JP2015208825A - 切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 - Google Patents
切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015208825A JP2015208825A JP2014093149A JP2014093149A JP2015208825A JP 2015208825 A JP2015208825 A JP 2015208825A JP 2014093149 A JP2014093149 A JP 2014093149A JP 2014093149 A JP2014093149 A JP 2014093149A JP 2015208825 A JP2015208825 A JP 2015208825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- uncut portion
- cutting
- uncut
- nozzle
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims abstract description 280
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 75
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 131
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 31
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 22
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 19
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 41
- 230000008569 process Effects 0.000 description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000006061 abrasive grain Substances 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
【解決手段】切残し判定方法は、被切断物5の切断面5aに沿って切断部3を移動させながら前記被切断物5を切断加工した際の切残し部5cの有無を判定する。この方法は、切断部3の移動方向に対して後方に切断面5aに沿って移動して切残し部5cを検知する切残し部検出手段4を配置し、予め切残し部5cで反射する切残し部検出手段4から送信された送信波の反射波の切残し部戻り時間を算出し、予め算出した切残し部戻り時間で反射して戻って来る反射波の信号の有無に基づいて前記切残し部が存在するか否かを判定する。
【選択図】図2
Description
この対策としては、音(水中切断音)、振動(ワークの振動レベルの周波数特性)の変化モニタリングする切断監視システムの開発が行われた(例えば、特許文献2参照)。
その結果、水中音レベルの周波数特性の変化、ワークが受ける振動レベルの周波数特性の変化を観察することにより、切断工程の移行や、二重配管の切断良否状態を把握できる可能性があることが分かった。
ここで、「切断部」とは、被切断物を切断加工するアブレシブウォータージェット加工装置の場合はノズルが相当し、レーザー光を発射して切断加工を行うレーザー加工装置の場合もノズルが相当し、プラズマ切断、EDM(放電加工)による非接触切断を行う切断加工装置の場合は放電部が相当し、ディスクソー、レジノイド砥石等による機械的切断を行う切断装置の場合は砥石等の切削加工部が相当する。
ここで、「ウォータージェット」とは、高圧水のみから成るいわゆる「ウォータージェット」と、高圧水に研磨材を混入した「アブレッシブウォータージェット」と、ノズルから噴射された高圧水の液体噴流内にレーザービームを導入させて被切断物を切断加工するのに使用される「ウォータージェット」と、を含めたものをいう。
また、レーザービームにおける「ノズル」とは、レーザービームとアシストガスを発射するノズル、及び、レーザービームのみを発射する発振器を含めていう。
このため、本発明の切残し判定方法を利用して切断加工を行った場合は、切断加工を行いながら切断した箇所の切残し部の有無を追随して確認することができるので、切断作業後に被切断物の切残し部の有無を検査して再度切断作業を行うことを不要にすることができる。その結果、ウォータージェット加工またはレーザー加工による加工作業の作業効率を向上させて、切断作業時間を短縮させ、工期の遅延を解消することができる。
以下、切断加工装置として、液中で使用するアブレシブウォータージェット加工装置1を使用する場合を例に挙げて説明する。
また、切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置を説明する前に、切残し部5cを判定するのに使用されるアブレシブウォータージェット加工装置1と、その装置によって切断加工されるワーク5について説明する。
図1及び図2に示すように、ワーク5(被切断物)は、例えば、適宜な材質のものからなる適宜な形状の材料から成る部材、構造物等である。つまり、ワーク5は、材質及び形状は特に限定されない。アブレシブウォータージェット加工装置1に使用されるワーク5は、例えば、金属製等の板材、鋼管、二重管、コンクリート、ガラス、石材、合成樹脂、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材料などの加工性が悪い材料に切断加工を施す場合にも適用することができる。
