JP2015219945A - コンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ式電流計を用いてコンセントにおける全体の通過電流を測定するとともに、電源母線から分岐したそれぞれの組電線に流れる電流値を個別に測定することもできるコンセントを提供する。【解決手段】ラック用コンセントは、各種機器の電源プラグが差し込まれる差し込み口101A、101Bを複数備え、それぞれの差し込み口101A、101Bと対向して筐体内に配設された受刃端子と、供給電源Vに接続される電源母線Sから分岐し、複数の差し込み口101A、101Bを一組とした組毎の受刃端子と電気的に接続された複数の組電線A、Bを有する。さらに、筐体の表面上に配設され、その内部を受刃端子に接続された組電線A、Bそれぞれの内の一本の電線が挿通するように構成するとともに、逆Cマーク1,2,3のように、この電線に流れる電流値を測定するクランプ式電流計がクランプ可能な形状に形成された組電線毎の電流測定部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、架線電流計により電流値の測定が可能なコンセントの技術に関する。
一般的に19インチラックと通称される収容ラックには、工場の制御機器、業務用音響機器、業務用映像機器、実験機器、コンピュータ機器、通信機器等がまとめて収容される。また、19インチラックには、これらの機器に電力を提供するために複数の差し込み口(プラグ用差込口)を備えたコンセントが配備される。このようなコンセントは、例えば19インチラック用コンセント、あるいはラック用コンセントなどと呼ばれる。このようなコンセントにおいては、機器が稼働している際に過電流が検知され安全装置(ブレーカ)が作動してしまい、意図しない電力供給の遮断を回避するために、当該コンセントの通過電流、つまり使用される電力(消費電力)の状態を把握する必要がある。また、コンセント毎に計測機器を配備する場合には当該コンセント自体の製造コストが上昇してしまう。そのため、電線などの被測定電線を流れる電流値を簡便に測定でき、且つ、携帯性に優れたハンディータイプの架線電流計(クランプメータ、クランプ式電流計などとも呼ばれる。以下、これらを総じてクランプ式電流計と称す。)を使用することができるコンセントが望まれている。
このような通過電流を測定し、電流値を把握するという観点では、特許文献1に開示された差込接続器がある。この差込接続器はいわゆる差し込みプラグであり、当該プラグのケースには、クランプ式電流計のクランプ部を挿入可能な挿入路(隙間、間隙)が形成されている。この挿入路にクランプ式電流計のクランプ部を挿入してコンセントの通過電流の電流値を測定する、というものである。
また、特許文献2に開示された19インチラック用コンセントは、受刃金具と電源コードとの間に介装する一本の接続用コードをケーシングカバーに穿設した一対のコード貫通孔とU字状チューブとに挿通させて、ケーシングカバーの上面に逆U字状に湾曲させた電流測定部を備える。この電流測定部にクランプ式電流計を挿入して電流値を測定する、というものである。
特開2005−276798号公報 実用新案登録第3173303号公報
例えばラック用のコンセントでは、当該コンセント本体の内部において、供給電源に接続される電源母線から分岐した組電線それぞれに差し込み口が接続され、電力が供給されるように構成したものがある。具体的には、例えば8個の差し込み口が配設されたコンセントであれば、電源母線を2分岐して、一の組電線に対して4つの差し込み口を対応させて電力供給するように構成する。つまり、4つの差し込み口を一組とする2組の差し込み口に対してそれぞれ異なる組電線から電力が供給される。
特許文献1に開示されている差込接続器、特許文献2に開示されている19インチラック用コンセントは、当該コンセントの通過電流、つまり電源母線に流れる電流の値(以下、電流値称す)を測定するものである。しかしながら、コンセント本体の内部において分岐した組電線に流れる電流値をそれぞれ個別に測定することができない、という課題が残る。
本発明は、上記の課題を解消し、クランプ式電流計を用いてコンセントにおける全体の通過電流を測定するとともに、電源母線から分岐したそれぞれの組電線に流れる電流値を個別に測定することもできるコンセントを提供することを、主たる課題とする。
本発明のコンセントは、各種機器の電源プラグが差し込まれる差し込み口を複数備えた筐体と、前記各差し込み口と対向して前記筐体内に配設された受刃端子と、供給電源に接続される電源母線から分岐し、前記差し込み口毎又は複数の前記差し込み口を一組とした組毎の受刃端子と電気的に接続された複数の組電線と、前記筐体の表面上に配設され、その内部を前記受刃端子に接続された組電線の内の一本の電線が挿通するように構成するとともに、当該電線に流れる電流値を測定するクランプ式電流計がクランプ可能な形状に形成された当該組電線毎の電流測定部と、を有しており、前記組電線毎の電流測定部は、それぞれ個別に前記クランプ式電流計がクランプ可能に配設され、且つ、当該組電線毎の電流測定部全てを同時に当該クランプ式電流計がクランプ可能に配設されることを特徴とする。
