JP2015209911A - 管継手用アダプター - Google Patents

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英己 西村
Hideki Nishimura
英己 西村
土井 健史
Takeshi Doi
健史 土井
宏俊 水野
Hirotoshi Mizuno
宏俊 水野
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Aron Kasei Co Ltd
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Abstract

【課題】 ワンタッチ式の管継手と好適に接続することができる管継手用アダプターを提供する。
【解決手段】 継手本体11と、管体が外嵌される内筒体13と、該内筒体13からの該管体の抜け出しを抑制するべく該管体の内周面に係止されるように凸状に設けられた内側係止部材16Aとを備える管継手10において、前記管体を前記内筒体13に外嵌するべく設けられた該管継手10の挿し口17を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するべく使用する管継手用アダプター30であって、上記雌ネジ形状又は上記雄ネジ形状とされた変換部31と、上記挿し口17に挿入するべく筒状をなすように前記変換部31から差し出された挿入筒32と、を有し、前記挿入筒32の内周面上には、上記内側係止部材16Aと係合する内側係合部33Aが凹状に形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、管体を挿入するのみで該管体の接続を可能とする管継手の挿し口を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するために使用する管継手用アダプターに関するものである。
給水あるいは給湯配管の敷設にあっては、管体を接続するために従来から種々の管継手が使用されており、こうした管継手として、ワンタッチ式のものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち該管継手は、その内部にO−リング等のシールリングや、ロックリング等の係止部材が内装されている。該管継手の挿し口に管体を挿入する際には、該シールリングが該管体の内周面あるいは外周面に圧接することで該管体と該管継手の間からの漏水を防止するとともに、該係止部材に凸設された爪が該管体の内周面あるいは外周面に食い込むことで該管体を抜け止めする。従って、該管継手にあっては、該挿し口に該管体を挿入するのみ、つまりワンタッチで該管継手と該管体とを、漏水防止しつつ抜け止めしたうえで接続することができる。
また、ワンタッチ式の上記管継手が接続対象とする上記管体としては、上記係止部材の爪を該管体の表面に食い込ませることができるもの、つまり樹脂製のプラスチック管や、金属の表面を樹脂で被覆した複合管が、用途に応じて適宜使用される。
特開2011−89564号公報
ところで、上記管継手は、通常は複数の管体同士を接続するために用いられるが、実際の配管の敷設現場では、例えば金属製のバルブや給水栓エルボやヘッダー等といった金属製部品を接続しなければならない場合が多々ある。このような場合、ワンタッチ式の上記管継手の挿し口に金属製のアダプターを取り付け、該アダプターによって該挿し口を雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換している。
しかし、上記アダプターは、特に内周面上で上記係止部材の爪を係合可能な構成とされておらず、また金属製であることから該爪を食い込ませることが難しく、該係止部材の周縁に空隙が形成されて漏水の原因になったり、あるいは該アダプターが該管継手から抜けてしまったりする問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ワンタッチ式の管継手と好適に接続することができる管継手用アダプターを提供することにある。
