の演算処理を行うことにより、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500に対して所定の信号を送信する。
(メインROM302)
メインROM302は、メインCPU301により実行される制御プログラム、当選エリア決定テーブル等のデータテーブル、サブ制御基板400に対するコマンドを送信するためのデータ等を記憶している。具体的には、メインROM302は、後述の図柄配置テーブル(図5参照)、後述の図柄コードテーブル(図6参照)、後述の図柄組み合わせテーブル(図7参照)、後述のRT0用当選エリア決定テーブル(図9参照)、後述のRT1用当選エリア決定テーブル(図10参照)、後述のRT2用当選エリア決定テーブル(図11参照)、後述のRT3用当選エリア決定テーブル(図12参照)等を記憶している。
(メインRAM303)
メインRAM303は、メインCPU301によるプログラムの実行により決定された各種データを格納する格納領域が設けられている。具体的には、メインRAM303には、(a)後述のサブ制御基板400に対してコマンドを送信するための演出用伝送データ格納領域、(b)再遊技が作動している旨を記憶するための再遊技作動中フラグ格納領域、(c)後述の内部抽選処理を行う際に、後述の乱数発生器304により抽出した乱数値を記憶するための当選エリア決定用乱数値格納領域、(d)遊技状態を格納するための遊技状態格納領域、(e)後述の内部抽選処理を行う際に、抽選回数を記憶するための抽選回数格納領域、(f)ステッピングモータ101,102,103により、リール17が回転している状態において、停止ボタン11,12,13が操作された際に取得する押圧基準位置を記憶する押圧基準位置格納領域、(g)メダル投入口6に投入されたメダルの枚数を記憶するメダル投入枚数格納領域、(h)後述の内部抽選処理により決定された当選エリアに係る情報を記憶する当選エリア格納領域等の格納領域が設けられている。
(乱数発生器304)
乱数発生器304は、当選エリア等を決定するための乱数を生成するために設けられている。ここで、第1の実施形態において、乱数発生器304は、「0」〜「65535」の範囲で乱数値を生成する。
(IF回路305)
I/F(インタフェース)回路305は、メイン制御基板300と、リール制御基板100、中継基板200、サブ制御基板400、電源基板500間での信号(コマンド)の送受信を行うための回路である。
(設定変更スイッチ37sw)
設定変更スイッチ37swは、設定変更ボタン37が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、図示しない設定変更用の鍵を鍵穴に挿入した状態で所定角度回動させた状態において、設定変更スイッチ37swにより、設定変更ボタン37の操作が検出された場合に、メインCPU301は、設定表示部36に設定値を切替表示する制御を行う。
また、メインCPU301は、エラー状態において、設定変更スイッチ37swにより設定変更ボタン37の操作が検出されたことに基づいて、エラー状態から復帰する制御を行う。
(外部集中端子板38)
外部集中端子板38は、遊技機1の内部に設けられ、図示しないホールコンピュータに対して、(a)メダル投入口6に投入したメダルの枚数を特定可能なメダル投入信号、(b)遊技者に対して払い出したメダルの枚数を特定可能なメダル払出信号、(c)RT3遊技状態へ移行したことを特定可能な遊技状態移行信号、(d)リール17の回転が開始したことを特定可能なリール回転開始信号等の所定の信号を出力するために設けられている。
(中継基板200)
中継基板200には、1BETスイッチ7sw、MAX−BETスイッチ8sw、精算スイッチ9sw、スタートスイッチ10sw、左停止スイッチ11sw、中停止スイッチ12sw、右停止スイッチ13sw、メダルセンサ16s、スタートランプ23、BETランプ24a〜24c、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、再遊技表示ランプ29、セレクターセンサ39s、リセットキーセンサ40s、ドア開放センサ41sが接続されている。
(1BETスイッチ7sw)
1BETスイッチ7swは、遊技者による1BETボタン7の操作を検出するためのスイッチである。また、1BETスイッチ7swにより、遊技者による1BETボタン7の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから「1」枚のメダルを使用する制御を行う。
(MAX−BETスイッチ8sw)
MAX−BETスイッチ8swは、遊技者によるMAX−BETボタン8の操作を検出するためのスイッチである。また、MAX−BETスイッチ8swにより、MAX−BETボタン8の遊技者による操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、遊技者が貯留しているメダルから「3」枚のメダルを使用する制御を行う。なお、1BETスイッチ7swと、MAX−BETスイッチ8swを総称して「BETスイッチ7sw,8sw」と記載する場合がある。
(精算スイッチ9sw)
精算スイッチ9swは、遊技者による精算ボタン9の操作を検出するためのスイッチである。また、精算スイッチ9swにより、遊技者による精算ボタン9の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、電源基板500に対して、貯留しているメダルの返却を行う旨の信号を出力する。そして、電源基板500は、ホッパー520により、貯留しているメダルを返却する制御を行う。
(スタートスイッチ10sw)
スタートスイッチ10swは、遊技者によるスタートレバー10の操作を検出するためのスイッチである。また、スタートスイッチ10swにより、遊技者によるスタートレバー10の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、リール17の回転を開始する制御等を行う。
(左停止スイッチ11sw)
左停止スイッチ11swは、遊技者による左停止ボタン11の操作を検出するためのスイッチである。また、左停止スイッチ11swにより、遊技者による左停止ボタン11の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の左リール17aを停止する制御を行う。
(中停止スイッチ12sw)
中停止スイッチ12swは、遊技者による中停止ボタン12の操作を検出するためのスイッチである。また、中停止スイッチ12swにより、遊技者による中停止ボタン12の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の中リール17bを停止する制御を行う。
(右停止スイッチ13sw)
右停止スイッチ13swは、遊技者による右停止ボタン13の操作を検出するためのスイッチである。また、右停止スイッチ13swにより、遊技者による右停止ボタン13の操作が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、回転中の右リール17cを停止する制御を行う。なお、左停止スイッチ11sw,中停止スイッチ12sw,右停止スイッチ13swを総称して「停止スイッチ11sw,12sw,13sw」と記載する場合がある。
なお、第1の実施形態において、停止スイッチ11sw,12sw,13swは、停止ボタン11,12,13の操作のON/OFFが検出可能に設けられている。従って、遊技者により停止ボタン11,12,13の操作がされたとき(ONエッジ)、及び遊技者が停止ボタン11,12,13の操作をした後、遊技者の指が停止ボタン11,12,13から離れたとき(OFFエッジ)を検出可能に設けられている。
(メダルセンサ16s)
メダルセンサ16sは、メダル投入口6に適正なメダルが投入されたことを検出するためのセンサである。また、メダルセンサ16sにより、正常なメダルの通過が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、メダルが投入された時に行われる処理を行う。
(セレクターセンサ39s)
セレクターセンサ39sは、不正行為を検出するためのセンサである。また、セレクターセンサ39sにより、不正行為が検出された場合に、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、不正行為を検出した時に行われる処理を行う。尚、当該セレクターセンサ39sは、メダル投入等に係る不正を検出するもので、本実施形態が検出する不正とは別の不正を検出するためのものである。
(リセットキーセンサ40s)
リセットキーセンサ40sは、鍵穴4に図示しない専用の鍵が挿入され、反時計回り方向に所定角度回動されたことを検出するためのセンサである。また、リセットキーセンサ40sにより、鍵穴4に図示しない専用の鍵が挿入され、反時計回り方向に所定角度回動されたことが検出された場合において、中継基板200は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して所定の信号を送信する。そして、メインCPU301は、中継基板200から所定の信号を受信したことに基づいて、エラー状態から復帰する制御を行う。
(ドア開放センサ41s)
ドア開放センサ41sは、鍵穴4の裏面側に設けられ、前面扉3の開放を検知するためのセンサである。なお、第1の実施形態において、ドア開放センサ41sは、発光部と受光部からなり、鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入し、当該専用の鍵を時計回り方向に所定角度回動させると、図示しない施錠部が回動することとなる。そして、当該施錠部が回動することにより、発光部から発光された光が受光部に届かなくなる。これにより、ドア開放センサ41sは、前面扉3の開放を検知することとなる。
(電源基板500)
電源基板500には、電源装置510、ホッパー520、補助貯留部満タンセンサ530sが接続されている。
(電源装置510)
電源装置510は、電源ボタン511、及び電源スイッチ511swを有している。
(電源ボタン511)
電源ボタン511は、遊技店の店員等が遊技機1に電力を供給する操作を行うために設けられている。また、電源ボタン511は、電源スイッチ511swが接続されている。
(電源スイッチ511sw)
電源スイッチ511swは、電源ボタン511が操作されたことを検出するためのスイッチである。また、電源スイッチ511swにより、電源ボタン511の操作が検出されたことに基づいて、遊技機1全体に電力を供給する。
(補助貯留部満タンセンサ530s)
補助貯留部満タンセンサ530sは、補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されたことを検出するためのセンサである。また、補助貯留部満タンセンサ530sにより補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されたことが検出された場合に、電源基板500は、メイン制御基板300のI/F回路305に対して、所定の信号を出力する。そして、メイン制御基板300が所定の信号を入力した場合には、エラー状態とする制御を行う。
リール制御基板100には、ステッピングモータ101,102,103、左リールセンサ111s,中リールセンサ112s,右リールセンサ113sが接続されている。
(ステッピングモータ101,102,103)
ステッピングモータ101,102,103は、リール17を回転駆動するために設けられる。また、ステッピングモータ101,102,103は、回転軸を指定された角度で停止させることが可能な構成を備えている。そして、ステッピングモータ101,102,103の駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリール17に伝達される。これにより、リール17は、ステッピングモータ101,102,103に対して1回のパルスが出力されるごとに、一定の角度で回転する。なお、メインCPU301は、リールインデックスを検出してからステッピングモータ101,102,103に対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、リール17の回転角度を管理する。
(左リールセンサ111s)
左リールセンサ111sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、左リール17aが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
(中リールセンサ112s)
中リールセンサ112sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、中リール17bが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。
(右リールセンサ113s)
右リールセンサ113sは、発光部と受光部とを有する光センサにより、右リール17cが一回転したことを示すリールインデックスを検出するためのセンサである。なお、左リールセンサ111s,中リールセンサ112s,右リールセンサ113sを総称して「リールセンサ111s,112s,113s」と記載する場合がある。
(サブ制御基板400)
サブ制御基板400は、主として演出を制御するための基板である。また、サブ制御基板400は、I/F(インタフェース)回路401、サブCPU402、乱数発生器403、サブROM404、サブRAM405、RTC(Real Time Clock)装置406を有している。また、サブ制御基板400には、演出ボタン検出スイッチ18sw、十字キー検出スイッチ19sw、演出制御基板410、及びアンプ制御基板440が接続されている。
(演出ボタン検出スイッチ18sw)
演出ボタン検出スイッチ18swは、遊技者による演出ボタン18の操作を検出するためのスイッチである。また、演出ボタン検出スイッチ18swにより、遊技者による演出ボタン18の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による演出ボタン18の操作に基づいた制御を行う。
(十字キー検出スイッチ19sw)
十字キー検出スイッチ19swは、遊技者による十字キー19の操作を検出するためのスイッチである。また、十字キー検出スイッチ19swにより、遊技者による十字キー19の操作が検出された場合に、サブ制御基板400は、遊技者による十字キー19の操作に基づいた制御を行う。
(I/F回路401)
I/F(インタフェース)回路401は、メイン制御基板300のI/F回路305からの信号等を受信するために設けられている。
(サブCPU402)
サブCPU402は、サブROM404に記憶されている演出用のプログラムを読み込み、メイン制御基板300からのコマンドや、演出ボタン検出スイッチ18swや、十字キー検出スイッチ19swの入力信号に基づいて所定の演算を行い、当該演算の結果を演出制御基板410やアンプ制御基板440に供給するために設けられている。
(乱数発生器403)
乱数発生器403は、液晶表示装置46や、スピーカ34,35等により行われる演出等を決定する際に用いられる乱数を発生させるために設けられている。また、乱数発生器403は、後述のART準備状態への移行抽選や、後述のART状態におけるゲーム数の上乗せゲーム数を決定するための乱数を発生させるために設けられている。
(サブROM404)
サブROM404は、演出を実行するためのプログラム、後述の演出決定テーブル(図16参照)、後述のART準備状態移行ゲーム数決定テーブル(図17参照)、後述のART準備状態振分テーブル(図18参照)、後述の昇格抽選テーブル(図19参照)、後述の上乗せゲーム数決定テーブル(図20参照)、また、後述の初期カウント値設定テーブル(図21参照)、後述の判定値テーブル(図22参照)等を記憶するために設けられている。また、サブROM404は、主に、プログラム記憶領域とテーブル記憶領域によって構成される。
(サブRAM405)
サブRAM405は、サブCPU402の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。具体的には、メイン制御基板300から送信された当選エリア等の各種データを格納する格納領域や、決定された演出内容及び演出データを格納する格納領域が設けられている。具体的には、サブRAM405には、(a)サブ制御基板400により管理している状態を格納する状態番号格納領域、(b)後述のART準備状態A,ART準備状態B,ART準備状態Cのうち、何れのART準備状態に滞在しているかを記憶するためのART準備状態格納領域、(c)後述のART状態で遊技可能なゲーム数を記憶するためのARTゲーム数カウンタ、(d)後述の通常状態において、ART準備状態に移行するまでのゲーム数を記憶するためのART準備状態移行ゲーム数カウンタ、(e)初期カウント値に対応する判定値であって、カウント値格納領域にて記憶されたカウント値と照合するために用いられる判定値を記憶する判定値記憶手段としての判定値格納領域、等の格納領域が設けられている。
(RTC装置406)
RTC装置406は、後述のフレームカウンタ425により計数される計数値とは異なる計数間隔で所定のカウンタ値を計数するために設けられている。また、RTC装置406は、現在の日時や時刻を取得するために設けられている。
第1の実施形態では、サブ制御基板400には、現在時刻を出力するRTC装置(リアルタイムクロック)406が搭載されている。RTC装置406は、情報の入出力が可能な制御コントローラ部と、所定の記憶領域と、クロック部とで構成されている。また、サブCPU402は、電源装置510から電力を供給されたときに、RTC装置406の所定の記憶領域に記憶された前面扉3の開放回数をカウントするカウント値情報を取得するように構成されている。また、サブCPU402は、RTC装置406から現在の日時を示す日時信号や現在の時刻を示す時刻信号を取得し、現在の日時にもとづいて各種処理を実行する。RTC装置406は、通常、遊技機に電源が供給されているときには遊技機からの電源によって動作し、遊技機の電源が切られているときには、RTC装置406に搭載されたバックアップ電源から供給される電源によって動作する。従って、RTC装置406は、遊技機の電源が切られている場合であっても現在の日時を計時することができる。なお、RTC装置406は、RTC装置406上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。尚、遊技機に電源が供給されているときであっても、RTC装置406に搭載されたバックアップ電源から供給される電源によって動作するようにしてもよい。また、サブ制御基板400以外の基板に搭載してもよい。
また、RTC装置406における所定の記憶領域には、出荷時初期段階処理(後述の図33)において、複数のカウント値からいずれかのカウント値が、初期カウント値として選択されて、格納され、以降、前面扉3の開放が行われる毎に更新(加算)されるカウント値を記憶するカウント値記憶手段としてのカウント値格納領域が設けられている。例えば、初期カウント値として「0」が選択されて、格納された場合、次に前面扉3の開放が行われると、カウント値格納領域の値は「1」に更新(カウントアップ)されることとなる。また、RTC装置406における所定の記憶領域には、納入時における確認処理を行うことを示す納入時確認用フラグ格納領域、納入時処理が完了したことを示すフラグが格納される納入時処理完了フラグ格納領域が設けられている。尚、初期値の設定にあたっては、遊技機に外部装置を接続して、外部装置による操作によって初期値が設定される構成であってもよい。この際には、任意の初期値が管理者によって選べるようにしてもよいし、外部装置の操作によって初期値がランダムに設定されるようにしてもよい。
(演出制御基板410)
演出制御基板410は、主として演出を実行するための基板である。また、演出制御基板410は、画像制御部420と、ランプ制御部430により構成されている。
(画像制御部420)
画像制御部420は、主として演出を行う時に、液晶表示装置46の表示を制御するために設けられている。また、画像制御部420は、VDP(Video Display Processor)421、液晶制御CPU422、液晶制御ROM423、液晶制御RAM424、フレームカウンタ425、CGROM(Character Generator Read Only Memory)426、VRAM427、音源IC428、音源ROM429を有している。また、画像制御部420には、汎用基板45、ランプ制御部430が接続されている。
(汎用基板45)
汎用基板45は、画像制御部420と、液晶表示装置46との間に設けられており、画像データを表示させる際に所定の画像形式に変換して出力するブリッジ機能を有している。また、汎用基板45は、画像データを表示する液晶表示装置46の性能に対応する画像形式に変換するブリッジ機能を有している。例えば、SXGA(1280ドット×1080ドット)の19インチの液晶表示装置46を接続したときと、XGA(1024ドット×768ドット)の17インチの液晶表示装置46を接続したときとの解像度の違い等を吸収する。
(VDP421)
VDP421は、いわゆる画像プロセッサであり、液晶制御CPU422からの指示に基づいて、第1フレームバッファ領域と第2フレームバッファ領域のフレームバッファ領域のうち「表示用フレームバッファ領域」から画像データを読み出す制御を行う。そして、読み出した画像データに基づいて、映像信号(例えば、LVDS信号やRGB信号)を生成して、汎用基板45に出力することにより、液晶表示装置46に画像を表示する制御が行われる。なお、VDP421は、図示しない制御レジスタ、CGバス I/F、CPU I/F、クロック生成回路、伸長回路、描画回路、表示回路、メモリコントローラ等を備えており、これらはバスによって接続されている。
(液晶制御CPU422)
液晶制御CPU422は、サブ制御基板400から受信したコマンドに基づいてディスプレイリストを作成し、このディスプレイリストをVDP421に対して送信するために設けられている。また、液晶制御CPU422は、CGROM426に記憶されている画像データを液晶表示装置46に表示させる制御を行う。
(液晶制御ROM423)
液晶制御ROM423は、マスクROM等で構成されており、液晶制御CPU422の制御処理のプログラム、ディスプレイリストを生成するためのディスプレイリスト生成プログラム、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報等が記憶されている。ここでいうアニメパターンは、演出パターンのアニメーションを表示するにあたり参照され、演出パターンに含まれるアニメシーン情報の組み合わせや各アニメシーン情報の表示順序等を記憶している。また、アニメシーン情報には、ウェイトフレーム(表示時間)、対象データ(スプライトの識別番号、転送元アドレス等)、パラメータ(スプライトの表示位置、転送先アドレス等)、描画方法、演出画像を表示する表示装置を指定した情報等の情報を記憶している。
(液晶制御RAM424)
液晶制御RAM424は、液晶制御CPU422に内蔵されている。また、液晶制御RAM424は、液晶制御CPU422の演算処理時におけるデータのワークエリアとしても機能し、液晶制御ROM423から読み出されたデータを一時的に記憶するために設けられている。
(フレームカウンタ425)
フレームカウンタ425は、電源基板500からの電力供給を受けてフレームカウンタ値を計数するために設けられている。また、フレームカウンタ425は、電源基板500からの電力の供給が停止されると、フレームカウンタ値の計数を停止する。そして、フレームカウンタ425は、電源基板500による電力の供給が再開されると、レジスタに登録しているフレームカウンタ値を初期化して計数を再開する。
(CGROM426)
CGROM426は、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、マスクROM等から構成されている。また、CGROM426は、所定範囲の画素(例えば、32ピクセル×32ピクセル)における画素情報の集合からなる画像データ(例えば、スプライト、ムービー)等を圧縮して記憶している。そして、この画素情報は、それぞれの画素毎に色番号を指定する色番号情報と、画像の透明度を示すα値とから構成されている。また、CGROM426は、VDP421によって画像データ単位で読み出しが行われ、フレームの画像データ単位で画像処理が行われる。さらに、CGROM426には、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶している。
なお、第1の実施形態において、CGROM426は、色番号を指定する色番号情報と実際に色を表示するための表示色情報とが対応づけられたパレットデータを圧縮せずに記憶しているが、これに限らず、一部のみ圧縮している構成でもよい。また、ムービーの圧縮方式としては、MPEG4等の種々の圧縮方式を用いることができる。
(VRAM427)
VRAM427は、SRAM(Static Random Access Memory)により構成されている。ここで、SRAMとは、読み込み、書き込みが可能なメモリであって、一時的にデータを保持するための揮発性メモリの一種である。そして、VRAM427をSRAMで構成することにより、画像データの書込や読出を高速で処理することができる。また、VRAM427は、任意領域、ディスプレイリスト領域1、ディスプレイリスト領域2、フレームバッファ領域1及びフレームバッファ領域2からなるメモリマップによって構成されている。
(音源IC428)
音源IC428は、音源ROM429から音声に関するプログラムやデータを読み込み、スピーカ34,35を駆動するための音声信号を生成するために設けられている。
(音源ROM429)
音源ROM429は、演出を実行するためのプログラムやデータを記憶するために設けられている。具体的には、音声に関するプログラムやデータ等を記憶している。
(ランプ制御部430)
ランプ制御部430は、主として演出を行う時に、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、スタートレバー演出用ランプ42を制御するための基板である。また、ランプ制御部430は、ランプ制御CPU431、ランプ制御ROM432、及びランプ制御RAM433を有している。また、ランプ制御部430には、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、スタートレバー演出用ランプ42、ドライブ基板43が接続されている。
(スタートレバー演出用ランプ42)
スタートレバー演出用ランプ42は、高輝度発光ダイオードからなり、所定の条件が充足されたことに基づいて、遊技者に対して視覚に訴える演出を行うために設けられている。ここで、ランプ制御部430は、後述の内部抽選処理において、所定の当選エリアが当選された場合等の所定の条件が充足されたことに基づいて、スタートレバー演出用ランプ42の点灯・点滅制御を行う。
(ドライブ基板43)
ドライブ基板43は、演出装置44を可動する制御を行うための基板である。また、ドライブ基板43は、ランプ制御部430からの所定の信号を受信したことに基づいて、演出装置44を可動させる制御を行う。
(演出装置44)
演出装置44は、液晶表示装置46の背面側に設けられている。ここで、ランプ制御部430は、サブ制御基板400から所定の信号を受信したことに基づいて、ドライブ基板43を介して、演出装置44を液晶表示装置46の前面側に可動させる制御を行うことにより、遊技者に対して視覚に訴える演出を行う。
(ランプ制御CPU431)
ランプ制御CPU431は、ランプ制御ROM432に記憶されているランプやLEDの発光に関するプログラムやデータを読み込み、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42を発光するための信号を生成するために設けられている。また、ランプ制御CPU431は、ランプ制御ROM432に記憶されているプログラムやデータを読み込み、演出装置44や液晶表示装置46を可動する制御を行うための信号を生成し、ドライブ基板43に送信するために設けられている。
(ランプ制御ROM432)
ランプ制御ROM432は、演出を実行するためのプログラムやデータを記憶するために設けられている。具体的には、ランプ制御ROM432は、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42の発光に関するプログラムやデータ等を記憶している。また、ランプ制御ROM432は、ドライブ基板43を介して演出装置44や、液晶表示装置46を可動するためのプログラムやデータ等を記憶している。
(ランプ制御RAM433)
ランプ制御RAM433は、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30及びスタートレバー演出用ランプ42を発光制御する際の一時的な記憶領域として設けられている。また、ランプ制御RAM433は、ドライブ基板43を介して演出装置44や、液晶表示装置46を可動する際の一時的な記憶領域として設けられている。
(アンプ制御基板440)
アンプ制御基板440は、主としてスピーカ34,35から音声データを出力するための基板である。また、アンプ制御基板は、下部スピーカ用アンプ441、及び上部スピーカ用アンプ442が接続されている。
(下部スピーカ用アンプ441)
下部スピーカ用アンプ441は、音源IC428からの音声信号を増幅して下部スピーカ34に出力するために設けられている。
(上部スピーカ用アンプ442)
上部スピーカ用アンプ442は、音源IC428からの音声信号を増幅して上部スピーカ35に出力するために設けられている。
(ドア開放センサ60s)
第1の実施形態においては、RTC装置406に対して、ドア開放センサ60sが接続されている。ドア開放センサ60sは、鍵穴4の裏面側に設けられ、前面扉3の開放を検知するためのセンサである。なお、第1の実施形態において、ドア開放センサ60sは、発光部と受光部からなり、鍵穴4に図示しない専用の鍵を挿入し、当該専用の鍵を時計回り方向に所定角度回動させると、図示しない施錠部が回動することとなる。そして、当該施錠部が回動することにより、発光部から発光された光が受光部に届かなくなる。これにより、ドア開放センサ60sは、前面扉3の開放を検知することとなる。尚、ドア開放センサ60sに対しては、上述したRTC装置406に用いられるバックアップ電源を用いることができる。このように構成することで、遊技機の電源が切られているときであっても、サブ制御基板400側において(特にRTC装置406において)、前面扉3の開放および閉鎖を検知することができる。尚、ドア開放センサ60sとして用いるセンサとしては、発光部および受光部で構成されるものでもよいし、前面扉3の開状態、閉状態によって押圧状態、非押圧状態に変化するスイッチのようなものでもよい。尚、遊技機に電源が供給されていないときに、バックアップ電源をサブ制御基板400に供給するようにして、サブ制御基板400と、ドア開放センサ60sとで、前面扉3の開放および閉鎖を検知するように設計することもできる。この場合、RTC装置406を備えていない遊技機であっても、遊技機に電源が供給されていないときの、前面扉3の開放および閉鎖を検知することができる。よって、ドア開放センサ60sは、RTC装置406に接続せずに、サブ制御基板400に接続するようにしてもよい。
(図柄配置テーブル)
次に、図5に基づいて、図柄配置テーブルの説明を行う。
図柄配置テーブルは、メインROM302に設けられており、メインCPU301がリールインデックスを検出するときに、表示窓21の中段の図柄位置を「00」と規定している。また、図柄位置「00」を基準としてリールの回転方向の順に、図柄カウンタに対応する「00」〜「20」が各図柄に割り当てられている。
(図柄コードテーブル)
次に、図6に基づいて、図柄コードテーブルについて説明を行う。
図柄コードテーブルは、左リール17a,中リール17b,右リール17cに配された各図柄に対応する図柄コードと、当該各図柄に対応するデータが記憶されている。ここで、第1の実施形態においては、図柄コードが「01」の場合、「赤7」の図柄に対応するデータとして「00000001」が記憶されている。同様に、図柄コードが「02」〜「10」の場合についても各図柄に対応するデータが記憶されている。
また、図柄カウンタの値(「00」〜「20」)と、図柄配置テーブル(図5参照)と、図柄コード表とに基づいて、表示窓21に表示されている図柄の種類を特定することができる。例えば、左リール17aに対応する図柄カウンタの値が「00」であるとき、表示窓21の中段には、図柄位置「00」の「スイカ」の図柄が表示されていることを特定することができる。同様に、左リール17aに対応する図柄カウンタの値が「00」であるとき、表示窓21の上段には、図柄位置「01」の「リプレイ1」の図柄が表示されていることを特定することができ、表示窓21の下段には、図柄位置「20」の「ベル1」の図柄が表示されていることを特定することができる。そして、メインCPU301は、表示窓21に表示されている図柄が特定されると、メインRAM303に設けられている所定の格納領域に、データとして「00001001」を記憶する。
(図柄組み合わせテーブル)
次に、図7に基づいて、図柄組み合わせテーブルについて説明を行う。
図柄組み合わせテーブルは、メインROM302に記憶されており、特典の種類に応じて予め定められた図柄の組み合わせと、払出枚数とを規定している。ここで、メインCPU301は、有効ライン上に沿って表示される図柄の組み合わせが、図柄組み合わせテーブルに規定されている図柄の組み合わせと一致する場合に、メダルの払出、再遊技の作動、ボーナスゲームの作動といった特典が遊技者に対して与えられる。例えば、有効ライン上に「ベル1」、「リプレイ1」、「BAR1」の図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたとき、メインCPU301は、「中段リプレイ01」に係る図柄の組み合わせが表示されたと判定する。なお、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせが、図柄組み合わせテーブルに規定されている図柄の組み合わせと一致しない場合は、「ハズレ」となる。
ここで、「払出枚数」とは、遊技者に対して払い出すメダルの枚数をいい、払出枚数として「1」以上の数値が決定された場合には、メダルの払出が行われる。具体的には、払出枚数として「1」以上の数値が規定されている図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたときに、メダルの払出が行われる。
なお、第1の実施形態においては、「ベル01〜32」、「スイカ01〜08」、「チェリー01〜21」、「特殊役01〜02」に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、メダルの払出が行われる。
ここで、「ベル01〜32」、「スイカ01〜08」、「チェリー01〜21」、「特殊役01〜02」に係る図柄の組み合わせを総称して、「入賞に係る図柄の組み合わせ」と記載する場合がある。
また、「ベル01〜32」を総称して、単に「ベル」と記載する場合がある。また、「スイカ01〜08」を総称して、単に「スイカ」と記載する場合がある。また、「チェリー01〜21」を総称して、単に「チェリー」と記載する場合がある。また、「特殊役01〜02」を総称して、単に「特殊役」と記載する場合がある。
また、第1の実施形態において、「中段リプレイ01〜04」、「上段リプレイ01〜18」、「下段リプレイ01〜18」、「右上がりリプレイ01〜09」、「右下がりリプレイ01〜04」、「準備リプレイ01〜04」、「フォローリプレイ01〜04」、「赤7リプレイ01〜32」、「青7リプレイ01〜06」に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたときは、再遊技の作動が行われる。
ここで、「中段リプレイ01〜04」、「上段リプレイ01〜18」、「下段リプレイ01〜18」、「右上がりリプレイ01〜09」、「右下がりリプレイ01〜04」、「準備リプレイ01〜04」、「フォローリプレイ01〜04」、「赤7リプレイ01〜32」、「青7リプレイ01〜06」を総称して、「再遊技」または「リプレイ」と記載する場合がある。
また、「中段リプレイ01〜04」を総称して、単に「中段リプレイ」と記載する場合がある。また、「上段リプレイ01〜18」を総称して、単に「上段リプレイ」と記載する場合がある。また、「下段リプレイ01〜18」を総称して、単に「下段リプレイ」と記載する場合がある。また、「右上がりリプレイ01〜09」を総称して、単に「右上がりリプレイ」と記載する場合がある。また、「右下がりリプレイ01〜04」を総称して、単に「右下がりリプレイ」と記載する場合がある。また、「準備リプレイ01〜04」を総称して、単に「準備リプレイ」と記載する場合がある。また、「フォローリプレイ01〜04」を総称して、単に「フォローリプレイ」と記載する場合がある。また、「赤7リプレイ01〜32」を総称して、単に「赤7リプレイ」と記載する場合がある。また、「青7リプレイ01〜06」を総称して、単に「青7リプレイ」と記載する場合がある。また、「中段リプレイ01〜04」、「上段リプレイ01〜18」、「下段リプレイ01〜18」、「右上がりリプレイ01〜09」、「右下がりリプレイ01〜04」を総称して、「通常リプレイ」と記載する場合がある。
また、「ブランク01〜46」を総称して、単に「ブランク」と記載する場合がある。
(当選エリアと、停止ボタンの操作順序と、入賞等の関係)
次に、図8に基づいて、当選エリアと、停止ボタンの操作順序と、入賞等の関係について説明を行う。
メインROM302に記憶されている後述のRT0用当選エリアテーブル、RT1用当選エリアテーブル、RT2用当選エリアテーブル、及びRT3用当選エリアテーブルは、「00」〜「24」の当選エリアが規定されているが、全ての遊技状態において、全ての当選エリアが決定され得るとは限らない。
例えば、RT0遊技状態、RT1遊技状態において、当選エリア「00」の「ハズレ」を決定する可能性がある一方、RT2遊技状態、RT3遊技状態において、当選エリア「00」の「ハズレ」を決定する可能性はない。また、RT2遊技状態において、当選エリア「01」の「ART突入リプレイ01」を決定する可能性がある一方、RT0遊技状態、RT1遊技状態、RT3遊技状態において、当選エリア「01」の「ART突入リプレイ01」を決定する可能性はない。
