JP2015208446A - 送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システム - Google Patents

送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システム Download PDF

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【課題】放香器自体に格別の駆動装置を設けなくても効率的に芳香や薬剤の放散を可能とし、既存の扇風機、サーキュレーター、エアコンなどの送風機能を持つ機器を利用して、効率的に芳香剤や薬剤を放散するカートリッジ形式の放散システムの提供。【解決手段】送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システムは、送風機能を有する機器の外装部への取付手段を端面4に有する外枠部2と、外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなりかつ芳香剤又は薬剤を含浸してなる帯状の担体3とから構成される、芳香剤又は薬剤の放散システム。【選択図】図1

Description

本発明は、扇風機やサーキュレーター、またはエアコンの送風部に取り付けて、一般家庭のみならず多くの人々が集まる様々な施設空間に、芳香を放つ香料を放散したり、滅菌剤や殺菌剤または消臭剤を放散するのに有用な芳香剤または薬剤の放散システムに関するものである。
近年の香りブームを背景に、一般家庭のみならず、ホテルのロビーや空港のラウンジ、或いはパチンコホールやゲームセンターなど、人々が集まる施設空間に放香器(アロマ・ディフューザー)が設置されるようになってきている。香りを流す目的は、心地よい香りで各種施設に集うお客様を“おもてなす”ことであったり、タバコ臭や下水臭などの悪臭や、料理臭などを消すためであったりする。また、香りはこのような“おもてなし”演出目的だけでなく店舗内で販売する商品の匂いを販促目的で人工的に流し、来店客の購買意欲を誘うなど、目的は様々である。いずれの場合にも、香りを空間の一定範囲に効率的に拡散させるためには放香器が必要となる。また、滅菌剤や殺菌剤または消臭剤等の空気清浄作用のある薬剤を空間雰囲気に放散させる必要性も考えられている。
放香器には、熱で香りを揮散させるものや、タンクに貯めた水に一定量の香料を入れて、超音波で水を振動させて香料を蒸散させるもの、或いは、霧吹きの原理でタンク内に入れた香料を霧やモヤ状にして噴霧させるものなど様々なタイプの放香器があるが、いずれの場合も、熱源やピエゾ素子、超音波振動子、或いはファンやコンプレッサーなど香料を揮散、蒸散、霧化するためのメカニズムを放香器内に設け、このメカニズムの力を借りて空中に香りを放つ仕掛けになっている。
実公平01−33046号公報
前記特許文献1に開示されたものは、粒状の芳香剤を用いて芳香を自動車や室内の雰囲気に放散せしめる放香器に関するものである。構成について見ると、円筒形で有底の筒体1を有し、該筒体1の円筒面の対称位置に通風部1aをそれぞれ設ける。通風部1aは多数の長孔から構成されていて、長孔の幅は粒状の芳香剤が抜け出ない長さに設定されている。筒体1に粒状の芳香剤を装填させた後、筒体1を例えばエアコンの送風部にセットしてエアコンの駆動を開始すれば、風入口2aから流入した風は筒体1の一方の通風部1aから筒体1内に導かれ、粒状の芳香剤から芳香を拾って、筒体1の他方の通風部1aからカバーケース3に設けた風出口3bを介して空間雰囲気に放散される。筒体1の角度を調整することにより、送風量を調整できるように工夫が凝らされている。
この発明は、上記の実情に鑑みて放香器自体に格別の駆動装置を設けなくても効率的に芳香剤や薬剤の放散を可能にすることを第1の課題とする。そのために、既存の扇風機、サーキュレーター、エアコンなどの送風機能を持つ機器を利用して、効率的に芳香剤や薬剤の放散に資するカートリッジ形式の放散システムを社会に提供することを第2の課題とする。さらに、カートリッジの外枠は継続的に使用して、カートリッジの芳香剤又は薬剤を含浸させた担体部のみをリフィルとして利用できるシステムを社会に提供することを第3の課題とする。
多くの人が集まる様々な施設空間や工場などの生産現場空間などの比較的広い空間に芳香や薬剤を効率よく放散するシステムの提供を第4の課題とする。また広い空間に芳香剤や薬剤を効率的且つ平均的に放散させるシステムの構築を第5の課題とする。
本発明の芳香剤又は薬剤の放散システムは、送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システムにおいて、放散システムは、送風機能を有する機器の外装部への取付手段を端面に有する外枠部と、外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなりかつ芳香剤又は薬剤を含浸してなる帯状の担体とから構成される、ことを特徴とする。
