JP2015212234A - 角質除去キット - Google Patents
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Abstract
【課題】踵や足裏の指の付け根などの取り除きたい部位の角質のみを効果的に除去し、足の甲や指の間あるいは土踏まずなど角質を除去する必要のない部位の皮膚を保護することができる角質除去キットを提供する。【解決手段】次の組成物(A)と、組成物(B)が入った袋状シートとを組み合わせた角質除去キット、並びに皮膚に組成物(A)を適用した後、さらに次の組成物(B)を適用することを特徴とする角質除去方法。(A)架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物(B)グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物【選択図】なし
Description
本発明は、角質除去キットに関し、詳細には、踵や足裏の指の付け根などの不要な角質を除去するための角質除去成分を含有する組成物が入った袋状シートと、足の甲や土踏まず、足の指の間など角質を除去する必要のない部位の皮膚を保護するための組成物とを組み合せた角質除去キットに関する。
踵や足裏の指の付け根、あるいは肘や膝、指先などのように物理的に刺激を受け易い部分は、その刺激により皮膚の角質化が速まるために、角質層が肥厚化して硬化し易くなり、角質層が垢として脱離しにくくなる。そのため、肥厚化した角質層がひび割れて肌荒れ症状を呈し、見た目が悪いだけでなく、細菌感染などを起こし易くなる恐れが高まる。また、着用した靴下やストッキングが破れるといった問題も生じる。
そのため、従来より、軽石やスポンジタワシなどで角質層を削り取る方法、あるいは、サリチル酸、グリコール酸、リンゴ酸、尿素などの角質除去剤を配合したクリームや、水酸化ナトリウム等のアルカリ性のクリームを塗布して角質層を剥離する方法などが採られてきた。しかしながら、軽石やスポンジタワシなどで物理的に削り取る方法では、足の踵など広い範囲の角質層を処理するのに手間がかかるため面倒であり、しかも硬化していない角質部分まで削り取ってしまい、正常な皮膚を傷付ける恐れがある。また、角質除去剤を塗布する方法では、被服や寝具、カーペットなどに触れると角質除去剤が取れてしまい効果が低下するだけでなく、被服や寝具、カーペットなどを汚すという問題があった。
そこで、こうした問題点を改善する方法として、角質除去剤をシートなどに含浸しておき、当該シートで足などを覆うことで、肥厚化した角質を取り除く方法が知られている(例えば、特許文献1〜2を参照)。特許文献1には、サリチル酸やα−ヒドロキシ酸(グリコール酸、乳酸など)、尿素、イオウ、レゾルシン、酸性ムコ多糖類などの角質軟化剤と、グリセリンやプロピレングリコールなどの保湿剤を配合した液状の薬剤を、超極細繊維又は表面に超極細の起毛を有するフィブリル化した繊維からなるシートに含浸させることが開示されている。さらに、特許文献2には、足に着用する袋状のカバーに内カバーを設け、当該内カバー及び内カバーに設けられた補強吸着部に、角質層除去液を含浸した角質層除去具が開示されている。
上記特許文献に示されているように、角質除去剤をシート状の素材に含浸することで、角質除去剤が被服や寝具、カーペットなどに移ることで効果が低下するという問題や、被服や寝具、カーペットなどを汚すといった問題を回避することができる。しかしながら、特許文献1〜2の方法では、角質除去剤は、シートや袋状のカバーで覆われた部分の皮膚全体に作用するため、取り除きたい部位の角質だけを選択的に除去することはできず、正常な部位の角質まで除去されてしまう。そのため、肥厚化していない正常な角質層が除去された皮膚の部位に刺激や痛みを感じることや、極端な場合にはかぶれなどの症状を起こすことがあり得る。
本発明の課題は、踵や足裏の指の付け根など取り除きたい部位の角質のみを効果的に除去し、足の甲や指の間あるいは土踏まずなど角質を除去する必要のない部位の皮膚を保護することができる角質除去キットを提供することである。
上記課題を解決するため本発明者等は鋭意検討を行った結果、角質除去剤を適用する前に、角質除去が不要な部位に、架橋型メチルポリシロキサンを含有する組成物を適用しておくことで、角質除去剤から皮膚を保護できるとの知見を得、かかる皮膚を保護する組成物と、角質除去剤を含有する組成物を封入した袋状シートとを組合せることで、角質除去に伴う皮膚への負担を軽減できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記の組成物(A)と、組成物(B)が入った袋状シートとを組み合わせたことを特徴とする角質除去キットを提供する。
(A)架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物
(B)グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物
(A)架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物
(B)グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物
