JP2015219004A - 燃焼システム内の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するためのシステムおよび方法 - Google Patents

燃焼システム内の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼システム内の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減する。【解決手段】システムは、第1の燃焼器と第2の燃焼器とを含むガスタービンエンジンを含む。第1の燃焼器は、第1の燃焼器の第1のヘッド端室内に配置された第1の燃料ノズルを含む。第1の燃料ノズルは、第1の燃焼器の第1の燃焼室内に燃料を噴射するように構成された第1のオリフィスを含む。第2の燃焼器は、第2の燃焼器の第2のヘッド端室内に配置された第2の燃料ノズルを含む。第2の燃料ノズルは、第2の燃焼器の第2の燃焼室内に燃料を噴射するように構成された第2のオリフィスを含む。第2の燃焼器はまた、第2のオリフィスの上流側の燃料通路に配置された第2のオリフィス板を含む。第2のオリフィス板は、第1の燃焼器と第2の燃焼器との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される。【選択図】図1

Description

本開示の主題は、一般にガスタービンシステムに関し、より詳細には、燃焼ダイナミックスを制御するためのシステムおよび方法、より具体的には、燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するためのシステムおよび方法に関する。
ガスタービンシステムは、一般に、圧縮機セクションと、燃焼器セクションと、タービンセクションとを有するガスタービンエンジンを含む。燃焼器セクションは、各燃焼器内部の燃焼室内に燃料および酸化剤(例えば、空気)を噴射するように構成された燃料ノズルを備えた1つまたは複数の燃焼器(例えば、燃焼缶)を含み得る。各燃焼器では、燃料と酸化剤との混合物が燃焼して高温燃焼ガスを発生し、次いで、高温燃焼ガスがタービンセクション内の1つまたは複数のタービン段に流入してタービン段を駆動する。各燃焼器は、燃焼器の音響振動が(熱放出の振動成分としても知られる)火炎ダイナミックスと相互作用するときに生じ、燃焼器内に自律圧力振動をもたらす、燃焼ダイナミックスを発生する場合がある。燃焼ダイナミックスは、多数の離散周波数でまたは周波数域にわたって生じる可能性があり、それぞれの燃焼器に対して上流側と下流側の両方へ移動することができる。例えば、圧力波および/または音波は、タービンセクション内に(例えば、1つまたは複数のタービン段を通って)下流側へ移動するかまたは燃料システム内に上流側へ移動することができる。下流側のタービンセクションのある構成要素は、詳細には個々の燃焼器により発生する燃焼ダイナミックスが互いに同相でコヒーレントな関係を呈しかつ構成要素の固有周波数もしくは共振周波数のまたはその近傍の周波数を有する場合に、潜在的に燃焼ダイナミックスに応答する可能性がある。本明細書で述べる場合、「コヒーレンス」は、2つの動的信号間の線形関係の強さを指す場合があり、動的信号間の周波数の重なりの程度によって強く影響され得る。燃焼ダイナミックスの文脈において、「コヒーレンス」とは、燃焼システムが呈するモード結合、すなわち燃焼器同士の音響相互作用を示す尺度である。よって、タービンシステム内の構成要素の何らかの不所望の共振応答(例えば、共振挙動)の可能性を低減するために、燃焼ダイナミックス、および/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御する必要性がある。
最初に特許請求された発明の範囲内にある実施形態について以下で要約する。これらの実施形態は、特許請求した発明の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろそれらの実施形態は、本発明の実施可能な形態の簡潔な概要を示すことのみを意図している。実際、本発明は、以下に述べる実施形態と同様または異なる種々の形態を包含することができる。
第1の実施形態において、システムは、第1の燃焼器と第2の燃焼器とを含むガスタービンエンジンを含む。第1の燃焼器は、第1の燃焼器の第1のヘッド端室内に配置された第1の燃料ノズルを含む。第1の燃料ノズルは、第1の燃焼器の第1の燃焼室内に燃料を噴射するように構成された第1のオリフィスを含む。第2の燃焼器は、第2の燃焼器の第2のヘッド端室内に配置された第2の燃料ノズルを含む。第2の燃料ノズルは、第2の燃焼器の第2の燃焼室内に燃料を噴射するように構成された第2のオリフィスを含む。第2の燃焼器はまた、第2のオリフィスの上流側の燃料通路に配置された第2のオリフィス板を含む。第2のオリフィス板は、第1の燃焼器と第2の燃焼器との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される。
第2の実施形態において、システムは、第1の燃焼器の第1のヘッド端室内に配置された第1の燃料ノズルを含む第1の燃焼器を含む。第1の燃料ノズルは、第1の燃焼器の第1の燃焼室内に燃料を噴射するように構成された第1のオリフィスを含む。第1の燃焼器はまた、第1のオリフィスの上流側の燃料通路に配置された第1のオリフィス板を含む。第1のオリフィス板は、第1の燃焼器における第1の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に制御するように構成される。
第3の実施形態において、方法は、第1の燃焼器の第1のヘッド端室内に配置された第1の燃料ノズルの第1のオリフィスから第1の燃焼器の第1の燃焼室内に燃料を噴射することと、第2の燃焼器の第2のヘッド端室内に配置された第2の燃料ノズルの第2のオリフィスから第2の燃焼器の第2の燃焼室内に燃料を噴射することと、第2のオリフィスの上流側の燃料通路に配置された第2のオリフィス板を用いて、第2の燃焼器における第2の燃焼ダイナミックスを制御することとを含み、第2のオリフィス板が、第1の燃焼器と第2の燃焼器との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される。
本発明のこれらのおよび他の特徴、態様および利点は、図面全体を通して類似の符号が類似の部分を表す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むとき、より良く理解される。
下流側の構成要素における不所望の振動応答の可能性を低減するために燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御するように構成されたオリフィス板を備えた複数の燃焼器を有するガスタービンシステムの実施形態の概略図である。 燃焼器が下流側の構成要素における不所望の振動応答の可能性を低減するために燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御するように構成されたオリフィス板を有する、図1の燃焼器のうちの1つの実施形態の断面概略図である。 燃焼器が下流側の構成要素における不所望の振動応答の可能性を低減するために燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御するように構成された少なくとも1つのオリフィス板を有する、図1の燃焼器のうちの1つの部分の実施形態の概略図である。 下流側の構成要素における不所望の振動応答の可能性を低減するために燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御するように構成されたオリフィス板を各々備えた複数の燃焼器を有するガスタービンシステムの実施形態の概略図である。 下流側の構成要素における不所望の振動応答の可能性を低減するために燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を制御するように所定のパターンで配設された第1の複数の第1の燃焼器と第2の複数の第2の燃焼器とを有するガスタービンシステムの概略図である。