また、外枠部が径に比して奥行きが短い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする。
また、外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする。
また、外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈しており、且つ中間部に蛇腹部を有してなる、ことを特徴とする。
そして、外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、外枠部に対して取付け・取外しが自在である、ことを特徴とする。
また、外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、ガスバリア性の高いフィルムでできた袋に収納されてなり、使用時に帯状の担体を露出するために袋の一部を切り取り可能とする手段が備わっている、ことを特徴とする。
また、担体を外枠部の内面側に押しつけ固定する為の弾性を有する円形に組み立て可能な線条体を有している、ことを特徴とする。
さらに、外枠部は担体を外枠部に仮り止めするための鉤状部を外枠部の内面側端部に複数個有している、ことを特徴とする。
この発明によれば、広い放散面積と芳香剤や薬液の含浸量の増大化を図ることができるので、効率的に香りの放散を高めながら長時間に及ぶ利用を可能とする。且つ、格別の送風機能を持たない放散器を達成している。
この発明によれば、家庭での使用或いは広い空間を持つ施設での使用に適応することができる。
この発明によれば、カートリッジごとの交換又は芳香剤や薬剤を含浸させた担体のみをリフィルすることができる。
この発明によれば、芳香剤や薬剤を含浸させた担体の密封性を高めることができると共に、担体を袋ごとカートリッジに装着できるように工夫しているので、担体の取付け・取外しに手間取らない。
この発明によれば、リフィル用担体10の取付は鉤状部を利用して仮止めすることができるので一層手間を省くことができる。
芳香剤又は薬剤を放散するカートリッジの一例の斜視図である。 芳香剤又は薬剤を放散するカートリッジの一例の斜視図である。 図2に記載されるタイプのカートリッジが蛇腹部を有する例の斜視図である。 帯状の担体の斜視図である。 弾性を有する円形に組み立て可能な線条体の一つの例の説明図である。 弾性を有する円形に組み立て可能な線条体の他の例の正面図と上面図である。 袋体入り担体の概念を示す斜視図である。 担体の仮止めに用いられる外枠部に設けられた鉤部の説明図である。
本願発明を実施する形態として、送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システムにおいて、前記放散システムは、前記送風機能を有する機器の外装部への取付手段を端面に有する外枠部と、前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなりかつ芳香剤又は薬剤を含浸してなる帯状の担体とから構成される、ことを特徴とする芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記外枠部が径に比して奥行きが短い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする請求項1に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする請求項1に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈しており、且つ中間部に蛇腹部を有してなる、ことを特徴とする請求項3に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、前記外枠部に対して取付け・取外しが自在である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、ガスバリア性の高いフィルムでできた袋に収納されてなり、使用時に前記帯状の担体を露出するために袋の一部を切り取り可能とする手段が備わっている、ことを特徴とする請求項5に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
また、前記担体を前記外枠部の内面側に押しつけ固定する為の弾性を有する円形に組み立て可能な線条体を有している、ことを特徴とする請求項5又は6に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