また、第1の実施形態において、同じ図柄位置で停止ボタン11,12,13を操作しても、遊技者による停止操作順序によって、有効ライン上に揃う図柄の組み合わせが異なる当選エリアが設けられている。具体的には、後述の内部抽選処理により、「ART突入リプレイ01〜03」、「青7揃いリプレイ」、「準備リプレイ01〜04」、「押し順ベル01〜08」が当選エリアとして決定された場合においては、遊技者による停止ボタン11,12,13の停止操作順序によって、有効ライン上に揃う図柄の組み合わせが異なる。例えば、後述の内部抽選処理により、当選エリア「03」の「ART突入リプレイ03」が当選エリアとして決定された場合において、同じ図柄位置で停止ボタン11,12,13を操作しても、最初に左停止ボタン11を操作した場合と、右停止ボタン13を操作した場合とで、異なる図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されることとなる。
一方、同じ図柄位置で停止ボタン11,12,13を操作した場合には、遊技者による停止操作順序がどのような順序であっても、有効ライン上に揃う図柄の組み合わせが異ならない当選エリアも設けられている。具体的には、後述の内部抽選処理により、「ハズレ」、「通常リプレイ」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」及び「特殊役02」が当選エリアとして決定された場合においては、遊技者によってどのような順序で停止ボタン11,12,13が操作されたとしても、有効ライン上に揃う図柄の組み合わせは同じである。ただし、適切なタイミングで左停止ボタン11、中停止ボタン12、右停止ボタン13の操作がなされなければ、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されない場合がある。
(当選エリア決定テーブル)
次に、図9〜図12に基づいて、当選エリア決定テーブルについて説明を行う。
第1の実施形態において、図9は、RT0用当選エリア決定テーブルを示す図であり、図10は、RT1用当選エリア決定テーブルを示す図であり、図11は、RT2用当選エリア決定テーブルを示す図であり、図12は、RT3用当選エリア決定テーブルを示す図である。
当選エリア決定テーブルは、メインROM302に記憶されており、遊技状態毎に設けられている。ここで、第1の実施形態においては、RT0用当選エリア決定テーブル、RT1用当選エリア決定テーブル、RT2用当選エリア決定テーブル、及びRT3用当選エリア決定テーブルが設けられている。
また、当選エリア決定テーブルは、抽選値が設定値毎に規定されている。ここで、第1の実施形態においては、RT0用当選エリア決定テーブル、RT1用当選エリア決定テーブル、RT2用当選エリア決定テーブル、及びRT3用当選エリア決定テーブルにおいて、「設定1」〜「設定6」の抽選値がそれぞれ規定されている。
(RT0用当選エリア決定テーブル)
RT0用当選エリア決定テーブルは、図9に示す通り、当選エリア「ハズレ」、「通常リプレイ」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT0遊技状態においては、「ART突入リプレイ01〜03」、「青7揃いリプレイ」、及び「準備リプレイ01〜04」が当選エリアとして決定されることは無い。
(RT1用当選エリア決定テーブル)
RT1用当選エリア決定テーブルは、図10に示す通り、当選エリア「ハズレ」、「青7揃いリプレイ」、「準備リプレイ01〜04」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT1遊技状態においては、「ART突入リプレイ01〜03」、及び「通常リプレイ」が当選エリアとして決定されることは無い。
(RT2用当選エリア決定テーブル)
RT2用当選エリア決定テーブルは、図11に示す通り、当選エリア「ART突入リプレイ01〜03」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT2遊技状態においては、「ハズレ」、「青7揃いリプレイ」、「準備リプレイ01〜04」、及び「通常リプレイ」が当選エリアとして決定されることは無い。
(RT3用当選エリア決定テーブル)
RT3用当選エリア決定テーブルは、図12に示す通り、当選エリア「通常リプレイ」、「押し順ベル01〜08」、「共通ベル」、「弱スイカ」、「強スイカ」、「弱チェリー」、「強チェリー」、「特殊役01」、及び「特殊役02」に抽選値が規定されている。即ち、これら以外の抽選値は「0」であり、RT3遊技状態においては、「ハズレ」、「ART突入リプレイ01〜03」、「青7揃いリプレイ」、及び「準備リプレイ01〜04」が当選エリアとして決定されることは無い。
なお、RT0用当選エリア決定テーブル、RT1用当選エリア決定テーブル、RT2用当選エリア決定テーブル、及びRT3用当選エリア決定テーブルを総称して、「当選エリア決定テーブル」と記載する場合がある。
なお、第1の実施形態においては、RT2遊技状態、及びRT3遊技状態は、RT0遊技状態及びRT1遊技状態と比較して、当選エリアとして「ハズレ」が決定される確率が低いため、遊技者にとって相対的に有利な遊技状態である。
(遊技状態移行図)
次に、図13に基づいて、遊技状態移行図について説明を行う。
遊技状態移行図は、(a)現在の遊技状態と、(b)遊技状態の移行条件と、(c)遊技状態の移行条件を充足した場合の移行先の遊技状態とを規定している。ここで、第1の実施形態において、メインCPU301は、現在の遊技状態がRT0遊技状態である場合において、「ブランク」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT0遊技状態からRT1遊技状態に移行する制御を行う。
一方、メインCPU301は、現在の遊技状態がRT1遊技状態である場合において、「準備リプレイ」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT1遊技状態からRT2遊技状態に移行する制御を行う。
また、メインCPU301は、現在の遊技状態がRT1遊技状態である場合において、「青7リプレイ」または「フォローリプレイ」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT1遊技状態からRT3遊技状態に移行する制御を行う。
一方、メインCPU301は、RT2遊技状態において、「ブランク」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT2遊技状態からRT1遊技状態に移行する制御を行う。
また、メインCPU301は、現在の遊技状態がRT2遊技状態である場合において、「赤7リプレイ」、「青7リプレイ」または「フォローリプレイ」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT2遊技状態からRT3遊技状態に移行する制御を行う。
一方、メインCPU301は、RT3遊技状態において、「ブランク」に係る図柄の組み合わせのうち、いずれかの図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたことに基づいて、遊技状態をRT3遊技状態からRT1遊技状態に移行する制御を行う。
なお、以下において、RT0遊技状態を「非RT遊技状態」や「一般遊技状態」と記載する場合があり、RT1遊技状態〜RT3遊技状態を総称して「RT遊技状態」と記載する場合がある。
(サブ制御基板により管理される状態一覧)
次に、図14に基づいて、サブ制御基板により管理される状態一覧について説明を行う。
サブ制御基板により管理される状態一覧は、状態名と、各状態名に対応する番号について規定されており、第1の実施形態においては、状態番号が「01」の「通常状態」、状態番号が「02」の「ART準備状態」、及び状態番号が「03」の「ART状態」が規定されている。
(状態移行図)
次に、図15に基づいて、状態移行図についての説明を行う。
状態移行図は、(a)サブ制御基板400により管理される状態と、(b)サブ制御基板400により管理される状態が移行するための条件と、(c)サブ制御基板400により管理される状態が移行するための条件を充足した場合に、サブ制御基板400により管理される状態の移行先の状態について規定している。具体的には、通常状態において、サブRAM405に設けられているART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」となったことに基づいて、サブ制御基板400により管理される状態が、通常状態からART準備状態に移行される。また、通常状態において、リール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報が「04」の場合であって、表示判定コマンドに含まれる情報が、青7リプレイまたはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示された旨を示す情報である場合に、サブ制御基板400により管理される状態が、通常状態からART状態に移行される。
同様に、ART準備状態において、表示判定コマンドに含まれる情報が、赤7リプレイ、青7リプレイ、またはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示された旨を示す情報である場合に、サブ制御基板400により管理される状態が、ART準備状態からART状態に移行される。また、ART状態において、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値が「0」であって、表示判定コマンドに含まれる情報が、ブランクに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示された旨を示す情報である場合に、サブ制御基板400により管理される状態が、ART状態から通常状態に移行される。
また、状態移行図は、サブ制御基板400により管理される状態と、メイン制御基板300により管理される遊技状態との対応関係について規定している。具体的には、サブ制御基板400により管理される状態が通常状態の場合、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、原則としてRT0遊技状態、またはRT1遊技状態である。同様に、サブ制御基板400により管理される状態がART準備状態の場合、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、原則としてRT2遊技状態であり、サブ制御基板400により管理される状態がART状態の場合、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、原則としてRT3遊技状態である。
なお、例外として、サブ制御基板400により管理される状態が通常状態の場合であっても、メイン制御基板300により管理される遊技状態がRT0遊技状態、またはRT1遊技状態でない場合がある。例えば、サブ制御基板400により管理される状態が通常状態の場合であって、メイン制御基板300により管理される遊技状態がRT1遊技状態の場合において、後述の内部抽選処理により当選エリア「05」が決定され、遊技者が中停止ボタン12、左停止ボタン11、右停止ボタン13の順序で操作すると、準備リプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示され、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、RT2遊技状態となるが、サブ制御基板400により管理される状態は、通常状態のままである。
また、サブ制御基板400により管理される状態がART準備状態の場合の例外として、例えば、サブ制御基板400により管理される状態がART準備状態の場合であって、メイン制御基板300により管理される遊技状態がRT2遊技状態の場合において、後述の内部抽選処理により当選エリア「10」が決定され、遊技者により左停止ボタン11が最初に操作され、ブランクに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されると、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、RT1遊技状態となるが、サブ制御基板400により管理される状態は、ART準備状態のままである。
また、サブ制御基板400により管理される状態がART状態の場合の例外として、例えば、サブ制御基板400により管理される状態がART状態であって、ARTゲーム数カウンタの値が「0」ではなく、メイン制御基板300により管理される遊技状態がRT3遊技状態の場合において、後述の内部抽選処理により当選エリア「10」が決定され、遊技者により左停止ボタン11が最初に操作され、ブランクに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されると、メイン制御基板300により管理される遊技状態は、RT1遊技状態となるが、サブ制御基板400により管理される状態は、ART状態のままである。
(演出決定テーブル)
次に、図16に基づいて、演出決定テーブルについて説明を行う。
演出決定テーブルは、サブROM404に設けられており、各状態において行われる演出を決定するために設けられている。具体的には、「演出No.」と、「演出No.」に対応する演出内容が規定されている。また、演出決定テーブルは、サブCPU402により管理される状態等の演出を実行するための条件が規定されている。
ここで、第1の実施形態において、演出決定テーブルは、(a)サブCPU402により管理される状態が通常状態の場合に用いられる通常状態用演出決定テーブルと、(b)サブCPU402により管理される状態がART準備状態の場合に用いられるART準備状態用演出決定テーブルと、(c)サブCPU402により管理される状態がART状態の場合に用いられるART状態用演出決定テーブルとが設けられている。
(ART準備状態移行ゲーム数決定テーブル)
次に、図17に基づいて、ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルについて説明を行う。
ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルは、サブROM404に設けられており、ART準備状態に移行するまでのゲーム数を決定するために設けられている。具体的には、ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルは、ART準備状態に移行するまでのゲーム数の範囲と、抽選値について規定されている。
ここで、ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルの抽選値は、設定値毎に設けられており、設定値毎に各ゲーム数の範囲毎に規定されている抽選値が異なる。特に、第1の実施形態において、ART準備状態移行ゲーム数決定テーブルの抽選値は、設定値が高ければ高い程、サブCPU402が早いゲーム数の範囲を決定する確率が高くなる様に規定されている。これにより、サブCPU402は、ART準備状態に移行するためのゲーム数として短いゲーム数を決定する割合が高くなる。
(ART準備状態振分テーブル)
次に、図18に基づいて、ART準備状態振分テーブルについて説明を行う。
ART準備状態振分テーブルは、サブROM404に設けられている。また、ART準備状態振分テーブルには、ART準備状態A〜ART準備状態Cのうち、どの状態に移行させるかについてと、各ART準備状態に対応する抽選値について規定されている。なお、第1の実施形態において、ART準備状態振分テーブルに規定されている抽選値は、設定値毎に設けられており、設定値が高ければ高い程、ART準備状態Cへ移行する確率が高く規定されている。
(ART準備状態A)
ART準備状態Aは、ART準備状態A、ART準備状態B,及びART準備状態Cの中で最も有利な度合いが低い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Aにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「BAR1」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
(ART準備状態B)
ART準備状態Bは、ART準備状態Aよりも有利な度合いが高く、ART準備状態Cよりも有利な度合いが低い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Bにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「赤7」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
(ART準備状態C)
ART準備状態Cは、ART準備状態A、ART準備状態B,及びART準備状態Cの中で最も有利な度合いが高い状態である。また、サブCPU402は、ART準備状態Cにおいて、受信したリール回転開始受付コマンドが当選エリア「01」〜「03」(「ART突入リプレイ01」〜「ART突入リプレイ03」)の情報を有する場合に、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上がりライン、または右下がりラインの何れかに「青7」図柄が揃うように停止ボタン11,12,13の停止操作順序等を報知する制御を行う。
(昇格抽選テーブル)
次に、図19に基づいて、昇格抽選テーブルについて説明を行う。
昇格抽選テーブルは、サブROM404に設けられており、ART準備状態振分テーブル(図18参照)に基づいた抽選の結果、ART準備状態AまたはART準備状態Bに移行することが決定された後、ART状態に移行する前に、ART準備状態BまたはART準備状態Cに移行する抽選を行うために設けられている。
具体的には、昇格抽選テーブルは、(a)ART準備状態Aにおいて、昇格抽選を行う際に用いられるART準備状態A用昇格抽選テーブルと、(b)ART準備状態Bにおいて、昇格抽選を行う際に用いられるART準備状態B用昇格抽選テーブルとが設けられており、各昇格抽選テーブルには、当選エリア毎の抽選値と、移行先のART準備状態とが規定されている。例えば、ART準備状態Aにおいて、後述の内部抽選処理により「強チェリー」が決定された場合に、サブCPU402は、「32768/65536」でART準備状態Bに移行する抽選を行う。
(上乗せゲーム数決定テーブル)
次に、図20に基づいて、上乗せゲーム数決定テーブルについて説明を行う。
上乗せゲーム数決定テーブルは、サブROM404に設けられている。また、上乗せゲーム数決定テーブルは、サブ制御基板400が、メイン制御基板300から受信する後述のリール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、ART状態で遊技可能なゲーム数に加算するゲーム数を決定するために設けられている。
例えば、メイン制御基板300から受信した後述のリール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報が「共通ベル」に係る情報である場合、サブCPU402は、「4587/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「10」ゲームを決定し、「2244/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「20」ゲームを決定し、「678/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「30」ゲームを決定し、「154/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「50」ゲームを決定し、「9/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「100」ゲームを決定する抽選を行う。一方、メイン制御基板300から受信した後述のリール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報が「共通ベル」に係る情報である場合、「57864/65536」の確率で、上乗せゲーム数として「0」ゲームが決定される。この場合、ART状態において遊技可能なゲーム数が加算されない。
(初期カウント値設定テーブル)
次に、図21に基づいて、初期カウント値設定テーブルについて説明を行う。
初期カウント値設定テーブルは、サブROM404に設けられている。また、初期カウント値設定テーブルは、遊技機を製造工場から遊技場へ出荷する際に、例えば、製造工場の管理者による特定操作(例えば、遊技機の電源をONにして、演出ボタン18や十字キー19を用いて行う操作。以下、「特定操作」という)により起動する初期値設定モードにおいて、RTC装置406に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値を設定する際に参照されるテーブルである。尚、初期値設定モードの詳細は、後で図46を用いて説明する。
尚、初期カウント値は、図21に示されるとおり、「0」〜「7」の8通りのカウント値が設けられており、所定の乱数を抽出することによって、「0」〜「7」の8通りのカウント値から、いずれかのカウント値が初期カウント値として選択されるようになっている。そして、このカウント値が初期カウント値としてカウント値格納領域に格納された後は、前面扉3が開放される毎にカウント値が更新(カウント値が加算)されることとなる。例えば、初期カウント値として「0」が設定されている状態で、前面扉3が開放された場合、カウント値格納領域にてカウントするカウント値は「1」に更新される。このように複数のカウント値から、いずれかのカウント値を初期カウント値として格納することで、不正な基板に交換するにあたって、初期カウント値を一致させ難くすることができる。尚、初期値は、上記8通りに限られず、任意の数とすることができる。
(判定値テーブル)
次に、図22に基づいて、判定値テーブルについて説明を行う。
判定値テーブルは、サブROM404に設けられている。また、判定値テーブルは、図21におけるカウント値が初期カウント値として選択されることにより、選択されたカウント値に対応する判定値を設定する際に参照されるテーブルである。尚、判定値は、遊技場に遊技機が納入された段階で、カウント値格納領域に記憶されたカウント値と照合して、カウント値が正常な値であるか否かを判定するために用いられる値である。尚、図22で示すカウント値は、図21におけるカウント値のことを指している。
尚、判定値は、図22に示されるとおり、例えば、カウント値「0」に対して、対応する判定値として「1」が、カウント値「1」に対して、対応する判定値として「2」が、カウント値「2」に対して、対応する判定値として「3」が、カウント値「3」に対して、対応する判定値として「4」が、カウント値「4」に対して、対応する判定値として「5」が、カウント値「5」に対して、対応する判定値として「6」が、カウント値「6」に対して、対応する判定値として「7」が、カウント値「7」に対して、対応する判定値として「8」が、それぞれ定められている。つまり、初期カウント値に対して、「1」加算された値が、判定値として対応付けられている。
尚、初期カウント値に対して、「1」加算された値が判定値として定められている理由としては、遊技機を製造工場から遊技場へ出荷する際に、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって起動する初期値設定モードにおいて、RTC装置406の所定の記憶領域に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値が設定される。その後、遊技場に納入して、遊技場の管理者によって、最初に前面扉3が開放されたことによって、カウント値格納領域の値が更新(加算)される。
例えば、初期カウント値として「0」が設定される場合、遊技機の出荷から納入までの搬送過程において、前面扉3が開放されなかった場合、遊技場の管理者によって前面扉3が開放されたことによって、カウント値格納領域に格納された初期カウント値が更新されるので、遊技場の管理者によって前面扉3が開放された時点のカウント値格納領域の値は「1」となる。そして、設定された初期カウント値「0」に対して、「1」加算された値である判定値「1」と照合した結果、カウント値格納領域に格納されたカウント値と、判定値とが一致することとなる。
一方、例えば、初期カウント値として「0」が設定される場合、遊技機の出荷から納入までの搬送過程において、前面扉3が開放された場合、その時点でカウント値格納領域に格納された初期カウント値が更新されることとなる(この時点でのカウント値格納領域の値は「1」)。その後、遊技場の管理者によって前面扉3が開放されると、その時点でさらにカウント値格納領域に格納されたカウント値が更新されることとなる(この時点でのカウント値格納領域の値は「2」)。そして、設定された初期カウント値「0」に対して、「1」加算された値である判定値「1」と照合した結果、カウント値格納領域の値「2」と、判定値「1」とが不一致となる。
つまり、遊技機が製造工場から出荷されてから、遊技場に納入されて、遊技場の管理者によって最初に前面扉3が開放されるまでは、前面扉3が開放されることは一切ないことを前提として、初期カウント値に対する判定値の値が定められている。従って、遊技機が製造工場から出荷されてから、遊技場に納入されて、遊技場の管理者によって最初に前面扉3が開放された段階で、カウント値格納領域に格納されたカウント値と、判定値とが一致しなかった場合には、イレギュラー(エラー)と判定することとしている。
(メイン制御基板300によるプログラム開始処理)
次に、図23に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS1)
ステップS1において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
(ステップS2)
ステップS2において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS2において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS2=Yes)、ステップS3に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS2=No)、ステップS5に処理を移行する。
(ステップS3)
ステップS3において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
(ステップS4)
ステップS4において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS3で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(ステップS5)
ステップS5において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS5の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(メインループ処理)
次に、図24に基づいて、メインループ処理についての説明を行う。
(ステップS101)
ステップS101において、メインCPU301は、初期化処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタックポインタをセットしたり、メインRAM303の初期化処理を行ったりする処理を行う。なお、ステップS101の処理は、毎ゲーム行われる初期化処理である。そして、ステップS101の処理が終了すると、ステップS102に処理を移行する。
(ステップS102)
ステップS102において、メインCPU301は、遊技開始管理処理を行う。具体的には、払出枚数をクリアする処理や、現在の遊技状態をセットする処理を行う。そして、ステップS102の処理が終了すると、ステップS103に処理を移行する。
(ステップS103)
ステップS103において、メインCPU301は、オーバーフロー表示処理を行う。具体的には、補助貯留部満タンセンサ530sにより、補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されていることが検出されたことに基づいて、メインCPU301は、中継基板200を介して、払出枚数表示器27により所定のエラー表示を行う処理を行う。そして、ステップS103の処理が終了すると、ステップS104に処理を移行する。
(ステップS104)
ステップS104において、メインCPU301は、メダル受付開始処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、再遊技が作動していない場合に、メダルの受付を許可する処理等を行う。そして、ステップS104の処理が終了すると、ステップS105に処理を移行する。
(ステップS105)
ステップS105において、メインCPU301は、メダル管理処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、メダル投入口6にメダルが投入されたか否かをチェックする処理等を行う。そして、ステップS105の処理が終了すると、ステップS106に処理を移行する。
(ステップS106)
ステップS106において、メインCPU301は、後で図25を用いて詳述するスタートレバーチェック処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、スタートスイッチ10swがONであるか否かを判定する処理等を行う。そして、ステップS106の処理が終了すると、ステップS107に処理を移行する。
(ステップS107)
ステップS107において、メインCPU301は、後で図26を用いて詳述する内部抽選処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、抽選により当選エリアを決定する処理等を行う。そして、ステップS107の処理が終了すると、ステップS108に処理を移行する。
(ステップS108)
ステップS108において、メインCPU301は、リール回転開始受付コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS107で決定された当選エリアに係る情報等を有するリール回転開始受付コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS108の処理が終了すると、ステップS109に処理を移行する。
(ステップS109)
ステップS109において、メインCPU301は、後で図27を用いて詳述するリール回転開始準備処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、最小一遊技時間をセットする処理等を行う。そして、ステップS109の処理が終了すると、ステップS110に処理を移行する。
(ステップS110)
ステップS110において、メインCPU301は、リール回転開始処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101、102、103を駆動することにより、リール17を定速回転させるためのデータをセットする処理を行う。そして、ステップS110の処理が終了すると、ステップS111に処理を移行する。
(ステップS111)
ステップS111において、メインCPU301は、後で図28を用いて詳述するリール回転中処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13に対する停止操作を検出したことに基づいて、対応するリール17の回転を停止させる制御等を行う。そして、ステップS111の処理が終了すると、ステップS112に処理を移行する。
(ステップS112)
ステップS112において、メインCPU301は、リール停止コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、停止したリール17の種別に係る情報や、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13に対する停止操作を検出した際の図柄位置に係る情報、当該図柄位置に対応する図柄コードに係る情報を有するリール停止コマンドを送信するために、当該リール停止コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS112の処理が終了すると、ステップS113に処理を移行する。
(ステップS113)
ステップS113において、メインCPU301は、全リールが停止済みであるか否かを判定する。具体的には、メインCPU301は、ステップS110のリール回転開始処理により回転されたリール17が、停止ボタン11,12,13の操作により、全て停止したか否かを判定する処理を行う。そして、全リールが停止済みであると判定された場合には(ステップS113=Yes)、ステップS114に処理を移行し、何れかのリールが停止済みでないと判定された場合には(ステップS113=No)、ステップS111に処理を移行する。
(ステップS114)
ステップS114において、メインCPU301は、後で図29を用いて詳述する表示判定処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、入賞した図柄の組み合わせに応じて払出枚数を算定する処理等を行う。そして、ステップS114の処理が終了すると、ステップS115に処理を移行する。
(ステップS115)
ステップS115において、メインCPU301は、払出処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、電源基板500を介してホッパー520を駆動することによりメダルを払い出す処理等を行う。そして、ステップS115の処理が終了すると、ステップS116に処理を移行する。
(ステップS116)
ステップS116において、メインCPU301は、後で図30を用いて詳述する遊技状態移行処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて、遊技状態を移行させる処理等を行う。そして、ステップS116の処理が終了すると、ステップS101に処理を移行し、メインループ処理を繰り返し実行する。
(スタートレバーチェック処理)
次に、図25に基づいて、図24のステップS106の処理により行われるスタートレバーチェック処理についての説明を行う。なお、図25はスタートレバーチェック処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS106−1)
ステップS106−1において、メインCPU301は、スタートスイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、(a)メインRAM303に設けられているメダル投入枚数格納領域の値が「3」である場合、または(b)メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の再遊技作動中フラグがONである場合において、スタートスイッチ10swが遊技者によるスタートレバー10の操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、スタートスイッチがONであると判定された場合には(ステップS106−1=Yes)、ステップS106−2に処理を移行し、スタートスイッチがONではないと判定された場合には(ステップS106−1=No)、スタートスイッチがONとなるまで、ステップS106−1の処理を繰り返し実行する。
(ステップS106−2)
ステップS106−2において、メインCPU301は、再遊技作動中フラグをOFFにする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている再遊技作動中フラグ格納領域の値をOFFにする処理を行う。そして、ステップS106−2の処理が終了すると、スタートレバーチェック処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS107に処理を移行する。
(内部抽選処理)
次に、図26に基づいて、図24のステップS107の処理により行われる内部抽選処理についての説明を行う。なお、図26は内部抽選処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS107−1)
ステップS107−1において、メインCPU301は、ハード乱数取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、乱数発生器304により生成した乱数値を抽出する処理を行う。ここで、メインCPU301は、乱数発生器304が生成した乱数値を抽出した場合に、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−1の処理が終了すると、ステップS107−2に処理を移行する。
(ステップS107−2)
ステップS107−2において、メインCPU301は、遊技状態を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、遊技状態を取得する処理を行う。そして、ステップS107−2の処理が終了すると、ステップS107−3に処理を移行する。
(ステップS107−3)
ステップS107−3において、メインCPU301は、抽選回数を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−2の処理により取得した遊技状態に基づいて、抽選回数を取得する処理を行う。ここで、第1の実施形態において、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値がどの値であっても、抽選回数として「24」を取得し、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−3の処理が終了すると、ステップS107−4に処理を移行する。
(ステップS107−4)
