JP2015218213A - 透明ろうそく用組成物及び透明ろうそくの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶融時及び燃焼時に引火しにくく、特定の水添スチレン系可塑性エラストマーの含有率に応じ自立性又は軟質性を有する透明ろうそくを成形できる、透明ろうそく用組成物及び透明ろうそくの製造方法を提供すること。
【解決手段】引火点が230℃以上のミネラルオイルと、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物と、を含み、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量超22質量%未満である、透明ろうそく用組成物。
【選択図】図1
【解決手段】引火点が230℃以上のミネラルオイルと、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物と、を含み、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量超22質量%未満である、透明ろうそく用組成物。
【選択図】図1
Description
本発明は、透明ろうそく用組成物及び透明ろうそくの製造方法に関する。
従来、透明ろうそく用組成物として、固形化剤と可燃性液体を含む組成物が知られている。特許文献1には、透明ろうそく組成物として、重合脂肪酸系ポリアミドを主体とする固形化剤と、枝分かれ構造の飽和アルコールを主体とする可燃性液体とを含む透明ろうそく組成物が例示されている。
上記特許文献1には、透明ろうそく用組成物として、例えば固形化剤がトリブロックなどからなる高分子エラストマーを使用した場合には、軟質ゲルであるため保形性が悪く、柱状などの自立性ろうそくへの適用は困難であると記載されている。
また、透明ろうそく用組成物には可燃性の液体が使用されるため、組成物の溶融時に引火の危険性があり、また燃焼時にも芯以外の部分(例えば透明ろうそくの一部が液状化した溶融プールなど)に引火する危険性もある。
また、透明ろうそく用組成物には可燃性の液体が使用されるため、組成物の溶融時に引火の危険性があり、また燃焼時にも芯以外の部分(例えば透明ろうそくの一部が液状化した溶融プールなど)に引火する危険性もある。
しかし、透明ろうそくは装飾効果が高く、更なる市場や用途の拡大も期待されている。
本発明は、溶融時や燃焼時に引火しにくく、特定の水添スチレン系可塑性エラストマーの含有率に応じ自立性又は軟質性の透明ろうそくを成形できる、透明ろうそく用組成物及び透明ろうそくの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、以下の発明に想到するに至った。
すなわち、本発明は、引火点が230℃以上のミネラルオイルと、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物と、を含み、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量%超22質量%未満である、透明ろうそく用組成物を提供する。
すなわち、本発明は、引火点が230℃以上のミネラルオイルと、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物と、を含み、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量%超22質量%未満である、透明ろうそく用組成物を提供する。
本発明の透明ろうそく用組成物によれば、溶融時や燃焼時に引火しにくいという特性を有し、さらに、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率によって自立性を有する透明ろうそくを成形するための組成物、又は、軟質性を有する透明ろうそくを成形するための組成物となる、優れた性質を備える透明ろうそく用組成物である。
本発明において、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、10質量%以上22質量%未満であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が当該範囲にあれば、自立性を有する透明ろうそくを成形するための組成物を提供できる。
また、本発明においては、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量%超10質量%未満であることも好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が当該範囲にあれば、軟質性を有する透明ろうそくを成形するための組成物を提供できる。
本発明の透明ろうそく用組成物において、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物におけるスチレンの含有率は、28質量%以上31質量%以下であることが好ましい。スチレンの含有率が当該範囲にあることによって、加熱溶融時の流動性が透明ろうそくの製作において特に好ましくなる傾向にある。
本発明の透明ろうそく用組成物において、ミネラルオイルの粘度が、37.8℃において65.0〜100.0mm2/sであることが好ましい。ミネラルオイルの粘度が当該範囲にあることによって、高い引火点と適宜な弾力を持つ、より安全なろうそく用組成物となる傾向にある。
また、本発明は、引火点が230℃以上のミネラルオイルを140〜150℃に加熱し、攪拌する工程と、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物をミネラルオイルに添加し、上記いずれかの透明ろうそく用組成物を調整する工程と、組成物を冷却し固化させる工程と、を備える、透明ろうそくの製造方法を提供する。本製造方法によれば、溶融時や燃焼時に引火しにくく、自立性を有する透明ろうそく又は軟質性を有する透明ろうそくを製造することが可能となる。
本発明によれば、溶融時や燃焼時に引火しにくく、特定の水添スチレン系可塑性エラストマーの含有率に応じ自立性又は軟質性を有する透明ろうそくを成形できる、透明ろうそく用組成物及び透明ろうそくの製造方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態(以下、本実施形態)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の透明ろうそく用組成物は、ミネラルオイルと特定の水添スチレン系可塑性エラストマーを含有する組成物である。
