JP2015218489A - フロート式逆流防止弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の増大を抑えつつ、フロートの損傷の発生を低減して逆流防止機能の低下を抑制することを目的とするフロート式逆流防止弁を提供する。【解決手段】フロート式逆流防止弁は、環状弁座と、フロートと、3以上のガイド棒とを備えている。環状弁座は、上下方向に開口し、排水系統の上流側と下流側とを連通する。フロートは、環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して環状弁座を開栓する。ガイド棒は、環状弁座側からフロート側に伸びる棒状体であり、フロートの周囲に配設され、フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部及び該ガイド部の下方に位置して該フロートの移動の下限位置を規定する規定部を有する。また、平面視において、3以上のガイド棒の各規定部を結んで形成される円の径がフロートの外径よりも小さい。【選択図】図1
Description
この発明は、工場などの敷地内や建屋内で発生する排水を河川や海、公共排水施設などに排出する排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁に関する。
従来より、工場などの敷地内や建屋内で発生する排水を河川や海、公共排水施設などに排出する排水系統では、上流から下流への順方向に排水を行うべく、逆流を防止するフロート式逆流防止弁が配設されている(例えば、特許文献1参照)。
一般的に、フロート式逆流防止弁は、排水系統の上流側と下流側とを連通する環状弁座、環状弁座の下方に位置するフロートおよびこのフロートを上下方向に案内する複数のガイド部材等を備えている。フロートは、排水の水位に伴って浮上および降下して環状弁座を開閉する。平常時においては水位が低いため、フロートは、降下して環状弁座の下方の底板に載った(着地した)状態となり、環状弁座は開栓された状態となる。したがって、環状弁座を通過して上流から下流へ順方向に排水が行われる。一方、逆流時においては水位が上昇するため、フロートは、浮上した状態となり、環状弁座は閉栓された状態となる。これにより、環状弁座より上流側への逆流が防止される。
上述したフロートは、上下方向に移動可能であるため、この移動に伴って周面が凹む等の損傷を受ける虞がある。例えば、平常時において順方向に排水される際、環状弁座側から流れてくる排水がフロートに当接しながら流れていくため、その当接によってフロートが上下左右に移動し、ガイド棒や底板に衝突して凹む場合がある。また、逆流が終息して急激に水位が低下する際、フロートが急激に降下して底板に衝突することで凹む場合もある。その他、地震などの揺れによってフロートが移動する際にも上記例と同様に損傷を受ける場合がある。そして、この損傷によって、逆流時の環状弁座の閉栓機能(逆流防止機能)が低下しまう虞がある。
そのため、フロートの損傷の発生を低減するための機構を設けることが考えられるが、その分だけ部品点数が増加してしまう。これにより、部品コスト及び製造コストが上昇してしまう。
そのため、フロートの損傷の発生を低減するための機構を設けることが考えられるが、その分だけ部品点数が増加してしまう。これにより、部品コスト及び製造コストが上昇してしまう。
この発明は、部品点数の増大を抑えつつ、フロートの損傷の発生を低減して逆流防止機能の低下を抑制することを目的とするフロート式逆流防止弁を提供することにある。
本発明によって提供される上流から下流に排水を行う排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁は、環状弁座と、フロートと、3以上のガイド棒とを備えている。環状弁座は、上下方向に開口し、前記排水系統の上流側と下流側とを連通する。フロートは、前記環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して、前記開口に嵌合して前記開口を閉じることで前記環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して前記開口を解放することで該環状弁座を開栓する。ガイド棒は、前記環状弁座側から前記フロート側に伸びる棒状体であり、前記フロートの周囲に配設され、該フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部及び該ガイド部の下方に位置して該フロートの移動の下限位置を規定する規定部を有する。また、平面視において、前記3以上のガイド棒の各ガイド部を結んで形成される円の径が前記フロートの外径以上に大きく、前記3以上のガイド棒の各規定部を結んで形成される円の径が前記フロートの外径よりも小さくなっている。
