JP2015217909A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することができるブレーキ液圧制御装置を提供すること。【解決手段】マスターシリンダ(2)を備え、運転者からブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作手段と、マスターシリンダから油圧ブレーキ装置への油圧経路上に配置され、運転者による変更操作に応じて流動抵抗を可変とする調整ねじ(263)とを備え、調整ねじの位置に応じてオイル通路(261a、261b)における流動抵抗を調整する構成とした。【選択図】図3
Description
本発明は、ブレーキ液圧制御装置に関し、特に、油圧ブレーキ装置を備える鞍乗型車両に適用されるブレーキ液圧制御装置に関する。
自動二輪車等の車両に搭載される油圧ブレーキ装置においては、一般的に車両の仕様に応じて制動性能が予め定められ、その制動性能を調整することはできない。例えば、スポーツタイプの自動二輪車においては、一般的に制動性能が高く設定されている。このような車両においては、僅かなブレーキ操作であっても、強力な制動力を発揮する。このため、このような車両においては、運転者がブレーキレバーに対する操作力を加減して、所望の減速を行う必要がある。
このような油圧ブレーキ装置における制動性能を調整する技術として、ブレーキ応答性と油圧脈動低減とを両立させる制動制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制動制御装置においては、ブレーキ油圧の脈動を検知した場合に、マスターシリンダとホイールシリンダとの連通路上に配置される流動抵抗可変手段によって流動抵抗を増大する。
しかしながら、上述した特許文献1記載の制動制御装置においては、ディスクブレーキ装置を構成するディスクロータ間の肉厚差等に起因して発生する油圧脈動を検知して制動性能を調整するものである。このため、車両の仕様に応じて予め定められた制動性能を運転者が調整することはできない。
一方、上述したような制動性能が高く設定された自動二輪車等においては、運転者に繊細なブレーキ操作を要求する側面を有する。つまり、運転者の軽い操作力で強力な制動力を発生させる設定や、運転者の操作に対してレスポンスよく制動力を強力に発生させる設定となっている場合がある。このような車両の仕様に応じた高性能な制動性能は、その車両の運転に熟練しその性能を好む運転者には問題ないが、高性能な制動性能を必要としない運転者や走行状態によっては繊細なブレーキ操作が煩わしいと感じる場合も存在する。特に、低速走行におけるブレーキでギクシャクした時や、滑り易い路面にてブレーキ操作する時に、運転者はブレーキ操作に注意を払う必要があり、慣れない運転者は煩わしさを感じる。このため、所望の制動性能を発揮するためのブレーキ操作やブレーキ操作力を運転者の好みや使用環境に応じて変更し、ブレーキ操作を運転者にとって容易にすることが要望される。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することができるブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明のブレーキ液圧制御装置は、マスターシリンダを備え、運転者からブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作手段と、前記マスターシリンダから油圧ブレーキ装置への油圧経路上に配置され、運転者による変更操作に応じて流動抵抗を可変とする可変抵抗部とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、運転者による変更操作に応じて可変抵抗部によって設定される油圧経路上の流動抵抗が調整される。これにより、運転者の好みに応じて流動抵抗を調整でき、油圧ブレーキ装置における制動性能を調整することができる。この結果、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することが可能となる。
例えば、上記ブレーキ液圧制御装置において、前記可変抵抗部は、前記ブレーキ操作手段が取り付けられるハンドルに配置される。この場合には、可変抵抗部がハンドルに配置されることから、通常の運転姿勢から変更操作を容易に行うことができる。また、運転中に可変抵抗部の状態を容易に確認することが可能となる。
特に、上記ブレーキ液圧制御装置において、前記可変抵抗部は、前記マスターシリンダと一体に設けられることが好ましい。この場合には、マスターシリンダに一体に可変抵抗部が設けられることから、特別な取り付け場所を確保する必要がなく容易にハンドルに可変抵抗部を配置することが可能となる。
