JP2015215926A - パラメータ設定部をエミュレートしたユーザインタフェース装置、パラメータ設定のための表示方法及びプログラム - Google Patents

パラメータ設定部をエミュレートしたユーザインタフェース装置、パラメータ設定のための表示方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルに対する指での操作によって、離散値をとるパラメータを容易に設定可能とするユーザインタフェース装置を提供する。
【解決手段】本ユーザインタフェース装置は、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルと、指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、設定部イメージ制御手段に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像を表示するディスプレイと、指による操作を可能とするタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置に関する。
従来、タッチパネルを搭載したユーザインタフェース装置が広く普及している。特に、近年、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、電子書籍、PDA(Personal Digital Assistant)のようなユーザインタフェース装置、いわゆる携帯型情報機器では、指の接触による操作を受け入れるユーザインタフェースとしてタッチパネルが積極的に採用されている。
タッチパネルを採用すると、機器の多機能化に対応した様々な入力操作が可能となる。しかしながらその一方で、物理キーと比較すると、誤った入力操作が生じやすい傾向にある。具体的には、ユーザが意図せずにタッチパネルに触れた場合でも入力操作が発生したり、ユーザが入力操作を行っても所望の機能が発動せずやり直しの操作が必要となったりする。
この誤入力の問題に対処する方策として、操作を行った指に対して振動等による触覚応答を付与する技術が存在する。ユーザは、自ら行う操作に対する応答(フィードバック)を得ることを目安として操作を行うことができ、また、この応答を指で得て、操作の完了を確認することができる。
例えば、特許文献1には、同時に生じる複数の接触を検出可能なマルチタッチパネルを振動させ、タッチ確認のフィードバックを行うタッチパネル装置が開示されている。この装置では、1本目の指がタッチした際、第1の振動が指に付与され、1本目の指がタッチ継続中に2本目の指がタッチした際、第1の振動よりも振動レベルの大きい第2の振動を付与する。
また、特許文献2には、タッチパネルの検出面上に割り当てられた複数のボタン領域の1つに触れた際に、このボタン領域に設定された報知形態で報知を行う入力装置が開示されている。ここで、この報知形態は、振動、音、色及び明るさのいずれか1つ又はこれらの組合せとされている。
特開2010−55282号公報 特開2010−9321号公報
従来、携帯型情報機器によっては、各種スイッチイメージをディスプレイ画面に表示し、このイメージに対して指で操作を行うことによって、音声出力での音量等の機器動作パラメータの値を設定している。
この際、パラメータが複数の離散値をとる場合、例えば、複数段階の音量設定が可能な場合、表示されたスイッチイメージによっては、このパラメータ値の設定が面倒となる。例えば、押しボタンイメージの場合、複数のボタンイメージを必要とするか、又は複数回の押下等の操作が必要となってしまう。また、スライドスイッチイメージやダイヤルスイッチイメージの場合、これらスイッチイメージをスライドさせたり回転させたりした際に、離散値に対応した目盛の位置で、操作を丁度停止することが困難となる。その結果、パラメータ値の設定が相当に面倒となる。
この問題は、特許文献1及び2に記載されたような従来技術を用い、単に、タッチ確認のフィードバックや振動等の報知を行うことによって解決されるものではない。特に、実際に物理的なスイッチを操作する場合とは異なり、指の接触による操作のみによって離散値パラメータが設定されねばならない。それ故に、確実に設定操作が行われている、さらには確実に設定操作が完了したとの安心感・信頼感のある操作性を得るのが非常に困難となっている。
そこで、本発明は、タッチパネルに対する指での操作によって、離散値をとるパラメータを容易に設定可能とするユーザインタフェース装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置であって、
指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、設定部イメージ制御手段に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と
を有するユーザインタフェース装置が提供される。
この本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、設定部イメージ制御手段は、接触位置判定手段が真の判定を行い、且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で指の接触位置が移動を開始した時点から見て、指の移動量よりも小さい移動量だけ移動する時間又は静止している時間があるように可動部分を表示させることも好ましい。
さらに、可動部分の可動範囲は、複数の設定区域を含み、設定部イメージ制御手段は、接触位置判定手段が真の判定を行い、且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で指の接触位置が移動した当初、可動部分を、指の接触位置の移動にもかかわらず静止したままに表示させることも好ましい。
また、本発明によるユーザインタフェース装置の他の実施形態として、可動部分の可動範囲は、複数の設定区域を含み、本ユーザインタフェース装置は、
タッチパネルに接触した指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で指の接触位置が移動した際、指に対して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と
を更に有することも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の更なる他の実施形態として、可動部分の可動範囲は、複数の設定区域を含み、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、設定部イメージ制御手段は、設定部イメージの可動部分が動いて、この可動部分のパラメータ値指示位置が1つの設定区域内におけるパラメータ値対応位置と対向するように、この可動部分を表示させることも好ましい。
また、本発明によるユーザインタフェース装置の更なる他の実施形態として、可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、本ユーザインタフェース装置は、
指による操作に対応した音を発生させる操作音発生部と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、可動部分が所定の位置に嵌ったと認識させる音を発生させるべく操作音発生部に指示する操作音制御部と
を更に有することも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の更なる他の実施形態として、可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、本ユーザインタフェース装置は、
