JP2015210243A - センシング装置、及び、タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動を利用して発電を行う発電装置及びセンサを備えたセンシング装置において、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることが可能なセンシング装置等を提供する。【解決手段】本発明のセンシング装置10は、振動を利用して発電を行うことが可能な発電部4を備えた発電装置1と、センサ11と、発電装置及びセンサが取付けられる取付部材14と、を備え、取付部材14は、取付対象部6に固定されるとともにセンサ11が取付けられる取付ベース部15と、一端が取付ベース部に固定された固定端となり他端が自由端となった梁16と、を備え、センサ11が取付ベース部15における梁16の固定端側に取付けられるとともに、発電装置1が梁の自由端側に取付けられ、前記発電部4がタイヤの周方向に沿って振動するように前記取付ベース部15がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、振動を利用して発電を行う発電手段及びセンサを備えたセンシング装置等に関する。
センサ、発電装置、通信装置等を一体化したセンシング装置をタイヤの内面に装着して、タイヤの状態等を運転者にリアルタイムで知らせるシステムが知られている(特許文献1等照)。
しかしながら、振動を利用して発電を行う発電装置を備えたセンシング装置を構成する場合、発電装置で生じた振動がセンサのセンシング精度に悪影響を及ぼす可能性がある。
特に、近年、車両が走行している路面の状態を判定するために、1軸の加速度、温度、タイヤ空気圧を検知するセンシング装置が開発され、発電装置で生じた振動が加速度センサに影響し、センシング精度に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、振動を利用して発電を行う発電装置及びセンサを備えたセンシング装置において、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることが可能なセンシング装置を提供する。
特に、近年、車両が走行している路面の状態を判定するために、1軸の加速度、温度、タイヤ空気圧を検知するセンシング装置が開発され、発電装置で生じた振動が加速度センサに影響し、センシング精度に悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、振動を利用して発電を行う発電装置及びセンサを備えたセンシング装置において、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることが可能なセンシング装置を提供する。
本発明に係るセンシング装置は、振動を利用して発電を行うことが可能な発電部を備えた発電装置と、センサと、前記発電装置及び前記センサが取付けられる取付部材と、を備え、前記取付部材は、取付対象部に固定されるとともに前記センサが取付けられる取付ベース部と、一端が前記取付ベース部に固定された固定端となり他端が自由端となった梁と、を備え、前記センサが前記取付ベース部における梁の固定端側に取付けられるとともに、前記発電装置が前記梁の自由端側に取付けられ、前記発電部がタイヤの周方向に沿って振動するように前記取付ベース部がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたので、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることが可能なセンシング装置を得ることができる。
また、前記梁と前記発電装置とで構成された構造物の固有振動数と前記発電装置の固有振動数とが一致するように構成されたので、共振効果が最大となり、発電装置の発電部の振動がより大きくなるため、発電量をより向上させることができる。
本発明に係るセンシング装置を備えたタイヤは、前記センシング装置の梁が、前記取付ベース部より立ち上がる立ち上がり部と、立ち上がり部の延長端より延長して取付ベース部と平行に対向するように設けられた対向部と、を備え、前記対向部がタイヤの周方向に沿って延長するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたので、タイヤの転動に伴って生じる慣性力によって梁の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
また、本発明に係るセンシング装置を備えたタイヤは、前記発電部がタイヤの周方向に沿って振動するように、又は、前記発電部がタイヤの幅方向に沿って振動するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたので、発電部の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
また、前記取付ベース部がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたタイヤを構成すれば、発電部をタイヤの周方向に振動させる力が発電部に効果的に働くようになり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