図1に示すように、アブレシブウォータージェット加工装置1は、超高圧ポンプPによって加圧された高圧水に研磨材(アブレシブ)を混入したアブレシブウォータージェット(以下、「ウォータージェットWJ」という)をワーク5に噴射しながらノズル3を切断面5aに沿って移動させて、液中でワーク5を切断する切断加工装置である。アブレシブウォータージェット加工装置1は、研磨材が混入されたウォータージェットWJをワーク5の切断面5aに向けて噴射するノズル3と、水流を高圧水に加圧する超高圧ポンプPと、超高圧ポンプPで生成した高圧水をノズル3に送るホース6と、ノズル3に適量の研磨材を供給するアブレシブ供給装置(図示省略)と、ノズル3及び超音波センサ4(切残し部検出手段)を移動させる移動手段2と、高圧水で切断加工したワーク5の切残し部5cを検知する超音波センサ4と、超高圧ポンプP、移動手段2、及び超音波センサ4を制御する制御手段7と、アブレシブウォータージェット加工装置1の駆動状況を表示する表示手段8と、電源9と、を主に備えた構成されている。アブレシブウォータージェット加工装置1は、高圧水を高速で噴射させてワーク5を切断するため、金属等の硬い材質であっても、合成樹脂等の比較的柔らかい材質であっても、切断加工が可能である。
ホース6は、基端部が貯留タンク(図示せず)に接続され、先端側が超高圧ポンプP及び電磁バルブ(図示省略)を介してノズル3に接続されている。ホース6は、高圧水を送ることができる高圧配管であればよい。
図1に示すように、移動手段2は、ノズル3及び超音波センサ4をワーク5の切断面5aに沿って移動させるための装置であり、例えば、ワーク5がある液中に浸した状態で使用される。移動手段2は、ノズル3を保持して上下動させる把持吊上装置21と、把持吊上装置21を前後左右の水平方向に移動させるノズル移動装置(図示省略)と、から主に構成されている。
図4(a)に示すように、把持吊上装置21は、ノズル3を把持するノズル把持部21aと、超音波センサ4を把持するセンサ把持部21bと、センサ把持部21bを回動させるセンサ旋回アクチュエータ21cと、ノズル把持部21aを上下動させる吊上装置部21dと、を備えている。
ノズル把持部21aは、例えば、ノズル3をワーク5の被切断部位に向けて位置決めした状態で把持する略筒状部材から成る。
センサ把持部21bは、ノズル把持部21aの外周部に一体に設けられ、超音波センサ4をワーク5の切断溝5bに向けた状態に把持している。
センサ旋回アクチュエータ21cは、例えば、歯車減速伝達機構(図示省略)を介在してセンサ把持部21bを回動させる電動モータから成る。
吊上装置部21d(図1参照)は、例えば、ワーク5の切断面5aに対してノズル把持部21aを上下動させる電動駆動装置である。
なお、センサ旋回アクチュエータ21c及び吊上装置部21d(図1参照)は、油圧を利用して駆動させる油圧駆動装置であってもよい。
ノズル移動装置(図示省略)は、ノズル3と超音波センサ4とをワーク5との距離を把持吊上装置21で一定に保ちながらそれらを水平方向に移動させる装置である。ノズル移動装置は、移動機構によってノズル3及び超音波センサ4を切断予定線方向へ予め設定された切断の最適な移動速度で移動させる。その移動速度は、超高圧ポンプPと共に制御手段7で、ワーク5に合わせて最適値に制御される。
超音波センサ4(切残し部検出手段)は、ノズル3の移動方向に対して後方に前記切断面5aに沿って移動して、ノズル3から噴射したウォータージェットWJでワーク5を切断した際の切残し部5cの有無と、超音波センサ4から切残し部5cまでの距離を検知するためのセンサである。超音波センサ4は、非接触超音波探触子から成る。超音波センサ4は、超音波を送信する送波部と、送信して戻って来る超音波の受信波を受信する受波部とを一体化した超音波受送波機から構成されている。超音波センサ4は、ノズル3の移動方向(切断方向)に対して、ノズル3の後方に配置されて、切断面5aに沿って移動するように配置されている。その超音波センサ4は、ワーク5の切断溝5bに向けて超音波を発信し、切断溝5b内に切残し部5cがある場合に、切残し部5cによって反射された超音波を受信できるように把持吊上装置21に取り付けられている。なお、超音波センサ4は、液中でも、空気中でも使用可能である。
図1に示す表示手段8は、アブレシブウォータージェット加工装置1の駆動状況を表示するモニタであり、ノズル3及び超音波センサ4から離れた場所に配置されている。表示手段8は、作業者がいる場所に配置される。
制御手段7は、超音波センサ4、移動手段2、及びノズル3へ供給する高圧水を制御する制御装置から成る。制御手段7は、後記する演算部71と、記憶部72と、判定部73と、特定部74と、除去駆動部75等を備えている。
電源9は、移動手段2、超音波センサ4、制御手段7、超高圧ポンプP及び表示手段8に電力を供給するものである。電源9及び制御手段7は、表示手段8がある液中外の地上等に配置される。
次に、添付図面を主に参照しながら本発明の実施形態に切断加工における切残し判定方法を作業工程順に説明する。
まず初めに、図1に示す超高圧ポンプPをONにして高圧水を生成し、把持吊上装置21に保持されるノズル3及び超音波センサ4の位置及び向きを調整する準備工程を行う。
続いて、図4(a)、(b)に示すように、液中にある板材等のワーク5を切断する前に、ワーク5の切断面5aに対して、ノズル3からウォータージェットWJを噴射してワーク5に切断開始点となる穴を開ける穴開け工程を液中で行う。
続いて、穴開け工程で形成した穴を基点に、切断方向にワーク5の切断工程を行う。切断工程では、図4(a)、(b)に示すように、ノズル3からウォータージェットWJをワーク5の切断面5aに向けて沿直方向に噴射し、切断面5aに沿ってノズル3及び超音波センサ4を移動手段2によって切断方向に移動させて、ワーク5を切断する。この切断工程において、ワーク5は、ウォータージェットWJによって切断されて、切断溝5bが形成される。移動手段2によるノズル3の送り速度は、ワーク5の材質や厚さに適合した加工条件に調整しながら切断加工を行う。
