JP2015220496A - データ転送方法及びデータ転送システム - Google Patents

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Toshiyuki Kawataki
利之 川瀧
千和 上野
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千和 上野
武志 上野
Takeshi Ueno
武志 上野
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Abstract

【課題】 データの転送時間を効果的に短縮するデータ転送方法及びデータ転送システムを提供する。
【解決手段】 データ転送方法は、送信元装置から、複数の中継ノードを含むネットワークを経由して送信先装置にデータを転送する方法において、前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、前記データを、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送する方法である。
【選択図】図2

Description

本件は、データ転送方法及びデータ転送システムに関する。
通信需要の増加に伴って、大容量のデータを短時間で転送するデータ転送手段が求められている。データ転送手段は、例えば、クラウドサービスなどを提供するサーバに保持されたデータを、障害に備えて、データセンタ内のストレージ装置にバックアップするシステムに用いられる。データの転送に要する時間(データ転送時間)は、データを転送する通信経路、及び該通信経路の使用可能な帯域に応じて決定される。
通信経路の設定に関し、例えば特許文献1には、リソース占有数に関するルールに従って通信パスを設定する点が記載されている。また、特許文献2には、自ノードから宛先ノードに至る複数の経路を探索し、複数の経路にパケットを均等に振り分ける点が記載されている。
特開2006−25014号公報 特開2002−305541号公報
複数の通信経路を介してデータを転送する場合、使用可能な帯域が同じであれば、単一の通信経路を介してデータを転送する場合よりデータ転送時間が短縮される。しかし、複数の通信経路間に、ノード間を結ぶ共通のリンクが含まれる場合、転送対象のデータ量によっては、当該リンクの帯域が不足するため、データの遅延やロスが生じ得るという問題がある。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、データの転送時間を効果的に短縮するデータ転送方法及びデータ転送システムを提供することを目的とする。
本明細書に記載のデータ転送方法は、送信元装置から、複数の中継ノードを含むネットワークを経由して送信先装置にデータを転送する方法において、前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、前記データを、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送する方法である。
本明細書に記載のデータ転送システムは、データを送信する送信元装置と、前記データを転送するネットワーク内に設けられた複数の中継ノードと、前記データを、前記ネットワークを介して受信する送信先装置と、前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、前記データが、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けられて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送されるように、前記送信元装置、前記複数の中継ノード、及び前記送信先装置を制御する制御装置とを有する。
データの転送時間を効果的に短縮できる。
比較例に係るデータ転送システムを示す構成図である。 実施例に係るデータ転送システムを示す構成図である。 データの分割方法の一例を示す図である。 送信側サーバの一例を示す構成図である。 データ転送装置の一例を示す構成図である。 受信側サーバの一例を示す構成図である。 経路制御サーバの一例を示す構成図である。 経路情報の生成処理の一例を示すラダーチャートである。 ネットワーク構成データベースの一例を示す表である。 通信経路の探索処理の様子を示す図である。 経路情報の一例を示す表である。 データ転送処理の一例を示すラダーチャートである。 通知メッセージ及びルーティング情報の一例を示す表である。
(比較例)
図1は、比較例に係るデータ転送システムを示す構成図である。データ転送システムは、送信側サーバ(送信元装置)1と、データを転送するネットワーク5内に設けられた複数の中継ノードA〜Pと、受信側サーバ(送信先装置)2と、経路制御サーバ3aとを有する。複数の中継ノードA〜Pには、データを転送するルータなどのデータ転送装置がそれぞれ設けられている。なお、本例では、ネットワーク5として、メッシュ状のネットワークを挙げるが、これに限定されることはない。
