JP2001268084A - Lanアダプタ - Google Patents

Lanアダプタ

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JP2001268084A
JP2001268084A JP2000071729A JP2000071729A JP2001268084A JP 2001268084 A JP2001268084 A JP 2001268084A JP 2000071729 A JP2000071729 A JP 2000071729A JP 2000071729 A JP2000071729 A JP 2000071729A JP 2001268084 A JP2001268084 A JP 2001268084A
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JP
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center
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lan
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communication
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JP2000071729A
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Yoneo Watanabe
米雄 渡邊
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のLANアダプタは、センタから端末に
要求データを送信した際の応答時間において、シリアル
インタフェースで送受信しているLANアダプタと端末
間の通信速度が低速でネックであるという問題点があっ
たが、本発明は、センタと端末の通信手順をエミュレー
トすることにより、センタにおけるLANアダプタとの
通信時間を短くすることのできるLANアダプタを提供
する。 【解決手段】センタ1とLANアダプタ3′間の通信に
おいては、端末通信手順エミュレーション機能部33が
端末2におけるセンタ1との通信手順をエミュレート
し、端末2とLANアダプタ3′間の通信においては、
センタ通信手順エミュレーション機能部34がセンタ1
における端末2との通信手順をエミュレートするLAN
アダプタである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタと端末の通
信インタフェース変換を行うLANアダプタに係り、特
にセンタ及び端末の通信手順をエミュレートすることに
よって、センタとLANアダプタ間の通信時間を短く
し、且つ汎用的に通信手順をエミュレートすることがで
きるLANアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にLANアダプタは、LAN接続
用のポートを有していない装置(例えば、端末)をLA
N環境に接続するための装置である。具体的にLANア
ダプタは、その装置が有している通信ポート(例えば、
RS232C等のシリアル接続ポート)と通信するため
のポートとLAN接続用のポートとを備え、LANアダ
プタを、その装置とLANとの間に配置して、装置に対
してはシリアルインタフェースで接続し、LANに対し
てはLANインタフェースで接続する。そして、LAN
アダプタが、LANインタフェースからのデータを変換
してシリアルインタフェースに出力し、逆にシリアルイ
ンタフェースからのデータを変換してLANインタフェ
ースに出力するようになっている。
【0003】次に、従来のLANアダプタ及び接続例に
ついて図7を使って説明する。図7は、従来のLANア
ダプタの構成及び接続例を示すブロック図である。図7
に示すように、従来のLANアダプタの接続例として
は、LAN接続ポートを有せずRS232C接続ポート
を有する端末2をLAN環境に接続し、LAN接続ポー
トを有するセンタ1と通信するために、センタ1と端末
2との間にLANアダプタ3を配置し、センタ1とLA
Nアダプタ3間をLANインタフェース4で接続し、端
末2とLANアダプタ3間をRS232Cインタフェー
ス5で接続している。ここでは、RS232Cとしてい
るが、RS232CをRS422等の他のシリアルイン
タフェースに置き換えても全く同じである。以降はRS
232Cの例で説明する。
【0004】そして、センタ1の内部には、LAN接続
機能部11と、センタ通信手順実行機能部12とが設け
られている。
【0005】センタ1内の各構成部分について具体的に
説明する。LAN接続機能部11は、LANインタフェ
ース4を通して、LANアダプタ3と接続するためのセ
ンタの内部インタフェースであり、物理層レベル、或い
は上位のデータリンク層(例えば、イーサネット(登録
商標))、ネットワーク層(例えば、IPプロトコ
ル)、トランスポート層(例えば、TCPプロトコル)
レベルまでのLAN接続機能を実現するものである。セ
ンタ通信手順実行機能部12は、後で述べる端末2の端
末通信手順実行機能部21に通信データを送信したり、
端末2の端末通信手順実行機能部21から送信してきた
データを受信して、データの内容を解析したりするもの
であり、データリンク層レベル及びそれ以上のレベルで
通信手順を実現するものである。
【0006】また、端末2の内部には、RS232C接
続機能部20と、端末通信手順実行機能部21とが設け
られている。
【0007】端末2内の各構成部分について具体的に説
明する。RS232C接続機能部20は、RS232C
インタフェース5を通して、LANアダプタ3と接続す
るための端末内部のインタフェースであり、物理層レベ
ルでRS232C接続機能を実現するものである。端末
通信手順実行機能部21は、前に述べたセンタ1のセン
タ通信手順実行部12から送信してきたデータを受信
し、データの内容を解析し、応答データをセンタ1のセ
ンタ通信手順実行機能部12へ送信するものであり、デ
ータリンク層レベル及びそれ以上のレベルで通信手順を
実現するものである。
【0008】また、LANアダプタ3の内部には、LA
N接続機能部31と、RS232C接続機能部32とが
設けられている。
【0009】LANアダプタ3内の各構成部分について
具体的に説明する。LAN接続機能部31は、LANイ
ンタフェース4を通して、センタ1のLAN接続機能部
11と接続するための、LANアダプタ内部のインタフ
ェースであり、物理層レベル、或いは上位のデータリン
ク層(例えば、イーサネット)、ネットワーク層(例え
