JP2015210859A - シールド用素線及びシールドケーブル - Google Patents

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直貴 金子
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Abstract

【課題】低周波数帯における電磁シールド性能及び耐屈曲性に優れたシールド用素線を提供することである。【解決手段】シールド用素線25は、鋼から構成される中心部26と、銅又は銅合金から構成され、中心部26を被覆する銅被覆層27と、を備え、下記の(1)式及び(2)式を満たしており、下記の(1)式において、S1は、シールド用素線25における中心部26の断面積であり、S2は、シールド用素線25の全体の断面積であり、下記の(2)式において、μsは、中心部26を構成する鋼の比透磁率である。80%<S1/S2≰95%… (1)μs≧5 … (2)【選択図】 図3

Description

本発明は、シールド用素線、及び、そのシールド用素線から構成されたシールド層を備えたシールドケーブルに関するものである。
シールド用の複合素線として、磁性材料からなる第1の層と、導電性材料からなる第2の層と、を備えており、磁性材料は比透磁率が10以上であり、複合素線の全体断面積に対する第1の層の断面積の比率が5%〜80%である複合素線が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−59150号公報
上記の複合素線は、低周波数帯と高周波数帯の両方での電磁シールド性能の向上が図られている。これに対し、自動車用ケーブル等の用途では、低周波数帯での良好な電磁シールド性能に加えて、優れた耐屈曲性がシールドケーブルに求められており、上記の複合素線では十分に対応することができない、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、低周波数帯における電磁シールド性能(電磁波遮蔽性能)及び耐屈曲性に優れたシールド用素線、及び、それを備えたシールドケーブルを提供することである。
[1]本発明に係るシールド用素線は、鋼から構成される中心部と、銅又は銅合金から構成され、前記中心部を被覆する銅被覆層と、を備えており、下記の(1)式及び(2)式を満たすことを特徴とする。
80%<S/S≦95%… (1)
μ≧5 … (2)
但し、上記の(1)式において、Sは、前記シールド用素線における前記中心部の断面積であり、Sは、前記シールド用素線の全体の断面積であり、上記の(2)式において、μは、前記中心部を構成する鋼の比透磁率である。
[2]本発明に係るシールドケーブルは、中心導体と、前記中心導体を囲う絶縁層と、前記絶縁層を囲うシールド層と、を備えたシールドケーブルであって、前記シールド層は、上記のシールド用素線を備えていることを特徴とする。
[3]上記発明において、前記シールド層は、前記シールド用素線を編み込んで構成される編組線からなってもよい。
本発明によれば、シールド用素線の全体の断面積に対する中心部の断面積の比率が80%よりも大きく且つ95%以下であり、さらに、中心部を構成する鋼の比透磁率が5以上であるので、低周波数帯における電磁シールド性能と耐屈曲性に優れたシールド用素線、及び、それを備えたシールドケーブルを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態におけるシールドケーブルの断面図である。 図2は、本発明の実施形態におけるシールド層の平面図である。 図3(a)は、本発明の実施形態におけるシールド用素線の断面図であり、図3(b)は、本発明の実施形態におけるシールド用素線の変形例を示す断面図である。 図4(a)〜図4(c)は、実施例における屈曲試験の方法を示す図である。 図5は、屈曲試験における曲げ歪と破断までの屈曲回数の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態におけるシールドケーブルの断面図、図2は本実施形態におけるシールド層の平面図、図3(a)は本実施形態におけるシールド用素線の断面図、図3(b)はシールド用素線の変形例を示す断面図である。
本実施形態におけるシールドケーブル1は、低周波数帯(例えば1MHz)での良好な電磁シールド性能と耐屈曲性が要求される用途に用いられるケーブルであり、例えば、ラジオなどの低周波のノイズへの対策が必要とされる自動車用ケーブルとして用いられる。このシールドケーブル1は、図1に示すように、2本の絶縁電線10と、当該絶縁電線10を囲うシールド層20と、当該シールド層20を覆うシース層30と、を備えている。
