JP2015219919A - 印刷リソースのデータ量を低減するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【課題】伝送しなければならない印刷リソースのデータ量、及び／又は、メモリユニットに記憶しなければならない印刷リソースのデータ量を低減する。【解決手段】制御装置により、印刷装置が印刷画像を作成するための印刷データを検出し、印刷データに基づいて、有効データとメタデータとを含むリソースファイルを含む第１の印刷リソースを識別し、第１の印刷リソースの有効データに依存しかつメタデータには依存しない第１の印刷リソースの第１の識別子を検出し、第１の識別子に基づいて、第１の印刷リソースが印刷装置のメモリユニットに既に記憶されているか否かを検査し、第１の印刷リソースがメモリユニットに既に記憶されていることが判別された場合、第１の印刷リソースをあらためて制御装置から印刷装置へ伝送することなく、メモリユニットに記憶された第１の印刷リソースを用いて印刷画像を作成するように指示する。【選択図】図３

Description

本発明は、印刷システムに関する。本発明はとりわけ、印刷システムのための印刷リソースのデータ量を低減するための方法及び対応する装置に関する。

印刷装置に対する印刷ジョブとして、通常、印刷画像を形成するための、内容に関する一次の印刷データ及び／又は印刷リソースが印刷装置へと伝送される。各印刷リソースは、通常、１つ又は複数のリソースファイルを含む。リソースファイルは、例えば文字フォントの記述データ、すなわち、印刷装置が当該リソースファイルに記述された文字フォントを用いて印刷ジョブの所定の部分を印刷できるようにするための情報を含む。

既に使用された印刷リソースは、印刷装置のメモリ装置に記憶されることが多く、場合により必要に応じて、記憶された印刷リソースに再びアクセスすることが可能となっている。従って、時間が経過するにつれ、印刷装置のメモリ装置における、新たな印刷リソースのために利用可能なメモリスペースが消費され尽くしてしまうことがある。この場合、メモリ装置に既に記憶されている印刷リソースを消去しないかぎり、新たな印刷リソースを印刷装置に伝送して印刷装置によって使用することができない。このプロセスは計算時間を要し、これによって印刷装置の望ましくない開始／停止動作及び／又は刷り損じが引き起こされる可能性がある。

さらには、既に記憶されている印刷リソースが消去されることにより、既に使用された印刷リソースを、必要に応じて再び印刷装置へと伝送しなければならなくなる可能性がある。これによって、印刷装置へ向かう伝送媒体におけるデータ量が増加してしまう。

本発明は、印刷装置へ伝送しなければならない印刷リソースのデータ量、及び／又は、印刷装置のメモリユニットに記憶しなければならない印刷リソースのデータ量を低減するという技術的課題に関するものである。これにより、印刷装置へ向かう伝送媒体において必要とされる帯域幅を低減する。さらには、印刷装置の望ましくない開始／停止動作、及び／又は、刷り損じの確率を低減する。

この課題は、独立請求項によって解決される。

つまり、上記課題は、印刷装置によって印刷画像を作成するための印刷リソースを決定する方法であって、制御装置により、印刷装置が印刷画像を作成するための印刷データを検出するステップと、制御装置により、印刷データに基づいて、リソースファイルを含む第１の印刷リソースを識別するステップと、ただし、リソースファイルは、印刷装置が印刷画像のグラフィック表示を決定できるようにするための有効データと、リソースファイルの識別を可能にするメタデータとを含み、制御装置により、第１の印刷リソースの第１の識別子を検出するステップと、ただし、第１の識別子は、第１の印刷リソースの有効データに依存し、かつ、メタデータには依存せず、第１の識別子に基づいて、第１の印刷リソースが印刷装置のメモリユニットに既に記憶されているか否かを検査するステップと、第１の印刷リソースがメモリユニットに既に記憶されていることが判別された場合、第１の印刷リソースをあらためて制御装置から印刷装置へ伝送することなく、制御装置により、メモリユニットに記憶された第１の印刷リソースを用いて印刷画像を作成するように指示するステップとを含むことを特徴とする方法によって解決される。

有利な実施形態はとりわけ従属請求項に記載されている。

印刷システムを例示した図である。 印刷ジョブ及びリソースファイルの構造を例示した図である。 印刷リソースを識別するための方法を例示したフローチャートである。 図４のａ，ｂは、各々異なる複数の印刷ファイルにおける印刷リソースの再利用を例示した図である。

本発明に記載された方法、装置、及び、システムは、単独で使用することも、本発明に記載された他の方法、装置、及び、システムと組み合わせて使用することも可能であることに留意すべきである。さらには、本発明に記載された方法、装置、及び、システムの各側面を、互いに多様に組み合わせることが可能である。とりわけ各請求項の特徴を、互いに多様に組み合わせることが可能である。