また、上記ブレーキ液圧制御装置において、前記可変抵抗部は、前記ブレーキホースユニオンボルト内に設けられるようにしてもよい。この場合には、油圧経路の一部を構成するブレーキホースユニオンボルト内に可変抵抗部が設けられることから、既存のブレーキホースユニオンボルトを交換するだけで簡単に油圧経路上の流動抵抗を調整することが可能となる。
例えば、上記ブレーキ液圧制御装置において、前記可変抵抗部は、前記ブレーキホースユニオンボルト内に配置される調整ねじで構成される。この場合には、ブレーキホースユニオンボルト内に配置される調整ねじで可変抵抗部が構成されることから、流動抵抗を可変とするための複雑な制御機構を必要とすることなく油圧経路上の流動抵抗を調整することが可能となる。
特に、上記ブレーキ液圧制御装置において、前記調整ねじは、前記油圧経路に進退可能に構成された先端部分がテーパー形状を有することが好ましい。この場合には、油圧経路に進退可能に構成された先端部分がテーパー形状を有することから、先端部分が球形状を有する場合と比べて開放される油圧経路の面積を細かく調整できる。これにより、車両を運転する運転者にとって最も操作し易い制動性能を選択することが可能となる。
本発明のブレーキ液圧制御装置によれば、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することが可能となる。
以下、本発明の複数の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るブレーキ液圧制御装置が自動二輪車に適用される場合について説明する。しかしながら、本発明に係るブレーキ液圧制御装置が適用される車両としては自動二輪車に限定されるものではなく、自動三輪車などの鞍乗型車両に適用することができる。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用される自動二輪車のハンドル周辺の拡大図である。本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置は、例えば、図1に示すように自動二輪車のハンドル1に取り付けられるマスターシリンダ2に組み込まれている。
まず、図1を参照して、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用される自動二輪車のハンドル周辺の拡大図である。本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置は、例えば、図1に示すように自動二輪車のハンドル1に取り付けられるマスターシリンダ2に組み込まれている。
マスターシリンダ2は、フロントブレーキレバー3に備えられ、フロントブレーキレバー3に対する運転者のブレーキ操作に応じて作動する。マスターシリンダ2には、後述するブレーキホースユニオンボルト(以下、「ユニオンボルト」という)26を介してブレーキホース4の一端が接続されている。このブレーキホース4の他端は、自動二輪車の前輪に制動力を与えるフロントブレーキキャリパに接続されている。
フロントブレーキレバー3が運転者により操作(すなわち、ブレーキ操作)されると、マスターシリンダ2が作動する。マスターシリンダ2からブレーキ液が送り出され、ブレーキホース4を介してフロントブレーキキャリパに作動流体としてのブレーキ液が供給されて加圧される。前輪には、マスターシリンダ2から供給されてフロントブレーキキャリパに作用するブレーキ液圧に応じた制動力が付与される。なお、フロントブレーキレバー3及びフロントブレーキキャリパは、それぞれ特許請求の範囲におけるブレーキ操作手段及び油圧ブレーキ装置を構成する。
本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、このような運転者によるブレーキ操作に応じて供給されるブレーキ液圧を、ブレーキ操作手段と油圧ブレーキ装置との間のブレーキ液の油圧経路上に配置された可変抵抗部で調整することにより、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択可能とするものである。以下、本発明に係るブレーキ液圧制御装置の可変抵抗部が配置されるマスターシリンダ2の構成について説明する。
図2は、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用されるマスターシリンダ2の分解斜視図である。図2に示すように、マスターシリンダ2は、上方側に開口したリザーバタンク21と、このリザーバタンク21の開口を閉塞するように配置されるダイヤフラム22、プレート23及びリザーバキャップ24と、リザーバタンク21内に配置されるピストン/カップセット25と、リザーバタンク21にブレーキホース4を接続するユニオンボルト26とを含んで構成される。
