JP2015216915A - 種籾直播装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鳥害の被害を抑制可能な播種を行う種籾直播装置を提供すること。【解決手段】田面上に接地しながら回転して田面に播種穴を成形する播種穴成形体と、播種穴成形体の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部を有する筒状の播種シャッタ体と、播種シャッタ体内に配置するとともに、内部に収容した種籾を播種する播種孔を有する播種タンクと、を具備し、播種シャッタ体の播種用開口部と播種タンクの播種孔が整合した際に、播種孔及び播種用開口部を通して播種された種籾が、田面の播種穴中に投入されるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、種籾を直播する種籾直播装置に関する。
従来、種籾直播装置の一形態として、特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、一輪車の車軸を左右側方に延出させて、左右の延出部にそれぞれ種籾を収容するためのドラム式の種籾収容ケースを取り付け、各種籾収容ケースの周縁部に多数の種播孔を周方向に間隔をあけて開口して、一輪車の回転走行に連動させて種籾収容ケースを回転させながら、種播孔から種籾を田面に落下させて播種するように構成した種籾直播装置が開示されている。
実開平3−114908
ところが、上記した種籾直播装置では、平坦な田面の表面に種籾が直接播種されるため、播種された種籾を鳥が啄む等の鳥害を受けていた。
そこで、本発明は、鳥害の被害を抑制可能な播種を行う種籾直播装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、田面上に接地しながら回転して田面に播種穴を成形する播種穴成形体と、
播種穴成形体の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部を有する筒状の播種シャッタ体と、
播種シャッタ体内に配置するとともに、内部に収容した種籾を播種する播種孔を有する播種タンクと、
を具備し、
播種シャッタ体の播種用開口部と播種タンクの播種孔が整合した際に、播種孔及び播種用開口部を通して播種された種籾が、田面の播種穴中に投入されるようにしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、播種孔及び播種用開口部を通して種籾を一定間隔毎に一粒または数粒ずつ播種、いわゆる、点播することができる。そのため、一粒の発芽率を向上させることができるとともに、種籾の使用量を最少化することができる。したがって、機体の小型化、軽量化、及び廉価化を図ることができる。播種された種籾は、田面の播種穴中に投入されるため、播種穴中の種籾を鳥が啄み難くなり、鳥害の被害を抑制できるとともに、種籾を鉄コーティングしなくても、種籾が播種穴中に安定配置されて、雨水や風等により移動されることがない。そのため、鉄コーティングの費用を削減できる。そして、稲の育成後の根張りが深くなり、倒伏に強くなる。また、播種された種籾に覆土する必要性もない。そのため、種籾の発芽率が高くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、播種穴成形体は、左右方向に軸線を向けた円筒状の成形体本体の外周面に、円錐状の凸部を複数突設して形成し、田面上に接地しながら回転して凸部により田面に播種穴を進行方向に間隔をあけて成形するようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、円錐状の凸部により田面にすり鉢状の播種穴を成形することができる。そのため、播種穴中に種籾を堅実に播種することができるとともに、播種された播種穴中の種籾は安定状態に配置される。反面、播種された播種穴中の種籾は、鳥にとって啄み難い。したがって、種籾の発芽率や成育率を向上させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、播種シャッタ体は、左右方向に軸線を向けた円筒状に形成するとともに、左右方向に軸線を向けた円筒状の播種穴成形体と平行に対向する状態かつ非接地状態に配置し、播種穴成形体に連動機構を介して連動連結したことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、播種用開口部を有する播種シャッタ体を、非接地状態に配置しているため、播種用開口部に泥土等が目詰まりするのを防止できる。