上記従来の問題点を解決する手段として、請求項1に記載の管継手用アダプターの発明は、継手本体と、管体が外嵌される内筒体と、該内筒体からの該管体の抜け出しを抑制するべく該管体の内周面に係止されるように凸状に設けられた内側の係止部材とを備える管継手において、前記管体を前記内筒体に外嵌するべく設けられた該管継手の挿し口を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するべく使用する管継手用アダプターであって、上記雌ネジ形状又は上記雄ネジ形状とされた変換部と、上記挿し口に挿入するべく筒状をなすように前記変換部から差し出された挿入筒と、を有し、前記挿入筒の内周面上には、上記係止部材と係合する係合部が凹状に形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の管継手用アダプターの発明は、継手本体と、管体を受け入れる収容部を形成する外筒体及び内筒体と、該収容部からの該管体の抜け出しを抑制するべく該管体の内周面に係止されるように凸状に設けられた内側の係止部材及び該管体の外周面に係止されるように凸状に設けられた外側の係止部材と、を備える管継手において、前記管体を前記収容部に受け入れるために設けられた該管継手の挿し口を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するべく使用される管継手用アダプターであって、上記雌ネジ形状又は上記雄ネジ形状とされた変換部と、上記挿し口に挿入するべく筒状をなすように前記変換部から差し出された挿入筒と、を有し、前記挿入筒の内周面上と外周面上には、上記内側の係止部材、上記外側の係止部材の各々と係合する係合部がそれぞれ凹状に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の管継手用アダプターの発明において、上記管継手における上記内筒体の外周面上には、2つのシールリングが相互に所定間隔をおいて装着されているものとして、上記係合部は、上記挿入筒が上記管継手の上記挿し口に挿入されて上記収容部に受け入れられた状態で、2つのシールリングの間に位置するように配設されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の管継手用アダプターの発明において、上記係合部は、上記挿入筒の周面に環状溝を凹設して形成されており、上記挿入筒の両端のうち上記変換部側となる一端を基端として他端を先端とした場合に、上記挿入筒の基端から先端に向かうにつれて深みが増すように傾く斜面状の案内面と、上記挿入筒の軸線と略直交する方向に伸びる平面状の係止面とが、隣り合うように設けられてなる環状溝によって構成されることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の管継手用アダプターの発明において、上記環状溝は、上記管継手に対する上記挿入筒の挿入方向に複数個が並んで凹設されていることを要旨とする。
〔作用〕
本発明の管継手用アダプターは、管継手の挿し口に挿入される挿入筒の内周面上に、該管継手の内側の係止部材と係合する係合部が凹状に形成されている。このため、該挿し口に該挿入筒を挿入した際には、凹状の該係合部と該係止部材とが係合されることにより、該係止部材が、例えば該挿入筒に不用意に引っ掛かって挿入の邪魔をする等の不具合を起こしにくくすることができ、さらに該係止部材の周縁で空隙が形成されたりすることを抑制することができる。加えて、該係合部と該係止部材の爪とが係合することで、該管継手用アダプターの該管継手からの抜け出しを抑制することができる。従って、本発明の管継手用アダプターとワンタッチ式の管継手とを好適に接続することができる。
また上記係合部は、上記管継手の上記内筒体の外周面上に設けられた2つのシールリングの間に位置するように配設されることにより、該係合部の周縁における漏水を好適に抑制することができる。
また上記係合部は、斜面状の案内面と、平面状の係止面とが隣り合うように設けられてなる環状溝によって構成されることにより、上記係止部材を該案内面で案内しつつ、該係止面に好適に係止させることができる。
また上記環状溝は、上記管継手に対する上記挿入筒の挿入方向に複数個が並んで凹設されることにより、例えば成形誤差等によって係止部材上における係止位置にズレが生じた場合にも本発明の管継手用アダプターを好適に対応させることができる。
〔効果〕
本発明の管継手用アダプターにあっては、ワンタッチ式の管継手と好適に接続することができる。
実施形態の管継手を示す側断面図。 実施形態の管継手用アダプターを示す上半部が側断面図、下半部が側面図。 管継手と管継手用アダプターを接続した状態を示す側断面図。 他の実施形態の管継手用アダプターを示す側面図。
〔管継手〕