リザーバタンク21の内部には、上方側に開口した収容部211が設けられている。収容部211には、ブレーキ液が収容される。リザーバキャップ24は、ダイヤフラム22及びプレート23を介在させた状態でリザーバタンク21に固定される。ダイヤフラム22、プレート23及びリザーバキャップ24は、一対のビスB1、B2によりリザーバタンク21の固定穴212に固定される。また、リザーバタンク21の車体中央側(図2に示す右方側)には、ブレーキ液の吐出口213が設けられている。
ピストン/カップセット25は、リザーバタンク21の底部周辺においてシリンダ内にシリンダ軸上に配列し、シリンダ端部に形成された吐出口213に対向して配置される。ピストン/カップセット25を構成するピストンは、フロントブレーキレバー3に対するブレーキ操作に応じて吐出口213側に移動する。このピストンの移動により、リザーバタンク21(より具体的には収容部211やシリンダ)内に収容されたブレーキ液が吐出口213から押し出される。
ユニオンボルト26は、吐出口213に挿入される軸部261と、この軸部261の一端部(図2に示す右方側端部)に設けられたヘッド部262とを有する。ヘッド部262の中央には、軸部261の延伸方向に凹部262aが形成されている。ユニオンボルト26は、ブレーキホース4をマスターシリンダ2(より具体的にはリザーバタンク21)に固定すると共に、リザーバタンク21から吐出されたブレーキ液をブレーキホース4に案内する役割を果たす。
ブレーキホース4の上端部には、ホース端金具41が設けられている。このホース端金具41は、ブレーキホース4に挿し込まれる管状部411と、この管状部411の上端部に連続して設けられる環状部412とを有している。環状部412の中央には、ユニオンボルト26の軸部261が挿通される開口部が形成されている。環状部412の両側には、環状のシーリング部材S1、S2が配置される。これらのシーリング部材S1、S2及び環状部412を貫通したユニオンボルト26の軸部261がリザーバタンク21の吐出口213に取り付けられることでブレーキホース4がリザーバタンク21に固定される。
このような構成を有するマスターシリンダ2において、フロントブレーキレバー3が操作されると、ピストン/カップセット25が押されて移動することでリザーバタンク21内のブレーキ液が吐出口213から押し出される。そして、吐出口213から押し出されたブレーキ液は、ユニオンボルト26に形成されたオイル通路及びホース端金具41に形成されたオイル通路を通ってブレーキホース4内に流れる。なお、ユニオンボルト26及びホース端金具41に形成されるオイル通路については後述する。
図3及び図4は、本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用されるマスターシリンダ21のユニオンボルト26周辺の断面模式図である。なお、図3においては、ユニオンボルト26内のオイル通路における流動抵抗を最大化した場合について示し、図4においては、図3に示す状態からユニオンボルト26内のオイル通路における流動抵抗を低減した場合について示している。なお、図3及び図4においては、ユニオンボルト26内のオイル通路を通過する断面を示している。
図3に示すように、ユニオンボルト26において、軸部261の内部には、オイル通路261a、261bと、ねじ固定穴261cとが形成されている。オイル通路261aは軸部261の先端部に開口し、オイル通路261a及びねじ固定穴261cは、軸部261の中心軸に同軸に軸部261の延伸方向(図3及び図4に示す左右方向、軸部261の軸方向)に延びるように設けられている。オイル通路261bは、オイル通路261a及びねじ固定穴261cの間において、軸部261の延伸方向と直交する方向(図3及び図4に示す上下方向)に延び、オイル通路261aを軸部261の外周面に連通させるように設けられている。ねじ固定穴261cの内周には、後述する調整ねじ263の雄ねじと係合する不図示の雌ねじ部が設けられている。
ユニオンボルト26がマスターシリンダ2に固定された状態において、オイル通路261aの端部(図3に示す左方側端部)の開口は、リザーバタンク21の吐出口213に配置されてオイル通路として連通される。一方、軸部261の外周面に開口するオイル通路261bの端部(図3に示す上下端部)は、ホース端金具41の環状部412の内径部分に形成される溝部412aに連通される。この溝部412aは、環状部412の内周に環状に形成されると共に、その一部で管状部411に連通される。リザーバタンク21の吐出口213から吐出されたブレーキ液は、オイル通路261a、261b、環状部412(溝部412a)及び管状部411を介してブレーキホース4に供給される。
一方、ヘッド部262の内部には、軸部261の延伸方向に形成された凹部262aが形成されている。この凹部262aは、軸部261の中心軸およびねじ固定穴261cと同軸に形成された断面が円形の穴であって、軸部261内に形成されたねじ固定穴261cと連通している。凹部262aは、ねじ固定穴261cよりも大径に構成され、後述する調整ねじ263のヘッド部263aを収容可能な寸法に設けられている。また、ねじ固定穴261cは、この凹部262aの中央に対応する位置に設けられ、後述する調整ねじ263の軸部263bが挿入可能な寸法に設けられている。