また本発明は、皮膚に組成物(A)を適用した後、袋状シートに入っている組成物(B)を適用することを特徴とする角質除去方法を提供する。
本発明の角質除去キットは、角質除去成分から皮膚を保護するための組成物(A)と、角質除去成分を含有する組成物(B)とを組合せているので、角質を除去する際に生じ得る角質化していない部位の痛みやかぶれなどの皮膚トラブルを防止することができる。従って、本発明の角質除去キットは、角質除去剤を含有する袋状のシートなどに足を入れて角質を除去する際に、特に有利に使用できるものである。組成物(A)だけを小袋に封入しておくことができるので、従来公知の角質除去剤あるいは角質除去シートなどと組合せることが容易である。
本願の角質除去方法は、組成物(A)を適用する部位を選ばないので、すね、ふくらはぎなどに塗布しておけば、角質除去成分を含有する組成物を含浸した袋状のシートに足を入れている間に、当該シートの開口部の隙間から漏れ出した角質除去剤による刺激や痛みから保護することも可能である。
本願の角質除去方法は、組成物(A)を適用する部位を選ばないので、すね、ふくらはぎなどに塗布しておけば、角質除去成分を含有する組成物を含浸した袋状のシートに足を入れている間に、当該シートの開口部の隙間から漏れ出した角質除去剤による刺激や痛みから保護することも可能である。
本発明の角質除去キットのうち、組成物(A)は、油性であり、架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物である。該組成物の性状は特に限定されず、液状、ゲル状、クリーム状等であってよい。
架橋型メチルポリシロキサンの具体例としては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー等を挙げることができる。このうち、汎用性の点より、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが好ましい。架橋型メチルポリシロキサンは、ジメチルジメトキシシランとジメチルメトキシビニルシランを縮合させてポリシロキサンとした後、残存するビニル基を付加重合させることにより得ることができ、化粧用原料として市販されているものを利用できる。
油分は、皮膚への適用性を考慮し、架橋型メチルポリシロキサンを溶解ないし分散させることが可能なものが使用される。油分の具体例としては、ジメチコン、メチルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、シクロペンタシロキサン等のシリコーン油;ミネラルオイル、イソドデカン、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;トリオクタノイン、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;等を挙げることができ、これらを1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。これらの油分のうち、入手し易さの点より、ジメチコン、流動パラフィン、スクワランが好ましく、べたつきが少なく撥水性に優れていることから、特にジメチコン(ジチルシリコーン油)が好ましい。さらに、油脂、パラフィン、高級アルコール等の油分が添加されてもよい。
架橋型メチルポリシロキサンと油分の割合は、特に限定されないが、通常は架橋型メチルポリシロキサンに対して0.5〜10倍(質量)の油分が添加され、好ましくは2〜5倍(質量)である。また、架橋型メチルポリシロキサンを、適量の油分(ジメチコン等)に溶解ないし分散させた市販品を用いることもできる。かかる市販品としては、「KSG15」、「KSG−16」、「KSG18A」、「KSG−41」、「KSG−042Z」、「KSG045Z」(いずれも信越シリコーン社製)等が挙げられる。
本発明の角質除去キットのうち、組成物(B)は、水性であり、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物である。該組成物の性状は特に限定されず、液状、ゲル状、クリーム状等であってよい。組成物(B)は、皮膚への刺激を極力抑えるために、pHが5〜8に調整されていることが好ましく、pH調整剤として水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等が用いられる。上記角質除去成分のうち、低刺激性である点より、グリコール酸が好ましい。
組成物(B)は、角質除去成分の他、化粧料などに一般的に用いられている保湿剤、美容成分、界面活性剤、抗菌抗カビ剤、溶媒などを含有することができる。角質除去成分による肌荒れを防止するため、保湿剤を必須成分として含有することが好ましい。
保湿剤の具体例としては、加水分解コラーゲン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA−Na)や、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類;アロエベラ液汁、アロエベラ花エキス、アロエベラ葉エキス、ローズマリーエキス、ヒバマタエキス、カミツレ花エキス、ラベンダー花エキス等の植物抽出物が挙げられる。
