JP2015209183A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車支援装置の障害物の誤検知を防止する。
【解決手段】最短距離算出部5は、距離センサ1により測定された距離情報、傾斜センサ3により測定された傾斜角度情報、車両ECU4に記憶されている車両形状情報ならびに距離センサ1の設置位置およびセンシング方向を表す設置位置情報に基づいて、車両から障害物までの最短距離情報を算出する。閾値変更部7は、傾斜角度情報に応じて閾値情報を変更する。障害物判定部6は、最短距離算出部5が算出した最短距離情報と閾値変更部7が変更した閾値情報を比較して、障害物11が車両に衝突するか判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両を駐車する際に後方に存在する障害物を検知する駐車支援装置に関するものである。
車両と障害物の衝突を運転者に報知するために、カーナビゲーション画面に衝突箇所を表示したり警報音を鳴らしたりする方法がある。車両と障害物の衝突を検知するために、車両の傾斜情報、車両と障害物の距離情報などを使用して車両に衝突する可能性がある障害物を検知する方法が提案されている。例えば特許文献1では、距離測定装置が測定した距離情報を使用して路面の傾斜あるいは障害物の高さを算出し、車両の走行可否を判断していた。
特開2000−181541号公報
車両と障害物の距離情報を測定する距離センサ(例えば、超音波センサ)は、車両が水平な場合は障害物までの距離情報を正確に測定できるが、車両または障害物が傾斜している場合は、車両外形によっては障害物までの最短距離情報が距離センサの測定値より短くなり、障害物を誤検知するという課題があった。このように、車両または障害物が傾斜している場合は、車両の形状を考慮しなければ、障害物との距離情報を正確に測定することは難しく、障害物を誤検知して誤警報を発することがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、駐車支援装置の障害物の誤検知を防止することを目的とする。
この発明に係る駐車支援装置は、距離センサにより測定された車両後方の障害物までの距離情報、傾斜センサにより測定された車両の傾斜角度情報、予め記憶されている車両の形状を表す車両形状情報ならびに車両に対する距離センサの設置位置およびセンシング方向を表す設置位置情報を取得し、これらに基づいて車両から障害物までの最短距離情報を算出する最短距離算出部と、最短距離算出部が算出した最短距離情報と予め設定された閾値情報を比較して障害物が車両に衝突するか判定する障害物判定部と、傾斜角度情報に応じて閾値情報を変更する閾値変更部と、障害物判定部の判定結果に基づいて警報の出力を制御する出力制御部とを備えるものである。
この発明によれば、距離センサにより測定された距離情報、傾斜センサにより測定された傾斜角度情報、車両の形状を表す車両形状情報、ならびに車両に対する距離センサの設置位置およびセンシング方向を表す設置位置情報に基づいて最短距離情報を算出し、最短距離情報と閾値情報を比較して障害物が車両に衝突するか判定するようにしたので、車両の形状情報および傾斜角度情報を考慮して障害物までの距離情報を正確に算出できる。また、障害物判定用の閾値情報を、傾斜角度情報に応じて変更するようにしたので、車両が傾斜しても障害物の衝突可能性を正確に判定できる。従って、駐車支援装置の障害物の誤検知を防止できる。
この発明の実施の形態1に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る駐車支援装置を搭載した車両の側面図であり、車両形状情報を説明する。 実施の形態1に係る駐車支援装置を搭載した車両の側面図であり、車両が傾斜した状態を示す。 この発明の実施の形態2に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る駐車支援装置を搭載した車両の側面図であり、車両が傾斜した状態を示す。 実施の形態2に係る駐車支援装置の、距離センサと最短距離情報との対応関係を示す表である。 この発明の実施の形態3に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る駐車支援装置を搭載した車両の側面図であり、車両が傾斜した情報を示す。