ば、IPプロトコル)、トランスポート層(例えば、T
CPプロトコル)レベルまでのLAN接続機能を実現す
るものである。具体的にLAN接続機能部31は、LA
Nインタフェース4から受け取ったデータから物理層レ
ベル、或いは上位のデータリンク層、ネットワーク層、
トランスポート層で使用するヘッダ及びフッダを取り除
き、データ部分だけを取り出すデータ変換を行って、R
S232C接続機能部32に出力し、逆に、RS232
C接続機能部32から受け取ったデータにLAN接続用
のヘッダ及びフッダを付加してLANインタフェース4
に出力する。
【0010】また、RS232C接続機能部32は、R
S232Cインタフェース5を通して、端末のRS23
2C接続機能部20と接続するための、LANアダプタ
内部のインタフェースであり、物理層レベルでRS23
2C接続機能を実現するものである。具体的にRS23
2C接続機能部32は、RS232Cインタフェース5
からデータを受け取る際に、RS232C接続用の制御
に従って物理層レベルで使用する同期コードなどを取り
除き、データ部分だけを取り出してデータ変換してLA
N接続機能部31に出力し、逆に、LAN接続機能部3
1から受け取ったデータにRS232C接続用の制御を
施してRS232Cインタフェース5に出力する。
【0011】次に、従来のLANアダプタを用いた通信
データの流れaについて、図7を使って説明する。セン
タ1のセンタ通信手順実行機能部12より通信データが
送信されると、センタ1のLAN接続機能部11に通信
データが渡り、LANインタフェース4からLANアダ
プタ3へ送出される。LANアダプタ3は、LANイン
タフェース4から通信データをLAN接続機能部31で
受信し、RS232C接続機能部32にデータ変換して
渡す。変換された通信データは、RS232C接続機能
部32から、RS232Cインタフェース5を通して、
端末2へ送出される。端末2は、RS232Cインタフ
ェース5から通信データをRS232C接続機能部20
で受信し、端末2の端末通信手順実行機能部21に通信
データを渡す。
【0012】端末通信手順実行機能部21では、受信し
たデータを解析し、応答データを生成し、送信する。応
答データは、端末通信手順実行部21からRS232C
接続部20に渡り、RS232Cインタフェース5を通
して、LANアダプタ3へ送出される。LANアダプタ
3は、RS232Cインタフェース5から応答データを
RS232C接続機能部32で受信し、LAN接続機能
部31にデータ変換して渡す。変換された応答データ
は、LAN接続機能部31から、LANインタフェース
4を通して、センタ1へ送出される。センタ1は、LA
Nインタフェース4から応答データをLAN接続機能部
11で受信し、センタ1のセンタ通信手順実行機能部1
2に応答データを渡す。
【0013】センタ1のセンタ通信手順実行機能部12
では、応答データを受信すると応答データを解析して、
センタ通信手順に従って、次のデータを送るか、あるい
はもう一度同じデータを再送するかなどの判断を行う。
上記の一連の流れを繰り返し実行し、センタ−端末間プ
ロトコルに従ったデータ通信を実現している。
【0014】次に、従来のLANアダプタ3を用いて、
センタ−端末間プロトコル通信を行った場合の通信時間
と、各部で行う処理について図8を使って説明する。図
8は、従来のLANアダプタ3を用いた場合の通信時間
と処理の流れを示す遷移図である。まず、センタ1で要
求データが生成され、LANアダプタ3に通信時間T1
で送信される。要求データを受信したLANアダプタ3
では、要求データがLAN用データからRS232C用
データにデータ変換され、変換された要求データは、端
末2に、通信時間T2で送信される。
【0015】端末2では、受信した要求データに対する
応答データが生成され、応答データはLANアダプタ3
に通信時間T3で送信される。LANアダプタ3では、
応答データがRS232C用データからLAN用データ
へデータ変換され、変換された応答データは、センタ1
に通信時間T4で送信される。センタ1では、応答デー
タを受信し、要求に対する応答内容の確認が行われる。
尚、ここでは、説明を分かり易くするために、各装置で
の処理時間は省略した。
【0016】ここで、センタ1とLANアダプタ3を結
ぶLANインタフェース4の伝送速度を10Mbpsと
仮定すると、端末2とLANアダプタ3を結ぶRS23
2Cインタフェース5の伝送速度は数10Kbps程度
である。このため、通信時間T1、T2、T3、T4に
は、通信時間T1<<通信時間T2、通信時間T4<<
通信時間T3の関係が成り立つ。
【0017】よって、要求データに対する応答の一連の
流れに要する通信時間は、通信時間T1+T2+T3+
T4となるが、この内、通信時間の支配的なものは、通
信時間T2+T3である。
【0018】上記に述べた図8では、1つの要求データ
に対するデータの流れを示したが、次に、従来のLAN
アダプタ3を用いて、複数の要求データを連続的に、セ
ンタ−端末間プロトコル通信する場合の通信時間と、各
部で行う処理について図9を使って説明する。図9は、
従来のLANアダプタ3を用いた場合の通信時間と複数
の処理の流れを示す遷移図である。尚、図9で示したケ
ースは、センタ1から端末2に向けて連続的にデータ転
送するようなケースであり、要求データが送信データに
当たり、応答データがACK又はNAKデータであるよ
うなケースが考えられる。
【0019】複数の要求データを連続的に通信する場合
には、図8で説明した一連の流れを繰り返し行うことに
なる。つまり、要求データ1をセンタ1からLANアダ
プタ3に送信し、LANアダプタ3で、要求データ1を
LAN用データからRS232C用データに変換し、端
末2に送信する。端末2で要求データ1を受信すると、
応答データ1を生成し、LANアダプタ3に送信し、L
ANアダプタ3で、応答データ1をRS232C用デー
タからLAN用データに変換し、センタ1に送信する。
センタ1で応答データ1を受信すると、要求データ2を
連続して送信し、同様の処理を繰り返す。要求データが
n個ある場合には、この処理をn回繰り返すことにな
る。
【0020】尚、LANアダプタの従来技術としては、
平成7年10月27日公開の特開平7−281972号
「ネットワーク用アダプタ」(出願人:株式会社東芝、
発明者:斎藤勝弘)がある。この従来技術は、LANで
伝送されるデータを接続される装置で処理するのに最適
なデータに変換してから装置に送るもので、且つデータ
変換プログラムは、LANを通してダウンロードされる
ものであり、これにより、LANに対して未対応の各種
装置をも接続できるものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のLANアダプタでは、要求データに対する応答の一
