JP2015207844A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の送受信を行う送信機と受信機とを備えた通信装置において、消費電流の低減と、通信の高信頼性の両方を実現できる通信装置を提供する。【解決手段】通信装置100は、通信の開始を送信機1から受信機14に通知する起動信号と、通信の主体となる通信信号との二つからなる通信を行い、起動信号をASK変調方式とし、通信信号をFSK変調方式として、通信を行う。送信機1は、起動信号(ASK信号)を送信する際には、発振子制御部13により2つの発振子7、8のうちの一方8を停止させる。そして、起動信号の値に応じて発振子7と動作停止した発振子8との間で変調部4に接続する発振子をスイッチ9により切り替える。送信機1は、通信信号(FSK信号)を送信する際には、2つの発振子7、8を両方とも動作させたうえで、通信信号の値に応じて発振子7、8間で変調部4に接続する発振子をスイッチ9により切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、信号の送受信を行う送信機と受信機とを備えた通信装置に関する。
信号の送受信を行う送信機と受信機とを備えた通信装置に関し、従来、通信の開始を送信機から受信機に通知する起動信号をASK方式のスペクトル拡散通信(ASK−SS方式)とし、通信の主体となる通信信号をPSK方式のスペクトル拡散通信(PSK−SS方式)とした通信装置の提案がある(特許文献1参照)。この特許文献1の通信装置によれば、起動信号をASK−SS方式としているので待機時の消費電流を低減でき、なおかつ外来ノイズに高い耐性を維持できるとしている。
特開2009−88635号公報
ところで、特許文献1では、ASK−SS方式とPSK−SS方式とを切り替えることで、通信装置の消費電流の低減と、通信の高信頼性の両方を実現している。しかし、特許文献1とは別の観点で、通信装置の消費電流の低減と、通信の高信頼性の両方を実現できる手法を提案することは、特許文献1の手法を採用できない何らかの理由がある場合などに有益である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、通信装置の消費電流の低減と、通信の高信頼性の両方を実現できる通信装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、信号の送受信を行う送信機と受信機とを備えた通信装置において、
通信の開始を前記送信機から前記受信機に通知する起動信号と、通信の主体となる通信信号との二つからなる通信を行い、前記起動信号をASK変調方式とし、前記通信信号をFSK変調方式とし、且つ、前記ASK変調方式における搬送波の周波数と、前記FSK変調方式における搬送波の周波数の一つとを一致させたことを特徴とする。
本発明によれば、通信の開始を送信機から受信機に通知する起動信号をASK(Amplitude Shift Keying)変調方式としているので、起動信号送信時の送信機の消費電流を低減できる。また、通信の主体となる通信信号を、ASK変調方式よりも耐ノイズ性が高いFSK(Frequency Shift Keying)変調方式としているので、通信の高信頼性を実現できる。さらに、本発明では、ASK変調方式における搬送波の周波数と、FSK変調方式における搬送波の周波数の一つとを一致させているので、変調(特に搬送波)に関連する通信装置の構成や制御を簡素化できる。
通信装置の構成図である。 送信機から受信機に送信される信号の構成を上段に示し、変調信号の送信電力の時間変化を下段に示した図である。 受信機の各部の詳細な構成を示した図である。 送信機が実行する処理のフローチャートである。 起動信号の送信方法を説明する図として、送信機の一部構成を示すとともに、ASK変調する際の各部での信号の様子を示した図である。 通信信号の送信方法を説明する図として、送信機の一部構成を示すとともに、FSK変調する際の各部での信号の様子を示した図である。 受信機の起動状態変化を上段に、送信機が送信する信号の構成を中段に、送信機の消費電流を下段に示した図である。 起動信号における出力電力の時間変化を示した図である。 受信機が実行する処理のフローチャートである。 受信機の一部構成を示した図であり、起動信号(ASK信号)を受信する際の各部での信号の様子を示した図である。 受信機の一部構成を示した図であり、通信信号(FSK信号)を受信する際の各部での信号の様子を示した図である。 ASK変調方式で信号を送受信した時に、通信レートに対してSNRがどのように変化するかの計算例を示した図である。 起動信号と通信信号の両方をFSK変調方式で送信した場合における消費電流を説明する図である。 変形例に係る送信機の構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の通信装置の構成図である。図1の通信装置100は、例えば車両のキーレスエントリーシステムの一部を構成する装置とされる。なお、キーレスエントリーシステムは、車両ユーザに携帯所持される携帯機(キー)による遠隔操作に基づいて、車両のドアをロックしたりアンロックしたりするシステムである。
