JP2015209365A - プレス成形用プリフォーム、及び、プレス成形用プリフォームの製造方法 - Google Patents

プレス成形用プリフォーム、及び、プレス成形用プリフォームの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】成形装置の構成を複雑化することなく、プレス成形の際のガストラップの発生を防止する、プレス成形用プリフォーム、及び、その製造方法を提供する。【解決手段】プリフォーム1は、凸面2と、凸面2と光軸Oが一致した凹面4とを備えたプレス成形用プリフォームであって、凹面4は、光軸Oが通る位置を含む第1の領域8と、凹面4の外周縁を含み第1の領域8の外周を包囲する第2の領域10と、を有し、第2の領域10の外周縁Bは、第2の領域10の内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側に位置し、第2の領域10は、光軸Oを含む断面において第2の領域10の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線上、又は、この直線よりも凸面2側に位置し、第1の領域8の接線の光軸Oに対する角度θ1の最小値が、第2の領域10の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線の光軸Oに対する角度θ2よりも小さい。【選択図】図2

Description

本発明は、凸形状の一面と、この一面と光軸が一致した凹形状の他面とを備えたプレス成形用プリフォーム、及び、その製造方法に関する。
一面が凸形状で、他面が凹形状の光学素子(ガラスレンズ)を製造する方法の一つに、凸型形状の成形面を有する上型と、凹型形状の成形面を有する下型とを備えた成形型によりプリフォームをプレス成形する方法がある。
この方法において下型の凹状成形面上にプリフォームを配置し、上型を下降させてプリフォームを加圧し、プリフォームを上型の凸型形状の成形面に沿わせようとすると、凸型形状の成形面の中央部分が先行してプリフォームに接触する。この状態で加圧を続けると、凸型形状の成形面の頂部からプリフォームに加えられる圧力により、プリフォームの外周縁が上方に向かって湾曲し、プリフォームの外周部が、外周部と中央部の間の部分よりも先に凸型形状の成形面に接触してしまう。このようにプリフォームの外周部が、外周部と中央部の間の部分よりも先に凸型形状の成形面に接触してしまうと、プリフォームと凸型形状の成形面との間に気体が封入されてしまうガストラップが発生してしまう。このようなガストラップの発生は、プレス成形後のプレス成形体、すなわち光学素子の形状不良となり、光学性能を著しく損ねる。
そこで、ガストラップの発生を防止するべく、特許文献1(特開2008−184367号公報)には、凹型形状の成形面を有する第1型部材と、凸型形状の成形面を有する第2型部材と、第2型部材の外周に設けられ、第1型部材と対向する面を有し、第2型部材と同じ方向に移動可能な外周部材と、第1型部材及び第2型部材によりプリフォームを成形する際に、外周部材によりプリフォームの外周部を押圧するように制御する制御部とを備えた成形装置が開示されている。
特開2008−184367号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、第1型部材及び第2型部材の移動を制御するのみならず、これと並行して外周部材の移動も制御しなければならず、成形型の構成及び移動を制御するための設備が複雑化するという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであり、成形装置の構成を複雑化することなく、プレス成形の際のガストラップの発生を防止する、プレス成形用プリフォーム、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明のプリフォームは、凸形状の一面と、一面と光軸が一致した凹形状の他面とを備えたプレス成形用プリフォームであって、他面は、光軸が通る位置を含む第1の領域と、他面の外周縁を含み第1の領域の外周を包囲する第2の領域と、を有し、第2の領域の外周縁は、第2の領域の内周縁よりも光軸に沿って他面側に位置し、第2の領域は、光軸を含む断面において第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線上、又は、この直線よりも一面側に位置し、第1の領域の接線の前記光軸に対する角度の最小値が、第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線の光軸に対する角度よりも小さい。