送信側サーバ1は、例えば、クラウドサービスを提供するための装置であり、中継ノードAに隣接する。受信側サーバ2は、例えば、データセンタ内のデータバックアップ用の装置であり、中継ノードPに隣接する。送信側サーバ1は、クラウドサービスに使用されるデータを、複数の中継ノードA〜Pを含むネットワーク5を経由して受信側サーバ2に転送することにより、データをバックアップする。受信側サーバ2は、ネットワーク5を介してデータを受信して、自装置に保存する。
経路制御サーバ3aは、送信側サーバ1からネットワーク5を経由して受信側サーバ2にデータを転送するために、送信側サーバ1、各中継ノードA〜Pのデータ転送装置、及び受信側サーバ2に通信経路R1a〜R3aを探索して設定する。経路制御サーバ3aは、データ転送時間を短縮するため、一例として3つの通信経路R1a〜R3aを探索する。
通信経路R1a〜R3aは、それぞれ、送信側サーバ1に隣接する中継ノードAと、受信側サーバ2に隣接する中継ノードPとを結ぶ。通信経路R1aは、中継ノードA,F,K,Pを経由し、通信経路R2aは、中継ノードA,B,G,K,Pを経由する。また、通信経路R3aは、中継ノードA,E,J,K,Pを経由する。これにより、両端の中継ノードA,P間においてデータの並列伝送が行われる。
送信側サーバ1は、送信対象のデータを3分割し、分割されたデータDT1〜DT3を、隣接する中継ノードAに送信する。データDT1〜DT3は、通信経路R1a〜R3aを経由して、それぞれ受信側サーバ2に転送される。
本例において、通信経路R1a〜R3aは、中継ノードK,P間のリンクを重複して含む。つまり、通信経路R1a〜R3aは、共通のリンクを含む。このため、転送対象のデータ量によっては、当該リンクの帯域が不足し、ボトルネックとなるため、データの遅延やロスが生じ得る。
(実施例)
そこで、実施例に係るデータ転送方法では、送信側サーバ1から、リンクの重複がなく、複数の中継ノードA〜Pを含むネットワーク5を経由し受信側サーバ2に至る複数の通信経路を探索し、各通信経路に含まれるリンクの空き帯域から、通信経路ごとに通信帯域を決定する。そして、データを、通信帯域に応じたデータ量で複数の通信経路に分けることで、データ転送時間を短縮する。
図2は、実施例に係るデータ転送システムを示す構成図である。図2において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
データ転送システムは、送信側サーバ1と、データを転送するネットワーク5内に設けられた複数の中継ノードA〜Pと、受信側サーバ2と、経路制御サーバ(制御装置)3とを有する。
本例において、経路制御サーバ3は、送信側サーバ1から、リンクの重複がなく、複数の中継ノードA〜Pを含むネットワークを経由し受信側サーバ2に至る3つの通信経路R1〜R3を探索する。経路制御サーバ3は、送信側サーバ1、各中継ノードA〜Pのデータ転送装置、及び受信側サーバ2に通信経路R1〜R3を設定する。
より具体的には、経路制御サーバ3は、例えばダイクストラ法などを用いて、最短の通信経路R1〜R3を探索する。通信経路R1は、中継ノードA,F,K,Pを経由し、通信経路R2は、中継ノードA,B,G,L,Pを経由する。また、通信経路R3は、中継ノードA,E,J,O,Pを経由する。これにより、両端の中継ノードA,P間においてデータの並列伝送が行われる。
このように、経路制御サーバ3は、複数の中継ノードA〜P間を結ぶリンクが重複しないように、送信側サーバ1に隣接する中継ノードAと、受信側サーバ2に隣接する中継ノードPとを結ぶ複数の通信経路R1〜R3を探索する。したがって、通信経路R1〜R3は、上記の比較例とは異なり、帯域のボトルネックとなり得る共通のリンクを含まない。
さらに、経路制御サーバ3は、複数の通信経路R1〜R3に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、通信経路R1〜R3の通信帯域を決定する。図2には、一例として、通信経路R1に含まれる各リンクの空き帯域が示されている。本例では、中継ノードA,F間のリンク空き帯域を25(Mbps)とし、中継ノードF,K間のリンク空き帯域を5(Mbps)とし、中継ノードK,P間のリンク空き帯域を10(Mbps)とする。
この場合、経路制御サーバ3は、例えば、通信経路R1内のリンクの空き帯域のうち、最も小さい帯域である5(Mbps)を、通信経路R1の通信帯域として決定する。なお、他の通信経路R2、R3の通信帯域も同様の手法で決定される。
経路制御サーバ3は、通信経路R1〜R3の通信帯域の決定後、データDT1〜DT3が、通信帯域に応じたデータ量で通信経路R1〜R3に分けられて、送信側サーバ1から受信側サーバ2に転送されるように、送信側サーバ1、中継ノードA〜P、及び受信側サーバ2を制御する。このため、送信側サーバ1は、複数の通信経路R1〜R3を介して、適切なデータ量のデータDT1〜DT3を受信側サーバ2に転送できる。