ユニオンボルト26の内部には、調整ねじ263が設けられている。調整ねじ263は、特許請求の範囲における可変抵抗部を構成するものであり、ヘッド部263a及び軸部263bを含んで構成される。ヘッド部263aは、概して円柱形状を有し、ユニオンボルト26のヘッド部262に設けられた凹部262aに収容可能な寸法に構成されている。軸部263bは、概して棒状を有し、ヘッド部263aの一端部(図3に示す左方側端部)の中央部分から延伸して設けられている。軸部263bは、ユニオンボルト26の軸部261に設けられたねじ固定穴261cに挿入可能な寸法に設けられている。軸部263bの外周面には、固定孔261cの内周面に設けられた雌ねじに螺合可能な雄ねじが設けられている。
軸部263bの先端部分は、図3及び図4に示すように、ユニオンボルト26内のオイル通路261a、261bの連結部分261dの周辺に配置される。より具体的には、オイル通路261a、261bが略直交する連結部分261dに可変抵抗部は配置され、可変抵抗部を構成する軸部263bの先端部分は、ユニオンボルト26内のオイル通路261aに進退可能に構成されている。軸部263bの先端部分には、テーパー部263cが設けられている。このテーパー部263cは、先端部側(図3に示す左方側端部側)に向かって外径が細くなるテーパー形状を有する。詳細について後述するように、このテーパー部263cは、ユニオンボルト26内のオイル通路261a、261bにおける流動抵抗の細かな調整を可能とするために設けられている。
軸部263bの反対側となるヘッド部263aの頂部には、調整ねじ263の位置を調整するための工具の先端が係合可能な溝部263dが形成されている。溝部263dは、例えば、マイナスドライバの先端部が係合可能な形状を有している。工具により軸部263bの軸心回りに回転させることでユニオンボルト26内に調整ねじ263を押し込む一方、逆に回転させるとユニオンボルト26から外側(図3に示す右方側)に引き出すことができ、軸部263bの先端部分がオイル通路261aに進退可能に構成されている。
ヘッド部263aの外周には、環状を有する一対のシール部材263e、263fが取り付けられている。これらのシール部材263e、263fは、調整ねじ263の挿入方向に並んで配置されている。これらのシール部材263e、263fは、ヘッド部262に挿入された状態で凹部262aの内周面に押し付けられ、ヘッド部262と凹部262aの内周面との間の液密性を確保し、オイル通路261a、261b及びねじ固定穴261cからのブレーキ液の漏洩を防止する役割を果たす。
このような構成を有するユニオンボルト26においては、運転者による調整ねじ263の位置の変更操作に応じてオイル通路261a、261b(油圧経路)における流動抵抗を調整することができる。これにより、この流動抵抗に応じた制動性能をフロントブレーキキャリパに発揮させることができ、運転者にとって操作し易い制動性能を確保することができる。
例えば、運転者が工具等にて調整ねじ263を回転させて内部側(図3に示す左方側)に押し込むと、軸部263bの先端部分のテーパー部263cがオイル通路261a内に進入する(図3参照)。これにより、オイル通路261a、261bの連結部分261dにおけるブレーキ液が通過する面積が縮小されることで、オイル通路261a、261bの流動抵抗が大きくなる。これにより、ブレーキレバー3を運転者が操作した時、連結部分261dの上流側に配置されるオイル通路261aと、下流側に配置されるオイル通路261bとで圧力差が生じ、上流側の圧力変化に対して下流側(ブレーキキャリパ)では緩やかに圧力変化することになる。この場合、運転者は、自身の行ったブレーキ操作に対して急激な制動力の発生を抑えたマイルドな制動性能を得ることができる。したがって、ブレーキ操作に対してマイルドな制動性能(緩やかな制動力の発生)を希望する運転者は、図3に示す位置に調整ねじ263を配置することにより、ブレーキ操作に対してやや緩やかなレスポンスの所望の制動性能を確保することができる。
一方、図3に示すような状態から工具等にて調整ねじ263を回転させて外部側(図3に示す右方側)に引き出すと、軸部263bの先端部分のテーパー部263cがオイル通路261aから退避する(図4参照)。これにより、オイル通路261a、261bの連結部分261dにおけるブレーキ液が通過する面積が拡張されることで、オイル通路261a、261bの流動抵抗が小さくなる。これにより、図3に示す状態と比べ、ブレーキレバー3を運転者が操作した時、連結部分261dの上流側に配置されるオイル通路261aと、下流側に配置されるオイル通路261bとで圧力差が小さくなり、上流側の圧力変化に遅れることなく追随して下流側(ブレーキキャリパ)でも圧力変化することになる。この場合、運転者は、自身の行ったブレーキ操作に対して強力且つ迅速な制動性能を得ることができる。したがって、ブレーキ操作に対して強力且つ迅速な制動性能を希望する運転者は、図4に示す位置に調整ねじ263を配置することにより、ブレーキ操作に対してクイックなレスポンスの所望の制動性能を確保することができる。