連の流れに要する通信時間は、RS232Cで送受信し
ているLANアダプタ3と端末2間の通信速度が低速で
ネックとなり、センタ1とLANアダプタ3間のLAN
で高速な処理を行っても、センタから送信した要求デー
タに対する応答データが戻るまでの時間は、全体として
低速になってしまうという問題点があった。
【0022】本発明は上記実状に鑑みて為されたもの
で、センタとLANアダプタ間、及び端末とLANアダ
プタ間の通信において、それぞれセンタと端末との通信
手順をエミュレートすることにより、センタにおけるL
ANアダプタとの通信時間を短くすることのできるLA
Nアダプタを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、LANアダプタにおいて、セン
タにLAN接続するLANインタフェースと、端末にシ
リアル回線接続するシリアルインタフェースとを有し、
センタと端末との通信インタフェース変換を行うもので
あり、センタとLANアダプタとの通信においては、端
末におけるセンタとの通信手段をエミュレートし、端末
とLANアダプタとの通信においては、センタにおける
端末との通信手段をエミュレートするものなので、セン
タからのデータあるいは要求に対して、端末からの応答
なしにLANアダプタが端末の代理応答を行うため、セ
ンタからの要求に対する応答時間を短くすることができ
る。
【0024】また、上記従来例の問題点を解決するため
の本発明は、LANアダプタにおいて、エミュレートす
る、端末におけるセンタとの通信手順、及びセンタにお
ける端末との通信手順を、センタ又は端末からダウンロ
ードすることを特徴とするものなので、ハードウェアを
変更することなくLANアダプタのセンタ−端末間プロ
トコルのエミュレーションソフトウェアをダウンロード
し直すことによって、様々なセンタ−端末間に汎用的に
使用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0026】本発明に係るLANアダプタは、LANと
の送受信を行うLAN接続機能手段と、シリアル回線と
の送受信を行うシリアル回線接続機能手段と、センタと
端末との間の送受信データを一時的に記憶するデータ記
憶手段と、LAN接続機能手段を介してセンタから受信
したデータをデータ記憶手段に記憶させ、センタに対し
て端末側の通信手順をエミュレートして通信を行う端末
通信手順エミュレーション機能手段と、データ記憶手段
に記憶されたデータをシリアル回線接続機能手段を介し
て端末に送信し、端末に対してセンタ側の通信手順をエ
ミュレートするセンタ通信手順エミュレーション機能手
段とを有し、センタからのデータあるいは要求に対し
て、端末からの応答なしにLANアダプタが端末の代理
応答を行うものなので、センタからの要求に対する応答
時間を短くすることができる。
【0027】尚、請求項におけるLAN接続機能手段
が、図1のLAN接続機能部31に相当し、シリアル回
線接続機能手段が、RS232C接続機能部32に相当
し、データ記憶手段が、データ蓄積バッファ39に相当
し、端末通信手順エミュレーション機能手段が、端末通
信手順エミュレーション機能部33に相当し、センタ通
信手順エミュレーション機能手段が、センタ通信手順エ
ミュレーション機能部34に相当している。
【0028】また、本発明に係るLANアダプタは、外
部から指定されるエミュレートする通信手順の種類の情
報に従ってエミュレーションソフトウェアをダウンロー
ドするダウンロード手段と、ダウンロード手段によりダ
ウンロードされたエミュレーションソフトウェアで動作
する端末通信手順エミュレーション機能手段と、センタ
通信手順エミュレーション機能手段とを有し、ハードウ
ェアを変更することなくLANアダプタのセンタ−端末
間プロトコルのエミュレーションソフトウェアをダウン
ロードできるものなので、様々なセンタ−端末間に汎用
的に使用することができるものである。
【0029】尚、請求項におけるダウンロード手段が、
図5,図6におけるダウンロードソフトウェア指定機能
部36及びダウンロード機能部35及びダウンロードバ
ッファ37に相当している。
【0030】まず、本発明の第1の実施の形態に係るL
ANアダプタについて説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係るLANアダプタの構成及び接続例を
示すブロック図である。尚、図7と同様の構成をとる部
分については同一の符号を付して説明する。本発明の第
1の実施の形態のLANアダプタの接続例としては、図
1に示すように、従来と同様にセンタ1と端末2との間
にLANアダプタ3′を配置し、センタ1とLANアダ
プタ3′間をLANインタフェース4で接続し、端末2
とLANアダプタ3′間をRS232Cインタフェース
5で接続している。
【0031】そして、センタ1の内部は、従来と全く同
様に、LAN接続部11と、センタ通信手順実行機能部
12とが設けられており、端末2の内部も、従来と全く
同様にRS232C接続機能部20と、端末通信手順実
行機能部21とが設けられている。
【0032】センタ1内及び端末2内の各構成部分は、
従来と全く同様であるので、説明を省略するが、但し、
センタ1内のセンタ通信手順実行機能部12が実際に通
信する相手は、従来は端末2内の端末通信手順実行機能
部21であったのに対し、本発明ではLANアダプタ
3′内の端末通信手順エミュレーション機能部33であ
り、また、端末2の端末通信手順実行機能部21が実際
に通信する相手は、従来はセンタ1内のセンタ通信手順
実行機能部12であったのに対し、本発明ではLANア
ダプタ3′内のセンタ通信手順エミュレーション機能部
34である。
【0033】そして、本発明のLANアダプタ3′の内
部は、従来と同様にLAN接続機能部31と、RS23
2C接続機能部32とから構成され、更に本発明の特徴
部分である端末通信手順エミュレーション機能部33
と、センタ通信手順エミュレーション機能部34とデー
タ蓄積バッファ39とが新たに設けられている。
【0034】LANアダプタ3′内の内部構成について
具体的に説明する。LAN接続機能部31と、RS23
2C接続機能部32は、従来と全く同様であるので説明
を省略する。
【0035】端末通信手順エミュレーション機能部33
は、センタ1のセンタ通信手順実行機能部12から送信
してきた通信データを端末2における端末通信手順に従
って受信し、データの中身を解析して、正常に受信でき
た場合には、データ部分を後で述べるデータ蓄積バッフ
ァ39に蓄積すると共に、端末通信手順に従って受信デ
ータに対する応答データを生成し、センタ1のセンタ通
信手順実行機能部12に応答データを送信するものであ
る。