そのため、播種効率を良好に確保できる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の発明であって、播種タンクは、下部にホッパ部を形成するとともに、ホッパ部の下端部に播種孔を形成して、播種タンク内に収容している種籾がホッパ部を通して播種孔に向けて流下するようにしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、播種タンクの下部にホッパ部を形成するとともに、ホッパ部の下端部に播種孔を形成しているため、播種タンク内に収容している種籾を、ホッパ部を通して播種孔に向けて円滑に流下させることができる。この際、ホッパ部の傾斜を種籾の安息角より大きく設定することで、種籾を完全に流出させることができる。つまり、種籾の流動性が高くして、播種効率を良好に確保することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の発明であって、連動機構には、播種穴成形体の回転動作と、それに連動して回転する播種シャッタ体の回転動作を調整するための調整手段を設けるとともに、
調整手段により、田面に播種穴が成形されるタイミングと、整合された播種孔及び播種用開口部を通して種籾が播種されるタイミングを調整するようにしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明では、調整手段により、田面に播種穴が成形されるタイミングと、整合された播種孔及び播種用開口部を通して種籾が播種されるタイミングを調整するようにしているため、田面に成形された播種穴中に、播種された種籾を堅実に投入できる。そのため、播種効率の向上や鳥害の被害の抑制を図ることができる。
本発明によれば、鳥害の被害を抑制可能な播種を行う種籾直播装置を提供することができる。
本実施形態に係る種籾直播装置の使用状態説明図。 種籾直播装置の側面説明図。 種籾直播装置の平面図。 播種タンク及び播種シャッタ体の断面側面説明図。 変形例としての種籾直播装置の一部切欠側面説明図。
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。すなわち、図1〜図3に示す10は、本実施形態に係る種籾直播装置である。種籾直播装置10は、図1に示すように、牽引車50の後方に昇降連結機構80を介して連結して、牽引車50に牽引されながら田面Gに種籾Tを播種するようにしている。まず、牽引車50と昇降連結機構80についてこの順で概略的に説明し、その後に、種籾直播装置10について詳細に説明する。
[牽引車の説明]
牽引車50は、図1に示すように、機体フレーム51の前部にフロントアクスルケース52を設ける一方、後部にリヤアクスルケース53を設けている。フロントアクスルケース52には、前車軸55,55を介して左右一対の前輪54,54を取り付けている。リヤアクスルケース53には、後車軸57,57を介して左右一対の後輪56,56を取り付けている。機体フレーム51上には床面形成体60を張設し、床面形成体60の前部に原動機部としてのエンジン61等を設けており、エンジン61には、ミッション62を介して前・後輪54,56を連動連結している。エンジン61はボンネット63により被覆しており、ボンネット63の上端部にはハンドル支軸64を介してハンドル65を取り付けている。床面形成体60の後部には、座席支持部70を一体的に形成し、座席支持部70上に座席71を載置している。72は、リヤアクスルケース53上に立設して、床面形成体60の後端部を支持する支持枠体である。
[昇降連結機構の説明]
昇降連結機構80は、図1に示すように、昇降リンク81と、昇降リンク81を昇降させる昇降シリンダ82とを具備している。昇降リンク81は、前後方向に延伸するトップリンク83及び左右一対のロワリンク84,84とから形成している。トップリンク83は、支持枠体72の上部に第1枢支ピン85を介して前端部を枢支連結する一方、連結枠体86の上部に第2枢支ピン87を介して後端部を枢支連結している。ロワリンク84,84は、リヤアクスルケース53に第3枢支ピン88を介して前端部を枢支連結する一方、連結枠体86の下部に後端部を連結している。ロワリンク84,84の前部には昇降アーム89を立設し、昇降アーム89の上端部と、機体フレーム51の後部との間に、昇降シリンダ82を介設して、昇降シリンダ82の伸縮作動に連動して昇降リンク81が昇降作動するようにしている。90は昇降アーム89の上端部と連結枠体86の下部との間に介設した連結片である。