ここで、調整ねじ263の先端部分に設けられたテーパー部263cは、上述したように、オイル通路261a内に進入可能なテーパー形状を有している。このように油圧経路の一部に進退可能に配置されるテーパー部263cをテーパー形状とすることにより、調整ねじ263の先端部分が球形状を有する場合と比べて、オイル通路261aとテーパー部263cの間で開放される油圧経路の面積(オイル通路261aとテーパー部263cの間の断面積)を細かく調整することができる。
すなわち、調整ねじ263の先端部分がテーパー形状を有する場合には、先端部分が球形状を有する場合と比べてオイル通路261aに進入する部分の長さを確保できる。このため、オイル通路261aから退避した状態からオイル通路261aにテーパー部263cが最も進入するまでの間に流動抵抗が変化する調整ねじ263の移動距離を長くすることができる。したがって、その進入する長さを調節することにより、オイル通路261a、261bの連結部分に形成される流路の面積が線形変化となるように調整することができる。これにより、車両を運転する運転者にとって最も操作し易い制動性能を容易に選択することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置においては、運転者による変更操作に応じてユニオンボルト26内の調整ねじ263によって設定される油圧経路上の流動抵抗を調整することができる。これにより、運転者の好みに応じて流動抵抗を調整でき、フロントブレーキキャリパにおける制動性能を調整することができる。この結果、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することが可能となる。例えば、運転者は、路面状況等に応じた車両の制動性能を選択することが可能となる。
特に、本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置においては、ユニオンボルト26内に配置される調整ねじ263により油圧経路の流動抵抗が可変とされている。これにより、ブレーキ液の流動抵抗を可変とするための複雑な制御機構を必要とすることなくオイル通路261a、261bにおける流動抵抗を調整することが可能となる。しかも、調整ねじ263がユニオンボルト26内に配置されていることから、既存のユニオンボルト26を交換するだけで簡単に油圧経路上の流動抵抗を調整することが可能となる。
また、調整ねじ263は、ユニオンボルト26内に配置され、マスターシリンダ2と一体に設けられている。これにより、特別な取り付け場所を確保する必要がなく容易にハンドル1に油圧経路上の流動抵抗を調整する機構を配置することが可能となる。この場合において、マスターシリンダ2は、フロントフレーキレバー3が取り付けられるハンドル1に配置されている。これにより、通常の運転姿勢から調整ねじ263に対する変更操作を容易に行うことができると共に、運転中に調整ねじ263の状態を容易に確認することが可能となる。
なお、本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置において、ユニオンボルト26内に配置される調整ねじ263の移動を規制する構成や、その操作性を向上する構成を追加することは実施の形態として好ましい。図5及び図6は、第1の実施の形態の変形例に係るユニオンボルト26周辺の断面模式図である。図7は、第1の実施の形態の変形例に係るユニオンボルト26に設けられた操作つまみ263g周辺の拡大図である。なお、図5〜図7において、上記実施の形態と共通する構成については同一の符号を付与し、その説明を省略する。
図5に示すユニオンボルト26においては、調整ねじ263と当接して調整ねじ263の引き出し側の調整範囲を規制し、調整ねじ263の脱落を防止するリング(規制部材)264がヘッド部262に設けられている。リング264は、ヘッド部262の凹部262aの内径と略同等の外径寸法を有し、凹部262aの所定位置に取り付けられる。リング264の外周面には、図示しない凹部262aの内周面に形成された不図示の雌ねじと螺合する雄ねじが設けられている。
リング264の中央には、概して円形状を有する開口部264aが形成されている。この開口部264aは、調整ねじ263のヘッド部263aに形成された溝部263dと対応する位置に配置されている。この開口部264aは、調整ねじ263のヘッド部263aの外径寸法よりも小さく構成される一方、調整ねじ263の位置調整用の工具を受け入れ可能に構成されている。