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。駐車支援装置は車両に搭載され、距離センサ1と、カーナビゲーションユニット2と、傾斜センサ3と、車両ECU(Electronic Control Unit)4と、出力部9とを備える。距離センサ1は、車両の後方をセンシングして障害物までの距離情報を測定する。この距離センサ1としては、車両と障害物との距離情報を測定可能な機器であればよく、例えば超音波センサを用いる。傾斜センサ3は、車両の傾斜を測定可能な機器であればよく、例えば加速度センサを用いる。加速度センサは重力を検出でき、加速度センサを傾けると出力が変動するため、傾斜角度情報を検出することが可能である。
カーナビゲーションユニット2は、距離センサ1が測定した距離情報と傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報と車両ECU4が記憶している車両形状情報と距離センサ1の設置位置情報とに基づいて車両から障害物までの最短距離を算出する最短距離算出部5と、最短距離算出部5が算出した最短距離情報を閾値情報と比較して障害物が車両に衝突する可能性があるか判定する障害物判定部6と、傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報に応じて障害物判定部6の閾値情報を変更する閾値変更部7と、障害物判定部6の判定結果に基づいて出力部9から警報を出力させる出力制御部8とを備える。
このカーナビゲーションユニット2は、CPU(Central Processing Unit)等で構成されており、このCPUがプログラムを実行することによって、最短距離算出部5、障害物判定部6、閾値変更部7および出力制御部8としての機能を実現する。
車両ECU4は、半導体メモリ等で構成された車両形状記憶部4aと設置位置情報記憶部4bとを備えている。
出力部9は、車両に搭載されたスピーカ等で構成される。この出力部9は、障害物判定部6が車両に衝突する可能性がある障害物を検知した場合に出力制御部8の制御に従って警報を出力し、自車両と障害物との衝突可能性を運転者に報知する。
図2および図3は、駐車支援装置を搭載した車両10の側面図である。図2は車両10が水平な状態、図3は車両10が傾斜した状態を示す。距離センサ1は、車両10の後部に設置されて、車両10の後方に存在する障害物11までの距離情報を測定する。ここで、距離センサ1から障害物11までの距離情報をxとする。Rは、車両10の後部のうち、最も外側に突出した最外形部である。yは、高さ方向における最外形部Rから距離センサ1までの距離情報である。zは、高さ方向における最外形部Rから車両10の屋根までの距離情報である。θは、傾斜センサ3が測定する車両10の傾斜角度情報である。
この例では距離センサ1と最外形部Rとが略同一平面上にあるため、図2のように車両10が水平の場合、距離センサ1から障害物11までの距離情報xと、最外形部Rから障害物11までの距離情報xRとが略等しい。そして、距離情報xと距離情報xRが、車両10と障害物11との最短距離情報になる。
他方、車両10が傾斜すると距離センサ1のセンシング方向も傾くため、最外形部Rから障害物11までの距離情報xRに比べて距離センサ1が測定する距離情報xが長くなり、距離センサ1は障害物11までの距離情報を正確に測定できない。
さらに車両10が傾斜して図3の状態になると、車両10の後部のうち、屋根の端部(以下、傾斜時最外形部R1と呼ぶ)が最も外側に突出し、傾斜時最外形部R1と障害物11との間が最短距離情報になる。
ここで、車両10を傾けていったときに車両後部の最も外側に突出した部分が最外形部Rから傾斜時最外形部R1に入れ替わる傾斜角度情報を傾斜角度限界値情報αと呼ぶ。この傾斜角度限界値情報αは、車両10の形状情報等から事前に求まる。従って、車両10と障害物11との最短距離情報xminは、車両10の傾斜角度情報θと傾斜角度限界値情報αとの関係により、式(1)で算出できる。θ>αのとき傾斜時最外形部R1と障害物11との距離情報が最短になり、0≦θ≦αのとき最外形部Rと障害物11との距離情報xRが最短になる。
