JP2015215962A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットと人との双方にとって快適な照明環境を得ることができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置10は、光源部20および制御部34を備える。光源部20は、600〜650nmの波長域を含む所定の波長域の光を発生可能とする。制御部34は、光源部20を制御し、光源部20の明るさを変化させるときに600〜650nmの波長域の強度を制御する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、明るさを制御可能とした照明装置に関する。
従来、犬や猫等のペットを室内で飼う場合に、ペットのエリアの照明と人のエリアの照明とを個別に制御するようにした照明システムがあるが、犬や猫の知覚特性を考慮して制御するものではなかった。
犬や猫は、青色と緑色の二色視であるため、およそ600nm以上の波長の光は知覚できず、また、薄明薄暮性であるため、明るさに対する感度が高いという視覚特性を有している。一方、人は、600nm以上の波長であっても知覚可能であり、また、昼行性であるため、犬や猫よりも明るさの感度が低いという視覚特性を有している。
そのため、照明装置を人が快適と感じる明るさにすると、明るさの感度の高い犬や猫には明るすぎて目に負担がかかることになり、また、照明装置を犬や猫にとって適度な明るさになるようにすると、犬や猫よりも明るさの感度が低い人には暗く感じてしまうことになり、ペットと人との双方にとって快適な照明環境が得られなかった。
本発明が解決しようとする課題は、ペットと人との双方にとって快適な照明環境を得ることができる照明装置を提供することである。
実施形態の照明装置は、光源部および制御部を備える。光源部は、600〜650nmの波長域を含む所定の波長域の光を発生可能とする。制御部は、光源部を制御し、光源部の明るさを変化させるときに600〜650nmの波長域の強度を制御する。
本発明によれば、ペットが知覚する明るさを保ったまま、人が知覚する明るさを変化させることができ、ペットと人との双方にとって快適な照明環境を得ることが期待できる。
以下、第1の実施形態を、図1ないし図4を参照して説明する。
照明装置10は、照明器具11、およびこの照明器具11を操作する操作手段としての信号送信部であるリモコン12等を備えている。
照明器具11は、例えばシーリングライトであり、天井15に設置される引掛シーリングボディ16にアダプタ17を介して取り付けられる。
照明器具11は、器具本体19、この器具本体19の下面に配置される光源部20、器具本体19に配置される点灯回路21、および器具本体19の下面を覆うセード22を備えている。
器具本体19は、中央にアダプタ17に取り付けられる取付部23が形成され、上部に点灯回路21を収納する収納部24が形成されている。
また、光源部20は、白色光源27および赤色光源28を備えている。本実施形態では、光源部20は、基板29、およびこの基板29の表面に実装された複数の発光素子30を備えた発光モジュール31で構成されている。基板29は、例えば、周方向に複数に分割されていて、器具本体19に設置することで周方向に環状に組み合わされている。発光素子30は、例えば、面実装タイプのSMDパッケージ式のLED素子が用いられている。複数の発光素子30は、基板29の表面に、外周列と内周列との2列で周方向に沿って配列されている。
白色光源27は、外周列に配列される発光素子30であり、相関色温度6500Kで、ピーク波長450nmの光を発生する昼光色LEDである。また、赤色光源28は、内周列に配列される発光素子30であり、ピーク波長630nmであるとともに600〜650nmの波長域を多く含む光を発生する赤色LEDである。
なお、白色光源27および赤色光源28における外周列と内周列との配列は逆でも構わない。また、白色光源27および赤色光源28は、LEDに限らず、有機EL等を用いても構わない。また、光源部20は、白色光源27および赤色光源28に加えて、他の色の光を発生する光源を備えていても構わない。
また、点灯回路21は、商用交流電源からの交流電力を整流および平滑し、スイッチング素子のスイッチング動作により所定の直流電力に変換して白色光源27および赤色光源28に出力するコンバータ33、およびこのコンバータ33のスイッチング素子のオンオフを制御する制御部34を有している。さらに、点灯回路21は、リモコン12から送信される信号を受信する信号受信部35を備えている。信号受信部35は、例えば赤外線を媒体とした信号を受光する受光部であるが、電波を媒体とした信号を受信するものでも構わない。