本実施形態において、自立性とは、透明ろうそく用組成物を加熱溶融し、冷却固化した後に自立して形状を保持し、かつ燃焼時の炎による溶融での極端な形崩れがない弾力や剛性を有することを意味する。一方、軟質性とは、透明ろうそく用組成物を加熱溶融し、冷却固化した後に自立しての形状保持は困難であるが、容器の形状に合わせて透明ろうそくを適切な形に変形できる性質を有することを意味する。
本実施形態において、自立性とは、透明ろうそく用組成物を加熱溶融し、冷却固化した後に自立して形状を保持し、かつ燃焼時の炎による溶融での極端な形崩れがない弾力や剛性を有することを意味する。一方、軟質性とは、透明ろうそく用組成物を加熱溶融し、冷却固化した後に自立しての形状保持は困難であるが、容器の形状に合わせて透明ろうそくを適切な形に変形できる性質を有することを意味する。
ミネラルオイルは、引火点が230℃以上のミネラルオイルであれば特に制限されることなく用いることができる。引火点が230℃以上であれば、透明ろうそく用組成物の加熱溶融時に引火する危険性を抑制することが可能となる。また、燃焼時にも芯以外の部分(例えば透明ろうそくの一部が液状化した溶融プールなど)に引火する危険性も抑制することが可能となる。ミネラルオイルの引火点は、好ましくは240℃以上であり、より好ましくは250℃以上であり、さらに好ましくは255℃以上である。
ミネラルオイルの粘度は、37.8℃で65.0〜100.0mm2/sであることが好ましい。粘度が65.0mm2/s未満であると、引火点が低くなる傾向にあり、粘度が100.0mm2/sを超えると、攪拌溶融時の利便性に支障が生じる傾向にある。ミネラルオイルの粘度は、より好ましくは37.8℃で70.0〜90.0mm2/sであり、さらに好ましくは37.8℃で74.0〜88.0mm2/sである。
ミネラルオイルの粘度は、JIS K 2283に基づき測定することができる。
ミネラルオイルの粘度は、JIS K 2283に基づき測定することができる。
本実施形態において、水添スチレン系可塑性エラストマーとは、ポリスチレンのハードブロックと柔軟なポリオレフィン構造のソフトブロックからなるブロック共重合体であって、ソフトブロックが水添されたものをいう。本実施形態の水添スチレン系可塑性エラストマーは、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物であり、イソプレン・ブタジエンブロックが水添されたものをいう。
本実施形態のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物は、以下の式(1)、(2)及び(3)で表される構造単位を含むことが好ましい。
上記式(1)、(2)及び(3)で表される構造単位を含むスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物としては、例えば、セプトン4033(商品名、株式会社クラレ製)が挙げられる。
上記式(1)、(2)及び(3)で表される構造単位を含むスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物としては、例えば、セプトン4033(商品名、株式会社クラレ製)が挙げられる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物におけるスチレンの含有率は、28質量%以上31質量%以下が好ましい。含有率が28質量%未満であると破断強度が減少する傾向にあり、31質量%超であると破断伸度が上がりすぎる傾向にある。スチレンの含有率は、より好ましくは29質量%以上31質量%以下であり、さらに好ましくは29.5質量%以上30.5質量%以下である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の比重は、0.900〜0.920の範囲であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の比重は、より好ましくは0.900〜0.915の範囲であり、さらに好ましくは0.905〜0.915の範囲である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の比重は、JIS K−7112に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の比重は、JIS K−7112に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の硬度は、75.0〜78.0の範囲であることが好ましい。硬度が75.0未満であると透明ろうそくとしたときの弾力や剛性が不足する傾向にある。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の硬度は、より好ましくは75.5〜77.0の範囲であり、さらに好ましくは75.5〜76.5の範囲である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の硬度は、JIS K−6253に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の硬度は、JIS K−6253に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の100%モジュラス(伸び100%時の引張応力)は、2.0〜2.5MPaの範囲であることが好ましい。100%モジュラスが2.0MPa未満であると弾力や破断伸度不足となる傾向にあり、2.5MPa超であると燃焼時に芯が吸い上げる透明ろうそく量が不足する傾向にある。