本発明によれば、第1の領域の外周に第2の領域が形成され、第2の領域は、光軸を含む断面において第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線上、又は、この直線よりも一面側に位置し、第1の領域の接線の前記光軸に対する角度の最小値が、第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線の光軸に対する角度よりも小さいため、プレス成形の際にプリフォームの外周部が凸状の成形面に向かって湾曲しても、第2の領域が第1の領域よりも先に凸状の成形面に接触することを防止できる。これにより、凹形状の他面と凸状の成形面との間のガスが外方に向かって排出されるため、ガストラップの発生を防止する、プレス成形用プリフォームを提供することができる。そして、本発明のプレス成形用プリフォームによれば、ガストラップが防止できるため、形状不良のない良質の光学素子を提供できる。
また、本発明のプレス成形用プリフォームの製造方法は、切削加工により形成されたガラス素材を準備する工程と、ガラス素材を、一面が凸形状、他面が一面と光軸が一致した凹形状となるように加熱成形する工程と、加熱成型されたガラス素材の他面の中央部を研削または研磨し、第1の領域を形成する工程と、加熱成型されたガラス素材の他面の中央部の外周を研削または研磨し、第2の領域を形成する工程と、を備え、第2の領域を形成する工程は、第2の領域の外周縁が第2の領域の内周縁よりも光軸に沿って他面側に位置し、第2の領域が光軸を含む断面において第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線上、又は、この直線よりも一面側に位置し、かつ、第1の領域の接線の光軸に対する角度の最小値が第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線の光軸に対する角度よりも小さくなるように、加熱成型されたガラス素材の中央部の外周を研削または研磨する工程を含む。
本発明によれば、成形装置の構成を複雑化することなく、プレス成形用プリフォームの形状を変更するのみで、プレス成形の際に発生するガストラップを防止する、プレス成形用プリフォーム、及び、その製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態のプリフォームを示す光軸を含む断面における断面図である。 図1に示すプリフォームの右半分を拡大して示す図である。 第1実施形態のプリフォームの製造方法を説明するための図である。 第1実施形態のプリフォームを成形型によりプレス成形している様子を示す鉛直断面図である。 第2実施形態のプリフォームを示す光軸を含む断面における断面図である。 図5に示す第2実施形態のプリフォームの右半分を拡大して示す図である。 第2実施形態のプリフォームを成形型によりプレス成形している様子を示す鉛直断面図である。 第3実施形態のプリフォームを示す光軸を含む断面における断面図である。 図8に示す第3実施形態のプリフォームの右半分を拡大して示す図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のプリフォームを示す光軸を含む断面における断面図であり、図2は、図1に示すプリフォームの右半分を拡大して示す図である。本実施形態のプリフォームは、一面が凸形状であり、他面が凹形状のガラスレンズをプレス成形により製造するためのものである。
図1に示すように、本実施形態のプリフォーム1は、光軸Oを中心とする回転体形状を有し、凸形状の凸面2と、凹形状の凹面4と、凸面2の外周縁と凹面4の外周縁との間の円筒状の端面6とを備える。凸面2及び凹面4の光軸は一致している。
凹面4は、光軸が通る位置を含む第1の領域8と、凹面4の外周縁を含み第1の領域8の外周を包囲する第2の領域10とを有する。
第1の領域8は、光軸O方向に見て円形の領域であり、光軸O上の点C1を中心とする第1の曲率半径R1の球面状を呈している。また、第2の領域10は、光軸方向から見て円環状の領域であり、光軸O上の点C2を中心とする第2の曲率半径R2の球面状を呈している。本実施形態のプリフォーム1では、第2の領域10の第2の曲率半径R2は、第1の領域8の第1の曲率半径R1よりも大きい。また、図2に示すように、本発明では、ガストラップを防止するため、プリフォームの半径aに対する第2の領域10の幅bの比b/aが0.05以上、かつ、0.5以下となっている。ガストラップを有効に防止するためにより好ましくは、比b/aは0.1以上であり、かつ、0.3以下である。