次に、ノズル3に追随して移動する超音波センサ4からワーク5の切断溝5b内に向けて超音波を発信させながら切断溝5b上を移動手段2で移動させて、切断溝5b内に切残し部5cがあるかを確認する切断確認工程を切断工程に平行して行う。図5(a)〜(c)に示すように、切断確認工程では、超音波センサ4から送信された超音波(発信波t)が、ワーク5の板厚付近の深さで超音波が反射されて超音波センサ4に戻って来た超音波(受信波r)を受信した場合は、超音波(発信波t)が切残し部5cによって反射されて受信波rとして受信されたものとして、判定部73(図1参照)が切残し部5cが存在すると判定する。
切残し部5cの有無を確認する切断確認工程は、超音波センサ4を利用して切残し部5cが形成されるワーク5の切断出口5dの付近を確認することにより、従来、液中で濁りによって切残し部5cを確認することができなかった水中カメラによる問題点を解消することができる。
図5(a)〜(c)に示すように、判定部73で切残し部5cが存在すると判定された場合は、特定部74によって超音波センサ4から送信された超音波の発信時間から切残し部戻り時間で反射して戻って来た超音波を検知したときの時間(位置)によって、切断溝5b内にある切残し部5cの位置を特定する切残し部特定工程が自動的に行われる(図1参照)。特定されたワーク5の切残し部5cの座標位置は、記憶部72に記憶される(図1参照)。
次に、特定部74で切残し部5cの位置等が特定された場合は、記憶部72に記憶された座標位置に基づいて移動手段2を駆動させ、特定部74で特定した切残し部5cを除去できる位置にノズル3を移動させて、ノズル3から切残し部5cに向けてウォータージェットWJを噴射させて切残し部5cを切断して除去する切残し部除去工程が行われる(図1参照)。
次に、図7(a)〜(g)を主に参照して、アブレシブウォータージェット加工装置1のノズル3を直線方向(または曲線方向)に移動させてワーク5を切断する場合を作業工程順に説明する。
ステップS14で切残し部5cが検出されたときは、図7(e)に示すように、移動手段2を切断方向と反対方向(矢印b方向)に駆動させ、ノズル3を距離L2逆走させて戻し、ノズル3からウォータージェットWJで切残し部5cを切断する(ステップS15)。
次に、図8(a)〜(e)を主に参照して、アブレシブウォータージェット加工装置1のノズル3を直線方向から直角方向に変更させて移動させながらワーク5を切断する場合を作業工程順に説明する。
つまり、図8(a)に示すように、アブレシブウォータージェット加工装置1は、細い二点鎖線で示す切断予定ルートf上を、ノズル3と超音波センサ4とを距離L2の間隔を保って切断方向(矢印a方向)に平行移動させながら、超音波センサ4による超音波探傷検査を実施する(ステップS21)。超音波センサ4は、ノズル3から噴射したウォータージェットWJで切断しながら移動した太実線で示す切断済みルートg上を追随するように、探傷済みルートhを移動する。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
この他、加工装置は、プラズマ切断、EDM(放電加工)による切断等の非接触切断工法や、ディスクソー、レジノイド砥石等による機械的切断等による切断加工装置であってもよい。
なお、超音波探触子を気中で使用する場合は、超音波センサ4とワーク5との間に液体の媒体が介在させて加工することが望ましい。
図9(a)、(b)に示すように、配管51(管体)から成るワーク5を切断加工する場合、その配管51の内径が小さいときは、超音波センサ4を軸方向に斜めに配置して、超音波の向きを切断溝51bに向けるようにして使用する。なお、配管51の内径が大きい場合には、前記したノズル3を直線方向(または曲線方向)に移動させてワーク5を切断する場合と同じように、超音波センサ4を配管51の軸直交方向に向けて使用する。
超音波センサ4は、把持吊上装置21のセンサ把持部21bによって切断溝51b内の切断出口51d付近に向けて焦点4aを調整して超音波が送信されるように保持させる。超音波センサ4は、探傷時の外乱を極力避けるために、配管51の周方向の切断部と位相をずらして配置させる。
なお、図10(a)、(b)に示す超音波センサ41は、切断加工を行うノズル3から後ろの位置を通して、ノズル3に追随して配管51内を回転移動することができる構造であればよく、ノズル3から180°後ろの位置に配置されるものに限定されるものではない。
実施例4は、アブレシブウォータージェット加工装置1で、図12及び図13に示すように、二重配管54を形成する配管52,53にノズル3からウォータージェットWJを噴射して円周方向に延びるスリット(切断溝52b,53b)を形成しながら、超音波センサ4で内側の配管53の切残し部53cと、外側の配管52の切残し部52cと、を検知する方法である。
ノズル3は、二重配管54の外側に二重配管54の中心に向けて水平に配置し、二重配管54の外側から大径の配管52の外面に向けてウォータージェットWJを噴射して、配管52の円周方向に切断溝52b,53bを形成する切断加工を行う。
また、実施例4では、二重配管54を切断加工するのに、二重配管54を固定させて超音波センサ4及びノズル3を配管52の外周に沿って移動させる場合を説明したが、二重配管54を回転させて超音波センサ4及びノズル3を固定させて切断加工を行ってもよい。
前記実施例4では、配管の大きさと、超音波センサ4及びノズル3の大きさとの都合から超音波センサ4を配管52,53の外側に配置したが、配管52,53内に超音波センサ4及びノズル3を配置可能な二重配管54の場合は、図14に示すように、超音波センサ4及びノズル3を二重配管54の内側に配置してもよい。