なお、シールドケーブル1が有する絶縁電線10の本数は特に限定されず、絶縁電線10の本数が1本であってもよいし3本以上であってもよい。また、複数の絶縁電線10同士の間で当該絶縁電線10の線径等が相違してもよい。さらに、絶縁電線10に加えてドレイン線やフィラー等がシールド層20内に配置されていてもよい。
それぞれの絶縁電線10は、中心導体11と、当該中心導体11の外周を覆う絶縁層12と、を備えている。本実施形態における中心導体11は、特に図示しないが、複数の素線を撚り合わせることで形成された撚線から構成されている。この中心導体11を構成する素線は、例えば、銅等の導電性を有する材料から構成されている。一方、絶縁層12は、例えば、架橋ポリエチレンや塩化ビニル等の電気絶縁性を有する材料から構成されている。なお、中心導体11を、撚線に代えて、単一の素線で構成してもよい。
シールド層20は、シールド用素線25を編み込んで形成された編組線から構成されている。具体的には、図2に示すように、複数のシールド用素線25を一列に並べた帯状の素線束21を形成し、複数の素線束21が交差する2方向に延在すると共に交互に重なるように、複数の素線束21を編み込むことで形成されている。なお、複数のシールド用素線25を同一方向に螺旋状に巻くことでシールド層20を形成してもよい(いわゆる横巻きシールド)。
それぞれのシールド用素線25は、図3(a)に示すように、鋼線で構成される中心部26と、当該中心部26を被覆する銅被覆層27と、を有する銅被覆鋼線から構成されている。銅被覆層27は、例えば、銅、又は、銅を主成分とする銅合金から構成されており、このシールド用素線25は、中心部26を構成する鋼線の表面に電解銅めっき処理により銅層を形成した後に、当該線材に対して伸線加工を行うことで形成されている。
伸線加工前の鋼線としては、例えば、硬鋼線やピアノ線、低炭素鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼線、フェライト系ステンレス鋼線などの磁性のある鋼線を使用することができる。また、オーステナイト系ステンレス鋼線は非磁性であるが、伸線加工を加えることでマルテンサイトに変態して部分的に磁性を帯び透磁率を上げることができるため、オーステナイト系ステンレス鋼線も伸線加工前の鋼線として使用することができる。オーステナイト系のステンレス鋼の具体例としては、SUS301,SUS302,SUS303,SUS304,SUS305,SUS316,SUS317等を例示することができる。本実施形態では、中心部26を構成する加工後の鋼は、5以上の比透磁率μを有している(μ≧5)。
本実施形態では、中心部26を構成する加工後の鋼の比透磁率μを5以上とすることで、低周波数のノイズがシールド層20に沿って迂回するようになるため、中心導体11へ到達するノイズが少なくなる。このため、低い周波数のノイズに対して良好な電磁シールド性能を確保することができる。
また、本実施形態では、このシールド用素線25における鋼占積率は、下記の(3)式を満たしている。下記の(3)式において、Sは、シールド用素線25における中心部26の断面積である。一方、Sは、シールド用素線25の全体の断面積であり、すなわち、このSは、中心部26の断面積Sと、銅被覆層27の断面積Sとの合計値である(S=S+S)。なお、本実施形態におけるシールド用素線25の断面とは、シールド用素線25の軸方向に対して実質的に直交する方向に沿ってシールド用素線25を切断した場合の断面である。
80%<S/S≦95%… (3)
このように、シールド用素線25の鋼占積率(=S/S)が上記の(3)式を満たしていることで、良好な耐屈曲性と耐食性を確保することができる。これに対し、シールド用素線の鋼占積率が80%以下であると、耐屈曲性に劣ることとなる。一方、シールド用素線の鋼占積率が95%を超えると、銅被覆層27が割れて中心部26が露出し異種金属接触による腐食が生じ、耐屈曲性や引張り強さが低下してしまう。また、シールド用素線の鋼占積率が95%を超えると、当該シールド用素線の製造が困難になってしまう。
なお、図3(b)に示すように、シールド用素線25Bが、銅被覆層27をさらに被覆するメッキ層28を有してもよい。こうしたメッキ層28の具体例としては、例えば、錫メッキ層を例示することができる。
図1に示すように、以上に説明したシールド層20はシース層30に覆われている。このシース層30は、例えば、架橋ポリエチレンや塩化ビニル等の電気絶縁性を有する材料から構成されている。なお、このシース層30を省略してもよい。