本発明の1つまたは複数の具体的な実施形態を以下に説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では、実際の実施態様の特徴全てを説明しているわけでない。かかる実際の実施態様の開発においては、あらゆる工学または設計プロジェクトと同様に、実施態様毎に異なり得る(システム関連およびビジネス関連の制約の遵守などの)開発者の具体的目標を達成するために、多数の実施態様特有の決定を下さなければならないことを理解されたい。加えて、このような開発努力は、複雑かつ時間を要するものであり得るが、本開示の利益を享受する当業者にとっては設計、製作、および製造の通常の取り組みとなるであろうことを理解されたい。
本発明の種々の実施形態の要素を導入する場合に、冠詞「a(1つの)」、「an(1つの)」、「the(その)」および「said(前記)」は、1つまたは複数の要素が存在することを意味することが意図される。用語「comprising(備える)」、「including(含む)」および「having(有する)」は、包含的であることが意図され、列挙された要素以外に追加の要素が存在してもよいことを意味する。
本開示の実施形態は、1つまたは複数のタービン燃焼器の幾何学的構造を変化させる(例えば、燃料ノズルの上流側の燃料通路にオリフィス板を配置する)ことによりガスタービンシステム内の下流側の構成要素における不所望の振動応答を低減するために、燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を低減することを対象とする。本明細書で使用する場合、「オリフィス板」は、オリフィス板を通る流体の流れを制限する、1つまたは複数の孔(すなわち、オリフィス)が貫通する板として定義することができる。ガスタービン燃焼器(または燃焼器組立体)は、燃焼プロセス、燃焼器内への吸入流体流れ(例えば、燃料、酸化剤、希釈剤など)の特性、および種々の他の要因に起因して燃焼ダイナミックスを発生する場合がある。燃焼ダイナミックスは、圧力変動、脈動、振動、および/またはある周波数の波として特徴付けることができる。吸入流体流れの特性は、速度、圧力、速度および/または圧力の変動、流体通路のばらつき(例えば、曲折、形状、途切れなど)、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。集合的に、燃焼ダイナミックスは、燃焼器から下流側の種々の構成要素における振動応答および/または共振挙動を潜在的に引き起こす可能性がある。例えば、(例えば、ある周波数、周波数域、振幅などの)燃焼ダイナミックスは、ガスタービンシステム内で下流側へ移動することができる。下流側の構成要素が、それらの圧力変動(例えば、燃焼ダイナミックス)により駆動される固有周波数または共振周波数を有する場合、圧力変動は、振動、応力、疲労などを潜在的に引き起こす可能性がある。構成要素は、タービンノズル、タービンブレード、タービンシュラウド、タービンホイール、軸受、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。下流側の構成要素は、同相でコヒーレントな燃焼トーンにより敏感であるので、特に重要である。したがって、具体的には、コヒーレンスを低減することにより、下流側の構成要素における不所望の振動の可能性を低減する。
以下に詳細に述べるように、本開示の実施形態は、燃焼器内の種々の燃料回路への燃料の分配を修正するために、燃料ノズルの上流側の燃料通路に配置されたオリフィス板を1つまたは複数のガスタービンエンジンに備え得る。燃料回路は、燃焼器のヘッド端に1つまたは複数の燃料ノズルを含み得る。特に、オリフィス板は、別の燃焼器に比べて個々の燃焼器の燃料配分を変えることができ、それにより、ヘッド端における所与の燃料ノズルへの燃料流れを変える。所与の燃料ノズルまたは燃料ノズル群への燃料流量の差から生じる燃料ノズル圧力比および/または当量比の変化は、各燃焼器における燃焼不安定性周波数および/または振幅に直接影響を与え得る。1つまたは複数の燃焼器における燃焼ダイナミックス周波数が他の燃焼器の燃焼ダイナミックス周波数から遠ざけられるにつれて、コヒーレンス、ひいては燃焼ダイナミックスのモード結合が低減される。その結果、本発明の種々の実施形態は、下流側の構成要素において振動応答を引き起こす燃焼器トーンの能力を低減することができる。
本開示の実施形態は、複数のガスタービン燃焼器の間のオリフィス板の構成を変化させることができ、それにより、燃焼ダイナミックス振幅および/または複数のガスタービン燃焼器の間の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するようにして燃焼器毎の燃焼ダイナミックスを変化させる。例えば、オリフィス板の構成により引き起こされる燃料配分の変化は、燃料配分、ひいては、燃焼ダイナミックス周波数に燃焼器毎のばらつきを生じさせ得、それにより、詳細にはガスタービンシステムの構成要素の共振周波数と同調する周波数において、燃焼器のモード結合の可能性を低減する。したがって、複数のガスタービン燃焼器のオリフィス板の有効オリフィス面積を変更することにより、燃焼器毎に周波数をずらすことができ、モード結合を妨げる。換言すれば、複数のガスタービン燃焼器における周波数の類似性を低減することにより、コヒーレンスを低減することができる。
よって、ガスタービンエンジンは、燃焼器の燃料配分を変えるために様々なオリフィス板の構成を用いることができ、それにより、燃焼器の燃焼ダイナミックスを変え、ひいては、燃焼器における燃焼ダイナミックスにより引き起こされるガスタービンシステム構成要素における不所望の振動応答を緩和する。例えば、各ガスタービン燃焼器のオリフィス板の幾何学的構造は、1つまたは複数の角度付き面、湾曲面(例えば、凹面、凸面、一定曲率、または種々の曲率)、平坦面、凹部、突起、多角形面(例えば、三角形面、五角形面、六角形面、または四角形面)、段差面もしくはジグザグ面、屈曲面、不規則な面(例えば、不均一面、凸凹面、または非対称面、波状面、ギザギザ面、尖面、鋸歯状の面)、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。しかしながら、一部の実施形態では、タービン燃焼器の少なくとも一部(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10)または全てが、異なる角度付きオリフィス板、異なる湾曲状オリフィス板、異なる平坦状オリフィス板、異なるオリフィス構成、またはこれらの任意の組み合わせなどの、異なるオリフィス板を有する。一部の実施形態において、異なる燃焼器に供給する燃料ラインにおけるオリフィス板のオリフィス間の幾何学的特性(例えば、高さ、幅、深さ、長さ、角度、角度特性、曲率半径、幾何学的特徴の向きなど)は、異なるものとすることができる。詳細には、一部の実施形態では、異なる燃焼器に関連付けられた燃焼器のオリフィス板は、異なる幾何学的形状、異なる幾何学的特性、異なる幾何学的配置のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせを有し得る。
よって、1つまたは複数の種々のオリフィス板を有する1つまたは複数の燃焼器を用いた本開示の実施形態は、1つまたは複数の燃焼器の燃料配分を変化させるのを補助し、それにより、各燃焼器内および隣接するまたは隣接しない燃焼器の間の燃焼ダイナミックスを変化させる。本開示の実施形態の使用は、燃焼器のモード結合を緩和するのを補助し、これにより、燃焼器から下流側の構成要素および燃焼器自体における不所望の振動応答の可能性を低減する。例えば、他の燃焼器の1つまたは複数に比べて異なる幾何学的構造(例えば、異なる幾何学的形状、幾何学的特性、または幾何学的配置)のオリフィス板を燃料供給ラインに備えた1つまたは複数の燃焼器を提供することにより、燃焼器毎の異なる燃料配分を提供することができ、それにより、燃焼器毎の燃焼器ダイナミックスを変え、ガスタービンシステムの燃焼器のコヒーレントな挙動の可能性を低減する。
前述の内容を念頭に置いて、図1は、複数の燃焼器12を有するガスタービンシステム10の実施形態の概略図であり、この図では、1つまたは複数の燃焼器12が、少なくとも1つの他の燃焼器12の燃焼器オリフィス板13と異なる構成および/または幾何学的構造を有する燃焼器オリフィス板13を備えている。ある実施形態では、全ての燃焼器12が燃焼器オリフィス板13を有するとは限らないことに留意すべきである。以下に述べるように、オリフィス板13は、燃焼器12に燃料4を搬送する燃料通路5に配置することができる。以下の記述において、燃料通路5は、燃料4が燃焼されるように最終的に燃焼器12内に噴射される場所へ燃料4が移動するときに、燃料4がたどる通路の全てまたは任意の部分を指す場合がある。ある実施形態において、追加のオリフィス板13は、燃焼器12のヘッド端における燃料ノズルに燃料を供給する1つまたは複数の燃料回路に配置することができる。上述したように、各オリフィス板13は、オリフィス板13を通る燃料4の流れを制限する、1つまたは複数の孔(すなわち、オリフィス)を含む。各オリフィス板13における孔は、オリフィス板13の前後の所与の差圧に対してオリフィス板13を通る流体(例えば、燃料4)の質量流れを決定するオリフィス板13の有効オリフィス面積を集合的に画定する。オリフィス板13の有効オリフィス面積は、燃料4が通過する総合面積であり、流れ係数または吐出係数を乗算したオリフィス板13の孔の総面積として算出することができる。流れ係数は、オリフィス板13を通る実際と理論の最大流れの比を表し得る。