本発明の管継手用アダプターが使用される管継手の概略構成について説明する。
図1に示すように、管継手10は、継手本体11の端部に、管体を接続するための接続構造12を設けて構成されている。
上記継手本体11は、特にその形状を限定されるものではなく、例えば、2本又は3本以上の管体同士を接続する、管体をバルブに接続する、管体を床や壁に接続固定する等のように、管体を所望の形態で接続することができるように種々の形状のものが用意されている。具体例として、管体同士を接続するものであれば継手本体11は、直線状のソケット型、L字状のエルボ型、T字状のチーズ型などとされ、ソケット型及びエルボ型の場合は2つの端部、チーズ型の場合は3つの端部のうち、少なくとも1つの端部に接続構造12を設けて管継手10が構成される。なお、管体同士を接続するもの以外であれば、継手本体11をバルブ体や給水栓エルボとしてその端部に接続構造12を設けたり、継手本体11を床面に取り付けるアダプターとしてその端部に接続構造12を設けたりして、管継手10が構成される。
なお、この管継手10の概略構成の説明では、特にことわりの無い限り、上記継手本体11側を基端とし、その反対側を先端として説明する。
上記接続構造12は、上記管継手10をワンタッチ式のものとするべく設けられたものであって、管体を挿入するのみで該管体の接続を行うことができるように構成されている。該接続構造12は、継手本体11の端部に設けられた内筒体13及び外筒体14と、該内筒体13及び該外筒体14の間に形成された収容部15と、該収容部15に内装された内側係止部材16A及び外側係止部材16Bとを有している。
上記内筒体13は、上記継手本体11の端部から筒状をなすように延出して形成されている。該内筒体13の内部は、上記管継手10に上記管体が接続された場合に、該管体の内部と連通されて、水や湯等といった流体の流路となる。
上記外筒体14は、上記内筒体13よりも大径の筒状に形成され、上記内筒体13を外側から覆うように上記継手本体11の端部に装着されて、該継手本体11に固定されている。該外筒体14が上記内筒体13よりも大径とされていることから、該内筒体13と該外筒体14との間には空間が形成されており、該空間が上記管体を受け入れる収容部15とされている。該収容部15は、基端が上記継手本体11によって塞がれる一方で、先端は、外側に向かって開口されており、該開口が上記管体を該収容部15に受け入れるために設けられた挿し口17とされている。
上記内側係止部材16Aは、略筒状を為しており、上記内筒体13の外周面上で中間部に凹設された係止部材収容溝18A内に収容されて装着されている。また、該内側係止部材16Aは、基端と先端の間の中央部分を拡径方向へ膨らませることで、該中央部分が上記収容部15内へ突出する形状とされている。該内側係止部材16Aの中央部分で外周面上には、内側主係止爪19Aが凸設されている。加えて該内側係止部材16Aの先端部で外周面上には、内側副係止爪20Aが凸設されている。
上記外側係止部材16Bは、略筒状を為しており、上記外筒体14の内側であって該外筒体14の基端から中間部分を膨らませるようにして形成された係止部材収容室18B内に収容されている。さらに、該係止部材収容室18B内には、基端側から筒状のスリーブ21が挿し込まれており、該スリーブ21の先端が該外側係止部材16Bの基端に当接することで、該外側係止部材16Bの基端側への位置ずれを防止している。該外側係止部材16Bは、基端と先端の間の中央部分を縮径方向へ絞ることで、該中央部分が上記収容部15内へ突出する形状とされている。該外側係止部材16Bの内周面上において、中央部には外側主係止爪19Bが凸設されており、先端部には外側副係止爪20Bが凸設されている。
上記内側係止部材16A及び上記外側係止部材16Bは、上記管体が上記挿し口17から上記収容部15内へ挿入された際、それぞれ収容部15内へ突出するように膨らんだ中央部分が弾性変形して該管体の挿入進路上から避けることで、該管体を該収容部15内へ受け入れる。該管体が該収容部15の内奥へ達した際は、弾性変形した中央部分が元の形状に戻ることにより、内側主係止爪19Aを上記管体の内周面に食い込ませ、外側主係止爪19Bを上記管体の外周面に食い込ませて該管体を係止し、該管体の抜け止めを行う。