図1を参照して通信装置100の構成を説明する。通信装置100は、送信機1と受信機14とを備えて、送信機1から受信機14に、所定信号(キーレスエントリーシステムの場合は、車両ドアのロック、アンロックを指示する信号)を無線で送受信する装置である。これら送信機1、受信機14間の通信は非同期通信とされる。
先ず送信機1の構成から説明する。送信機1は、送信機1の全体制御を司る通信制御部2と、通信制御部2からの指令に基づき送信信号のビット列を発生させる信号発生部3と、信号発生部3で発生した送信信号が入力されてその送信信号を変調する変調部4と、その変調部4で変調された変調信号を電波で送出するアンテナ部5とを備えている。変調部4は、ASK変調とFSK変調の両方に対応可能に構成されている。
また、送信機1は、送信信号の通信レートを制御する通信レート制御部6を備えている。なお、通信レートは、単位時間当たりに送信することができるデータ量を示した指標(通信速度)であり、例えば、1秒間に何ビットのデータを送信できるかを示したbps(bits per second、ビット毎秒)である。通信レート制御部6による通信レートの指令値は、通信制御部2に送られる。
また、送信機1は、第1周波数f1の信号を発振する第1の発振子7と、第1周波数f1とは異なる第2周波数f2の信号を発振する第2の発振子8とを備えている。本実施形態では、第1周波数f1のほうが第2周波数f2よりも大きい(f1>f2)として説明するが、反対に、f1<f2であったとしても良い。これら第1周波数f1、第2周波数f2は、例えばRF帯の周波数(例えば300〜400MHz帯)に設定されている。それら発振子7、8で発振した信号は変調部4で変調する際の搬送波として用いられる。送信機1は、変調部4と発振子7、8の間に設けられて変調部4に入力する搬送波信号を第1の発振子7の信号と第2の発振子8の信号の間で切り替えるスイッチ9を備えている。
そのスイッチ9の一端が変調部4の端子10に接続され、他端が、第1の発振子7の端子11と第2の発振子8の端子12間で切り替え可能に設けられている。スイッチ9が第1の発振子7の端子11に繋がった場合には、第1の発振子7の信号が搬送波信号として変調部4に入力される。他方、スイッチ9が第2の発振子8の端子12に繋がった場合には、第2の発振子8の信号が搬送波信号として変調部4に入力される。なお、スイッチ9の切り替えは通信制御部2により行われる。さらに、送信機1は、発振子7、8の動作を制御する発振子制御部13を備えている。その他、送信機1は、バッテリ(図示外)を備えている。そして、そのバッテリからの電力供給により送信機1が駆動する。
送信機1は、例えば、キーレスエントリーシステムにおける携帯機とされる。この場合には、送信機1には、車両ドアのロックを指示するロックスイッチや、アンロックを指示するアンロックスイッチが設けられる。そして、送信機1は、ロックスイッチやアンロックスイッチがユーザにより操作された場合など所定条件が成立したときには、受信機14に信号(データ)を送信する。ここで、図2は、送信機1から受信機14に送信される信号20の構成及び変調方式を説明する図を示している。詳細には、図2の上段に信号20の構成を示し、下段に、変調信号の送信電力の時間変化を示している。
図2の上段に示すように、信号20は、受信機14に通信の開始を通知する、言い換えると、間欠動作(低消費電流モード)で待機する受信機14を起動させる起動信号21と、その起動信号21に後続して送信される、通信の主体となる通信信号22との二つの信号から構成される。通信信号22は、例えば、送信機1を認証するための認証データ(IDコード)や、ロックスイッチの操作によるロック指示データや、アンロックスイッチの操作によるアンロック指示データなどを含んでいる。
また、図2の下段に示すように、起動信号21は、搬送波211によるASK変調された信号となっている。この搬送波211は、第1の発振子7(図1参照)による第1周波数f1の正弦波である。他方、通信信号22は、搬送波221と搬送波222とによるFSK変調された信号となっている。搬送波221は、搬送波211と同様に、第1の発振子7による第1周波数f1の正弦波である。搬送波222は、第2の発振子8による第2周波数f2の正弦波である。このように、送信機1は、起動信号21はASK変調方式で送信し、通信信号22はFSK変調方式で送信している。送信機1の動作の詳細は後述する。