タッチパネルに接触した当該指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と
を更に有することも好ましい。
また、本発明によるユーザインタフェース装置の更なる他の実施形態として、可動部分の可動範囲は、複数の設定区域を含み、
本ユーザインタフェース装置は、接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、パラメータを、この1つの設定区域に割り当てられた値に設定するパラメータ設定手段を更に有することも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の更なる他の実施形態として、設定部イメージ制御手段は、指の接触位置が移動して接触位置判定手段が偽の判定を行った際、指の接触位置の移動によって移動した可動部分を、当初の位置に戻すように表示させることも好ましい。
本発明によれば、また、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置に搭載されたプログラムであって、
本ユーザインタフェース装置は、指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部を備えており、
本プログラムは、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、設定部イメージ制御手段に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と
してコンピュータを機能させるユーザインタフェース装置用のプログラムが提供される。
本発明によれば、さらに、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置におけるパラメータ設定のための表示方法であって、
本ユーザインタフェース装置は、指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部を備えており、
本表示方法は、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる第1のステップと、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する第2のステップと、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、ここで真の判定が行われ且つ第2のステップで真の判定が行われた際、この可動部分を、画像表示部の画面における指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる第3のステップと
を有するパラメータ設定のための表示方法が提供される。
さらにまた、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えた、本発明に関係するユーザインタフェース装置であって、
指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、
タッチパネルに接触した指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージであって、この可動部分の可動範囲が互いに離隔した複数の設定区域を含む設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、設定部イメージ制御手段に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対してタッチパネルを介して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、パラメータを、この1つの設定区域に割り当てられた値に設定するパラメータ設定手段と
を有するユーザインタフェース装置が提供されることも好ましい。
この本発明に関係するユーザインタフェース装置の一実施形態として、接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、設定部イメージ制御手段は、設定部イメージの可動部分が動いて、可動部分のパラメータ値指示位置がこの1つの設定区域内におけるパラメータ値対応位置と対向するように、可動部分を表示させることも好ましい。
また、この本発明に関係するユーザインタフェース装置の他の実施形態として、ユーザインタフェース装置が、
指による操作に対応した音を発生させる操作音発生部と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、可動部分が所定の位置に嵌ったと認識させる音を発生させるべく操作音発生部に指示する操作音制御部と
を更に有することも好ましい。
さらに、この本発明に関係するユーザインタフェース装置の他の実施形態として、接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域内におけるパラメータ値対応位置と対向しており、且つパラメータ値指示位置が指の接触位置の移動に応じて移動する際、触覚応答制御手段は、指に対してタッチパネルを介して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示することも好ましい。
また、この本発明に関係するユーザインタフェース装置の他の実施形態として、接触位置判定手段は、指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれた当初における、指の接触位置と可動部分のパラメータ値指示位置との可動範囲方向での差を決定し、
設定部イメージ制御手段は、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域に対応した位置範囲の外にある場合、指の接触位置を上述した差だけ変位させた位置を、可動部分のパラメータ値指示位置として逐次表示することも好ましい。
さらに、この本発明に関係するユーザインタフェース装置において、設定部イメージは、スライドスイッチイメージ、ディップスイッチイメージ、若しくはトグルスイッチイメージ、又はダイヤルスイッチイメージ、回転スイッチイメージ、若しくはキースイッチイメージであることも好ましい。
さらに、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置に搭載されたプログラムであって、このユーザインタフェース装置が、
指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、
タッチパネルに接触した指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と
を備えており、このプログラムが、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージであって、可動部分の可動範囲が互いに離隔した複数の設定区域を含む設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定手段が真の判定を行った際、設定部イメージ制御手段に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対してタッチパネルを介して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と、