【0036】また、センタ通信手順エミュレーション機
能部34は、後で述べるデータ蓄積バッファ39に蓄積
されたデータを取り出し、センタ1のセンタ通信手順に
従った処理を施して端末2の端末通信手順実行機能部2
1に送信するものである。そして、端末2の端末通信手
順実行機能部21から送信してきた応答データを受信
し、解析する。
【0037】また、データ蓄積バッファ39は、センタ
1のセンタ通信手順実行機能部12から、LANアダプ
タ3′の端末通信手順エミュレーション機能部33に送
信してきた通信データのデータ部分だけを、一時的に保
存し、保存したデータを、端末2の端末通信手順実行機
能部21に送信するために、LANアダプタ3′のセン
タ通信手順エミュレーション機能部34により、読み出
されるものである。
【0038】次に、本発明の第1の形態のLANアダプ
タを用いた通信データの流れについて、図1を使って説
明する。
【0039】まず、矢印bの流れについて説明する。セ
ンタ1のセンタ通信手順実行機能部12より通信データ
が送信されると、センタ1のLAN接続機能部11に通
信データが渡り、LANインタフェース4からLANア
ダプタ3′へ送出される。
【0040】LANアダプタ3′では、LANインタフ
ェース4からの通信データをLAN接続機能部31で受
信し、端末通信手順エミュレーション機能部33で、デ
ータの中身を解析し、正常に受信できている場合には、
受信した通信データをデータ蓄積バッファ39に蓄積す
ると共に、端末通信手順に従って受信データに対応する
応答データを生成する。生成された応答データは、端末
2からの応答データとして、LAN接続機能部31から
LANインタフェース4を経由して、センタ1に送出さ
れる。
【0041】センタ1では、LANインタフェース4か
らの応答データをLAN接続機能部11で受信し、セン
タ通信手順実行機能部12で応答データを解析して、セ
ンタ通信手順に従って、次のデータを送るか、あるいは
もう一度同じデータを再送するかなどの判断を行う。上
記の矢印bに沿った一連の流れを繰り返し実行し、セン
タ−端末間プロトコルに従ったデータ通信を実現してい
る。
【0042】次に、矢印cの流れについて説明する。L
ANアダプタ3′のデータ蓄積バッファ39に、センタ
1からLANアダプタ3′の端末通信手順エミュレーシ
ョン機能部33に送信してきた通信データが蓄積される
と、LANアダプタ3′のセンタ通信手順エミュレーシ
ョン機能部34によって、データ蓄積バッファ39から
蓄積された通信データが取り出され、センタ1からの通
信データとしてRS232C接続機能部32からRS2
32Cインタフェース5を経由して、端末2に送出され
る。
【0043】端末2では、RS232Cインタフェース
5からの通信データを端末2のRS232C接続機能部
20で受信し、端末通信手順実行機能部21で、端末通
信手順に従って受信したデータを処理し、応答データを
生成する。生成された応答データは、RS232C接続
機能部20と、RS232Cインタフェース5を経由し
て、LANアダプタ3′に送出される。
【0044】LANアダプタ3′では、RS232Cイ
ンタフェース5からの応答データをLANアダプタ3′
のRS232C接続機能部32で受信し、センタ通信手
順エミュレーション機能部34で、受信した応答データ
を解析して、センタ通信手順に従って次のデータを送る
か、あるいはもう一度同じデータを再送するかなどの判
断を行う。上記矢印cに沿った一連の流れを繰り返し実
行し、センタ−端末間プロトコルに従ったデータ通信を
実現している。つまり、矢印bのながれと、矢印cの流
れとは、独立して動いていることになる。
【0045】次に、LANアダプタ3′を用いて、セン
タ−端末間プロトコル通信を行った場合の通信時間と、
各部で行う処理について図2を使って説明する。図2
は、LANアダプタ3′を用いた場合の通信時間と処理
の流れを示す遷移図である。まず、センタ1で要求デー
タを生成し、LANアダプタ3′に通信時間T1で、要
求データの送信が行われる。要求データを受信したLA
Nアダプタ3′は、正常に受信できている場合、要求デ
ータをLANアダプタ3′のデータ蓄積バッファ39に
一時保存し、要求データに対する応答データを生成し、
端末2の代わりに代理応答を行う。生成された応答デー
タは、LANアダプタ3′とセンタ1間を通信時間T4
で送信される。センタ1では、応答データを受信し、要
求に対する応答内容の確認を行う。
【0046】一方、LANアダプタ3′では、データ蓄
積バッファ39に蓄積された要求データが、端末2に対
して通信時間T2で送信される。端末2では、要求デー
タに対する応答データが生成され、応答データは、LA
Nアダプタ3′に通信時間T3で送信され、LANアダ
プタ3′で、要求に対する応答内容の確認が行われる。
尚、ここでは、説明を分かり易くするために、各装置で
の処理時間は省略した。
【0047】ここで、センタ1とLANアダプタ3′を
結ぶLANインタフェース4の伝送速度を10Mbps
と仮定すると、端末2とLANアダプタ3′を結ぶRS
232Cインタフェース5の伝送速度は数10Kbps
程度である。このため、通信時間T1、T2、T3、T
4には、通信時間T1<<通信時間T2、通信時間T4
<<通信時間T3の関係が成り立つ。
【0048】しかしながら、センタ1からの要求データ
に対する応答の一連の流れは、センタ1とLANアダプ
タ3′間の通信で成立するため、センタ1における要求
から応答までの処理に要する通信時間はT1+T4であ
り、T1,T4に比べて多大な通信時間となるT2、T
3は、センタ1における要求から応答までの処理時間に
影響せず、極端に処理時間を削減することができる。
【0049】上記に述べた図2では、1つの要求データ
に対するデータの流れを示したが、次に、LANアダプ
タ3′を用いて、複数の要求データを連続的に、センタ
−端末間プロトコル通信する場合の通信時間と、各部で
行う処理について図3を使って説明する。図3は、LA
Nアダプタ3′を用いた場合の通信時間と複数の処理の
流れを示す遷移図である。尚、図3で示したケースは、
センタ1から端末2に向けて連続的にデータ転送するよ
うなケースであり、要求データが送信データに当たり、
応答データがACK又はNAKデータであるようなケー
スが考えられる。
【0050】複数の要求データを連続的に通信する場合
には、図2で説明した一連の流れを繰り返し行うことに
なる。つまり、要求データ1をセンタ1からLANアダ
プタ3′に送信し、LANアダプタ3′で、正常受信の
場合、要求データをLANアダプタ3′のデータ蓄積バ
ッファ39に一時保存し、応答データ1を生成し、セン
タ1に送信する。センタ1で応答データ1を受信する
と、要求データ2を連続して送信し、同様の処理を繰り
