JP2015215785A - 同意支援システムおよび同意支援サーバ - Google Patents

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勇人 小西
弘祐 坂上
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弘祐 坂上
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智 池田
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Yoshihisa Yoshioka
嘉尚 吉岡
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Abstract

【課題】医療従事者が医療行為を行う際、患者の家族を識別した上で同意の受領を効率よく実施することができる同意支援システムおよび同意支援サーバを提供する。
【解決手段】本実施形態に係る同意支援システムは、患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、取得した前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対して当該医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する依頼情報生成部と、取得した前記オーダー情報に記載された前記患者の情報に基づいて、当該患者の家族に対し、生成した前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う同意依頼通知部と、通知を受けた前記患者の家族に対して、当該患者の家族であることを識別する患者家族識別部と、識別された前記患者の家族から前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する同意受領部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、同意支援システムおよび同意支援サーバに関する。
現在の医療法では、患者と医療従事者との間で医療行為の方針や内容などの合意を得る「インフォームド・コンセント」が必要不可欠となっている。
また、医師などの医療行為の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るように努めなければならない旨が、法律上規定されている。
ここで、「インフォームド・コンセント」は、患者に十分な理解力および判断力と、十分な時間的余裕があるという前提で成り立っており、例えば、未成年の患者や精神病患者、緊急患者などの場合は、患者本人ではなく、家族に同意を求める場合がある。
ここで、医療従事者が患者に対して医療サービスを提供するために、医療従事者と患者との間で取り交わす医療サービスに対応した同意書の発行を行うともに、同意書の管理を行う同意書管理システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−250597号公報
上述したように、医師などが患者に対して医療行為を行う場合、法律上、医療従事者と患者との間で同意が必要となっている。
しかしながら、患者が未成年者の場合や意思の疎通が図れない患者の場合には、患者の家族の同意が必要となる場合がある。この場合、同意は、患者の家族にその場に居合わせてもらい、その場で同意書に署名することが一般的である。
また、緊急時や災害時などの突発的な事故が発生した場合や患者が患者の家族と離れて暮らしている場合には、患者の家族が患者の医療行為の現場に来ることができない場合がある。このような場合には、電話により患者の家族に同意の確認を行うことがある。
ここで、電話により患者の家族に同意の確認を行う場合、例えば、本当に患者の家族かどうか確認ができなかったり、患者の家族にとって電話での説明では内容がよく分からない状態もあり、患者の家族がよく分からない状態で同意することも考えられる。
また、電話の話相手が患者の家族であるか否かを確認するために、声紋を利用した生体認証を利用することも考えられる。しかしながら、声紋による生体認証は、例えば、体調によって生体情報が変化したり、通話品質に左右されるので、生体認証により正しく認証することができないことも想定される。
そこで、医療従事者が医療行為を行う際、患者の家族を識別した上で同意の受領を効率よく実施することができる同意支援システムおよび同意支援サーバが望まれていた。
本実施形態に係る同意支援システムは、患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、取得した前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対して当該医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する依頼情報生成部と、取得した前記オーダー情報に記載された前記患者の情報に基づいて、当該患者の家族に対し、生成した前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う同意依頼通知部と、通知を受けた前記患者の家族に対して、当該患者の家族であることを識別する患者家族識別部と、識別された前記患者の家族から前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する同意受領部と、を備える。
を備える。
本実施形態に係る同意支援サーバは、患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、取得した前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対して当該医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する依頼情報生成部と、取得した前記オーダー情報に記載された前記患者の情報に基づいて、当該患者の家族に対し、生成した前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う同意依頼通知部と、通知を受けた前記患者の家族に対して、当該患者の家族であることを識別する患者家族識別部と、識別された前記患者の家族から前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する同意受領部と、を備える。