界面活性剤としては、PEG−60水添ヒマシ油、オレス−15、オレス−20等のノニオン界面活性剤を挙げることができる。抗菌抗カビ剤としては、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン等を挙げることができる。溶媒としては、水、又は水−エタノール混合液が好ましい。
本発明の組成物(A)及び組成物(B)は、それぞれ通常の化粧料を製造する方法によって製造することができる。また、本発明の目的を阻害しない範囲において、上記各成分の他、必要に応じ、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、香料等の任意成分を配合することもできる。
本発明では、上記組成物(A)と、組成物(B)が入った袋状シートとを組み合わせて角質除去キットを構成し、該組成物(A)、該組成物(B)の順に皮膚に適用して角質を除去する。
まず、組成物(A)を角質除去が必要でない部分に適用し、角質除去成分から皮膚を保護するための保護膜を形成する。適用方法としては、組成物(A)を、それが入っている袋やジャー容器から取り出し塗布する方法等が挙げられる。袋やジャー容器は、特に限定されるものではなく、一般的なものであってよい。
具体例としては、足の甲や足の指、指の間あるいは土踏まずなどの角質を除去する必要がない部位に、組成物(A)を均一に塗布する。組成物(A)を皮膚へ適用した後、組成物(B)を適用するまでの所要時間は、通常は1〜5分間程度とすればよい。次いで、組成物(B)を適用する。
組成物(B)は、不織布製シート等を入れたプラスチックフィルム等からなる袋状シートの中に入れておき、該シートの内部に足を入れることにより、皮膚に適用する。組成物(B)は、通常、袋状シートの内部に10〜100ml、好ましくは20〜40ml程度を入れておくことで効果が発揮される。組成物(B)を入れた袋状シートは、片足が容易に入る程度の大きさで、好ましくは足形の形状とし、外周部を接着して密閉構造としておき、シートの足首に相当する部分を使用時にハサミ等で切断して開口部を形成し、該開口部に片足を挿入して組成物(B)を適用できるようにすることが好ましい。シートの余剰部分を折り重ねて足をシートに密着させた後、シートの折り重ねた部分の2〜3箇所に粘着シールを貼付して、シートが脱げ落ちないように固定すれば、組成物(B)をより効果的に適用することができる。
足を袋状シート内に挿入した状態で、約10〜120分、好ましくは約30〜90分程度経過した後に、粘着テープを取り除き、足を袋状シートから外し、足に付着した組成物(B)を水で洗い流す。5〜7日程度経過すると、組成物(B)と接触した部位の角質層が剥離するので、剥離した角質層を水で洗い落とすことで、角質除去処理が完了する。
袋状シートの内部に入れる不織布は、組成物(B)がより効果的に角質に作用するように、組成物(B)が含浸する程度の厚みのものが好ましい。素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン等の合成繊維を挙げることができるが、熱接着性及び耐薬品性に優れている点で、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。
プラスチックフィルムとしては、組成物(B)に対して安定であり、かつ防水性のある素材が好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニル等を用いることができる。熱接着性及びコスト面より、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。プラスチックフィルムの厚みは、袋状のシートに足を挿入しても容易に破れない程度の厚みにすることが好ましい。
本発明の角質除去キットは、組成物(A)が油性(疎水性)であり、組成物(B)が水性であるため、組成物(A)を皮膚に適用しておくことにより、適用した皮膚を組成物(B)から保護することが可能となる。また組成物(A)は、皮膚への展着性や安全性にも優れているので、その保護効果は極めて高い。
本発明の角質除去キットは、通常は、同時に両足の角質除去を行うことを想定しているので、組成物(B)を封入した足の形状をした袋状シート2枚に対して、組成物(A)を入れた袋1個を組合せる構成とするが、片足のみの角質除去を行う場合を想定して、組成物(B)を封入した足の形状をした袋状シート1枚に対して、組成物(A)を入れた袋1個を組合せる構成としてもよい。ただし、この場合には、組成物(A)の入れ目は、両足想定時の半量とすることで過剰な使用を防止するのがよい。
また、本発明の角質除去キットは、粘着シールを備えていることが好ましい。当該粘着シールは、組成物(B)を入れた袋状シートに足を挿入した後、該シートの余剰部分を折り重ねて足がシートに密着するようにすると角質除去剤がより効果的に作用するので、該シートの折り重ね部分に貼付して、シートが脱げないようにするためのものである。粘着シールは、足を挿入した後に袋状のシートの開口部に生じた隙間を閉じるために用いることもできる。
粘着シールの大きさは特に限定されず、幅が10〜15mmで、長さが50〜70mm程度のものを好ましく用いることができる。粘着シールは、複数箇所に貼付できるよう、袋状のシート1枚に対して3〜4枚備えているのがよい。粘着シールは無色透明でもよいが、粘着シールを貼付したことが判るように、着色や模様等を付してもよい。