ガイド棒は、同一形状であり、前記フロートの周囲に等間隔に配設されるようにしてもよい。
ガイド棒の下端部は、下方に向かうほど径が大きくなるテーパ形状を呈し、規定部は、前記テーパ形状の下端部における前記フロートに対向する側の面であってもよい。
この発明によれば、フロートの上下方向への移動をガイドするガイド棒がフロートの上下方向の移動の下限位置を規定するので、規定部材を別途設ける必要がなく、部品点数の増大を抑えることができる。また、規定部は、フロートの水平方向の移動も制限する。そのため、平常時において、排水の当接等によってフロートが水平方向に移動してガイド棒に衝突等して損傷することが低減される。したがって、部品点数の増大を抑えつつ、フロートの損傷の発生を低減して逆流防止機能の低下を抑制することができる。
図面を参照してこの発明の実施例であるフロート式逆流防止弁(以下、逆流防止弁という)について説明する。なお、この発明の構成は、実施例に限定されるものではない。
図1(A)は、この発明の実施例1に係る逆流防止弁1の縦断面図であり、図1(B)は、ガイド棒7Aの自由端部の拡大縦断面図であり、図1(C)は、ガイド棒7A〜7Dの平面図である。図2は、逆流防止弁1の本体5に環状弁座6及び弁座押え14を取り付けた状態を下流側から見た図である。
図1(A)に示すように、この実施形態の逆流防止弁1は、建屋の床面2に発生する排水を河川や海などに排出する排水系統中に配設され、河川等から床面2に水が逆流してくるのを防止する。排水系統は、床面2に形成された凹部H、凹部Hの底面から下方に延びる排水管3等から構成されている。逆流防止弁1は、この排水管3の上端部に配設されている。
逆流防止弁1は、本体5、本体5に取り付けられた環状弁座6、4本のガイド棒7A〜7D及び環状弁座6とガイド棒7A〜7Dとの内方に配置されたフロート9等を備えている。本体5は、上下方向に貫通した断面が円形状の上流口11を有する内面段付きの円環(穴あき円盤)形状を呈する。また、本体5上部の外周には、取付具10がねじ結合されている。取付具10は、溶接4によって床面2に固定支持されている。
環状弁座6は、例えばゴム製であり、中央に連通開口6Aを有している。環状弁座6は、弁座押え14(図2参照)を介して本体5の下端に押圧固定されている。環状弁座6は、連通開口6Aを介して、上流側の上流口11と下流側の排水管3とを連通する。
弁座押え14は、図2に示すように、環状構造を有している。弁座押え14は、環状弁座6を固定する小ネジ13(図1(A)参照)を挿入するための小ネジ孔12、及び、ガイド棒7A〜7Dを挿入するためのネジ孔15を有している。なお、弁座押え14は、図1(A)に示すように、小ネジ13によって、本体5に固定される。
4本のガイド棒7A〜7Dは、ステンレス鋼等の金属製の棒状体であり、上端部が本体5下端に設けられたネジ孔15とねじ結合し、本体5に固定支持されている。ガイド棒7A〜7Dは、図1(C)に示すように等間隔に配設されている。なお、ガイド棒7A〜7Dは同一形状であるので、主としてガイド棒7Aについて説明する。
ガイド棒7Aは、下方に向かうほど径が大きくなる(太くなる)テーパ形状の自由端部(下端部)を有している。また、ガイド棒7Aは、ガイド部71A及び規定部72Aを有している。ガイド部71Aは、自由端部の上方におけるガイド棒7Aのフロート9に対向する側の外周面であり、フロート9を上下方向に案内する。規定部72Aは、図1(B)に示すように、テーパ形状の自由端部におけるフロート9に対向する側の傾斜面であり、フロート9の移動の下限位置を規定する。
上述したようにガイド棒7Aの自由端部は下方に向かうほど径が大きくなるテーパ形状であるので、図1(C)に示すように、平面視において各規定部72A〜72D(傾斜面)を結んで形成される円C3の径D3は、下方に向かうにしたがって小さくなる。そして、規定部72A〜72D(傾斜面)の一部において、径D3がフロート9の外径D1よりも小さくなっている。そのため、フロート9は、規定部72A〜72Dを通過することができない。これにより、規定部72A〜72Dは、上述したようにフロート9の移動の下限位置を規定する。しかも、フロート9は、図1(A)に示すような降下した状態では、4つの規定部72A〜72Dに載った(着地した)状態となって、規定部72A〜72Dの間に嵌まり込んだ状態にあるので水平(左右)方向の移動も制限される。
なお、平面視において、ガイド部71A〜71B(外周面)を結んで形成される円の径D2はフロート9の外径D1以上であるので、フロート9は、上述したようにガイド部71A〜71Dにガイドされて上下方向に移動可能である。