第1の実施形態に係る同意支援サーバを備えた同意支援システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。 第1の実施形態に係る同意支援サーバの構成を示すハードウエアブロック図。 第1の実施形態に係る同意支援システムにおいて、同意支援サーバと同意家族情報端末とによって、患者に対する医療行為について患者の家族から同意依頼に対する同意を受領する同意依頼受領処理を示したシーケンス図。 第1の実施形態に係る同意支援サーバが、オーダー情報を受け付けると、患者の家族に確認してもらうべき同意依頼情報を生成するとともに、その同意依頼情報について患者の家族に同意してもらう同意依頼処理を示したフローチャート。 第1の実施形態に係る同意支援サーバのオーダー情報取得部が、取得するオーダー情報の一例を示した説明図。 第1の実施形態に係る同意支援サーバの医療行為データベースが格納する、医療行為ごとに患者の家族に説明が必要な情報を示した説明必要情報テーブルを示す説明図。 第1の実施形態に係る同意支援サーバの依頼情報生成部が生成する同意依頼情報の一例を示す説明図。 第1の実施形態に係る同意支援サーバの同意依頼通知部が、生成した同意依頼情報の送付先を示す説明図。 第2の実施形態に係る同意履歴格納部を有する同意家族情報端末を備えた同意支援システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。 第3の実施形態に係る同意支援サーバを備えた同意支援システムの構成の一例を示した概略構成図。 第3の実施形態に係る同意支援サーバの関連情報データベースに格納される各種情報。 第3の実施形態に係る同意支援サーバの関連情報データベースに格納される各種情報を同意家族情報端末に送信し、同意家族情報端末において、患者の家族に認識させる態様を示した表示例。 第4の実施形態に係る同意支援システムが、同意支援サーバにおいて必要性判定部をさらに備える概略の構成の一例を示した概略構成図。 第4の実施形態に係る同意支援サーバの必要性判定部が、患者の家族の同意が必要か否かの判定を行う判断基準を示した説明図。 第4の実施形態に係る必要性判定部が患者の意識レベルを判定する際に、その患者の状態を症状に応じて意識レベルのレベル分けした説明図。 第5の実施形態に係る同意支援システムが、同意支援サーバに同意状況判定部を備える概略の構成の一例を示した概略構成図。 第5の実施形態に係る同意支援サーバの同意状況判定部が、患者の家族の同意できる状況を判定するテーブルを示した説明図。 第5の実施形態に係る同意支援サーバの同意状況判定部が、患者の家族の通知する際の優先順位を決定するテーブルを示した説明図。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100を備えた同意支援システム300について、添付図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100を備えた同意支援システム300の概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る同意支援システム300は、同意支援サーバ100と、同意家族情報端末200とを備えて構成されている。
同意支援サーバ100は、患者に対する医療行為を示すオーダー情報を取得すると、そのオーダー情報に対応した医療行為に関連する同意依頼情報を生成し、生成した同意依頼情報の内容を患者の家族に確認させるための通知を、同意家族情報端末200に送信するようになっている。
オーダー情報取得部110は、患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するようになっている。
依頼情報生成部120は、取得したオーダー情報に記載された医療行為に基づいて、患者の家族に対してその医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成するようになっている。
医療行為データベース130は、同意依頼情報を生成するための医療行為と、医療行為において患者に説明が必要な情報とを、関連づけて格納するデータベースである。
同意依頼通知部140は、取得したオーダー情報に記載された患者の情報に基づいて、その患者の家族に対し、生成した同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行うようになっている。
患者情報データベース150は、患者の家族に同意を依頼するための各種情報が格納されており、患者の家族構成や連絡先などを格納するデータベースである。
患者家族識別部160は、同意依頼情報の内容の確認依頼の通知を受けた患者の家族に対して、その患者の家族であることを識別するようになっている。
同意受領部170は、患者家族識別部160において識別された患者の家族から、同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領するようになっている。
同意支援システム300における同意家族情報端末200は、同意支援サーバ100から、医療行為に関連する同意依頼情報の内容を確認するための通知を取得すると、同意支援サーバ100に接続して、同意依頼情報の内容を患者の家族に確認させるようになっている。
なお、同意家族情報端末200は、医療行為を受ける患者の家族が有しているものとする。
同意依頼取得部210は、同意支援サーバ100の同意依頼通知部140によって通知される同意依頼情報の内容についての確認依頼を取得するようになっている。
生体情報取得部220は、同意依頼取得部210において同意依頼情報の内容についての確認依頼を取得すると、患者の家族の照合用生体情報(生体情報)を取得し、同意支援サーバ100の患者家族識別部160に送信するようになっている。