次に、受信機14の構成を説明する。図1に示すように、受信機14は、送信機1からの信号(電波)を受信するアンテナ部15と、そのアンテナ部15で受信した変調信号を復調(検波)する検波部16と、その検波部16で復調された信号をAD変換してビット列にする信号再生部17とを備えている。また、受信機14は、信号再生部17で再生された信号(ビット列)に基づいて、送信機1からの信号か否かの判断など受信機14の全体制御を司る制御部18を備えている。さらに、受信機14は、受信機14の受信帯域幅として検波部16に備えられたフィルタの帯域幅を調整するフィルタ帯域制御部19を備えている。
図3を参照して、さらに詳細に受信機14の構成を説明する。図3は、受信機14の各部の詳細な構成を示した図である。アンテナ部15は、アンテナ151と、そのアンテナ151で受信した信号を効率的に検波部16に伝達させるためにインピーダンス整合を行う整合回路152とを備えている。整合回路152は、アンテナ151で受信した信号から直流分を除去するコンデンサ、伝送路と接地間に接続されたコンデンサ等を含み、それらコンデンサの容量と、アンテナ151のインダクタンス分とで定まる共振回路として構成されている。
検波部16は、いわゆるスーパーヘテロダイン方式の回路に構成されている。すなわち、検波部16は、アンテナ部15から送られてくる信号のうち所定周波数帯域の信号(例えばRF帯の信号)は通過させ、それ以外の信号は除去するRFフィルタ161と、そのRFフィルタ161を通過した信号を増幅するRFアンプ162とを備えている。
また、検波部16は、所定周波数の信号を発振させる局部発振器163と、その局部発振器163で発振した信号に対して周波数逓倍(図3では8倍)する周波数逓倍器164とを備えている。また、検波部16は、周波数逓倍器164で周波数逓倍された信号と、RFアンプ162を通過した信号とを混合して中間周波数(intermediate Frequency)に変換する混合器165とを備えている。また、検波部16は、混合器165で中間周波数に変換された信号のうち所定周波数帯域の信号は通過させ、それ以外の信号は除去するIFフィルタ166と、そのIFフィルタ166を通過した信号を増幅するIFアンプ167とを備えている。
また、検波部16は、IFアンプ167を通過した信号を包絡線検波する検波回路168を備えている。その検波回路168は、例えばコンデンサ及び抵抗を有したCRフィルタとして構成されている。また、検波部16は、検波回路168で包絡線検波された信号から高周波の信号を除去するローパスフィルタ169を備えている。そのローパスフィルタ169を通過した信号が信号再生部17に入力される。さらに、検波部16は、IFアンプ167を通過した信号が入力されてその信号の電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を求めるRSSI測定器170を備えている。そのRSSI測定器170で測定されたRSSI値は、制御部18に入力される。
信号再生部17は、検波部16で検波された信号(ローパスフィルタ169を通過した信号)の閾値以上の部分に対しては「1」を出力し、閾値未満の部分に対しては「0」を出力するコンパレータ171等から構成されている。制御部18は、CPU、ROM、RAM等を有したマイクロコンピュータ181等から構成されている。
受信機14は、例えば、キーレスエントリーシステムにおける車両に備えられた、携帯機からのロック指示信号又はアンロック指示信号を受信する受信機とされる。なお、受信機14の動作の詳細は後述する。
以上が通信装置100(送信機1、受信機14)の構成である。次に、送信機1の動作(処理)の詳細を説明する。図4は、送信機1が実行する処理のフローチャートである。図4の処理は、送信機1がキーレスエントリーシステムにおける携帯機の場合には、ロックスイッチ又はアンロックスイッチが操作された時に開始する。
図4の処理を開始すると、先ず、起動信号をASK変調して送信する(S11)。図5は、起動信号の送信方法を説明する図であり、詳細には送信機1の一部構成を示すとともに、ASK変調する際の各部での信号の様子を示している。図5を参照して、S11の処理の詳細を説明すると、通信制御部2は、信号発生部3に起動信号のビット列を発生させるように指令をする。信号発生部3で発生させた起動信号は変調部4に送られて、その変調部4で起動信号のASK変調が行われる。
具体的には、発振子制御部13(図1参照)は、第1の発振子7を動作させる一方で、第2の発振子8の動作を停止させる。そして、通信制御部2は、起動信号の値(「0」、「1」)に応じてスイッチ9の切り替えを制御する。具体的には、通信制御部2は、起動信号の値が「1」の場合には第1の発振子7の側にスイッチ9を切り替えて、変調部4に第1周波数f1の正弦波信号を入力させる。そして、変調部4にて、起動信号の「1」の区間を第1周波数f1の正弦波のアナログ信号に変換する。