このように、ユニオンボルト26のヘッド部262の凹部262aにリング264を取り付けることにより、ユニオンボルト26から調整ねじ263が脱落する事態を確実に防止することができる。このため、調整ねじ263の脱落に起因して、オイル通路261a、261b及びねじ固定穴261cを介してからのブレーキ液が漏洩する事態を確実に防止することが可能となる。
また、図6に示すユニオンボルト26においては、調整ねじ263のヘッド部263aの先端部(図6に示す右方側端部)に操作つまみ263gが設けられている。操作つまみ263gは、概して円盤形状を有し(図7参照)、ユニオンボルト26のヘッド部262の外側に配置される。操作つまみ263gは、運転者からの調整ねじ263の位置変更操作を受け付け可能に構成されている。すなわち、運転者が操作つまみ263gを回転させることで、ユニオンボルト26内に調整ねじ263を押し込む一方、ユニオンボルト26から引き出すことができる。この場合には、上記実施の形態のように、調整ねじ263の位置調整用の工具を必要とすることなく油圧経路上の流動抵抗を調整することが可能となる。
なお、このように操作つまみ263gにより調整ねじ263の位置調整を行う場合には、操作つまみ263gの一定位置以上の回転を規制することが好ましい。このような操作つまみ263gの回転を規制する構成としては、図7に示すように、例えば、操作つまみ263gの外周面に当接片263hを設ける一方、この当接片263hと当接する規制片262bをヘッド部262に設けることが考えられる。規制片262bは、運転者の変更操作に伴って操作つまみ263gが一定位置以上に回転するのを規制する位置に設けられる。これにより、操作つまみ263gの回転に伴って調整ねじ263がユニオンボルト26から脱落する事態や、予め定めた位置以上に調整ねじ263がユニオンボルト26内部に押し込まれる事態を確実に防止することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置においては、ユニオンボルト26内に配置される調整ねじ263の位置を変更することで油圧経路上の流動抵抗を可変とする場合について説明している。第2の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置は、ユニオンボルト26と異なる位置に配置された調整ねじ263により油圧経路上の流動抵抗を可変とする点で第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置と相違する。
第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置においては、ユニオンボルト26内に配置される調整ねじ263の位置を変更することで油圧経路上の流動抵抗を可変とする場合について説明している。第2の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置は、ユニオンボルト26と異なる位置に配置された調整ねじ263により油圧経路上の流動抵抗を可変とする点で第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置と相違する。
図8は、第2の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用されるマスターシリンダ2周辺の上面図である。図9は、第2の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用されるマスターシリンダ2周辺の断面模式図である。なお、図8及び図9において、第1の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置が適用されるマスターシリンダ2においては、ブレーキ液の収容部211を一部に有するケース214を有している。このケース214には、マスターシリンダ2のシリンダと同軸に形成されたオイル通路214aと、オイル通路214aと直交配置されたオイル通路214bと、オイル通路214aと同軸にねじ固定穴214cとが形成されている(図9参照)。オイル通路214a及びねじ固定穴214cは、水平方向(図9に示す左右方向)に延びるように設けられている。オイル通路214bは、オイル通路214a及びねじ固定穴214cの間において、垂直方向(図9に示す上下方向)に延びるように設けられている。図示を省略しているが、オイル通路214bの上端近傍の内周面には、ユニオンボルト26の固定用の雌ねじが形成されている。なお、ユニオンボルト26の固定用の雌ねじは図示の便宜上上方に位置しているが、ブレーキ装置のエア抜き等を考慮して、ケース214の下部に配置することが望ましい。