以上のように、本実施形態では、シールド用素線1の鋼占積率(=S/S)が上記の(3)式を満たし、さらに中心部26を構成する鋼の比透磁率が5以上であるので、シールドケーブルの低周波数帯(例えば1MHz)での電磁シールド性能と耐屈曲性をいずれも良好とすることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下に、本発明をさらに具現化した実施例及び比較例により本発明の効果を確認した。以下の実施例1及び比較例1,2は、上述した実施形態におけるシールド用素線の耐屈曲性の効果を確認するためのものである。一方、以下の実施例2,3及び比較例3は、上述した実施形態におけるシールドケーブルの低周波数帯での電磁シールド性能の効果を確認するためのものである。
なお、図4(a)〜図4(c)は実施例における屈曲試験の方法を示す図、図5は屈曲試験における曲げ歪と破断までの屈曲回数の関係を示すグラフである。
<実施例1>
実施例1では、図3(a)に示す構成のシールド用素線を作製した。この際、下記の表1に示すように、直径0.23mmのSUS304からなる線材に電解銅めっきにより厚さ0.013mmの銅層を形成した後に、線径が0.18mmとなるまで当該線材を伸線加工し、鋼占積率(=S/S)を81%とした。
Figure 2015210859
この実施例1のシールド用素線に対して、屈曲試験機(ユアサシステム機器株式会社製小型卓上試験機 TCDM111LH)を用いて屈曲試験を行った。具体的には、この屈曲試験では、図4に示すように、一対の屈曲治具40の間にシールド用素線を挿入すると共にシールド用素線の下端に50gの荷重を印加した状態で、当該シールド用素線の上部を左右に90°屈曲させた。この時の屈曲速度は60回/分とした。なお、屈曲回数1回とは、図4(a)〜図4(c)に示すように、左右へ1回ずつ曲げる1往復の屈曲を意味する。
そして、曲げ歪が0.1で破断回数が1000回以上であり、且つ、曲げ歪0.01で20000回以上である場合に、シールド用素線の耐屈曲性が良好であると評価した。これに対し、曲げ歪が0.1で破断回数が1000回未満であり、又は、曲げ歪0.01で20000回未満である場合に、シールド用素線の耐屈曲性が劣ると評価した。なお、本実施例における曲げ歪εとは、下記の(4)式で表わされる。但し、下記の(4)式におけるrは、シールド用素線の半径であり、Rは、屈曲治具40の円弧部41の半径である。
ε=r/(R+r) … (4)
この実施例1では、図5に示すように、曲げ歪が0.1で破断回数が1000回以上であり、且つ、曲げ歪が0.01で破断回数が20000回以上であり、シールド用素線の耐屈曲性は良好であった。
<比較例1>
比較例1では、上記の表1に示すように、SUS304からなる線材の直径を0.21mmとし、銅層の厚さを0.02mmとし、鋼占積率を71%としたことを除いて、実施例1と同様の条件でシールド用素線を作製し屈曲試験を行った。その結果、図5に示すように、曲げ歪が0.1で破断回数が1000回未満であり、且つ、曲げ歪が0.01で破断回数が20000回未満であり、シールド用素線の耐屈曲性が劣っていた。
<比較例2>
比較例2では、上記の表1に示すように、銅被覆鋼線に代えて、線径が0.18mmの銅線をシールド用素線として用い、このシールド用素線に対して、実施例1と同様の条件で屈曲用試験を行った。その結果、図5に示すように、曲げ歪が0.1で破断回数が1000回未満であり、且つ、曲げ歪が0.01で破断回数が20000回未満であり、シールド用素線の耐屈曲性が劣っていた。
<実施例2>
実施例2では、図1に示す構成のシールドケーブルを作製した。
この際、絶縁電線を次のように作製した。すなわち、先ず、0.32mmの銅素線を9本撚り合わせた子撚線を19本作製し、さらに、この19本の子撚線を撚り合わせることで、線径が5.3mmの中心導体を作製した。次いで、この中心導体の外周に、架橋ポリエチレンから構成され、厚さが1.1mmの絶縁層を形成した。
また、シールド用素線としては、図3(b)に示すような錫メッキ層を有する構造のものを作製した。具体的には、下記の表2に示すように、先ず、直径0.23mmのSUS304からなる線材に電解銅めっきにより厚さ0.013mmの銅層を形成した後に、線径が0.18mmとなるまで当該線材を伸線加工し、さらに溶融めっき処理によりその表面に錫メッキ層を形成した。
Figure 2015210859
つまり、本実施形態では、電解銅めっき完了から伸線加工完了までのシールド用素線の加工の度合いを示す加工度を51%とした。具体的には、この加工度PDは、下記の(5)で表される。但し、下記の(5)式におけるΔSは、電解銅めっき完了時から伸線加工完了時までのシールド用素線の断面積の減少量であり、S’は、電解銅めっき完了時のシールド用素線の断面積である。
PD=ΔS/S’ … (5)
上記の表2に示すように、このシールド用素線の鋼占積率(=S/S)は81%であり、中心部の比透磁率μは5.3であった。この比透磁率は、振動試料型磁力計を用いて測定した。