同意支援サーバ100の患者家族識別部160では、患者の家族から登録用生体情報を予め取得するとともに、その患者の家族の照合用生体情報を取得して、登録用生体情報と照合用生体情報とを用いて、生体認証を行うことにより、患者の家族であることを識別(以下これを家族確認ともいう。)するようになっている。
また、生体情報取得部220は、同意依頼取得部210において同意依頼情報の内容について患者の家族が確認すると、再び、患者の家族の照合用生体情報(生体情報)を取得して、同意支援サーバ100の患者家族識別部160に送信するようになっている。
同意支援サーバ100の同意受領部170は、患者家族識別部160において、患者の家族から登録用生体情報を予め取得するとともに、その患者の家族の照合用生体情報を取得して、登録用生体情報と照合用生体情報とを用いて、生体認証を行うことにより、同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領(以下これを同意受領ともいう。)するようになっている。
第1の実施形態では、同意支援サーバ100の患者家族識別部160および同意受領部170と、同意家族情報端末200の生体情報取得部220とによって、家族確認や同意受領を行うようになっている。これは、例えば、クライアント/サーバアプリケーションなどを作成して、それを同意支援サーバ100や同意家族情報端末200にインストールすることにより、家族確認や同意受領を実現することができる。
また、同意家族情報端末200は、同意支援サーバ100に接続して、同意依頼情報の内容を確認するようになっているが、第1の実施形態では、これに限定されるものではない。例えば、同意依頼情報を管理するWebサーバを別途設け、そのWebサーバと同意家族情報端末200との接続を確立し、患者の家族は、Webサーバの同意依頼情報の内容を確認して、家族確認や同意受領を実現するようにしてもよい。
図2は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の構成を示すハードウエアブロック図である。
図2に示すように、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ネットワークインターフェース部104、操作部105、表示部106、記憶部107、および内部バス108などを備えて構成されている。
CPU101は、ROM102に格納されている各種プログラムをRAM103にロードして、そのプログラムを展開することにより、各種プログラムの機能を実現することができる。RAM103は、ワークエリア(作業用メモリ)として利用されるようになっている。ROM102は、各種プログラムを格納するようになっている。ROM102に格納されている各種プログラムには、図1で示したオーダー情報取得部110から同意受領部170などの機能を実現するためのプログラムが含まれる。
ネットワークインターフェース部104は、ネットワーク(不図示)を介して、同意家族情報端末200(図1)と通信を行うためのインターフェース部である。
操作部105は、患者や患者の家族に関する情報の入力、修正や編集を行うための入力装置である。具体的には、操作部105は、キーボードとマウスにより構成されている。
表示部106は、オーダー情報や患者の家族に関する情報を表示する表示部として構成されている。この表示部106は、液晶ディスプレイやモニタなどにより構成されている。
記憶部107は、記憶メモリを構成する記憶部であり、RAMやハードディスクなどによって構成されている。第1の実施形態では、記憶部107は、例えば、医療行為データベース130や患者情報データベース150を構成するようになっている。
これにより、第1の実施形態では、同意支援サーバ100は、ROM102に格納されているプログラムを実行することにより、図1に示した同意支援サーバ100の機能を実現することができるようになっている。また、図1に示した同意家族情報端末200についても同様に、CPU、ROM、RAMなどを備えた情報処理端末によって構成されている。
(同意依頼受領処理)
まず、第1の実施形態に係る同意支援システム300において、同意依頼受領処理の全体的な概略動作について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る同意支援システム300において、同意支援サーバ100と同意家族情報端末200とによって、患者に対する医療行為について患者の家族から同意依頼に対する同意を受領する同意依頼受領処理を示したシーケンス図である。
同意支援サーバ100は、医療従事者の操作を受け付け、オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、患者の家族に対してその医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する。そして、同意支援サーバ100は、同意家族情報端末200に、生成した同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知(同意依頼の通知)を行う(SQ001)。
同意家族情報端末200は、同意依頼の通知を受信すると、同意支援サーバ100に対し、患者の家族を示す患者家族識別情報(生体情報)を送付する(SQ003)。同意家族情報端末200は、患者家族識別情報を送付することにより、同意支援サーバ100において、家族確認を実施する。
同意支援サーバ100は、同意家族情報端末200から患者家族識別情報を受信すると、その患者家族識別情報が患者の家族であるか否かを識別し(家族確認)、患者の家族であると識別した場合は、同意家族情報端末200に患者の家族であることを示す認証の応答(患者家族の認証応答)を行う(SQ005)。
この場合、同意支援サーバ100は、患者の家族であると識別した患者家族の同意家族情報端末200に、同意依頼情報の内容を確認してもらうべく、同意依頼情報を閲覧可能に送信する。