これにより、クランプ式電流計を用いてコンセントにおける全体の通過電流を測定するとともに、電源母線から分岐したそれぞれの組電線に流れる電流値を個別に測定することもできる。
ある実施の態様では、前記組電線毎の電流測定部は、それぞれを前記筐体の長さ方向に所定の距離だけずらして配設されることを特徴とする。
これにより、コンセント本体の幅を広げることなく、クランプ式電流計を用いてコンセントにおける全体の通過電流を測定するとともに、電源母線から分岐したそれぞれの組電線に流れる電流値を個別に測定可能に構成することができる。そのため、例えばコンセントが配備されるラックの空間利用の自由度を高めることができる。
ある実施の態様では、前記組電線毎の電流測定部は、それぞれがU字形状をした中空筒体として形成されており、当該中空筒体を前記筐体の表面上に配設し、これにより前記クランプ式電流計のクランプ部を挿入する挿入路が当該中空筒体毎に形成され、前記中空筒体毎の挿入路は、前記クランプ部の挿入方向において、当該クランプ部を挿入可能なサイズに各挿入路の一部分が重なるように形成され、且つ、各挿入路の他の一部分がそれぞれ当該クランプ部を挿入可能なサイズに形成されることを特徴とする。
これにより、電流値の測定に使用するクランプ式電流計のクランプ部の形状、サイズに応じた挿入路を形成することができる。
ある実施の態様では、前記組電線は、少なくともその内の一本の電線が、供給電源に接続される電源母線から分岐して第1接続端子に接続された第1の接続コードと、前記受刃端子から第2接続端子に接続された第2の接続コードとして構成されており、さらに、前記電流測定部の内部を挿通する第3の接続コードを有しており、前記第3の接続コードの一端を前記第1接続端子と電気的に接続し、他端を前記第2接続端子と電気的に接続することにより当該第3の接続コードに流れる電流値を測定可能に構成されることを特徴とする。
これにより、コンセントを製造する際の電流測定部の製造工程の効率化を図ることができる。また、電流測定部を含むユニットの保守、メンテナンス作業の効率化を図ることができる。
本発明によれば、クランプ式電流計を用いてコンセントにおける全体の通過電流を測定するとともに、電源母線から分岐したそれぞれの組電線に流れる電流値を個別に測定することができる。
本実施形態に係るラック用コンセントの外観を示す概略斜視図。 (a)、(b)、(c)は、電流測定ユニットに配設される2つの電流測定部の位置関係を説明するための図。 ラック用コンセントにおける各ユニットの電気的な接続関係を説明するための模式図。 電流測定ユニットの構成の別例を示す上面図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、本実施形態に係るコンセントは、差し込み口を複数備えた19インチラックに用いられるラック用コンセントを例に挙げて説明する。このラック用コンセントでは、当該コンセント本体に配備された8個の差し込み口を4個ずつの2組に分けて管理するものとする。また、電流値の測定にはクランプ式電流計を用いるものとする。なお、電流センサ(CT:Current Transformer)を用いて電流値を測定することもできる。また、コンセント本体に配備する差し込み口の個数、及び、これらを何組に分けて管理するかなどは任意に設定することができる。
図1は、本実施形態に係るラック用コンセントの外観の一例を示す斜視図である。図1(a)は、ラック用コンセント10の全体外観を示す図であり、図1(b)は、図1(a)に示すサークルA部分を拡大した図である。
図1(a)に示すラック用コンセント10は、ガイドレール100、差し込み口ユニット101A、101B、安全装置(ブレーカ)102A、102B、分岐ユニット103、電流測定ユニット104を含んで構成される。
ガイドレール100は、ラック用コンセント10を構成する各ユニットを取り付けるためのレールである。差し込み口ユニット101A、101Bは、それぞれ4個の差し込み口を備えたユニットである。なお、それぞれの差し込み口と対向してラック用コンセント本体内(筐体内)に受刃端子が配設される。各種機器の電源プラグとこの受刃端子が電気的に接続されることにより当該各種機器に電力が供給される。安全装置102Aは、差し込み口ユニット101Aと電気的に接続されており、当該差し込み口ユニット101Aに対する過電流を検知するブレーカである。安全装置102Bは、差し込み口ユニット101Bと電気的に接続されており、当該差し込み口ユニット101Bに対する過電流を検知するブレーカである。
