JP2015216986A - 耐滑靴底及び耐滑靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】前後左右方向に優れた耐滑性を有する耐滑靴底及びそれを用いた耐滑靴を提供する。【解決手段】靴の底面に接合される耐滑靴底10であって、左右方向に延びる一方向に連続的に延設され、前記一方向に直交する方向の切断線32により前記一方向で複数に分離されている接地ブロック31を具備する。【選択図】 図1
Description
本発明は、安全靴等の靴底に用いられて、例えば、水、油等による滑りを抑えた耐滑靴底及びそれを備えた耐滑靴に関する。
従来、例えば、飲食店の厨房等では、床面に水や油等が付着して滑りやすくなっていることが多い。このため、このような場所で使用する作業靴としては、これら水や油等による滑りを防止した耐滑靴底、すなわち、耐滑性の高い耐滑靴底を用いたものが使用されている。
耐滑性を向上させるための構造としては、例えば、接地凸部を、V字形状の横断面及び矩形状の縦断面を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、平滑な接地面と直角な角を備えた接地ブロックを配置した耐滑性靴底がある(例えば、特許文献2、3参照)。
しかしながら、上述した従来の耐滑性靴底は、靴の前後方向には高い耐滑性能を発揮できるものの、左右方向に対しての耐滑性能は十分とはいえないという問題があった。すなわち、歩行動作時における前後方向への滑りは抑えることができるものの、左右に踏ん張った際に左右への滑りを十分に抑えることができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑み、前後左右方向に優れた耐滑性を有する耐滑靴底及びそれを用いた耐滑靴を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、靴の底面に接合される耐滑靴底であって、左右方向に延びる一方向に連続的に延設され、前記一方向に直交する方向の切断線により前記一方向で複数に分離されている接地ブロックを具備することを特徴とする耐滑靴底にある。
かかる第1の態様では、左右方向に延びる一方向に連続的に延設され、一方向に直交する方向の切断線により一方向で複数に分離されている接地ブロックを具備し、接地ブロックへの力のかかり具合により切断線で分離されて変形するので、前後方向は勿論、左右方向への耐滑性能に優れた耐滑靴底となる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックは、左右方向に亘って設けられ、且つ前後方向に所定間隔で複数設けられていることを特徴とする耐滑靴底にある。
かかる第2の態様では、接地ブロックが左右方向に亘って設けられ、且つ前後方向に所定間隔で複数設けられているので、接地ブロックの全体の接地面積が大きくなり、前後方向は勿論、左右方向への耐滑性能がより向上する。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックの切断線の左右方向の位置は、前後側に隣接する接地ブロックの切断線の左右方向の位置と同じ位置であることを特徴とする耐滑靴底にある。
かかる第3の態様では、切断線の位置が同じなので、製造が比較的容易となる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックは、接地面が平滑であって該接地面に対して実質的に垂直面となる側面を有することを特徴とする耐滑靴底にある。
かかる第4の態様では、単純な接地ブロックで、前後左右方向の耐滑性能が得られる。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様に記載の耐滑靴底を備えたことを特徴とする耐滑靴にある。
かかる第5の態様では、前後左右方向に優れた耐滑性能を有する耐滑靴が実現できる。
以上説明したように、本発明では、左右方向に延びる一方向に連続的に延設され、一方向に直交する方向の切断線により一方向で複数に分離されている接地ブロックを具備するので、接地ブロックの配置ロスが排除され、また、接地ブロックへの力のかかり具合により切断線で分離されて変形するので、前後方向は勿論、左右方向への耐滑性能に優れた耐滑靴底及びそれを用いた耐滑靴を提供することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る耐滑靴底の底面図であり、図2は、図1のA−A’線断面図、図3は、接地ブロックの機能を説明する模式図である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る耐滑靴底の底面図であり、図2は、図1のA−A’線断面図、図3は、接地ブロックの機能を説明する模式図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る耐滑靴底10は、靴のアッパー(図示を省略)の底面に接合されるミッドソール20と、このミッドソール20に接合されるアウトソール30との2層で構成されている。アウトソール30は、例えば、ポリウレタン、ゴム等の比較的硬度の高い材料で形成されている。一方、ミッドソール20は、アウトソール30よりも柔らかい材料で形成され、その材料は特に限定されないが、例えば、ゴム、エラストマ、プラスチック等が挙げられ、特に、これらの材料を発泡させたものがミッドソール20の材料として好適に用いられる。具体的には、例えば、発泡ポリウレタン、エチレンビニルアセテート(EVA)等が挙げられる。
アウトソール30は、ミッドソール20とは反対側に突出する複数の接地ブロック31を有する。各接地ブロック31は、本実施形態では、左右方向に延設され、前後方向に所定間隔で並設され、接地ブロック31の間は溝部35となっている。接地ブロック31の接地面31aと溝部35側の側面31bとは略直角となっている。また、アウトソール30の接地ブロック31以外の溝部35の領域である最薄部の厚さは、靴底全体の剛性を確保できる程度に比較的薄く形成することが好ましく、少なくともミッドソール20の厚さよりも薄くすることが望ましい。例えば、本実施形態では、最薄部の厚さを1.5mm程度としている。