また、前記梁と前記発電装置とで構成された構造物の固有振動数と前記発電装置の固有振動数とが一致するように構成されたので、共振効果が最大となり、発電装置の発電部の振動がより大きくなるため、発電量をより向上させることができる。
本発明に係るセンシング装置を備えたタイヤは、前記センシング装置の梁が、前記取付ベース部より立ち上がる立ち上がり部と、立ち上がり部の延長端より延長して取付ベース部と平行に対向するように設けられた対向部と、を備え、前記対向部がタイヤの周方向に沿って延長するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたので、タイヤの転動に伴って生じる慣性力によって梁の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
また、本発明に係るセンシング装置を備えたタイヤは、前記発電部がタイヤの周方向に沿って振動するように、又は、前記発電部がタイヤの幅方向に沿って振動するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたので、発電部の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
また、前記取付ベース部がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたタイヤを構成すれば、発電部をタイヤの周方向に振動させる力が発電部に効果的に働くようになり、発電量をより向上させることができるセンシング装置を備えたタイヤを得ることができる。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1に示すように、実施形態に係るセンシング装置10は、振動を利用して発電を行う発電装置1と、センサ11と、通信装置12と、蓄電装置13と、これら部品が取付けられる取付部材14と、を備えた構成である。
センシング装置10は、例えば、タイヤ60の内面70(取付対象部6)に取付けられて、車両が走行している路面の状態を推定するためのタイヤ60の接地面の情報を収集する装置である(図6参照)。
センシング装置10は、例えば、タイヤ60の内面70(取付対象部6)に取付けられて、車両が走行している路面の状態を推定するためのタイヤ60の接地面の情報を収集する装置である(図6参照)。
発電装置1は、例えば、図4に示すように、固定部2と、錘構成部3と、一端部が固定部2に固定されて固定端となり自由端となる他端部に錘構成部3が取付けられた発電部4と、一端部が固定部2に固定されて固定端となり自由端となる他端部に錘構成部3が取付けられた連結部5と、を備えた構成である。
固定部2は、例えば合成樹脂、ゴム、金属等の矩形板により形成され、発電部4を構成する複数の発電素子40;40…の一端部及び連結部5の一端部が当該矩形板の一方の板面に固定され、当該矩形板の他方の板面が取付部材14における後述する梁16の自由端16t側に取付けられる部材である。
錘構成部3は、例えば合成樹脂、ゴム、金属等の矩形板により形成された錘板3aと、当該錘板の一方の板面にぶら下がるように設けられた錘体3bとを備え、発電部4を構成する複数の発電素子40;40…の他端部及び連結部5の他端部が当該錘板の一方の板面に固定される。当該錘構成部3は、応力を受けた場合に、発電部4の各発電素子40及び連結部5を撓ませて、当該各発電素子40及び連結部5に振動を付与する部材である。
発電部4は、振動を利用して発電を行う発電手段(振動発電手段)としての複数の発電素子40;40;40…が隣り合うように並列に配列されて構成される。発電素子40は、一方向に長く延長する長尺状に形成される。
発電素子40は、例えば、圧電材料を電極で挟んで形成された圧電素子により構成される。
尚、圧電材料は、脆性材料であり、曲げや衝撃に対して弱い材料であるため、発電素子40として圧電素子を用いる場合、圧電素子を剛性部材に張り合わせる等して圧電素子の強度を補強することが好ましい。
発電素子40の一端部を固定して発電素子40の固定端とし、発電素子40の自由端に端部に力を作用させて発電素子40を振動させた場合に発電素子に発生する電圧(起電力)が蓄電装置13に蓄えられるように構成されている。
尚、圧電材料は、脆性材料であり、曲げや衝撃に対して弱い材料であるため、発電素子40として圧電素子を用いる場合、圧電素子を剛性部材に張り合わせる等して圧電素子の強度を補強することが好ましい。
発電素子40の一端部を固定して発電素子40の固定端とし、発電素子40の自由端に端部に力を作用させて発電素子40を振動させた場合に発電素子に発生する電圧(起電力)が蓄電装置13に蓄えられるように構成されている。
連結部5は、例えば合成樹脂、金属等により一方向に長く延長する長尺状に形成された1本以上の梁50により構成され、梁50の一端部が固定部2の一方の板面に連結され、梁50の他端部が錘構成部3の一方の板面に連結されることによって、固定部2と錘構成部3とを連結して、発電部4のねじり変形を抑制するための部材である。