その場合、超音波センサ4及びノズル3は、前記図10(a)、(b)で説明した方法と同じ方法で二重配管54内に設置する。
これにより、二重配管54の場合であっても、切残し部52c,53cに向けて送信した超音波の反射波の受信の有無によって、切残し部52c,53cが有るか、無いかを確認することができる。
なお、実施例5の超音波センサ41は、実施例2(図10(a)、(b)参照)と同様に、切断加工を行うノズル3から後ろの位置を通して、ノズル3に追随して配管51内を回転移動することができる構造であればよく、ノズル3から180°後ろの位置に配置されるものに限定されるものではない。
実施例4,5の結果から、二重配管54の超音波探傷検査を行う場合、小径の配管53、大径の配管52の切残し部52c,53cを検知するためには、超音波センサ4の焦点を二箇所に設定する必要がある。この場合、その方法としては二つの方法がある。
一つ目の方法は、小径の配管53の焦点4aと、大径の配管52の焦点4aの二箇所の焦点4a,4aを網羅して検知することが可能な超音波センサ4を使用する方法である。
二つ目の方法は、二つの超音波センサ4を使用して配管52,53のそれぞれの切断部位に焦点4a,4aを合わして検査する方法である。
2 移動手段
3 ノズル(切断部)
4,41 超音波センサ(切残し部検出手段)
4a 焦点
5 ワーク(被切断物)
5a 切断面
5c 切残し部
5d 切断出口
7 制御手段
71 演算部
72 記憶部
73 判定部
74 特定部
75 除去駆動部
WJ ウォータージェット
Claims (8)
- 被切断物の切断面に沿って切断部を移動させながら前記被切断物を切断加工した際の切残し部の有無を判定する切残し判定方法であって、
前記切断部の移動方向に対して後方に前記切断面に沿って移動して前記切残し部を検知する切残し部検出手段を配置し、
予め前記切残し部で反射する前記切残し部検出手段から送信された送信波の反射波の切残し部戻り時間を算出し、
前記予め算出した前記切残し部戻り時間で反射して戻って来る前記反射波の信号の有無に基づいて前記切残し部が存在するか否かを判定すること、
を特徴とする切断加工における切残し判定方法。 - 被切断物に対してノズルからウォータージェットまたはレーザービームを発射しながら前記ノズルを切断面に沿って移動して前記被切断物を切断するウォータージェット加工またはレーザー加工における切残し部の有無を判定する切残し判定方法であって、
前記ノズルの移動方向に対して後方に前記切断面に沿って移動する超音波センサを配置し、
予め前記切残し部で反射する超音波の切残し部戻り時間を算出し、
前記予め算出した前記切残し部戻り時間で反射して戻って来る超音波の信号の有無に基づいて前記切残し部が存在するか否かを判定すること、
を特徴とする切断加工における切残し判定方法。 - 前記ウォータージェットまたはレーザービームが前記被切断物を切断する切断出口に向けて、かつ、前記超音波センサの焦点を前記切断出口に合わせて当該超音波センサを支持していること、
を特徴とする請求項2に記載の切断加工における切残し判定方法。 - 前記切残し部が存在すると判定したときは、前記切残し部戻り時間で反射して戻って来た超音波を検知した時間から前記切残し部の位置を特定し、
前記特定した切残し部の位置に前記ノズルを移動して当該切残し部の除去を行うこと、
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の切断加工における切残し判定方法。 - 前記被切断物が管体から成る場合、前記管体の内側に前記ノズル及び前記超音波センサを配置して、
前記管体の内壁面に前記ノズルから前記ウォータージェットまたはレーザービームを発射して前記管体を切断しながら前記切断面に沿って前記ノズル及び前記超音波センサを移動させ、
前記ウォータージェットまたはレーザービームで切断した切断溝内にある前記切残し部を前記超音波センサで検知すること、
を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の切断加工における切残し判定方法。 - 液中において、前記ノズルから前記ウォータージェットまたはレーザービームを発射して前記被切断物を切断すること、
を特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の切断加工における切残し判定方法。 - 被切断物に対して切断部を切断面に沿って移動させながら前記被切断物を切断する切断加工装置であって、
前記切断部の移動方向に対して後方に前記切断面に沿って移動して、前記切断部で前記被切断物を切断した際の切残し部を検知する切残し部検出手段と、
前記切断部及び前記切残し部検出手段を移動させる移動手段と、
前記切残し部検出手段及び前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、予め前記切残し部で反射する前記切残し部検出手段から送信された送信波の反射波の切残し部戻り時間を算出する演算部と、
前記演算部で予め算出した前記切残し部戻り時間を記憶する記憶部と、
前記記憶部で記憶している前記切残し部戻り時間で反射して戻って来る前記反射波の有無に基づいて前記切残し部が存在するか否かを判定する判定部と、
前記判定部で前記切残し部が存在すると判定したときに、前記切残し部戻り時間で反射して戻って来た前記反射波を検知した時間から前記切残し部の位置を特定する特定部と、
前記特定部で特定した切残し部を除去できる位置に前記切断部を移動させて当該切残し部の除去を行わせる除去駆動部と、を備えていること、
を特徴とする切断加工装置。 - 被切断物に対してノズルからウォータージェットを発射しながら前記ノズルを切断面に沿って移動して前記被切断物を切断する切断加工装置であって、