図1に示す燃焼器12のうちの1つまたは複数において、オリフィス板13は、特定の燃焼器12における燃焼ダイナミックスを変更し、それにより、燃焼器12の下流側の構成要素における何らかの不所望の振動応答を低減するのを補助するように構成された構成を有し得る。例えば、オリフィス板の構成は、オリフィス板の幾何学的オリフィス面積または有効オリフィス面積のいずれかを変更し、それにより、燃料回路を通る流れおよび最終的には燃焼器における燃料配分を変更し、所与の燃焼器12により発生する燃焼ダイナミックスの振幅および周波数を最終的に変える幾何学的特徴を含み得る。加えて、本開示の実施形態は、複数の燃焼器12の間の燃焼ダイナミックスの何らかのモード結合を低減または回避するのを補助し、それにより、複数の燃焼器12の下流側のガスタービン構成要素の何らかの不所望の振動応答を低減するのを補助するために、複数の燃焼器12間のオリフィス板13の幾何学的構造を変化させることができる。例えば、本開示の実施形態は、複数の燃焼器12の間のオリフィス板13の、幾何学的形状(例えば、角度付き、湾曲状、段状、凹状、凸状、または平坦状)、幾何学的特性(例えば、高さ、幅、深さ、長さ、角度、角度特性、曲率半径、オリフィス間の距離)、幾何学的配置(例えば、規則的、不規則など)、またはこれらの任意の組み合わせを変化させることができる。その結果、燃焼器12の間のオリフィス板13の不均一な幾何学的構成は、燃焼ダイナミックス周波数を燃焼器12毎に変化させるのを補助することができる。したがって、複数の燃焼器12により発生する燃焼ダイナミックスは、ガスタービンシステム10内において不所望の振動応答を潜在的に引き起こし得るコヒーレントな挙動をもたらす可能性が低い。
図示の実施形態において、タービンシステム10は、1つまたは複数の燃焼器12が燃料通路5に配置された1つまたは複数のオリフィス板13を備えた、複数の燃焼器12(例えば、12aおよび12b)を有する。このオリフィス板13は、オリフィス板13に存在するオリフィスの、数、配置、直径、形状、全有効オリフィス面積、またはこれらの任意の組み合わせなどが燃焼器12によって異なり得る。このようにして、隣接するオリフィス板13の幾何学的配置を変化させることができ、それにより、燃焼器のモード結合、ひいては、下流側の構成要素における何らかの不所望の振動応答を低減する。一部の実施形態では、オリフィス板13の幾何学的構造については、幾何学的形状、幾何学的特性、および/または幾何学的配置を燃焼器12毎に変えることができる。ある実施形態において、オリフィス板13は、各燃焼器12で異ならず、および/または各燃焼器12は、燃焼器12に燃料4を提供する燃料回路に配置されるオリフィス板13を有さない。本開示の実施形態において、燃焼器12のサブセットまたは群の1つまたは複数のオリフィス板13は、燃焼器12の別のサブセットまたは別の群の1つまたは複数のオリフィス板13と異なる。サブセットまたは群は、1つまたは複数の燃焼器12を含み得、最大でガスタービンシステム10内に含まれる燃焼器12の数まで、任意の数(例えば、2、3、4、5、6、またはそれより多く)の燃焼器12の群またはサブセットが存在し得る。
ガスタービンシステム10は、圧縮機14と、燃料通路5に配置されたオリフィス板13を備えた1つまたは複数の燃焼器12と、タービン16とを含む。1つまたは複数のガスタービン燃焼器12は、燃料通路5に配置されたオリフィス板13を含み得、このオリフィス板13は、燃料4の流れ、または他の材料と燃料4の混合物を、燃料4の供給源から1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5、6またはそれより多く)の燃料ノズル18に導くように構成することができる。例えば、オリフィス板13は、図2に更に説明するように、燃料4の供給源から、燃料ノズル18を介して(例えば、燃料ノズル18の、内側ベーンオリフィス、外側ベーンオリフィス、パイロットオリフィス、拡散オリフィス、またはこれらの任意の組み合わせを使用して)それぞれの燃焼室19内に燃料4を送るように構成される。ガスタービン燃焼器12は、燃焼室19内で加圧酸化剤(例えば、空気)と燃料の混合物(例えば、燃料4と空気の混合物)に点火してこれを燃焼させ、次いで、得られた高温加圧燃焼ガス24(例えば、排ガス)をタービン16に通す。特に、オリフィス板13の幾何学的構造を変化させることにより、燃料4の供給源から燃焼室19内に送られる燃料4の流量を変化させることができる。更に、(燃料流通路5を介する)1つまたは複数の燃料回路から1つまたは複数の燃焼器12への流量を変化させることにより、1つまたは複数の燃焼器12への燃料配分、ひいては、1つまたは複数の燃焼器12の燃焼室19内の燃焼ダイナミックスを変化させる、調節する、または変更することができる。残りの燃焼器12に比べて1つまたは複数の燃焼器12における燃焼ダイナミックス(具体的には、周波数)を変化させることにより、燃焼器12間のモード結合の可能性を低減することができ、したがって、下流側の構成要素における不所望の振動応答を低減することができる。
タービン16内のタービンブレードは、ガスタービンシステム10のシャフト26に連結され、このシャフトもまた、タービンシステム10全体にわたって複数の他の構成要素に連結することができる。燃焼ガス24がタービン16のタービンブレードに衝突してブレードの間を流れると、タービン16が駆動されて回転し、シャフト26を回転させる。最終的に、燃焼ガス24は、排気出口28を介してタービンシステム10から出る。更に、図示の実施形態において、シャフト26は、シャフト26の回転により動力供給される負荷30に連結される。負荷30は、発電機、飛行機のプロペラ、または他の負荷などの、タービンシステム10のトルクにより動力を発生する任意の適切な装置とすることができる。
ガスタービンシステム10の圧縮機14は、圧縮機ブレードを含む。圧縮機14内の圧縮機ブレードは、シャフト26に連結され、上述のように、タービン16によりシャフト26が回転駆動されると回転する。圧縮機ブレードが圧縮機14内で回転すると、圧縮機14が、吸気口32から受け取った空気(または任意の適切な酸化剤)を圧縮して、加圧空気34(例えば、加圧酸化剤)を生成する。次いで、加圧空気(例えば、加圧酸化剤)34は、燃焼器12の燃料ノズル18に送り込まれる。上述のように、燃料ノズル18は、加圧空気(例えば、加圧酸化剤)34と燃料4を混合して、燃焼に適した混合比を生成する。以下の記述では、燃焼器12の軸方向すなわち軸線42(例えば、長手方向軸線)、燃焼器12の径方向すなわち軸線44、および燃焼器12の円周方向すなわち軸線46について言及がなされる場合がある。
図2は、燃料通路5に配置されたオリフィス板13を含む、図1の燃焼器12のうちの1つの実施形態の断面図である。燃焼器12は、ヘッド端50と、端カバー52と、燃焼器キャップ組立体54と、燃焼室19とを含む。燃焼器12のヘッド端50は、一般に、端カバー52と燃焼室19との間に軸方向に位置決めされたヘッド端室51でキャップ組立体54と燃料ノズル18を取り囲む。燃焼器キャップ組立体54は、一般に燃料ノズル18を収容する。燃料ノズル18は、燃料4、酸化剤、および時には他の流体を燃焼室19に送る。ある実施形態において、燃料通路5は、図2に示すように、各燃料ノズル18への別個の燃料通路または燃焼器12の1つもしくは複数の燃料ノズル18群における全ての燃料ノズル18の種々の領域に供給する燃料通路に分かれ得る。例えば、各燃料ノズル18は、複数のオリフィスを有し得、それらオリフィスを通して燃料4を燃焼室19内に噴射することができる。複数のオリフィスは、燃料ノズル18に沿って異なる箇所に配置することができ、および/または互いに異なる特性(例えば、直径)を有し得る。例えば、燃料ノズル18のあるオリフィスを、始動、通常運転、低率運転などの間に選択的に使用することができる。燃料ノズル18の他のオリフィスは、燃焼器12の燃焼ダイナミックスを変更するために使用することができる。ある実施形態において、燃料通路5全体の一部である、特定の燃料回路は、複数の燃料ノズル18の各々に対する特定のタイプのオリフィスに燃料4を送るために使用することができる。したがって、複数の燃料回路は、複数の燃料ノズル18の各々に対する複数のオリフィスに燃料4を送るために使用することができる。
