JP2015216915A - 種籾直播装置 - Google Patents
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Abstract
Description
播種穴成形体の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部を有する筒状の播種シャッタ体と、
播種シャッタ体内に配置するとともに、内部に収容した種籾を播種する播種孔を有する播種タンクと、
を具備し、
播種シャッタ体の播種用開口部と播種タンクの播種孔が整合した際に、播種孔及び播種用開口部を通して播種された種籾が、田面の播種穴中に投入されるようにしたことを特徴とする。
調整手段により、田面に播種穴が成形されるタイミングと、整合された播種孔及び播種用開口部を通して種籾が播種されるタイミングを調整するようにしたことを特徴とする。
牽引車50は、図1に示すように、機体フレーム51の前部にフロントアクスルケース52を設ける一方、後部にリヤアクスルケース53を設けている。フロントアクスルケース52には、前車軸55,55を介して左右一対の前輪54,54を取り付けている。リヤアクスルケース53には、後車軸57,57を介して左右一対の後輪56,56を取り付けている。機体フレーム51上には床面形成体60を張設し、床面形成体60の前部に原動機部としてのエンジン61等を設けており、エンジン61には、ミッション62を介して前・後輪54,56を連動連結している。エンジン61はボンネット63により被覆しており、ボンネット63の上端部にはハンドル支軸64を介してハンドル65を取り付けている。床面形成体60の後部には、座席支持部70を一体的に形成し、座席支持部70上に座席71を載置している。72は、リヤアクスルケース53上に立設して、床面形成体60の後端部を支持する支持枠体である。
昇降連結機構80は、図1に示すように、昇降リンク81と、昇降リンク81を昇降させる昇降シリンダ82とを具備している。昇降リンク81は、前後方向に延伸するトップリンク83及び左右一対のロワリンク84,84とから形成している。トップリンク83は、支持枠体72の上部に第1枢支ピン85を介して前端部を枢支連結する一方、連結枠体86の上部に第2枢支ピン87を介して後端部を枢支連結している。ロワリンク84,84は、リヤアクスルケース53に第3枢支ピン88を介して前端部を枢支連結する一方、連結枠体86の下部に後端部を連結している。ロワリンク84,84の前部には昇降アーム89を立設し、昇降アーム89の上端部と、機体フレーム51の後部との間に、昇降シリンダ82を介設して、昇降シリンダ82の伸縮作動に連動して昇降リンク81が昇降作動するようにしている。90は昇降アーム89の上端部と連結枠体86の下部との間に介設した連結片である。
種籾直播装置10は、図1〜図4に示すように、昇降連結機構80の連結枠体86に着脱自在に取り付けた支持体11と、支持体11に支持されて、田面G上に接地しながら回転して田面Gに播種穴Hを成形する播種穴成形体12と、播種穴成形体12の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部14を有する筒状の播種シャッタ体13と、播種シャッタ体13内に配置するとともに、内部に収容した種籾Tを播種する播種孔16を有する播種タンク15と、を具備している。そして、播種シャッタ体13の播種用開口部14と播種タンク15の播種孔16が整合した際に、播種孔16及び播種用開口部14を通して播種された種籾Tが、田面Gの播種穴H中に投入されるようにしている。
そして、調整手段45は、抓み付きナット25,25を弛めることで、調整孔23,23に沿って左・右側垂下支持片22,22を前後方向に摺動位置調整し、その後に抓み付きナット25,25を締め付けることで、左・右側垂下支持片22,22の位置調整、つまり、左・右側垂下支持片22,22に支持された播種穴成形体12の位置調整、延いては、後述する播種タイミングの調整ができるようにしている。
そして、田面G上に成形体本体30の外周面を接地させた状態で牽引すると、田面Gに凸部33がスパイクのように噛み込まれることで、成形体本体30が堅実に回転されるとともに、凸部33により田面Gに播種穴Hを進行方向に一定の間隔をあけて成形されるようにしている。ここで、播種穴Hは、播種穴H中に播種された種籾Tが鳥に啄まれないような深さ、例えば、3〜5cmに成形されるように、凸部33の突出幅を設定している。
播種シャッタ体13には、播種孔16と同形状に形成した複数の播種用開口部14を形成している。本実施形態の播種用開口部14は、凸部33と同様に、播種シャッタ体13の同一円周上に8個を円周方向に一定の間隔をあけて1組突設するとともに、播種シャッタ体13の軸線方向に一定の間隔をあけて5組突設している。つまり、播種孔16から播種される種籾Tが、播種孔16と符合した播種用開口部14を通して、凸部33により成形された播種穴H中に投入されるようにしている。
そして、引っ張りスプリング94の引っ張り弾性付勢力により、伝動ベルト44の外周面にテンションアーム47を介してテンションローラ48を圧接させて、伝動ベルト44を緊張状態に保持させている。Xは播種穴成形体12の回転方向、Yは播種シャッタ体13の回転方向である。