[種籾直播装置の説明]
種籾直播装置10は、図1〜図4に示すように、昇降連結機構80の連結枠体86に着脱自在に取り付けた支持体11と、支持体11に支持されて、田面G上に接地しながら回転して田面Gに播種穴Hを成形する播種穴成形体12と、播種穴成形体12の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部14を有する筒状の播種シャッタ体13と、播種シャッタ体13内に配置するとともに、内部に収容した種籾Tを播種する播種孔16を有する播種タンク15と、を具備している。そして、播種シャッタ体13の播種用開口部14と播種タンク15の播種孔16が整合した際に、播種孔16及び播種用開口部14を通して播種された種籾Tが、田面Gの播種穴H中に投入されるようにしている。
支持体11は、連結枠体86に、左右方向に延伸する横長板状に形成した前支持片20の前面を対面させて取り付け、前支持片20の左右側端縁部から後方へ向けて左・右側支持片21,21を延伸させて、左・右側支持片21,21を左右に平行する横長板状に形成している。左・右側支持片21,21の前部には、左・右側垂下支持片22,22を垂下しており、左・右側支持片21,21の前部に前後方向に横長の前後一対の調整孔23,23を形成し、調整孔23,23中には、左・右側垂下支持片22,22の上部から外側方へ向けて突出させた調整ボルト24,24を挿通して、各調整ボルト24,24の先端部に抓み付きナット25,25を螺着して後述する調整手段45を構成している。
そして、調整手段45は、抓み付きナット25,25を弛めることで、調整孔23,23に沿って左・右側垂下支持片22,22を前後方向に摺動位置調整し、その後に抓み付きナット25,25を締め付けることで、左・右側垂下支持片22,22の位置調整、つまり、左・右側垂下支持片22,22に支持された播種穴成形体12の位置調整、延いては、後述する播種タイミングの調整ができるようにしている。
播種穴成形体12は、左右方向に軸線を向けた円筒状の成形体本体30と、成形体本体30の左右側端を閉塞する円板状の左・右側端壁31,31と、左・右側端壁31,31の中央部から外側方へ突設した回転支軸32,32と、成形体本体30の外周面に複数突設して形成した円錐状の凸部33とから形成している。凸部33は、本実施形態では、成形体本体30の同一円周上に8個を円周方向に一定の間隔をあけて1組突設するとともに、成形体本体30の軸線方向に一定の間隔をあけて5組突設している。このように形成した播種穴成形体12は、左・右側垂下支持片22,22の下部にそれぞれ設けられたボス部26,26中に、回転支軸32,32を回転自在に挿通して軸架している。
そして、田面G上に成形体本体30の外周面を接地させた状態で牽引すると、田面Gに凸部33がスパイクのように噛み込まれることで、成形体本体30が堅実に回転されるとともに、凸部33により田面Gに播種穴Hを進行方向に一定の間隔をあけて成形されるようにしている。ここで、播種穴Hは、播種穴H中に播種された種籾Tが鳥に啄まれないような深さ、例えば、3〜5cmに成形されるように、凸部33の突出幅を設定している。
播種タンク15は、下部にホッパ部36を形成するとともに、ホッパ部36の下端部に播種孔16を形成して、播種タンク15内に収容している種籾Tがホッパ部36を通して播種孔16に向けて流下するようにしている。
すなわち、播種タンク15は、上半部の天井部35と下半部のホッパ部36と左・右側端部37,37とから、内部に種籾Tを収容可能な中空箱形に形成している。上半部の天井部35は、左右方向に軸線を向けた上方へ凸状の半円筒状に形成している。下半部のホッパ部36は、天井部35の前端縁部から後下方へ向けて延設して形成した前側傾斜面部36aと、天井部35の後端縁部から前下方へ向けて延設して形成した後側傾斜面部36bと、前側傾斜面部36a及び後側傾斜面部36bの下端縁部間に形成した細幅帯状の下端水平面部36cとから形成している。左・右側端部37,37は、天井部35とホッパ部36の左・右側端開口部を閉塞している。下端水平面部36cには、複数(本実施形態では5個)の播種孔16を小円形に形成するとともに、左右方向に一定の間隔をあけて形成して、凸部33の配設位置と整合させている。つまり、播種孔16から播種される種籾Tが、凸部33により成形された播種穴H中に投入されるようにしている。左・右側端部37,37の外側面中央部には外方へ向けて取付軸39,39を突設して、取付軸39,39を介して左・右側支持片21,21の後部に固定状態に横架している。