図2に示すように、第2の領域10の外周縁Bは、内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側(図2の上側)に位置している。
また、第2の領域10は光軸Oを含む断面において第2の領域10の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1よりも凸面2側(図2の下側)に位置している。なお、本実施形態では、第2の領域10の内周縁Aは曲率半径R2の円環状の部分の内周縁であり、外周縁Bは曲率半径R2の円環状の部分の外周縁である。
さらに、図2に示すように、第1の領域8の外周縁部には、面取り12が施されている。なお、本実施形態において、第Iの領域8の外周縁部に面取りを施すのは必須ではない。
本実施形態のプリフォーム1では、光軸Oを含む断面において、第1の領域8における接線L2の光軸Oに対する角度の最小値θ1が、第2の領域の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1の光軸Oに対する角度θ2よりも小さくなるように形成されている(すなわち、θ1<θ2)。
本明細書では、光軸Oに対する直線(接線)の角度とは鋭角側の角度をいう。なお、本実施形態では、第1の領域8の外周縁部に丸み面取り12が施されているため、この丸み面取り12が施された領域の内周縁Cにおいて、第1の領域8の接線の光軸Oに対する角度が最小となる。なお、本発実施形態において、第1の領域8の外周縁に面取りを施すのは必須ではない。第1の領域8の外周縁に面取りが施されていない場合には、第1の領域8の外周縁において、第1の領域8の接線の光軸Oに対する角度が最小となる。
凸面2は、球面状を呈しており、光軸が凹面4の光軸と一致している。後述するように、プリフォームの形状が、凸面2の直径Dに対する光軸O方向の凸面2の頂点から外周縁までの距離Δhの比が0.15以上であると、ガストラップを生じやすい。本発明は、このように凸面2の直径Dに対する光軸O方向の凸面の頂点から外周縁までの距離の比が0.15以上である場合に特に有効である。
また、本実施形態では、凹面4の第1の領域8の曲率半径R1及び凸面2の曲率半径R3は、これらの比R3/R1が1/4以上、かつ、2以下となるような値とすることが好ましい。後述するように、本発明の要件を満たさない、図4に記載の2点鎖線で図示した部分を含む形状のプリフォームでは、比R3/R1が1/4以上、かつ、2以下である場合に、ガストラップが生じやすい。このため、凹面4及び凸面2がこのような条件を満たす場合に、本発明は好適である。
なお、ここでいう曲率半径とは、成形面が球面形状である場合にはその球面の曲率半径をいい、成形面が非球面である場合には、中心軸における表面の曲率半径(近軸半径)をいう。
以下、このようなプリフォーム1の製造方法を、図3を参照しながら説明する。
まず、STEP1において、板状ガラス部材を円形に切削してカットピース(ガラス素材)20を作成する。そして、必要に応じ、カットピース20に対してバレル研磨を行う。これにより、カットピース20の表裏面及び端面は粗い面となる。
次に、STEP2において、カットピース20をリヒートプレス(RP工程:再加熱で軟化したカットピースを金型にのせてプレスする加熱成形方法)により一面を凸面形状、他面を凹面形状に成形する。そして、リヒートプレス後のカットピース20の凹面20Aの中央部及び凸面20Bを研削、研磨する。この際、凹面20Aの中央部を、表面が曲率半径R1の球面状である研削、研磨部材を用いて研削、研磨することにより、曲率半径R1の球面状の第1の領域8を形成することができる。
なお、凸面20B及び凹面20Aの中央部の研削、研磨工程は、カーブジェネレータにより凸面20Bが球面形状を呈するようにレンズを切削し(CG工程:創成研削工程)、スムージング(SM工程:精研削工程)を行い、次に、研磨(PO工程)を行う。
次に、STEP3において、凹面20Aにおける第1の領域8の外周を研削、研磨して第2の領域10を形成する。この際、凹面20Aの外周部を、表面が曲率半径R2の球面状である研削、研磨部材を用いて研削、研磨することにより、曲率半径R2の球面状の第2の領域10を形成することができる。
最後に、第1の領域8と第2の領域10との境界部に丸み面取りを施す。
本実施形態では、このようにプリフォームを製造しており、カットピース20の端面は、表裏面のような研磨工程は行われない。このため、本実施形態のカットピース20において、端面6の表面の算術平均粗さ(Ra)は端面以外の部分(すなわち、凸面2及び凹面4)の表面の算術平均粗さ(Ra)よりも大きい。