送信側サーバ1は、自装置に保持したデータDTを、一例として3つのデータDT1〜DT3に分割する。以下に、データの分割方法を説明する。
図3には、データの分割方法の一例が示されている。本例では、一例として、通信経路R1〜R3の通信帯域を、それぞれ、5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)とし、送信対象のデータDTの容量(データ量)を600(Gbyte)とする。なお、データの形態としては、例えばイーサネット(登録商標)フレームやIP(Internet Protocol)パケットが挙げられるが、限定されない。
本例において、送信側サーバ1が送信データDTは、通信経路R1〜R3間の通信帯域の比に応じたデータ量の比で、通信経路R1〜R3に分けられて送信先装置2に転送される。通信経路R1〜R3の通信帯域は、それぞれ、5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)であるため、通信経路R1〜R3間の通信帯域の比(R1:R2:R3)は、1:3:2である。
したがって、送信側サーバ1は、600(Gbyte)のデータDTを、通信帯域の比1:3:2に従って、100(GByte)のデータDT1、300(GByte)のデータDT2、及び200(GByte)のデータDT3に分割して送信する。このため、データDT1〜DT3は、通信経路R1〜R3の通信帯域の効率が最大となるように、転送される。
また、送信側サーバ1は、例えば、一定のデータ長単位で分割されたデータDT1〜DT3に、経路ID及びシーケンス番号を付与する。経路IDは、データDT1〜DT3の通信経路R1〜R3を示す。各通信経路R1〜R3上の中継ノードA〜Pのデータ転送装置は、隣接する複数の中継ノードのうち、経路IDに応じた中継ノードにデータDT1〜DT3を転送する。なお、データDT1〜DT3の転送先を示すルーティング情報は、経路制御サーバ3から各データ転送装置に送信される。
シーケンス番号は、元のデータDT内の並び順を示す。受信側サーバ2は、シーケンス番号に基づいて、データDT1〜DT3を元のデータDTに復元する。次に、送信側サーバ1、中継ノードA〜Pのデータ転送装置、受信側サーバ2、及び経路制御サーバ3の構成を説明する。
図4は、送信側サーバ1の一例を示す構成図である。送信側サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、及び通信処理部14を有する。
CPU10は、互いに信号の入出力ができるように、ROM11、RAM12、HDD13、及び通信処理部14と、データバス15を介して接続されている。ROM11は、CPU10を駆動するプログラムが格納されている。RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして機能する。
HDD13には、受信側サーバ2への送信対象のデータDTと、データDTの送信先を示すルーティング情報131が格納されている。通信処理部14は、例えばネットワークインターフェースカードであり、他装置(中継ノードA)との間で通信を行う。
CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、データ送信処理部100及びデータ分割処理部101が形成される。データ送信処理部100は、データDTの送信処理を行う。データ分割処理部101は、データ送信処理部100の指示に従って、ルーティング情報131に基づき、データDTを分割することにより、データDT1〜DT3を生成する。ルーティング情報131は、経路制御サーバ3から与えられる。データDT1〜DT3は、通信処理部14を介して中継ノードAのデータ転送装置に送信される。
図5は、データ転送装置の一例を示す構成図である。データ転送装置は、CPU40、ROM41、RAM42、設定メモリ43、及び複数のポート(#1〜#n)44を有する。
CPU40は、互いに信号の入出力ができるように、ROM41、RAM42、設定メモリ43、及びポート(#1〜#n)44と、データバス45を介して接続されている。ROM41は、CPU40を駆動するプログラムが格納されている。RAM42は、CPU40のワーキングメモリとして機能する。
設定メモリ43には、例えば不揮発性メモリであり、データDT1〜DT3の送信先を示すルーティング情報430が格納されている。ポート(#1〜#n)44は、データDT1〜DT3が収容された伝送信号を送受信する送受信器であり、伝送路を介して接続された他装置(送信側サーバ1、受信側サーバ2、隣接する中継ノードA〜P)との間で通信を行う。なお、ポート(#1〜#n)44は、ノード間のリンクごとに設けられている。
CPU40は、ROM41からプログラムを読み込むと、機能として、データ転送処理部400が形成される。データ転送処理部400は、ポート(#1〜#n)44から受信した伝送信号内のデータDT1〜DT3を、経路ID(図3参照)に基づいて識別し、ルーティング情報430に基づいて、該当するポート(#1〜#n)44から他装置に転送する。