ある実施形態では、複数の燃焼器12の各々対してほぼ同じ全燃料流量を維持することが有利であり得る。全燃料流量は、特定の燃焼器12用の複数の燃料ノズル18の各々により噴射される燃料流量の合計を表し得る。以下に更に詳述するように、オリフィス板13は、複数の燃焼器12の各々に対する全燃料流量をほぼ維持するために使用することができる。例えば、オリフィス板13を第1の燃焼器12群の燃料流通路5(例えば、燃料回路)に配置する場合には、周波数差、ひいてはコヒーレンスまたは燃焼器システムのモード結合の低減をもたらすように、燃焼器レベルで燃料配分を変更し、ひいては燃焼器レベルで周波数(燃焼ダイナミックス)を制御すると同時に、燃焼器12への同じ燃料流量を維持するのを補助するために、オリフィス板13を第2の燃焼器12群の燃料流通路5(例えば、燃料回路)に配置することができる。オリフィス板13の他の配置も可能であり、以下に詳細に説明する。
燃焼器12は、燃焼室19の周りおよび燃焼器12の軸線42の周りに円周方向46に延びる1つまたは複数の壁を有し、一般に、ガスタービンシステム10の回転軸線(例えば、シャフト26)の周囲に円周方向に間隔をあけて配置された複数の燃焼器12のうちの1つを表している。ある実施形態において、オリフィス板13の幾何学的構造は、燃料配分、ひいては、燃焼器12の間の燃焼ダイナミックスを変化させるために2つ以上(または全て)の燃焼器12間で異なり得る。例えば、異なる燃焼器12におけるオリフィス板13は、板および/または板のオリフィスの幾何学的形状、幾何学的特性、および/または幾何学的配置の差を含み得る。具体的には、オリフィス板13のばらつきは、以下に詳細に説明するように、各燃焼器12の燃焼ダイナミックスの周波数、場合により振幅が、ガスタービンシステム10内の少なくとも1つの他の燃焼器12と異なるように、燃料配分、ひいては、複数の燃焼器12の2つ以上の間の燃焼ダイナミックスを変化させるのを補助する。このようにして、オリフィス板13のばらつきは、ガスタービンシステム10内の不所望の振動応答を低減するのを補助し、ひいては、ガスタービンシステム10の振動応力、損耗、および/または性能劣化を最小限に抑える。
図示の実施形態において、1つまたは複数の燃料ノズル18は、端カバー52に取り付けられ、燃焼器キャップ組立体54を貫通して燃焼室19に達している。例えば、燃焼器キャップ組立体54は、1つまたは複数(例えば、1、2、3、4、5、6またはそれより多く)の燃料ノズル18を収容し、各燃料ノズル18を支持することができる。燃焼器キャップ組立体54は、燃料ノズル18の長さの一部に沿って配置され、燃焼器12内に燃料ノズル18を収納する。各燃料ノズル18は、加圧酸化剤と燃料(例えば、燃料4)との混合を容易にし、燃焼器キャップ組立体54を通して燃焼室19内に混合物を導く。次いで、酸化剤−燃料混合物は、室19の1次燃焼ゾーン62内で燃焼することができ、それにより、高温加圧排気ガスを生成する。これらの加圧排気ガスは、タービン16内でブレードの回転を駆動する。
各燃焼器12は、燃焼器ライナ60が燃焼室19の周囲に円周方向に延びる一方で、中間流路または中間流通空間64を画定するように内壁(例えば、燃焼器ライナ60)の周囲に円周方向に配置された外壁(例えば、流れスリーブ58)を含む。内壁60はまた、移行部品66を含み得、この移行部品66は、一般にタービン16の第1の段に向かって小径となる。インピンジメントスリーブ59は、移行部品66の周りに円周方向46に配置される。ライナ60は、燃焼室19に直接面しかつ露出する燃焼器12の内面を画定する。流れスリーブ58および/またはインピンジメントスリーブ59は、複数の穿孔61を含み得、これらの穿孔61は、インピンジメント冷却の目的でライナ60および移行部品66に空気を衝突させると同時に、酸化剤の流れ67(例えば、空気流)を圧縮機吐出口68から流路64内に導く。次いで、流路64は、(例えば、高温燃焼ガスの下流方向69に対して)酸化剤の流れ67をヘッド端50に向けて上流方向に導き、その結果、酸化剤の流れ67が更に、ヘッド端室51を通り、燃料ノズル18を通って、燃焼室19に流入する前にライナ60を冷却する。
オリフィス板13は、オリフィスの幾何学的形状、幾何学的特性、または幾何学的配置などの特定の幾何学的構造を有し得、このオリフィス板13は、燃焼器12の燃料配分を変化させ、それにより燃焼器12内の燃焼ダイナミックス(例えば、圧力脈動、変動、または振動)を変化させるように構成することができる。例えば、ヘッド端室51は、端カバー52と、端カバー52から軸方向42にずらして配置された燃焼器キャップ組立体54と、室51の周りに円周方向46に延びる壁53とにより画定されるまたは境界を定められる。室51内に配置された1つまたは複数の燃料ノズル18に通じる燃料通路5に沿って配置されたオリフィス板13に対する幾何学的変化は、ヘッド端室51内の燃料ノズル18を通る燃料4の流れを変更することができ、それにより、燃料ノズルにより燃料を燃焼室内に噴射する1つまたは複数のオリフィスの前後の圧力比を変え、また、1つまたは複数の燃料ノズル18に対する火炎の局所当量比を変える。特定の燃料ノズル(または燃料ノズル18群)への燃料4の流量の増加させることにより、燃料ノズルにより燃料を燃焼室19内に噴射する1つまたは複数のオリフィスの前後の圧力比を増加させ、また、燃料ノズル18の局所当量比を増加させ、火炎ダイナミックスひいては燃焼ダイナミックスを変える。同様に、特定の燃料ノズル(または燃料ノズル18群)への燃料4の流量の減少させることにより、燃料ノズルにより燃料を燃焼室内に噴射する1つまたは複数のオリフィスの前後の圧力比を減少させ、また、燃料ノズル18の局所当量比を減少させ、火炎ダイナミックスひいては燃焼ダイナミックスを変える。このようにして、燃料配分を変えることにより、火炎ダイナミックスを変え、それにより燃焼器12の燃焼ダイナミックスを変える。例えば、オリフィス板13は、ある燃焼器12の燃焼ダイナミックスの周波数、場合により振幅を別の燃焼器12に対して変化させることができる。ある実施形態では、燃焼器12がある周波数でまたはある周波数域内で動作するように調整するようにしてオリフィス板13を修正することができる。多燃焼器12式ガスタービンシステム10において、1つまたは複数の燃焼器12を含む第1の群の燃焼器12は、ある周波数および/または周波数域で動作するように第1の群の燃焼器12を調整するオリフィス板13であって、1つまたは複数の燃焼器12の1つまたは複数の燃料回路への燃料4の燃料流れを制限するためのオリフィス板13を備え得る。加えて、第2の群の燃焼器12を含む、1つまたは複数の他の燃焼器12の他の燃料回路の1つまたは複数は、異なる周波数および/または周波数域で動作するように第2の群の燃焼器12を調整するオリフィス板13であって、第2の群の燃焼器12内において1つまたは複数の燃焼器12への燃料4の燃料流れを制限するためのオリフィス板13を備え得、このオリフィス板13は、第1の群の燃焼器12に関連付けられた、燃料4に使用するオリフィス板13と異なるものとするかまたは同じものとすることができる。このように、各燃焼器12への同様の燃料流れを維持しつつ、1つまたは複数の残りの燃焼器12に比べて異なる周波数で動作するように、1つまたは複数の燃焼器12を調整することができる。各燃焼器12への同様の全燃料流れを維持することは、ある実施形態では望ましい場合があるが、他の実施形態では、全ての燃焼器12が同じ燃料流れを有さなくてもよい。例えば、燃焼器12は、燃焼器毎の燃焼ダイナミックスを交代させる(alternate)、燃焼ダイナミックス周波数を徐々に上げるもしくは徐々に下げる、または複数の燃焼器12の間の燃焼ダイナミックス周波数をランダムに分布させるオリフィス板13を燃料通路5に備え得る。ある実施形態において、燃焼器12は、多数の燃焼器12の群が、別の群(図5に示す)における燃焼器12の燃焼周波数と異なる単一の燃焼ダイナミックス周波数を生成することができるように、1つまたは複数の燃焼器12の群において修正することができる。各燃焼器がそれ自体の燃焼周波数を生成する、多数の燃焼器12群を、群内における燃焼器12の任意の所望の空間的な配置(例えば、隣接配置または交互配置)で用いることができる。ある実施形態では、燃料通路5にオリフィス板13を有さない、1つもしくは複数の燃焼器12、または燃焼器群が存在し得、その結果、それらの燃焼器12がオリフィス板13を含む1つまたは複数の燃焼器12群と異なる周波数を有し得る。