以上に説明したシールド用素線を7本並べることで素線束を形成し、さらに24本の素線束を編み込むことで、図2に示す構造を有する編組線を作製した。この編組線の長径(図1の符号A)は15mmとし、当該編組線の短径(図1の符号A)は7.5mmとした。また、この編組線の厚さは0.36mmであり、編組密度は98%であった。なお、この実施例2では、編組線の外周にシース層を形成しなかった。
この実施例2のシールドケーブルに対して、低周波数帯での電磁シールド性能を評価する試験を行った。具体的には、この電磁シールド性能試験では、シールドケーブルの外周に電流プローブ(Fischer Custom Communications, Inc社製カレントプローブ TCP−9651)を配置し、信号発信機からシールドケーブルの中心導体に1MHzの信号を入力し、電流プローブに接続されたスペクトラムアナライザ(ローデ・シュワルツ・ジャパン社製EMIテストレシーバ ESPI7)を用いて、シールドケーブルの外側に漏洩するノイズレベルを測定した。
そして、この電磁シールド試験では、シールドケーブルの1MHzにおけるノイズレベルと基準値との差分を算出し、当該差分が50dBμV以上である場合に、シールドケーブルの低周波帯における電磁シールド性能が良好であると評価した。これに対し、上記の差分が50dBμV未満である場合には、シールドケーブルの低周波帯における電磁シールド性能が劣ると評価した。
なお、上記の基準値として、編組線のないケーブルに対して上記の同様の条件で電磁シールド性能試験を予め行い、そのケーブルの1MHzにおけるノイズレベルを設定した。
この実施例2では、上記の表2に示すように、1MHzにおける電磁シールド効果が53dBμVであり、シールドケーブルの低周波数帯における電磁シールド性能が良好であった。
<実施例3>
実施例3では、SUS304からなる線材の直径を0.33mmとし、銅層の厚さを0.018mmとし、加工度を76%としたことを除いて、実施例2と同様の条件でシールドケーブルを作製した。上記の表2に示すように、この実施例3のシールド用素線の鋼占積率は81%であり、当該シールド用素線の中心部の比透磁率μは10.1であった。
そして、この実施例3のシールドケーブルに対して実施例2と同様の条件で電磁シールド性能試験を行った。その結果、上記の表2に示すように、1MHzにおける電磁シールド効果が54dBμVであり、シールドケーブルの低周波数帯における電磁シールド性能が良好であった。
<比較例3>
比較例3では、SUS304からなる線材の直径を0.162mmとし、銅層の厚さを0.009mmとし、加工度を0%としたことを除いて、実施例2と同様の条件でシールドケーブルを作製した。上記の表2に示すように、この比較例3のシールド用素線の鋼占積率は81%であり、当該シールド用素線の中心部の比透磁率μは1.0であった。
そして、この比較例3のシールドケーブルに対して実施例2と同様の条件で電磁シールド性能試験を行った。その結果、上記の表2に示すように、1MHzにおける電磁シールド効果が49dBμVであり、シールドケーブルの低周波数帯における電磁シールド性能が劣っていた。
以上の結果から、実施例1と比較例1,2を比較すると、図5に示すように、銅線よりも銅被覆鋼線の方が耐屈曲性に優れており、銅占積率を81%以上とすることで良好な耐屈曲性を得ることができた。
また、実施例2,3と比較例3を比較すると、表2に示すように、シールド用素線の中心部を構成する鋼が、5以上の比透磁率μを有していることで(μ≧5)、1MHzにおける電磁シールド性能を良好とすることができる。
1…シールドケーブル
10…絶縁電線
11中心導体
12…絶縁層
20…シールド層
21…素線束
25…シールド用素線
26…中心部
27…銅被覆層
28…メッキ層
30…シース層
40…屈曲治具

Claims (3)

  1. 鋼から構成される中心部と、
    銅又は銅合金から構成され、前記中心部を被覆する銅被覆層と、を備えており、
    下記の(1)式及び(2)式を満たすことを特徴とするシールド用素線。
    80%<S/S≦95%… (1)
    μ≧5 … (2)
    但し、上記の(1)式において、Sは、前記シールド用素線における前記中心部の断面積であり、Sは、前記シールド用素線の全体の断面積であり、上記の(2)式において、μは、前記中心部を構成する鋼の比透磁率である。
  2. 中心導体と、
    前記中心導体を囲う絶縁層と、
    前記絶縁層を囲うシールド層と、を備えたシールドケーブルであって、
    前記シールド層は、請求項1に記載されたシールド用素線を備えていることを特徴とするシールドケーブル。
  3. 前記シールド層は、前記シールド用素線を編み込んで構成される編組線からなることを特徴とする請求項2記載のシールドケーブル。
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