固定部2の一方の板面には、発電素子40の長手方向一端部、及び、連結部5の長手方向一端部が挿入される溝8が形成され、複数の発電素子40及び梁50の当該長手方向一端部が当該溝8の溝底に接着剤等で固定されている。
錘構成部3の一方の板面には、発電素子40の長手方向他端部、及び、連結部5の長手方向他端部が挿入される溝9が形成され、複数の発電素子40及び梁50の当該長手方向他端部が当該溝9の溝底に接着剤等で固定されている。
溝8は固定部2の一方の板面に沿った方向にまっすぐに延長する溝により形成され、溝9は錘構成部3の一方の板面に沿った方向にまっすぐに延長する溝により形成される。
錘構成部3の一方の板面には、発電素子40の長手方向他端部、及び、連結部5の長手方向他端部が挿入される溝9が形成され、複数の発電素子40及び梁50の当該長手方向他端部が当該溝9の溝底に接着剤等で固定されている。
溝8は固定部2の一方の板面に沿った方向にまっすぐに延長する溝により形成され、溝9は錘構成部3の一方の板面に沿った方向にまっすぐに延長する溝により形成される。
連結部5は、例えば、2本の梁50a;50bにより形成され、一方の梁50aの一端部が固定部2の溝8の延長方向の一端部の溝底に固定され、一方の梁50aの他端部が錘構成部3の溝9の延長方向の一端部の溝底に固定され、さらに、他方の梁50bの一端部が固定部2の溝8の延長方向の他端部の溝底に固定され、他方の梁50bの他端部が錘構成部3の溝9の延長方向の他端部の溝底に固定されたことによって、固定部2に固定されている端が固定端、錘構成部3に固定されている端が自由端となる片持ち梁となるように構成され、かつ、溝8及び溝9の延長方向に沿った溝底の中心線が同一平面上に位置して溝8及び溝9が平行に向かい合うように配置されることになる。
尚、梁50a;50bは、例えば、発電素子40と同じように、一方向に長く延長する長尺状に形成される(図4参照)。
尚、梁50a;50bは、例えば、発電素子40と同じように、一方向に長く延長する長尺状に形成される(図4参照)。
錘構成部3は、溝9を境界とした一方部31と他方部32とが当該溝9を中心として対称な形状(同じ形状)でかつ同じ重量に構成されている(図5(b)参照)。
錘構成部3は、一方部31と他方部32とがそれぞれ錘体3bを備え、外力を受けた場合に、一方部31及び他方部32が溝8を中心とした曲げ変形によって揺動しやすいように構成されている。
錘構成部3は、一方部31と他方部32とがそれぞれ錘体3bを備え、外力を受けた場合に、一方部31及び他方部32が溝8を中心とした曲げ変形によって揺動しやすいように構成されている。
発電部4を構成する複数の発電素子40;40…は、梁50aと梁50bとの間に位置される溝8;溝9の延長方向中央部側において、それぞれ溝8;9の延長方向に沿って隣り合って並ぶように並列配置され、発電素子40の一端部が固定部2の溝8の延長方向中央部側の溝底に固定され、発電素子40の他端部が錘構成部3の溝9の延長方向中央部側の溝底に固定されたことによって、固定部2に固定されている端が固定端、錘構成部3に固定されている端が自由端となる片持ち梁となるように構成される。
尚、複数の発電素子40;40…は、互いに所定の間隔を隔てて隣り合うように設けられ、かつ、発電素子40と梁50aとが互いに所定の間隔を隔てて隣り合うように設けられているので、発電素子40及び梁50aが撓んだ際に隣り合う部材同士の接触を防止でき、部材の耐久性を向上できる(図5(a)参照)。尚、図5(a);図3では錘体3bの図示を省略している。
そして、前記2つの梁50a;50bにより構成されて固定部2と錘構成部3とに連結された連結部5の剛性が、前記複数の発電素子40;40…により構成されて固定部2と錘構成部3とに連結された発電部4の剛性よりも大きくなるように構成されている。
尚、錘構成部3が溝8を中心とした曲げ変形によって振動した場合、複数の複数の発電素子40;40…及び梁50a;50bの板面が撓んで(歪んで)、これら複数の発電素子40;40…及び梁50a;50bが振動するように構成されている。
具体的には、発電素子40、及び、梁50a;50bは、溝8;溝9に沿った方向に直交する方向の長さ(板厚)が、溝8;溝9に沿った方向の長さ(板幅)よりも短い寸法の細長い薄板状に形成されている(図4参照)。
具体的には、発電素子40、及び、梁50a;50bは、溝8;溝9に沿った方向に直交する方向の長さ(板厚)が、溝8;溝9に沿った方向の長さ(板幅)よりも短い寸法の細長い薄板状に形成されている(図4参照)。
発電装置1の固定部2が取付部材14の梁16の自由端16t側に取付けられた場合、梁50a;50b及び複数の発電素子40;40…は、固定部2に連結されている端が固定端、錘構成部3に連結されている端が自由端となる片持ち梁となり、当該錘構成部3に応力が加わって、当該錘構成部3が溝8を中心とした曲げ変形によって揺れ動く(振動する)のに伴って、連結部5及び発電部4が同じ方向に撓んで振動しやすくなる。
当該発電装置1によれば、連結部5よりも剛性が小さくねじりが発生しやすい発電部4の複数の発電素子40の配列方向の両端側に連結部5を形成する梁50a;50bを設けたので、発電部4よりも剛性が大きい連結部5によって発電部4のねじり変形をより効果的に抑制することができる。