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の100%モジュラスは、より好ましくは2.1〜2.4MPaの範囲であり、さらに好ましくは2.1〜2.3MPaの範囲である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の100%モジュラスは、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の100%モジュラスは、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断強度は、33.0〜40.0MPaの範囲であることが好ましい。破断強度が、33.0MPa未満であると弾力や剛性の不足となる傾向にある。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断強度は、より好ましくは34.0〜38.0MPaの範囲であり、さらに好ましくは35.0〜36.0MPaの範囲である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断強度は、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断強度は、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断伸度は、470〜530%の範囲であることが好ましい。破断伸度が、470%未満であると弾力や剛性の不足となる傾向にある。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断伸度は、より好ましくは480〜520%の範囲であり、さらに好ましくは490〜510%の範囲である。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断伸度は、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の破断伸度は、JIS K−6251に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のメルトフローレートは、230℃、2.16kgの条件、200℃、10kgの条件で、ともに0.1g/10minより大きいことが好ましい。メルトフローレートが0.1g/10min以下であると流動性を示さず、過大な熱量を掛けることで変色や分解を起こしてしまう傾向にある。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のメルトフローレートは、より好ましくは0.5g/10minより大きく、さらに好ましくは1.0g/10minより大きいことである。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のメルトフローレートは、JIS K−K−7210に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のメルトフローレートは、JIS K−K−7210に基づき測定することができる。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の溶液粘度は、10質量%のトルエン溶液とした場合、30℃で45mPa・s以上70mPa・s未満の範囲であることが好ましい。溶液粘度が、45mPa・s未満であると透明ろうそくを調製する場合にミネラルオイルに対するスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の濃度不足となる傾向にあり、70mPa・s以上であるとスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の過度な粘度により燃焼に影響が出る傾向にある。10質量%のトルエン溶液とした場合のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の溶液粘度は、より好ましくは45〜60mPa・sの範囲であり、さらに好ましくは45〜55mPa・sの範囲である。また、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の溶液粘度は、15質量%のトルエン溶液とした場合、30℃で200〜500mPa・sの範囲であることが好ましい。溶液粘度が、200mPa・s未満であると透明ろうそくを調製する場合にミネラルオイルに対するスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の濃度不足となる傾向にあり、500mPa・s超であるとスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の過度な粘度により燃焼に影響が出る傾向にある。15質量%のトルエン溶液とした場合のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の溶液粘度は、より好ましくは200〜400mPa・sの範囲であり、さらに好ましくは300〜400mPa・sの範囲である。
透明ろうそく用組成物中のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、透明ろうそく用組成物の全質量に対し、3質量%超22質量%未満である。3質量%以下であると、ゲル状の組成物を得ることができなくなる。また、22質量%を超えると、組成物が白濁してしまい、透明ろうそくが得られなくなる。
自立性の透明ろうそくを成形する場合には、透明ろうそく用組成物の全質量に対し、10質量%以上22質量%未満であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、より好ましくは10質量%以上21質量%以下であり、さらに好ましくは11質量%以上20質量%以下であり、特に好ましくは12質量%以上19質量%以下である。
また、軟質性の透明ろうそくを成形する場合には、透明ろうそく用組成物中のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、透明ろうそく用組成物の全質量に対し、3質量%超10質量%未満であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、より好ましくは4質量%以上9.5質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以上9.5質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以上9質量%以下である。