図6は、受信側サーバ2の一例を示す構成図である。受信側サーバ2は、CPU20、ROM21、RAM22、HDD23、及び通信処理部24を有する。
CPU20は、互いに信号の入出力ができるように、ROM21、RAM22、HDD23、及び通信処理部24と、データバス25を介して接続されている。ROM21は、CPU20を駆動するプログラムが格納されている。RAM22は、CPU20のワーキングメモリとして機能する。
通信処理部24は、例えばネットワークインターフェースカードであり、他装置(中継ノードP)との間で通信を行う。HDD23には、中継ノードPのデータ転送装置から通信処理部14を介して受信したデータ230(データDT1〜DT3)と、データDT1〜DT3の受信元を示すルーティング情報231が格納されている。ルーティング情報231は、経路制御サーバ3から与えられる。
CPU20は、ROM21からプログラムを読み込むと、機能として、データ受信処理部200及び復元処理部201が形成される。データ受信処理部200は、ルーティング情報231に基づいて、データDT1〜DT3を受信して、HDD23に格納する。復元処理部201は、データ受信処理部200の指示に従って、データDT1〜DT3のシーケンス番号(図3参照)に基づき、データDTを復元する。
図7は、経路制御サーバ3の一例を示す構成図である。経路制御サーバ3は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD33、及び通信処理部34を有する。
CPU30は、互いに信号の入出力ができるように、ROM31、RAM32、HDD33、及び通信処理部34と、データバス35を介して接続されている。ROM31は、CPU30を駆動するプログラムが格納されている。RAM32は、CPU30のワーキングメモリとして機能する。
通信処理部34は、例えばネットワークインターフェースカードであり、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置との間で通信を行う。HDD33には、ネットワークの構成を示すネットワーク(NW)構成データベース(DB)330、及び通信経路R1〜R3を示す経路情報331が格納されている。
CPU30は、ROM31からプログラムを読み込むと、機能として、ネットワーク(NW)構成管理部300、通信経路探索部301、及び通信経路設定部302が形成される。NW構成管理部300は、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置から収集したノード情報に基づいて、NW構成DB330を生成する。通信経路決定部301は、NW構成管理部300に指示に従って、NW構成DB330から通信経路R1〜R3を探索し、探索結果に基づいて経路情報331を生成する。
通信経路設定部302は、経路情報331に基づいて、ルーティング情報131,231,430を生成して、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置に送信する。
次に、上記のデータ転送システムを用いたデータ転送方法を説明する。実施例に係るデータ転送方法において、経路制御サーバ3は、通信経路R1〜R3を示す経路情報331の生成処理を行った後、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置に、経路情報331に基づいて、通信経路R1〜R3を設定する。
図8は、経路情報331の生成処理の一例を示すラダーチャートである。経路制御サーバ3のNW構成管理部300は、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置に、ノード情報を要求する(ステップSt1)。このとき、ノード情報の要求を示す要求メッセージREQaが、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置に、送信される。
要求メッセージREQaは、宛先ノードを示す宛先情報(IPアドレスなど)を含み、データ転送装置は、宛先情報に従って要求メッセージを転送する。また、ノード情報は、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pにおけるリンクごとの接続先ノード及び空き帯域を示す。
送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置は、それぞれ、要求メッセージREQaに応じてノード情報を、応答メッセージRESaに収容し、経路制御サーバ3に送信する(ステップSt2〜St4)。応答メッセージRESaは、宛先である経路制御サーバ3を示す宛先情報(IPアドレスなど)を含み、データ転送装置は、宛先情報に従って応答メッセージRESaを経路制御サーバ3に転送する。
経路制御サーバ3のNW構成管理部300は、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び中継ノードA〜Pの各データ転送装置から収集したノード情報に基づいて、NW構成DB330を生成する(ステップSt5)。図9には、NW構成DB330の一例が示されている。