当該発電装置1によれば、連結部5よりも剛性が小さくねじりが発生しやすい発電部4の複数の発電素子40の配列方向の両端側に連結部5を形成する梁50a;50bを設けたので、発電部4よりも剛性が大きい連結部5によって発電部4のねじり変形をより効果的に抑制することができる。
尚、連結部5を備えずに、複数の発電素子40;40…を互いに隣り合うように配列して固定部2と錘構成部3とに連結することで発電部4を構成した場合、発電部4の剛性が高くなると、発電素子40に加わる歪が低減するために、発電量が小さくなる。
よって、発電素子40の剛性を小さくして発電素子40を撓み易いように構成する場合、発電部4のねじり剛性まで低下してしまうため、複数の発電素子40に同位相の歪を与えることができなくなり、発電量を向上させることができなくなる。
そこで、当該発電装置1では、当該錘構成部3に応力が加わった場合に、発電部4のねじり変形を抑制でき、発電部4を構成する複数の発電素子40;40…が同じ方向に撓んで、複数の発電素子40;40…に同位相の歪を与えることができるようにするために、発電部4の剛性よりも剛性の大きい連結部5を設けるようにした。
よって、発電素子40の剛性を小さくして発電素子40を撓み易いように構成する場合、発電部4のねじり剛性まで低下してしまうため、複数の発電素子40に同位相の歪を与えることができなくなり、発電量を向上させることができなくなる。
そこで、当該発電装置1では、当該錘構成部3に応力が加わった場合に、発電部4のねじり変形を抑制でき、発電部4を構成する複数の発電素子40;40…が同じ方向に撓んで、複数の発電素子40;40…に同位相の歪を与えることができるようにするために、発電部4の剛性よりも剛性の大きい連結部5を設けるようにした。
当該発電装置1の構成によれば、発電部4がねじれようとしても連結部5の剛性が大きいため発電部4のねじり変形が抑制されるとともに、梁50a;50b及び複数の発電素子40;40…が同じ方向に撓む場合には、梁50a;50bと同じ撓み量だけ撓むので、複数の発電素子40;40…に同位相の歪を与えることができるようになるため、発電能力の大きい発電装置1となる。
取付部材14は、図1乃至図3に示すように、例えば平板状に形成された取付ベース部15と、当該取付ベース部15の一端から延長するように設けられた梁16を備えて構成される。取付ベース部15及び梁16は、例えば平板により形成される。
梁16は、板面が取付ベース部15の板面と垂直をなすように設けられた立ち上がり部としての立ち上がり板16aと、立ち上がり板16aの延長端16cより方向を変えて延長して板面が取付ベース部15の板面と平行に対向するように設けられた対向部としての対向板16bと、を備えて構成される。
尚、取付部材14は、一体の取付ベース部15と梁16とで形成された構成、あるいは、別体に形成された取付ベース部15と梁16とが連結されて形成された構成であればよい。
そして、取付ベース部15の一方の板面15aが取付対象部6に固定されることで、一端が取付ベース部15に固定された固定端16eとなり他端が自由端16tとなった梁16が形成される。
梁16は、板面が取付ベース部15の板面と垂直をなすように設けられた立ち上がり部としての立ち上がり板16aと、立ち上がり板16aの延長端16cより方向を変えて延長して板面が取付ベース部15の板面と平行に対向するように設けられた対向部としての対向板16bと、を備えて構成される。
尚、取付部材14は、一体の取付ベース部15と梁16とで形成された構成、あるいは、別体に形成された取付ベース部15と梁16とが連結されて形成された構成であればよい。
そして、取付ベース部15の一方の板面15aが取付対象部6に固定されることで、一端が取付ベース部15に固定された固定端16eとなり他端が自由端16tとなった梁16が形成される。
センサ11は、取付ベース部15の板面15b上において梁16の固定端16e側に取付けられる。
尚、センサ11は、例えば、加速度センサ、圧力センサ、温度センサのうち、少なくとも加速度センサを含む1つ又は複数のセンサにより構成される。
発電装置1は、梁16における対向板16bの自由端16t側において、取付ベース部15の板面15bと向かい合う内側の板面16dに固定部2が取付けられることにより、センシング装置10に搭載される。
通信装置12は、取付ベース部15の板面15b上に設けられて、センサ11で検出されたデータを図外の車に設けられた解析装置に送信する。そして、解析装置は、路面の状態、タイヤの状態等を推定し、その推定データを車内の表示装置に画像及び音声などで運転者などに知らせる。尚、取付部材14を金属等で構成すれば、取付部材14を通信装置12のアンテナとして使用できる。
蓄電装置13は、取付ベース部15の板面15b上に設けられて、発電装置1により発電された電力を充電して蓄える装置である。
尚、センサ11は、例えば、加速度センサ、圧力センサ、温度センサのうち、少なくとも加速度センサを含む1つ又は複数のセンサにより構成される。