なお、上記内筒体13に設けられた上記係止部材収容溝18Aは、先端部分の内周面が上記管体の抜け出し方向(先端側へ向かう方向)に向かうにつれ上記収容部15側へ傾く斜面状をなしている。上記外筒体14に設けられた上記係止部材収容室18Bもまた、先端部分の内周面が上記管体の抜け出し方向(先端側へ向かう方向)に向かうにつれ上記収容部15側へ傾く斜面状をなしている。上記管体が上記管継手10から抜け出そうとする際、上記内側係止部材16A及び上記外側係止部材16Bは、該管体とともに上記係止部材収容溝18A内及び上記係止部材収容室18B内で抜け出し方向(先端側へ向かう方向)へ移動する。この際、上記内側係止部材16A及び上記外側係止部材16Bは、上記係止部材収容溝18A及び上記係止部材収容室18Bの先端部分の内周面が斜面状をなしていることから、先端部分を弾性変形させ、内側副係止爪20A及び外側副係止爪20Bを該管体の内周面及び外周面にそれぞれ食い込ませることで、該管体を強く抜け止めする。
上記管継手10において、上記内筒体13の外周面上には、2つのシールリング収容溝22が、上記係止部材収容溝18Aを間に挟み込むようにして凹設されており、各シールリング収容溝22にはO字状のシールリング23が嵌め込まれている。これらシールリング23は、上記管体の内周面に圧接されることにより、上記内側係止部材16Aの周縁における漏水を好適に防止している。
また、上記管継手10には、上記収容部15内の所定の位置まで上記管体等が挿入されたことを確認するための挿入確認部材24が内装されている。該挿入確認部材24は、O型リング状の本体と、該本体の外周面から径方向へ延設された確認片(図示略)とを有している。該挿入確認部材24の本体は、上記収容部15内で上記管体等の挿入進路上に配設されており、また該挿入確認部材24の確認片は、例えば上記外筒体14に設けられたスリットに挿通される等して上記管継手10の外側に突出して配置されている。そして、上記管体等を挿入する際には、該管体等の先端が該挿入確認部材24の本体に当接することで、該挿入確認部材24の本体は該管体等とともに上記収容部15の内奥へ移動し、一方、該挿入確認部材24の本体の移動に伴い、該挿入確認部材24の確認片は、上記管継手10の外側から内側へと引き込まれる。従って、該挿入確認部材24の確認片が上記管継手10の内側へ引き込まれたことを確認することで、上記収容部15内の所定の位置まで上記管体等が挿入されたことを容易かつ正確に把握することができる。
なお、本発明で使用する管継手にあっては、必ずしも上記した構成の管継手10とすることに限らず、例えば以下のように構成を変更した管継手としてもよい。
本発明で使用する管継手は、上記接続構造12として少なくとも内筒体13と、内側係止部材16Aとを有しているものであればよい。つまり、上記管継手10において、外筒体14や外側係止部材16Bを省略したり、外側係止部材16Bのみを省略したり、あるいはスリーブ21や挿入確認部材24を省略したりしてもよい。
内側係止部材16Aや外側係止部材16Bは、必ずしも上記の略筒状に形成する必要は無く、例えば舌片状にして内筒体13や外筒体14に取り付けてもよい。
〔管継手用アダプター〕
本発明の管継手用アダプターを具体化した一実施形態について説明する。
図2に示すように、管継手用アダプター30は、変換部31と、挿入筒32とを有している。
上記変換部31は、内周面に雌ネジが螺刻された多角形筒体(図2中では六角筒体)からなり、雌ネジ形状とされている。
上記挿入筒32は、上記管継手10に設けられた上記挿し口17に挿入するべく、筒状をなすように前記変換部31から先方へ差し出されて形成されている。そして、該管継手用アダプター30が上記管継手10に取り付けられた場合に、該挿入筒32の内部は、該管継手10の内筒体13の内部と連通されて、水や湯等といった流体の流路となる。
なお、この管継手用アダプター30の説明では、特にことわりの無い限り、上記挿入筒32の両端のうち上記変換部31側となる一端を基端とし、他端を先端として説明する。
上記挿入筒32の内周面上には、上記管継手10に設けられた内側係止部材16Aと係合する内側係合部33Aが凹状に形成されている。該内側係合部33Aは、上記挿入筒32の内周面に内側主環状溝34Aを凹設して形成されている。また該内側主環状溝34Aは、上記管継手10に対する上記挿入筒32の挿入方向(該挿入筒32の基端から先端に向かう方向)に複数個(図2中では3個)が並んで凹設されている。
上記挿入筒32の外周面上には、上記管継手10に設けられた外側係止部材16Bと係合する外側係合部33Bが凹状に形成されている。該外側係合部33Bは、上記挿入筒32の外周面に外側主環状溝34Bを凹設して形成されている。また該外側主環状溝34Bは、上記管継手10に対する上記挿入筒32の挿入方向(該挿入筒32の基端から先端に向かう方向)に複数個(図2中では3個)が並んで凹設されている。