接触位置判定手段が真の判定を行い、押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、パラメータを、この1つの設定区域に割り当てられた値に設定するパラメータ設定手段と
してコンピュータを機能させるユーザインタフェース装置用のプログラムが提供されることも好ましい。
さらにまた、画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置におけるパラメータ設定方法であって、このユーザインタフェース装置が、
指によりタッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、
タッチパネルに接触した指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と
を備えており、このパラメータ設定方法が、
可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージであって、可動部分の可動範囲が互いに離隔した複数の設定区域を含む設定部イメージを、画像表示部の画面に表示させる第1のステップと、
押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する第2のステップと、
指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、ここで真の判定が行われ且つ第2のステップで真の判定が行われた際、可動部分を、画像表示部の画面における指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる第3のステップと、
第2のステップで真の判定が行われ、第3のステップで真の判定が行われ、且つ可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対してタッチパネルを介して触覚応答を付与すべく触覚応答機構部に指示する第4のステップと、
第2のステップで真の判定が行われ、第3のステップで真の判定が行われ、且つ可動部分のパラメータ値指示位が複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、パラメータを、この1つの設定区域に割り当てられた値に設定する第5のステップと
を有するパラメータ設定方法が提供されることも好ましい。
本発明のユーザインタフェース装置、方法及びプログラムによれば、タッチパネルに対する指での操作によって、離散値をとるパラメータを容易に設定することができる。
本発明による携帯型情報機器でのパラメータの設定を説明するための、携帯型情報機器の前面図、及び表示された設定部イメージの概略図である。 携帯型情報機器に表示されたスライドスイッチに対する操作を説明するための、スライドスイッチの概略図、及び指による操作の概略図である。 携帯型情報機器に表示されたダイヤルスイッチに対する操作を説明するための、ダイヤルスイッチの概略図、及び指による操作の概略図である。 本発明に係る設定部イメージの種々の実施形態を示す概略図である。 本発明による携帯型情報機器の構成を概略的に示す斜視図及び機能構成図である。 本発明による携帯型情報機器におけるパラメータ設定方法の一実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本発明によるユーザインタフェース装置では、
(1)可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージであって、この可動部分の可動範囲が互いに離隔した複数の設定区域を含む設定部イメージを、ディスプレイの画面に表示し、
次いで、この表示された設定部イメージに対して、指で接触・押し込み操作を行うが、ここで、
(2)指の接触位置が上記可動部分の表示位置範囲内に含まれ、指による押し込みの押圧力が所定閾値以上であって、さらに指の接触位置が、複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対してタッチパネルを介して触覚応答を付与し、さらに、
(3)パラメータを、この1つの設定区域に割り当てられた値に設定する
点に特徴を有する。
このように、設定部イメージは、例えば、スライドスイッチ、ダイヤルスイッチ等のパラメータ設定用のスイッチをエミュレートしたものとなっている。従って、ユーザの操作から見て、指で設定部イメージの可動部分を押し込み、目標の値が割り当てられている1つの設定区域に向かって指をスライドさせた際、設定部イメージが想定する物理的なスイッチの可動部を動かして所定の位置に嵌め込んだ、と認識される振動が触覚応答として付与される、ということも可能となる。
ここで、パラメータは、装置・機器の動作を規定するパラメータであり、例えば、音声・アラームの出力における音量、ディスプレイ・インジケータ等の表示(光情報の出力)における光量、バイブレータによる振動の発生における振動強度、表示された仮想空間内(例えばゲーム空間内)で生じる現象・事象における仮想の物理量等である。このパラメータは離散値をとり、飛び飛びの値となる。例えば、音量ならばゼロから最大音量までの複数段階のレベルに対応する離散値、振動強度ならば弱、中、強の3段階のレベルに対応する離散値、対戦ゲームの対戦経験値ならば1から5までの自然数、とすることができる。
また、指の接触位置は、タッチパネルの表面に設定された平面座標系での1つの座標点として表される。尚、タッチパネルによっては指の接触をある面積(複数の接触区域)を持った接触面として検出可能であるが、この場合は、接触面の中心となる位置の座標(各座標軸での中心座標)を接触位置とすることができる。
尚、本発明によるユーザインタフェース装置の多くは、片手又は両手で携帯され、保持した手の指でも操作することが可能なスマートフォンやタブレット型コンピュータのような携帯型情報機器である。従って、以下、本発明の実施形態として、携帯型情報機器を説明する。
図1(A)〜(C)は、本発明による携帯型情報機器でのパラメータの設定を説明するための、携帯型情報機器の前面図、及び表示された設定部イメージの概略図である。
図1(A)によれば、携帯型情報機器1は、パラメータ値を設定するための設定部イメージを表示するディスプレイ101と、ディスプレイ101の画面上に配置され、指の接触位置を時間経過に応じて逐次検出するタッチパネル100と、タッチパネル100(ディスプレイ101の画面)に接触したユーザの指に対して触覚応答(振動)を与える触覚応答機構部102とを備えている。
また、携帯型情報機器1では、レコード盤を前後にずらして特殊音を出す演奏法であるスクラッチも可能なターンテーブルをエミュレートしたターンテーブル・アプリケーションが起動している。具体的には、ディスプレイ101の画面に、ターンテーブル・イメージとしてのターンテーブル104が表示されている。ユーザは、ターンテーブル104に対して指で操作を行うことによって、スクラッチを含む演奏を行い、また、音楽を出力することができる。
さらに、このターンテーブル104内には、
(1)パラメータとしてのレコード盤の回転数(33回転、45回転及び78回転)が設定可能な設定部イメージである、スライドスイッチ105と、
(2)パラメータとしての演奏音の音量(ゼロを含めて8段階)が設定可能な設定部イメージである、ダイヤルスイッチ106と
が表示されている。
スライドスイッチ105は、図1(B)に示すように、可動部分であって目印105bを有するつまみ105aと、目盛り105cとを有している。つまみ105aの目印105bは、パラメータ値に対応した目盛り105cを指し示すパラメータ指示位置となっている。この目印105bが、パラメータ値対応位置である目盛り105cのいずれか1つと対向する場合、回転数(パラメータ)Pが、3つの所定値(33回転、45回転及び78回転)のいずれかに設定される。