発電装置1は、梁16における対向板16bの自由端16t側において、取付ベース部15の板面15bと向かい合う内側の板面16dに固定部2が取付けられることにより、センシング装置10に搭載される。
通信装置12は、取付ベース部15の板面15b上に設けられて、センサ11で検出されたデータを図外の車に設けられた解析装置に送信する。そして、解析装置は、路面の状態、タイヤの状態等を推定し、その推定データを車内の表示装置に画像及び音声などで運転者などに知らせる。尚、取付部材14を金属等で構成すれば、取付部材14を通信装置12のアンテナとして使用できる。
蓄電装置13は、取付ベース部15の板面15b上に設けられて、発電装置1により発電された電力を充電して蓄える装置である。
尚、梁16の対向板16bは、例えば、立ち上がり板16aの延長端16cより自由端16tまで延長する延長方向の長さが、当該延長方向と直交する幅方向の長さよりも長い長方形平板により形成される。
また、立ち上がり板16aの高さ寸法長さは、対向板16bの板面16dに取付けられた発電装置1の錘構成部3と、取付ベース部15の板面15bに取付けられたセンサ11、通信装置12、蓄電装置13とが接触しないような長さに設定されている。
また、立ち上がり板16aの高さ寸法長さは、対向板16bの板面16dに取付けられた発電装置1の錘構成部3と、取付ベース部15の板面15bに取付けられたセンサ11、通信装置12、蓄電装置13とが接触しないような長さに設定されている。
発電装置1は、発電素子40;40…の配列方向Zと梁16の対向板16bの幅方向とが同じ方向になるように対向板16bの板面16dに取付けられている。言い換えれば、発電装置1は、発電素子40の磁歪体41の板面が対向板16bの延長方向と直交する板面となるように対向板16bの板面16dに取付けられている。
そして、梁16の固定端16eから当該梁16を経由した発電装置1の取付位置までの最短距離Aと、梁16の固定端16eからセンサ11の取付位置までの最短距離Bとの関係が、距離A>距離Bに設定されている。
また、発電装置1の発電部4の振動が共振により大きくなるように、梁16と発電装置1とで構成された構造物の固有振動数と発電装置1の固有振動数とを一致させた。
実施形態のセンシング装置10によれば、梁16と発電装置1とで構成された構造物の固有振動数と発電装置1の固有振動数とを一致させたので、発電装置1の発電部4の共振効果が最大となり、発電装置1の発電部4の振動がより大きくなるため、発電量をより向上させることができる。さらに、取付ベース部15の板面15b上において梁16の固定端16e側にセンサ11を取付けたので、センサ11が発電装置1の振動の影響を受けにくくなる。
即ち、振動を利用して発電を行う発電装置1及びセンサ11を備えたセンシング装置において、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることができるセンシング装置10を得ることができる。
即ち、振動を利用して発電を行う発電装置1及びセンサ11を備えたセンシング装置において、センシング精度への影響を小さくできるとともに、発電量を向上させることができるセンシング装置10を得ることができる。
実施形態のセンシング装置10を、図6に示すように、タイヤ60の内面70に取付けることでセンシング装置10を備えたタイヤを構成できる。
例えば、センシング装置10の梁16の対向板(対向部)16bがタイヤ60の周方向に沿って延長し、かつ、複数の発電素子40;40…の配列方向Zが、タイヤ60の赤道面60Xと直交するように、センシング装置10の取付ベース部15がタイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられたことで、タイヤ60が転動した場合に、複数の発電素子40;40…がタイヤ60の周方向に変形しやすくなり、発電部4がタイヤ60の周方向に沿って振動するので、発電能力の大きい発電装置1を備えたタイヤとなる。
尚、対向板(対向部)16bがタイヤ60の周方向に沿って延長するように、取付ベース部15がタイヤ60の内面70に取付けられたことによって、タイヤ60の転動に伴って生じる慣性力によって梁16の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができる。
また、取付ベース部15がタイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられたタイヤを構成すれば、発電部4をタイヤ60の周方向に振動させる力が当該発電部4に効果的に働くようになり、発電量をより向上させることができるようになる。
例えば、センシング装置10の梁16の対向板(対向部)16bがタイヤ60の周方向に沿って延長し、かつ、複数の発電素子40;40…の配列方向Zが、タイヤ60の赤道面60Xと直交するように、センシング装置10の取付ベース部15がタイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられたことで、タイヤ60が転動した場合に、複数の発電素子40;40…がタイヤ60の周方向に変形しやすくなり、発電部4がタイヤ60の周方向に沿って振動するので、発電能力の大きい発電装置1を備えたタイヤとなる。