ステップS107−4において、メインCPU301は、抽選データ取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、現在の抽選回数に対応する当選エリアの抽選値を取得する処理を行う。例えば、設定値が「1」の場合において、抽選回数が「24」の場合には、「特殊役02」に係る抽選値「369」を取得する処理を行う。また、設定値が「1」の場合において、抽選回数が「23」の場合には、「特殊役01」に係る抽選値「600」を取得する処理を行う。そして、ステップS107−4の処理が終了すると、ステップS107−5に処理を移行する。
(ステップS107−5)
ステップS107−5において、メインCPU301は、演算更新処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている乱数値の値から、ステップS107−4の処理により取得した現在の抽選回数に対応する当選エリアの抽選値を減算する処理を行い、メインRAM303に設けられている当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている乱数値の値を、減算した結果の値に更新する処理を行う。そして、ステップS107−5の処理が終了すると、ステップS107−6に処理を移行する。
(ステップS107−6)
ステップS107−6において、メインCPU301は、当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303の当選エリア決定用乱数値格納領域に格納されている値が負の値であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選したと判定された場合には(ステップS107−6=Yes)、ステップS107―7に処理を移行する。一方、当選していないと判定された場合には(ステップS107−6=No)、ステップS107−8に処理を移行する。
(ステップS107−7)
ステップS107−7において、メインCPU301は、データ格納処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−6の処理により当選となったと判定された当選エリアを、メインRAM303に設けられている当選エリア格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS107−7の処理が終了すると、内部抽選処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS108に処理を移行する。
(ステップS107−8)
ステップS107−8において、メインCPU301は、抽選回数から「1」減算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に記憶されている値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS107−8の処理が終了すると、ステップS107−9に処理を移行する。
(ステップS107−9)
ステップS107−9において、メインCPU301は、抽選回数が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS107−8の処理により、メインRAM303に設けられている抽選回数格納領域に記憶されている値から「1」減算された結果、抽選回数格納領域の値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、抽選回数が「0」であると判定された場合には(ステップS107−9=Yes)、内部抽選処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS108に処理を移行する。一方、抽選回数が「0」ではないと判定された場合には(ステップS107−9=No)、ステップS107−4に処理を移行する。
なお、第1の実施形態において、抽選回数が「0」となった場合には(ステップS107−9=YES)、当選エリアとして「00」の「ハズレ」が決定されることとなる。
(リール回転開始準備処理)
次に、図27に基づいて、図24のステップS109の処理により行われるリール回転開始準備処理についての説明を行う。なお、図27はリール回転開始準備処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS109−1)
ステップS109−1において、メインCPU301は、最小1遊技時間が経過したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、前回の遊技において、後述のステップS109−2の処理により設定されたタイマカウンタの値が「0」になったか否かを判定する処理を行う。そして、最小1遊技時間が経過したと判定された場合には(ステップS109−1=Yes)、ステップS109−2に処理を移行し、最小1遊技時間が経過していないと判定された場合には(ステップS109−1=No)、最小1遊技時間が経過するまで、ステップS109−1の処理を繰り返し実行する。
(ステップS109−2)
ステップS109−2において、メインCPU301は、最小1遊技時間をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技に対する射幸性を抑えるために、今回の遊技におけるステップS109−2の処理から次回の遊技におけるステップS109−2の処理までの時間が最小一遊技時間未満とならないように、最小1遊技時間をタイマカウンタにセットする処理を行う。ここで、第1の実施形態において、最小1遊技時間は、約4.1秒である。そして、ステップS109−2の処理が終了すると、ステップS109−3に処理を移行する。
(ステップS109−3)
ステップS109−3において、メインCPU301は、定速回転待ち時間をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール17の回転速度が定速になるまでの待ち時間をセットする処理を行う。そして、ステップS109−3の処理が終了すると、ステップS109−4に処理を移行する。
(ステップS109−4)
ステップS109−4において、メインCPU301は、リール回転開始コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、リール17の回転が開始される旨の情報等を有するリール回転開始コマンドを送信するために、当該リール回転開始コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS109−4の処理が終了すると、リール回転開始準備処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS110に処理を移行する。
(リール回転中処理)
次に、図28に基づいて、図24のステップS111の処理により行われるリール回転中処理についての説明を行う。なお、図28はリール回転中処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS111−1)
ステップS111−1において、メインCPU301は、停止ボタン押圧時か否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、停止スイッチ11sw,12sw,13swが遊技者による停止ボタン11,12,13の操作を検出したか否かを判定する処理を行う。そして、停止ボタンが押圧されたと判定された場合には(ステップS111−1=Yes)、ステップS111−2に処理を移行し、停止ボタンが押圧されていないと判定された場合には(ステップS111−1=No)、リール回転中処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS112に処理を移行する。
(ステップS111−2)
ステップS111−2において、メインCPU301は、押圧基準位置取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、対象となるリール17と、ステッピングモータ101,102,103に供給しているパルスのカウンタ値に基づいて、押圧基準位置を取得し、メインRAM303に設けられている押圧基準位置格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS111−2の処理が終了すると、ステップS111−3に処理を移行する。
(ステップS111−3)
ステップS111−3において、メインCPU301は、滑りコマ数取得処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインROM302に設けられている滑りコマ数決定テーブル(図示せず)、内部抽選処理により決定された当選エリア、停止ボタン11,12,13の操作順序等に基づいて、滑りコマ数を取得する処理を行う。ここで、本実施の形態において、メインCPU301は、滑りコマ数として、「0」コマから「4」コマの範囲内で滑りコマ数を決定する処理を行う。そして、ステップS111−3の処理が終了すると、ステップS111−4に処理を移行する。
(ステップS111−4)
ステップS111−4において、メインCPU301は、リール停止処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS111−2の処理により取得した押圧基準位置と、ステップS111−3の処理により取得した滑りコマ数とに基づいて、制御リールを停止させる処理を行う。そして、ステップS111−4の処理が終了すると、リール回転中処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS112に処理を移行する。
(表示判定処理)
次に、図29に基づいて、図24のステップS114の処理により行われる表示判定処理についての説明を行う。なお、図29は表示判定処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS114−1)
ステップS114−1において、メインCPU301は、表示判定エラー検出処理を行う。具体的には、メインCPU301は、内部抽選処理により決定された当選エリアと、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせとに基づいて、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせが異常でないか否かの判定を行う。そして、ステップS114−1の処理が終了すると、ステップS114−2に処理を移行する。
(ステップS114−2)
ステップS114−2において、メインCPU301は、表示判定エラーを検出したか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS114−1の表示判定エラー検出処理により異常が検出されたか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定エラーを検出したと判定された場合には(ステップS114−2=Yes)、ステップS114−3に処理を移行し、表示判定エラーを検出していないと判定された場合には(ステップS114−2=No)、ステップS114−5に処理を移行する。
(ステップS114−3)
ステップS114−3において、メインCPU301は、表示判定エラーコマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、表示判定エラーに係る情報を有する表示判定エラーコマンドを送信するために、当該表示判定エラーコマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS114−3の処理が終了すると、ステップS114−4に処理を移行する。
(ステップS114−4)
ステップS114−4において、メインCPU301は、表示判定エラー検出時処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS114−2の処理において、表示判定エラーを検出したと判定していることから(ステップS114−2=Yes)、内部抽選処理により決定されていない当選エリアに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたこととなるため、エラー状態から復帰不可能とするための表示判定エラー検出時処理を行う。そして、メインCPU301は、ステップS114−4の処理が終了すると、図24のメインループ処理に復帰せず、処理を終了する。
(ステップS114−5)
ステップS114−5において、メインCPU301は、再遊技表示時か否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、再遊技に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、再遊技表示時であると判定された場合には(ステップS114−5=Yes)、ステップS114−6に処理を移行し、再遊技表示時ではないと判定された場合には(ステップS114−5=No)、ステップS114−7に処理を移行する。
(ステップS114−6)
ステップS114−6において、メインCPU301は、再遊技作動中フラグをONにする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303の再遊技作動中フラグ格納領域の再遊技作動中フラグをONにする処理を行う。そして、ステップS114−6の処理が終了すると、ステップS114−9に処理を移行する。
(ステップS114−7)
ステップS114−7において、メインCPU301は、入賞図柄が表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、入賞図柄が表示されたと判定された場合には(ステップS114−7=Yes)、ステップS114−8に処理を移行し、入賞図柄が表示されていないと判定された場合には(ステップS114−7=No)、ステップS114−9に処理を移行する。
(ステップS114−8)
ステップS114−8において、メインCPU301は、払出枚数算定処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に表示された入賞に係る図柄の組み合わせと、図柄組み合わせテーブル(図7参照)とに基づいて、払出枚数を算定する処理を行う。そして、ステップS114−8の処理が終了すると、ステップS114−9に処理を移行する。
(ステップS114−9)
ステップS114−9において、メインCPU301は、表示判定コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301がサブ制御基板400に対して、有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに係る情報を有する表示判定コマンドを送信するために、当該表示判定コマンドをメインRAM303の演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS114−9の処理が終了すると、表示判定処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS115に処理を移行する。
(遊技状態移行処理)
次に、図30に基づいて、図24のステップS116の処理により行われる遊技状態移行処理についての説明を行う。なお、図30は遊技状態移行処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS116−1)
ステップS116−1において、メインCPU301は、RT0遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT0遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT0遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−1=Yes)、ステップS116−2に処理を移行し、RT0遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−1=No)、ステップS116−4に処理を移行する。
(ステップS116−2)
ステップS116−2において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−2=Yes)、ステップS116−3に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−2=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−3)
ステップS116−3において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−3の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−4)
ステップS116−4において、メインCPU301は、RT1遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT1遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT1遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−4=Yes)、ステップS116−5に処理を移行し、RT1遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−4=No)、ステップS116−9に処理を移行する。
(ステップS116−5)
ステップS116−5において、メインCPU301は、準備リプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に準備リプレイに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、準備リプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−5=Yes)、ステップS116−6に処理を移行し、準備リプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−5=No)、ステップS116−7に処理を移行する。
(ステップS116−6)
ステップS116−6において、メインCPU301は、RT2遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT2遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−6の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−7)
ステップS116−7において、メインCPU301は、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に青7リプレイまたはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−7=Yes)、ステップS116−8に処理を移行し、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−7=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−8)
ステップS116−8において、メインCPU301は、RT3遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT3遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−8の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−9)
ステップS116−9において、メインCPU301は、RT2遊技状態であるか否かの判定を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域の値に基づいて、現在の遊技状態がRT2遊技状態であるか否かを判定する処理を行う。そして、RT2遊技状態であると判定された場合には(ステップS116−9=Yes)、ステップS116−10に処理を移行し、RT2遊技状態ではないと判定された場合には(ステップS116−9=No)、ステップS116−14に処理を移行する。
(ステップS116−10)
ステップS116−10において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−10=Yes)、ステップS116−11に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−10=No)、ステップS116−12に処理を移行する。
(ステップS116−11)
ステップS116−11において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−11の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−12)
ステップS116−12において、メインCPU301は、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイの何れかが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上に赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイのうち、何れかの図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、赤7リプレイ、青7リプレイ、またはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS116−12=Yes)、ステップS116−13に処理を移行し、赤7リプレイ、青7リプレイ、またはフォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−12=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−13)
ステップS116−13において、メインCPU301は、RT3遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT3遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−13の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−14)
ステップS116−14において、メインCPU301は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、有効ライン上にブランクに係る図柄の組み合わせが表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS116−14=Yes)、ステップS116−15に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS116−14=No)、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(ステップS116−15)
ステップS116−15において、メインCPU301は、RT1遊技状態をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている遊技状態格納領域にRT1遊技状態に係る情報を格納する処理を行う。そして、ステップS116−15の処理が終了すると、遊技状態移行処理のサブルーチンを終了し、メインループ処理のステップS101に処理を移行する。
(割込処理)
次に、図31に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
(ステップS201)
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
(ステップS202)
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を通じて、リール制御基板100,中継基板200、電源基板500からの信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
(ステップS203)
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小1遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
(ステップS204)
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
(ステップS205)
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
(ステップS206)
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
(ステップS207)
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
(ステップS208)
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
(サブ制御基板400におけるメイン処理)
次に、図32に基づいて、サブ制御基板400におけるメイン処理についての説明を行う。なお、サブ制御基板400におけるメイン処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU402は、後で図33を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、製造工場から遊技場への遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、RTC装置406の所定の記憶領域に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値を設定する処理を行う。また、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に、初期カウント値に対応する判定値を設定する処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU402は、後で図34を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、遊技場への遊技機の納入時において特定操作を行うことで納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域に記憶されているカウント値と、判定値とを照合して、照合結果を導出する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。尚、納入時確認モードの詳細は、後で図47を用いて説明する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU402は、後で図35を用いて詳述する主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、後述の演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(出荷時初期段階処理)
次に、図33に基づいて、サブ制御基板400における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図33は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS301−1)
ステップS301−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS301−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(ステップS301−2)
ステップS301−2において、サブCPU402は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷時において、RTC装置406のカウント値格納領域に記憶させる初期カウント値を取得するべく、所定の乱数値を取得する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生器403から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、ステップS301−3に処理を移行する。
(ステップS301−3)
ステップS301−3において、サブCPU402は、初期カウント値をRTC装置406に設けられたカウント値格納領域に記憶させるように、初期カウント値情報をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−2において取得した乱数値を基に、サブROM404に記憶された初期カウント値設定テーブル(図21参照)と照らし合わせて、当該乱数値に対応する初期カウント値を選択し、RTC装置406におけるカウント値格納領域に格納させる処理を行う。そして、ステップS301−3の処理が終了すると、ステップS301−4に処理を移行する。
(ステップS301−4)
ステップS301−4において、サブCPU402は、判定値をサブRAM405に記憶させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−3においてRTC装置406に記憶させた初期カウント値を基に、当該初期カウント値に対応する判定値を、サブROM404に記憶された判定値テーブル(図22参照)を参照して、判定値格納領域に記憶させる処理を行う。そして、ステップS301−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(納入時確認段階処理)
次に、図34に基づいて、サブ制御基板400における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図34は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS302−1)
ステップS302−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−2)
ステップS302−2において、サブCPU402は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406のカウント値格納領域に格納されたカウント値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−2の処理が終了すると、ステップS302−3に処理を移行する。
(ステップS302−3)
ステップS302−3において、サブCPU402は、判定値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に格納された判定値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、ステップS302−4に処理を移行する。
(ステップS302−4)
ステップS302−4において、サブCPU402は、カウント値と判定値とを照合させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2において取得したカウント値と、ステップS302−3において読み出した判定値とを照合させる処理を行う。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
(ステップS302−5)
ステップS302−5において、サブCPU402は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−4において、カウント値と判定値とを照合した結果、カウント値と判定値とが一致したか(同じ値を示しているか)否かを判断する処理を行う。そして、カウント値と判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS302−5=Yes)、ステップS302−7に処理を移行し、カウント値と判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS302−5=No)、ステップS302−6に処理を移行する。尚、ステップS302−4における処理と、ステップS302−5における処理とは1つの処理にまとめてもよい。
(ステップS302−6)
ステップS302−6において、サブCPU402は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−5において、カウント値と判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって前面扉3が開放されたことを示すエラーを検知する処理を行う。そして、ステップS302−6の処理が終了すると、ステップS302−7に処理を移行する。
(ステップS302−7)
ステップS302−7において、サブCPU402は、ステップS302−5の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力し、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力する。そして、ステップS302−7の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(主基板通信処理)
次に、図35に基づいて、主基板通信処理についての説明を行う。なお、図35は、主基板通信処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−1)
ステップS304−1において、サブCPU402は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−1=Yes)、ステップS304−2に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−1=No)、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−2)
ステップS304−2において、サブCPU402は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるため、当該前回送信されたコマンドと異なるコマンドに基づいて、遊技情報を作成し、サブRAM405の所定の格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS304−2の処理が終了すると、ステップS304−3に処理を移行する。
(ステップS304−3)
ステップS304−3において、サブCPU402は、後で図36を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS304−2の処理により格納した遊技情報に基づいた処理を実行する。そして、ステップS304−3の処理が終了すると、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(コマンド解析処理)
次に、図36に基づいて、コマンド解析処理についての説明を行う。なお、図36はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−1)
ステップS304−3−1において、サブCPU402は、設定変更コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが設定変更コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−1=Yes)、ステップS304−3−2に処理を移行し、設定変更コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−1=No)、ステップS304−3−3に処理を移行する。
(ステップS304−3−2)
ステップS304−3−2において、サブCPU402は、設定変更コマンド受信時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、受信した設定変更コマンドに含まれている情報に基づいて、設定変更時の演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、液晶表示装置46に設定変更中である旨の画像データを表示する旨の演出を決定したり、設定変更が完了した旨の画像データを表示する旨の演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS304−3−2の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−3)
ステップS304−3−3において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始受付コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始受付コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−3=Yes)、ステップS304−3−4に処理を移行し、リール回転開始受付コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−3=No)、ステップS304−3−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−4)
ステップS304−3−4において、サブCPU402は、後で図37を用いて詳述するリール回転開始受付コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始受付コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−4の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−5)