前記ノズルの移動方向に対して後方に前記切断面に沿って移動して、前記ノズルから発射したウォータージェットまたはレーザービームで前記被切断物を切断した際の切残し部を検知する超音波センサと、
前記ノズル及び前記超音波センサを移動させる移動手段と、
前記超音波センサ及び前記移動手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、予め前記切残し部で反射する超音波の切残し部戻り時間を算出する演算部と、
前記演算部で予め算出した前記切残し部戻り時間を記憶する記憶部と、
前記記憶部で記憶している前記切残し部戻り時間で反射して戻って来る超音波の有無に基づいて前記切残し部が存在するか否かを判定する判定部と、
前記判定部で前記切残し部が存在すると判定したときに、前記切残し部戻り時間で反射して戻って来た超音波を検知した時間から前記切残し部の位置を特定する特定部と、
前記特定部で特定した切残し部を除去できる位置に前記ノズルを移動させて当該切残し部の除去を行わせる除去駆動部と、を備えていること、
を特徴とする切断加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093149A JP6053716B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093149A JP6053716B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015208825A true JP2015208825A (ja) | 2015-11-24 |
JP6053716B2 JP6053716B2 (ja) | 2016-12-27 |
Family
ID=54611474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014093149A Active JP6053716B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6053716B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068132A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 三菱重工業株式会社 | レーザ切断方法 |
JP2017148848A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 二重管構造部の切断装置及び切断方法 |
JP2021516617A (ja) * | 2018-01-19 | 2021-07-08 | シノヴァ エスアーSynova Sa | 自動噴流角度調節装置 |
JP2022032288A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-25 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 加工装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53115286A (en) * | 1977-03-17 | 1978-10-07 | Nippon Steel Corp | Internal defect detecting method of steel |
JPS60197399A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-05 | 日本国土開発株式会社 | 高圧水による構造物のセンサを用いた切断方法とその装置 |
JPS60238574A (ja) * | 1984-05-12 | 1985-11-27 | 株式会社 間組 | マスコンクリ−トの切断方法 |
JP2001116732A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 超音波探傷装置 |
JP2002277447A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Kawasaki Steel Corp | 超音波探傷方法および装置 |
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014093149A patent/JP6053716B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53115286A (en) * | 1977-03-17 | 1978-10-07 | Nippon Steel Corp | Internal defect detecting method of steel |
JPS60197399A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-05 | 日本国土開発株式会社 | 高圧水による構造物のセンサを用いた切断方法とその装置 |
JPS60238574A (ja) * | 1984-05-12 | 1985-11-27 | 株式会社 間組 | マスコンクリ−トの切断方法 |
JP2001116732A (ja) * | 1999-10-20 | 2001-04-27 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 超音波探傷装置 |
JP2002277447A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Kawasaki Steel Corp | 超音波探傷方法および装置 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