例えば、同意依頼情報は、同意支援サーバ100の同意依頼通知部140から同意依頼の通知と同時に送信される形態であってもよく、また、同意家族情報端末200が患者家族の認証応答を受信すると、同意支援サーバ100から、同意依頼情報が別途送信される形態であってもよい。
同意家族情報端末200は、患者の家族に同意依頼情報を確認させ、患者の家族がその同意依頼情報に同意する場合には、同意支援サーバ100に対し、同意依頼の応答を行う(SQ007)。このように、同意支援サーバ100は、同意家族情報端末200から同意依頼に対する応答(同意)を受領することにより、同意受領を実現することができる。
次に、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の動作について、図1を参照しながら詳細に説明する。
(同意依頼処理)
図4は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100が、オーダー情報を受け付けると、患者の家族に確認してもらうべき同意依頼情報を生成するとともに、その同意依頼情報について患者の家族に同意してもらう同意依頼処理を示したフローチャートである。なお、図4において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
同意支援サーバ100のオーダー情報取得部110は、医療従事者などにより患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得する(ステップS001)。
図5は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100のオーダー情報取得部110が、取得するオーダー情報の一例を示した説明図である。
図5に示すように、オーダー情報の一例を示す説明図には、オーダーID(Identification)、患者ID(Identification)、患者名、生年月日、性別および手技の欄が設けられている。
図5のオーダーIDのOR001には、患者IDはPAT001であり、患者名はAであり、生年月日は1984年10月30日であり、性別は男性であり、手技は姑息手術であることが記載されている。
図5のオーダーIDのOR002には、患者IDはPAT002であり、患者名はBであり、生年月日は1968年12月1日であり、性別は女性であり、手技は再建手術であることが記載されている。
図5のオーダーIDのOR003には、患者IDはPAT003であり、患者名はCであり、生年月日は1950年1月6日であり、性別は女性であり、手技は膝下手術であることが記載されている。
同意支援サーバ100の依頼情報生成部120は、取得したオーダー情報に記載された医療行為に基づいて、患者の家族に対してその医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する(ステップS003)。
例えば、オーダーIDがOR001の場合(図5)、依頼情報生成部120は、医療行為データベース130を検索し、患者名Aに対して、姑息手術に関する同意依頼情報を生成する。
図6は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の医療行為データベース130が格納する、医療行為ごとに患者の家族に説明が必要な情報を示した説明必要情報テーブルを示す説明図である。
図6に示すように、説明必要情報テーブルの説明図には、医療行為、疾病名、医療行為の必要性および医療行為によるリスクの欄が設けられている。
例えば、姑息手術については、疾病名の欄には、がんと記載され、医療行為の必要性の欄には、患者さん本人の人体としての機能低下を防ぐ旨が記載され、医療行為によるリスクの欄には、再発の可能性ある旨(進行したがんほどリスクが高くなる)が記載されている。
また、再建手術については、疾病名の欄には、がんと記載され、医療行為の必要性の欄には、機能障害の防止および外見上の変貌による心理的負担の軽減の旨が記載され、医療行為によるリスクの欄には、完全な再現(再建)は難しく、不自然に見える可能性がある旨が記載されている。
また、膝下手術については、疾病名の欄には、左・右足粉砕骨折と記載され、医療行為の必要性の欄には、左・右足切断の防止の旨が記載され、医療行為によるリスクの欄には、膝の痛みなどの後遺障害が残る可能性がある旨と、感染症などの合併症併発の可能性がある旨が記載されている。
また、造影検査については、疾病名の欄には、腎盂障害と記載され、医療行為の必要性の欄には、患部の特定(正常部位との染め分け)の旨が記載され、医療行為によるリスクの欄には、副作用発生の可能性がある旨(病状や症例によってはまれに死亡例もあり)が記載されている。
ここで、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の依頼情報生成部120は、取得したオーダー情報に記載された医療行為に基づいて、その医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する(ステップS003)。
図7は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の依頼情報生成部120が生成する同意依頼情報の一例を示す説明図である。
図7では、一例として、同意依頼情報を姑息手術の同意書として生成した場合の説明図である。
図7に示す姑息手術の同意書では、図5に示したオーダーIDがOR001の場合について患者に関する情報が記載されるとともに、図6に示した医療行為の必要性や医療行為によるリスクなどが記載されている。
例えば、患者IDはPAT001であり、患者名はAであり、性別は男性であり、生年月日は、1984年10月30日である。また、同意者の中身としては、医療行為の必要性と、医療行為によるリスクが記載されており、患者または患者の家族が同意する形式にて生成されている。
同様に、オーダーIDがOR002の場合は(図5)、依頼情報生成部120は、医療行為データベース130を検索して、患者名Bに対して、再建手術に関する同意依頼情報を生成する。また、オーダーIDがOR003の場合は(図5)、依頼情報生成部120は、医療行為データベース130を検索して、患者名Cに対して、膝下手術に関する同意依頼情報を生成する。