分岐ユニット103は、後述する電源母線Sを2系統に分岐するための機構を含むユニットである。具体的には、安全装置102Aを介して差し込み口ユニット101Aの受刃端子と電気的に接続される組電線A(不図示)と、安全装置102Bを介して差し込み口ユニット101Bの受刃端子と電気的に接続される組電線B(不図示)との2系統に分岐される。つまり、差し込み口ユニット101Aは、安全装置102Aを介して組電線Aから電力の供給を受けることになり、差し込み口ユニット101Bは、安全装置102Bを介して組電線Aから電力の供給を受けることになる。なお、組電線は、電源母線の線数(2芯線、あるいは3芯線など)に対応する線数を有する組電線である。また、本実施形態においては、ラック用コンセント10が複数の差し込み口を一組とした組毎の受刃端子と、電気的に接続された複数の組電線とを有する場合を例に挙げている。その他、差し込み口毎の受刃端子と1対1に電気的に接続された複数の組電線を有するように構成することもできる。この場合には、ラック用コンセント10は、当該ラック用コンセント10に備わる差し込み口数と同じ数の組電線を有することになる。
電流測定ユニット104は、クランプ式電流計(後述する図2に示すクランプ式電流計CM)を用いてラック用コンセント10全体の通過電流を測定したり、差し込み口ユニット101Aあるいは差し込み口ユニット101Bの通過電流を個別に測定したりするための、後述する電流測定部105A、105Bを含むユニットである。
これらの各ユニットを例えばラックサイズあるいは必要な差し込み口数に応じて適宜組み合わせることにより、ラック用コンセント10が形成される。
電流測定部105Aは、例えばプラスチックなどの硬質樹脂素材を用いてU字形状に形成されたチューブ(中空筒体。以下、U字状チューブと称する場合もある)であり、その中心部には組電線A中の1本のコードを挿通させることが可能な空間が形成されている。電流測定部105Bも同様に、硬質樹脂素材などを用いて形成されたU字状チューブであり、その中心部には組電線B中の1本のコードを挿通させることが可能な空間が形成されている。さらに、電流測定部105Aには、U字状チューブの両端部と接続した板状の装着部106Aが形成される。電流測定部105Aは、この装着部106Aを介して電流測定ユニット104の表面上に装着される。同様に、電流測定部105Bには、U字状チューブの両端部と接続した板状の装着部106Bが形成される。電流測定部105Bは、この装着部106Bを介して電流測定ユニット104の表面上に装着される。このようにして、電流測定部105A、105Bは、それぞれラック用コンセント10の表面上に配設される。
なお、本実施形態の説明においては、プラスチックなどの硬質樹脂素材を用いた場合を例に挙げたが、このような素材を用いることに限定するものではない。例えば、塩化ビニルなどの軟質樹脂素材を用いて構成しても良い。
なお、それぞれの装着部には、U字状チューブとの接続部位に孔部(不図示)が形成されている。この孔部を介してU字状チューブに組電線中の一本のコードが挿通される。また、U字状チューブと装着部とにより形成される空間は、クランプ式電流計CMのクランプ部を挿入するための挿入路となる。これにより、クランプ式電流計CMによるクランプが可能となり、電流測定部105Aの通過電流の測定、及び、電流測定部105Bの通過電流の測定を行うことができる。なお、挿入路の形状、サイズ、及び、電流測定ユニット104に配設される電流測定部105A、電流測定部105Bの位置関係の詳細については、後述する。
電流測定ユニット104に配設された状態の電流測定部105A、105Bは、図1(b)に示すように、それぞれのU字状チューブが逆U字状となるように配設される。このように、U字状チューブに組電線中の1本のコードの挿入を容易にするために、電流測定部105A、105Bそれぞれを電流測定ユニット104に着脱可能な部品として形成することができる。なお、電流測定部105A、105Bは、電流測定ユニット104と一体的に形成しても良い。
図2は、電流測定ユニット104に配設される電流測定部105A、105Bそれぞれの位置関係を説明するための図である。図2(a)は、クランプ式電流計CMにより電流測定部105Aの通過電流のみを測定している様子を示す部分拡大図である。図2(b)は、クランプ式電流計CMにより電流測定部105Bの通過電流のみを測定している様子を示す部分拡大図である。図2(c)は、クランプ式電流計CMにより電流測定部105Aの通過電流と、電流測定部105Bの通過電流とを同時に測定している様子を示す部分拡大図である。