図4は、第1実施形態のプリフォーム1を成形型によりプレス成形している様子を示す鉛直断面図である。なお、図中、従来用いられていた第2の領域10を有していないプリフォームの形状を破線で示す。
成形型30は凸型形状の成形面を有する上型32と、凹型形状の成形面を有する下型34とを有し、上型32及び下型34は成形面が互いに対向するように配置されている。プリフォーム1は、下型34の成形面上に、凸面2が下方を向くように配置されている。
上型32と下型34とを近接させると、まず、上型32の成形面の中央部がプリフォーム1の凹面4の中央部に当接する。この状態でプリフォーム1が加圧されると、プリフォーム1の凹面4の外周部が上型32へ向かって湾曲する。
プレス成形の際、本発明の要件を満たさない、図4の2点鎖線で図示した部分を含む形状のプリフォームでは、プリフォーム1の凹面4の外周部が上方へと移動すると、外周部が、外周部と中央部との間の部分よりも先に上型32の成形面と当接してしまい、外周部と中央部との間にガストラップが発生していた。
これに対して、本実施形態のプリフォーム1の凹面4の外周部は、球面状に研削、研磨されて第2の領域10が形成されている。このため、上型32の成形面の中央部がプリフォーム1の凹面4の中央部に当接した状態から、プリフォーム1が加圧されたとしても、プリフォーム1の凹面4は中心部から外方に向かって、順次、上型32の成形面に当接することとなる。このため、上型32とプリフォーム1の上面との間のガスは外方に向かって押し出されることとなり、ガストラップの発生を防止することができる。
本実施形態によれば、凹面4において第1の領域8の外周に、この第1の領域8の曲率半径R1よりも大きい曲率半径R2の球面状に形成された第2の領域10が形成されているため、プレス成形の際にプリフォーム1の外周部が上型32に向かって湾曲しても、第2の領域10が第1の領域8よりも先に上型32の成形面に接触することを防止できる。これにより、凹面4と上型32の成形面との間のガスが外方に向かって排出され、プレス成形装置を複雑化することなくガストラップを防止できる。そして、本実施形態のプリフォーム1によれば、ガストラップが防止できるため、形状不良のない良質の光学素子を提供できる。
また、第1の領域8と第2の領域10との境界に鋭角部(エッジ)が存在する場合には、この鋭角部において、研削または研磨工程時にクラックが発生するおそれがある。第1の領域8の外周部に面取り12を施すことは、プリフォーム内にクラックが残存するのを防止できるため、好ましい。
また、プリフォーム1をプレス成形してレンズを形成する際に、プリフォーム1の表面に第1の領域8と第2の領域10との境界の鋭角部が存在すると、レンズに鋭角部の痕跡が残ってしまう場合がある。第1の領域8の外周部に面取り12を施すことは、第1の領域8と第2の領域10とが連続的になり、レンズにエッジの痕跡が残るのを防止できるため、好ましい。エッジの痕跡を防止するためには、面取りの中でも丸み面取りを施すことがより好ましい。
また、本実施形態では、凸面2の直径Dに対する光軸O方向の凸面2の頂点から外周縁までの距離Δhの比が0.15以上である。また、本実施形態では、凹面4の第1の領域8の曲率半径R1及び凸面2の曲率半径R3は、これらの比R3/R1が1/4以上、かつ、2以下である。このような形状のプリフォームは、特にガストラップを生じやすいが、本発明によれば、このようにガストラップが発生しやすい形状のプリフォームであっても、ガストラップの発生を防止することができる。
次に、第2実施形態のプリフォームについて説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図5は、第2実施形態のプリフォーム101を示す光軸を含む断面における断面図である。また、図6は、図5に示す第2実施形態のプリフォーム101の右半分を拡大して示す図である。
図5に示すように、本実施形態では、第1実施形態と比較して、第2の領域の形状が異なっている。第2実施形態のプリフォーム101の第2の領域110は、内周縁Aが外周縁Bよりも凸面2側に位置するような円錐台形状を呈している。
図6に示すように、第2の領域110は、第2の領域110の外周縁Bが内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側(図6の上側)に位置している。また、第2の領域110は光軸Oを含む断面において第2の領域110の外周縁Bと内周縁Aとを結ぶ直線L1´上に位置している。なお、本実施形態では、第2の領域110の内周縁Aは、光軸を含む断面において、直線状である部分の内周縁であり、外周縁Bは直線状である部分の外周縁である。
さらに、図6に示すように、第1の領域108の外周縁部には、面取り12が施されている。