さらに、前記外枠部は前記担体を前記外枠部に仮り止めするための鉤状部を前記外枠部の内面側端部に複数個有している、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム、とすることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は芳香剤又は薬剤を放散するカートリッジの一例の斜視図である。図示の例では外観が中空円筒形でその径に比し奥行きが短い構成となっている。したがって、カートリッジ1は、例えば市販の扇風機やサーキュレーターの前面やエアコンの吹き出し口に取り付けて用いるのに好適である。カートリッジ1は同じく中空円筒状の外枠部2の内面側に香料等を含浸させた担体3が取り付けられている。担体3はシート状で厚みのある紙や不織布又はフェルトのような繊維素材で作成されても良いし、吸液性や保液性の高い材料であれば、例えば架橋したポリ−γ−グルタミン酸のような材料を用いて作成しても良い。
図1に記載されるカートリッジ1は、外観が中空円筒形を呈しており、カートリッジ1の外枠体2の端面部4には取付機構が備わっているので、カートリッジ1を扇風機やサーキュレーターの前面の網や格子に取り付けて用いて好適である。扇風機やサーキュレーターのファン等は円状に回転する形式が圧倒的に多いことから、円状に回転するファンから発生した気流は、カートリッジ1内で円状に配置された担体3に含浸している芳香剤や薬液を効率良く拾って、さわやかな風と共に香りや空気清浄用の薬剤を空間雰囲気に効率よく放散することができるのである。
そして、筒型のカートリッジ1はサイズを問わない。即ち、1つのカートリッジで扇風機の前面全体をカバーできる大きなサイズでも良いし、いかなるサイズの扇風機やサーキュレーターにも装着可能な小さなサイズでも良いのである。小さなカートリッジであれば、1つの扇風機やサーキュレーターに複数個のカートリッジを装着することが可能となり、装着するカートリッジの数量の増減で、放散する香りの強さを調整できる効果もある。
図1に記載されるカートリッジ1は、外観が中空円筒形を呈しているがその理由は、筒状の方が中に収納するシート状の担体3を極大化でき、担体3に含浸させる香料等も極大化できるからである。さらに、扇風機等の風をカートリッジ1に当てて香りを拾う際にも、カートリッジ1が筒状である方が風が香りを広汎に効率良く拾い、香り等を効率よく拡散できるからである。
図1に記載されるカートリッジ1は円筒形であるが、必ずしも円筒形の筒型にする必要はない。正方形や矩形、或いは楕円形やその他の形状の筒型であっても良い。例えばエアコンの吹き出し口に設置する場合などは矩形の筒型形状が好ましいことも多い。
図2は芳香剤又は薬剤を放散するカートリッジの一例の斜視図である。図示の例では外観が中空円筒形でその径に比し奥行きが長い構成となっている。したがって、カートリッジ1は、例えば市販の扇風機やサーキュレーターの前面やエアコンの吹き出し口に取り付けて用いるのに好適である。この例では奥行きが長いのに合わせて大きな担体3を取り付けることができるので、担体3が含浸する香料や薬剤の量が格段に多くなり、室内大空間や屋外のテーマパーク等でも使うことができるハイパワーな放香器、滅菌器、殺菌器、消臭器として新たなニーズを開拓することができる。但し、その場合は、使用する扇風機やサーキュレーターがより強力で大容量のものを必要とするので、工事現場や工場などで使われる産業用の送風機などに装着するのが好適である。
図2に記載されるような大きなカートリッジの場合、カートリッジ1の重量がかなり重くなるので、カートリッジ1を送風機等の前面に装着した際、送風機がバランスを崩して転倒する危険性がある。そのような場合は、脚体7を用いてカートリッジ1の適宜の位置を支持することにより送風機の転倒を未然に回避することができる。脚体7は例えばカメラ用の三脚のようなもので脚部を個々に伸縮自在に固定できるものとすることにより、接地面がフラットでなく凹凸や傾斜のある様な場所であっても安定的な設置が可能であり、また、カートリッジ1からの送風方向を調節するのに使うこともできる。脚体7は三脚に限らず二脚や五脚等も採用することができる。その際、カートリッジ1の底部に脚体7をセットするためのねじ穴等の取付穴を予め設けておけばカートリッジ1の利便性はさらに向上する。