電流測定部105A、105Bは、図2(a)から(c)に示すように、ラック用コンセント10の幅方向(クランプ式電流計のクランプ部の挿入方向)において、クランプ式電流計CMによるクランプが可能な距離(例えば、10[mm])だけ離間し、且つ、それぞれの挿入路の一部分が重なるようにラック用コンセント10の長さ方向に所定の距離だけずらして配設される。具体的には、図2(c)に示すように、それぞれの挿入路の一部が重なる部分のサイズは、クランプ式電流計CMのクランプ部が挿入可能なサイズに形成される。重なる部分の挿入路を介して電流測定部105A、105Bを同時にクランプすることにより、電流測定部105Aの通過電流と、電流測定部105Bの通過電流とを同時に測定することができる。つまり、この状態においては、ラック用コンセント10全体の通過電流が測定される。
また、図2(a)に示すように、電流測定部105Bの挿入路と重なる部分を除く電流測定部105Aの挿入路のサイズは、クランプ式電流計CMのクランプ部が挿入可能なサイズに形成される。この部分の挿入路を介して電流測定部105Aをクランプすることにより、当該電流測定部105Aの通過電流を測定することができる。同様に、図2(b)に示すように、電流測定部105Aの挿入路と重なる部分を除く電流測定部105Bの挿入路のサイズは、クランプ式電流計CMのクランプ部が挿入可能なサイズに形成される。この部分の挿入路を介して電流測定部105Bをクランプすることにより、当該電流測定部105Bの通過電流を測定することができる。
このように、前述した挿入路は、クランプ式電流計CMによる電流測定部105Aのクランプと、電流測定部105Bのクランプとをそれぞれ個別に行え、且つ、電流測定部105A、電流測定部105B全てを同時にクランプすることが可能な形状、サイズに形成される。さらに、電流測定ユニット104における電流測定部105Aと電流測定部105Bの配設位置は、クランプ式電流計CMがそれぞれを同時にクランプ可能であり、且つ、個別にもクランプ可能な位置に配設される。
なお、それぞれの挿入路、並びに、配設位置は、U字状チューブ、あるいはその他の形状(例えば、半円形、あるいは半楕円形)に形成されたチューブを用いる場合、その形状、及び、外形サイズ等に応じて調整する。
図3は、ラック用コンセント10における各ユニットの電気的な接続関係を説明するための模式図である。図3に示すように、供給電源Vと電気的に接続された電源母線Sは、分岐ユニット103により組電線Aと組電線Bとに分岐される。電源母線Sから分岐した組電線Aは、図3に示すように、安全装置102Aを介して差し込み口ユニット101Aに電力を供給する。また、電源母線Sから分岐した組電線Bは、図3に示すように、安全装置102Bを介して差し込み口ユニット101Bに電力を供給する。
組電線Aの電流値は、電流測定ユニット104において、当該組電線A中の1本のコードを、図3中に示す逆Cマーク1のようにクランプ式電流計CMがクランプすることにより測定される。つまり、電流測定部105Aのみをクランプすることにより、当該電流測定部105Aの通過電流を測定することができる。組電線Bの電流値は、電流測定ユニット104において、当該組電線B中の1本のコードを、図3中に示す逆Cマーク2のようにクランプ式電流計CMがクランプすることにより測定される。つまり、電流測定部105Bのみをクランプすることにより、当該電流測定部105Bの通過電流を測定することができる。ラック用コンセント10全体の通過電流、つまり組電線Aと組電線Bの合計電流値は、電流測定ユニット104において、当該組電線A中の1本のコードと、当該組電線B中の1本のコードとを、図3中に示す逆Cマーク3のようにクランプ式電流計CMがクランプすることにより測定される。つまり、電流測定部105Aと電流測定部105Bとを同時にクランプすることにより、ラック用コンセント10全体の通過電流を測定することができる。
このように、本実施形態のラック用コンセント10は、クランプ式電流計CMにより同時に、あるいはそれぞれ個別にクランプ可能な電流測定部105A、電流測定部105Bを備える。これにより、ラック用コンセント10内部で電源母線Sから分岐したそれぞれ組電線A、Bに流れる電流値をそれぞれ個別に測定できるとともに、一回のクランプで当該ラック用コンセント10全体の電流値も測定することができる。
[変形例]
前述のラック用コンセント10では、電流測定ユニット104に配設されたU字状チューブに組電線中の1本のコードを挿入する構成例について説明した。ここでは、ガイドレール100への電流測定ユニット104の取り付け、及び、取り外しを容易にする構成例について説明する。なお、既に説明したものと同一の構成については、同じ符号を付すと共にその説明を省略する。
図4は、電流測定ユニット104の構成の別例を示す上面図である。