以下、本発明の実施例を、概略図に基づいて詳細に説明する。

冒頭で述べたように、本発明は、印刷リソースを印刷装置へ効率的に伝送すること、及び、印刷リソースを印刷装置に効率的に記憶することに関するものである。これに関連して、図１は、印刷システム１００のブロック図を例示している。印刷システム１００は、印刷装置１２０のための印刷ジョブを作成するように構成された制御装置１１０を含む。制御装置１１０は、例えば、印刷装置１２０用の制御ソフトウェアを実行するサーバを含む。制御装置１１０は、当該制御装置１１０の入力インタフェース１１１を介して印刷データ（すなわち印刷すべきデータ）を受信できる。印刷データの一例は、例えば、印刷すべきテキストドキュメント（例えば請求書）である。印刷データは、第１の伝送媒体１４１（例えば第１のＬＡＮコネクション）を介して制御装置１１０へ伝送される。印刷データは、印刷装置１２０のための印刷ジョブを作成するために、制御装置１１０の制御ユニット１１４（例えばプロセッサ１１４）によって処理される。印刷データの一部（例えば印刷リソース）は、制御装置１１０のメモリユニット１１２に格納される。

印刷データから求められた印刷ジョブは、制御装置１１０の出力インタフェース１１３と、第２の伝送媒体１４２（例えば第２のＬＡＮコネクション）とを介して、印刷装置１２０へ伝送される。印刷ジョブは、印刷装置１２０に対する具体的な命令を含むことができ、これらの命令によって印刷装置１２０は、印刷データを、所期の形態で印刷画像１３１として記録担体１３０（例えば紙）の上に印刷するように指示する。印刷装置１２０は、ウェブ状又は枚葉紙状の記録担体１３０に印刷するための高速プリンタを含みうる。

印刷ジョブによって、印刷リソースも、印刷装置１２０へと伝送することができる。印刷リソースは、印刷データの所定の要素をどのグラフィック表示を用いて印刷すべきかを表すことができる。

印刷リソースは、例えば、印刷データからテキストを印刷する際に用いるべきフォント又は書体の画像的外観の記述データを含むことができる。印刷リソースはさらに、画像情報（例えばロゴに関する）を含むことができ、この画像情報によって、印刷装置１２０は、印刷データに含まれた画像（例えばロゴ）を印刷できる。

各印刷リソースは、１つ又は複数のリソースファイルを含むことができる。１つのリソースファイルは、例えば、所定の１つのフォント又は書体のグラフィック表示を記述することができる。フォントの記述データは、ピクセルベース又はベクトルベースとすることができる。ピクセルベースで記述する場合には、フォントの個々の文字が点毎（すなわちピクセル毎）に記述される。ベクトルベースで記述する場合には、フォントの個々の文字が数学的関数によって（例えばスプラインによって）記述される。これに代えて又はこれに加えて、リソースファイルによって画像又はイメージ（例えばロゴ）を記述してもよい。

印刷装置１２０は、入力インタフェース１２３を含み、この入力インタフェース１２３を介して制御装置１１０から印刷ジョブを受信する。印刷ジョブは、例えばインテリジェントプリンタデータストリームＩＰＤＳを含むことができる。印刷装置１２０はさらに、印刷ジョブを処理するための制御ユニット１２４（例えば１つ又は複数のプロセッサ）を含む。とりわけ印刷装置１２０の制御ユニット１２４は、リソースファイルに含まれているグラフィック情報を評価するよう構成される。この場合には、リソースファイルをラスタライズすることができる。１つのリソースファイルが１つのフォントを記述する場合、ラスタライズによって、例えば印刷装置１２０が、当該フォントの各文字につき１つずつ対応する仮想の印刷画像を作成でき、この仮想の印刷画像を各文字に対する必要性に応じて記録担体１３０上に塗布できる。ただし、ラスタライズは、通常、比較的計算コストがかかる。よって、同じ印刷リソースを繰り返し使用する場合に（例えば同じフォントを繰り返し使用する場合に）ラスタライズを都度再実行する必要性を回避するために、印刷リソース、及び／又は、対応するラスタライズされた仮想の印刷画像が、印刷装置１２０のメモリユニット１２２に記憶される。このようにすると、印刷装置１２０の制御ユニット１２４が、印刷ジョブの処理時に、既に記憶されている印刷リソースにアクセスできるので、制御ユニット１２４の負荷を軽減できる。

印刷ジョブを処理するために、印刷装置１２０（とりわけ制御ユニット１２４）は、印刷装置１２０の印刷機構１２５を制御して、記録担体１３０上に印刷画像１３１を印刷するよう指示する。この場合、メモリユニット１２２に記憶されている（ラスタライズされた）印刷リソースが用いられる。

上述したように、各印刷リソースは、各々異なるタイプを有する。とりわけ各々異なるリソースファイルは、各々異なるタイプを有することができる。リソースファイル乃至印刷リソースのタイプによって、例えば、当該リソースファイル乃至印刷リソースがフォントを記述しているのか、又は、画像を記述しているのかを判別することができる。つまり、当該タイプは、印刷装置１２０が印刷リソースをどのように及び／又はどのような目的で使用すべきかを表している。