図3はカートリッジが蛇腹部を有する例の斜視図である。図3には、図2に記載されるカートリッジ1の外枠部2の中間部に蛇腹部6を設けたものが記載されている。蛇腹部6に蛇腹状の加工を施しておけば、蛇腹部6で容易にカートリッジ1の送風方向の変換が可能となり、香りの放散方向を適宜変更できるのでベターである。また、カートリッジ1の担体3に香料を過剰に含浸させた場合でも、漏れ出た香料は蛇腹部6の溝に留め置かれて、カートリッジ1から外部に漏れ出ることを防止することができる。また、このカートリッジ1を天井脇のエアコン吹き出し口に装着する際も、カートリッジ1の先端の開口部を水平よりも上方向に曲げておくことで、担体3に過剰に香料を含浸させたとしても香料等が天井付近から漏れ落ちる不都合をなくすことができる。
図4は帯状の担体の斜視図である。図1〜3の実施例の説明では、カートリッジ1の外枠部2の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなりかつ芳香剤又は薬剤を含浸してなる帯状の担体3が外枠体2の内面側に固着された態様のものを包含することを前提として説明がなされてきた。しかし、図4に記載される担体はリフィル用担体10である。したがって、図1〜3の実施例のものは香りが弱くなったり飛んでしまったら、カートリッジ1ごと新しいカートリッジ1に交換するものを包含している。このような対応も利用者が時間の節約や手間を省く観点から見ると有効ではあるが、環境保全や資源の節約を図る観点から見るとゴミの増加に加担する面が否めない。そこで、カートリッジ1の外枠部2は引き続き利用可能なことから、担体3のみを交換する要望にも対応することも肝要であると考えたのである。即ちエコである。リフィル用担体10の材料はシート状で厚みのある紙や不織布又はフェルトのような繊維素材で作成されても良いし、例えば架橋したポリ−γ−グルタミン酸のような吸液性や保液性の高い材料を用いて作成しても良い。芳香剤や薬剤をリフィル用担体10に含浸させて、ガスバリア製の高い薄いアルミ箔やアルミ蒸着フィルム製の袋に入れて出荷することで、輸送途上や保管時などに芳香剤等が揮散、蒸散するのを防いで利用者に届けることができる。
図5は弾性を有する円形に組み立て可能な抑え具としての線条体の一つの例の説明図である。図4のリフィル用担体10の交換の際は使用済みの担体を外枠部2から外した後、新しいリフィル用担体10を外枠部2の内面側にセットする。針金状体11は外枠部2にセットしたリフィル用担体10の妄動を防ぐための抑え具である。針金状体11をカートリッジ1の内面側に沿わせてリフィル用担体10を外枠部2に押しつけるようにセットしてから針金状体11の両端に一体化されている円環部12に係止部を持つ留め金部13を係止すれば、弾性を有する針金状体11は円形を保ってリフィル用担体10をカートリッジ1の外枠部2の内面側に固定することができる。針金状体11の幅は些少であるからリフィル用担体10の露出面を覆って芳香剤の揮散、蒸散を妨げる心配はいらない。
図6は弾性を有する円形に組み立て可能な抑え具としての線条体の他の例の正面図と上面図である。細長板15は弾性を有するプラスチック製の幅狭で薄いプレートである。細長板15の一端には孔部16が開けられており他端にはスナップ結合用の突起を持つ突起部17が設けられている。その使用法は図5の線条体と同様、新しいリフィル用担体10を外枠部2の内面側にセットした後、細長板15をカートリッジ1の内面側に沿わせてリフィル用担体10を外枠部2の内面側に押しつけるようにセットしてから、細長板15の孔部16に他端の突起部17を差し込むか、或いは突起部17に孔部16を押し込んでスナップ結合させる。リフィル用担体10はこのようにしてカートリッジ1に固定される。細長板15の幅は些少であるからリフィル用担体10の露出面を覆って芳香剤の揮散、蒸散を妨げることがないことは図5のものと同様である。また、この抑え具の形状は担体1を覆う可能性が少ない例えば弾性を有する網状の支持体とすることもできる。
図7は袋体入り担体の概念を示す斜視図である。図7は使用状態を示している。袋20にはリフィル用担体10が収納されており、担体は袋20に開けられている開口部21から外部に露出している。カートリッジ1の外枠部2の内面側にセットしてリフィルとして用いるものである。輸送途上や保管時などに芳香剤等が揮散、蒸散するのを防ぐために、開口部21は袋20と同様の素材からなるガスバリア製の高い薄いアルミ箔やアルミ蒸着フィルムで密閉されている。使用に際して、この袋20の袋端22のみならず袋20の開口部21のない片面の任意の複数箇所に両面テープ等の固定手段を取り付けておき、リフィル用担体10を袋20ごとカートリッジ1の外枠部2の内面側に添わせた後、この両面テープを用いて袋ごとカートリッジ1に押し付け固着することができる。両面テープに限らず面ファスナーやフックを用いて固定することもできる。セットが完了したなら、密閉しているフィルムを摘み部を引っ張ることにより剥がすなどしてリフィル用担体10を露出させて送風部に取り付ければよい。リフィル用担体10は袋20に収納されているため、もしも芳香剤や薬剤が滲み出ても袋20に保持されて周囲を汚す心配はいらない。滲み出た芳香剤等は毛管現象で無駄なく利用されるのである。