自立性の透明ろうそくを成形する場合には、透明ろうそく用組成物の全質量に対し、10質量%以上22質量%未満であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、より好ましくは10質量%以上21質量%以下であり、さらに好ましくは11質量%以上20質量%以下であり、特に好ましくは12質量%以上19質量%以下である。
また、軟質性の透明ろうそくを成形する場合には、透明ろうそく用組成物中のスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、透明ろうそく用組成物の全質量に対し、3質量%超10質量%未満であることが好ましい。スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率は、より好ましくは4質量%以上9.5質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以上9.5質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以上9質量%以下である。
本実施形態の透明ろうそく用組成物は、ろうそくとしての透明性や燃焼を妨げず、燃焼時に危険を及ぼさない範囲で、酸化防止剤やブロッキング防止剤を添加することが可能である。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤などを用いることができる。
本実施形態の透明ろうそく用組成物には、ろうそくとしての透明性や燃焼を妨げず、燃焼時に危険を及ぼさない範囲で、芳香剤を添加することが可能である。芳香剤を添加することによって、透明ろうそくの燃焼時に香り成分を使用者に与えることもでき、ろうそくに付加価値を付与できる場合がある。
芳香剤としては、引火点や極性などの技術情報が明らかであり、透明ろうそく用組成物に添加できることが明らかな化合物が好ましく、例えば、MSDS付のGel Aromas TMなどを用いることができる。また、局所的に芳香剤のポケットができないよう、芳香剤の分子を十分に透明ろうそく用組成物中に拡散させることが好ましい。芳香剤の添加率は、透明ろうそく用組成物全体の1〜8質量%が好ましく、より好ましくは2〜6質量%であり、さらに好ましくは3〜5質量%である。なお、芳香剤による引火の可能性の排除のため十分な燃焼テストを行うことは好ましい。
芳香剤としては、引火点や極性などの技術情報が明らかであり、透明ろうそく用組成物に添加できることが明らかな化合物が好ましく、例えば、MSDS付のGel Aromas TMなどを用いることができる。また、局所的に芳香剤のポケットができないよう、芳香剤の分子を十分に透明ろうそく用組成物中に拡散させることが好ましい。芳香剤の添加率は、透明ろうそく用組成物全体の1〜8質量%が好ましく、より好ましくは2〜6質量%であり、さらに好ましくは3〜5質量%である。なお、芳香剤による引火の可能性の排除のため十分な燃焼テストを行うことは好ましい。
本実施形態の透明ろうそく用組成物には、ろうそくとしての透明性や燃焼を妨げず、燃焼時に危険を及ぼさない範囲で、着色剤を添加することも可能である。着色剤を添加することによって、透明ろうそくに宝石のような質感を与えることが可能となる。また、着色剤により、半透明な効果をもたらすなど、透明ろうそくの外観に様々な視覚的効果を与え、それによって燃焼時の美観を向上させることも可能となる。着色剤としては例えば、液体染料(例えばMaimeri社製の液体染料)などを用いることができる。液体状の着色剤の添加率は、透明ろうそく用組成物全体の0.0005〜0.020質量%が好ましく、より好ましくは0.001〜0.015質量%であり、さらに好ましくは0.003〜0.010質量%である。
以下、本実施形態の透明ろうそくの製造方法について説明する。
本実施形態の透明ろうそくの製造方法は、引火点が230℃以上のミネラルオイルを140〜150℃に加熱し、温度を維持しつつ攪拌する工程を有する。加熱温度が140℃より低いとスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物をミネラルオイルに十分溶解させることができず、150℃より高いと熱酸化の危険性が生じてしまう。なお、熱酸化を抑制するために、フェノール系酸化防止剤を添加してもよい。
加熱溶融温度は好ましくは140〜148℃であり、より好ましくは144〜148℃であり、さらに好ましくは144〜145℃である。
加熱溶融時には、攪拌器の回転数は750rpm以下にし、かつ攪拌器の回転翼を液体内に沈めることも好ましい。
本製造方法は、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を上記ミネラルオイルに添加し、透明ろうそく用組成物を調整する工程を有する。自立性を有する透明ろうそくを成形する場合には、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を10質量%以上22質量%未満添加すればよく、軟質性を有する透明ろうそくを成形する場合には3質量%超10質量%未満添加すればよい。
本製造方法は、加熱溶融した組成物を冷却し固化させる工程と、を備える。加熱溶融した組成物は型に流し込み、形状を付与することが好ましい。型は加熱溶融した組成物を一定時間保持できるものであれば、その材質など特に制限されずに使用できる。
本実施形態の透明ろうそくの製造方法は、引火点が230℃以上のミネラルオイルを140〜150℃に加熱し、温度を維持しつつ攪拌する工程を有する。加熱温度が140℃より低いとスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物をミネラルオイルに十分溶解させることができず、150℃より高いと熱酸化の危険性が生じてしまう。なお、熱酸化を抑制するために、フェノール系酸化防止剤を添加してもよい。
加熱溶融温度は好ましくは140〜148℃であり、より好ましくは144〜148℃であり、さらに好ましくは144〜145℃である。
加熱溶融時には、攪拌器の回転数は750rpm以下にし、かつ攪拌器の回転翼を液体内に沈めることも好ましい。