本実施形態のプリフォーム101においても、光軸Oを含む断面において、第1の領域108における接線L2´の光軸Oに対する角度の最小値θ1´が、第2の領域110の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1´の角度θ2´よりも小さくなるように形成されている(すなわち、θ1´<θ2´)。なお、本実施形態においても、第1の領域108の接線の光軸Oに対する角度は、面取り12が施された領域の内周縁Cにおいて最小となる。なお、本実施形態においても、第1の領域108の外周縁に面取りを施すのは必須ではない。第1の領域108の外周縁に面取りが施されていない場合には、第1の領域108の外周縁において、第1の領域198の接線の光軸Oに対する角度が最小となる。
第2実施形態のプリフォーム101を製造する場合には、図3を参照して説明した第1実施形態のプリフォーム1の製造方法のSTEP3において、第1の領域108の外周を研削、研磨して第2の領域を形成する際に、凹面20Aの外周部を、円錐形状または円錐台形状の研削、研磨部材を用いて研削、研磨すればよい。
図7は、第2実施形態のプリフォーム101を成形型によりプレス成形している様子を示す鉛直断面図である。なお、図中、従来用いられていた第2の領域110を有していないプリフォームの形状を破線で示す。
本実施形態のプリフォーム101の凹面4の外周部は円錐台状に研削、研磨されて第2の領域110が形成されている。このため、上型32の成形面の中央部がプリフォーム1の凹面4の中央部に当接した状態から、プリフォーム1が加圧されたとしても、プリフォーム1の凹面4は中心部から外方に向かって、順次、上型32の成形面に当接することとなる。このため、上型32とプリフォーム1の上面との間のガスは外方に向かって押し出されることとなり、ガストラップの発生を防止することができる。
以上の通り、第2の領域110を円錐台形状とした第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
次に、第3実施形態のプリフォームについて説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、第3実施形態のプリフォーム201を示す光軸を含む断面における断面図である。また、図9は、図8に示す第3実施形態のプリフォーム201の右半分を拡大して示す図である。
図8に示すように、本実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と比較して、第2の領域の形状が異なっている。第3実施形態のプリフォーム201の第2の領域210は、光軸Oを中心とした非球面状の曲面形状を呈している。
図9に示すように、第2の領域210の外周縁Bは、内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側(図9の上側)に位置している。また、第2の領域210は光軸Oを含む断面において第2の領域210の外周縁Bと内周縁Aとを結ぶ直線L1´´よりも、凸面2側(図9の下側)に位置している。なお、本実施形態における、第2の領域210の内周縁Aは、光軸Oを含む断面においてこの内周縁Aにおける接線が第2の領域210の外周縁Bを通るような位置として定義する。また、第2の領域210外周縁Bは凹面4の外周縁である。なお、本実施形態では、図9に示すように、第1の領域208の外周縁部及び第2の領域210の内周縁部に、面取り12が施されている。
本実施形態のプリフォーム201においても、光軸Oを含む断面において、第1の領域208における接線L2´´の光軸Oに対する角度の最小値θ1´´が、第2の領域210の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1の角度θ2´´よりも小さくなるように形成されている(すなわち、θ1´´<θ2´´)。なお、本実施形態においても、第1の領域208の接線の光軸Oに対する角度は、面取り12が施された領域の内周縁Cにおいて最小となる。なお、本実施形態においても、第1の領域208の外周縁に面取りを施すのは必須ではない。第1の領域208の外周縁に面取りが施されていない場合には、第1の領域208の外周縁において、第1の領域208の接線の光軸Oに対する角度が最小となる。
第3実施形態のプリフォーム201を製造する場合には、図3を参照して説明した第1実施形態のプリフォーム1の製造方法のSTEP3において、第1の領域208の外周を研削、研磨して第2の領域を形成する際に、凹面20Aの外周部を、非球面形状の研削、研磨部材を用いて研削、研磨すればよい。