次に、同意支援サーバ100の同意依頼通知部140は、取得したオーダー情報に記載された患者の情報に基づいて、その患者の家族に対し、生成した同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う(ステップS005)。
図8は、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100の同意依頼通知部140が、生成した同意依頼情報の送付先を示す説明図である。
図8に示すように、送付先を示す説明図には、名前、年齢、職業、連絡先(電話番号)、連絡先(メールアドレス)および住所の欄が記載されている。
例えば、患者Aさんの父は、年齢が53歳であり、職業が会社員であり、電話番号がTEL01であり、メールアドレスがADS01であり、住所がPであることが記載されている。また、患者Aさんの母は、年齢が49歳であり、職業が主婦であり、電話番号がTEL02であり、メールアドレスがADS02であり、住所がPであることが記載されている。
また、患者Aさんの弟は、年齢が23歳であり、職業が会社員であり、電話番号がTEL03であり、メールアドレスがADS03であり、住所がPであることが記載されている。また、患者Aさんの叔父は、年齢が47歳であり、職業が自営業であり、電話番号がTEL04であり、メールアドレスがADS04であり、住所がQであることが記載されている。
これにより、同意支援サーバ100の同意依頼通知部140は、患者の家族に関する情報に基づいて、例えば、メールアドレスを使用し、その患者の家族に対し、同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知(同意依頼の通知)を行うことができる。
次に、同意支援サーバ100の患者家族識別部160は、同意家族情報端末200において同意依頼の通知を受けた患者の家族に対して、その患者の家族であることを識別する(ステップS007)。
この場合、例えば、同意家族情報端末200は、同意依頼取得部210において、同意依頼情報の内容を確認するための通知を取得すると、生体情報取得部220は、患者の家族の照合用生体情報(生体情報)を取得し、その照合用生体情報を同意支援サーバ100の患者家族識別部160に送信する。
具体的には、同意家族情報端末200は、可視光カメラや赤外線カメラなどの撮影機能を備え、掌紋、静脈または指紋などの照合用生体情報をこの撮影機能により取得する。
患者家族識別部160は、同意家族情報端末200の生体情報取得部220から照合用生体情報を受信すると、照合用生体情報と登録用生体情報とを用いて生体認証を行って、取得した照合用生体情報が患者の家族のものであるか識別(家族確認)する。
また、患者家族識別部160は、取得した照合用生体情報がその患者の家族であることを識別できた場合は、同意家族情報端末200に認証が取れた旨を通知して、同意依頼情報の内容の確認依頼の通知(確認依頼通知)をする(ステップS009)。
同意家族情報端末200は、確認依頼通知を取得すると、患者の家族に、例えば、図7で示した姑息手術の同意書(同意依頼情報)の内容を確認してもらい、同意書に記載された内容に患者の家族が同意する場合、生体情報取得部220は、再び、患者の家族の照合用生体情報(生体情報)を取得して、その照合用生体情報を同意支援サーバ100の患者家族識別部160に送信する。
患者家族識別部160において再び認証された場合には、同意受領部170は、患者の家族と識別された患者の家族から、同意書(同意依頼情報)の内容に同意した旨の情報を受領(同意の受領)することができ(ステップS011)、同意依頼処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100は、依頼情報生成部120において同意依頼情報を生成するとともに、同意依頼通知部140を介して、同意家族情報端末200に同意依頼情報を患者の家族に確認してもらうための通知を行う。
また、同意支援サーバ100は、同意家族情報端末200と患者の家族を識別するための家族認証を行い、認証が取れた場合には、同意依頼情報を患者の家族に確認してもらい、再び認証することにより、医療行為の同意を受領する。
これにより、第1の実施形態に係る同意支援サーバ100を備える同意支援システム300は、医療行為を行う際、患者の家族を識別した上で同意の受領を効率よく実施することができる。
なお、第1の実施形態では、同意家族情報端末200の生体情報取得部220は、同意依頼情報の内容について患者の家族が確認すると、同意受領をするために、再び、患者の家族の照合用生体情報(生体情報)を取得して患者家族識別部160に送信するようになっていた。
しかしながら、第1の実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、同意依頼情報の内容について患者の家族が確認すると、同意家族情報端末200の表示部(不図示)に同意ボタンが表示され、そのボタンをクリックすることにより、患者の家族の同意受領を実現するようにしてもよい。
また、同意家族情報端末200に所定のアプリケーションをインストールして、操作部から手書きのサインの入力を受け付ける手書きフォームにより、患者の家族の同意受領を実現するようにしてもよい。
また、同意家族情報端末200は、カメラなどの撮影機能を備え、この撮影機能により手書きのサインを画像データとして取り込んで、同意支援サーバ100に送信するようにしてもよい。
また、同意支援サーバ100の患者家族識別部160と、同意家族情報端末200の生体情報取得部220とにおいて、生体認証により家族確認ができた場合に、同意依頼情報を患者の家族に確認させていた。
しかしながら、同意支援サーバ100の同意依頼通知部140は、同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知の際に、予め同意依頼情報を同意家族情報端末200に送信していてもよく、または、図示しないWebサーバに同意依頼情報を送信し、同意家族情報端末200にそのWebサーバに接続させ、そのWebサーバ上で同意依頼情報の内容を患者の家族に確認させるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、同意支援サーバ100の患者家族識別部160と、同意家族情報端末200の生体情報取得部220により家族認証を行った後、同意受領を行うようになっていた。第2の実施形態では、同意家族情報端末200に同意履歴格納部230を設けて、確認した同意依頼情報の履歴を格納するようになっている。
図9は、第2の実施形態に係る同意履歴格納部230を有する同意家族情報端末200Aを備えた同意支援システム300Aの概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図9に示すように、第2の実施形態に係る同意支援システム300Aは、第1の実施形態に係る同意家族情報端末200に、同意履歴格納部230をさらに有するようになっている。
同意履歴格納部230は、同意家族情報端末200Aにおいて同意依頼情報を確認するための通知を受信し、患者の家族が確認した同意依頼情報の履歴を格納するようになっている。
これにより、第2の実施形態に係る同意支援システム300Aは、同意家族情報端末200Aにおいて、患者の家族が同意した同意依頼情報の履歴を表示することにより、患者の家族は、同意依頼情報の履歴を確認することができる。
なお、第2の実施形態は、同意家族情報端末200Aにおいて、患者の家族が同意する度に同意履歴格納部230に同意依頼情報の履歴を格納してもよく、また、例えば、同意支援サーバ100から同意した同意依頼情報の履歴を適宜取得して、格納するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、同意支援サーバ100は、同意家族情報端末200に同意依頼情報を確認してもらうための通知を送付するようになっていた。第3の実施形態では、同意支援サーバ100Aは、さらに同意依頼情報に関連する医療行為の情報も同意家族情報端末200に送信するようになっている。
図10は、第3の実施形態に係る同意支援サーバ100Aを備えた同意支援システム300Bの構成の一例を示した概略構成図である。
図10に示すように、第3の実施形態に係る同意支援サーバ100Aは、第1の実施形態の係る同意支援サーバ100に対し、さらに関連情報データベース180を備えるようになっている。
関連情報データベース180は、医療行為に関連する情報として、様々な情報を格納するようになっており、依頼情報生成部120Aにおいて同意依頼情報を生成する際、その同意依頼情報(同意書)の理解を助けるための参考情報を添付するようになっている。
図11は、第3の実施形態に係る同意支援サーバ100Aの関連情報データベース180に格納される各種情報を示している。
図11では、関連情報データベース180に格納される情報として、例えば、医療行為に関するキーワードと、そのキーワードの症例数と、そのキーワードの意味や注意事項が記載されたリンク先が記載されている。
例えば、キーワードとして、姑息手術が記載され、その病院において姑息手術の症例数が150件であることが記載され、また、姑息手術に関する説明がURL1に記載されている。また、キーワードとして、再建手術が記載され、その病院において再建手術の症例数が200件であることが記載され、また、再建手術に関する説明がURL2に記載されている。
また、キーワードとして、膝下手術が記載され、その病院において膝下手術の症例数が600件であることが記載され、また、膝下手術に関する説明がURL3に記載されている。また、キーワードとして、造影検査が記載され、その病院において造影検査の症例数が1500件であることが記載され、造影検査に関する説明がURL4に記載されている。
依頼情報生成部120Aは、関連情報データベース180に格納されている医療行為に関連する情報を同意依頼情報に追加情報として添付することができるので、同意家族情報端末200を有する患者の家族は、医療行為に関する情報や同意に関する情報を取得することができる。
図12は、第3の実施形態に係る同意支援サーバ100Aの関連情報データベース180に格納される各種情報を同意家族情報端末200に送信し、同意家族情報端末200において、患者の家族に認識させる態様を示した表示例である。
図12(a)では、同意依頼情報または同意書のキーワードに対応したリンク先を関連づけて、例えば、患者の家族が、膝下手術をクリックすることにより、膝下手術の理解を支援する情報を患者の家族に提供することができるようになっている。
図12(b)では、同意依頼情報または同意書のキーワードに、TIPS表示により、注釈文としての補助的な情報を患者の家族に提供することができるようになっている。
図12(c)では、同意家族情報端末200における同意依頼情報または同意書の表示領域において追加情報領域を設け、同意書に関する情報と追加情報との両方を同時に表示するようになっている。
これにより、第3の実施形態では、同意支援システム300Bにおいて、同意家族情報端末200を有する患者の家族に、医療行為に関連する情報であってその医療行為の理解を支援する情報を、適宜、追加することができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、同意支援サーバ100は、同意依頼通知部140が同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行うようになっていた。第4の実施形態では、同意依頼通知部140が同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知をする前に、患者の家族の同意を必要とするか否かを判定する必要性判定部を備えるようになっている。
図13は、第4の実施形態に係る同意支援システム300Cが、同意支援サーバ100Bにおいて必要性判定部190をさらに備える概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図13に示すように、同意支援サーバ100Bは、第1の実施形態の同意支援サーバ100(図1)に、さらに必要性判定部190を備えるようになっている。