θ>αのとき、 xmin=xcosθ−zsinθ
0≦θ≦αのとき、xmin=xcosθ−ysinθ
・・・(1)
ここで、車両ECU4の車両形状記憶部4aが記憶する車両形状情報として、上記に説明した傾斜角度限界値情報α、最外形部Rの位置、車両10の車高、前後方向の長さ、左右方向の幅などの情報がある。また、車両ECU4の設置位置情報記憶部4bが記憶する距離センサ1の設置位置情報として、最外形部Rから距離センサ1までの距離情報y、最外形部Rから屋根までの距離情報z、および距離センサ1のセンシング方向などの情報がある。
最短距離算出部5は、距離センサ1から距離情報xを取得し、傾斜センサ3から傾斜角度情報θを取得し、車両ECU4から車両形状情報と距離センサ1の設置位置情報を取得して、上式(1)により車両10と障害物11の最短距離情報xminを算出する。
閾値変更部7は、傾斜角度情報θに応じた複数の閾値情報を有する。傾斜角度情報θが大きいほど閾値情報も大きい値とし、例えば、傾斜角度情報θが0度〜30度未満のときの閾値情報を1m、傾斜角度情報θが30度以上のときの閾値情報を0.5mとする。閾値情報はこれらの値に限定されるものではなく、また3段階以上あってもよい。これらの閾値情報は、車両形状情報等から事前に決定して閾値変更部7に設定しておく。閾値変更部7は、傾斜センサ3から傾斜角度情報θを取得して、その傾斜角度情報θに応じた閾値情報を選択して障害物判定部6に通知する。
障害物判定部6は、閾値変更部7から通知された閾値情報と最短距離算出部5が算出した最短距離情報とを比較し、最短距離情報が閾値情報以下の場合に障害物11を車両10に衝突する可能性がある障害物として検知して、出力制御部8に通知する。出力制御部8は、障害物判定部6から通知を受けると、出力部9から警報を出力させる。傾斜角度情報θに応じて閾値情報を変更するため、車両10が傾斜して障害物11までの距離情報が短くなった場合でも、衝突可能性がある障害物を正確に検知することが可能になる。また、傾斜角度情報θと距離センサ1が測定した距離情報xとに基づいて車両10と障害物11との最短距離情報xminを求め、最短距離情報xminと閾値情報とを比較するため、車両後部の最も外側に突出した部分が最外形部Rから傾斜時最外形部R1に変わっても、衝突可能性がある障害物を正確に検知することが可能になる。
なお、図2および図3では障害物11に対して車両10が傾斜している場合を説明したが、反対に車両10に対して障害物11が傾斜している場合にも同様の方法を適用可能である。
以上より、実施の形態1によれば、駐車支援装置は、距離センサ1が測定した車両10の後方の障害物11までの距離情報x、傾斜センサ3が測定した車両10の傾斜角度情報θ、ならびに車両ECU4が記憶している車両形状情報および設置位置情報に基づいて車両10から障害物11までの最短距離情報xminを算出する最短距離算出部5と、最短距離算出部5が算出した最短距離情報xminと閾値情報を比較して障害物11が車両10に衝突するか判定する障害物判定部6と、障害物判定部の判定結果に基づいて警報の出力を制御する出力制御部8と、傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報θに応じて閾値情報を変更する閾値変更部7とを備える構成にした。これにより、車両10の形状情報および傾斜角度情報を考慮して障害物11までの距離情報を正確に算出できると共に、傾斜角度情報θに応じて障害物判定用の閾値情報を変更できる。よって、障害物の誤検知を防止できる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。図5は、実施の形態2に係る駐車支援装置を搭載した車両10の側面図である。図4および図5において、図1〜図3と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図5に示す形状の車両10の場合、車両10が傾いていくと最外形部Rより傾斜時最外形部R1が外側に突出し、傾斜角度情報θが大きいほど最短距離情報が短くなる。しかしながら、車両10の形状または障害物11の傾斜状態によっては傾斜角度情報θが大きくなっても最短距離情報が短くならない場合がある。また、車両10に1個の距離センサ(例えば、図5の距離センサ23)しか設置されていない場合、障害物11の高さは距離センサ23のセンシング範囲までしか測定できないため、高さH1の障害物11であれば正常に検知できるが、高さH2の障害物を検知できない。