このつまみ105a(目印105b)の可動範囲RM(長さの単位(mm)で規定可)は、互いに離隔しており各々1つの目盛り105cを有する3つの設定区域R33、R45及びR78(長さの単位(mm)で規定可)を含む。これらの設定区域R33、R45及びR78にはそれぞれ、回転数(パラメータ)P値として、33、45及び78が割り当てられている。
ユーザは、つまみ105aに指を接触させてつまみ105aを押し込みながら、この指を移動(スライド)させる。ユーザは、この操作によって、つまみ105aを移動させて、目印105bを、所望の回転数(パラメータ)Pが割り当てられた設定区域の目盛り105cと対向させる。その結果、回転数(パラメータ)Pが、所望の値(33、45又は78)に設定される。
一方、ダイヤルスイッチ106は、図1(C)に示すように、可動部分であって目印106bを有する回転部106aと、目盛り106cとを有している。回転部106aの目印106bは、パラメータ値に対応した目盛り106cを指し示すパラメータ指示位置となっている。この目印106bが、パラメータ値対応位置である目盛り106cのいずれか1つと対向する場合、音量(パラメータ)Pが、8つの所定値(0及び1〜7の自然数)のいずれかに設定される。
回転部106a(目印106b)の可動範囲RMa(角度の単位(°)で規定可)は、互いに離隔しており各々1つの目盛り106cを有する8つの設定区域Ra、Ra、Ra、Ra、Ra、Ra、Ra、Ra、及びRa(角度の単位(°)で規定可)を含む。これらの設定区域にはそれぞれ、音量(パラメータ)P値として、0及び1〜7の自然数が割り当てられている。
ユーザは、回転部106aに指を接触させて回転部106aを押し込みながら、指で円弧を描くように、この指を移動(スライド)させる。ユーザは、この操作によって、回転部106aを回転させて、目印105bを、所望の音量(パラメータ)Pが割り当てられた設定区域の目盛り106cと対向させる。その結果、音量(パラメータ)Pが、所望の値(0及び1〜7の自然数のいずれか1つ)に設定される。
図2(A)〜(E)は、携帯型情報機器1に表示されたスライドスイッチ105に対する操作を説明するための、スライドスイッチ105の概略図、及び指による操作の概略図である。
図2(A)によれば、最初に、ユーザは、目印105bが回転数P=78の割り当てられた設定区域R78の目盛り105cと対向しているつまみ105aに、指を接触させる。すなわち、指の接触位置を、つまみ105aの表示位置範囲内に含ませる。次いで、ユーザは、指でつまみ105aを押し込みながら、図2(B)に示すように、この指を、P=45が割り当てられた設定区域R45の目盛り105cに向けて(図2(B)では左向きに)移動させる。
この際、この指による操作が受け入れられ、パラメータ設定動作が開始するためには、この指によるタッチパネル100に対する押圧力pが、押圧力閾値をpthとして、
(1) p≧pth
の条件を満たす値となっていなければならない。これにより、パラメータ設定のための操作が確実に行われている、との安心感・信頼感のある操作性を得ることができる。ここで、押圧力閾値pthは、例えば0.5N(ニュートン)〜1.0Nの範囲内の値に設定可能である。
尚、指の接触位置107がつまみ105aの表示位置範囲内に含まれた当初(即ち接触した直後)における、指の接触位置107とつまみ105aの目印105bとの可動範囲RM方向(図2では左右方向)での差が、予め算出され決定される。以後、この差を用いて、つまみ105aの目印105bが、刻々の接触位置107から決定される。
次いで、図2(B)に示すような指の接触位置の移動に伴い、触覚応答機構部102が、この指に対してタッチパネル100を介して、触覚応答として振動vを付与する。この振動vは、単位時間経過毎の指の接触位置の変位分が大きくなるほど強くなることも好ましい。これにより、目盛り毎に位置が収まり易くなっている物理的なスライドスイッチを、実際にスライドさせて位置が収まった状態から外す際に生じる抵抗感が、触覚的に得られる。
ここで、つまみ105aも、指の接触位置の移動に応じて、設定区域R45の目盛り105cに向けて(左向きに)移動する。この際、つまみ105aは、指に追随して移動してもよいが、指の移動量と比較してより小さな移動量だけ移動することも好ましい。または、当初は指の移動にもかかわらず静止したままであってもよい。つまみ105aをこのように表示することによって、目盛り毎に位置が収まり易くなっている物理的なスライドスイッチを、実際にスライドさせ始めた際の抵抗感が、視覚的に得られる。
尚、移動した指の接触位置が、スライドスイッチ105の表示位置範囲から外に出た場合、指をタッチパネル100から離隔させた場合と同じく、つまみ105a(の目印105b)を当初の設定区域R78の位置に戻すように表示することも好ましい。これは、物理的なスライドスイッチを少しスライドさせ、直ぐに指を離した状況に類似し、視覚的な応答として直感的に受け入れやすい。
次いで、図2(C)に示すように、指が更に移動(スライド)し、この指の接触位置107の移動に応じて移動したつまみ105aの目印105bが、設定区域R78に対応した位置範囲の外に出た際、触覚応答機構部102は、指に対して付与されていた振動vを停止する。また、各時点での指の接触位置107を、予め決定してあった上記の差だけ変位させた位置に、この目印105bが逐次表示される。
従って、図2(D)に示すように、指の接触位置が設定区域R45に向けて(左向きに)移動するに伴い、つまみ105a(の目印105b)は、この指の移動に追随して指の接触位置107と共に移動する。
次いで、図2(E)に示すように、指及びつまみ105aが更に移動して、つまみ105aの目印105bが、設定区域R45に対応した位置範囲Rf1内に入った際、回転数(パラメータ)が、この設定区域に割り当てられた値(P=45)に設定される。
さらに、この際、触覚応答機構部102は、指に対して比較的短い時間の振動vを付与する。これにより、スライドスイッチ105が想定する物理的なスイッチの可動部を動かして所定の位置に嵌め込んだ、と認識される操作感が触覚的に得られる。
尚、よりリアルな触覚応答を得るために、物理的なスライドスイッチを指でスライドさせた際に、指が受け取る触覚(振動)を実際にサンプリングしておいてもよい。この測定で採取された振動パターンに相似したパターンを有する振動を、指の移動に合わせて、触覚応答(振動v及びv)として付与することも好ましい。
さらに、つまみ105aの目印105bは、設定区域R45に対応した位置範囲Rf1内に入った際、一挙に(又は素早く移動して)、P=45が割り当てられた設定区域R45内における目盛り105cと対向する位置に表示されることも好ましい。さらに、後述する操作音発生部108(図5)が、例えば「カチッ」といった、物理的なスライドスイッチが定位置に嵌るイメージの操作音を発生させることも好ましい。これにより、実際に物理的なスライドスイッチをスライドさせ切った際の操作感が、視覚的に、さらには聴覚的にも得られる。
以上説明したように、携帯型情報機器1に表示されたスライドスイッチ105に対して指で操作を行うことにより、離散値をとるパラメータ(回転数)Pを、容易に、リアルな操作感をもって設定可能であることが理解される。
図3(A)〜(E)は、携帯型情報機器1に表示されたダイヤルスイッチ106に対する操作を説明するための、ダイヤルスイッチ106の概略図、及び指による操作の概略図である。