ブレーキホース4は、ケース214の上面にユニオンボルト26を介して接続される。より具体的には、シーリングS1、S2を上下に配置した状態の環状部412に挿通した軸部261をオイル通路214bに挿入することによりブレーキホース4がケース214に固定される。ユニオンボルト26がケース214に固定された状態において、ケース214のオイル通路214a、214bは、ユニオンボルト26内のオイル通路261a、261b及び環状部412の溝部412aと連通した状態となる。
調整ねじ263は、ケース214における車両中央側の側面に形成された凹部214dから挿入される。凹部214dは、調整ねじ263のヘッド部263aを収容可能な寸法に設けられている。上述したねじ固定穴214cは、この凹部214dの中央に対応する位置に設けられ、調整ねじ263の軸部263bが挿入可能な寸法に設けられている。つまり、第2の実施の形態では、凹部214d、ねじ固定穴214c、オイル通路214aは、同軸上に配置されている。
軸部263bの先端部分に設けられたテーパー部263cは、図9に示すように、ケース214内で直交するオイル通路214a、214bの連結部分214eの周辺に配置される。テーパー部263cは、先端部側(図9に示す右方端部側)に向かって外径が細くなるテーパー形状を有する。調整ねじ263のヘッド部263aの端部(図9に示す左方側端部)には、操作つまみ263gが設けられている。調整ねじ263においては、操作つまみ263gを介して運転者から位置変更操作(回転操作)を受け付けることで、ケース214内に押し込まれる一方、ケース214から引き出される。これに伴い、調整ねじ263の先端部分に設けられたテーパー部263cがオイル通路214a、214bの連結部分214eに対して進退する。詳細には、テーパー部263cは、オイル通路214a内に進退可能となっている。なお、図9では操作つまみ263gが設けられた例を示したが、図3乃至図5に示した様に、工具を使う調整形状を採用してもよい。
このように本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置においても、運転者が操作つまみ263gを回転させ調整ねじ263の位置を変更することで、オイル通路214a、214bの連結部分214eにおけるブレーキ液が通過する面積(テーパー部263cとオイル通路214aの間の断面積)を増減でき、油圧経路上の流動抵抗を調整することができる。これにより、運転者の好みに応じて流動抵抗を調整でき、フロントブレーキキャリパにおける制動性能を調整することができる。この結果、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を容易に選択することが可能となる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている回路構成や制御フローなどについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、油圧経路の流動抵抗を可変とする可変抵抗部の一例としてユニオンボルト26内に配置される調整ねじ263を示している。しかしながら、可変抵抗部の構成についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。可変抵抗部は、マスターシリンダ2からフロントブレーキキャリパへの油圧経路上で運転者による変更操作に応じて流動抵抗を可変とすることを条件として、任意の構成を採用することができる。更に、可変抵抗部をマスターシリンダ2からフロントブレーキキャリパへ流れる油圧経路上に設け、フロントブレーキキャリパからマスターシリンダ2へ流れる場合は可変抵抗部を通過しない油圧経路とすることができる。これは、油圧経路上にバイパス通路と一方向弁を追加する等で達成でき、ブレーキの開放をより迅速に行うことが可能となる。
例えば、上記実施の形態においては、油圧経路の流動抵抗を可変とする可変抵抗部(調整ねじ263)がマスターシリンダ2と一体に設けられる場合について説明している。しかしながら、可変抵抗部の配置についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。可変抵抗部は、マスターシリンダ2からフロントブレーキキャリパへの油圧経路上の任意の位置に配置することができる。例えば、ブレーキホース4における運転者が操作し易い位置に配置するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、油圧経路の流動抵抗を調整する調整ねじ263の先端部分がテーパー形状を有する場合について説明している。しかしながら、調整ねじ263の先端部分の形状については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。油圧経路の油圧抵抗を適宜調整することを条件として、任意の形状を選択することができる。
以上説明したように、本発明は、車両を運転する運転者にとって使用環境や好みに応じた制動性能を選択することができるという効果を有し、特に、油圧式のブレーキ装置を備える自動二輪車等の鞍乗型車両に有用である。