同じタイプの印刷リソース同士は、（とりわけ印刷リソースが外部に記憶されている場合）ファイルシステム内のメモリパスを介して、及び／又は、印刷リソースのスコープを介して（例えば印刷データファイルの名称を介して、及び／又は、印刷データファイル内部の位置を介して）、及び／又は、印刷リソースの名称を介して、識別できる。これらのパラメータは、印刷リソースのメタデータと呼ぶことができ、印刷リソースの有効データとは区別される。有効データは、通常、印刷装置１２０によってどのように印刷画像１３１を作成すべきであるかに関する情報及び／又は命令を含む。言い換えれば、印刷リソースの有効データは、通常、印刷データのグラフィック表示に対して直接的な影響を及ぼすものであり、他方、印刷リソースのメタデータは、印刷リソースに関する記述情報（例えば印刷リソースの名称など）を含むが、この記述情報は印刷装置１２０によって印刷画像１３１を作成するために使用されるものではない。

メタデータの上述したパラメータのうち少なくとも１つが変化した場合、これらの印刷リソースは、制御装置１１０によってそれぞれ異なると見なされ、それぞれ別個に印刷装置１２０へと伝送される。それぞれ異なると識別された複数の印刷リソースは、印刷装置１２０において、それぞれ別個にラスタライズされ、印刷装置１２０のメモリユニット１２２に記憶される。ここで、メタデータの上述したパラメータに基づいてそれぞれ異なると識別された複数の印刷リソースからラスタライズ後に同じ画像が形成される場合、これらの印刷リソースそれぞれの印刷装置１２０への伝送、印刷装置１２０での処理、及び／又は、印刷装置１２０のメモリユニット１２２への記憶は、冗長的となってしまう。印刷リソースの冗長的な供給は、伝送媒体１４２に不要な負荷を与え、及び／又は、印刷装置１２０のメモリユニット１２２及び制御ユニット１２４のメモリ容量の負荷を増加させる。

新たな印刷ジョブのための空きメモリ容量を供給するために、（例えば、印刷ジョブが制御装置１１０から印刷装置１２０へと伝送された際に）予防的に印刷リソースを印刷装置１２０のメモリユニット１２２から消去することもできる。この場合、続いて、印刷ジョブに必要となる全ての印刷リソースを（場合によってはあらためて）印刷装置１２０へ伝送してもよい。印刷リソースの予防的な消去は、例えばメモリユニット１２２内の、パラメータ化可能な印刷リソース数を超過した場合に実行できる。

これに代えて又はこれに加えて、メモリユニット１２２にこれ以上印刷リソースのためのメモリスペースが空いていないことを（例えば、伝送媒体１４２を介して伝送されるメッセージに基づいて）制御装置１１０に通知するよう、印刷装置１２０を構成することもできる。制御装置１１０はさらに、メモリユニット１２２における所定量の印刷リソースを消去させることもできる。そうすると、さらなる別の印刷ジョブとして、再び印刷リソースを印刷装置１２０へと伝送することが可能となる。

しかしながら上述した方法には欠点がある。というのは、印刷リソースの消去及び／又は印刷リソースの再供給は、印刷装置１２０の制御ユニット１２４の負荷を増加させるからである。このことにより（とりわけ高速プリンタの場合には）、望ましくない開始／停止動作、及び／又は、望ましくない刷り損じが引き起こされる可能性がある。

上述したように、印刷リソースのメタデータ（例えばリソースファイルのメタデータ）に基づいて印刷リソースを識別すると、同じ印刷画像を生じさせる複数の印刷リソースが、別々のものとして識別される可能性がある。複数の印刷リソースを識別するために使用可能なメタデータの例は、
・印刷リソース乃至リソースファイルの名称、
・印刷リソースの保存場所（記憶位置；例えば、リソースファイルが記憶されているファイルシステム内のパス）、及び／又は、
・印刷リソースにアクセス可能なスコープ（すなわちコンテクスト）
である。

上述したメタデータは、通常、印刷リソースに基づいて印刷装置１２０によって作成すべき印刷画像１３１に対して直接的な影響を与えない。印刷装置１２０は、印刷リソースの１つ又は複数の仮想の印刷画像（例えばフォントの文字のグラフィック表示）を、印刷リソースの有効データから（通常、メタデータを考慮することなく）形成する。

印刷リソースの冗長的な伝送、ラスタライズ及び記憶は、伝送媒体１４２、制御ユニット１２４及び／又はメモリユニット１２２の負荷を増加させ、これによって、印刷装置１２０の開始／停止動作、及び／又は、刷り損じの発生回数を増加させるおそれがある。

印刷リソースの冗長的な伝送、ラスタライズ及び／又は記憶を回避するために、本発明においては、複数の印刷リソースを、その有効データに基づいて（場合によっては、印刷リソースのメタデータに依存せずに）識別することを提案する。印刷リソースの有効データは、印刷装置１２０によって印刷画像を作成するために使用されるデータを含む。このようにすれば、２つの印刷リソース（例えば２つのリソースファイル）が同じ有効データを有する場合（場合によっては、同じリソースタイプが存在する場合）に、（これらの印刷リソースの各メタデータが異なり得ることとは関係なく）同じ印刷リソースに関することが保証される。従って、各印刷リソースの有効データを比較することにより、印刷リソースの冗長的な伝送、ラスタライズ及び／又は記憶を、確実に回避することが可能となる。他方では、このことにより、印刷装置１２０の開始／停止動作及び／又は刷り損じが回避される。