フロート9は、ステンレス鋼等の金属で形成され、図1(A)に示すように外径D1の中空の球形状を呈する。また、フロート9は、排水よりも比重が軽く形成されているため、下流側から上流側へ水が流れ込む逆流時、排水管3内の水位上昇により浮上して、一部が環状弁座6の連通開口6Aと嵌合すると、環状弁座6を閉栓し、その後、水位低下により降下して、環状弁座6の連通開口6Aと嵌合しなくなると、環状弁座6を開栓する。なお、フロート9は、精密な球形状でなくてもよく、環状弁座6を閉栓できる程度の略球形状であればよい。
平常時においては、排水管3内の水位は、一般的に規定部72A〜72Dの配置位置よりも低いので、フロート9は、自重などによって降下して、図1(A)に示すように4つの規定部72A〜72Dに載った状態にあり、環状弁座6は開栓される。すなわち、平常時においては、4つの規定部72A〜72Dがフロート9を支持する。これにより、排水が床面2(上流)から上流口11、環状弁座6の連通開口6A、ガイド棒7間や貫通孔18を通過して下流口19に流れ、最終的に河川等(下流)に排出される。
一方、下流側からの水の逆流時においては、排水管3内の水位は下流側から環状弁座6に向かって上昇するので、フロート9は、例えば、下部略半分が水没した状態で浮力によって浮上する。そして、水位が更に上昇すると、フロート9は、ガイド部71A〜71Dによってガイドされつつ浮上して環状弁座6を閉栓する状態となる。これにより、環状弁座6よりも上流側に水が逆流して床面2などに溢れ出すことを確実に防止する。
また、平常時において、フロート9は、上述したように規定部72A〜72Dによって水平方向への移動も制限されるので、排水時、環状弁座6側から流れてくる排水の当接によるフロート9の水平方向の移動が抑えられ、フロート9がガイド棒7A〜7Dに衝突等して損傷することを低減できる。しかも、ガイド棒7A〜7Dが、規定部72A〜72Dを備えているので、規定部材を別途設ける必要がなく、部品点数の増大を抑えつつ、フロートの損傷の発生を低減して逆流防止機能の低下を抑制することができる。
なお、この実施例の規定部72A〜72D(傾斜面)の勾配は、フロート9の移動の下限位置を規定できれば(D3<D1)、特に限定されるものではない。
また、この実施例の規定部72A〜72Dを有するガイド棒7A〜7Dの自由端部は、テーパ形状であるが、規定部72A〜72Dがフロート9の移動の下限位置を規定できれば、特にこれに限定されるものではない。
この実施例は、規定部の構成において前述の実施例1と異なる。この異なる構成について図3(A)及び図3(B)を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図3(A)は、この発明の実施例2に係る逆流防止弁100の縦断面図である。図3(B)は、この発明の実施例2に係るガイド棒70Aの自由端部の拡大縦断面図である。この実施例では、規定部720Aが、テーパ形状の自由端部におけるフロート9に対向する側の曲面となる。なお、ガイド棒70B〜70D(70Dは不図示)も、ガイド棒70Aと同一形状である。そして、平常時において、フロート9は、図3(A)に示すように4つの規定部720A〜720D(720B、720Dは不図示)に載った状態にあり、環状弁座6は開栓される。
このような規定部720A〜720Dを用いた構成においても、上述の実施例1と同様の効果を奏することができる。なお、規定部720A〜720Dの曲率は、フロート9の移動の下限位置を規定できれば、特に限定されるものではない。
この実施例は、規定部の構成において前述の実施例1と異なる。この異なる構成について図4(A)及び図4(B)を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図4(A)は、この発明の実施例3に係る逆流防止弁101の縦断面図である。図4(B)は、この発明の実施例3に係るガイド棒700Aの自由端部の拡大縦断面図である。この実施例では、規定部721Aが、ガイド棒700Aの外周面からフロート9側に突出した凸形状となる。なお、ガイド棒700B〜700D(700Dは不図示)も、ガイド棒700Aと同一形状である。そして、平常時において、フロート9は、図4(A)に示すように4つの規定部721A〜721D(721B、721Dは不図示)に載った状態にあり、環状弁座6は開栓される。
このような規定部721A〜721Dを用いた構成においても、上述の実施例1と同様の効果を奏することができる。なお、規定部721A〜721Dの突出量は、フロート9の移動の下限位置を規定できれば、特に限定されるものではない。