さらに、本発明の角質除去キットは、角質を除去した後の皮膚を保護し、正常な状態に戻すためのクリーム等の皮膚化粧料を備えていることが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1および比較例)
組成物(A)として、表1に示す市販品3gを用意した。
組成物(A)として、表1に示す市販品3gを用意した。
足の形に裁断したポリエチレンシート(フィルム厚50μm)2枚の間に、同じく足の形に裁断した不織布(坪量40g/m2、ポリプロピレン製)2枚を重ねて挟み込み、足首に相当する部分を除いて、周縁部を約5mm幅でヒートシールし、足の形の袋状シートを作製した。表1に示す組成物(B)を調製し、25mlを上記の袋状のシート内に添加し、組成物(B)を入れた袋状のシートを得た。
10名の被験者により、以下のようにして試験を実施した。
左右の足の足首より先を石鹸で洗い、水気を充分に拭取った後、組成物(A)を各被験者の右足の足首より先の踵を除く部分に塗布した。次いで、組成物(B)を入れた袋状シートに左右の足を挿入し、シートの余剰分を折り重ねて足首の部分でしっかり密閉した後、シートの折り重ね部分に粘着シールを貼付して、シートが足から脱げ落ちないようにした。この状態で、発明の効果が明確に確認出来るようにするため、通常の使用時間の約3倍の時間の180分間を左右の足を袋状シート内に挿入した。
180分後、左右の足を袋状シートから外し、水道水を用いて組成物(B)を十分に洗い流した後、外観を比較した。10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずは、発赤等は見られず大きな変化は認められなかった。一方、組成物(A)を塗布しなかった左足は、足の甲や指、土踏まずに発赤が見られた。
さらに2日後に観察したところ、10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずにジクジクした皮膚炎は見られなかった。また右足の踵部分の角質層が剥がれ落ちて、すべすべした状態となっていた。しかし、組成物(A)を塗布しなかった左足の甲や指、土踏まずにはジクジクした皮膚炎が見られた。
(実施例2〜6)
組成物(A)として表1に示す5種類の市販品、組成物(B)として表1に示す5種類の組成物を調製し、実施例1と同様の方法で右足のみ試験を実施した。
180分後、右足を袋状シートから外し、水道水を用いて組成物(B)を十分に洗い流した後、外観を比較したところ、10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずは、発赤等は見られず大きな変化は認められなかった。
さらに2日後に観察したところ、10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずにジクジクした皮膚炎は見られなかった。また右足の踵部分の角質層が剥がれ落ちて、すべすべした状態となっていた。
組成物(A)として表1に示す5種類の市販品、組成物(B)として表1に示す5種類の組成物を調製し、実施例1と同様の方法で右足のみ試験を実施した。
180分後、右足を袋状シートから外し、水道水を用いて組成物(B)を十分に洗い流した後、外観を比較したところ、10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずは、発赤等は見られず大きな変化は認められなかった。
さらに2日後に観察したところ、10名の被験者とも、組成物(A)を塗布した右足の甲や指、土踏まずにジクジクした皮膚炎は見られなかった。また右足の踵部分の角質層が剥がれ落ちて、すべすべした状態となっていた。
Claims (5)
- 下記の組成物(A)と、組成物(B)が入った袋状シートとを組み合わせたことを特徴とする角質除去キット。
(A)架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物
(B)グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物 - 架橋型メチルポリシロキサンが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、又は(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマーである請求項1に記載の角質除去キット。
- 油分が、シリコーン油、炭化水素油、エステル油及びスクワランより選択される1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の角質除去キット。
- 組成物(A)を皮膚に適用し、次いで組成物(B)を適用する請求項1〜3のいずれかに記載の角質除去キット。
- 皮膚に下記の組成物(A)を適用した後、袋状シートに入っている下記の組成物(B)を適用することを特徴とする角質除去方法。
(A)架橋型メチルポリシロキサンを油分に溶解ないし分散させた組成物
(B)グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酒石酸及びサリチル酸から選択される1種又は2種以上の角質除去成分を含有する組成物
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