図２は、印刷データ２００を例示している。印刷データ２００は、印刷すべきドキュメントが記述されている主部分２２０を含む。この主部分２２０は、１つ又は複数の印刷リソース２１１（例えば１つ又は複数のリソースファイル）への参照を含みうる。図２に図示された実施例においては、１つ又は複数の印刷リソース２１１は、印刷データ２００の参照部分２１０を構成する一部分である。つまり、これは、印刷データ２００の一部であるいわゆる“インライン”の印刷リソース２１１である。これに代えて又はこれに加えて、主部分２２０において、外部の印刷リソースへの参照指示を設けることもできる。外部の印刷リソースは、データベースに記憶しておき、所定のメモリパスを介して参照することができる。

印刷データ２００の主部分２２０は、複数のサブセクション２２１，２２２に分割できる。これらのサブセクション２２１，２２２は階層構造によって整理できる。図２に図示された実施例においては、サブセクション２２２は、サブセクション２２１の一部である。サブセクション２２２は、例えば、サブセクション２２１のドキュメントに挿入されたドキュメントであって、かつ、サブセクション２２１のドキュメントとは異なるソフトウェアによって形成されたドキュメントである。

サブセクション２２２は、複数の印刷リソース２１１を含むことができ、これらの印刷リソース２１１は、サブセクション２２２の印刷データのみによって使用される。サブセクション２２２の複数の印刷リソース２１１は、通常、当該印刷リソース２１１の“スコープ”によって、すなわち印刷データ２００内部のコンテクストによって識別される。とりわけ、サブセクション２２２の印刷リソース２１１のメタデータにおいて、当該印刷リソース２１１が当該サブセクション２２２のみに関連しているということを特定できる。

図２はさらに、印刷リソース２１１乃至リソースファイル２１１の構造を例示している。印刷リソース２１１は、当該印刷リソース２１１の冒頭にヘッダ領域２３１を含み、及び／又は、当該印刷リソース２１１の末尾にフッタ領域２３３を含むことができる。ヘッダ領域２３１及び／又はフッタ領域２３３は、通常、メタデータ並びにリソースタイプを含む。印刷リソース２１１は、さらに、通常、印刷リソース２１１の有効データを含む有効領域２３２を有する。

制御装置１１０は、印刷ジョブ作成として、印刷データ２００の印刷リソース２１１（例えばリソースファイル）を分析するよう構成される。とりわけ、複数の印刷リソース２１１を識別できる。識別された各印刷リソース２１１には、その後、識別子（例えば識別番号）を付与することができる。識別子は、（例えば印刷リソース２１１のタイプに関連して）印刷リソース２１１を一義的に識別するために使用することができる。

図３には、印刷装置１２０によって印刷画像１３１を作成するための印刷リソース２１１を決定する方法３００のフローチャートが示されている。本発明の方法３００は、例えば、制御装置１１０の制御ユニット１１４によって（例えば制御装置１１０上で動作するソフトウェアプログラムの一部として）実行される。これに代えて又はこれに加えて、本発明の方法３００を、印刷装置１２０の制御ユニット１２４によって実行することもできる。

本発明の方法３００は、印刷装置１２０が印刷画像１３１を作成するための印刷データ２００を検出するステップ３０１を含む。印刷データ２００は、本発明で上述したように、印刷装置１２０の印刷ジョブへ変換される。印刷データ２００は、例えば、伝送媒体１４１を介して制御装置１１０で受信される。

本発明の方法３００は、さらに、印刷データ２００に基づいて、第１の印刷リソース２１１を識別するステップ３０２を含む。図２に示されているように、印刷データ２００は（例えば主部分２２０において）１つもしくは複数の印刷リソース（例えば第１の印刷リソース２１１）を指示している。例えば、第１の印刷リソース２１１を用いて所定のテキストが印刷されるべきことが表される。この場合、第１の印刷リソース２１１は、書体又はフォントなどを記述可能である。第１の印刷リソース２１１は、印刷データ２００において参照指示によって識別される。これは、印刷データ２００に含まれる印刷リソース２１１への参照指示であるか、又は、（例えば外部データベースに記憶されている）外部印刷リソース２１１への参照指示である。したがって、使用すべき第１の印刷リソース２１１（特に使用すべきリソースファイル）を、参照指示に基づいて、印刷データ２００から求めることができる。

第１の印刷リソース２１１は、印刷装置１２０が印刷画像１３１のグラフィック表示を決定できるようにするための有効データを含む。上述したように、有効データは、印刷画像１３１の個々のピクセルのグラフィック表示に関する情報を含む。例えば、有効データは、文字フォーマットの文字記号のグラフィック表示の記述データを含む。このために、有効データは例えば、オープンタイプフォントデータを含むことができる。特に、印刷リソース２１１の使用時に、同じ有効データを含む印刷リソース２１１から印刷装置１２０で同じ印刷画像１３１が形成されることが保証されるよう、印刷リソース２１１の有効データが形成される。