ステップS304−3−5において、サブCPU402は、リール回転開始コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−5=Yes)、ステップS304−3−6に処理を移行し、リール回転開始コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−5=No)、ステップS304−3−7に処理を移行する。
(ステップS304−3−6)
ステップS304−3−6において、サブCPU402は、リール回転開始コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始コマンドに含まれている情報に基づいて、リール回転開始時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−6の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−7)
ステップS304−3−7において、サブCPU402は、リール停止コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール停止コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール停止コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−7=Yes)、ステップS304−3−8に処理を移行し、リール停止コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−7=No)、ステップS304−3−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−8)
ステップS304−3−8において、サブCPU402は、リール停止コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール停止コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−8の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−9)
ステップS304−3−9において、サブCPU402は、エラーコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがエラーコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、エラーコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−9=Yes)、ステップS304−3−10に処理を移行し、エラーコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−9=No)、ステップS304−3−11に処理を移行する。
なお、ここでいうエラーコマンドとは、表示判定エラーコマンド等の種々のエラーに係るコマンドが含まれる。例えば、補助貯留部満タンセンサ530sが補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されていることを検出した場合の補助貯留部エラーや、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示され、ホッパー520に貯留されているメダルが無く、メダルの払出を行うことができない場合のホッパーエラー、メダルセンサ16sがメダルの通過を正常に検出できなかった場合のセレクターエラー等が生じた場合にも、メインCPU301は、I/F回路305を介してサブ制御基板400に対して夫々のエラーコマンドを送信する。
(ステップS304−3−10)
ステップS304−3−10において、サブCPU402は、エラーコマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したエラーコマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、演出内容として、エラーが検出された旨の画像データを液晶表示装置46に表示する演出を決定したり、エラーが検出された際に出力する音声データをスピーカ34,35から出力する演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS304−3−10の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−11)
ステップS304−3−11において、サブCPU402は、表示判定コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが表示判定コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS304−3−11=Yes)、ステップS304−3−12に処理を移行し、表示判定コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS304−3−11=No)、ステップS304−3−13に処理を移行する。
(ステップS304−3−12)
ステップS304−3−12において、サブCPU402は、後で図41を用いて詳述する表示判定コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信した表示判定コマンドに含まれている情報に基づいて、入賞等が成立した時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−12の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−13)
ステップS304−3−13において、サブCPU402は、受信したコマンドに応じた処理を実行する制御を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−13の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(リール回転開始受付コマンド受信時処理)
次に、図37に基づいて、リール回転開始受付コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図37はリール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−4−1)
ステップS304−3−4−1において、サブCPU402は、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に格納されている値に基づいて、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「01」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−1=Yes)、ステップS304−3−4−2に処理を移行し、状態番号が「01」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−1=No)、ステップS304−3−4−3に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2)
ステップS304−3−4−2において、サブCPU402は、後で図38を用いて詳述する通常状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−2の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−3)
ステップS304−3−4−3において、サブCPU402は、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に格納されている値に基づいて、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「02」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−3=Yes)、ステップS304−3−4−4に処理を移行し、状態番号が「02」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−3=No)、ステップS304−3−4−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4)
ステップS304−3−4−4において、サブCPU402は、後で図39を用いて詳述するART準備状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態AまたはART準備状態Bにおいて、昇格抽選テーブル(図19参照)に基づいて、昇格抽選に係る処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−4の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5)
ステップS304−3−4−5において、サブCPU402は、後で図40を用いて詳述するART状態用処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、ARTゲーム数を上乗せするARTゲーム数上乗せ抽選処理等を行う。そして、ステップS304−3−4−5の処理が終了すると、リール回転開始受付コマンド受信時処理を終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(通常状態用処理)
次に、図38に基づいて、通常状態用処理についての説明を行う。なお、図38は通常状態用処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−4−2−1)
ステップS304−3−4−2−1において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に格納されているART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−1の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−2に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2−2)
ステップS304−3−4−2−2において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−2−1の処理によりART準備状態移行ゲーム数カウンタの値から「1」減算した結果、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−2−2=Yes)、ステップS304−3−4−2−3に処理を移行し、ART準備状態移行ゲーム数カウンタの値が「0」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−2−2=No)、ステップS304−3−4−2−6に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2−3)
ステップS304−3−4−2−3において、サブCPU402は、状態番号として「02」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「02」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−3の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−4に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2−4)
ステップS304−3−4−2−4において、サブCPU402は、ART準備状態振分処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態振分テーブル(図18参照)に基づいて、ART準備状態A、ART準備状態B、ART準備状態Cのうちの何れかを決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−4の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2−5)
ステップS304−3−4−2−5において、サブCPU402は、ART準備状態格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−2−4の処理により決定されたART準備状態A、ART準備状態B、ART準備状態Cのうちの何れかに係る情報を、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−5の処理が終了すると、ステップS304−3−4−2−6に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−2−6)
ステップS304−3−4−2−6において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられている通常状態用演出決定テーブル(図16(a)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−2−6の処理が終了すると、通常状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ART準備状態用処理)
次に、図39に基づいて、ART準備状態用処理についての説明を行う。なお、図39はART準備状態用処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−4−4−1)
ステップS304−3−4−4−1において、サブCPU402は、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Aであると判定された場合には(ステップS304−3−4−4−1=Yes)、ステップS304−3−4−4−2に処理を移行し、ART準備状態Aではないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−1=No)、ステップS304−3−4−4−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−2)
ステップS304−3−4−4−2において、サブCPU402は、昇格抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ART準備状態A用昇格抽選テーブル(図19(a)参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報に基づいて、昇格抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−4−2の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−3に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−3)
ステップS304−3−4−4−3において、サブCPU402は、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−4−2の昇格抽選処理による抽選の結果、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されたと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−3=Yes)、ステップS304−3−4−4−4に処理を移行し、ART準備状態B、またはART準備状態Cに移行することが決定されていないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−3=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−4)
ステップS304−3−4−4−4において、サブCPU402は、ART準備状態更新処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値を、ステップS304−3−4−4−2の昇格抽選処理による抽選により決定された移行先のART準備状態に係る情報に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−4の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−5)
ステップS304−3−4−4−5において、サブCPU402は、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Bであると判定された場合には(ステップS304−3−4−4−5=Yes)、ステップS304−3−4−4−6に処理を移行し、ART準備状態Bではないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−5=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−6)
ステップS304−3−4−4−6において、サブCPU402は、昇格抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ART準備状態B用昇格抽選テーブル(図19(b)参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれている当選エリアに係る情報に基づいて、昇格抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−4−6の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−7に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−7)
ステップS304−3−4−4−7において、サブCPU402は、ART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−4−6の昇格抽選処理による抽選の結果、ART準備状態Cに移行することが決定されたか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Cに移行することが決定されたと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−7=Yes)、ステップS304−3−4−4−8に処理を移行し、ART準備状態Cに移行することが決定されていないと判定された場合には(ステップS304−3−4−4−7=No)、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−8)
ステップS304−3−4−4−8において、サブCPU402は、ART準備状態更新処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値を、ステップS304−3−4−4−6の昇格抽選処理による抽選により決定された移行先のART準備状態に係る情報に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−8の処理が終了すると、ステップS304−3−4−4−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−4−9)
ステップS304−3−4−4−9において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態用演出決定テーブル(図16(b)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−4−9の処理が終了すると、ART準備状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(ART状態用処理)
次に、図40に基づいて、ART状態用処理についての説明を行う。なお、図40はART状態用処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−4−5−1)
ステップS304−3−4−5−1において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−1の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−2に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5−2)
ステップS304−3−4−5−2において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−5−1の処理により、ARTゲーム数カウンタの値から「1」減算した結果、ARTゲーム数カウンタの値が「0」となったか否かを判定する処理を行う。そして、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−4−5−2=Yes)、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行し、ARTゲーム数カウンタの値が「0」でないと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−2=No)、ステップS304−3−4−5−3に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5−3)
ステップS304−3−4−5−3において、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選処理を行う。具体的には、サブCPU402は、上乗せゲーム数決定テーブル(図20参照)と、リール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、ART状態において遊技可能なゲーム数の上乗せ抽選を行う。そして、ステップS304−3−4−5−3の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−4に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5−4)
ステップS304−3−4−5−4において、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−3−4−5−3のARTゲーム数上乗せ抽選処理による抽選の結果、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したか否かを判定する処理を行う。ここで、サブCPU402は、ARTゲーム数上乗せ抽選処理を行った結果、上乗せゲーム数として、「0」ゲームを決定しなかった場合、すなわち、上乗せゲーム数として「10」ゲーム以上のゲーム数を決定した場合に、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したと判定する。そして、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選したと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−4=Yes)、ステップS304−3−4−5−5に処理を移行し、ARTゲーム数上乗せ抽選に当選していないと判定された場合には(ステップS304−3−4−5−4=No)、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5−5)
ステップS304−3−4−5−5において、サブCPU402は、ARTゲーム数加算処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に、ステップS304−3−4−5−3のARTゲーム数上乗せ抽選処理により当選したART上乗せゲーム数の値を加算する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−5の処理が終了すると、ステップS304−3−4−5−6に処理を移行する。
(ステップS304−3−4−5−6)
ステップS304−3−4−5−6において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART状態用演出決定テーブル(図16(c)参照)と、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された当選エリアに係る情報とに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−4−5−6の処理が終了すると、ART状態用処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(表示判定コマンド受信時処理)
次に、図41に基づいて、表示判定コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図41は表示判定コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−12−1)
ステップS304−3−12−1において、サブCPU402は、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された表示判定コマンドに係る情報に基づいて、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、赤7リプレイ、青7リプレイまたはフォローリプレイが表示されたと判定された場合には(ステップS304−3−12−1=YES)、ステップS304−3−12−2に処理を移行し、赤7リプレイ、青7リプレイ、フォローリプレイが表示されていないと判定された場合には(ステップS304−3−12−1=NO)、ステップS304−3−12−3に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2)
ステップS304−3−12−2において、サブCPU402は、後で図42を用いて詳述する赤・青7・フォローリプレイ表示時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2の処理が終了すると、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−3)
ステップS304−3−12−3において、サブCPU402は、ブランクが表示されたか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納された表示判定コマンドに係る情報に基づいて、ブランクに係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示されたか否かを判定する処理を行う。そして、ブランクが表示されたと判定された場合には(ステップS304−3−12−3=YES)、ステップS304−3−12−4に処理を移行し、ブランクが表示されていないと判定された場合には(ステップS304−3−12−3=NO)、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−4)
ステップS304−3−12−4において、サブCPU402は、後で図42を用いて詳述するブランク表示時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ART準備状態に移行するためのゲーム数を決定する処理等を行う。そして、ステップS304−3−12−4の処理が終了すると、ステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−5)
ステップS304−3−12−5において、サブCPU402は、演出決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンド受信時において決定された演出と、停止ボタン11,12,13の停止操作位置や、停止操作順序等に基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−5の処理が終了すると、表示判定コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS305に処理を移行する。
(赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理)
次に、図42に基づいて、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理についての説明を行う。なお、図42は赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−12−2−1)
ステップS304−3−12−2−1において、サブCPU402は、状態番号が「01」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「01」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「01」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−1=Yes)、ステップS304−3−12−2−2に処理を移行し、状態番号が「01」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−1=No)、ステップS304−3−12−2−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−2)
ステップS304−3−12−2−2において、サブCPU402は、当選エリアが「04」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS304−2の遊技情報格納処理により格納されたリール回転開始受付コマンドに含まれる当選エリアに係る情報に基づいて、当選エリアが「04」であるか否かを判定する処理を行う。そして、当選エリアが「04」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−2=Yes)、ステップS304−3−12−2−3に処理を移行し、当選エリアが「04」ではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−2=No)、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−3)
ステップS304−3−12−2−3において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−3の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−4に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−4)
ステップS304−3−12−2−4において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−4の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−5)
ステップS304−3−12−2−5において、サブCPU402は、状態番号が「02」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「02」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「02」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−5=Yes)、ステップS304−3−12−2−6に処理を移行し、状態番号が「02」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−5=No)、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−6)
ステップS304−3−12−2−6において、サブCPU402は、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Aであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Aであると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−6=Yes)、ステップS304−3−12−2−7に処理を移行し、ART準備状態Aではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−6=No)、ステップS304−3−12−2−9に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−7)
ステップS304−3−12−2−7において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−7の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−8に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−8)
ステップS304−3−12−2−8において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「50」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「50」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−8の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−9)
ステップS304−3−12−2−9において、サブCPU402は、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているART準備状態格納領域に格納されている値に基づいて、ART準備状態Bであるか否かを判定する処理を行う。そして、ART準備状態Bであると判定された場合には(ステップS304−3−12−2−9=Yes)、ステップS304−3−12−2−10に処理を移行し、ART準備状態Bではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−2−9=No)、ステップS304−3−12−2−12に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−10)
ステップS304−3−12−2−10において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−10の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−11に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−11)
ステップS304−3−12−2−11において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「100」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「100」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−11の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−12)
ステップS304−3−12−2−12において、サブCPU402は、状態番号として「03」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「03」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−12の処理が終了すると、ステップS304−3−12−2−13に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−2−13)
ステップS304−3−12−2−13において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値に「200」をセットする処理を行う。そして、ステップS304−3−12−2−13の処理が終了すると、赤7・青7・フォローリプレイ表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ブランク表示時処理)
次に、図43に基づいて、ブランク表示時処理についての説明を行う。なお、図43はブランク表示時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS304−3−12−4−1)
ステップS304−3−12−4−1において、サブCPU402は、状態番号が「03」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域に状態番号「03」が格納されているか否かを判定する処理を行う。そして、状態番号が「03」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−4−1=Yes)、ステップS304−3−12−4−2に処理を移行し、状態番号が「03」でないと判定された場合には(ステップS304−3−12−4−1=No)、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−4−2)