そこで、実施の形態2では、3個の距離センサ21〜23を車両10の後部に高さ方向に並べて設置する。距離センサ21が測定する障害物11までの距離情報をx21、距離センサ22が測定する障害物11までの距離情報をx22、距離センサ23が測定する障害物11までの距離情報をx23とする。また、車両ECU4の設置位置情報記憶部4bには、距離センサ21〜23それぞれについての設置位置情報(距離y,zなど)を記憶させておく。
なお、複数の距離センサのうちの1個を車両10の最外形部Rに設置して、車両10が水平のとき最外形部Rから障害物11までの最短距離情報を正確に測定できるようにするとよい。
最短距離算出部20は、距離センサ21〜23が障害物11までの距離情報x21〜x23を測定できたか否かの組み合わせに応じて、障害物11に一番近い距離センサを選択する。そして、最短距離算出部20は、選択した距離センサが測定した距離情報と、傾斜センサ3が計測した傾斜角度情報θと、車両ECU4が記憶している車両形状情報とに基づいて、車両10から障害物11までの最短距離情報を算出する。
図6に、θ>αの場合(図5に示す状態)の、距離センサ21〜23の測定/非測定結果と最短距離情報との対応関係を示す。例えば、凹凸形状の障害物11であって、距離センサ23のセンシング範囲に障害物11が存在しこの障害物11までの距離情報x23を測定でき、他の距離センサ21,22のセンシング範囲には障害物11が存在せず距離情報x21,x22を測定できなかった場合(パターン#2)、距離センサ23の距離情報x23から求まる距離情報x23cosθが最短距離情報になる。
また例えば、距離センサ21のセンシング範囲に障害物11が存在せず距離情報x21を測定できず、距離センサ22,23のセンシング範囲に障害物11が存在しこの障害物11までの距離情報x22,x23を測定できた場合(パターン#4)、距離センサ22,23の設置位置の関係により距離センサ23の距離情報x23cosθが最短距離情報になる。
最短距離算出部20は、算出した最短距離情報を障害物判定部6に出力する。
また、最短距離算出部20は、距離センサ21〜23が測定した距離情報x21〜x23から距離情報x21cosθ、x22cosθ、x23cosθを算出して、障害物傾斜判定部24に出力する。
障害物傾斜判定部24は、距離情報x21cosθとx22cosθとの差がysinθと略等しい場合、または、距離情報x21cosθとx23cosθとの差がzsinθと略等しい場合に、障害物11が斜面に傾斜角度情報θ傾いて設置されていると判定する。つまり、この場合は障害物11が重力と垂直に設置されている。
距離情報x21cosθとx22cosθとの差がysinθより短い場合、または、距離情報x21cosθとx23cosθとの差がzsinθより短い場合、障害物11が斜面より傾斜角度情報θ以上に傾いて設置されていると判定する。反対に、距離情報x21cosθとx22cosθとの差がysinθより長い場合、または、距離情報x21cosθとx23cosθとの差がzsinθより長い場合、障害物11が斜面より傾斜角度情報θ以下に傾いて設置されていると判定する。ysinθとzsinθは図3に示す。
閾値変更部25は、上記実施の形態1の閾値変更部7と同様に、傾斜角度情報θに応じて閾値情報を変更する。さらに実施の形態2では、閾値変更部25が、変更した閾値情報を障害物傾斜判定部24が判定した障害物11の傾斜角度情報に応じて補正する。障害物11が車両10の方向に向かって傾斜している場合には閾値情報を小さい値に補正し、障害物11が車両10と反対の方向に向かって傾斜している場合には閾値情報を大きい値に補正する。閾値変更部25は、補正した閾値情報を障害物判定部6に通知する。
なお、実施の形態2では3個の距離センサ21〜23を使用した場合を説明したが、距離センサの数は任意でよい。