返す。要求データがn個ある場合には、この処理をn回
繰り返すことになる。
【0051】一方、LANアダプタ3′では、LANア
ダプタ3′のデータ蓄積バッファ39に蓄積された要求
データ1を取り出し、LAN用データからRS232C
データへデータ変換を行い、要求データ1′として端末
2に送信する。端末2で要求データ1′を受信すると、
応答データ1′を生成し、LANアダプタ3′に送信す
る。データ蓄積バッファ39に連続して蓄積した次の要
求データ2に関しても、同様の処理を繰り返す。データ
蓄積バッファ39に蓄積した要求データがn個ある場合
には、この処理をn回繰り返すことになる。つまり、例
えば、LANアダプタ3′と端末2間は(T2+T3)
のn倍の時間がかかるが、センタ1とLANアダプタ
3′間は、(T1+T4)のn倍の時間で終了すること
になる。
【0052】本発明の第1の実施の形態に係るLANア
ダプタによれば、センタ1とLANアダプタ3′間の通
信においては、LANアダプタ3′内に端末通信手順エ
ミュレーション機能部33を設け、端末2におけるセン
タ1との通信手順をエミュレートし、端末2とLANア
ダプタ3′間の通信においては、LANアダプタ3′内
にセンタ通信手順エミュレーション機能部34を設け、
センタ1における端末2との通信手順をエミュレートし
ているので、センタ1からの通信データや要求データに
対して、端末2からの応答を待たずに、LANアダプタ
3′の端末通信手順エミュレーション機能部33が代理
応答を行うことができるため、従来依存していた、LA
Nアダプタと端末間のRS232C等のシリアルインタ
フェースを用いた通信における多大な通信時間に左右さ
れることがなくなり、センタ1からの要求に対する応答
時間を短くし、センタ1−LANアダプタ3′間の通信
時間を大幅に短縮できる効果がある。
【0053】特に、上記説明した第1の実施の形態を、
図4に示すような構成に用いると、センタ1とLANア
ダプタ3′と端末2の接続において、センタ1とLAN
アダプタ3′の間に公衆回線を含んだ場合に、センタ1
とLANアダプタ3′間の接続時間が短くなるため、公
衆回線の使用時間が短縮され、通信コスト(課金量)を
下げる利点がある。また、公衆回線の代わりに専用回線
を含んだ場合でも、回線を保留している時間が短くなる
ため、回線を他の用途に使用でき、回線効率が向上する
効果がある。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る
LANアダプタを使ったセンタ−端末間の接続の例を示
す図である。
【0054】また、上記説明では、センタ1がLANイ
ンタフェースを有し、端末2がRS232Cインタフェ
ースを有する場合で説明したが、その逆であっても同様
に説明できることは明らかである。
【0055】上記説明した第1の実施の形態に係るLA
Nアダプタ3′は、センタ通信手順エミュレーション機
能部34及び端末通信手順エミュレーション機能部33
が、センタ1及び端末2の各通信手順に対応して予め固
定的に設定された機能を有しているため、異なる通信手
順のセンタ1及び端末2との間では、用いることができ
ず、汎用性に欠けている。
【0056】そこで、LANアダプタに汎用性を持たせ
た、本発明の別の実施の形態(第2の実施の形態)につ
いて説明する。本発明の第2の実施の形態に係るLAN
アダプタは、図1に示したセンタ1または端末2に、セ
ンタ−端末間プロトコルをエミュレーションするソフト
ウェアをダウンロードソフトウェアとして配置すること
により、そのエミュレーションソフトウェアをLANア
ダプタにダウンロードして、端末通信手順エミュレーシ
ョン機能部やセンタ通信手順エミュレーション機能部を
アップデートすることを可能とし、特定のセンタ−端末
間プロトコル(通信手順)だけでなく、様々なセンタ−
端末間のプロトコルをエミュレーションすることを実現
するものである。
【0057】まず、本発明の第2の実施の形態に係るL
ANアダプタについて、センタからエミュレーションソ
フトウェアをダウンロードする場合の例(第1の例)
で、図5を使って説明する。図5は、本発明の第2の実
施の形態に係るLANアダプタの構成及び第1の接続例
と周囲の装置の構成例を示すブロック図である。尚、図
1(第1の実施の形態の構成図)と同様の構成をとる部
分については同一の符号を付して説明する。
【0058】本発明の第2の実施の形態に係るLANア
ダプタの構成及び第1の接続例としては、センタからL
ANアダプタにおけるエミュレーションソフトウェアを
ダウンロードする場合であり、図5に示すように、セン
タ1′と端末2との間にLANアダプタ3″を配置し、
センタ1′とLANアダプタ3″間をLANインタフェ
ース4で接続し、端末2とLANアダプタ3″間をRS
232Cインタフェース5で接続している。
【0059】そして、センタ1′の内部には、従来のセ
ンタ1と同様の部分であるLAN接続機能部11と、セ
ンタ通信手順実行機能部12に加えて、第2の実施の形
態の特徴部分である、ダウンロード機能部13と、ダウ
ンロードソフトウェア指定機能部14と、ダウンロード
ソフトウェア15が設けられている。
【0060】センタ1′内の各構成部分について具体的
に説明するが、LAN接続機能部11と、センタ通信手
順実行機能部12は、従来又は第1の実施の形態のセン
タ1と同様であるため説明を省略し、第2の実施の形態
のセンタ1′の特徴部分についてのみ説明する。
【0061】ダウンロードソフトウェア指定機能部14
は、端末2側の通信手順に対応して、LANアダプタ
3″がダウンロードすべきセンタ−端末間プロトコルエ
ミュレーションソフトウェアを指定するもので、実際に
は、後に述べるLANアダプタ3″のダウンロードソフ
トウェア指定機能部36との間で、LAN接続機能部1
1とLAN接続機能部31とを介して指定するものであ
る。
【0062】ダウンロード機能部13は、ダウンロード
ソフトウェア指定機能部14によって指示されたセンタ
−端末間プロトコルエミュレーションソフトウェアを、
後に述べるダウンロードソフトウェア15から読み出
し、後に述べるLANアダプタ3″のダウンロード機能
部35と通信しながら、LANアダプタ3″にダウンロ
ードするものである。
【0063】また、ダウンロードソフトウェア15は、
端末2側の通信プロトコルに対応した1つ又は複数のセ
ンタ−端末間プロトコルエミュレーションソフトウェア
を記憶している記憶部であり、ダウンロードソフトウェ
ア指定機能部14によって指示されたセンタ−端末間プ
ロトコルエミュレーションソフトウェアが、ダウンロー
ド機能部13により読み出されて、LANアダプタ3″
のダウンロード機能部35に向けてダウンロードされる
ものである。
【0064】また、端末2の内部には、RS232C接