有効データに加え、第１の印刷リソース２１１はメタデータを含んでいてもよい。メタデータは第１の印刷リソース２１１の記憶位置を識別するために用いられる。特に、メタデータは、印刷データ２００内の第１の印刷リソース２１１への参照指示に用いられる（これにより、印刷データ２００内部の印刷リソース２１１が識別される）。メタデータは、通常は、印刷装置１２０によって作成される印刷画像１３１への影響を有さない。

特に、第１の印刷リソース２１１はリソースファイルを含み、リソースファイルは第１の印刷リソース２１１の有効データを（例えばリソースファイルの有効領域２３２に）含む。さらに、リソースファイルは、リソースファイル及び／又はリソースファイルの記憶位置の識別を可能にするメタデータを（例えばリソースファイルのヘッダ領域２３１及び／又はフッタ領域２３３に）含むことができる。例えば、メタデータは、リソースファイルの名称及び／又はリソースファイルの記憶位置へのリンクを含むことができる。これに代えて又はこれに加えて、メタデータは、リソースファイルを適用可能な印刷データ２００内部のコンテクストに関する情報（すなわちスコープ）を含んでもよい。

本発明の方法３００は、さらに、第１の印刷リソース２１１の第１の識別子を検出するステップ３０３を含む。ここで、第１の識別子は第１の印刷リソース２１１の有効データに（場合によっては有効データのみに）依存する。言い換えれば、第１の識別子は、第１の印刷リソース２１１の有効データの変更から第１の識別子の変更が自動的に（少なくとも予め定められた確率閾値以上の確率で）生じるように構成されている。特に、第１の識別子は、これによって第１の印刷リソース２１１の有効データが一義的に（少なくとも予め定められた確率閾値以上の確率で）識別されるように構成される。

他方、第１の識別子は第１の印刷リソースのメタデータには依存していなくてよい。これにより、同じ印刷画像に作用するものの異なる位置に記憶された印刷リソース、及び／又は、異なるコンテクストで使用される印刷リソースが、異なる識別子によって識別されないことが保証される。

第１の識別子は有効データに基づいて計算できる。例えば、有効データに基づいて（全ての又は一部の有効データに対して）、ハッシュ値（フィンガプリント）が求められる。このためにハッシュ関数が使用され、特に、ＭＤ５（メッセージダイジェストアルゴリズム５）又はＳＨＡ（セキュアハッシュアルゴリズム）などの暗号ハッシュ関数又はクリプトグラフィックハッシュ関数が用いられる。第１の識別子は、有効データに基づいて求められたハッシュ値に対応する。ハッシュ関数を使用すれば、当該ハッシュ関数に基づいて印刷リソース２１１に対する識別子を形成できるので有利である。当該識別子は、メモリスペースを僅かしか取らない（例えば１２８ｂｉｔ又は１６０ｂｉｔ）が、高い確率で印刷リソースを一義的に識別できる。識別子に必要なメモリスペースをさらに低減するために、ハッシュ値を場合により縮小する（丸める）ことができる。

第１の識別子は、第１の印刷リソース２１１に対して明示的に計算される。これに代えて又はこれに加えて、第１の識別子を予め形成し、第１の印刷リソース２１１と関連させて用意しておくこともできる。例えば、第１の識別子は、「インライン」の印刷リソース２１１の場合、印刷データ２００とともに用意することができる。

本発明の方法３００は、さらに、第１の識別子に基づいて、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているか否かを検査するステップ３０４を含む。上述したように、先行する印刷データに対して使用された印刷リソース２１１は、印刷装置１２０のメモリユニット１２２に記憶される。したがって、記憶された印刷リソース２１１が再利用される場合、印刷リソース２１１の再ラスタライズを回避できる。さらに、印刷リソース２１１の再伝送も回避できる。

制御装置１１０は、どの印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているかについての情報を有していることもある。この場合、第１の印刷リソース２１１を印刷装置１２０に伝送することなく、制御装置１１０によって、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているか否かを検査できる。これに代えて又はこれに加えて、第１の識別子を印刷装置１２０へ伝送し、印刷装置１２０によって、第１の識別子に基づき、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているか否かを検査してもよい。このケースでも、状況によっては、第１の印刷リソース２１１の伝送は必要ない。第１の識別子に基づいて第１の印刷リソース２１１の利用可能性を検査することにより、印刷装置１２０へ伝送すべきデータ量を低減できる。

さらに、印刷リソースの有効データに依存する識別子を用いることにより、同じ印刷画像を生じさせる印刷リソースを確実に識別できることが保証される。印刷リソース２１１の冗長伝送及び冗長処理（冗長ラスタライズ）、並びに、印刷装置１２０のメモリユニット１２２への印刷リソース２１１の冗長記憶を回避できる。

印刷装置１２０のメモリユニット１２２には、特に、既に使用されている１つもしくは複数の印刷リソース２１１が（例えば既にラスタライズされた形式で）記憶される。既に使用されている１つもしくは複数の印刷リソース２１１は、時間的に先行する印刷データ２００、すなわち、その時点で印刷すべき印刷データ２００とは異なる印刷データ２００に対する印刷画像１３１を作成するために用いられたものである。