1 ブレーキ液圧制御装置
2 マスターシリンダ
21 リザーバタンク
214 ケース
214a、214b オイル通路
214c ねじ固定穴
214d 凹部
22 ダイヤフラム
23 プレート
24 リザーバキャップ
25 ピストン/カップセット
26 ブレーキホースユニオンボルト(ユニオンボルト)
261 軸部
261a、261b オイル通路
261c ねじ固定穴
261d 連結部分
262 ヘッド部
262a 凹部
262b 規制片
263 調整ねじ
263a ヘッド部
263b 軸部
263c テーパー部
263g 操作つまみ
263h 当接片
3 フロントブレーキレバー
4 ブレーキホース
41 ホース端金具
411 管状部
412 環状部
412a 溝部
2 マスターシリンダ
21 リザーバタンク
214 ケース
214a、214b オイル通路
214c ねじ固定穴
214d 凹部
22 ダイヤフラム
23 プレート
24 リザーバキャップ
25 ピストン/カップセット
26 ブレーキホースユニオンボルト(ユニオンボルト)
261 軸部
261a、261b オイル通路
261c ねじ固定穴
261d 連結部分
262 ヘッド部
262a 凹部
262b 規制片
263 調整ねじ
263a ヘッド部
263b 軸部
263c テーパー部
263g 操作つまみ
263h 当接片
3 フロントブレーキレバー
4 ブレーキホース
41 ホース端金具
411 管状部
412 環状部
412a 溝部
Claims (6)
- マスターシリンダを備え、運転者からブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作手段と、前記マスターシリンダから油圧ブレーキ装置への油圧経路上に配置され、運転者による変更操作に応じて流動抵抗を可変とする可変抵抗部とを具備することを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
- 前記可変抵抗部は、前記ブレーキ操作手段が取り付けられるハンドルに配置されることを特徴とする請求項1記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記可変抵抗部は、前記マスターシリンダと一体に設けられることを特徴とする請求項2記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記可変抵抗部は、前記ブレーキホースユニオンボルト内に設けられることを特徴とする請求項2記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記可変抵抗部は、前記ブレーキホースユニオンボルト内に配置される調整ねじで構成されることを特徴とする請求項4記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記調整ねじは、前記油圧経路に進退可能に構成された先端部分がテーパー形状を有することを特徴とする請求項5記載のブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014105211A JP2015217909A (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014105211A JP2015217909A (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | ブレーキ液圧制御装置 |
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ID=54777646
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JP (1) | JP2015217909A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210141849A (ko) * | 2020-05-14 | 2021-11-23 | (주)에이치에스 | 브레이크압 제어장치 |
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JPS5846690U (ja) * | 1981-09-24 | 1983-03-29 | 松下電器産業株式会社 | デイスクブレ−キ |
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-
2014
- 2014-05-21 JP JP2014105211A patent/JP2015217909A/ja active Pending
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