図4に示す電流測定ユニット104では、電源母線Sから分岐した組電線A中の1本のコードを電流測定部105Aに挿入することに替えて、接続コード107Aを当該U字状チューブに挿通する。接続コード107Aの端部それぞれは、コード接続金具Tを介して組電線A中の1本のコードに接続されている。同様に、電源母線Sから分岐した組電線B中の1本のコードを電流測定部105Bに挿入することに替えて、接続コード107Bを当該U字状チューブに挿通する。接続コード107Bの端部それぞれは、コード接続金具Tを介して組電線B中の1本のコードに接続されている。
つまり、組電線Aは、少なくともその内の一本の電線が、供給電源Vに接続される電源母線Sから分岐して第1接続端子である一方のコード接続金具Tに接続された第1の接続コードと、受刃端子から第2接続端子である他方のコード接続金具Tに接続された第2の接続コードとして構成される。接続コード107Aは、電流測定部105Aの内部を挿通させる第3の接続コードである。この第3の接続コードの一端を第1接続端子と電気的に接続し、他端を第2接続端子と電気的に接続することにより当該第3の接続コードに流れる電流値の測定が可能になる。組電線Bについても、同様に構成される。
このように構成することにより、ガイドレール100への電流測定ユニット104の取り付け、及び、取り外しを容易にすることができる。そのため、コンセントを製造する際の電流測定部の製造工程の効率化を図ることができる。また、電流測定部を含むユニットの保守、メンテナンス作業の効率化を図ることができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
10・・・ラック用コンセント、100・・・ガイドレール、101A、B・・・差し込み口ユニット、102A、B・・・安全装置(ブレーカ)、103・・・分岐ユニット、104・・・電流測定ユニット、105A、B・・・電流測定部、106A、B・・・装着部、107A、B・・・接続用コード、A、B・・・組電線、S・・・電源母線、T・・・コード接続金具、V・・・供給電源。

Claims (4)

  1. 各種機器の電源プラグが差し込まれる差し込み口を複数備えた筐体と、
    前記各差し込み口と対向して前記筐体内に配設された受刃端子と、
    供給電源に接続される電源母線から分岐し、前記差し込み口毎又は複数の前記差し込み口を一組とした組毎の受刃端子と電気的に接続された複数の組電線と、
    前記筐体の表面上に配設され、その内部を前記受刃端子に接続された組電線の内の一本の電線が挿通するように構成するとともに、当該電線に流れる電流値を測定するクランプ式電流計がクランプ可能な形状に形成された当該組電線毎の電流測定部と、を有しており、
    前記組電線毎の電流測定部は、それぞれ個別に前記クランプ式電流計がクランプ可能に配設され、且つ、当該組電線毎の電流測定部全てを同時に当該クランプ式電流計がクランプ可能に配設されることを特徴とする、
    コンセント。
  2. 前記組電線毎の電流測定部は、それぞれを前記筐体の長さ方向に所定の距離だけずらして配設されることを特徴とする、
    請求項1に記載のコンセント。
  3. 前記組電線毎の電流測定部は、それぞれがU字形状をした中空筒体として形成されており、当該中空筒体を前記筐体の表面上に配設し、これにより前記クランプ式電流計のクランプ部を挿入する挿入路が当該中空筒体毎に形成され、
    前記中空筒体毎の挿入路は、前記クランプ部の挿入方向において当該クランプ部を挿入可能なサイズに各挿入路の一部分が重なるように形成され、且つ、各挿入路の他の一部分がそれぞれ当該クランプ部を挿入可能なサイズに形成されることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のコンセント。
  4. 前記組電線は、少なくともその内の一本の電線が、供給電源に接続される電源母線から分岐して第1接続端子に接続された第1の接続コードと、前記受刃端子から第2接続端子に接続された第2の接続コードとして構成されており、
    さらに、前記電流測定部の内部を挿通する第3の接続コードを有しており、
    前記第3の接続コードの一端を前記第1接続端子と電気的に接続し、他端を前記第2接続端子と電気的に接続することにより当該第3の接続コードに流れる電流値を測定可能に構成されることを特徴とする、
    請求項1、2又は3に記載のコンセント。
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JP2017179467A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ピーエス三菱 鉄筋コンクリート構造体における電気的防食構造及び該電気的防食構造の効果計測方法

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