以上より、実施の形態2によれば、駐車支援装置は、車両10の高さ方向に複数個設置された距離センサ21〜23を利用し、最短距離算出部20は、傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報θおよび車両ECU4が記憶している距離センサ21〜23の設置位置情報に基づいて、距離センサ21〜23が測定した複数の距離情報x21〜x23の中から障害物11に最も近い位置にある距離センサを選択し、選択した距離センサが測定した距離情報から車両10と障害物11との最短距離情報を算出する構成にした。これにより、車両10の形状および傾斜だけでなく、障害物11の高さも考慮して障害物11までの距離情報を算出できる。よって、障害物の誤検知を防止可能となる。
また、実施の形態2によれば、駐車支援装置は障害物傾斜判定部24を備え、この障害物傾斜判定部24は、車両10の高さ方向に複数個設置された距離センサ21〜23が測定した距離情報と、傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報θと、車両ECU4が記憶している距離センサ21〜23の設置位置情報に基づいて、障害物11の傾斜状態を判定し、閾値変更部25は、障害物傾斜判定部24が判定した障害物11の傾斜状態に応じて閾値情報を補正する構成にした。これにより、車両10の形状および傾斜だけでなく、障害物11の傾斜も考慮できるようになり、衝突可能性がある障害物をより正確に検知することが可能になる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。図8は、実施の形態3に係る駐車支援装置を搭載した車両10の側面図である。図7および図8において、図1〜図6と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
上記実施の形態2では、車両10の高さ方向に複数個の距離センサ21〜23を設置していたが、本実施の形態3では、1個の距離センサ31をセンサ角度変更部32が駆動してそのセンシング方向を上下させることにより、距離センサ21〜23と同等の機能を果たす。センサ角度変更部32はモータ等を用いて構成され、カーナビゲーションユニット2のセンサ角度制御部33の指示に従って距離センサ31のセンシング方向を角度範囲β内で上下させる。
なお、距離センサ31のセンシング範囲を広くとるために、車両10の最外形部Rに設置するとよい。
センサ角度制御部33は、距離センサ31の出力に基づいてセンサ角度変更部32に指示を出し、距離センサ31のセンシング方向を変更させる。距離センサ31のセンシング範囲に障害物11が存在せず、距離センサ31からセンサ角度制御部33に距離情報が出力されていない状態では、センサ角度制御部33は距離センサ31のセンシング方向を水平にしておく。距離センサ31のセンシング範囲に障害物11が入り、距離センサ31が障害物11までの距離情報を出力し始めると、センサ角度制御部33がセンサ角度変更部32に指示して距離センサ31のセンシング方向を角度範囲β内で上下させる。また、センサ角度制御部33は、距離センサ31のセンシング方向を最短距離算出部30に通知する。
最短距離算出部30は、センサ角度制御部33から通知される距離センサ31のセンシング方向に基づいて、複数のセンシング方向で測定された複数の距離情報を取得する。例えば、距離センサ31が角度範囲β内で最も下方向に向いたときの障害物11までの距離情報をx31、角度範囲βの中ほどの方向を向いたときの障害物11までの距離情報をx32、最も上方向に向いたときの障害物11までの距離情報をx33とする。
最短距離算出部30は、上記実施の形態2の最短距離算出部20と同様に、距離センサ31が障害物11までの距離情報x31〜x33を測定できたか否かの組み合わせ(例えば、図6に示した組み合わせ)に応じて、どのセンシング方向での距離情報を最短距離の算出に使用するか選択する。なお、図6の場合であれば、距離センサ21の距離情報x21を図8の距離情報x31に読み替え、距離センサ22の距離情報x22を図8の距離情報x32に読み替え、距離センサ23の距離情報x23を図8の距離情報x33に読み替える。