NW構成DB330は、中継ノードA〜P(「ノード」欄参照)が有する各リンク(「リンク#i」(i=1,2,・・・)欄参照)の接続先ノード及び空き帯域を示す。例えば、中継ノードAは、中継ノードB,E,Fにそれぞれ接続されたリンク#1〜#3を有し、リンク#1〜#3の空き帯域は、それぞれ、25(Mbps)、17(Mbps)、10(Mbps)である。
次に、経路制御サーバ3の通信経路探索部301は、NW構成DB330に基づいて、複数の通信経路R1〜R3を探索する(ステップSt6)。通信経路の探索手法としては、例えばダイクストラ法が挙げられる。通信経路探索部301は、ダイクストラ法を用いた場合、各中継ノードA〜P間のリンクの重み値を1とし、通信経路に含まれる各リンクの重み値の合計が最小となるように、通信経路を探索する。これにより、通信経路探索部301は、中継ノードA,Pを結ぶ最短の通信経路を検出する。
図10(a)〜図10(d)には、通信経路R1〜R3の探索処理の様子が示されている。図10(a)は、初期状態のネットワーク構成情報を示す。ネットワーク構成情報は、通信経路探索部301が通信経路の探索処理に用いられる。このとき、ネットワーク構成情報には、通信経路の探索前であるため、中継ノードA〜P間の全てのリンクが含まれている。
図10(b)は、通信経路R1の検出後のネットワーク構成情報を示す。このとき、ネットワーク構成情報からは、検出済みの通信経路R1に含まれるリンクが削除されている。これにより、経路制御サーバ3は、検出済みの通信経路R1とリンクが重複しない他の通信経路を、残りのリンクから探索できる。
図10(c)は、通信経路R2の検出後のネットワーク構成情報を示す。このとき、ネットワーク構成情報からは、検出済みの通信経路R1,R2に含まれるリンクが削除されている。これにより、経路制御サーバ3は、検出済みの通信経路R1,R2とリンクが重複しない他の通信経路を、残りのリンクから探索できる。
図10(d)は、通信経路R3の検出後のネットワーク構成情報を示す。このとき、ネットワーク構成情報からは、検出済みの通信経路R1〜R3に含まれるリンクが削除されている。通信経路探索部301は、残りのリンクから通信経路を探索するが、中継ノードA,Pにリンクが存在しないため、探索処理を終了する。
このように、経路制御サーバ3は、中継ノードA,Pを結ぶ通信経路R1〜R3が検出されなくなるまで、通信経路の探索を繰り返す。したがって、経路制御サーバ3は、最大数の通信経路を探索することができる。
次に、経路制御サーバ3の通信経路探索部301は、通信経路R1〜R3に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、各通信経路R1〜R3の通信帯域を決定する(ステップSt7)。通信経路探索部301は、上述したように、通信経路R1〜R3に含まれる各リンクの空き帯域のうち、最も小さい空き帯域を、通信経路R1〜R3の通信帯域として決定する。
次に、経路制御サーバ3の通信経路探索部301は、経路情報331を生成する(ステップSt8)。生成された経路情報331は、HDD33に格納される。このようにして、経路情報331の生成処理は行われる。
図11には、経路情報331の一例が示されている。経路情報331は、各通信経路R1〜R3内の中継ノードA〜Pごとに、当該中継ノードの受信元及び送信作の各装置のIPアドレス(識別子)を示す(「受信元」欄及び「送信先」欄参照)。なお、本例では、送信側サーバ1及び受信側サーバ2のIPアドレスを、それぞれ、「192.168.1.10」及び「10.28.1.5」とし、各中継ノードA〜PのIPアドレスを、「a」〜「p」とする。
例えば、通信経路R1内の中継ノードAの受信元装置及び送信先装置は、それぞれ、送信側サーバ1及び中継ノードFであり、通信経路R1内の中継ノードKの受信元装置及び送信先装置は、それぞれ、中継ノードF,Pである。通信経路R2内の中継ノードBの受信元装置及び送信先装置は、それぞれ、中継ノードA,Gであり、通信経路R2内の中継ノードPの受信元装置及び送信先装置は、それぞれ、中継ノードL及び受信側サーバ2である。
また、経路情報331は、通信経路R1〜R3ごとの通信帯域を示す。本例において、通信経路R1〜R3の通信帯域は、それぞれ、5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)である。
経路制御サーバ3は、データ転送処理において、経路情報331に基づいて、ルーティング情報131,231,430を生成し、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置に送信することにより、通信経路R1〜R3を設定する。
図12は、データ転送処理の一例を示すラダーチャートである。送信側サーバ1は、例えばユーザの操作に応じて、データDTの転送開始を経路制御サーバ3に要求する(ステップSt11)。このとき、データ転送の要求を示す要求メッセージREQbが、送信側サーバ1から経路制御サーバ3に送信される。