そして、播種タンク15は、播種穴成形体12の後上方に配置されるとともに、播種穴成形体12と平行に対向する状態に配置されている。40は、天井部35の左側部に設けた開閉蓋であり、開閉蓋40を開放することで、内部に種籾Tを出し入れ可能としている。θ1は前側傾斜面部36aと仮想水平面Hsとがなす傾斜角、θ2は後側傾斜面部36bと仮想水平面Hsとがなす傾斜角であり、傾斜角θ1,θ2は、種籾Tの安息角より大きく設定している。
播種シャッタ体13は、左右方向に軸線を向けた円筒状に形成するとともに、左右方向に軸線を向けた円筒状の播種穴成形体12と平行に対向する状態かつ非接地状態に配置し、播種穴成形体12に連動機構43を介して連動連結している。
すなわち、播種シャッタ体13は、円筒状の内径を播種タンク15の外径と略同一となして、播種タンク15の外周面上にてその軸線廻りに回転自在に外嵌している。その結果、播種シャッタ体13は、播種穴成形体12の後上方に配置されて、田面Gから一定高さだけ離隔して配置されている。41は天井部35の左右側部に突設したローラ支軸、42は各ローラ支軸41に回転自在に外嵌したガイドローラである。播種シャッタ体13は、左右のガイドローラ42,42で左右側方を規制されながら播種タンク15の外周面上を円滑に回転するようにしている。
播種シャッタ体13には、播種孔16と同形状に形成した複数の播種用開口部14を形成している。本実施形態の播種用開口部14は、凸部33と同様に、播種シャッタ体13の同一円周上に8個を円周方向に一定の間隔をあけて1組突設するとともに、播種シャッタ体13の軸線方向に一定の間隔をあけて5組突設している。つまり、播種孔16から播種される種籾Tが、播種孔16と符合した播種用開口部14を通して、凸部33により成形された播種穴H中に投入されるようにしている。
連動機構43は、播種穴成形体12の成形体本体30の左側外周面と、播種シャッタ体13の左側外周面との間に、タイミングベルト等の細幅無端帯状の伝動ベルト44を巻回して、播種穴成形体12の回転動作に、伝動ベルト44を介して播種シャッタ体13が連動して回転するように構成している。なお、伝動ベルト44として、例えば、タイミングベルトを採用する場合には、成形体本体30の左側外周面と、播種シャッタ体13の左側外周面に、それぞれタイミングベルトの内周面に形成されている係合凹部と係合する係合凸部を形成する。また、チェーンを採用する場合には、成形体本体30の左側外周面と、播種シャッタ体13の左側外周面に、それぞれチェーンと係合するスプロケットを設ける。
すなわち、連動機構43は、左側垂下支持片22の後中途部から内側方(右側方)へ向けてアーム支軸46を突設し、アーム支軸46の先端部(右側端部)に前後方向に延伸するテンションアーム47の基端部(前端部)を回転自在に枢支し、テンションアーム47の先端部(後端部)に左右方向に軸線を向けたローラ枢支ピン49を介してテンションローラ48を回転自在に取り付けている。左側支持片21の中途部から内側方(右側方)へ向けて上側スプリング支持ピン92を突設する一方、テンションアーム47の中途部から外側方(左側方)に突設した下側スプリング支持ピン93を突設して、上側スプリング支持ピン92の先端部(右側端部)と下側スプリング支持ピン93の先端部(左側端部)との間に引っ張りスプリング94を介設している。
そして、引っ張りスプリング94の引っ張り弾性付勢力により、伝動ベルト44の外周面にテンションアーム47を介してテンションローラ48を圧接させて、伝動ベルト44を緊張状態に保持させている。Xは播種穴成形体12の回転方向、Yは播種シャッタ体13の回転方向である。