この実施例は、ガイド棒の構成において前述の実施例1と異なる。この異なる構成について図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図5(A)は、この発明の実施例4に係る逆流防止弁102の縦断面図である。図5(B)は、この発明の実施例4に係るガイド棒701Aの自由端部の拡大縦断面図である。この実施例では、ガイド棒701A〜701D(701Dは不図示)が、「く」の字形状を呈している。ガイド棒701Aの「く」の字形状の上方部分がガイド部712Aであり、下方部分が規定部722Aである。規定部722Aは、上方から下方に向かってフロート9に近づく方向に傾斜している傾斜面である。なお、ガイド棒701B〜701Dも、ガイド棒700Aと同一形状である。そして、平常時において、フロート9は、図5(A)に示すように4つの規定部722A〜722D(722B、722Dは不図示)に載った状態にあり、環状弁座6は開栓される。
このような規定部722A〜722Dを用いた構成においても、上述の実施例1と同様に逆流防止機能の低下を抑制することができる。この実施例のようにガイド棒701A〜701Dは、上下方向(鉛直方向)に平行でなくてもよく、環状弁座6側からフロート9側に伸びる棒状体であればよい。
なお、この実施形態の規定部722A〜722D(傾斜面)の勾配についても、実施例1と同様にフロート9の移動の下限位置を規定できれば、特に限定されるものではない。また、傾斜面ではなく曲面であってもよい。
この実施例は、ガイド棒の構成において前述の実施例と異なる。この異なる構成について図6を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図6は、この発明の実施例5に係る逆流防止弁103の縦断面図である。この実施例では、実施例1と同一のガイド棒7Aと、実施例1とは異なる3つのガイド棒702B〜702D(702Dは不図示)で構成されている。ガイド棒702Cは、ガイド部713C及びこのガイド部713Cと同一径の規定部723Cを備えている。すなわち、規定部723Cは、フロート9側に突出した形状を有していない。なお、ガイド棒702B、702Dも同一の形状である。この実施例においても、D3<D1となる。
したがって、平常時において、フロート9は、図6に示すように規定部72Aに載った状態で規定部702B〜702Dに当接する。そして、環状弁座6が開栓される。このように全ての規定部が同一の構成でなくても、フロート9の移動の下限位置が規定され、また水平方向の移動も制限できるので、実施例1と同様の効果を奏することができる。
この実施例は、逆流防止弁が2つの排水管の間に設けられる構成において前述の実施例1と異なる。この異なる構成について図7を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図7は、この発明の実施例6に係る逆流防止弁104の縦断面図である。逆流防止弁104の本体50は、外周の一部に雄ネジ50aを有している。この雄ネジ50aが排水管30の内周の一部に形成された雌ネジ30aとねじ結合することで、逆流防止弁104が排水管30に取り付けられた状態となる。また、本体50の上端には、図示しない上流側の排水管が排水管30と同様にねじ結合により接続される。
この実施例は、逆流防止弁が2つの排水管の間に設けられる構成において前述の実施例1と異なる。また、取付具を用いて2つの排水管の間に設けられる構成において前述の実施例6と異なる。この異なる構成について図8を用いて説明する。その他の構成については実施例1と同様であるため説明は省略する。
図8は、この発明の実施例7に係る逆流防止弁105の縦断面図である。逆流防止弁105の本体51は、排水管31から突出した上端外周が取付具400とねじ結合している。取付具400は、略円筒形状であり、内周に設けられた雌ネジ400aが排水管31の端部の外周に設けられた雄ネジ31aにねじ結合している。これにより、取付具400を介して逆流防止弁105が排水管31に取り付けられた状態となる。また、取付具400の上端には図示しない上流側の排水管が、取付具400に外嵌するようにねじ結合する。
この実施例は、逆流防止弁が2つの排水管の間に設けられる構成において前述の実施例1と異なる。また、フランジを用いて2つの排水管の間に設けられる構成において前述の実施例6及び実施例7と異なる。この異なる構成について図9を用いて説明する。その他の構成については実施例2と同様であるため説明は省略する。