端カバー52は、一般に、燃料供給源から、1つまたは複数の燃料ノズル18を介して燃焼室19内に液体燃料、ガス燃料、および/または混合燃料を送るように構成することができる。ガスタービン燃焼器12は、燃焼室19内で加圧酸化剤と燃料の混合物(例えば、酸化剤−燃料混合物)に点火してこれを燃焼させ、次いで、得られた高温加圧燃焼ガス24(例えば、排ガス)をタービン16に下流方向69へ通す。ある実施形態では、燃焼器12の間の燃焼ダイナミックス周波数の差を達成し、ひいては、ガスタービンシステム10内の不所望の振動応答を低減するために、(例えば、燃料ノズル18の上流側に配置された)オリフィス板13の幾何学的構造を変化させることにより、1つまたは複数の燃焼器12における燃料配分、ひいては、1つまたは複数の燃焼器12の燃焼ダイナミックス周波数を変化させる、調節する、または変更することができる。
図2に示すように、1つまたは複数のオリフィス板13は、燃焼器12のヘッド端室51内に配置された1つまたは複数の燃料ノズル18に通じる燃料通路5に沿って配置することができる。具体的には、燃料ノズル18は、燃焼室19内の燃焼の特性を調節するために、燃料ノズル18の異なる領域またはエリア(内側ベーン燃料オリフィス、外側ベーン燃料オリフィス、パイロット燃料オリフィス、拡散燃料通路オリフィス、またはこれらの任意の組み合わせなど)から燃料4を噴射するように構成することができる。例えば、燃料ノズル18の異なる領域のうちの1つまたは複数からのより多くのまたはより少ない燃料4の噴射を、火炎にわたる空燃比プロファイル、および/または燃料を燃焼室内に噴射する1つまたは複数のオリフィスの前後の圧力比を調節するために使用することができ、これにより火炎ダイナミックスを変え、ならびに、この燃料4の噴射はまた、燃焼室19内に生成された燃焼ガス24の組成に影響を与え得る(例えば、COおよびNOxなどのより多くのまたはより少ない排出物を生み出す)。燃料ノズル18に通じる燃料通路5の1つまたは複数の燃料回路に沿って配置されたオリフィス板13の幾何学的変化は、燃焼室19を通る燃料4の流れを変更することができ、それにより、燃焼器12の燃料配分を変える。したがって、燃料ノズル18に通じるオリフィス板13は、燃焼器12間のモード結合を低減するために使用することができる。
図3は、燃料通路5に配置された1つまたは複数のオリフィス板13を含む、図1の燃焼器のうちの1つの燃料ノズル18のうちの1つの一部の実施形態の概略図である。例えば、燃料通路5は、燃料ノズル18の1つまたは複数のベーンパック80(例えば、流れの方向に対してある角度で位置決めされた複数のベーン)に燃料4を搬送するベーン燃料通路70と、燃料ノズル18の先端88付近に配置された1つまたは複数の拡散またはパイロットオリフィス86に燃料4を搬送する拡散またはパイロット燃料通路72とに分割することができる。ベーンパック80は、燃料ノズル18を通って流れる燃料4の流れに旋回運動を与えるための1つまたは複数のベーンを含み得る。拡散またはパイロットオリフィス86は、全負荷、始動、低率運転、または停止などの、燃焼器12の運転のある部分の間に使用することができる。ある実施形態において、ベーン燃料通路70および拡散またはパイロット燃料通路72のうちの一方または両方は、ベーンパック80および拡散またはパイロットオリフィス86への燃料4の流れをそれぞれ調節するためのオリフィス板13を含み得る。ある実施形態において、ベーン燃料通路70は、1つまたは複数の外側ベーンオリフィス82に燃料4を搬送する外側ベーン燃料通路74と、1つまたは複数の内側ベーンオリフィス84に燃料4を搬送する内側ベーン燃料通路76とに分割することができる。他の実施形態において、燃料4は、単一のベーン燃料通路70により内側ベーンオリフィス84と外側ベーンオリフィス82の両方に搬送することができる。図3に示すように、外側ベーンオリフィス82は、内側ベーンオリフィス84よりも燃焼器12の軸方向軸線42から更に離間して配置される。外側ベーン燃料通路74および内側ベーン燃料通路76の一方または両方は、外側ベーンオリフィス82および内側ベーンオリフィス84への燃料4の流れをそれぞれ調節する(例えば、外側ベーンオリフィス82と内側ベーンオリフィス84との間で燃料4を配分する)ためのオリフィス板13を含み得る。
図4は、1つまたは複数の燃焼器12が燃料通路5に配置されたオリフィス板13を有する複数の燃焼器12を有するガスタービンシステム10の概略図である。図示の実施形態において、ガスタービンシステム10は、タービン16に連結された4つの燃焼器12を含む。しかしながら、他の実施形態では、ガスタービンシステム10は、任意の数の燃焼器12(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16またはそれより多くの燃焼器)を含む。図4には燃焼器12の各々に対してオリフィス板13を示しているが、ある実施形態では、ガスタービンシステム10の全ての燃焼器12が、燃料通路5に配置されたオリフィス板13を有するとは限らない。ある実施形態において、燃焼器12のサブセットは、燃料通路5に配置されたオリフィス板13を有し得、その一方で、燃焼器12の第2のサブセットは、燃料通路5に配置されるオリフィス板13を有さなくてもよい。図4に示すように、燃焼器12の各々は、中央燃料ノズル92の周りに径方向44に配設された複数の外側燃料ノズル90含む。加えて、ある実施形態では、切頭パイ形状などの他の形状を使用できるが、燃料ノズル90、92の各々は、円形断面形状を有し得る。ある実施形態では、燃料ノズル90、92の数、形状、および配置を、図4に示す数、形状、および配置と異なるものとすることができ、所望の燃焼効率または燃焼性能を達成するように選択することができる。
図4に示すように、ガスタービンシステム10の運転範囲にわたる多数の燃料供給体制を可能にするように、燃料ノズル90、92を種々の群または回路に分割することができる。例えば、中央燃料ノズル92は、1次燃料ノズル群を画定することができ、かつ中央ノズル供給ライン94から燃料4を受け取ることができ、その一方で、その中央燃料ノズル92を取り囲む外側燃料ノズル90を、それぞれの外側ノズル供給ライン96、98から燃料4(または異なる燃料)を受け取る2次および/または3次燃料ノズル群としてグループ化することができる。したがって、ノズル供給ライン94、96、および98は、図3に示す燃料通路70、74、または76の全てまたは一部を含み得る。図示の実施形態は、2次燃料ノズル群の2つの隣接しない燃料ノズル90が外側ノズル供給ライン96により供給され、3次燃料ノズル群の3つの燃料ノズル90が他の外側ノズル供給ライン98により供給される燃料ノズル90、92の1つの特定の配置を示している。しかしながら、ある実施形態では、中央燃料ノズル92と、外側燃料ノズル90の1つまたは複数とを含む群を含む、他の燃料ノズル90、92群を使用することができる。加えて、図4に示すように、1つまたは複数の燃焼器12への燃料4の流量を調節するために、1つまたは複数のオリフィス板13をノズル供給ライン94、96、および/または98に配置することができる。以下に述べるように、これらのオリフィス板13は、燃焼器12の各々に対してほぼ同じ全燃料流量(例えば、特定の燃焼器12に対する燃料4の種々の流量の合計)を維持するのを補助するために使用することができる。燃料通路5におけるオリフィス板13はまた、1次火炎ゾーンの当量比および/または燃料ノズルにより燃料が燃焼室内に噴射される1つまたは複数のオリフィスの圧力比を変えることができ、このことにより、1つまたは複数の燃焼器12の燃焼ダイナミックスの振幅および/または周波数を変えることができる。