内側主環状溝34A及び外側主環状溝34Bは、上記挿入筒32の基端から先端に向かうにつれて深みが増すように傾く斜面状の案内面35と、上記挿入筒32の軸線Axと略直交する方向に伸びる平面状の係止面36とが、隣り合うように設けられてなる。そして、上記管継手用アダプター30が上記管継手10に取り付けられた場合、該内側主環状溝34Aには上記内側係止部材16Aの内側主係止爪19Aが係合されて収容され、該外側主環状溝34Bには上記外側係止部材16Bの外側主係止爪19Bが係合されて収容される(図3参照)。
なお、上記内側係止部材16Aあるいは上記外側係止部材16Bにあっては、成形誤差等の理由により、内側主係止爪19Aあるいは外側主係止爪19Bの成形位置にズレが生じている場合がある。このような場合であっても、上記内側主環状溝34Aあるいは上記外側主環状溝34Bは、挿入筒32の挿入方向に複数個が並んで凹設されているため、複数個のうち何れかに内側主係止爪19Aあるいは外側主係止爪19Bを係合させることができる。すなわち、上記管継手用アダプター30は、上記内側係止部材16A上あるいは上記外側係止部材16B上における上記内側主係止爪19Aあるいは上記外側主係止爪19Bによる係止位置のズレに対応できるように構成されている。
上記内側係合部33Aには、上記複数個の内側主環状溝34Aから基端側へ若干離れた位置に、内側副環状溝37Aが、上記挿入筒32の挿入方向(該挿入筒32の基端から先端に向かう方向)に複数個(図2中では3個)並んで凹設されている。
上記外側係合部33Bには、上記複数個の外側主環状溝34Bから基端側へ若干離れた位置に、外側副環状溝37Bが、上記挿入筒32の挿入方向(該挿入筒32の基端から先端に向かう方向)に複数個(図2中では3個)並んで凹設されている。
内側副環状溝37A及び外側副環状溝37Bは、上記挿入筒32の基端から先端に向かうにつれて深みが増すように傾く斜面状の案内面と、上記挿入筒32の軸線Axと略直交する方向に伸びる平面状の係止面とが、隣り合うように設けられてなる。そして、上記管継手用アダプター30が上記管継手10から抜け出そうとする場合、該内側副環状溝37Aには上記内側係止部材16Aの内側副係止爪20Aが係合され、該外側副環状溝37Bには上記外側係止部材16Bの外側副係止爪20Bが係合されることで、該管継手用アダプター30を強く抜け止めする。
なお、上記内側係止部材16Aあるいは上記外側係止部材16Bにあっては、上記内側主係止爪19Aあるいは上記外側主係止爪19Bと同様に、成形誤差等の理由により、上記内側副係止爪20Aあるいは上記外側副係止爪20Bの成形位置にズレが生じている場合がある。そして上記管継手用アダプター30は、上記内側主環状溝34Aあるいは上記外側主環状溝34Bと同様に、上記内側副環状溝37Aあるいは上記外側副環状溝37Bを複数個設けることで、上記内側係止部材16A上あるいは上記外側係止部材16B上における上記内側副係止爪20Aあるいは上記外側副係止爪20Bによる係止位置のズレに対応できるように構成されている。
図3に示すように、上記管継手用アダプター30は、上記管継手10の挿し口17から収容部15内へ上記挿入筒32を挿入するのみ、つまりワンタッチで該管継手10に接続される。
該管継手用アダプター30の接続に際し、上記内側係合部33Aにおいては、該管継手10の上記内側係止部材16Aの内側主係止爪19Aが、内側主環状溝34Aの案内面35を乗り越えたうえで、係止面36に係止される。また上記外側係合部33Bにおいては、該管継手10の上記外側係止部材16Bの外側主係止爪19Bが、外側主環状溝34Bの案内面35を乗り越えたうえで、係止面36に係止される。
従って、上記挿入筒32の上記収容部15内への挿入は、上記内側主係止爪19Aが上記案内面35上に円滑に摺接されて案内されることで、例えば内側主係止爪19Aが挿入筒32の内周面に引っ掛かる等といった不具合を起こすことなく、円滑に行われる。
さらに、上記内側係止部材16Aと上記内側係合部33Aが係合し、上記外側係止部材16Bと上記外側係合部33Bが係合することにより、上記挿入筒32の上記収容部15内からの抜け出しが規制される。