経路制御サーバ3の通信経路設定部301は、要求メッセージREQbを受信すると、経路情報331に基づいて、ルーティング情報131,231,430を生成し、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置に送信する(ステップSt12)。このとき、ルーティング情報131,231,430は、制御メッセージSに収容されて送信される。送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置は、ルーティング情報131,231,430に基づいて、自装置の通信設定を行う(ステップSt13〜St15)。
図13(a)には、通知メッセージSの一例が示されている。通知メッセージSは、経路制御サーバ3のIPアドレス、宛先IPアドレス、及びルーティング情報131,231,430を含む。宛先IPアドレスは、通知メッセージSの送信先の装置のIPアドレスである。
ルーティング情報131,231,430は、経路ID、受信元アドレス、送信先アドレス、及び通信帯域を含む。図13(b)には、ルーティング情報131,231,430の一例が示されている。
送信側サーバ1のルーティング情報131は、各通信経路R1〜R3のデータDT1〜DT3の送信先の中継ノードAのIPアドレスa、及び各通信経路R1〜R3の通信帯域を示す。送信側サーバ1のデータ分割処理部101は、図3を参照して述べたように、通信経路R1〜R3ごとの通信帯域に応じて、分割後のデータDT1〜DT3のデータ量を決定する。また、送信側サーバ1は、通信経路R1〜R3の通信帯域に基づき、データDT1〜DT3を中継ノードAに、伝送速度5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)でそれぞれ送信するように、データ送信処理部100を設定する。
中継ノードA〜Pのルーティング情報430は、当該通信経路R1〜R3、受信元の装置のIPアドレス、送信先の装置のIPアドレス、及び通信帯域を示す。例えば、中継ノードAのデータ転送装置は、経路IDがR1〜R3を示すデータDT1〜DT3を受信したとき、データDT1〜DT3が中継ノードF,B,Eに、伝送速度5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)でそれぞれ転送するように、データ転送処理部400を設定する。
受信側サーバ2のルーティング情報231は、各通信経路R1〜R3のデータDT1〜DT3の受信元の中継ノードPのIPアドレスp、及び各通信経路R1〜R3の通信帯域を示す。受信側サーバ2は、通信経路R1〜R3の通信帯域に基づき、経路IDがR1〜R3を示すデータDT1〜DT3を、中継ノードPから伝送速度5(Mbps)、15(Mbps)、10(Mbps)でそれぞれ受信するように、データ受信処理部200を設定する。
送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置は、ルーティング情報131,231,430に基づく通信設定が完了すると、通知メッセージNTaを経路制御サーバ3に送信する。経路制御サーバ3は、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置から通知メッセージNTaを受信すると、データ転送の開始の許可を示す応答メッセージRESbを送信側サーバ1に送信する(ステップSt16)。
次に、送信側サーバ1は、応答メッセージRESbを受信すると、データ分割処理部101によりデータDTを分割する(ステップSt17)。このとき、分割されたデータDT1〜DT3のデータ量は、上述したように、当該通信経路R1〜R3の通信帯域に応じて決定される。
次に、送信側サーバ1は、データDT1〜DT3を送信する(ステップSt18)。通信経路R1〜R3上の各中継ノードA〜Pのデータ転送装置は、データDT1〜DT3をそれぞれ転送する(ステップSt19)。このとき、データDT1〜DT3は、ルーティング情報430の通信帯域が示す伝送速度で、ルーティング情報430の送信先アドレスが示すデータ転送装置に転送される。受信側サーバ2は、転送されたデータDT1〜DT3を受信する(ステップSt20)。
送信側サーバ1は、全てのデータDT1〜DT3の送信を完了すると、送信の完了を通知する通知メッセージNTcを受信側サーバ2に送信する(ステップSt21)。受信側サーバ2は、通知メッセージNTcを受信すると、受信したデータDT1〜DT3の欠落の有無を検査する(ステップSt22)。
データDT1〜DT3の欠落の検査は、データDT1〜DT3に付与されたシーケンス番号(図3参照)に基づいて行われる。受信側サーバ2のデータ受信処理部200は、受信したデータDT1〜DT3のシーケンス番号が連続番号ではない場合、データDT1〜DT3の欠落が生じたと判定する。この場合、データ受信処理部200は、欠落したデータDT1〜DT3のシーケンス番号を示す再送要求メッセージREQcを、送信側サーバ1に送信する。送信側サーバ1は、再送要求メッセージREQcを受信すると、当該シーケンス番号のデータDT1〜DT3を再送する(ステップSt18)。