必要性判定部190は、患者の家族の同意を必要とするか否かを判定するようになっている。
これにより、必要性判定部190は、通知しようとする同意依頼情報の内容について、患者の家族の同意が必要か否かを判定し、同意依頼通知部140は、必要性判定部190において患者の家族の同意が必要と判定されたとき、オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、患者の家族に対し、同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行うようになっている。
図14は、第4の実施形態に係る同意支援サーバ100Bの必要性判定部190が、患者の家族の同意が必要か否かの判定を行う判断基準を示した説明図である。
図14に示すように、同意支援サーバ100Bの必要性判定部190は、患者の家族の同意の必要性を判定するために、同意が必要な状態か否か、また、それを識別するための閾値と情報を備えている。図14の判断基準を示す説明図では、患者の家族の同意が必要な状態、識別するための情報および識別するための閾値の欄を備えている。
例えば、必要性判定部190は、同意依頼通知部140において、同意依頼情報を参照し、患者が未成年か否かを判定し、患者の年齢が18歳未満の場合は、患者の家族の同意が必要と判定するようになっている。
また、必要性判定部190は、同意依頼通知部140において、患者自身が意志の疎通ができるか否かを判定し、例えば、意識レベルが30を超える場合には、患者の家族の同意が必要と判定するようになっている。
図15は、第4の実施形態に係る必要性判定部190が患者の意識レベルを判定する際に、その患者の状態を症状に応じて意識レベルのレベル分けした説明図である。
図15では、例えば、普通の呼びかけで容易に開眼する状態を、意識レベル10としている。また、大きな声または体を揺さぶることにより開眼する状態を、意識レベル20としている。また、痛み・刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと、かろうじて開眼する状態を、意識レベル30としている。また、痛み・刺激に対し、払いのけるような動作をする状態を、意識レベル100としている。また、痛み・刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる状態を、意識レベル200としている。また、痛み・刺激に全く反応しない状態を、意識レベル300としている。
必要性判定部190は、一例として、例えば、患者の意識レベルが30を超える場合は、患者の家族の同意が必要と判定することができる。
また、必要性判定部190は、図14を参照し、同意依頼通知部140において、患者が精神病患者の場合であって、自閉症の場合には、患者の家族の同意が必要と判定するようになっている。この場合、患者の疾患名、患者の既往歴、患者の治療歴、患者の服用薬情報などにより、必要性判定部190は、患者の家族の同意が必要か否かを判定する。
また、必要性判定部190は、同意依頼通知部140において、患者ががんなどの余命がある疾病を抱える患者の場合、例えば、がんステージが4以上の場合には、患者の家族の同意が必要と判定する。この場合、患者の意思表示情報、患者の性格など、あらゆる角度から分析された統計情報なども参考にして、必要性判定部190は、患者の家族の同意が必要か否かを判定する。
これにより、第4の実施形態では、同意支援サーバ100Bの必要性判定部190が、患者の家族の同意が必要な状態か否かを判定するようになっているので、同意依頼情報の通知の信頼性を向上させることができる。
(第5の実施形態)
第1の実施形態では、同意支援サーバ100は、同意依頼通知部140が、同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行うようになっていた。第5の実施形態では、同意依頼通知部140が同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知をする前に、患者の家族が同意できる状況か否かを判定するようになっている。
図16は、第5の実施形態に係る同意支援システム300Dが、同意支援サーバ100Cに同意状況判定部195を備える概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図16に示すように、同意支援サーバ100Cは、第1の実施形態の同意支援サーバ100(図1)に、さらに同意状況判定部195を備えるようになっている。
同意状況判定部195は、患者の家族が同意できる状況か否かを判定するようになっている。
これにより、同意依頼通知部140は、同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う際、同意状況判定部195において患者の家族の中ですぐに同意できる可能性の高い患者の家族に通知を行うことができる。
図17は、第5の実施形態に係る同意支援サーバ100Cの同意状況判定部195が、患者の家族の同意できる状況を判定するテーブルを示した説明図である。
図17に示すように、同意状況判定部195は、メールで患者の家族に連絡する際に、すぐ同意できる可能性の高い患者の家族に同意依頼の通知を連絡するようになっている。
図17では、名前、職業、連絡先(メールアドレス)、対応可能状況の欄が設けられている。例えば、Aさんの父は、職業が会社員であるため、対応可能状況は平日の深夜のみ対応可能な旨が記載されている。また、Aさんの父は、対応可能時間に制限のあるレベル1が割り当てられている。Aさんの母は、主婦であるため終日在宅であり、対応可能状況は終日対応可能な旨が記載されている。また、Aさんの母は、対応可能時間に制限のもっとも少ないレベル3が割り当てられている。
Aさんの弟は、会社員であるが、残業がない旨が記載されている。このため、Aさんの弟は、対応可能時間に制限の少ないレベル2が割り当てられている。Aさんの叔父は、自営業であるものの遠方である旨が記載されている。このため、Aさんの叔父は、対応可能時間に制限があるレベル1が割り当てられている。