そして、制御部34は、信号受信部35に受信した信号に応じて、白色光源27および赤色光源28の点灯、消灯、および調光を個別に制御する。
さらに、制御部34は、室内で犬や猫等のペットを飼う場合に対応したペット共生照明モードを有している。ペット共生照明モードには、赤色光源28を消灯し、床面照度が20lx程度となるように白色光源27のみを点灯させるペット留守番モード(第1のペット留守番モード)が含まれている。ペット共生照明モードにおいては、調光度に応じて明るさを変化させるときに、白色光源27の光出力は変化させることなくそのままとして、赤色光源28の光出力のみを変化させ、すなわち600〜650nmの波長域の強度を変化させるように制御する。したがって、ペット留守番モードから明るさを上げる場合には、白色光源27の光出力は変化させることなくそのままで、赤色光源28の光出力のみを上げて、600〜650nmの波長域の強度を上げる。なお、制御部34は、ペット共生照明モードとともに、ペット共生照明モードを使用しない通常照明モードを備え、これらモードをリモコン12で切り換えるようにしても構わない。
また、リモコン12は、各種のボタンを備え、ボタン操作に応じて赤外線を媒体とした信号を送信する。リモコン12は、電波を媒体とした信号を送信するようにしても構わない。そして、リモコン12により、ペット共生照明モードおよびペット留守番モードの設定や明るさの設定が可能となっている。
そうして、照明器具11の白色光源27および赤色光源28が点灯すると、白色光源27および赤色光源28が発生する光がセード22を透過して照明空間である室内に照射される。
飼い主が例えば犬を残して外出する場合に、リモコン12でペット留守番モードを設定すると、赤色光源28を消灯し、床面照度が20lx程度となるように白色光源27のみを点灯させる。このときの相対分光分布を図3に示す。図3には、床面照度が20lx程度で、ピーク波長450nmの強度を1とした場合の各波長の相対エネルギー強度を示す。
このペット留守番モードの照明状態では、薄明薄暮性で、明るさに対する感度が高いという視覚特性を有する犬にとっては、明るすぎず、暗くておびえることもない適度な明るさである。
また、飼い主が帰宅し、床面照度が20lx程度では照明が暗いと感じれば、リモコン12を操作して明るさを上げる。このとき、白色光源27の明るさを上げると、犬にとっては明るすぎて目に負担を与えやすくなる。そこで、ペット留守番モードから明るさを上げる場合には、白色光源27の光出力は変化させることなくそのままで、赤色光源28の光出力のみを上げて、600〜650nmの波長域の強度を上げる。このときの相対分光分布を図4に示す。図4には、床面照度60lx程度で、ピーク波長630nmの強度を1とした場合の各波長の相対エネルギー強度を示す。なお、図4では、相対エネルギー強度を示すため、図3に比べて波長450nmの相対エネルギー強度が低くなっているが、実際の波長450nmの白色の光の明るさには変化はない。すなわち、600〜650nmの波長域の赤色の光の明るさのみが変化している。
これにより、飼い主から見ると、床面照度60lx程度であれば暗く感じることがなく、電球色で適度に落ち着きのある室内空間となる。
一方、犬から見ると、およそ600nm以上の波長の光は知覚できないことから、床面照度20lxから変化を感じることはなく、犬にとっても快適な明るさが保たれている。
また、飼い主等がリモコン12を操作して明るさを上げたり下げたりとした場合にも、同様に制御されるために、犬にとって快適な明るさが保たれる。
このように本実施形態の照明装置10によれば、ペットが知覚する明るさを一定に保ったまま、人が知覚する明るさを変化させることができ、ペットと人との双方にとって快適な照明環境を得ることが期待できる。
また、光源部20は、少なくとも白色光源27および赤色光源28を備えることにより、600〜650nmの波長域の強度の制御を容易に行うことができる。
次に、図5に第2の実施形態を示す。なお、第1の実施形態と同じ構成については、同じ符号を用い、その構成および作用効果についての説明を省略する。
照明装置10は、ペットのストレスを検知する検知手段40、および検知手段40の検知に基づいて照明器具11に指令を与える制御ユニット41を備えている。
そして、制御部34は、ペット共生照明モードとして、光源部20を消灯し、ペットのストレス状態が高まった場合に光源部20を点灯するように制御する第2のペット留守番モードを含む。