続機能部20と端末通信手順実行機能部21が設けられ
ている。これらは、すべて第1の実施の形態の端末2と
同様であるため説明は省略する。
【0065】また、本発明の第2の実施の形態にかかる
LANアダプタ3″の内部には、第1のLANアダプタ
3と同様の部分であるLAN接続機能部31と、RS2
32C接続機能部32と、端末通信手順エミュレーショ
ン機能部33′と、センタ通信手順エミュレーション機
能部34′と、データ蓄積バッファ39とに加えて、第
2のLANアダプタの特徴部分である、ダウンロード機
能部35と、ダウンロードソフトウェア指定機能部36
と、ダウンロードバッファ37とが設けられている。
【0066】LANアダプタ3″内の各構成部分につい
て具体的に説明するが、LAN接続機能部31と、RS
232C接続機能部32と、データ蓄積バッファ39
は、第1のLANアダプタと同様であるため説明を省略
し、第2のLANアダプタの特徴部分についてのみ説明
する。
【0067】端末通信手順エミュレーション機能部3
3′は、第1のLANアダプタと同様、センタ1′のセ
ンタ通信手順実行機能部12から送信されてきた通信デ
ータを端末2における端末通信手順に従って受信し、デ
ータの中身を解析して、正常に受信できた場合には、デ
ータ部分を後で述べるデータ蓄積バッファ39に蓄積す
ると共に、端末通信手順に従って受信データに対する応
答データを生成し、センタ1のセンタ通信手順実行機能
部12に応答データを送信するものである。但し、第2
のLANアダプタの端末通信手順エミュレーション機能
部33′は、固定的に設定された通信手順のエミュレー
ションを行うのではなく、後に述べるLANアダプタ
3″のダウンロード機能部35によりセンタ1′側から
ダウンロードし、後に述べるLANアダプタ3″のダウ
ンロードバッファ37に格納されたエミュレーションソ
フトウェアの内、端末通信手順エミュレーションソフト
ウェアの部分で、随時置き換えて動作させることを可能
とするものである。
【0068】また、センタ通信手順エミュレーション機
能部34′も、第1のLANアダプタと同様、LANア
ダプタ3″のデータ蓄積バッファ39に蓄積されたデー
タを取り出し、センタ1′のセンタ通信手順に従った処
理を施して、端末2の端末通信手順実行機能部部21に
送信し、端末通信手順実行機能部21から送信された応
答データを受信し解析するものである。但し、第2のL
ANアダプタのセンタ通信手順エミュレーション機能部
34′は、固定的に設定された通信手順のエミュレーシ
ョンを行うのではなく、後に述べるLANアダプタ3″
のダウンロード機能部35によりセンタ1′側からダウ
ンロードし、後に述べるLANアダプタ3″のダウンロ
ードバッファ37に格納されたエミュレーションソフト
ウェアの内、センタ通信手順エミュレーションソフトウ
ェアの部分で、随時置き換えて動作させることを可能と
するものである。
【0069】ダウンロードソフトウェア指定機能部36
は、センタ1′のダウンロードソフトウェア指定機能部
14から送信される、LANアダプタ3″がダウンロー
ドすべきセンタ−端末間プロトコルエミュレーションソ
フトウェアの指示を受け取るものである。
【0070】ダウンロード機能部35は、ダウンロード
ソフトウェア指定機能部36を介して、センタ1′のダ
ウンロードソフトウェア指定機能部14により指定され
た、センタ1′内に置かれたダウンロードソフトウェア
15を、センタ1′のダウンロード機能部13と通信し
ながら、LANアダプタ3″にダウンロードして、後に
述べるダウンロードバッファ37に格納する。そして、
ダウンロードが完了したなら、ダウンロードバッファ3
7に格納されたソフトウェアを、端末通信手順エミュレ
ーションソフトウェアとセンタ通信手順エミュレーショ
ンソフトウェアに分割して、それぞれ、LANアダプタ
3″の端末通信手順エミュレーション機能部33′とセ
ンタ通信手順エミュレーション機能部34′にインスト
ールするものである。
【0071】ダウンロードバッファ37は、LANアダ
プタ3″のダウンロード機能部35により、センタ1′
からダウンロードしてきたセンタ−端末間プロトコルエ
ミュレーションソフトウェアを記憶する記憶部である。
【0072】次に、本発明の第2の形態のLANアダプ
タ3″及び第1の接続例におけるセンタ1′、端末2の
動作について図5を用いて説明する。
【0073】まず、センタ1′からLANアダプタ3″
へダウンロードソフトウェアをダウンロードする場合の
処理の流れについて説明する。センタ1′のダウンロー
ドソフトウェア指定機能部14は、LANアダプタ3″
のダウンロードソフトウェア指定機能部36とLANイ
ンタフェース4を介して通信し、LANアダプタ3″が
ダウンロードすべきセンタ−端末間プロトコルエミュレ
ーションソフトウェア名を指定してLANアダプタ3″
に送信する(矢印d)。
【0074】そして、センタ1′のダウンロード機能部
13は、ダウンロードソフトウェア指定機能部14が指
定したセンタ−端末間プロトコルエミュレーションソフ
トウェアをダウンロードソフトウェア15から読み出し
て、LANアダプタ3″のダウンロード機能部35と通
信しながらLANアダプタ3″にダウンロードし、LA
Nアダプタ3″のダウンロード機能部35が、ダウンロ
ードされたエミュレーションソフトウェアをダウンロー
ドバッファ37に格納する(矢印e)。
【0075】そして、LANアダプタ3″へのダウンロ
ードが完了すると、ダウンロード機能部35は、LAN
アダプタ3″のダウンロードバッファ37に格納された
ソフトウェアを、端末通信手順エミュレーションソフト
ウェアとセンタ通信手順エミュレーションソフトウェア
に分割して、それぞれLANアダプタ3″の端末通信手
順エミュレーション機能部33′と、センタ通信手順エ
ミュレーション機能部34′にインストールする。これ
により、センタ1′のダウンロードソフトウェア15か
らダウンロードしたエミュレーションソフトウェアは、
LANアダプタ3″の端末通信手順エミュレーション機
能部33′と、センタ通信手順エミュレーション機能部
34′として動作することができる。
【0076】その結果、センタ1′のセンタ通信手順実
行機能部12とLANアダプタ3″の端末通信手順エミ
ュレーション機能部33′との間で、指定された通信手
順に従ったセンタ−端末間プロトコルが実現され(矢印
b′)、また、LANアダプタ3″のセンタ通信手順エ
ミュレーション機能部34′と端末2の端末通信手順実
行機能部21との間で、指定された通信手順に従ったセ
ンタ−端末間プロトコルが実現される(矢印c′)こと
になる。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態に係るL