続いて、第１の識別子に基づき、（その時点の印刷データ２００の印刷に必要な）第１の印刷リソース２１１が既に使用されている１つもしくは複数の印刷リソース２１１に一致するか否かがステップ３０４で検査される。この場合、先行の印刷ジョブに対して既に使用されている印刷リソース２１１を再利用することができる。

本発明の方法３００は、さらに、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されていることが判別された場合に、メモリユニット１２２に記憶されている第１の印刷リソース２１１を用いて印刷画像を作成するよう指示するステップ３０５を含む。印刷リソース２１１を高い信頼性でもって再利用できることにより、開始／停止動作及び／又は印刷装置１２０の刷り損じが回避される。

第１の印刷リソース２１１はリソースタイプを含む。リソースタイプは、どのタイプの有効データが第１の印刷リソース２１１に含まれているかを表す。言い換えれば、リソースタイプにより、印刷装置１２０に対して、第１の印刷リソース２１１の有効データをどのように解釈すべきかが表示されるのである。リソースタイプの例として、例えば、第１の印刷リソース２１１の有効データによるフォントの文字記号の記述データを表すフォントタイプが挙げられる。リソースタイプの別の例としては、第１の印刷リソース２１１の有効データによる画像（例えばロゴ）の記述を表すイメージタイプが挙げられる。

また、リソースタイプに基づいて、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているか否かを検査することもできる。特に、第１の識別子に対応する識別子と第１の印刷リソース２１１のリソースタイプに対応するリソースタイプとを含む印刷リソース２１１がメモリユニット１２２に記憶されているか否かを検査することができる。

印刷装置１２０のメモリユニット１２２には、例えば、第２の印刷リソース２１１を記憶することもできる。第２の印刷リソース２１１に対して第２の識別子を格納可能である。第２の識別子は、本発明で上述したように、予め形成しておくこともできる。特に、第２の識別子は（場合によっては第２の識別子のみが）、第２の印刷リソース２１１の有効データに依存する。この場合、検査のステップ３０４は、第１の識別子と第２の識別子とを比較するステップを含む。さらに、本発明の方法３００は、第１の識別子が第２の識別子に一致することが判別された場合に、第１の印刷リソース２１１によってではなく、（ラスタライズされて記憶されている）第２の印刷リソース２１１を用いて印刷画像１３１を作成するよう指示するステップ３０５を含む。

したがって、特に、制御装置１１０により、印刷リソース２１１（“プリントリソース”とも称される）が識別子（例えばＭＤ５ハッシュ値などのフィンガプリント）によって識別される。当該識別子は、場合によっては（例えばヘッダ領域２３１の一部として）印刷リソース２１１より先に存在していることもあるし、又は、制御装置１１０によって計算することもできる。

したがって、再帰性を有する印刷リソース２１１（特にフォント）が確実に識別され、印刷装置１２０へ反復伝送したり印刷装置１２０で反復処理したりする必要がなくなる。よって、本発明で上述したように、本発明の方法３００によれば、開始／停止動作や刷り損じなしに、印刷データ２００の連続印刷が可能となる。

図４のａ，ｂには、連続印刷ジョブにおいて印刷リソース２１１が再利用される様子が示されている。制御装置１１０は、複数の印刷ジョブすなわち複数の印刷データ２００，４００を受信する。各印刷ジョブは種々の印刷ファイルを含む。印刷ファイルは、（例えばファイル参照指示によって）、印刷ファイルに対する印刷リソース２１１が記憶されたリソースデータベース４１０を参照している。

図４のａには、第１の印刷ジョブ２００がどのように印刷されるかが示されている。第１の印刷ジョブ２００は、タイプＸの印刷リソース２１１である印刷リソース“ＡＢＣ”を参照している。当該印刷リソース“ＡＢＣ”（２１１）は、リソースデータベース４１０上の、印刷ジョブ２００に対応するリソースライブラリ＃ａに存在している。当該印刷リソース２１１が印刷装置１２０へ伝送され、そこでラスタライズ及び記憶が行われる。

続いて、第２の印刷ジョブ４００が印刷される（図４のｂを参照）。この印刷ジョブ４００では、タイプＸの印刷リソース２１１である印刷リソース“ＣＤＥ”（２１１）が参照される。当該印刷リソース“ＣＤＥ”（２１１）は、リソースデータベース４１０上のリソースライブラリ＃ｂに存在している。したがって、当該印刷リソース“ＣＤＥ”（２１１）は、印刷リソース“ＡＢＣ”（２１１）とは異なる名称を有するリソース、及び／又は、印刷リソース“ＡＢＣ”（２１１）とは異なる記憶位置に記憶されたリソースである。