基底負荷運転時には、燃焼器12内の燃料ノズル90、92に燃料4を供給するために、ノズル供給ライン94、96および98の全てを使用することができる(それぞれのノズル供給ライン94、96および98がそれぞれの1次燃料ノズル90、92群、2次燃料ノズル90、92群、3次燃料ノズル90、92群に供給する)。対応する1次燃料マニホールド106、2次燃料マニホールド108、および3次燃料マニホールド110にそれぞれ連結された1次ガス制御弁100、2次ガス制御弁102、および3次ガス制御弁104により表すように、低減運転またはターンダウン運転時には、燃料4の流れを低減するかまたは燃料ノズル90、92の1つまたは複数の群から完全に排除することができる。加えて、拡散またはパイロット燃料通路72は、基底負荷運転時および低減運転またはターンダウン運転時に、拡散またはパイロットオリフィス86を通して燃料ノズル18の1つまたは複数に燃料4を供給するために使用することができる。拡散またはパイロット燃料通路72を通る燃料4の流れは、拡散またはパイロット燃料制御弁112により制御することができる。
図4に示すように、燃料4は、種々の(例えば、1次、2次、3次、拡散またはパイロット)燃料回路を通して燃料通路5に沿って燃焼器12のうちの1つまたは複数に提供され、1次マニホールド106、2次マニホールド108、3次マニホールド110、および/または拡散もしくはパイロットマニホールド114に連結された1次燃料制御弁100、2次燃料制御弁102、3次燃料制御弁104、および/または拡散もしくはパイロット燃料制御弁112により調節することができる。オリフィス板13は、燃焼器12の1つまたは複数に対する個々の燃料供給ラインに沿って配置することができる。例えば、1つまたは複数の燃焼器12は、拡散またはパイロット燃料通路72を介して拡散またはパイロットマニホールド114に連結することができる。ある実施形態において、燃焼器12は、外側ベーンオリフィス82/内側ベーンオリフィス84および/または拡散またはパイロットオリフィス86を含む。このような実施形態において、ガスタービンシステム10は、別個の内側および外側ベーン燃料通路ならびに拡散またはパイロット燃料通路を含まなくてもよい。燃料ノズル18は、内側ベーンオリフィス84と外側ベーンオリフィス82とを含み得るが、ガスタービンシステム内の1つまたは複数の燃料ノズルは、別個の内側ベーン燃料通路76と外側ベーン燃料通路74を有さなくてもよい。その代わりに、ベーン燃料通路70により(例えば、ノズル供給ライン94、96、98を通して)、内側ベーンオリフィス84と外側ベーンオリフィス82に燃料を送ることができる。図4に示すように、(例えば、ノズル供給ライン94、96、および/または98により供給される)ベーン燃料通路70のうちの1つまたは複数は、オリフィス板13を含み得、および/または拡散またはパイロット燃料通路72の1つまたは複数もまた、オリフィス板13を含み得る。外側ベーン燃料通路74および内側ベーン燃料通路76が、ある実施形態では、外側ノズル供給ライン96および98、ならびに場合により中央ノズル供給ライン94により供給され得ることに留意すべきである。ある実施形態において、内側/外側ベーン用の燃料流通路は、端カバー52で分かれる。ある実施形態において、ベーン燃料通路70のうちの少なくとも1つは、オリフィス板13を含み、および/または拡散またはパイロット燃料通路72のうちの少なくとも1つは、オリフィス板13を含む。加えて、ある実施形態において、燃焼器12のうちの1つまたは複数は、ベーン燃料通路70かまたは拡散もしくはパイロット燃料通路72のいずれかにオリフィス板13を含まなくてもよい。換言すれば、燃焼器12間のモード結合の低減は、燃料通路70および72の全てがオリフィス板13を有することなく達成することができる。更に、上述したように、オリフィス板13は、互いの1つまたは複数の相違点を含み得る。しかしながら、ある実施形態では、ガスタービンシステム10で使用されるオリフィス板13が、互いに異なっていなくてもよい。例えば、オリフィス板13は、第1の群の燃焼器12用の燃料通路5に配置することができ、第2の群の燃焼器12は、オリフィス板13を全く含まなくてもよい。これらの実施形態において、オリフィス板13は互いに同様のものとすることができるが、ガスタービンシステム10内にオリフィス板13を配置することにより、ガスタービンシステム10内の燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するのを補助することができる。
各オリフィス板13の有効オリフィス面積は、オリフィス板13が、ある燃焼器12(例えば、第1の燃焼器)から別の燃焼器12(例えば、第2の燃焼器)への燃料配分の所望の差または偏りに基づいて燃料4に使用される場合、燃料通路72、74、76およびノズル供給ライン94、96、98に関して実質的に異なるものとすることができる。ある実施形態において、燃料通路70は、外側ノズル供給ライン96および98に接続され、場合により中央ノズル供給ライン94にも接続することができる。オリフィス板13を使用して燃焼器12間の燃料配分を変更するより、燃焼ダイナミックスの周波数および/または振幅に直接影響を与え、他の燃焼器12に比べて1つまたは複数の燃焼器12における周波数を変更することにより、コヒーレンス、ひいては、燃焼ダイナミックスのモード結合を低減することができる。
図4に示す図示の実施形態において、ベーン燃料通路70(または拡散もしくはパイロット燃料通路72)のうちの1つに配置されたオリフィス板13のうちの少なくとも1つの有効オリフィス面積は、別のベーン燃料通路70(または拡散もしくはパイロット燃料通路72)に配置された別のオリフィス板13の有効オリフィス面積とは実質的に異なる。一実施形態において、オリフィス板13の有効オリフィス面積の少なくとも1つは、2つ以上の燃焼器12間の燃焼ダイナミックス周波数の差を生成するように、2つ以上の燃焼器12間で実質的に異なる。代替的に、ある実施形態において、オリフィス板13は、燃焼器12のサブセット用の燃料通路5に配置することができる。更に、オリフィス板13が燃料流通路5に配置されない第2のセットの燃焼器12が存在し得る。更に、種々の実施形態を説明する上で個々の燃焼器12に言及がなされているが、本明細書で説明する原理は、2つ以上の燃焼器12を有する燃焼器群に等しく適用することができる。
図5は、所定のパターンで配設されかつ仮想分割線138により互いに分離された第1の群130の第1の燃焼器132(例えば、「A」燃焼器)と第2の群134の第2の燃焼器136(例えば、「B」燃焼器)とを有するガスタービンシステム10の概略図である。他の燃焼器12群を、ガスタービンシステム10の周囲に円周方向46に配置することもできる。1つまたは複数のオリフィス板13は、燃料4の流れ、ひいては、燃焼器12のうちの1つまたは複数への燃料配分を調節するために、第1の回路140に連結された燃料通路に、および任意選択的に第2の回路142に連結された燃料通路のうちの1つまたは複数に配置することができ、その結果、第1の群130の燃焼ダイナミックス周波数は、第2の群134の燃料ダイナミックス周波数と異なる。第1の回路140は、図4に示す燃料マニホールド106、108、110、または114のいずれか1つとすることができ、第2の回路142は、第1の回路140と異なる燃料マニホールド106、108、110、または114の別の1つとすることができる。第1の回路140に連結された燃料通路は、燃料通路72、74、76、94、96、または98のいずれか1つとすることができ、第2の回路142に連結された燃料通路は、第1の回路140に連結された燃料通路と異なる燃料通路72、74、76、94、96、または98の別の1つとすることができる。したがって、オリフィス板13は、所望の燃焼ダイナミックス周波数を達成するように調節または調整することができる。第1の群130のオリフィス板13は、第2の群134のオリフィス板13と異なるものとすることができる。例えば、第1の群130と第2の群134のオリフィス板は、オリフィスの数、オリフィスのサイズ、オリフィスの形状、オリフィスの間隔、オリフィスの径方向および円周方向の分布、オリフィスの角度、有効オリフィス面積などにおいて異なり得る。加えて、第1の群130および第2の群134における燃焼器12は、任意の所望の空間的な向きで(例えば、互いに隣接してまたは他の群の燃焼器12と交互に)配設することができる。オリフィス板13が図5の第1の群130と第2の群134の両方に示されているが、ある実施形態では、オリフィス板13を第1の群130のみまたは第2の群134のみで使用することができる。
