JP2015218424A

JP2015218424A - ピーラー型衣類クズ取り器

Info

Publication number: JP2015218424A
Application number: JP2014114388A
Authority: JP
Inventors: 優子堀井; Yuko Horii
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-05-15
Filing date: 2014-05-15
Publication date: 2015-12-07

Abstract

【課題】衣類についた衣類クズなどを取る場合、面ファスナーは、すぐに目詰まりをおこし、粘着テープも瞬く間に粘着力を無くし、磨耗してしまう。面ファスナーや粘着テープは、原理として衣類クズを衣類から、ひっぱりはがすという方法である。回転刃を使用したものもそれらと同じく、鋸刃に衣類クズを引っ掛けて、ひっぱるといった擦り取り方式になるため、静電気の強い衣類クズは綺麗に取りきれなかったという問題点があった。
【解決手段】ピーラー型の外郭枠体に刃体と刷毛部を設置し、刷毛部はワンタッチ嵌め外し式で、単体で利用することもでき、衣類クズや毛玉、あるいはサッカー練習時のストッキングにしつこく絡みついたグランドの芝生などを刷毛で起こし、刃体で切除できることを特徴とするピーラー型衣類クズ取り器。
【選択図】図１

Description

静電気によってくっついた衣類クズを除去する用具に関するもの。

従来、衣類についた埃、芝などの草木屑、毛玉などを取る場合、ブラシで払い落としたり、粘着テープや面ファスナー（特許文献１参照）、回転刃で擦り取ったりしていた。（特許文献２参照）
実用新案公開平６−３３９９１号公報登録実用新案第３０３２７４６号公報

しかしながら、衣類についた埃を取る場合、面ファスナーは、すぐに目詰まりをおこし、粘着テープも瞬く間に粘着力を無くし、磨耗してしまう。面ファスナーや粘着テープは、原理として衣類クズなどを衣類から、ひっぱりはがすという方法である。回転刃を使用したものもそれらと同じく、鋸刃に衣類クズを引っ掛けて、ひっぱるといった擦り取り方式になるため、静電気の強い衣類クズは綺麗に取りきれないという問題点があった。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。

刺又の様に、柄の先に左右に膨らみ開きつつ突き出て前方に向けて開口した・湾を縁取る湾岸様の形をした外郭枠と、湾口を塞ぐように左右の湾岸先端を橋渡しするように取り付けられた刃体とからなる通常のピーラーを想定する。
外郭枠において、枠内壁面の高さを通常ピーラーの約２倍程に形成し、刃体の位置よりも数ミリ上方の位置に、枠内壁を周回する細い溝を形成して刷毛部取り付け溝を成し、そこにワンタッチ嵌め・外し式で刷毛部基板及びその先端に設置された毛束から成り、刷毛部取り付け溝に取り付けた時は、謂わば外郭枠を湾岸とする湾全体が埋め立てられた形となり、刃体の頭上面は閉じられていて覆い被さっているが、刃体が僅か前後回転するときに接触しない程度に数ミリ上方の位置にある。刷毛部の毛束は横一列に前方向きに、刃体よりも約１センチ前方に突き出る形で設置される。刷毛部は刃体と共に外郭枠に取り付けて使用されようが、取り外して単体で使用されようが、それ自体の効果に違いはない。
以上を特徴とするピーラー型衣類クズ取り器である。

静電気で生地に絡み付いている衣類クズは、刃で切り落とし、切り落としたものを刷毛で払い落とす。又は繊維に潜り込んでいる衣類クズを刷毛で起こし、刃で切り落とす。
刷毛は毛束を一列に植えている為、毛束に絡んだ衣類クズを指でつまみあげると、他の毛に絡まず、するっと除去できる。
面ファスナーや粘着テープ、あるいは電池を入れて使う回転刃と違って、ランニングコストかからず、経済的である。

本発明の斜視図本発明の一部である刷毛部の斜視図本発明における刷毛部を取り外した状態を示す斜視図本発明の一部である外郭枠の内壁面を分かり易く示した斜視図本発明の側面図本発明の毛束及び刃体側から見た正面図

以下、本発明の実施の形態を説明する。
刺又の様に、柄（７）の先に左右に膨らみ開きつつ突き出て前方に向けて開口した、湾を縁取る湾岸様の形をした外郭枠（１）と、湾口を塞ぐように左右の湾岸先端を橋渡しするように取り付けた刃体（２）とから成る通常のピーラーを想定する。
外郭枠（１）において、外郭部（１）壁面の高さを通常ピーラーの約２倍程に形成し、刃体（２）の位置よりも数ミリ上方の位置に、枠内壁を周回する細い溝を形設して刷毛部取り付け溝（３）を成し、そこにワンタッチ嵌め・外し式で刷毛部基板（４）を設置し、刷毛部（５）を取り付ける。刷毛部（５）は刷毛部基板（４）及びその先端に設置された毛束（６）から成り、刷毛部取り付け溝（３）に取り付けた時は、謂わば外郭枠（１）を湾岸とする湾全体が埋め立てられた形となり、刃体（２）の頭上面は閉じられて覆い被さっているが、刃体（２）が僅かに前後回転する時に接触しない程度数ミリ上方の位置にある。刷毛部（５）の毛束（６）は横一列に前方向きに、刃体（２）よりも約１センチ程前方に突き出る形で設置される。刷毛部（５）は刃体（２）と共に外郭枠（１）に取り付けて使用されるが、それ自体の効果に違いはない。
本発明は、以上のような構成であり、以下その具体的な使用方法を説明する。

例えば、人工芝のグランドでサッカーをした時、靴下には大量の人工芝やチップがついてしまう。人工芝は静電気も強く、靴下の繊維に絡まり、刺さるように入り込む。そのように入り込んでしまったものを、刷毛で掻き出し、静電気で絡んだ繊維を刃で切り落とす為、人工芝を簡単に除去し易い。
また、スエット生地やセーターについてしまった毛玉もブラシで掻き起こし、そうすることで、伸びて細くなった毛玉を刃で切り落とし易い。

１外郭枠
２刃体
３刷毛部取り付け溝
４刷毛部基板
５刷毛部
６毛束
７柄

Claims

刺又の様に、柄の先に左右に膨らみ開きつつ突き出て前方に向けて開口した湾を縁取る湾岸様の形をした外郭部と、湾口を塞ぐように左右の湾岸先端を橋渡しするように取り付けられた刃体とから成る通常のピーラーを想定するのであるが、外郭枠において、枠内壁面の高さを通常ピーラーの約２倍程に形成し、刃体の位置よりも数ミリ上方の位置に、枠内壁を周回する細い溝を形設して刷毛部取り付け溝を成し、そこにワンタッチ嵌め・外し式で刷毛部基板を設置し、刷毛部を取付けるのであり、刷毛部は刷毛部基板及びその先端に設置された毛束から成り、刷毛部取付け溝に取り付けた時は、謂わば外郭枠を湾岸とする湾全面が埋め立てられた形となり、刃体の頭上面は閉じられて覆い被さっているが、刃体が僅かに前後回転する時に接触しない程度に数ミリ上方の位置にあるのであって、刷毛部の毛束は横一列に前方向きに、刃体よりも約１センチ程前方に突き出る形で設置されており、また、刷毛部は刃体と共に外郭枠に取付けて使用されようが、取り外して単体で使用されようが、それ自体の効果には影響しないということを特徴とするピーラー型衣類クズ取り器。