図9は、この発明の実施例8に係る逆流防止弁106の断面図である。逆流防止弁106の本体52は、上端にフランジ52bを有している。このフランジ52bが排水管32の端部の外周に設けられたフランジ32bにボルト450により固定されることで、逆流防止弁106が排水管32に取り付けられた状態となる。また、本体52の上端には、図示しない上流側の排水管が排水管32と同様にフランジ部52bに固定される。
[その他の実施例]
前述の実施例の規定部は、ガイド棒の自由端部に形成されているが、ガイド部の下方であれば、特にこれに限定されるものではない。また、前述の実施例では、4本のガイド棒を用いているが、少なくとも3本のガイド棒を用いればよい。さらに、ガイド棒を等間隔に配設しなくてもよい。また、規定部の形状は、フロートの移動の下限位置を規定できるものであれば、特に実施例の形状に限定されるものではない。
前述の実施例の規定部は、ガイド棒の自由端部に形成されているが、ガイド部の下方であれば、特にこれに限定されるものではない。また、前述の実施例では、4本のガイド棒を用いているが、少なくとも3本のガイド棒を用いればよい。さらに、ガイド棒を等間隔に配設しなくてもよい。また、規定部の形状は、フロートの移動の下限位置を規定できるものであれば、特に実施例の形状に限定されるものではない。
その他、この実施例のフロート及び規定部は、互いの固着を防止するため金属製であることが望ましい。逆流自体は、頻繁に発生するものではないため、フロートは、基本的に規定部に載っている状態が多く、樹脂などで形成された場合には規定部と固着し易いためである。
この発明は、工場などの敷地内や建屋内で発生する排水を河川や海、公共排水施設などに排出したり、一般家庭などで浴槽や洗面所などで使用した水を公共排水施設などに排水したりする排水系統などを施工、販売、運用する産業分野で利用することができる。
1、100〜106 フロート逆流防止弁
5、50、51、52 本体
6 環状弁座
7A〜7D、70A〜70D、700A〜700D、701A〜701D、702B〜702D ガイド棒
71A〜71D、710A〜710D、711A〜711D、712A〜712D、713B〜713D ガイド部
72A〜72D、720A〜720D、721A〜721D、722A〜722D、723B〜723D 規定部
9 フロート
5、50、51、52 本体
6 環状弁座
7A〜7D、70A〜70D、700A〜700D、701A〜701D、702B〜702D ガイド棒
71A〜71D、710A〜710D、711A〜711D、712A〜712D、713B〜713D ガイド部
72A〜72D、720A〜720D、721A〜721D、722A〜722D、723B〜723D 規定部
9 フロート
Claims (3)
- 上流から下流に排水を行う排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁であって、
上下方向に開口し、前記排水系統の上流側と下流側とを連通する環状弁座と、
前記環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して、前記開口に嵌合して前記開口を閉じることで前記環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して前記開口を解放することで該環状弁座を開栓するフロートと、
前記環状弁座側から前記フロート側に伸びる棒状体であり、前記フロートの周囲に配設された3以上のガイド棒であって、該フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部及び該ガイド部の下方に位置して該フロートの移動の下限位置を規定する規定部を有するガイド棒と、
を備え、
平面視において、前記3以上のガイド棒の各ガイド部を結んで形成される円の径が前記フロートの外径以上に大きく、前記3以上のガイド棒の各規定部を結んで形成される円の径が前記フロートの外径よりも小さいフロート式逆流防止弁。 - 前記ガイド棒は、同一形状であり、前記フロートの周囲に等間隔に配設された請求項1に記載のフロート式逆流防止弁。
- 前記ガイド棒の下端部は、下方に向かうほど径が大きくなるテーパ形状を呈し、
前記規定部は、前記テーパ形状の下端部における前記フロートに対向する側の面である請求項1又は2に記載のフロート式逆流防止弁。
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JP2021116866A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 株式会社テイエルブイ | フロート式逆流防止弁 |
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