ステップS304−3−12−4−2において、サブCPU402は、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられているARTゲーム数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する処理を行う。そして、ARTゲーム数カウンタの値が「0」であると判定された場合には(ステップS304−3−12−4−2=Yes)、ステップS304−3−12−4−3に処理を移行し、ARTゲーム数カウンタの値が「0」ではないと判定された場合には(ステップS304−3−12−4−2=No)、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−4−3)
ステップS304−3−12−4−3において、サブCPU402は、状態番号として「01」をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設けられている状態番号格納領域の値を「01」に更新する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−4−3の処理が終了すると、ステップS304−3−12−4−4に処理を移行する。
(ステップS304−3−12−4−4)
ステップS304−3−12−4−4において、サブCPU402は、ART準備状態移行ゲーム数決定処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に設けられているART準備状態移行ゲーム数決定テーブル(図17参照)に基づいて、ART準備状態に移行するまでのゲーム数の範囲を決定し、決定されたゲーム数の範囲内で、ART準備状態に移行するまでのゲーム数を抽選により決定する制御を行う。そして、サブCPU402は、決定されたART準備状態に移行するまでのゲーム数を、サブRAM405に設けられているART準備状態移行ゲーム数カウンタに格納する処理を行う。そして、ステップS304−3−12−4−4の処理が終了すると、ブランク表示時処理のサブルーチンを終了し、表示判定コマンド受信時処理のステップS304−3−12−5に処理を移行する。
(RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理)
次に、図44に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図44は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図44における処理を実行可能に構成されている。
(ステップS406−1)
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
(ステップS406−2)
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
尚、第1の実施形態においては、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源と、サブ制御基板400に接続されるドア開放センサ60sとを用いて、RTC装置406における制御コントローラ部が、前面扉3が開放されたことを検知(監視)するように構成したが、サブ制御基板400にバックアップ電源を搭載して、当該バックアップ電源を用いて、サブCPU402(およびサブRAM405)とドア開放センサ60sとを用いて(RTC装置406を用いずに)、前面扉3の開放を監視し、開放回数をカウントするようにしてもよい。尚、バックアップ電源は、サブ制御基板400にバックアップ電源を供給することができれば、必ずしもサブ制御基板400に搭載する必要はない。
(第1の実施形態における概念図)
次に、図45に基づいて、第1の実施形態の概要の説明を行う。
尚、図45においては、図21で示される初期カウント値設定テーブルにおいて、初期カウント値として「0」が選択されたと仮定して説明を行う。尚、図45において、製造工場、搬送過程、遊技場とは、遊技機が現在保管されている場所を示している。
はじめに、図45(a)において、製造工場における遊技機の出荷の段階であるときに、管理者によって特定操作が行われることで、初期値設定モードを起動させて、初期カウント値「0」がカウント値格納領域に記憶される。また、初期カウント値「0」が設定されることに基づいて、判定値「1」が判定値格納領域に格納される。
次に、搬送過程においては、特に遊技機の前面扉3が開放されることがなかった様子を示している。この場合、カウント値格納領域の値は、初期カウント値として設定された「0」のままである。
次に、遊技場における遊技機の納入の段階であるときに、管理者によって前面扉3が開放されることに基づいて、カウント値格納領域の値が「1」加算される。尚、遊技場における納入の段階で示す管理者による前面扉3の開放とは、遊技機が遊技場に納入されて、管理者によって、最初に前面扉3が開放されることを意味している。
そして、遊技場における納入の段階であるときに、管理者によって前面扉3が開放され、カウント値格納領域の値が「1」加算された後は、特定操作が行われることで、納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域の値と、判定値格納領域との判定値の値との照合処理が行われ、図45(a)で示す例においては、カウント値格納領域の値が「1」で、判定値格納領域の値が「1」であるので、両者の値が一致して、照合結果は「正常」と判断されることとなる。
一方、図45(b)においては、搬送過程において、前面扉3が開放されたことに基づいて、カウント値格納領域の値を「1」加算した様子を示している。例えば、搬送過程において、不正に基板を交換しようと前面扉3を開放した際に、カウント値格納領域の値が「1」加算されることとなる。
その後、遊技場における納入の段階であるときに、管理者によって前面扉3が開放されることに基づいて、カウント値格納領域の値が「1」加算される。よって、図45(b)の例においては、遊技場における納入の段階であるときに、管理者によって前面扉3が開放された後のカウント値格納領域の値は「2」を示すこととなる。
そして、その後、管理者によって特定操作が行われることで、納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域の値と、判定値格納領域との判定値の値との照合処理によって、カウント値格納領域の値が「2」で、判定値格納領域の値が「1」であるので、両者の値が一致せずに、照合結果は「異常」(エラー判定)と判断されることとなる。
つまり、図45(b)に示すように、搬送過程において、何らかの理由によって前面扉3を開放した場合には、その後の遊技場における納入の段階で、カウント値格納領域の値と、判定値の値とにずれが生じることとなるから、搬送過程において、前面扉3が開放されたことを検知することができる。尚、検知した結果は、例えば、液晶表示装置46を用いて、エラー報知を行うこともできるし、その他の報知手段および報知手法によって報知を行うこともできる。
次に、図46に基づいて、初期値設定モードについて説明を行う。
初期値設定モードは、図46に示されるとおり、遊技機の出荷時において、製造工場の管理者によって、十字キー19や演出ボタン18を用いて特定操作を行うことにより起動させることができる。尚、特定操作とは、例えば、十字キー19の左ボタンを所定回数操作した後、十字キー19の下ボタンを所定回数操作し、さらにその後、十字キー19の上ボタンを所定回数操作した後に、演出ボタン18を所定回数操作する、などの操作を指している。この特定操作に係る情報は、製造工場の管理者のみが知り得る情報である。つまり、不正を行う者が、新たに初期値を設定しようとしても、この初期値設定モードを立ち上げることが困難となるので、不正を行う者による初期値の書き換えを防いでいることとなる。
初期値設定モードを起動させた後は、図46の(a)に示すように、液晶表示装置46に初期値設定モードと表示される。その後、所定時間経過後に、図46の(b)に示すように、初期値設定中と表示され、その後、所定時間経過後に、図46の(c)に示すように、初期値設定完了と表示されることとなる。尚、図46(a)〜(c)で示される一連の処理は、サブCPU402で自動的に行われる処理である。
次に、図47に基づいて、納入時確認モードについて説明を行う。
納入時確認モードは、図47に示されるとおり、遊技機の納入時において、遊技場の管理者によって、十字キー19や演出ボタン18を用いて特定操作を行うことにより起動させることができる。尚、特定操作の詳細は、前述した初期値設定モードと同一であるため、説明を省略する。つまり、納入時確認モードも遊技場の管理者のみが起動させることができるから、遊技機が遊技場に納品されたときに、カウント値と判定値との照合処理を確実に行わせることができる。
納入時確認モードを起動させた後は、図47の(a)に示すように、液晶表示装置46に納入時確認モードと表示される。その後、所定時間経過後に、図47の(b)に示すように、照合処理中と表示され、その後、所定時間経過後に、照合した結果、正常であれば、図47の(c)に示すように、正常と表示されることとなる。一方、照合した結果、異常であれば、図47の(d)に示すように、異常と表示されることとなる。尚、図47(a)〜(c)or(d)で示される一連の処理は、サブCPU402で自動的に行われる処理である。尚、初期値設定モードを起動させる特定操作(例えば、十字キー19や演出ボタン18の操作順序、操作回数)と、納入時確認モードを起動させる特定操作(例えば、十字キー19や演出ボタン18の操作順序、操作回数)とは、異なっていることとなる。尚、特定操作は、パスワード入力のようなものでもよい。尚、納入時における特定操作に関する情報は、遊技機メーカーから遊技場の管理者に対して、予め伝えられる。
以上のことから、第1の実施形態においては、以下の効果を奏する。
第1の実施形態においては、搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源を用いて、RTC装置406が、前面扉3が開放されたことを検知するようにした。また、サブCPU402は、製造工場における出荷の段階にて定めた値と、遊技場における納入の段階で示す値とが一致しなかった場合に、エラーと判定するようにしたので、搬送過程において前面扉3が開放され、不正な基板に交換するなどの何らかの不正が行われている虞があることに、早期に気付くことができる。
なお、第1の実施形態において、ドア開放センサ60s、およびRTC装置406は、本願の検知手段を構成する。
なお、第1の実施形態において、RTC装置406の所定の記憶領域は、本願のカウント値記憶手段を構成する。
なお、第1の実施形態において、RTC装置406の制御コントローラ部は、本願のカウント値更新手段を構成する。
なお、第1の実施形態において、サブRAM405は、本願の判定値記憶手段を構成する。尚、判定値テーブルは、サブROM404に記憶されている。
なお、第1の実施形態において、サブCPU402は、本願の照合手段を構成する。
なお、第1の実施形態において、サブCPU402は、本願のエラー判定手段を構成する。
なお、第1の実施形態において、サブCPU402は、本願の選択手段を構成する。なお、初期カウント値設定テーブルは、サブROM404に記憶されている。
なお、第1の実施形態において、サブCPU402は、本願の初期カウント値設定手段を構成する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における説明を行う。尚、第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
第2の実施形態においては、「所定の操作」として、前面扉3が開放されたこと(例えば、サブ制御基板400側で管理するドア開放センサ60sによって、前面扉3の開放を検知したこと)を適用して説明する。
また、遊技機を製造工場から遊技場へ搬送する搬送過程においては、外部電源に接続されていないので遊技機の電源がOFFとなっている。そのため、メイン制御基板300に入力されるドア開放センサ41sによる前面扉3の開放検知ができない。よって、第2の実施形態においては、遊技機の電源がOFFとなっている搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源と、RTC装置406に接続されるドア開放センサ60sとを用いて、RTC装置406における制御コントローラ部が、前面扉3が開放されたことを検知(監視)するように構成される。
また、第2の実施形態においては、遊技機の納入時においては、サブ制御基板400とは異なる制御基板を用いて、当該異なる制御基板にて、カウント値と判定値とを照合するように構成される。尚、サブ制御基板400とは異なる制御基板とは、メイン制御基板300、演出制御基板410、アンプ制御基板440等が該当する。尚、第2の実施形態においては、メイン制御基板300を用いた場合を想定して説明を行う。
(サブ制御基板におけるメイン処理)
まず、図48に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU402は、後で図49を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、RTC装置406の所定の記憶領域に設けられたカウント値格納領域に初期カウント値を設定する処理を行う。また、サブCPU402は、初期カウント値を示すコマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU402は、後で図50を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、遊技場への遊技機の納入時において、例えば、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードを起動させて、カウント値格納領域に記憶されているカウント値を読み出して、カウント値を示すコマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU402は、図35における主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(出荷時初期段階処理)
次に、図49に基づいて、サブ制御基板400における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図49は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS301−1)
ステップS301−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS301−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(ステップS301−2)
ステップS301−2において、サブCPU402は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷時においてカウント値格納領域に記憶させる初期カウント値を取得するべく、所定の乱数値を取得する。そして、取得した乱数値を図21で示される初期カウント値設定テーブルと照らし合わせて、初期カウント値を設定する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生器403から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、ステップS301−3に処理を移行する。
(ステップS301−3)
ステップS301−3において、サブCPU402は、初期カウント値をRTC装置406に設けられたカウント値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−2において取得した乱数値を基に、当該乱数値に対応する初期カウント値を、カウント値格納領域に記憶させる処理を行う。そして、ステップS301−3の処理が終了すると、ステップS301−4に処理を移行する。
(ステップS301−4)
ステップS301−4において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS301−3において格納させた初期カウント値をメイン制御基板300に送信すべく、初期カウント値コマンドをセットする。そして、ステップS301−4の処理が終了すると、ステップS301−5に処理を移行する。
(納入時確認段階処理)
次に、図50に基づいて、サブ制御基板400における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図50は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS302−1)
ステップS302−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−2)
ステップS302−2において、サブCPU402は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406のカウント値格納領域に格納されたカウント値を取得する処理を行う。そして、ステップS302−2の処理が終了すると、ステップS302−2に処理を移行する。
(ステップS302−3)
ステップS302−3において、サブCPU402は、カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−2において読み出したカウント値を、メイン制御基板300に送信すべく、カウント値コマンドをセットする処理を行う。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理)
次に、図51に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図51は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図51における処理を実行可能に構成されている。
(ステップS406−1)
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
(ステップS406−2)
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
尚、第1の実施形態においては、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源と、サブ制御基板400に接続されるドア開放センサ60sとを用いて、RTC装置406における制御コントローラ部が、前面扉3が開放されたことを検知(監視)するように構成したが、サブ制御基板にバックアップ電源を搭載して、当該バックアップ電源を用いて、サブCPU402(およびサブRAM405)とドア開放センサ60sとを用いて(RTC装置406を用いずに)、前面扉3の開放を監視し、開放回数をカウントするようにしてもよい。
(メイン制御基板300によるプログラム開始処理)
次に、図52に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS1)
ステップS1において、メインCPU301は、後で図53を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、遊技場への遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による操作によって、サブ制御基板400から送信される初期カウント値コマンドに基づいて、メインRAM303に設けられた判定値格納領域に判定値を設定する処理を行う。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
(ステップS2)
ステップS2において、メインCPU301は、後で図54を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。当該処理において、メインCPU301は、遊技場への遊技機の納入時において、例えば、遊技場の管理者による操作によって、カウント値格納領域に記憶されているカウント値と、判定値とを照合して、照合結果を導出する処理を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS3)
ステップS3において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
(ステップS4)
ステップS4において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS4において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS4=Yes)、ステップS5に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS4=No)、ステップS7に処理を移行する。
(ステップS5)
ステップS5において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS5の処理が終了すると、ステップS6に処理を移行する。
(ステップS6)
ステップS6において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS5で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(ステップS7)
ステップS7において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS7の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(出荷時初期段階処理)
次に、図53に基づいて、メイン制御基板300における出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図53は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS1−1)
ステップS1−1において、メインCPU301は、判定値がセット済みであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられた判定値格納領域(尚、第2の実施形態において、判定値格納領域は、メインRAM303に設定される)に判定値がセットされているか否かを判断する。そして、判定値がセット済みであると判定された場合には(ステップS1−1=Yes)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理のステップS2に処理を移行し、判定値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS1−1=No)、ステップS1−2に処理を移行する。
(ステップS1−2)
ステップS1−2において、メインCPU301は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドとして、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS1−2=Yes)、ステップS1−3に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS1−2=No)、初期カウント値コマンドを受信するまでステップS1−2の処理を繰り返し行う。尚、初期カウント値コマンドは、サブCPU402における出荷時初期段階処理(図49参照)においてセットされるコマンドであって、(図49のステップS301−4の処理)、当該処理を行わせるためには、製造工場の管理者による特定操作によって初期値設定モードを起動させる必要がある。従って、特定操作の情報を知らない製造工場の管理者以外の者が、新たに初期カウント値を設定することは困難となる。これに伴って、メインRAM303に設けられた判定値格納領域に新たに判定値を設定することも困難となる。
(ステップS1−3)
ステップS1−3において、メインCPU301は、受信した初期カウント値に対応する判定値をセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS1−2において受信した初期カウント値に基づいて、図22における判定値テーブルを参照し、初期カウント値に対応する判定値をメインRAM303の判定値格納領域にセットする。尚、第2の実施形態においては、図22で示される判定値テーブルは、メインROM302に記憶される。そして、ステップS1−3の処理が終了すると、ステップS1−4の処理に移行する。
(納入時確認段階処理)
次に、図54に基づいて、メイン制御基板300における納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図54は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS2−1)
ステップS2−1において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドとして、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS2−1=Yes)、ステップS2−2に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS2−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理のステップS3に処理を移行する。尚、カウント値コマンドは、サブCPU402における納入時確認段階処理(図50参照)においてセットされるコマンドであって(図50のステップS302−3の処理)、当該処理を行わせるためには、遊技場の管理者による特定操作によって納入時確認モードを起動させる必要がある。従って、特定操作の情報を知らない遊技場の管理者以外の者が、カウント値をサブCPU402からメインCPU301に送信することは困難となる。
(ステップS2−2)
ステップS2−2において、メインCPU301は、判定値を読み出す処理を行う。具体的には、メインCPU301は、図53のステップS1−3の処理において、メインRAM303の判定値格納領域に格納した判定値を読み出す処理を行う。そして、ステップS2−2の処理が終了すると、ステップS2−3の処理に移行する。
(ステップS2−3)
ステップS2−3において、メインCPU301は、カウント値と判定値とを照合させる処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−2において読み出した判定値と、サブ制御基板400から受信したカウント値とを照合させる処理を行う。そして、ステップS2−3の処理が終了すると、ステップS2−4に処理を移行する。
(ステップS2−4)
ステップS2−4において、メインCPU301は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−3において、カウント値と判定値とを照合した結果、カウント値と判定値とが一致したか(同じ値を示しているか)否かを判断する処理を行う。そして、カウント値と判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS2−4=Yes)、ステップS2−6に処理を移行し、カウント値と判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS2−4=No)、ステップS2−5に処理を移行する。
(ステップS2−5)
ステップS2−5において、メインCPU301は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−4において、カウント値と判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって前面扉3が開放されたことを示すエラーと判定する処理を行う。そして、ステップS2−5の処理が終了すると、ステップS2−6に処理を移行する。
(ステップS2−6)
ステップS2−6において、メインCPU301は、ステップS2−4の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」の旨の報知を、例えば、外部集中端子板より出力して、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」の旨の報知を、例えば、外部集中端子板より出力する。
(割込処理)
次に、図55に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
(ステップS201)
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
(ステップS202)
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポートを読み込む処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から送信されるコマンドを受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
(ステップS203)
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小一遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
(ステップS204)
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
(ステップS205)
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
(ステップS206)
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
(ステップS207)
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。
(ステップS208)
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
(入力ポート読込処理)
次に、図56に基づいて、入力ポート読込処理についての説明を行う。なお、図56は入力ポート読込処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS202−1)
ステップS202−1において、メインCPU301は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400から初期カウント値を示すコマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。そして、初期カウント値を示すコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS202−1=Yes)、ステップS202−2に処理を移行し、初期カウント値を示すコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS202−1=No)、ステップS202−3に処理を移行する。
(ステップS202−2)
ステップS202−2において、メインCPU301は、初期カウント値情報を受信したときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS202−1において受信した初期カウント値コマンドに基づいて、初期カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納する。そして、ステップS202−2の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
(ステップS202−3)
ステップS202−3において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400からカウント値を示すコマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。そして、カウント値を示すコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS202−3=Yes)、ステップS202−4に処理を移行し、カウント値を示すコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS202−3=No)、ステップS202−5に処理を移行する。
(ステップS202−4)
ステップS202−4において、メインCPU301は、カウント値コマンドを受信したときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS202−3において受信したカウント値コマンドに基づいて、カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納する。そして、ステップS202−4の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
(ステップS202−5)
ステップS202−5において、メインCPU301は、その他のコマンドを受信したときの処理を行う。そして、ステップS202−5の処理が終了すると、入力ポート読込処理のサブルーチンを終了し、割込処理のステップS203に復帰する。
尚、第2の実施形態においては、第1の実施形態と、2つの制御基板を用いて照合を行うという点が異なるだけで、図45で示される概念図と同様の概念で示される。
以上のことから、第2の実施形態においては、以下の効果を奏する。
第2の実施形態においては、製造工場における出荷の段階において、サブ制御基板400にて設定された初期カウント値を他の制御基板(第2の実施形態においては、メイン制御基板300)に送信して、他の制御基板においては、受信した初期カウント値に基づいて、初期カウント値に対応する判定値を設定するようにした。また、搬送過程において、サブ制御基板400に備わったRTC装置406のバックアップ電源を用いて、前面扉3が開放されたことを検知するようにした。また、遊技場における納入の段階において、RTC装置406の所定の記憶領域でカウントしたカウント値を他の制御基板に送信して、他の制御基板においては、受信したカウント値と、出荷の段階において設定した判定値とを照合して、カウント値と判定値とが一致しなかった場合に、エラーと判定するようにしたので、搬送過程において前面扉3が開放され、不正な基板に交換するなどの何らかの不正が行われている虞があることに、早期に気付くことができる。また、2つの制御手段で照合することで、例えば一方の制御手段が不正なものに取り換えられたとしても、納入の段階において値が一致しないこととなるからエラー判定となる。よって、不正な基板を2つ用意しなくてはならず、不正を行うにあたって、煩雑化することができる。
なお、第2の実施形態において、ドア開放センサ60s、およびRTC装置406は、本願の検知手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、RTC装置406の所定の記憶領域は、本願のカウント値記憶手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、RTC装置406の制御コントローラ部は、本願のカウント値更新手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、サブ制御基板400は、本願の第1の制御手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、メイン制御基板300は、本願の第2の制御手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、メインRAM303は、本願の判定値記憶手段を構成する。なお、判定値テーブルは、メインROM302に記憶されている。
なお、第2の実施形態において、メインCPU301は、本願の照合手段を構成する。
なお、第2の実施形態において、メインCPU301は、本願のエラー判定手段を構成する。
なお、メイン制御基板300を第1の制御手段として、サブ制御基板400を第2の制御手段とすることもできる。
なお、第2の実施形態において、サブCPU402は、本願の選択手段を構成する。なお、初期カウント値設定テーブルは、サブROM404に記憶されている。
なお、第2の実施形態において、サブCPU402は、本願の初期カウント値設定手段を構成する。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態における説明を行う。尚、第3の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
第3の実施形態においては、「所定の操作」として、遊技機に電源が投入されたこと(例えば、電源装置510における電源ボタン511が操作され、電源スイッチ511swが操作を検知して、メイン制御基板300およびサブ制御基板400に電源が供給されたこと)を適用して説明する。
第3の実施形態においては、遊技機の搬送過程においては、メイン制御基板300と、サブ制御基板400と、電源装置510における電源ボタン511および電源スイッチ511swとを用いて、遊技機に電源が投入されたことを検知(監視)して、遊技機の納入時においては、メイン制御基板300から送信されたカウント値に基づいて、サブ制御基板400にて判定値と照合するように構成される。そして、照合した結果、値が一致しない場合に、エラーと判定するようになっている。尚、2つの制御基板は、通信可能の制御基板同士であれば、どのようなものであってもよい。一例として、メイン制御基板300、サブ制御基板400、演出制御基板410、アンプ制御基板440等が挙げられる。
尚、第3の実施形態においては、格納領域を以下のように構成する。
電源投入回数をカウントするカウント値格納領域をメインRAM303で構成して、初期カウント値に対応する判定値であって、カウント値格納領域にて記憶されたカウント値と照合するために用いられる判定値を記憶する判定値記憶手段としての判定値格納領域をサブRAM405にて構成する。尚、カウント値格納領域は、メインRAM303と、サブRAM405でともに設定するようにしてもよい。