そして、最短距離算出部30は、選択した距離情報とそのセンシング方向、傾斜センサ3が計測した傾斜角度情報θ、および車両ECU4が記憶している車両形状情報と設置位置情報に基づいて、車両10から障害物11までの最短距離情報を算出する。算出方法は上記実施の形態1,2と同様のため説明を省略する。例えば図8の傾斜角度情報θでは、距離情報x31、x32、x33が全て測定できるので、図6のパターン#8に該当する。パターン#8の場合、障害物11の距離情報x33を測定した部分Aが車両10に一番近いことを意味する。よって、最短距離算出部30は距離情報x33に基づいて車両10と障害物11の最短距離情報xminを算出する。
以上より、実施の形態3によれば、駐車支援装置は、センシング方向を車両10の高さ方向に変更可能に設置された距離センサ31を利用し、最短距離算出部30は、傾斜センサ3が測定した傾斜角度情報θ、車両形状情報、および距離センサ31の設置位置情報に基づいて、距離センサ31が複数のセンシング方向で測定した複数の距離情報x31〜x33の中から障害物11の車両10に一番近い部分を測定した距離情報を選択し、当該選択した距離情報を用いて車両10から障害物11までの最短距離情報を算出する構成にした。これにより、上記実施の形態2のように距離センサを車両10の高さ方向に追加する必要がない。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
図示例では、駐車支援装置をカーナビゲーションユニットに組み込んだ構成にしたが、駐車支援装置として独立に構成してもよい。また、駐車支援装置が車両に搭載されている距離センサ、傾斜センサ、車両ECUおよび出力部を利用したが、これらを駐車支援装置が内蔵した構成であっても構わない。
1,21〜23,31 距離センサ、2 カーナビゲーションユニット、3 傾斜センサ、4 車両ECU、4a 車両形状記憶部、4b 設置位置情報記憶部 5,20,30 最短距離算出部、6 障害物判定部、7,25 閾値変更部、8 出力制御部、9 出力部、10 車両、11 障害物、24 障害物傾斜判定部、32 センサ角度変更部、33 センサ角度制御部。

Claims (4)

  1. 距離センサにより測定された車両後方の障害物までの距離情報、傾斜センサにより測定された前記車両の傾斜角度情報、予め記憶されている前記車両の形状を表す車両形状情報ならびに前記車両に対する前記距離センサの設置位置およびセンシング方向を表す設置位置情報を取得し、これらに基づいて前記車両から前記障害物までの最短距離情報を算出する最短距離算出部と、
    前記最短距離算出部が算出した最短距離情報と予め設定された閾値情報を比較して前記障害物が前記車両に衝突するか判定する障害物判定部と、
    前記傾斜角度情報に応じて前記閾値情報を変更する閾値変更部と、
    前記障害物判定部の判定結果に基づいて警報の出力を制御する出力制御部とを備える駐車支援装置。
  2. 前記距離センサは、前記車両の高さ方向に複数個設置されており、
    前記最短距離算出部は、前記傾斜角度情報、前記車両形状情報、および前記複数個の距離センサそれぞれの設置位置情報に基づいて、前記複数個の距離センサの中から前記障害物に一番近い距離センサを選択し、当該選択した距離センサにより測定された距離情報を用いて前記車両から前記障害物までの最短距離情報を算出することを特徴とする請求項1記載の駐車支援装置。
  3. 前記距離センサは、前記センシング方向を前記車両の高さ方向に変更可能に設置され、
    前記最短距離算出部は、前記傾斜角度情報、前記車両形状情報、および前記距離センサの設置位置情報に基づいて、前記距離センサにより複数のセンシング方向で測定された複数の距離情報の中から前記障害物の前記車両に一番近い部分を測定した距離情報を選択し、当該選択した距離情報を用いて前記車両から前記障害物までの最短距離情報を算出することを特徴とする請求項1記載の駐車支援装置。
  4. 前記距離センサにより測定された複数の距離情報、前記傾斜センサにより測定された傾斜角度情報、前記車両形状情報、および前記距離センサの設置位置情報に基づいて、前記障害物の傾斜状態を判定する障害物傾斜判定部を備え、
    前記閾値変更部は、前記障害物傾斜判定部が判定した前記障害物の傾斜状態に応じて前記閾値情報を補正することを特徴とする請求項2または請求項3記載の駐車支援装置。
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