なお、印刷リソース“ＡＢＣ”，“ＣＤＥ”に対する識別子（特にフィンガプリント）を検出することにより、印刷リソース“ＡＢＣ”と印刷リソース“ＣＤＥ”とが同じであるか否かを確実に判別することができる。制御装置１１０は、印刷リソース“ＡＢＣ”，“ＣＤＥ”の各識別子が同じであるか否かを検査する。識別子が同じであれば、印刷リソース“ＣＤＥ”を印刷装置１２０へ伝送する必要はない。これに代えて、印刷装置１２０に既に記憶されている印刷リソース“ＡＢＣ”を再利用することもできる。この場合、制御装置１１０は、作成される印刷ジョブが印刷リソース“ＣＤＥ”に代えて既に記憶されている印刷リソース“ＡＢＣ”を指示するよう、印刷ジョブ４００を適合化する。この場合も、印刷リソース“ＣＤＥ”を印刷装置１２０へ伝送する必要はなくなる。

上述したように、本発明の方法３００は、制御装置１１０の制御ユニット１１４及び／又は印刷装置１２０の制御ユニット１２４によって実行される。したがって、本発明では、印刷装置１２０を制御する制御ユニット１１４，１２４を説明する。制御ユニット１１４，１２４は、印刷装置１２０によって印刷画像１３１を作成するための印刷データ２００（例えば印刷ジョブ又は印刷ファイル）を検出するように構成されている。さらに、制御ユニット１１４，１２４は、印刷データ２００に基づいて、第１の印刷リソース２１１を識別するように構成されている。この場合、第１の印刷リソース２１１は、印刷装置１２０が印刷画像１３１のグラフィック表示を決定できるようにする有効データを含む。また、制御ユニット１１４，１２４は、第１の印刷リソース２１１の第１の識別子を検出するように構成されている。この場合、第１の識別子は第１の印刷リソース２１１の有効データに依存する。さらに、制御ユニット１１４，１２４は、第１の識別子に基づいて、第１の印刷リソース２１１が印刷装置１２０のメモリユニット１２２に既に記憶されているか否かを検査する。制御ユニット１１４，１２４は、第１の印刷リソース２１１がメモリユニット１２２に既に記憶されていることが判別された場合に、メモリユニット１２２に記憶されている第１の印刷リソース２１１を用いて印刷画像１３１を作成すべく指示するように構成されている。

本発明で説明している方法３００は、（例えばプリンタドライバ又は制御ソフトウェアとしての）ソフトウェアプログラムＳＷの範囲において実現される。したがって、本発明では、ソフトウェアプログラムＳＷについて説明する。ソフトウェアプログラムＳＷは、プロセッサ（例えば制御ユニット１１４，１２４）上で動作し、これにより本発明で説明した方法３００を実行することができる。

さらに、本発明において、記憶媒体を説明する。記憶媒体は、プロセッサ上での動作時に、本発明で説明した方法３００を実行するように構成されたソフトウェアプログラムＳＷを含む。

本発明は、図示の実施例には制限されない。特に、明細書及び図面は本発明の方法及び装置及びシステムを説明するためのものにすぎない点に注意されたい。

１００ 印刷システム、 １１０ 制御装置、 １１１ 制御装置の入力インタフェース、 １１２ 制御装置のメモリユニット、 １１３ 制御装置の出力インタフェース、 １１４ 制御装置の制御ユニット、 １２０ 印刷装置、 １２３ 印刷装置の入力インタフェース、 １２２ 印刷装置のメモリユニット、 １２４ 印刷装置の制御ユニット、 １２５ 印刷装置の印刷機構、 １３０ 記録担体、 １３１ 印刷画像、 １４１，１４２ 伝送媒体、 ２００ 印刷データ、 ２１０ 印刷データの参照部分、 ２２０ 印刷データの主部分、 ２１１ 印刷リソース、 ２２１，２２２ 印刷データのサブセクション、 ２３１ 印刷リソースのヘッダ領域、 ２３２ 印刷リソースの有効領域、 ２３３ 印刷リソースのフッタ領域、 ３００ 印刷リソースを決定する方法、 ３０１，３０２，３０３，３０４，３０５ 方法ステップ、 ４００ 印刷データ、 ４１０ データベース

Claims (12)