(メイン制御基板300によるプログラム開始処理)
はじめに、図57に基づいて、メイン制御基板300により行われるプログラム開始処理についての説明を行う。なお、プログラム開始処理は、電源スイッチ511swがONとなったことに基づいて行われる処理である。
(ステップS1)
ステップS1において、メインCPU301は、後で図58を用いて詳述する電源が投入されたときの処理を行う。具体的には、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みで、納入時処理完了フラグがセットされていないときに、カウント値格納領域の値を「1」加算する。そして、ステップS1の処理が終了すると、ステップS2に処理を移行する。
(ステップS2)
ステップS2において、メインCPU301は、後で図59を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機の出荷時において、製造工場の管理者によって電源がオンされたことに基づいて、カウント値格納手段に定める初期カウント値を格納する処理等を行う。そして、ステップS2の処理が終了すると、ステップS3に処理を移行する。
(ステップS3)
ステップS3において、メインCPU301は、後で図60を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機の納入時において、遊技場の管理者によって電源がオンされたことに基づいて、カウント値格納領域におけるカウント値を、サブ制御基板400に送信するコマンドをセットする処理等を行う。そして、ステップS3の処理が終了すると、ステップS4に処理を移行する。
(ステップS4)
ステップS4において、メインCPU301は、初期設定処理を行う。具体的には、遊技機1の内部レジスタを設定するためのテーブルの番地を設定し、当該テーブルに基づいて、レジスタの番地をセットする処理を行う。そして、ステップS4の処理が終了すると、ステップS5に処理を移行する。
(ステップS5)
ステップS5において、メインCPU301は、設定変更スイッチがONであるか否かを判定する処理を行う。ここで、第1の実施形態においては、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されることにより、設定変更スイッチ37swがONとなる。このため、ステップS5において、メインCPU301は、図示しない設定変更用の鍵が鍵穴に挿入された状態で、所定角度回動されているか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更スイッチがONであると判定された場合には(ステップS5=Yes)、ステップS6に処理を移行し、設定変更スイッチがOFFであると判定された場合には(ステップS5=No)、ステップS8に処理を移行する。
(ステップS6)
ステップS6において、メインCPU301は、設定変更処理を行う。具体的には、メインCPU301は、設定変更スイッチ37swが設定変更ボタン37の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示する設定値を切換表示する処理や、スタートスイッチ10swがスタートレバー10の操作を検出したことに基づいて、設定表示部36に表示されている設定値を確定する処理を行う。そして、ステップS6の処理が終了すると、ステップS7に処理を移行する。
(ステップS7)
ステップS7において、メインCPU301は、設定変更コマンドをセットする処理を行う。具体的には、ステップS6で確定された設定値に係る情報を有する設定変更コマンドを、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットする処理を行う。そして、ステップS7の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(ステップS8)
ステップS8において、メインCPU301は、電断復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、遊技機1に対して電源の供給が遮断された後、電源の供給が開始された場合に、退避されたレジスタの値や、保存されたスタックポインタの値を復帰させる処理等を行う。また、電断復帰処理においては、メインRAM303の初期化処理が行われる。そして、ステップS8の処理が終了すると、図24のメインループ処理に移行する。
(電源投入時処理)
次に、図58に基づいて、電源投入時処理についての説明を行う。なお、図58は電源投入時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS1−1)
ステップS1−1において、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域に初期カウント値がセット済みであるかを判断する。そして、初期カウント値がセット済みであると判定された場合には(ステップS1−1=Yes)、ステップS1−2に処理を移行し、初期カウント値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS1−1=No)、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS2に処理を移行する。
(ステップS1−2)
ステップS1−2において、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域の値を「1」加算する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みである場合に、メインRAM303のカウント値格納領域の値を「1」加算する。つまり、初期カウント値が設定された後は、メイン制御基板300に電源が供給された場合、メインRAM303のカウント値格納領域の値が加算されることとなる。そして、ステップS1−2の処理が終了すると、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム処理のステップS2に処理を移行する。
(出荷時初期段階処理)
次に、図59に基づいて、出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図59は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS2−1)
ステップS2−1において、メインCPU301は、初期カウント値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域に初期カウント値がセット済みであるかを判断する。そして、初期カウント値がセット済みであると判定された場合には(ステップS2−1=Yes)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS3に処理を移行し、初期カウント値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS2−1=No)、ステップS2−2に処理を移行する。
(ステップS2−2)
ステップS2−2において、メインCPU301は、乱数を取得する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、出荷時においてカウント値格納領域に格納させる初期カウント値を選択するべく、所定の乱数値を取得する。尚、乱数値は、例えば、乱数発生部304から取得する構成であってもよいし、また、出荷時における初期カウント値を記憶させる際に取得する専用の乱数を用いてもよい。尚、この場合、図21で示される初期カウント値設定テーブルは、メインROM302に記憶されることとなる。そして、ステップS2−2の処理が終了すると、ステップS2−3に処理を移行する。
(ステップS2−3)
ステップS2−3において、メインCPU301は、初期カウント値をメインRAM303のカウント値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS2−2において取得した乱数値を基に、当該乱数値に対応する初期カウント値を図21の初期カウント値設定テーブル照らし合わせて、カウント値格納領域に格納させる処理を行う。そして、ステップS2−3の処理が終了すると、ステップS2−4に処理を移行する。
(ステップS2−4)
ステップS2−4において、メインCPU301は、セットした初期カウント値に関するコマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、サブ制御基板400に対して、初期カウント値を送信すべく、セットした初期カウント値に関するコマンドをセットする。尚、当該セットした初期カウント値に関するコマンドは、後の図61のステップS207で示される制御コマンド送信処理にて、サブ制御基板400に送信されることとなる。そして、ステップS2−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS3に処理を移行する。
(納入時確認段階処理)
次に、図60に基づいて、納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図60は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS3−1)
ステップS3−1において、メインCPU301は、カウント値を読み出す処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303のカウント値格納領域にて格納しているカウント値を読み出す。そして、ステップS3−1の処理が終了すると、ステップS3−2に処理を移行する。
(ステップS3−2)
ステップS3−2において、メインCPU301は、カウント値コマンドをセットする処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS3−1において読み出したカウント値を、サブ制御基板400に送信すべく、カウント値に関するコマンドをセットする。尚、当該セットしたカウント値に関するコマンドは、後の図61のステップS207で示される制御コマンド送信処理にて、サブ制御基板400に送信されることとなる。そして、ステップS3−2の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS4に処理を移行する。
(割込処理)
次に、図61に基づいて、割込処理についての説明を行う。ここで、割込処理は、メインループ処理に対して、「1.49ms」毎に割り込んで行われる処理である。
(ステップS201)
ステップS201において、メインCPU301は、レジスタを退避する処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の時点で使用しているレジスタの値を退避する処理を行う。そして、ステップS201の処理が終了すると、ステップS202に処理を移行する。
(ステップS202)
ステップS202において、メインCPU301は、入力ポート読込処理を行う。具体的には、メインCPU301は、I/F回路305を通じて、リール制御基板100,中継基板200、電源基板500からの信号を受信する処理を行う。そして、ステップS202の処理が終了すると、ステップS203に処理を移行する。
(ステップS203)
ステップS203において、メインCPU301は、タイマ計測処理を行う。具体的には、メインCPU301は、最小一遊技時間等を計測するためのタイマカウンタの値から「1」減算する処理を行う。そして、ステップS203の処理が終了すると、ステップS204に処理を移行する。
(ステップS204)
ステップS204において、メインCPU301は、リール駆動制御処理を行う。具体的には、メインCPU301は、リール制御基板100を介して、ステッピングモータ101,102,103を駆動することにより、リール17の加速、定速、減速制御等を行う。そして、ステップS204の処理が終了すると、ステップS205に処理を移行する。
(ステップS205)
ステップS205において、メインCPU301は、外部信号出力処理を行う。具体的には、メインCPU301は、外部集中端子板38に対して信号を出力する処理を行う。そして、ステップS205の処理が終了すると、ステップS206に処理を移行する。
(ステップS206)
ステップS206において、メインCPU301は、LED表示処理を行う。具体的には、メインCPU301は、スタートランプ23、BETランプ24、貯留枚数表示器25、遊技状態表示ランプ26、払出枚数表示器27、投入可能表示ランプ28、及び再遊技表示ランプ29の発光制御を行う。そして、ステップS206の処理が終了すると、ステップS207に処理を移行する。
(ステップS207)
ステップS207において、メインCPU301は、制御コマンド送信処理を行う。具体的には、メインCPU301は、メインRAM303に設けられている演出用伝送データ格納領域にセットされた各種コマンドをサブ制御基板400に対して送信する処理を行う。そして、ステップS207の処理が終了すると、ステップS208に処理を移行する。尚、図57のステップS2−4においてセットした初期カウント値コマンドや、図58のステップS3−4においてセットしたカウント値コマンドは、当該制御コマンド送信処理にてサブ制御基板400に対して送信される。
(ステップS208)
ステップS208において、メインCPU301は、レジスタの復帰処理を行う。具体的には、メインCPU301は、ステップS201の処理において、退避したレジスタの値を復帰させる処理を行う。そして、ステップS208の処理が終了すると、割込処理を終了し、メインループ処理に復帰する。
(サブ制御基板におけるメイン処理)
次に、図62に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。
なお、サブ制御基板400において、メイン制御基板300でカウントしたカウント値との照合を行う際は、メイン制御基板300における図59のステップS2−3で決定された初期カウント値に基づく判定値と照合を行うように構成されている。尚、以下の処理においては、サブ制御基板400においてもカウント値格納領域を設けているので、メイン制御基板300でカウントしたカウント値と、サブ制御基板400でカウントしたカウント値とを照合させることもできる。この場合、カウント値が一致しなかった場合には、いずれかの基板が交換された可能性があることを把握することができる。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU402は、後で図63を用いて詳述する電源が投入されたときの処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に判定値がセットされているときに、カウント値格納領域の値を「1」加算する。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU402は、後で図64を用いて詳述する出荷時初期段階処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時において、例えば、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードを起動させて、メイン制御基板300から初期カウント値に関するコマンドを受信したことに基づいて、カウント値格納手段に定める初期カウント値と、初期カウント値に係る判定値とを格納する処理等を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU402は、後で図65を用いて詳述する納入時確認段階処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の納入時において、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードを起動させて、メイン制御基板300からカウント値に関するコマンドを受信したことに基づいて、サブ制御基板400における判定値と照合する処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU402は、後で図65を用いて詳述する主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS309に処理を移行する。
(ステップS309)
ステップS309において、サブCPU402は、各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS309の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(電源投入時処理)
次に、図63に基づいて、電源投入時処理についての説明を行う。なお、図63は電源投入時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS301−1)
ステップS301−1において、サブCPU402は、判定値がセット済みであるか否かを判断する。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の判定値格納領域に判定値がセット済みであるかを判断する。そして、判定値がセット済みであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、判定値がセット済みではないと判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム開始処理におけるステップS2に処理を移行する。
(ステップS301−2)
ステップS301−2において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域の値を「1」加算する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、判定値がセット済みである場合に、サブRAM405のカウント値格納領域の値を「1」加算する。つまり、判定値が設定された後は、サブ制御基板400に電源が供給された場合、サブRAM405のカウント値格納領域の値が加算されることとなる。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時処理のサブルーチンを終了し、プログラム処理のステップS2に処理を移行する。
(出荷時初期段階処理)
次に、図64に基づいて、出荷時初期段階処理についての説明を行う。なお、図64は出荷時初期段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS302−1)
ステップS302−1において、サブCPU402は、初期値設定モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動したか否かを判断する。そして、初期値設定モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、初期値設定モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−1=No)、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−2)
ステップS302−2において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、図67で示されるコマンド解析処理における、ステップS305−3−14において処理される初期カウント値を受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS302−2=No)、初期カウント値コマンドを受信するまで、ステップS302−2の処理を繰り返し行う。尚、初期カウント値コマンドは、初期値設定モードが起動されているときに、受信可能となっており、初期値設定モードが起動されていないときには、例え、初期値カウント値コマンドが送信されてきても、サブCPU402の方で受信しないように構成する。このように構成することで、製造工場の管理者による特定操作によって、初期値設定モードが起動しているとき以外に新たに初期カウント値が設定されることを防止している。
(ステップS302−3)
ステップS302−3において、サブCPU402は、メイン制御基板300から受信した初期カウント値をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に、メイン制御基板300から受信した初期カウント値を格納する。そして、ステップS302−3の処理が終了すると、ステップS302−4に処理を移行する。
(ステップS302−4)
ステップS302−4において、サブCPU402は、判定値をサブRAM405の判定値格納領域に格納させる処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS302−3において記憶させた初期カウント値に基づいて、当該初期カウント値に対応する判定値を、図22で示される判定値テーブルを参照して、サブRAM405の判定値格納領域に格納させる処理を行う。尚、この場合、図22で示される判定値テーブルは、サブROM404に記憶されることとなる。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、出荷時初期段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(納入時確認段階処理)
次に、図65に基づいて、納入時確認段階処理についての説明を行う。なお、図65は納入時確認段階処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS303−1)
ステップS303−1において、サブCPU402は、納入時確認モードコマンド入力があったか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS303−1=Yes)、ステップS303−2に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS303−1=No)、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS303−2)
ステップS303−2において、サブCPU402は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、図67で示されるコマンド解析処理における、ステップS305−3−16において処理されるカウント値を受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS303−2=Yes)、ステップS303−3に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS303−2=No)、カウント値コマンドを受信するまで、ステップS303−2の処理を繰り返し行う。尚、カウント値コマンドは、納入時確認モードが起動されているときに、受信可能となっており、納入時確認モードが起動されていないときには、例え、カウント値コマンドが送信されてきても、サブCPU402の方で受信しないように構成する。このように構成することで、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動しているとき以外に照合処理が行われることを防止している。
(ステップS303−3)
ステップS303−3において、サブCPU402は、サブRAM405で記憶する判定値を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300からカウント値コマンドを受信した後に、サブ制御基板400で記憶している判定値をサブRAM405から読み出す処理を行う。そして、ステップS303−3の処理が終了すると、ステップS303−4に処理を移行する。
(ステップS303−4)
ステップS303−4において、サブCPU402は、カウント値を照合する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とを照合する処理を行う。そして、ステップS303−4の処理が終了すると、ステップS303−5に処理を移行する。
(ステップS303−5)
ステップS303−5において、サブCPU402は、カウント値と判定値とが一致したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS303−4において照合した、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致したか否かを判断する。そして、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致したと判定された場合には(ステップS303−5=Yes)、ステップS303−7に処理を移行し、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致しなかったと判定された場合には(ステップS303−5=No)、ステップS303−6に処理を移行する。
(ステップS303−6)
ステップS303−6において、サブCPU402は、エラーを検知する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS303−5において、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブRAM405から読み出した判定値とが一致しなかったと判断された結果、遊技機の出荷から遊技機の納入までの搬送過程において、何らかの理由によって電源装置510における電源ボタン511が操作されたことを示すエラーを検知する処理を行う。そして、ステップS303−6の処理が終了すると、ステップS303−7に処理を移行する。
(ステップS303−7)
ステップS303−7において、サブCPU402は、ステップS303−5の照合結果を出力する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、例えば、カウント値と判定値とが一致した場合には、「正常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力し、カウント値と判定値とが一致しなかった場合には、「異常」と液晶表示装置46に表示するよう、演出制御基板410に対して照合結果を出力する。そして、ステップS303−7の処理が終了すると、納入時確認段階処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(主基板通信処理)
次に、図66に基づいて、主基板通信処理についての説明を行う。なお、図66は、主基板通信処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS305−1)
ステップS305−1において、サブCPU402は、異なるコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、異なるコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−1=Yes)、ステップS305−2に処理を移行し、異なるコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−1=No)、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−2)
ステップS305−2において、サブCPU402は、遊技情報格納処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300のI/F回路305から送信されたコマンドが前回送信されたコマンドと異なるコマンドであるため、当該前回送信されたコマンドと異なるコマンドに基づいて、遊技情報を作成し、サブRAM405の所定の格納領域に格納する処理を行う。そして、ステップS305−2の処理が終了すると、ステップS305−3に処理を移行する。
(ステップS305−3)
ステップS305−3において、サブCPU402は、後で図67を用いて詳述するコマンド解析処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS305−2の処理により格納した遊技情報に基づいた処理を実行する。そして、ステップS305−3の処理が終了すると、主基板通信処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(コマンド解析処理)
次に、図67に基づいて、コマンド解析処理についての説明を行う。なお、図67はコマンド解析処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS305−3−1)
ステップS305−3−1において、サブCPU402は、設定変更コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが設定変更コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、設定変更コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−1=Yes)、ステップS305−3−2に処理を移行し、設定変更コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−1=No)、ステップS305−3−3に処理を移行する。
(ステップS305−3−2)
ステップS305−3−2において、サブCPU402は、設定変更コマンド受信時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、受信した設定変更コマンドに含まれている情報に基づいて、設定変更時の演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、液晶表示装置46に設定変更中である旨の画像データを表示する旨の演出を決定したり、設定変更が完了した旨の画像データを表示する旨の演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS305−3−2の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−3)
ステップS305−3−3において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始受付コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始受付コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−3=Yes)、ステップS305−3−4に処理を移行し、リール回転開始受付コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−3=No)、ステップS305−3−5に処理を移行する。
(ステップS305−3−4)
ステップS305−3−4において、サブCPU402は、リール回転開始受付コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始受付コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−4の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−5)
ステップS305−3−5において、サブCPU402は、リール回転開始コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール回転開始コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール回転開始コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−5=Yes)、ステップS305−3−6に処理を移行し、リール回転開始コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−5=No)、ステップS305−3−7に処理を移行する。
(ステップS305−3−6)
ステップS305−3−6において、サブCPU402は、リール回転開始コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール回転開始コマンドに含まれている情報に基づいて、リール回転開始時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−6の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−7)
ステップS305−3−7において、サブCPU402は、リール停止コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがリール停止コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、リール停止コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−7=Yes)、ステップS305−3−8に処理を移行し、リール停止コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−7=No)、ステップS305−3−9に処理を移行する。
(ステップS305−3−8)
ステップS305−3−8において、サブCPU402は、リール停止コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したリール停止コマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−8の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−9)
ステップS305−3−9において、サブCPU402は、エラーコマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドがエラーコマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、エラーコマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−9=Yes)、ステップS305−3−10に処理を移行し、エラーコマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−9=No)、ステップS305−3−11に処理を移行する。
なお、ここでいうエラーコマンドとは、表示判定エラーコマンド等の種々のエラーに係るコマンドが含まれる。例えば、補助貯留部満タンセンサ530sが補助貯留部530に所定数を超えるメダルが貯留されていることを検出した場合の補助貯留部エラーや、入賞に係る図柄の組み合わせが有効ライン上に表示され、ホッパー520に貯留されているメダルが無く、メダルの払出を行うことができない場合のホッパーエラー、メダルセンサ16sがメダルの通過を正常に検出できなかった場合のセレクターエラー等が生じた場合にも、メインCPU301は、I/F回路305を介してサブ制御基板400に対して夫々のエラーコマンドを送信する。
(ステップS305−3−10)
ステップS305−3−10において、サブCPU402は、エラーコマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信したエラーコマンドに含まれている情報に基づいて、演出内容を決定する処理等を行う。当該処理により、サブCPU402は、演出内容として、エラーが検出された旨の画像データを液晶表示装置46に表示する演出を決定したり、エラーが検出された際に出力する音声データをスピーカ34,35から出力する演出を決定したりする制御を行う。そして、ステップS305−3−10の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−11)
ステップS305−3−11において、サブCPU402は、表示判定コマンドを受信したか否かを判定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドが表示判定コマンドであるか否かを判定する処理を行う。そして、表示判定コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−11=Yes)、ステップS305−3−12に処理を移行し、表示判定コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−11=No)、ステップS305−3−13に処理を移行する。
(ステップS305−3−12)
ステップS305−3−12において、サブCPU402は、表示判定コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、受信した表示判定コマンドに含まれている情報に基づいて、入賞等が成立した時の演出内容を決定する処理等を行う。そして、ステップS305−3−12の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−13)
ステップS305−3−13において、サブCPU402は、初期カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から初期カウント値に係るコマンドを受信したか否かを判断する。そして、初期カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−13=Yes)、ステップS305−3−14に処理を移行し、初期カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−13=No)、ステップS305−3−15に処理を移行する。
(ステップS305−3−14)