一方、データDT1〜DT3の欠落が無い場合、データ受信処理部200は、データDT1〜DT3の受信の完了を通知する通知メッセージNTbを、送信側サーバ1に送信する。次に、受信側サーバ2の復元処理部201は、データDT1〜DT3のシーケンス番号に基づいて、元のデータDTを復元する(ステップSt23)。
送信側サーバ1は、受信側サーバ2から通知メッセージNTbを受信すると、データDT1〜DT3の転送の完了を通知する通知メッセージNTdを、経路制御サーバ3に送信する。経路制御サーバ3は、通知メッセージNTdを受信すると、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置に、ルーティング情報131,231,430の消去を指示する(ステップSt24)。このとき、経路制御サーバ3は、ルーティング情報131,231,430の消去を要求する要求メッセージREQdを、送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置に送信する。
送信側サーバ1及び受信側サーバ2は、要求メッセージREQdを受信すると、HDD13,23からルーティング情報131,231を消去する(ステップSt25,St26)。また、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置も、要求メッセージREQdを受信すると、設定メモリ43からルーティング情報430を消去する(ステップSt27)。
送信側サーバ1、受信側サーバ2、及び当該中継ノードA〜Pのデータ転送装置は、ルーティング情報131,231,430の消去後、消去の完了を通知する応答メッセージRESdを経路制御サーバ3に送信する。このようにして、データ転送処理は行われる。
これまで述べたように、実施例に係るデータ転送方法は、送信元装置(送信側サーバ)1から、複数の中継ノードA〜Pを含むネットワーク5を経由して送信先装置(受信側サーバ)2にデータDT1〜DT3を転送する方法であり、以下の工程を含む。
工程(1):複数の中継ノードA〜P間を結ぶリンクが重複しないように、複数の中継ノードA〜Pのうち、送信元装置1に隣接する中継ノードAと、送信先装置2に隣接する中継ノードPとを結ぶ複数の通信経路R1〜R3を探索する。
工程(2):複数の通信経路R1〜R3に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、複数の通信経路R1〜R3の各々の通信帯域を決定する。
工程(3):データDT1〜DT3を、通信帯域に応じたデータ量で複数の通信経路R1〜R3に分けて、送信元装置1から送信先装置2に転送する。
上記の構成によると、リンクが重複しないように、送信側サーバ1に隣接する中継ノードAと、受信側サーバ2に隣接する中継ノードPとを結ぶ複数の通信経路R1〜R3が探索される。したがって、通信経路R1〜R3は、帯域のボトルネックとなり得る共通のリンクを含まない。
また、データDT1〜DT3は、通信経路R1〜R3内のリンクの空き帯域に基づく通信帯域に応じたデータ量で複数の通信経路R1〜R3に分けられて、送信元装置1から送信先装置2に転送される。このため、送信元装置1は、複数の通信経路R1〜R3を介して、適切なデータ量のデータDT1〜DT3を送信先装置2に転送できる。
よって、実施例に係るデータ転送方法によると、データの転送時間を効果的に短縮できる。
また、実施例に係るデータ転送システムは、送信元装置(送信側サーバ)1と、複数の中継ノードA〜Pと、送信先装置(受信側サーバ)2と、制御装置(経路制御サーバ)3とを有する。送信元装置1は、データDT1〜DT3を送信する。複数の中継ノードA〜Pは、データDT1〜DT3を転送するネットワーク5内に設けられている。送信先装置2は、データDT1〜DT3を、ネットワーク5を介して受信する。
制御装置3は、複数の中継ノードA〜P間を結ぶリンクが重複しないように、複数の中継ノードA〜Pのうち、送信元装置1に隣接する中継ノードAと、送信先装置2に隣接する中継ノードPとを結ぶ複数の通信経路R1〜R3を探索する。制御装置3は、複数の通信経路R1〜R3に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、複数の通信経路R1〜R3の各々の通信帯域を決定する。
制御装置3は、データDT1〜DT3が、通信帯域に応じたデータ量で複数の通信経路R1〜R3に分けられて、送信元装置1から送信先装置2に転送されるように、送信元装置1、複数の中継ノードA〜P、及び送信先装置2を制御する。
実施例に係るデータ転送システムは、実施例に係るデータ転送方法と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 送信元装置から、複数の中継ノードを含むネットワークを経由して送信先装置にデータを転送するデータ転送方法において、