1. 印刷装置（１２０）によって印刷画像（１３１）を作成するための印刷リソース（２１１）を決定する方法（３００）において、
   前記方法（３００）は、
   制御装置（１１０）により、前記印刷装置（１２０）が印刷画像（１３１）を作成するための印刷データ（２００）を検出するステップ（３０１）と、
   前記制御装置（１１０）により、前記印刷データ（２００）に基づいて、リソースファイルを含む第１の印刷リソース（２１１）を識別するステップ（３０２）と、ただし、前記リソースファイルは、前記印刷装置（１２０）が前記印刷画像（１３１）のグラフィック表示を決定できるようにするための有効データと、前記リソースファイルの識別を可能にするメタデータとを含み、
   前記制御装置（１１０）により、前記第１の印刷リソース（２１１）の第１の識別子を検出するステップ（３０３）と、ただし、前記第１の識別子は、前記第１の印刷リソース（２１１）の前記有効データに依存し、かつ、前記メタデータには依存せず、
   前記第１の識別子に基づいて、前記第１の印刷リソース（２１１）が前記印刷装置（１２０）のメモリユニット（１２２）に既に記憶されているか否かを検査するステップ（３０４）と、
   前記第１の印刷リソース（２１１）が前記メモリユニット（１２２）に既に記憶されていることが判別された場合、前記第１の印刷リソース（２１１）をあらためて前記制御装置（１１０）から前記印刷装置（１２０）へ伝送することなく、前記制御装置（１１０）により、前記メモリユニット（１２２）に記憶された前記第１の印刷リソース（２１１）を用いて前記印刷画像（１３１）を作成するように指示するステップ（３０５）と
   を含む、
   ことを特徴とする印刷リソースを決定する方法（３００）。
2. 前記制御装置（１１０）は、前記印刷装置（１２０）用の制御ソフトウェアを備えたサーバを含み、
   前記印刷装置（１２０）は、前記リソースファイルをラスタライズするように構成された制御ユニット（１２４）を含む、
   請求項１記載の方法（３００）。
3. 前記メタデータは、
   ・前記リソースファイルの名称、
   ・前記リソースファイルの記憶位置へのリンク、及び／又は、
   ・前記リソースファイルを適用可能な前記印刷データ（２００）内のコンテクストに関する情報、
   のうち１つもしくは複数を含む、
   請求項１又は２記載の方法（３００）。
4. 前記有効データは、
   ・前記印刷画像（１３１）の個々のピクセルのグラフィック表示に関する情報、
   ・文字フォーマットの文字記号のグラフィック表示の記述データ、及び／又は
   ・オープンタイプフォントデータ
   のうち１つもしくは複数を含む、
   請求項１から３までのいずれか１項記載の方法（３００）。
5. 前記第１の識別子を検出するステップ（３０３）は、前記有効データに基づき、ハッシュ関数を用いてハッシュ値を求めるステップを含む、
   請求項１から４までのいずれか１項記載の方法（３００）。
6. 前記ハッシュ関数は、暗号ハッシュ関数、特にＭＤ５又はＳＨＡ関数を含む、
   請求項５記載の方法（３００）。
7. 前記第１の印刷リソース（２１１）はリソースタイプを含み、
   前記リソースタイプに基づいて、前記第１の印刷リソース（２１１）が前記印刷装置（１２０）の前記メモリユニット（１２２）に既に記憶されているか否かを検査する、
   請求項１から６までのいずれか１項記載の方法（３００）。
8. 前記メモリユニット（１２２）に第２の印刷リソース（２１１）が記憶されており、
   前記第２の印刷リソース（２１１）に対して、前記第２の印刷リソース（２１１）の有効データに依存する第２の識別子が格納されており、
   前記検査するステップ（３０４）が、前記第１の識別子と前記第２の識別子とを比較するステップを含む、
   請求項１から７までのいずれか１項記載の方法（３００）。
9. 前記第１の識別子が前記第２の識別子に一致することが判別された場合、前記印刷画像（１３１）が前記第２の印刷リソース（２１１）によって作成されるように指示するステップ（３０５）を含む、
   請求項８記載の方法（３００）。
10. 前記第１の印刷リソース（２１１）は前記印刷データ（２００）に含まれている、
    請求項１から９までのいずれか１項記載の方法。
11. 前記メモリユニット（１２２）に、印刷画像（１３１）の作成のために時間的に先行する印刷データ（２００）に対して既に使用された１つもしくは複数の印刷リソース（２１１）が記憶されており、
    前記第１の識別子に基づいて、前記第１の印刷リソース（２１１）が前記既に使用された１つもしくは複数の印刷リソース（２１１）に一致するか否かを検査するステップ（３０４）を含む、
    請求項１から１０までのいずれか１項記載の方法（３００）。
12. 印刷装置（１２０）用の制御装置（１１０）において、
    前記制御装置（１１０）は、
    前記印刷装置（１２０）が印刷画像（１３１）を作成するための印刷データ（２００）を検出し、
    前記印刷データ（２００）に基づいて、リソースファイルを含む第１の印刷リソース（２１１）を識別し、ただし、前記リソースファイルは、前記印刷装置（１２０）が前記印刷画像（１３１）のグラフィック表示を決定できるようにするための有効データと、前記リソースファイルの識別を可能にするメタデータとを含み、
    前記第１の印刷リソース（２１１）の第１の識別子を検出し、ただし、前記第１の識別子は、前記第１の印刷リソース（２１１）の前記有効データに依存し、かつ、前記メタデータには依存せず、
    前記第１の識別子に基づいて、前記第１の印刷リソース（２１１）が前記印刷装置（１２０）のメモリユニット（１２２）に既に記憶されているか否かを検査し、
    前記第１の印刷リソース（２１１）が前記メモリユニット（１２２）に既に記憶されていることが判別された場合、前記第１の印刷リソース（２１１）をあらためて前記制御装置（１１０）から前記印刷装置（１２０）へ伝送することなく、前記メモリユニット（１２２）に記憶された前記第１の印刷リソース（２１１）を用いて前記印刷画像（１３１）を作成するように指示する
    ように構成されている、
    ことを特徴とする印刷装置（１２０）用の制御装置（１１０）。

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