ステップS305−3−14において、サブCPU402は、後で図68を用いて詳述する初期カウント値コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に格納する初期カウント値をセットする処理を行う。そして、ステップS305−3−14の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−15)
ステップS305−3−15において、サブCPU402は、カウント値コマンドを受信したか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300からカウント値に係るコマンドを受信したか否かを判断する。そして、カウント値コマンドを受信したと判定された場合には(ステップS305−3−15=Yes)、ステップS305−3−16に処理を移行し、カウント値コマンドを受信していないと判定された場合には(ステップS305−3−15=No)、ステップS305−3−17に処理を移行する。
(ステップS305−3−16)
ステップS305−3−16において、サブCPU402は、後で図69を用いて詳述するカウント値コマンド受信時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に格納するカウント値をセットする処理を行う。そして、ステップS305−3−16の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(ステップS305−3−17)
ステップS305−3−17において、サブCPU402は、受信したコマンドに応じた処理を実行する制御を行う。当該処理において、サブCPU402は、ステップS305−2の遊技情報格納処理により格納されたコマンドに基づいて、演出内容を決定する処理を行う。そして、ステップS305−3−17の処理が終了すると、コマンド解析処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(初期カウント値コマンド受信時処理)
次に、図68に基づいて、初期カウント値コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図68は初期カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS305−3−14−1)
ステップS305−3−14−1において、サブCPU402は、サブRAM405のカウント値格納領域に初期カウント値を格納する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信された初期カウント値をサブRAM405に記憶する。そして、ステップS305−3−14−1の処理が終了すると、ステップS305−3−14−2に処理を移行する。
(ステップS305−3−14−2)
ステップS305−3−14−2において、サブCPU402は、カウンタに初期カウント値をセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS305−3−14−1の処理において記憶した初期カウント値に基づいて、カウンタの初期値をセットする。例えば、ステップS305−3−14−1の処理において記憶した初期カウント値が「1」であるならば、カウンタの初期値の値として「1」をセットする。つまり、メイン制御基板300の初期カウント値と、サブ制御基板400の初期カウント値は、同じ値が設定されることとなる。尚、この場合、次に電源が投入されると、カウンタの値が「2」に更新され、以降、電源を投入する度に、「3」「4」と加算されることとなる。そして、ステップS305−3−14−2の処理が終了すると、初期カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。
(カウント値コマンド受信時処理)
次に、図69に基づいて、カウント値コマンド受信時処理についての説明を行う。なお、図69はカウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS305−3−16−1)
ステップS305−3−16−1において、サブCPU402は、サブRAM405の照合領域にカウント値を格納する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたカウント値をサブRAM405の照合領域に記憶する。そして、ステップS305−3−16−1の処理が終了すると、カウント値コマンド受信時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS306に処理を移行する。尚、照合領域とは、サブRAM405に設けられ、メイン制御基板300から送信されたカウント値と、サブ制御基板400で格納している判定値とを照合する際に用いる領域である。
(RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理)
次に、図70に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図70は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図70における処理を実行可能に構成されている。
(ステップS406−1)
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
(ステップS406−2)
ステップS406−2において、制御コントローラ部は、カウント値格納領域の値を「1」加算する(更新する)処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、前面扉3が開放されて、ドア開放センサ60sからスイッチ入力検出を行った場合に、カウント値格納領域にて記憶するカウント値を「1」加算する(更新する)処理を行う。そして、ステップS406−2の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
以上のことから、第3の実施形態においては、以下の効果を奏する。
第3の実施形態においては、製造工場における出荷の段階において、メイン制御基板300にて設定された初期カウント値を他の制御基板(第3の実施形態においては、サブ制御基板400)に送信して、他の制御基板においては、受信した初期カウント値に基づいて、他の制御基板側における初期カウント値および判定値を設定するようにした。また、電源ボタン511が操作され、電源装置510より外部電源が供給された場合には、メイン制御基板300、および他の制御基板におけるカウント値格納領域に格納されたカウント値を更新し、更新後のカウント値を新たに格納するようにした。そして、遊技場における納入の段階において、メイン制御基板300のカウント値と、他の制御基板における判定値とを照合して、両者の値が一致しなかった場合は、エラーと判定するようにした。よって、例えば、搬送過程において、不正なROMに交換した後、遊技機の動作確認を行うための電源投入や、電源を投入して遊技を行うことで、遊技機の遊技状態を有利な遊技状態に変更するなどの不正行為を行った場合には、納入の段階で、上記のような何らかの不正行為が行われた虞があることに、早期に気付くことができる。また、2つの制御手段で照合することで、例えば、一方の制御手段が不正なものに取り換えられたとしても、納入の段階において値が一致しないこととなるからエラー判定となる。よって、不正な基板を2つ用意しなくてはならず、不正を行うにあたって、煩雑化することができる。
以上、第3の実施形態について説明を行ったが、第3の実施形態は以下に示すように、変更ができる。
第3の実施形態においては、製造工場における出荷の段階において、メイン制御基板300にて決定された初期カウント値に基づいて、サブ制御基板400にて初期カウント値に対応する判定値を格納して、遊技場における納入の段階において、メイン制御基板300でカウントした値と、サブ制御基板400に格納されている判定値とを照合するように構成した。変更例においては、判定値を設けずに、単に、メイン制御基板300と、サブ制御基板400とで、それぞれカウントするカウント値を照合させて、両者の値が一致しなかった場合には、エラーと判定してもよい。この場合は、いずれかの基板が不正に交換されたことに早期に気付くことができる。
第3の実施形態においては、メイン制御基板300にて決定された初期カウント値に基づいて、サブ制御基板400にて初期カウント値に対応する判定値を格納したが、メイン制御基板300で判定値まで決定して、サブ制御基板400に送信するようにしてもよい。
第3の実施形態においては、メイン制御基板300でカウントした値と、サブ制御基板400に格納されている判定値とを照合するように構成したが、サブ制御基板400からメイン制御基板300に情報を送信可能に構成して、初期カウント値の決定、カウント値情報の送信をサブ制御基板400に担わせ、判定値の格納と、判定値とカウント値との照合をメイン制御基板300に担わせるように構成してもよい。
第3の実施形態においては、メイン制御基板300とサブ制御基板400との2つの制御基板を用いてエラー判定を行うように構成したが、メイン制御基板300、サブ制御基板400それぞれ単独でエラー判定を行うようにしてもよい。
なお、第3の実施形態において、電源ボタン511、電源スイッチ511sw、電源基板500、メイン制御基板300は、サブ制御基板400は、本願の検知手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、メインRAM303は、本願のカウント値記憶手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、メインCPU301は、本願のカウント値更新手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、メイン制御基板300は、本願の第1の制御手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、サブ制御基板400は、本願の第2の制御手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、サブRAM405は、本願の判定値記憶手段を構成する。なお、判定値テーブルは、サブROM404に記憶されている。
なお、第3の実施形態において、サブCPU402は、本願の照合手段を構成する。
なお、第3の実施形態において、サブCPU402は、本願のエラー判定手段を構成する。
なお、サブ制御基板400を第1の制御手段として、メイン制御基板300を第2の制御手段とすることもできる。
なお、第3の実施形態において、メインCPU301は、本願の選択手段を構成する。なお、初期カウント値設定テーブルは、メインROM302に記憶されている。
なお、第3の実施形態において、メインCPU301は、本願の初期カウント値設定手段を構成する。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態における説明を行う。尚、第4の実施形態においては、第1の実施形態と異なる点のみを説明し、その他共通する点においては、第1の実施形態と共通となるため、説明を省略する。
尚、第4の実施形態においては、サブ制御基板400に備わったRTC装置406が管理する日時情報に基づいて、遊技機への電源が供給されていないときであって、予め製造工場の管理者が設定した日時情報よりも前に、前面扉3が開放されたこと(例えば、サブ制御基板400側で管理するドア開放センサ60sと、RTC装置406のバックアップ電源とによって、前面扉3の開放を検知したこと)、または、遊技機に電源が投入されたこと(例えば、電源装置510における電源ボタン511が操作され、電源スイッチ511swが操作を検知して、サブ制御基板400に電源が供給されたこと)が検知された場合に、当該行為が行われた日時情報を所定の記憶領域に記憶させるように構成している。つまり、「所定の操作」として、前面扉3が開放されたこと、または、遊技機に電源が投入されたことを適用して説明する。
(管理者による日時情報の設定)
はじめに、管理者による日時情報の設定について、説明を行う。
製造工場における出荷の段階においては、例えば、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことで受付可能となる日時設定モードを起動させる。尚、遊技機キャビネット内部における所定のコネクタに接続可能な外部装置を接続させて、外部装置による日時情報の設定が可能となるように構成してもよい。
(日時設定モード)
日時設定モードは、図71、図72に示されるように、液晶表示装置46に起動した様子が示されることとなる。尚、日時設定モードは、例えば、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことで受付可能となるモードであるため、日時設定モード起動中は、前面扉3が開放した状態となっている。よって、日時設定モードが起動しているときには、液晶表示装置46には、前面扉3が開放している旨の表示は行わずに、日時設定モードが起動している旨の表示を行うように構成する。尚、日時設定モードは、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込んだ後に、前面扉3を閉状態としてから起動させるものであってもよい。また、特に管理者が管理する鍵を要することなく、十字キー19や、演出ボタン18を用いて特定の操作を行うことで、日時設定モードが起動するようにしてもよい。尚、特定の操作とは、管理者しか知り得ない操作を指している。
日時設定モードを起動させると、図71(a)に示されるように、液晶表示装置46において、日時設定モードが起動した旨が表示される。次に、所定時間経過後、図71(b)に示されるように、出荷日日付を設定してください、と表示される。そして、所定時間経過後、図71(c)で示されるように、出荷日の日時設定画面が表示される。尚、日時設定は、十字キー19の左右ボタンにて、年月日をスクロールさせ、十字キー19の上下ボタンにて、数字をスクロールさせる。そして、設定する数字の箇所で、演出ボタン18を操作することで日時を確定させる。尚、出荷日が確定した旨は、図71(d)で示されるように、液晶表示装置46に表示されることとなる。
次に、所定時間経過後、図72(e)で示されるように、納入日日付を設定してください、と表示される。そして、所定時間経過後、図72(f)で示されるように、納入日の日時設定画面が表示される。納入日の日時設定に関しては、上記出荷日と同様であるため、説明を省略する。そして、図72(g)で示されるように、納入日が確定されると、図72(h)で示すように、日時設定モードが終了することとなる。
尚、ここでいう、「出荷日」とは、遊技機が製造工場から遊技場へ向けて出荷される日を指しており、「納入日」とは、遊技機が遊技場へ納入される日を指している。また、「出荷日」および「納入日」が設定された場合は、例えば、サブCPU402は、サブRAM405において、指定された「出荷日」および「納入日」を記憶させることとなる。
尚、出荷日、納入日を設定するにあたっては、十字キー19および演出ボタン18を用いて設定するように構成したが、その他の操作手段で設定できるようにしてもよい。
続いて、第4の実施形態に係る制御フローについて、図73〜図77を用いて説明する。
(サブ制御基板におけるメイン処理)
まず、図73に基づいて、サブ制御基板におけるメイン処理についての説明を行う。なお、図73は、遊技機に電源が供給されたときの電源供給時における処理である。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU402は、後で図74を用いて詳述する電源投入時確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブ制御基板400に電源が投入されたときの処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU402は、後で図75を用いて詳述する日時情報確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406が管理する日時情報に基づいて、日時情報を確認する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU402は、主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU402は、ランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、サブCPU402は、後で図76を用いて詳述する各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(電源投入時確認処理)
次に、図74に基づいて、電源投入時確認処理についての説明を行う。なお、図74は電源投入時確認処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS301−1)
ステップS301−1において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)において、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定される出荷日納入日フラグが設定されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグがオンであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、出荷日納入日フラグがオンではない(オフである)と判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(ステップS301−2)
ステップS301−2において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時情報格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に、電源が投入された日時を記憶する。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(日時情報確認処理)
次に、図75に基づいて、日時情報確認処理についての説明を行う。なお、図75は日時情報確認処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS302−1)
ステップS302−1において、サブCPU402は、指定された納入日を満たしたか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定され、サブRAM405の納入日格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に格納されている納入日情報と、RTC装置406が計時した日時情報とに基づいて、指定された納入日を満たしたか否かを判断する。その結果、指定された納入日を満たしたと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、指定された納入日を満たしていないと判定された場合には(ステップS302−1=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−2)
ステップS302−2において、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−2=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−3)
ステップS302−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報が格納されているか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に、日時情報が格納されているか否かを判断する。また、RTC装置406における所定の記憶領域に日時情報が格納されているか否かをRTC装置406から取得する。その結果、日時情報が格納されていると判定された場合には(ステップS302−3=Yes)、ステップS302−4に処理を移行し、日時情報が格納されていないと判定された場合には(ステップS302−3=No)、ステップS302−5に処理を移行する。
(ステップS302−4)
ステップS302−4において、サブCPU402は、日時情報報知データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンである場合、つまり、出荷時から搬送過程において、遊技機に電源が投入された、または、遊技機の前面扉3が開放された日付情報を報知するための報知データをセットする。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
(ステップS302−5)
ステップS302−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオフにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグ格納領域に格納された出荷日納入日フラグをオフにする。そして、ステップS302−5の処理が終了すると、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(各種スイッチ検出時処理)
次に、図76に基づいて、各種スイッチ検出時処理についての説明を行う。なお、図76は各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS308−1)
ステップS308−1において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力があるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があるか否かを判断する。その結果、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があると判定された場合には(ステップS308−1=Yes)、ステップS308−2に処理を移行し、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力がなしと判定された場合には(ステップS308−1=No)、ステップS308−6に処理を移行する。
(ステップS308−2)
ステップS308−2において、サブCPU402は、日時設定モード中であるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時設定モード格納領域にフラグが格納されている場合には、日時設定モード中であると判断する。尚、日時設定モードは、先に述べたとおり、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことに基づいて起動するため、この起動タイミングにおいて、日時設定モード格納領域にフラグが格納されることとなる。そして、日時設定モード中であると判定された場合には(ステップS308−2=Yes)、ステップS308−4に処理を移行し、日時設定モード中ではないと判定された場合には(ステップS308−2=No)、ステップS308−3に処理を移行する。
(ステップS308−3)
ステップS308−3において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、日時設定モードが起動していないときの演出ボタン操作時における処理を実行する。そして、ステップS308−3の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(ステップS308−4)
ステップS308−4において、サブCPU402は、出荷日及び納入日を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAMの出荷日記憶領域及び納入日記憶領域に対して、製造工場の管理者によって指定された、出荷日及び納入日に係る情報を記憶させる処理を行う。そして、ステップS308−4の処理が終了すると、ステップS308−5に処理を移行する。
(ステップS308−5)
ステップS308−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域のフラグをオンにする。つまり、日時設定モードが起動しているときに、演出ボタン18への操作によって出荷日及び納入日が確定された場合には、出荷日納入日フラグをオンにすることとなる。尚、出荷日納入日フラグがオンにされた後は、以降、納入日を満たすまで、遊技機への電源投入や、前面扉3の開放が行われた場合に、行われたときの日時情報を所定領域に記憶することとなる。そして、ステップS308−5の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(ステップS308−6)
ステップS308−6において、サブCPU402は、その他のスイッチ検出に係る処理を行う。例えば、十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに、スイッチ検出に係る処理を行う。そして、ステップS308−6の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理)
次に、図77に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図77は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図77における処理を実行可能に構成されている。
(ステップS406−1)
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
(ステップS406−2)
ステップS406−2において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域において、出荷日納入日フラグが格納されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグが格納されていると判定された場合には(ステップS406−2=Yes)、ステップS406−3に処理を移行し、出荷日納入日フラグが格納されていないと判定された場合には(ステップS406−2=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
(ステップS406−3)
ステップS406−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、制御コントローラ部の所定の記憶領域に、前面扉3が開放された日時を記憶する。そして、ステップS406−3の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
(第4の実施形態における概念図)
次に、図78に基づいて、第4の実施形態の概要の説明を行う。
尚、図78において、製造工場、搬送過程、遊技場とは、遊技機が現在保管されている場所を示している。また、日付とは、RTC装置406が計時する日時情報に基づいて更新される日付を表し、出荷日記憶領域とは、サブRAM405に設定される記憶領域を表し、納入日記憶領域とは、サブRAM405に設定される記憶領域を表し、日時情報格納領域とは、サブRAM405に設定される格納領域を表し、電源投入日時を記録するもので、RTC装置の所定の記憶領域とは、RTC装置406における所定の記憶領域を表し、前面扉3の開放日時を記録するものを表している。
はじめに、図78(a)に基づいて、搬送過程において、不正と疑われる行為が行われずに、「正常」と判断される例を説明する。
まず、遊技機の出荷時における5月21日において、製造工場の管理者によって、出荷日及び納入日が定められて、出荷日記憶領域に、定められた5月21日が、納入日記憶領域に、定められた5月26日が、それぞれ記憶されることとなる。尚、それぞれの記憶領域に日時情報が記憶されたことに基づいて、図示しない出荷日納入日フラグがオンにされる。このフラグがオンとなってからは、以降オフとなるまで、遊技機への電源投入、または、前面扉3が開放されることで、日時情報格納領域および所定の記憶領域に日時情報が格納されることとなる。尚、図78(a)においては、出荷日納入日フラグがオンにされて以降、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われていないため、日時情報格納領域および所定の記憶領域は「−」(記憶された日時情報なし)となる。
次いで、遊技機の搬送過程における5月22日から5月25日において、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われていないため、日時情報格納領域および所定の記憶領域は「−」(記憶された日時情報なし)となる。尚、出荷日記憶領域、および、納入日記憶領域の値は、製造工場における出荷時に設定された日付がそのまま記憶されていることとなる。
次いで、遊技機が遊技場に納入された5月26日において、管理者によって遊技機に電源が投入されたときに、日時情報格納領域に日時情報が格納されていないことから、報知データがセットされないこととなる。この場合、図79(a)で示すように、日時情報なしと液晶表示装置46に表示されることとなり、搬送過程において、不正と疑われる行為は行われていないと判断して、「正常」と判定されることとなる。尚、図79(a)で示すように、日時情報なしという表示だけでなく、「正常」とダイレクトに表示しても問題ない。
次に、図78(b)に基づいて、搬送過程において、不正と疑われる行為が行われ、「異常」と判断される例を説明する。
まず、遊技機の出荷時における5月21日において、製造工場の管理者によって、出荷日及び納入日が定められて、出荷日記憶領域に、定められた5月21日が、納入日記憶領域に、定められた5月26日が、それぞれ記憶されることとなる。尚、図78(b)においては、出荷日納入日フラグがオンにされて以降、5月21日においては、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われていないため、日時情報格納領域および所定の記憶領域は「−」(記憶された日時情報なし)となる。
次いで、遊技機の搬送過程における5月22日において、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われていないため、日時情報格納領域および所定の記憶領域は「−」(記憶された日時情報なし)となる。
次いで、遊技機の搬送過程における5月23日において、遊技機への電源投入、および、前面扉3の開放が行われたと検知されたので、日時情報格納領域および所定の記憶領域に日時情報の5月23日を記憶する。
次いで、遊技機の搬送過程における5月24日、5月25日においては、特に遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われなかったが、5月23日に遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われたという情報は、引き続き日時情報格納領域および所定の記憶領域に格納されたままとなる。尚、日時情報は上書きされずに、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われる毎に、記憶できるように構成される。よって、図78(b)の例において、5月23日、5月24日のそれぞれにおいて、遊技機への電源投入、および、前面扉3の開放が行われた場合には、それぞれの日時情報を日時情報格納領域および所定の記憶領域に格納するように構成されている。つまり、遊技機への電源投入、および、前面扉3の開放が行われた場合に、回数として日時情報格納領域および所定の記憶領域に格納することもできる。
次いで、遊技機が遊技場に納入された5月26日において、管理者によって遊技機に電源が投入されたときに、日時情報格納領域に、5月23日の日時情報が格納されていることから、報知データがセットされることとなる。この場合、図79(b)で示すように、日時情報5月23日と液晶表示装置46に表示されることとなり、搬送過程において、不正と疑われる行為が行われていると判断して、「異常」と判定されることとなる。尚、報知データをセットするタイミングは、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放された記録が残る図78(b)における5月23日のタイミングでもよい。尚、図79(b)で示すように、日時情報の表示だけでなく、「異常」とダイレクトに表示しても問題ない。
また、第4の実施形態においては、日時情報格納領域や、RTC装置406の所定の記憶領域に、日付のみを記憶するようにしたが、細部の時間や分まで記憶することもできる。また、出荷日日付や納入日日付においても、細部の時間や分まで記憶することもできる。このように細部にわたって構成すると、さらに不正に気づきやすくすることができる。
以上のことから、第4の実施形態においては、以下の効果を奏する。
第4の実施形態においては、製造工場における出荷時において、管理者によって、出荷日と納入日とを予め設定するよう構成した。また、RTC装置406が計時する日時情報に基づいて更新される日付が予め設定された納入日を満たすまでに、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われた場合には、行われた際の日時情報を格納するようにした。また、納入日を満たした後に、日時情報が格納されている場合に、日時情報が格納されている旨の報知を行うようにした。よって、予め設定された納入日よりも前に、遊技機への電源投入、または、前面扉3の開放が行われた場合は、履歴が残ることとなり、当該履歴が残っていることが、納入段階で把握できるようになる。よって、例えば、搬送過程において、不正なROMに交換した後、遊技機の動作確認を行うための電源投入や、電源を投入して遊技を行うことで、遊技機の遊技状態を有利な遊技状態に変更するなどの不正行為や、前面扉3を開放して、不正な基板に交換するなどの行為を、納入の段階で、早期に気付くことができる。
なお、第4の実施形態において、電源装置510、電源基板500は、本願の電力供給手段を構成する。
なお、第4の実施形態において、RTC装置406は、本願の計時手段を構成する。
なお、第4の実施形態において、演出ボタン18、および演出ボタン検出スイッチ18sw、十字キー19、および十字キー検出スイッチ19swは、本願の特定日時情報指定手段を構成する。
なお、第4の実施形態において、ドア開放センサ60s、およびRTC装置406は、本願の検知手段を構成する。
なお、第4の実施形態において、サブRAM405およびRTC装置406における所定の記憶領域は、本願の日時情報保存手段を構成する。
なお、第4の実施形態において、液晶表示装置46は、本願の報知手段を構成する。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態における説明を行う。尚、第5の実施形態においては、第4の実施形態をベースとして説明を行う。
(サブ制御基板におけるメイン処理)
はじめに、図80に基づいて、サブ制御基板400におけるメイン処理についての説明を行う。
(ステップS301)
ステップS301において、サブCPU402は、後で図81を用いて詳述する電源投入時確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブ制御基板400に電源が投入されたときの処理を行う。そして、ステップS301の処理が終了すると、ステップS302に処理を移行する。
(ステップS302)
ステップS302において、サブCPU402は、後で図82を用いて詳述する日時情報確認処理を行う。具体的には、サブCPU402は、RTC装置406が管理する日時情報に基づいて、日時情報を確認する処理を行う。そして、ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に処理を移行する。
(ステップS303)
ステップS303において、サブCPU402は、初期化処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405のエラーチェック等の処理を行う。そして、ステップS303の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(ステップS304)
ステップS304において、サブCPU402は、主基板通信処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、メイン制御基板300から送信されたコマンドを解析する処理等を行う。そして、ステップS304の処理が終了すると、ステップS305に処理を移行する。
(ステップS305)
ステップS305において、サブCPU402は、サウンド制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、アンプ制御基板440を介して、スピーカ34,35から音声を出力する処理等を行う。そして、ステップS305の処理が終了すると、ステップS306に処理を移行する。
(ステップS306)
ステップS306において、サブCPU402は、後で図83を用いて詳述するランプ制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410を介して、サイドランプ5、演出用ランプ22、停止操作順序表示ランプ30、及びスタートレバー演出用ランプ42の制御を行う。また、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、ドライブ基板43を介して、演出装置44の制御を行う。そして、ステップS306の処理が終了すると、ステップS307に処理を移行する。
(ステップS307)
ステップS307において、サブCPU402は、画像制御処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出決定処理により決定された演出内容に基づいて、演出制御基板410と、汎用基板45を介して、液晶表示装置46の制御を行う。そして、ステップS307の処理が終了すると、ステップS308に処理を移行する。
(ステップS308)