図5に示すように、第2の群134のオリフィス板13は、第1の回路140に連結された燃料通路に配置することができる。これらの燃料通路を通る燃料4の流量を制限することにより、第1の群130の第1の回路140に連結された燃料通路を通る燃料4の流量を増加させることができる。燃焼器12を通る燃料4の流量が調節されない場合には、第1の群130の燃焼器12を通る全燃料流量(例えば、特定の燃焼器12への燃料4の種々の流量の合計)は、燃料4の流量の増加のために、第2の群134の燃焼器12を通る全燃料流量よりも大きいものとすることができる。ある実施形態では、燃焼器12を通る全燃料流量のかかる差により、燃焼器温度および/または燃焼器排出物(例えば、NOx)の差などの燃焼器性能の差が生じる場合がある。したがって、オリフィス板13はまた、第1の群130の第2の回路142に連結された燃料通路に配置することもできる。具体的には、第1の群130のこれらの燃料通路におけるオリフィス板は、燃料通路を通る燃料4の流量に制限をもたらすことができ、これにより、第2の群134の第2の回路142に連結された燃料通路を通る燃料4の流量を増加させることができる。第1の群130の第2の回路142に連結された燃料通路を通る燃料4の流量の減少量は、第1の群130の第1の回路140に連結された燃料通路を通る燃料4の流量の増加量とほぼ同一とすることができる。同様に、第2の群134の第1の回路140に連結された燃料通路を通る燃料4の流量の減少量は、第2の群134の第2の回路142に連結された燃料通路を通る燃料4の流量の増加量とほぼ同一とすることができる。したがって、第1の群130と第2の群134の両方にオリフィス板13を使用することで、燃焼器12への全燃料流量は全て、(例えば、互いに比較して10%、5%、3%、2%、1%、またはそれよりも小さい値の範囲などの範囲内の)ほぼ同じ流量とすることができ、それにより燃焼器性能の差を低減する。ある実施形態では、第1の群130におけるオリフィス板13を省略することができる。更なる実施形態において、オリフィス板13は、両方の群130および134の第1の回路140と第2の回路142の両方に連結された燃料通路に配置することができ、第1の群130に配置されたオリフィス板13は、第2の群134に配置された対応するオリフィス板13と異なっても異ならなくてもよい。更に、本開示の実施形態のいずれかにおいて、一部の燃焼器12は、燃料通路のいずれかにオリフィス板13を含まなくてもよい。
本発明の技術的効果は、燃焼器12の燃焼ダイナミックスを低減することと、燃焼ダイナミックスおよび/または多数の燃焼器12間の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減することと、(例えば、構成要素の固有周波数と一致する燃焼ダイナミックス周波数に起因する)ガスタービンシステム10内の潜在的な不所望の振動応答を低減することとを含む。燃料通路5に配置されたオリフィス板13は、例えば、1つまたは複数の燃焼器12への燃料4の流量を変化させ、それにより1つまたは複数の燃焼器12への燃料配分を変えることにより、これらの技術的効果を達成することができる。例えば、オリフィス板13および/または板13のオリフィスの以下の特性(幾何学形状(例えば、角度付き、凹状、凸状、凹状に角度付き、凸状に角度付き、種々の多角形と同様の形状、不規則形状、不規則に角度付き)、幾何学的特性(例えば、寸法、高さ、幅、深さ、長さ、角度、角度特性など)、幾何学的配置(例えば、位置、箇所など)、および/またはこれらの任意の組み合わせ)を変更することにより、多数の燃焼器12のオリフィス板13を変化させることができる。1つまたは複数の燃焼器12のオリフィス板13を変化させることにより、(例えば、外側オリフィス82および内側オリフィス84ならびに/または拡散もしくはパイロットオリフィス86から)燃焼室19に送られる燃料4の流入条件を変更することができ、1つまたは複数の燃焼器12内の燃焼ダイナミックスを変化させることができる。加えて、ある実施形態では、燃焼器12を通る燃料4の流量を調節するために、追加のオリフィス板13を使用することができる。よって、複数の燃焼器12の間の燃焼ダイナミックスのばらつきは、燃焼ダイナミックスおよび/または燃焼器12間の燃焼ダイナミックスのモード結合を低減するのを補助することができ、それにより、ガスタービンシステム10内の不所望の振動応答を潜在的にもたらし得る何らかの卓越周波数の可能性を低減するのを補助することができる。
本明細書では、最良の形態を含めて本発明を開示するとともに、任意の装置またはシステムの製造および使用ならびに任意の包含される方法の実行を含めて、当業者が本発明を実施できるようにもするために、例を使用する。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲により定義され、当業者が想到する他の例を含み得る。そのような他の例は、それらが特許請求の範囲の文言と相違しない構造的要素を有する場合、または、それらが特許請求の範囲の文言と本質的でない相違点を有する均等な構造的要素を含む場合に、特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。
4 燃料
5 燃料通路、燃料流通路
10 ガスタービンシステム
12 燃焼器
13 オリフィス板
14 圧縮機
16 タービン
18 燃料ノズル
19 燃焼室
24 高温加圧燃焼ガス
26 シャフト
28 排気出口
30 負荷
32 吸気口
34 加圧空気
42 軸方向、軸線
44 径方向、軸線
46 円周方向、軸線
50 ヘッド端
51 ヘッド端室
52 端カバー
53 壁
54 燃焼器キャップ組立体
58 流れスリーブ
59 インピンジメントスリーブ
60 燃焼器ライナ
61 穿孔
62 1次燃焼ゾーン
64 中間流路または中間流通空間
66 移行部品
67 酸化剤の流れ
68 圧縮機吐出口
69 下流方向
70 ベーン燃料通路
72 拡散またはパイロット燃料通路
74 外側ベーン燃料通路
76 内側ベーン燃料通路
80 ベーンパック
82 外側ベーンオリフィス
84 内側ベーンオリフィス
86 拡散またはパイロットオリフィス
88 先端
90 外側燃料ノズル
92 中央燃料ノズル
94 中央ノズル供給ライン
96 外側ノズル供給ライン
98 外側ノズル供給ライン
100 1次ガス制御弁、1次燃料制御弁
102 2次ガス制御弁、2次燃料制御弁
104 3次ガス制御弁、3次燃料制御弁
106 1次燃料マニホールド
108 2次燃料マニホールド
110 3次燃料マニホールド
112 拡散またはパイロット燃料制御弁
114 拡散またはパイロットマニホールド
130 第1の群
132 第1の燃焼器
134 第2の群
136 第2の燃焼器
138 仮想分割線
140 第1の回路
142 第2の回路

Claims (20)

  1. 前記第1の燃焼器(12)の第1のヘッド端室(51)内に配置された第1の燃料ノズルであって、前記第1の燃焼器(12)の第1の燃焼室(19)内に燃料(4)を噴射するように構成された第1のオリフィスを備える前記第1の燃料ノズルを備える第1の燃焼器(12)と、
    前記第2の燃焼器(12)の第2のヘッド端室(51)内に配置された第2の燃料ノズルであって、前記第2の燃焼器(12)の第2の燃焼室(19)内に前記燃料(4)を噴射するように構成された第2のオリフィスを備える前記第2の燃料ノズルと、
    前記第2のオリフィスの上流側の燃料通路(5)に配置された第2のオリフィス板(13)であって、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される前記第2のオリフィス板(13)と
    を備える第2の燃焼器(12)と
    を備えるガスタービンエンジンを備える、システム。
  2. 前記第2のオリフィスが、内側ベーンパックオリフィス、外側ベーンパックオリフィス、パイロットオリフィス、拡散オリフィスの少なくとも1つ、またはこれらの任意の組み合わせを備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1のオリフィスの上流側の燃料通路(5)に配置された第1のオリフィス板(13)を備える、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1のオリフィス板(13)の第1の有効オリフィス面積が、前記第2のオリフィス板(13)の第2の有効オリフィス面積と異なる、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記第1のオリフィス板(13)が、前記第2のオリフィス板(13)に対して少なくとも1つの相違点を有する、請求項3に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも1つの相違点が、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記第1のオリフィス板(13)が、前記第1の燃焼器(12)における第1の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に制御するように構成され、