本実施形態のプリフォーム201の凹面4は、光軸Oが通る第1の領域208における接線L2´´の光軸に対する角度の最小値θ1よりも、第1の領域208を包囲する第2の領域210の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1の角度θ2が小さくなるような非球面形状の第2の領域210が外周部に形成されている。このため、本実施形態によっても、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、上型32の成形面の中央部がプリフォーム1の凹面4の中央部に当接した状態から、プリフォーム1が加圧されたとしても、プリフォーム1の凹面4は中心部から外方に向かって、順次、上型32の成形面に当接することとなる。このため、上型32とプリフォーム1の上面との間のガスは外方に向かって押し出されることとなり、ガストラップの発生を防止することができる。
以上の通り、第2の領域210を非曲面形状とした第3実施形態によっても、第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果が奏される。
なお、上記の各実施形態では、凹面の第1の領域が球面形状である場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第1の領域は非球面であってもよい。なお、このように非球面である場合には、第1の領域の中心(すなわち、光軸との交点)における表面の曲率半径(近軸半径)を、第1の領域の曲率半径とすればよい。
ここで、発明者らは、凹面と、凸面を有するプリフォームの形状と、ガラスレンズ成形時におけるガストラップの発生との関連を調べるための実験を行ったので、以下説明する。ここで用いたプリフォームは、本発明の要件を満たさない、図4、図7の2点鎖線で図示した部分を含む形状のプリフォームである。本実験では、凹面の曲率半径R1に対する凸面の曲率半径R3の比R3/R1と、凸面の直径Dに対する光軸O方向の凸面の頂点から外周縁までの距離Δhの比とをパラメータとして変化させてガストラップの発生の有無を調べた。実験結果を表1に示す。
Figure 2015209365
なお、表1において、○はガストラップが発生した場合を、×はガストラップが発生しなかった場合を示す。
表1においてΔh/Dに着目すると、ガストラップは、凸面の直径Dに対する光軸O方向の凸面の頂点から外周縁までの距離Δhの比が0.15以上である場合に発生している。また、比R3/R1に着目すると、凹面の曲率半径R1に対する凸面の曲率半径R3の比が1/4以上、かつ、2以下である場合に発生している。
すなわち、本発明は、凸面及び凹面を有するプリフォームにおいて、凸面の直径Dに対する光軸O方向の凸面の頂点から外周縁までの距離Δhの比が0.15以上である場合、及び、凹面の曲率半径R1に対する凸面の曲率半径R3の比が1/4以上、かつ、2以下である場合に好適であることがわかった。
以下、図面を参照しながら、本発明を総括する。
本発明に係るプリフォームは、例えば図1、図2に示すプリフォーム1のように、凸面2と、凸面2と光軸Oが一致した凹面4とを備えたプレス成形用プリフォームであって、凹面4は、光軸Oが通る位置を含む第1の領域8と、凹面4の外周縁を含み第1の領域8の外周を包囲する第2の領域10と、を有し、第2の領域10の外周縁Bは、第2の領域10の内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側に位置し、第2の領域10は、光軸Oを含む断面において第2の領域10の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線上、又は、この直線よりも凸面2側に位置し、第1の領域8の接線の光軸Oに対する角度θ1の最小値が、第2の領域10の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線の光軸Oに対する角度θ2よりも小さい。
第1実施形態のプリフォーム1は、図1に示すように、凸面2と、凸面2と光軸が一致した凹面4とを備えたプレス成形用プリフォームであって、凹面4は、光軸Oが通る位置を含む第1の領域8と、凹面4の外周縁を含み第1の領域8の外周を包囲する第2の領域10と、を有し、第1の領域8は第1の曲率半径R1を有し、第2の領域10は第2の曲率半径R2を有し、第1の曲率半径R1と第2の曲率半径R2の曲率中心のそれぞれは光軸O上に位置し、第2の曲率半径R2は第1の曲率半径R1よりも大きい。