尚、対向板(対向部)16bがタイヤ60の周方向に沿って延長するように、取付ベース部15がタイヤ60の内面70に取付けられたことによって、タイヤ60の転動に伴って生じる慣性力によって梁16の振動が大きくなり、発電量をより向上させることができる。
また、取付ベース部15がタイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられたタイヤを構成すれば、発電部4をタイヤ60の周方向に振動させる力が当該発電部4に効果的に働くようになり、発電量をより向上させることができるようになる。
尚、タイヤ60は、カーカス60Aと、ベルト61と、トレッド部62と、ビード部63と、サイドウォール部64と、ショルダー部65と、を備えて構成される。カーカス60Aは、タイヤ60の内面70側からタイヤ60の外面71側に向けて積層された複数のコード層が一対のビード部63;63間をトロイド状に跨るように配設され、例えば、内層側の複数層は両端が該ビード部63のビードコア66に対してタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されるターンアッププライとなっており、外層側の複数層は両端が該ビード部63のビードコア66に対してタイヤ幅方向外側から内側へ折り返されるダウンプライとなっている。ベルト61は、カーカス60Aとトレッド部62との間に設けられる。トレッド部62は、カーカス60A及びベルト61のタイヤ径方向外側に配置されている。トレッド部62の表面には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝67が形成されている。
また、図7に示すように、発電素子40;40…の配列方向と梁16の対向板16bの幅方向とが同じ方向になるように発電装置1が対向板16bに取付けられた構成のセンシング装置10を用い、センシング装置10の梁16の対向板(対向部)16bがタイヤ60の周方向に沿って延長し、かつ、図8に示すように、複数の発電素子40;40…が、タイヤ60の赤道面60Xと同一平面上又はタイヤ60の赤道面60Xと平行な平面上に位置されるように、センシング装置10の取付ベース部15がタイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられたタイヤとしてもよい。
また、センシング装置10が、タイヤ60のトレッド部62下に対応するタイヤ60の内面70の周方向に沿って均等な間隔を隔てて複数配置されたタイヤを構成すれば、発電能力が大きくて、かつ、ユニフォーミティの優れたタイヤを得ることができる。
また、センシング装置10が、トレッド部62の陸部68下に対応するタイヤ60の内面70に取付けられた構成とすることが好ましい。このようにすれば、トレッド部62の周方向主溝67等の溝部の変形等の影響を受けにくくでき、発電装置1への外乱入力を抑制でき、発電部4のねじれ等が生じにくくなるので、好ましい。
上記では、圧電素子を使用した発電素子40を備えた発電装置1を説明したが、発電素子として圧電素子以外の振動発電素子を利用した発電装置を用いてもよい。例えば、特許文献1に開示されたように、可変容量の一方の電極に電荷を与え、対向する他方の電極へ静電誘導により電荷を誘起する静電誘導型振動発電装置を用いてもよい。
また、発電装置1においては、連結部5の配置は特に限定されない。即ち、錘構成部3に応力が加わった場合に、発電部4のねじり変形を抑制して発電部4を構成する各発電手段に同位相の振動、あるいは、同位相に近い振動を付与することができるように構成された連結部5を備えていればよい。
また、発電装置1が取付けられる対象、即ち、発電装置1の取付対象部はタイヤ60の内面に限られない。即ち、本発明の発電装置は、固定部が取付対象部に固定されて発電部が振動することで発電を行う構成であるので、固定部を様々な取付対象部に取付けて、発電能力の大きい発電装置を構成することが可能となる。
また、発電装置1が取付けられる対象、即ち、発電装置1の取付対象部はタイヤ60の内面に限られない。即ち、本発明の発電装置は、固定部が取付対象部に固定されて発電部が振動することで発電を行う構成であるので、固定部を様々な取付対象部に取付けて、発電能力の大きい発電装置を構成することが可能となる。
また、梁16の断面L状に屈曲した形状の梁を備えたセンシング装置10を説明したが、梁16の形状は特に限定されるものではない。
即ち、梁の固定端から発電装置の取付位置までの最短距離Aと、梁の固定端からセンサの取付位置までの最短距離Bとの関係を、距離A>距離Bに設定でき、しかも、発電装置1の発電部4の振動が共振により大きくなるように、梁と発電装置とで構成された構造物の固有振動数を、発電装置の固有振動数と一致、又は、発電装置の固有振動数に近い値に設定できる梁を備えていればよい。
即ち、梁の固定端から発電装置の取付位置までの最短距離Aと、梁の固定端からセンサの取付位置までの最短距離Bとの関係を、距離A>距離Bに設定でき、しかも、発電装置1の発電部4の振動が共振により大きくなるように、梁と発電装置とで構成された構造物の固有振動数を、発電装置の固有振動数と一致、又は、発電装置の固有振動数に近い値に設定できる梁を備えていればよい。