    前記第2のオリフィス板(13)が、前記第2の燃焼器(12)における第2の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に制御するように構成され、
    前記第1のオリフィス板(13)と前記第2のオリフィス板(13)との間の前記少なくとも1つの相違点により、前記第1の燃焼ダイナミックスと前記第2の燃焼ダイナミックスとの間に差が生じる、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記少なくとも1つの相違点が、前記第1のオリフィス板(13)と前記第2のオリフィス板(13)との間の、異なるオリフィス直径、異なるオリフィス形状、異なるオリフィス数、オリフィスの異なる幾何学的配置、または、隣接するオリフィス間の異なる距離の少なくとも1つ、またはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項5に記載のシステム。
  9. 前記第2のオリフィス板(13)が、前記第2の燃焼器(12)の外側に前記第2の燃焼器(12)の第2の端カバーに隣接して配置される、請求項1に記載のシステム。
  10. 第1の複数の第1の燃焼器(12)と、
    第2の複数の第2の燃焼器(12)であって、前記第1および第2の複数の燃焼器(12)が、前記第1の複数の第1の燃焼器(12)と前記第2の複数の第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように所定のパターンで配設される第2の複数の第2の燃焼器(12)と
    を備える、請求項1に記載のシステム
  11. 前記第1の燃焼器(12)が、前記第1の燃焼器(12)の前記第1のヘッド端室(51)内に配置された第3の燃料ノズルであって、前記第1の燃焼器(12)の前記第1の燃焼室(19)内に燃料(4)を噴射するように構成された第3のオリフィスを備える前記第3の燃料ノズルと、
    前記第3のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第3のオリフィス板(13)であって、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される前記第3のオリフィス板(13)とを備える、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記第1の燃焼器(12)の第1のヘッド端室(51)内に配置された第1の燃料ノズルであって、前記第1の燃焼器(12)の第1の燃焼室(19)内に燃料(4)を噴射するように構成された第1のオリフィスを備える前記第1の燃料ノズルと、
    前記第1のオリフィスの上流側の燃料通路(5)に配置された第1のオリフィス板(13)であって、前記第1の燃焼器(12)における第1の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に制御するように構成される前記第1のオリフィス板(13)と
    を備える第1の燃焼器(12)
    を備えるシステム。
  13. 前記第1のオリフィス板(13)が、前記燃料通路(5)を通る、燃料流量、燃料速度の少なくとも1つ、またはこれらの任意の組み合わせを少なくとも部分的に制御するように構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 第2の燃焼器(12)を備えるシステムであって、
    前記第2の燃焼器(12)が、
    前記第2の燃焼器(12)の前記第2のヘッド端室(51)内に配置された第2の燃料ノズルであって、前記第2の燃焼器(12)の前記第2の燃焼室(19)内に前記燃料(4)を噴射するように構成された第2のオリフィスを備える前記第2の燃料ノズルと、
    前記第2のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第2のオリフィス板(13)であって、前記第1の燃焼ダイナミックスに対して前記第2の燃焼ダイナミックスを変化させるために、前記第1のオリフィス板(13)と前記第2のオリフィス板(13)が少なくとも1つの相違点を有する、前記第2のオリフィス板(13)と
    を備える、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記第1の燃焼器(12)が、前記第1の燃焼器(12)の前記第1のヘッド端室(51)内に配置された第3の燃料ノズルであって、前記第1の燃焼器(12)の前記第1の燃焼室(19)内に燃料(4)を噴射するように構成された第3のオリフィスを備える前記第3の燃料ノズルと、
    前記第3のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第3のオリフィス板(13)であって、前記第1の燃焼器(12)における第1の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に制御するように構成される前記第3のオリフィス板(13)と
    を備える、請求項12に記載のシステム。
  16. 第1の燃焼器(12)の前記第1のヘッド端室(51)内に配置された第1の燃料ノズルの第1のオリフィスから前記第1の燃焼器(12)の第1の燃焼室(19)内に燃料(4)を噴射することと、
    第2の燃焼器(12)の第2のヘッド端室(51)内に配置された第2の燃料ノズルの第2のオリフィスから前記第2の燃焼器(12)の第2の燃焼室(19)内に前記燃料(4)を噴射することと、
    前記第2のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第2のオリフィス板(13)を用いて、前記第2の燃焼器(12)における第2の燃焼ダイナミックスを制御することであって、前記第2のオリフィス板(13)が、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される、前記制御することと
    を含む方法。
  17. 前記第1のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第1のオリフィス板(13)を用いて、前記第1の燃焼器(12)における第1の燃焼ダイナミックスを制御することであって、前記第1のオリフィス板(13)が、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される、前記制御することを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するために、前記第2のオリフィス板(13)との少なくとも1つの相違点を有する前記第1のオリフィス板(13)を設けることを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の燃焼器(12)の前記第1のヘッド端室(51)内に配置された第3の燃料ノズルの第3のオリフィスから前記第1の燃焼器(12)の前記第1の燃焼室(19)内に前記燃料(4)を噴射することと、
    前記第3のオリフィスの上流側の前記燃料通路(5)に配置された第3のオリフィス板(13)を用いて、前記第1の燃焼器(12)における第1の燃焼ダイナミックスを制御することであって、前記第3のオリフィス板(13)が、前記第1の燃焼器(12)と前記第2の燃焼器(12)との間のモード結合を低減するのを補助するように構成される、前記制御することと
    を含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記第1のオリフィス板(13)、前記第2のオリフィス板(13)、および前記第3のオリフィス板(13)を使用して、前記第1の燃焼器(12)への第1の全燃料流れを前記第2の燃焼器(12)への第2の全燃料流れの範囲に維持することを含む、請求項19に記載の方法。
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