また、第2実施形態のプリフォーム101は、図5に示すように、凸面2と、凸面2と光軸が一致した凹面4とを備えたプレス成形用プリフォームであって、凹面4は、光軸Oが通る位置を含む第1の領域108と、凹面4の外周縁を含み第1の領域108の外周を包囲する第2の領域110と、を有し、第2の領域110は、内周縁Aが外周縁Bよりも凸面2側に位置するような円錐台状に形成されている。
また、第3実施形態のプリフォーム201は、図8に示すように、凸面2と、凸面2と光軸が一致した凹面4とを備えたプレス成形用プリフォームであって、凹面4は、光軸Oが通る位置を含む第1の領域208と、凹面4の外周縁を含み第1の領域208の外周を包囲する非球面形状の第2の領域210と、を有し、図9に示すように、第2の領域210の外周縁Bは、第2の領域210の内周縁Aよりも光軸Oに沿って凹面4側に位置し、第2の領域210は、光軸Oを含む断面において第2の領域210の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1´´よりも凸面2側に位置し、第1の領域4の接線L2´´の光軸Oに対する角度の最小値θ1´´が、第2の領域210の内周縁Aと外周縁Bとを結ぶ直線L1´´の光軸Oに対する角度θ2´´よりも小さい。
1、101、201 プリフォーム
2 凸面
4 凹面
6 端面
8、108、208 第1の領域
10、110、210 第2の領域
20 カットピース
30 成形型
32 上型
34 下型

Claims (8)

  1. 凸形状の一面と、前記一面と光軸が一致した凹形状の他面とを備えたプレス成形用プリフォームであって、
    前記他面は、前記光軸が通る位置を含む第1の領域と、前記他面の外周縁を含み前記第1の領域の外周を包囲する第2の領域と、を有し、
    前記第2の領域の外周縁は、前記第2の領域の内周縁よりも光軸に沿って他面側に位置し、
    前記第2の領域は、前記光軸を含む断面において前記第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線上、又は、前記直線よりも一面側に位置し、
    前記第1の領域の接線の前記光軸に対する角度の最小値が、前記第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線の前記光軸に対する角度よりも小さい、プレス成形用プリフォーム。
  2. 前記第1の領域は第1の曲率半径を有し、
    前記第2の領域は第2の曲率半径を有し、
    前記第1の曲率半径と前記第2の曲率半径の曲率中心のそれぞれは前記光軸上に位置し、前記第2の曲率半径は前記第1の曲率半径よりも大きい、請求項1記載のプレス成形用プリフォーム。
  3. 前記第2の領域は、前記外周縁が前記内周縁よりも前記一面側に位置するような円錐台状に形成されている、請求項1記載のプレス成形用プリフォーム。
  4. 少なくとも前記第1の領域の外周部には面取りが施されている、請求項1から3の何れか1項に記載のプレス成形用プリフォーム。
  5. 前記面取りは、丸み面取りである、請求項4記載のプレス成形用プリフォーム。
  6. 前記一面の直径に対する光軸方向における前記一面の凸形状の頂点から外周縁までの距離の比が0.15以上である、請求項1から5の何れか1項に記載のプレス成形用プリフォーム。
  7. 前記一面の外周縁と前記他面の外周縁との間の端面の表面の算術平均粗さは、前記端面以外の部分の表面の算術平均粗さよりも大きい、請求項1から6の何れか1項に記載のプレス成形用プリフォーム。
  8. 切削加工により形成されたガラス素材を準備する工程と、
    前記ガラス素材を、一面が凸形状、他面が前記一面と光軸が一致した凹形状となるように加熱成形する工程と、
    前記加熱成型されたガラス素材の他面の中央部を研削または研磨し、第1の領域を形成する工程と、
    前記加熱成型されたガラス素材の他面の前記中央部の外周を研削または研磨し、第2の領域を形成する工程と、を備え、
    前記第2の領域を形成する工程は、前記第2の領域の外周縁が前記第2の領域の内周縁よりも前記光軸に沿って他面側に位置し、前記第2の領域が前記光軸を含む断面において前記第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線上、又は、この直線よりも一面側に位置し、かつ、前記第1の領域の接線の光軸に対する角度の最小値が前記第2の領域の内周縁と外周縁とを結ぶ直線の前記光軸に対する角度よりも小さくなるように、前記加熱成型されたガラス素材の前記中央部の外周を研削または研磨する工程を含む、プレス成形用プリフォームの製造方法。
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