一方、通信制御部2は、起動信号の値が「0」の場合には第2の発振子8の側にスイッチ9を切り替える。この場合、第2の発振子8は停止しているので第2の発振子8から変調部4には正弦波信号は入力されない。言い換えると、変調部4には、搬送波信号として振幅が「0」の信号が入力される。そして、変調部4にて、起動信号の「0」の区間を、振幅が略ゼロのアナログ信号に変換される。図5の変調部4の出力ラインには、変調後の信号として、起動信号の「1」の区間R11を第1周波数f1の正弦波信号とし、「0」の区間R12をゼロとしたASK信号を図示している。なお、通信制御部2は、起動信号の値が「1」の場合には動作停止した第2の発振子8の側にスイッチ9を切り替え、「0」の場合には第1の発振子7の側にスイッチ9を切り替えても良い。
さらに、通信レート制御部6(図1参照)は、ASK信号を送信する際には、ASK信号用の通信レートb1を通信制御部2に通知する。この通信レートb1は、後述するFSK信号用の通信レートb2よりも小さい(遅い)値である。通信制御部2は、この通信レートb1でASK信号が送信されるように、スイッチ9の切替周波数、つまり起動信号のパルス幅(図5に示す区間R11、R12の幅)を調整する。つまり、通信制御部2は、スイッチ9の切り替え間隔を、FSK信号の送信時よりも長くする。これによって、ASK信号の通信レートb1は、FSK信号の通信レートb2よりも小さくなって、後述するように受信機14における受信帯域幅を狭くすることができる。
また、通信制御部2は、起動信号の「1」の区間R11と「0」の区間R12との比(デューティ比)が所定値となるように、スイッチ9の切り替え間隔を制御する。具体的には、区間R11÷(区間R11+区間R12)をデューティ比と定義したときに、このデューティ比が0.5より小さくなるように、スイッチ9の切り替え間隔を制御する。つまり、区間R11を区間R12よりも短くする(R11<R12)。これによって、R11≧R12の場合に比べて、消費電流が略ゼロの区間R12を長くできるので、送信機1の消費電流を低減できる。なお、R11≧R12の構成を排除する趣旨ではない。
さらに、S11では、間欠動作している受信機に確実に起動信号を受信させるために、その間欠動作の間隔よりも起動信号の送信期間が長くなるように、複数フレームの起動信号を送信する。ここで、図7は、本発明の効果を説明する図であり、詳細には、横軸を時間軸として、受信機14の起動状態変化(ウェイクアップ期間、スリープ期間)を上段に、送信機1が送信する信号の構成を中段に、送信機1の消費電流を下段に示している。
図7の上段に示すように、受信機14は待機中では、低消費電流モードとして間欠動作をしており、図7の例では、スリープ期間(動作停止期間)を250msec、ウェイクアップ期間(動作期間)を6msecとして、これらスリープ期間、ウェイクアップ期間を交互に繰り返している。この場合、受信機14は、低消費電流モードにおいてはウェイクアップ期間である6msecの期間でしか信号を受信することができない。そこで、S11では、スリープ期間とウェイクアップ期間を合算した期間(=256msec)よりも長い期間、起動信号を送り続ける。具体的には、1フレームの送信期間が78msecとすると、4フレーム分(312msec)の起動信号を送信している(図7の中段参照)。これにより、間欠動作している受信機14に確実に起動信号を受信させることができる。
さらに説明すると、受信機14がウェイクアップしている6msecの期間で、起動信号の受信を受信機14に認識させる必要がある。言い換えると、後述するように、受信機14は信号の受信レベル(RSSI値)に基づいて信号の受信有か否かを判断するが、そのために、受信機14が起動信号を受信した場合には、ウェイクアップ期間に起動信号の出力電力が現れる区間(起動信号の値が「1」の区間)を確実に受信機14に受信させる必要がある。そのため、例えば、図8のように、起動信号の各区間を構成する。この図8は、起動信号における出力電力の時間変化を示している。図8の例では、起動信号の出力電力が現れる区間(起動信号の値が「1」の区間)が0.35msecとされ、出力電力がゼロとなる区間(起動信号の値が「0」の区間)が5.3msecとされている。これにより、受信機14のウェイクアップ期間(=6msec)に受信機14が起動信号を受信した場合には、この起動信号中の出力電力が現れる区間を確実に受信機14に受信させることができる。
送信機1は、起動信号の送信に続けて、通信の主体となる通信信号をFSK変調して送信する(S12)。図6は、通信信号の送信方法を説明する図であり、詳細には、送信機1の一部構成を示すとともに、FSK変調する際の各部での信号の様子を示している。図6を参照して、S12の処理の詳細を説明すると、通信制御部2は、信号発生部3に通信信号のビット列を発生させるように指令をする。信号発生部3は、この指令に基づき、例えばキーレスエントリーシステムの場合には、受信機14側で送信機1を認証するための認証データ(IDコード)や、車両ドアのロック状態を指示する指示信号を含んだ通信信号のビット列を発生させる。信号発生部3で発生させた通信信号は変調部4に送られて、その変調部4で通信信号のFSK変調が行われる。