ここで、各接地ブロック31は、所定間隔で切断線32により、複数の分離接地ブロック33に分離されている。ここで、切断線32により分離されているとは、金型成形により各分離接地ブロック33を成形するのではなく、接地ブロック31を成形した後、事後的に切断線32により分離したことをいう。
切断線32の深さは、本実施形態では、溝部35の底部までとしているが、それより浅くてもよい。また、各接地ブロック31の切断線32の位置は隣接する前後の接地ブロック31と切断線32の位置と同一とした。すなわち、切断線32は、本実施形態では、前後方向に一列に並ぶようにした。これにより、切断線32を設ける工程が比較的容易になるが、もちろん、隣接する接地ブロック31と異なる位置に切断線32を設けるようにしてもよい。
このような接地ブロック31は、切断線32の存在により、各分離接地ブロック33の接地面33aに付着した水分を素早く排除することができるので、優れた耐滑性が発揮される。また、接地ブロック31は左右方向に連続して延設されているので、全体としては大きな接地面積を確保することができるが、切断線32により分離接地ブロック33に分離されているので、分離接地ブロック33を個々に配置した状態と同等な耐滑性が確保できる。すなわち、各分離接地ブロック33は、例えば、図3に示すように、接地された状態では個々に変形することによる耐滑性が発揮される。さらに、切断線32により分離接地ブロック33に分離されているので、耐滑性は前後方向だけでなく、各分離接地ブロック33の切断線32側の角部によって左右方向の耐滑性も確保されるので、前後左右方向の耐滑性が得られる。
なお、耐滑靴底10の動摩擦係数を測定したところ、切断線32を設ける前が0.40であったのに対し、切断線32を設けた場合に0.45となり、0.05向上したことを確認することができた。
以上説明した実施形態では、接地ブロック31は左右方向に亘って設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、ある程度の長さを有して切断線32で分離接地ブロック33に分離されているものであればよい。また、接地ブロック31は、必ずしも靴底全体に設ける必要はなく、一部に設けて、他の機能を有する接地ブロックと混在してもよい。
10 耐滑靴底
20 ミッドソール
30 アウトソール
31 接地ブロック
31a 接地面
31b 側面
32 切断線
33 分離接地ブロック
33a 接地面
35 溝部
20 ミッドソール
30 アウトソール
31 接地ブロック
31a 接地面
31b 側面
32 切断線
33 分離接地ブロック
33a 接地面
35 溝部
Claims (5)
- 靴の底面に接合される耐滑靴底であって、左右方向に延びる一方向に連続的に延設され、前記一方向に直交する方向の切断線により前記一方向で複数に分離されている接地ブロックを具備することを特徴とする耐滑靴底。
- 請求項1に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックは、左右方向に亘って設けられ、且つ前後方向に所定間隔で複数設けられていることを特徴とする耐滑靴底。
- 請求項1又は2に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックの切断線の左右方向の位置は、前後側に隣接する接地ブロックの切断線の左右方向の位置と同じ位置であることを特徴とする耐滑靴底。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載の耐滑靴底において、前記接地ブロックは、接地面が平滑であって該接地面に対して実質的に垂直面となる側面を有することを特徴とする耐滑靴底。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載の耐滑靴底を備えたことを特徴とする耐滑靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014100887A JP2015216986A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 耐滑靴底及び耐滑靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014100887A JP2015216986A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 耐滑靴底及び耐滑靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015216986A true JP2015216986A (ja) | 2015-12-07 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014100887A Pending JP2015216986A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | 耐滑靴底及び耐滑靴 |
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Country | Link |
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2014
- 2014-05-14 JP JP2014100887A patent/JP2015216986A/ja active Pending
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