ANアダプタについて、端末からエミュレーションソフ
トウェアをダウンロードする場合の例(第2の例)で、
図6を使って説明する。図6は、本発明の第2の実施の
形態に係るLANアダプタの構成及び第2の接続例と周
囲の装置の構成例を示すブロック図である。尚、図1
(第1の実施の形態の構成図)及び図5(第2の実施の
形態の第1の例)と同様の構成をとる部分については同
一の符号を付して説明する。
【0078】本発明の第2の実施の形態に係るLANア
ダプタの構成及び第2の接続例としては、端末からエミ
ュレーションソフトウェアをダウンロードする場合であ
り、図6に示すように、全体としては、図5と同様で、
センタ1と端末2′との間にLANアダプタ3″を配置
し、センタ1とLANアダプタ3″間をLANインタフ
ェース4で接続し、端末2′とLANアダプタ3″間を
RS232Cインタフェース5で接続している。
【0079】そして、センタ1の内部には、LAN接続
機能部11と、センタ通信手順実行機能部12とが設け
られている。これらは、すべて従来のセンタ1と同様で
あるため説明は省略する。
【0080】また、端末2′の内部には、従来の端末2
と同様の部分であるRS232C接続機能部20と、端
末通信手順実行機能部21に加えて、第2の実施の形態
の特徴部分である、ダウンロード機能部23と、ダウン
ロードソフトウェア指定機能部24と、ダウンロードソ
フトウェア25が設けられている。
【0081】端末2′の各構成部分について具体的に説
明するが、RS232C接続機能部20と、端末通信手
順実行機能部21は、従来又は第1の実施の形態の端末
2と同様であるため説明を省略し、第2の実施の形態の
端末2′の特徴部分についてのみ説明する。
【0082】ダウンロードソフトウェア指定機能部24
は、センタ1側の通信手順に対応して、LANアダプタ
3″がダウンロードすべきセンタ−端末間プロトコルエ
ミュレーションソフトウェアを指定するもので、実際に
は、後に述べるLANアダプタ3″のダウンロードソフ
トウェア指定機能部36との間で、RS232C接続機
能部20とRS232C接続機能部32を介して指定す
るものである。
【0083】ダウンロード機能部23は、ダウンロード
ソフトウェア指定機能部24によって指示されたセンタ
−端末間プロトコルエミュレーションソフトウェアを、
後に述べるダウンロードソフトウェア25から読み出
し、LANアダプタ3″のダウンロード機能部35と通
信しながら、LANアダプタ3″にダウンロードするも
のである。
【0084】また、ダウンロードソフトウェア25は、
センタ1側の通信プロトコルに対応した1つ又は複数の
センタ−端末間プロトコルエミュレーションソフトウェ
アを記憶している記憶部であり、ダウンロードソフトウ
ェア指定機能部24によって指示されたセンタ−端末間
プロトコルエミュレーションソフトウェアが、ダウンロ
ード機能部23により読み出されて、LANアダプタ
3″のダウンロード機能部35に向けてダウンロードさ
れるものである。
【0085】また、図6に示したLANアダプタ3″の
内部の構成は、図5に示したものと全く同様であり、但
し、ダウンロード機能部35及びダウンロードソフトウ
ェア指定機能部36の通信相手が、端末2′のダウンロ
ード機能部23及びダウンロードソフトウェア指定機能
部24である点だけが図5のLANアダプタ3″との違
いであるので、詳細な説明は省略する。
【0086】次に、本発明の第2の形態のLANアダプ
タ3″及び第2の接続例におけるセンタ1、端末2′の
動作について図6を用いて説明する。
【0087】まず、端末2′からLANアダプタ3″へ
ダウンロードソフトウェアをダウロードする場合の処理
の流れについて説明する。端末2′のダウンロードソフ
トウェア指定機能部24は、LANアダプタ3″のダウ
ンロードソフトウェア指定機能部36とRS232Cイ
ンタフェース5を介して通信し、LANアダプタ3″が
ダウンロードすべきセンタ−端末間プロトコルエミュレ
ーションソフトウェア名を指定してLANアダプタ3″
に送信する(矢印d′)。
【0088】そして、端末2′のダウンロード機能部2
3は、ダウンロードソフトウェア指定機能部24が指定
したセンタ−端末間プロトコルエミュレーションソフト
ウェアをダウンロードソフトウェア25から読み出し
て、LANアダプタ3″のダウンロード機能部35と通
信しながらLANアダプタ3″にダウンロードし、LA
Nアダプタ3″のダウンロード機能部35が、ダウンロ
ードされたエミュレーションソフトウェアをダウンロー
ドバッファ37に格納する(矢印e′)。
【0089】そして、LANアダプタ3″へのダウンロ
ードが完了すると、LANアダプタ3″のダウンロード
機能部35は、LANアダプタ3″のダウンロードバッ
ファ37に格納されたソフトウェアを、端末通信手順エ
ミュレーションソフトウェアとセンタ通信手順エミュレ
ーションソフトウェアに分割して、それぞれLANアダ
プタ3″の端末通信手順エミュレーション機能部33′
と、センタ通信手順エミュレーション機能部34′のソ
フトウェアにインストールする。これにより、端末2′
のダウンロードソフトウェア25からダウンロードした
エミュレーションソフトウェアは、LANアダプタ3″
の端末通信手順エミュレーション機能部33′と、セン
タ通信手順エミュレーション機能部34′として動作す
ることができる。
【0090】その結果、センタ1のセンタ通信手順実行
機能部12とLANアダプタ3″の端末通信手順エミュ
レーション機能部33′との間で、指定された通信手順
に従ったセンタ−端末間プロトコルが実現され(矢印
b′)、また、LANアダプタ3″のセンタ通信手順エ
ミュレーション機能部34′と端末2′の端末通信手順
実行機能部21との間で、指定された通信手順に従った
センタ−端末間プロトコルが実現される(矢印c′)こ
とになる。
【0091】尚、上記説明では、センタ−端末間プロト
コルをエミュレーションするソフトウェアをセンタ又は
端末の何れかに持たせ、一方からダウンロードするよう
に説明したが、センタ、端末双方のエミュレーションソ
フトウェアに整合性がとれていれば、各々のサイトから
エミュレーションソフトウェアをダウンロードしても構
わない。但し、そうした場合には、双方のソフトウエア
のダウンロードが完了し、インストールが完了した時点
で運用を開始するよう、タイミング調整が必要である。
【0092】本発明の第2の実施の形態に係るLANア
ダプタによれば、センタ1′または端末2′に置かれた
センタ−端末プロトコルエミュレーションソフトウェア
を、センタ1′または端末2′のダウンロードソフトウ
ェア指定機能部(14または24)からLANアダプタ
3″のダウンロードソフトウェア指定機能部36を介し
て指定し、センタ1′または端末2′のダウンロード機