具体的には、発振子制御部13(図1参照)は、第1の発振子7と第2の発振子8の両方を動作させる。そして、通信制御部2は、起動信号の変調と同様に、通信信号の値(「0」、「1」)に応じてスイッチ9の切り替えを制御する。具体的には、通信制御部2は、通信信号の値が「1」の場合には第1の発振子7の側にスイッチ9を切り替え、通信信号の値が「0」の場合には第2の発振子8の側にスイッチ9を切り替える。これによって、変調部4にて、通信信号の「1」の区間R21(図6参照)が第1周波数f1の正弦波、「0」の区間R22が第2周波数f2の正弦波のアナログ信号(FSK信号)に変換される。なお、通信制御部2は、通信信号の値が「1」の場合には第2の発振子8の側にスイッチ9を切り替え、「0」の場合には第1の発振子7の側にスイッチ9を切り替えても良い。
さらに、通信レート制御部6(図1参照)は、FSK信号を送信する際には、FSK信号用の通信レートb2を通信制御部2に通知する。上述したように、この通信レートb2はASK信号用の通信レートb1よりも大きい(速い)値である。通信制御部2は、この通信レートb2でFSK信号が送信されるように、スイッチ9の切替周波数、つまり通信信号のパルス幅(図6に示す区間R21、R22の幅)を調整する。つまり、通信制御部2は、スイッチ9の切り替え間隔を、ASK信号の送信時よりも短くする。
また、通信制御部2は、通信信号の「1」の区間R21と「0」の区間R22との比(デューティ比)が所定値となるように、スイッチ9の切り替え間隔を制御する。ここでは、例えば、区間R21と区間R22とが同じ幅となるように、スイッチ9の切り替え間隔を制御する。また、通信制御部2は、図7の中段に示すように、1フレーム分(78msec)の通信信号を送信する。S12の処理の後、図4のフローチャートの処理を終了する。
このように、送信機1は、一回の送信で、例えばトータル5フレーム(起動信号が4フレーム、通信信号が1フレーム)の信号を送信する(図7の中段参照)。このとき、起動信号をASK変調方式で送信しているので、図7の下段に示すように、起動信号の送信時は送信機1の消費電流(出力電力)は間欠的となる。よって、送信機1の消費電流を低減できる。また、送信機1は、通信信号を、ASK変調方式よりも耐ノイズ性の高いFSK変調方式で送信しているので、通信の高信頼性を実現できる。なお、S11、S12において、通信レートを調整する通信制御部2及び通信レート制御部6が本発明の「通信レート制御手段」に相当する。また、通信制御部2、スイッチ9及び発振子制御部13の構成が本発明の「周波数設定手段」に相当する。また、発振子制御部13が本発明の「動作制御手段」に相当する。また、通信制御部2が本発明の「切替制御手段」に相当する。
これに対して、図13は、比較例として、起動信号と通信信号の両方をFSK変調方式で送信した場合における消費電流を説明する図である。図13の上段には、図7の上段と同様の受信機の起動状態変化を示し、中段には、送信機が送信する信号の構成として全部がFSK信号からなる構成を示し、下段に、送信機の消費電流を示している。FSK変調方式のみで送信すると通信の高信頼性は確保できるものの、図13の下段に示すように、全期間にわたって連続的に電流消費されてしまう。
次に、受信機14の動作(処理)の詳細を説明する。図9は、受信機14が実行する処理のフローチャートである。図9の処理は、受信機14がキーレスエントリーシステムにおける受信機の場合には、例えば車両のエンジン停止と同時に開始する。
図9の処理を開始すると、先ず、フィルタ帯域制御部19はIFフィルタ166(図3参照)のフィルタ帯域を、起動信号(ASK信号)の受信用のフィルタ帯域c1に設定する(S21)。このフィルタ帯域c1は、起動信号の通信レートb1を有した信号は通過させる帯域であって、通信信号(FSK)の受信用のフィルタ帯域c2よりも狭い帯域である。IFフィルタ166のフィルタ帯域の調整は、例えば、IFフィルタ166を、特性値を変えることができる要素(コンデンサ、インダクタ、抵抗等)で構成して、フィルタ帯域c1となるようにこの要素の特性値を調整すれば良い。又は、IFフィルタ166を、フィルタ帯域c1に予め設定された第1フィルタと、フィルタ帯域c2に予め設定された第2フィルタと、これら第1フィルタ、第2フィルタのいずれかに切り替えるスイッチとで構成する。そして、このスイッチで第1フィルタに切り替えるようにしても良い。このS19の処理を実行するフィルタ帯域制御部19が本発明の「帯域幅制御手段」に相当する。