図8は担体3、10の仮止めに用いられる外枠部2に設けられた鉤部の説明図である。担体3、10をカートリッジ1の外枠部2の内面側に添わせてセットする際に、外枠部2の端面部4に内方に立ち上がる立ち上げ部25と内面側に伸びる鉤部26とからなる鉤状部を端面部4に複数個設けることが有用である。まず香りが弱くなったり飛んでしまった担体3、10を取り外し、新しい担体3、10を外枠部2の内面側に添わせてセットするのであるが、担体3、10の長端部が鉤状部の立ち上げ部25に当たるようにセットする。担体3、10は外枠部2の内面側に沿って仮止め状態になる。その後、針金状体11や細長板15又は袋20に取り付けた両面テープ等を用いて担体3、10を外枠体2にしっかり取り付けることができる。鉤状部の鉤部26は担体3、10がカートリッジ1の内方に浮き上がるのを防いで都合がよい。鉤状部は一方の端面部4のみに設けても良いが、カートリッジ1の外枠部2の両側の端面部に設けるようにしても良い。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明は家庭はもとより多くの人々が集う各種の施設においても香りのおもてなしや空気の清浄化を何気なく提供することができるので、何かと気ぜわしい社会に一服の清涼感と心の安らぎを与える心理的効果が期待できるので、社会に広く普及することが望まれる。
本発明はその精神や主要な特徴から逸脱することなく、他の種々な形で実施することができる。そのため、前述の実施例は単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
1 カートリッジ
2 外枠部
3 担体
4 端面部
6 蛇腹部
7 脚体
10 リフィル用担体
11 針金状体
12 円環部
13 留め金部
15 細長板
16 孔部
17 突起部
20 袋
21 開口部
22 袋端
25 立ち上げ部
26 鉤部

Claims (8)

  1. 送風機能を有する機器に取り付けて用いる芳香剤又は薬剤の放散システムにおいて、前記放散システムは、前記送風機能を有する機器の外装部への取付手段を端面に有する外枠部と、前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなりかつ芳香剤又は薬剤を含浸してなる帯状の担体とから構成される、ことを特徴とする芳香剤又は薬剤の放散システム。
  2. 前記外枠部が径に比して奥行きが短い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする請求項1に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  3. 前記外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈している、ことを特徴とする請求項1に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  4. 前記外枠部が径に比して奥行きが長い中空円筒状を呈しており、且つ中間部に蛇腹部を有してなる、ことを特徴とする請求項3に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  5. 前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、前記外枠部に対して取付け・取外しが自在である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  6. 前記外枠部の内面側に設けられる吸液性又は保液性の高い材質からなる帯状の担体は、ガスバリア性の高いフィルムでできた袋に収納されてなり、使用時に前記帯状の担体を露出するために袋の一部を切り取り可能とする手段が備わっている、ことを特徴とする請求項5に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  7. 前記担体を前記外枠部の内面側に押しつけ固定する為の弾性を有する円形に組み立て可能な線条体を有している、ことを特徴とする請求項5又は6に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
  8. 前記外枠部は前記担体を前記外枠部に仮り止めするための鉤状部を前記外枠部の内面側端部に複数個有している、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載される芳香剤又は薬剤の放散システム。
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