図3(A)によれば、最初に、ユーザは、目印106bが音量P=3の割り当てられた設定区域Raの目盛り106cと対向している回転部106aに、指を接触させる。すなわち、指の接触位置を、回転部106aの表示位置範囲内に含ませる。次いで、ユーザは、指で回転部106aを押し込みながら、図3(B)に示すように、この指を、P=4が割り当てられた設定区域Raの目盛り106cに向けて円弧を描くように(図3(B)では時計回りに)移動させる。
この際、この指による操作が受け入れられ、パラメータ設定動作が開始するためには、この指によるタッチパネル100に対する押圧力pが、押圧力閾値をpthとして、上述した式(1)p≧pthの条件を満たす値となっていなければならない。これにより、パラメータ設定のための操作が確実に行われている、との安心感・信頼感のある操作性を得ることができる。ここで、押圧力閾値pthは、例えば、上述したスライドスイッチ105の場合と同じく0.5N〜1.0Nの範囲内の値に設定可能である。
尚、指の接触位置107が回転部106aの表示位置範囲内に含まれた当初(即ち接触した直後)における、指の接触位置107と回転部106aの目印106bとの可動範囲RMa方向(図2では円周方向)での差(角度差)が、予め算出され決定される。以後、この差を用いて、回転部106aの目印106bが、刻々の接触位置107から決定される。
次いで、図3(B)に示すような指の移動に伴い、触覚応答機構部102が、この指に対してタッチパネル100を介して、触覚応答として振動vを付与する。この振動vは、単位時間経過毎の指の接触位置の(角度)変位分が大きくなるほど強くなることも好ましい。これにより、目盛り毎に位置が収まり易くなっている物理的なダイヤルスイッチを、実際に回転させて位置が収まった状態から外す際に生じる抵抗感が、触覚的に得られる。
ここで、回転部106aも、指の接触位置の回転移動に応じて、設定区域Raの目盛り106cに向けて(時計回りに)回転する。ここで、回転部106aは、指に追随して回転移動してもよいが、指の移動量(回転量)と比較してより小さな回転量(角変位量)だけ回転することも好ましい。または、当初は指の移動にもかかわらず静止したままであってもよい。回転部106aをこのように表示することによって、目盛り毎に位置が収まり易くなっている物理的なダイヤルスイッチを、実際に回転させ始めた際の抵抗感が、視覚的に得られる。
尚、移動した指の接触位置が、ダイヤルスイッチ106の表示位置範囲から外に出た場合、指をタッチパネル100から離隔させた場合と同じく、回転部106a(の目印106b)を当初の設定区域Raの位置に戻すように表示することも好ましい。これは、物理的なダイヤルスイッチを少し回転させ、直ぐに指を離した状況に類似し、視覚的な応答として直感的に受け入れやすい。
次いで、図3(C)に示すように、指が更に移動し、この指の接触位置107の移動に応じて移動した回転部106aの目印106bが、設定区域Raに対応した位置範囲の外に出た際、触覚応答機構部102は、指に対して付与されていた振動vを停止する。また、各時点での指の接触位置107を、予め決定してあった上記の差(角度差)だけ変位させた位置に、この目印106bが逐次表示される。
従って、図3(D)に示すように、指の接触位置が設定区域Raに向けて移動するに伴い、回転部106a(の目印106b)は、この指の移動に追随して指の接触位置107と共に回転移動する。
次いで、図3(E)に示すように、指及び回転部106aが更に移動して、回転部106aの目印106bが、設定区域Raに対応した位置範囲Rf2内に入った際、音量(パラメータ)が、この設定区域に割り当てられた値(P=4)に設定される。
さらに、この際、触覚応答機構部102は、指に対して比較的短い時間の振動vを付与する。これにより、ダイヤルスイッチ106が想定する物理的なスイッチの可動部を動かして所定の位置に嵌め込んだ、と認識される操作感が触覚的に得られる。
尚、よりリアルな触覚応答を得るために、物理的なダイヤルスイッチを指で回転させた際に、指が受け取る触覚(振動)を実際にサンプリングしておいてもよい。この測定で採取された振動パターンに相似したパターンを有する振動を、指の移動に合わせて、触覚応答(振動v)として付与することも好ましい。
さらに、回転部106aの目印106bは、設定区域Raに対応した位置範囲Rf2内に入った際、一挙に(又は素早く回転して)、P=4が割り当てられた設定区域Ra内の位置(目盛り105cの位置)に表示されることも好ましい。さらに、後述する操作音発生部108(図5)が、例えば「カチッ」といった、物理的なダイヤルスイッチが定位置に嵌るイメージの操作音を発生させることも好ましい。これにより、実際に物理的なダイヤルスイッチを回転させ切った際の操作感が、視覚的に、さらには聴覚的にも得られる。
以上説明したように、携帯型情報機器1に表示されたダイヤルスイッチ106に対して指で操作を行うことにより、離散値をとるパラメータ(音量)Pを、容易に、リアルな操作感をもって設定可能であることが理解される。
図4(A)〜(D)は、本発明に係る設定部イメージの種々の実施形態を示す概略図である。
図4(A)は、ディスプレイ101の画面に表示されたディップスイッチイメージ2を示す。ディップスイッチイメージ2も可動部分としての凸部21を有し、この凸部21の可動範囲RMが、互いに離隔した複数の設定区域Rを含んでいる。
ここで、指で凸部21に接触し、凸部21を所定閾値pth以上の押圧力pで押し込んだまま、指を移動させる操作を行うが、凸部21のパラメータ値指示位置である目印が、複数の設定区域Rのうちの1つの設定区域Rに対応した位置範囲内に入った際、指に対して触覚応答(振動)を付与し、この1つの設定区域Rに割り当てられた値にパラメータを設定する。
さらに、図2(B)及び(E)に示したような触覚応答(振動)の付与、凸部21の移動表示、及び操作音の付与が行われることも好ましい。
図4(B)は、ディスプレイ101の画面に表示されたトグルスイッチイメージ3を示す。トグルスイッチイメージ3も可動部分としてのレバー31を有し、このレバー31の可動範囲RMが、互いに離隔した複数の設定区域Rを含んでいる。このレバー31に指で接触して行う操作、及びレバー31の先端中央部(パラメータ値指示位置)の移動は、図4(A)のディップスイッチイメージ2と同様である。さらに、図2(B)及び(E)に示したような触覚応答(振動)の付与、レバー31の移動表示、及び操作音の付与が行われることも好ましい。
図4(C)は、ディスプレイ101の画面に表示された回転スイッチイメージ4を示す。回転スイッチイメージ4も可動部分としてのアーム41を有し、このアーム41の可動範囲RMaが、互いに離隔した複数の設定区域Raを含んでいる。
ここで、指でアーム41に接触し、アーム41を所定閾値pth以上の押圧力pで押し込んだまま、指を移動させる操作を行うが、アーム41のパラメータ値指示位置である先端中央部が、複数の設定区域Raのうちの1つの設定区域Raに対応した位置範囲内に入った際、指に対して触覚応答(振動)を付与し、この1つの設定区域Raに割り当てられた値にパラメータを設定する。
さらに、図3(B)及び(E)に示したような触覚応答(振動)の付与、アーム41の回転移動表示、及び操作音の付与が行われることも好ましい。
図4(D)は、ディスプレイ101の画面に表示されたキースイッチイメージ5を示す。キースイッチイメージ5も可動部分としてのキー51を有し、このキー51の可動範囲RMaが、互いに離隔した複数の設定区域Raを含んでいる。このキー51に指で接触して行う操作、及びキー51の差込口(パラメータ値指示位置)の移動は、図4(C)の回転スイッチイメージ4と同様である。さらに、図3(B)及び(E)に示したような触覚応答(振動)の付与、キー51の回転移動表示、及び操作音の付与が行われることも好ましい。
以上示したように、本発明に係る設定部イメージは、スライドスイッチ105(図1(B))又はダイヤルスイッチ106(図1(C))に限定されるものではなく、設定部イメージとして種々の実施形態が可能である。
図5は、本発明による携帯型情報機器1の構成を概略的に示す斜視図及び機能構成図である。
図5によれば、携帯型情報機器1は、タッチパネル100と、ディスプレイ101と、触覚応答機構部102と、押圧力検出部103と、操作音発生部108と、機能構成部としてのプロセッサ・メモリを備えている。ここで、機能構成部(プロセッサ・メモリ)は、携帯型情報機器1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
ディスプレイ101は、画面に操作対象である設定部イメージを表示する。また、タッチパネル100は、ディスプレイ101の画面上に配置されており、ユーザの指の接触位置を時間経過に応じて逐次検出し、接触位置情報を、後述する接触位置判定部121に出力する。このタッチパネル100として、例えば、投影型静電容量方式タッチパネル、表面型静電容量方式タッチパネル、抵抗膜方式タッチパネル、超音波表面弾性波方式タッチパネル、又は赤外線走査方式タッチパネル等を採用することができる。
触覚応答機構部102は、タッチパネル100に接触した指に対して、タッチパネル100を振動させることにより触覚応答(振動)を与える。触覚応答機構部102は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料を用いて形成された圧電アクチュエータとすることができる。
押圧力検出部103は、指によってタッチパネル100に与えられる押圧力pを検出する。押圧力検出部103は、例えば、タッチパネル100の四隅下に設置されており、指を押し付けられて撓んだタッチパネル100が自身に及ぼす押圧の合計を、押圧力pとして検出する。この押圧力検出部103が出力する押圧力信号は、後述する押圧力判定部122に入力される。押圧力検出部103は、例えば、PZT等の圧電材料を用いて形成された圧電センサとすることができる。また、圧電アクチュエータで構成された触覚応答機構部102を設ける代わりに又は設けると共に、この押圧力検出部103を触覚応答機構部として利用することも可能である。
操作音発生部108は、指による操作に対応した音を発生可能な、スピーカ等の音響素子である。
同じく図5によれば、機能構成部(プロセッサ・メモリ)は、設定部イメージ制御部120と、接触位置判定部121と、押圧力判定部122と、触覚応答制御部123と、パラメータ設定部124と、操作音制御部125と、表示制御部110と、アプリケーション処理部111とを有する。
設定部イメージ制御部120は、可動部分(例えば、つまみ105a)を有しておりパラメータ(例えば、レコード盤回転数P)の値を設定する設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)を、ディスプレイ101の画面に表示すべく表示制御部110に指示する。また、設定部イメージ情報を、接触位置判定部121、触覚応答制御部123、パラメータ設定部124及び操作音制御部125に出力する。
押圧力判定部122は、押圧力検出部103からの押圧力信号を入力する。次いで、押圧力判定部122は、この信号に基づいて、指による押圧力pの大きさが所定の押圧力閾値pth以上であるか否かを判定する。さらに、押圧力判定部122は、この判定結果を、設定部イメージ制御部120、触覚応答制御部123、パラメータ設定部124及び操作音制御部125に出力する。
接触位置判定部121は、タッチパネル100からの接触位置信号を入力する。また、設定部イメージ制御部120から設定部イメージ情報を入力する。次いで、接触位置判定部121は、これら信号及び情報に基づいて、指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、この判定結果及び指の接触位置の移動情報を、設定部イメージ制御部120、触覚応答制御部123、パラメータ設定部124及び操作音制御部125に逐次出力する。
また、接触位置判定部121は、自ら真の判定を行い且つ押圧力判定部122が真の判定を行った際、設定部イメージ制御部120に、可動部分を指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる。ここで、接触位置判定部121は、指の接触位置が可動部分の表示位置範囲内に含まれた当初における、指の接触位置とこの可動部分のパラメータ値指示位置(例えば、目印105b)との可動範囲方向での差を決定する。次いで、この差の情報を設定部イメージ制御部120に出力する。
設定部イメージ制御部120は、接触位置判定部121から判定結果及び指の接触位置移動情報を入力し、押圧力判定部122から判定結果を入力することも好ましい。この場合、設定部イメージ制御部120は、接触位置判定部121が真の判定を行い、押圧力判定部122が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置(例えば、目印105b)が設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)の複数の設定区域(例えば、R33、R45及びR78)のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、この可動部分が動いて、この可動部分のパラメータ値指示位置がこの1つの設定区域に設けられたパラメータ値対応位置である目盛り105cと対向するように表示制御部110に表示させる。
さらに、設定部イメージ制御部120は、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域に対応した位置範囲の外にある場合、指の接触位置を上記の差だけ変位させた位置を、可動部分のパラメータ値指示位置として逐次表示する。
触覚応答制御部123は、接触位置判定部121から判定結果及び指の接触位置移動情報を入力し、押圧力判定部122から判定結果を入力し、さらに設定部イメージ制御部120から設定部イメージ情報を入力する。次いで、触覚応答制御部123は、接触位置判定部121が真の判定を行い、押圧力判定部122が真の判定を行い、且つ可動部分のパラメータ値指示位置(例えば、目印105b)が設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)の複数の設定区域(例えば、R33、R45及びR78)のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、指に対してタッチパネル100を介して触覚応答(振動)を付与すべく触覚応答機構部102に指示する。
さらに、触覚応答制御部123は、接触位置判定部120が真の判定を行い、押圧力判定部122が真の判定を行い、可動部分のパラメータ値指示位置が複数の設定区域のうちの1つの設定区域内におけるパラメータ値対応位置(例えば、目盛り105c)と対向しており、且つパラメータ値指示位置が指の接触位置の移動に応じて移動する際、指に対してタッチパネルを100介して触覚応答(振動)を付与すべく触覚応答機構部102に指示することも好ましい。
パラメータ設定部124は、接触位置判定部121から判定結果及び指の接触位置移動情報を入力し、押圧力判定部122から判定結果を入力し、さらに設定部イメージ制御部120から設定部イメージ情報を入力する。次いで、パラメータ設定部124は、これらの判定結果及び情報に基づいて、接触位置判定部121が真の判定を行い、押圧力判定部122が真の判定を行い、且つパラメータ値指示位置(例えば、目印105b)が設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)の複数の設定区域(例えば、R33、R45及びR78)のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、この1つの設定区域に割り当てられた値に、パラメータ(例えば、レコード盤回転数P)を設定する。
操作音制御部125は、接触位置判定部121から判定結果及び指の接触位置移動情報を入力し、押圧力判定部122から判定結果を入力し、さらに設定部イメージ制御部120から設定部イメージ情報を入力する。次いで、操作音制御部125は、これらの判定結果及び情報に基づいて、接触位置判定部121が真の判定を行い、押圧力判定部122が真の判定を行い、且つパラメータ値指示位置(例えば、目印105b)が設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)の複数の設定区域(例えば、R33、R45及びR78)のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、可動部分(例えば、つまみ105a)が所定の位置に嵌ったと認識させる音を発生させるべく操作音発生部108に指示する。
表示制御部211は、アプリケーション処理部212からのアプリケーション処理情報を入力して、アプリケーションの実行に応じた画像をディスプレイ201に表示させる。また、表示制御部211は、設定部イメージ制御部120から出力される設定部イメージに関する指示に応じて、設定部イメージをディスプレイ201に表示させる。
図6は、本発明による携帯型情報機器1におけるパラメータ設定方法の一実施形態を示すフローチャートである。
(S600)最初に、設定部イメージ(例えば、スライドスイッチ105)をディスプレイ101の画面に表示させる。ここで、パラメータ(例えば、レコード盤回転数P)は初期値(例えば、33回転、45回転又は78回転)に設定され、可動部分(例えば、つまみ105a)の位置は、この初期値が割り当てられた設定区域(例えば、R33、R45又はR78)内に含まれるように表示される。
(S601)次いで、タッチパネル100に対する指の接触位置を測定する。
(S602)次いで、指の接触位置が可動部分の表示位置範囲に含まれるか否かを判定する。ここで、真の判定、すなわち指が可動部分の表示位置範囲に含まれるとの判定がなされた場合、指によるパラメータ設定ループ(ステップS610〜S621)に入る。一方、偽の判定がなされた場合、再度、ステップS601に戻り、指の接触位置(接触の有無)がモニタ(監視)される。
(S610、S611)パラメータ設定ループ(ステップS610〜S621)に入った後、押圧力検出部103によって、指によってタッチパネル100に与えられる押圧力pが検出される。
(S612)次いで、押圧力pの大きさが所定の押圧力閾値pth以上であるか否かを判定する。
(S613)ここで、真の判定、すなわち押圧力pが所定の閾値pth以上であるとの判定がなされた際、タッチパネル100に対する指の接触位置を測定する。一方、偽の判定がなされた際、ステップS621に移行し、指がタッチパネル100に接触しているか否かを判定する。
(S614)ステップS613の後、可動部分を、指の接触位置に応じた位置に表示させる。
(S615)次いで、可動部分のパラメータ値指示位置(目印)が、パラメータ初期値の割り当てられた設定区域に対応した位置範囲内にあるか否かを判定する。ここで、真の判定がなされた際、指の接触位置の変位分に応じた触覚応答(振動)を指に付与し(ステップS630)、ステップS621に移行する。
(S616)一方、ステップS615で偽の判定、すなわち可動部分のパラメータ値指示位置(目印)がその位置範囲内にはないとの判定がなされた際、次に、可動部分のパラメータ値指示位置(目印)が、複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入ったか否かを判定する。
(S617)ここで、真の判定がなされた際、パラメータを、その設定区域に割り当てられた値に設定する。一方、偽の判定がなされた際、ステップS621に移行し、指がタッチパネル100に接触しているか否かが判定される。
(S618、S619、S620)ステップS617の後(又はステップS617と共に)、指に触覚応答(振動)を所定時間付与し、可動部分のパラメータ値指示位置(目印)がこの設定区域内のパラメータ値対応位置(目盛り)と対向するように可動部分を移動させ、操作音を発生させる。その後、ステップS621に移行し、指がタッチパネル100に接触しているか否かが判定される。
(S621)指が接触していると判定された場合、ステップS610から開始される指によるパラメータ設定ループが繰り返される。一方、指が接触していないと判定された場合、ユーザの指による操作が終了したものとして、本パラメータ設定方法は終了する。
以上、詳細に説明したように、本発明のユーザインタフェース装置、パラメータ設定方法及びプログラムによれば、ユーザインタフェース装置の画面に、互いに離隔した複数の設定区域を可動範囲に含む可動部分を有する設定部イメージが表示される。ここで、このように表示された設定部イメージに対して指で操作を行うことによって、離散値をとるパラメータを、容易に、リアルな操作感をもって設定可能であることが理解される。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 携帯型情報機器(ユーザインタフェース装置)
100 タッチパネル
101 ディスプレイ
102 触覚応答機構部
103 押圧力検出部
104 ターンテーブル
105 スライドスイッチ(設定部イメージ)
105a つまみ(可動部分)
105b、106b 目印
105c、106c 目盛り
106 ダイヤルスイッチ(設定部イメージ)
106a 回転部(可動部分)
107 指の接触位置
108 操作音発生部
110 表示制御部
111 アプリケーション処理部
120 設定部イメージ制御部
121 接触位置判定部
122 押圧力判定部
123 触覚応答制御部
124 パラメータ設定部
125 操作音制御部
2 ディップスイッチイメージ(設定部イメージ)
21 凸部(可動部分)
3 トグルスイッチイメージ(設定部イメージ)
31 レバー(可動部分)
4 回転スイッチイメージ(設定部イメージ)
41 アーム(可動部分)
5 キースイッチイメージ(設定部イメージ)
51 キー(可動部分)

Claims (11)

  1. 画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置であって、
    当該指により前記タッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部と、
    可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、前記画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
    前記押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
    当該指の接触位置が前記可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ前記押圧力判定手段が真の判定を行った際、前記設定部イメージ制御手段に、該可動部分を当該指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と
    を有することを特徴とするユーザインタフェース装置。
  2. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記設定部イメージ制御手段は、前記接触位置判定手段が真の判定を行い、且つ前記押圧力判定手段が真の判定を行った際、前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で当該指の接触位置が移動を開始した時点から見て、当該指の移動量よりも小さい移動量だけ移動する時間又は静止している時間があるように該可動部分を表示させることを特徴とする請求項1にユーザインタフェース装置。
  3. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記設定部イメージ制御手段は、前記接触位置判定手段が真の判定を行い、且つ前記押圧力判定手段が真の判定を行った際、前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で当該指の接触位置が移動した当初、該可動部分を、当該指の接触位置の移動にもかかわらず静止したままに表示させることを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェース装置。
  4. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記ユーザインタフェース装置は、
    前記タッチパネルに接触した当該指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と、
    前記接触位置判定手段が真の判定を行い、前記押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入っている状態で当該指の接触位置が移動した際、当該指に対して触覚応答を付与すべく前記触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  5. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記接触位置判定手段が真の判定を行い、前記押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、前記設定部イメージ制御手段は、前記設定部イメージの可動部分が動いて、該可動部分のパラメータ値指示位置が前記1つの設定区域内におけるパラメータ値対応位置と対向するように、該可動部分を表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  6. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記ユーザインタフェース装置は、
    指による操作に対応した音を発生させる操作音発生部と、
    前記接触位置判定手段が真の判定を行い、前記押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、前記可動部分が所定の位置に嵌ったと認識させる音を発生させるべく前記操作音発生部に指示する操作音制御部と
    を更に有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  7. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記ユーザインタフェース装置は、
    前記タッチパネルに接触した当該指に対して触覚応答を付与する触覚応答機構部と、
    前記接触位置判定手段が真の判定を行い、前記押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、当該指に対して触覚応答を付与すべく前記触覚応答機構部に指示する触覚応答制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  8. 前記可動部分の可動範囲は複数の設定区域を含み、
    前記ユーザインタフェース装置は、前記接触位置判定手段が真の判定を行い、前記押圧力判定手段が真の判定を行い、且つ前記可動部分のパラメータ値指示位置が前記複数の設定区域のうちの1つの設定区域に対応した位置範囲内に入った際、前記パラメータを、該1つの設定区域に割り当てられた値に設定するパラメータ設定手段を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  9. 前記設定部イメージ制御手段は、当該指の接触位置が移動して前記接触位置判定手段が偽の判定を行った際、当該指の接触位置の移動によって移動した前記可動部分を、当初の位置に戻すように表示させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  10. 画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置に搭載されたプログラムであって、
    前記ユーザインタフェース装置は、当該指により前記タッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部を備えており、
    前記プログラムは、
    可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、前記画像表示部の画面に表示させる設定部イメージ制御手段と、
    前記押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する押圧力判定手段と、
    当該指の接触位置が前記可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、自ら真の判定を行い且つ前記押圧力判定手段が真の判定を行った際、前記設定部イメージ制御手段に、該可動部分を当該指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる接触位置判定手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするユーザインタフェース装置用のプログラム。
  11. 画面を有する画像表示部と、指の接触位置を逐次検出するタッチパネルとを備えたユーザインタフェース装置におけるパラメータ設定のための表示方法であって、
    前記ユーザインタフェース装置は、当該指により前記タッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部を備えており、
    前記表示方法は、
    可動部分を有しておりパラメータの値を設定する設定部イメージを、前記画像表示部の画面に表示させる第1のステップと、
    前記押圧力が所定閾値以上であるか否かを判定する第2のステップと、
    当該指の接触位置が前記可動部分の表示位置範囲内に含まれるか否かを判定し、ここで真の判定が行われ且つ第2のステップで真の判定が行われた際、該可動部分を、前記画像表示部の画面における当該指の接触位置に応じた位置に逐次表示させる第3のステップと
    を有することを特徴とするパラメータ設定のための表示方法。
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