さらに、制御部18は、受信機14の動作モードを、通信時の動作モード(常時動作モード)よりも消費電流を低減した低消費電流モードに移行させる(S21)。この低消費電流モードは、具体的には、図7の上段の「低消費電流モード」の部分で示すように間欠動作するモードである。
図4の処理で説明したように、送信機1は、FSK信号の送信時よりも通信レートを小さくして起動信号を送信しているので、S21で設定するフィルタ帯域c1を狭くすることができる。ここで、図12は、ASK変調方式で信号を送受信した時に、通信レートに対してSNR(信号に対するノイズの割合)がどのように変化するかの計算例(ライン201)を示している。図12の縦軸のSNRが大きいほど、耐ノイズ性が低下することを示している。また、図12において、所定の通信レートb3(図12の横軸の右端の通信レート)でFSK変調方式の信号を送受信した時のSNRを点線202で示している。図12に示すように、ASKとFSKとで同じ通信レートで信号を送受信した場合には、ASKの受信信号のSNRは、FSKの受信信号のSNRよりも悪化する。しかし、通信レートを下げていくことで、受信機の受信帯域幅を狭くすることができ、受信帯域幅を狭くすることでノイズの通過量を低減できるので、ASKのSNRは低下する(耐ノイズ性が向上する)。図12の例では、通信レートをb4(<b3)以下にすることで、ASKのSNRを、FSKのSNRと同等にできることを示している。
間欠動作中にノイズ又は信号を受信した場合(S22)には、制御部18は、この受信信号の受信レベルが予め定められた規定値以上か否かを判断する(S23)。具体的には、制御部18は、RSSI測定器170(図3参照)から送られてきたRSSI値が規定値以上か否かを判断する。このS23の処理を実行する制御部18が本発明の「信号強度判定手段」に相当する。RSSI値が規定値未満の場合には(S23:No)、制御部18は信号無しと判断して(S24)、間欠動作モードである低消費電流モードを継続して(S25)、S21に戻る。
一方、RSSI値が規定値以上の場合には(S23:Yes)、制御部18(本発明の「モード移行手段」に相当)は、受信機14の動作モードを、低消費電流モードから常時動作モードに移行させる(図7の上段参照。図10も参照)。つまり、受信機14を完全にウェイクアップさせる。なお、図10は、受信機14の一部構成を示した図であり、起動信号(ASK信号)を受信する際の各部での信号の様子を示している。
その後、信号再生部17(図3参照)は受信信号のAD変換を行う(S26)。次いで、制御部18は、AD変換後の受信信号の通信レートを算出する(S27)。具体的には、例えば単位時間当たりに受信したビット量に基づいて通信レートを算出する。このS27の処理を実行する制御部18が本発明の「算出手段」に相当する。次いで、制御部18は、算出した通信レート(受信通信レート)が、起動信号の通信レートb1か否かを判断する(S28)。このS28の処理を実行する制御部18が本発明の「通信レート判定手段」に相当する。受信通信レートが通信レートb1ではない場合には(S28:No)、制御部18は、受信信号はノイズであると判断して(S29)、低消費電流モードに移行する(S25)。つまり、IFフィルタ166のフィルタ帯域をc1に切り替えるとともに、間欠動作するモードに切り替える(S21)。
受信通信レートがb1である場合には(S28:Yes)、信号の受信有と判断する(S30)。なお、S23〜S30の処理を実行する制御部18が本発明の「信号判定手段」に相当する。次に、フィルタ帯域制御部19はIFフィルタ166のフィルタ帯域を、通信信号(FSK信号)の受信用のフィルタ帯域c2に切り替える(S31)。通信信号は、起動信号(ASK信号)に比べて搬送波の周波数幅が広く、さらに通信レートが大きいので、フィルタ帯域c2は起動信号受信用のフィルタ帯域c1よりも広くする必要がある。フィルタ帯域制御部19は、IFフィルタ166を構成する要素(コンデンサ、インダクタ、抵抗等)の特性値をフィルタ帯域c2となるように調整したり、スイッチにより、第1フィルタ(フィルタ帯域c1のフィルタ)からフィルタ帯域c2の第2フィルタに切り替えたりする。このS31の処理を実行するフィルタ帯域制御部19が本発明の「帯域幅制御手段」に相当する。
その後、図4のS12で送信されたFSK信号(通信信号)を受信する(S32。図11も参照)。なお、図11は、受信機14の一部構成を示した図であり、通信信号(FSK信号)を受信する際の各部での信号の様子を示している。信号再生部17は、検波部16を通過した後の受信信号に対してAD変換を行う(S33。図11も参照)。次いで、制御部18は、AD変換後の受信信号(「1」、「0」のビット列(図11参照))のデータ解析を開始する(S34)。具体的には、制御部18は、例えば受信信号中の認証データ(IDコード)と、制御部18のメモリ等に記憶されたマスター認証データとを照合する。そして、制御部18は、このデータ解析の結果(照合結果)に基づいて受信信号が送信機1からの信号か否かを判断する(S35)。送信機1からの信号ではないと判断した場合には(S35:No)、低消費電流モードに移行する(S25)。このS25の処理を実行する制御部18が本発明の「モード移行手段」に相当する。
一方、送信機1からの信号と判断した場合には(S35:Yes)、図9のフローチャートの処理を終了する。その後、制御部18は、受信信号の内容に応じた制御信号(キーレスエントリーシステムの場合には、ドアロックやアンロックを指示する信号)を出力する。この制御信号に基づき、ドアロックやアンロックなどの制御が実行される。
以上説明したように、本実施形態によれば、起動信号をASK変調方式で送信しているので、送信機の消費電流を低減できる。また、ASK信号の通信レートをFSK信号の通信レートよりも小さくして、受信機の受信帯域幅を狭くしているので、ASK信号の耐ノイズ性を向上できる。よって、通信の高信頼性を実現できる。さらに、ASK信号の搬送波の周波数と、FSK信号の搬送波の周波数の一つとを一致させているので、送信機側の搬送波の生成に関連する構成(具体的には発振子の個数など)や、変調部の構成、受信機の検波部の構成を簡素化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。図14は、変形例に係る送信機23の構成を示している。図14において、図1の送信機1と変更がない部分には同一の符号を付している。図14の送信機23では、スイッチ9の接続端子として、第1の発振子7の端子11、第2の発振子8の端子12に加え、発振子が接続されていない端子24(オープン端子)が追加されている。通信制御部25は、起動信号(ASK信号)を送信する際には、起動信号の値に応じてスイッチ9を、端子11(又は端子12)とオープン端子24の間で切り替える。また、通信制御部25は、通信信号(FSK信号)を送信する際には、通信信号の値に応じてスイッチ9を、端子11と端子12の間で切り替える。これによっても、起動信号をASK変調、通信信号をFSK変調することができる。図14において、通信制御部25及びスイッチ9の構成が本発明の「周波数設定手段」に相当する。また、通信制御部25が本発明の「切替制御手段」に相当する。
また、上記実施形態では、キーレスエントリーシステムに本発明を適用した例を主に説明したが、当然、キーレスエントリーシステム以外の通信装置に本発明を適用しても良い。また、起動信号は、通信信号と同じ内容の信号としても良いし、異なる内容の信号としても良い。起動信号を通信信号と同じ内容の信号とする場合には、起動信号に、送信機の認証データや、ロック指示信号、アンロック指示信号(キーレスエントリーシステムの場合)を含ませる。これによって、場合によってはFSK信号を受信する前に制御(車両ドアのロック、アンロックなど)を実行できる。また、上記実施形態では、ASK信号の通信レートとFSK信号の通信レートとを異ならせていたが、これら通信レートを同じとし、ASK信号の受信時の受信帯域幅をFSK信号の受信時よりも狭くしても良い。このように、通信レートを同じとしても、ASK信号は、搬送波の周波数が一つしかないので、FSK信号に比べて受信帯域幅を狭くできる。よって、受信帯域幅を狭くすることで、起動信号の耐ノイズ性を向上できる。
100 通信装置
1、23 送信機
14 受信機

Claims (13)

  1. 信号の送受信を行う送信機(1、23)と受信機(14)とを備えた通信装置(100)において、
    通信の開始を前記送信機から前記受信機に通知する起動信号と、通信の主体となる通信信号との二つからなる通信を行い、前記起動信号をASK変調方式とし、前記通信信号をFSK変調方式とし、且つ、前記ASK変調方式における搬送波の周波数と、前記FSK変調方式における搬送波の周波数の一つとを一致させたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記受信機は、前記起動信号を受信する際の受信帯域幅が前記通信信号を受信する際の受信帯域幅よりも狭くなるように、前記起動信号を受信する際と前記通信信号を受信する際とで異なる受信帯域幅に切り替える帯域幅制御手段(19、S21、S31)を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信機は、前記起動信号を送信する際の通信レートが前記通信信号を送信する際の通信レートよりも小さくなるように制御する通信レート制御手段(2、6、S11、S12)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記受信機(S21)は、前記送信機との間の通信が開始する前は間欠動作をし、
    前記受信機は、
    間欠動作時に受信した信号が前記起動信号か否かを判定する信号判定手段(S23〜S30)と、
    その信号判定手段により前記起動信号を受信していないと判定された場合には間欠動作をするモードである低消費電流モードに前記受信機を移行させる一方で、前記起動信号を受信したと判定された場合には前記低消費電流モードから常時動作するモードに前記受信機を移行させるモード移行手段(18、S25)とを備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記信号判定手段は、規定値以上の強度の信号を受信したか否かを判定する信号強度判定手段(S23)を備え、
    前記モード移行手段(S25)は、前記信号強度判定手段により前記規定値以上の強度の信号を受信していないと判定された場合に前記低消費電流モードに移行させることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記信号判定手段は、
    受信した信号の通信レートを算出する算出手段(S27)と、
    その算出手段で算出された通信レートである受信通信レートが前記起動信号の通信レートとして予め定められた値であるか否かを判定する通信レート判定手段(S28)とを備え、
    前記モード移行手段(S25)は、前記通信レート判定手段により前記受信通信レートが前記予め定められた値ではないと判定された場合に前記低消費電流モードに移行させることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記信号判定手段(S30)は、前記信号強度判定手段により前記規定値以上の強度の信号を受信したと判定され、且つ、前記通信レート判定手段により前記受信通信レートが前記予め定められた値であると判定された場合に、前記起動信号を受信したと判定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記帯域幅制御手段(S21)は、前記低消費電流モードの移行時に前記起動信号の受信用の受信帯域幅に切り替えることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記帯域幅制御手段(S31)は、前記信号判定手段により前記起動信号を受信したと判定された場合に、前記通信信号の受信用の受信帯域幅に切り替えることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記送信機は、
    前記起動信号及び前記通信信号を発生させる信号発生部(3)と、
    第1周波数の信号を生成する第1の発振子(7)と、
    第2周波数の信号を生成する第2の発振子(8)と、
    前記信号発生部が発生させた前記起動信号をASK変調し、前記通信信号をFSK変調する変調部(4)と、
    前記変調部でASK変調する際には前記第1周波数を搬送波の周波数に設定し、前記変調部でFSK変調する際には前記通信信号の値に応じて前記第1周波数と前記第2周波数のそれぞれを搬送波の周波数に設定する周波数設定手段(2、9、13、25)とを備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記周波数設定手段は、
    一端が前記変調部に接続され、他端が前記第1の発振子と前記第2の発振子のいずれかに接続されるスイッチ(9)と、
    前記変調部でASK変調する際には前記第1の発振子は動作させる一方で前記第2の発振子の動作を停止させ、前記変調部でFSK変調する際には前記第1の発振子と前記第2の発振子の両方を動作させる動作制御手段(13)と、
    前記起動信号又は前記通信信号の値に応じて前記スイッチの前記他端を前記第1の発振子と前記第2の発振子の間で切り替える切替制御手段(2)とを備えることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記周波数設定手段は、
    一端が前記変調部に接続され、他端が前記第1の発振子と前記第2の発振子とオープン端子(24)のいずれかに接続されるスイッチ(9)と、
    前記変調部でASK変調する際には前記起動信号の値に応じて前記スイッチの前記他端を前記第1の発振子と前記オープン端子の間で切り替え、前記変調部でFSK変調する際には前記通信信号の値に応じて前記他端を前記第1の発振子と前記第2の発振子の間で切り替える切替制御手段(25)とを備えることを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記切替制御手段は、ASK変調する際の前記他端の切替周波数を、FSK変調する際の前記他端の切替周波数よりも小さくすることを特徴とする請求項11又は12に記載の通信装置。
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