犬の場合、暗いためにストレス状態が高まると、分離不安症を起こし、暴れたり、吠え続けたり等の行為をとり、心拍数が高まることが分かっている。そこで、検知手段40として心拍計が用いられ、心拍計を犬の首輪に装着して犬の心拍数(脈拍数)を検知する。また、検知手段40は、検知した情報を赤外線や電波等を媒体とした検知信号として送信する。
制御ユニット41は、検知手段40から送信される検知信号を受信し、犬のストレス状態が高まっているか否かを判定する。例えば、心拍数が毎分80回を超えた場合に犬のストレス状態が高まったと判定する。そして、制御ユニット41は、犬のストレス状態が高まったと判定した場合には、照明器具11を点灯させるための点灯信号を送信する。
そして、照明器具11では、信号受信部35で制御ユニット41から点灯信号を受信すると、消灯状態にある光源部20を点灯する。光源部20を点灯する場合には、上述した第1のペット留守番モードのように、赤色光源28は消灯状態のまま、床面照度が20lx程度となるように白色光源27のみを点灯させる。なお、第2のペット留守番モードから第1のペット留守番モードに移行してもよい。
光源部20を点灯することにより、飼い主が居るときと同様の照明環境となることから、犬のストレス状態を緩和することができる。
なお、光源部20の点灯後は、その点灯状態を維持してもよいし、犬のストレス状態が緩和されたことを検知すれば所定時間後に光源部20を消灯させてもよい。
また、制御ユニット41を介さずに検知手段40から送信する検知信号を照明器具11の信号受信部35で受信し、制御部34でペットのストレス状態を判定して光源部20を制御するようにしてもよい。
また、照明器具11の制御部34が、ペットのストレス状態が高まった場合に光源部20を点灯するように制御する第2のペット留守番モードの機能を備えていなくても、これに相当するペット留守番機能を制御ユニット41の制御部が備えていてもよい。この場合、照明器具11が第2のペット留守番モードの機能を備えていない場合でも、検知手段40および制御ユニット41を後から付加すれば、ペット留守番機能を追加できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
20 光源部
27 白色光源
28 赤色光源
34 制御部
40 検知手段
20 光源部
27 白色光源
28 赤色光源
34 制御部
40 検知手段
Claims (3)
- 600〜650nmの波長域を含む所定の波長域の光を発生可能とする光源部と;
前記光源部を制御し、前記光源部の明るさを変化させるときに前記600〜650nmの波長域の強度を制御する制御部と;
を具備することを特徴とする照明装置。 - 前記光源部は、白色光源、および前記600〜650nmの波長域を含む光を発生する赤色光源を有する
ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - ペットのストレス状態を検知する検知手段を具備し、
前記制御部は、前記検知手段で検知されるペットのストレス状態に応じて前記光源部を制御する
ことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
Priority Applications (1)
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JP2014096627A JP2015215962A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 照明装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101840233B1 (ko) * | 2016-06-17 | 2018-03-21 | 건국대학교 글로컬산학협력단 | 가축사육용 복합광 조명장치 및 이를 이용한 사육방법 |
JP2020531034A (ja) * | 2017-08-30 | 2020-11-05 | ブランデンバーグ・イノベーション・リミテッド | オビトラップおよび昆虫媒介疾病を抑制する方法 |
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2014
- 2014-05-08 JP JP2014096627A patent/JP2015215962A/ja active Pending
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