また上記内側係合部33Aは、上記内側係止部材16Aと係合されることから、上記管継手10における上記内筒体13の外周面上に設けられた2つのシールリング23の間に位置することになる。このため、該内側係合部33Aの周縁における漏水が確実に防止される。
本発明の管継手用アダプターにあっては、上記した構成に限定されず、以下のように変更してもよい。
図4に示すように、管継手用アダプター30の変換部31を、雄ネジ形状としてもよい。すなわち、該変換部31は、多角形筒体(図4中では六角筒体)と、該多角形筒体から基端方向へ伸びる筒状体とからなり、該筒状体の外周面に雄ネジが螺刻されることにより、雌ネジ形状とされている。
上記管継手用アダプター30にあっては、少なくとも上記内側係合部33Aが設けられているのであれば、上記外側係合部33Bを省略してもよい。
本発明の管継手用アダプターにあっては、ワンタッチ式の管継手と好適に接続することができ、該管継手の挿し口を雌ネジ形状又は雄ネジ形状に簡単に変換することができるから、産業上の利用可能性がある。
10 管継手
11 継手本体
12 接続構造
13 内筒体
14 外筒体
15 収容部
16A 内側係止部材
16B 外側係止部材
17 挿し口
18A 係止部材収容溝
18B 係止部材収容室
19A 内側主係止爪
19B 外側主係止爪
20A 内側副係止爪
20B 外側副係止爪
21 スリーブ
22 シールリング収容溝
23 シールリング
24 挿入確認部材
30 管継手用アダプター
31 変換部
32 挿入筒
33A 内側係合部
33B 外側係合部
34A 内側主環状溝
34B 外側主環状溝
35 案内面
36 係止面
37A 内側副環状溝
37B 外側副環状溝

Claims (5)

  1. 継手本体と、管体が外嵌される内筒体と、該内筒体からの該管体の抜け出しを抑制するべく該管体の内周面に係止されるように凸状に設けられた内側の係止部材とを備える管継手において、前記管体を前記内筒体に外嵌するべく設けられた該管継手の挿し口を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するべく使用する管継手用アダプターであって、
    上記雌ネジ形状又は上記雄ネジ形状とされた変換部と、上記挿し口に挿入するべく筒状をなすように前記変換部から差し出された挿入筒と、を有し、
    前記挿入筒の内周面上には、上記係止部材と係合する係合部が凹状に形成されている
    ことを特徴とする管継手用アダプター。
  2. 継手本体と、管体を受け入れる収容部を形成する外筒体及び内筒体と、該収容部からの該管体の抜け出しを抑制するべく該管体の内周面に係止されるように凸状に設けられた内側の係止部材及び該管体の外周面に係止されるように凸状に設けられた外側の係止部材と、を備える管継手において、前記管体を前記収容部に受け入れるために設けられた該管継手の挿し口を、雌ネジ形状又は雄ネジ形状に変換するべく使用される管継手用アダプターであって、
    上記雌ネジ形状又は上記雄ネジ形状とされた変換部と、上記挿し口に挿入するべく筒状をなすように前記変換部から差し出された挿入筒と、を有し、
    前記挿入筒の内周面上と外周面上には、上記内側の係止部材、上記外側の係止部材の各々と係合する係合部がそれぞれ凹状に形成されている
    ことを特徴とする管継手用アダプター。
  3. 上記管継手における上記内筒体の外周面上には、2つのシールリングが相互に所定間隔をおいて装着されているものとして、
    上記係合部は、上記挿入筒が上記管継手の上記挿し口に挿入されて上記収容部に受け入れられた状態で、2つのシールリングの間に位置するように配設されている
    請求項1又は請求項2に記載の管継手用アダプター。
  4. 上記係合部は、上記挿入筒の周面に環状溝を凹設して形成されており、
    上記挿入筒の両端のうち上記変換部側となる一端を基端として他端を先端とした場合に、上記挿入筒の基端から先端に向かうにつれて深みが増すように傾く斜面状の案内面と、上記挿入筒の軸線と略直交する方向に伸びる平面状の係止面とが、隣り合うように設けられてなる環状溝によって構成される
    請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の管継手用アダプター。
  5. 上記環状溝は、上記管継手に対する上記挿入筒の挿入方向に複数個が並んで凹設されている
    請求項4に記載の管継手用アダプター。
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