本製造方法は、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を上記ミネラルオイルに添加し、透明ろうそく用組成物を調整する工程を有する。自立性を有する透明ろうそくを成形する場合には、スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を10質量%以上22質量%未満添加すればよく、軟質性を有する透明ろうそくを成形する場合には3質量%超10質量%未満添加すればよい。
本製造方法は、加熱溶融した組成物を冷却し固化させる工程と、を備える。加熱溶融した組成物は型に流し込み、形状を付与することが好ましい。型は加熱溶融した組成物を一定時間保持できるものであれば、その材質など特に制限されずに使用できる。
図1及び図2は、本実施形態の自立性透明ろうそくの燃焼状態を示す画像である。図1及び図2に示すように、本製造方法により製造される自立性透明ろうそくは、容器に保持されていなくても自立し、透明の美観を備えながら燃焼することができる。
以下、本発明の実施例を示す。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<ミネラルオイル>
15.0℃、0.8673g/cm3の密度で、粘度は37.8℃、79.27mm2/s、引火点(COC)256℃のミネラルオイル(商品名:ハイコールE−7、カネダ株式会社製)を使用した。
15.0℃、0.8673g/cm3の密度で、粘度は37.8℃、79.27mm2/s、引火点(COC)256℃のミネラルオイル(商品名:ハイコールE−7、カネダ株式会社製)を使用した。
<水添スチレン系可塑性エラストマー>
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物として、セプトン4033(商品名、株式会社クラレ製)を用いた。
セプトン4033の主な物性は以下のとおり。
スチレン含有率:30質量%
比重:0.91(JIS K−7112に基づく測定値)
硬度:76(JIS K−6253に基づく測定値)
100%モジュラス(MPa):2.2(JIS K−6251に基づく測定値)
破断強度(MPa):35.3(JIS K−6251に基づく測定値)
破断伸度(%):500(JIS K−6251に基づく測定値)
MFR(230℃、2.16kg):0.1g/10min>(JIS K−7210に基づく測定値)
MFR(200℃、10kg):0.1g/10min>(JIS K−7210に基づく測定値)
溶液粘度:50mPa・s(10質量%トルエン溶液:30℃)
溶液粘度:390mPa・s(15質量%トルエン溶液:30℃)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物として、セプトン4033(商品名、株式会社クラレ製)を用いた。
セプトン4033の主な物性は以下のとおり。
スチレン含有率:30質量%
比重:0.91(JIS K−7112に基づく測定値)
硬度:76(JIS K−6253に基づく測定値)
100%モジュラス(MPa):2.2(JIS K−6251に基づく測定値)
破断強度(MPa):35.3(JIS K−6251に基づく測定値)
破断伸度(%):500(JIS K−6251に基づく測定値)
MFR(230℃、2.16kg):0.1g/10min>(JIS K−7210に基づく測定値)
MFR(200℃、10kg):0.1g/10min>(JIS K−7210に基づく測定値)
溶液粘度:50mPa・s(10質量%トルエン溶液:30℃)
溶液粘度:390mPa・s(15質量%トルエン溶液:30℃)
<芯>
ろうそく用の芯(商品名:Square Braid Wick WR0653、アメリカ製)を使用した。
ろうそく用の芯(商品名:Square Braid Wick WR0653、アメリカ製)を使用した。
(実施例1)
ミネラルオイルを140℃に加熱し、温度を維持したまま、攪拌しながらスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を6質量%添加し、80分間攪拌して加熱溶融し、無色透明の組成物を得た。芯をセットした型に、溶融した組成物を流し込み、室温に冷却し、固形化後、外気中に取り出した。
取り出した透明ろうそくは、軟質性を有し、自立して形状を長期間保持できるものではなく、容器内に保持する必要があった。容器内に保持し、透明ろうそくを燃焼させたところ、炎の大きさは着火15分後で約25mmであり、燃焼状態は良好であった。
ミネラルオイルを140℃に加熱し、温度を維持したまま、攪拌しながらスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を6質量%添加し、80分間攪拌して加熱溶融し、無色透明の組成物を得た。芯をセットした型に、溶融した組成物を流し込み、室温に冷却し、固形化後、外気中に取り出した。
取り出した透明ろうそくは、軟質性を有し、自立して形状を長期間保持できるものではなく、容器内に保持する必要があった。容器内に保持し、透明ろうそくを燃焼させたところ、炎の大きさは着火15分後で約25mmであり、燃焼状態は良好であった。
(実施例2)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を8質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、軟質性を有し、自立して形状を長期間保持できるものではなく、燃焼時の形崩れを防ぎ正常な燃焼を保つためには容器内に保持する必要があった。容器内に保持し、透明ろうそくを燃焼させたところ、炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を8質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、軟質性を有し、自立して形状を長期間保持できるものではなく、燃焼時の形崩れを防ぎ正常な燃焼を保つためには容器内に保持する必要があった。容器内に保持し、透明ろうそくを燃焼させたところ、炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