1 発電装置、4 発電部、6 取付対象部、10 センシング装置、11 センサ、14 取付部材、15 取付ベース部、16 梁、
16a 立ち上がり板(立ち上がり部)、16b 対向板(対向部)、16c 延長端、
60 タイヤ、62 トレッド部、70 タイヤの内面(取付対象部)。
16a 立ち上がり板(立ち上がり部)、16b 対向板(対向部)、16c 延長端、
60 タイヤ、62 トレッド部、70 タイヤの内面(取付対象部)。
Claims (5)
- 振動を利用して発電を行うことが可能な発電部を備えた発電装置と、センサと、前記発電装置及び前記センサが取付けられる取付部材と、を備え、
前記取付部材は、
取付対象部に固定されるとともに前記センサが取付けられる取付ベース部と、
一端が前記取付ベース部に固定された固定端となり他端が自由端となった梁と、を備え、
前記センサが前記取付ベース部における梁の固定端側に取付けられるとともに、前記発電装置が前記梁の自由端側に取付けられ、
前記発電部がタイヤの周方向に沿って振動するように前記取付ベース部がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたことを特徴とするセンシング装置。 - 前記梁と前記発電装置とで構成された構造物の固有振動数と前記発電装置の固有振動数とが一致するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のセンシング装置。
- 請求項1又は請求項2に記載のセンシング装置を備えたタイヤであって、
前記センシング装置の梁が、前記取付ベース部より立ち上がる立ち上がり部と、立ち上がり部の延長端より延長して取付ベース部と平行に対向するように設けられた対向部と、を備え、
前記対向部がタイヤの周方向に沿って延長するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたことを特徴とするタイヤ。 - 請求項1又は請求項2に記載のセンシング装置を備えたタイヤであって、
前記発電部がタイヤの周方向に沿って振動するように、又は、前記発電部がタイヤの幅方向に沿って振動するように、前記取付ベース部がタイヤの内面に取付けられたことを特徴とするタイヤ。 - 前記取付ベース部がタイヤのトレッド部下に対応するタイヤの内面に取付けられたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093940A JP2015210243A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | センシング装置、及び、タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014093940A JP2015210243A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | センシング装置、及び、タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015210243A true JP2015210243A (ja) | 2015-11-24 |
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ID=54612514
Family Applications (1)
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JP2014093940A Pending JP2015210243A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | センシング装置、及び、タイヤ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2015210243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021177062A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 | アルプスアルパイン株式会社 | タイヤマウントセンサおよび台座 |
-
2014
- 2014-04-30 JP JP2014093940A patent/JP2015210243A/ja active Pending
Cited By (3)
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JPWO2021177062A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 | ||
JP7356570B2 (ja) | 2020-03-03 | 2023-10-04 | アルプスアルパイン株式会社 | タイヤマウントセンサ |
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