能部(13または23)が、ダウンロードソフトウェア
(15又は25)からエミュレーションソフトウェアを
読み込んで、LANアダプタ3″のダウンロード機能部
35と通信しながらダウンロードして、ダウンロード機
能部35がダウンロードバッファ37に格納し、更に各
エミュレーションソフトウェアを端末通信手順エミュレ
ーション機能部33′及びセンタ通信手順エミュレーシ
ョン機能部34′にインストールして動作させるので、
ハードウェアを変更することなく、一つのLANアダプ
タで様々なセンタ−端末間プロトコルを柔軟にエミュレ
ートすることができ、汎用的に使用可能とする効果があ
る。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、センタにLAN接続す
るLANインタフェースと、端末にシリアル回線接続す
るシリアルインタフェースとを有し、センタと端末との
通信インタフェース変換を行うLANアダプタであり、
センタとLANアダプタとの通信においては、端末にお
けるセンタとの通信手順をエミュレートし、端末とLA
Nアダプタとの通信においては、センタにおける端末と
の通信手順をエミュレートするLANアダプタとしてい
るので、センタからのデータあるいは要求に対して、端
末からの応答なしにLANアダプタが端末の代理応答を
行うため、センタからの要求に対する応答時間を短くす
ることができる効果がある。
【0094】また、本発明によれば、エミュレートする
端末におけるセンタとの通信手順、及びセンタにおける
端末との通信手順を、センタ又は端末からダウンロード
するLANアダプタとしているので、ハードウェアを変
更することなくLANアダプタのセンタ−端末間プロト
コルのエミュレーションソフトウェアをダウンロードし
直すことによって、様々なセンタ−端末間に汎用的に使
用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るLANアダプ
タの構成及び接続例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るLANアダプ
タを用いた場合の通信時間と処理の流れを示す遷移図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るLANアダプ
タを用いた場合の通信時間と複数の処理の流れを示す遷
移図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るLANアダプ
タを使ったセンタ−端末間の接続の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るLANアダプ
タの構成及び第1の接続例と周囲の装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るLANアダプ
タの構成及び第2の接続例と周囲の装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図7】従来のLANアダプタの構成及び接続例を示す
ブロック図である。
【図8】従来のLANアダプタを用いた場合の通信時間
と処理の流れを示す遷移図である。
【図9】従来のLANアダプタを用いた場合の通信時間
と複数の処理の流れを示す遷移図である。
【符号の説明】
1、1′…センタ、 2、2′…端末、 3,3′,
3″…LANアダプタ、4…LANインタフェース、
5…RS232Cインタフェース、 11…LAN接続
機能部、 12…センタ通信手順実行機能部、 20…
RS232C接続機能部、 21…端末通信手順実行機
能部、 31…LAN接続機能部、 32…RS232
C接続機能部、 33,33′…端末通信手順エミュレ
ーション機能部、 34,34′…センタ通信手順エミ
ュレーション機能部、 39…データ蓄積バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタにLAN接続するLANインタフ
    ェースと、端末にシリアル回線接続するシリアルインタ
    フェースとを有し、前記センタと前記端末との通信イン
    タフェース変換を行うLANアダプタであって、 前記センタと前記LANアダプタとの通信においては、
    前記端末における前記センタとの通信手順をエミュレー
    トし、前記端末と前記LANアダプタとの通信において
    は、前記センタにおける前記端末との通信手順をエミュ
    レートすることを特徴とするLANアダプタ。
  2. 【請求項2】 センタにLAN接続するLANインタフ
    ェースと、端末にシリアル回線接続するシリアルインタ
    フェースとを有し、前記センタと前記端末との通信イン
    タフェース変換を行うLANアダプタであって、 LANとの送受信を行うLAN接続機能手段と、シリア
    ル回線との送受信を行うシリアル回線接続機能手段と、
    前記センタと前記端末との間の送受信データを一時的に
    記憶するデータ記憶手段と、前記LAN接続機能手段を
    介してセンタから受信したデータを前記データ記憶手段
    に記憶させ、前記センタに対し端末側の通信手順をエミ
    ュレートして通信を行う端末通信手順エミュレーション
    機能手段と、前記データ記憶手段に記憶されたデータを
    前記シリアル回線接続機能手段を介して端末に送信し、
    端末に対してセンタ側の通信手順をエミュレートするセ
    ンタ通信手順エミュレーション機能手段とを有すること
    を特徴とするLANアダプタ。
  3. 【請求項3】 エミュレートする、端末におけるセンタ
    との通信手順、及びセンタにおける端末との通信手順
    を、前記センタ又は前記端末からダウンロードすること
    を特徴とする請求項1記載のLANアダプタ。
  4. 【請求項4】 外部から指定されるエミュレートする通
    信手順の種類の情報に従ってエミュレーションソフトウ
    ェアをダウンロードするダウンロード手段を設け、端末
    通信手順エミュレーション機能手段及びセンタ通信手順
    エミュレーション機能手段が、前記ダウンロードされた
    エミュレーションソフトウェアで動作する手段であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のLANアダプタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104796571A (zh) * 2014-01-20 2015-07-22 柯尼卡美能达株式会社 图像处理系统、图像形成装置、中继装置及中继方法
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