同意状況判定部195は、対応可能な状況に割り当てられた状況やレベルに基づいて、患者の家族に通知する際の優先順位を決定する。
図18は、第5の実施形態に係る同意支援サーバ100Cの同意状況判定部195が、患者の家族の通知する際の優先順位を決定したテーブルを示した説明図である。
図18では、図17の対応可能状況のレベルに基づいて、同意状況判定部195が通知する順位を示しており、Aさんの母、Aさんの弟、Aさんの父、Aさんの叔父という順番で同意依頼情報の確認のための通知を行うことを示している。
これにより、第5の実施形態では、同意支援サーバ100Cの同意状況判定部195が、すぐ同意できる患者の家族の順位を判定することができるので、同意支援サーバ100Cは、スムーズにAさんの母から医療行為に対する同意を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
100,100A〜100C 同意支援サーバ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 ネットワークインターフェース部
105 操作部
106 表示部
107 記憶部
108 内部バス
110 オーダー情報取得部
120 依頼情報生成部
130 医療行為データベース
140 同意依頼通知部
150 患者情報データベース
160 患者家族識別部
170 同意受領部
180 関連情報データベース
190 必要性判定部
195 同意状況判定部
200,200A 同意家族情報端末
300,300A〜300D 同意支援システム

Claims (8)

  1. 患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、
    取得した前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対して当該医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する依頼情報生成部と、
    取得した前記オーダー情報に記載された前記患者の情報に基づいて、当該患者の家族に対し、生成した前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う同意依頼通知部と、
    通知を受けた前記患者の家族に対して、当該患者の家族であることを識別する患者家族識別部と、
    識別された前記患者の家族から前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する同意受領部と、
    を備える同意支援システム。
  2. 前記患者家族識別部は、
    前記患者の家族から登録用生体情報を予め取得するとともに、当該患者の家族の照合用生体情報を取得して、前記登録用生体情報と前記照合用生体情報とを用いて、生体認証を行うことにより、前記患者の家族であることを識別する
    請求項1に記載の同意支援システム。
  3. 前記同意受領部は、
    前記患者の家族から登録用生体情報を予め取得するとともに、当該患者の家族の照合用生体情報を取得して、前記登録用生体情報と前記照合用生体情報とを用いて、生体認証を行うことにより、前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する
    請求項1または2に記載の同意支援システム。
  4. 前記同意依頼情報の内容を確認するための通知を受信する同意家族情報端末を備え、
    前記同意家族情報端末は、
    前記通知を受信し、確認した前記同意依頼情報の内容の履歴を格納する同意履歴格納部を備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載の同意支援システム。
  5. 前記同意依頼情報は、
    前記同意に関連する医療行為の情報も含む
    請求項1から4のいずれか1項に記載の同意支援システム。
  6. 前記患者の家族の同意を必要とするか否かを判定する必要性判定部をさらに備え、
    前記必要性判定部は、
    通知しようとする前記同意依頼情報の内容について、前記患者の家族の同意が必要か否かを判定し、
    前記同意依頼通知部は、
    前記患者の家族の同意が必要と判定されたときに、前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対し、前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う
    請求項1から5のいずれか1項に記載の同意支援システム。
  7. 前記患者の家族において、同意できる状況を判定する同意状況判定部をさらに備え、
    前記同意依頼通知部は、
    前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う際、前記同意状況判定部において前記患者の家族の中で同意できる可能性の高い前記患者の家族に当該通知を行う
    請求項1から6のいずれか1項に記載の同意支援システム。
  8. 患者に対して行われる医療行為を示すオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、
    取得した前記オーダー情報に記載された医療行為に基づいて、前記患者の家族に対して当該医療行為の同意を依頼する同意依頼情報を生成する依頼情報生成部と、
    取得した前記オーダー情報に記載された前記患者の情報に基づいて、当該患者の家族に対し、生成した前記同意依頼情報の内容を確認してもらうための通知を行う同意依頼通知部と、
    通知を受けた前記患者の家族に対して、当該患者の家族であることを識別する患者家族識別部と、
    識別された前記患者の家族から前記同意依頼情報の内容に同意した旨の情報を受領する同意受領部と、
    を備える同意支援サーバ。
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