図5は、変形例としての種籾直播装置10の一部切欠側面説明図であり、前記した種籾直播装置10と基本的構造を同じくしているが、播種用開口部14に短幅筒状の播種ガイド体95を取り付けて、一時的閉塞体96により播種ガイド体95を一時的に下方から閉塞するようにしている点で異なる。
そして、偏倚した下端水平面部36cの播種孔16の先端部(下端部)は、播種用開口部14及びその播種用開口部14に取り付けた播種ガイド体95と符合するとともに、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bが播種ガイド体95の先端部に下方から閉塞する方向に弾性付勢して、播種ガイド体95の先端部を閉塞する。その後、播種ガイド体95の先端縁部が直下方を指向する位置まで回転移動されると、播種ガイド体95の先端縁部は、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bから離隔して、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bにより下方から閉塞されることがないため、鉛直下方へ向けて開放される。
H 播種穴
T 種籾
10 種籾直播装置
11 支持体
12 播種穴成形体
13 播種シャッタ体
14 播種用開口部
15 播種タンク
16 播種孔
Claims (5)
- 田面上に接地しながら回転して田面に播種穴を成形する播種穴成形体と、
播種穴成形体の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部を有する筒状の播種シャッタ体と、
播種シャッタ体内に配置するとともに、内部に収容した種籾を播種する播種孔を有する播種タンクと、
を具備し、
播種シャッタ体の播種用開口部と播種タンクの播種孔が整合した際に、播種孔及び播種用開口部を通して播種された種籾が、田面の播種穴中に投入されるようにしたことを特徴とする種籾直播装置。 - 播種穴成形体は、左右方向に軸線を向けた円筒状の成形体本体の外周面に、円錐状の凸部を複数突設して形成し、田面上に接地しながら回転して凸部により田面に播種穴を進行方向に間隔をあけて成形するようにしたことを特徴とする請求項1記載の種籾直播装置。
- 播種シャッタ体は、左右方向に軸線を向けた円筒状に形成するとともに、左右方向に軸線を向けた円筒状の播種穴成形体と平行に対向する状態かつ非接地状態に配置し、播種穴成形体に連動機構を介して連動連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の種籾直播装置。
- 播種タンクは、下部にホッパ部を形成するとともに、ホッパ部の下端部に播種孔を形成して、播種タンク内に収容している種籾がホッパ部を通して播種孔に向けて流下するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の種籾直播装置。
- 連動機構には、播種穴成形体の回転動作と、それに連動して回転する播種シャッタ体の回転動作を調整するための調整手段を設けるとともに、
調整手段により、田面に播種穴が成形されるタイミングと、整合された播種孔及び播種用開口部を通して種籾が播種されるタイミングを調整するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の種籾直播装置。
Priority Applications (1)
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JP2014105335A JP6211990B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 種籾直播装置 |
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JP2014105335A JP6211990B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 種籾直播装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP2014105335A Active JP6211990B2 (ja) | 2014-05-21 | 2014-05-21 | 種籾直播装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111295983A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-06-19 | 中国农业科学院麻类研究所 | 气吸排种成穴式精量播种机 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4951729U (ja) * | 1972-08-22 | 1974-05-08 | ||
JPH07203714A (ja) * | 1994-01-24 | 1995-08-08 | Youka Tekko Kk | 湛水直播機 |
-
2014
- 2014-05-21 JP JP2014105335A patent/JP6211990B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4951729U (ja) * | 1972-08-22 | 1974-05-08 | ||
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