(実施例3)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を12質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、剛性を有し、自立して形状を長期間保持できるものであった。容器に保持せず、自立させた透明ろうそくを燃焼させたところ、燃焼時の形崩れが少なく透明性も高く、炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を12質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、剛性を有し、自立して形状を長期間保持できるものであった。容器に保持せず、自立させた透明ろうそくを燃焼させたところ、燃焼時の形崩れが少なく透明性も高く、炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
(実施例4)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を18質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、剛性を有し、自立して形状を長期間保持できるものであった。容器に保持せず、自立させた透明ろうそくを燃焼させたところ、燃焼時の形崩れが少なく透明性も高く炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を18質量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた透明ろうそくは、剛性を有し、自立して形状を長期間保持できるものであった。容器に保持せず、自立させた透明ろうそくを燃焼させたところ、燃焼時の形崩れが少なく透明性も高く炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
(比較例1)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を3質量%とした以外は実施例1と同様に行った。しかし、ゲル状の透明ろうそく組成物を得ることはできなかった。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を3質量%とした以外は実施例1と同様に行った。しかし、ゲル状の透明ろうそく組成物を得ることはできなかった。
(比較例2)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を22質量%とした以外は実施例1と同様に行ったが、完全な溶融は得られなかった。すなわち、溶け残りのスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のため白濁し、透明な組成物は得られなかった。また、比較例2の組成物は燃焼に適さなかった。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を22質量%とした以外は実施例1と同様に行ったが、完全な溶融は得られなかった。すなわち、溶け残りのスチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物のため白濁し、透明な組成物は得られなかった。また、比較例2の組成物は燃焼に適さなかった。
(実施例5)
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を14質量%とした以外は実施例1と同様に行い、透明ろうそくを得た。
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の添加量を14質量%とした以外は実施例1と同様に行い、透明ろうそくを得た。
図3(a)に示すように、実施例5の透明ろうそくAは、剛性を有し自立して形状を長期間保持できるものであった(底辺約40mm角、高さ約60mm)。実施例5の透明ろうそくAについて容器に保持せずに燃焼試験を行った。3時間経過後の状態を図3(b)に示す。図3(b)のとおり、実施例5の透明ろうそくAは、燃焼時の形崩れも少なく透明性が高く、炎の大きさ及び燃焼状態は良好であった。
A…実施例5の透明ろうそく。
Claims (6)
- 引火点が230℃以上のミネラルオイルと、
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物と、を含み、
前記スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量%超22質量%未満である、透明ろうそく用組成物。 - 前記スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が10質量%以上22質量%未満である、請求項1記載の透明ろうそく用組成物。
- 前記スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物の含有率が3質量%超10質量%未満である、請求項1記載の透明ろうそく用組成物。
- 前記スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物におけるスチレンの含有率が、28質量%以上31質量%以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明ろうそく用組成物。
- 前記ミネラルオイルの粘度が、37.8℃において65.0〜100.0mm2/sである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の透明ろうそく用組成物。
- 引火点が230℃以上のミネラルオイルを140〜150℃に加熱し、攪拌する工程と、
スチレン・イソプレン・ブタジエンブロック共重合体の水添物を前記ミネラルオイルに添加し、請求項1〜5のいずれか一項に記載の透明ろうそく用組成物を調整する工程と、
前記組成物を冷却し固化させる工程と、
を備える、透明ろうそくの製造方法。
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2014
- 2014-05-15 JP JP2014101410A patent/JP2015218213A/ja active Pending
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