ステップS308において、サブCPU402は、後で図84を用いて詳述する各種スイッチ検出時処理を行う。当該処理において、サブCPU402は、(a)演出ボタン検出スイッチ18swが演出ボタン18の操作を検出したときに実行する処理や、(b)十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに実行する処理を行う。そして、ステップS308の処理が終了すると、ステップS304に処理を移行する。
(電源投入時確認処理)
次に、図81に基づいて、電源投入時確認処理についての説明を行う。なお、図81は電源投入時確認処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS301−1)
ステップS301−1において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)において、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定される出荷日納入日フラグが設定されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグがオンであると判定された場合には(ステップS301−1=Yes)、ステップS301−2に処理を移行し、出荷日納入日フラグがオンではない(オフである)と判定された場合には(ステップS301−1=No)、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(ステップS301−2)
ステップS301−2において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時情報格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に、電源が投入された日時を記憶する。そして、ステップS301−2の処理が終了すると、電源投入時確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS302に処理を移行する。
(日時情報確認処理)
次に、図82に基づいて、日時情報確認処理についての説明を行う。なお、図82は日時情報確認処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS302−1)
ステップS302−1において、サブCPU402は、指定された納入日を満たしたか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機の出荷時における日時設定モード中に設定され、サブRAM405の納入日格納領域(第4の実施形態において、サブRAM405に設定される格納領域)に格納されている納入日情報と、RTC装置406が計時した日時情報とに基づいて、指定された納入日を満たしたか否かを判断する。その結果、指定された納入日を満たしたと判定された場合には(ステップS302−1=Yes)、ステップS302−2に処理を移行し、指定された納入日を満たしていないと判定された場合には(ステップS302−1=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−2)
ステップS302−2において、サブCPU402は、遊技場の管理者による特定操作によって、納入時確認モードが起動したか否かを判断する。そして、納入時確認モードコマンド入力がありと判定された場合には(ステップS302−2=Yes)、ステップS302−3に処理を移行し、納入時確認モードコマンド入力がなしと判定された場合には(ステップS302−2=No)、日時情報確認処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ステップS302−3)
ステップS302−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報が格納されているか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に、日時情報が格納されているか否かを判断する。また、RTC装置406における所定の記憶領域に日時情報が格納されているか否かをRTC装置406から取得する。その結果、日時情報が格納されていると判定された場合には(ステップS302−3=Yes)、ステップS302−4に処理を移行し、日時情報が格納されていないと判定された場合には(ステップS302−3=No)、ステップS302−5に処理を移行する。
(ステップS302−4)
ステップS302−4において、サブCPU402は、日時情報報知データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンである場合、つまり、出荷時から搬送過程において、遊技機に電源が投入された、または、遊技機の前面扉3が開放された日付情報を報知するための報知データをセットする。そして、ステップS302−4の処理が終了すると、ステップS302−5に処理を移行する。
(ステップS302−5)
ステップS302−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオフにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、出荷日納入日フラグ格納領域に格納された出荷日納入日フラグをオフにする。そして、ステップS302−5の処理が終了すると、日時情報確認処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS303に処理を移行する。
(ランプ制御処理)
次に、図83に基づいて、サブ制御基板400におけるランプ制御処理についての説明を行う。なお、図83はランプ制御処理のサブルーチンを示す図である。
尚、第5の実施形態においては、報知手段として、ランプ制御部430によって制御される、サイドランプ5a、5b、演出用ランプ22a〜22jに適用して説明を行う。尚、報知手段は、報知可能なものであれば、ランプに限らず、演出装置44(可動体含む)の動作タイミングであったり、上部スピーカ35a、35bから出力される音の出力タイミングであったり、液晶表示装置46に表示される表示タイミングであってもよい。
(ステップS306−1)
ステップS306−1において、サブCPU402は、報知動作タイミング決定済みフラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、遊技機に電源が投入されたときに行われる報知動作タイミング決定処理(後述のステップS306−5における処理)が行われた後に、サブRAM405の報知動作タイミング決定済みフラグ格納領域に格納されるフラグがオンであるかを判断する。そして、報知動作タイミング決定済みフラグがオンであると判定された場合には(ステップS306−1=Yes)、ステップS306−2に処理を移行し、報知動作タイミング決定済みフラグがオンではないと判定された場合には(ステップS306−1=No)、ステップS306−3に処理を移行する。
(ステップS306−2)
ステップS306−2において、サブCPU402は、報知動作タイミングが決定済み時におけるランプ制御データをセットする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ランプ制御CPU431に、決定された報知動作タイミングでランプを制御させるように、決定した報知動作タイミングに係る制御データをセットする。そして、ステップS306−2の処理が終了すると、ランプ制御処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS307に処理を移行する。
(ステップS306−3)
ステップS306−3において、サブCPU402は、日時情報を読み出す処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の日時情報格納領域に格納される日時情報を読み出す処理と、RTC装置406の所定の記憶領域に格納される日時情報を取得する。そして、ステップS306−3の処理が終了すると、ステップS306−4に処理を移行する。
(ステップS306−4)
ステップS306−4において、サブCPU402は、報知動作タイミングテーブルを参照する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブROM404に格納された報知動作タイミングテーブル(図86参照)を参照する処理を行う。そして、ステップS306−4の処理が終了すると、ステップS306−5に処理を移行する。
(ステップS306−5)
ステップS306−5において、サブCPU402は、報知動作タイミングを決定する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、ステップS306−3において、カウント値格納領域より読み出したカウント値と、ステップS306−4において、参照した報知動作タイミングテーブルとに基づいて、報知動作タイミングを決定する。そして、サブCPU402は、ランプ制御CPU431に、決定された報知動作タイミングでランプを制御させるように、決定した報知動作タイミングに係る制御データをセットする。尚、報知動作タイミングを決定するにあたっては、例えば、図86に示すように、カウント値に対して、1対1の関係であってもよいし、複数の動作タイミングからいずれかを選ぶように構成してもよい。例えば、カウント値が「2」を示すときは、20sより早い報知動作タイミングであれば、どの報知動作タイミングを選んでもよい。そして、ステップS306−5の処理が終了すると、ステップS306−6に処理を移行する。
(ステップS306−6)
ステップS306−6において、サブCPU402は、報知動作タイミング決定済みフラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の報知動作タイミング決定済みフラグ格納領域に格納されるフラグをオンにする。尚、当該処理にて格納された報知動作タイミング決定済みフラグは、例えば、電源がオフとされることにより、フラグもオフとなる。このように構成することで、電源投入時は、カウント値に応じた報知動作タイミングにて報知手段(ランプ)に報知動作を行わせることができる。そして、ステップS306−6の処理が終了すると、ランプ制御処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS307に処理を移行する。
(各種スイッチ検出時処理)
次に、図84に基づいて、各種スイッチ検出時処理についての説明を行う。なお、図84は各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを示す図である。
(ステップS308−1)
ステップS308−1において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力があるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があるか否かを判断する。その結果、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力があると判定された場合には(ステップS308−1=Yes)、ステップS308−2に処理を移行し、演出ボタン検出スイッチ18swからのスイッチ入力がなしと判定された場合には(ステップS308−1=No)、ステップS308−6に処理を移行する。
(ステップS308−2)
ステップS308−2において、サブCPU402は、日時設定モード中であるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405に設定される日時設定モード格納領域にフラグが格納されている場合には、日時設定モード中であると判断する。尚、日時設定モードは、先に述べたとおり、製造工場の管理者が管理する鍵を、遊技機キャビネット内部における図示しない鍵穴に差し込むことに基づいて起動するため、この起動タイミングにおいて、日時設定モード格納領域にフラグが格納されることとなる。そして、日時設定モード中であると判定された場合には(ステップS308−2=Yes)、ステップS308−4に処理を移行し、日時設定モード中ではないと判定された場合には(ステップS308−2=No)、ステップS308−3に処理を移行する。
(ステップS308−3)
ステップS308−3において、サブCPU402は、演出ボタン検出スイッチ入力時処理を行う。具体的には、サブCPU402は、日時設定モードが起動していないときの演出ボタン操作時における処理を実行する。そして、ステップS308−3の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(ステップS308−4)
ステップS308−4において、サブCPU402は、出荷日及び納入日を記憶する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAMの出荷日記憶領域及び納入日記憶領域に対して、製造工場の管理者によって指定された、出荷日及び納入日に係る情報を記憶させる処理を行う。そして、ステップS308−4の処理が終了すると、ステップS308−5に処理を移行する。
(ステップS308−5)
ステップS308−5において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグをオンにする処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域のフラグをオンにする。つまり、日時設定モードが起動しているときに、演出ボタン18への操作によって出荷日及び納入日が確定された場合には、出荷日納入日フラグをオンにすることとなる。尚、出荷日納入日フラグがオンにされた後は、以降、納入日を満たすまで、遊技機への電源投入や、前面扉3の開放が行われた場合に、行われたときの日時情報を所定領域に記憶することとなる。そして、ステップS308−5の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了して、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(ステップS308−6)
ステップS308−6において、サブCPU402は、その他のスイッチ検出に係る処理を行う。例えば、十字キー検出スイッチ19swが、十字キー19の操作を検出したときに、スイッチ検出に係る処理を行う。そして、ステップS308−6の処理が終了すると、各種スイッチ検出時処理のサブルーチンを終了し、サブ制御基板におけるメイン処理のステップS304に処理を移行する。
(RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理)
次に、図85に基づいて、RTC装置406の制御コントローラ部メイン処理についての説明を行う。尚、図85は、電源装置510から電力が供給されていないときに、RTC装置406の制御コントローラ部において行われる処理を示している。尚、制御コントローラ部は、RTC装置406に備わったバックアップ電源を用いて、図85における処理を実行可能に構成されている。
(ステップS406−1)
ステップS406−1において、制御コントローラ部は、入力検出したスイッチが、ドア開放センサ60sからのものであるか(オンからオフ状態に切り替わったか)否かを判断する。その結果、ドア開放センサ60sからのものであると判定された場合には(ステップS406−1=Yes)、ステップS406−2に処理を移行し、ドア開放センサ60sからのものではないと判定された場合には(ステップS406−1=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。尚、前面扉3が閉状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオン状態として、前面扉3が開状態にあるときは、ドア開放センサ60sをオフ状態としたが、前面扉3が閉状態にあるときは、オフ状態、前面扉3が開状態にあるときは、オン状態としてもよい。
(ステップS406−2)
ステップS406−2において、サブCPU402は、出荷日納入日フラグがオンであるか否かを判断する処理を行う。具体的には、サブCPU402は、サブRAM405の出荷日納入日フラグ格納領域において、出荷日納入日フラグが格納されているか否かを判断する。その結果、出荷日納入日フラグが格納されていると判定された場合には(ステップS406−2=Yes)、ステップS406−3に処理を移行し、出荷日納入日フラグが格納されていないと判定された場合には(ステップS406−2=No)、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
(ステップS406−3)
ステップS406−3において、サブCPU402は、所定領域に日時情報を記憶する処理を行う。具体的には、制御コントローラ部は、制御コントローラ部の所定の記憶領域に、前面扉3が開放された日時を記憶する。そして、ステップS406−3の処理が終了すると、制御コントローラ部メイン処理を終了する。
次に、図86に基づいて、カウント値と報知タイミングの関係についての説明を行う。
報知動作タイミングは、遊技機に電源が投入されてから、報知手段が動作を始めるまでの時間を指しており、例えば、20s後であれば、電源が投入されてから、20s経過した後に、報知手段が報知動作を始める、ということとなっている。
図86においては、カウント値の値が「1」であるときには、報知動作タイミングとして「20s後」が、カウント値の値が「2」であるときには、報知動作タイミングとして「19s後」が、カウント値の値が「3」であるときには、報知動作タイミングとして「18s後」が、カウント値の値が「4」であるときには、報知動作タイミングとして「17s後」が、カウント値の値が「5」であるときには、報知動作タイミングとして「16s後」が、カウント値の値が「6」であるときには、報知動作タイミングとして「15s後」が、カウント値の値が「7」であるときには、報知動作タイミングとして「14s後」が、カウント値の値が「8」であるときには、報知動作タイミングとして「13s後」が、カウント値の値が「9」であるときには、報知動作タイミングとして「12s後」が、カウント値の値が「10」であるときには、報知動作タイミングとして「11s後」が、カウント値の値が「11」であるときには、報知動作タイミングとして「11s後」が、それぞれ定められている。つまり、カウント値毎に異なる報知動作タイミングが設定されている。また、図86に基づいて、報知手段の報知動作タイミングが決定されるため、カウント値毎に異なる報知動作タイミングを設定可能に構成されている。
図86の特徴としては、カウント値の値が増えていくほど、報知動作タイミングが早くなるように構成されている。また、カウント値が「10」であると、報知動作タイミングが11s後となり、カウント値が「11」であると、報知動作タイミングが11s後となっており、カウント値が異なるにも関わらず、報知動作タイミングが同じタイミングとなる。つまり、カウント値が「10」に到達すると、以降、カウント値が「11」に更新されても、報知動作タイミングが同じタイミングとなる。このように構成することで、例えば、納入時に報知動作タイミングがずれていた遊技機を検査した結果、特に異常が認められなかったときに、当該遊技機における報知動作がいつまでもずれたままとなる、といったことがなくなり、遊技場の管理者に誤解を招くことを防止できる。尚、第5の実施形態においては、カウント値「10」が所定カウントとして定められている。尚、カウント値の値が増えていくほど、報知動作タイミングが遅くなるようにしても問題ない。
次に、遊技機が製造工場から出荷され、搬送過程を経て、遊技場に納入されたときの報知の一例を説明する。尚、製造工場における初期カウント値として「0」が設定されたと仮定して説明を行う。
(正常の場合)
搬送過程において、特に前面扉3が開放されるなどが行われなかった場合、製造工場における初期カウント値が「0」であるので、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「1」となる。(管理者による最初の開放で、値が「1」加算される)。そして、カウント値が「1」であるときの報知動作タイミングは、20s後となっているので、当該遊技機においては、電源投入後から20s経過した後に、ランプ等の報知手段が報知動作を始めることとなる。
(異常の場合)
搬送過程において、前面扉3が開放された場合、その時点で、カウント値格納領域の値が加算されることとなる。この場合、製造工場における初期カウント値が「0」であるので、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「1」ではなくなる。(管理者による最初の開放で、値が「1」加算されるので、少なくとも「2」以上の値を示すこととなる)。例えば、搬送過程において、2回、前面扉3が開放された場合は、遊技場において最初に管理者によって前面扉3が開放されると、カウント値は「3」となる。この場合、カウント値「3」に定められた報知動作タイミングは18s後となっているので、当該遊技機においては、電源投入後から18s経過した後に、ランプ等の報知手段が報知動作を始めることとなる。例えば、図88に示すように、上記の正常の遊技機が複数台ある中で、当該異常の遊技機が存在していると、当該異常の遊技機のみ、ランプ等の報知手段の報知動作タイミングが早まる(正常の遊技台に比べて報知動作タイミングがずれる)こととなる。よって、管理者に対して、報知動作タイミングがずれている台は、何らかの不正が行われた可能性があることを示すことができる。
次に、図87に基づいて、出荷から納入までのカウント値の更新についての説明を行う。
第5の実施形態では、図87の(a)で示されるように、所定の操作が行われる毎に、その日時情報が記憶されるようになっていることを示している。なお、図87(a)の例においては、所定の操作として、前面扉3が開放され、遊技機に電源が投入されたことを示している。また、日付情報はカウント値としてカウントすることもできる。つまり、日時情報が格納される毎に、カウント値をカウントアップする。そして、納入日である5月26日のカウント値に基づいて、図86で示される報知手段の報知動作タイミングを決定することができる。尚、図87(a)の事例では、納入日のカウント値が「7」であるため、電源投入から14s後に報知手段が動作することとなる。この場合、正常の遊技機は20s後に報知手段が動作することから、正常の遊技機と、異常の遊技機とが存在する場合、報知手段の報知動作タイミングにずれが生じて、生じたずれから、遊技機に何か不正が行われた可能性があることを納入の段階で把握することができる。
尚、図87(b)で示すように構成することもできる。図87(b)においては、例えば、図87(a)におけるカウントとは別に、規定カウントを設けるようにする。この規定カウントとは、1日1回のみカウントを行うためのものである。このように1日あたりにカウントできる値を定めておけば、例えば、複数の遊技機において、短期間で前面扉3の開閉を繰り返して、カウント値を、図86で示す値「10」まで到達させて、遊技機の報知タイミングを一律とすることで、不正を把握しにくくすることを防ぐことができる。
以上のことから、第5の実施形態においては、以下の効果を奏する。
第5の実施形態においては、遊技機が遊技場に納入されるまでに所定の操作が行われるごとに記憶される値に基づいて、遊技機に電源が投入されてから、報知手段を動作させるまでのタイミングを、値毎に異ならせるようにした。このような構成であれば、搬送過程において、何らかの理由で前面扉3が開放された遊技機を報知手段の報知動作タイミングのずれで報知することができるから、遊技機の納入の段階で、管理者は把握することができる。よって、例えば、搬送過程において、前面扉3を開放して、不正な基板に交換するなどの行為を、納入の段階で、早期に気付くことができる。
尚、第5の実施形態は、不正が行われた可能性のある遊技機は、報知手段の報知動作タイミングをずらす、という不正報知に係る内容であるため、不正の検知を行う第1の実施形態と組み合わせて用いることもできる。第1の実施形態における、図34のステップS302−5において、エラーと判定された場合と、エラーと判定されなかった場合とで、報知手段の報知動作タイミングを異ならせて、照合結果を導出することもできる。尚、照合結果を導出する際は、その時のカウント値に基づいて、報知手段の報知動作タイミングが決定されることとなる。
また、不正の検知を行う第2の実施形態と組み合わせて用いることもできる。第2の実施形態における、図54のステップS2−4において、エラーと判定された場合と、エラーと判定されなかった場合とで、報知手段の報知動作タイミングを異ならせて、照合結果を導出することもできる。尚、照合結果を導出する際は、その時のカウント値に基づいて、報知手段の報知動作タイミングが決定されることとなる。
また、不正の検知を行う第3の実施形態と組み合わせて用いることもできる。第3の実施形態における、図65のステップS303−5において、エラーと判定された場合と、エラーと判定されなかった場合とで、報知手段の報知動作タイミングを異ならせて、照合結果を導出することもできる。尚、照合結果を導出する際は、その時のカウント値に基づいて、報知手段の報知動作タイミングが決定されることとなる。
また、不正の検知を行う第4の実施形態と組み合わせて用いることもできる。第4の実施形態における、図75のステップS302−3において、日時情報報知データをセットした場合と、日時情報報知データをセットしなかった場合とで、報知手段の報知動作タイミングを異ならせて、照合結果を導出することもできる。尚、記憶された日時情報は、カウント値に置き換えることができるので、記憶された日時情報からカウント値を導出して、導出したカウント値に基づいて、報知手段の報知動作タイミングが決定されることとなる。(図87参照)
なお、第5の実施形態において、ドア開放センサ60s、およびRTC装置406は、本願の検知手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、RTC装置406の所定の記憶領域は、本願のカウント値記憶手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、RTC装置406の制御コントローラ部は、本願のカウント値更新手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、電源装置510、電源基板500は、本願の電力供給手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、ランプ制御部430、およびサイドランプ5a、5b、および演出用ランプ22a〜22jは、本願の報知手段を構成する。なお、報知手段は、ランプ以外で構成してもよい。
なお、第5の実施形態において、サブCPU402は、本願の報知動作タイミング設定手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、ランプ制御部430、およびサブCPU402は、本願の制御手段を構成する。
なお、第5の実施形態において、RTC装置406は、本願の日時情報記憶手段を構成する。
なお、上記各実施形態においては、遊技機に電源が供給されていないときは、サブ制御基板400に備わったRTC装置406を用いて、前面扉3の開放を監視するようにしたが、特にサブ制御基板400に備えずに、専用の監視ユニットを備えてもよい。この場合、専用の監視ユニットは、独立して設けられ、内部にCPUとRTC装置を備えることとなる。このように構成すれば、前面扉3の開放監視を行えるとともに、サブ制御基板400が交換された場合であっても、専用の監視ユニットは、交換する必要がなくなる。
また、上記各実施形態においては、ドア開放センサ41s、ドア開放センサ60sに用いるスイッチとして、前面扉3による押圧状態、非押圧状態によって、前面扉3が開状態にあるか、閉状態にあるかを検知できるスイッチを一例として挙げたが、このスイッチは以下のように変更することができる。
例えば、遊技機に電源が供給されているときにおいては、上述した、前面扉3による押圧状態、非押圧状態によって、前面扉3が開状態にあるか、閉状態にあるかを検知できるスイッチとして機能するが、遊技機に電源が供給されていないときにおいては、スイッチそのものに監視動作を行わせる。そして、監視動作中に前面扉3が開放された場合には、その後の電源供給時においてエラーを出力する。つまり、遊技機に電源が供給されていないときにおいて、前面扉3が開放されたときには、その開放行為を検知できるスイッチを、ドア開放センサ41s、ドア開放センサ60sとして用いることとなる。このようなスイッチを用いると、例えば、サブ制御基板400やRTC装置406等の処理を複雑化することなく、遊技機に電源が供給されていないときの前面扉3の開放監視を行うことができる。
その他、上記実施形態から把握できる技術的思想は以下のとおりである。
(イ)外部電力の供給を行う電力供給手段と、前記電力供給手段による外部電力とは異なる予備電力を用いて日時情報を計時する計時手段と、予め定められた特定の日時情報を指定する特定日時情報指定手段と、遊技機の状態が、第1の状態から、所定の操作がなされて第2の状態に変化したことを検知する検知手段と、前記特定日時情報指定手段によって指定される特定の日時情報よりも前に、前記検知手段による検知が行われた場合に、前記計時手段が計時した日時情報を、所定の記憶領域に保存する日時情報保存手段と、前記特定日時情報指定手段によって指定される特定の日時情報を満たした後の前記電力供給手段による電力供給時において、前記所定の記憶領域に日時情報が保存されている場合には、前記所定の記憶領域に日時情報が保存されていることを報知可能な報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
(ロ)遊技機の状態が、第1の状態から、所定の操作がなされて第2の状態に変化したことを検知する検知手段と、カウント値を記憶するカウント値記憶手段と、前記検知手段による検知が行われたことで、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値を更新して、更新後のカウント値を前記カウント値記憶手段に記憶させるカウント値更新手段と、電力の供給を行う電力供給手段と、所定の報知を行う報知手段と、前記電力供給手段による電力が供給された後の前記報知手段による報知動作タイミングとして、カウント値に対応した報知動作タイミングを設定可能な報知動作タイミング設定手段と、前記報知動作タイミング設定手段によって設定された報知動作タイミングに基づいて前記報知手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
(ハ)前記報知動作タイミング設定手段は、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値が大きい値であるときには、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値が小さい値であるときに比べて、前記電力供給手段による電力が供給された後の前記報知手段による報知動作タイミングとして、早いタイミングにて報知動作させるよう設定可能に構成されていることを特徴とする上記(ロ)に記載の遊技機。
(ニ)外部電力の供給を行う電力供給手段と、前記電力供給手段による外部電力とは異なる予備電力を用いて日時情報を計時する計時手段と、を備え、前記カウント値更新記憶手段は、前記日時情報記憶手段が記憶する日時情報に基づいて、更新する前記カウント値が定められており、前記報知動作タイミング設定手段は、更新された前記カウント値が、所定カウントとなるまでは、該カウント値に対応した報知動作タイミングにて報知手段を報知動作させるよう設定可能に構成されており、前記カウント値が所定カウントとなった後は、以降、前記カウント値が更新された場合であっても、前記所定カウントに定められた報知動作タイミングにて報知手段を報知動作させるよう設定可能に構成されていることを特徴とする上記(ロ)に記載の遊技機。
(ホ)外部電力の供給を行う電力供給手段と、前記電力供給手段とは異なる予備電力の供給を行う予備電力供給手段とを備え、前記検知手段は、電力供給手段によって外部電力が供給されていないときに、前記予備電力供給手段によって供給される予備電力を用いて、遊技機の状態が、第1の状態から、所定の操作が行われて第2の状態に変化したことを検知することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
(ヘ)外部電力の供給を行う電力供給手段を備え、前記照合手段は、前記電力供給手段によって外部電力が供給されていない第1のタイミングの後の、前記電力供給手段によって外部電力が供給された第2のタイミングにおいて、前記カウント値格納領域に格納されたカウント値と、前記判定値記憶手段に記憶された判定値とを照合することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
(ト)前記カウント値記憶手段に記憶するカウント値として、複数のカウント値から、いずれかのカウント値を選択する選択手段と、前記選択手段が選択したカウント値を、初期カウント値として、前記カウント値記憶手段に設定する初期カウント値設定手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
(チ)前記エラー判定手段によってエラー判定された場合に、エラー報知を行う報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
本実施形態によれば、回胴式遊技機(スロットマシン)に用いる遊技機について説明をしたが、パチンコ遊技機、雀球遊技機、アレンジボール遊技機に用いてもよい。
1 遊技機
2 キャビネット
2a 蝶番機構
3 前面扉
4 鍵穴
5a,5b サイドランプ
6 メダル投入口
7 1BETボタン
7sw 1BETスイッチ
8 MAX−BETボタン
8sw MAX−BETスイッチ
9 精算ボタン
9sw 精算スイッチ
10 スタートレバー
10sw スタートスイッチ
11 左停止ボタン
11sw 左停止スイッチ
12 中停止ボタン
12sw 中停止スイッチ
13 右停止ボタン
13sw 右停止スイッチ
14 停止ボタンユニット
15 返却ボタン
16 セレクター
16s メダルセンサ
17a 左リール
17b 中リール
17c 右リール
17d リールユニット
18 演出ボタン
18sw 演出ボタン検出スイッチ
19 十字キー
19sw 十字キー検出スイッチ
20 パネル
21 表示窓
22a〜22j 演出用ランプ
23 スタートランプ
24a〜24c BETランプ
25 貯留枚数表示器
26a〜26b 遊技状態表示ランプ
27 払出枚数表示器
28 投入可能表示ランプ
29 再遊技表示ランプ
30a〜30c 停止操作順序表示ランプ
31 腰部パネル
32 受皿ユニット
33 メダル払出口
34a,34b 下部スピーカ
35a,35b 上部スピーカ
36 設定表示部
37 設定変更ボタン
37sw 設定変更スイッチ
38 外部集中端子板
39s セレクターセンサ
40s リセットキーセンサ
41s ドア開放センサ
42 スタートレバー演出用ランプ
43 ドライブ基板
44 演出装置
45 汎用基板
46 液晶表示装置
60s ドア開放センサ
100 リール制御基板
101〜103 ステッピングモータ
111s 左リールセンサ
112s 中リールセンサ
113s 右リールセンサ
200 中継基板
300 メイン制御基板
301 メインCPU
302 メインROM
303 メインRAM
304 乱数発生器
305 I/F回路
400 サブ制御基板
401 I/F回路
402 サブCPU
403 乱数発生器
404 サブROM
405 サブRAM
406 RTC装置
410 演出制御基板
420 画像制御部
421 VDP
422 液晶制御CPU
423 液晶制御ROM
424 液晶制御RAM
425 フレームカウンタ
426 CGROM
427 VRAM
428 音源IC
429 音源ROM
430 ランプ制御部
431 ランプ制御CPU
432 ランプ制御ROM
433 ランプ制御RAM
440 アンプ制御基板
441 下部スピーカ用アンプ
442 上部スピーカ用アンプ
500 電源基板
510 電源装置
511 電源ボタン
511sw 電源スイッチ
520 ホッパー
521 排出スリット
522 ホッパーガイド部材
523 ガイド部材
524 払出ガイド部材
530 補助貯留部
530s 補助貯留部満タンセンサ

Claims (1)

  1. 正面側に開口を有し、内部に制御基板が設けられたキャビネット部と、
    前記キャビネット部に開閉可能に軸支された前面扉と、
    前記前面扉の開放を検知する検知手段と、
    カウント値を記憶するカウント値記憶手段と、
    遊技場への出荷前に行われる処理において前記カウント値記憶手段に設定する初期カウント値として、値の異なる複数のカウント値からいずれかのカウント値を設定する初期カウント値設定手段と、
    前記初期カウント値設定手段により前記初期カウント値として、値の異なる複数のカウント値からいずれかのカウント値が設定された後に、前記検知手段による検知が行われたことで、前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値を更新して、更新後のカウント値を前記カウント値記憶手段に記憶させるカウント値更新手段と、
    前記カウント値記憶手段で記憶するカウント値と照合するために用いられ、前記値の異なる複数のカウント値毎に、値が異なる判定値を記憶する判定値記憶手段と、
    遊技場への出荷前に行われる処理において前記初期カウント値設定手段により設定されたカウント値に対応する前記判定値を設定する判定値設定手段と、
    前記遊技場への出荷前に行われる処理において前記初期カウント値設定手段による前記カウント値の設定と、前記判定値設定手段による前記判定値の設定とが行われた後、遊技場への出荷後の遊技機の起動処理において、前記カウント値記憶手段に記憶されたカウント値と、前記判定値設定手段により設定された判定値とを照合する照合手段と、
    前記照合手段によって、前記カウント値記憶手段に記憶されたカウント値と、前記判定値設定手段により設定された判定値とが異なると照合された場合に、当該照合された結果をエラー判定とするエラー判定手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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