前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、
前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、
前記データを、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送することを特徴とするデータ転送方法。
(付記2) 前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複せず、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ通信経路が検出されなくなるまで、前記複数の通信経路の探索を繰り返すことを特徴とする付記1に記載のデータ転送方法。
(付記3) 前記データを、前記複数の通信経路間の前記通信帯域の比に応じたデータ量の比で、前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送することを特徴とする付記1または2に記載のデータ転送方法。
(付記4) データを送信する送信元装置と、
前記データを転送するネットワーク内に設けられた複数の中継ノードと、
前記データを、前記ネットワークを介して受信する送信先装置と、
前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、前記データが、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けられて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送されるように、前記送信元装置、前記複数の中継ノード、及び前記送信先装置を制御する制御装置とを有することを特徴とするデータ転送システム。
(付記5) 前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複せず、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ通信経路が検出されなくなるまで、前記複数の通信経路の探索を繰り返すことを特徴とする付記4に記載のデータ転送システム。
(付記6) 前記データを、前記複数の通信経路間の前記通信帯域の比に応じたデータ量の比で、前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送することを特徴とする付記4または5に記載のデータ転送システム。
1 送信側サーバ(送信元装置)
2 受信側サーバ(送信先装置)
3 経路制御サーバ(制御装置)
A〜P 中継ノード
DT,DT1〜DT3 データ
R1〜R3 通信経路

Claims (4)

  1. 送信元装置から、複数の中継ノードを含むネットワークを経由して送信先装置にデータを転送するデータ転送方法において、
    前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、
    前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、
    前記データを、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送することを特徴とするデータ転送方法。
  2. 前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複せず、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ通信経路が検出されなくなるまで、前記複数の通信経路の探索を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のデータ転送方法。
  3. 前記データを、前記複数の通信経路間の前記通信帯域の比に応じたデータ量の比で、前記複数の通信経路に分けて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  4. データを送信する送信元装置と、
    前記データを転送するネットワーク内に設けられた複数の中継ノードと、
    前記データを、前記ネットワークを介して受信する送信先装置と、
    前記複数の中継ノード間を結ぶリンクが重複しないように、前記複数の中継ノードのうち、前記送信元装置に隣接する中継ノードと、前記送信先装置に隣接する中継ノードとを結ぶ複数の通信経路を探索し、前記複数の通信経路に含まれる各リンクの空き帯域に基づいて、前記複数の通信経路の各々の通信帯域を決定し、前記データが、前記通信帯域に応じたデータ量で前記複数の通信経路に分けられて、前記送信元装置から前記送信先装置に転送されるように、前記送信元装置、前記複数の中継ノード、及び前記送信先装置を制御する制御装置とを有することを特徴とするデータ転送システム。
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