日本非破壊検査協会, 超音波探傷試験B, vol. 1979年版, JPN6016015293, 10 July 1979 (1979-07-10), JP, pages 42頁, ISSN: 0003303230 * |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068132A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 三菱重工業株式会社 | レーザ切断方法 |
JP2017148848A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 二重管構造部の切断装置及び切断方法 |
JP2021516617A (ja) * | 2018-01-19 | 2021-07-08 | シノヴァ エスアーSynova Sa | 自動噴流角度調節装置 |
JP2022032288A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-25 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 加工装置 |
JP7517902B2 (ja) | 2020-08-11 | 2024-07-17 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6053716B2 (ja) | 2016-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6053716B2 (ja) | 切断加工における切残し判定方法及び切断加工装置 | |
US10632512B2 (en) | Devices, systems, and methods for cleaning vessels | |
EP3167966B1 (en) | Ultrasonic cleaning system and method | |
JP5093699B2 (ja) | 管端部の超音波探傷装置 | |
EP0752282B1 (en) | Method and apparatus for the induction of sonics, subsonics and/or supersonics into the interior of open-ended columns | |
CN109752460B (zh) | 一种深长孔管类件可视化超声无损检测装置及方法 | |
CN107064307B (zh) | 一种防/放喷管线超声波相控阵成像检测装置及检测方法 | |
US9751116B2 (en) | Pipe material removal apparatus and method | |
EP3248725A1 (en) | Laser peening apparatus and laser peening method | |
JP5585867B2 (ja) | 管端部の超音波探傷装置及び探触子ホルダーの初期位置設定方法 | |
US8455782B2 (en) | Portable EDM system for making calibration standards | |
JP2013109215A (ja) | ジャケット内付着物除去方法およびジャケット内付着物除去装置 | |
KR20160004574A (ko) | 캐비테이션 효과를 이용한 선체소제장치 및 이를 포함하는 선체소제 시스템 | |
CN213591294U (zh) | 一种管材内壁清洁装置 | |
JP5639633B2 (ja) | 難加工性材料のウォータージェット加工方法 | |
US20230373063A1 (en) | Non-contact type pile cutting apparatus using waterjet and cutting method thereof | |
WO1998007532A1 (en) | Method for inspecting pipelines, for cleaning pipelines, and apparatus for carrying out such methods | |
JP2020091156A (ja) | 超音波探傷装置 | |
JP2019150864A (ja) | 施工データ作成装置および施工データ作成方法 | |
CN108088914A (zh) | 一种水驱动tofd扫查装置 | |
JP2015044167A (ja) | ジャケット内部の付着物除去装置 | |
KR101672425B1 (ko) | 레그의 백플레이트 제거 장치 | |
US20170136656A1 (en) | Early Signaling of an Imminent Interruption of the Water Supply By a Water Supply System | |
KR20140119931A (ko) | 폐 파이프라인 회수 방법 | |
RU2775615C2 (ru) | Системы и способы, используемые при сварке сегментов трубы в трубопроводе |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150929 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160627 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6053716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |