JP2015206564A - 中継器、端末機器、および、空調システム - Google Patents

中継器、端末機器、および、空調システム Download PDF

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Abstract

【課題】異なるプロトコルで構築されたシステム間で電送されるコマンドの応答時間を適切に短縮できる中継器等を提供する。【解決手段】コマンド振り分け部103は、上位側受信部101が受信したコマンドの振り分けを行う。コマンド処理部104は、コマンド振り分け部103から供給されたコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報を参照して応答コマンドの作成を行う。フレーム処理部105は、コマンドからフレーム、または、フレームからコマンドのプロトコル変換を行う。下位側送信部106は、下位システムにフレーム等の送信を行い、下位側受信部107は、下位システムから送られたフレーム等の受信を行う。上位側送信部102は、コマンド処理部104が作成した応答コマンドや、フレーム処理部105がフレームからプロトコル変換したコマンドを、上位システムに送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、異なるプロトコルで構築されたシステム間を中継する中継器、一方のシステムに含まれる端末機器、および、異なるプロトコルのシステムを中継器を介して接続した空調システムに関する。
近年、ビル内や家庭内において、空調機器や照明機器などを管理(監視や制御)するシステム(以下、上位システムという)が配置されている。また、このような上位システムとは異なるプロトコルで構築されている下位システムを、上位システムに接続したいという要望も多かった。このため、従来では、上位システムと下位システムの間に、システム間のプロトコル変換機能を備える中継器を介在させていた。
それでも、単純にプロトコル変換を行うだけの中継器を用いた場合、例えば、下位システムに含まれる端末機器に新しい機能が追加されても、中継器にてプロトコル変換ができずに未対応となってしまい、上位システムから、端末機器の新しい機能を使用することができなかった。
このような不都合に対処するため、例えば特許文献1には、フレームカプセル化・分解手段を備えた中継器の技術が開示されている。この特許文献1の中継器は、上位システム(システムA)から送られたコマンドが未対応のコマンドである場合に、フレームカプセル化・分解手段がコマンドからフレーム(通信フレーム)を生成して、下位システム(システムB)に送信する。一方、下位システムの端末機器は、このフレームを受信すると、受信したフレームからコマンドを抽出し、そのコマンドの処理を行うと共に、応答フレーム(応答コマンドをカプセル化したもの)を生成して、中継器に返信する。そして、中継器では、フレームカプセル化・分解手段が、この応答フレームから応答コマンドを抽出して、上位システムに送信する。
特許第3676783号
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、上位システムから送信されたコマンドの全てを、中継器が下位システムの端末機器まで送信し、端末機器がそれらについてコマンド処理を行って、応答コマンドをそれぞれ返信するという構成であったため、システム間で電送されるコマンドの応答時間が遅くなってしまうという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、異なるプロトコルで構築されたシステム間で電送されるコマンドの応答時間を適切に短縮することのできる中継器、端末機器、および、空調システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る中継器は、
異なるプロトコルにて構築された上位システムと下位システムとの間に設置される中継器であって、
前記上位システムから送られたコマンドを受信する上位側受信部と、
前記下位システムに含まれる端末機器の情報を記憶する端末情報記憶部と、
中継器側で対応可能なコマンドの情報を記憶する対応可能コマンド記憶部と、
前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドである場合に、前記端末情報記憶部に記憶された情報を参照して応答コマンドを作成するコマンド処理部と、
前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドでない場合に、受信したコマンドから前記下位システムのフレームを生成するフレーム化処理部と、
前記フレーム化処理部により生成されたフレームを、前記下位システムの前記端末機器に送信する下位側送信部と、
前記端末機器から送られたフレームを受信する下位側受信部と、
前記下位側受信部が受信したフレームを解除して前記上位システムのコマンドを生成するフレーム解除処理部と、
前記コマンド処理部が作成した応答コマンド、又は、前記フレーム解除処理部が生成したコマンドを前記上位システムに送信する上位側送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、中継器を介して、上位システムに下位システムの端末機器を接続した際に、上位システムから端末機器へ送信されたコマンドの一部を、端末機器まで届けず、中継器が応答処理を行うことで、上位システムから見て、端末機器の応答時間を短縮することができる。
本発明の実施形態1に係る中継器及び端末機器を含めた全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る中継器の構成を示すブロック図である。 (a)が、フレーム化処理を説明するための模式図であり、(b)が、フレーム解除処理を説明するための模式図である。 本発明の実施形態1に係る中継器にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る中継器にて実行される同期制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る端末機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る端末機器にて実行される応答処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る中継器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る中継器にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る中継器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る中継器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る中継器にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る端末機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態5に係る中継器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態5に係る中継器にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態6に係る空調システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る中継器100及び端末機器200を含めた全体構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器100は、上位システム10(システムA)と、下位システム20(システムB)とを接続する。また、端末機器200は、下位システム20に含まれる機器の一例である。
この上位システム10は、例えば、ビル内や家庭内において、空調機器や照明機器などを管理(監視や制御)するシステムである。また、下位システムは、上位システムとは異なるプロトコルで構築されたシステムである。
そのため、中継器100は、異なるプロトコルにて構築された上位システム10と下位システム20とを接続するために、後述するように、通信プロトコル変換機能を備えている。
また、端末機器200は、下位システム20内において、上位システム10から中継器100を介して送られるコマンド(後述するフレーム等)を受信し、そのコマンドに応じた処理等を行う。
(実施形態1に係る中継器100の構成)
図2は、本発明の実施形態1に係る中継器100の構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器100は、上位側受信部101と、上位側送信部102と、コマンド振り分け部103と、コマンド処理部104と、フレーム処理部105と、下位側送信部106と、下位側受信部107と、コマンド・フレーム振り分け部108と、同期制御部109と、対応可能コマンドDB110と、端末機器情報DB111とを備える。
上位側受信部101は、上位システム10から送られる通信コマンド(タイプAコマンド)の受信制御を行う。
上位側送信部102は、上位システム10に対して、タイプAコマンドの送信制御を行う。
コマンド振り分け部103は、対応可能コマンドDB110を参照して、上位側受信部101が受信したタイプAコマンドの振り分け(分類)を行う。
例えば、受信したタイプAコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンド(何れかのコマンド)と一致した場合に、コマンド振り分け部103は、そのタイプAコマンドをコマンド処理部104に供給する。一方、受信したタイプAコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶された何れのコマンドとも一致しなかった場合に、コマンド振り分け部103は、そのタイプAコマンドをフレーム処理部105に供給する。
コマンド処理部104は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報の更新や、端末機器情報DB111に記憶されている情報を参照して応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行う。
コマンド処理部104は、生成した応答コマンドを上位側送信部102に供給する。
フレーム処理部105は、フレーム化処理部105aと、フレーム解除処理部105bとを備え、通信プロトコル変換を行う。
まず、フレーム化処理部105aは、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、下位システム20に係る通信フレーム(タイプBフレーム)を生成する。
例えば、フレーム化処理部105aは、図3(a)に示すように、タイプAヘッダ311とコマンドデータ部312とで構成されるタイプAコマンド310から、タイプAヘッダ311を除去し、代わりに、タイプBヘッダ321を付加して、タイプBフレーム320を生成する。つまり、フレーム化処理部105aは、コマンドデータ部312を変更することなく、タイプAヘッダ311をタイプBヘッダ321に置き換えたタイプBフレーム320を生成する。
フレーム化処理部105aは、このようにして生成したタイプBフレーム320を下位側送信部106に供給する。
これに対して、フレーム解除処理部105bは、コマンド・フレーム振り分け部108から供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
例えば、フレーム解除処理部105bは、図3(b)に示すように、タイプBヘッダ321とコマンドデータ部312とで構成されるタイプBフレーム320から、タイプBヘッダ321を除去し、代わりに、タイプAヘッダ311を付加して、タイプAコマンド310を生成する。つまり、フレーム解除処理部105bは、コマンドデータ部312を変更することなく、タイプBヘッダ321をタイプAヘッダ311に置き換えたタイプAコマンド310を生成する。
フレーム解除処理部105bは、このようにして生成したタイプAコマンド310を上位側送信部102に供給する。
図2に戻って、下位側送信部106は、下位システム20(端末機器200)に対して、タイプBフレームや通信コマンド(タイプBコマンド)の送信制御を行う。
例えば、下位側送信部106は、フレーム処理部105から供給されたタイプBフレームを、端末機器200に送信する。また、下位側送信部106は、同期制御部109から供給されたタイプBコマンドを、端末機器200に送信する。
下位側受信部107は、下位システム20(端末機器200)から送られるタイプBフレームやタイプBコマンドの受信制御を行う。
コマンド・フレーム振り分け部108は、下位側受信部107が受信したタイプBフレーム、又は、タイプBコマンドの振り分けを行う。
例えば、下位側受信部107が端末機器200からタイプBフレームを受信した場合に、コマンド・フレーム振り分け部108は、そのタイプBフレームをフレーム処理部105に供給する。一方、下位側受信部107が端末機器200からタイプBコマンドを受信した場合に、コマンド・フレーム振り分け部108は、そのタイプBコマンドを同期制御部109に供給する。
同期制御部109は、端末機器情報DB111に記憶されている情報と、端末機器200で保持されている情報(後述する機器情報DB208に記憶されている情報)とを、一定周期ごと(毎回の定時送信時)に同期させる。
例えば、前回の定時送信時から今回の定時送信時の間において、中継器100側で、端末機器情報DB111が更新されている場合に、同期制御部109は、その更新内容を通知するための通知コマンド(タイプBコマンド)を生成し、下位側送信部106から端末機器200に送信する。
一方、端末機器情報DB111が何ら更新されていない場合に、同期制御部109は、端末機器200側の更新内容を要求するための要求コマンド(タイプBコマンド)を生成し、下位側送信部106から端末機器200に送信する。そして、同期制御部109は、端末機器200から応答されるコマンド(タイプBコマンド)に従って、端末機器情報DB111を更新する。
対応可能コマンドDB110は、中継器100側にて対応可能なコマンド(タイプAコマンド)の情報を記憶している。
例えば、対応可能コマンドDB110には、コマンド処理部104にて処理が可能となるコマンドの一覧が記憶されている。
端末機器情報DB111は、端末機器200に関する情報のうち、中継器100側で管理が必要となる各種の情報を記憶している。
例えば、端末機器情報DB111には、端末機器200の状態を示す情報や、機種情報などのうち、1つ以上の情報が記憶されている。また、端末機器情報DB111に記憶されている情報は、上述した同期制御部109によって、一定周期ごとに、端末機器200で保持されている情報(後述する機器情報DB208に記憶されている情報)と同期される。
(実施形態1に係る中継器100の動作)
中継器100の動作(中継・応答処理)について、以下、図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、中継器100にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。この中継・応答処理では、上位システム10から何らかのタイプAコマンドが送られる場合について説明する。なお、下位システム20から送信されるのは(送信がある場合)、タイプBフレーム、又は、タイプBコマンドであるが、以下の中継・応答処理では、下位システム20からタイプBフレームが送信される場合について説明する。一方、下位システム20からタイプBコマンドが送信される場合については、後述する同期制御処理(図5に示す同期制御処理)において説明する。
まず、中継器100は、上位システム10から送られたコマンドを受信する(ステップS401)。つまり、上位側受信部101は、上位システム10から送られたタイプAコマンドを受信する。このタイプAコマンドは、コマンド振り分け部103に供給される。
中継器100は、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致するか否かを判別する(ステップS402)。
すなわち、コマンド振り分け部103は、上位側受信部101が受信したタイプAコマンドの振り分けを行うために、対応可能コマンドDB110を参照して、そのタイプAコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンド(何れかのコマンド)と一致するかどうかを判別する。
中継器100は、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致したと判別すると(ステップS402;Yes)、受信したコマンドを処理する(ステップS403)。
すなわち、コマンド振り分け部103は、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致したタイプAコマンドを、コマンド処理部104に供給する。そして、コマンド処理部104は、供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報の更新等を行う。
中継器100は、応答コマンドを作成する(ステップS404)。つまり、コマンド処理部104は、端末機器情報DB111に記憶されている情報を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行う。
そして、中継器100は、後述するステップS409に処理を進める。
一方、上述したステップS402にて、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致しないと判別した場合(ステップS402;No)に、中継器100は、そのコマンドをフレーム化処理する(ステップS405)。
すなわち、コマンド振り分け部103は、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致しなかったタイプAコマンドを、フレーム処理部105に供給する。そして、フレーム処理部105(フレーム化処理部105a)は、供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、下位システム20に係る通信フレーム(タイプBフレーム)を生成する。
例えば、フレーム化処理部105aは、上述した図3(a)に示すように、タイプAコマンド310から、タイプAヘッダ311を除去し、代わりに、タイプBヘッダ321を付加して、タイプBフレーム320を生成する。
中継器100は、生成したフレームを下位システム20(端末機器200)に送信する(ステップS406)。
すなわち、フレーム処理部105は、生成したタイプBフレームを下位側送信部106に供給する。そして、下位側送信部106は、供給されたタイプBフレームを端末機器200に送信する。
中継器100は、下位システム20(端末機器200)から送られた応答フレームを受信する(ステップS407)。つまり、下位側受信部107は、端末機器200から送られたタイプBフレームを受信する。このタイプBフレームは、コマンド・フレーム振り分け部108に供給される。
なお、下位システム20からは、タイプBコマンドが送信される場合もあるが、その場合については、後述する同期制御処理において説明する。
中継器100は、応答フレームをフレーム解除処理する(ステップS408)。
すなわち、コマンド・フレーム振り分け部108は、供給されたのがタイプBフレームであるため、そのタイプBフレームをフレーム処理部105に供給する。そして、フレーム処理部105(フレーム解除処理部105b)は、供給されたタイプBフレームをフレーム解除処理し、上位システム10に係るコマンド(タイプAコマンド)を生成する。
例えば、フレーム解除処理部105bは、上述した図3(b)に示すように、タイプBフレーム320から、タイプBヘッダ321を除去し、代わりに、タイプAヘッダ311を付加して、タイプAコマンド310を生成する。
中継器100は、コマンドを上位システム10に返信する(ステップS409)。
すなわち、コマンド処理部104は、上述したステップS404にて作成した応答コマンド、又は、上述したステップS408にてフレーム解除処理して生成したコマンドを、上位側送信部102に供給する。そして、上位側送信部102は、供給されたコマンドを上位システム10に返信する。
続いて、中継器100の他の動作(同期制御処理)について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5は、中継器100にて実行される同期制御処理を説明するためのフローチャートである。この同期制御処理は、一定周期ごと(毎回の定時送信時)に、繰り返し実行される。なお、下位システム20から送信されるのは、タイプBフレーム、又は、タイプBコマンドであるが、以下の同期制御処理では、下位システム20からタイプBコマンドが送信される場合について説明する。一方、下位システム20からタイプBフレームが送信される場合については、上述した図4の中継・応答処理にて説明した通りである。
まず、中継器100は、端末機器情報DB111に更新があったか否かを判別する(ステップS501)。
すなわち、同期制御部109は、前回の定時送信時点から今回の定時送信時点までの間に、コマンド処理部104によって、端末機器情報DB111が更新されたかどうかを判別する。
中継器100は、端末機器情報DB111に更新がなかったと判別すると(ステップS501;No)、端末機器200側の更新内容を要求するためのコマンドを作成する(ステップS502)。つまり、同期制御部109は、要求コマンド(タイプBコマンド)を作成する。
そして、中継器100は、後述するステップS504に処理を進める。
一方、端末機器情報DB111に更新があったと判別した場合(ステップS501;Yes)に、中継器100は、その更新内容を通知するためのコマンドを作成する(ステップS503)。つまり、同期制御部109は、通知コマンド(タイプBコマンド)を作成する。
中継器100は、作成したコマンドを下位システム20(端末機器200)に送信する(ステップS504)。
すなわち、同期制御部109は、作成したタイプBコマンドを下位側送信部106に供給する。そして、下位側送信部106は、供給されたタイプBコマンドを端末機器200に送信する。
中継器100は、下位システム20(端末機器200)から送られた応答コマンドを受信する(ステップS505)。つまり、下位側受信部107は、端末機器200から送られたタイプBコマンドを受信する。このタイプBコマンドは、コマンド・フレーム振り分け部108に供給される。
なお、下位システム20からは、タイプBフレームが送信される場合もあるが、その場合については、上述した図4の中継・応答処理にて説明した通りである。
中継器100は、応答コマンドに従って、端末機器情報DB111を更新する(ステップS506)。つまり、同期制御部109は、端末機器200側の更新内容を示す応答コマンド(タイプBコマンド)に従って、端末機器情報DB111を更新する。
(実施形態1に係る端末機器200の構成)
図6は、本発明の実施形態1に係る端末機器200の構成を示すブロック図である。
図示するように、端末機器200は、受信部201と、送信部202と、コマンド・フレーム振り分け部203と、フレーム処理部204と、タイプAコマンド処理部205と、タイプBコマンド処理部206と、機器制御部207と、機器情報DB208とを備える。
受信部201は、中継器100から送られるコマンド(タイプBコマンド)やフレーム(タイプBフレーム)の受信制御を行う。
送信部202は、中継器100に対して、タイプBコマンドやタイプBフレームの送信制御を行う。
コマンド・フレーム振り分け部203は、受信部201が受信したタイプBコマンド、又は、タイプBフレームの振り分け(分類)を行う。
例えば、受信部201がタイプBフレームを受信した場合に、コマンド・フレーム振り分け部203は、そのタイプBフレームをフレーム処理部204に供給する。一方、受信部201がタイプBコマンドを受信した場合に、コマンド・フレーム振り分け部203は、そのタイプBコマンドをタイプBコマンド処理部206に供給する。
フレーム処理部204は、フレーム化処理部204aと、フレーム解除処理部204bとを備え、通信プロトコル変換を行う。
まず、フレーム化処理部204aは、タイプAコマンド処理部205から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、下位システム20に係る通信フレーム(タイプBフレーム)を生成する。
例えば、フレーム化処理部204aは、上述した図3(a)に示すように、タイプAコマンド310から、タイプAヘッダ311を除去し、代わりに、タイプBヘッダ321を付加して、タイプBフレーム320を生成する。
フレーム化処理部204aは、このようにして生成したタイプBフレーム320を送信部202に供給する。
これに対して、フレーム解除処理部204bは、コマンド・フレーム振り分け部203から供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
例えば、フレーム解除処理部204bは、上述した図3(b)に示すように、タイプBフレーム320から、タイプBヘッダ321を除去し、代わりに、タイプAヘッダ311を付加して、タイプAコマンド310を生成する。
フレーム解除処理部204bは、このようにして生成したタイプAコマンド310をタイプAコマンド処理部205に供給する。
タイプAコマンド処理部205は、フレーム処理部204(フレーム解除処理部204b)から供給されたタイプAコマンドを解析し、機器情報DB208に記憶されている情報の更新や、機器情報DB208に記憶されている情報を参照して応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行う。
タイプAコマンド処理部205は、生成した応答コマンドをフレーム処理部204に供給する。
タイプBコマンド処理部206は、コマンド・フレーム振り分け部203から供給されたタイプBコマンドを解析し、機器情報DB208に記憶されている情報の更新や、機器情報DB208に記憶されている情報を参照して応答コマンド(タイプBコマンド)の作成を行う。
例えば、タイプBコマンド処理部206は、解析したタイプBコマンドが、中継器100側における端末機器情報DB111の更新内容を通知するためのコマンドである場合に、機器情報DB208に記憶されている情報を、そのコマンドに応じて更新する。
また、解析したタイプBコマンドが、中継器100から機器情報DB208の更新内容を要求するためのコマンドである場合に、タイプBコマンド処理部206は、前回の定時送信時点から今回の定時送信時点までの間における機器情報DB208の更新内容を示す応答コマンドを作成する。
機器制御部207は、機器情報DB208を参照して、端末機器200の制御を行う。
機器情報DB208は、中継器100の端末機器情報DB111と同様の情報を記憶する。
例えば、機器情報DB208には、端末機器200の状態を示す情報や、機種情報などのうち、1つ以上の情報が記憶されている。また、機器情報DB208に記憶されている情報は、上述したタイプBコマンド処理部206によって、一定周期ごとに、端末機器100の端末機器情報DB111に記憶されている情報と同期される。
(実施形態1に係る端末機器200の動作)
端末機器200の動作(応答処理)について、図7のフローチャートを参照して説明する。図7は、端末機器200にて実行される応答処理を説明するためのフローチャートである。この応答処理では、中継器100からタイプBコマンド、又は、タイプBフレームが送られる場合について説明する。
まず、端末機器200は、中継器100から送られたコマンド又はフレームを受信する(ステップS601)。つまり、受信部201は、中継器100から送られたタイプBコマンド、又は、タイプBフレームを受信する。このタイプBコマンド、又は、タイプBフレームは、コマンド・フレーム振り分け部203に供給される。
端末機器200は、受信したのがコマンドであるか否かを判別する(ステップS602)。
端末機器200は、受信したのがコマンドであると判別すると(ステップS602;Yes)、機器情報DB208に記憶されている情報の更新等を行う(ステップS603)。
すなわち、コマンド・フレーム振り分け部203は、受信部201から供給されたのが、タイプBコマンドであると判別すると、タイプBコマンド処理部206にそのタイプBコマンドを供給する。そして、タイプBコマンド処理部206は、供給されたタイプBコマンドを解析し、機器情報DB208に記憶されている情報の更新等を行う。
例えば、タイプBコマンド処理部206は、解析したタイプBコマンドが、中継器100側における端末機器情報DB111の更新内容を通知するためのコマンドである場合に、機器情報DB208に記憶されている情報を、端末機器情報DB111に記憶されている情報に同期させる。
端末機器200は、タイプBコマンドを作成する(ステップS604)。
例えば、タイプBコマンド処理部206は、解析したタイプBコマンドが、中継器100から機器情報DB208の更新内容を要求するためのコマンドである場合に、前回の定時送信時点から今回の定時送信時点までの間における機器情報DB208の更新内容を示す応答コマンド(タイプBコマンド)を作成する。
そして、端末機器200は、後述するステップS609に処理を進める。
一方、上述したステップS602にて、受信したのがコマンドでなくフレームであると判別した場合(ステップS602;No)に、端末機器200は、そのフレームをフレーム解除処理する(ステップS605)。
すなわち、コマンド・フレーム振り分け部203は、受信部201から供給されたのが、タイプBフレームであると判別すると、フレーム処理部204にそのタイプBフレームを供給する。そして、フレーム処理部204(フレーム解除処理部204b)は、供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
例えば、フレーム解除処理部204bは、上述した図3(b)に示すように、タイプBフレーム320から、タイプBヘッダ321を除去し、代わりに、タイプAヘッダ311を付加して、タイプAコマンド310を生成する。そして、フレーム解除処理部204bは、生成したタイプAコマンド310をタイプAコマンド処理部205に供給する。
端末機器200は、機器情報DB208に記憶されている情報の更新等を行う(ステップS606)。
すなわち、タイプAコマンド処理部205は、フレーム処理部204(フレーム解除処理部204b)から供給されたタイプAコマンドを解析し、機器情報DB208に記憶されている情報の更新等を行う。
端末機器200は、タイプAコマンドを作成する(ステップS607)。つまり、タイプAコマンド処理部205は、機器情報DB208に記憶されている情報を参照して応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行う。
端末機器200は、タイプAコマンドをフレーム化処理する(ステップS608)。
すなわち、フレーム処理部204(フレーム化処理部204a)は、タイプAコマンド処理部205から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、下位システム20に係る通信フレーム(タイプBフレーム)を生成する。
例えば、フレーム化処理部204aは、上述した図3(a)に示すように、タイプAコマンド310から、タイプAヘッダ311を除去し、代わりに、タイプBヘッダ321を付加して、タイプBフレーム320を生成する。
端末機器200は、作成したコマンド又はフレームを中継器100に送信する(ステップS609)。
すなわち、送信部202は、上述したステップS604にて作成されたタイプBコマンド、又は、上述したステップS608にて生成されたタイプBフレームを、中継器100に送信する。
(実施形態1に係る中継器100及び端末機器200の一連動作)
以下、上位システム10が、端末機器200宛てにタイプAコマンドを送信した際の、中継器100及び端末機器200の一連動作を説明する。
まず、中継器100のコマンド振り分け部103は、受信したタイプAコマンドが、中継器100に対応しているか否か(コマンド処理部104にて処理が可能かどうか)の分類を行う。コマンド振り分け部103は、対応可能であればコマンド処理部104へ、一方、未対応であればフレーム処理部105へ、受信したタイプAコマンドを供給する。
コマンド処理部104は、供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111の更新等を行う。更に、上位システム10への応答が必要であれば、コマンド処理部104は、端末機器情報DB111を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位側送信部102より上位システム10へ返信する。
また、フレーム処理部105(フレーム化処理部105a)は、供給されたタイプAコマンドからタイプBフレームを作成し、下位側送信部106より端末機器200へ送信する。
端末機器200の受信部201は、受信したタイプBフレームをコマンド・フレーム振り分け部203に供給する。コマンド・フレーム振り分け部203は、供給されたタイプBフレームをフレーム処理部204に供給する。
フレーム処理部204(フレーム解除処理部204b)は、供給されたタイプBフレームから、中継器100が受信した際のタイプAコマンドを復号し、タイプAコマンド処理部205に供給する。
タイプAコマンド処理部205は、供給されたタイプAコマンドを解析し、機器情報DB208の更新等を行う。更に、上位システム10への応答が必要であれば、タイプAコマンド処理部205は、機器情報DB208を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、フレーム処理部204に供給する。
フレーム処理部204(フレーム化処理部204a)は、供給された応答コマンド(タイプAコマンド)から、応答フレーム(タイプBフレーム)を作成し、送信部202より中継器100に送信する。
中継器100の下位側受信部107は、受信した応答フレーム(タイプBフレーム)を、コマンド・フレーム振り分け部108に供給する。コマンド・フレーム振り分け部108は、供給された応答フレームをフレーム処理部105に送る。
フレーム処理部105(フレーム解除処理部105b)は、供給された応答フレーム(タイプBフレーム)から、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位側送信部102より、上位システム10に返信する。
(実施形態1の効果)
以上説明したように、本発明の実施形態1に係る中継器100,端末機器200によれば、上位システム10(システムA)に、中継器100を介して下位システム20(システムB)の端末機器200を接続した際に、中継器100が未対応の上位システム10のコマンドを用いて、端末機器200の制御を行うことが可能となる。
また、中継器100は、端末機器200側と同期制御を行いつつ、端末機器200の設定や状態などの情報を保持しており、上位システム10からのコマンドに対する応答処理を中継器100側で行うことで、上位システム10から見て、端末機器200の応答時間を短くすることができる。
更に、上位システム10から端末機器200へ大量のコマンドが送信された際にも、中継器100が送信されたコマンドに対応していれば、中継器100と端末機器200間の通信帯域占有率を低減させ、効果的な通信を行うことができる。
(実施形態1における変形例)
以上、本発明の実施形態1について説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態1に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記の実施形態1では、中継器100が未対応なタイプAコマンドを受信した際に、端末機器200にタイプBフレームを送信し、端末機器200が応答したタイプBフレームからタイプAコマンド(応答コマンド)を生成して、上位システム10に返信する場合について説明した。しかしながら、例えば、中継器100から送信されたタイプBフレームに端末機器200側が応答できない(応答不可であった)場合に、端末機器200は、応答不可を示すタイプBフレームを、中継器100に送信しないようにしてもよい。
具体的に、中継器100のフレーム処理部105(例えば、フレーム解除処理部105b)は、端末機器200へタイプBフレームを送信後、一定時間内に端末機器200から返信がない場合に、応答不可を示す応答コマンド(タイプAコマンド)を作成して、上位側送信部102から上位システム10に送信する。
このような動作とすることで、上位システム10から送られたタイプAコマンドが、中継器100及び端末機器200において、共に応答不可であった場合に、中継器100と端末機器200との間の通信を低減させることができ、効果的な通信を行うことができる。
また、上記実施形態1では、一定周期ごとに、中継器100の端末機器情報DB111と端末機器200の機器情報DB208との同期制御を行っているが、端末機器情報DB111に更新が生じる度に、更新内容を通知する通知コマンド(タイプBコマンド)を、端末機器200に即座に送信してもよい。これにより、中継器100側で対応可能なタイプAコマンドに伴う端末機器情報DB111の更新内容を、端末機器200側の機器情報DB208にすばやく反映することが可能となる。
(実施形態2)
上記の実施形態1に係る中継器100は、上述した図1に示す構成であったが、他に図8に示すような構成としてもよい。
つまり、本発明の実施形態2に係る中継器120は、中継器100にないコマンド変換部121を備える点、そして、対応可能コマンドDB110の代わりに、コマンド変換対応DB122を備える点などで、実施形態1の中継器100と異なる。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付す。
(実施形態2に係る中継器120の構成)
図8は、本発明の実施形態2に係る中継器120の構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器120は、上位側受信部101と、上位側送信部102と、コマンド振り分け部123と、コマンド処理部104と、コマンド変換部121と、フレーム処理部105と、下位側送信部106と、下位側受信部107と、コマンド・フレーム振り分け部108と、同期制御部109と、コマンド変換対応DB122と、端末機器情報DB111とを備える。
コマンド振り分け部123は、コマンド変換対応DB122を参照して、上位側受信部101が受信したタイプAコマンドの振り分け(分類)を行う。
例えば、受信したタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンド(何れかのコマンド)と一致し、かつ、端末機器200へ即時送信が必要な場合に、コマンド振り分け部123は、そのタイプAコマンドをコマンド変換部121に供給する。
また、受信したタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致し、かつ、端末機器200へ即時送信が不要な場合に、コマンド振り分け部123は、そのタイプAコマンドをコマンド処理部104に供給する。
更に、受信したタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶された何れのコマンドとも一致しなかった場合に、コマンド振り分け部123は、そのタイプAコマンドをフレーム処理部105に供給する。
コマンド変換部121は、コマンド振り分け部123から供給されたタイプAコマンドを、コマンド変換対応DB122を参照して、対応するタイプBコマンドに変換する。変換されたタイプBコマンドは、下位側送信部106に供給され、端末機器200へ送信される。
コマンド変換対応DB122は、タイプAコマンドとタイプBコマンドとの対応関係等を記憶している。
例えば、コマンド変換対応DB122には、中継器120が対応するタイプAコマンドの一覧情報、タイプAコマンドとタイプBコマンドとの対応関係、及び、構成情報などが記憶されている。
また、コマンド変換対応DB122には、中継器120が対応するタイプAコマンドのうち、端末機器200へ即時送信が必要かどうかの情報も記憶されている。
この他の、上位側受信部101、上位側送信部102、コマンド処理部104、フレーム処理部105、下位側送信部106、下位側受信部107、コマンド・フレーム振り分け部108、同期制御部109、及び、端末機器情報DB111は、上述した実施形態1と同様の機能を備えている。
(実施形態2に係る中継器120の動作)
中継器120の動作(中継・応答処理)について、以下、図9のフローチャートを参照して説明する。図9は、中継器120にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。この中継・応答処理では、上位システム10から何らかのタイプAコマンドが送られる場合について説明する。
なお、上記の図4の中継・応答処理と同じ内容の処理には、同一の符号を付す。
まず、中継器120は、上位システム10から送られたコマンドを受信する(ステップS401)。つまり、上位側受信部101は、上位システム10から送られたタイプAコマンドを受信する。このタイプAコマンドは、コマンド振り分け部123に供給される。
中継器120は、受信したコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致するか否かを判別する(ステップS422)。
すなわち、コマンド振り分け部123は、上位側受信部101が受信したタイプAコマンドの振り分けを行うために、コマンド変換対応DB122を参照して、そのタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンド(何れかのコマンド)と一致するかどうかを判別する。
中継器120は、受信したコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致したと判別すると(ステップS422;Yes)、そのコマンドを、端末機器200へ即時送信する必要があるか否かを判別する(ステップS423)。
中継器120は、そのコマンドを、端末機器200へ即時送信する必要があると判別すると(ステップS423;Yes)、そのコマンドをタイプBコマンドに変換する(ステップS424)。
すなわち、コマンド振り分け部123は、供給されたタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致し、かつ、端末機器200へ即時送信が必要な場合に、そのタイプAコマンドをコマンド変換部121に供給する。そして、コマンド変換部121は、供給されたタイプAコマンドを、コマンド変換対応DB122を参照して、対応するタイプBコマンドに変換する。
そして、中継器120は、後述するステップS426に処理を進める。
一方、コマンドを、端末機器200へ即時送信する必要がないと判別した場合(ステップS423;No)に、中継器120は、受信したコマンドを処理する(ステップS403)。
すなわち、コマンド振り分け部123は、供給されたタイプAコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致し、かつ、端末機器200へ即時送信が不要である場合に、そのタイプAコマンドを、コマンド処理部104に供給する。そして、コマンド処理部104は、供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報の更新等を行う。
中継器120は、応答コマンドを作成(ステップS404)し、後述するステップS409に処理を進める。
一方、上述したステップS422にて、受信したコマンドが、コマンド変換対応DB122に記憶されたコマンドと一致しないと判別した場合(ステップS422;No)に、中継器120は、そのコマンドをフレーム化処理する(ステップS405)。
中継器120は、変換したコマンド、又は、生成したフレームを下位システム20(端末機器200)に送信する(ステップS426)。
すなわち、下位側送信部106は、上述したステップS424にて変換されたタイプBコマンド、又は、上述したステップS405にて生成されたタイプBフレームを端末機器200に送信する。
中継器120は、下位システム20(端末機器200)から送られた応答フレームを受信し(ステップS407)、この応答フレームをフレーム解除処理する(ステップS408)。
中継器120は、コマンドを上位システム10に返信する(ステップS409)。
すなわち、コマンド処理部104は、上述したステップS404にて作成した応答コマンド、又は、上述したステップS408にてフレーム解除処理して生成したコマンドを、上位側送信部102に供給する。そして、上位側送信部102は、供給されたコマンドを上位システム10に返信する。
また、実施形態2に係る中継器120も、上述した図5に示す同期制御処理を、実施形態1の中継器100と同様に処理する。
(実施形態2の効果)
以上説明したように、本発明の実施形態2に係る中継器120,端末機器200によれば、上述した実施形態1の効果に加え、上位システム10から送信されたタイプAコマンドによる端末機器200への操作、設定をすばやく端末機器200に反映させることができる。
(実施形態3)
上記の実施形態1に係る中継器100は、上述した図1に示す構成であったが、他に図10に示すような構成としてもよい。
つまり、本発明の実施形態3に係る中継器130は、フレーム処理部135が、フレーム処理部105のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bに加え、応答不可コマンド記憶部131を更に備えた点で、実施形態1の中継器100と異なる。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付す。
(実施形態3に係る中継器130の構成)
図10は、本発明の実施形態3に係る中継器130の構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器130は、上位側受信部101と、上位側送信部102と、コマンド振り分け部103と、コマンド処理部104と、フレーム処理部135と、下位側送信部106と、下位側受信部107と、コマンド・フレーム振り分け部108と、同期制御部109と、対応可能コマンドDB110と、端末機器情報DB111とを備える。
フレーム処理部135は、フレーム化処理部105aと、フレーム解除処理部105bと、応答不可コマンド記憶部131を備えている。
応答不可コマンド記憶部131は、端末機器200側で応答不可となったコマンドを記憶している。
フレーム処理部135のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bは、上述した中継器100のフレーム処理部105と同様である。
つまり、フレーム化処理部105aは、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。また、フレーム解除処理部105bは、コマンド・フレーム振り分け部108から供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
なお、フレーム処理部135は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドが、応答不可コマンド記憶部131に未登録のコマンドであった場合に、フレーム化処理部105aにて、タイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。その際、フレーム処理部135は、タイプAコマンドを一時記憶する。
そして、生成したタイプBフレームが端末機器200に送信された後、端末機器20から返信された応答フレーム(タイプBフレーム)が、応答不可を示す内容であった場合に、フレーム処理部135は、一時記憶していたタイプAコマンドを応答不可コマンドとして、応答不可コマンド記憶部131に登録する。
また、フレーム処理部135は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドが、応答不可コマンド記憶部131に登録済みのコマンドであった場合に、フレーム化処理を行わずに、応答不可を示す応答コマンド(タイプAコマンド)を作成して、上位側送信部102により上位システム10に返信する。
この他の、上位側受信部101、上位側送信部102、コマンド振り分け部103、コマンド処理部104、下位側送信部106、下位側受信部107、コマンド・フレーム振り分け部108、同期制御部109、対応可能コマンドDB110、及び、端末機器情報DB111は、上述した実施形態1と同様の機能を備えている。
(実施形態3の効果)
以上説明したように、本発明の実施形態3に係る中継器130によれば、上述した実施形態1の効果に加え、上位システム10から送られたコマンドが、中継器130及び端末機器200において共に応答不可であった場合に、中継器130が初回通信時にそのコマンドを応答不可コマンドとして記憶する。そのため、次回以降、上位システム10から同じコマンドを受信した際に、中継器130は、端末機器200に問い合わせることなく、応答不可を示す応答コマンドを返信するため、端末機器200との通信が不要となり、上位システム10から見て端末機器200の応答時間を短くすることができる。
(実施形態4)
上記の実施形態1に係る中継器100、及び、端末機器200は、上述した図1、及び、図6に示す構成であったが、他に図11、及び、図13に示すような構成としてもよい。
つまり、本発明の実施形態4に係る中継器140は、フレーム処理部145が、フレーム処理部105のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bに加え、応答可能コマンド記憶部141を更に備えた点で、実施形態1の中継器100と異なる。また、本発明の実施形態4に係る端末機器240は、端末機器200にない応答可能コマンド通知部241を備える点で、実施形態1の端末機器200と異なる。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付す。
(実施形態4に係る中継器140の構成)
図11は、本発明の実施形態4に係る中継器140の構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器140は、上位側受信部101と、上位側送信部102と、コマンド振り分け部103と、コマンド処理部104と、フレーム処理部145と、下位側送信部106と、下位側受信部107と、コマンド・フレーム振り分け部108と、同期制御部109と、対応可能コマンドDB110と、端末機器情報DB111とを備える。
フレーム処理部145は、フレーム化処理部105aと、フレーム解除処理部105bと、応答可能コマンド記憶部141を備えている。
応答可能コマンド記憶部141は、端末機器200側で応答可能となるコマンドを記憶している。
フレーム処理部145のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bは、上述した中継器100のフレーム処理部105と同様である。
つまり、フレーム化処理部105aは、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。また、フレーム解除処理部105bは、コマンド・フレーム振り分け部108から供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
なお、フレーム処理部145は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドが、応答可能コマンド記憶部141に登録済みのコマンドであった場合に、フレーム化処理部105aにて、タイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。
また、フレーム処理部145は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドが、応答可能コマンド記憶部141に未登録のコマンドであった場合に、フレーム処理部145は、フレーム化処理を行わずに、応答不可を示す応答コマンド(タイプAコマンド)を作成して、上位側送信部102により上位システム10に返信する。
更に、フレーム処理部145は、例えば、中継器140の立ち上げ時などに、端末機器240と通信を行い、端末機器240側で対応可能なコマンド(タイプAコマンド)の一覧情報を取得し、応答可能コマンド記憶部141に登録する。
この他の、上位側受信部101、上位側送信部102、コマンド振り分け部103、コマンド処理部104、下位側送信部106、下位側受信部107、コマンド・フレーム振り分け部108、同期制御部109、対応可能コマンドDB110、及び、端末機器情報DB111は、上述した実施形態1と同様の機能を備えている。
(実施形態4に係る中継器140の動作)
中継器140の動作(中継・応答処理)について、以下、図12のフローチャートを参照して説明する。図12は、中継器140にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。この中継・応答処理では、上位システム10から何らかのタイプAコマンドが送られる場合について説明する。また、中継器140の立ち上げ時などに、端末機器240から、端末機器240側で対応可能なコマンド(タイプAコマンド)の一覧情報を取得しており、そのようなコマンドが応答可能コマンド記憶部141に登録されているものとする。
なお、上記の図4の中継・応答処理と同じ内容の処理には、同一の符号を付す。
まず、中継器140は、上位システム10から送られたコマンドを受信し(ステップS401)、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致するか否かを判別する(ステップS402)。
中継器140は、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致したと判別すると(ステップS402;Yes)、受信したコマンドを処理する(ステップS403)。
そして、中継器140は、応答コマンドを作成し(ステップS404)、後述するステップS409に処理を進める。
一方、上述したステップS402にて、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致しないと判別した場合(ステップS402;No)に、中継器140は、そのコマンドが、応答可能コマンド記憶部141に登録済のコマンドであるか否かを判別する(ステップS443)。
中継器140は、応答可能コマンド記憶部141に未登録のコマンドであると判別すると(ステップS443;No)、応答不可を示す応答コマンドを作成する(ステップS444)。
すなわち、フレーム処理部145は、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドが、応答可能コマンド記憶部141に未登録のコマンドであった場合に、フレーム化処理を行わずに、応答不可を示す応答コマンド(タイプAコマンド)を生成する。
そして、中継器140は、後述するステップS409に処理を進める。
一方、応答可能コマンド記憶部141に登録済みのコマンドであると判別した場合(ステップS443;Yes)、中継器140は、そのコマンドをフレーム化処理する(ステップS405)。
中継器140は、生成したフレームを下位システム20(端末機器200)に送信する(ステップS406)。
そして、中継器100は、下位システム20(端末機器200)から送られた応答フレームを受信し(ステップS407)、この応答フレームをフレーム解除処理する(ステップS408)。
中継器140は、コマンドを上位システム10に返信する(ステップS409)。
すなわち、コマンド処理部104は、上述したステップS404にて作成した応答コマンド、上述したステップS444にて作成した応答コマンド、若しくは、上述したステップS408にてフレーム解除処理して生成したコマンドを、上位側送信部102に供給する。そして、上位側送信部102は、供給されたコマンドを上位システム10に返信する。
また、実施形態4に係る中継器140も、上述した図5に示す同期制御処理を、実施形態1の中継器100と同様に処理する。
(実施形態4に係る端末機器240の構成)
図13は、本発明の実施形態4に係る端末機器240の構成を示すブロック図である。
図示するように、端末機器240は、受信部201と、送信部202と、コマンド・フレーム振り分け部203と、フレーム処理部204と、タイプAコマンド処理部205と、タイプBコマンド処理部206と、機器制御部207と、機器情報DB208と、応答可能コマンド通知部241とを備える。
応答可能コマンド通知部241は、端末機器240側で対応可能なコマンドの一覧情報を、中継器140に送信する。
例えば、応答可能コマンド通知部241は、中継器140の立ち上げ時などに、対応可能なコマンド(タイプAコマンド)の一覧情報を生成し、フレーム処理部204等を経由して中継器140に送信する。
この他の、受信部201、送信部202、コマンド・フレーム振り分け部203、フレーム処理部204、タイプAコマンド処理部205、タイプBコマンド処理部206、機器制御部207、及び、機器情報DB208は、上述した実施形態1に係る端末機器200と同様の機能を備えている。
(実施形態4に係る中継器140及び端末機器240の一連動作)
以下、中継器140の応答可能コマンド記憶部141に、端末機器240側で対応可能なコマンドの一覧情報を登録する処理について説明する。
まず、端末機器240の応答可能コマンド通知部241は、フレーム処理部204、及び、送信部202を介して、端末機器240側で対応可能なコマンドの一覧情報(タイプBフレーム)を、中継器140に送信する。例えば、応答可能コマンドを登録するための登録コマンドをフレーム化処理したタイプBフレームを、中継器140に送信する。
中継器140は、下位側受信部107、及び、コマンド・フレーム振り分け部108を介して、端末機器240側で対応可能なコマンドの一覧情報(タイプBフレーム)を受信すると、フレーム処理部145に供給する。
フレーム処理部145は、供給されたタイプBフレームをフレーム解除処理し、登録コマンド(タイプAコマンド)を生成する。そして、この登録コマンドに従って、フレーム処理部145は、応答可能コマンド記憶部141に、端末機器240側で対応可能なコマンド一覧情報を登録する。
(実施形態4の効果)
以上説明したように、本発明の実施の形態4に係る中継器140,端末機器240によれば、上述した実施形態1の効果に加え、中継器140が立ち上げ時などに端末機器240から取得した端末機器240側で対応可能なコマンド一覧情報を用いる。そのため、中継器140及び端末機器240において共に応答不可であった場合に、中継器140は、端末機器240に問い合わせることなく、応答不可を示す応答コマンドを返信するため、端末機器240との通信が不要となり、上位システム10から見て端末機器240の応答時間を短くすることができる。
(実施形態5)
上記の実施形態1に係る中継器100は、上述した図1に示す構成であったが、他に図14に示すような構成としてもよい。
つまり、本発明の実施形態5に係る中継器150は、コマンド処理部154が送信時間管理部151を備えた点、及び、フレーム処理部155が、フレーム処理部105のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bに加え、送信時間管理部152を更に備えた点で、実施形態1の中継器100と異なる。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付す。
(実施形態5に係る中継器150の構成)
図14は、本発明の実施形態5に係る中継器150の構成を示すブロック図である。
図示するように、中継器150は、上位側受信部101と、上位側送信部102と、コマンド振り分け部103と、コマンド処理部154と、フレーム処理部155と、下位側送信部106と、下位側受信部107と、コマンド・フレーム振り分け部108と、同期制御部109と、対応可能コマンドDB110と、端末機器情報DB111とを備える。
コマンド処理部154は、送信時間管理部151を備えている。
なお、コマンド処理部154は、実施形態1のコマンド処理部104と同様に、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報の更新や、端末機器情報DB111に記憶されている情報を参照して応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行う。
送信時間管理部151は、タイプAコマンドを受信した時刻を保持し、受信した時刻から一定時間が経過するまで、上位システム10への応答コマンドの送信を待機させる。つまり、送信時間管理部151は、コマンド処理部154が生成したタイプAコマンドを、上位側送信部102からすぐに送信させずに、一定時間が経過するまで待機した後に、上位システム10に送信させる。
なお、一定時間とは、上位システム10において通信プロトコル上、不都合が生じない時間であり、例えば、上位システム10におけるコマンドの送信から受信までの時間が、タイムアウトまでに至らない範囲の待機時間である。
フレーム処理部155は、フレーム化処理部105aと、フレーム解除処理部105bと、送信時間管理部152を備えている。
フレーム処理部155のフレーム化処理部105a、及び、フレーム解除処理部105bは、上述した中継器100のフレーム処理部105と同様である。
つまり、フレーム化処理部105aは、コマンド振り分け部103から供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。また、フレーム解除処理部105bは、コマンド・フレーム振り分け部108から供給されたタイプBフレームを解除処理し、タイプAコマンドを生成する。
送信時間管理部152は、タイプAコマンドを受信した時刻を保持し、受信した時刻から一定時間が経過するまで、上位システム10への応答コマンドの送信を待機させる。つまり、送信時間管理部152は、フレーム解除処理部105bが解除処理して生成したタイプAコマンドを、上位側送信部102からすぐに送信させずに、一定時間が経過するまで待機した後に、上位システム10に送信させる。
この他の、上位側受信部101、上位側送信部102、コマンド振り分け部103、下位側送信部106、下位側受信部107、コマンド・フレーム振り分け部108、同期制御部109、及び、端末機器情報DB111は、上述した実施形態1と同様の機能を備えている。
(実施形態5に係る中継器150の動作)
中継器150の動作(中継・応答処理)について、以下、図15のフローチャートを参照して説明する。図15は、中継器150にて実行される中継・応答処理を説明するためのフローチャートである。この中継・応答処理では、上位システム10から何らかのタイプAコマンドが送られる場合について説明する。
なお、上記の図4の中継・応答処理と同じ内容の処理には、同一の符号を付す。
まず、中継器150は、上位システム10から送られたコマンドを受信(ステップS401)し、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致するか否かを判別する(ステップS402)。
中継器150は、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致したと判別すると(ステップS402;Yes)、受信時刻を保持すると共に、受信したコマンドを処理する(ステップS453)。
すなわち、コマンド振り分け部103は、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致したタイプAコマンドを、コマンド処理部154に供給する。そして、コマンド処理部154は、送信時間管理部151にて受信時刻を保持し、また、供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111に記憶されている情報の更新等を行う。
中継器150は、応答コマンドを作成し、一定時間が経過するまで待機する(ステップS454)。つまり、コマンド処理部154は、端末機器情報DB111に記憶されている情報を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)の作成を行うと共に、送信時間管理部151がコマンド受信してから一定時間が経過するまで待機する。
そして、中継器100は、後述するステップS409に処理を進める。
一方、上述したステップS402にて、受信したコマンドが、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致しないと判別した場合(ステップS402;No)に、中継器150は、受信時刻を保持すると共に、そのコマンドをフレーム化処理する(ステップS455)。
すなわち、コマンド振り分け部103は、対応可能コマンドDB110に記憶されたコマンドと一致しなかったタイプAコマンドを、フレーム処理部155に供給する。そして、フレーム処理部155は、送信時間管理部152にて受信時刻を保持し、また、フレーム化処理部105aにて、供給されたタイプAコマンドをフレーム化処理し、タイプBフレームを生成する。
中継器150は、生成したフレームを下位システム20に送信し(ステップS406)、また、端末機器200から送られた応答フレームを受信する(ステップS407)。
中継器150は、応答フレームをフレーム解除処理し、一定時間が経過するまで待機する(ステップS458)。
すなわち、コマンド・フレーム振り分け部108は、供給されたのがタイプBフレームであるため、そのタイプBフレームをフレーム処理部155に供給する。そして、フレーム処理部155は、フレーム解除処理部105bにて、供給されたタイプBフレームをフレーム解除処理し、タイプAコマンドを生成すると共に、送信時間管理部152がコマンド受信してから一定時間が経過するまで待機する。
中継器150は、コマンドを上位システム10に返信する(ステップS409)。
すなわち、コマンド処理部104は、上述したステップS454にて作成した応答コマンド、又は、上述したステップS458にてフレーム解除処理して生成したコマンドを、一定時間経過後に上位側送信部102に供給する。そして、上位側送信部102は、供給されたコマンドを上位システム10に返信する。
また、実施形態5に係る中継器150も、上述した図5に示す同期制御処理を、実施形態1の中継器100と同様に処理する。
(実施形態5の効果)
以上説明したように、本発明の実施形態5に係る中継器150,端末機器200によれば、上述した実施形態1の効果に加え、上位システム10と端末機器200間の通信が連続で行われる場合に、上位システム10と中継器150との間の通信帯域を一定レベル以下に抑制することができる。
つまり、上位システム10が端末機器200に向けてコマンドを送信し、端末機器200(又は、中継器150)からの応答コマンドを受けて、さらに次のコマンドを上位システム10から端末機器200に向けて送信するという動作が連続する場合に、中継器150側で、一定時間待機した後に返信することで、上位システム10と中継器150との間の単位時間当たりの通信量を下げることができる。
例えば、上位システム10が、中継器150を用いて下位システム20の端末機器200を接続することを考慮していないケースが想定される。このようなケースでは、中継器150と端末機器200との間における通信時間など、コマンド等の中継処理時間についても考慮されておらず、上位システム10の送信から受信までのタイムアウトが短い場合もある。また、一旦、タイムアウトが生じてしまうと、再送が発生する仕様であることも想定される。
この際、中継器150の処理において、コマンドの送受信や応答コマンドの作成などの上位側通信処理の優先順位が、端末機器200との同期制御処理よりも低いと、同期制御処理が優先され、上位側通信処理が即座に行えず、上位システム10のタイムアウトが発生してしまい、再送による輻輳が生じる可能性がある。
逆に、上位側通信処理の優先順位が、同期制御処理よりも高いと、上位システム10と端末機器200との間の通信が連続で行われる場合に、上位側通信処理の増加により中継器150は、同期制御処理を実行する時間がなくなり、端末機器200の情報との定期的な同期を維持することができなくなる。
しかしながら、本発明の実施形態5に係る中継器150によれば、中継器150側が、コマンドを受信してから、一定時間待機した後に上位システム10に応答コマンドを返信する動作とすることで、上位システム10との間で輻輳を生じることなく、中継器150の上位側通信処理の増加量を一定レベル以下に抑制し、定期的な同期制御処理を実現することができる。
(実施形態5における変形例)
以上、本発明の実施形態5について説明したが、具体的な構成はこの実施形態5に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等も含まれる。
上記の実施形態5では、コマンド処理部154等は、コマンドを受信した時刻を保持し、受信した時刻から一定時間待機した後に上位側送信部102より、作成した応答コマンド(タイプAコマンド)の送信を行う構成としたが、特定の通信状態の場合に限って、一定時間待機した後に応答コマンドを送信するような動作としてもよい。
例えば、コマンド処理部154は、上位システムからの通信が連続で行われる状態を検出し、そのような通信状態の場合に限って、一定時間待機後に応答コマンドを送信するような動作としてもよい。このような動作とすることで、上位システム10から端末機器200に向けた通信が連続する場合以外でのコマンドについては、即時応答することが可能であり、上記の実施形態5の効果に加え、上位システム10から見て端末機器200からの応答時間を短縮することができる。
(実施形態6)
上記の実施形態1〜5では、本願発明の特徴を分かり易く説明するために、シンプルな構成にて説明したが、現実にはこれらの構成が種々のシステムに組み入れて実施される。以下、具体例として、空調システムに組み入れて実施される場合について、図16を参照して説明する。
図16は、本発明の実施形態6に係る空調システム300の全体構成を示すブロック図である。
図16に示すように、空調システム300は、上位空調システム400と、中継器100と、下位空調システム500とから構成される。なお、上位空調システム400と下位空調システム500とは、異なるプロトコルで構築されている。そのため、中継器100は、異なるプロトコル同士の上位空調システム400と下位空調システム500とを接続する。
なお、中継器として、上述した実施形態1に係る中継器100を用いているが、これは一例であり、代わりに、上述した実施形態2〜5に係る中継器120,130,140,150の何れかを用いてもよい。
上位空調システム400は、例えば、大規模な空調システムであり、集中制御装置401と、数十台の室外機402と、数十台の室内機403とが通信可能に接続されて構成される。
集中制御装置401は、各室外機402及び各室内機403の運転を集中制御する。また、集中制御装置401は、中継器100を介して、下位空調システム500の室外機501及び各室内機502の運転も制御可能となっている。
室外機402は、例えば、圧縮機及び熱源側熱交換器等を有し、室内機403(1台又は複数台の室内機403)と配管により接続されている。室外機402は、この配管を通じて室外機402と室内機403との間で冷媒を循環させる。
室内機403は、例えば、膨張弁及び負荷側熱交換器等を有し、室外機402と配管により接続されている。室内機403は、負荷側熱交換器において冷媒を蒸発又は凝縮させ、対象空間の空気調和を行う。
下位空調システム500は、例えば、中・小規模な空調システムであり、室外機501と、複数台の室内機502とが通信可能に接続されて構成される。
室外機501は、例えば、圧縮機及び熱源側熱交換器等を有し、各室内機502と配管により接続されている。室外機501は、この配管を通じて室外機501と室内機502との間で冷媒を循環させる。
なお、室外機501は、上述した実施形態1に係る端末機器200と同様の構成も有している。つまり、室外機501は、上述した図6に示す受信部201、送信部202、コマンド・フレーム振り分け部203、フレーム処理部204、タイプAコマンド処理部205、タイプBコマンド処理部206、機器制御部207、及び、機器情報DB208を更に備えている。
また、室外機501は、例えば、一定周期ごとに各室内機502と通信を行い、必要なデータの同期処理を行う。そのため、機器情報DB208には、室外機501の情報だけでなく、各室内機502の情報も適宜保持されている。
室内機502は、例えば、膨張弁及び負荷側熱交換器等を有し、室外機501と配管により接続されている。室内機502は、負荷側熱交換器において冷媒を蒸発又は凝縮させ、対象空間の空気調和を行う。
また、室内機502は、例えば、一定周期ごとに室外機501と通信を行い、必要なデータの同期処理を行う。
中継器100は、上位空調システム400に下位空調システム500を接続するための中継器であって、一例として、上位空調システム400と下位空調システム500の室外機501との間に配置され、上位空調システム400と下位空調システム500とを接続する。
つまり、中継器100は、下位側として、上述した実施形態1に係る端末機器200の代わりに、室外機501と通信を行う。
具体的に、中継器100の下位側送信部106(図2に示す下位側送信部106)は、室外機501に対して、タイプBフレームやタイプBコマンドの送信制御を行う。また、中継器100の下位側受信部107(図2に示す下位側受信部107)は、室外機501から送られるタイプBフレームやタイプBコマンドの受信制御を行う。
(実施形態6に係る中継器100及び室外機501の一連動作)
以下、上位空調システム400が、下位空調システム500の空調機(室外機501,室内機502)宛てにタイプAコマンドを送信した際の、中継器100及び室外機501の一連動作を説明する。
まず、中継器100のコマンド振り分け部103は、受信したタイプAコマンドが、中継器100に対応しているか否か(コマンド処理部104にて処理が可能かどうか)の分類を行う。コマンド振り分け部103は、対応可能であればコマンド処理部104へ、一方、未対応であればフレーム処理部105へ、受信したタイプAコマンドを供給する。
中継器100のコマンド処理部104は、供給されたタイプAコマンドを解析し、端末機器情報DB111の更新等を行う。更に、上位空調システム400への応答が必要であれば、コマンド処理部104は、端末機器情報DB111を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位側送信部102より上位空調システム400へ返信する。
また、中継器100のフレーム処理部105(フレーム化処理部105a)は、供給されたタイプAコマンドからタイプBフレームを作成し、下位側送信部106より下位空調システム500の室外機501へ送信する。
中継器100の下位側受信部107は、受信した応答フレーム(タイプBフレーム)を、コマンド・フレーム振り分け部108に供給する。コマンド・フレーム振り分け部108は、供給された応答フレームをフレーム処理部105に送る。
中継器100のフレーム処理部105(フレーム解除処理部105b)は、供給された応答フレーム(タイプBフレーム)から、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位側送信部102より、上位空調システム400に返信する。
室外機501の受信部201は、受信したタイプBフレームをコマンド・フレーム振り分け部203に供給する。室外機501のコマンド・フレーム振り分け部203は、供給されたタイプBフレームをフレーム処理部204に供給する。
室外機501のフレーム処理部204(フレーム解除処理部204b)は、供給されたタイプBフレームから、中継器100が受信した際のタイプAコマンドを復号し、タイプAコマンド処理部205に供給する。
室外機501のタイプAコマンド処理部205は、供給されたタイプAコマンドを解析し、機器情報DB208の更新等を行う。更に、上位空調システム400への応答が必要であれば、タイプAコマンド処理部205は、機器情報DB208を参照して、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、フレーム処理部204に供給する。
室外機501のフレーム処理部204(フレーム化処理部204a)は、供給された応答コマンド(タイプAコマンド)から、応答フレーム(タイプBフレーム)を作成し、送信部202より中継器100に送信する。
中継器100の下位側受信部107は、受信した応答フレーム(タイプBフレーム)を、コマンド・フレーム振り分け部108に供給する。コマンド・フレーム振り分け部108は、供給された応答フレームをフレーム処理部105に送る。
中継器100のフレーム処理部105(フレーム解除処理部105b)は、供給された応答フレーム(タイプBフレーム)から、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位側送信部102より、上位空調システム400に返信する。
(実施形態6の効果)
以上説明したように、本発明の実施形態6に係る中継器100,室外機501によれば、上述した実施形態1の効果に加え、下位空調システム500の空調機(室外機501,室内機502)に新機能が追加された際に、中継器100を変更することなく、上位空調システム400から下位空調システム500の空調機の新機能を利用することが可能となる。
(実施形態6における変形例)
上記の実施形態6では、下位空調システム500において、室外機501と室内機502との間で同期処理が行われていることもあり、室外機501が、全ての応答フレームを生成する場合について説明したが、室内機502宛のコマンドに対しては、室内機502が応答フレームを生成するようにしてもよい。
例えば、中継器100からタイプBフレームが室外機501に送られた際に、室外機501は、そのタイプBフレームが自身(室外機501)宛か、室内機502(何れかの室内機502)宛かを判定する。そして、室内機502宛であった場合に、室外機501は、宛先の室内機502への中継処理を行う。なお、自身宛であった場合に、室外機501は、上記と同様に、自身で応答フレーム(タイプBフレーム)を生成する。
室内機502は、室外機501から中継されたタイプBフレームを受信すると、必要な処理を行った後に、応答フレーム(タイプBフレーム)を生成する。そして、室内機502は、生成した応答フレームを室外機501を介して中継器100に送信する。
中継器100は、室内機502等にて生成された応答フレーム(タイプBフレーム)から、応答コマンド(タイプAコマンド)を作成し、上位空調システム400に返信する。
このような動作とすることで、上位空調システム400から送られたコマンドが、宛先に応じた室外機501又は室内機502でそれぞれ処理されて、応答フレームが生成される。
(実施形態6における他の変形例)
上記の実施形態6では、中継器100を用いた空調システム300について説明したが、中継器100に代えて、上述した実施形態2〜5に係る中継器120,130,140,150の何れかを用いた場合でも、それぞれ適用可能である。
なお、中継器140を用いた空調システム300の場合では、室外機501は、上述した実施形態4に係る端末機器240と同様の構成を有するものとする。つまり、室外機501は、上述した図13に示す受信部201、送信部202、コマンド・フレーム振り分け部203、フレーム処理部204、タイプAコマンド処理部205、タイプBコマンド処理部206、機器制御部207、機器情報DB208、及び、応答可能コマンド通知部241を備えている。
このような構成の室外機501は、上述した実施形態4の端末機器240と同様に、中継器140の立ち上げ時などに、室外機501や室内機502で対応可能なコマンドの一覧情報を生成して、中継器140に送信する。
そして、中継器140は、上位空調システム400から送られたコマンドが、室外機501及び室内機502にて応答可能なコマンドかどうか等を判断する。
また、上記の実施形態6では、空調システム300を一例として説明したが、この他にも、例えば、照明システムなどでも本願発明は適用可能である。
10 上位システム、20 下位システム、100,120,130,140,150 中継器、101 上位側受信部、102 上位側送信部、103,123 コマンド振り分け部、104,154 コマンド処理部、105,135,145,155 フレーム処理部、106 下位側送信部、107 下位側受信部、108 コマンド・フレーム振り分け部、109 同期制御部、110 対応可能コマンドDB、111 端末機器情報DB、121 コマンド変換部、122 コマンド変換対応DB、131 応答不可コマンド記憶部、141 応答可能コマンド記憶部、151,152 送信時間管理部、200,240 端末機器、201 受信部、202 送信部、203 コマンド・フレーム振り分け部、204 フレーム処理部、205 タイプAコマンド処理部、206 タイプBコマンド処理部、207 機器制御部、208 機器情報DB、241 応答可能コマンド通知部、300 空調システム、400 上位空調システム、401 集中制御装置、402 室外機、403 室内機、500 下位空調システム、501 室外機、502 室内機

Claims (13)

  1. 異なるプロトコルにて構築された上位システムと下位システムとの間に設置される中継器であって、
    前記上位システムから送られたコマンドを受信する上位側受信部と、
    前記下位システムに含まれる端末機器の情報を記憶する端末情報記憶部と、
    中継器側で対応可能なコマンドの情報を記憶する対応可能コマンド記憶部と、
    前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドである場合に、前記端末情報記憶部に記憶された情報を参照して応答コマンドを作成するコマンド処理部と、
    前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドでない場合に、受信したコマンドから前記下位システムのフレームを生成するフレーム化処理部と、
    前記フレーム化処理部により生成されたフレームを、前記下位システムの前記端末機器に送信する下位側送信部と、
    前記端末機器から送られたフレームを受信する下位側受信部と、
    前記下位側受信部が受信したフレームを解除して前記上位システムのコマンドを生成するフレーム解除処理部と、
    前記コマンド処理部が作成した応答コマンド、又は、前記フレーム解除処理部が生成したコマンドを前記上位システムに送信する上位側送信部と、
    を備えることを特徴とする中継器。
  2. 前記端末情報記憶部に記憶された情報と、前記端末機器が保持している情報とを、一定周期ごとに同期させる同期制御部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継器。
  3. 前記同期制御部は、前記一定周期内において、前記端末情報記憶部に記憶された情報が更新されている場合に、更新内容を通知するコマンドを前記下位側送信部から前記端末機器に送信し、前記端末情報記憶部に記憶された情報が更新されていない場合に、前記端末機器側の更新内容を要求するコマンドを前記下位側送信部から前記端末機器に送信し、応答して前記下位側受信部が前記端末機器から受信した更新内容に従って、前記端末情報記憶部に記憶された情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の中継器。
  4. 前記フレーム解除処理部は、前記下位側送信部が前記端末機器にフレームを送信した後、一定時間内に、前記下位側受信部が前記端末機器から送られるはずのフレームを受信しなかった場合に、応答不可を示す応答コマンドを作成し、
    前記上位側送信部は、前記フレーム解除処理部が作成した応答コマンドを前記上位システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の中継器。
  5. 前記上位システムのコマンドと前記下位システムのコマンドとの対応関係を記憶するコマンド対応情報記憶部と、
    前記コマンド対応情報記憶部に記憶された対応関係に従って、前記上位システムのコマンドを前記下位システムのコマンドに変換するコマンド変換部と、を更に備え、
    前記コマンド変換部は、前記上位側受信部が受信したコマンドを前記端末機器へ即時送信が必要な場合に、前記上位側受信部が受信したコマンドを前記下位システムのコマンドに変換し、
    前記下位側送信部は、コマンド変換部により変換されたコマンドを、前記端末機器に送信する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の中継器。
  6. 前記端末機器で応答不可となったコマンドを記憶する応答不可コマンド記憶部を更に備え、
    前記フレーム化処理部は、前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記応答不可コマンド記憶部に記憶されたコマンドでない場合に、当該コマンドを一時記憶すると共に、当該コマンドから前記下位システムのフレームを生成し、
    前記フレーム解除処理部は、前記下位側受信部が前記端末機器から応答不可を示すフレームを受信した場合に、前記フレーム化処理部が一時記憶したコマンドを、前記応答不可コマンド記憶部に記憶させ、
    前記フレーム解除処理部は、前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記応答不可コマンド記憶部に記憶されたコマンドである場合に、応答不可を示す応答コマンドを作成し、
    前記上位側送信部は、前記フレーム解除処理部が作成した応答コマンドを前記上位システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の中継器。
  7. 前記端末機器で応答可能となるコマンドを記憶する応答可能コマンド記憶部を更に備え、
    前記フレーム化処理部は、前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記応答可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドである場合に、当該コマンドから前記下位システムのフレームを生成し、
    前記フレーム解除処理部は、前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記応答可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドでない場合に、応答不可を示す応答コマンドを作成し、
    前記上位側送信部は、前記フレーム解除処理部が作成した応答コマンドを前記上位システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の中継器。
  8. 前記コマンド処理部、及び、前記フレーム解除処理部は、前記上位側受信部がコマンドを受信してからの時間を管理する時間管理部を備え、
    前記上位側送信部は、前記コマンド処理部が作成した応答コマンド、又は、前記フレーム解除処理部が生成したコマンドを、前記時間管理部が管理する時間が一定時間を経過した後に、前記上位システムに送信する、
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の中継器。
  9. 前記時間管理部は、前記上位側受信部が前記上位システムからのコマンドを連続して受信する通信状態を検出した場合に、前記上位側受信部がコマンドを受信してからの時間を管理する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の中継器。
  10. 前記上位システムは、集中制御装置、室外機、及び、室内機を含んで構成され、当該集中制御装置と当該室外機、及び、当該室内機とが通信可能に接続された上位空調システムであり、
    前記下位システムは、室外機、及び、室内機を含んで構成され、当該室外機と当該室内機とが通信可能に接続された下位空調システムであって、
    前記上位空調システムと前記下位空調システムの前記室外機との間の通信を中継することにより、前記上位空調システムから前記下位空調システムの前記室外機及び前記室内機を制御可能とする、
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の中継器。
  11. 異なるプロトコルにて構築された上位システムと下位システムとの間に設置される中継器と、通信可能な当該下位システムに含まれる端末機器であって、
    自身の情報を記憶する記憶部と、
    前記中継器から送られたフレーム又はコマンドを受信する受信部と、
    前記受信部がフレームを受信した場合に、受信したフレームを解除して前記上位システムのコマンドを生成するフレーム解除処理部と、
    前記フレーム解除処理部が生成したコマンドを処理し、前記記憶部に記憶された情報を参照して応答コマンドを作成する上位側コマンド処理部と、
    前記上位側コマンド処理部が作成したコマンドから前記下位システムのフレームを生成するフレーム化処理部と、
    前記受信部がコマンドを受信した場合に、前記記憶部に記憶された情報の更新内容を示す応答コマンドを作成する下位側コマンド処理部と
    前記フレーム化処理部が生成したフレーム、又は、前記下位側コマンド処理部が作成した応答コマンドを、前記中継器に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする端末機器。
  12. 上位側コマンド処理部にて応答可能なコマンド一覧を通知する応答可能コマンド通知部を更に備え、
    前記応答可能コマンド通知部は、前記中継器の立ち上がり時を含むタイミングで、前記応答可能コマンド一覧を前記送信部を介して前記中継器に送信する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の端末機器。
  13. 集中制御装置、室外機、及び、室内機を含んで構成される上位空調システムと、室外機、及び、室内機を含んで構成される下位空調システムとが、中継器を介して接続された空調システムであって、
    前記上位空調システムと前記下位空調システムとは異なるプロトコルにて構築されており、
    前記中継器は、
    前記上位空調システムから送られたコマンドを受信する上位側受信部と、
    前記下位空調システムにおける前記室外機、及び、前記室内機の情報を記憶する下位空調システム情報記憶部と、
    中継器側で対応可能なコマンドの情報を記憶する対応可能コマンド記憶部と、
    前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドである場合に、前記下位空調システム情報記憶部に記憶された情報を参照して応答コマンドを作成するコマンド処理部と、
    前記上位側受信部が受信したコマンドが、前記対応可能コマンド記憶部に記憶されたコマンドでない場合に、受信したコマンドから前記下位空調システムのフレームを生成するフレーム化処理部と、
    前記フレーム化処理部により生成されたフレームを、前記下位空調システムの前記室外機に送信する下位側送信部と、
    前記下位空調システムの前記室外機から送られたフレームを受信する下位側受信部と、
    前記下位側受信部が受信したフレームを解除して前記上位空調システムのコマンドを生成するフレーム解除処理部と、
    前記コマンド処理部が作成した応答コマンド、又は、前記フレーム解除処理部が生成したコマンドを前記上位空調システムに送信する上位側送信部と、
    を備え、
    前記中継器が、前記上位空調システムと前記下位空調システムの前記室外機との間の通信を中継することにより、前記上位空調システムから前記下位空調システムの前記室外機及び前記室内機を制御可能とする、
    ことを特徴とする空調システム。
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