連動機構43には、播種穴成形体12の回転動作と、それに連動して回転する播種シャッタ体13の回転動作を調整するための調整手段45を設けるとともに、調整手段45により、田面Gに播種穴Hが成形されるタイミングと、整合された播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tが播種されるタイミングを調整するようにしている。
すなわち、調整手段45は、前記したように左・右側垂下支持片22,22を前後方向に位置調整可能に構成しており、調整手段45により左・右側垂下支持片22,22を位置調整することで、播種穴成形体12の軸線と播種シャッタ体13の軸線との間の距離である軸線間距離Lを調整、つまり、田面Gに成形される播種穴Hの位置と、播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tが播種される位置との間隔を調整することができる。その結果、田面Gに播種穴Hが成形されるタイミングと、整合された播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tが播種されるタイミングを調整して、播種された種籾Tが播種穴H中に堅実に投入されるようにすることができる。
このように構成して、播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tを一定間隔毎に一粒または数粒ずつ播種する、いわゆる、点播することができる。そのため、一粒の発芽率を向上させることができるとともに、種籾Tの使用量を最少化することができる。したがって、機体の小型化、軽量化、及び廉価化を図ることができる。播種された種籾Tは、田面Gの播種穴H中に投入されるため、播種穴H中の種籾Tを鳥が啄み難くなり、鳥害の被害を抑制できるとともに、種籾Tを鉄コーティングしなくても、種籾Tが播種穴H中に安定配置されて、雨水や風等により移動されることがない。そのため、鉄コーティングの費用を削減できる。そして、稲の育成後の根張りが深くなり、倒伏に強くなる。また、播種された種籾Tに覆土する必要性もない。そのため、種籾Tの発芽率が高くなる。
そして、円錐状の凸部33により田面Gにすり鉢状の播種穴Hを成形することができる。そのため、播種穴H中に種籾Tを堅実に播種することができるとともに、播種された播種穴H中の種籾Tは安定状態に配置される。反面、播種された播種穴H中の種籾Tは、鳥にとって啄み難い。したがって、種籾Tの発芽率や成育率を向上させることができる。
しかも、播種用開口部14を有する播種シャッタ体13を、非接地状態に配置しているため、播種用開口部14に泥土等が目詰まりするのを防止できる。そのため、播種効率を良好に確保できる。
さらには、播種タンク15の下部にホッパ部36を形成するとともに、ホッパ部36の下端部に播種孔Hを形成しているため、播種タンク15内に収容している種籾Tを、ホッパ部36を通して播種孔Hに向けて円滑に流下させることができる。この際、ホッパ部36の前側傾斜面部36aと後側傾斜面部36bの傾斜角θ1,θ2は、それぞれ種籾Tの安息角より大きく設定することで、種籾Tを完全に流出させることができる。つまり、種籾Tの流動性が高くして、播種効率を良好に確保することができる。
また、田面Gに播種穴Hが成形されるタイミングと、整合された播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tが播種されるタイミングを、調整手段45により調整するようにしているため、田面Gに成形された播種穴H中に、播種された種籾Tを堅実に投入できる。そのため、播種効率の向上や鳥害の被害の抑制を図ることができる。
[変形例としての種籾直播装置の説明]
図5は、変形例としての種籾直播装置10の一部切欠側面説明図であり、前記した種籾直播装置10と基本的構造を同じくしているが、播種用開口部14に短幅筒状の播種ガイド体95を取り付けて、一時的閉塞体96により播種ガイド体95を一時的に下方から閉塞するようにしている点で異なる。
すなわち、播種ガイド体95は、短幅筒状に形成して、内部に一定量の種籾Tを収容可能な空間Sを保持しており、基端側外周面に雄ネジ部97を形成している。各播種用開口部14の内周面には雄ネジ部97と螺着する雌ネジ部98を形成している。そして、各播種用開口部14の雌ネジ部98にそれぞれ雄ネジ部97を螺着して、播種シャッタ体13に播種ガイド体95を外方へ突出状に取り付けている。
左・右側支持片21,21の中途部間には、左右方向に延伸する支持用横架片99を横架し、支持用横架片99に板バネを四分の一円弧状の形成した一時的閉塞体96の基端縁部(前端縁部)96aを取り付けるとともに、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bを播種シャッタ体13の直下方位置まで延設している。本変形例では、ホッパ部36の下端水平面部36cを鉛直下方位置からやや前方に偏倚させている。
そして、偏倚した下端水平面部36cの播種孔16の先端部(下端部)は、播種用開口部14及びその播種用開口部14に取り付けた播種ガイド体95と符合するとともに、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bが播種ガイド体95の先端部に下方から閉塞する方向に弾性付勢して、播種ガイド体95の先端部を閉塞する。その後、播種ガイド体95の先端縁部が直下方を指向する位置まで回転移動されると、播種ガイド体95の先端縁部は、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bから離隔して、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bにより下方から閉塞されることがないため、鉛直下方へ向けて開放される。
そのため、一時的閉塞体96の先端縁部(後端縁部)96bが、播種ガイド体95の先端部(下端部)を下方から閉塞している間は、播種ガイド体95内に種籾Tが一時的に一定量だけ貯留され、その後に播種ガイド体95の先端部(下端部)が開放されると、播種ガイド体95内に収容されている一定量の種籾Tが、下方へ播種される。したがって、播種孔16と播種用開口部14が符合すると、直ちに播種孔16及び播種用開口部14を通して種籾Tが播種される場合に比して、種籾Tの播種量を一定に確保することができる。その結果、播種効率を向上させることができる。
なお、本実施形態では、種籾直播装置10を牽引車50に連結して、牽引車50により牽引するようにしているが、種籾直播装置10を手押し車等に連結して、人力で種籾直播装置10を手押し、ないしは牽引しながら種籾直播装置10により播種することもできる。
G 田面
H 播種穴
T 種籾
10 種籾直播装置
11 支持体
12 播種穴成形体
13 播種シャッタ体
14 播種用開口部
15 播種タンク
16 播種孔

Claims (5)

  1. 田面上に接地しながら回転して田面に播種穴を成形する播種穴成形体と、
    播種穴成形体の回転動作に連動して回転するとともに、播種用開口部を有する筒状の播種シャッタ体と、
    播種シャッタ体内に配置するとともに、内部に収容した種籾を播種する播種孔を有する播種タンクと、
    を具備し、
    播種シャッタ体の播種用開口部と播種タンクの播種孔が整合した際に、播種孔及び播種用開口部を通して播種された種籾が、田面の播種穴中に投入されるようにしたことを特徴とする種籾直播装置。
  2. 播種穴成形体は、左右方向に軸線を向けた円筒状の成形体本体の外周面に、円錐状の凸部を複数突設して形成し、田面上に接地しながら回転して凸部により田面に播種穴を進行方向に間隔をあけて成形するようにしたことを特徴とする請求項1記載の種籾直播装置。
  3. 播種シャッタ体は、左右方向に軸線を向けた円筒状に形成するとともに、左右方向に軸線を向けた円筒状の播種穴成形体と平行に対向する状態かつ非接地状態に配置し、播種穴成形体に連動機構を介して連動連結したことを特徴とする請求項1又は2記載の種籾直播装置。
  4. 播種タンクは、下部にホッパ部を形成するとともに、ホッパ部の下端部に播種孔を形成して、播種タンク内に収容している種籾がホッパ部を通して播種孔に向けて流下するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の種籾直播装置。
  5. 連動機構には、播種穴成形体の回転動作と、それに連動して回転する播種シャッタ体の回転動作を調整するための調整手段を設けるとともに、
    調整手段により、田面に播種穴が成形されるタイミングと、整合された播種孔及び播種用開口部を通して種籾が播種されるタイミングを調整するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の種籾直播装置。
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